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Rio Tinto plc
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2010 年第 4 四半期
事業報告書
2011 年 1 月 18 日公表
リオティント最高経営責任者(CEO)の Tom Albanese は、2010 年第 4 四半期の生産結
果を振り返り、以下の通りコメントしました。「当社の大半の商品が高値である環境下
において、フル生産で操業することが 2010 年のリオティントの優先課題でした。特に
好業績が顕著だったのは鉄鉱石で、当社の四半期及び年間ベースの生産量の新記録を達
成しました。第 4 四半期は、さらに 55 億ドルを高付加価値の成長プロジェクトに投資す
ることを承認しましたが、そこには Pilbara での鉄鉱石の年間生産量を 2.83 億トンに拡
大するプロジェクトや、当社の新しい AP60 製錬技術を用いた Qubec 州におけるアルミ
ニウム製錬のパイロット工場の第 1 期建設プロジェクト等があります。」
•
リオティントの全世界における鉄鉱石生産量は 6,500 万トン(リオティント持
分:5,000 万トン)となり、四半期生産量の新記録を、また 2.39 億トン(リオティン
ト持分:1.85 億トン)の年間新記録を更新しました。
•
銅採鉱量及び銅地金生産量は、前回の見通し通り、前年第 4 四半期比でそれぞれ
9%と 6%減少し、通年ベースでは 16%と 5%の減少となりました。
•
ボーキサイトの生産量は需要回復に伴って、前年同期比 9%増加しました。アルミ
ナとアルミニウムの生産量は概ね横ばいでした。
•
豪州における強粘結炭の生産量は、Queensland の生産拠点への投資の増加を受け
て前年第 4 四半期比 8%増え、また前年比では 20%増となりました。豪州一般炭は
主に Hunter Valley での降雨の影響で、前年比 9%減となりました。
•
Queensland の 4 つ の 炭 鉱 で 出 さ れ た 不 可 抗 力 宣 言 が ま だ 続 い て い ま す 。
Queensland のすべての炭鉱で操業が可能ですが、第三者所有のインフラへの影響
を含め、依然何らかの形で悪天候による制限を受けています。リオティントは、現
時点では、この悪天候による影響の総額や不可抗力宣言の期限についての推定を出
せておりません。
•
12 月 8 日、リオティントは Ivanhoe Mines と新たな契約を締結しましたが、これに
基づき、リオティントはモンゴルでの Oyu Tolgoi 銅―金プロジェクトの直接的な管
理運営を行うことになりました。また同契約により、リオティントには Ivanhoe の
持ち分を 49%まで増やす権利が与えられました。
•
12 月 15 日、リオティントは Cloud Peak Energy Inc.における残存保有分である
48%の株式について売却を完了しました。第二次売却代金総額である 5 億 7,300 万
ドルは 12 月に受領されました。
•
12 月 23 日、リオティントは Riversdale Mining Limited の発行済み現存株式のすべ
てを、推奨する市場外買収の形で、1 株 16 オーストラリア・ドルの現金にて買い取
る提案を発表しました。
•
リオティントは第 4 四半期に総額 55 億ドルの大型投資プロジェクトを承認し、これ
により年間ベースでのプロジェクトの承認は合計 108 億ドルとなりました。
この報告書に記載されている通貨は、別途記載がない限り全て米ドルです。同様に説明文に関し
ても、別途記載がない限り、リオティントの持分に関するものとなります。
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鉄鉱石
生産量(リオティントシェア)
10 年 4Q
09 年 4Q 比
Hamersley
35,106
+4%
Hope Downs
4,201
+48%
Robe River
8,539
+6%
IOC
2,204
-9%
10 年 3Q 比
+4%
+18%
+7%
-3%
(単位:千トン)
10 年
09 年比
128,522
+5%
15,860
+54%
31,610
+10%
8,638
+6%
マーケット
西豪州の Pilbara 地域からの販売数量は、需要の増加に呼応して、最高記録を再び更新
しました。第 4 四半期の販売数量 5,800 万トンは、前年同期比 3%増で、通年ベースで
は同 9%増の 2.23 億トン(100%ベース)となりました。
Pilbara における操業状況
Pilbara での生産量も、鉱山が公称能力を上回るレベルで稼働した為、四半期及び通年
で 6,100 万トン及び 2.24 億トンの新記録(100%ベース)を達成しました。Hamersley の新
規開発鉱山である Brockman 4 及び Western Turner Syncline では引き続き生産量が増え
る一方、Robe River も Mesa A の生産量が増加しました。また 10 月には Robe River で
累計輸出量 10 億トンを達成しました。
12 月 3 日にリオティントと Sinosteel Corporation とは、Pilbara にある Channar ジョ
イントベンチャーの延長を発表しました。この結果、同ジョイントベンチャーは今後 5
年間で更に 5,000 万トンの鉄鉱石を生産を目指します。
また、州政府との鉄鉱石採掘契約に重要な変更を加える事が西豪州議会にて承認され、
これによって当社の Pilbara での操業が一層効率的に行えるようになります。
Pilbara における能力拡張
第 4 四半期中、リオティントは Pilbara での生産出荷能力を年間 2.83 億トンに増加さ
せる為、43 億ドル(リオティント持分:33 億ドル)の投資を行うことを発表しました。
2010 年度に承認された Pilbara への総投資額は、72 億ドル(リオティント持分:53 億ド
ル)でした。
10 月 20 日にリオティントは、Pilbara での鉄鉱石インフラ能力を、2013 年度までに
年間 2.83 億トンへ拡張するために、31 億ドル(リオティント持分:21 億ドル)の投資を
行うと発表しました。
更に 12 月 1 日、リオティントは、Pilbara での鉄鉱石生産能力を拡張するために、12
億ドルの追加投資を行うことを承認しました。資金は Brockman 4 及び Western Turner
Syncline 鉱山の、大規模拡張のために使用されます。この事業計画の一環として選ばれ
た第 3 の鉱山 Nammuldi は現在拡張計画を検討中であり、2011 年に投資判断が下される
見込みです。
リオティントの合計操業能力は、以下の通り段階的に拡張します:
・ 年間 2.20 億トン – 現行生産能力
・ 2011 年第 1 四半期末までに年間 2.25 億トン – Dampier 港のシステム効率化 (実行
中)
・ 2012 年 第 1 四半期末までに年間 2.30 億トン – Dampier 港処理能力増 (実行中)
・ 2013 年下半期末までに年間 2.83 億トン – Cape Lambert 港拡張計画第I期:5,300
万トン増(実行中)
・ 2015 年下半期末までに年間 3.33 億トン – Cape Lambert 港拡張計画第 II 期:5,000
万トン増(事業化調査中)
Iron Ore Company of Canada (IOC)
第 4 四半期の IOC では、鉱山設備の稼働率が低下し、冬季の悪天候と相まって、ペレ
ットと精鉱の生産量が前年同期比 9%減少しました。2010 年は需要水準が回復したため、
売上全体に占める精鉱とペレットの比率が通常水準まで回復しました。
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HIsmelt
12 月に HIsmelt 合弁会社のパートナー間で、Kwinana 拠点の完全な閉鎖と合弁会社の
解消が合意されました。閉鎖作業の大部分は、2014 年までに完了すると予想されていま
す。この技術事業(リオティントが完全所有)は継続し、多くのライセンス取引が進行
中です。
銅
生産量(リオティントシェア)
10 年 4Q 09 年 4Q 比
KUC
銅採鉱量
68.5
+3%
64.8
-11%
銅地金生産量
4.2
+22%
モリブデン
96
-39%
金採鉱量
112
-24%
金地金生産量
Escondida
銅採鉱量
銅地金生産量
Grasberg JV
銅採鉱量
金採鉱量
Northparkes
銅採鉱量
Palabora
銅採鉱量
(単位:千トン/金=千オンス)
10 年 3Q 比
10 年
09 年
+5%
-13%
+56%
-8%
-32%
249.8
269.3
12.9
468
596
-18%
-2%
+14%
-20%
+24%
76.2
24.6
-11%
+3%
+4%
+5%
303.3
90.0
-5%
-8%
21.4
67
-34%
-64%
+892%
+27%
50.7
183
-53%
-57%
8.0
+23%
-1%
31.2
+14%
11.1
-4%
+2%
43.0
-10%
Kennecott Utah Copper
以前の予想通り、精鉱中の銅、金及び銀の年間生産量の減少は、鉱石の品位低下が主
な原因でした。この減少は Copperton 選鉱場の処理量が過去最高となったことで、一部
相殺されました。モリブデンの生産量は、鉱石の品位の上昇に伴って、通年ベースでは
回復しました。
第 4 四半期は銅とモリブデンの鉱石の品位が上がったため、精鉱中の地金の生産量は
前年同期比で増加しました。金及び銀の鉱石の品位低下によって、第 4 四半期の貴金属
の生産量は過去最低となりました。
銅地金の生産量は、予定されていた製錬所における 19 日間のメンテナンスのための操
業停止のために前年比わずかに減少しましたが、金地金と銀地金の生産量は、2009 年末
に粗鉱品位が上昇したため増加しました。第 4 四半期の精錬された地金の生産量は、精
鉱の入手が低下したため減少しました。
Escondida
第 4 四半期における銅採鉱量は、粗鉱品位の低下及び Laguna Seca 選鉱所で 8 日間の
コンベヤの操業停止があったため、前年同期比 16%減少しました。鉱石の硬度が増し、
鉱山でシャベルの使用可能率が低下したため、銅精鉱の生産量がさらに減少しました。
これはリーチング用鉱石の銅の実収率が上がったために、一部相殺され、その結果銅採
鉱量は全体で 11%の減少となりました。
第 4 四半期の銅地金の生産量は、前期比、また前年同期比でほぼ同じでした。
Grasberg
Freeport は 2011 年 1 月 20 日に、同社の第 4 四半期の全営業データを発表する予定で
す。2010 年のリオティントの合弁事業における銅及び金の持分は、予想された鉱石の品
位低下と選鉱場の処理量の減少とによる影響を受けました。これらの要因によって、剝
土契約に基づくリオティントの生産シェアが低下しました。
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Northparkes
Northparkes での銅生産量は、E48 地区採掘場からの生産が増加したため、前年同期比
23%増えました。年間生産量は前年比 14%増加しましたが、これは採鉱石の品位が上が
ったこと及び E48 地区採掘場の段階的な生産増によるものです。
Oyu Tolgoi
12 月 8 日にリオティントは、Ivanhoe Mines との新規金融契約に基づいて、同社がモ
ンゴルにおける Oyu Tolgoi 銅・金プロジェクトを運営することになったことを発表しま
した。リオティントはその後で Series B ウォラント債の早期の、部分的権利行使と先に
発表済みの Robert Friedland からの株式購入を通じて、Ivanhoe に対する同社の持分を
40.5%に高めました。
リオティントは、Ivanhoe の株式割り当てに全面的に参加することを約束し、2011 年
2 月の株式割り当て締め切りに伴い、同社が先に発表済みの Citibank からの Ivanhoe の
株式 1000 万株の取得を通じて、みずからの Ivanhoe に対する株式保有率を 42.3%に高
める予定です。
リオティントはまた、Ivanhoe に対する株式保有率を 49%まで増やす権利を確保して
います。
暫定価格
銅の暫定販売価格の効果は、2010 年下半期に約 1.8 憶ドルの 基礎的収益の増加をも
たらすと予想されています。
2010 年末時点で、当社グループには、1 ポンド当たり 433 米セントの暫定価格による
2.66 億ポンド相当の銅の販売高がありました。これら販売の最終価格は、2011 年上半期
に決定されます。2010 年 6 月 30 日時点では、1 ポンド当たり 296 米セントの暫定価格
で、2.39 億ポンドの出荷が行われています。
アルミニウム
生産量(リオティントシェア)
10 年 4Q 09 年 4Q 比
Rio Tinto Alcan
Bauxite
8,557
-6%
Alumina
2,292
+0%
Aluminium
962
+0%
10 年 3Q 比
-2%
-2%
+2%
10 年
(単位:千トン)
09 年
33,443
9,089
3,790
+9%
+3%
-0%
ボーキサイト
第 4 四半期のボーキサイトの生産量は前年同期比 6%減となりましたが、年間生産量
は、第三者向け需要の増加に伴い、前年比では 9%増でした。
アルミナ
第 4 四半期のアルミナ生産量は過去の四半期と同水準でした。年間生産量は、主とし
て Vaudreuil 精製所で減産が行われた前年に比べて 3%増えました。
アルミニウム
第 4 四半期のアルミニウム生産量は前年同期と同水準であり、また年間生産量も前年
と変わらぬ水準でした。
Kitimat における生産量は、近代化プロジェクトの準備のため、9 月に第 7、8 系列を閉
鎖したため、減少しました。
Laterrière では、7 月に停電事故が発生し製錬工場の 2 系列のうち 1 系列の操業を一時
的に停止しましたが、9 月末にフル操業に戻りました。操業が停止されていた期間での
減産量は、約 24,000 トンでした。
その他の動きとしては、2008 年の変圧器故障により 2009 年の生産に影響のあった
NZAS において生産量が増加したことと、一部 Anglesey での製錬停止により相殺された
ものの、操業を継続している他の英国の製錬所が徐々にフル操業へと戻りつつあること
があげられます。
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2010 年の上半期に Quebec 州 Saguenay 地域で降雪・降雨量が少なかったため、発電
量が減少し、その結果、州の電力会社との間で特別に交渉した 12 ヶ月間にわたる電力枠
を通じ、追加電力の購入をする必要が生じました。2010 年下半期の EBITDA への影響は
約 6,000 万ドル、通年ベースの影響は 1.17 億ドルでした。
10 月 1 日、リオティントはアイスランドの Straumsvik にあるアルミ製錬所で付加価
値の高いビレットを生産するため、1.4 憶ドルを最新の鋳造施設に投資することを発表し
ました。この投資は、長期のエネルギー供給契約締結を受けて、製錬所の能力を近代化
し、20%増強するための 3.47 憶ドルの投資に追加されるものです。
12 月 14 日、リオティントは Quebec 州 Saguenay-Lac-Saint-Jean において AP60 工
場の第 1 期を完成させるため 7.58 憶ドルを投資すると発表しました。また、British
Columbia 州の Kitimat 製錬所における 25 億ドルの近代化プロジェクトの準備のための工
事費用として、さらに 3 億ドルが投資されることになります。
2011 年 1 月 13 日、リオティントは Queensland 州全体に及ぶ深刻な浸水の結果とし
て、Gladstone に近い Boyne 製錬所からのアルミニウム供給について、数社の顧客に不
可抗力通知を出しました。
エネルギー
豪州石炭
生産量(リオティントシェア)
10 年 4Q 09 年 4Q 比
RTCA ¹
2,279
+8%
強粘結炭
797
-20%
非微粘結炭
5,154
+3%
一般炭
¹ RTCA (Rio Tinto Coal Australia)
10 年 3Q 比
-6%
+70%
+10%
10 年
(単位:千トン)
09 年
8,967
3,075
18,430
+20%
+7%
-9%
Queensland 州の石炭操業による強粘結炭の生産量は、2台のシャベルと2台のトラッ
クを追加する投資を最近行ったため、引き続き増加しましたが、12月の大雨に伴って
第3四半期比では 6%の下落となりました。
非微粘結炭の生産量は前年同期比で 20%減少しましたが、主として過去の相当期間に
比べて採鉱時石炭層が早く表れたため、第 3 四半期比では 70%の増加となっています。
一般炭の生産量は前年同期比 3%増加しました。Blair Athol は引き続き生産量が減少し、
年間 300 万トンまで下がってきましたが、これは、同四半期に 210 万トンを生産した
Clermont の増加分によって一部相殺されました。
12 月 29 日にリオティントは、Queensland 州の中央部及び北部のモンスーン雨がひ
どかった結果、Hail Creek、Kestrel、Blair Athol 及び Clermont 鉱山からの石炭販売契約
に関する、不可抗力事由の宣言をしました。制限された操業は続いていますが、リオテ
ィントは、現時点では、この悪天候による影響の総額や不可抗力宣言の期限についての
推定を出せておりません。
ウラン
生産量(リオティントシェア)
10 年 4Q 09 年 4Q 比
ERA¹
1,912
+15%
Rössing
1,363
-20%
10 年 3Q 比
+35%
+1%
(単位:千ポンド)
10 年
09 年
5,891
-25%
5,485
-13%
ERA における第 4 四半期の生産量は、選鉱された粗鋼品位が高まったため増加しまし
たが、粗鋼処理量と選鉱歩留が若干低下したために一部相殺されました。Rőssing は引
き続き平均粗鉱品位の低下の影響を受けています。
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ダイヤモンド及び産業用鉱産物
生産量(リオティントシェア)
単位:千トン/ダイヤモンド=千カラット)
10 年 4Q 09 年 4Q 比 10 年 3Q 比
10 年
09 年
ダイヤモンド
2,243
-36%
-7%
9,804
-7%
Argyle
926
+1%
-13%
3,900
+17%
Diavik
産業用鉱産物
ホウ酸塩
酸化チタン原材料
タルク
113
373
237
+3%
+15%
+6%
-20%
+11%
-9%
500
1,392
1,000
+18%
+21%
+13%
第 4 四半期も、Argyle の加工工場で低品位の鉱石の処理が継続しています。処理され
た鉱石は、2009 年には 3 ヶ月間の操業停止があったため、2010 年に 57%増えましたが、
ダイヤモンドの生産量は品位の低下により全体では減少しました。
Diavik でのダイヤモンドの生産量は、鉱石処理量の大幅な増加を反映して 2009 年より
17%増えましたが、これは現在採鉱中の地域の鉱石の品位が低いことによって一部相殺
されました。景気低迷に伴って、2009 年は生産の規模を縮小しました。
2010 年の産業用鉱産物の生産量は、世界的な景気回復に呼応して、引き続き順調に回
復しています。第 4 四半期のホウ酸塩の生産量は、南カリフォルニアの 12 月の悪天候と
予定されていた操業停止があったため、第 3 四半期から 20%減少しました。
酸化チタン原材料の生産量は、市況の回復を同様に反映したものとなりました。RTFT
における 2009 年の 8 週間の夏期操業停止と、Madagascar での 1 年を通しての採掘を反
映した年間 21%の増加は、2009 年 12 月の BBBEE 取引に伴う RBM の株式保有の減少
によって一部相殺されました。
その他企業活動
10 月 18 日、リオティントと BHP Billiton は、規制当局と協議を重ねた結果、オースト
ラリア西部の Pilbara における鉄鉱石生産合弁事業の計画をともに取りやめました。
2011 年 1 月 4 日、リオティントは Alcan Engineered Products の 61%の株式について、
Apollo Global Management, LLC (Apollo)、及び Fonds Stratègique d’Investissement と関
連のある投資ファンド数社への売却を完了しました。
Continues
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探鉱及び評価
2010 年の探鉱及び評価の税引き前及び資産売却前費用は、2009 年の 5.14 億ドルに対
し、損益勘定に 5.89 億ドル費用計上されました。2010 年、リオティントグループは、
2009 年の 8,500 万ドルに対し、本社勘定探鉱資産の売却により 8,600 万ドル(税引き
前)を計上しました。
探鉱ハイライト
中国における探鉱合弁会社(JV)を設立するため、2010 年 12 月 3 日に Chinalco と法
的拘束力を持たない覚書を締結しました。この JV は世界水準の鉱床を中国本土で探査し、
2011 年上半期には操業を開始することが期待されています。3 か所から 5 か所の大規模
地区での調査プロジェクトが、第 1 段階の目標として同 JV によって選択されることにな
りますが、後日他の地域が追加される可能性があります。
ブラジルの Amargosa ボーキサイトプロジェクトにおいて、初期的事業価値の検討が
継続しており、2011 年第 4 四半期に完了する予定です。
同四半期の活動をまとめた表は以下の通りとなります。
商品事業部
アルミニウム
銅
ダイヤモンド
及び産業用鉱
産物
評価プロジェクト
銅/モリブデン:
Resolution、米国
銅:La Granja、ペルー
ニッケル/銅:Eagle、米国
ダイヤモンド:Bunder、イ
ンド
ホウ酸リチウム:Jadar、
セルビア
エネルギー
鉄鉱石
Simandou、ギニア
Pilbara、豪州
進行したプロジェクト
Amargosa、ブラジル
銅:Bingham Orbit、米国
ニッケル:Tamarack、米国
石炭:Altai Nuurs、モンゴル
Bowen Basin、豪州
ウラン:Rössing、ナミビア
Pilbara、豪州
新規プログラム
豪州、ブラジル、ガイア
ナ、ラオス
銅:チリ、米国、ペルー、
ロシア、カザフスタン
ニッケル:モザンビーク、
南アフリカ、カナダ
ダイヤモンド:インド、カ
ナダ、コンゴ民主共和国
石炭:タンザニア
ウラン:ヨルダン
カナダ、コンゴ民主共和国
鉱山リースによる探鉱については、Kennecott Utah Copper、Northparkes、Energy
Resources of Australia、Rössing、Diavik 及び Pilbara Iron 等、リオティントの数多くの
企業で引き続き行われています。
リオティントについて
リオティントは、ロンドン及びニューヨーク証券取引所の上場企業 Rio Tinto plc とオ
ーストラリア証券取引所に上場されている Rio Tinto Limited を統括する、英国に本部を
置く世界で有数の国際的な採鉱グループです。
リオティントの事業は、鉱物資源の探鉱・採鉱・加工を行うことです。主要商品は、
アルミニウム・銅・ダイヤモンド・エネルギー (石炭・ウラニウム) ・金・産業用鉱産物
(ホウ砂・酸化チタン・工業用塩・タルク) 及び鉄鉱石です。活動拠点は全世界に拡がっ
ていますが、特に豪州及び北米を舞台に活動しており、南米、アジア、欧州及び南アフ
リカで重要な事業を展開しています。
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【本件に関するお問い合わせ先】
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豪州 / アジア
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電話:+61-3-9283-3620
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北米
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携帯:090-8847-0607
メール:[email protected]
※当資料はリオティントのFourth quarter 2010 operations review (2010 年 1 月 18 日公表)の日本語
版です。細心の注意を払い作成していますが、あくまでも英語版が正式なレポートである点、ご理
解頂いたうえでご利用下さい。英語版のダウンロードはこちらから