「ビジネスメール実態調査 2014(平成 26 年)」発表

報道関係各位
2014 年 8 月 4 日(月曜)配信
仕事上のコミュニケーション手段トップは「メール」98.45%。LINE、Facebook が無視できない存在に
不快に感じるメールの特徴~文章が曖昧(37.69%)、文章が失礼(31.85%)、文章が攻撃的(21.84%)
「ビジネスメール実態調査 2014(平成 26 年)」発表
一般社団法人日本ビジネスメール協会(代表理事:平野友朗、所在地:東京都千代田区)は、2014 年 8 月 4 日(月曜)に、仕事
におけるメールの利用状況と実態を把握した「ビジネスメール実態調査 2014(平成 26 年)
」を発表します。仕事でどのようにメ
ールが利用され、どのような課題があるのか。ビジネスパーソンが直面しているメールコミュニケーションの現状について調査
を行いました。本調査は、ビジネスメール教育の専門企業であるアイ・コミュニケーションが 2007 年から毎年実施してきまし
たが、2014 年から一般社団法人日本ビジネスメール協会が引き継ぎ、2014 年で 8 年目を迎えました。
ビジネスメール実態調査 2014(平成 26 年)の総評
仕事上のコミュニケーション手段トップは「メール」98.45%
LINE、Facebook が無視できない存在に
仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は「メール」
(98.45%)が最も多く、
「電話」
(91.98%)
、
「会う」
(89.87%)と
続き、この並びは 2013 年と同様です。
「LINE」
(12.03%)は 2013 年の 5.82%から 6.21 ポイント上昇し、LINE や Facebook といっ
たソーシャルメディアは、一部のビジネスシーンで利用され、仕事上でも無視のできないコミュニケーション手段となりつつあ
ります。
メールを 1 日に 1 回以上確認は、98.04%。1 日 1 回はメールをチェックが常識に
ビジネスメールの確認頻度は平均で、「1 日に 10 回以上」(42.33%)が最も多く、頻繁にメールを確認して、メールを中心に仕
事が進んでいることが分かります。「1 日に 4~9 回」(33.83%)、「1 日に 2~3 回」(18.57%)、「1 日に 1 回」(3.31%)と、
1 日に 1 回以上を合計すると 98.04%です。毎日メールを確認することが当たり前になっていると考えられます。
約 7 割が自分のメールに不安を感じている。2013 年から 5.14 ポイント上昇
メールを書くとき、不安に感じることが「よくある」
(13.99%)と「たまにある」
(53.02%)の合計が 67.01%で、約 7 割の人が自
分のメールに対して不安を感じています。不安に感じる内容は、
「きちんと伝わるかどうか」
(77.54%)が最も多く、
「文章の書
き方」
(35.68%)
、
「敬語の使い方」
(34.63%)
、
「相手を怒らせないかどうか」
(33.58%)
、
「何が正しいメールなのか分からないこ
と」
(27.39%)の 5 項目が上位を占めています。ビジネスメールについて基本からしっかり学ぶことはもちろんのこと、コミュ
ニケーションについても学ぶ必要があると考えられます。
50.56%がメールを受け取って不快な気持ちに。不快トップは「文章が曖昧」(37.69%)
ビジネスメールを受け取って不快に感じたことが「よくある」
(4.22%)と「たまにある」
(46.34%)の合計が 50.56%で、半数の
人が何らかの不快を感じています。不快に感じた内容は、
「文章が曖昧」
(37.69%)
、
「文章が失礼」
(31.85%)
、
「文章が攻撃的」
(21.84%)
、
「文章が冷たい」
(17.94%)
、
「件名(タイトル)が分かりにくい」
(17.39%)の 5 項目が上位を占めています。不快感
を誘発するのは人によって感じ方の違う感情的で抽象的な内容であることが分かりました。特に、不快感を生む原因は、文章の
占める割合が大きく、文章が不快感を引き起こすことが分かりました。ビジネスメールのマナーやルールだけでなく文章の書き
方や伝え方についても学び、配慮あるコミュニケーションを心がける必要があるといえます。
「件名(タイトル)が分かりにく
い」ことが、ビジネスメールの失敗として認識されると同時に、受け手の不快感を誘発していることも分かりました。
1
メールの返信が遅れてしまう(72.72%)のは「すぐに結論が出せない」(69.25%)から
ビジネスメールの返信が遅れてしまうことが「よくある」
(8.58%)
、
「たまにある」
(64.14%)の合計が 72.72%で、7 割の人が日
常的にメールの返信が遅れてしまうことがあるようです。返信が遅れてしまう理由は、
「すぐに結論が出せない」
(69.25%)が最
も多く、結論を出すのに時間のかかる重要な用件や複雑な用件をメールでやりとりしていることが分かります。
「返信が遅れて
も問題ない相手(メール)
」
(36.27%)
、
「自分が返信すべきか迷う」
(16.73%)など、相手や内容に応じて、いつ返信すべきかを
判断し、優先順位をつけて処理していることも分かります。しかし、
「忙しくて時間がない」
(42.46%)
、
「メールの文章を考える
のに時間がかかる」
(22.82%)
、
「処理するメールの量が多い」
(17.02%)
、
「メールが届いていることを忘れてしまう」
(15.47%)
、
「1 つのメールに複数の用件が入っている」
(13.06%)
、
「メールを見逃してしまう」
(7.93%)
、
「メールを書くのが遅い」
(7.74%)
、
「メールを書くのが苦手」
(4.84%)などの回答もあることから、メール処理の効率化やスピードアップ、社内ルールの策定など
根本的な対策や、文章力の向上が必要だといえます。
ビジネスメールの社員研修がある会社は 8.30%
会社でビジネスメールの社員研修が「ある」(8.30%)人は 1 割にも満たず、メールは仕事上の主要なコミュニケーション手段
であるにもかかわらず、9 割以上の人が会社では学んでいないことが分かります。これでは、メールの失敗やトラブルが起きて
も当然だといえます。
2
調査結果の概要
Q1:あなたが仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段を教えてください(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
98.45%
メール
電話
91.98%
会う
89.87%
ファクス
28.76%
Facebook
22.93%
ビジネス文書
19.97%
LINE
12.03%
社内SNS
10.55%
Skype
9.35%
チャット
6.54%
ブログ
6.05%
Twitter
Google+
2.74%
1.55%
mixi
0.49%
GREE
0.00%
その他
3.38%
仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は「メール」(98.45%)が最も多く、「電話」(91.98%)、「会う」(89.87%)
と続きます。4 位の「ファクス」(28.76%)との差を考えると、この 3 つが仕事上で主要なコミュニケーション手段といえます。
ソーシャルメディア時代を象徴する「Facebook」(22.93%)や「LINE」(12.03%)、「Skype」(9.35%)や「Twitter」(2.74%)
は、一部のビジネスシーンでコミュニーション手段として使われていることが分かります。「その他」には、チャットワーク、
Microsoft Lync、テレビ会議システム、社内メッセンジャー、社内掲示板、グループウェア、メーリングリスト、イントラネッ
ト、ニュースレター、手紙、回覧といった回答がありました。
3
(補足)仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段上位 12 項目[2012 年-2014 年]
0%
20%
40%
60%
80%
100%
98.45%
98.76%
メール
97.95%
91.98%
92.87%
92.87%
電話
89.87%
89.73%
88.28%
会う
28.76%
25.90%
28.69%
ファクス
22.93%
20.01%
25.16%
Facebook
19.97%
19.75%
ビジネス文書
27.46%
12.03%
LINE
社内SNS
Skype
チャット
ブログ
Twitter
5.82%
10.55%
7.19%
7.70%
9.35%
10.14%
6.54%
5.43%
8.77%
6.05%
3.40%
7.30%
2.74%
3.40%
5.74%
2014年
2013年
2012年
※LINE と Skype は 2013 年版から調査項目に追加
「LINE」(12.03%)は 2013 年の 5.82%から 6.21 ポイント上昇し、仕事上でも無視のできないコミュニケーション手段となりつ
つあります。
4
Q2:ビジネスメールの送受信には、主にどの機器を利用していますか(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
パソコン
スマートフォン(iPhoneなど)
99.30%
34.04%
タブレット(iPadなど)
13.22%
携帯電話
9.49%
ネットブック
1.48%
PHS
0.84%
PDA
0.07%
ビジネスメールの送受信で主に利用されている機器は、「パソコン」(99.30%)が圧倒的に多く、「スマートフォン(iPhone な
ど)」(34.04%)、「タブレット(iPad など)」(13.22%)、「携帯電話」(9.49%)と続きます。複数回答可であることから、
パソコンをメインで使い、移動中や出張先などで他の機器をサブツールとして使っていると考えられます。
(補足)ビジネスメールの送受信には、主にどの機器を利用していますか[2012 年-2014 年]
0%
20%
40%
60%
パソコン
80%
100%
99.30%
99.67%
99.43%
34.04%
30.22%
30.41%
スマートフォン(iPhoneなど)
13.22%
11.25%
8.69%
タブレット(iPadなど)
9.49%
10.14%
16.48%
携帯電話
ネットブック
1.48%
1.70%
1.72%
PHS
0.84%
1.11%
1.15%
PDA
0.07%
0.07%
0.16%
その他
0.00%
0.26%
0.16%
2014年
2013年
2012年
スマートフォン(iPhone など)やタブレット(iPad など)で仕事のメールを送受信する人が増加の傾向にある一方で、携帯電
話の利用者が減少しています。
5
Q3:社外でビジネスメールを送受信することはありますか
まったくない
14.06%
よくある
33.68%
ほとんどない
20.18%
たまにある
32.07%
社外でビジネスメールを送受信することが「よくある」
(33.68%)
、
「たまにある」
(32.07%)と合計が 65.75%で、6 割以上の人が
社外でも仕事のメールを送受信していることが分かりました。
Q4:ビジネスメールの送受信に使っている主なメールソフトを教えてください(複数回答可)
0%
10%
20%
30%
40%
Gmail(Google Apps含む)
33.61%
Microsoft Outlook
30.31%
Thunderbird
13.50%
Windows Live メール
10.62%
Outlook Express
8.65%
Lotus Notes
6.61%
Becky! Internet Mail
5.84%
Mail(Mac OS)
4.92%
Yahoo!メール
4.78%
Outlook.com
2.32%
サイボウズメールワイズ
2.25%
Shuriken
1.62%
秀丸メール
0.70%
EdMax
0.70%
nPOP
0.49%
AL-Mail
0.35%
Sylpheed
0.28%
Opera Mail
0.07%
その他
わからない
9.14%
1.41%
ビジネスメールの送受信に使っている主なメールソフトは、「Gmail(Google Apps 含む)」(33.61%)が最も多く、「Microsoft
Outlook」(30.31%)、「Thunderbird」(13.50%)と続きます。
6
Q5:仕事上、メール形式は通常、何を使っていますか
わからない
3.45%
HTML形式・リッチテキス
ト形式
15.47%
テキスト形
式
81.08%
仕事で通常、使っているメール形式は、「テキスト形式」(81.08%)が最も多く、主流であるといえます。このことから、「HTML
形式・リッチテキスト形式」(15.47%)の利用者は、メールを送った相手が「テキスト形式」を利用している可能性があること
を考慮して、「HTML 形式・リッチテキスト形式」特有の装飾表現がなくても、情報が正しく伝わるメールを書くべきだといえま
す。
Q6:あなたが 1 日に送信するビジネスメールは平均で何通ですか
0%
0通
10%
20%
30%
1.27%
1~4通
28.62%
5~9通
25.95%
10~14通
21.03%
15~19通
6.61%
20~24通
6.61%
25~29通
2.04%
30~34通
35~39通
3.52%
0.77%
40~44通
0.49%
45~49通
0.63%
50~59通
1.41%
60~69通
0.14%
70~79通
0.14%
80~89通
0.14%
90~99通
0.00%
100~149通
0.14%
150~199通
0.35%
200~249通
0.07%
250~299通
0.00%
300~349通
0.00%
350~399通
0.00%
400~449通
0.00%
450~499通
0.00%
500~999通
0.00%
1000通以上
0.00%
わからない
0.07%
1 日に送信するビジネスメールの平均通数は、「1~4 通」(28.62%)、「5~9 通」(25.95%)、「10~14 通」(21.03%)、「15
~19 通」(6.61%)と、その合計が 82.21%となりました。なかには 30 通を超える人も 7.80%いますが少数派だといえます。
7
(補足)あなたが 1 日に送信するビジネスメールは平均で何通ですか(~249 通)[2012 年-2014 年]
0%
0通
10%
20%
30%
1.27%
1.64%
1.15%
28.62%
1~4通
26.23%
25.90%
25.95%
25.83%
5~9通
29.02%
21.03%
21.58%
20.49%
10~14通
6.61%
7.39%
6.72%
15~19通
6.61%
20~24通
7.98%
8.36%
2.04%
1.90%
1.56%
25~29通
3.52%
3.20%
2.79%
30~34通
35~39通
0.77%
0.52%
0.25%
40~44通
0.49%
0.52%
0.74%
45~49通
0.63%
0.72%
0.57%
50~59通
1.41%
1.57%
1.56%
60~69通
0.14%
0.13%
0.33%
70~79通
0.14%
0.07%
0.00%
80~89通
0.14%
0.00%
0.08%
90~99通
0.00%
0.26%
0.00%
100~149通
0.14%
0.26%
0.33%
150~199通
0.35%
0.07%
0.08%
200~249通
0.07%
0.00%
0.00%
2014年
2013年
8
2012年
Q7:あなたが 1 日に受信するビジネスメールは平均で何通ですか
0%
0通
4%
8%
12%
16%
20%
0.56%
1~4通
14.98%
5~9通
16.17%
10~14通
16.10%
15~19通
7.31%
20~24通
9.49%
25~29通
4.64%
30~34通
6.82%
35~39通
1.90%
40~44通
1.97%
45~49通
1.90%
50~59通
5.70%
60~69通
1.55%
70~79通
0.84%
80~89通
0.91%
90~99通
1.55%
100~149通
4.71%
150~199通
200~249通
250~299通
0.98%
0.84%
0.28%
300~349通
0.14%
350~399通
0.14%
400~449通
0.21%
450~499通
0.07%
500~999通
0.07%
1000通以上
0.00%
わからない
0.14%
1 日に受信するビジネスメールの平均通数は、「1~4 通」(14.98%)、「5~9 通」(16.17%)、「10~14 通」(16.10%)、「15
~19 通」(7.31%)と、その合計が 54.56%となり半数を占めています。なかには、30 通を超える人が 30.58%います。送信メー
ルよりも受信メールの方が多いという傾向が読み取れます。
9
(補足)あなたが 1 日に受信するビジネスメールは平均で何通ですか(~249 通)[2012 年-2014 年]
0%
0通
4%
8%
12%
16%
20%
0.56%
0.65%
0.57%
14.98%
1~4通
12.75%
12.79%
16.17%
14.45%
15.49%
5~9通
16.10%
16.22%
17.21%
10~14通
7.31%
7.19%
6.48%
15~19通
9.49%
10.27%
9.43%
20~24通
4.64%
4.32%
4.18%
25~29通
6.82%
6.67%
6.56%
30~34通
35~39通
1.90%
1.31%
1.23%
1.97%
2.81%
2.62%
40~44通
45~49通
1.90%
1.37%
1.97%
5.70%
50~59通
60~69通
8.50%
8.69%
1.55%
1.18%
0.98%
70~79通
0.84%
1.11%
0.98%
80~89通
0.91%
0.52%
1.07%
90~99通
1.55%
0.78%
1.39%
4.71%
5.49%
5.25%
100~149通
150~199通
200~249通
0.98%
1.64%
0.98%
0.84%
0.98%
0.66%
2014年
2013年
10
2012年
(補足)1 日に送受信するビジネスメールの平均通数[2014 年]
0%
0通
10%
20%
1.27%
0.56%
28.62%
1~4通
14.98%
25.95%
5~9通
16.17%
21.03%
10~14通
16.10%
6.61%
7.31%
15~19通
6.61%
20~24通
9.49%
2.04%
25~29通
4.64%
3.52%
30~34通
35~39通
40~44通
45~49通
6.82%
0.77%
1.90%
0.49%
1.97%
0.63%
1.90%
1.41%
50~59通
60~69通
5.70%
0.14%
1.55%
70~79通
0.14%
0.84%
80~89通
0.14%
0.91%
90~99通
100~149通
30%
0.00%
1.55%
0.14%
4.71%
150~199通
0.35%
0.98%
200~249通
0.07%
0.84%
250~299通
0.00%
0.28%
300~349通
0.00%
0.14%
350~399通
0.00%
0.14%
400~449通
0.00%
0.21%
450~499通
0.00%
0.07%
500~999通
0.00%
0.07%
1000通以上
0.00%
0.00%
わからない
0.07%
0.14%
送信
11
受信
Q8:ビジネスメールの確認は平均で、どのくらいの頻度ですか
0%
10%
20%
30%
40%
1日に10回以上
50%
42.33%
1日に4~9回
33.83%
1日に2~3回
18.57%
1日に1回
3.31%
2日に1回程度
0.56%
1週間に1~2回程度
0.35%
ほとんど確認していない
0.42%
わからない
0.63%
ビジネスメールの確認頻度は平均で、「1 日に 10 回以上」(42.33%)が最も多く、頻繁にメールを確認して、メールを中心に仕
事が進んでいることが分かります。「1 日に 4~9 回」(33.83%)、「1 日に 2~3 回」(18.57%)、「1 日に 1 回」(3.31%)と、
1 日に 1 回以上を合計すると 98.04%です。毎日メールを確認することが当たり前になっていると考えられます。
Q9:送信したメールの返信は、いつまでに欲しいですか。急ぐ場合を除きます
0%
20%
1分以内
0.07%
5分以内
0.21%
10分以内
0.00%
15分以内
0.07%
30分以内
40%
60%
1.05%
1時間以内
4.92%
2時間以内
4.08%
4時間以内
7.24%
8時間以内
7.10%
24時間(1日)以内
53.59%
48時間(2日)以内
16.95%
72時間(3日)以内
4.15%
96時間(4日)以内
0.14%
120時間(5日)以内
0.14%
144時間(6日)以内
0.00%
168時間(7日)以内
0.21%
192時間(8日)以上
0.07%
わからない
0.00%
送信したメールの返信は、いつまでに欲しいか(急ぐ場合を除く)の問いに対して、「24 時間(1 日)以内」(53.59%)が最も
多くなりました。「1 分以内」(0.07%)、「5 分以内」(0.21%)、「10 分以内」(0.00%)、「15 分以内」(0.07%)、「30 分
以内」(1.05%)、「1 時間以内」(4.92%)、「2 時間以内」(4.08%)、「4 時間以内」(7.24%)、「8 時間以内」(7.10%)、
「24 時間(1 日)以内」(53.59%)と、24 時間以内に返信が欲しい人の合計は 78.33%となりました。24 時間以上、待てる人は
21.66%です。24 時間(1 日)以内に返信することが望ましいといえます。
12
Q10:受信したメールの返信は、いつまでにしていますか。平均でお答えください
0%
1分以内
5分以内
10分以内
15分以内
30分以内
1時間以内
2時間以内
4時間以内
8時間以内
24時間(1日)以内
48時間(2日)以内
72時間(3日)以内
96時間(4日)以内
120時間(5日)以内
144時間(6日)以内
168時間(7日)以内
192時間(8日)以上
わからない
20%
40%
60%
0.14%
0.91%
1.05%
0.77%
4.78%
11.18%
7.74%
11.32%
14.35%
37.76%
8.16%
1.76%
0.00%
0.00%
0.00%
0.07%
0.00%
0.00%
受信したメールの返信は平均でいつまでにしているかの問いに対して、「24 時間(1 日)以内」(37.76%)が最も多く、「1 分
以内」(0.14%)、「5 分以内」(0.91%)、「10 分以内」(1.05%)、「15 分以内」(0.77%)、「30 分以内」(4.78%)、「1
時間以内」(11.18%)、「2 時間以内」(7.74%)、「4 時間以内」(11.32%)、「8 時間以内」(14.35%)の合計が 90.00%とな
りました。9 割の人が 24 時間以内に返信していることが分かります。この結果から、24 時間(1 日)以内の返信が望まれ、習慣
化していることが分かります。
(補足)返信している・返信がほしい期限[2014 年]
0%
20%
15分以内
0.14%
0.07%
0.91%
0.21%
1.05%
0.00%
0.77%
0.07%
30分以内
1.05%
1分以内
5分以内
10分以内
1時間以内
2時間以内
40%
4.78%
4.92%
7.74%
4.08%
4時間以内
7.24%
8時間以内
7.10%
11.18%
11.32%
14.35%
37.76%
24時間(1日)以内
8.16%
48時間(2日)以内
72時間(3日)以内
96時間(4日)以内
120時間(5日)以内
144時間(6日)以内
168時間(7日)以内
192時間(8日)以上
わからない
60%
16.95%
1.76%
4.15%
0.00%
0.14%
0.00%
0.14%
0.00%
0.00%
0.07%
0.21%
0.00%
0.07%
0.00%
0.00%
返信している
返信がほしい
13
53.59%
Q11:ビジネスメールの返信が遅れてしまうことはありますか
まったくない
1.20%
よくある
8.58%
ほとんどない
26.09%
たまにある
64.14%
ビジネスメールの返信が遅れてしまうことが「よくある」(8.58%)、「たまにある」(64.14%)の合計が 72.72%で、7 割の人
が日常的にメールの返信が遅れてしまうことがあるようです。
(補足)ビジネスメールの返信が遅れてしまうことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
2014年
8.58%
2013年
8.18%
2012年
たまにある
6.31%
ほとんどない
64.14%
まったくない
26.09%
61.09%
28.84%
64.43%
27.13%
1.20%
1.90%
2.13%
ビジネスメールの返信が遅れてしまうことが「よくある」(8.58%)と「たまにある」(64.14%)の合計が 72.72%で、2013 年の
69.27%と比べると 3.45 ポイント増加しています。
14
Q12:返信が遅れてしまう理由を教えてください(Q11 で「よくある」「たまにある」と答えた方)(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
すぐに結論が出せない
69.25%
忙しくて時間がない
42.46%
返信が遅れても問題のない相手(メール)
36.27%
メールの文章を考えるのに時間がかかる
22.82%
処理するメールの量が多い
17.02%
自分が返信すべきか迷う
16.73%
メールが届いていることを忘れてしまう
15.47%
1つのメールに複数の用件が入っている
13.06%
メールを見逃してしまう
7.93%
メールを書くのが遅い
7.74%
メールを書くのが苦手
その他
80%
4.84%
7.83%
返信が遅れてしまう理由は、「すぐに結論が出せない」(69.25%)が最も多く、結論を出すのに時間のかかる重要な用件や複雑
な用件をメールでやりとりしていることが分かります。「返信が遅れても問題ない相手(メール)」(36.27%)、「自分が返信
すべきか迷う」(16.73%)など、相手や内容に応じて、いつ返信すべきかを判断し、優先順位をつけて処理していることも分か
ります。しかし、「忙しくて時間がない」(42.46%)、「メールの文章を考えるのに時間がかかる」(22.82%)、「処理するメ
ールの量が多い」(17.02%)、「メールが届いていることを忘れてしまう」(15.47%)、「1 つのメールに複数の用件が入って
いる」(13.06%)、「メールを見逃してしまう」(7.93%)、「メールを書くのが遅い」(7.74%)、「メールを書くのが苦手」
(4.84%)などの回答もあることから、メール処理の効率化やスピードアップ、社内ルールの策定など根本的な対策や、文章力
の向上が必要だといえます。
15
Q13:ビジネスメールを 1 通書くのに平均で、どのくらいの時間がかかりますか
0%
1秒~59秒
1分
10%
30%
40%
0.00%
1.48%
2分
2.60%
3分
4分
20%
9.77%
0.77%
5分
6分
32.77%
0.84%
7分
8分
9分
2.11%
1.55%
0.21%
10分
30.24%
11分
0.07%
12分
0.14%
13分
0.07%
14分
0.00%
15分
16分
8.37%
0.07%
17分
0.14%
18分
0.07%
19分
0.00%
20分
5.06%
21分
0.00%
22分
0.07%
23分
0.07%
24分
0.00%
25分
0.07%
26分
0.07%
27分
0.00%
28分
0.00%
29分
0.00%
30分
35分
2.60%
0.07%
40分
0.21%
45分
0.00%
50分
0.00%
55分
0.00%
60分
0.21%
61分以上
0.00%
わからない
0.28%
ビジネスメールを 1 通書く平均時間については、「5 分」(32.77%)が最も多く、5 分以内の合計が 47.39%となり約半数です。
しかし、1 通のメールを書くのに平均で「10 分」かかる人も 30.24%います。なかには、1 通書くのに 30 分以上かけている人が
3.09%います。つまり、1 通に 10 分かけて 1 日 10 通のメールを書いている人は、1 日の労働時間のうち 100 分をメールに費やし
ていることになります。1 通あたりのメールを書くスピードが、仕事の生産性にも影響を与えている可能性があります。
16
Q14:ビジネスメールの本文は、何文字で改行していますか
0%
10%
10文字前後
20%
30%
37.90%
30文字前後
40.08%
40文字前後
10.69%
2.04%
気にしていない
わからない
50%
4.78%
20文字前後
改行していない
40%
3.45%
1.05%
ビジネスメールの本文の改行の位置は「30 文字前後」(40.08%)が最も多いという結果になりました。
Q15:ビジネスメールの宛先(TO、CC)欄の表示名に“様”をつける必要はあると思いますか?
どちらでもよい
32.49%
ある
33.54%
ない
33.97%
ビジネスメールの宛先(TO、CC)欄の表示名に“様”をつける必要が「ある」(33.54%)、「ない」(33.97%)、「どちらでも
よい」(32.49%)という結果になりました。
Q16:ビジネスメールを返信するときに「Re:」を削除して件名を変えていますか
わからない
1.62%
変えている
15.75%
変えていない
82.63%
相手から受け取ったメールを返信する際、自動的に件名につく「Re:」を削除して件名を変えているかという問いに対しては、
「変えている」(15.75%)、「変えていない」(82.63%)、「わからない」(1.62%)という結果になりました。「Re:」を残し
たまま返信する人が多数派といえます。
17
Q17:添付ファイルを受け取って「容量が大きい」と不快に感じるのは何 MB ですか
0%
10%
1MB
20%
4.78%
2MB
13.71%
3MB
13.36%
4MB
5.13%
5MB
16.74%
6MB
1.55%
7MB
0.70%
8MB
0.77%
9MB
10MB
30%
0.00%
3.94%
10MBより大きい場合
12.87%
気にしたことがない
わからない
22.36%
4.08%
添付ファイルを受け取って「容量が大きい」と不快に感じるのは何 MB かの問いに対しては、
「1MB」
(4.78%)、
「2MB」
(13.71%)、
「3MB」(13.36%)、「4MB」(5.13%)、「5MB」(16.74%)、「6MB」(1.55%)、「7MB」(0.70%)、「8MB」(0.77%)、「9MB」
(0.00%)、「10MB」(3.94%)、「10MB より大きい場合」(12.87%)という結果になりました。「気にしたことがない」(22.36%)
という人もいますが、受信可能とする上限が決まっている企業も多く、容量が大きいと不快に感じる人もいます。添付する際は、
ファイルの容量を考慮することが、相手の感情にも配慮したことにつながることが分かります。
Q18:添付ファイルにパスワードをかけるのは、どのような場合ですか(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
58.65%
機密情報が含まれているとき
個人情報が含まれているとき
50.00%
相手に要求されたとき
33.76%
すべてのファイルにパスワードをかけていない
すべてのファイルにパスワードをかけている
その他
19.06%
5.98%
4.85%
添付ファイルにパスワードをかけるのは、
「機密情報が含まれているとき」
(58.65%)、
「個人情報が含まれているとき」
(50.00%)、
「相手に要求されたとき」(33.76%)と続きます。「すべてのファイルにパスワードをかけていない」(19.06%)という人は、
機密情報や個人情報をメールに添付する際の、危機管理意識に欠けることが推測されます。
18
Q19:添付ファイルのパスワードは、どのような手段で通知していますか(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
メール(添付ファイルとは別に)
80%
75.39%
電話
14.63%
メール(添付ファイルと一緒に)
9.28%
会う
2.74%
ソーシャルメディアのメッセージ
1.48%
ファクス
1.34%
チャット
1.13%
社内SNS
0.70%
ビジネス文書
0.49%
その他
15.54%
添付ファイルのパスワードは、どのような手段で通知しているかの問いに対しては、
「メール(添付ファイルとは別に)
」
(75.39%)
が最も多い一方で、
「メール(添付ファイルと一緒に)
」
(9.28%)という回答もあります。パスワードをかけたファイルを添付し
たメールの本文にパスワードを書くと、送信先を間違えた場合、ファイルを開封されてしまう可能性があり危険です。
Q20:単語登録をしていますか
わからない
2.74%
していない
27.71%
している
69.55%
単語登録を「している」(69.55%)人が約 7 割です。「していない」(27.71%)人は、メールを送るたびに自社名や名前、製品
名など、繰り返し使用する単語を都度、手入力しており、無駄な時間がかかっていると考えられます。
Q21:ビジネスメールを書くときにテンプレート(雛形)を使うことはありますか
まったくない
16.10%
よくある
20.68%
ほとんどない
29.47%
たまにある
33.76%
テンプレート(雛形)を使うことが「よくある」(20.68%)と「たまにある」(33.76%)の合計が 54.44%で、半数の人がテンプ
レート(雛形)を活用していることが分かりました。
19
Q22:ビジネスメールを書くとき、不安に感じることはありますか
まったくない
5.27%
よくある
13.99%
ほとんど
ない
27.71%
たまにある
53.02%
メールを書くとき、不安に感じることがあるかの問いに対しては、「よくある」(13.99%)と「たまにある」(53.02%)の合計
が 67.01%で、約 7 割の人が自分のメールに対して何らかの不安を感じていることが分かりました。メールについては明確なルー
ルや基準がなく、教育もおこなわれていないことから、自己流メールや社内特有のメールに不安を抱いている可能性があります。
(補足)ビジネスメールを書くとき、不安に感じることはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
2014年
2013年
2012年
たまにある
13.99%
12.30%
9.92%
ほとんどない
まったくない
53.02%
27.71%
49.57%
32.57%
48.61%
35.49%
5.27%
5.56%
5.98%
メールを書くとき、不安に感じることがあるかの問いに対しては、「よくある」(13.99%)と「たまにある」(53.02%)の合計
が 67.01%で、2013 年の 61.87%から 5.14 ポイント上昇し、増加の傾向にあります。
20
Q23:何が不安ですか(Q22 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
80%
きちんと伝わるかどうか
文章の書き方
35.68%
敬語の使い方
34.63%
相手を怒らせないかどうか
33.58%
何が正しいメールなのか分からないこと
27.39%
誰からもビジネスメールを学んだことがないこと
20.99%
挨拶の仕方
19.31%
日本語(文法)
18.05%
件名(タイトル)の付け方
14.80%
敬称(様、さん)の付け方
10.07%
名乗り方
7.03%
TO、CC、BCCの使い分け
5.98%
開封確認要求の設定
5.67%
重要度の設定
4.20%
テキスト形式とHTML形式のどちらを使うべきか
3.67%
!や?を使ってもいいのか
3.57%
機種依存文字を使ってもいいのか
3.46%
絵文字・顔文字(^-^)を使ってもいいのか
2.94%
添付ファイルの付け方
2.94%
署名の付け方
2.62%
♪や☆を使ってもいいのか
2.10%
メールソフトの使い方
1.57%
その他
77.54%
2.83%
メールを書くとき不安に感じることは、「きちんと伝わるかどうか」(77.54%)が最も多く、「文章の書き方」(35.68%)、「敬
語の使い方」(34.63%)、「相手を怒らせないかどうか」(33.58%)、「何が正しいメールなのか分からないこと」(27.39%)
の 5 項目が上位を占めています。ビジネスメールについて基本からしっかり学ぶことはもちろんのこと、コミュニケーションに
ついても学ぶ必要があると考えられます。
21
Q24:過去一年間で、あなたはビジネスメールで失敗をしたことはありますか
まったくない
7.74%
よくある
1.48%
たまにある
43.95%
ほとんどない
46.84%
過去 1 年間で、ビジネスメールで失敗をしたことが「よくある」(1.48%)と「たまにある」(43.95%)の合計が 45.43%で、約
半数の人が実際に失敗を経験していることが分かりました。失敗したことが「ほとんどない」
(46.84%)、
「まったくない」
(7.74%)
という人たちのなかには、自分の失敗や間違いに気付いていない人が含まれている可能性があります。自覚していないだけで、
知らぬ間にトラブルを招いているかもしれません。
(補足)過去一年間で、あなたはビジネスメールで失敗をしたことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
たまにある
ほとんどない
まったくない
1.48%
2014年
43.95%
46.84%
7.74%
1.64%
2013年
48.59%
42.32%
7.46%
48.61%
42.30%
8.03%
1.07%
2012年
過去 1 年間で、ビジネスメールで失敗をしたことが「よくある」(1.48%)と「たまにある」(43.95%)の合計が 45.43%で、2013
年の 50.23%と比べると 4.8 ポイント減少しています。ビジネスメールのマナーやルールなどが、少しずつ浸透してきたことが考
えられます。
22
Q25:どのような失敗をしましたか(Q24 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)(複数回答可)
0%
添付ファイルの付け忘れ
文章に誤字や脱字
宛先(メールアドレス)間違い
メールの返信が遅い
メールの返信を忘れた
文章が曖昧
添付ファイルの容量が大きい
添付ファイルの選択間違い
件名(タイトル)がついていない
宛名(相手の名前)の誤字脱字
文章が長い
文章が冷たい
送信者名(差出人)の設定間違い
添付ファイルが開けない
敬語の間違い
言葉遣い
文章が失礼
日本語(文法)の間違い
敬称(様、さん)の付け忘れ
件名(タイトル)が分かりにくい
電話すべき時にメールを送る
文章が攻撃的
署名が無い・情報が足りない
BCCで送るべきところをCCで送信
声をかけるべき時にメールを送る
機種依存文字を使用
ビジネスマナーがなっていない
文章が短い
TOにたくさんの人を入れた
名乗りが無い
引用の間違い
携帯電話やスマートフォンからメールを送る
CCが多い
挨拶が無い
宛名(相手の名前)が書いていない
添付ファイルの数が多い
メールの転送先を間違えた
!や?を使用
仕事でプライベートのメールアドレスを使っている
開封確認要求の設定
HTML形式メールを使用
重要度の設定
絵文字・顔文字(^-^)を使用
署名のPR情報が長すぎる
署名の装飾が派手
♪や☆を使用
その他
20%
40%
60%
80%
72.45%
32.51%
23.99%
21.21%
16.72%
14.86%
12.07%
10.84%
10.53%
9.29%
8.98%
8.67%
8.36%
6.66%
6.50%
5.88%
5.42%
5.11%
5.11%
5.11%
4.33%
4.02%
2.94%
2.94%
2.17%
2.01%
1.70%
1.70%
1.70%
1.55%
1.39%
1.39%
1.39%
1.24%
1.24%
1.24%
1.08%
0.77%
0.62%
0.31%
0.31%
0.15%
0.15%
0.15%
0.15%
0.00%
6.66%
自覚している自身のビジネスメールでの失敗は、「添付ファイルの付け忘れ」(72.45%)、「文章に誤字や脱字」(32.51%)、
「宛先(メールアドレス)間違い」(23.99%)、「メールの返信が遅い」(21.21%)、「メールの返信を忘れた」(16.72%)の
5 項目が上位を占めています。機能的なものや誰の目にも明らかな失敗が上位を占める傾向にあります。
23
Q26:自分の失敗を指摘されたことはありますか(Q24 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)
未回答
1.24%
よくある
2.01%
まったくない
12.54%
ほとんどない
50.62%
たまにある
33.59%
自分の失敗を指摘されたことが「ほとんどない」(50.62%)と「まったくない」(12.54%)の合計が 63.16%で、6 割以上の人が
ほとんど指摘をされていません。メールは失敗を指摘されにくいという傾向が分かります。
(補足)自分の失敗を指摘されたことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
たまにある
ほとんどない
まったくない
未回答
2.01%
2014年
33.59%
50.62%
12.54%
1.24%
1.82%
2013年
33.59%
49.35%
13.15%
2.08%
1.82%
2012年
33.33%
48.51%
14.03%
2.31%
自分の失敗を指摘されたことが「ほとんどない」(50.62%)と「まったくない」(12.54%)の合計が 63.16%で、2013 年の 62.50%
と比べると 0.66 ポイント増加しています。
24
Q27:過去一年間で、ビジネスメールを受け取って、失敗を見つけたことはありますか
まったくない
2.04%
ほとん
どない
17.37%
よくある
13.08%
たまにある
67.51%
過去1年間で、ビジネスメールを受け取って、失敗を見つけたことが「よくある」(13.08%)と「たまにある」(67.51%)の合
計が 80.59%で、8 割の人が相手のメールの失敗に気づいています。Q24 の回答によると、過去 1 年間で、ビジネスメールの失敗
をした人は 45.43%でした。この 2 つの結果から、自分の失敗よりは、相手の失敗の方が目に留まりやすいことが分かります。
(補足)過去一年間で、ビジネスメールを受け取って、失敗を見つけたことはありますか[2012-2014 年]
よくある
2014年
2013年
2012年
13.08%
15.83%
13.36%
たまにある
ほとんどない
67.51%
68.61%
68.77%
まったくない
17.37%
14.39%
16.31%
2.04%
1.18%
1.56%
過去1年間で、ビジネスメールを受け取って、失敗を見つけたことが「よくある」(13.08%)と「たまにある」(67.51%)の合
計が 80.59%で、2013 年の 84.44%と比べると 3.85 ポイント減少しています。
25
Q28:相手の失敗は、どのようなものでしたか(Q27 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)(複数回答可)
0%
20%
40%
60%
添付ファイルの付け忘れ
69.02%
文章に誤字や脱字
40.66%
文章が曖昧
29.58%
宛先(メールアドレス)間違い
25.04%
件名(タイトル)が分かりにくい
24.61%
添付ファイルの容量が大きい
21.90%
日本語(文法)の間違い
21.20%
件名(タイトル)がついていない
20.51%
BCCで送るべきところをCCで送信
20.51%
添付ファイルが開けない
19.55%
メールの返信が遅い
16.93%
宛名(相手の名前)の誤字脱字
16.93%
TOにたくさんの人を入れた
15.97%
署名が無い・情報が足りない
14.66%
名乗りが無い
14.40%
言葉遣い
14.05%
文章が失礼
13.96%
敬語の間違い
13.79%
送信者名(差出人)の設定間違い
12.74%
文章が長い
12.39%
添付ファイルの選択間違い
12.04%
文章が冷たい
10.03%
CCが多い
9.86%
文章が攻撃的
9.77%
電話すべき時にメールを送る
9.51%
宛名(相手の名前)が書いていない
8.55%
メールの返信を忘れた
8.29%
機種依存文字を使用
7.94%
挨拶が無い
7.94%
ビジネスマナーがなっていない
7.59%
声をかけるべき時にメールを送る
7.33%
署名のPR情報が長すぎる
6.89%
敬称(様、さん)の付け忘れ
6.72%
開封確認要求の設定
6.46%
HTML形式メールを使用
6.28%
添付ファイルの数が多い
5.67%
文章が短い
5.41%
署名の装飾が派手
5.41%
絵文字・顔文字(^-^)を使用
4.62%
♪や☆を使用
3.23%
仕事でプライベートのメールアドレスを使っている
2.53%
!や?を使用
2.53%
メールの転送先を間違えた
2.44%
携帯電話やスマートフォンからメールを送る
2.09%
重要度の設定
1.57%
引用の間違い
1.48%
その他
80%
3.49%
受け取ったメールの中に見つけた失敗は、「添付ファイルの付け忘れ」(69.02%)、「文章に誤字や脱字」(40.66%)、「文章
が曖昧」(29.58%)、「宛先(メールアドレス)間違い」(25.04%)、「件名(タイトル)が分かりにくい」(24.61%)の 5 項
目が上位を占めています。Q25 の自分の失敗として自覚している内容と、ほぼ一致しています。
26
Q29:相手の失敗を指摘したことはありますか(Q27 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)
未回答
1.66%
よくある
1.75%
まったくない
25.04%
たまにある
30.37%
ほとんどない
41.19%
相手の失敗を指摘したことが「ほとんどない」(41.19%)と「まったくない」(25.04%)の合計が 66.23%で、6 割以上の人が指
摘をしていません。あえて指摘をするまでもないとの考えや、指摘をすることで角を立てたくないという心理も働いているよう
です。
(補足)相手の失敗を指摘したことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
たまにある
ほとんどない
まったくない
未回答
1.75%
2014年
30.37%
41.19%
25.04%
1.66%
1.63%
2013年
33.54%
41.60%
21.84%
1.39%
2.00%
2012年
29.24%
42.91%
24.95%
0.90%
相手の失敗を指摘したことが「ほとんどない」(41.19%)と「まったくない」(25.04%)の合計が 66.23%で、2013 年の 63.44%
と比べると 2.79 ポイント増加しています。相手の失敗を指摘はしにくい傾向が、強まったことが分かります。
27
Q30:過去一年間で、あなたはビジネスメールで不快に感じたことはありますか
まったくない
6.82%
よくある
4.22%
ほとんどない
42.62%
たまにある
46.34%
ビジネスメールで不快に感じたことが「よくある」(4.22%)と「たまにある」(46.34%)の合計が 50.56%で、半数の人が何ら
かの不快を感じていることが分かりました。
(補足)過去一年間で、あなたはビジネスメールで不快に感じたことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
たまにある
ほとんどない
まったくない
4.22%
2014年
46.34%
42.62%
6.82%
46.89%
43.56%
5.95%
3.60%
2013年
4.34%
2012年
44.84%
44.59%
6.23%
ビジネスメールで不快に感じたことが「よくある」(4.22%)と「たまにある」(46.34%)の合計が 50.56%で、2013 年の 50.49%
と比べると 0.07 ポイント増加しており、ほぼ横ばいです。
28
Q31:どのようなことが不快でしたか(Q30 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)(複数回答可)
0%
文章が曖昧
文章が失礼
文章が攻撃的
文章が冷たい
件名(タイトル)が分かりにくい
メールの返信が遅い
文章が長い
言葉遣い
添付ファイルの容量が大きい
文章に誤字や脱字
名乗りが無い
電話すべき時にメールを送る
TOにたくさんの人を入れた
日本語(文法)の間違い
BCCで送るべきところをCCで送信
開封確認要求の設定
件名(タイトル)がついていない
ビジネスマナーがなっていない
添付ファイルの付け忘れ
署名が無い・情報が足りない
声をかけるべき時にメールを送る
敬語の間違い
宛名(相手の名前)の誤字脱字
CCが多い
添付ファイルが開けない
署名のPR情報が長すぎる
機種依存文字を使用
メールの返信を忘れた
宛名(相手の名前)が書いていない
挨拶が無い
HTML形式メールを使用
絵文字・顔文字(^-^)を使用
文章が短い
署名の装飾が派手
宛先(メールアドレス)間違い
送信者名(差出人)の設定間違い
添付ファイルの数が多い
♪や☆を使用
敬称(様、さん)の付け忘れ
!や?を使用
重要度の設定
添付ファイルの選択間違い
仕事でプライベートのメールアドレスを使っている
携帯電話やスマートフォンからメールを送る
引用の間違い
メールの転送先を間違えた
その他
10%
20%
30%
40%
37.69%
31.85%
21.84%
17.94%
17.39%
16.55%
16.27%
15.99%
15.30%
13.35%
12.38%
11.54%
11.54%
11.40%
11.40%
10.85%
10.85%
10.71%
10.15%
9.87%
9.18%
8.48%
8.48%
8.21%
7.93%
7.23%
6.54%
6.40%
6.26%
5.98%
5.42%
4.73%
4.45%
4.45%
4.45%
4.45%
4.17%
3.89%
3.76%
2.78%
2.50%
2.23%
1.53%
1.25%
0.70%
0.70%
6.95%
不快に感じた内容は、「文章が曖昧」(37.69%)、「文章が失礼」(31.85%)、「文章が攻撃的」(21.84%)、「文章が冷たい」
(17.94%)、「件名(タイトル)が分かりにくい」(17.39%)の 5 項目が上位を占めています。Q 25 の自覚している失敗内容と
Q28 の受け取ったメールの中に見つけた失敗内容と比べると、並び順が異なります。失敗は誰が見ても分かる機能的で具体的な
内容でしたが、不快感を誘発するのは人によって感じ方の違う感情的で抽象的な内容であることが分かりました。特に、不快感
を生む原因は、文章の占める割合が大きく、文章が不快感を引き起こすことが分かりました。ビジネスメールのマナーやルール
だけでなく文章の書き方や伝え方についても学び、配慮あるコミュニケーションを心がける必要があるといえます。「件名(タ
イトル)が分かりにくい」ことが、ビジネスメールの失敗として認識されると同時に、受け手の不快感を誘発していることも分
かりました。
29
Q32:自分が不快に感じたことを指摘したことはありますか(Q30 で「よくある」「たまにある」とお答えの方)
未回答
1.39%
よくある
1.11%
たまにある
20.31%
まったくない
36.16%
ほとんどない
41.03%
不快に感じたことを指摘したことは「ほとんどない」(41.03%)と「まったくない」(36.16%)の合計が 77.19%で、8 割近い人
が指摘をしていません。不快に感じる内容や程度は人によって異なるため、あきらかな失敗(添付ファイルの付け忘れ)などに
比べると指摘をしにくいことが考えられます。
(補足)自分が不快に感じたことを指摘したことはありますか[2012 年-2014 年]
よくある
たまにある
ほとんどない
まったくない
未回答
1.11%
2014年
20.31%
41.03%
36.16%
1.39%
1.42%
2013年
22.67%
41.19%
33.94%
0.78%
20.67%
43.67%
32.00%
1.67%
2.00%
2012年
不快に感じたことを指摘したことは「ほとんどない」(41.03%)と「まったくない」(36.16%)の合計が 77.19%で、2013 年の
75.13%と比べると 2.06 ポイント増加しています。自分の不快感は、特に指摘がしにくいことが分かります。
30
(補足)失敗した(自分の失敗)、失敗を見つけた(相手の失敗)、不快に感じたの推移[2011 年-2014 年]
開封確認要求の設定
16%
15.42%
10.98%
12%
8.21%
12.05%
8%
9.17%
7.12%
10.85%
6.46%
4%
1.11%
0.66%
0.78%
0.31%
0%
2011年
2012年
失敗した
2013年
失敗を見つけた
2014年
不快に感じた
開封確認要求の設定は、失敗としての自覚や認識が減少しています。これは、Gmail といった開封確認要求の機能をもたないメ
ールソフトが普及し、開封確認要求に遭遇する利用者が減っていることも理由の一つに考えられます。ただし、不快感を与える
機能であることには変わりないことが分かりました。
添付ファイルの付け忘れ
80%
72.66%
70.63%
72.45%
65.00%
68.86%
60%
69.02%
68.66%
56.11%
40%
20%
8.03%
7.12%
7.17%
10.15%
0%
2011年
2012年
失敗した
2013年
失敗を見つけた
2014年
不快に感じた
添付ファイルの付け忘れは、失敗の上位項目として自覚、認識をされていますが、その失敗がすぐさま、不快感につながるわけ
ではないことが分かりました。
31
宛先(メールアドレス)間違い
30%
27.03%
28.04%
25.04%
25%
25.26%
20%
15%
22.61%
15.93%
15.90%
10%
5%
23.99%
6.67%
5.05%
2.75%
4.45%
0%
2011年
2012年
失敗した
2013年
失敗を見つけた
2014年
不快に感じた
宛先(メールアドレス)間違いは、失敗として自覚、認識されており、注意すべき失敗ですが、不快感とのつながりは弱いこと
が分かりました。
文章に誤字や脱字
70%
60.97%
60%
50%
46.41%
47.64%
54.26%
40.66%
40%
30%
20%
35.68%
33.99%
16.91%
13.50%
16.71%
10%
32.51%
13.35%
0%
2011年
2012年
失敗した
2013年
失敗を見つけた
2014年
不快に感じた
文章の誤字や脱字は、失敗として自覚、認識しやすく、不快感にも結び付く可能性があることが分かりました。
32
Q33:過去一年間で、あなたの周りで仕事上のメールによるトラブルはありますか
よくある
1.13%
まったくない
25.11%
たまにある
19.97%
ほとんどない
53.80%
過去1年間で、周囲でメールによるトラブルが「よくある」(1.13%)と「たまにある」(19.97%)の合計が 21.10%で、2 割の
人がメールによるトラブルに遭遇しています。トラブルの内容は、「宛先間違い」といった誤送信や「添付ファイルの付け間違
え」、「文章の解釈が異なり誤解を招いた」などの回答がありました。
Q34:英語でビジネスメールを書くことはありますか
よくある
5.20%
ほとん
どない
16.95%
まったくない
65.33%
たまにある
12.52%
英語でビジネスメールを書くことが「よくある」(5.20%)と「たまにある」(12.52%)の合計が 17.72%で、2 割近い人が仕事
で英語のメールを書いていることが分かりました。
Q35:あなたの会社でビジネスメールの社員研修はありますか
ある
8.30%
わからない
6.26%
ない
85.44%
会社でビジネスメールの研修が「ある」(8.30%)人は 1 割にも満たず、メールは仕事上の主要なコミュニケーション手段であ
るにもかかわらず、9 割以上の人が会社では学んでいないことが分かりました。これでは、メールの失敗やトラブルが起きても
当然だといえます。
33
調査の概要
調査目的:ビジネスにおけるメールの利用実態と課題を把握
調査対象:仕事でメールを使っているすべての方
実施期間:2014 年 6 月 3 日(火曜)から 2014 年 7 月 2 日(水曜)
調査方法:パソコンサイト上のアンケートフォームによる選択回答式
調査実施機関:株式会社アイ・コミュニケーション
有効回答数:1,422
性別
人数
%
年齢
人数
%
男性
971
68.28%
18~19 歳
0
0.00%
女性
451
31.72%
20~24 歳
18
1.27%
1,422
100.00%
25~29 歳
71
4.99%
30~34 歳
131
9.21%
35~39 歳
207
14.56%
40~44 歳
323
22.71%
45~49 歳
245
17.23%
50~54 歳
230
16.17%
55~59 歳
118
8.30%
60~64 歳
49
3.45%
65~69 歳
19
1.34%
70 歳以上
11
0.77%
1,422
100.00%
合計
合計
職業
人数
お勤め(会社員・公務員など)
自営・自由業
その他
合計
%
1062
74.68%
336
23.63%
24
1.69%
1,422
100.00%
▼「お勤め(会社員・公務員など)
」
、
「自営・自由業」の方
所属する企業団体の規模
人数
%
役職
1~4 名
312
22.32%
5~9 名
95
6.80%
経営者
10~19 名
77
5.51%
役員クラス
20~49 名
103
7.37%
本部長クラス
50~99 名
93
6.65%
100~299 名
171
12.23%
300~499 名
77
500~999 名
人数
%
291
20.82%
51
3.65%
9
0.64%
部長クラス
94
6.72%
課長クラス
197
14.09%
5.51%
主任/係長クラス
253
18.10%
106
7.58%
一般社員
344
24.61%
1000~1999 名
82
5.87%
派遣社員
12
0.86%
2000~4999 名
104
7.44%
契約社員
40
2.86%
5000 名以上
158
11.30%
その他
73
5.22%
20
1.43%
未回答
34
2.43%
1,398
100.00%
1,398
100.00%
未回答
合計
合計
34
業種
人数
農林水産・鉱業
%
4
0.29%
建設
50
3.58%
自動車、輸送機器
37
2.65%
112
8.01%
機械、重電
28
2.00%
経営者・役員
素材
15
1.07%
食品、医薬、化粧品
55
その他製造
エネルギー
電気、電子機器
職種
人数
%
250
17.88%
経営企画
28
2.00%
3.93%
総務・人事
66
4.72%
75
5.36%
財務・経理
27
1.93%
13
0.93%
一般事務
118
8.44%
110
7.87%
情報処理・情報システム
138
9.87%
金融・証券・保険
31
2.22%
広報・宣伝
28
2.00%
不動産
37
2.65%
企画・調査・マーケティング
102
7.30%
通信サービス
23
1.65%
営業・販売
156
11.16%
186
13.30%
生産・製造
25
1.79%
12
0.86%
資材・購買
9
0.64%
113
8.08%
配送・物流
4
0.29%
放送・広告・出版・マスコミ
50
3.58%
技術・設計
97
6.94%
医療
31
2.22%
研究・開発
83
5.94%
介護・福祉
10
0.72%
編集・編成・制作
32
2.29%
飲食店・宿泊
10
0.72%
専門職(建築・土木関連)
19
1.36%
人材サービス
21
1.50%
専門職(医療関連)
20
1.43%
2
0.14%
専門職(会計関連)
7
0.50%
194
13.88%
専門職(法律関連)
16
1.14%
公務員(教員を除く)
24
1.72%
専門職(教育関連)
57
4.08%
教育・教育学習支援関係
89
6.37%
その他
84
6.01%
その他
46
3.29%
未回答
32
2.29%
未回答
20
1.43%
1,398
100.00%
1,398
100.00%
卸売・小売業・商業(商社含む)
情報処理、SI、ソフトウェア
運輸
コンサル・会計・法律関連
旅行
その他サービス
合計
合計
一般社団法人日本ビジネスメール協会
[代表者]代表理事 平野友朗[設立]2013 年 9 月 20 日
[事業概要]ビジネスメール教育者の育成、ビジネスメール教育者の認定
[所在地]〒101-0052 東京都千代田区神田小川町 2-1 KIMURA BUILDING 5 階[URL]http://businessmail.or.jp/
[調査実施機関]株式会社アイ・コミュニケーション(http://www.sc-p.jp/)
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人日本ビジネスメール協会[電話]03-5577-3210[FAX]03-5577-3238[E-mail][email protected]
※本調査結果を引用する場合は、出典の明記をお願いいたします ※本調査結果の利用については、お問い合わせください
※一般社団法人日本ビジネスメール協会は、日本で唯一のビジネスメールの教育者を養成する専門機関です
※「ビジネスメール」と「ビジネスメールコミュニケーション」は、株式会社アイ・コミュニケーションの登録商標です