Lecture/JouhouC2004/2nd 2017年 2月 11日 情報教育演習II 第2回 (1) 前回の復習 (1) この授業のキーワード (1) 授業のテーマ「情報デザイン」 (2) 参考リンク (2) Web(World Wide Web) (3) Webのしくみ (3) Webでの情報検索 (3) 検索サイトのしくみ (3) 検索のコツ (4) Webの活用 (4) Webのコンテンツやサービス (4) Webの3つの「注意」 (5) 情報教育演習II 第2回 ▲▼ 前回の復習 ▲▼ この授業のキーワード World Wide Web HTML、CSS Webに関するしくみや技術の理解 コンピュータリテラシ コンピュータやネットワークのしくみ・操作の理解 情報のデザイン ユーザビリティ ソフトやWebページの「使いやすさ」 アクセシビリティ いろいろな人にとっての「アクセスしやすさ」 情報リテラシ 情報の収集・編集・発表 情報を活用するための基礎的な能力 情報の公開・交流 情報を発信する立場として必要な能力 Lecture/JouhouC2004/2nd - 1 ▲▼ 授業のテーマ「情報デザイン」 平凡社新書「情報デザイン入門」(渡辺保史)pp.163 情報デザインとは世のなかに存在する複雑で多様なモノ、コトを整理(組織化)し、 それを他人が理解しやすい「かたち」としてしめしていく営みである。 同書 pp.9 情報デザインという営為は、いわゆるプロの「情報デザイナー」たちだけの専売特許ではな い。 情報デザインとは、子どもからお年寄りまで、すべての人にかかわるいとなみであり、 コンピュータとネットワークが私たちの身のまわりの環境に急激に浸透しつつある現在、 ますますその重要性が増しているのだ。 翔泳社「情報デザイン ケーススタディ」(jules Yoshiyuki Tajima)pp.14 「情報デザイン」の 定義 何をどうしたいのかという目的を定め、 目的達成のために関連してくる知識や資料の確認および収集を行い、 それを整理整頓し順序を組み合わせ、 目的が円滑に達成されるために、表示や表現や行動に反映させること ▲▼ 参考リンク キーワードに関連したWebサイトを紹介します。 World Wide Web World Wide Web Consortium (W3C) http://www.w3.org/ The Web KANZAKI http://www.kanzaki.com/ 情報デザイン ラプラス取説研究所 http://www.laplace-lab.org/ 説明堂 http://www.dd.iij4u.or.jp/~tishi/ ユーザビリティ U-Site http://www.usability.gr.jp/ 使いやすさ研究所 http://usability.novas.co.jp/index.html ユニバーサルデザインホームページへようこそ http://www.universal-design.co.jp/ アクセシビリティ こころWeb http://www.kokoroweb.org/ バリアフリーの扉(日本IBM) http://www-6.ibm.com/jp/accessibility/ 富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 http://jp.fujitsu.com/webaccessibility/ そのほか、コンピュータ用語や検索サイトを紹介します。 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ Yahoo! JAPAN http://www.yahoo.co.jp/ 2 - 情報教育演習II 第2回 Google http://www.google.co.jp/ ▲▼ Web(World Wide Web) ▲▼ Webのしくみ ハイパーテキストとWWW Web(World Wide Web) は「世界中に張り巡らせた情報のクモの巣」という意味です。ハイ パーリンク(リンク:情報を関連付けさせる機能)を備えた文書、つまりハイパーテキスト を使って、世界中のコンピュータにある情報源を関連付けさせて、世界規模で情報を共有す るためのしくみです。 WebページとWebサーバとブラウザ Webのなかで、ハイパーテキスト化された文書のことをWebページといいます。Webページ はWebサーバというコンピュータに蓄積されネットワーク上に公開されます。この公開され たWebページを見るには、ブラウザという専用ソフトを使います。 URL (Uniform Resource Locator) インターネット上の情報源への「接続方法」と「場所」を示すものです。たとえば、 「http://arena.hyogo-dai.ac.jp/hogehoge/hoge.html」とは次のような意味になります。 「http://」 : プロトコル(情報源への接続方法)をあらわします。 「arena.hyogo-dai.ac.jp」 : ホスト名(情報源のコンピュータ名)をあらわします。 「/hoge/hoge.html」 : 情報源のコンピュータの中での、情報が書かれたファイルの位置 をあらわします。 ▲▼ Webでの情報検索 ▲▼ 検索サイトのしくみ インターネットの変化に対応し、Webページの情報を集め、それを整理し、検索するための仕掛 けが、「検索サイト」です。インターネットでの電話帳や観光ガイドのようなものです。本で例え れば、目次や索引にあたります。 検索サイトの種類は大きく2つあります。詳しくは、次の表のようになります。ただし、最近は両 方の機能を持つ検索サイトが増えています。 Lecture/JouhouC2004/2nd - 3 ディレクトリ型(登録型) 収集する対 WebサイトのURL 象 申請・推薦されたサイトを手作業 登録の方法 で登録 整理の方法 内容からカテゴリに分類 検索の仕方 カテゴリを徐々に絞り込む 検索結果の ハズレはあまりないが、結果が少 特徴 ない 向いている 公式・公共のサイトや、有名なサ 検索 イト Yahoo! JAPAN 代表例 http://www.yahoo.co.jp/ ▲▼ ロボット型(全文検索型) Webページの全内容 プログラム(ロボット)をインターネットを巡 回させて収集 Webページの内容をデータベース化 ページに含まれるキーワードを入力 結果が多いが、キーワードは確実に含まれる ノンジャンル Google http://www.google.co.jp/ 検索のコツ ただ検索サイトを利用するだけではなく、検索サイトの機能やブラウザの機能を活用して、よ り簡単に・確実に情報を検索なコツを見つけましょう。 ブックマーク・ショートカット 検索した結果はブックマークやショートカットとして残しておけば、いつでも見ること ができます。また、検索中の状態もブックマーク・ショートカットにしておけば、どのよ うに検索したか後で確認することができます。 カテゴリ・キーワードの選び方 目的とする情報があるWeb ページを想像し、書いてそうな単語を使って、カテゴリや キーワードを選びましょう。またロボット型検索では、複数のキーワードを使えば、検索 結果を絞り込むことができます。一度調べた結果から、次のキーワードを探すとよいで しょう。 リンク集の活用 専門的なサイトでは、そのカテゴリに関する良いリンク集があることが多いです。検索 した結果にリンク集がある場合は、検索サイトだけではなく、それを活用しましょう。 ▲▼ Webの活用 ▲▼ Webのコンテンツやサービス Webが誕生した当初からある、一般的なコンテンツ(Webページの中身)には、次のようなも のがあります。 自己紹介 リンク集 日記 4 - 情報教育演習II 第2回 Web上で行われてるサービスには、次のようなものがあります。 掲示板、チャット Yahoo!掲示板 http://messages.yahoo.co.jp/ 2ちゃんねる http://www.2ch.net/ ポータルサイト(入り口・総合サイト) Yahoo! JAPAN http://www.yahoo.co.jp/ @nifty http://www.nifty.com/ ライブカメラ 世界の定点カメラ http://home.att.ne.jp/red/nuka/camera.htm 世界の窓 http://www.sekainomado.com/ そのほかに、ショッピングやオークション、スト リーミング(音楽や映像のオンライン配信)などがあります。 また、日常の出来事や関心事を紹介しながらコミュニケーションをするサイトが、最近増えて います。 日記サイト はてなダイアリー(日記) http://d.hatena.ne.jp/ tDiary(日記) http://www.tdiary.net/ Blog(ブログ、Weblog) はじめてのウェブログ http://kotonoha.main.jp/weblog/ ココログ http://www.cocolog-nifty.com/ livedoor Blog http://blog.livedoor.com/ 保育関係では、次のようなサイトがあります。 情報・ポータル i-子育てネット http://www.i-kosodate.net/ 保育者ネットワーク http://www2u.biglobe.ne.jp/~hoiku/ 保育士ってなあに? http://homepage2.nifty.com/hoikubito/ 教材 いんたーねっと☆ようちえん http://kodomo.aquasky.jp/ わくわくキッズ http://park19.wakwak.com/~kids/ 絵本ナビ http://www.ehonnavi.net/ ライブカメラ ライブキッズ(商品紹介) http://www.livekids.jp/ http://www.ntt-west.co.jp/mie/it_zirei.html ▲▼ Webの3つの「注意」 情報の信ぴょう性 Webページは誰でも作ることができます。これは、WWWの大きな利点です。しかし、新 聞社やテレビ局のように、裏づけがある情報だけが書いてあるとは限りません。本当か どうか怪しいものや、デマ・都市伝説など、信憑性に欠けるものも多くあります。 Lecture/JouhouC2004/2nd - 5 重大な情報や変わった情報を目にしたときには、その情報源が「いつ」「誰の手で」 作られたのか確認しましょう。また、検索サイトを利用して、他にも同じような情報が あるか、確認するとよいでしょう。 有害・不法なサイト 何かのサービスを利用するときに、名前や電話番号・メールアドレスを入力すると、し ばらくして国際電話の料金請求が送られてきたり、何かの宣伝のメール(スパムメー ル)が送られてくることがあるかもしれません。個人情報を入力するときには、どのよ うに利用されるか、そのサイトが信用できるかをよく見極めましょう。 また、画面中にいくつもブラウザを起動させるブラクラ(ブラウザ・クラッシャー)、 見た人のパソコンをコンピュータウィルスに感染させるサイトもあります。リンク先 のURLをよく確認するようにしましょう。 著作権 Webページの内容も、人が作ったものです。人が作ったものには著作権が発生します。 文章だけではなく画像データにも著作権があります。個人的に利用するのはまず問題 ありませんが、Webページの内容を勝手にメーリングリストに公開したり、画像データ を転用して別のWebページを作るのは、著作権違反になります。 6 - 情報教育演習II 第2回
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