Frederic COSSARD (フレデリック・コサール) ◆ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール 《レ・ラパン》 2013 希望小売価格 3,885 円(税込) ※マグナム(1.5L)は 1 本 8,085 円(税込) (ご注意)ラパンの古樹一部植え替えのため、2013 年はラパン区画以外のブドウをブレン ド予定です。ラベルから「モノポール」の表示がなくなります!ご案内の際はどうぞご注意 くださいませ! 生産地 リヨンの北 20km先にあるボジョレーの街ヴィル・フランシュを、さらに北西に 10kmほど北上すると、ちょ うどブルイィの丘の麓にあたるところにサン・テティエンヌ・ラ・バレーヌ村がある。その村の少し外れた標高 300mほどの山間に面した場所に、フレデリック・コサールとニコラ・テスタールが手がけるボジョレー・ヴィ ラージュ・ヌーボーの醸造所「シャトー・デュ・モンソー」 、そしてモノポール畑「レ・ラパン」がある。ちな みにレ・ラパンの畑名は、昔、この区画だけウサギがたくさんいたことから名付けられたそうだ。南向きに面し た畑はたいへん日当たりが良く、また位置的にもボジョレー地区の南に当たることから、ブドウの熟しが比較的 早く、ヌーボーをつくるには最適な環境が整っている。気候はコンチネンタルで、夏はたいへん暑く冬はたいへ ん寒い。東西南北に広がる丘陵地帯によって、冷たい風や多量の雨からブドウ畑が守られている。 歴史 ボジョレー・プリムール「レ・ラパン」は、初めてリリースされたのが 2004 年、 「ブルゴーニュ以外の地域でも、 シャソルネイスタイルによるピュアでコストパフォーマンスの高いワインが実現できる!」というフレデリッ ク・コサールの新たなコンセプトの下、知人でもあるシャトー・デュ・モンソーの所有者バグダサリアン氏 (Saintgeorges de Reneins の現市長)のモノポール畑「レ・ラパン」をワインの醸造まで 100%彼が手がけた ことによって実現したものだ。そして、2005 年、フレデリック・コサールが彼の右腕となる人物として、ドメ ーヌ・プリューレ・ロックで働いていたニコラ・テスタールを引き抜き、フレデリックがコンサルタント、ニコ ラが畑&醸造の管理という現在のタンデムスタイルを確立する。 ちなみに、ニコラ・テスタールの経歴を述べると、彼は 1996 年から 4 年間、ボーヌにあるワイン職業訓練学校 CFA(Centre de Formation d’Appentis)に通いながら、ポマールのティエリ・ヴィオロ・ギィマールに 2 年間、 オート・コートのジャイエ・ジルで 2 年間研修しワインづくりを学ぶ。2000 年、当時、アンリ・フレデリック・ ロック宅で家事手伝いをしていたニコラの母の紹介で、ドメーヌ・プリューレ・ロックに入る。2001 年までプ リューレ・ロックの醸造責任者であったフィリップ・パカレとも 1 年間重なり、彼からも醸造哲学を学ぶ。パカ レの退任後は、2005 年まで実質醸造責任者としてプリューレ・ロックのワインを支える。 生産者 フレデリックコサールがぶどうを買い付けているニコラ・テスタールは、レ・ラパンの区画を 3 人で管理してい る。(その他ドメーヌ・デ・ラジャを含めて計 15ha の畑を管理している) レ・ラパンは 100%ビオロジックで、ブドウ品種はガメイ、樹齢は 60 年から 100 年を超えるセレクションマサー ルで構成されている。ブドウの収穫日、醸しやスーティラージュのタイミング、瓶詰め日など、その他細かい醸 造に伴う指示はフレデリックが行なっている。 レ・ラパンの+α情報 <もっと知りたい畑のこと> 土壌:アルジロ・サブルー 品種:ガメイ 樹齢:60~100 年 剪定方法:ゴブレ 生産量:45hl 前後(1ヘクタールあたり) 収穫方法:収穫者 20 人で手摘み。畑での厳重な選果。 ビオの認証:なし <もっと知りたい醸造のこと> 醸造方法:スミマセラシオン・カルボニック(年によってマセラシオン・カルボニック) 収穫前日に酸素クラスター装置により、タンク内をマイナスイオン化酸素で除菌殺菌を施す。(ニコラ曰く、酸 素クラスターは病院等で使われていて、イオン化された酸素で 100%殺菌するので、タンクや樽の洗浄に薬品を 使う必要がなく自然に限りなくやさしいらしい)ブドウを畑で選果後、房のままセメントタンクへ。この間に二 酸化炭素をタンク内に加え充満させておく。発酵・浸漬期間は 2 週間前後。状況に応じてピジャージュ(時にル モンタージュ)を数回施す。醗酵期間中は毎日に 2 回、タンクの上と下のワインの温度を測りながら温度のコン トロール。醗酵がある程度落ちついた後、ワインをプレスし、フリーランジュースとプレスジュースをアッサン ブラージュする。アッサンブラージュされたワインは、最後のマロラクティック醗酵が終わるまでセメントタン クで熟成し、その後ガスを少し残したまま瓶詰め。コラージュ、シャプタリゼーション一切なし。 酵母:自然酵母 発酵期間:セメントタンクで約 2 週間 熟成方法:セメントタンク(1 ヵ月半前後) SO2:その年の発酵状況により微量添加する場合がある フィルター:清澄度合いによりフィルター処理する場合がある
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