PA003 可動電極型マイクロツールの開発と 力学的細胞カップリング・融合への挑戦 21st CHEMINAS 川原 知洋*,井柳 友宏**,萩原 将也*,山西 陽子***,新井 史人* * 名古屋大学大学院工学研究科,** 東北大学大学院工学研究科,*** JSTさきがけ バイオチップ内で細胞に電気・力学刺激を同時に行うには? 1. Background クローニングのためのオンチップ 卵子自動操作プロトコル(Arai et al., 2005) ① 透明帯除去 ② 除核・ソーティング 除核 ソ ング ③ カップリング カ プリング ヒトは顕微作業において卵子を押しつけながら カップリング・融合を行っている プ グ 合 ⇒ 力学刺激に着目 電極 ウシ卵子 100-150 μm ④ 融合 2. Movable electrode type microtool 切断 核 ドナー 投入ポート 200 μm ドナー細胞 廃棄 卵子 投入ポート 誘電泳動+流体力 固定電極 融合成功率が低 融合成功率が低い 開発したバイオチップ (2008) マイクロツール (電極) 固定端 1 mm PSDMS流路 Ni製マイクロツール 可動かつ通電可能 3 Si 3. Simulation/Experiment l ti /E i t FEM電場解析 ウシ卵子を用いたカップリング・融合実験 押し込みなし 押し込みあり 卵子 卵子 ドナー 卵子 マイクロツール ドナー ① ③ 電界が均一的に集中する効果を確認 4. Conclusion/Future work 融合率向上のための電極形状・電圧印加条件の最適化 ○ 融合率向上のための電極形状 電圧印加条件の最適化 ○ ヒトによる手法との成功率比較,融合後の発生率の評価 本研究は,生研センター異分野融合研究事業およびJST-SENTANの助成を得て行われたものである. ドナー ② ④ 電極の通電を確認・力学的カップリングを達成 参考文献: 川原知洋,井柳友宏,萩原将也,山西陽子,新井史人:可動電極型マイクロツールの開発と力学的細胞カップリング・融合への 挑戦,第21回化学とマイクロ・ナノシステム研究会講演要旨集,p.3,2010.
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