マイクロソフト (米国、ソフトウェア)

ダイワの月間参考銘柄（11 月号）
2012.10.24
マイクロソフト
(米国、ソフトウェア)
Microsoft Corp. （ティッカー:MSFT､大和コード:A7565） http://www.microsoft.com
決算期
11.6
12.6
13.6 予
14.6 予
売上高
69,943
73,723
80,398
86,622
純利益
百万㌦
(+5%)
(+9%)
(+8%)
23,150
16,978
24,424
26,781
株価･為替情報(10/19時点)
百万㌦
株価
(▲27%)
(+44%)
(+10%)
時価総額
28.64 ㌦
1㌦= 79.32 円
2,410 億㌦
予想EPS(13.6)
2.92 ㌦
年初来騰落率
予想EPS(14.6)
3.25 ㌦
+10％
※予想はトムソン･ロイター調査。
会社概要
ソフトウェア最大手。75 年に創業し、80∼90 年代に Windows（OS：基本ソフト）と Office（ワード、エクセ
ル等）で急成長を遂げた。Windows と Office が主力 2 事業で収益の柱。企業の IT 部門向けソフトウェアであ
る「サーバー＆ツール」事業が高成長を続けており、第 3 の事業として業績を支えている。その他にもゲー
ムやネット広告なども手掛けており、企業向けから消費者向けまで幅広く事業を展開する。
7-9 月期は Windows 8 発売前の PC 買い控え / 年末から Windows 8 販売サイクル入りへ
7-9 月期決算は売上横ばい、7％営業減益
7-9 月期決算は売上高横ばい、7％営業減益（継続
事業ベース）。Windows 8 発売前の買い控えと消費
環境の悪さが重なり、大和証券予想を下回った。し
かし、PC 市場の失速は既に分かっていたことであり、
下振れは想定の範囲内である。Windows 8 発売前で
ある 7-9 月期決算は重要度の低い決算のため、下振
れに対し過度に神経質になる必要はないと考える。
一方、企業向けのソフトウェア販売は引き続き他社
を上回るペースで成長中。豊富な製品ラインナップ
を背景に、大企業向けの長期契約が強い基調で伸び
ている。中長期的な高成長持続が期待できよう。
事業別売上高と営業利益（12年7-9月期）
（億㌦）
70
60
売上高
-2%
+8%
50
40
営業利益
-33%
30
-1%
20
+9%
10
0
-10
Windows＆
Windows Live
Office 他
サーバー＆ツール
オンラインエンタテインメント
＆デバイス
（出所）会社資料（注 1）図表中の数字（％）は前年同期比の増収率を示す。
（注 2）エンタテインメント＆デバイス事業の営業利益は 0.19 億ドル。
主要製品ラインナップ
Windows 8 発売へ
Windows 8 の発売が 10/26 に迫っている。決算発
表では、PC メーカーへの販売が Windows 7 のときよ
り 4 割増えていると明らかにされた。会社は年末の
Windows 8 の売れ行きに自信を見せている。また、
自社設計の Windows 8 搭載タブレット「サーフェ
ス」は同じく 10/26 に販売開始であり、10/16 から
先行予約が始まっている。10/26 発売当日の出荷分
は既に予約完売し、出足は順調な様子である。発売
に向けて積極的なプロモーションを行っており年
末商戦に向けて期待が高まる。
PER 水準に割安感あり
決算発表後、PC 市場に対する懸念から株価はやや
水準を下げて推移している。しかし、10/19 時点の
13 年 6 月期予想 PER は 10 倍弱であり、過去 5 年推
移の下限付近にある。株価の下値は堅いだろう。好
調な企業向け販売と Windows 8 発売による業績拡大
が見込まれる年末から来年にかけ、株価上昇のチャ
ンスがあると考える。（NY 西村和哉）
Windows 7
XPサポート切れのため、企業はWindows 7導入を急ぐ
足下の導入率は5割
Office 2010
Office 2003も14年4月サポート切れ
Office 2010への切り替えが進む
System Center 2012
Windows Server 2012
Office 最新製品
Windows 8に最適化
企業IT部門向け製品群。
クラウド環境構築、データベース
＆データ解析ソフトの需要が好調
SQL Server 2012
Windows 8
Surface
Windows Phone 8
発売済（10/23時点）
パソコン/タブレット対応。10/26発売
自社設計タブレット「サーフェス」
タッチカバー（キーボード）付き
499ドルから。10/26発売
スマートフォン市場シェアアップ狙う
発売予定
（出所）会社資料
（㌦）
34
株価推移（週足）
32
30
28
26
10月19日まで
24
22
2010
2011
2012
（年）
（出所）ナスダック
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お取引にあたっての手数料等およびリスクについて
手数料等およびリスクについて
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商号等：大和証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長（金商）第108号
加入協会：日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
【保有株式等について】
大和証券は、このレポートに記載された会社が発行する株券等を保有し、売買し、または今後売買することがあります。大和証券
グループが、株式等を合計 5%超保有しているとして大量保有報告を行っている会社は以下の通りです。（平成 24 年 10 月 15 日現
在）
三井住友建設(1821) エニグモ(3665) セプテーニ・ホールディングス(4293) テイクアンドギヴ・ニーズ(4331) ラクオリア創
薬(4579) メビオファーム(4580) 岡部(5959) オカダアイヨン(6294) シンニッタン(6319) MCJ(6670) 明星電気(6709) メ
ガチップス(6875) 三社電機製作所(6882) アストマックス(7162) 新星堂(7415) 大興電子通信(8023) マネーパートナーズ
(8732) 大和証券オフィス投資法人(8976) 角川グループホールディングス(9477) 帝国ホテル(9708) バロー(9956)（銘柄コー
ド順）
【主幹事を担当した会社について】
大和証券は、平成 23 年 10 月以降下記の銘柄に関する募集・売出し（普通社債を除く）にあたり主幹事会社を担当しています。
日本Ｍ＆Ａセンター(2127) エス・エム・エス(2175) ダイユーエイト(2662) ブロンコビリー(3091) 八洲電機(3153) アイセ
イ薬局(3170) ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス(3657) エムアップ(3661) エイチーム(3662) エニグモ
(3665) 阿波製紙(3896) カイオム・バイオサイエンス(4583) リブセンス(6054) ウチヤマホールディングス(6059) こころネ
ット(6060) ユニバーサル園芸社(6061) チャーム・ケア・コーポレーション(6062) トレンダーズ(6069) アンリツ(6754) Ｆ
ＰＧ(7148) タカショー(7590) ワキタ(8125) イー・ギャランティ(8771) フロンティア不動産投資法人(8964) ジャパン・ホ
テル・リート投資法人(8985) 日本航空(9201) スターフライヤー(9206) ステップ(9795)（銘柄コード順）
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