4月から健康保険が変わりました

NO. 67
ユ ニ ーグ ル ープ 健 康 保 険 組 合
平成
28年
5月号
4月から健康保険が変わりました
急速な少子高齢化など、
日本は大きな環境変化に直面しています。誰もが安心して医療を受けることができる
「国民皆保険」を将来にわたり持続可能なものとするために、平成27年5月に医療保険制度改革関連法が成立し、
平成28年度から健康保険制度が下記の項目について変更となります。
紹介状なしの大病院受診に
追加負担が義務付け
4月
から
入院時の食事代の引き上げ
4月
から
在宅で療養する人との負担の公平の観点から、
入院時の食事代が段階的に引き上げられます。
紹介状なしで500床以上および特定機能病院を受診
したときは、医療費の他に一定額の追加負担の徴収が
義務付けられました。
◆入院時の食事代(1食あたり・患者負担額)
平成28年3月まで
平成28年3月まで
260円
200床以上の病院の場合
各病院が設定した特別料金
1日につき直近12ヵ月間の
標準報酬月額の平均額の1/30
平成
10 28年
月か
ら
短時間労働者の健康保険適用拡大
「兄姉」の
被扶養者認定について
同居要件撤廃
「1週間の所定労働時間が20時間以上」
「月額賃金
88,000円以上(年収106万円以上)」
「 勤務期間1年
以上」
をすべて満たす短時間労働者
(パート・アルバイト)
について、健康保険の加入が義務付けられます
(従業員
501人以上の事業所が対象。学生は除く)。
兄・姉を被扶養者にする場合、現在は、収入
要件以外に、
被保険者と同居していることも条件
となっています。
10月からは、
同居していなくても、
収入要件等を満たせば、被扶養者として認定
されることがあります。
※ユニーグループ健保で対象となる適
用事業所は、
ユニー㈱、㈱さが美、㈱
サークルKサンクス、
㈱パレモの4社
の見込みです。詳しくは各事業所の
人事ご担当者様にお尋ねください。
4月から
にも
その他 正が
改
こんな した
ま
れ
行わ
2/3に
相当する額
平成28年4月から
※低所得者等の負担額は据え置き
これから施行される制度変更
病気やケガ、
出産で仕事を休み、
給料をもらえ
ないときは、
健保組合に申請すれば
「傷病手当金」
「出産手当金」
が支給されることがあります。
その
算定方法が変わりました。
1日につき標準報酬月額の1/30
平成30年4月から
460円
500床以上および特定機能病院の場合
5,000円以上(再診時2,500円以上)の特別料金
から
平成28年3月まで
360円
200床以上500床未満の病院の場合
各病院が設定した特別料金
4月
◆傷病手当金・出産手当金の支給額
平成28年4月から
平成28年4月から
傷病手当金・出産手当金の
算定方法見直し
2/3に
相当する額
標準報酬月額・標準賞与額の
上限引き上げ
4月
保険料の計算の基礎となる標準報酬月額に
3等級追加され、50等級となりました。また、
標準賞与額の年間上限額が573万円に引き
上げられました。
標準報酬月額の
最高等級
標準賞与額の
年間上限額
平成28年
3月まで
121万円
(47等級)
540万円
平成28年
4月から
139万円
(50等級)
573万円
海外療養費の申請方法見直し
医療費(診療報酬)の改定
「国内未承認の医薬品等を保険外併用療養※として使用した
「海外療養費」
の申請には、
「療養費支給申請
医療機関の診療や薬の価格は、実情に応じ
れました。
これにより申出から承認までの期間が、従来の6∼7ヵ
ポートなど海外渡航の事実を確認できる書類」
がスタート
「患者申出療養」
い」
などの患者のニーズに応えるため、
「患者申出療養」
が創設さ
月から6週間(前例がある医療の場合は2週間)
に短縮されます。
※健康保険が適用されない医療を受けたとき、
一定の条件を満たす医療で
あれば、保険が適用される医療については保険診療となるしくみ
定期健康診断
★
が
(特定健康診査 )
始まりました!
健康診断は忘れずに
必ず受診しましょう!
★特定健康診査
書」
「 医療費の明細書」に加え、新たに「パス
「海外の医療機関に照会を行うことの同意書」
が必要になりました。
から
て2年に1回見直されることが決まっています。今
年はその改定の年にあたり、
4月から医療費や
薬の値段が一部変わりました。
医科・歯科・調剤の価格 +0.49%
薬の価格
−1.33%
全体では
−0.84%
年に一度の定期健康診断を受診する時期になりました。労働者が健康診断を受診することは
「労働安全衛生法」
(第66条)
に定められており、
ユニーグループ各社でも就業規則で
「必ず受診
しなければならない」
ことが定められています。定期的に健康状態をチェックし、病気の早期発見
を行うことを目的とした大切な健診ですので、必ず受診しましょう!
「高齢者の医療の確保に関する法律」
により、健保組合は40歳以上の方に特定健康診査を実施することが義務付けられて
います。
定期健康診断を受診すれば、
特定健康診査を受けたことになりますので、
必ず受診していただきますようお願いします。
2016 . 5 .16 発 行 ユニーグループ健 康 保 険 組 合
編集発行責任者:吉田雄彦