別紙 1

別紙 1
第1次審査実施手順図(各調査対象工事)
START
無
調査票等の
未提出理由の
提出有無
整理
有
調査票等の審査
調査票等の
無効
有効・無効
無効理由の整理
有効
記入誤り
無
の有無
有
誤りの訂正
END
凡
例
:判断
:実行
-117-
別紙 2
第1次審査実施要領
第1次審査は、「公共事業労務費調査の手引き」に基づき、特に次に掲げる事項に留意して行う。
1.基本事項
① 調査の対象となる 51 職種以外の労働者が、含まれていないか。
② 調査の対象となる賃金計算期間に調査対象工事に全く従事しなかった労働者が、含まれていないか。
③ 同一労働者が、他の調査対象工事の調査票に重複して記入されていないか。
④ 調査票等の記入事項の根拠となる諸資料の提示があるか。
⑤ 賃金台帳等に、賃金の受領を証する押印等があるか。(ただし、会場調査の日が、調査の対象となる賃
金計算期間の賃金支払日以前の場合は、前月までの賃金台帳等により確認する。
)
⑥ 就業規則等で定めている所定労働時間が、法定労働時間以内であるか。
2.調査票
(1) 一般事項
① 記入されている数字の桁どりが、正しいか。
② 「賃金計算期間」欄に、調査の対象となる(調査月に締切日のある)賃金計算期間(1か月間)が記入
されているか。
③ 「工事施工地名及びコード番号」欄に、正しい都道府県名及びコード番号が記入されているか。
④ 「調査票の作成者氏名」欄に、記入及び押印等がされているか。
⑤ 「就労形態」欄に、就業規則等と整合したコード番号が記入されているか。
⑥ 「給与形態」欄に、賃金支払形態及び雇用形態と整合したコード番号が記入されているか。
⑦ 「職種番号」欄に、実際の作業内容に見合った職種の番号が記入されているか。(特に、世話役を設け
ている職種では、世話役と一般技能労働者等の分類が適切か。見習い、手元等が含まれていないかもし
くは適切に分類されているか。)
⑧ 「雇用保険事業所番号」
、
「健康保険名、適用事業所整理番号」、
「厚生年金保険記号、事業所番号」欄に、
正しい番号、名称、記号、及び加入状況と整合したコード番号が記入されているか。
(2) 労働日数・時間に関する事項
① 「労働日数」
、
「労働時間数」及び「有給休暇時間数」欄に、調査の対象となる賃金計算期間全体(1か
月間)の日数又は時間数が記入されているか。
(特に、複数の工事に就労していた労働者の場合。)
② 「労働日数」欄に記入されている日数が、賃金台帳、就業規則等の労働日数と整合しているか。
(特に、
休日労働を「所定内」欄に計上していないか。また、日給制または出来高給制の労働者について、休日
の振替が正しく整理されているか。)
③ 労働日数の「所定内」欄に記入されている日数が、所定労働時間フルには働いていない日でも1日とし
て、計算されているか。(特に、日給制又は出来高給制の労働者について。)
④ 「労働時間数」及び「有給休暇時間数」欄に記入されている時間数が、賃金台帳、就業規則等の時間数
と整合しているか。
(特に、休日労働及び有給休暇の時間数を「所定内」欄に計上していないか。また、
日給制又は出来高給制の労働者について、休日の振替に係る労働時間が正しく整理されているか。)
⑤ 「年間労働日数」欄に記入されている日数が、臨時の給与年計票の該当欄に記入されている日数と整合
しているか。
(過去1年間に臨時の給与を支給していた労働者についてのみ。)
(3) 賃金に関する事項
① 「基本給」
、
「出来高給」及び「実物給与」欄に、調査の対象となる賃金計算期間全体(1か月間)の支
給額が記入されているか。
(特に、複数の工事に就労していた労働者の場合。)
② 「基本日額」欄に記入されている金額が、賃金台帳、就業規則等と整合しているか。(日給制の労働者
についてのみ。)
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③ 「基本給」及び「出来高給」欄に記入されている金額が、賃金台帳等と整合しているか。(特に、団体
出来高給制の労働者の場合に、個々の労働者に配分した後の出来高給が記入されているか。)
④ 「基本給」及び「出来高給」欄に記入されている金額に、時間外、休日または深夜の割増賃金が含まれ
ていないか。
⑤ 「基本給」及び「出来高給」欄に記入されている金額に、労働者個人持ちの工具損料等労務費以外の経
費が含まれていないか。(但し、潜水士の潜水器損料に限り、含まれていても差し支えない。
)
⑥ 「A
割増の対象としている基準内手当」及び「B 割増の対象としていない基準内手当」欄に記入さ
れている金額が、各種手当内訳票の該当欄に記入されている金額と整合しているか。(手当を支給して
いた労働者についてのみ。
)
⑦ 「臨時の給与(賞与等)の年計」欄に記入されている金額が、臨時の給与年計票の該当欄に記入されて
いる金額と整合しているか。(過去1年間に臨時の給与を支給していた労働者についてのみ。
)
⑧ 「実物給与」欄に、実物給与として妥当なものだけについての金額が記入されているか。また、休日労
働に対する日単位の実物給与が、除かれているか。
3.各種手当内訳票(手当を支給していた労働者についてのみ)
① 個々の手当の支給額欄及び各計欄に、調査の対象となる賃金計算期間全体(1か月間)の金額が記入さ
れているか。
(特に、複数の工事に就労していた労働者の場合。)
② 「作成者氏名」欄に、記名及び押印等がされているか。
③ 個々の手当の支給額欄及び各計欄に記入されている金額が、賃金台帳などの金額と整合しているか。
(特
に、休日労働に対する日額の手当を除いた支給額が、
(
)書で記入されているか。)
④ 個々の手当の「割増の対象としている・していない」の区分が、就業規則、賃金台帳と整合しているか。
⑤ 個々の手当の基準内・外の区別が、適切か。「内
基準内手当の計」欄に記入されている金額が、正し
く計算されているか。
4.臨時の給与年計票(過去1年間に臨時の給与を支給していた労働者についてのみ)
① 調査の対象となる賃金計算期間を含む過去1年間の労働日数および臨時の給与の支給額が、賃金計算期
間(1か月間)単位で記入されているか。(雇用期間が1年間に満たない労働者については、雇入れ日
以降について記入されているか。
)
② 「作成者氏名」欄に、記名及び押印等がされているか。
③ 各月(賃金計算期間)の臨時の給与の支給額欄に記入されている金額が、賃金台帳等の金額と整合して
いるか。また、「年計」欄に記入されている日数及び金額が、正しく計算されているか。
④ 臨時の給与として妥当なものだけが、記入されているか。
⑤ 各月(賃金計算期間)の労働日数欄に、休日労働及び有給休暇日を除いた日数が記入されているか。
⑥ 退職金襴に記入されている金額が、所得税の納付資料、就業規則の退職金額等と整合しているか。
5.補足調査票
① 「複数職種の兼務状況」欄に記載されている職種の従事状況が、日報及びヒアリング等によって確認で
きたか。
② 「発注機関別の工事の就労日数」欄に記入されている日数の合計が、様式−1の労働日数(所定内)と
合致しているか。
③ 「基準外手当」欄に記入されているそれぞれの金額について、各種手当内訳票の基準外手当の額が重複
して計上されていないか。
(月
④ 「不稼働日数」欄に記入されている日数は、不稼働日数として妥当なものだけが記入されているか。
給制の労働者のみ)
⑤ 「不稼働による一日当たりの差引額」の欄に記入されている金額が、賃金台帳等と整合しているか。
(月
給制の労働者のみ)
-119-
6.各構成機関担当職員の確認事項
以下に示す審査事項について、(1)から(4)については原則として各構成機関担当職員が、(5)、(6)につ
いては各構成機関担当職員及び調査委託先担当者が確認を行うものとする。
立会に当たっては、チェックリストにより内容を確認・記入する。なお、チェックリストの様式例を、
「様式2 公共事業労務費調査立会チェックリスト」に示す。
(1) 現況調査表の確認
① 会場に現況調査表があるか。
(2) 調査対象企業の確認
② 施工体系図に記入された企業のうち、調査月に稼働した企業が全て来場し、調査票が提出されているか。
③ 調査票が提出されていない場合は、元請企業及び下請企業(協力会社)に理由をヒアリングし、調査票
の提出を依頼する。
(3) 労働者数の確認
④ 調査票に記入された労働者数が、現況調査表に記入された概数労働者数と比較して概ね1割以上減少し
ていないか。
⑤ 調査票に記入された労働者数が、現況調査表に記入された概数労働者数より概ね1割以上減少している
場合は、ヒアリングによって理由を確認し、必要に応じて不足している労働者のデータの提出を依頼す
る。
(4) 職種構成の確認
⑥ 現況調査表に記入された現場作業内容に応じた職種の労働者が調査票に記入されているか。
⑦ 現場作業内容に応じた職種の労働者が調査票に記入されていない場合には、ヒアリングによって理由を
確認し、必要に応じて、調査対象者の了解を得た上で調査票の修正を依頼する。
(5) 記入金額の確認
記入金額の確認に当たっては、
「別紙−4
記入金額確認フロー」に従い、調査票に記入されている賃金
の確認を行う。
⑧ 調査票様式−1の雇用保険、健康保険、年金保険被保険者負担額記入欄(以下、「法定福利費欄」とい
う。
)に記入された保険料が、健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届(以下、
「算定基礎
届」という。
)と一致しているか。
⑨ 賃金台帳に記入された月額賃金が、法定福利費欄に記入された保険料から算出される報酬月額等の範囲
を超えていないか。
⑩ 基本日額が、前回調査基本日額(職種別)に対して大幅(±α円以上)に乖離していないか。(αについ
ては別途、公共事業労務費調査連絡協議会事務局より通知)
⑪ 労働者の能力・経験等にかかわらず、同一業者に雇用されている同一職種の大半の労働者が一律の賃金
(基本日額が、調査年度設計労務単価+β円の範囲内で一律)となっていないか。(βについては別途、
公共事業労務費調査連絡協議会事務局より通知)
⑫ 常用の労働者よりも多額の臨時の給与(賞与等)が日雇労働者に対して支払われていないか。
⑬ 上記⑪又は⑫に該当し、ヒアリングした結果理由が不明瞭な場合は、次の資料をFAX又は郵送にて後
日提出するように依頼し、別途、地方連絡協議会で標本の採否を決定する。
・
給与支払報告書又は源泉徴収票
・
元請企業が保管する作業日報
・
3保険(雇用・健康・厚生年金保険)とも企業で加入している場合、過去6か月の賃金台帳、賃金
日計表
・
過去6か月の作業日報、出勤簿等
(6) 無効理由の確認
審査の結果、調査票等が無効となった場合には、その無効理由について確認し、整理する。
-120-
別紙 3
公共事業労務費調査(平成
構成機関名
年
月調査)立会チェックリスト
記 入 者
記入者
所属・官職
氏 名
労務費調査
対象工事名
工事番号
元請・下請
対象企業名
項
の別
目
(1)現況調査表の確認
チェック番号
①
・ 元請
・
次下請
確認作業内容
会場に現況調査表があるか。
□あり
□なし
施工体系図に記入された業者のうち、調査月に稼働した企業が全て来場し、調査票が提出され
②
ているか。
(2)調査対象企業の確認
□されている
□されていない
(元請企業に対する確認)
(②でされていないとした場合)調査票の提出を依頼したか。
③
□依頼した
□依頼しなかった
調査票に記入された労働者数が、現況調査表に記入された概数労働者数と概ね一致又は多くな
④
っているか。
□概ね一致又は多い
(3)労働者数の確認
(各企業に対する確認)
□少ない(概ね1割以上の減)
(④で少ないとした場合)不足している労働者のデータ提出を依頼し、調査票の修正を実施し
⑤
たか。
□実施した
□実施しなかった
現況調査表に記入された現場作業内容に応じた職種の労働者が調査票に記入されているか。
⑥
□記入あり
□記入なし
(4)職種構成の確認
(各企業に対する確認)
(⑥で記入なしとした場合)調査対象者の了解を得た上で調査票の修正を実施したか。
⑦
□実施した
□実施しなかった
法定福利費欄に記入された保険料が、算定基礎届と一致しているか。
⑧
□一致している
□一致していない
賃金台帳に記入された月額賃金が、法定福利費欄に記入された保険料から算出される報酬月額
⑨
等の範囲を超えていないか。
□超えていない
□超えている
基本日額が、前回調査基本日額(職種別)に対して大幅(±α円以上)に乖離していないか。
⑩
□大幅に乖離していない □大幅に乖離している
(5)記入金額の確認
労働者の能力・経験等にかかわらず、同一企業に雇用されている同一職種の大半の労働者が一
⑪
律の賃金(基本日額が、調査年度設計労務単価+β円の範囲内で一律)となっていないか。
□一律でない
□一律である
常用の労働者よりも多額の臨時の給与(賞与等)が作業員等の日雇労働者に対して支払われて
⑫
いないか。
□支払われていない
□支払われている
⑪⑫に該当した場合、追加の資料提出を求めたか。
⑬
□求めた
□求めていない
-123-
別紙 4
記入金額確認フロー
開
始
⑧ 法定福利費欄に記入された保険料が、算定基礎届と一致しているか。
⑨ 賃金台帳に記入された月額賃金が、法定福利費欄に記入された保険料
から算出される報酬月額等の範囲を超えていないか。
一致している
超えていない
一致していない
超えている
理由をヒアリングする
明瞭
理由が明瞭か
不明瞭
標本棄却
⑩
基本日額が、前回調査基本日額(職種別)に対して大幅(±α円以
上)に乖離していないか。
大幅に乖離していない
大幅に乖離している
持参資料との照合により以下の項目に
ついて再度確認を行い、必要な修正を
行う。
・職種の区分は適切か
・基準外の手当が基準内となっていないか
・基準内の手当の記載洩れがないか
⑪
労働者の能力・経験等にかかわらず、同一業者に雇用されている同一
職種の大半の労働者が一律の賃金(基本日額が、調査年度設計労務単
価+β円の範囲内で一律)となっていないか。
⑫ 常用の労働者よりも多額の臨時の給与(賞与等)が作業員等の日雇労
働者に対して支払われていないか。
一律でない
支払われていない
一律である
支払われている
理由をヒアリングする
明瞭
理由が明瞭か
不明瞭
異常なし
超えて
いない
⑬ 以下の資料の提出を求める
・給与支払報告書又は源泉徴収票
・元請業者が保管する作業日報
・3保険加入者は過去6か月の賃金台帳等
・過去6か月の作業日報、出勤簿等
<後日確認>
給与支払報告書等と調査票の年間所得の
格差が概ね 10%を超えているか
超えている
有
標本棄却
効
-121-