海上交通情報処理システム装置保守 仕様書 第 五 管 区 海 上 保 安 本 部 第1章 概要 1. 目的及び件名 本保守は、大阪湾海上交通センターの海上交通情報処理システム装置に使用されている 電子計算機関連機器について、良好な機能を維持させるための点検を行うとともに、障害 が発生した場合、速やかな機能回復を目的とするもので、件名を「海上交通情報処理シス テム装置保守」という。 2. 実施場所 大阪湾海上交通センター 住所:兵庫県淡路市野島江崎914-2 電話:0799-82-3068 3. 保守期間 平成 28 年 4 月 1 日 第2章 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 一般事項 1. 用語 (1) 対象機器とは、海上交通情報処理システム装置に使用されている電子計算機関連機器で、 本仕様書で定めたものをいう。 (2) 保守とは、対象機器に対して行う、点検又は修理をいう。 (3) 点検とは、機器の機能及び劣化の状況を調べることをいい、機能に異常又は劣化がある 場合、必要に応じ対応措置を判断するとともに、機器の性能を維持する目的で行う構成 部品又は材料の取替え、注油、汚れの除去、部品の調整等を含むものとする。 (4) 定期点検とは、予め機器を指定し、周期及び方法を定めて行う点検をいう。 (5) 修理とは、装置の劣化した部分又は低下した機能を、現状あるいは実用上支障のない状 態まで回復させることをいう。 2. 監督職員 監督職員とは、支出負担行為担当官 第五管区海上保安本部長が指定した監督職員をいう。 3. 実施計画書 請負者は次の事項について保守実施計画書を作成し、監督職員の承諾を受ける。 (1) 保守実施要領及び実施工程 (2) 作業者名簿 (3) その他監督職員が指示する事項 4. 保守の実施 (1) 保守は、次の技術者により行う。 ア 海上交通情報処理システム全般について、保守に必要とする知識を有する者。 イ システムの運用及び保守に必要な操作訓練又は現地の機器に係るOJTを保守期間 開始までに受講している者。(受講については製造メーカーに問い合わせること。) ウ UNIXコマンドによりログ解析を行う能力を有する者。 (2) 工程及び進捗状況等について監督職員と十分連絡を行い、海上交通センターの業務に支 障を及ぼさないよう実施する。 (3) 請負者は、保守の実施に必要な部材等を保有するか、すみやかな供給体制を構築する。 (4) USB メモリ等外部電磁的記録媒体を使用する際は、作業直前に最新のパターンファイ ルに更新したウイルス対策ソフトによりウイルスチェックを行い、また作業直後にもこ れを行う。また、監督職員が必要と認める時又は請負者作業者が必要と認める時におい ても同様とする。 (5) 請負者の過失により大阪湾海上交通センターの機器、工作物又は施設等に損害を与え た場合は、請負者の補償とする。 5. 作業報告 (1) 請負者は、点検又は修理が完了した時は、その都度監督職員の確認を受け、保守作業等 報告書を2部提出する。 (2) 請負者は、障害を防止するために必要な部材交換等について監督職員に報告する。 6. 機密の保持 (1) 保守の実施により知り得た情報等を外部に漏らしてはならない。 (2) 保守を実施する者は、システム機器操作者登録申込書を事前に監督職員に提出し、所属 を明記した名札を着用のうえ、入退室記録簿に必要事項を記載する。 第3章 特記事項 1. 定期点検の実施 (1) 点検対象機器及び点検周期 定期点検の対象機器及び周期は、別紙1の対象機器欄に記載された機器とする。 (2) 点検内容 点検項目は、別紙2に記載のとおりとする。 2. 修理の実施 対象機器に障害が発生した場合、次表により障害の受付、技術者の派遣等、必要な措置を行 うものとする。 障 24 時間常時 害 受 付 ※ 技術者派遣体制 翌営業日の昼間 ※営業日の昼間とは、平日(月~金)の 09:00~17:30 を標準とする。 3. 部品の交換 (1) 保守の実施において、機能維持、障害の予防のために部品交換を必要とする場合は、監 督職員と協議する。 (2) 別紙1に記載する対象機器の部品であって、軽微なものについては請負者の負担とする。 4. 実施要領(作業上の留意事項) (1) オ ン ラ イ ン テ ス ト 等 に つ い て は 、 監 督 職 員 の 指 示 に よ る 。 (2) 定 期 点 検 実 施 中 、業 務 上 急 を 要 す る 事 態 が 発 生 し た 場 合 に は 作 業 を 一 時 中 断 し 、 速やかに復旧作業に移る。 (3) 保 守 作 業 中 、対 象 機 器 以 外 に お い て 本 保 守 に 関 連 す る 故 障 等 が 発 生 し た 場 合 に は、監督職員と協議のうえ適正な措置をとる。 (4) 定 期 点 検 の 実 施 は 日 時 を 監 督 職 員 と 打 合 せ す る 。 5. 検査等 完了後、作業内容を明記した報告書を2部作成し、検査職員の検査を受ける。 6. 支払条件 履行確認後、完了払いとする。 7.その他 (再委託承諾申請書の提出) 請 負 業 者 は 、業 務 の 一 部(「 主 た る 部 分 」を 除 く 。)を 第 三 者 に 委 任 し 、又 は 請 け 負 わ せ よ う と す る と き ( 以 下 「 再 委 託 」 と い う 。) は 、 再 委 託 承 諾 申 請 書 ( 別 紙様式)を提出し、承諾を得ること。 た だ し 、当 庁 が 本 仕 様 書 に お い て 指 定 し て い る も の 及 び 軽 微 な 業 務 を 再 委 託 す る場合は、この限りでない。 別紙1 「保守対象機器」 装置名 (大阪湾海上交通センター) 対象機器 1.情報管理装置 1-1.サーバー本体 ・サーバー基本部、メモリレス ・メモリ 2GB ・HDD 36GB×2 1-2.共有ディスク装置 2.レーダー映像合成装置 2-1.サーバー本体 (㈱トキメック製 DQN-12) ・サーバー基本部、メモリレス ・メモリ 1GB ・HDD 36GB×2 2-2.共有ディスク装置 3.AIS 情報管理装置 3-1.処理部サーバー本体 (㈱トキメック製 DIX-2) ・サーバー基本部、メモリレス ・800MHz PA8900 デュアル CPU ・メモリ 4GB ・HDD 36GB×2 3-2.共有ディスク装置 4.編集放送卓 4-1.ページプリンタ装置 (㈱トキメック製 OQB-8) (㈱トキメック製 DQX-13) 型 式 数量 点検周期 RP3440 A9952A A9773A A9776A SR-AS200-72 RP3440 A9952A AB542A A9776A SR-AS200-72 RP3440 A7137A AB534A A9774A A9776A SR-AS200-72 2 (2) (2) (2) 1 2 (2) (2) (2) 1 2 (2) (2) (2) (2) 1 1 回/年 ML2030N 1 保守数量 数量×月 備 考 24 (24) (24) (24) 12 筐体、CPU、マザーボード、基本電源部、操作部 (DAT・DVD-ROM・増設 I/O ボードを含まない) 24 (24) (24) (24) 12 筐体、CPU、マザーボード、基本電源部、操作部 (DAT・DVD-ROM・増設 I/O ボードを含まない) 筐体、CPU、マザーボード、基本電源部、操作部 (DAT・DVD-ROM・増設 I/O ボードを含まない) 1 回/年 24 (24) (24) (24) (24) 12 2 回/年 12 1 回/年 1 回/年 1 回/年 1 回/年 別紙2 定期点検内容 1 2 3 サーバー本体 点検項目 筐体の清掃 通風口の清掃 IF ケ ー ブ ル の キ ズ 、接 続 状 態 の 確 認 ログ確認 診断テスト その他必要な事項 共有ディスク 点検項目 筐体の清掃 通風口の清掃 IF ケ ー ブ ル の キ ズ 、接 続 状 態 の 確 認 ログ確認 プリンター 点検項目 筐体の清掃 用紙走行路の清掃 印刷プロセス部清掃 単体印字テスト 備考 メモリ用電池等 備考 備考
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