エス・エー・エス株式会社 様 http://mb.softbank.jp/biz/ 導入事例 自社開発したクラウド事業サービスでスマートフォンを活用 グループウェア連携による情報共有が可能になり、業務効率向上に貢献 エス・エー・エス株式会社さまは、金融や流通およびクレジット分野のシステム構築を基盤に実績を築いてきま した。システム構築時にはお客さま先に常駐することが多く、 こうした外出先からでも、社内のグループウェア と連携しパソコンに届いたメールやスケジュールを共有するためスマートフォンを導入しました。最近ではクラ ウド事業にも注力し、自社開発したSaaS(*1)型サービスを提供しています。 課題と効果 (SE)は、お客さま先のシステムを構築する際に常駐することが多く、外出 課題 ・システムエンジニア 先から社内のパソコンに届いたメールやスケジュールを確認できず、情報共有が遅れていた ・従来の携帯電話は、自社で開発したクラウド事業のSaaS型サービスを閲覧できず不便だった 効果 ・ソフトバンクのスマートフォンを導入したことで、社内のグループウェア連携による情報 エス・エー・エス株式会社 代表取締役 青山 秀一 さま 導入の背景 共有が可能になり、業務効率向上に貢献した ・自社で開発したSaaS型サービスがスマートフォンで確認可能になり、お客さまへの提 案に説得力が増した 外出先からリアルタイムな情報共有ができる手段を探していた 1995年の設立以来、 エス・エー・エス株式会社さまは、金融や流通、 クレジット、製造分野のシステム構築を基盤に実績と信用 を築いてきました。創業時より、 4つのスキルをITソリューションの基本コンセプトとしています。それは、お客さまよりすべてを 任せていただく、高度な技術スキル、幅広い開発スキル・深い業務スキル・確かな生産/管理スキルです。そして、ITのコンサ ルティングから設計・開発・導入・保守メンテナンスまですべてに対応することを常としています。 2011年度には、同社が今までに培った高度な技術スキルやアプリケーションスキルなど、 さまざまなITスキルを駆使し、 クラ ウド事業を立ち上げました。それは同社が開発したSaaS型サービスの人材派遣業向け人材総合管理業務システム「RENER (レナー)」 と、Web明細発行システム「eco@給与Lite」です。 人材派遣業向けのRENERは、スタッフや顧客、案件情報の管理から客先へ請求、スタッフへの給与に至るまで人材派遣を 行う上での業務を網羅しています。すべての業務をWeb画面から行うため、サーバを自社で所有する必要がありません。請求 書や給与明細書は、PDFとメール一括送信機能によりペーパーレス化ができます。またWeb明細発行システムのeco@給与 Liteは、給与明細発行から先をすべてクラウド化しました。CSV形式でデータ連携が可能であれば給与ソフトの種類は問いま せん。これまで当たり前だった「切手」 「封筒」 「印刷用紙」の費用がかかりません。さらに、給与明細の仕分けや封入作業がなく なりますので人件費の削減も実現しました。 同社では、お客さまのシステムが構築完了するまで常駐することが多いそうです。そこでチームを作り、お客さまのさまざま な要望に応えながらシステムを構築します。その間、会社に戻るのは1カ月のうち数回だけで、社内との連絡手段はパソコンに 届くメールと電話連絡だけでした。 「SEは外出先で会社に届いたパソコンのメールを確認できないため、 自宅に戻ってから確認することが多くなり、 リアルタイ ムに情報共有ができませんでした。外出先からでも常に情報の共有が図れ、 クラウド事業のサービスに役に立つ端末としては、 スマートフォンが最適と思いました」 と語るのは、代表取締役の青山秀一さまです。 (*1)SaaS(Software as a Service) :ソフトウェアの機能のうち、 ユーザが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェア の配布形態。サービス型ソフトウェアとも呼ばれる。 導入の内容 リアルタイムな情報共有のほか、 最新のITソリューションにも対応 同社はリアルタイムな情報共有を図ることを目的として、 ンターネットへの接続も料金は定額制なので安心して利用 他社の携帯電話事業者から順次ソフトバンクのスマートフォ することができます」 と、青山さま。 ンに切り替えを行い、最終的に22台導入しました。 SEや営業担当は、外出していることが多いので、いつでも スマートフォンの導入については、従来の携帯電話でで どこからでもスマートフォンで会社のパソコンのメールを確 きなかったPDFやExcelファイルの閲覧できることやスケ 認しています。パソコンに届いた仕事のメールに優先度の高 ジュールを確認できるなど利便性が向上し、 さらに通信コス 低をつけることで、緊急性のある場合にはその場でお客さま トが削減されることが条件だったそうです。 へ電話対応できるため、安心して外出しているそうです。 スマートフォンの料金プランについては、社内の通話が多 SEや営業担当者が活用する場合のメリットはほかにもあ い社員は「ホワイトプラン」、 ソフトバンク以外への通話が多 ります。それは、同社が開発したクラウド/SaaS型サービス い場合には「Wホワイト」の契約とするなど、最適な料金プラ の画面をスマートフォンで確認できることです。そしてWeb ンを適用しています。 明細発行システムeco@給与LiteのPDF化された明細画面 「導入前の通信費用は、1人当たりおよそ月1万円だった がパソコンで確認するのと同じように可能になりました。お客 のですが、導入後はおよそ月8000円になりました。 ソフトバ さまへ提案するときは、紙ベースの資料とPDF化された画 ンクの携帯電話同士であれば、 どんなに会話しても昼間の通 面をお見せすることで自信を持って説明できるのです。 話料金が無料ですので時間を気にすることがありません。イ 今後の展開 スマートフォンやクラウドサービスを武器にドリームビジョン 同社は、 「ドリームビジョン」 というものを掲げています。そ 中にパソコンに届いているメールをスマートフォンで確認し、 れは10年後、こういう企業でありたいという姿をイメージ 優先順位をつけることで業務効率は向上しました。会社に戻 し、3年先や5年先のマイルストーンのために計画を立て、そ りメールを確認していた時間を、新たな商品開発に当てるこ れを夢でなく現実のものにする計画です。現在の売り上げは とで売り上げの増加に貢献できます。自宅で社内のメールを 11億円で従業員は87名ですが、10年後の売り上げ目標は 確認する時間が軽減されるので、私生活が充実するのです。 31億円を計画しています。従業員を250名に増員し、シス スマートフォンは、通話のほかにメールやスケジュール確 テム構築の売り上げを10億円から19億円に伸ばし、 さらに 認、 クラウド/SaaS型サービスのデモ確認などに幅広く活 クラウド事業を80名体制にすることで1億円から12億円に 用しています。タブレット型携帯端末は2台導入しており、今 増加させる計画です。 後クラウド事業に注力していくうえで、 タブレット型携帯端末 「今後、売り上げを増加させるためには人材が財産である の追加も視野に入れているそうです。RENERやeco@給与 と考え、 ワークライフバランスにも注力しています。それは仕 Liteなどのほかに新しいサービスを構築するときのデモ確 事と生活を高いレベルで両立させることです。生活時間確保 認や提案などに、高精彩な大画面は役に立つからということ のために仕事の時間を減らし、業績が落ちれば利益が確保で です。 きません。逆に仕事の時間が多すぎれば充実した福利厚生 同社は「ドリームビジョン」を計画推進していくうえで、自 を設けても活用できませんので、仕事と生活のバランスが大 然環境に優しいエコを掲げたシステムの構築にも注力して 切であると考えています」 と、青山さま。 いきます。前述したクラウドサービスもペーパーレスソリュー ワークライフバランスは、同社がビジョンに掲げているも ションであり、 クラウドはサーバを所有しませんので自然環境 のの1つで「仕事と生活の調和」のことです。外出先や移動 に優しいエコと判断しています。 エス・エー・エス株式会社 所 在 地 :東京都港区三田3-4-10 4階 従 業 員 数 :87名 概 要 :金融システム・流通システム・クレジットシステムについて、業界トップレベルの技術水準で ソフトウェアの提供をしている U R L :http://www.sas-com.com ※パンフレット記載内容は2011年9月現在のものです。 http://mb.softbank.jp/biz/
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