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マーケットエッジ株式週報
Marketedge
2017/02/06(月)
Marketedge Stock Weekly Report
マーケットエッジ株式会社 代表取締役 小菅 努
【米国株】 リスクオフとオンを繰り返す
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【日本株】 日米首脳会談の見極めへ
【ダウ工業平均株価】
今週の予想レンジ 1万9,750~2万0,400ドル
先週のレンジ 1万9,784~2万0,081ドル
【日経平均株価】
今週の予想レンジ
先週のレンジ
ダウ工業平均株価は、2万ドルの節目を挟んで揉み合
う展開になった。トランプ大統領の通商・外交政策に
対する警戒感から2万ドル台乗せ後の買いが続かず、
一時は1月23日以来の安値を更新した。しかし、その
後は金融規制緩和、医薬品業界に対するサポート強化
の思惑から、再び2万ドル台を回復し、大きな値崩れ
は回避されている。
1万8,750~1万9,500円
1万8,830~1万9,390円
日経平均株価は、1万9,000円台前半を中心にやや上値
の重い展開に。トランプ米大統領に起因した投資環境
の不安定さが警戒され、1万9,000円台中盤で失速して
調整局面入りした。ただ、1万9,000円割れでは値ごろ
感から買いを入れる動きも強く、大きな値崩れは回避
されている。
トランプ大統領は、対イランでの強硬姿勢を打ち出す
など、引き続き外交面での懸念は強い。対中国や日本
での貿易政策、通貨政策でも過激な発言を繰り返して
おり、引き続き政治リスクが株価を押し下げるリスク
には注意が必要である。ただ、昨年10~12月期の企業
決算は総じて堅調に推移しており、米経済指標も1月
雇用統計を筆頭に強めの数値になった結果、トラン
プ・リスクが警戒された局面でも株価に対する下押し
圧力は限定されている。一方、トランプ大統領は金融
規制の大胆な緩和方針を示し、医薬品業界に対しては
薬価引き下げを求める一方で米国内での事業展開を支
援する方針を打ち出しており、こうした規制緩和の恩
恵を受けやすいゴールドマン・サックス、JPモルガ
ン・チェース、メルク、ファイザーなどが改めて地合
を引き締めている。10日には日米首脳会談が控えてい
るが、そこでは米国のインフラ投資に対して日本側か
らの資金供給に関する議論の進展も予想されており、
トランプ・ラリー再開の可能性も十分にある。政治リ
スクが意識されて売られるような場面があれば、引き
続き物色妙味がある。過去最高値2万0,125.58ドル更
新も射程圏内に入っている。
目先は、2月10日に予定されている日米首脳会談が最
大の焦点になる。仮に、ここでトランプ大統領が円安
や日本の自動車産業などに対する批判のトーンを強め
ると、強力な株安・円高圧力が発生する可能性がある。
一方で、米国のインフラ投資に対して日本側からの資
金提供といった具体的な動きがみられると、米国株の
急騰再開が日本株に対してもポジティブに機能する可
能性もある。基本的には、最初の日米首脳会談で激し
い交渉が行われる可能性が高く、イベントリスクとし
ては株安よりも株高要因になる可能性が高いと考えて
いる。ただ、トランプ大統領が何を語るかによって2
月中旬の日本株の動向は決まる可能性があり、突然の
相場環境の変化には十分な注意が要求される。特にト
ランプ大統領の為替政策については不透明感が強く、
日銀の金融緩和策にブレーキが掛かるとの見方が強ま
れば、円高主導で日本株は大きな調整局面入りを迫ら
れる可能性がある。一方、日銀の緩和姿勢を黙認する
ような動きがみられれば、上場投資信託(ETF)買い
などの形で日本株の下値は強力にサポートされること
になり、改めて1万9,500円の節目突破を打診する可能
性も十分にある。押し目買い優勢の地合を想定してい
るが、目先は日米首脳会談次第になる。
テクニカルでは、一目均衡表の基準線(1万9,901ド
ル)水準がサポートラインになっている。同水準を維
持できれば、改めて過去最高値更新へ。逆に下回った
際には、雲上限1万9,667ドルが下値目途に。サイコロ
ジカルは、前週の5勝7から7勝5敗に。14日RSIは61.32。
テクニカルでは、一目均衡表の雲上限でのサポートを
打診しており、同水準を割り込むと1万8,000円水準ま
で下値が切り下がる。一方、サポートされた際には1
万9,500~2万円のレンジが打診される。サイコロジカ
ルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは46.97。
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。
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ダウ工業平均株価(日足)
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19,000
18,500
18,000
17,500
17,000
2016/06
2016/07
2016/08
2016/09
2016/10
2016/11
2016/12
2017/01
2017/02
(出所)Reutersよりマーケットエッジ作成
(ドル)
ダウ工業平均株価(週足)
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
2012
2013
2014
2015
2016
2017
(出所)Reutersよりマーケットエッジ作成
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日経225(日足)
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18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
2016/06
2016/08
2016/07
2016/09
2016/10
2016/11
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2017/02
(出所)Reutersよりマーケットエッジ作成
(円)
日経225(週足)
23,000
21,000
19,000
17,000
15,000
13,000
11,000
9,000
7,000
5,000
2012
2013
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2016
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ダウ工業平均株価・構成銘柄 週間変動率
(%、前週比)
シンボル
業種
アップル
APPL
コンピュータ
+1.8
+1.0
+0.8
+1.6
+5.8
アメリカン・エキスプレス
AXP
金融
+1.9
+1.5
-0.5
+0.9
+1.5
ボーイング
BA
航空機
+2.2
-0.2
+0.4
+5.1
-3.2
キャタピラー
CAT
重機
+0.3
+1.5
+0.1
+4.7
-5.8
CSCO
情報・通信
+0.0
-0.5
+0.1
+2.9
+1.1
シェブロン
CVX
石油
-0.7
-0.4
-0.7
-1.6
-0.2
デュポン
DD
化学
-0.0
+0.3
-0.8
+6.4
-1.6
ウォルト・ディズニー・カンパニー
DIS
娯楽・メディア
+4.6
-0.8
-0.4
+1.5
+0.9
ゼネラル・エレクトリック
GE
総合電機・金融
+0.0
-0.8
-2.6
-1.7
-1.0
ゴールドマン・サックス
GS
金融
+2.3
-0.2
-5.0
+2.0
+1.7
ホームデポ
HD
小売
-0.4
+1.1
+0.4
+2.0
-0.3
アイ・ビー・エム
IBM
コンピュータ
+2.1
-1.3
+1.9
+4.0
-0.8
インテル
INTC
半導体
+0.6
+0.8
+0.4
+2.8
-3.8
ジョンソン・エンド・ジョンソン
JNJ
医薬品
+0.9
-1.5
-0.4
-0.7
+0.2
JPモルガン・チェース
JPM
金融
-0.2
+0.7
-3.5
+3.9
+0.3
KO
飲料
+0.7
-2.1
+1.1
+0.3
+0.2
マクドナルド
MCD
外食
-0.8
+0.6
+0.6
+0.5
+1.1
スリーエム
MMM
化学
-0.2
-0.5
+0.6
-0.6
-1.4
メルク
MRK
医薬品
+2.4
+3.4
+0.3
-1.2
+4.1
マイクロソフト
MSFT
ソフトウェア
+1.1
-0.2
+0.1
+4.8
-3.2
ナイキ
NKE
その他製品
+6.1
-1.8
+0.5
-0.0
-1.6
ファイザー
PFE
医薬品
+3.1
-2.9
-2.3
-1.1
+2.1
プロクター・アンド・ギャンブル
PG
日用品
+1.1
-1.2
+4.1
-0.8
+0.8
トラベラーズ
TRV
保険
-3.4
-1.0
+0.8
+0.1
-0.3
ユナイテッド・ヘルス
UNH
保険
+1.5
-0.4
-1.9
+2.7
-0.7
ユナイテッド・テクノロジーズ
UTX
航空宇宙・防衛
+2.7
-2.1
+0.5
-1.0
-0.0
ビザ
V
その他金融
+5.4
-1.3
+0.8
+2.4
+2.8
ベライゾン・コミュニケーションズ
VZ
通信
-0.2
-1.3
+0.3
-5.9
-2.1
ウォルマート・ストアーズ
WMT
小売
-1.2
-1.7
+0.1
-2.3
+1.3
エクソンモービル
XOM
石油
-1.9
-2.4
-0.5
-0.4
-2.3
シスコシステムズ
ザ・コカコーラ・カンパニー
2017/1/6
2017/1/13
2017/1/20
2017/1/27
2017/2/3
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日経平均株価・業種別 週間変動率
(%、前週比)
2017/1/6
2017/1/13
2017/1/20
2017/1/27
2017/2/3
水産
+1.8
-2.9
-1.2
-0.3
+2.1
鉱業
-0.2
-0.5
+0.7
-0.6
-3.1
建設
+2.9
-3.7
-1.7
-1.0
-3.5
食品
+2.0
-2.7
-1.7
+0.4
+0.7
繊維
+2.3
-0.2
-0.9
+1.4
+0.0
パルプ・紙
+4.3
+1.3
-1.3
+2.2
-1.2
化学
+1.9
-0.1
-0.2
+3.3
-1.3
医薬品
+2.6
-1.4
-3.2
-0.6
+1.0
石油
+3.2
+3.5
+0.5
+2.0
-1.7
ゴム
+1.8
-2.0
-2.2
+0.7
-3.8
窯業
+1.2
-0.4
-0.4
+1.5
-3.0
鉄鋼
-0.3
+1.2
+0.2
+2.3
-1.5
非鉄・金属
+1.9
-0.3
-0.4
+1.8
-1.2
機械
+2.8
-0.4
-1.0
+5.5
-2.3
電気機器
+2.2
+0.2
-0.1
+2.8
-1.6
造船
-0.9
-1.2
-0.5
+1.6
-3.6
自動車
+1.6
-0.7
-0.7
-0.3
-3.1
輸送用機器
+3.8
+0.2
-3.5
-2.1
-2.5
精密機器
+0.7
-0.0
-2.1
+2.1
-1.5
その他製造
+1.2
-0.9
-2.2
-1.0
-3.8
商社
+1.4
-0.8
-1.2
+2.3
+0.2
小売業
+0.9
-2.6
-2.4
+0.3
-1.9
銀行
+2.1
-1.8
-0.9
+2.0
-0.8
その他金融
+2.7
-1.1
-1.7
-1.3
-3.4
証券
+2.5
-0.6
-0.7
+0.9
-2.8
保険
+2.8
-2.0
+2.1
+1.9
-2.6
不動産
+2.8
-2.4
-1.5
-0.2
-2.6
鉄道・バス
+3.5
-1.3
-1.7
-1.2
-3.8
陸運
+3.6
-2.7
-0.9
+0.9
-5.0
海運
+5.5
+0.0
+4.2
+1.1
-5.4
空運
+3.5
+2.2
+1.5
+0.8
-5.3
倉庫
+2.4
-1.4
-0.9
-1.6
-2.6
通信
+4.4
+0.7
-1.0
+2.4
-3.8
電力
+1.8
-1.0
-0.1
-3.5
-4.4
ガス
+1.9
-2.0
-1.0
-2.6
-6.1
サービス
+2.1
-1.2
-1.4
+1.0
-0.2
(出所)日本経済新聞社よりマーケットエッジ作成
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【執筆者プロフィール】
マーケエッジ株式会社 代表取締役 小菅 努(こすげ・つとむ)
1976年千葉県生まれ。筑波大学卒。商品先物取引会社の営業本部を経て、同時テロ事件直後の
ニューヨーク事務所にてコモディティ・金融市場の分析を学ぶ。帰国後は調査部門責任者を経て、
2016年にマーケットエッジ株式会社代表に就任。
E-mail:
[email protected]
Twitter @kosuge_tsutomu
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