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コスメハーベスト® パシフローラ

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コスメハーベスト® パシフローラ
サーカディアンリズム調整による CE 成熟化剤
コスメハーベスト
®
パシフローラ
Passiflora Incarnata Extract
〒493-8001 愛知県一宮市北方町沼田 1 番地
TEL: (0586) 86-5141 FAX: (0586) 86-6191
URL http://www.oryza.co.jp/
E-mail: [email protected]
コスメハーベスト® パシフローラ
目 次
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
はじめに
概日リズムと皮膚
パッションフラワーエキスの概日リズム調整作用
概日リズムと色ムラ
角層とコーニファイドエンベロープ(CE)
概日リズムと CE の成熟化
パッションフラワー
コスメハーベスト® パシフローラの成分
有効性評価
9-1 スクリーニング試験
9-1-1 角化細胞におけるペルオキシソーム増殖活性化受容体
(PPAR)の mRNA 発現
9-1-2 角化細胞におけるインボルクリンの mRNA 発現
9-1-3 角化細胞におけるフィラグリンの mRNA 発現
9-1-4 CE 成熟促進作用
9-1-5 角化細胞におけるエンドセリンの mRNA 発現抑制作用
9-1-6 抗酸化作用
9-2 ヒトモニター試験
9-2-1 水分+油分の改善試験
9-2-2 キメ改善試験
9-2-3 赤み改善試験
9-2-4 色素沈着改善試験
9-2-5 肌色の鮮やかさ改善試験
9-2-6 肌の色ムラ改善試験
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4
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28
29
10. 安定性試験
10-1 長期安定性試験
10-2 pH 安定性試験
10-3 熱安定性試験
11. 相溶性試験
12. 毒性安全性試験
13. 推奨企画とガイド処方
13-1
13-2
13-3
13-4
処方例 1:
処方例 2:
処方例 3:
処方例 4:
14. 製品規格
15. 表示名称
16. その他
16-1 荷姿
16-2 保管条件
17. 参考文献
ナイトクリーム / FMCC-476 改
エッセンス / FLG-04A 改
モイスチャークリーム / FEX-07 改
オールインワンジェル /AIG-1-10 改
34
35
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39
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42
44
44
44
44
45
コスメハーベスト® パシフローラ
1.
はじめに
私たちが朝起きてから一定時間経つと眠くなり、眠ってから一定時間経つと自然と目覚める
のは生体がリズムを刻んでいるからであると言えます。このリズムは概日リズム(サーカディアンリ
ズム)と呼ばれ、起床・就寝の他にも血圧・体温・ホルモン分泌の変動も例として挙げられます。
このように生物は体内に時計を持っているかのように 1 日の生命活動の周期を持っています。こ
れは厳密に 1 日(24 時間)ではないため、我々の身体は光や温度、食事などの刺激によって
このリズムをリセットし、実時間の環境(昼夜)に適応しています。
しかし、本来は正しい時間に与えられるはずの刺激(光や温度、食事、ストレス)が寝る間際
のスマートフォンや PC の使用によるブルーライト、深夜帯の食事、交代制勤務による夜間勤務
などによって誤った時間帯への刺激になると体内リズムが乱れ、昼夜のメリハリが低下する現
象が起きています(図 1)。実際に 24 時間営業の施設として挙げられるコンビニはここ 30 年ほ
どで驚くほど店舗数が増えており(図 2)、いつでも食事を摂ることができることに加え、明るい店
舗からの光刺激を受ける環境となっています。それに伴い、平均睡眠時間も減少していること
から、人々の生活は夜型に移行していることがうかがえ、昼夜のメリハリも低下しています(図 3)。
総務省「平成 26 年通信利用動向調査」より
図 1 情報通信端末の世帯保有率の推移
-1-
コスメハーベスト® パシフローラ
60,000
国内店舗数
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
2015
2013
2011
2009
2007
2005
2003
2001
1999
1997
1995
1993
1991
1989
1987
1985
1983
0
一般財団法人 日本フランチャイズチェーン協会
HP より
図 2 コンビニエンスストア店舗数の推移
NHK 国民生活調査 2010 より出典
図 3 日本人の睡眠時間の短縮化と夜 10:00 までの就寝率の推移
-2-
コスメハーベスト® パシフローラ
2.
概日リズムと皮膚
概日リズムは皮膚にも備わっており、昼間の活動時は外出する事が多く、紫外線や気温差
などの外的ストレスに曝露されやすいため、皮膚はダメージを受けやすく、夜間の安静時は昼
間に受けたダメージの修復を行っていると言われています(図 4)。つまり、睡眠時間が短いと、
皮膚の修復時間が短くなり、昼間に受けたダメージをリセットする事が出来なくなり、肌荒れや
化粧ノリが悪いなどの悪影響を及ぼすと考えられています。
そこで、乱れがちな体内リズムに対し、昼夜のメリハリをはっきりさせ、夜間に皮膚がダメージ
修復やダメージに備える因子の産生に専念できるように促すことができれば、肌の調子を整える
手助けができるのではないかと考え、本製品の開発を開始しました。
皮膚の修復
皮膚防御因子の産生
外部刺激によるダメージ
図 4 肌の昼夜の役割
-3-
コスメハーベスト® パシフローラ
3.
パッションフラワーエキスの概日リズム調整作用
弊社、食品開発部ではパッションフラワーエキスの概日リズムに及ぼす影響を実験しました。
概日リズムを制御する遺伝子を時計遺伝子といい,日中(活動期)に発現量が増加する
Per2 (Period circadian clock 2)や Cry1 (Cryptochrome circadian clock 1),夜間(休息期)
に発現量が増加する Bmal1 (Brain and Muscle Arnt-like 1)が主たる指標としてよく観察されま
す(図 5)。
Per2、Cry1
相対的発現量
Bmal1
昼
夜
昼
図 5 時計遺伝子の相対的発現量
夜
時間
実験方法は以下の通りです。概日リズムを同調したマウス線維芽細胞(NIH3T3)にパッショ
ンフラワーエキス(PFE)を終濃度 100 µg/mL になるように添加し、添加後 0、4、8、12、16、20、
24 時間後の mRNA 発現量を測定しました。各データは内因性コントロール(-actin)の発現
量で補正しました。その結果、Per2 は添加 20 時間後に、Cry1 は添加 24 時間後に mRNA
発現のピークを迎え、PFE 群ではコントロールと比較し有意に増加しました(図 6)。
以上の結果より、日中の活動時に発現が増加する Per2、Cry1 の発現量がパッションフラワ
ーエキス添加により増加したということは、パッションフラワーエキスは昼夜のメリハリをはっきりさ
せる作用を有すると示唆されます。昼夜のメリハリをはっきりさせることで、体内リズムの乱れが
修正され、生体は本来の活動を十分に発揮することが可能となります。肌においても昼間の紫
外線などのダメージから守る保護能力、夜間の修復・産生能力が十分発揮されることが期待
されます。
-4-
コスメハーベスト® パシフローラ
ピーク
a
コントロール
パッションフラワーエキス
ピーク
b
コントロール
パッションフラワーエキス
図 6 パッションフラワーエキスによる Per2(a)、Cry1(b)の mRNA 発現量の経時変化
平均値±標準誤差(n=4) *: p<0.05, **: p<0.01 v.s.コントロール
出典: オリザ油化株式会社 パッションフラワーエキス (食品用) カタログより引用
-5-
コスメハーベスト® パシフローラ
4.
概日リズムと色ムラ
前述しましたように概日リズムと肌は密接な関係にあり、概日リズムが乱れると肌の保護能力
や、修復・産生能力が落ち、様々な肌の悩みに繋がっていきます。
年齢を重ねるごとにお肌の細胞機能や新陳代謝が徐々に低下してしまうのは自然の摂理
ですが、ここにプラスして、20 代からの不規則な生活による概日リズムの乱れによって、シミやシ
ワ、毛穴の凹凸、たるみ、色ムラなど、肌の悩みは1つではなく複合的になってきます。これらの
悩みは見た目年齢を大きく左右する要因でもあり、その中でも“肌の色ムラ”が見た目年齢を上
げてしまう最も大きな要因と言えます。ファンデーションやコンシーラー等を使用して、色ムラを隠
すこともできますが、やはり素肌からどうにかして色ムラを改善したいというのが多くの女性の願
いであると思います。
下の写真は色ムラの多い肌と色ムラの少ない肌の比較です。編集により明るさを+10 にして、
色ムラ状態も比較しました。色ムラの多い肌では明るさを上げても色ムラが目立っていますが、
色ムラの少ない肌では明るさを上げることで、肌が綺麗に見えることが分かります(図 7)。
色ムラの多い肌
色ムラの少ない肌
編集なし
明るさ+10
図 7 肌の色ムラ量と目立ちやすさの比較
-6-
コスメハーベスト® パシフローラ
そして、肌に色ムラができる原因として、次の要素が挙げられます。
[肌の乾燥による色ムラ]
空気が乾燥すると、肌の角質の水分が失われたり、肌のバリア機能が低下したりします。この
状態になると肌を守ろうとする機能が働き、皮膚の基底層で急速に角質を作り始めます。古い
角質がまだ剥がれ落ちないうちに新しい角質がどんどんできてしまうターンオーバーの乱れによ
って、角質層が厚くなってしまいます(過角化)。この本来剥がれ落ちるべき古い角質が何層も
重なってしまうことで、真皮の肌色が見えなくなり、“古い角質の濃い色だけが見えている状態
=色ムラ”となります。
[肌のキメの粗さによる色ムラ]
肌の乾燥と肌のキメの粗さは関連しています。肌のターンオーバーの乱れによって、角質の
厚さが部分的に不均一になることはキメを粗くする原因の一つです。部分的にキメが粗くなると
光の反射も不均一となり、“肌の色が部分的に異なっているように見える=色ムラ”となります。
[炎症(赤み)による色ムラ]
ニキビや刺激による炎症によって肌の一部、あるいは炎症部周辺一帯が“赤みを帯びてしまう
=色ムラ”となります。炎症に伴い、肌荒れもさらに進行し、炎症が同じ箇所で慢性化すること
によってメラニンが過剰に生成されやすくなったりと肌が黒ずんでいきます。
[血行不良による色ムラ]
血行不良が起きると肌に酸素や栄養が運ばれにくくなり、老廃物も溜まりがちになってきます。
その結果、くすみのような暗い部分が出来上がってしまい、健常な角質細胞も育たず肌荒れに
も繋がっていきます。また、血液自体の色が暗く濁るため、“肌の色がくすんで見える=色ムラ”
となります。
角質層が薄くなっている部位では、毛細血管が拡張することによって赤みもでてきます。
[色素沈着による色ムラ]
色素沈着は紫外線などの外部からの刺激や、ホルモンバランスの乱れ、ストレスや睡眠不
足などの内部からの刺激が原因で起こります。年齢を重ねると肝斑や小さなシミ、色素沈着
など、これらの面積が大きくなり、“肌が暗く汚れた印象に見える=色ムラ”となります。
肌の色ムラを改善することで見た目年齢を下げ、さらにメイク映えも良くなることが期待できます。
この肌の色ムラの原因として挙げた肌の乾燥、肌のキメの粗さは皮膚最外層に存在してい
る角層の状態に左右されます。そして、この角層において、乾燥とキメに関与している因子とし
てコーニファイドエンベロープ(CE)が挙げられます。また、コーニファイドエンベロープが上手く
形成されていると菌やほこりなどの肌内部への侵入を阻止出来るため、ダメージ軽減にもコー
ニファイドエンベロープは貢献しています。
-7-
コスメハーベスト® パシフローラ
5.
角層とコーニファイドエンベロープ(CE)
皮膚の最外層には、わずか 20 ミクロンの薄さの角層が外界との境界を形成しています。角
層は外界からの異物侵入を防ぐバリア機能を担っているほか、生体内の水分保持機能という
生物学的に重要な役割を担っています。その構造はよくブロックとモルタルに例えられるようにブ
ロックに相当する角質細胞と、モルタル部分の細胞間脂質により構成されています。角質細
胞内にはケラチン線維で満たされており、またケラチン線維のほかに前述の水分保持機能に
重要な役割を演じているアミノ酸を主体とした天然保湿因子(NMF)も含まれています(図 8)。
CE 結合脂質
インボルクリン
ケラチンパターン
ロリクリン
NMF
角層
細胞間脂質
CE: コーニファイドエンベロープ
ケラトヒアリン顆粒
顆粒層
ケラチン線維
図 8 角層内部の構成成分
一方、モルタル部分の細胞間脂質はセラミド、コレステロール、遊離脂肪酸などから構成さ
れており、油層と水層の繰り返し構造(ラメラ構造)で組織されています。これらの脂質の量的、
あるいは質的な変化や配向の乱れによりバリア機能が大きく変化することから、細胞間脂質が
角層のバリア機能に重要な役割を演じていると考えられています。
角質を形成するためには、まず角化細胞が基底膜で細胞分裂を行い、ケラチンを産生し分
化、成熟しながら上層へ移行します。この時ケラチンは、基底膜付近においてはケラチン 5 と
ケラチン 14 が、有棘層や顆粒層ではケラチン 1 とケラチン 10 がそれぞれペアを形成します。
顆粒層のケラチン線維は、角化(keratinization)する際にフィラグリンタンパクと凝集し、ケラチ
ンパターンに劇的に形態変化をとげます。顆粒細胞内のケラトヒアリン顆粒にはフィラグリンの
前駆物質であるプロフィラグリンが多量に存在し、角化するときに脱リン酸化などの作用により
フィラグリンに分解されます。遊離されたフィラグリンは、角質細胞の細胞質内でケラチン線維を
凝集させたのち角層上層でアミノ酸などに分解されます。
-8-
コスメハーベスト® パシフローラ
角質細胞の構造で、最近着目されているのが、コーニファイドエンベロープ (Cornified
Envelope: CE, 角化肥厚膜、辺縁体、角化外膜とも言われています。)です。CE はインボルク
リンやロリクリンなどの様々なタンパク質同士が架橋し、不溶化して形成されるもので、角質細
胞を包む袋状の構造となっています(図 9)。
CE 結合脂質
インボルクリン
NMF
ロリクリン
ケラチンパターン
図 9 コーニファイドエンベロープ(CE)の構成成分
CE を構成する前駆体タンパク質は、表皮ケラチノサイトの分化に従って有棘層上層から顆
粒層にかけて発現します。有棘細胞で作られるインボルクリンや顆粒細胞で作られるロリクリン
が主な構成成分であり、これらのタンパクが十分に作られ、さらにトランスグルタミナーゼなどの
酵素によって次々に架橋されることで袋状の CE が形成されます。また、この CE 中に存在して
いるケラチンパターンやアミノ酸等がこの CE に包み込まれることが CE の成熟化といえます(図
10)。CE が成熟化しその周りの細胞間脂質と相まって強固なバリア機能となりますが、睡眠不
足や日中に紫外線を多量に浴びた肌では夜間に十分な細胞分裂、分化、ケラチン、インボル
クリン、ロリクリンなどのタンパク合成が不足することにより、CE が未成熟となり、バリア機能が
低下します。
図 10 コーニファイドエンベロープの形成過程
-9-
コスメハーベスト® パシフローラ
6.
概日リズムと CE の成熟化
概日リズムと角質細胞に関わる研究は最近になって行われており、合津ら 1)によって、角質
細胞が角化するにあたり顆粒層においてケラチン線維がフィラグリンと共に凝集しケラチンパタ
ーンを形成しますが、このフィラグリン遺伝子が 24 時間周期のリズム性を持って発現が増減す
ることを見出しています。従ってフィラグリン産生を促進して健常な皮膚の状態を維持するために
は、単純にフィラグリン産生を高めたり、乾燥によるフィラグリン産生の低下を抑制するだけでは
なく、リズム性を考慮してフィラグリン産生を促進することが重要であると述べています。
弊社では概日リズムを調整する作用を持つパッションフラワーエキスを用いて、皮膚に及ぼ
す影響を下記の試験を行うことで確認しました。
①
②
③
④
④
⑤
角化細胞におけるペルオキシソーム増殖活性化受容体(PPAR)の発現量
フィラグリンの mRNA 発現量
インボルクリンの mRNA 発現量
CE 成熟度評価
炎症に伴うエンドセリンの mRNA の発現量
抗酸化関連遺伝子の mRNA 発現量
- 10 -
コスメハーベスト® パシフローラ
7.
パッションフラワー (和名: チャボトケイソウ)
今回、我々が注目した原料は、学名が
Passiflora incarnate L.であるパッションフラワー
の 1 種で、部位は全草を使用しています。製品
名の「コスメハーベスト ® パシフローラ」は学名
の Passiflora を採用しました。英名では Purple
Passionflower と呼ばれており、その花が時計の
形に似ていることから日本ではチャボトケイソウと
も呼ばれています。
原産地は北・中南米の熱帯・亜熱帯地方と
言われています 2)。
南米の先住民で古くから民間薬として使用されていたパッションフラワーの歴史は古く、1569
年スペインの医師のモナルデスが、ペルーでヨーロッパでは未知だったパッションフラワーを見
つけました。現地の先住民がパッションフラワーをどのように民間薬として使用しているかを記録
してヨーロッパに持ち帰ったことで、鎮静作用の高いハーブティーとしてヨーロッパに普及しまし
た。また、メキシコと南米を征服したスペイン人が、メキシコの先住民からパッションフラワーの使
用方法を学び、その後ヨーロッパで広め、栽培もされるようになりました。1800 年代中ごろの南
米の先住民は、パッションフラワーの根を強壮に、葉を打撲や頭痛などの痛みを緩和するため
使用し、この鎮静剤としての使用方法は米国にも普及しています。パッションフラワーには、「植
物性トランキライザー(精神安定剤)」とも呼ばれる強い鎮静作用があり、ヨーロッパでは古くか
ら不眠症などに使用されてきています。
- 11 -
コスメハーベスト® パシフローラ
8.
コスメハーベスト® パシフローラの成分
コスメハーベスト® パシフローラは、下記に示すフラボン配糖体が多くを占めており、中でもア
ピゲニンの 6C-グルコシドであるイソビテキシンを最も多く含有しています 3)。イソビテキシンは、南
アフリカ原産のルイボスにも含まれ、安眠作用を有していると言われています。
弊社コスメハーベスト ® パシフローラで使用しているパッションフラワー(チャボトケイソウ)は、
ヨーロッパ局方に収載されているハーブであり、緊張や興奮を緩和する精神安定作用、鎮静
作用に優れているとあります。弊社で行った時計遺伝子の発現を調べた結果においても、昼
夜のメリハリを付けることが確認できたため、フラボン配糖体がその活性中心であると推察でき
ます。
パッションフラワーから複数のフラボノイド配糖体が報告されていますが、弊社では改めて成
分の単離を行い、京都薬科大学と構造解析を行った結果、図 11 に示す成分を構造決定い
たしました。
OH
OH
HO
O
O
HO
OH
HO
O
OH
HO
OH
O
O
HO
HO
O
OH
O
OH
OH
O
HO
HO
OH
Isovitexin
Isovitexin-O-gulcoside
HO
OH
OH
OH
HO
OH
O
HO
OH
OH
O
OH
HO
HO
O
O
O
HO
HO
OH
OH
OH
O
O
Vitexin
Schaftoside
HO
OH
OH
OH
OH
HO
OH
O
OH
HO
HO
HO
O
O
O
HO
OH
HO
OH
O
OH
OH
O
O
HO
Isoschaftoside
Homoorientin
図 11 パッションフラワーの含有成分
- 12 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9.
有効性評価
パッションフラワー(チャボトケイソウ)には、イソビテキシンを中心としたフラボン配糖体を含んで
おり、これらが概日リズムにメリハリを付ける作用を弊社の実験で明らかにしました。概日リズムに
メリハリを付けることで、日中に紫外線等から受けた肌ダメージを夜間によりよく修復し、角層の
乱れを補正できるのではないかとの考えにより、CE 成熟化因子であるインボルクリン・フィラグリ
ン発現遺伝子促進作用、皮膚バリア機能構築を促進するペルオキシソーム増殖活性化受
容体 PPAR の発現作用を in vitro で検証した後、肌への有効性を確かめるべく in vivo 試験
を実施し、コスメハーベスト® パシフローラの化粧品学的機能性を評価しました。
9-1 スクリーニング試験
9-1-1 角化細胞におけるペルオキシソーム増殖活性化受容体(PPAR)の mRNA 発現
試料
パッションフラワーエキスを最終濃度 100、300 µg/mL になるよう試験に用いました。パッショ
ンフラワーエキス濃度 100、300 µg/mL はコスメハーベスト® パシフローラ濃度 1.67%および
5%に相当します。
試験方法
ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)を 12 well plate に播種し、24 時間培養後、パッションフラワ
ーエキス(Passionflower Extract : PFE)を終濃度 100、300 µg/mL になるように添加し、さらに
24 時間培養しました。培養後、細胞を回収し、RNA を抽出し、得られた RNA から cDNA を
作成し、定量型 PCR 法により、PPAR、PPARの mRNA 発現量を定量しました。それぞれの
データは内因性コントロール(-actin)の発現量で補正した後、スチューデントの t 検定によって、
有意差検定を行いました。
結果
パッションフラワーエキスを添加することにより、PPAR、PPARの mRNA 発現量が増加す
ることが確認できました(図 12)。
図 12 PPAR(左)、PPAR(右)の mRNA の発現量
平均値±標準誤差(n=4) *: p<0.05, **: p<0.01
- 13 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-1-2 角化細胞におけるインボルクリンの mRNA 発現
試料
パッションフラワーエキスを最終濃度 100、300 µg/mL になるよう試験に用いました。パッショ
ンフラワーエキス濃度 100、300 µg/mL はコスメハーベスト® パシフローラ濃度 1.67%および
5%に相当します。
試験方法
ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)を 12 well plate に播種し、24 時間培養後、パッションフラワ
ーエキス(Passionflower Extract : PFE)を終濃度 100、300 µg/mL になるように添加し、さらに
24 時間培養しました。培養後、細胞を回収し、RNA を抽出し、得られた RNA から cDNA を
作成し、定量型 PCR 法により、インボルクリンの mRNA 発現量を定量しました。それぞれのデー
タは内因性コントロール(-actin)の発現量で補正した後、スチューデントの t 検定によって、有
意差検定を行いました。
結果
パッションフラワーエキスを添加することにより、インボルクリンの mRNA 発現量が増加するこ
とが確認できました(図 13)。
図 13 インボルクリンの mRNA の発現量
平均値±標準誤差(n=4) *: p<0.05, **: p<0.01
- 14 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-1-3 角化細胞におけるフィラグリンの mRNA 発現
試料
パッションフラワーエキスを最終濃度 100、300 µg/mL になるよう試験に用いました。パッショ
ンフラワーエキス濃度 100、300 µg/mL はコスメハーベスト® パシフローラ濃度 1.67%および
5%に相当します。
試験方法
ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)を 12 well plate に播種し、24 時間培養後、パッションフラワ
ーエキス(Passionflower Extract : PFE)を終濃度 100、300 µg/mL になるように添加し、さらに
24 時間培養しました。培養後、細胞を回収し、RNA を抽出し、得られた RNA から cDNA を
作成し、定量型 PCR 法により、フィラグリンの mRNA 発現量を定量しました。それぞれのデータ
は内因性コントロール(-actin)の発現量で補正した後、スチューデントの t 検定によって、有意
差検定を行いました。
結果
パッションフラワーエキスを添加することにより、フィラグリンの mRNA 発現量が増加すること
が確認できました(図 14)。
図 14 フィラグリンの mRNA の発現量
平均値±標準誤差(n=4) *: p<0.05, **: p<0.01
- 15 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-1-4 CE 成熟促進作用
前項よりコーニファイドエンベロープ(CE)関連因子であるインボルクリン、フィラグリンの遺伝子
発現増加作用が確認できました。よって、ヒトモニター試験により CE が上手く形成され、成熟し
ているかを確認しました。
試料
コスメハーベスト ® パシフローラ 5%に、30%濃度に調製したプロパンジオール水溶液を
95%混合し、コスメハーベスト® パシフローラ ローションとして試験に供しました。
試験原理
皮膚より採取した試料から、可溶性物質を除去することによりコーニファイドエンベロープ
(cornified envelope, CE)を単離し、その成熟度を CE の成熟に伴う性状変化に基づいて評価
します 4)。架橋と修飾を伴うインボルクリン抗原性の消失を免疫染色により評価し、脂質あるい
はタンパク質の結合による疎水性の獲得を Nile red 染色性により評価し、未熟 CE と成熟 CE
の識別が可能です 5)。
試験方法
あらかじめ文書にて同意を得た 24 歳から 55 歳の男女(男性 1 名、女性 2 名)3 名を被験
者としました。被験者には朝晩の毎日 2 回約 1 mL のローションを顔全体と左足膝下に塗布
していただき、塗布前と塗布開始から 3 週間後の各部位の角層をセロハンテープでテープス
トリッピングし、サンプリングしました。
角層が接着したテープを細切し、dissociation buffer (2% SDS-20 mM dithiothreitol-5 mM
EDTA-0.1 M Tris-HCl (pH8.5)) 1 mL に浸し、90℃、10 分間、加熱する。テープ基剤を残し
て分散液のみを別の tube に移して、遠心分離(4,000 g, 10 分間)し上清を捨てました。沈渣(不
溶物)に新しい dissociation buffer 1 mL を加えて、前述の加熱と遠心を合計 4 回繰り返し、
可溶性物質を徹底的に除去しました。得られた沈渣を CE としました。
CE に適当量の dissociation buffer を加えて分散させ、スライドグラスに滴下し、風乾した後、
冷アセトン(マイナス 20℃、10 分間)にて固定しました。PBS にて水和した後、3% BSA-PBS に
てブロッキングを行いました(室温、1 時間)。ブロッキング後、抗インボルクリン抗体(Spring
Bioscience, 1:100 in 3% PBS)にて 4℃、一晩静置しました。その後、洗浄し、蛍光標識抗ウ
サギ抗体(Alexa 488, Life technologies, 1:100 in 3% PBS)にて室温、1 時間と順次染色を行
いました。洗浄後、Nile red 染色液(3 µg/mL in 75% glycerol)を数滴滴下して封入し、蛍光
顕微鏡で観察しました。
未熟 CE ではインボルクリンの抗原性が高く、免疫染色による緑色の蛍光が強くなりますが、
成熟 CE では CE 結合脂質等の架橋や脂質付加によりインボルクリンの抗原性が低下するた
め、免疫染色による蛍光は弱くなります。また、Nile red は疎水的な環境下で蛍光を発する色
素です 6)。成熟 CE では CE 結合脂質等により高度な疎水性を獲得しているため、未熟 CE
に比べて Nile red 染色により、強い赤い蛍光を発します。
- 16 -
コスメハーベスト® パシフローラ
結果および考察
塗布前を 3 週間後の免疫染色写真を比較すると、3 週間後の方が赤い蛍光を発する組織
が多くなっているように見えます(図 15)。赤い蛍光が強いということは成熟 CE の割合が多くな
っていると言え、コスメハーベスト® パシフローラ配合ローションは CE の成熟を促進することが
期待できると思われます。また、細胞実験における CE 関連因子であるインボルクリン、フィラグ
リンの遺伝子発現増加の試験結果とも一致する結果となりました。
N.A(男性 55 歳)
塗布前
3 週間後
顔
左足
図 15 角層の蛍光画像(緑色:抗インボルクリン抗体、赤色:ナイルレッド染色)
- 17 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-1-5
角化細胞におけるエンドセリンの mRNA 発現抑制作用
試料
パッションフラワーエキスを最終濃度 100、300 µg/mL になるよう試験に用いました。パッショ
ンフラワーエキス濃度 100、300 µg/mL はコスメハーベスト® パシフローラ濃度 1.67%および
5%に相当します。
試験方法
ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)を 12 well plate に播種し、24 時間培養後、パッションフラワ
ーエキス(Passionflower Extract : PFE)を終濃度 100、300 µg/mL になるように添加し、さらに
24 時間培養しました。培養後、培地を PBS に交換し、50 mJ/cm2 の UVB を照射しました。照
射後、再度各濃度に調製した PFE 添加培地に交換し、24 時間培養しました。培養後、細胞
を回収し、RNA を抽出し、得られた RNA から cDNA を作成し、定量型 PCR 法により、エンド
セリン 1 の mRNA 発現量を定量しました。それぞれのデータは内因性コントロール(-actin)の
発現量で補正した後、スチューデントの t 検定によって、有意差検定を行いました。
結果および考察
Endothelin mRNA 発現量 (/β-actin)
UVB 照射により、ケラチノサイトにおいてエンドセリン 1 の mRNA 発現量が増加しました。エ
ンドセリンはケラチノサイトから分泌され、メラノサイトへメラニン生成の情報伝達に使用される物
質です。つまり、UVB 照射が刺激となり、ケラチノサイトがメラノサイトへメラニン生成の情報伝
達を行ったことが分かります。しかし、PFE を 300 µg/mL 添加しておくと、エンドセリン 1 の mRNA
発現量が減少していたため、PFE 添加により、メラニンによる色素沈着を抑制する可能性が考
えられます(図 16)。
図 16 エンドセリン 1 の mRNA 発現量
平均値±標準誤差(n=4) **: p<0.05, **: p<0.01
- 18 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-1-6
抗酸化作用
紫外線やストレスなどの刺激によって、体内では活性酸素が発生します。皮膚において、活
性酸素は前述の色素沈着の原因となるエンドセリンを角化細胞に産生するよう指令を出す他
に、活性酸素自体も皮膚内部にダメージを与えます。これにより、皮膚内部では炎症を起こし
たり、皮膚に弾力を与えているコラーゲンやエラスチンなどを破壊するため、ハリのない、シワの
できやすい肌になる可能性があります。そこで、パッションフラワーエキスの抗酸化作用につい
て、弊社、食品開発部での研究を紹介します。
パッションフラワーエキスの抗酸化作用を確認するため、概日リズムを同調させたマウス線維
芽細胞(NIH3T3)にパッションフラワーエキスを終濃度 100 µg/mL になるよう添加し、16 時間
培養しました。培養後、細胞を回収し、抗酸化関連酵素(GPx1、SOD1)の遺伝子発現量を
測定しました。その結果、GPx1、SOD1 ともにコントロール群と比較しパッションフラワーエキス
群は mRNA 発現を有意に増加しました(図 17)。この結果より,皮膚においてパッションフラワ
ーエキスは紫外線やストレスなどによって発生する活性酸素から肌を守る作用(肌の老化抑
制)を高める効果が期待されます。
図 17 GPx1(左)と SOD1(右)の mRNA 発現量
平均値±標準誤差(n=4) **: p<0.01
出典: オリザ油化株式会社 パッションフラワーエキス (食品用) カタログより引用
- 19 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2 ヒトモニター試験
あらかじめ文書にて同意を得た 22 歳から 62 歳の男女(男性 8 名、女性 8 名)16 名を被
験者としました。また、被験者 16 名を性別・年齢を考慮して、プラセボ群 8 名、エキス群 8 名
へとランダムに振り分け、試験を実施しました(単純盲検試験)。プラセボ群の被験者には、朝
晩の毎日 2 回約 1 mL のプロパンジオールローション、エキス群の被験者には、朝晩の毎日
2 回約 1 mL のコスメハーベスト® パシフローラ ローションを顔全体に塗布して頂き、塗布前と
塗布開始から 4 週間後の肌の状態を各項目で測定しました。
測定条件は室温 24±2℃、湿度 58±2%に調整した部屋にて 15 分間馴化後に行い、試験
開始は 2016 年 6 月 29 日より 4 週間行いました。
①水分+油分の改善
②キメ改善
③赤み改善
④色素沈着改善
⑤肌色の鮮やかさ改善
⑥肌の色ムラ改善
③、④、⑤、⑥、についてはロボスキンアナライザーCS50 (株式会社 インフォワード)を用いま
した。
試料
コスメハーベスト ® パシフローラ 5%に、30%濃度に調整したプロパンジオール水溶液を
95%混合し、コスメハーベスト® パシフローラ ローション(エキス群)として試験に供しました。プ
ラセボ群は、コスメハーベスト® パシフローラを配合していない 30%プロパンジオール水溶液を
プロパンジオールローションとして用い、プラセボ群とし供しました。
- 20 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-1
水分+油分の改善試験
試験方法
油分水分測定器 WSK-P500U(株式会社 ウエイブサイバー製)を用
いて、水分値、及び油分値を測定し、肌質改善効果を測定しました。
水分値は 0-100 の数値で表します。機器のセンサー部分を直接肌に
押し当てることで肌の静電容量を判別し、水分を表す値として計測しています。生理食塩水そ
のものを継続した状態を「飽和した状態(100)」、まったく水分が存在しない状態を「水分がゼロ
の状態(0)」としています。
油分値も水分値と同様、0-100 の数値で表します。機器のセンサー部分を肌に直接押し当
てることで圧延された油分を屈折率により判別し、面積で測定しています。全面を油分が覆っ
た状態を「油分が飽和した状態(100)」、まったく油分が存在しない状態を「油分がゼロの状態
(0)」としています。
測定した水分値と油分値のバランスで肌質を評価し (表 1)、評価ランクを 3 つの肌質に分
類しました(A-C を通常肌、D-F を乾燥肌、G を脂性肌)。また、肌質評価のランクを点数化す
ることで、試験前と 4 週間後の比較も行いました。
表1
評価
肌質評価表と分布図
水分範囲 油分範囲
A
B
C
D
E
F
G
81-99
66-99
41-80
0-40
41-99
0-65
0-99
100
41-50
31-50
16-40
0-15
0-30
16-50
51-99
説明
点数
理想的な状態
ほぼ良い状態
水、脂分が不足気味ではあるが、バランスは良い
分泌不足
水、脂分のバランスが良くない(脂が不足)
水、脂分のバランスが良くない(水が不足)
分泌過剰
7点
6点
5点
4点
3点
2点
1点
A, B, C → 通常肌
D, E, F → 乾燥肌
G
→ 脂性肌
油分値
油分量(相対値)
100
0
0
0
水分量(相対値)
0
100
-水分値
21 -
100
コスメハーベスト® パシフローラ
試験結果および考察
被験者 16 名において、測定した水分値、及び油分値から肌質の評価を行い、試験前
(before)と 4 週間後(after)で比較しました。コスメハーベスト® パシフローラが配合されているエ
キス配合群では、脂性肌、乾燥肌が、通常肌に改善される傾向が確認できました(図 18)。
また、評価ランクを数値化し、各群の改善率と改善率の平均値をそれぞれ算出しました。プ
ラセボ群の平均値を 1 としたとき、各群の平均値を比較すると、エキス群は、プラセボ群より 13
倍の改善度を示す結果となりました(図 19)。この結果から、コスメハーベスト® パシフローラは
水分と油分のバランスを整え、肌質を改善することが期待できます。
100
エキス群
50
50
油分量(相対値)
60
40
30
20
40
30
20
10
10
0
0
40
50
60
70
80
90
100
40
50
60
70
80
90
100
水分量(相対値)
水分量(相対値)
… before
… after
図 18 肌質(水分量・油分量)の分布の比較
改善度
(before を 1 としたとき)
油分量(相対値)
プラセボ群
60
13 倍
図 19 肌質改善作用(改善度)
- 22 -
… before
… after
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-2
キメ改善試験
試験方法
マイクロスコープで、左目尻の横周辺の皮膚を撮影しました。モ
ノクロ画像中における暗部を皮溝、明部を皮丘とし、暗部明部を
それぞれコンピュータにより強調処理し、二値化した結果が、一辺
0.4mm の正三角形のきめモデルに近ければ近いほど 100 点満
点中の高い点となるように計測します。
試験結果および考察
被験者 16 名において、測定したキメ値を試験前(before)と 4 週間後(after)で比較し、改善
率をそれぞれ算出しました。それぞれの改善率を比較すると、プラセボ群では、キメを整える作用
が確認できませんでしたが、コスメハーベスト® パシフローラが配合されているエキス群では、
有意にキメを改善しました(表 2、図 20)。この結果から、コスメハーベスト® パシフローラにはキ
メを整える作用があると言えます。
表2
プラセボ群
キメ改善作用(画像比較)
before
after
before
after
改善率(%)
K.I.
(27)
M
エキス群
Y.T.
(33)
M
肌のキメが整っている部分を認識し、
肌色にあらわしているため、肌色部分が
多いほど、キメが整っていると言えます。
- 23 -
図 20
キメ改善作用
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-3 赤み改善試験
試験方法
ロボスキンアナライザーで赤みの改善効果を測定しました。カ
ラー画像(RGB)の 3 次元空間の中において“赤みを含む肌色
部位群”と“赤みおよび色素沈着を含まない地肌部位群”との
2 群を定義し、この群間を繋ぐベクトルを基準として画像の色情
報をモノクロ化した画像における濃淡により、赤みを検出してい
ます。赤みが検出された部分は炎症や、ニキビが発症してい
る場所と考えました。
写真例
試験結果および考察
被験者 16 名において、測定した赤み面積を試験前(before)と 4 週間後(after)で比較し、
改善率をそれぞれ算出しました。それぞれの改善率を比較すると、プラセボ群では、8 名中 3 名
しか赤みの改善作用が確認できませんでしたが、コスメハーベスト ® パシフローラが配合され
ているエキス群では、8 名中 7 名において、赤みの改善が認められ、有意に赤みを改善しまし
た(表 3、図 21、図 22)。この結果から、コスメハーベスト® パシフローラには、炎症を抑え、肌
の赤みを改善する作用が期待できます。
- 24 -
コスメハーベスト® パシフローラ
表3
赤み改善作用の比較
プラセボ群(8 名)
被験者
年齢
性別
赤み (面積)
before
after
改善率 (%)
Y.Y.
24
女
687
964
-40.32
K.I.
26
男
2416
2615
-8.24
T.H.
26
男
1562
1721
-10.18
H.F.
29
女
864
994
-15.04
Y.F.
29
男
1583
1222
22.80
A.Y.
30
女
957
842
12.02
E.N.
43
女
759
861
-13.44
S.I.
58
男
1920
1512
21.25
1343.5
1341.38
-3.89
Ave.
エキス群(8 名)
被験者
年齢
性別
赤み (面積)
before
after
改善率 (%)
M.K.
24
女
2049
1942
5.22
Y.M
25
女
1244
817
34.32
S.T.
26
男
1953
1533
21.50
E.W.
28
女
1000
1098
-9.80
N.S.
28
男
1248
1225
1.84
Y.T.
33
男
449
418
6.90
T.K.
45
男
2021
1596
21.03
T.S.
52
女
906
558
35.10
1358.75
1152.13
14.52
Ave.
- 25 -
コスメハーベスト® パシフローラ
プラセボ群
面積
エキス群
改善率(%)
図 21 赤み改善作用の比較
図 22 赤み改善作用(改善率)
- 26 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-4
色素沈着改善試験
試験方法
ロボスキンアナライザーで色素沈着部位の改善効果を測定しました。カラー画像(RGB)に存
在する色の 3 要素の中で、特に「BLUE(青)」の信号成分に色素沈着の分布が強く観察でき
ます。したがって、この BLUE 信号を用いて作成されたモノクロ画像における濃淡と形状的特
長により、色素沈着を定義しています。
下記の写真のようにカラー写真では色素沈着の度合いが明確ではありませんが、モノクロ
写真において、周辺部位に比べて「やや暗い部分」と「暗い部分」として縁辺を検出できる対
象物のうち、サイズが 1.2mm2 以上の連続した領域を「色素沈着部位」として検出しています。
画像例
色素沈着の例
やや暗い
暗い
カラー写真(鼻付近)
モノクロ写真(鼻付近)
試験結果および考察
被験者 16 名において、測定した色素沈着の個数を試験前(before)と 4 週間後(after)で比
較し、改善率と改善率の平均値をそれぞれ算出しました。プラセボ群の平均値を 1 としたとき、
各群の平均値を比較すると、コスメハーベスト® パシフローラが配合されているエキス群は、プ
ラセボ群より 1.54 倍の改善度を示す結果となりました(表 4、図 23)。この結果より、コスメハー
ベスト® パシフローラには色素沈着改善作用が期待できます。
表 4 色素沈着改善作用の比較
before
after
改善度
(before を 1 としたとき)
プラセボ群
S.I.
(58)
M
エキス群
before
after
1.54 倍
E.W.
(28)
F
図 23 色素沈着改善作用(改善度)
- 27 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-5 肌色の鮮やかさ改善試験
試験方法
右図のように、左右眼下頬部に計 40 の計測領域を設け
て計測領域ごとに色味の 3 項目を計測し、計測結果を低-
高に並べたときの中間の 20 領域の平均値を計測結果とし
ています。
彩やかさとは、色の彩やかさを示す数値です。この数値で
血行とくすみの評価が行えます。数値が低い場合は、角質
層が厚くなり、肌の血行が見えにくくなったことにより、肌が黒
ずんでいることを表します。数値が高い場合は、肌の血行が良く、くすみがない状態を表します。
試験結果および考察
被験者 16 名において、測定した肌の彩やかさ度を試験前(before)と 4 週間後(after)で比
較し、改善率と改善率の平均値をそれぞれ算出しました。プラセボ群の平均値を 1 としたとき、
各群の平均値を比較すると、コスメハーベスト® パシフローラが配合されているエキス群は、プ
ラセボ群より 1.5 倍の改善率を示す結果となりました(表 5、図 24)。よって、コスメハーベスト®
パシフローラによる肌の彩やかさ改善が期待できます。
表 5 彩やかさ改善作用(写真比較)
プラセボ群
before
after
改善度
(before を 1 としたとき)
Y.Y.
(24)
F
エキス群
before
after
E.W.
1.5 倍
(28)
F
図 24 彩やかさ改善作用(改善度)
- 28 -
コスメハーベスト® パシフローラ
9-2-6
肌の色ムラ改善試験
前述のヒトモニター試験結果よりコスメハーベスト® パシフローラは肌の色ムラの要因となる
乾燥、キメの粗さ、炎症による赤み、色素沈着、血行不良の改善効果が見られました。
よって、実際に肌の色ムラが改善されているかを確認するため、ロボスキンアナライザーにて
撮影した高画質の顔写真を用いて、肌の色ムラ度の解析を行いました。
試験方法
肌の色ムラ度の解析方法 7)
ロボスキンアナライザーにて撮影した高画質の写
真から右頬部を 20mm×25mm の範囲で切り出し
ました。その切り出した写真をグリッド線にて 100 マ
スに分割し、それぞれのマス目の中心点の RGB
値を計測しました。得られた 100 マス分の RGB 値
において、それぞれの標準偏差を算出した後、下
記の式により、被験者 16 名それぞれの“色ムラ度”
を計算しました。RGB 値のそれぞれの標準偏差
は、それぞれ R 値のバラつき、G 値のバラつき、B
値のバラつきを示すため、各標準偏差を乗ずることで、“全体のバラつき度=肌の色ムラ度”と
しました。
(肌の色ムラ度)=(R 値の標準偏差)×(G 値の標準偏差)×(B 値の標準偏差)
A
B
C
D
明るさの平均:A=B=C=D
標 準 偏 差:A<B<C<D
上記 A~D における 100 マスの色の平均は同等です。しかし、色の濃淡と分布の違いによっ
て、全体の色のバラつき幅が異なってきます(バラつき幅の大きさ A<B<C<D)。肌においてもこ
のように色の分布によって、色ムラが発生し、見た目に影響します。
- 29 -
コスメハーベスト® パシフローラ
試験結果および考察
被験者 16 名において、写真から解析した肌の色ムラ度を試験前(before)と 4 週間後(after)
で差をとり、各群における平均値を算出しました。コスメハーベスト® パシフローラが配合されて
いるエキス群は 8 人中 7 名に改善が見られ、改善度の平均値は-38.2 ポイントでした。プラセ
ボ群は 8 人中 1 人しか改善が見られず、改善の平均値は+57.5 でした(表 6、表 7、図 25、図
26、図 27)。また、被験者それぞれの R 値、G 値、B 値の最大値・最小値の差をとって試験前
と 4 週間後で比較したところ、エキス群では差が縮まっていました。これらの結果から、プラセボ
群では色ムラ度が増加しましたが、エキス群では色ムラ度が有意に減少し、肌の色ムラを軽減
したと言えます。
表6
肌の色ムラ改善作用の比較
プラセボ群(8 名)
被験者
年齢
性別
色ムラ度
before
after
改善度
(before と after の差)
Y.Y.
24
女
201.52
242.72
+41.20
K.I.
26
男
162.94
219.16
+56.22
T.H.
26
男
219.98
281.41
+61.43
H.F.
29
女
180.33
279.48
+99.15
Y.F.
29
男
253.24
258.12
+4.88
A.Y.
30
女
67.36
138.47
+71.11
E.N.
43
女
84.03
53.41
-30.62
S.I.
58
男
242.76
399.07
+156.31
176.52
233.98
+57.46
Ave.
エキス群(8 名)
被験者
年齢
性別
色ムラ度
before
after
改善度
(before と after の差)
M.K.
24
女
163.60
152.41
-11.19
Y.M
25
女
349.89
311.10
-38.79
S.T.
26
男
157.80
85.79
-72.01
E.W.
28
女
161.55
125.89
-35.66
N.S.
28
男
290.35
228.06
-62.29
Y.T.
33
男
295.89
281.36
-14.53
T.K.
45
男
240.47
148.68
-91.79
T.S.
52
女
209.84
230.46
+20.62
233.67
195.47
-38.2
Ave.
- 30 -
コスメハーベスト® パシフローラ
エキス群から抜粋
被験者
S.T.
年齢
性別
男
26
色ムラ度
改善度
before
after
(before と after の差)
157.80
85.79
-72.01
After
Before
色ムラ度
MAX:207
MAX:202
差
差
22
min:185
マス目
マス目
MAX:202 ⇔ min:189
MAX:207 ⇔ min:185
色ムラ度
13
min:189
MAX:164
MAX:162
差
差
35
25
min:139
min:127
マス目
マス目
MAX:162 ⇔ min:127
色ムラ度
MAX:162
min:123
MAX:164 ⇔ min:139
MAX:159
25
39
min:127
マス目
マス目
MAX:159 ⇔ min:127
MAX:162 ⇔ min:123
図 25
差
差
肌の色ムラ(RGB 値のバラつき)の前後比較
- 31 -
コスメハーベスト® パシフローラ
表 7 肌の色ムラ改善作用(写真比較)
プラセボ群
before
after
before
H.F.
S.I.
(29)
(58)
F
M
219.98 → 281.41
after
242.76 → 399.07
エキス群
before
after
before
Y.M.
T.K.
(26)
(45)
F
M
349.89 → 311.10
240.47 → 148.68
エキス群
色ムラ度
プラセボ群
色ムラ度
after
図 26 肌の色ムラ改善の比較
- 32 -
コスメハーベスト® パシフローラ
200
色ムラ度
(before と after の差)
** p<0.01
150
S.I
100
H.F
50
A.Y
T.H
K.I
Y.Y
T.S
0
Y.F
M.K
Y.T
E.N
Y.M
E.W
-50
**
N.S
S.T
T.K
-100
プラセボ群
エキス群
図 27 肌の色ムラ改善作用(改善度)
考察
これらの結果から①皮膚バリア機能構築を促進するペルオキシソーム増殖活性化受容体
PPAR の遺伝子発現増加、コーニファイドエンベロープ形成因子であるインボルクリン、フィラグ
リンの遺伝子発現増加に起因する肌の水分・油分調整、肌のキメ改善、②UV 等の外部刺
激により産生されるエンドセリンの遺伝子発現抑制に起因する色素沈着改善、③GPx や
SOD の遺伝子発現増加による抗酸化作用に起因する炎症による赤み改善、肌色の鮮やか
さ改善、これらの作用がヒトモニター試験においても、作用が観察され、結果的に肌の色ムラ
改善作用も観察することが出来ました。
よって、コスメハーベスト® パシフローラにはコーニファイドエンベロープ形成因子の産生、肌
の色ムラ改善作用が期待できます。
- 33 -
コスメハーベスト® パシフローラ
10.
安定性試験
10-1 長期安定性試験
コスメハーベスト® パシフローラの冷所(4℃)、室温、窓際、40℃での経時安定性試験を 3
ヶ月間行い色の変化を観察しました。
試料
コスメハーベスト® パシフローラを原液のまま、それぞれ指定場所に 3 ヶ月間放置し、液色
の変化を 450nm で測定しました。
結果
吸光度 (450nm)
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
日光
室温
0.1
冷蔵
40℃
0
start
1
2
3
経過時間 (month)
考察
3 ヶ月を通して、40℃と日光(窓際)で色に変化が見られました。また、色が安定だったのは冷
蔵(4℃)でしたので、コスメハーベスト® パシフローラの保管方法は冷蔵保存を推奨します。
- 34 -
コスメハーベスト® パシフローラ
10-2 pH 安定性試験
コスメハーベスト® パシフローラを pH 3-12 に調整した時の色の変化を観察しました。
試料
コスメハーベスト® パシフローラを原液のまま、クエン酸と水酸化ナトリウムで pH をそれぞれ
調整し、液色の変化を 450nm で測定しました。
結果
吸光度(450nm)
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
pH
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
考察
酸性、弱酸性、中性域までは淡褐色ですが、アルカリ性側で急激に黄色み、赤みが強く
なる傾向が観察されましたので、酸性域から中性域でお使いください。
- 35 -
コスメハーベスト® パシフローラ
10-3 熱安定性試験
コスメハーベスト® パシフローラを 8 時間加熱した時の色の変化を観察しました。
試料
コスメハーベスト® パシフローラを 10%濃度に精製水で調整し、90℃で 8 時間加熱を続け
たときの液色の変化を 450nm で測定しました。
結果
吸光度(450nm)
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
0
0
1
1
2
2
3
4
5
Time (hour)
3
4
5
6
6
7
8
7
8
考察
コスメハーベスト® パシフローラの 10%水溶液を 90℃で 8 時間加熱した結果、写真のよう
に着色傾向は無く、8 時間加熱した場合も熱に対しては比較的安定であると考えられます。
- 36 -
コスメハーベスト® パシフローラ
相溶性試験
11.
(○:透明、△:濁り、×:澱)
カチオン
濃度
製品名
(%)
メーカー名
3.0
アニオン
10.0
10.0
10.0
ノニオン
10.0
10.0
10.0
両性界面活性剤
10.0
5.0
10.0
10.0
シリコン
10.0
10.0
10.0
10.0
高分子
1.0
化粧品表示名称
コータミン 86W
花王株式会社
ソイポン SLE
川研ファインケミカル株式会社
エマール 20C
花王株式会社
アミソフト CT-12S
味の素株式会社
ピロテル GPI-25
日本エマルジョン株式会社
1hr
24hr
ステアルトリモニウムクロリド
○
○
ラウロイルサルコシン Na
○
○
ラウレス硫酸 Na/水
○
○
水、ココイルグルタミン酸 TEA
○
○
PCA イソステアリン酸グリセレス-25
○
○
×
×
テトラオレイン酸ソルベス-60
△
○
ポリソルベート80
○
○
ラウラミドプロピルベタイン/水
○
○
○
○
ジメチコン
×
×
ジメチコン
×
×
シクロペンタシロキサン
×
×
PEG-8 ジメチコン
○
○
PEG-8 ジメチコン
×
×
ヒアルロン酸ナトリウム
○
○
サラコス PG-218
ジオレイン酸ポリグリセリル-10 、
日清オイリオグループ株式会社
トコフェロール
レオドール 460V
花王株式会社
レオドール TW-0120V
(花王株式会社)
アンヒトール 20AB
(花王株式会社)
ソフタジリン LSB
ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン
29%水溶液
川研ファインケミカル
/ 水
KF-96A-10CS
信越化学工業株式会社
KF-96A-300CS
信越化学工業株式会社
KF-995
信越化学工業株式会社
Silwet L-7604
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ
Silwet L-7622
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ
Bio-HA 1%水溶液(MP-PE)N
結 果
(資生堂
コスメハーベスト® パシフローラを 10%濃度に、各種化粧品原料は表中の濃度になるよう精製水で調整
し、1 時間後および 24 時間後の混合溶液の性状を観察しました。
- 37 -
コスメハーベスト® パシフローラ
12.
毒性安全性試験
製 品 名
安全性試験項目
コスメハーベスト® パシフローラ
結
果
試 験 方 法
経口急性毒性試験
実施せず
皮膚一次刺激性試験
無刺激性
EpiSkin™ 法
累積皮膚刺激性試験
刺激を認めず
RIPT 法 (50 人)
感作性試験
刺激を認めず
RIPT 法 (50 人)
光毒性試験
実施せず
光感作性試験
実施せず
眼刺激性試験
無刺激性
EpiOcularTM 法
変異原性試験
陰性
Ames 試験法 (TA98, TA100)
ヒトパッチテスト
刺激を認めず
RIPT 法 (50 人)
- 38 -
コスメハーベスト® パシフローラ
13.
推奨企画とガイド処方
処方協力: 日本エマルジョン株式会社
ナイトクリーム
セーラム・美容液
デイクリーム
肌荒れ改善ローション
敏感肌向け
オールインワンジェル
モイスチャークリーム
13-1 処方例 1 ナイトクリーム / FMCC-476 改
製品名
No.
製造会社
配合量
化粧品表示名称
1
流動パラフィン-70S
三光化学工業株式会社
8.00 ミネラルオイル
2
AMITER MA-HD
日本エマルジョン株式会社
4.00 ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル
3
KF-96A-10CS
信越化学工業株式会社
4.00 ジメチコン
4
コノール 2265
新日本理化株式会社
2.00 ベヘニルアルコール
5
セタノール H
高級アルコール工業
4.00 セテアリルアルコール
6
CERASYNT PA
ASHLAND
1.00 ステアリン酸 PG
7
EMALEX GMS-B
日本エマルジョン株式会社
3.20 ステアリン酸グリセリル
8
EMALEX 820
日本エマルジョン株式会社
0.80 ステアリン酸 PEG-20
9
ブチルパラベン
10
アミソフト HS-11P
味の素株式会社
11
ソルビット D-70
三菱商事フードテック
12
グリセリン
4.00 グリセリン
13
メチルパラベン
0.20 メチルパラベン
14
エコーガム T/ケルトロールT
15
0.10 ブチルパラベン
0.30 ステアロイルグルタミン酸 Na
5.00
DSP 五協フード&ケミカル
ソルビトール / 水
10.00 キサンタンガム / 水
コスメハーベスト
®
パシフローラ
オリザ油化株式会社
1.50 水 / プロパンジオール / チャボトケイソウエキス
16
コスメハーベスト
®
ストロベリー
オリザ油化株式会社
1.50 水 / プロパンジオール / イチゴ種子エキス
17
精製水
50.40 水
100.00
製造方法
1) 配合原料 1~9 を 70℃まで加温し溶解する。(A 相)
2) 10~17 を 75℃まで加温し溶解する。(B 相)
3) B 相をホモミキサーで撹拌しながら A 相を加え乳化する。
4) その後パドルでかき混ぜながら 40℃まで冷却する。
- 39 -
コスメハーベスト® パシフローラ
13-2 処方例 2 エッセンス / FLG-04A 改
製品名
No.
製造会社
配合量
化粧品表示名称
1
ホホバ油
2
流動パラフィン-70S
三光工業株式会社
2.00 ミネラルオイル
3
AMITER MA-HD
日本エマルジョン株式会社
0.50 ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル
4
EMALEX DSG-2
日本エマルジョン株式会社
0.50 ジステアリン酸ポリグリセリル-2
5
セタノール H
高級アルコール工業
1.20 セテアリルアルコール
6
Pemulen TR-2 Polymeric Emulsifier
Lubrizol Corporation
0.07 (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
7
Carbopol 940
Lubrizol Corporation
0.06 カルボマー
8
オリザトコトリエノール®-90
オリザ油化株式会社
0.10 トコトリエノール / トコフェロール / コメヌカ油
9
プロピルパラベン
0.05 プロピルパラベン
10
ブチルパラベン
0.05 ブチルパラベン
11
EMALEX GM-10
12
グリセリン
13
Activonol-3
14
メチルパラベン
15
ヒアルロン酸ナトリウム 1%aq
16
PEG-75
17
アルギニン
18
コスメハーベスト
19
精製水
20
95% エタノール
0.50 エタノール
21
香料
0.05 香料
0.10 ホホバ油
日本エマルジョン株式会社
1.00 ステアリン酸 PEG-10 グリセリル
20.00 グリセリン
24.00 プロパンジオール
ActivON Co., Ltd.
0.10 メチルパラベン
資生堂株式会社
4.00 水 / ヒアルロン酸 Na / メチルパラベン
0.20 PEG-75
0.10 アルギニン
®
パシフローラ
オリザ油化株式会社
3.00 水 / プロパンジオール / チャボトケイソウエキス
42.42 水
100.00
製造方法
1) 配合原料 1~10 を 85℃まで加熱し溶解する。(A 相)
2) 配合原料 11~19 を 80℃まで加熱し溶解する。(B 相)
3) 20 と 21 を室温で溶解する。(C 相)
4) B 相をホモミキサーで撹拌しながら A 相を加えて乳化する。(2500rpm、30 分間)
5) その後パドルでかき混ぜながら 40℃まで冷却し、更に C 相を加える。
- 40 -
コスメハーベスト® パシフローラ
13-3 処方例 3 モイスチャークリーム / FEX-07 改
製品名
No.
製造会社
配合量
オリザ油化株式会社
化粧品表示名称
1
オリザスクワラン
2
ワセリン
3
W-445
島貿易株式会社
0.50 マイクロクリスタリンワックス
4
コノール 2265
新日本理化株式会社
2.50 ベヘニルアルコール
5
オリザトコトリエノール®-90
オリザ油化株式会社
0.10 トコトリエノール / トコフェロール / コメヌカ油
6
カルコール 8688
花王株式会社
3.00 ステアリルアルコール
7
KF-96A-10CS
信越化学工業株式会社
2.00 ジメチコン
8
NAA-1850
日油株式会社
0.20 ステアリン酸
®
1.00 スクワラン
2.00 ワセリン
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル / トリエチルヘキサノイン / イソ
9
EMALEX MC-10
日本エマルジョン株式会社
10.00
ステアリン酸 PEG-30 グリセリル / ジイソステアリン酸グリセリル-2 / PEG10 ジメチコン / グリチルリチン酸—2K / グリセリン / 塩化 K / 水
10
フェノキシエタノール
11
PEG-20
12
アミソフト HS-11P
味の素株式会社
0.10 ステアロイルグルタミン酸 Na
13
Zemer Select Propanediol
DuPont
5.00 プロパンジオール
14
アルギニン
15
エコーガム
16
マルチトール
17
グリセリン
18
オリザセラミド -LC0.8
19
コスメハーベスト
20
精製水
21
ウルトラ寒天 AX-100
伊那食品工業(株)
22
コラーゲン 1%
DSM ニュートリションジャパン
Trace フェノキシエタノール
4.00 PEG-20
0.05 アルギニン
DSP 五協フード&ケミカル
0.10 キサンタンガム
2.00 マルチトール
7.00 グリセリン
®
®
パシフローラ
オリザ油化株式会社
1.00
オリザ油化株式会社
1.00 水 / プロパンジオール / チャボトケイソウエキス
グリセリン/水/オレイン酸ポリグリセリル-10/コメヌカ油/グルコシルセラミド
32.45 水
25.00 水 / カンテン
1.00 水 / 水溶性コラーゲン / 安息香酸 Na / クエン酸
100.00
製造方法
1) 配合原料 1~10 を 80℃まで加温し溶解する。(A 相)
2) 配合原料 11~21 を 80℃まで加温し溶解する。(21 は予め 80℃まで加温)(B 相)
3) A 相をホモミキサーで撹拌しながら B 相を加えて乳化する。(3000rpm、5 分間)
4) パドルでかき混ぜながら 40℃まで冷却し、22 を加えて 30℃まで冷却する。
- 41 -
コスメハーベスト® パシフローラ
13-4 処方例 4 オールインワンジェル / AIG-1-10 改
製品名
No.
製造会社
配合量
化粧品表示名称
1
AMITER MA-HD
日本エマルジョン株式会社
1.00 ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル
2
SH556 Fluid
東レ・ダウコーニング株式会社
1.00 フェニルトリメチコン
3
Eldew PS-203
味の素株式会社
0.50 ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
4
フェノキシエタノール
5
グリセリン
6
ハイシュガーゲイン BG
高級アルコール工業
5.00 BG
7
EMALEX ML-158
日本エマルジョン株式会社
1.00
8
EMALEX MCCG-10
日本エマルジョン株式会社
9
トレハロース
10
メチルパラベン
11
コスメハーベスト
12
マキベリーエキス-LC
13
EDTA-2Na (1% soln.)
14
ヒアルロン酸ナトリウム 1%aq
資生堂株式会社
15
Carbopol 940 (1% soln.)
Lubrizol Corporation
16
精製水
17
水酸化カリウム(10% soln.)
0.10 フェノキシエタノール
10.00
グリセリン
トリイソステアリン酸 PEG-50 水添ヒマシ油 / PEG-60 水添
ヒマシ油 / セテス-20
0.50 ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル-10
0.20 トレハロース
®
0.10 メチルパラベン
パシフローラ
オリザ油化株式会社
1.00 水 / プロパンジオール / チャボトケイソウエキス
オリザ油化株式会社
0.05 水 / BG / アリストテリアチレンシス果実エキス
1.00 水 / EDTA-2Na
2.00 水 / ヒアルロン酸 Na / メチルパラベン
50.00 カルボマー
23.55 水
3.00 水 / 水酸化 K
100.00
製造方法
1) 配合原料 1~4 を 70℃まで加熱し溶解する。(A 相)
2) 配合原料 5~16 を 70℃まで加熱し溶解する。(B 相)
3) B 相をホモミキサーで撹拌しながら A 相を加え更に 17 を加え乳化する。
(3000rpm、5 分間)
4) その後パドルでかき混ぜながら 30℃まで冷却する。
- 42 -
コスメハーベスト® パシフローラ
製品規格
14.
規格項目
:
製品名
規格値
備 考
コスメハーベスト® パシフローラ
性状
・ 色
:
赤褐色~褐色の液体
・ におい
:
特異なにおいがある。
・ フラボノイド
:
陽 性
・ 糖
:
陽 性
確認試験
純度試験
1) 重金属
:
20 ppm 以下
2) ヒ素
:
2 ppm 以下
微生物試験
1) 一般生菌数
:
1 × 102 個/g 以下
衛生試験法
2) 真菌数
:
1 × 102 個/g 以下
衛生試験法
3) 大腸菌群
:
陰 性
衛生試験法
この規格及び試験方法において、別に規定するものの他は、外原規 通則及び一般試験
法を準用するものとする。
- 43 -
コスメハーベスト® パシフローラ
15.
表示名称
15-1 化粧品表示名称
:
水
プロパンジオール
チャボトケイソウエキス
15-2 医薬部外品表示名称
:
非該当
15-3 INCI 名称
:
Water
Propanediol
Passiflora Incarnata Extract
15-4 国際化粧品標準中文名称 :
水
1,3-丙二醇
粉色西番莲(PASSIFLORA INCARNATA)提取物
16.
15-5 CAS 番号
:
7732-18-5
504-63-2
72968-47-9
15-6 EC 番号
:
231-791-2
207-997-3
277-142-7
その他
16-1
荷姿
1 kg PE 容器、5 kg PE キュービーテナー 外箱 ダンボール
16-2
保証期限および保管条件
製造後 2 年間。
高温多湿を避け、冷蔵、暗所にて密封状態で保管して下さい。
- 44 -
コスメハーベスト® パシフローラ
17.
参考文献
1) 株式会社 資生堂, 特開 2014-55127
2) Miroddi M et al. (2013). Passiflora incarnata L.: ethnopharmacology, clinical application, safety
and evaluation of clinical trials. J. Ethnopharmacol. 150, 791-804.
3) フォルカー・フィンテルマン/ルードルフ・フリッツ・ヴァイス, 植物療法(フィトセラピー)事典 ガイアブック
ス
4) Hirao T et al., Identification of immature cornified envelopes in the barrier-impaired epidermis
by characterization of their hydrophobicity and antigenicities of the components, Exp. Dermatol.,
10, 35~44 (2001)
5) 正木仁 編著・監修「保湿・美白・抗シワ・抗酸化 評価・実験マニュアル」 フレグランスジャーナ
ル社 (2012)
6) Greenspan P et al., Nile red: A selective fluorescent stain for intercellular lipid droplets, J. Cell.
Biol., 100, 965~973 (1985)
7) 田中清隆, 肌の色ムラ評価法の開発とプルーン分解物による改善効果, 日本薬学会第 130 年
回 要旨集 3, P.222, 30P-pm136
- 45 -
商品企画からOEM生産まで
お気軽に,ご相談ください。
オリザ油化は,健康に役立つ機能性をもつ
化粧品素材の開発をめざしています。
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の表現については,健康増進法や薬事法等の関連法規に従うようご注意ください。」
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発行年月日:2016 年 10 月 4 日
改訂日:2016 年 12 月 22 日
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