XML構造化の統合的試み 出版におけるデータハンドリングの経験を

X M L・構造化データサービス
Super Edit system (TM) ( 株) 直江屋
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XML project サイト開設? ? 構造化 DTD、設計コンセプトなど順次公開
当社では、”naoe-ya XML project I”として、「出版用DTDの基本設計」をスタートさせている。小学館をはじめとした
出版各社がXMLコンテンツ戦略を動かし始めてきたからでもある。詳細は直江屋WEBサイト www.naoe-ya.co.jp/xml/ で展
開しているので、一読をお勧めしたく、一部を抄出し、紹介する。(直江屋・紙田彰)
XML構造化の統合的試み
XMLが、一方では交換用データとして、また一方では多目的のマスターデータと
して、デジタル化社会の中で急速にそのポジションを定着させつつある。
たしかに、データ運用、コンテンツ運用の側からは、さまざまのアプリケーショ
ン、システムがぞろぞろ登場しているが、データの設計については、運用性ばかり
を優先させられていて、ともすると情報制限、情報欠落をきたして、多目的利用・
将来運用・コンテンツ管理・メンテナンスの場面で、やっかいな問題を抱え始めてもいる。
使い捨ての断片情報を必要とするシステム、アプリケーションは当然あるし、単
に、交換性・共通性という点からXMLデータを利用するという発想も当然のものだ
が、データの側から見たとき、やはり、一過性のデータという、これまで繰り返さ
れてきたデータの扱い方と五十歩百歩でしかないというのは言い過ぎであろうか。
XMLデータをコンテンツの側から考えること、このことがなければ、コンテンツ
は単なる消費の対象、ビジネスの対象にとどまるしかない。コンテンツはどこまで
いっても文化として成長することはない。
一過性の処理対象としての情報断片とは異なり、知識情報としてのコンテンツは
良質のアーカイブデータであるべきであり、そのためにXMLの手法を利用すべきで
あるというのが、この論稿の主張でもある。
つまり、問題は、コンテンツを人類共有の文化として成長させていくためのXML
利用という視点を持つことで、初めて情報総体の構造が見えてくるという点にある。
このプロジェクトは、この情報総体の構造によって、具体的にXMLデータ構造の統合
的方法を提示しようという試みである。
出版におけるデータハンドリングの経験を踏まえて
出版においても、印刷用データが使い捨てのデータであり、さらに近年の各種電
子メディア用データも、つまるところは使い捨てのデータであったわけだが、ここ
にきてようやくネットワーク時代にふさわしいコンテンツの構造化、XML化の動き
が本格化してきている。
このプロジェクトは、当社が出版においてなしてきた、大小の辞書・事典の構造
化の業務を通じ、本格的、具体的な作業の経験・知識の蓄積を根拠にすることで実
現できると考えている。
なにぶん、出版には辞書・事典、各分野の専門書、一般書にいたるコンテンツの
扱いについての深い造詣がある。ここが、アプリケーション優先でものを考える技
術者の知識・ノウハウだけでは決してカバーしきれない点である。
出版編集と密接にかかわりながら、独特の情報処理の経験を積んできた当社にし
かできない構造化設計のアプローチにより、広い視野を持ったXML応用技術として
の貢献ができればと念願する次第である。
XML ・構造化データサービスとは
解析
対象のデータが本質的にど
のような構造を持つか、どの
ような目的で利用するのか、
アナログで蓄積されているコ
ンテンツをデジタルに橋渡し
する方法を見つけ出す
設計 コンテンツの本質を可能な
限り見失わないように、デジ
タル処理に適した構造を設計
する。XMLのDTD作成も
整理 既存のデータを使用目的に
応じて分類・整理をする
格納 既存・新規データを、設計さ
れたXML・構造化マスターデー
タに格納する
メンテナンス( 訂正も) マスター
データの訂正情報を還元、ま
た付加情報の処理、設計の変
更など、データの変化・成長
に対応
整形 XML・構造化データから、指
定仕様にしたがって出力
構造化入力(特殊タグ入力) 設計
にしたがった新規入力、追加
入力、指定タグにしたがった
特殊入力全般
変化する“XML・構造化データ”のハイクォリティをめざす
時代とともに変化する複雑な辞典系データから、XML、各種データベースの設計∼格納・メンテナンスまで手がけるスペシャ
リストです
“XML・構造化データサービス”を評価する出版各社
サービスのクォリティ、専門性が高く評価されているので、大手・有名出版社のデジタル格納の実績は業界随一。「コンテン
ツが命」の出版での実績は信頼感バツグン!!
辞典レベルでナレッジ(知識)データベース構築を
既存・新規データのマルチユース、社内運用、WEB 発信、業界の各種共有データにも“XML・構造化データサービス”はう
ってつけ。これからの XML データ展開に、“質の違い”を見せつけます。