米海軍佐世保基地内大学とは 米軍では軍人として勤務をしている間に

米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 とは
米軍では軍人として勤務をしている間に高等教育を受ける機会が与えられており、軍ごとに高等教育プログ
ラム(海軍は「ネイビー・カレッジ・プログラム(Navy College Program)」)を設けて、様々なサポートが行われて
います。「米海軍佐世保基地内大学」とは1つの大学の名称ではなく、この高等教育プログラムを指します。
このプログラムには多くのアメリカの大学が遠隔地教育協力校(Distance Learning Partnership Schools)と
して参加をしていて、アメリカ本国から離れた場所でも本国と同等の教育を受ける機会を提供しています。
米海軍佐世保基地では「セントラル・テキサス・カレッジ(Central Texas College)」と「メリーランド大学
(University of Maryland University College)」と「トロイ大学(Troy University)」の3校が日本人就学生を受
け入れており、同基地には一般的な大学と違い大学として独立したキャンパスはなく、基地の施設の1つのコミ
ュニティ・エデュケーション・センターに「ネイビー・カレッジ・プログラム」やそれぞれの大学の佐世保事務所、講
座室やテストセンターなどがあります。
注:トロイ大学は佐世保に事務所を開設していないため、米空軍三沢基地(青森)に所属する同大学の担
当者がサポートをします。
※取得できるアメリカの学位であり、日本の学位や資格を取得することはできません。
※授業以外の課外活動(クラブ活動やサークル活動など)はありません。
※米軍関係者のための就学支援(奨学金制度など)は、日本人の就学生は利用できません。
※大学の用事で同基地にある大学に行く時は事前に「ネイビー・カレッジ・プログラム」のディレクターを通して同基地警備
部に入場申請を提出して許可を取る必要があります。(基地内ではエスコート役の大学関係者の同行が必要。)例外と
して「通学制」の講座を受講する人は通学用のパスを申請します。該当者はパスのスポンサーに当たる「ネイビー・カレ
ッジ・プログラム」のディレクターから通学用のパスを申請するための許可を取り、警備部へ申請書類を提出し、在日米
軍の審査を受けます。(パスを申請してこの審査に通らなければ大学への就学が取り消されます)。
※米軍が発行するすべてのパスは『アメリカ政府』の所有物であり、通学期間だけ在日米軍から『貸し出し(貸与)』される
ものです。パスの「有効期限が切れた時」や「有効期間内でも通学の必要がなくなった時」はその有効期限に関わらず
米軍に直ちに返却してください。(返却義務を怠ることは規則違反です。)
※通学以外の目的で通学用のパスを使用することは規則違反です。
※通学用のパスの貸与を受けている人を含め、日本人就学生の同基地内での行動には制限があります。米軍や米海軍
佐世保基地内大学から許可が出ていない施設や建物への立ち入りは禁止です。
※パスの取扱いを含め、米軍の規則に違反した者の就学は取り消されます。
【重要】
アメリカの教育理念は「自らが学ぶ」ことを重視し、18歳以上は成人として扱われ、大学は
学生が主体的に学ぶ場です。アメリカの大学で学ぶということは、大学の授業で知識を得るだけ
ではなく、大学を通してアメリカの社会に触れ、授業やそれ以外の場でも自分で考え、主体的に
行動するための「思考力」「判断力」「実行力」などを養うことが含まれています。ネイビー・
カレッジ・プログラムを通して大学に就学する学生は人に頼るのではなく、それぞれが独立した
個人として自ら行動し、学ぶ姿勢が求められます。
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米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 の就 学 生 は?
主な就学生は米軍の軍人とその家族で、そのほか、米軍基地で働く民間人(軍属)や米軍を退役した後も
日本に居住している方たちなどです。これまでに就学した日本人は高校や大学を卒業した方や大学に在学中
の方、海外での留学経験者、職業をお持ちの方、主婦の方など様々です。
米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 への長 崎 県 民 の受 入 れ
米軍で実施されている高等教育プログラムは米軍の軍人とその家族を支援するためのプログラムであり、これに
該当しない方の参加を認めていません。ただし、日本については、平成2年、在日米軍と日本国外務省の合意のも
とに「日本人」の就学が認められることとなり、日本人が就学するためのガイドラインが作成されました。
このガイドラインには、日本国内の米軍基地が所在している地域の地方公共団体(自治体)は日本人就学希望
者募集の窓口として委員会を設置し、この委員会が就学希望者募集と応募(書類)の受付と書類審査、および就学
候補者の選考(面接)を行い、選考の結果を基地内大学へ就学候補者として推薦し、基地内大学は委員会から推
薦された者に「高等教育プログラム」への参加の承認を与えることとされています。
『米海軍佐世保基地内大学』は平成3年4月に在日米軍側と長崎県・佐世保市が協定を締結し、長崎県民の就
学が認められることとなり、「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会」を設置して就学希望者の募集を始めまし
た。
注:米海軍佐世保基地では、「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会」から推薦を受けていない日本人
は、ネイビー・カレッジ・プログラムに申し込むことはできません。
就 学 期 間 は?
アメリカの大学は1年を2学期「セメスター(Semester)」や4学期「クォーター(Quarter)」に分け、それぞれの
学期で成績の評価がつく「単位制」ですが、同じ単位制でもネイビー・カレッジ・プログラムを通して就学する大
学では、軍人としての勤務を続けながら就学する人たちが短期間で集中して学習出来るように1学期の長さ
が短い5学期制を取り入れています。(例外としてメリーランド大学の修士課程は6学期制です。)
学位を取得するまでの最短就業期間は準学士課程(短期大学相当)が2年、学士課程(4年制大学相当)
が4年、修士課程(大学院)が2年半ですが、在学年限(在学可能な期間)に規定がなく、自分で就学のペース
を決め、年数をかけて就学することが可能です。ただし、修士課程はコースを修了するまでの期限(メリーラン
ド大学は5年、トロイ大学は8年)に規定があり、この規定期限内にコースを修了できなければ、すべての講座
を最初から再度受講する必要があります。
※休学の届け出の必要の有無は、それぞれの大学の担当者にお尋ねください。次の受講講座に指定がなければ、どの
学期からでも復学できます。休学期間が1年以上の場合は、復学前にまず大学の担当者に連絡を取り、過去の就学
状況の確認した上で、必要があれば復学前にカウンセリングを受けた後に講座の登録をしてください。
注:最短の就業期間で修了できるのは準学士・学士課程は2つ以上の講座を、修士課程は1講座を毎学期
休まずに受講した場合です。
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セントラル・テキサス・カレッジ(CENTRAL TEXAS COLLEGE) ‐ 準 学 士 課 程
 テキサス州の公立のコミュニティー・カレッジで、同州のキレーン(KILLEEN)に本校(メインキャンパス)があ
ります。
 日本の短期大学に当たり、文系準学士(ASSOCIATE OF ARTS)、一般教養準学士(ASSOCIATE OF ARTS IN
GENERAL STUDIES)、理系準学士(ASSOCIATE OF SCIENCE)、応用科学準学士(ASSOCIATE OF APPLIED
SCIENCE)があります。
※応用科学準学士とは職業訓練のためのコースで、佐世保校では履修できない学科があります。
 準学士の取得には最低64単位(Credit)が必要です。(学科ごとに取得が必要な単位数は違います。)
 年間5学期制(5 TERM )で1学期の長さは8週間。
 授業の形態は通学制の「ON SITE STUDENT CENTERED LEARING CLASS」とインターネット利用で在宅学習
の通信制の「BLACKBORAD LEARNING SYSTEM(学期の開始は毎月1回)」の2種類です。
 学位取得までには最短で2年のカリキュラムが組まれています。
 学位の取得には日本の大学の一般教養に当たる『Core Curriculum』があり大学が指定する必須講座や
様々な分野から受講講座を選び合計42単位を取得する必要があります。
 準学士号の取得後は英語の資格に関係なく、メリーランド大学の学士課程へ就学が申し込めます。
 セントラル・テキサス・カレッジ・太平洋極東地区のホームページアドレス: http://www.pfec.ctcd.edu/
メリーランド大 学 (UNIVERSITY OF MARYLAND UNIVERSITY COLLEGE)‐
準学士・学士課程と修士課程(大学院)を併設
 メリーランド州の州立大学のひとつで、同州のアデルファイ(ADELPHI)に本校(メインキャンパス)があり、
アジア地区(本部・横田)とヨーロッパ地区(本部・ドイツ)には米軍関係者向けの拠点があります。
※佐世保はアジア地区(UNIVERSITY OF MARYLAND UNIVERSITY COLLEGE, ASIA)の所属です。
※メリーランド州の本校以外の2つの地区の就学対象は米軍関係者で、一般の就学生の受け入れはしていません。
 日 本 の 短 期 大 学 に 当 た る 準 学 士 課 程 ( ASSOCIATE` DEGREES ) と 、 4 年 制 大 学 に 当 た る 学 士 課 程
(BACHELOR’S DEGREES)と、大学院の修士課程(MASTER’ DGREES)に就学できます。
 準学士は文系準学士(ASSOCIATE OF ARTS)、学士には文系学士(BACHELOR OF ARTS)と理系学士
(BACHELOR OF SCIENCE)のほかに修了証プログラム(CERTIFICATE PROGRAM)があります。修士課程は
経営管理学(MBA – MASTER OF BUSINESS ADMINISTRATION)。
 準学士と学士課程は年間5学期制(5 TERM)。1学期の長さは授業の形態により違い、インターネット利用
の在宅学習の通信制「DISTANCE EDUCATION COURSE」と基地のコミュニティー・エデュケーション・センタ
ーに通う通学制の「ON-SITE COURSE」は1学期が8週間で、CD-ROM利用で在宅学習をする通信制の
「COMPUTER AIDED TELECOURSE」は1学期が10週間です。修士課程は年間6学期制(6 TERM)、1学期
は10週間の通信制の講座です。
※準学士・学士課程の通学制の講座には佐世保の教室に講師がいる授業(Classic Style)と日本国内の別の米軍基
地の授業を佐世保の教室に生中継して実施する授業(Hybrid type)の2種類があり、どちらの場合も教室に通学す
る必要があります。
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※「COMPUTER ADIED TELECOURSE」は随時申し込み可能で、申し込み後すぐに受講を始めることができます。
 学位の取得には準学士号は60単位(Credit)、学士号には120単位(Credit)、修士号には45単位
(Credit)が必要で、修了証プログラムは18単位(Credit)です。
 準学士は最短で2年間、学士は最短で4年間、修士は最短で2年半のカリキュラムが組まれています。
 準学士・学士課程には日本の大学の一般教養に該当する「General Education Requirements」があり、
必須講座や専攻の専門以外の様々な分野の講座で一定数の単位(準学士は60単位のうちの35単位、
学士では120単位のうちの41単位)の取得が必要です。
 アジア地区にない専攻学科がほかの2つの地区で実施されている場合は、アジア地区に籍を置いたまま
通信制で履修することができます。
 既に準学士や学士の学位を取得している人を対象にした「Second Associate’s Degree – 第2準学士 /
Second Bachelor’s Degree - 第2学士」制度があり、この制度は既得の学位を取得した際の単位を利用
することでメリーランド大学では専門分野以外で受講する講座の数を減らして、短期間で学位取得が可能
になる制度です。この制度は、学位を取得した後でなければ利用できません。ほかの大学に在学中で学位
取得前は、メリーランド大学では聴講生(Non-Degree Seeking)として登録して講座を受講し単位を取得し
ます。その後、学位取得後にこの制度の適用を受けるための申し込み手続きを行ってください。申し込み
に際しては、大学に提出する書類があります。詳細は大学の担当者にお尋ねください。
 メリーランド大学 アジアのホームページアドレス:http://www.asia.umuc.edu/
トロイ大 学 (TROY UNIVERSITY)‐修 士 課 程 (大 学 院 )
 アラバマ州の州立大学のひとつで、同州のトロイ(TROY)に本校(メインキャンパス)があります。
 佐世保では同大学の大学院で修士課程の「国際関係学(INTERNATIONAL RELATIONSHIP)」を通信制
(One Line Program (eTroy)で履修できます。
 年間5学期制(5 TERM)で、1学期の長さは9週間です。
 修士号の取得には36単位が必要です。
 修士の学位取得までには最短で2年半のカリキュラムが組まれています。
 同大学は米海軍佐世保基地に大学の事務所がないため、就学決定後は就学生本人が最初からインター
ネットに接続した情報端末(パソコンなど)で同大学のホームページにアクセスをして全部の手続きをしま
す。大学からのサポートは米空軍三沢基地(青森県三沢市)所属の同大学の事務所の担当者が行います。
担当者との連絡には電子メールなどインターネットを介して、または、電話でのやり取りです。
注:トロイ大学は佐世保には大学の事務所を開設しておらず、大学からのサポートが必要な時は直接担当者
に会う形ではなく、遠方の担当者と電話、または、電子メールなどを利用してインターネット経由で受けま
す。そのため、この大学に就学する方は、ご自身で大学のホームページから必要な情報を得て、大学の担
当者とやりとりをするだけの上級レベルの英語力が必要です。
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入学準備コース(ブリッジ・プログラム)‐メリーランド大学
母国語が英語以外の人を対象にしたESL(English as a Second Language)のコースで、アメリカの大学教育を受
ける上で必要な英語力(読解、作文、英文法やコミュニケーション力など)を身に付けるためのプログラムです。
応募条件は以下の3つを満たしている方
①長崎県内に住所を有する日本国籍をお持ちの方
②18歳以上で、高等学校を卒業している、または同等の学力があると認められた方
③下記の英語の資格の5つのうち、いずれかひとつに当てはまる方
TOEFL iBT 45点以上
TOEFL PBT 450点以上
TOEFL ITP テスト450点以上
英検2級以上
IELTS 4.0 以上
※TOEFL PBTは日本国内で受験することはできません。
※英検は公益財団法人 日本英語検定協会の「実用英語技能検定」を指します。
※このコースには資格の有効期限について特例があります。
①取得から10年以内は応募可能(平成18年9月以降に取得)。
②取得から10年以上経過している場合はメリーランド大学が実施する事前審査ⒶⒷを受けて、同コース就学に足
る英語の能力があると認められた方は応募可能。(平成18年9月以前に取得)。
Ⓐ英作文(題名「なぜアメリカの大学で学びたいか-Why I want to study at an American College」)
-作文は250単語以上。応募書類として提出される作文をメリーランド大学の事前審査のために提供します。
Ⓑメリーランド大学の担当者による英語での電話インタビュー。
下記の講座の内、第5学期までを“C”以上の評価で修了すると英語の資格に関係なく正規入学コースに進めます。
(第6学期の『SPCH101X』はオプションの講座で、受講の有無に係らず、このプログラムの修了証が授与されます)。
授業は①『佐世保の教室に講師がいる(Face to Face)』、または②『日本国内の別の米軍基地の授業を佐世
保に生中継して実施する(Teleconference)』のどちらかの形式で実施されます。
※講座は受講する順番を入れ替えることや飛ばして先に進むことはできません。
※5つの講座を1年間で継続して受講できない場合は、翌年以降に受講していない残りの講座を受講して“C"以上
の評価で修了すれば正規入学コースに進めます。(最初の講座からやり直す必要はありません。)
学期
講座番号
講座名
単位数
第1学期
UMEI 030
Basic Interpersonal Communication Skills Course
0
第2学期
UMEI 020
Integrated Skills for College Literacy
0
第3学期
EDCP 102
Integrated Skills for Academic Success
3
第4学期
EDCP 103X
Fundamentals of Writing & Grammar
3
Introduction of Writing
3
Foundations of Speech Communication
3
第5学期 WRTG 101S
第6学期
SPCH 100X
第1~5学期(1年)-必須
第6学期 - オプション
注意: このコースの講座は最少実施人数(9名)が定められていて、最少実施人数に満たない場合は実施されません。
※講座の受講申し込み手続きは1学期ずつ、各講座開始前の登録受付期間中に、次の受講講座を申し込み、その分
の授業料を払います。(一括申し込み・一括支払いではありません。)
※1講座当たりの授業料は同大学の正規入学コースの3単位の講座と同額です。(教科書代は別。)
※第5学期までの受講で「9単位」、第6学期のオプションの講座まで受講するとプラス「3単位」が正規入学コースに進ん
だ時の学位取得の際の加算対象です。
※1学期の長さは正規入学コースの講座と同じ8週間で、授業は週2回の合計16回。
※授業開始は夕方以降の時間に始まり1回の授業は途中休憩をはさんで約2時間半~3時間。
※無断欠席は成績評価の減点対象になるので、欠席する時は事前に担当講師に連絡をすること。
※既に準学士や学士の学位を取得している人やこのコース修了前にほかの大学で準学士や学士の学位を取得した人は
コース終了後に「Second Associate’s Degree - 第2準学士号 / Second Bachelor’s Degree - 第2学士号」の
制度が利用できます。
※コースの途中で正規入学の条件を満たす英語の資格を取得した場合は、その時点で正規入学コースに編入申請が
可能で、編入後は受講したい講座があればその講座だけを選んで受講できます。
※セントラル・テキサス・カレッジやメリーランド大学正規入学コースの就学生もこのコースの講座が受講できます。
【重要】このコースが始まる時期や講座が実施される時期が変更や延期される場合があります。
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授 業 は?
ネイビー・カレッジ・プログラムを通して就学する大学の授業は全て英語です。
米軍の人たちは数年おきに勤務地が変わるため、在学中に勤務地を異動しても継続して学習を続けること
ができるように、ほとんどの講座は在宅学習が可能な通信制で履修できます。
セントラル・テキサス・カレッジとメリーランド大学の準学士・学士課程では、一部の講座が基地内のコミュニ
ティ・エデュケーション・センターに講座室に通う通学制で実施されていますが、その数は少なく、授業の時間
割は米軍で働く人たちの勤務時間に合わせてあるため、平日の夕方以降に授業が始まり、1回2時間半~3
時間の授業が週2~3回のペースで実施されています。
※通学制の講座は早いものは17時前後に授業が始まります。
通学制と違い、通信制の講座はインターネットを利用した在宅学習で、受講する講座の1学期の時間割の中で自分の
生活に合わせて学習することができ、日本の学校に通う学生や社会人として働いている人、佐世保まで通学することが
困難な人でも就学することが可能です。
※在宅学習の通信制の講座でも期末などの試験を基地内のテストセンターで試験監督官が立ち会う形式での受験する
場合があります。試験の日程(平日昼間)が決まったら大学の担当者に連絡を取り試験当日の基地入場のためのパス
申請と当日のエスコート役の手配をしてください。
※通学制の講座はクラス編成を実施するために必要な最少実施人数の定めがあり、受講申し込みが最少実施人数に満
たない場合は開講予定の講座がキャンセルされる場合があります。
注:通信制以外の講座でも、大学からの連絡や課題の提出に電子メールを利用し、インターネットを介して情報
やデータの取得が必要になるため、就学開始前に情報端末の準備とインターネット接続環境を整える必要が
あります。(スマートフォンでは対応できない場合があるため。)
講 座 について
セントラル・テキサス・カレッジやメリーランド大学の準学士と学士課程には、日本の大学の一般教養課程
同様に、専攻の専門以外の様々な分野の講座を履修して、大学が決めている一定数の単位を取得する必要
があり、この中には就学生全員が受講する『必須講座』や、指定された分野の複数の中から受講する講座を
自分で選ぶ『選択講座』があります。
受講する講座は1学期ずつ、それぞれの学期開始前に登録の手続きをします。次学期の開講講座やその
スケジュールは講座開始の1ヵ月前には大学から発表されて、登録受付期間中に受講申し込みの手続きをし
ます。(1年分や半年分をまとめて登録できません。)
※セントラル・テキサス・カレッジは基地内の大学の佐世保事務所で、メリーランド大学は大学の佐世保事務所で入学の
手続きをした後は大学のホームページで自分の学生アカウントにログインして講座の登録手続きをします。トロイ大学
は佐世保に大学の事務所がないため、就学生本人がインターネットに接続した情報端末(パソコンなど)を使い、入学
から始まる全部の手続きを自分でします。(大学からのサポートが必要な時は、米空軍三沢基地(青森県)にある同大
学の事務所の担当者が電話または電子メールでサポートをします。)
※通学制の講座は1クラスの内の日本人学生の割合が25%を超えてはならないという規定があります(在宅学習の通
信制の講座とメリーランド大学の入学準備コース‐ブリッジ・プログラムの講座は通学制でも適用外です)。
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※自己都合でも登録講座の取り消しができますが、大学ごとに「講座の登録取り消し(Withdraw)」や「返金(Refund)」に
ついての規則(Policy)が違い、取り消す時期により授業料の返金率も違います。登録取り消しや返金に関する規定は
所属大学のホームページで確認し、不明な点は大学の担当者に確認を取ってください。(購入済みの教科書は大学が
返品を受け付ける期間内に手続きをしなければその代金は返金されません)。
※セントラル・テキサス・カレッジとメリーランド大学の準学士・学士課程の就学生は相手方の大学の就学条件の英語の
資格を満たしていれば自分の所属していない大学の講座(メリーランド大学のブリッジ・プログラムの講座も含む)も受
講可能で、取得した単位は所属大学の単位として組み込めます。最初に講座の受講を申し込む時に英語の資格を証
明する書類を提出し、大学の事務所で登録手続きをします。セントラル・テキサス・カレッジは登録料(Admission Fee)
不要ですが、メリーランド大学は入学金と同額の登録料が必要です。(開講講座の情報はそれぞれの大学のホームペ
ージで確認してください。)
注:セントラル・テキサス・カレッジの就学生は同カレッジの講座『ENGL 1301 Composition I』で“C”以上の
評価を取得していればメリーランド大学の条件を満たした英語の資格は不要で同カレッジの成績表を提出し
て講座の受講が申し込めますが、メリーランド大学の就学生は同カレッジの条件を満たした TOEFL iBT また
は TOEFL PBT のスコアの提出が必要です。(取得から2年以内。)
セントラル・テキサス・カレッジからメリーランド大 学 への編 入 について
セントラル・テキサス・カレッジに在学中にメリーランド大学の正規入学の条件を満たす英語の資格を取得し
た時は同大学に英語の資格証を提出して編入の申請ができるほか、セントラル・テキサス・カレッジで「ENGL
1301 – COMPOSITION I」の講座を受講し”C”以上の成績を取得後に同カレッジの成績表(Transcript)をメリ
ーランド大学に提出して編入の審査を受けることができます。どちらの場合でも同カレッジで取得済みの単位
はメリーランド大学の単位として組み込むことが可能です。
※編入後に専攻する学科によっては、それまでに取得した単位の一部が移行できない場合があります。
※メリーランド大学で準学士課程を取得した人はそのまま同大学の学士課程に進むことができます。
アメリカやその他 の国 の大 学 への編 入 について
ネイビー・カレッジ・プログラムを通して在学中の大学のアメリカ本校への編入は可能で、取得済みの単位も
移せます。詳しくは大学の担当者にお尋ねください。編入希望先が在学中の大学以外(アメリカやほかの国)
なら、自分で相手先の大学に問い合わせて編入のための条件などの情報を集めてください。
※ネイビー・カレッジ・プログラムを通して就学している大学では米軍関係者と同じ授業料が日本人の就学生に適用され
ていますが、アメリカ本校に籍を移した時は日本からの留学生(International Student)と同じ扱いに変わります。
※メリーランド大学のアジア地区以外で実施されている学科を通信制で履修するのであれば、アジア地区に籍を置いた
ままにしてください。(アメリカ本校やヨーロッパ地区に籍を移した場合、日本からの留学生と同じ扱いに変わります)。
※在学中の大学以外のアメリカの大学に籍を移す場合、セントラル・テキサス・カレッジの学生ならテキサス州の”Texas
Common Course Numbering System (TCCNS)”、メリーランド大学の学生ならメリーランド州の”University System of
Maryland (USM)”と、それぞれの組織に加盟している高等教育機関には比較的簡単に取得済みの単位が移せますが、
ほかの地域に移る場合や、上記に加盟する高等教育機関でも編入先で専攻を替えた場合は単位の一部が移せない
ことがあります。
※編入希望先が日本以外の国の場合、学生ビザなどの申請は自分で手続きをすることになります。
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学 士 課 程 修 了 後 の修 士 課 程 への進 学 について
メリーランド大学の学士課程修了後に、同じ大学の修士課程へ進むのであれば学士課程の成績表を提出
して就学が申し込めますが、トロイ大学の修士課程(大学院)に進む場合は、英語の資格以外の同大学の応
募条件を全て満たした上で、必要書類を揃えて大学に提出して入学審査を受けてください。
メリーランド大学以外で学士課程を修了した人がセントラル・テキサス・カレッジやメリーランド大学に就学中
に修士課程(大学院)へコースを変更するのであれば、希望する大学の修士課程の応募条件を満たした上で、
直接就学を申し込むことが出来ます。詳細は、それぞれの大学の担当者にお問い合わせください。
休 学 後 の復 学 について
ネイビー・カレッジ・プログラムを通して就学する3つの大学は在学年限の規定はなく、コースの途中に休学
を取ることは可能です。(休学を取る場合、大学への届け出の必要の有無はそれぞれの大学の担当者に確
認してください。)
メリーランド大学の入学準備コースのように、次に受講する講座を大学から指定されていれば、その講座が
開講されるまで復学できませんが、指定がなければどの学期からでも復学は可能です。
休学期間が1年以上に渡る場合は、所属大学の担当者に連絡を取り、過去の就学状況(履修済みの講座
など)を確認してから受講する講座を登録してください。
※大学院の修士課程も在学年限の規定はありませんが、専攻コースを修了する期間には規定があります。(メリーランド
大学は5年、トロイ大学は8年。)規定期間中に修了できなければ、最初から全講座を再度受講することになります。
※長期休学中に専攻学科が廃止されている場合やカリキュラムの内容が変更されている場合があるので、復学する時
は必ず担当者に連絡を取り、確認をしてください。
※長期休学後の復学の際、大学での確認作業をスムーズに進めるために大学に問い合わせる時は氏名のほかに学生
番号や就学していた時期などを担当者にお知らせください。
※休学中に大学の担当者が変わり、所属大学の担当者に連絡がとれない時は当就学実行委員会事務局までお問い合
わせください。
入 学 金 について
入学金(Admission Fee)は就学することが決まり、入学手続きをする時に所属する大学に支払います。
学校名
入学金
セントラル・テキサス・カレッジ
なし
メリーランド大学
$50
トロイ大学
$50
(平成28年3月現在)
※セントラル・テキサス・カレッジでは入学の手続きをするだけで、入学金は不要です。
※メリーランド大学の入学準備コースの就学生は入学金と同額を登録手数料として大学に支払いますが、同コースが
修了して正規規入学コースに進む時には改めて入学金を支払う必要はありません。
※メリーランド大学の入学準備コースや準学士・学士課程を修了した人、または就学中の学生が、同じ大学の大学院に
進む場合は、改めて入学金を支払う必要があります。
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授 業 料 について
下記の表の金額は平成27年度(平成27年8月~平成28年7月)のそれぞれの大学の1単位当
たりの授業料と3単位の講座の授業料です。1講座当たりの授業料を計算する時は、受講する講座の
単位数に所属大学の1単位当たりの授業料を掛けて算定します。
(授業料に教科書代は含まれません。)
授業料の支払いは1学期ずつ、その学期に受講する分を授業開始までに支払います。(年払い・半年
払いはありません。)
※ネイビー・カレッジ・プログラムを通して就学をする日本人には米軍関係者向けの授業料と同じ金額が適用されてい
ます(それぞれの大学のアメリカ本校に直接留学する場合の授業料とは異なります)。
※アメリカでは8月に新しい教育年度に変わりますが、各大学ではその時期に合わせて毎年授業料等の見直しが行わ
れるため、就学を開始する時には下記の金額が変更されている場合があります。
学校名
1単位当たりの授業料
セントラル・テキサス・カレッジ
3単位の講座の授業料
244ドル99セント
734ドル97セント
メリーランド大学(入学準備コース、準学士・学士課程)
221ドル
663ドル
メリーランド大学(大学院-修士課程)
292ドル
876ドル
トロイ大学(大学院-修士課程)
494ドル
1,482ドル
(平成28年3月現在)
例:メリーランド大学で1学期に3単位の講座を1講座だけ受講した場合、
3(単位数)×221ドル(1単位当たりの授業料)=663ドル(1講座の授業料)
学位を取得するまでにかかる授業料は所属している大学の1単位当たりの授業料に学位を取得する
ために必要な総単位数を掛けて算出しますが、教育年度ごとの授業料の変更や為替相場の変動の影響
で、就学前に見積りをした金額と実際にかかる金額は違います。
教 科 書 について
教科書代は講座ごとに金額が違い、講座申し込みとは別に購入の手続きが必要(支払いも別)で、
紙ベースの教科書はアメリカから発送されてくるので、注文してから手元に届くまでに1週間~10
日ほどかかります。講座の登録手続き後は授業開始までに教科書が届くように購入の手続きをしてく
ださい。電子書籍の教科書の場合、指定の電子書籍閲覧用のアプリ(ソフト)がご自身の情報端末で
動作することを確認した上で、必要なアプリのダウンロードをした後に教科書の購入手続きをしてく
ださい。
※受講講座を取り消す(キャンセル)時は、購入済みの教科書も大学が返却を受け付ける期間内に返品の手続きをしな
ければその代金は返金されません。
その他 の費 用 について
米海軍佐世保基地の講座室を利用する通学制の講座を受講する人は大学に払う授業料とは別に、米
海軍佐世保基地に「施設管理費(NON SOFA FEE=1単位あたり5ドル)」を支払います。施設使用料
は1学期で受講する通学制の講座の単位数に1単位当たりの金額(5ドル)をかけて算出します。
※施設管理費は通学制の講座を受講する時だけ、所属大学の担当者を通して米海軍佐世保基地に支払います。
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支 払 い方 法 について
授業料や教科書代など大学への支払いは全てアメリカドル建ての前払いです。
支払い方法はクレジットカードや国際郵便為替(International Postal Money Order)での支払いです。
(トロイ大学はクレジットカード払いのみ。)
米海軍佐世保基地に支払う施設管理費(NON SOFA FEE)だけは現金(アメリカドル)で支払います。(カード
払いはありません。)
大学名
利用可能なクレジットカード
国際郵便為替
セントラル・テキサス・カレッジ
AMERICAN EXPRESS / MASTER CARD / VISA
可
メリーランド大学
AMERICAN EXPRESS / MASTER CARD/ VISA / DISCOVER
可
トロイ大学
MASTER CARD / VISA / DISCOVER
不可
(平成28年3月現在)
※支払い額が同じでも、支払い時の為替レートで計算をするので日本円に換算した金額はその都度で異なります。
※クレジットカード払いの場合、入学金・授業料・教科書代はそれぞれ別に支払いの手続きをします。
※国際郵便為替は国際送金を取り扱う郵便局で購入でき、所属大学に支払う1学期分の支払い額は1つの為替でまとめ
払いができます。(別途、購入手数料が必要です)。
※国際郵便為替で支払う場合、購入前に所属大学の担当者に連絡を取り、その学期で大学に支払う合計額(授業料と
教科書代など)と郵便局で記入する購入申込書や購入した為替の証書に記入する必要事項、購入した証書の送り先
である大学の担当部署名とその宛先を必ず確認してください。
※大学への支払いが遅れると、授業が受けられなくなります。クレジットカード払いは、支払い手続きをした当日、もしくは、
数日以内には大学側が入金を確認して支払い手続きは完了しますが、国際郵便為替の場合は郵便局で為替の購入
手続きをしただけでは支払い手続きが完了したわけではなく、購入した為替の証書に必要事項を記入し、その証書を
大学の指定の担当部署あてに郵便し、大学側が届いた証書を換金して受け取りの手続きをした時が支払い手続きの
完了です。証書の送り先がアメリカの本校の場合、大学側が証書を換金して受け取りの処理をするまでに2週間ほど
かかるため、郵便為替で支払いをする人は授業開始日から逆算し、十分に間に合うように証書を発送してください。
インターネット環 境 について
大学や講師との連絡や課題の提出には電子メールを、授業や授業の資料の収集など、様々な状況で
インターネットを多用する機会があるため、自宅にインターネット環境を整備し、パソコンやタブレットなど
の情報端末の機器を準備する必要があります。
大学からはメールのほかに教材や授業の資料も電子メールで送られてくることがありますが、携帯電話会
社提供のメールサービスでは受信できない形式のファイルがあるので、就学前にパソコン用の電子メールアド
レスを準備してください。(無料で取得可能なYahooメールやGoogleメールなどでも対応可能です。)
注:大学から届いた電子メールに目を通しておらず、後日、問題が発生したケースがあります。大学に登録をし
たメールアドレスには大学からのメールが届くように受信メールの設定を変更し、受信ボックスは定期的にチェ
ックすることを心掛け、受信したメールには必ず目を通して、返信をしてください。(大学からはメールに返信
をしない学生が多いと指摘を受けています。)
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応 募 条 件 (平 成 28 年 度 就 学 希 望 者 の場 合 ‐平 成 29 年 度 は条 件 が変 更 になる場 合 があります)
以下の条件、①~③(トロイ大学‐大学院(修士課程)は①~⑤)を満たしている人
① 18歳以上で日本国籍を有し、長崎県内に住所を有している人
※応募者の年齢に上限はありません。
② 学歴
セントラル・テキサス・カレッジ
メリーランド大学(正規入学コースの準学士・学士課程と入学準備コース)
‐高等学校を卒業した人、または同等の学力があると認められる人
※同等の学力がある者とは高等学校卒業程度認定試験合格者や大学入学資格検定取得者などです。
メリーランド大学(大学院‐修士課程)
トロイ大学(大学院‐修士課程)
‐4年制大学卒業(学士号を取得済み)
③ 英語の資格‐希望大学の応募条件の資格のいずれか1つに該当していること
※取得から2年以内(2014年(平成26年)9月以降)。(例外として、メリーランド大学入学準備コースには英語の
資格の有効期限の取り扱いに特例があります。)
セントラル・テキサス・カレッジ
TOEFL iBT 68点以上
正規入学コース TOEFL iBT 79点以上
(準学士・学士課程)
メリーランド (大学院-修士課程)
英検 準1級以上
大学
入学準備コース TOEFL iBT 45点以上
(ブリッジ・プログラム)
英検 2級以上
トロイ大学
大学院-修士課程
TOEFL iBT 70点以上
TOEFL PBT 520点以上
TOEFL PBT 550点以上
IELTS 6.5以上
TOEFL PBT 450点以上
IELTS 4.0以上
TOEFL ITP テスト 450点以上
TOEFL PBT 523点以上
IELTS 6.0以上
【特例-英語の資格の有効期限の取り扱いについて】
メリーランド大学入学準備コースに応募する場合の有効期限の取り扱いは、
 取得から10年以内(平成18年9月以降)は応募が可能。
 取得から10年以上(平成18年9月以前)経過している場合はメリーランド大学が実施する事前審査
を受けて同コース参加に足る英語の能力があると認められた場合に限り応募が可能。
事前審査は下記ⒶⒷの2つの結果で判定されます。
Ⓐ英作文「なぜアメリカの大学で学びたいか-Why I want to study at an American College」
※作文は250単語以上で、応募の際に提出される英語の作文を事前審査のために大学に提供します。
Ⓑメリーランド大学の担当者との英語による電話インタビュー
審査の結果はⒷのインタビューが終了してから1週間以内に電子メールで受験者本人と当就学実行委員会
事務局に連絡が入ります。
※事前審査の結果が出るまでの間は当就学実行委員会に提出していただいた願書は「仮受付」扱いとします。
④ 大学院入学能力認定試験(Graduate School Admission Exam)
【トロイ大学‐大学院・修士課程の応募者のみ】
以下の3種類の中からどれか1つに該当していること
(取得から5年以内(2011年(平成23年)9月以降)
 GRE(Graduate Record Examinations)294点(旧テストの場合は920点)
 GMAT(Graduate Management Admission Test) 490点
 MAT (Miller Analogies Test) 396点
⑤ 学士課程(Bachelor’s Degree)での成績評価がGPAで2.5以上
- 11 -
【応募条件についての補足】
 英語の資格は米海軍佐世保基地内大学を通して応募する場合の条件です。それぞれの大学のアメリカ
本校や日本国内のほかの地域の基地内大学とでは応募の条件が違う場合があります。
 英検は公益財団法人日本英語検定協会が実施する「実用英語技能検定」を指します。
 アメリカの「高等学校・短期大学・4年制大学を卒業した人‐①」、「短期大学・4年制大学での就学経験者
‐②」、「大学入学前の語学研修であるESL(English as a Second Language)などの英語力強化コースを修
了した人(短期語学留学は除く)-③」は、応募する大学やコースによっては、英語の資格が免除される場
合があります。①~③の条件に該当する人は、大学に資格免除の対象としての受け入れが可能かどう
かを確認する必要があり、その確認に1~2ヶ月程かかります。就学希望者募集開始前に当就学実行委
員会事務局までお問い合わせください。(就学していた学校名と所在地のほか、就学していた学校の当
時の成績表の提出が必要な場合があるので事前の準備をお願いします)。
※英語圏でもアメリカと教育制度の違う国や地域での就学経験は英語の資格免除の対象外です。
 平成28年度はTOEFL ITP テストのスコアでメリーランド大学入学準備コースへ応募が可能ですが、平成
29年度からの取扱いについては未定です。
 上記の平成28年度の応募条件です。平成29年度には条件が変更されることがあります。
応募手続き
平成28年度の募集期間は「平成28年4月11日(月)から平成28年5月23日(月)」です。
以下の書類を揃えて「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会事務局」へ提出してください。
㊟‐提出書類に不備や不足がある場合、受理いたしません。提出前に書類が揃っていることを必ず確認してくだ
さい。
セントラル・
メリーランド
テキサス・カレッジ
大学
①入学願書(第1号様式)
○
○
○
②履歴書(第2号様式)
○
○
○
③応募承諾書(第3号様式)
▲
▲
▲
④住民票の写し
○
○
○
⑤英語の資格証明書(コピー不可)
○
○
○
⑥成績証明書(コピー不可‐未開封)
○
○
○
⑦大学院入学能力認定試験の証明書
-
-
○
⑧作文「なぜアメリカの大学で学びたいか‐
Why I want to study at an American College」
(A4用紙‐日本語・英語で同内容のもの)
○
○
○
提出書類
トロイ大学
※「○」は応募者全員が提出、「▲」は該当者のみ提出、「―」は提出不要。
 ①、②、③は米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会備付の用紙を使用し、①と②の書類には自筆で
記入してください。(用紙は佐世保市のホームページからダウンロードできます。)
 ①には3か月以内に撮影した証明写真を貼付する。(縦4.5センチ×横3.5センチのパスポート申請用
サイズ、正面・無背景、スナップ写真は不可。)
- 12 -
 ③は有職者全員が提出してください。(自営業は提出不要です。)
 ④は発行から3カ月以内のもの。応募者本人だけの記載で、現住所と本籍が記載されている必要があり
ます。(応募資格に「日本国籍を有する者」とあるので本籍の記載は必要ですが、住民票コードと続柄は
不要です)。
 ⑤は原本を提出して下さい。内容の確認後は事務局控え用にコピーを1部作成し、原本は返却します。
 ⑥の書類は入学願書の「最終卒業学校および最終学歴」欄に記入した学校の成績証明書(未開封)を提
出して下さい。
 ⑦の用紙は米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会備付の用紙(佐世保市ホームページからダウン
ロードできます)を準備していますが、A4サイズの用紙のページ左上に「題名」、右上に「就学希望者の氏
名」が記入されていれば、ご自身で作成した書式でも受け付けをいたします。(ただし手書きの作文は受
付けないので、必ずタイプまたはワープロソフトで作成して印刷したものを提出してください。)
㊟ メリーランド大学入学準備コースの事前審査の対象者(英語の資格取得から10年以上経過している人)は、
250単語以上の英語の作文を提出してください。(この作文はメリーランド大学の担当者に事前審査のための
書類として提供します。)
 ⑤の原本以外の応募書類は米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会事務局で保管をし、米海軍佐世
保基地内大学には提出いたしません。
就 学 希 望 者 募 集 から就 学 開 始 までの予 定 (平 成 28年 度 の場 合 )
平成28年度の就学希望者募集から就学開始までの流れです。
①
• 3月下旬 - 就学希望者募集案内
②
• 4月11日~5月23日 - 就学希望者募集受付
③
• 6月上旬 - 選考会開催の案内
④
• 6月中旬~7月上旬(予定) - 選考会(面接)
⑤
• 7月中旬~下旬 - 就学実行委員会への選考結果の報告および推薦者の決定
⑥
• 7月下旬(予定) - 基地内大学へ就学候補者を推薦(就学の許可を受ける)
⑦
• 7月下旬(予定) - 就学予定者決定および就学の案内
⑧
• 7月下旬~8月中旬 - 就学手続き
⑨
• 8月下旬 - 就学開始(秋学期から受講を開始する場合)
注:④の選考会(面接)は年に1度。この面接を受けていない人は米海軍佐世保基地
内大学には就学候補者として推薦いたしません。
- 13 -
 メリーランド大学入学準備コースの応募者のうち、事前審査の対象(英語の資格を取得してから10年
以上経過)に該当する方は就学希望者の募集受付期間中に同大学の担当者による英語での電話イ
ンタビューを受けてください。
 ④は「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会(会長:長崎県知事)」が任命した「米海軍佐世保基
地内大学就学候補者選考委員会」委員(選考委員は6名‐長崎県内の学識経験者)による日本語で
の面接です。(入学試験はありません。)
 ④の結果は⑤で米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会の各委員に文書で報告し、米海軍佐世
保基地内大学へ就学候補者として推薦することに承認を受けます。
 ⑥では「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会」会長(=長崎県知事)が署名をした推薦状を「米
海軍佐世保基地内大学」に提出して、「ネイビー・カレッジ・プログラム」に就学候補者が参加すること
への許可を受けます。
 ⑧の期間中に就学する大学の担当者による就学前のオリエンテーション、入学手続き、受講講座の
登録申し込みと教科書購入や支払いの手続き(秋学期から受講を開始する場合のみ)のほかに通学
制の講座を受講が決まっている人は通学用のパスの申請をするための書類を準備し、米海軍佐世
保基地警備部に提出しますが、この手続きは書類作成準備からパスの受け取りまでに1か月ほどか
かります。8月からの通学制の講座を受講が決まっている人はパスの申請の準備を滞りなく進める必
要があります。
参照1 ‐ 英語の資格
TOEFL iBT / TOEFL PBT
Test of English as a foreign language, Internet-Based Testing / Test of English as a Foreign Language, Paper Based Testing の略
TOEFLはアメリカの非営利テスト開発機関”Educational Testing Service (ETS)”が開発した、英語が母国語でな
い人の英語能力を判定するための試験で、英語圏(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドな
ど)の国の高等教育機関へ留学するために必要とされる学術的(アカデミック)な英語の能力(「読む」「聞く」「話す」
「書く」の4つの技能)を判定する基準として広く用いられています。
TOEFL iBT はテストセンターで1人1台のコンピューターを 使い受験します。「Reading(60~100 分)」、
「Listening(60~90 分)」、「Speaking(約20 分)」、「Writing(50 分)」の4部門で構成されていて(「Reading」と
「Listening」の問題数は毎回異なります)。スコアの評価は「0~120」(各部門のスコアは「0~30」ずつ)。所要時間
は4時間半(「Listening」と「Speaking」の間に10分の休憩あり)。テストセンターは全国各地にあり、九州・沖縄地
区では福岡、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄で受験できます。
TOEFL PBT はテストセンターで受験するマークシート方式の筆記試験で「Listening Comprehension(50 問 ‐
約35分)」、「Structure and Written Expression(40 問 ‐ 25 分)」、「Reading Comprehension(50 問 ‐ 55 分)」、
「Writing(1Topic ‐ 30 分)」の4部門で構成されており、スコアの評価は「310~677」(「Writing」のスコアは「1~6」
で他のスコアとは独立して表記されます)。所要時間は約3時間。このテストはインターネット環境が整備されてい
ない国や地域で実施されていますが、日本国内で受験することはできません。
詳細は国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部のホームページ(http://www.cieej.or.jp/)、そしてTOEFL iBT
の開催状況は、プロメトリックのホームページ(http://www.prometric-jp.com/)で確認することができます。
※CBT(Computer-Based Testing)は2006年9月で終了しています。
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TOEFL ITP(Institutional Testing Program)テスト®
TOEFL テスト作成元であるETS が提供する団体向けTOEFL テストプログラム(模擬試験)で、試験問題は過
去にTOEFL PBTで出題された問題が再利用されているためこのテストのスコアには公式な効力はありませんが、
試験内容はTOEFL PBT に準じていて、高い相互関係があることから、国内外を問わず世界中の教育機関で受
験者の学術的な英語力をはかるために利用されています。
試験は「Level 1 – TOEFL(140 問)」と「Level 2 – Pre-TOEFL(95 問)」の2 種類があり、「Level 1 – TOEFL」
はTOEFL PBTで過去に出題された試験問題がそのまま再利用されていて、中級から上級レベルの英語能力をは
かるのに適しています。「Level 1」のテストと TOEFL PBT(141問)の違いは「Writing」のセクションがないことだけ
で、スコアの評価は「310~677」と同じです(「Level 2 – Pre-TOEFL」のスコアの評価は「200~500」)。
「Level 1 – TOEFL」は「Listening Comprehension(50 問 ‐ 約35 分)」「Structure and Written Expression(40
問 ‐ 25 分)」「Reading Comprehension(50 問 ‐ 55 分)」の3部門で構成されていて、所要時間は約2時間。
「Level 1 – TOEFL」を当事務局で実施しています。
同テストについての詳細は、国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部のホームページ「TOEFL®テスト日本事
務局内 ‐ TOEFL®テストITP」(http://www.cieej.or.jp/toefl/itp/index.html)で確認できます。
※平成28年度はメリーランド大学の入学準備コース(ブリッジ・プログラム)に限り、同テストのスコアで応募が可能ですが、
取得してから年数が経過している場合は同大学が実施する事前審査を受けて英語の能力を証明する必要があります
(同大学の正規入学コースへは応募することはできません)。
英検(実用英語技能検定)
公益財団法人日本英語検定協会(Society for Testing English Proficiency - STEP)が運営する文部科学省後
援の試験です。年3回の実施で、試験の結果は合否で判定されます。
試験は5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7つの級に分かれていて、隣接する級は同日受験(ダブル受
験)が可能です。試験の所要時間は受験する級により異なり、5級と4級は1次試験(筆記・リスニング)だけ、3級
以上は1次試験(筆記・リスニング)と2次試験(スピーキング‐面接)に分かれていて、1次試験の合格者が、後日、
2次試験を受験します。
3級以上には1次試験の免除制度があり、1次試験に合格したが2次試験を欠席もしくは不合格だった人は1
次試験合格後の1年間は1次試験が免除されて2次試験のみ受験できます。(1次試験の免除の申し込みをする
場合、試験の受付期間中に1次試験免除申請と検定料の支払いの手続きが必要です。)
1次試験は1級・準1級は長崎県内では長崎・佐世保・諫早の本会場のみで受験しますが、2級から5級は本会
場以外に団体単位で申し込む準会場でも受験することができます。2次試験は本会場での受験です。(1級の2次
試験の試験会場は全国11都市での開催で、九州・沖縄地区は福岡と沖縄の2か所です。)
米海軍佐世保基地内大学ではメリーランド大学に限り、この資格での応募が可能です。
同テストの詳細は、英検のホームページ(http://www.eiken.or.jp/)でご確認ください。
※英検はメリーランド大学以外の海外の大学でも留学する際に必要な英語の資格として正式に認めている大学がありま
す。英検のホームページにはメリーランド大学(University of Maryland University College)は認定校として情報は掲載
されていませんが、同大学のホームページで確認することができます。
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IELTS(アイエルツ)
International English Language Testing System の略
イギリスのUniversity of Cambridge ESOL Examinations、ブリティシュ・カウンシル、IDP Education Australia :
IELTS Australia が共同で管理・運営する16歳以上を対象とした英語能力認定テストです。(国内では公益財団
法人日本英語検定協会が実施運営と広報活動を行っています。)イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーラ
ンドで広く利用されており、アメリカでも入学審査に利用する教育機関が増えています。
このテストには『アカデミック・モジュール』(Academic Module/大学・大学院の入学許可判断基準および英語
圏での看護士や医師登録申請)と『ジェネラル・トレーニング・モジュール』(General Training Module/高等学校・
職業訓練プログラムおよびカナダ・オーストラリア・ニュージーランドへの移住申請者向け)の2種類があり、どちら
も筆記試験の「Listening(30分)」、「Reading(60分)」、「Writing(60分)」と、面接試験の「Speaking(11~14 分)」
の4部門構成で合計所要時間は約2時間45分。テストの結果は1~9までの「バンドスコア」で示され、各部門(パ
ート)でバンドスコアが示され、総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられます。受験対象は16歳
以上。九州地区は福岡で受験できます。
メリーランド大学とトロイ大学への応募には「アカデミック・モジュール」の成績証明書が必要です。
詳細は、公益財団法人日本英語検定協会のホームページ(http://www.eiken.or.jp/ielts/index.html)、または、
ブリティシュ・カウンシル・ジャパンのホームページ(http://www.britishcouncil.org/jp/japan.html)で確認できます。
参 照 2 ‐ 大 学 院 入 学 能 力 認 定 試 験 ( Graduate School Admission Exam )
アメリカで大学院(修士課程以上)への就学を希望する場合、入学の審査の際、大学院レベルの基礎学力を確
認のために用いられるテストで、トロイ大学の修士課程へ応募には下記の3つのテストのうちのいずれか1つの
スコアの提出が必要です。(メリーランド大学の修士課程に応募する場合は提出不要。)

GRE(Graduate Record Examinations)
TOEFLやTOEICを提供するETSが主催するテスト。日本国内では東京と大阪で受験することができます。スコ
アの有効期限は5年間。テスト代金は$205。
詳細は、GREの英語のホームページ(http://www.ets.org/gre/)でご確認ください。

GMAT (Graduate Management Admission Test)
経営修士号(MBA-Master of Business Administration)やビジネス系の修士コースに入学申請する際に、経
営大学院(ビジネススクール)で広く採用されている試験。日本国内では東京・大阪・福岡・沖縄で受験することが
できます。スコアの有効期限は5年間。テスト代金は$250。
詳細は、GMATの英語のホームページ(http://www.mba.com/global)でご確認ください。

MAT(Miller Analogies Test)
このテストは日本国内で実施されておらず、米軍の関係者向けでのみ米空軍の三沢基地(青森県)と嘉手納基
地(沖縄県)の2箇所で受験できます。
詳細は、ピアソンエデュケーション(Pearson Education)のホームページのアセスメント(Assessment)関連のペ
ージ(http://www.pearsonassessments.com/postsecondaryeducation/graduate_admissions/mat.html)でご確認く
ださい。
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参 照 3 ‐ GPA( GRADE POINT AVERAGE)
世界標準的な成績評価方法で、学業成績を平均点で換算して数字で表してあり、欧米の大学や高等学校では
一般的に用いられていて、最近は日本国内でも導入している教育機関が増えています。
トロイ大学の修士課程に応募する場合、学士課程の成績はこの評価で2.5以上が必要です。
セントラル・テキサス・カレッジやメリーランド大学の準学士・学士課程に就学する時は入学手続き後、この成績
評価方式で表されている成績表の提出が必要です。アメリカ以外の高等教育機関(高等学校を含む)を卒業して
いる人は最終卒業校の成績表をアメリカの成績評価機関に依頼(有料)し、アメリカの成績評価の基準に合わせ
て評価替えをした成績表を提出します。(アメリカの高等教育機関の成績表なら評価替えは不要。)
メリーランド大学とトロイ大学の修士課程(大学院)に就学する場合、学士号をアメリカ以外の高等教育機関で
取得しているのであれば、同じく、アメリカの成績評価機関で評価替えを済ませた成績表を大学に提出します。
(アメリカの高等教育機関で学士号を取得している場合は、評価替えは不要で、その時の成績表を提出します。)
アメリカの成績評価機関に成績の評価替えを依頼した場合、依頼をしてから結果が出るまでには約1~2か月
程度かかります。
※大学ごとに指定の成績評価機関が違います。評価機関に依頼をする前にそれぞれの大学の担当者にお問い合わせく
ださい。
※アメリカの成績評価機関に依頼をする前に自分で試算をするのであれば、日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)の
ホームページ(http://www.fulbright.jp/study/schedule/step4_01.html)に記載されている計算式で計算をしてみてく
ださい。(自分で計算して出た結果は、あくまでも目安であり、実際に成績評価機関で出される評価とは異なります。)
米海軍佐世保基地内大学への就学に関する質問は『米海軍
佐世保基地内大学就学実行委員会事務局』へお問い合わせ
ください。
〒857-8585
長崎県佐世保市八幡町1番10号 佐世保市基地政策局内
電話: 0956-24-1111(内線: 2567)
E-mail: [email protected] (佐世保市基地政策局メールアドレス)
【電話による問い合わせ受付時間:8:30~17:15(土日祝日を除く)】
※メールでの問い合わせでは、メールの件名に「基地内大学情報提供希望」と記入し、本文には
①「氏名(漢字・ローマ字)」、②「住所」、③「就学を希望している、または興味がある大学」、
④「取得済みの英語の資格と取得年、または今後取得を予定している英語の資格」を記入して
ください。
㊟当事務局からのお知らせメールが受信できるようにメールのアプリや
セキュリティの設定を変更してください。
作成:平成28年3月29日
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