ユーザーズ ガイド SCSI カード AVA-2915LP/2930LP ユーザーズ ガイドを読む 本書を読むには 1 手のひらツール を選択し、文書内の任意の場所をクリックしま す。 2 文書を読み進めるには Enter キーを押すか、文書内の任意の場所を クリックします。 文書を読んでいる間、手のひらツールは に変わります。 3 Enter キーを繰り返し押すか、クリックを繰り返すと文書の最後ま で読み進むことができます。 文書の最後で、手のひらツールは に変わります。 今まで読んだ文書を順に戻るには、以下のいずれかの操作を行います。 © Shift キーとマウスの左ボタン キー マウスの左ボタンを同時に押す。 マウスの左ボタン © Shift キーと キー Enter キーを同時に押す。 キー 手のひらツールが に変わります。 © 文書の先頭に戻るには、Ctrl キーとマウスの左ボタン キー マウスの左ボタンを同時に押し マウスの左ボタン ます 手のひらツールが に変わります。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 2 著作権 © 2001 Adaptec,Inc. All rights reserved. この文書は、たとえその一部で あっても事前に Adaptec,Inc., 691 South Milpitas Blvd., Milpitas CA 95035 から書面による許可を得た場合を除き、電子的、機械的、複写 機、録音あるいはその他いかなる手段、いかなる形式によっても転送、 複製、検索システムに登録してはなりません。 商標 Adaptec と Adaptec のロゴは Adaptec, Inc. の登録商標で何らかの司法 権に登録されている場合があります。Windows 98、Windows 2000、お よび Windows Me は Microsoft 社の登録商標であり、アメリカその他の 諸国でライセンスの下に使用されます。 Macintosh と Power Macintosh は Apple Computer 社の登録商標で、ラ イセンスの下に使用されます。 その他の商標は各権利所有者の所有によるものです。 変更 本文書の資料は単なる情報として提供されるものであり、予告なく変更 される可能性があります。本書の制作に際し正確さを期するために万全 の注意を払ってはおりますが、本書中の誤記や情報の抜け、あるいは情 報の使用に起因する結果に関して Adaptec 社はいかなる責任も負いませ ん。 Adaptec 社は、ユーザに対する事前の約束及び告知無しに製品のデザイ ンを変更する権利を留保します。 禁止事項 本書のどの部分も、著作権者からの事前の書面による許可なくして、電 子的、機械的を問わず、複写や記録などいかなる方法やいかなる形によ る転送や複製、検索システムへの登録を行う事は法律で禁止されていま す。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 3 アダプテックテクニカルサポート アダプテックの製品は、簡単にインストールして使えるように特別に開 発されました。画面に表示される指示やヘルプ、マニュアルの制作にあ たっては、わかり易く、使い易いものとなるよう十分配慮しておりま す。これ以上の情報が必要な場合は、アダプテック社のテクニカルサ ポートへご連絡ください。 電話テクニカルサポート: 03-5308-6120 (受付時間平日午前 9 時 -12 時、 午後 1 時 -6 時 土、日、祭、祝日を除く) アダプテックテクニカルサポートへご連絡されるときは、必ず以下の情 報をご用意ください。 n アダプテックハードウェア製品のモデル及び TSID 番号 本製品に同梱されているシールには、製品番号、シリアル番号の他に TSID ( テクニカルサポート ID 番号 ) が記載されています。保証書に 貼付して、テクニカルサポートへのお問合せの際に必ずご連絡くださ い。 n アダプテックソフトウェア製品の名前とバージョン番号 n お使いになっている OS の種類とバージョン番号(例:Windows 98) n アダプテック製品を購入された販売店名 アダプテック ホストアダプタがあらかじめコンピュータシステムに内蔵 されていたものである場合は、まず、そのコンピュータメーカに連絡 し、技術サービスをお受けください。日本以外の国では、それぞれの国 の正規 Adaptec 販売店にご連絡ください。 アダプテックジャパン インターネット ホームページ n http://www.adaptec.co.jp ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 4 はじめに 本書は、SCSI カード AVA-2915LP および 2930LP の使用方法について 説明しています。簡潔に記すため、本書内ではカードの名称を 2915LP/2930LP と記述することにします。 SCSI カード 2915LP/2930LP をご使用いただくと、デスクトップあるい はポータブル PC に 7 台までの SCSI 機器を接続できます。たとえば、 内蔵型あるいは外付けのドライブ、CD-R/W ドライブ、DVD ドライブ、 Ultra SCSI ハードディスクドライブ、MO(光磁気)ドライブ、ほとん どのタイプのスキャナなどが接続可能です。 概要 SCSI カード 2915LP/2930LP は、Ultra SCSI およびそれ以下の速度で 動作する Narrow(8 ビット転送)機器を制御するよう設計されていま す。また、PCI v2.2 に完全に準拠しており、新型の " 省スペース型 PC" にも "1U" および "2U" のラックマウント型サーバにも取り付けられま す。2930LP は BIOS を搭載しており、2915LP は BIOS を搭載してい ません。 SCSI について SCSI(" スカジー " と読みます)は Small Computer System Interface の 略です。SCSI は CD-ROM ドライブ、スキャナなどの SCSI 機器を共通 の SCSI バスに接続するための業界標準のインターフェイスです。 SCSI バスとは、コンピュータに取り付けた SCSI カード (2915LP/2930LP など)と 1 台または複数の SCSI 機器から成る電気的 経路です。内部および外部機器と SCSI カードとの接続には、SCSI ケー ブルを使用します。 SCSI バスが正しく機能するためには、SCSI 機器(SCSI 機器と SCSI カード)に SCSI ID を割り当てる必要があります。また、SCSI バスは 正しくターミネートしなければなりません。 SCSI ID 2915LP/2930LP に接続された各機器と、2915LP/2930LP 自体には、0 から 7 の固有の SCSI ID 番号を割り当てる必要があります。SCSI ID は、複数の SCSI 機器が同時に SCSI バスを使用しようとしたときに、 優先順位を決める働きもします。 SCSI ID の設定方法については機器のマニュアルを参照してください。 以下は、SCSI ID についての一般的なガイドラインです。 © 内部 SCSI 機器の SCSI ID は、通常、機器のジャンパスイッチで設定 します。 © 外部 SCSI 機器の SCSI ID は、通常、機器の背面のスイッチで設定し ます。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 5 © SCSI ID 7 は、SCSI バス上で最も高い優先順位を持ちます。その他 の ID 番号は、6 から 0 の順に、数が小さくなるに従って優先順位 も低くなります。 © 2915LP/2930LP の SCSI ID は、あらかじめ 7 に設定されています。 この設定は変更しないでください。これによって 2915LP/2930LP は SCSI バス上で最も高い優先順位を持つことになります。 © 1 台目の SCSI ハードディスクは SCSI ID 0 に設定することを推奨し ます。ほとんどの内部 SCSI ハードディスクは出荷時に SCSI ID 0 に設定されています。 © 2915LP/2930LP に接続された SCSI ハード ディスクからコンピュー タを起動する場合は、SCSISelect® ユーティリティでの Boot SCSI ID(起動ドライブの SCSI ID)の設定が、実際に起動ドライブとし て使用する SCSI 機器の SCSI ID と一致している必要があります。 標準の設定では、Boot SCSI ID は 0 に設定されています。Boot SCSI ID の設定を変更する手順は、20 ページの「起動デバイス オ プション」を参照してください。 © Windows®95、98、Me、および 2000 では、取り付けられている各 SCSI 機器に割り当てられている SCSI ID(およびその他の詳細情 報)を、デバイス マネージャで確認することができます。 Windows NT の場合には、コントロール パネルの SCSI アイコンを 使用します。 SCSI バスのターミネート SCSI バス上での通信が正しく行われるためには、SCSI バスの両端を ターミネートする必要があります。SCSI バスの一方の端に 2915LP/2930LP が接続されている場合も、もう一方の端の機器でターミ ネートする必要があります。ターミネーションは、信号がケーブルの末 端で反射して元の信号に影響を与えるのを防ぎます。 SCSI バスの端に接続すると、 AVA-2915LP/2930LP は自動的に 末端の機器はターミネートする 必要があります ターミネートされます SCSI バスのターミネート 2915LP/2930LP が SCSI バスの途中に接続されている場合は、 2915LP/2930LP はターミネートされません。また、SCSI バスの両端に 接続されている機器をターミネートする必要があります。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 6 ターミネーションの方法は、SCSI 機器によって大きく異なるため、 ターミネーションの有効 / 無効を切り替える方法については、各機器の マニュアルを参照してください。以下は、ターミネーションについての 一般的なガイドラインです。 © 内部 SCSI 機器のターミネーションは、通常、手動で機器上のジャ ンパ(スイッチ)を切り替えるか、機器上のターミネータ モ ジュールを物理的に取り付けたり取り外したりすることによって制 御します。内部 SCSI 機器がケーブルの末端にある場合には、ター ミネートする必要があります。 © 外部 SCSI 機器のターミネーションは、通常、SCSI ターミネータを 取り付けたり取り外したりすることによって制御します。機器に よっては、背面のスイッチによってターミネーションを設定するも のもあります。SCSI 機器がケーブルの末端にある場合には、ター ミネートする必要があります。 © 標準の設定では 2915LP/2930LP のターミネーションは自動的に行 われます(推奨)。手動でターミネーションを設定する方法につい ては、17 ページの「SCSISelect での AVA-2915LP/2930LP の設定」 を参照してください。 © ほとんどの SCSI 機器は、出荷時にターミネーションが有効になっ ています。SCSI 機器の中には、ターミネーション ブロックを持つ ものや、パススルー ターミネータを持つものがあります。詳細は、 機器のマニュアルを参照してください。 トラブル対策 ハードウェアのトラブル対策チェックリスト AVA-2915LP/2930LP に関するほとんどの問題は、機器の準備と、SCSI バスへの接続が正しく行われていないことによって起こります。問題が 発生する場合は、まず次の点を確認してください。 他の SCSI 機器が正常に動作していて、特定の SCSI 機器にのみ問題が 発生する場合は、問題の機器の製造元にトラブル対策を問い合わせてく ださい。 © SCSI 機器の電源が入っていますか ? © SCSI ケーブルと電源ケーブルは正しく接続されていますか ? © AVA-2915LP/2930LP が PCI 拡張スロットにしっかりと挿入されて いますか ? 2930LP の場合は、正しく取りつけられていないと、 BIOS のバナーが表示されません。 © AVA-2915LP/2930LP 自身を含め、すべての SCSI 機器に重複なく SCSI ID が割り当てられていますか ?(『インストール ガイド』の 「内部 SCSI 機器の接続」または「外部 SCSI 機器の接続」の手順 1 を参照してください。) ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 7 © お使いのコンピュータを最初に起動する際に、CMOS セットアップ によって設定を選択することが可能な場合は、以下のオプションが 指定されていることを確認してください。 © セットアッププログラムに Interrupt Type または Interrupt Line オ プションがある場合は、Int-A または Interrupt Type = A を選 択します(マザーボードのジャンパの設定を変更する必要があ る場合があります) 。 © Triggering Interrupt オプションがある場合は、Level を選択しま す。 © PCI スロットのバスマスタリングの有効 / 無効を切り替えるオプ ションがある場合は、Enabled(有効)を選択します。バスマ スタリングは有効になっていなければなりません。バスマスタ リングについての詳細は、お使いのコンピュータのマニュアル を参照してください。 © 個々の PCI スロットの有効 / 無効を切り替えるオプションがある 場合は、2915LP/2930LP を取り付けた PCI スロットが Enabled(有効)になっていることを確認してください。 © お使いのコンピュータに ISA ボードと PCI ボードが混在している 場合は、ISA ボードによって使用されている IRQ を Used(使 用中)としてマーキングして、コンピュータの BIOS がこれら の IRQ を PCI ボードに割り当てないようにする必要がありま す。 © コンピュータによっては、PCI ボードに使用できる一連の IRQ が BIOS によってリザーブされ、これらの IRQ を手動で割り当て る必要があるものがあります。 設定オプションの中には、特定の PCI バススロットにのみ適用されるも のもあります。オプションを変更する場合は、適切なスロットに対して 変更を加えるよう注意してください。該当の PCI バス スロットがどれ にあたるかについては、コンピュータのマニュアルを参照してくださ い。 それでも問題が解決しない場合は、2915LP/2930LP を別の PCI スロッ トに取り付けてみてください。PCI スロット 1 で試してみることを推奨 します。 Windows のトラブル対策 Windows 95、98、または Me を起動すると、Windows のロゴが表示された ところでシステムが停止してしまいます。システムを起動して SCSI カードが 正しく機能していることを確認するにはどうしたらいいですか ? 1 コンピュータを起動または再起動します。画面に表示されるメッ セージに注目してください。 2 "Starting Windows 95/98/Me" というメッセージが表示されたら、 メッセージが画面に表示されている間に F8 キーを押して放します。 上記のようなメッセージが表示されない場合でも、オペレーティン グ システムがロードされる前に F8 キーを押してください。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 8 3 表示されたメニューから、Safe Mode(セーフモード)を選択しま (セーフモード) す(Windows をロードするのに数分かかる場合があります)。 4 2915LP/2930LP のソフトウェア ドライバが正しく読み込まれてい ることを確認します。 AVA-2915LP/2930LP ソフトウェアドライバが正しく読み込まれていることを 確認する方法を教えてください。 設定をポイントしてコントロール コントロール パ 1 スタートボタンをクリックし設定 スタート 設定 ネルをクリックします。 ネル 2 システムアイコンをダブルクリックします。 システム 3 デバイス マネージャタブをクリックします。 マネージャ 4 SCSI コントローラアイコンをダブルクリックします。 コントローラ 2915LP/2930LP のドライバは、“2915LP/2930LP PCI SCSI Controller” と表示されます。 © ドライバが一覧に表示される場合は、2915LP/2930LP ドライバ は正しく読み込まれています。 © ドライバが一覧に表示され、横に黄色い丸で囲んだ感嘆符 "!" が 付いている場合は、ドライバが、同じリソースを使用している 他のハードウェアと競合している可能性があります。アイコン をダブルクリックしてデバイスの状態と競合の解決方法を表示 してください。 1 つ前の質問で、セーフモードで起動する指示がありました。ド ライバが正しく読み込まれているかを確認するためにセーフ モードで起動した場合には、黄色い丸で囲んだ "!" は表示されま せん。 © ドライバが一覧に表示され、横に赤い丸で囲んだ “X” が付いてい る場合は、2915LP/2930LP ソフトウェア ドライバは無効になっ ており、読み込まれていません。システムによっては、セーフ モードでの実行中は赤い丸で囲んだ “X” が表示されません。 © SCSI コントローラアイコンや 2915LP/2930LP ドライバが一覧に 表示されない場合は、ドライバを再インストールしてください。 メモ : アダプテック製品の最新のソフトウェア(ダウンロード用 のドライバを含む)は、アダプテックの Web サイト http://www.adaptec.co.jp でご提供しています。 ユ ーザ ーズ ガ イド : S C S I カー ド AVA - 29 15 L P/ 293 0L P • 9 デバイス マネージャで、AVA-2915LP/2930LP のソフトウェア ドライバの横 に赤い丸で囲んだ “X” が表示されるのはなぜですか。 AVA-2915LP/2930LP ソフトウェアドライバが無効になっており、読み 込まれていません。ドライバを有効にする手順を以下に示します。 1 デバイス マネージャで AVA-2915LP/2930LP ソフトウェアドライ バをダブルクリックします。 このハードウェア プロファイル / ハー 2 全般タブで、デバイス使用のこのハードウェア ドウェア環境で使用不可にするオプションをクリックしチェックを ドウェア環境で使用不可にする はずします。 メモ : ほとんどの場合、この問題は IRQ の競合によって起こりま す。10 ページの競合や使用できないリソースの解決方法を 参照してください。 Windows 95、98、Me のデバイス マネージャで、ドライバの横に黄色い丸で 囲んだ "!" が表示されるのはなぜですか ? 黄色い "!" が表示される理由はいくつかあります。下記の表を参照して この問題を解決してください。問題の原因が、解決の容易な順にリスト アップされています。最初のものが最も解決が容易です。 黄色い "!" が表示される理由 理由 ページ ケーブル、ターミネーションあ るいは機器に問題がある 7 マスターブートレコードが修正 されている 8 リソースが競合している、また は使用できない 8 Windows 95、98、または Me で、ケーブル、ターミネーションに問題がない か、または、機器が損傷していないかをチェックする方法を教えてください。 1 コンピュータの電源を切り、ケーブルをホストアダプタから取り外 します。 (2930LP の場合は、起動用すなわちオペレーティング シ ステムを搭載したハード ディスクは取り外さないでください。 ) 2 コンピュータの電源を入れます。デバイス マネージャで黄色い "!" が消えたかどうかチェックします。 黄色い "!" が消えている場合は、ケーブル、ターミネーション、または 機器に問題があります。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 10 Windows 95、98、または Me で、マスターブートレコードが修正されたかど うか確認するにはどうしたらいいですか ? スタート 設定をポイントしてコントロール コントロール パ 1 スタートボタンをクリックし設定 設定 ネルをクリックします。 ネル システム 2 システムをダブルクリックします。 パフォーマンスタブを開きま 3 システムのプロパティウィンドウで、パフォーマンス パフォーマンス す。次のメッセージのいずれかが表示されます。 © マスター ブート レコードが修正されています。 © このシステムは最適なパフォーマンスが実現できるように設定 されています。 © < ドライブ文字 > は MS-DOS 互換モードのファイル システムを 使用しています。 詳細ボ 1 番目のメッセージが表示される場合は、パフォーマンスタブの詳細 詳細 タンをクリックします。 2 番目のメッセージが表示される場合は、ドライバをアップデートまた はインストールする必要があります。 3 番目のメッセージが表示される場合は、config.sys および autoexec.bat ファイルから DOS ドライバを削除します(Windows 95/98)。 ファイル名を指定して実行をクリッ 1 スタートボタンをクリックし、ファイル名を指定して実行 スタート ファイル名を指定して実行 クします。 2 ファイル名を指定して実行ウィンドウで、sysedit と入力し、OK をクリックします。 3 autoexec.bat ウィンドウで、mscdex というファイル名の付いた ファイルを含む行があればその行頭に rem と入力します。 4 config.sys ウィンドウで、ASPI8U2.SYS ファイルを含む行があ ればその行頭に rem と入力します。 5 変更を保存します。 Windows 95、98、または Me で競合している、または使用できないリソース を発見するにはどうしたらいいですか ? マイ コンピュータ アイコンを右クリックします。 1 デスクトップのマイ プロパティを選択します。 2 表示されたメニューからプロパティ プロパティ 3 デバイス マネージャ タブをクリックします。 4 コンピュータ アイコンをダブルクリックします。 ユ ーザ ーズ ガイ ド : S C S I カ ード AVA - 29 15 LP/ 293 0L P • 11 5 リソースの表示タブで、割り込み要求(IRQ)のラジオ ボタンをク リックします。 リソースの表示タブ 設定欄には使用されている IRQ がリストされます。使用できる IRQ は 0 から 15 です。設定の一覧にない IRQ は未使用のため、使 用できます。例えば上の図では、09 が表示されていません。この IRQ は使用できます。 IRQ は、システムの BIOS が自動的に割り当てます。PCI の仕様で は、異なるカードで同じ IRQ を共用できます。IRQ の競合がある 場合には、カードを別の PCI スロットに移動してみてください。 Windows NT 4.0 で、コンピュータのリソースが使用できるかどうか調べるに はどうしたらいいですか ? スタートボタンをクリックし、プログラム プログラム、管理ツール 1 スタート プログラム 管理ツールの順にポイ 管理ツール ントしてから Windows NT 診断プログラムをクリックします。 診断プログラム リソースタブを選択し 2 Windows NT 診断プログラムウィンドウで、リソース リソース ます。 3 システムで利用可能なリソースが一覧表示されます。 デバイス マネージャに SCSI コントローラ アイコンがない場合、または、 AVA-2915LP/2930LP ソフトウェアドライバが表示されない場合はどうしたら いいですか ? 通常、2915LP/2930LP ソフトウェアドライバがデバイス マネージャの 一覧にない場合は、システムの BIOS が SCSI カードにリソースを割り 当てていません。使用できるリソースを調べてください(前ページを参 照)。使用できるリソースがあれば、SCSI カードを別の PCI スロットに 取り付けてください。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 12 メモ : 2915LP/2930LP ソフトウェア ドライバは、デバイス マネー ジャで “PCI SCSI Bus Controller” として表示されることがあ ります。その場合は、次のページの説明に従ってドライバを再 インスト―ルしてください。 SCSI コントローラアイコン、または、ソフトウェアドライバが表示さ れない場合は、次の手順に従ってください。 ハードウェアの追加をクリックします。 1 コントロール パネルでハードウェアの追加 ハードウェアの追加 はいをクリックして、 2 ハードウェア ウィザードの 2 番目の画面ではい はい Windows によって 2915LP/2930LP が検出されるのを待ちます。 3 画面に表示される指示に従います。 Windows 95、98、または Me によって SCSI カードが検出されない場合 は、もう一度新しいハードウェアの追加ウィザードを実行します。 ハードウェアの追加をクリックします。 1 コントロール パネルでハードウェアの追加 ハードウェアの追加 いいえをクリックし 2 ハードウェア ウィザードの 2 番目の画面で、いいえ いいえ ます。 3 次の画面で SCSI コントローラを選択します。 コントローラ 4 製品に添付のドライバ ディスケットをフロッピー ディスク ドライ ブに挿入します。 5 ディスク使用ボタンをクリックします。 ディスク使用 6 参照ボタンをクリックし、ドライブに a: を選択します。 参照 7 お使いのオペレーティング システムに該当するディレクトリ (フォルダ名)をダブルクリックし、OK をクリックします。再度 OK をクリックします。 次 8 表示されるリストから 2915LP/2930LP のエントリを選択し、次 へをクリックします。 9 完了をクリックします。 完了 IRQ、メモリ、I/O などの、リソースの状態をチェックするにはどうしたらいい ですか ? 設定をポイントしてコントロール コントロール パ 1 スタートボタンをクリックし設定 スタート 設定 ネルをクリックします。 ネル 2 システムアイコンをダブルクリックします。 システム 3 デバイス マネージャタブをクリックします。 マネージャ プロパティをクリックします。 4 コンピュータをクリックし、プロパティ コンピュータ プロパティ 5 リソースの表示タブで、チェックするリソースの種類のオプション を選択します。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 13 6 IRQ 設定と、設定を使用しているハードウェアが表示されます。 © 表示されていないリソースがある場合は、そのリソースはデバ イスによって使用されていません。 © 2 つ以上表示されているリソースがある場合は、そのリソースは 複数のデバイスによって使用されています。 © リソースが不明なデバイスによって使用されている場合は、リ ソースは使用されていますが、そのリソースを使用しているデ バイスが検出されなかったことを表しています。 “PCI ステアリング用 IRQ ホルダ ” と表示されている行がありま すが、このエントリは実際に存在するハードウェアや競合を表 すものではありません。このエントリは無視してください。 一般的なエラーメッセージ “Device connected, but not ready” SCSI カードが SCSI 機器にデータを要求したときに応答がありませんで した。 © SCSISelect を実行して、2915LP/2930LP の Send Start Unit Command を Yes に設定します(18 ページの「2930LP での SCSISelect の起動」参照)。 © 電源を入れたときにドライブがスピンアップする(ドライブが回転 しはじめる)ように設定されていることを確認します(機器のマ ニュアルを参照してください)。問題が解決しない場合は、ドライ ブが故障している可能性があります。デスクトップにアクセスする ことが可能な場合は、次の手順にを実行します。 プログラム、アクセサリ © スタートボタンをクリックし、プログラム スタート プログラム アクセサリ、シス アクセサリ シス テム ツールの順にポイントしてから、スキャン スキャン ディスクをク ツール ディスク リックします。 開始 © 開始をクリックして結果が表示されるのを待ちます。 “Start unit request failed” SCSI カードの BIOS(2930LP のみ)が Start Unit Command を機器に 送ることができませんでした。 © SCSISelect を実行してその機器への Send Start Unit Command を無効 にします(18 ページの「2930LP での SCSISelect の起動」参照) 。 “Time-out failure during...” 予想外のタイムアウトが起こりました。 © SCSI バスが正しくターミネートされていることを確認します。 © すべてのケーブルが正しく接続されていることを確認します。 © SCSI 機器の接続ケーブルを SCSI カードから取り外し、コンピュー タを再起動します。コンピュータが無事に再起動する場合は、いず れかの SCSI 機器に問題がある可能性があります。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 14 “BIOS Not Installed” これは情報提供のメッセージで、エラーではありません。ブート デバイ スがカードに接続されていない場合に表示されます。SCSI ハード ディ スク ドライブから起動するのでなければ、このメッセージは無視してく ださい。あるいは、カードの BIOS を無効にしてください。 AVA-2915LP/2930LP と SCSI 機器の使用 この章には、2915LP/2930LP と SCSI 機器をお使いになる上で役立つ情 報を記載しています。特定の機器についての情報は、お使いの SCSI 機 器に付属のマニュアルを参照してください。 SCSI 機器の使用 ハード ディスク(2930LP のみ) © SCSI ハードディスクは、データの保存に使用する前に、物理的に ロー レベル フォーマットを行い、パーティションして論理的に フォーマットする必要があります。SCSI ハード ディスクは物理的 にロー レベル フォーマット済みの状態で出荷されているので、通 常、再フォーマットする必要はありません。 新しい SCSI ハード ディスクを SCSI カードに接続したときは、ド ライブをパーティションして論理的にフォーマットする必要があり ます。DOS および Windows 95/98/Me では、DOS の fdisk および format コマンドを使用します(お使いのコンピュータに付属の DOS、および Windows のマニュアルを参照してください)。 © SCSI ハード ディスクからシステムを起動する場合は、お使いのコ ンピュータの CMOS セットアップ プログラムの Hard Disk(また は Drives)が None または No Drives Installed に設定されている ことを確認してください。SCSI ハード ディスクから起動するため にはこの設定が必要です。詳細は、お使いのコンピュータのマニュ アルを参照してください。 © SCSI ディスクと SCSI 以外のディスク(IDE など)の両方がある場 合は、通常、SCSI 以外のディスクが起動ドライブになります。 メモ : 2915LP にもハード ディスクは接続できますが、起動用にはで きません。増設用のストレージとしてご使用ください。 スキャナ © スキャナの製造元が供給するソフトウェアドライバをインストール する必要があります。詳細はスキャナのマニュアルを参照してくだ さい。アダプテックのドライバが正しく読み込まれていても問題が 発生する場合は、スキャナの製造元にお問い合わせください。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 15 複数の SCSI カードのインストール © コンピュータには複数の SCSI カードをインストールすることがで きます。インストールすることができる SCSI カードの数は、お使 いのコンピュータに、未使用のシステム リソース(IRQ 設定、I/O ポートアドレス、BIOS アドレスなど)がどれだけあるかによって 決まります。 © インストールされた各 SCSI カードは、それぞれに接続された一連 の SCSI 機器による別個の SCSI バスを形成します。異なる SCSI カードに接続されている機器であれば、同じ SCSI ID をつけること ができます(たとえば、SCSI カードのそれぞれに SCSI ID 2 の機 器が存在しても問題はありません)。 © 2930LP をお使いで、2 枚以上の SCSI カードをお持ちの場合には、 起動に使用する SCSI カードの BIOS のみを有効にします。その他 の SCSI カードの BIOS は無効にしてください。 LED コネクタの接続 (オプション)ほとんどのコンピュータは、前面に LED ディスクアク ティビティライトが付いています。マザーボード上の LED コネクタか らケーブルを外し、SCSI カードの LED コネクタに接続すると、コン ピュータ前面の LED は、SCSI バス上でアクティビティがあったときに 点灯します。 メモ : 最近のマザーボードの CMOS ユーティリティーは、Boot Priority のオプションとして SCSI を含むものがほとんどです。 メモ : SCSI 以外のディスク(IDE など)を使用している場合は、コン ピュータの LED を SCSI カードに接続すると、SCSI 以外の ディスクのアクティビティは LED に示されなくなるので、ご注 意ください。 マザーボードに 接続されている LEDケーブル 2ピン LED ケーブル ホストアダプタの LEDコネクタ ピン1 LED ケーブルを LED コネクタに接続する ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 16 SCSI および IDE/UDMA 機器の使用 © アダプテック製 SCSI カードはどれも、コンピュータにインストー ルされた他のコントローラ(IDE、EIDE、UDMA、など)と共に 使用できます。 © (2930LP のみ)IDE ハード ディスクと SCSI ハード ディスクの両方 をお持ちの場合には、通常、IDE ドライブが起動ドライブになりま す。この場合、SCSI カードの BIOS を無効にしてください(21 ページの「詳細設定オプション」を参照)。 © IDE 機器を SCSI カードに接続したり、SCSI 機器を IDE カード(コ ントローラ)に接続したりすることはできません。 © (2930LP のみ)SCSI ハード ディスクを接続しない場合は、SCSI カードの BIOS は無効にしてください(21 ページの「詳細設定オ プション」を参照)。 他社製の SCSI カードをアダプテック社製 SCSI カードに取り替える © SCSI は標準のインターフェイスですが、ハード ディスクへのデー タ転送方法は SCSI カードによって異なります。各メーカの SCSI カードは、それぞれ独自の変換方式に基づいてデータをディスクに 書き込みます。アダプテック製以外の SCSI カードに接続されてい たハードディスクを使用する場合は、アダプテック製 SCSI カード に接続した後でロー レベル フォーマットを実行してください(22 ページの「SCSI ディスクユーティリティの使用」を参照) 。 ご注意 : ロー レベル フォーマットを行うと、ドライブ上のすべて のデータが消去されます。ロー レベル フォーマットを行 う前に、必ず、データをバックアップしてください。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 17 SCSISelect での AVA-2915LP/2930LP の設定 2915LP/2930LP に付属の SCSISelect® を使用すると、コンピュータの カバーを外したりカードに触れたりせずに SCSI 設定を変更することが できます。また、SCSISelect は、SCSI ハードディスクのロー レベル フォーマットやディスクメディアの検査にも使用できます。以下の表に SCSISelect のオプションによる標準設定と使用可能な設定の一覧を示し ます。 メモ : ほとんどのシステムは、標準の設定で正しく動作します。現在 の設定を確認したり変更したりするときに、SCSISelect を実行 してください。また、SCSI ディスクユーティリティを使用する ときも SCSISelect を実行します。各オプションの説明は 19 ページを参照してください。 SCSISelect の設定 SCSISelect のオプション 使用可能な設定 標準設定 SCSI Bus Interface Options:(SCSI バスインターフェイス オプション) Host Adapter SCSI ID 7 0 から 7 まで SCSI Parity Checking Enabled Enabled(有効)/ Disabled(無効) (有効) Host Adapter SCSI Termination Automatic(自動)/ Automatic (自動) Enabled(有効)/ Disabled(無効) Boot Device Options:(起動デバイス オプション) Boot SCSI ID 0 0 から 7 まで Boot LUN Number1 0 0 から 7 まで SCSI Device Configuration Options:(SCSI 機器設定オプション) Sync Transfer Rate (MB/Sec) 20.0 20.0、16.0、13.4、10.0、 8.0、6.7、5.0、ASYN Enable Disconnection Yes ( 有効 ) Yes、No Send Start Unit Command Yes、No Yes ( 有効 ) N/C Enable Write Back Cache Yes、No、N/C(変更なし) (変更なし) BIOS Multiple LUN Support Include in BIOS Scan Yes、No Yes、No Advanced Configuration Options:(詳細設定オプション) Reset SCSI Bus at Initialization Enabled(有効)/ Disabled(無効) Display <Ctrl> <A> Messages Enabled(有効)/ during BIOS Initialization2 Disabled(無効) (2930LP のみ) Extended BIOS Translation for Enabled(有効)/ DOS Drives > 1 GByte2 Disabled(無効) (2930LP のみ) Verbose/Silent Mode Verbose(表示)/ Silent(非表示) No Yes Enabled (有効) Enabled (有効) Enabled (有効) Verbose (表示) ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 18 SCSISelect の設定 ( 続き ) SCSISelect のオプション Host Adapter BIOS (2930LP のみ) 使用可能な設定 Enabled(有効)/ Disabled: Not Scan (無効 : スキャンしない)/ Disabled: Scan Bus (無効 : バスのみスキャンす 標準設定 Enabled (有効) る) Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks2 (2930LP のみ) BIOS Support for Bootable CD-ROMs2(2930LP のみ) BIOS Support for Int 13 Extensions2(2930LP のみ) Boot Only(起動ディスクの Disabled み)/ (無効) All Disks(全ディスク)/ Disabled(無効) Enabled(有効)/ Disabled(無効) Enabled(有効)/ Disabled(無効) Enabled (有効) Enabled (有効) 1. このオプションは BIOS Multiple LUN Support が Yes に設定されている場 合のみ有効です。 2. これらの設定は Host Adapter BIOS が Enabled に設定されている場合のみ 有効です。 2930LP での SCSISelect の起動 SCSISelect を起動する手順を以下に示します。 1 コンピュータの電源を入れるか、再起動します。 スタートアップ中に画面に表示されるメッセージをよく見ていてく ださい。 2 以下のメッセージが表示されたら、Ctrl キーと A キーを同時に押 します(このメッセージは数秒間しか表示されません)。 Press <Ctrl><A> for SCSISelect (TM) Utility! 3 ↑ キーと ↓ キーを使ってカーソルを動かして、表示されるメ ニューからオプションを選択し、Enter キーを押します。 メモ : 画面が見にくい場合は F5 キーを押してカラーとモノクロモード を切り替えます(モニターによってはこの機能がないものもあ ります)。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 19 2915LP でフロッピーから SCSISelect を実行 SCSISelect ユーティリティをキットに付属のフロッピー ディスクから 実行するには、以下のようにします。 1 フロッピー ディスクをフロッピー ドライブに挿入した状態でコン ピュータの電源を入れるか、再起動します。(お使いのコンピュー タがフロッピーから起動しない場合には、マザーボードのセット アップユーティリティで、Boot Priority の設定を確認してくださ い。フロッピー ドライブをブート ドライブのリストのはじめとす るようオプションを設定します。) SCSISelect の終了 SCSISelect を終了する手順を以下に示します。 1 終了のメッセージが表示されるまで Esc キーを押します。設定を変 更した場合は、終了する前に変更を保存するかどうか尋ねるメッ セージが表示されます。 2 Yes を選択して終了し、任意のキーを押してコンピュータを再起動 します。SCSISelect で行った変更はコンピュータの再起動後に有効 になります。 SCSISelect 設定の使用 オプションを選択するには、 ↑ キーと ↓ キーを使用してカーソルを動 かし、目的のオプションのところで Enter キーを押します。 オプションを選択すると、さらに別のメニューが表示されるものもあり ます。Esc キーを押せば、いつでも前のメニューに戻れます。 SCSISelect の設定を標準の設定に戻すには、SCSISelect のメイン画面で F6 キーを押します。 SCSI バス インターフェイス オプション © Host Adapter SCSI ID—(初期値 : 7)SCSI カードの SCSI ID を設 定します。AVA-2915LP/2930LP の ID は 7 に設定されています。 これによって、AVA-2915LP/2930LP に SCSI バス上で最も高い優 先順位が与えられます。この設定は変更しないことを推奨します。 © SCSI Parity Checking—(初期値 : Enabled)Enabled(有効)に 設定すると、SCSI バス上のデータ転送の正確度が検査されます。 SCSI カードに接続されている SCSI 機器の中にパリティをサポー トしていないものがある場合を除き、この設定は Enabled のままに しておいてください。(SCSI パリティをサポートしない SCSI 機器 が 1 台でもある場合は、すべてのデバイスを Disabled に設定しな ければなりません。 ) ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 20 © Host Adapter SCSI Termination—(初期値 : Automatic)SCSI カードのターミネーションを設定します。標準では Automatic に設 定されています。この設定の場合、ターミネーションは次のように なります。 © SCSI カードの内部または外部 SCSI コネクタのどちらかにケーブ ルが接続されている場合は、ターミネータが有効になります (SCSI カードは SCSI バスの末端にあります)。 © ケーブルが SCSI カードの内部および外部 SCSI コネクタ両方に接 続されている場合は、ターミネータは無効になります(SCSI カードは SCSI バスの途中にあります) 。 この設定は、Automatic のままにしておくことを推奨します。 起動デバイス オプション © Boot SCSI ID—(初期値 : 0 )起動ドライブの SCSI ID を指定しま す。 © Boot LUN Number—(初期値 : 0 )起動ドライブ上のどの LUN (Logical Unit Number)から起動するかを指定します。BIOS Multiple LUN Support が有効になっていなくてはなりません (SCSI 機器設定オプションの最後の項目を参照) 。 SCSI 機器設定オプション メモ : SCSI 機器を設定するには、そのデバイスの SCSI ID を知ってお かなければなりません(22 ページの「SCSI ディスクユーティリ ティの使用」を参照)。 © Sync Transfer Rate—(初期値 : 20)SCSI 機器がサポートする最大 同期データ転送速度を設定します。最大値の 20 MB/sec に設定し てください。2915LP/2930LP 以外の機器を接続する場合は、その 機器の転送速度 (20、16、13.4 など)を選択してください。 © Enable Disconnection—(初期値 : Yes )Yes に設定すると、SCSI 機器から SCSI バスへの接続を切断することができます。SCSI カードに複数の SCSI 機器が接続されている場合は、Yes のままに しておきます。SCSI 機器が 1 台しか接続されていない場合は、No に設定することによってパフォーマンスが向上します。 © Send Start Unit Command—(初期値 : Yes )Yes に設定すると、 起動時に SCSI 機器に Start Unit コマンドが送られます。 © Enable Write Back Cache—(初期値 : N/C)ホストアダプタに接 続されている SCSI ディスク ドライブのライトバック キャッシュ を有効または無効にします。このオプションは初期値の設定 N/C (変更なし)のままにしてください。通常はこの設定で最適なドラ イブ パフォーマンスを実現できます。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 21 © BIOS Multiple LUN Support—(初期値 : No )複数 LUN をもつ SCSI ドライブからの起動をサポートするかどうかを設定します。 起動ドライブに複数の LUN がある場合はこのオプションを Enable に設定します。 © Include in BIOS Scan—(初期値 : Yes)Yes に設定すると、SCSI カード BIOS はこの機器を起動時にスキャンします。 詳細設定オプション メモ : 絶対に必要な場合を除いて、詳細ホストアダプタ設定は変更し ないでください。 © Reset SCSI Bus at IC Initialization—(初期値 : Enabled) Enabled に設定すると、電源投入時の初期化プロセスおよびハード リセット時に、SCSI カードは SCSI バスをリセットします。 © Display <Ctrl> <A> Messages during BIOS Initialization—(初 期値 : Enabled)Enabled に設定されていると、システムの起動時 に、SCSI カードの BIOS によって画面上に Press <Ctrl> <A> for SCSISelect Utility! というメッセージが表示されます。この設定が 無効になっていても、SCSI カード BIOS のバナーが表示された後 で <Ctrl> キーと キー <A> キーを同時に押すと、SCSISelect ユーティ リティを起動することができます。 © Extended BIOS Translation for DOS Drives > 1 GByte—(初期 値 : Enabled)Enabled に設定すると、1 GB を超える容量の SCSI ハードディスクのための拡張変換方式が提供されます。この設定が 必要なのは MS-DOS 5.0 以降だけです。拡張変換方式では、8 GB までのディスク上の 2 GB のパーティションがサポートされます。 SCSI カードの BIOS によって制御されている 1GB 以上のディスク をパーティションするには、MS-DOS の fdisk コマンドを使用し て、パーティションのサイズとして 8 の倍数を指定します(8 の倍 数でない数を指定すると、fdisk によって最も近い 8 の倍数に設定 されます)。 ご注意 : 拡張変換方式を変更する前に、かならずディスクをバッ クアップしてください。 © Verbose/Silent Mode—(初期値 : Verbose)Verbose に設定すると、 システム起動中に SCSI カード BIOS によってホストアダプタ モデ ルが画面に表示されます。Silent に設定すると、起動中にこのメッ セージは表示されません。 © Host Adapter BIOS—(初期値 : Enabled)SCSI カードの BIOS の 有効 / 無効を切り替えます。 © SCSI カードに接続された SCSI ハード ディスクあるいは CDROM から起動する場合は、Enabled に設定してください。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 22 © SCSI バス上の機器(CD-ROM ドライブなど)がソフトウェア ドライバで制御されており、BIOS を必要としない場合には、 Disabled に設定します。 © Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks—(初期 値 : Disabled)どのリムーバブルメディアドライブを SCSI カード の BIOS でサポートするかを設定します。次の選択肢があります。 © Boot Only— 起動ドライブとして指定されているリムーバブル メディアドライブだけがハードディスクとして扱われます。 © All Disks—BIOS によってサポートされるすべてのリムーバブ ルメディアドライブがハードディスクとして扱われます。 © Disabled— リムーバブルメディアドライブはハードディスクと して扱われません。ドライブは BIOS によって制御されないの で、ソフトウェア ドライバが必要です。 ご注意 : SCSI カードの BIOS によって制御されているリムーバブ ルメディア SCSI ドライブから、ドライブの電源が入って いるときにメディアを取り出さないでください。データ が失われる可能性があります。ドライブの電源を入れた ままメディアを取り出すには、リムーバブルメディアの ソフトウェアドライバをインストールして Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks を Disabled に設定します。 © BIOS Support for Bootable CD-ROMs—(初期値 : Enabled) Enabled に設定すると、SCSI カード BIOS によって、CD-ROM ドライブからの起動ができるように設定されます。ハードディスク その他の(CD-ROM ドライブ以外の)デバイスから起動する場合 は、Disabled に設定します。 © BIOS Support for Int 13 Extensions—(初期値 : Enabled) Enabled に設定すると、SCSI カード BIOS によって、プラグアン ドプレイに必要な Int 13h エクステンション(拡張)がサポートさ れます。システムがプラグアンドプレイをサポートしていない場合 は、このオプションを有効にしても無効に設定しても影響はありま せん。 SCSI ディスクユーティリティの使用 SCSI ディスクユーティリティにアクセスする方法を以下に示します。 1 SCSISelect を起動すると表示されるメニューから、SCSI Disk Utilities オプションを選択します。SCSISelect は、SCSI バスをス キャンしてインストールされている機器を検出し、SCSI ID とその ID に割り当てられている機器の一覧を表示します。 2 ↑ キーと ↓ キーを使用してカーソルを該当の ID と機器に移動し、 Enter キーを押します。 ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 23 3 小さなメニューが表示されます。Format Disk(ディスクのフォー マット)と Verify Disk Media(ディスクメディアの検査)の 2 つの オプションが表示されます。 © Format Disk— ハードディスクのロー レベル フォーマットを行 います。ロー レベル フォーマットには 1GB につき約 1 時間か かります。ほとんどの SCSI ディスクは出荷時にフォーマット済 みなので、再フォーマットする必要はありません。ハード ディ スクは、MS-DOS の fdisk や format のようなオペレーティング システムによるパーティションおよびファイルの準備用ユー ティリティを使用する前に、ロー レベル フォーマットを行う必 要があります。 ご注意 : ロー レベル フォーマットを実行すると、ドライブ上の全 データが失われます。この作業を行う前に必ずデータを バックアップしてください。ロー レベル フォーマット は、一度開始すると中止できません。フォーマットを中 止するために電源を切らないでください。 © Verify Disk Media— ハードディスクのメディアをスキャンして 欠陥を見つけます。ユーティリティによってメディア上に壊れ たブロックが発見された場合、壊れたブロックを再割り当てす るように促すメッセージが表示されます。yes を選択すると、そ れらのブロックを使用不可にします。このユーティリティはい つでも Esc キーを押して中止できます。 SCSI ケーブルの入手 高性能の SCSI システムには、データを確実に保全する高品質のケーブ ルが必要です。アダプテックでは、アダプテック製 SCSI カードで使用 するために特別に設計された最高品質の SCSI ケーブルをご提供してい ます。詳しくは販売店へお問合わせください。 外部接続ケーブル 外部接続ケーブル 型番 製品仕様 ACK/H-D シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ)- D-SUB25 ピ ン(約 91cm) ACK/H-H シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ)-シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ)(約 91cm) ACK/H-L シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ)-アンフェノー ル 50 ピン / フルサイズ(約 91cm) ACK/H-N シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ)-シールド型 50 ピン高密度(ベローズタイプ) (約 91cm) ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 930 LP • 24 外部接続用コネクタ形状 D-SUB25 ピン シールド型 50 ピン / 高密度(ピンタイプ) アンフェノール 50 ピン / フルサイズ シールド型 50 ピン / 高密度(ベローズタイプ) 内部接続ケーブル 内部接続ケーブル 型番 ACK/INT 5 製品仕様 5 コネクタ(機器 4 台+ SCSI カード) 標準 50 ピン内部 Ultra SCSI(1.5 m) 内部接続用コネクタ形状 標準 50 ピン ユー ザー ズ ガ イド : S C S I カー ド AVA -2 91 5LP / 2 93 0LP • 25 最大ケーブル長 内部および外部を合わせた SCSI バスのケーブルの全長は、下の表の最 大長を超えることはできません。 最大ケーブル長 最大ケーブル長 3m データ転送速度 最大機器数1 Fast SCSI 8 (10MB/sec) 3m Ultra SCSI 4 (8 ビット転送で 20MB/sec) 1.5 m 6m Ultra SCSI 5–8 5 MB/sec 8 (非同期または同期) 1. SCSI カードを含む。 Stock No. 512725-00JA, Ver. AB
© Copyright 2024 Paperzz