PDF資料 - TIS株式会社

2012 年 7 月 2 日
報道関係各位
TIS 株式会社
TIS、ブランドデビットカード事業に必要なシステムから
運用業務までを提供するアウトソーシングサービスを提供開始
~「国際ブランドデビットカード プロセッシングサービス」で
金融機関のブランドデビットカード事業の低コストかつ早期立ち上げを支援~
IT ホールディングスグループの TIS 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野
以下 TIS)は、金融機関が新たに国際ブランドデビットカード
※1
徹、
事業を始めるために必要な各種
業務システムから、入会受付やコールセンターなどの運営業務までをトータルで支援するアウト
ソーシングサービス「国際ブランドデビットカード
プロセッシングサービス」を本日から金融
機関向けに提供することを発表します。本サービスを活用することで、金融機関は、新たなリテ
ール戦略、収益獲得のためのブランドデビットカード事業の低コストかつ早期立上が可能になり
ます。
※1:ペイメントカードの国際ブランドが運営するインフラを利用したデビットサービス。
TIS では本サービスを、ブランドデビットカード事業を立ち上げたい地方銀行(地銀)を中心
とした金融機関に提供していき、2015 年までに 10 社導入を目指します。また、本サービスでは、
すでに先行ユーザーとして 2 社への提供が決定しています。
<金融機関における国際ブランドデビットカード事業の市場背景>
欧米や欧州各国、中国などの国際市場では、デビットカード決済がクレジットカード決済の取
扱高を上回るなど、デビットカードに対する利用者のニーズが高まっています。一方、日本の 2011
年のデビットカード決済による取扱高は 8,525 億円※2 と、電子決済市場(クレジット・デビット・
プリペイド)全体の取扱高 63 兆 2,627 億円※2 から見ると規模は極めて小さいのが現状です。し
かし、デビットカード市場は 2016 年までに現在の約 2 倍に拡大すると予測※2 されており、その
鍵を握るのが「ブランドデビット」だと言われています。
「ブランドデビット」とは、端末、与信システムなど、ペイメントカードの国際ブランドカー
ドが運営するインフラをそのまま利用するカードサービスです。クレジットカードと同様の場所、
方法にて利用が可能なため利便性が高く、クレジットカードに代わる新たな決済手段として、ま
た、リテール事業の強化策として、多くの金融機関で導入が検討されています。
貸金業法や割賦販売法の改正に伴い、クレジット与信枠に不安を抱える消費者(主婦層やシル
バー層など)や、クレジットカードを持てない若年層の獲得が期待でき、手数料収入による新た
な収益の獲得、預金口座の活性化や預金残高の平準化など、ブランドデビット事業の開始は、金
融機関により多くのメリットを与えると考えられています。
※2:電子決済総覧 2011-2012(SBI リサーチ『カード・ウェーブ』編集部)(記載数字の出展など)
1
<「国際ブランドデビットカード
「国際ブランドデビットカード
プロセッシングサービス」の概要>
プロセッシングサービス」は、TIS が創立時から約 40 年間携
わってきた信販会社などの決済システムの構築・運用ノウハウを結集したサービスです。オーソ
リ業務(カード利用者の信用照会)や会員管理業務などのシステムから、その後のシステム運用・
保守、さらに入会受付やコールセンターなどの事業運営に不可欠な BPO サービスまで、ブランド
デビットカード事業に必要なすべての機能をサービスメニューにそろえています。新たにブラン
ドデビットカード事業を立ち上げたい金融機関は、自社に必要な機能を選択することで、低コス
トかつ早期に事業を開始することができます。
<国際ブランドデビットカード
プロセッシングサービスの特長>
■豊富なメニューを準備
ブランドデビットのカード決済業務に必要なシステムの導入から、運用・保守、そして入会受付
やコールセンターなどのサービス業務までを、自社で保有せずにアウトソーシングができます。
(メニュー詳細は別紙参照)
■初期費用の抑制・導入期間の短縮
TIS のデータセンター(DC)を活用してサービス提供するため、新規にネットワークやハード
ウェアの構築の必要がなく、導入コストを抑えることが可能です。また、ブランドデビットカー
ド事業に必要なシステムの一式を、サービス提供方式で提供することで、ノンカスタマイズであ
れば6ヶ月程度でサービスインが可能となります。
【本サービスとスクラッチ開発型の費用比較】
項目
国際ブランドデビット
スクラッチ開発型(オンプレミス)
プロセッシングサービス
費用
(初期費用)約 4 千万円~
(初期費用)10 億円前後
(運用費用)約 6 千万円~(年間)
(運用費用)約 1 億円~(年間)
※その他個別要件に係る開発、保守費用は別途
※一般的な開発費用を勘案し TIS が想定した値
お見積り
導入に要する時間
最短 6 ヶ月~
1 年半~2 年以上
■万全なセキュリティ
本サービスは、金融庁や FISC(金融情報システムセンター)策定の金融機関等コンピュータシ
ステムの安全対策基準に準拠した国内データセンターにて運用しているため、リテール事業開始
に関する法的課題もクリアできます。また、本データセンターはグローバルセキュリティ基準の
PCIDSS v2.0 に準拠しています。
◆TIS 株式会社について
IT ホールディングスグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の
IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体
制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000 社以上のビジネスパートナー
として、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご覧下さい。 http://www.tis.co.jp/
2
◆IT ホールディングスグループについて
IT ホールディングスグループは、様々なお客様を IT で支援する IT エキスパート集団です。
進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
【本件に関するお問合わせ先】
◆報道関係からのお問い合わせ先
TIS 株式会社
コーポレート本部
TEL:03-5337-4232
企画部
営業推進室
広報担当:浄土寺/竹澤
e-mail:[email protected]
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS 株式会社
カード事業本部カード第2事業部
TEL:03-5337-4275
FAX:03-5337-6173
カードシステム第2営業部
E-mail:[email protected]
3
【別紙】
<「国際ブランドデビットカード
プロセッシングサービス」サービスメニュー>
●基本アプリケーションシステム
オーソリシステム
デビットオーソリ機能
デビットオーソリ
代行オーソリ(閉局時)
カードパラメータ管理
勘定系システムインターフェース
セキュリティ(HSM)
マルチカレンシー対応(オプション)
バックエンドシステム
会員管理機能
申込み登録
カード発行データ作成
契約内容管理
カード管理・有効期限更新
会費・手数料管理
売上・清算管理機能
売上データ管理
ステートメント作成
InComing データ登録
清算レポート出力
エクセプション(オプション)
外部接続機能
外部接続先連携
既存システム連携
共通管理機能
マスター管理
ユーザー管理
チャネル系システム
チャネル系システム
会員専用 Web(メール送信含)
コールセンター用システム(オプション)
●業務代行サービス(抜粋)
サービス名
審査前データ作成
受付業務
コールセンター(有人対応)
サービス内容例
受付業務
:到着書類開封・仕分・不備訂正等
申込登録業務
:イメージ化及びデータエントリー
不備関連業務
:不備状発送及び戻り処理等
カード製造業務
:生カード作成
エンコード業務
:カード発券処理
発送業務
:同送物等の封入および会員宛て郵送
問い合わせ業務
:各種照会依頼についての対応
紛失盗難受付
:紛失盗難に伴うカード緊急停止等
提出用紙送付
:各種提出用紙を郵送する場合の受付事務
4