乳牛におけるほ育・育成管理のポイント 北海道独立総合研究機構 農業研究本部 根釧農業試験場 研究部 乳牛グループ 主幹 大坂 郁夫 紹 介 いただきました、根 釧 農 業 試 験 場 の大 坂と申 します。今 日は 初 産 分 娩 月 齢 短 縮 と乳 量の向上を目的とした、ほ育・育成牛の飼養管 理ということでお話しをします。 を簡潔に記録していきます。必須 項目として、糞 の状 態と体 温 測 定の結 果も記 録しておいて下さ い。こ の2つのこ とをし ておくだけで 、獣 医 さんの 診療が必要になった場合、子牛の状態を速やか に正しく伝えることになり、的確な診断と早期治療 につながります。 この基本を踏まえて、その地域で収穫できる飼 料を利 用しながら発 育を改 善させていくことを考 えます。いくら発育が良くなっても採算が合わなけ れば長続きしませんので、まず基礎飼料として何 を用 いるか を決 定 しま す。ほ 乳 期 は どうしても 購 入飼料の依存割合が高いのですが、育成期では 基礎飼料として乾草、サイレージ、放牧などありま す。その地域で一番使いやすい飼料を基礎飼料 スライド1 ☆ほ育・育成牛管理の基本 とします。あとは、配合飼料や農産副産物を色々 組み合わせて補助的に効率よく使い、なるべく粗 飼 料を中 心とした飼 料で 発 育 ステージに見 合っ た栄養を与えることが重要です。 まず始めに、管 理 上 の基 本について説 明しま す。 1つは「衛生面」で、清潔で乾燥していることで す。特に、ほ乳期には大きなポイントです。 2 つ目は「施設面」です。牛の体格のバラツキを 最 小 限 にするために、牛の頭 数 や体 の大 きさに 合った施設の大きさ、飼槽の幅が必要です。 3 つ目は、「馴致」です。牛の発育と共に徐々 に群を大きく管理していくので、小さい群から大き い群に慣 れさせること 、も う一 つは、短 期 間 に子 牛の飼料が次々変わるので、今日と明日の飼料 を突然変えるのではなくて、その前に少しずつ慣 らして切り替えていくことです。 4 つ目は、「観察と記 録」です。特にほ乳期に おいては、朝と夕方で牛の状況も変わる事がある ので、観察 回数は最 低でも二回、出来れば昼な ども観察することが望まれます。記録はノートとか パソコンに記 録することになります。この記録とい うのがとても重要で、出来れば牛が移動する施設 スライド2 ☆発育が良くなるメリット 発 育 を良くすることは、次の点でと ても 意 味 が あることです。 1つは、分 娩 月齢を短 縮できることです。妊 娠 期 間は 短くできませんから、受 胎した月 齢プラス 記 録するということが、飼養 管 理を改 善する上で 効果的です。なぜならノートに一番書き込みが多 約9か月が初産分娩月齢となります。育成前期に 発 育が良 ければ、受 胎を早めることができます。 昔は、「授精は 15 か月齢から開始」ということで、 月齢だけが重視され、強調された時期がありまし い時 期(場 所)が、ほ育 ・育 成 期で 問題がある点 とわかるからです。ノートには何時(日付と時刻)、 どこで、どの牛が、どのような様子だったということ たが、今の種付け基準は、体格重視になっていま す。これにより、全道の初産分娩月齢も短縮する 方向に向かっています。先ほど、志鎌係長からお ごとにノートを置いておき、何か問題があった時は -7- 話しがありましたが、分娩月齢の短縮は経済効果 が高いのです。 例 を あ げま す と 、 育 成 牛 の 回 転 が 早 く な る の で、育成に必要な施設を小さくできる可能性があ ります。また、初 産 分娩 月 齢を早めた分だけ早く から、生乳の収益が得られます。 もう一 つは 、分 娩 時 の体 格 が大 きいと 初 産 乳 量も 高まることです。受胎させてしまうと、初 産分 娩月齢が決定するので、それで安心してしまう状 況 も あります。実は 、こ の後 の発 育 も 大 事 で 、育 成後期の発育は初産牛の乳量に影響することが 分かっています。この事については後からまた説 明したいと思います。 このような点から、具体的な体 格の目標値をき ちんと設定しておく必要があります。 れ目安を持つと良いと思います。 体重は測 定が困難なので、牛が痩せているか 肥っているかをイメージできるようになって下さい。 これを判断する部 位として、一番分かり易いのは お尻の肉付きです。お腹で判断すると間違えてし まいます。すごく質の悪い草を沢山食べるとお腹 がすごく膨 れますね?あれを見 て、肥 っていると 判 断してしまうことがあります。でも 実は、低 品 質 の草の繊維は消化しにくく、お腹の中に溜まって いる時間が長くなっているので、お腹が膨れて肥 っているように見えるのです。このような牛でも、お 尻 がすごく骨 張 っていれば、とっても 痩 せている 牛なのです。ですから、間違わないよう牛のお尻 の肉 付 きを見 て下さい。特 に目の付 けるポイ ント は、お尻の付け根の隙間が大きいか小さいか、腰 角が「丸くなっている」のか「骨張って」いるのか。 基 本は「中 間」です。牛 群 全 体を見 回して、その 辺の感覚を養っておくことで、おおよそ目標とした 体重になっています。その上で、牛群の中で肥っ ているか痩せているか比 較して、判断がつきにく いのであれば、その牛群はバラツキのない良い牛 群といえます。 スライド3 ☆発育の目標と確認方法 発 育 過程における目標 値をスライド4に示しま した。発 育 曲 線によって若 干 差がありますが、だ いたい似たような発育を目標としています。3か月 目で体重は 100 ㎏程度が目安です。初産分娩直 前で概ね 600 ㎏前後が目標になります。それか ら、体高も分娩前で 140cm 位が目安になります。 目標とする授精の体格は、体高 125~127cm、 体重 350~370kg です。生産現場では正確に測 ることは難しいので、工 夫しながら大 体の数 値を 知って管理することが大切です。 たとえば、牛舎の柱などに授精基準となる体高 の目印を付けて確認する方法もあります。私の場 合は、自分の体に要所の発育値の目安を持って います。例えば、3か月齢時の 99cm は腰骨位と か、6か月 齢はおへそ位とか、また、初回 授 精時 の目安となる体高 125cm は胸位、分娩する時の 体 高 は 私の肩 くらいになります。こ れは、私 の身 長(174cm)での目安ですので、みなさんもそれぞ -8- スライド4 ☆初産分娩月齢の短縮に向けて 発育のステージに分けてそれぞれ話をしたいと 思います。まず始めに、育成前期の飼養法です。 我々は3か月齢になるまでの大きさに注目してい ます。なぜなら、後々の発育に与える影響が大き いのではないかと考えているからです。また、小さ い月齢の時に体重を1kg 上げるのと、大きい月齢 で1kg 上げるのでは、体の大きさが違うので食べ る量が異なりますので、牛体が小さい時に増体を 上げるのは、費用もかからず効率的といえます。 この時 期 のポ イントは 、いくつか ありま す。1つ 目は、初乳をきちんと飲ませているかどうかという こと。2つ目は、ほ乳の時期に多い下痢と肺 炎に させずに、いかにうまく乗り越えるかということ。そ れから、3つ目は離乳のタイミングとその後の飼料 をどのように与えるかということ。4つ目は、授精ま での飼養管理、特に飼料をどのように与えなけれ ばいけないかということです。 スライド7 これらの牛の生 存 率を調べたのが、スライド 8 です。血清中の IgG が 10mg 以下だと生存率が 低くなることを示しています。このデータが、「血清 中の抗体濃度が最低でも 10mg/ml 以上になるよ うに初 乳を与えましょう」という根 拠になりました。 また、抗体濃度が 10mg/ml に達していない場合 スライド5 は 、 FPT ( 受 動 免 疫 移 行 不 全 = 初 乳 給 与 の 失 敗)と定義づけられました。 スライド6 ☆初乳の給与 スライド8 血清中の抗体濃度を 10mg/ml にするには、抗 昔から「子牛が産まれたらすぐ初乳を飲ませな 体を最低 100g摂取させれば良いと言われていま さい」と言われてきました。うまく初乳を給与できた す。これは、抗体の摂取量 100g程度は血清中の 抗体濃度がおおよそ 10mg/ml になり、FPT が激 か否かは、「時 間」と「給 与量 」がポイントになりま す。スライド 7 は、アメリカで生後 24 時間から 48 時間の 2,000 頭以上の子牛を対象に血液採取 し、抗 体 の移 行 程 度 と 、その後 の生 存 率 につい て調 査した結 果 です。スライドの中 に「血 清 中 IgG」と書いてありますが、これは抗体のことです。 約4割(27%+14%)の子牛の抗体濃度が 10 ㎎ /ml 以下で、約6割(26%+33%)が 10 ㎎/ml 以上 ありました。 減するという試験が根拠になっています。 ●初乳は遅くても 12 時間以内に!! これまで、抗体の摂取量は大事であることをお 話してきましたが、初 乳を給 与するまでの時 間も 同じくらい大事です。子牛が産まれたら、できるだ け速やかに初乳を給与すべきですが、生産現場 ではいろいろな事情があって、難しいことがありま す。例えば、朝牛舎に行ったら、子牛がすでに産 まれていて、分娩と搾乳が重なった等。このような 場 合 、初 乳 給 与 を早 く 出 来 なか ったので、抗 体 移 行 しないだろう、だか ら、その後 に初 乳 を与え -9- ても意味がないと、初乳を給与しないケースがあり ました。また、以 前「出 生 後 1時 間 以 内 に給 与 し とになります。このことか ら生 産 現 場 では、ま ず、 腹いっぱい初 乳を与えること(抗 体 量を多く与え なさい」といわれていた時に、「1時間と1時間5分 ること)が、一番の優先 事項です。次に時間です の差はあるのか?」「1時間5分が良いなら1時間 10 分だって良いじゃないかとか!」ということもあり ました。要するに、何を基準にどこまでが良くてど こまでが悪いかなどの明確な目安が有りませんで した。このようなことが、初乳を与え抗体を血液に 移行させることに対して現 場的に実 践することが 難しいところです。 初 乳は 早 いうちに与 えれば与 えるほ ど抗 体 の が、1時間未満での給与と1時間以上6時間未満 では大きく変わらないので、日中分娩をしたら6時 間 以 内に初 乳を給 与することを目 標とします。も し、夜中に産まれていたなど6時 間を過ぎる場合 には、抗体量を多く与えて、血清中 10mg/ml 以 上となる割合を増やすことが大切です。 まとめますと、初乳は沢山与えること、時間は6 時間以内が1つの目安で、それが出来なければ、 吸 収 率 が高 いと 言 われていますので 、私も 実 際 に初乳中の抗体を測ってみました(スライド 9)。確 かに、給 与まで の時 間が遅 くなると 何 となく吸 収 率が低下するように見えます。 12時間を絶対超さないよう与えることです。 スライド 10 ●初乳給与の注意点!! 初 乳 を飲 ませるまで の場 所 、初 乳 の給 与 量 、 しかし、時間以外の要因も含まれていますので 吸収率は結構バラツキがあります。統計的に意味 があるのは子牛が産まれてからおおよそ 12 時間 の時点です。給与するまでの時間が 12 時間位ま 初乳の質、良質初乳の確保、初産牛の初乳など は注意すべき事 項です。加えて、初 乳は 自 分の 農場で搾られた初乳を与えることが重要です。 初乳を飲ませるまでの場所と栄養供給 汚い場 所に子 牛を置いておいて、初乳を飲ま では大体同じくらいの吸収率ですが、それを過ぎ ると吸収率の低下割合が高まります。私が農家の 方々に良く言っているのは、「12 時間過ぎても初 せる前に病 原 菌が入ったら元も 子も ありません。 湿 気は病 原 菌を繁殖させやすいので、乾 燥して いて清潔な場所に子牛を置くことが大切です。ま 乳を給与できないのは言い訳ですよね」ということ た、乾 燥し た環 境に置 くことはも う一つの意 味 が です。通常、12 時間 間隔で搾乳をしているのだ から、次の搾 乳までにはどこかで給与できるはず あります。産ま れたばか りの子 牛には 臍の周 りに わずかばかり脂肪があります。栄養分が豊富に含 です。そ れが出 来 ないというのは 全 体 の作 業 自 体に問題があるのではないかと思います。 もう一つは、抗体摂取量が多いほど、血液中の まれる初 乳が給 与されるまで、それを使ってエネ ルギーを補うことが出 来ます。しかし、それはある 一定の時間が経つと使い切って無くなります。特 抗体濃度が高まることです。 スライド 10 はこの2つ、すなわち抗体の摂取量 に北 海 道 のような寒 さの厳 しい冬 に子 牛 の体 が 濡 れていると 熱がどん どん 奪 われていくので、そ と給与 時 間、これと 血 清 中の抗 体 量の関 係を示 したものです。これをみると、抗体量として 100g摂 取できれば大体血清中 10mg/ml に到達すること の脂肪をどんどん使うことにより、初乳を飲ませる 前にエネルギー切れになってしまうことも考えられ るのです。ですので、栄養を与える意味でも乾燥 が分ります。しかし、6時間以上 12 時間で抗体摂 取量 100gだと、血清中 10mg/ml にするには少し 難しいようです。12 時間以上だと全然足りないこ した環 境に子 牛を置 いて下さい。特に冬 場は 早 めに初乳を給与できるのなら、それに越したことは ありません。 スライド9 - 10 - 抗体が沢山入っている初乳かどうかを調べるこ とは、現場では難しいので、その代わり比 重を測 って下さい。比 重 計 は、スライド のような形 をして います。初乳 用の比 重計は一 本2千円 位で売っ ています。計ること自体 面 倒くさい、あるいは作り が細いので折れ易いことから、比重測定は嫌がら れることもあります。 スライド 11 初乳の給与量 「初乳は腹いっぱい飲ませなさい」と言いました が、子牛は初 乳をどれくらい飲めるのか知ってい ますか?多くの酪農 家の方々は、1回 目は2㍑と いう場合が多いと思います。スライド 12 は1回目 にどれだけ自 力 で 飲めるのかを 調べた結 果で す。この時の調査では、3.5~4.0 ㍑の階層が最も 多く、44 頭中 16 頭でした。3 ㍑未満だった牛が 8 スライド 13 頭いるのですが、そのうちの 5 頭は2㍑後半で、ほ ぼ 3 ㍑の摂取量でした。残り3頭のうち 2 頭は試 験中に産まれた牛で、非常に小さく(25 ㎏位)摂 取 量が少なかったか らです。2㍑も 飲 めなかった のは実は分娩してすぐ(生後 20 分)に飲ませた牛 で、子 牛がま だ立てず初 乳 を飲む準 備がで きて しかし、比 重 を測 るのはと ても 意 味 がありま す。 「色が濃いと抗体が多い」とか、「漏乳しちゃったら 抗体は無くなって低い」とか、「初乳量が多いと低 い抗体だ」など色々言われています。確かにこの ようなこともあるとは思いますが、それを経 験則で 論ずるよりも、比重を測ると答えがはっきりします。 いない状況で初乳を給与したのです。これらの牛 を除けば、ほとんどが 3 ㍑近くは飲めると言うこと になります。このことか ら、1回 目の初 乳 は2㍑に 限定するのではなく腹いっぱい、最低でも 3 ㍑給 与すること目安にして下さい。 初乳の比重測 定で注意すべき点は、温度によっ て比重は変わることです。スライド 14 は同じ初乳 で温 度を変えて比 重 測 定した結 果です。搾 った 直後で 1.056、40℃位だと 1.055 とほぼ同じです が、室温 22℃では若干高くなります。冷蔵後で冷 やして4℃にすると比重はさらに高くなり、比重計 では測 定できませんでした。つまり、温 度 が低い ほど比重は高くなります。通常、比重は 22℃で測 定するのですが、私は 40℃での測定をお薦めし ています。その理 由として、第 一に、40℃での測 定は室温 22℃の測定よりも抗体濃度を低く評価 しますが、そうであっても、ある一 定の比重がある ということ は 、相 当 濃 い 初 乳 で あるはずだか らで す。40℃で 1.050 あればとても良質な初乳です。 比重は抗体を正確に測ることではないので、安全 率を見込むことにもなります。第二に、搾った後す スライド 12 初乳の測定(比重) 抗体を沢山与えると言うことは、抗体が沢山入 っている初乳を多く与えることでもあります。 ぐ測定できるような時は、乳温はほぼ 40℃なので そのまま測定できます。第三に、22℃だと夏には 冷ます、冬には温めなくてはなりませんが、40℃ だと季節に関係なく常に温めて測定できます。 - 11 - の袋もぶつけたりすると穴が空くことがあるので、 この上に普 通 のビ ニール袋 を被せて湯 煎 すると 良いです。凍 結 保存 する初 乳の比 重は 40℃で 1.05 以上として、古い順に使っていきます。1年 位は 持ちますが。3~4か 月 位で 回 転させていく のが良いと思います。 スライド 14 「最低 100g抗体を摂取させましょう」と言いまし たが、40℃で初乳の比重が 1.050 あれば、抗体 は、初乳1㍑あたり 60g 程度あります。この初乳を 3㍑飲ませることができれば 180g くらいの抗体を 与えることになるのです。特に6時 間以 内に給与 できなければ、比重の高い初乳を与えましょう。 スライド 15 は、分娩時に漏乳した牛を搾乳室 に連れて行 き、搾 乳 前の乳 汁と、搾 乳 後の乳 汁 成 分を測った結 果です。搾り始めと搾り終わりで は、乳脂肪率が高くなりましたが、抗体(IgG)は、 ほとんど変わりませんでした。2、3日も前から漏乳 しているなら別ですが、分娩前に少し漏乳があっ ても、抗体がすぐになくなる訳ではないので、まず は比重を測ってください。 スライド 16 初産牛の初乳に注意!! 初 産 牛の初 乳については、次の2点に注 意し てください。一点目は初乳の量です。先ほど、「最 低 初 乳は3㍑飲ませましょう」と言いました。経 産 牛は問題ないのですが、初産牛は、3㍑の初乳を 搾れない割合が多いのです。 スライド 17 初乳の保存 もう一 点は、初 産 牛 の初 乳 に含まれる抗 体 量 です。2産 以 上の初 乳は 結 構 濃いですが、初 産 初乳の保存方法は、ジッパー付の袋(ジップロ 牛では結構バラつきがあります。スライド 18 に示し ック)などに入れて、日付、比重、量を記載してお たように、初産牛の初乳は比重が低いことも多い おきます。ペットボトルの保存も良いですが、溶か す時に真ん中に芯が残り時間がかかります。温度 を高めて溶かそうとすると、抗 体が壊れて役 目を 果たさなくなるので、初 乳をやる意 味が半 減して ので す。初 産 牛 が 分 娩 すると きは 、凍 結 初 乳 の 併用を頭に入れておいて下さい。 スライド 15 しまいま す。この保 存 方 法 だと、平 べったく表 面 積が広 いので 溶かす時 間を短 縮 出 来 きま す。こ - 12 -
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