平成 27 年 6 月 3 日 お客様各位 北海道バス株式会社 代表取締役 田渕

平成 27 年 6 月 3 日
お客様各位
北海道バス株式会社
代表取締役 田渕 繁
元乗務員の逮捕に関するご報告とお詫び
先日、当社元乗務員が覚せい剤の使用の容疑で逮捕されるという事態が発生いたしました。
今回の件につきまして、当社をご利用のお客様はもちろんのこと、関係機関の皆さまに多
大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。日頃より
安全を最優先に運行しておりました当社といたしまして、今回発生いたしました事態を重
く受け止め、早急に再発防止策を策定し、当社のみならずバス業界全体の信頼回復に全力
で努めて参ります。
現時点において当社が把握している事件の概要および当社の対応方針等について、下記の
とおりお知らせいたします。
記
1.概要
平成 27 年 5 月 28 日
(木)
、
札幌 12:25 発函館 18:18 着の当社高速路線バスの運行終了後、
同バスの担当運転手から当社に点呼報告があったのち、同日夜、同運転手の知人と称する
女性から当社に連絡があり、同運転手について「事情があって直接本人から会社に連絡す
ることができないので、代わって会社に連絡するように頼まれた。本人は、もう会社に出
社することができないので、会社を退職させて欲しい。
」とのことでした。その後、当社か
ら同運転手に対して直接連絡をとるよう何度か試みましたが、どうしても連絡を取ること
ができなかったため、同日付で同運転手を退職としました。
その後、5 月 30 日(土)
、報道機関から当社宛に問い合わせがあり、同運転手が函館市内
で覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されたことが判明しました。
同運転手がいつどこで覚醒剤を使用したのか、事件の具体的な内容については、現在、
捜査機関が事実関係を解明しているところですので、当社としても報道によって伺い知る
ほかありません。ただし、5 月 31 日(日)に同運転手に接見した弁護士から得られた情報に
よると、同運転手の説明によれば、逮捕当日の勤務が終わった後に自宅で薬物を摂取した、
薬物を摂取した状態でバスを運転したことは一度もない、日常的に薬物を使用していたわ
けではないとのことでした。
2.今後の対応について
本件における薬物使用の状況については、現在捜査中でもあり、さらに具体的な事実関
係の把握に努めているところでございます。まずは、全従業員を対象に薬物検査を一斉に
行うと同時に、点呼時の確認の強化、薬物に関する従業員への教育の徹底により、再発の
防止に最大限に取り組んで参ります。
以上