4月~6月望星講座の テーマは「支える」 =第351回望星講座のご案内= ワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)は、オーストラリアのダーウィンとアデレード間総延長3,000kmを走破しタイムを競う世界最大級 のソーラーカーレースです。国内の各企業からの技術協力・提供を受け、すべて国産技術で製作したソーラーカー「Tokai Challenger」は、 2009年の前回大会に続き2011年の同大会でも優勝し、2連覇を果たしました。 かつて、既成概念にとらわれず国産技術のみをもってまったく新しい通信方式「無装荷ケーブル方式」を開発した学園創立者・松前重義の精 神を振り返りながら、望星学塾では第351回望星講座として、東海大学ソーラーカープロジェクトの成果、それを支える技術とネットワークに ついて、パナソニックエナジー社の津毛定司さんと東海大学チャレンジセンター次長・木村英樹教授にお話いただきます。 • 新型ソーラーカー「Tokai Challenger」の開発と挑戦 講師:木村 英樹 先生 (東海大学工学部電気電子工学科教授、東海大学チャレン ジセンター次長) プロフィール:専門領域はエネルギー変換・貯蔵、ソーラー カーや燃料電池車の開発など。日本太陽エネルギー学会 特別賞・共同受賞など多数。主要著書・論文/『ソーラー カーで未来を走る』くもん出版『世界最速のソーラーカー』東 海大学教育研究所『エコ電気自動車のしくみと製作』オーム 社 〈内容〉 2011年、東日本大震災の影響を受けながら、東海大学 ソーラーカーチームは企業の協力を得て、最先端の民生技 術を応用した新型ソーラーカーを開発した。パナソニックが 住宅用屋根用に開発したHIT太陽電池をソーラーカー用に アレンジし、オーストラリア大陸を縦断するワールド・ソー ラー・チャレンジに参戦し優勝した模様について紹介する。 • WSC2連覇! 東海大学を 支えたHIT太陽電池技術 講師: 津毛 定司 さん (パナソニックグループ エナジー社ソーラービジネスユニット 技術グループ担当部長) プロフィール:三洋電機中央研究所にて、アモルファス太陽電 池の高性能化技術の研究開発を経てHIT太陽電池の開発、 事業化に従事。2004年より事業部技術部門でHIT太陽電池の 高性能化を推進。 〈内容〉 2011年は、世界中がクリーンで安全なエネルギーの重要性に 改めて気づく年となり、その10月に開催されたワールド・ソー ラー・チャレンジ2011年大会は特別な意味を持った。この大会 で、東海大学はオールジャパンの技術で優勝を狙うと宣言し、 見事優勝を勝ち取った。パナソニックグループのHIT太陽電池 は、その発電性能で優勝に大きな貢献を果たしたが、それは レース用に特別に製造された太陽電池ではなく、生産ライン で通常に出荷される太陽電池をソーラーカー用に流用したも のであり、優勝という結果はHIT太陽電池の基本性能の高さ を表現するものとなった。講演では、太陽電池の歴史と併せ て日本独自の技術であるHIT太陽電池の開発ストーリー、HIT 太陽電池の特徴、東海大学チームとパナソニックの技術者が 連携して太陽電池用パネルを開発した苦労話も交えて、ク リーンで安全な太陽電池の素晴らしさをお伝えしたい。 東海大学 工学部 電気電子工学科 木村英樹 教授 2011年10月16日(日)~23日(日)オーストラリア大陸縦断ソーラーカー レース「2011 World Solar Challenge」に参戦し、10月20日(木)13:07 にアデレード郊外の計時ポイントに1位で到達し優勝しました。 2998kmの総走行時間は32時間45分、平均速度91.54km/hを記録。 日時:2012年 月 日(土) 14時~15時30分 場所:望星学塾1Fホール パナソニックグループ エナジー社 津毛定司氏 津毛氏の持っていた太陽電池パネル。 左がソーラーカー用、右が家庭用。家 庭用は耐候性などもあり厚くなってい る。軽量化を優先するソーラーカー用 は、およそ1/10の厚さだと言う。 *お問い合わせ*学校法人東海大学望星学塾 会場整理費:一般500円/講座会員無料 〒180-0013東京都武蔵野市西久保1-17-1 Tel:0422-51-0161 Fax:0422-53-1025 E-mail:[email protected] 【後援】東海大学同窓会三多摩支部・武蔵野市教育委員会 第351回望星講座申し込み(4/7) お名前 ご住所 お電話番号 2012年 月 日
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