アニュアルレポート 2015

A n n u a l
R e p o r t
2015年 6月期
(2014年7月1日〜2015年6月30日)
おもてなしと生活文化の創造————
株式会社グリーンズ
本社所在地
〒510-0067 三重県四日市市浜田町5番3号
TEL(059)351-5593(代) FAX(059)354-1355
東京オフィス
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町一丁目6番6号 吉野第二ビル6階
TEL(03)5645-5865 FAX(03)5645-5868
ホームページ http://www.kk-greens.jp/
グリーンズは三重県四日市市を起点とし、
全国主要都市へのホテルチェーン展開を目指すチョイスホテルズ事業と、
ホテル事業を中心とした幅広い業種・業態にて、
地域No.1店をドミナント展開するグリーンズホテルズ事業を二本の柱としています。
グリーンズ企業目的
グリーンズ理念
こた
一、私たちは 今日あることに感謝し、その期待に報えよう。
一、私たちは お客様の安全と快適を第一とします。 一、私たちは 一人でも多くのお客様に
私たちの施設とサービスを提供します。
- 地域社会への奉仕と貢献 -
一、私たちは 心をひとつにし、団結協力し、
おのれ
仲間のしあわせと自己の充実をはかろう。
- キャリアの充実としあわせの確保 -
おのれ
一、私たちは 知恵と汗で自己の育成と開発に努め、
グリーンズの成長と発展を期そう。
- 企業は永遠です -
チョイスホテルズ営業本部
詳細P.13
グリーンズホテルズ営業本部
詳細P.15
一、私たちは 誠意ある態度でお客様に感動をあたえます。
一、私たちは より豊かな生活と働きがいある企業をもとめます。
一、私たちは 本質をみつめ、その経験を生かして、
よりよい仕事をします。
一、私たちは 便利でお値打ち、気軽で安心をもとに
商品づくりをします。
宿泊
一、私たちは おもてなしを通じて地域社会へ奉仕をします。 外食
集宴会
コンフォートホテル
コンフォートイン
目次
P 03
ごあいさつ
P 05
データから見る、グリーンズの今
P 09
ボードメンバーからのメッセージ
P 13
▪チョイスホテルズ営業本部
P 04
P 07
01
Greens Co., Ltd.
グリーンズグループビジョン
中期経営計画
P 13
部門別概況
P 15
▪グリーンズホテルズ営業本部
P 17
▪管理本部
P 21
グリーンズのCSR活動
P 18
P 23
子会社概況 チョイスホテルズジャパン
コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス
P 25
全国のホテル情報
P 31
グリーンズの成長と歩み
P 27
P 33
店舗の概況
会社の概要
Greens Co., Ltd.
02
ごあいさつ
グリーンズグループビジョン
時代の「半歩」先を行く、独創の経営哲学を展開
■ チェーンの拡大と顧客満足度No.1の達成
「コンフォートホテル」ブランドを主とした店舗網の拡大を図り、国内最大の
グローバルブランドのホテルチェーン及び国内有数のエコノミーホテルチェーンを
構 築 す る と と も に、 エ コ ノ ミ ー 業 態 で の 顧 客 満 足 度 No.1 の ブ ラ ン ド
評価を達成する。
グリーンズは昭和32年の創業以来、
「至誠」の理念のもとでホ
テル経営の近代化と生産性の向上を追求し、着実な成長を実現
してまいりました。その原動力となったのは、常に時代の半歩先
を行く先鋭的な企業運営です。経済社会の変化を的確に捉える
■ 地域密着の推進
「戦略的経営」
、財務数値や業務規範を重んじる「合理的経営」
、マ
コミュニティタイプのホテルを中心として地域密着の推進を図り、地域の中で、
なくてはならないホテルとしての地位を確立する。
ネジメントと仲間(従業員)が同じ企業目的に邁進する「価値観
の共有」
、そして経営とサービスの不断の進化を目指す「改善改
■ 社員の幸せ作り
革」―。この4つの柱を経営の根幹に据え、お客様と地域社会にグ
員 の 処 遇 の 向 上 を 図 る と と も に、 仕 事 を 通 じ て 自 己 の 成 長 が 実 感 で き る、
社
働きがいのある職場作りを行う。
リーンズの独自価値を展開してまいります。
今わが国のホテル業界を取り巻く経営環境は刻一刻と変化し
■ 社会への貢献と企業の成長
ています。グリーンズはお客様に最大の満足を提供する生活支
上記を通じ社会に貢献するとともに、更なる成長拡大を目指し経営基盤の強化を
図る。
援産業として、経営基盤の更なる盤石化を図り、真に社会に開か
れたパブリックカンパニーとして発展を続けてまいります。
ステークホルダーの皆様には、今後も倍旧のご支援を賜ります
よう心よりお願い申し上げます。
2015 年 6 月 株式会社グリーンズ 代表取締役会長
村木 敏雄
世界第2位の
ホテルチェーンとの提携
良好な市場環境を追い風に、中期経営計画の目標達成に挑む
チョイスホテルズインターナショナ
ル社のノウハウと、半世紀にわたり
グリーンズが蓄積してきた独自の
ノウハウとの融合により、ホテル
運営を行っています。
グリーンズは昭和32年の創業以来、
60年近くにわたって高品
質な商品やサービスを全国にて提供し、着実かつ安定的な成長
を続けてまいりました。
2015年6月期もこの成長軌道に陰りは
なく、売上高、営業利益、経常利益など、すべての業績指標におい
て過去最高を達成しております。
ブランドの強みを活かした
全国でのチェーン展開と
運営上の連携を活かした
ドミナント展開
グリーンズの
強みと特長
全国展開を可能とするブランド戦略の推
進を図り、認知度の向上をさせるほか、
特定地域においては運営上の連携を軸に
ノンブランドにて展開をしています。
グリーンズは現在、2019年6月期を最終年度とする中期経営
計画を推進しております。本中計のもと、
「コンフォート」ブラン
ドの新規出店を積極化すると同時に、既存店の計画的リニュー
アルによって競争力の維持・拡大に努め、最終年度目標である
人材力を高める
教育研修制度
87ホテル、売上高245億円を目指してまいります。また、グロー
バルブランドのマスターフランチャイジーという当社独自の強
新入社員から経営幹部まで、階層ごとに
必要なスキルと、担当業務を中心とした
必要な知識を習得するための教育制度が、
プロとしてのキャリアアップを実現します。
みにさらに磨きをかけるとともに、持続的成長の礎となる経営
体制の高度化にも力を注いでまいります。
ステークホルダーの皆様には、これまでと同様のご理解と
ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
2015 年 6 月 株式会社グリーンズ 代表取締役社長
松井 清
03
Greens Co., Ltd.
Greens Co., Ltd.
04
データから見る、グリーンズの今
5カ年財務ハイライト
2008年以降の世界的な景気後退の中、ホテル業界は大変厳しい
2010
2011
2012
2013
局面を迎えていました。しかし、円安を背景とした訪日外国人観光
■ 財務情報
客の急増、
2020年の東京オリンピック開催など、観光関連産業、
売上高
(百万円)
20,012
21,052
21,180
21,888
22,503
チョイスホテルズ
(百万円)
14,028
15,003
15,283
15,898
16,358
追い風に乗り、過去最高の成績を更新することができました。今後
グリーンズホテルズ
(百万円)
5,796
5,861
5,713
5,836
5,952
もビジネスチャンスを活かし、経営計画や事業戦略を確実に遂行
その他
(百万円)
188
188
184
154
193
することで、
目標達成を目指してまいります。
営業利益
(百万円)
829
1,234
1,309
1,476
2,102
経常利益
(百万円)
518
958
1,071
1,168
2,051
営業利益率
(%)
4.14
5.87
6.18
6.75
9.34
経常利益率
(%)
2.59
4.55
5.06
5.34
9.12
期末ホテル数
(ホテル)
79
76
76
75
75
期末従業員数
(人)
1,817
1,720
1,707
1,770
1,861
取り分けホテル業界にとって絶好のチャンスが到来しています。
そのような好調な環境下において、グリーンズもしっかりとこの
[業界データ]
POINT
ホテル旅館業界の宿泊者数は堅調に伸びております。
なかでも、ビジネスホテルは高い成長を示しており、
P
OINT
市場占有率も拡大しています。
ホテル旅館業界の宿泊者数は堅調に伸びております。
なかでも、ビジネスホテルは高い成長を示しており、
市場占有率も拡大しています。
旅館
リゾートホテル
ビジネスホテル
旅館
リゾートホテル
ビジネスホテル
■ 宿泊先別延べ宿泊者数
■ 宿泊先別延べ宿泊者数
33,891 32,873
42,210
34,807
シティホテル
シティホテル
(万人)
(万人)
43,953
7,372
7,160 43,953
42,210
7,372
7,160
6,683
6,626
34,807
6,190
33,891
32,873
18,049 19,513
5,832
29,757 6,626
6,683
6,190
13,015 13,243 14,236 18,049 19,513
5,832
10,516
29,757
10,516
5,501
13,015
6,032
13,243
14,236
5,696
6,171
6,707
6,707
10,294
6,730
6,730
10,338
5,501
7,908
6,032
8,218
5,696
7,744
6,171
7,717
7,908
2009
8,218
2010
7,744
2011
7,717
2012
10,294
2013
10,338
2014 (年)
2011
2012
2013
2014 (年)
P2009
O I N2010
T
■ 宿泊先別延べ宿泊者数
(%)
■ 宿泊先別延べ宿泊者数
20
20
35
35
18
20
20
38
38
19
19
40
40
(%)
19
19
41
41
17
17
43
43
17
17
18
16
15
27
18
24
17
24
18
22
16
24
15
24
27
2009
24
2010
24
2011
22
2012
24
2013
2010
2011
2012
2013
(百万円)
■ 売上高
44
17
2009
(正社員・パートナー社員)
■ 売上高
44
18
18
■ 主な指標
20,012
20,012
(百万円)
22,503
21,052 21,180 21,888
22,503
21,052 21,180 21,888
■ 宿泊先別延べ宿泊者数割合(外国人)
■ 宿泊先別延べ宿泊者数(外国人)
■ 宿泊先別延べ宿泊者数割合(外国人)
(万人)
4,307
(%)
4,307
3,184
2,562
1,819 2,562
1,314
1,819
948
948
492
222
157
492
222
2009
157
1,314
727
323
727
198
323
2010
198
1,670
1,670
856
495
856
210
109
495
2011
210
109
2,342
3,184
1,478
2,342
1,164
1,478
1,164
706
302
706
170
302
2012
170
974
974
437
295
437
2013
295
1,854
1,854
1,439
1,439
577
437
577
2014(年)
437
52
52
27
51
51
28
51
51
30
50
50
30
27
12
28
13
30
13
30
13
9
12
2009
9
8
13
2010
8
7
13
2011
7
7
13
2012
7
46
46
31
31
14
9
14
2013
9
43
2010
2010
2011
2012
2012
2013
2013
■ 営業利益
13
10
13
2014(年)
10
2014
(年度)
2014
(年度)
(百万円)
■ 営業利益
188
グリーンズホテルズ
その他
(百万円)
154
193
184
5,713
154
5,836
193
5,952
5,713
5,836
5,952
188
184
188
5,861
5,861
(百万円)
2,102
2010
2010
2011
2011
2012
2012
2013
2013
■ 経常利益
1,234
829
1,234
1,309
1,309
2014
(年度)
2014
(年度)
(百万円)
■ 経常利益
(百万円)
2,051
2,102
33
注:2014年の数字は各業態の4半期ベースの数字の総和であり、暫定値(年)
2009
2010
2011
2012
2013
2014(年)
2009
2010
2011
2012
2013
2014
出典:「統計情報・宿泊旅行統計調査・第4表」(観光庁)をもとにグラフ作成(http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html)
注:2014年の数字は各業態の4半期ベースの数字の総和であり、暫定値
出典:「統計情報・宿泊旅行統計調査・第4表」(観光庁)をもとにグラフ作成(http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html)
2,051
1,476
1,476
958
829
518
958
1,071
1,071
1,168
1,168
518
2010
2010
Greens Co., Ltd.
2011
43
33
チョイスホテルズ
その他
15,898 16,358
14,028 15,003 15,283
15,898 16,358
14,028 15,003 15,283
2014 (年)
(%)
(百万円)
チョイスホテルズ
グリーンズホテルズ
■ 事業部別売上高
5,796
24
2014 (年)
外国人市場は景気や震災の影響を受けやすいですが、震災後の最高数を記録しています。外国人市場に
おいても、ビジネスホテルはシェアを高めています。
外国人市場は景気や震災の影響を受けやすいですが、
震災後の最高数を記録しています。外国人市場に
おいても、ビジネスホテルはシェアを高めています。
(万人)
■ 宿泊先別延べ宿泊者数(外国人)
■ 事業部別売上高
188
5,796
POINT
05
2014(年度)
2011
2011
2012
2012
2013
2013
2014
(年度)
2014
(年度)
2010
2010
2011
2011
2012
2012
2013
2013
2014
(年度)
2014
(年度)
Greens Co., Ltd.
06
中期経営計画(対象期間:2015年6月期~2019年6月期)
<ビジョン:グリーンズの目指す姿>
グリーンズは、Performance、Satisfaction、Reliabilityの観点から、
コンフォートブランドの価値の最大化を図り、確かな収益・財務体質のもと、
成長を追求します。
<中期経営計画の骨子>
本中計期間のスコープ
5年後のグリーンズのイメージ
高い競争力を有する
グローバルブランドホテルを
中心とした国内有数の
エコノミー系ホテルチェーン
Performance
事業
戦略
施設競争力
施設競争力
マーケティング
のための投資
による差別化
ブランド
高い信頼性を誇る専業の
エコノミー系ホテルオペレーター
高い顧客満足度と
従業員満足度を実現した企業
マーケティングを
軸にした
ブランド展開
ブランド
マーケティングを
軸にした
ブランド展開
ノンブランド
2016年6月期(第53期)経営方針
財務目標
運営上の連携を
軸にした
ホテル展開
ノンブランド
基本方針
明確化
構築
出店方針の
明確化
開発体制の
構築
運営上の連携を
軸にした
ホテル展開
・FC
新規分野の開拓
・海外出店
・新規事業への進出
・FC
・海外出店
※
「新規分野」の開拓につい
・新規事業への進出
ては、具体的な定量目標と
して本中計に盛り込んでい
ませんが、グリーンズの更
※「新規分野」
の開拓につい
なる成長拡大にとって重要
ては、
具体的な定量目標と
課 題として、継
続検 討して
して本中計に盛り込んでい
いきます。
ませんが、グリーンズの更
なる成長拡大にとって重要
課 題として、継 続検 討して
いきます。
「コンフォートホテル」を中心にブランド力を強化しつつ、
新規出店の対応幅を広げるためにマルチブランド化により柔軟に対応します。
ホテルの位置付け
方向性
ホテル
コンフォート
イン
快適な空間と
充実した設備を有する
クオリティ
ワンランク上の
ホテル
ミッドプライスホテル
快適性と機能性を
重視した
コンフォート
宿泊特化型のホテル
ホテル
コンバージョン向けに
対応した
コンフォート
エコノミーホテル
イン
快適な空間と
Upper Middle
充実した設備を有する
ワンランク上の
ミッドプライスホテル
快適性と機能性を
Middle
重視した
宿泊特化型のホテル
コンバージョン向けに
Economy
対応した
エコノミーホテル
クオリティ
ホテル
コンフォート
ホテルの位置付け
Upper Middle
ドミナント展開に基づく
運営上の連携を活かした
複数のホテル群
ホテル
エコノ
ドミナント展開に基づく
運営上の連携を活かした
複数のホテル群
ホテル
エコノ
Middleグリーン
Economy
ホテル
グリーンズ
ホテルズ
グリーン
ホテル
グリーン
パーク
グリーンズ
ホテルズ
グリーン
パーク
■マルチブランド化し、
方向性
新店開発の対応可能な
幅を広げる
■マルチブランド化し、
■
「コンフォートホテル」は、
新店開発の対応可能な
商品力を強化し、
幅を広げる
ブランド価値の向上を
目指す
■
「コンフォートホテル」は、
商品力を強化し、
ブランド価値の向上を
目指す
■ドミナント展開に基づき、
運営効率を
引き続き強化する
ホテル シティ
ホテルホテル
■ドミナント展開に基づき、
運営効率を
引き続き強化する
シティ
ホテル
1 中期経営計画及び年度計画の財務目標
数値の達成
全社合計
22,573
百万円
チョイスホテルズ合計
16,170
百万円
2 部門戦略、主要施策の計画化と実行、
評価
グリーンズホテルズ合計
6,234
百万円
3 経営、財務、内部システム等に関する
改革の具現化
営業利益 2,099 百万円 営業利益率
9.29%
4 コンプライアンスの遵守と関連する制
度等の改定
経常利益 2,024 百万円 経常利益率
8.96%
5 組織改革と人材の育成
Greens Co., Ltd.
オペレーションの
人材開発の
効率化
高度化
コンフォート
事業CFの増大による財務基盤強化
Reliability
新規分野の開拓
新規出店による事業拡大
出店方針の
開発体制の
ホテルを
中心とした
マーケティング
人材開発の
による差別化
高度化 ホテル事業の強化
コンフォート
ホテルを
中心とした
事業CFの増大による財務基盤強化
ホテル事業の強化
ブランド戦略
Satisfaction
オペレーションの
のための投資
効率化
ビジネスモデル改革による事業成長
財務
戦略
07
更なる拡大
ビジネスモデル改革による事業成長
新規出店による事業拡大
2019年6月期ビジョンの達成
財務
戦略
売上
更なる拡大
2019年6月期ビジョンの達成
本中計期間のスコープ
事業
戦略
■
既存事業のブランド潜在力を最大限に強化することにより、
2019年6月期ビジョン達成を目指します。
事業戦略及び財務戦略
財務実績及び財務目標
項目
2015年6月期
2019年6月期
ホテル数
75ホテル
87ホテル
売上高
225億円
245億円
営業利益率
9.3%
8.9%
自己資本比率
13.2%
43.1%
Greens Co., Ltd.
08
ボードメンバーからのメッセージ
中期経営計画のもとで、更なる成長と企業価値 の向上を追求
2015年6月期の決算で過去最高の経営成績を記録したグリーンズ——。好業績に安住
することなく、次なる成長へ向けて新たな取り組みを開始しています。松井社長と村木
専務のお二人に、わが国のホテル業界の市場動向とグリーンズの成長戦略を伺いました。
2015年6月期の業績は
いかがでしたか?
前期に引き続き、過去最高の経営成績を
残すことができました。(松井)
松 井: 当 期 は 売 上 高 が22,503百 万 円、経 常 利 益 が
テルズ事業は、前年の式年遷宮効果の反動もあって売
定例の海外研修は、成績優秀な社員を米国視察に派遣
策も実施され、その効果が次第に顕在化してきました。
上高が若干減少しています。旺盛な国内宿泊需要を十
するもので、スケジュールにはチョイスホテルズイン
日本人客は少子高齢化で長期的には減少傾向をたど
分に取り込むことができなかったことを今反省してい
ターナショナルが開催するアニュアルコンベンショ
り、その分をインバウンドが補っていくという構図が
るところです。
ンへの参加も含まれています。世界的なホテルチェー
この先当分の間続くものと予想しています。
ンの世界観を体感することは、モチベーションの向上
村木:私も同様の見方をしています。アベノミクスの
にも寄与します。一方、今回実施した特別派遣では、
進展を背景に国内のビジネス出張が増加していますし、
チョイスホテルズインターナショナルのノウハウを
観光立国という国策のもとでインバウンドも今後ます
学び、それを「コンフォート」ブランドの差別化に役立
ます拡大していくはずです。ただ三重県や北陸など地
ててもらう目的で、10名の社員をチョイスの本拠地で
方の宿泊市場は、需要の掘り起こしが不十分で、大きな
あるメリーランド州ロックビルに派遣しました。また
成長余力を残していると言えるかもしれません。いず
ニューヨークでは、最新のホテル事情を肌で感じて
れにしろ、ビジネスの環境は現在もこれからも総じて
もらいました。世界的な視野でホテル業の未来を考え
力強い状態が続くと見ていいでしょう。
レベニューマネジメントの
成果についてお聞かせください。
2,051百万円と、前期に引き続いて過去最高の成績を
残すことができました。ビジネスユースのお客様が増
えていることに加え、国内観光や訪日観光(インバウ
ンド)のお客様のご利用も増えています。良好な外部
環境と、ブランドマーケティングを始めとする自社努
力の相乗効果がこの好業績に結実したものと受け止
めています。
村木:ただ、グリーンズホテルズ事業とチョイスホテ
ルズ事業では明暗が分かれました。チョイスホテルズ
事業はADR(平均客室単価)が前年度比で5%増加する
など期を通じて好調を維持しましたが、グリーンズホ
戦略的な価格コントロールでOccと
ADRの向上を図っています。(村木)
村木:2008年のリーマンショック以降、ホテル料金
の流動化が進み、それに伴って需要を予測して宿泊料
金をコントロールするレベニューマネジメントが注目
を集めるようになってきました。当社でもレベニュー
マ ネ ジ メ ン ト を 適 切 に 運 用 し、そ の 結 果、こ こ 数 年
Occ(稼働率)とADRが順調に伸びてきました。しかし、
私は一部の同業他社が行っているような無制限の料金
設定には反対です。お客様から信頼をいただくには、
納得していただける価格をご提示することが欠かせま
せん。そのためグリーンズでは宿泊料金に上限を設け
て、その範囲内で料金設定を行うと同時に、料金に見
グリーンズの最終目標は、
業界のM&Aをリードし、
ホスピタリティの
コングロマリット
(企業複合体)
に
なることです。
株式会社グリーンズ
代表取締役社長
松井 清
Greens Co., Ltd.
松井:チョイスホテルズインターナショナルは世界で
6,000店舗以上を展開する世界最大級のホテルチェー
ンで、その本部スタッフは日夜、ホテル運営のノウハウ
構築に取り組んでいます。そのノウハウを利用できる
のは、日本ではグリーンズだけです。それが同業他社に
対する差別化ポイントになっています。
現在、並びに今後の市場環境を
どう見ていますか?
合ったサービスや付加価値のご提供に尽力しています。
昨年は10名の社員を米国に
派遣されたと聞いています。
その目的は何でしょうか?
最新ノウハウの吸収を目的に、
チョイス本部への特別派遣を実施
しました。(村木)
村 木:2015年6月 期 は、定 例 の 海 外 研 修 に 加 え て、
最新ノウハウ吸収のための特別派遣を実施しました。
09
る良い機会になったのではないでしょうか。
宿泊市場は今後しばらく年2〜3%で
成長するものと予想しています。(松井)
松井:2014年1年間の総宿泊数は約4.7億泊、そのう
ホテル専業オペレーターとして、
良質なサービスと
心に残るおもてなしで
日本の観光業の発展と
地域の活性化に貢献して
いきたいと考えています。
株式会社グリーンズ
専務取締役
村木 雄哉
ちの9.5%がインバウンドです。日本人の宿泊数は横
ばいで推移していますが、訪日観光客数がここ数年2
割から3割伸びていることもあって、宿泊市場全体は
年率で2〜3%ずつ拡大しています。この流れは今後も
しばらく続くでしょう。日本は観光立国を目指してお
り、官民一体となって観光PR活動を行っています。ま
た、ビザの緩和や免税の拡大など政府による観光振興
Greens Co., Ltd.
10
ボードメンバーからのメッセージ
グリーンズの中長期的な成長戦略と
出店計画をご説明ください。
店舗競争力と新規出店力の強化に
注力していきます。(松井)
松井:昨年、2015年6月期から2019年6月期までの
5カ年を対象期間とする中期経営計画を策定し、現在
は残り4年のローリング計画を推進中です。中計の最
終年度におけるグリーンズの企業イメージは「高い競
争力を有するグローバルブランドホテルを中心とした
国内有数のエコノミー系ホテルチェーン」というもの
で、この目標に向けて店舗競争力と新規出店力の強化
に 注 力 し て い ま す。2015年6月 期 は2店 舗 を 新 規 出
店し、さらに2店舗の契約を締結しましたが、今後も
「コンフォート」ブランドを中心に出店を加速していく
方針です。
村木:当社ホテルの大半は賃借物件で、その契約は
あらゆるステークホルダーにとって価値ある企業で
20年という長期にわたります。そういった長いスパン
(オンライントラベルエージェント:宿泊予約サイト)
で見ると、現在の投資環境は決して良好とは言えま
にかなりの部分を依存していますが、
OTAの手数料率
あり続けたいと決意しています。
せん。現在は地代や建設費が高騰しているので、それ
は現在上昇傾向にあります。必要な収益を確保するた
村木:社長が話したことと共通しますが、当社の優位
に見合う運営収入を上げるのは至難の業です。また、
めには、自社直販特に自社サイトからの予約を増やし
性は、グローバルなホテルチェーンの一翼を担ってい
既存ホテルを取得すれば事業モデルは構築しやすく
ていかなければなりません。
OTAから自社サイトに誘
るという先進性と、グリーンズホテルズの展開によっ
なりますが、それも同業間の競争が激しく相場が上昇
導する仕組みを構築するとともに、ロイヤルティプロ
て地域社会の活性化に貢献しているという二つの側
しています。長期にわたって十分な利益を創出してい
グラムの導入によってリピート客の増加を図り、
自社と
面を持っている点にあると捉えています。マクロ的な
けるのかどうか、諸条件を慎重に検討し、採算性を見
OTAのバランスを最適化していきたいと考えています。
視点とミクロ的な視点を併せ持つことで、次代のホテ
極めて新規出店や既存ホテルの取得を進めていきた
松井:対処すべき課題や留意すべきリスク要因は数
ルのあり方やサービスのあり方を的確につかむこと
いと考えています。
多くあります。人材の確保と育成、建築コスト上昇へ
ができますし、外部環境の変化に迅速に対応すること
の対応、ギリシャなど海外情勢がインバウンドに与え
ができます。私たちは今後も専業オペレーターとして
る影響の精査、宿泊需要と供給の不適合の解消、コー
新たな領域に挑戦し、企業価値の最大化を追求してま
ポレートガバナンスを始めとする経営体制高度化へ
いります。そして「翌朝 あなたが輝く ホテルへ。」と
の取り組みなど、当社が更なる発展を遂げていくため
いう「コンフォート」のブランドコンセプトのように、
には、こうした諸課題をクリアしていかなければなり
お客様も私たちグリーンズの社員もともに輝くこと
ません。しかしグリーンズは半世紀以上の歴史の中で
ができるホテルチェーンを創造していきたいと考え
幾多の困難に直面し、それを乗り越えて成長してきま
ています。ステークホルダーの皆様には引き続き力強
した。全従業員の力を結集すれば、どのような課題も
いサポートをお願い申し上げます。
グリーンズは最終的にどのような
企業を目指していますか?
業界再編の中で主導的な役割を担って
いきたいと考えています。(松井)
松井:5年後、10年後の日本のホテル業界を展望する
と、独立系の比率が徐々に低下し、ホテルチェーンの占
解決できると信じています。
有率が高まることはほぼ確実です。米国と同じように、
高いブランド力を持った有力チェーンによる寡占化が
進んでいくだろうと見ています。その次に来るのは有
力チェーン同士の合従連衡で、やがては数社の有力グ
ループに再編されていくのではないでしょうか。グ
リーンズは信用力や資金力をさらに高め、その再編の
中で主導的な役割を担っていきたいと考えています。
そして最終的に目指すのは、グリーンズを中核企業と
するホスピタリティのコングロマリットを形成するこ
とです。
最後に、今後に向けての抱負を
お聞かせください。
あらゆるステークホルダーにとって
価値ある企業であり続けます。
(松井)
松井:チョイスホテルズインターナショナルとの連
携によるホテルマネジメント手法の高度化と58年の
長い事業経験によるノウハウの蓄積、この二つの融合
こそがグリーンズの最大の強みだと認識しています。
中期経営計画を推進していく上で、
特に対処すべき課題は何でしょうか?
自社直販とOTAのバランスを最適化す
ることが必要です。
(村木)
村木:チャネルマネジメント、つまりどのような経路
でご予約をいただくか、ということです。現在はOTA
11
Greens Co., Ltd.
今後もこの強みを活かしながら、着実にまた堅実に
事業運営を行ってまいります。また、長い歴史の中で
有為な人材が多数育ってきました。かたちある製品を
持たないホテル業において、人材は他社との差別化を
図る重要なファクターであり、同時に成長力の源泉で
もあります。社長として社員が存分に力を発揮できる
職場環境づくりと適正な処遇を進めるとともに、土
地・建物のオーナー様とも強固な信頼関係を維持し、
Greens Co., Ltd.
12
部門別概況 チョイスホテルズ営業本部
Review & Outlook
2015年6月期
売 上 高
16,358
百万円
■ 2015年6月期レビュー
2015年6月期は、インバウンド需要の急速な増加、特に中国からの来日
観光客の日本での高い消費意欲がメディアなどでも話題となり、実際に地方
都市でもインバウンド観光客を見かける状況にまでなりました。チョイスホ
ホテル数
チョイスホテルズ
営業本部
テルズでは、このインバウンドの増加が、
「海外ホテルブランド」を強みとして
49
活かせる外部環境の到来と捉え(まだ十分に発揮できないアジア圏来日客が
大多数ですが)、Web・直販経路・CRS(チョイスホテルズインターナショナル
ホテル
の集中予約システム)など、様々なチャネルでどのように、どれくらい取り込
むべきか、地方でのインバウンド獲得をどのような手段で行えばよいのかな
本部長 山城 圭太郎
どを検討しなくてはならない状況となりました。
商品・サービスに対する取り組みでは「スタンダード」への立ち返りを重点
非常に良い外部環境に恵まれ、それに加えてスタッ
的に行い、チョイスホテルズジャパン主催のCS(顧客満足)研修・GCC(接客英
フ 全 員 の 頑 張 り に よ り、継 続 し て 高 稼 働・高ADRを
会話研修)への参加や、リニューアルによる商品基準の高いレベルへの引き上
げを行ってまいりました。
維持しています。この状況を追い風に、働く環境をより
良い方向に進め、社内の基本的な仕組みや規程を刷新
し、グリーンズで働く皆が幸せであるように、そして社
■ 2016年6月期展望
員の幸せがお客様の顧客満足に連動していくように、
引き続きインバウンド需要の伸びは予想されるものの、各国の経済情勢
や外交上の問題等で激変するリスクをはらんでいるため、チョイスホテル
ズでは、よりリスクを分散でき、かつブランドの強みを最大限に発揮でき
「サービスプロフィットチェーン」を実現してまいり
る欧米を中心とした多国籍な販売を目指してまいります。
ます。
一方で、人口減少期に入った国内宿泊需要の減少が始まる懸念もあるた
環境の良い今こそ、チョイスホテルズ営業本部一丸
め、Web販売を中心として、直販各チャネルまで幅広く国内需要の取り込
となってそれを実現させ、皆で成長していきましょう。
みを行わなくてはなりません。
上記の販売の礎となる「海外ホテルブランド」に相応しいスタンダード
を踏まえた“Be Comfort☆”なサービスの提供、既存の商品や考えに捉わ
れない新たな“イノベーション”を起こせるハードの導入を、チョイスホテ
ビジネスにもレジャーにも気軽にご利用いただける
宿泊特化型のホテルを運営しています。
米国チョイスホテルズインターナショナル社※ の有する世界的なブランドであるコンフォートホテルを日本全国に展開
しています。米国チョイスホテルズのノウハウと、半世紀にわたりグリーンズが蓄積してきた独自のノウハウの融合に
より、リーズナブルな価格で快適な空間を提供するホテル運営を行っています。
※チョイスホテルズインターナショナル社はアメリカに本社を置く、世界でも最大級のホテルチェーンです。
ルズジャパンと連携しながら進めてまいります。
Topics
新規開発案件情報急増。店舗拡大チャンスの増加!最後にものをいうのは…
2015年9月1日に、
「コンフォートホテル和歌山」
が開業いたしました。
昨年の同記事で本件を挙げさせていただきましたが、その後、全国の不動
産取引の活発化やインバウンド増加によるホテル事業への投資家の評価上
昇など、外部環境が
「新店開発」においても良い方向に動いており
(建築コス
トの高騰など、
悪い環境変化もありますが…)
、
開発部に入ってくる情報量が
急増しています。
新店開発となると非常に大きな投資となり、事業的にも慎重に進める必
要はありますが、
「 チョイスブランド」をホテル数の面において拡大できる
チャンスと捉えています。
昨今オーナーとなられる方が重視されるのは、
「ホ
コンフォートホテルは、快適性と機能性を重視した宿泊特化型のホテルで、
その多くが主要都市の駅周辺に位置し、ビジネスにもレジャーにも最適のホ
テルです。「翌朝 あなたが輝く ホテルへ。」をコンセプトに、リーズナブル
な価格ながらも、こだわりの客室や無料朝食サービス等の各種サービスをご
テル運営企業の信用度」や
「運用ホテルブランドの将来性・強み」など、単に
経済的条件だけではなくなってきています。
より顧客満足の高いブランドを作ることが、新店開発に繋がりますので、
確実に戦略を実行し、
顧客満足度を高めてまいります。
2015年9月1日に開業した
コンフォートホテル和歌山
提供し、安心して快適にお過ごしいただけるホテルです。
13
Greens Co., Ltd.
Greens Co., Ltd.
14
部門別概況 グリーンズホテルズ営業本部
Review & Outlook
2015年6月期
売 上 高
5,952
百万円
■ 2015年6月期レビュー
北陸新幹線の開業前後における金沢の高需要と、東海地方では自動車関連・
電子デバイス関連のビジネスが復調しており、またインバウンド受入れにて
宿泊需要は堅調に推移しました。半面、料飲部門では消費税増税や天候不順、
ホテル数
グリーンズホテルズ
営業本部
商品計画と販売活動の機動的な改善ができず集客に影響がありました。
26
2015年3月には、
「 一宮シティホテル」
「 小牧シティホテル」を営業継承し
開業をしました。また、競争力強化のため、4ホテルにおいてリニューアルを
ホテル
実施しましたが、機能性・快適性の改善に加え、地域コンテンツを取り入れた
コンセプトルームやビジネスアッパールームの造成、朝食コーナーの改修や
本部長 長谷川 智英
メニュー改定など『地域密着』の具現化に繋げることができたと考えており
ます。運営ではサービスプロフィットチェーン実現のため、接客コンセプトを
再構築し、満足から感動・信頼へ繋がる組織的な取り組みを実施しました。
ドラッカーは「競合に追いつくだけの戦略は限定的
で意味がない、すでに陳腐化した商品の延命にも防衛
■ 2016年6月期展望
的で戦略的でない」と言っています。グリーンズホテル
ズ営業本部が目指すべき地域密着戦略とは、
『その地域
東海・北陸地方のマーケットは、ビジネス動向は堅調さを維持していくと予測
しており、レジャー需要は北陸新幹線の開業による先行、東海から関西圏へ抜け
るルートでインバウンド需要の先行、また2016年5月に「伊勢志摩サミット」
に必要とされるホテル』を創ることです。地域特性を活
開催決定にて地域の注目度が高まり宿泊需要に期待が持てます。
かし顧客価値の創出、顧客満足度を高める商品と接遇
今期も競争力強化として二つのホテルでリニューアルを計画しております。
サービス、そして販売機会を最大限活かす挑戦をして
中長期的な戦略からコンセプトを再定義し、より顧客価値の高いホテルにして
いきましょう。
いきます。次にマーケティング強化として、宿泊・宴会レベニューマネジメント
における先行管理と予実管理から収益の最適化を図り、また、料飲部門では本部
機能を強化することで、計画的な企画や商品開発に繋げ、地区・店舗で地域へ深
化を図る販売活動を徹底していきます。また顧客満足度向上とローコストオペ
地域の特性やライフスタイルに合わせた多彩なホテルを展開し、
地域の皆様との繋がりを大切にしながら、
多様なニーズに的確にお応えいたします。
レーションの実現に向け、チャレンジングな目標設定と行動計画を実施し、目標
Topics
を達成していきたいと考えております。
「S+」の取り組みについて
「S+」とは「standard」を引き上げ、スタッフとお客様の接点において「smile」になり、お客様はもちろん、働く
宿泊
スタッフの「satisfaction」に繋げ、ホテルそれぞれの価値を高めるという顧客満足度向上推進の取り組みです。
公募によって集まったメンバーと株式会社Will Staffの長谷川様・吉川様とともに、接客コンセプトの作成から
東海・北陸地区を中心に、宴会場・会議室・レストランを備え、
充実した施設とサービスを誇るハイグレードなホテルから、
宿泊に特化したエコノミータイプのホテルまで、多彩なホテルをドミナント展開しています。
行いました。企業目的・理念、強み・弱み、お客様の声等から、ありたい姿について検討を重ね、
「 いつもの安心、
ちょっとした心地よさ ~Just Fitの一歩先へ~」というコンセプトが完成しました。そして、実現に向けた取り
組みを顧客接点でまとめた「S+実現シート」から、メンバーの
活動を踏まえて何度も修正を行い、それぞれが納得するものが
出 来 上 がりました。その中の1項目である「 電 話 の名乗り7秒
ルール」は、全店で標準化した一例です。
それらの活動の前後でミステリーショッパー、サーベイを実
外食
集宴会
施し、調査結果から効果を計るとともに、課題に対してパート
ナー社員・一般社員を含めた研修を開催いたしました。
CSやESは即時性のある特効薬はないため、継続し続けるこ
とが重要なのだと全店で意識を強くし、取り組み続けてまいり
ます。
15
Greens Co., Ltd.
「S+」メンバーの打ち合わせの様子
Greens Co., Ltd.
16
部門別概況 管理本部
子会社概況 チョイスホテルズジャパン
チョイスホテルズジャパンでは、
Brand Management、Service Profit Chain、Hotel Support の
3つの切り口から、ブランドコンセプトである「翌朝、あなたが輝く」ホテル
を実現してまいります。
Brand Management
管理本部
本部長 伊藤 浩也
アベノミクスの効果による国内観光並びにビジネス
需要の増大によりホテル業界は追い風である中、管理
それを達成するために、生産性を高めるべく、業務効率
化に向けたITインフラの強化、
継続的な業務の見直しと
効率化を目指してまいります。
加えて更なる企業価値の向上に向けて、
優秀な人材確
保と育成のための新人事制度の導入及び教育システム
の再構築を図るとともに、引き続き、経営資源の保全や
翌朝、
あなたが
輝くホテルへ
コンプライアンス、
内部統制の充実等コーポレートガバ
ナンスの推進に努めてまいります。
Fulfillment
Customer Delight
翌朝 私たちが輝く
翌朝 お客様が輝く
Make Money
Brand Loyalty
売上・利益の拡大
ブランド支持の獲得
開示と信頼性の強化が図られる第一歩となりました。
顧客満足について 売上について
■顧客満足度調査
■推奨意向
■リワードプログラム
の整備を図ると共に、優秀な人材確保と人材力を高めるための新人事制度構
導入・検討が進みました。これによりステークホルダーへの積極的な情報
Hotel Support
■ 2016年6月期展望
Web Marketing
CRM
Revenue
Management
Loyalty
Marketing
Socialization
Externalization
(共感)
(見える化)
Internalization
Combination
(実践)
(体系化)
それを積極的に活用することにより、付加価値及び利益を創造し企業価値
■朝食
■チェックアウト
■案内
Brand Journey
6つの場面をサイクルで表現
し、それぞれ3つの重点ポイン
トを設定しました。
向上に資することを引き続き基軸としていきたいと考えております。
その上で、業務効率化に向けた更なるITインフラの強化と整備、継続的な
業務の見直しによる生産性の向上、およびコスト低減による更なるローコ
ストオペレーションの推進を行います。
また、新人事制度のスムーズな移行や、更なる人材力強化のために教育シス
テムの再構築を図ってまいります。
17
Greens Co., Ltd.
■広告
■PR
■プロモーション
Knowledge Management
Bon Voyage
2015年6月期から推進している全社的観点から経営資源の保全を図り、
Training
∼戦略を確実に実現するためのアプローチ∼
管理本部の発足以来、コーポレート・ガバナンスの推進によるコンプライ
業務効率化に向けたITインフラの強化と整備においては、各システムの
Brand Loyalty
ブランド支持の獲得
Service Profit Chain
アンスの強化や内部統制の充実、また企業会計基準適用により利益管理体制
築を検討してまいりました。
約束品質の向上
「翌朝、あなたが輝く」の「あなた」には、
「 コンフォート
ホテルで働くスタッフ」と、
「 コンフォートホテルを
ご利用いただくお客様」
の二つの意味があります。
私たちが仕事の達成感を感じることが、お客様の旅の
充実感に繋がると考えます。
Review & Outlook
■ 2015年6月期レビュー
Perceived Quality
ブランド認知の拡大
Brand Association
ブランドイメージの
確立
本部においては、
中期経営計画に掲げる新規出店等事業
拡大に伴う事業CFの増大による財務基盤の強化、
また、
Brand Awareness
Room Experience
チームにおいて個々の知識を見える化・体系化すること
で組織のナレッジを生み出し、それを実践することで、さ
らに個々の知識が増える。これを繰り返すことで、チーム
でお互いを高め合い、スパイラルアップさせていきます。
■客室品質
■快眠プロセス(入浴∼寝つき∼
目覚め∼朝食 の一連の流れ)
■ビジネス機能
Reservation
■公式 Webサイト
■宿泊予約サイト
■チョイスホテルズ
インターナショナルの
集中予約システム
Welcome
■チェックイン
■接客サービス
■パブリックスペース
Greens Co., Ltd.
18
子会社概況 チョイスホテルズジャパン
Service Profit Chain
ブランドコンセプト「翌朝、あなたが輝く」ホテルの実現に向け、
Brand Management、Service Profit Chain、Hotel Support
サービススタンダード「Be Comfort☆」実現のために
それぞれのテーマにおいて実施した具体的な取り組みを紹介します。
ブランドコンセプトである「翌朝、あなたが輝く」を実現するために、接客サービススタン
ダード
「Be Comfort☆」を定めました。お客様からのご要望に対しては
「Yes!」を基本と
し、最終的には想像以上の驚きをお届けすることを目指して取り組んでいます。また加盟店
の活動支援として様々な研修や活躍の機会を提供しています。
Brand Management
泊まり放題キャンペーン「泊マホ」を実施しました
昨年実施いたしました「無料宿泊 年間パスポートプレゼントキャンペーン」が好評
だったことを踏まえ、2015年6月期も泊まり放題キャンペーンを実施いたしました。
当選した方は全国のコンフォートホテルに、期間中無料で何度でもお泊まりいただ
けるという内容で、ブランドコンセプトである「翌朝、あなたが輝く」をテーマにした
キャンペーンの第3弾です。昨年との違いは、お客様ご自身にお好きな泊まり放題期間
を選んで応募いただいた点です。延べ33,670人の方にクイズにチャレンジしていただ
き、22名の方に泊まり放題定期券「泊マホ」をお贈りしました。
また、定期券のほかにも1泊無料宿泊券や割引クーポンを総勢12,209名の方にプレ
ゼントいたしました。この泊マホを機に、お客様の新たな出会いの機会の提供に貢献で
きたら幸いです。
オリジナルのベッドパッドを開発し全店に導入しました
チョイスホテルズジャパンのオリジナルベッドパッドとして
「チョイス ベッドパッ
ド」を開発し、
2015年6月に全店導入いたしました。睡眠に大きな影響を与えるアイテ
ムとして最近注目されているベッドパッドですが、
「チョイス ベッドパッド」の特長は
厚さ12mmの凹凸吸収パッドです。通常は数mmである厚さを倍以上にしたことで身
体をよりフィットさせ、睡眠時に腰や肩にかかる負担を和らげることができます。テス
ト期間で行ったアンケートにおいても89.5%の方から“肩や腰の痛感がない”等、身体
が楽だったとご回答いただきました。
“仰向け寝にも横向き寝にも対応した快眠枕”としてご好評いただいている「チョイス
ピロー」に加え、一層充実した快眠サポートアイテムを提供しています。
入社時接客マナー研修
ホスピタリティ研修
接客英会話研修
2014年12月8日~2015年2月28日 に 実 施 後、
好評につき期間を延長しました。
社内接客ロールプレイング
コンテスト
接客業の会社に勤める従業員として相応しいマナーについての研修を、
加盟企業の全部門の新規採用社員に実施しています。
各店から1名ずつCS
(顧客満足)担当者を選出していただき、年4回、
全国4カ所にて集合研修を行っています。
英語を母国語とする外部講師による接客英会話研修を、希望者に
対して全国で開催しています。
全国のフロントスタッフの代表者による、接客スキルを競うコンテ
ストを開催しています。
コンセプトが書かれた
ブランドブックを
全スタッフが携帯しています。
Hotel Support
加盟店向けにレベニューマネジメントサービスを開始しました
需要を予測して販売管理を行うレベニューマネジメントを強化するため、全店に対して
「先行シート」というサポートツールの提供を開始しました。店舗スタッフの販売管理にか
かる時間を短縮するほか、定期的に予約の状況などを効率良く把握することで、先の日程に
おける販売機会の損失を防ぐ効果が出ています。
また、一部の店舗において
「レベニューマネジメント・フルパックサービス」の導入を
2014年3月より開始しました。このサービスでは精度の高い需要予測を提供し、販売に関
するアドバイスを日常的に行います。また、店舗担当者と定例的に協議を行うことで
PDCAに沿った販売管理を実現し、収益の最大化を図ります。今後はサービスの質を上げ
ると同時に全店へ反映できるよう、体系化に取り組んでまいります。
Choice Hotels Japan Annual Conference
チョイスホテルズジャパンでは、チョイスホテルズブランドを展開するフランチャ
イズ企業向けに、
2011年より年1回のペースでカンファレンスを開催しています。全
国のホテルで働く皆様に、チョイスホテルズジャパンの全体戦略の発表や、活動内容の
報告を行う貴重な機会です。5回目となる今年度は2015年2月に東京都内にて開催い
たしました。プログラムとしては、ゲストスピーカーによる基調講演や分科会の開催、
アワード表彰や交流会などを実施しました。当カンファレンスを通じ、
「コンフォート」
を中心としたブランド価値の向上に繋げています。
To p i
cs
Hotel of the Year 2015 を受賞
2015年5月アメリ
カ・ラスベガスにおい
て、第61回 チ ョ イ ス
コンベンションが開
催されました。イベン
クオリティアシュアランス・レビュー(QAR)
クオリティアシュアランスとは、アメリカのチョイスホテルズインターナショナル
が、全世界のフランチャイジーホテルに対して課している、商品基準を満たしているか
を確認するための検査です。日本におけるQARは、チョイスホテルズジャパンが代行
し、各ホテルに対して少なくとも年に1回実施しています。この検査を行うことで、チョ
イスホテルズインターナショナルが定める商品基準と、ホテルが実際に提供している
商品レベルの擦り合わせを行うことができ、日本中、そして世界中のどのコンフォート
ホテルにおいても、一定水準の統一されたサービスをご提供できるようになります。
19
Greens Co., Ltd.
チョイスホテルズジャパンのロゴが新しくなりました
トの中では、
1年の最
優秀店舗を決める
「ホテル・オブ・ザ・イヤー」の発表が行われ、インターナ
ショナル部門において、コンフォートホテル刈谷が選ば
れました。この賞はQARやLTR* のスコアを基準に選定
されます。日本においても2014年から独自のWebアン
ケートを導入し、LTRスコアを指標に取り入れています。
LTR(Likelihood to Recommend、そのホテルを他者へ薦める可能性)
はアメリカ
のホテル業界では重要指標とされています。
*
チ ョ イ ス ホ テ ル ズ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル の ロ ゴ 変 更 に 伴 い、
チョイスホテルズジャパンのロゴも変更となりました。テキスト
で社名を伝えるだけだったロゴから、意味のあるアイコンや暖か
いオレンジ色を活用し、社名以外にもチョイスとはどのような
企業なのかアイデンティティを示せるものにしたいという狙いで
刷新されました。新ロゴのアイコンはChoice HotelsのCとHを
モチーフに、Hの横棒は企業が発展していくという意味で右上が
りになっています。そして、スマートデバイスが普及している昨今
ではお客様がロゴを目にする画面も小さくなっていますので、
今後はアイコン1つでブランドを認知してもらう必要があると
考えています。
Greens Co., Ltd.
20
グリーンズのCSR活動
環
■■ 地産地消
グリーンズホテルズ営業本部の外食部門・集宴会部門や各ホテルでご提供している朝食は、地域で生産された食材を積極的に使用
し、
「地産地消」に取り組んでいます。
地域で生産された農産物をその地域で消費することは、農産物の鮮度が良い、産地が近く安全・安心であることのみならず、地域の活
性化や、輸送距離が短いため環境への負荷が少ないという、多様な利点があります。その地域に根差したグリーンズだからこそできる
地産地消を、今後も推進してまいります。
地産地消の一例
三重県産/
石川県産コシヒカリ
●
※一部ホテルを除く
●
●
伊賀牛の牛汁
伊賀牛すじ肉入りカレー
●
●
●
■■ レインフォレスト認証コーヒー豆を使用しています
●
浮野産ゆで卵
北川牛乳
(明治40年から続く伊賀市の
「牛乳屋の牛乳」)
伊賀牛のひつまぶし
北川牛乳
ホテルグリーンパーク津/
松阪シティホテル
●
三重県産真鯛の朝茶漬け
・三重県産真鯛
・四日市「九鬼」ブランドの
胡麻を使用した胡麻だれ
・伊勢志摩「久政」の出汁 など
松阪牛すじ肉入りカレー
小牧シティホテル
愛知県産
白桃のコンポート
●
三重県産真鯛の朝茶漬け
■■ コンセプトルーム
2015年4月1日にリニューアルした「伊賀上野シティホテル」は、これまでよりも一
層「伊賀上野」
という地域を体感していただけるよう、
様々な趣向を凝らしています。
伊賀上野と聞いてイメージするのは、
「 忍者」や「松尾芭蕉の生誕地」。伊賀上野シ
ティホテルでは、通常のシングルルームやツインルームのほかに、コンセプトルーム
として「NINJA
(忍者)ルーム」がお目見えしました。客室の壁紙に忍者のシルエット
が施されていたり、インフォメーションブックが巻物になっていたりと、随所に
「忍者」を感じる工夫がなされています。また、ロビーでは、忍者になりきって記念写真
が撮れるブースや、芭蕉を彷彿とさせる俳句の展示など、館内の至るところで伊賀
上野を感じていただくことができます。
観光客を誘致し、地域活性化のお役に立てるよう、地域に根差した活動に取り組ん
でまいります。
■■ 東日本大震災の復興支援として、うちわの配布を今年も実施しました
東日本大震災復興支援と夏の節電を目的に、全国のコンフォートホテルでうちわの配布を今年も実
施いたしました。
株式会社オータパブリケイションズ主催の「うちわ支援プロジェクト」に参画したもので、配布する
「コンフォートホテルオリジナルうちわ」は、東日本大震災の被災地である仙台市若林区にあるうちわ
製造・販売会社の工場を中心に生産されたものを使用しています。東北地方の雇用を創出し、被災地の
復興支援に寄与したいという考えのもと実施したもので、
今回が3回目の参画となります。
また、夏の節電による環境への配慮として、お客様にうちわをご使用いただくことで、昔ながらの日
本の涼を感じていただき、エコな夏を体験していただきたいと考えています。
21
Greens Co., Ltd.
朝食およびチェックイン時にご提供しているコーヒーには、レインフォレス
ト認証コーヒー豆を含んだ豆を使用しています。
レインフォレスト認証コーヒー豆とは、アメリカに本部を置くNGOである
レインフォレスト・アライアンスが認証した農園で生産された商品のことで
す。伝統的な栽培方法を用いて森林と野生生物を守り、労働者に適切な労働条
件を与えている農園が認証農園となり、そこには様々な樹種が生え、希少な種
を含む多くの野生生物が生息していると報告されています。レインフォレス
ト・アライアンス認証農園産コーヒーを選択することによって、熱帯雨林を守
ることができます。
(伊賀市産の大豆を使用した豆腐)
●
一宮シティホテル
2014年5月からチョイスホテルズ全店で、
「Save Our Planet」と題した取り
組みを実施しています。
従来は、1泊されるお客様、連泊されるお客様に関わらず、客室清掃時にはベッド
シーツやピローカバーを毎日新しいものに交換していましたが、環境に配慮し、連泊
のお客様についてはベッドシーツとピローカバーを交換しないことを基本とし、ご
希望されるお客様のみ交換させていただく、という取り組みです。
失われてゆく水資源や増えてゆく二酸化炭素など環境に配慮し、日本だけではな
く世界の、これからの未来と環境を守るために、まずは私たちにできることから取り
組んでまいります。
伊賀牛のひつまぶし
伊賀牛コロッケ
恒岡豆腐
四日市シティホテル/ホテルグリーンパーク鈴鹿
伊賀牛の牛汁
動
伊賀上野シティホテル
●
名張シティホテル
活
■■ Save Our Planet
社 会 貢 献 活 動
三重県内/石川県内ホテル※
境
■■ 環境マネジメントシステム(EMS)の拡大・更新
地球温暖化対策、温室効果ガス削減など、今や環境問題への取り組みは人類共通の
課題であり、企業の存在と活動に必須の要件であると共にCSR推進への取り組みの
一環であります。
地域社会への奉仕と貢献を企業目的としている当社は、企業価値の向上、他社との
差別化、信頼できる企業を目指し、
2002年5月ビジネスホテルとしては全国で初め
てホテルエコノ四日市がISO14001の認証を取得、
2003年7月にはホテルグリーン
パーク津、2009年5月には四日市シティホテルでも同じく取得いたしました。
以後、毎月の環境管理委員会などで環境マネジメントシステムを継続的に改善し、
「紙・ごみ・電気」の資源削減といった初歩的レベルの取り組みから、最近では大きな
経営効果が期待されるもの、顧客満足に繋げられるものへの取り組みへと進化をし
てまいりました。
そして2014年5月には、ホテルグリーンパーク鈴鹿と伊勢シティホテルが認証を
取得し、当社の認定取得ホテルは5カ所となりました。
また省資源、省エネルギー、
3R(廃棄物の削減・再使用・再資源化)など循環型社会
への対応など、より事業活動に直接関わるレベルで高度化し、コンプライアンスの観
点からも当社の先進的な取り組みとなっております。
E182
規
格 JISQ14001:2004/
ISO14001:2004
登 録 機 関 一般財団法人三重環境保全事業団
登録の有効期限 2017年5月22日
取 得 店 舗 ホテルグリーンパーク津
四日市シティホテル
ホテルエコノ四日市
ホテルグリーンパーク鈴鹿
伊勢シティホテル
人材マネジメント
■■ 働きやすい環境づくり
当社における女性社員の比率は38.5%、パートナー社員を含めると59.1%であり
半数以上が女性社員です。また、管理監督職における女性の比率は26.4%と、多くの
女性社員が活躍しています。(※数値は2015年6月30日時点)
産休取得後も育児休業制度、短時間勤務制度等、職場復帰が可能な体制を整えて
おり、過去3年において産休取得後の復職率は100%となっております。また、男性パー
トナー社員の育児休業実績もあります。
企業の競争力を高めるべく、多様な働き方に対応できるよう、引き続き支援制度を
構築してまいります。
Greens Co., Ltd.
22
コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス
役員一覧
グリーンズグループのコーポレート・ガバナンス
「おもてなしと生活文化の創造」のスローガンのもと、グリーンズグループはグローバルブランドの国内展開
と地域密着の推進を図ってまいりました。これからも社会から信頼され、必要とされる企業であり続けるため、
コーポレート・ガバナンスの強化・充実に努めてまいります。
コーポレート・ガバナンス体制の概要
リスク管理体制
内部統制構築に関する方針・体制及び対策や、
組織形態
取締役会設置会社
監査役会設置会社
会計監査人設置会社
組織を横断するリスクに係る総合的な調整、当
取締役会議長
松井 清
社をとりまくリスクやコンプライアンスに関す
取締役人数
6名
監査役人数
3名(うち2名が社外監査役)
内部監査室
1名
2015年6月期
取締役会開催回数
27回(書面決議2回)
緊急かつ重大なリスクへの対応に関する事項、
代表取締役会長
代表取締役社長
専務取締役
村木 敏雄
松井 清
村木 雄哉
取締役
取締役
取締役
山城 圭太郎
長谷川 智英
伊藤 浩也
常勤監査役
監査役(社外)
監査役(社外)
秋山 憲男
木村 好己
土田 繁
る事項等を審議・判断する機関として「リスク管
理・コンプライアンス委員会」を取締役会直属の
機関として設置しています。
リスク管理・コンプライアンス委員会は、取締
役社長を議長とし、内部監査室を事務局として
毎月開催しております。
Release
株式会社ベストの子会社化について
2015年7月30日、株式会社グリーンズは株式会社ベスト
(以下、ベスト社)の株式を取得し、子会社化いた
しました。
ベスト社は1999年12月に会社を設立、
2000年12月に1号店であるベストイン新井を開業し、現在FC店
舗を含め12店舗の業容の会社です。ハードとソフトの有機合体により、合理的かつ効率的なローコストビル
ド&ローコストオペレーションシステムの開発に成功し、新しいホテルビジネスを創造し展開しておりま
す。加えて安全で清潔、快適な時間と空間をリーズナブルな料金で提供することをベスト社ホテルの基本コ
ンセプトとしており、とりわけロードサイド型ホテルの開発並びに運営に強みがあり、当該分野での知名度
と実績を誇っております。
ベスト社が当社グループとなることで、これまでにベスト社が築いてきた営業基盤が、当社グループの駅
前立地を中心とした宿泊ビジネスを補完し、両者が持つ強みを相互に活用できることから、より高い総合的
な価値をお客様に提供できる企業グループへと進化できるものと考えます。
グリーンズは、中期経営計画において、店舗競争力の強化と新規出店力の強化によるビジョンの達成を掲
げております。そのために、既存
事業を強化しつつ更なる事業拡
大のための戦略投資を積極的に
推進してまいります。
23
Greens Co., Ltd.
社外監査役からのメッセージ
コーポレート・ガバナンスの充実
人口が減少する成熟型経済社会への移行途上である日本経済にあって、政府は観光立国をア
ベノミクスの成長戦略の第三の矢のひとつとして推進しています。2016年の伊勢志摩サミッ
トの開催、2020年の東京オリンピックの開催等、株式会社グリーンズを取り巻く経済環境、社
会環境には良好なものがあります。ホテル業界は、経済動向に左右されやすく、事故や災害によ
る影響を受けやすく、個人消費の志向により需要動向が変化していく、といった特徴を有してい
ると考えています。
上場企業で実務に携わった経験と、会計の専門家としての知識を踏まえて、監査役として、
リスクマネジメントの観点から、安心安全のサービス提供のためのコンプライアンスの遵守、
財務報告に関わる信頼性の確保のための内部管理体制のチェック、取締役の職務執行状況につ
いての経営方針と経営計画に対するモニタリング機能など、監査役としての職務を、コミュニ
ケーションに重点を置いて遂行していきたいと思います。
そして、良質な企業統治態勢のもと、株式会社グリーンズが経済変動や経営環境の変化に対
応でき、健全で持続的な発展ができるよう資していきたいと思います。
監査役(社外)
木村 好己
Greens Co., Ltd.
24
全国のホテル情報(2015年6月末現在)
www.greens.co.jp
www.choice-hotels.jp
全国
■ 北海道
コンフォートホテル札幌南3西9
コンフォートホテル苫小牧
コンフォートホテル函館
コンフォートホテル北見
コンフォートホテル帯広
コンフォートホテル釧路
■ 青森県
コンフォートホテル八戸
■ 岩手県
コンフォートホテル北上
■ 宮城県
コンフォートホテル仙台東口
コンフォートホテル仙台西口
■ 秋田県
コンフォートホテル秋田
■ 山形県
コンフォートホテル山形
コンフォートホテル天童
■ 福島県
コンフォートホテル郡山
■ 群馬県
コンフォートホテル前橋
■ 千葉県
コンフォートホテル成田
■ 東京都
コンフォートホテル東京清澄白河
コンフォートホテル東京神田
コンフォートホテル東京東日本橋
■ 神奈川県
コンフォートホテル横浜関内
■ 長野県
コンフォートホテル長野
■ 岐阜県
コンフォートホテル岐阜
■ 静岡県
コンフォートホテル浜松
■ 愛知県
コンフォートホテル豊川
コンフォートホテル刈谷
コンフォートホテル中部国際空港
■ 三重県
コンフォートホテル鈴鹿
■ 新潟県
コンフォートホテル新潟駅前
コンフォートホテル燕三条
■ 富山県
コンフォートホテル富山駅前
■ 石川県
コンフォートホテル小松
■ 滋賀県
コンフォートホテル彦根
■ 大阪府
コンフォートホテル大阪心斎橋
コンフォートホテル堺
■ 奈良県
コンフォートホテル奈良
■ 兵庫県
コンフォートホテル姫路
■ 岡山県
コンフォートホテル岡山
■ 広島県
コンフォートイン広島平和大通
コンフォートホテル広島大手町
コンフォートホテル呉
■ 山口県
コンフォートホテル新山口
■ 高知県
コンフォートホテル高知駅前
■ 福岡県
コンフォートホテル博多
コンフォートホテル小倉
コンフォートホテル黒崎
■ 佐賀県
コンフォートホテル佐賀
■ 長崎県
コンフォートホテル長崎
■ 熊本県
コンフォートホテル熊本新市街
■ 沖縄県
コンフォートホテル那覇県庁前
■ 三重県
桑名グリーンホテル
新四日市ホテル
四日市シティホテル
四日市シティホテルアネックス
ホテルエコノ四日市
ホテルグリーンパーク鈴鹿
ホテルエコノ亀山
ホテルグリーンパーク津
ホテルエコノ津駅前
久居グリーンホテル
松阪シティホテル
伊勢シティホテル
伊勢シティホテルアネックス
ホテルエコノ多気
ロードイン鳥羽
名張シティホテル
伊賀上野シティホテル
■ 愛知県
ホテルエコノ名古屋栄
名和プラザホテル
一宮シティホテル
小牧シティホテル
■ 石川県
ホテルエコノ金沢駅前
ホテルエコノ東金沢
ホテルエコノ金沢片町
ホテルエコノ金沢アスパー
■ 福井県
ホテルエコノ福井駅前
75
ホテル
北海道
チョイスホテルズ 49
ホテル
グリーンズホテルズ
26
ホテル
6
青森県
1
秋田県
1
岩手県
1
山形県 宮城県
2
2
新潟県
2
福島県
1
石川県
福井県
1
1
2015年7月30日に子会社化
富山県
1
長野県
1
4
群馬県
岐阜県
山口県
1
岡山県
広島県
1
3
滋賀県
兵庫県
1
1
福岡県
3
佐賀県
長崎県
1
1
熊本県
東京都
1
大阪府
三重県
2
1
1
3
愛知県
3
株式会社ベスト
運営のホテル
1
4
神奈川県
千葉県
1
1
静岡県
1
1
ベストイン鹿嶋
ベストイン甲府
ベストイン新井
奈良県
高知県
www.bestinn.co.jp
ベストイン新潟南
※
和歌山県
1
ベストイン魚津
ホテル門前の湯
1
ベストイン大垣
17
ベストイン近江八幡
ベストイン八日市
※
沖縄県
1
25
Greens Co., Ltd.
■ 和歌山県
コンフォートホテル和歌山
(2015年9月1日開業)
ハイウェイホテル レストイン多賀
ベストイン石垣島
11 ホテル
Greens Co., Ltd.
26
店舗の概況/チョイスホテルズ(2015年6月末現在)
[宿 泊]
店舗名
延面積
(m2)
駐車
台数
客室数
収容
人数
開業日
店舗名
客室数
収容
人数
開業日
33
141
159
2004.04.15
岐阜県
コンフォートホテル岐阜
〒500-8844 岐阜市吉野町6-6
8,607
60
219
270
2004.02.16
コンフォートホテル苫小牧
〒053-0018 苫小牧市旭町3-7-18
2,788
64
123
138
2007.10.04
静岡県
コンフォートホテル浜松
〒430-0926 浜松市中区砂山町353-5
4,174
7
196
215
2009.10.17
コンフォートホテル函館
〒040-0063 函館市若松町16-3
3,269
24
139
149
2007.10.19
愛知県
コンフォートホテル豊川
〒442-0068 豊川市諏訪3-301
3,800
40
143
157
2001.10.26
コンフォートホテル北見
〒090-0040 北見市大通西3-4
3,195
31
127
143
2008.04.14
コンフォートホテル中部国際空港
〒479-0881 常滑市セントレア4-2-3
12,022 119
347
701
2005.01.10
コンフォートホテル帯広
〒080-0011 帯広市西一条南13-2
3,079
64
126
151
2009.07.24
コンフォートホテル刈谷
〒448-0027 刈谷市相生町1-8-1
3,021
5
135
144
2010.11.04
コンフォートホテル釧路
〒085-0015 釧路市北大通13-1-1
3,194
42
126
135
2009.12.12
三重県
コンフォートホテル鈴鹿
〒510-0241 鈴鹿市白子駅前14-26
2,186
25
105
109
2007.08.10
青森県
コンフォートホテル八戸
〒039-1101 八戸市尻内町館田2-16
3,404
42
151
166
2009.04.13
滋賀県
コンフォートホテル彦根
〒522-0007 彦根市古沢町155
3,565
44
154
167
2009.04.20
岩手県
コンフォートホテル北上
〒024-0032 北上市川岸1-2-1
2,788
29
129
144
2009.01.29
大阪府
コンフォートホテル大阪心斎橋
〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-15-15
6,880
-
193
229
2002.10.01
宮城県
コンフォートホテル仙台東口
〒983-0864 仙台市宮城野区名掛丁205-5
4,619
12
202
249
2006.04.24
コンフォートホテル堺
〒590-0972 堺市堺区竜神橋町1-5-1
3,936
-
119
130
2005.06.01
コンフォートホテル仙台西口
〒980-0021 仙台市青葉区中央3-5-11
9,122
-
307
366
2007.05.01
奈良県
コンフォートホテル奈良
〒630-8244 奈良市三条町321-3
3,009
2
131
143
2008.02.20
秋田県
〒670-0935 姫路市北条口1-50-3
3,170
-
152
168
2006.02.01
〒010-0874 秋田市千秋久保田町3-23
3,619
9
159
167
2006.08.10
兵庫県
コンフォートホテル姫路
コンフォートホテル秋田
山形県
〒700-0823 岡山市北区丸の内1-1-13
6,148
-
208
272
2005.10.01
〒990-0039 山形市香澄町1-3-12
2,320
-
108
117
2008.02.19
岡山県
コンフォートホテル岡山
コンフォートホテル山形
広島県
コンフォートイン広島平和大通
〒730-0041 広島市中区小町3-17
7,918
-
282
337
2003.02.01
コンフォートホテル天童
〒994-0034 天童市本町1-2-7
2,398
27
112
120
2004.12.20
コンフォートホテル広島大手町
〒730-0051 広島市中区大手町3-7-9
6,997
29
258
287
2006.10.01
コンフォートホテル郡山
〒963-8811 郡山市方八町2-2-22
3,453
47
161
187
2006.06.05
コンフォートホテル呉
〒737-0029 呉市宝町2-38
3,121
16
149
169
2009.05.11
山口県
コンフォートホテル新山口
〒754-0002 山口市小郡下郷1255-1
3,004
30
139
146
2007.09.20
高知県
コンフォートホテル高知駅前
〒780-0056 高知市北本町2-2-12
7,971
40
119
162
2003.10.01
福岡県
コンフォートホテル博多
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-1-1
4,767
-
242
348
2004.09.10
コンフォートホテル小倉
〒802-0001 北九州市小倉北区浅野2-6-21
4,803
22
216
236
2008.06.25
コンフォートホテル黒崎
〒806-0021 北九州市八幡西区黒崎3-13-13
2,788
50
151
170
2009.02.20
佐賀県
コンフォートホテル佐賀
〒840-0801 佐賀県佐賀市駅前中央1-14-38
2,910
20
134
152
2007.07.20
長崎県
コンフォートホテル長崎
〒850-0034 長崎市樺島町8-17
3,909
12
150
189
2004.07.01
東海
関西
中国・四国
群馬県
コンフォートホテル前橋
千葉県
コンフォートホテル成田
〒286-0033 成田市花崎町968
3,780
-
142
171
2004.07.21
東京都
コンフォートホテル東京清澄白河
〒135-0021 江東区白河1-6-12
4,168
15
168
204
2005.03.11
コンフォートホテル東京神田
〒101-0042 千代田区神田東松下町11-2
2,199
2
103
111
2007.12.05
コンフォートホテル東京東日本橋
〒103-0002 中央区日本橋馬喰町1-10-11
6,365
26
259
277
2008.02.29
神奈川県
コンフォートホテル横浜関内
〒231-0013 横浜市中区住吉町3-33
5,783
14
243
290
2005.06.24
長野県
コンフォートホテル長野
〒380-0823 長野市南千歳1-12-4
1,975
-
76
82
2004.02.01
新潟県
コンフォートホテル新潟駅前
〒950-0901 新潟市中央区弁天3-3-1
4,167
15
196
217
2008.10.23
熊本県
コンフォートホテル熊本新市街
〒860-0803 熊本市中央区新市街2-10
4,787
-
157
171
2008.03.21
コンフォートホテル燕三条
〒955-0092 三条市須頃2-115
3,169
87
132
145
2007.07.19
沖縄県
コンフォートホテル那覇県庁前
〒900-0015 那覇市久茂地1-3-11
5,532
5
132
181
2008.10.25
富山県
コンフォートホテル富山駅前
〒930-0007 富山市宝町1-3-2
3,348
11
150
224
2007.05.10
石川県
コンフォートホテル小松
〒923-0004 小松市長崎町2-60
6,196
46
78
126
2003.12.04
和歌山県
コンフォートホテル和歌山
〒640-8342 和歌山市友田町5-34-1
3,269
19
152
164
2015.09.01
甲信越・北陸
Greens Co., Ltd.
駐車
台数
3,904
福島県
27
延面積
(m2)
〒060-0063 札幌市中央区南3条西9丁目
北海道
関東
所在地
コンフォートホテル札幌南3西9
北海道
東北
所在地
〒371-0024 前橋市表町2-18-14
3,663
10
153
162
2009.04.18
九州・沖縄
2015年
9月1日開業
Greens Co., Ltd.
28
店舗の概況/グリーンズホテルズ(2015年6月末現在)
[宿 泊]
店舗名
三重県
東海
愛知県
石川県
北陸
福井県
29
Greens Co., Ltd.
所在地
延面積
(m2)
駐車
台数
客室数
収容
人数
開業日
[外 食]
店舗名
所在地
延面積
(m2)
客席数
開業日
460
204
2006.09.04
イタリアントマト・カフェスペリオーレ
コンフォートホテル中部国際空港店
コンフォートホテル中部国際空港1F
1957.07.15
レストランハーベスト一宮
一宮シティホテル1F
66
24
2015.03.06
121
1993.10.01
レストランハーベスト小牧
小牧シティホテル1F
131
48
2015.03.20
152
168
1994.07.06
四日市みやび
四日市シティホテル2F
507
132
2005.11.18
30
144
144
1999.10.01
鈴鹿みやび
ホテルグリーンパーク鈴鹿1F
373
106
1992.09.18
5,659
50
142
154
1992.09.18
津みやび
ホテルグリーンパーク津2F
583
92
2001.03.22
〒519-0124 亀山市東御幸町59
2,299
50
112
120
2006.08.25
伊勢みやび
伊勢シティホテルアネックス1F
292
86
1991.11.25
ホテルグリーンパーク津
〒514-0009 津市羽所町700
5,368
―
160
194
2001.03.22
上野みやび
伊賀上野シティホテル1F
329
84
1997.04.29
ホテルエコノ津駅前
〒514-0004 津市栄町3-258-1
2,679
20
120
130
2006.11.20
ぐりーんどろっぷ桑名店
桑名グリーンホテル1F
51
26
1994.09.15
久居グリーンホテル
〒514-1122 津市川方町928-1
3,171
59
99
118
1992.01.10
花びし四日市店
四日市シティホテルアネックス1F
121
48
1994.07.17
松阪シティホテル
〒515-0084 松阪市日野町729-1
6,917
67
74
93
2000.04.02
石かわ伊勢店
伊勢シティホテル1F
172
50
1991.12.20
伊勢シティホテル
〒516-0073 伊勢市吹上1-11-31
4,571
41
94
119
1985.07.15
ル・ベールアスト店
ホテルグリーンパーク津1F
168
58
2001.03.22
伊勢シティホテルアネックス
〒516-0073 伊勢市吹上2-5-11
4,108
34
143
157
1991.11.25
カフェ・ド・クリエ四日市店
新四日市ホテル1F
78
70
1996.05.27
ホテルエコノ多気
〒519-2181 多気郡多気町相可1486-1
2,395
76
112
120
2004.11.15
キャリオカ
松阪シティホテル3F
320
66
2000.04.02
ロードイン鳥羽
〒517-0011 鳥羽市鳥羽1-63-11
5,177
50
52
89
2003.01.15
喫茶サルビア
四日市商工会議所1F
83
34
2007.03.19
名張シティホテル
〒518-0718 名張市丸之内37-1
3,366
40
83
96
1987.08.28
伊賀上野シティホテル
〒518-0865 伊賀市上野魚町2874
3,757
27
128
160
1997.04.29
所在地
延面積
(m2)
客席数
開業日
〒460-0003 愛
知県名古屋市中区錦3-6-15
たての街5F〜9F
寿殿四日市
四日市シティホテル3・4F
3,064
490
1993.10.01
ホテルエコノ名古屋栄
2,960
20
142
185
1998.12.01
バンケット鈴鹿
ホテルグリーンパーク鈴鹿2F
1,180
498
1992.09.18
名和プラザホテル
〒476-0002 愛知県東海市名和町1-51
1,502
25
66
68
2001.09.01
バンケットアスト
ホテルグリーンパーク津6F
2,887
898
2001.03.22
一宮シティホテル
〒491-0861 一宮市泉2-21-1
2,163
44
84
97
2015.03.06
バンケット久居
久居グリーンホテル1F
291
130
1992.01.10
小牧シティホテル
〒485-0029 小牧市中央1-341
1,676
44
80
88
2015.03.20
彩恒殿伊勢
伊勢シティホテル2・3F
1,132
258
1985.07.15
ホテルエコノ金沢駅前
〒920-0852 金沢市此花町8-8
3,302
11
105
161
2003.05.12
彩恒殿名張
名張シティホテル2・3F
1,144
250
1987.08.28
ホテルエコノ東金沢
〒920-0805 金沢市小金町3-28
4,074
30
104
155
2003.05.21
ホテルエコノ金沢片町
〒920-0981 金沢市片町2-23-7
3,103
―
90
114
2003.05.21
ホテルエコノ金沢アスパー
〒920-0981 金沢市片町2-24-13
2,261
―
67
101
2003.05.21
ホテルエコノ福井駅前
〒910-0859 福井市日之出1-1-17
3,591
30
138
144
2006.07.18
桑名グリーンホテル
〒511-0079 桑名市有楽町59
2,119
21
74
80
1994.09.15
新四日市ホテル
〒510-0067 四日市市浜田町5-3
3,759
17
63
84
四日市シティホテル
〒510-0086 四日市市諏訪栄町7-28
7,008
11
100
四日市シティホテルアネックス
〒510-0067 四日市市浜田町7-11
3,949
35
ホテルエコノ四日市
〒510-0071 四日市市西浦1-10-21
2,307
ホテルグリーンパーク鈴鹿
〒510-0243 鈴鹿市白子4-15-20
ホテルエコノ亀山
愛知県
三重県
[集宴会]
店舗名
三重県
Greens Co., Ltd.
30
グリーンズの成長と歩み
グリーンズは、昭和32年に駅前旅館としてスタートを切りました。その
化とともに進化し続けています。ここでは、これまでの進化の軌跡をご紹
創業期(1957~1967年)
拡大期Ⅰ(1976~1997年)
創業者村木吉男が昭和32年7月15日に駅前旅館「新四日市ホテル」
を創業。現在のホテルでは通常である宿泊料と朝夕食の食事代を分
離した泊食分離の料金設定など、進取の取り組みが評価され活況を
呈す。家業から企業への転換を図るため、昭和39年1月8日に有限
会社新四日市ホテルへ改組。サービス業が近代産業のひとつになる
ことを目標にホテル管理会計の導入を行うなどの先進的な取り組み
を行う。
変革期(1968~1975年)
「伊勢路をネットする新四日市ホテルグループ」として、三重県内に津市駅前
を皮切りに松阪・伊勢・名張・愛知県安城市にグリーンホテルを展開。一
方、外食事業に参入し、「ぐり〜んどろっぷ」1号店を昭和54年11月13日
に開業。地域に密着し結婚式場や日本料理等を提供する本格的なコミュニ
ティホテルとして昭和60年7月に伊勢シティホテルを開業。昭和62年7月
に現社名「株式会社グリーンズ」へ社名変更。
後、創業期、変革期、拡大期、そして成長期という歩みの中で、確固たる企業理念と経営戦略に基づき、今も時代の変
介します。
転換期(2003~2004年)
成長期(2005~現在)
平成15年11月に、チョイスホテルズインターナショ
ナル社との間でマスターフランチャイズ契約を締結。
これにより、チョイスホテルズジャパンがスタート
し、チョイスブランドでの展開方針が明確になるとと
もに、コンフォートホテル等での全国展開を実現。グ
リーンズのホテル展開の大きな転換期となる。
平成16年度の決算が売上100億円を突破し、更なる成長と発展に向けた飛躍の時期となる。全
国展開を本格化し、長野・岐阜・札幌・長崎・成田・博多等へ出店。平成17年以降はコンフォー
トブランドの新築ホテルを全国的に知名度の高い東京都内や横浜関内並びに中部国際空港と
いった場所に出店し、更なる認知度向上に寄与し顧客満足にも繋がっている。平成25年9月27
日には、第50回定時株主総会にて役員人事が決議され、代表取締役会長村木敏雄、代表取締役
社長松井清、専務取締役村木雄哉の新体制がスタートした。
売上高
拡大期Ⅱ(1998~2002年)
高度成長期にビジネスホテルの必要性の機運が高まったことを受
け、現代表取締役会長の村木敏雄が、ライフスタイルの洋風化に伴
い、旅館業からビジネスホテルへの切り替えを決断。昭和44年1月
23日、鉄筋5階建て33室のビジネスホテルが完成、昭和50年には
現在の新四日市ホテルへと進化。チェーン化への体制づくりを進
め、多店舗展開を図り三重県内に3店舗を構え、「伊勢路をネットす
る新四日市ホテルグループ」構想を掲げる。
代表取締役社長村木敏雄(当時)が一般社団法人全日本シティホテル連盟会
長に就任し、グリーンズの認知度・信頼性が高まり、その後の全国展開への
ステップとなる。また、三重県内でのドミナント出店に並行して名古屋2号店
「ホテルエコノ名古屋栄」を開業し、東海地区の深耕を図る。その後関西・九
州・北陸への出店やコンフォートブランド基準の新築1号店「コンフォートホ
テル大阪心斎橋」の開業、大型コミュニティホテル「ホテルグリーンパーク
津」の開業等、ナショナルチェーンとして躍進。
21,180百万円
21,888百万円
22,503百万円
19,472百万円
2003年11月
チョイスホテルズ
インターナショナル社と
マスターフランチャイズ
契約を締結
ホテル数
75 ホテル
78
76
75
2010.6
2013.6
2014.6
11,012百万円
51
1979年 外食事業の展開 11月に、外食1号店 ぐり∼んどろっぷ津店開業
6,030百万円
1957年7月 創業
5,950百万円
22
3,131百万円
6百万円
1
37百万円
1
180百万円
3
1964.6
1970.6
1975.6
651百万円
4
1980.6
1,427百万円
6
8
1985.6
1990.6
15
1995.6
2000.6
2005.6
2015.6
グリーンズの成長を象徴する店舗
1969年1月完成
新四日市ホテル
発祥地の隣地に鉄筋5階建て33室
のビジネスホテルを建設。旅館業
からビジネスホテルへと業態転換。
1976年6月開業
津グリーンホテル
三重県の県都である津市の駅前にレストラ
ン・結婚式場・貸しホール付帯の津グリー
ンホテルを開業。地方都市にリーズナブル
な価格帯のホテルの出現として話題に。
(2005年5月31日をもって閉店)
31
Greens Co., Ltd.
1985年7月開業
伊勢シティホテル
総合結婚式場・日本料理・ティーラ
ウンジバーを併設した本格的なコ
ミュニティホテルとして開業。
1999年2月開業
コンフォートイン京都五条
ローカル企業からナショナルチェー
ンに向けて舵を切った出店。現在の
主力である「コンフォート」ブラン
ドの起点となる。
(2014年1月20日をもって閉店)
2001年3月開業
ホテルグリーンパーク津
三重県の県都である津市のシンボル
である商業施設のメインテナントと
して、大型のコミュニティホテルの
開業により業績拡大に貢献。
2002年10月開業
コンフォートホテル
大阪心斎橋
現在の主力である「コンフォート」
ブランドの基本コンセプトやサービ
ス等が明確になり、ブランドイメー
ジ構築の起点となった出店。
2005年2月開業
コンフォートホテル
中部国際空港
中部国際空港の開港に合わせ開業し、
全国的に注目度・知名度の高い地域
へ出店したことで、ブランドの認知
度が向上したきっかけとなった。
Greens Co., Ltd.
32
会社の概要(2015年9月末現在)
■ 株式会社グリーンズ
本社所在地
業
績
売上
〒510-0067 三重県四日市市浜田町5番3号
第39期(2002.6)
7,050百万円
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町一丁目
第40期(2003.6)
7,557百万円
6番6号 吉野第二ビル6階
第41期(2004.6)
8,690百万円
TEL(03)5645-5865 FAX(03)5645-5868
第42期(2005.6)
11,012百万円
1957年7月15日
第43期(2006.6)
13,007百万円
1964年1月8日 有限会社 新四日市ホテル
第44期(2007.6)
15,312百万円
1980年7月15日 株式会社 新四日市ホテル
第45期(2008.6)
16,987百万円
1987年7月1日 株式会社 グリーンズ(社名変更)
第46期(2009.6)
17,326百万円
50,000,000円 授権資本 400,000,000円
第47期(2010.6)
19,472百万円
定 款 目 的
ホテル・旅館の経営、その他附帯する業務
第48期(2011.6)
20,012百万円
役
代表取締役会長
村 木 敏 雄
第49期(2012.6)
21,052百万円
代表取締役社長
松 井 清
第50期(2013.6)
21,180百万円
専 務 取 締 役
村 木 雄 哉
第51期(2014.6)
21,888百万円
取
締
役
山 城 圭太郎
第52期(2015.6)
22,503百万円
取
締
役
長谷川 智 英
取
締
役
伊 藤 浩 也
監
査
役
秋 山 憲 男
TEL(059)351-5593(代) FAX(059)354-1355
東京オフィス
創
業
会 社 設 立
資
本
金
員
従 業 員 数
(2015年6月末現在)
決
算
期
ホームページ
監 査 役
( 社 外 )
木 村 好 己
監 査 役
( 社 外 )
土 田 繁
33
■ ロゴマーク
グリーンズの英語頭文字Gを象
徴したもので、それを○で囲み、
輪を広げ無限大に伸びる企業を
表す。カラーはアクティブで情熱
的な力強さの象徴である。
緑におおわれた
発祥の地、三重の美しさを称える
2
6月末日
http://www.kk-greens.jp/
複数形
熟成前である
将来性を秘めた企業
6
仲間と共に
旧社名 : 株式会社日本チョイス(2000年9月29日設立)
※2015年7月30日に子会社化
代表取締役社長
村 木 雄 哉
代表取締役社長
村 木 雄 哉
取
締
役
村 木 敏 雄
取
締
役
村 木 敏 雄
取
締
役
松 井 清
取
締
役
松 井 清
監
査
役
秋 山 憲 男
取
締
役
山 城 圭太郎
ホテルフランチャイズの加盟店の
募集・指導・管理・運営
取
締
役
伊 藤 浩 也
取
締
役
下 川 健
〒103-0002
東京都中央区日本橋馬喰町一丁目6番6号
吉野第二ビル7階
TEL(03)5645-5861
FAX(03)5645-5866
監
査
役
秋 山 憲 男
四日市オフィス
〒510-0067
三重県四日市市浜田町5番3号
TEL(059)350-3211(代)
FAX(059)350-3212
本
ホームページ
http://www.choice-hotels.jp/
ホームページ
Greens Co., Ltd.
■ スローガン 「おもてなしと生活文化の創造」
(正社員553名・パートナー社員1,308名)
株式会社ベスト
社
株式会社グリーンズ
1
株式会社チョイスホテルズジャパン
本
■ 社 名
グリーンズグループ社員 1,861名
■ 子会社・関連会社
定 款 目 的
グリーンズ コーポレート アイデンティティ
定 款 目 的
■
■
社
「グリーンズ」の語の意義
3
元気のよい
みなぎるパワーを表す
5
グリーン(野菜)
フレキシブル、フレッシュなイメージ
4
やすらぎ
安心と信頼
ホテルの経営および運営委託
フランチャイズシステムによる
ホテルチェーンの展開・運営
〒943-0872
新潟県上越市石沢1103番地1
TEL(025)521-6161
FAX(025)521-6162
http://www.bestinn.co.jp/
Greens Co., Ltd.
34