ContextCapture

PRODUCT DATA SHEET
CONNECT Edition
ContextCapture
写真から詳細な 3D モデルを自動生成するソフトウェア
単純な写真から 3D モデルを作成
ContextCapture を使用すると、非常に複雑な 3D モデル
も単純な写真を使って迅速に生成でき、さまざまな種
類のインフラストラクチャプロジェクトの既存の状態
をモデル化することができます。高価な専用機材がな
くても、高精細な 3D リアリティモデルを簡単に作成し、
既存の状態に関する詳細なコンテキストを得ることが
できます。これは設計、建設、運用の意思決定に役立ち、
プロジェクトのライフサイクル全体で活用できます。
ContextCapture では、数センチメートルのオブジェク
トから都市全体に至るまで、あらゆる規模の 3D モデ
ルを簡単かつ正確に生成することができます。生成さ
れる 3D モデルの精度には上限がありませんが、入力
される写真の解像度によって決まります。
モデリングと文書作成の統合ワークフロー
CONNECT Edition は包括的なプロジェクトデリバリのための共通環境を提
供し、ユーザー、プロジェクト、企業の連携を確立します。CONNECT
Edition は、学習コンテンツ、コミュニティ、プロジェクト情報にアク
セスするための個人用ポータルとなります。また、i-model や PDF など
の個人ファイルを、デスクトップから他のユーザーと直接共有したり、
Structural Navigator などの Bentley 製モバイルアプリから簡単にアクセスで
きるように設定したりできます。プロジェクトチームでは、新しいプロ
ジェクトポータルを利用してプロジェクトの詳細情報や状況をチェック
し、プロジェクトパフォーマンスを詳細に把握することができます。さ
ら に CONNECT Edition で は、Project Performance Dashboards、Issues Resolution、
Scenario Services などを含む新しい ProjectWise® Connection Services を利用す
ることもできます。
"ContextCapture に弊社のノウハウを組み合わせる
ことで、自動 3D 都市モデリングの分野で業界トッ
プの業績を達成できました。Paris 2012 データセッ
トには 1 万 4,000 枚の垂直写真と 12 万 8,000 枚の
斜め写真が含まれており、総データ量は 6,500 ギ
ガピクセル、23TB を超えています。"
̶ InterAtlas、CTO
David McCartney 氏
リアリティメッシュ(写真テクスチャ付 3D モデル)により、現実のコン
テキストを正確に反映
精度の高い 3D モデルを低コストで生成
通常のカメラで撮影した写真を使って、エッジが鋭く細部まで表現さ
れた、幾何学的精度の高い 3D モデルを簡単に生成できるため、特殊な
データ収集機材に投資したり関連のトレーニングに時間をかけること
なく、精度の高いリアリティメッシュを低コストで作成できます。
さまざまな規模のプロジェクトを確実にモデル化
規模や精度にほぼ制限なくモデルを自動生成でき、しかも従来よりも
大幅に高速化されているため、ソフトウェアの処理の性能やスピード
の限界を気にすることなく、高精細モデルを短時間で確実に作成する
ことができます。GPU の汎用演算機能(GPGPU)とマルチコアコンピュー
ティングの技術を利用することで、1 台のコンピュータで 1 日約 10 ギ
ガピクセルの処理が可能です。
任意のワークフローにモデルを統合
MicroStation® 内でネイティブ使用できるファイル形式を含め、さまざま
な形式の情報を一貫した方法で簡単に共有し、デスクトップやモバイ
ルデバイスからアクセスして利用できるため、既存の状態に関する豊
富なモデルを利用・共有することで、任意の CAD ワークフローや GIS ワー
クフローで活用することができます。
ContextCapture には、Master と Engine という 2 つの主要モジュールがあり
ます。Master モジュールは、入力データの定義、設定の処理、処理タ
スクの送信、進捗の監視、結果のビジュアル化を行うグラフィカルユー
ザーインターフェースを提供します。Engine モジュールはユーザー操作
を要することなく、コンピュータのバックグラウンドで実行され、大
量の演算処理が必要なアルゴリズムを実行します。このマスター/ワー
カー型のパターンにより、数台のコンピュータで複数の ContextCapture
エンジンを実行し、共有ジョブキューに対して処理を実行するグリッ
ドコンピューティングが可能になり、処理時間が大幅に短縮されます。
システム要件
最小ハードウェア要件
RAM 8GB 以上、
Open GL3.2 以上に対応する
NVIDIA/AMD 製グラフィッ
クスカード、または / Intel
グラフィックスプロセッサ
(ビデオメモリ 1GB 以上)
推奨ハードウェア要件
Microsoft Windows 7 / 8
Professional 64 ビットが
動作する、RAM 16GB 以上、
8 コア CPU、NVIDIA GeForce GTX 780
Ti グラフィックスカード搭載の
PC。データ保存先として高速
ストレージデバイス(高速 HDD、
SSD、または SAN)を推奨。
株式会社ベントレー・システムズ
〒 171-0022
東京都豊島区南池袋 1-13-23
池袋 YS ビル 8F
TEL 03-5992-7770
FAX 03-5992-7744
www.bentley.com
機能
座標付けされたデータの統合
座標付けされた基準点と GPS タグから位置情報が与
えられた 3D モデルを自動生成する機能によって、モ
デルの精度を最大限に高めることができます。この
機能を使って、座標、距離、面積、体積を正確に計
測することができます。
空中三角測量の自動実行
それぞれの写真の相対位置と方位を自動的に識別し、
すべての画像を完全にキャリブレーションします。
ContextCapture 独自の 3D メッシュ最適化アルゴリズム
により、自動 3D リコンストラクション、テクスチャ
マッピング、タイとリコンストラクション制約の再テ
クスチャリングといった機能を活用することで、非常に
正確なモデルを生成できます。3D メッシュの頂点が
最適に配置されるため、アーティファクトが少ない状
態で精密な細部とエッジの鋭さを再現でき、幾何学的精
度が大きく向上します。
2D / 3D GIS モデルの生成
トゥルーオルソ画像(タイル分割可)、空中三角測量
データ(KML および XML としてエクスポート)など、
幅広い GIS 形式でジオリファレンス 3D モデルを正確
に生成します。使用する GIS ソリューションとの相互
運用性を確保するために、SRS データベースインター
フェースが搭載されています。4,000 種類を超える空
間参照系を選択できるだけでなく、ユーザー定義の
空間参照系も追加できます。ContextCapture では、入
力された写真の解像度と空間的配置に合わせて、モ
デルの解像度と精度を自動的に調整します。つまり、
画像の解像度が統一されていない場合でも、画像解
像度が高い一部の領域を保持するために全体の効率
を妨げることなく、すべての画像を処理できます。
3D CAD モデルの生成
マルチ解像度メッシュ、3D 中間形式、デジタルサー
フェスモデル、デジタル地形モデル、高密度 3D ポイ
ントクラウドなど、幅広い CAD 形式を使って 3D モデ
ルを生成できるため、モデリング環境内のモデルへ
のアクセス性が確保されます。各ポイントに色情報
機能
プロジェクトあたりの画像データセットサイズ
メッシュエクスポート形式
(3MX / OBJ / FBX / STL / KML / DAE / STL / OSGB)
色情報付きポイントクラウドエクスポート(POD / LAS)
トゥルーオルソ画像/ 2.5D デジタルサーフェスモデル
(TIFF / GEOTIFF)
ジオリファレンス
無制限に拡張できる並列(クラスタ)処理
複数のコンピュータを同時使用できるモジュール型
アーキテクチャ
ソフトウェア開発キット
写真から空中三角測量を自動実行可能
を持つ LAS 形式もサポートされます。さらに、このよ
うなモデルを MicroStation でネイティブに扱うことも
できます。
Web 対応モデルの公開と表示
任意のサイズのモデルを Web 用に最適化して生成しま
す。生成されたモデルは、Windows 用または Mac 用の無
料ビューアや、無料のプラグイン Web ビューアを使って
表示できます。これにより、すべての関係者が 3D モデ
ルを簡単に共有・表示することができます。
ContextCapture Center
非常に巨大なモデルを作成するために大きな処理能力
が必要になった場合には、ContextCapture Center の機能
を利用してグリッドコンピューティングを行うこと
で、処理速度を大幅に向上できます。これは、数台の
コンピュータで複数のエンジンを実行し、それを 1 つ
のジョブキューに関連付けることで実現します。プロ
ジェクトの画像データが 30 ギガピクセルを超える場
合、ContextCapture Center を使用することで、数テラバ
イトの入力写真をシームレスに扱うことができます。
デスクトップ向けの最新のコンピューティングシス
テムを利用し、処理ユニットをクラスタ化する機能
や、GPU 汎用演算、マルチコアコンピューティング、
高度なバンドルブロック調整、タイル分割メカニズ
ム、タスクのキュー処理と監視、グリッドコンピュー
ティング、超巨大プロジェクト管理を活用する機能
によって、処理速度を向上することができます。
ContextCapture を選ぶ理由
ContextCapture は、さまざまな規模のインフラストラ
クチャプロジェクトの設計、建設、運用のすべての
段階で活用できる、理想的なソフトウェアです。単
純な写真から本物そっくりの高精細 3D 都市モデル
を高速かつ高精度で生成できる処理能力、柔軟性、
拡張性を備えています。Nokia、Blom、アジア航測、
Airbus Group、AEROMetrex など、設計、建設、地図作成、
測量の各分野のトップ企業を始め、欧州、アメリカ、
アジアの多数の企業で採用されており、写真のよう
に細部まで表現された高解像度の 3D モデルの生成に
利用されています。
CONTEXTCAPTURE
CONTEXTCAPTURE CENTER
最大 30 ギガピクセル
無制限
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
都市レベルの巨大モデルも確実に生成し、共有可能
© 2015 Bentley Systems, Incorporated. Bentley、Bentley の "B" のロゴ、ContextCapture、ProjectWise Connection Services、MicroStation は、Bentley Systems,
Incorporated、またはその直接または間接の完全所有子会社のいずれかの登録商標、未登録商標、または商標です。その他の商標および製品名は、それぞれ所
有する各社の商標です。CS3132 10/15