平成23年事業報告

平成23年事業報告
平成23年度は、平成23年3月11日に東北地方を中心に発生した東日本大震災の影
響等もあり景気低迷の中で経済活動は停滞し、福祉輸送をとりまく事業環境は厳しさを増
したものとなりました。
そういう中にあって、公共輸送機関の一翼を担うべく福祉輸送事業者は、各地でその事
業責任を果たすべく必死の努力を展開していただきました。
このように厳しい状況の中で今後の業界の発展を期すためには、青ナンバー事業者が大
同団結して、更に国民から信頼される事業運営を推進していくことが必要であると考えま
す。厳しい状況が続きますが、会員事業者の一層のご奮闘を期待します。
以下、この1年間の活動状況について報告させていただきます。
一.組織活動
1.平成23年度
組織及び財政の状況
(1)組織の状況-会員の減少傾向続く
当協会の会員は、創立以来微増、横這いそして微減状態という形で推移し、この数年
は大幅な減少傾向となっています。
その要因としては、福祉輸送事業の不採算性、福祉輸送構造の変化、景気動向等によ
る影響があげられると思います。
そもそも福祉輸送事業は、本業のタクシー事業に支えられて経営が成り立つという側
面がありますが、その本業のタクシー事業が規制緩和以降の過当な競争状態の中で疲弊
し、福祉輸送事業を維持することが難しくなってきているという状況にあり、また加え
てNPO等の福祉有償運送(白ナンバー輸送)などの進出による福祉輸送構造の変化も
見逃すことはできません。
一方、福祉輸送に係る全福協と全タク連(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合
会)の活動状況をみてみると、これまで、全福協がすすめてきた活動は主にワンボック
ス型の福祉車両を使用する福祉輸送を、また全タク連(ケア輸送委員会)がすすめる活
動は主にセダン型車両を使用する福祉輸送を、それぞれの活動領域としてきました。
しかし、昨今の福祉輸送に係る課題は使用する車両の範囲を超えて福祉輸送全般であ
り、使用する車両による整理は意味がなくなってきている状況にあります。
従って全福協活動と全タク連活動との領域はかなり重なり合っているということがい
えます。これらのこと等から2つの組織に加盟している事業者の中には全福協を退会す
るという形があらわれてきました。
このまま推移した場合、今後、全福協はどうなるのか、どうしたらいいのかという根
本的な課題につきあたることになり、そうなると全福協の在り方の議論が必要というこ
とになります。
(2)財政の状況-長期借入金→研修事業の開始
全福協は会費収入を主たる財源とした一般財団法人ですので会員(会費)の増減がす
ぐ組織力・財政力に反映されることになりますので会費収入は維持されなければなりま
せん。
しかし、会員の減少がとまらない状況の中では、会費の軽減もやむを得ない措置と考
え、会費の値下げを断行し、併せて旧財団法人の寄附行為の規程に基づき、基本財産の
一部を担保に長期借入金を借り入れるという措置もとりました(平成21年度)
。
更には、この借入金を活用し、安定的な収入を得る事業を興すこととし、平成22年
度には、全タク連とも連携して「タクシー乗務員バリアフリー研修カリキュラムの開発」
を行い、このカリキュラムを活用し、全タク連と共同で、平成23年度10月から「タ
クシー乗務員バリアフリー研修(ユニバーサルドライバー研修)
」を開始しました。
この研修事業が順調に発展することにより、財政事情に光が見えて来ることを期待し
ています。
(3)平成23年度の取組み-組織の強化・活性化と財政基盤の確立
組織の強化・活性化そして財政基盤の確立は、法人として絶えず追求されなければな
らない課題です。
平成23年度は、組織の強化・活性化そして財政基盤の確立に向けて次のような事業
に取り組みました。
ア.会員拡大事業…「一社声かけ運動」
※会員事業者による声かけ
イ.福祉輸送普及促進事業
a.教育研修事業…ケア研修、バリアフリー研修、事業者研修会事業、講習会受
託事業、講習会業務受託事業等の実施
b.教育宣伝事業…会報の発行、ホームページ等
c.調査研究事業…交通安全推進事業、移動支援ネットワーク事業等
ウ.福祉輸送サービス補償事業…保険事業
2.一般財団法人の組織運営
昨年4月1日に一般財団法人全国福祉輸送サービス協会に移行し、1年が経過しまし
た。この1年間は、新しい一般社団法人としての組織運営になれるよう努力してまいり
ましたが、いろいろと手違い等も生じました。
今後、法律・定款に抵触しないよう一層努力してまいります。
3.理事会及び評議員会の開催
第15回評議員会
…
平成23年6月20日
出席11人、欠席1人
第17回理事会
…
平成23年6月20日
出席14人、欠席1人
第18回理事会
…
平成24年1月17日
出席14人、欠席1人
4.正副会長会議の開催
日常的な協会運営については、その折々に開催する「正副会長会議」の場で問題を議
論しつつ執行させていただきました。
平成22年度「正副会長会議」は次のとおり開催しました。
(第 1 回)平成23年
5月
8日…一般財団法人移行後の対応について
(第2回)平成23年
6月20日…一般財団法人移行後の最初の理事会及び評議
員会の開催について
(第3回)平成24年
1月17日…第18回理事会の開催について、その他
5.行政庁との対応
国土交通省は、タクシー事業等の道路運送事業を規定した道路運送法、そして関連す
るバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)などの
所管官庁であることから、それら法律の関わりの中でご指導をいただいております。
道路運送法については、タクシー業界は、現在、道路運送法にかわるものとして「タ
クシー事業法(仮)
」の制定を求め、その運動をすすめておりますので、全福協としても
その方針を支持し、対応します。
また平成18年12月に施行された「バリアフリー新法」については、国土交通省が
各輸送モードごとに定めた整備目標を達成すべく努力してまいりましたが、福祉タクシ
ーの整備目標である「平成22年末までに1万8千台」については達成出来ませんでし
た。
(整備・達成されたのは約1万1千台)
平成23年1月に、新たに示された10年間の整備目標は2万8千台となりました。
一方、国土交通省は、利用者、自動車メーカーそしてタクシー、バスの交通事業者と
連携して地域のニーズに応え、低コストのバリアフリー車両(ユニバーサルデザイン(U
D)タクシー等)の実現を図るべく検討会(地域のニーズに応じたバス・タクシーに係
るバリアフリー車両の開発検討会/委員長:鎌田実(東京大学
高齢社会総合研究機構
長)を立ち上げ、平成20年度から22年度まで3カ年間にわたって精力的に検討をす
すめてきました。
この間、トヨタ自動車及び日産自動車によるモデル車両の試作車などが提示され、ま
た東京モーターショーなどにも展示されるなど多くの注目を集めました。
平成22年末には日産自動車からUDタクシー車両「NV200」(日産バネット)
が発売されるに至っております。
タクシー業界としては、トヨタ自動車に対しても、その早急なる開発について要請し
ております。
(1)各種委員会への参加
平成23年度、国土交通省が設置した各種委員会等に次の通り委員を派遣し対応し
ました。
①
運営協議会における合意形成のあり方検討会(「合意形成あり方検討会」
)
・委 員 名
佐藤雅一(副会長)
※全タク連委員として水田誠副会長が出席。
②
全国バリアフリーネットワーク会議
・委 員 名
③
東京運輸支局
・委 員 名
④
川村泰利(副会長)
バリアフリーネットワーク会議
水田
誠(副会長)
バリアフリー法施行状況検討会
・大学教授等の有識者を委員とした「バリアフリー法施行状況検討会」が開催する
検討会に、全国バリアフリーネットワーク会議委員(川村泰利委員)がオブザー
バーとして参加するもの。
二.事業活動
1.福祉輸送普及促進事業
(1)教育研修事業
教育研修事業には、ケア輸送サービス従事者研修事業、ユニバーサルドライバー研修
事業(バリアフリー研修事業)
、事業者研修事業及び講習会事業受託事業があります。
①
ケア輸送サービス従事者研修
福祉輸送は、高齢者や障害者等のいわゆる移動制約者といわれる方々の交通手段
を確保する輸送です。
福祉輸送に従事している者は「一般タクシー事業者」であり、この10年ほどは
福祉輸送に特化した「福祉輸送限定事業者」といわれる方々が従事しています。
その輸送に従事している運転者は、道路交通法の第二種運転免許保持者です。
一方、福祉輸送に従事している運転者は、輸送する乗客(高齢者や障害者等)の
安全と安心を担保するものでなければなりません。
そのためタクシー運転者は、車両の運転技量に加えて高齢者や障害者等の特性を
把握し、あらゆる場面に対応できる知識や技術を習得しておく必要があります。
このケア輸送サービス従事者研修は、そのような考えのもとにタクシー運転者に
対して実施しています。主催団体は、全福協、全タク連、シルバーサービス振興会
です。
この研修会は、13年度から始まり、以後毎年実施されて平成23年度は2会場
で約80名の研修終了者を数えております。
これまで10年間の研修修了者数は次表のとおりです。
受講者が減少している中で今後どうしていくか等の検討を進めることが必要です。
○ケア輸送サービス従事者研修の実施状況(修了者数)
年度
13~15
開催回数
30
修了者数
1054
同対前年
内二種免
16
19
-
11
19
20
3
4
21
3
22
23
4
計
2
92
96 116 144 118
77 3190
71.1
23.7
265 210 156
58
144.0
同対前年 15/14=72.4%
内一種免
16
18
615 570 405
15/14=72.4%
1054
17
62.1
92.7
79.2
120.8
124.1
81.9
62.3
88 120
99
62 2112
-
74.3
37.2
151.7
136.4
82.5
62.6
350 360 249
38
28
24
19
10 1078
-
※1.13 年度は試行(1 回開催)
。※2.13~15 年度は二種免のみ対象
②
ユニバーサルドライバー研修(タクシー乗務員バリアフリー研修)事業
バリアフリー新法が施行され(平成18年12月)、国土交通省においてユニバー
サル・デザインタクシー車両の検討がすすみ(20~22年度)
、それに対応したタ
クシー乗務員を育成するための教育カリキュラム開発の必要性が高まる中で、全福
協は全タク連とも連携して平成22年度に、
「タクシー乗務員バリアフリー研修カリ
キュラム」の開発を行いました。
そして平成23年度には、そのカリキュラムを活用し、全タク連と連携して「ユ
ニバーサルドライバー研修(タクシー乗務員バリアフリー研修事業)」を立ち上げ、
その研修の事務局を全福協が担うこととなりました。
平成22年12月に国内メーカーにより販売されたユニバーサルデザインタクシ
ー車両は、現在、全国で約300台ほどが走っており、今後ますます増加すること
が期待されています。
○ユニバーサルドライバー研修認証及び実施状況(平成 24 年 5 月 22 日現在)
認証番号
010
011
012
013
申請年月日
認証年月日
所
東京無線協同組合
23.10.25
新宿区百人町 2-18-12
24. 1.10
日立自動車交通(株)
5回
24. 1.12
足立区綾瀬 6-11-22
(1~5 月)
24. 3.12
十全交通(株)
24. 3.16
府中市幸町 2-13-7
24. 3..16
(社)兵庫県タクシー協会
24. 3..16
神戸市中央区中山手通 6-1-34
2回
(10~2 月)
3回
(3 月)
1回
(3 月)
24. 5.8
帝都自動車交通(株)
24. 5.9
中央区門前仲町
24. 5.21
(社)神奈川県タクシー協会
24. 5.22
横浜市中区日ノ出町 2-130 (6/12 予定)
計
③
住
研修実施回数
23.10.20
014
015
研修実施機関(認証)
1回
(6/9 予定)
-
1回
13回
受講者数
(名)
111
384
77
33
-
-
605
事業者研修会事業
事業者研修会事業は、情報交換を目的とした事業研修会、そして事業者間交流を
目的とした親睦研修会を開催しています。
A.事業研修会(酸素問題連絡会活動を含む)
事業研修会は、平成23年度は、11月21日に「酸素問題連絡会」(平成22
年7月14日組織、正式名称「全福協・民間救急事業酸素利用者連絡会」)と「民
間救急部会」の合同会議を開催し、また酸素問題の急展開に対応して2月16日に
は「酸素問題連絡会」を、いずれも東京において開催しました。
11月21日に開催した「酸素問題連絡会」と「民間救急部会」の合同会議では、
情報交換を主に行い、厚生労働省に陳情するということになりました。
この「医療用酸素ガス販売停止問題」は、厚生労働省医薬食品局長通知により、
「民間救急事業に対して、卸売業者による医療用酸素ガスの販売は停止する」とさ
れた問題です。
厚生労働省医薬食品局業務総務課担当官の見解は、
1.薬の卸売業者が、酸素の特例販売許可をもたない民間救急事業者に対し、
酸素を販売することは法律違反にあたる。
2.酸素の特例販売許可をもたない民間救急事業者が、酸素を利用された患者
から利用料金をいただくということも法律に違反する。
この場合、
「無料で利用していただいているということにしても、酸素は薬
品であるために無料であれ何であれ勝手に利用することはできない。そのよ
うな利用形態は法律違反になる。
3.酸素を使用する者は、医師の指導のもと、医師の指揮命令系統にある医療
従事者に限られる。
ということで、これまで慣例的に行っていた酸素の購入や酸素の使用料金の徴収な
どについては、法律上疑義があるとの態度でした。
言うまでもなく、民間救急輸送は今や消防救急の受け皿として、なくてはならな
い存在となっております。
従って、医療用酸素ガスの供給を認められなければ、民間救急事業者としての死
活問題となりかねません。
そういう中で、平成 24 年を迎えて厚生労働省に変化が現れました。
厚生労働省は、医療従事者(医師、看護師)を同乗できる体制を整備するなど一
定の要件を備えた患者等搬送事業者(民間救急事業者)には、卸売業者による医療
用酸素の販売を認めると表明しました。そして 3 月16日付けで事務連絡が発出さ
れました。
これをうけて全福協は、「医療搬送事業者認定制度」を創設することとしました。
「医療搬送事業者認定制度」の具体的な内容は事業計画の中で説明します。
B.親睦研修会
平成23年度「親睦研修会」は、10月20日、熊本県熊本市で開催された全タ
ク連の事業者大会にあわせて、翌21日から23日まで、熊本市、鹿児島市、指宿、
桜島、霧島などを巡るコースで開催されました。
天候等に恵まれ、桜島の噴煙が出迎える中で晩秋の南九州路を堪能する旅となり、
参加者の親睦、交流がすすみました。参加者は総勢27名。
C.輸送形態別部会活動
輸送形態別部会は、組織運営のなかで発生した輸送形態別の課題を専門的に深く
追求し議論する場ですので、輸送形態別の課題が発生し、その課題をより深く追
求しなければならない時にタイムリーに開催することが基本です。
平成23年度は、「福祉バス部会」と「民間救急部会」を開催しましたが、その他
の部会は開催できませんでした。
このうち「民間救急部会」は、
「酸素問題連絡会」と共催で開催しました。
また、
「福祉バス部会」は、在京の事業者が中心となっており、今回は、違法・不
法な福祉バス事業者対策として開催しました。
違法・不法な福祉バス事業者は、関係当局に積極的に情報提供を行うことなどが議
論されました。
※現在設置している輸送形態別部会は次の通りです。
1.福祉輸送部会
2.介護移送部会
3.福祉バス部会
4.民間救急部会
5.限定事業者部会
④
講習会業務受託事業
講習会業務受託事業は東京タクシーセンターから受託している事業です。
この事業は、タクシー運転者の研修を行っている公益財団法人東京タクシーセン
ター(東京都江東区南砂 7 丁目)からバリアフリーに係る一部の講義を受託する事
業で、平成18年度から実施しています。
東京タクシーセンターは、タクシー業務適正化特別措置法に基づいて設置された
団体で、国土交通大臣の指定を受け、公正中立な立場からタクシー業務の適正化と
利用者の利便確保を目的とした業務を推進しています。
主な事業は、都内のタクシー運転者の登録や指導、乗り場施設の整備、苦情、忘
れ物等の受付そして研修業務等を実施しています。
ここで行う研修業務の受講者は、初めてタクシーに乗務する運転者、また法令違
反等をおこした運転者です。
この研修に従事する講師には、福祉輸送にかかる知識や資格(ヘルパー資格等)
を保持し、かつ過去に福祉輸送に従事していたことのある方たちの中から選考し委
託しています。
また、この教育研修業務は、一方で受託収入を確保するという側面をもっており、
協会財政にとっても必要な事業と考えています。
平成23年度は、3名の講師が対応しました。
(平成24年度からは2名。)
(2)教育宣伝事業
教育宣伝事業は、会員拡大・組織強化のための会報の発行とホームページの運営管理
です。
当協会は、一般財団法人となっていますが、その実態は会員により維持されている社
団的組織です。したがって会員の拡大や会員数の維持が事業活動として大きなポイント
となります。
そのためには、協会本部と会員との意思の疎通を図るための日常的なかかわりが必要
となります。
そこで、会報「全福協四季報」の発行やホームページの運営管理にかかる事業を実施
し、会員との意思疎通を図ることとしています。
①
会報「全福協四季報」の発行
②
ホームページの充実
(3)調査研究事業
調査研究事業は、交通安全推進事業と移動支援ネットワーク事業です。
福祉輸送を推進する場合、交通安全の確保は絶えず忘れてはならない課題です。
交通安全運動のスローガンでも子供と高齢者の交通事故防止が運動の基本とされてい
ます。
また福祉輸送を利用される方が広域で移動される場合、たとえば福岡空港で飛行機に
乗られた障害者を羽田空港でお迎えして都内を移動させる等の場合において、福岡と東
京の福祉輸送事業者の連携が必要です。安全で安心な旅行や移動ができる移動支援のた
めの全国ネットワークの整備が課題です。
平成23年度に、交通安全推進事業や移動支援ネットワーク事業について調査研究を
行うこととしましたが、達成できませんでした。
2.福祉輸送サービス補償事業
自動車を使用する福祉輸送事業は、交通事故や業務遂行中にお客様にけがを負わせてし
まうという不測の事態が生じることも避けがたい事実です。
交通事故については、自賠責保険をはじめとする各種の任意保険でカバーすることがで
きますが、福祉輸送業務の遂行中にお客様にけがを負わせてしまったというような事故に
は適用されません。
そこで、そういう予期しない業務中の事故でお客様にけが等をさせた場合に適用する保
険制度が必要となります。
当協会は、このような事態に備えて民間保険会社と提携して「福祉輸送サービス補償制
度(保険)
」を開発し、会員事業者が安心して業務に専念できるようにしました。
「福祉輸送サービス補償制度」は保険会社が、このような要望に応えて、福祉輸送に従
事する事業者のために開発した業界唯一の保険制度です。
この保険制度の特徴は、保険料が安価であることです。
当協会は、保険会社と会員事業者との間にあって、福祉輸送サービス補償制度の普及啓
発活動等を行うと共に保険契約の窓口となっており、会員事業者が安心して事業に専念で
きるようにと考えています。
なお、元請保険会社は、㈱損害保険ジャパン、あいおいニッセイ同和損害保険㈱です。
三.活動日誌
平成23年度活動日誌
4
月
1日
・一般財団法人全国福祉輸送サービス協会誕生
(登記手続/4月1日→手続完了/4 月19日)
・タクシー乗務員バリアフリー研修(以下「バリアフリー研修(UD研修)」と略称)
カリキュラム開発委員会(第4回(最終)/自動車会館)
・東京福祉タクシー総合配車センターリニューアルオープン(ホームネット(株)
→(株)DK総合研究所に委託先変更)
5日
・バリアフリー研修(UD研修)、カリキュラム開発委員会打合せ(協会事務所)
6日
・東京配車センター委託先変更に伴う機器類の引取り(ホームネット(株)→
(株)DK総合研究所)
13日
・全タク連正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
20日
・運営協議会における合意形成のあり方検討会WG(国土交通省旅客課)
21日
・東京配車センターに関する打合せ(協会事務所)
27日
・運営協議会における合意形成のあり方検討委員会(国土交通省旅客課)
・全タク連・全国専務理事会(高柳専務理事出席)
・東京福祉バス(株)が被災事業者(岩手県釜石市/労働組合)へ福祉車両を
寄贈(全タク連)
5
月
10日
・第1回正副会長会議
11日
・交通界(業界新聞)漢会長インタビュー(都内)
17日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に向けての打合せ(全タク連)
27日
・UD 車両検討会(経済産業省会議室、高柳専務理事出席)
(社)東京乗用旅客自動車協会総会(ホテルニューオータニ)
31日
6
・全タク連総会(経団連会館、漢会長、高柳専務出席)
月
7日
・会計監査(杉山錬秀監事、村井信夫監事/協会事務所)
8日
・全タク連・正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
13日
・福祉タクシー券に関する要望(武蔵野市役所)
20日
・第2回正副会長会議
・第17回定時理事会、第15回定時評議員会(ホテルグランドヒル市ヶ谷)
7
月
1日
・国土交通省組織改正(自動車交通局→自動車局)
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に向けての打合せ(全タク連)
4日
・福祉タクシー券に関する要望(世田谷区)
6日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に向けての打合せ(協会事務所)
7日
・福祉タクシー券に関する説明(東旅協ケア委員会/東旅協)
11日
・会員来所(東京福祉バス(株)小関顧問、本多部長)
12日
・警視庁へ駐車禁止除外標章申請
13日
・全タク連・正副会長会議(自動車会館
14日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(協会事務所)
19日
・福祉タクシー券清算業務に関する打合せ(DK 総研)
22日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(全タク連)
25日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(協会事務所)
29日
・バリアフリー研修(UD研修)について交通界インタビュー(タクシー乗務員バリア
フリー研修カリキュラム開発検討会
漢会長出席)
委員松村美枝子氏(東京女子医科大学看護専門
学校等講師/協会事務所)
8
月
4日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(全タク連)
・福祉バスの適正な運行に関する打合せ(協会事務所)
・タクシーセンター講師打合せ(中嶋講師、天野講師)
9日
・総合健康推進財団へバリアフリー研修(UD研修)について説明(協会事務所)
12日
・親睦研修会について打合せ((旅行代理店・J マインズ/協会事務所)
17日
・福祉タクシー券について要望(大田区)
25日
・東京配車センター業務に関する説明会(東京福祉輸送限定協会)
29日
・福祉有償運送に関する打合せ(国土交通省旅客課)
・配車センターシステムに関する打合せ(協会事務所)
9
月
1日
・都議会民主党へ陳情(東旅協と合同/水田副会長)
6日
・都議会自民党へ陳情(東旅協と合同/水田副会長)
12日
・全タク連
UDマーク選考会(自動車会館、漢会長出席)
13日
・全タク連
ケア輸送委員会(自動車会館)
14日
・全タク連
正副会長会議(自動車会館、漢会長出席)
22日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(全タク連)
26日
・全タク連
27日
・平成23年度事業研修会(日本大学校友会桜門会館)
30日
・全タク連
総務委員会(自動車会館、漢会長出席)
全国専務理事会(自動車会館)
10 月
4日
・全タク連
正副会長会議(自動車会館、漢会長出席)
5日
・東京配車センターに関する打合せ(DK 総研/協会事務所)
6日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(保険契約、時間割等/全タク
連)
11日
・親睦研修会に関する打合せ(J マインズ(旅行会社))
12日
・福祉バスの適正な運行に関する行動(高柳専務他)
14日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(協会事務所)
18日
・東京配車センターに関する打合せ(実績報告/協会事務所)
19日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(東京無線協同組合)
20日
・全タク連
21~23日
事業者大会(熊本県/漢会長、川村副会長、高柳専務理事出席)
・親睦研修会(熊本県、鹿児島県)
26日
・福祉タクシー券清算業務に関する要望(日立自動車交通(株))
27日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施に関する打合せ(東京無線協同組合)
28日
・バリアフリー研修(UD研修)の実施(実施機関:東京無線協同組合第1回/会場:
東京無線協同組合会議室)
11 月
5~7 日
・ケア輸送サービス従事者研修(自動車会館)
8日
・国土交通省自動車局挨拶(漢会長、高柳専務)
9日
・全タク連正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
・第1回バリアフリー研修(UD研修)実施後の検討(協会事務所)
10日
・ユニバーサルドライバー賠償責任保険に関する打合せ(損保ジャパン/全タク連)
11日
・東京支局バリアフリーネットワーク会議(高柳専務出席/東京都トラック会館)
21日
・民間救急事業酸素利用者連絡会、民間救急部会合同会議(自動車会館)
22日
・ユニバーサルドライバー賠償責任保険に関する打合せ(損保ジャパン/全タク連)
24日
・バリアフリー研修(UD研修)の DVD 作成に関する打合せ(都内)
30日
・ハンドサッカー大会出場選手等のバスによる無償送迎依頼(東京都肢体不自由
特別支援学校体育連盟/協会事務所)
12 月
12日
・バリアフリー研修(UD研修)のすすめ方の検討(協会事務所)
13日
・国土交通省挨拶(漢会長)
14日
・全タク連
26日
・国土交通省年末挨拶(髙柳専務)
27日
・川崎市による福祉輸送等に関するヒアリング(協会事務所)
正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
・バリアフリー研修(UD研修)のすすめ方の検討(全タク連)
・バリアフリー研修(UD研修)打合せ(日立自動車交通・十全交通/協会事務所)
28日
1
・仕事納め
月
4日
・仕事始め
5日
・国土交通省自動車局へ新年挨拶(高柳専務)
11日
・東京乗用旅客自動車協会
賀詞交歓会(ホテルニューオータニ)
12日 ・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)
・講師養成講座用 DVD の検討(全
タク連)
※タクシー乗務員バリアフリー研修の呼称を「ユニバーサルドライバー研修」、
又は「ユニバーサルドライバー研修(タクシー乗務員バリアフリー研修)」、
又は「UD研修」などに変更
16日
17日
・国土交通省自動車局へ新年挨拶(漢会長、副会長、専務理事)
・全タク連
正副会長会議(経団連会館
漢会長出席)
・全タク連
新年賀詞交歓会(経団連会館
会長、副会長、専務理事出席)
・患者等搬送事業用自動車に搭載する酸素について要望(厚生労働省)
・第18回理事会(自動車会館)
・全国バリアフリーネットワーク会議(国土交通省/川村副会長出席)
20日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)・講師養成講座用 DVD の検
討(全タク連)
21日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:日立自
動車交通(株)第1回/会場:綾瀬プルミエ会議室)
2
月
1日
・福祉輸送限定事業アンケート調査に関する打合せ(国土交通省自動車局旅客課)
2日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)パンフレット打合せ(協会
事務所)
8日
・全タク連
正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
9日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)パンフレット打合せ(協会
事務所)
・東京タクシーセンター講師と打合せ(協会事務所)
13日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)修了証に関する打合せ
16日
・第2回民間救急事業酸素利用者連絡会(自動車会館会議室)
17日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:日立自
動車交通(株)第2回/会場:自動車会館会議室)
20日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:東京無
線協同組合第2回/会場:東京無線協同組合会議室)
24日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)パンフレット打合せ(協会
事務所)
3
月
1日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)パンフレット打合せ(協会
事務所)
7日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)パンフレット打合せ(協会
事務所)
14日
・全タク連
17日~19日
19日
正副会長会議(自動車会館
漢会長出席)
・ケア輸送サービス従事者研修(自動車会館)
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:日立自
動車交通(株)第3回/会場:自動車会館大会議室)
22日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:(社)兵庫
県タクシー協会第1回/会場:(社)兵庫県タクシー協会会議室)
23日
・全タク連
24日~26日
全国協会長会議(自動車会館
漢会長出席)
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)の実施(実施機関:
十全交通(株)第1回~3回/会場:十全交通(株)会議室)
28日
・ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)講師養成講座カリキュラム
打合せ(全タク連)