高槻市監査委員告示第6号 地方自治法第199条第12項の規定に基づき、平成26年度監査の 結果に関する措置結果の通知があったので、別紙のとおり公表する。 平成27年5月22日 高槻市監査委員 同 上 田 豊 喜 重 谷 芳 人 平成26年度監査における監査結果報告に基づく措置結果報告 定期監査 1 交通部 (監査実施日 平成26年8月29日から10月6日まで) 指摘事項 措置結果 1 支出事務について(契約関連事務) 措置日 平成26年9月17日 (1) 業務委託契約書において、相手方の契約印が 押印されていないものがあった。 今回の指摘を受けて直ちに相手方の契約印を 徴し、是正した。今後の契約事務については、決 (総務課) 裁時の審査に加えて、契約書等の作成時にも関係 規程に基づいたチェックリストを用いて必要事 項を確認することを徹底し、再発防止に努める。 (2) 契約書について、契約締結日付がないものが 措置日 平成26年9月9日 あった。 今回の指摘を受けて直ちに契約締結日を記入 (総務課) し、是正した。今後の契約事務については、決裁 時の審査に加えて、契約書等の作成時にも関係規 程に基づいたチェックリストを用いて必要事項 を確認することを徹底し、再発防止に努める。 2 現金取扱事務について 芝生営業所の両替用仮払資金について、受払簿 措置日 平成26年9月9日 直ちに過不足分の資金移動を行い、是正した。 の残高が 30,000 円のところ、実際は 29,500 円で 今後、資金移動をする際は、金種内訳をその都度 あった。また、総務課財務チームの両替用資金を 作成し、現金残高と突合させることを徹底する。 確認したところ、受払簿の残高が 35,500 円のとこ また、現金の検査と補充日を別の日に設定し、営 ろ、実際は 36,000 円であった。 業所長立会いの下、財務チームの職員2人で実施 (総務課、企画運輸課芝生営業所) することで、残高確認を徹底し、再発防止を図る。 2 産業環境部 (監査実施日 平成26年8月29日から10月6日まで) 指摘事項 1 支出事務について(契約関連事務) (1) 契約書及び請書について、契約締結日付がな いものがあった。 措置結果 措置日 平成26年10月1日 指摘の件について、直ちに契約年月日を記載し た。なお、相手方の契約書に契約年月日が記載さ (高槻クリーンセンター) れていることを確認した。 すでに契約期間が満了しており、契約内容につ いては確実に履行されたが、今後このようなこと がないよう再発防止に向け十分に注意を払って 確認を行い、正確な事務処理に努める。具体的に は、契約書の場合は押印の際に、また、請書の場 合は受け取った際に、担当者とチームリーダーと で確認するなど、複数の職員で記載内容を確認す ることを徹底している。 (2) 林道維持補修工事について、契約締結に係る 措置日 平成26年10月1日 決裁文書における契約書(案)に記載された工 直ちに契約書の原本を含めて是正した。今後 事場所と契約書原本に記載された工事場所が は、起案時における工事内容の把握と記載事項の 相違していた。 十分な確認、精査を行い、契約締結時には再度確 (農林課) 認を行うなど、適正な事務処理に努める。 3 都市創造部 (監査実施日 平成26年9月17日から10月31日まで) 指摘事項 1 収入事務について 措置結果 措置日 平成26年11月5日 (1) 領収書控において、金額の訂正をしているも のがあった。 認識不足により誤った事務処理をしていたこ とから、金額訂正の不可や書き損じた領収書の無 (都市づくり推進課) 効処理など、領収書綴りにも領収書発行のチェッ クポイントを記載するとともに、記入例を添付 し、再発防止措置を行った。 また、窓口業務マニュアルにも処理方法を明記 し、職場研修により課内職員に周知・徹底した。 (2) 書き損じた領収書を無効処理せず破棄してい 措置日 平成26年11月5日 るものがあった。 認識不足により誤った事務処理をしていたこ (都市づくり推進課) とから、金額訂正の不可や書き損じた領収書の無 効処理など、領収書綴りにも領収書発行のチェッ クポイントを記載するとともに、記入例を添付 し、再発防止措置を行った。 また、窓口業務マニュアルにも処理方法を明記 し、職場研修により課内職員に周知・徹底した。 (3) 書き損じた一連のつづりである発行控・納付 措置日 平成26年11月5日 書・収入済通知書・領収書を無効処理していな 指摘の件については、認識不足により誤った事 いもの、書き損じた発行控のみを残し破棄して 務処理をしていたことから、担当者に収入事務の いるものがあった。 処理方法を指導するとともに、事務担当者が変更 (都市づくり推進課) になった際にも適切に事務処理が行えるようマ ニュアルに明記し、再発防止措置の徹底を図っ た。 2 支出事務について(契約関連事務) 措置日 平成26年10月31日 (1) 契約書について、契約締結日付がないものが あった。 指摘の件については、相手方に送付した契約書 には契約年月日を記入しており、当方分のみ記載 (下水河川企画課) 漏れがあった。契約行為の重要性を再認識すると ともに、このようなことがないよう課内職員に周 知・徹底した。 (2) 水路及び下水管浚渫業務委託料(3月分)の 措置日 平成26年10月31日 支払について、支払先を誤って支払われていた。 指摘の件については、先月支払分を参照したこ (下水河川企画課) とによる起案時の相手方情報の入力ミス及び確 認漏れによるものである。誤送金先への返還手続 きを進めており、相手先からは返還の意思を確認 している。正送金先へは業務委託料を平成26年 10月31日付けで送金した。今後このようなこ とがないよう、起案時の相手先の確実な入力と共 に、副担当を確認者として増員し、チェックリス トに基づいた確認など、確認方法を改善した。 3 その他について 措置日 平成26年11月1日 道路占用許可における減免申請について、道路 道路占用許可における減免申請については、指 占用料徴収条例施行規則第2条第2項各号に基づ 摘後に道路占用料徴収条例施行規則の条項を再 き免除しているが、誤った号名で申請されたもの 認識した。その後の措置については、申請時に申 をそのまま受理していた。 請者と、占用内容と免除条項を相互で確認するな (管理課) ど、課内職員に周知徹底し、再発防止措置を行っ た。 4 総務部 (監査実施日 平成26年10月14日から11月26日まで) 指摘事項 措置結果 1 支出事務について 措置日 平成26年12月6日 物品購入について2者から見積書を徴取してい 一つの業者の見積書には税抜き価格が記載さ るが、見積額の高いほうから購入しているものが れており、もう一つの業者の見積書には税込み価 あった。 格が記載されていた。これらを税抜き価格で比較 (人事課) すると、見積書を税込み価格で記載している業者 の方が安かったが、両方の見積書が税抜き価格で あると誤信し、見積書を税抜き価格で記載してい る高い方の業者から購入してしまった。 今後はこのようなことが無いように、起案及び 決裁時の確認を徹底するとともに、見積書につい ては税抜き価格で徴取する。 5 健康福祉部(健康福祉政策課、福祉指導課、長寿生きがい課、福祉事務所(生活福祉総務課、生活福 祉支援課、障害福祉課) (監査実施日 平成27年1月19日から2月20日まで) 指摘事項 措置結果 収入事務について 措置日 平成27年2月27日 一括調定しているものについて、前年度の収入 差額が生じた原因については、平成 24 年度中 未済額は原則としてその全額を翌年度に繰り越す に取り消した生活保護法第 78 条に基づく徴収金 べきところ、平成25年度末の収入未済額と平成 の減額調定及び平成 25 年度中に行った不納欠損 26年度の滞納繰越に係る調定額との間に差額が 処理の金額について、平成 26 年度の滞納繰越調 生じているものがあった。 定時に誤って処理を行ったため生じたものであ (生活福祉総務課) る。本件については、平成 26 年度中に是正を行 い、正しい調定額となっている。 調定に係る事務については、前年度の未収金額 を次年度の滞納繰越の金額とするため、是正等の 処置については、繰越調定後に行う必要があっ た。 そのため、課内の職員に対して、滞納繰越に係 る調定事務について周知徹底した。今後も決裁時 の審査や定期的な債権の状況管理により適切に 調定に係る事務を行っていく。 6 健康福祉部(医療給付課、国民健康保険課、介護保険課、保健所(総務医薬課、保健衛生課、保健予 防課、健康づくり推進課) (監査実施日 平成27年2月6日から3月12日まで) 指摘事項 措置結果 収入事務について 措置日 平成27年3月3日 一括調定しているものについて、前年度の収入 平成25年度末収入未済額2,601,295 未済額は原則としてその全額を翌年度に繰り越す 円は、収入未済額を確定させる前に滞納繰越調定 べきところ、平成25年度末の収入未済額と平成 を行った額であり、滞納繰越額2,502,53 26年度の滞納繰越に係る調定額との間に差額が 0円は、出納整理期間中のレセプト返戻金などの 生じているものがあった。 控除額を98,765円とした調定額であった (医療給付課) が、本来控除すべき調定額は、47,621円で あり、51,144円を誤って控除していた。 措置として、平成27年2月27日付けで平成 25年度分として、51,144円を追加で調定 し、収入未済額2,553,674円を確定させ、 平成26年度にその全額を繰り越した。 今後は、出納整理期間中には特に留意し、旧年 度の収入未済額の確定後に、新年度における滞納 繰越額の調定事務を行い、ダブルチェックするな ど再発防止に努め、適正な事務処理を行ってい く。
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