2016年11月21日 投資情報室 週間市場レポート (審査確認番号H28-TB222) (2016年11月14日∼ 11月18日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き 先週の日本株式市場(日経平均株価)は、前 週末比で上昇しました。トランプ次期大統領 (円) 22,000 (ポイント) (2013年1月4日∼2016年11月18日 日次) 2,000 日経平均株価(左軸) 東証株価指数(右軸) 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 の政策やイエレンFRB(米連邦準備制度理 事会)議長の12月利上げを示唆する発言等を 背景に円安・米ドル高が進行。米金利に影響 される形で日本の金利も上昇。円安で輸出関 連企業の業績が、金利上昇で金融機関の業績 が改善するとの見通し等が支援材料となりま した。週末には一時18,000円台を回復する場 面もあり、結局約10ヵ月ぶりの高値水準で引 13/01 けました。(週末引け値:17,967.41円) 週 間 で は 、 日 経 平 均 株 価 は 3.41 % の 上 昇 、 東証株価指数は3.64%の上昇でした。 債券市場の動き 800 10,000 14/01 15/01 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネ ジメントが作成 (%) 1.0 (2013年1月4日∼2016年11月18日 日次) 日本 10年国債金利 先週の日本債券市場(10年国債金利)は、前 0.8 週末比で上昇(価格下落)しました。日銀が 0.6 固定利回りで無制限に国債を買い入れる指値 オペ(公開市場操作)を通知し、金利抑制の 姿勢を示しました。しかし、米国発の世界的 な金利上昇の流れ等から効果は限定的なもの 0.4 0.2 0.0 となり、週末には2月中旬以来約9ヵ月ぶりの 高水準となりました。(週末引け値: 0.040%) 週間では、10年国債金利は0.062%の上昇と なりました。 -0.2 -0.4 13/01 14/01 15/01 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネ ジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的と するものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作 成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資 収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。 ●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。●投 資する有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商 品を勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 関東財務局長(金商)第369号 1/2 (2)米国の株式市場 市場の動き (ドル) 先週の米国株式市場(NYダウ)は、小幅上 20,000 (2013年1月4日∼2016年11月18日 日次) ダウ工業株30種平均 昇しました。トランプ次期大統領の政策に対 する期待感から15日まで7連騰となりました。18,000 しかしその後は、急激な上昇に対する警戒感 や、足元で進む米ドル高が米国輸出企業の業 16,000 績に悪影響を及ぼす等の懸念が強まり、また イエレンFRB議長等の12月利上げを示唆す る発言等が嫌気されて、上値の重い展開とな 14,000 りました。(週末引け値:18,867.93ドル) 12,000 週間ではNYダウは0.11%の上昇となりました。 13/01 14/01 15/01 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネ ジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き 先週の米ドル/円相場は、円安が進行しまし た。トランプ次期大統領の政策を巡る米金利 (円) 130 (2013年1月4日∼2016年11月18日 日次) (円) 160 米ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) 120 150 110 140 100 130 90 120 の上昇観測に加え、日銀が日本の金利上昇抑 制を狙って「指し値オペ」を実施したことで 日米の金利差が更に拡大するとの見通しが強 まり、米ドル買い・円売りの動きを加速させ ました。週末の円は約5ヵ月半ぶりに110円 台まで下落しました。(週末引け値:110円 91銭) 80 週間では米ドル/円は3.99%の円安、ユーロ 13/01 110 14/01 15/01 16/01 (年/月) /円は1.44%の円安となりました。 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネ ジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的と するものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作 成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資 収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。 ●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。●投 資する有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商 品を勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 関東財務局長(金商)第369号 2/2
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