for Oracle SAP ® T E C H N O L O G Y U P D A T E No. 22 Oracle for SAP, 2013 年 5 月 www.oracle.com/sap ® Please download current version of the Oracle for SAP Technology Update Nr. 22 www.oracle.com/sap Hardware and Software Engineered to Work Together CO NTE N TS 3 ご挨 拶 S AP顧客の皆 様へ 4 オラクルのS AP向けEn gi n e e r e d S yste m : Or a c leインフラによるSAPランドスケープの最適化 6 S A P 顧 客 向けのOr a c le Exa da ta D a ta b a se Ma chine 12 S A P 顧 客 向けのOr a c le Exa da ta S ta r t-U p Pa c k 14 S A P N e t We a v e r 7で認定されたOr a c le Exa lo gic Elastic C lou d 18 S A P 顧 客 向けのS PAR C S up e r Cluste r Op ti m i zed Solu tion 20 S A Pで認 定されたOR ACLE D ATABAS E APPLIANC E 22 S A P 顧 客 が利用できるOR ACLE VM S ER VER FOR X86 VIRT UALIZAT ION 24 統 合データベース・インフラとして採用したOr a c le Exad ataで、SAP ERPの会計処理を20倍高速化したライオン 27 事 業の急速な発展に伴い、プライベート・クラウド・データベースでシステム・パフォーマンスを15倍も向上させた東風汽車 29 I N F O S Y S - OR ACLE EX AD ATA FOR S AP統合ソリューション 3 1 システム・メンテナンスおよび運用の費用を8 0 %削減し、実装時間を500%短縮した神華集団 33 K O Ç TA SのOR ACLE EX AD ATA: 最新のスケールアウト・インフラ 36 O R A C L E D ATABAS E MACH IN E: S APの使用を進化させる鍵 39 S A P 顧 客 がExa da taを配 置する理由 42 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOr a c le Exad ataを採用 46 S A P 認 定 済のOR ACLE D ATABAS E 1 1 g R e le a se 2の機能 52 O r a c l e D a ta b a se 移行テクノロジー 65 S A P N e t We a v e rとの統合: S AP認定済みのOr a cle Solaris C lu ster 3. 3、C lu ster 4. xおよびOracle C lu sterware 66 O r a c l e C lo ud Fi le S yste m fo r S AP 69 S A P 顧 客 向けのR EAL APPLICATION TES TIN G 72 O R A C L E D ATABAS E 1 1 G AD VAN CED COMPRESSIONを使 用して大 幅な節約を達成したINDESIT S A P 顧 客 が 使 用 で きる O r a c l e A u t o m a t i c S t o r a g e M a n a g e m e n ( t A S M )とA S M C l u s t e r F i l e S y s t e m( A C F S ) 75 ニュルンベルク市のOR ACLE S OLAR IS CLU S TER 4. 0 FOR SAP 77 C O N A GR A FOOD SのAD VAN CED COMPR ES S ION: 卓越したソリューション - 投資の回 避、パフォーマンスの向上 82 E D EK AのOR ACLE R AC 1 1 G: セキュリティと安定性の提 供 85 完 璧な移 行、データベースの総所有コストの約50 %削減と生産性の+ 50%の向 上を実現したAkzoNobel社 86 D B 2をO r ac le D a ta b a seに切り替えたH ELS AN A G ROUP 88 O R A C L E AD VAN CED CU S TOMER S ER VICES FOR SAP SAP環境向けのデータベース・サービス 92 イギリスC EN TR ICAのOR ACLE AD VAN CED CUST OM ER SERVIC ES 93 N XP S E M ICON D U CTOR S : 50 %のデータベース縮 小、7. 5テラバイトのデータベース移行を週末だけで実 現 95 G E B E R I Tは、OR ACLE D ATA GU AR D 1 1 Gで大きな付加価値を獲 得 97 S A P 用 O r a c le S un ITインフラの重要情報(ストレージ、システム、OS、仮想化および管 理) 98 O r a c l e D B r e la te d N o te s fo r S AP オラクルは、SAPアプリケーションを実行するための完全なITデータベースおよびインフラ・スタックを提供します SAP顧客の皆様へ Hardware and Software Engineered to Work Together. オラクルは、データベース、ビジネス・ソフトウェア、オペレーティング・システム、サーバー、 ストレージなど、世界 でもっとも完全でオープンな、統合されたテクノロジー・スタックを提供します。オラクルのテクノロジーがSAPアプ リケーションの動作を向上させます。 オラクルとSAP AGは、25年にわたり数万の共通の顧客サービスへの取り組みを続け、長年のリセラーおよび顧 客サポート契約を締結しています。 この契約は、Oracle Databaseテクノロジーへのアクセス機能を拡張し、 グロー バル・レベルの顧客サービスを提供します。オラクルの製品戦略は、ITインフラ全体に柔軟性と選択肢を提供しま す。中規模から大規模のSAPシステムを運用する、あらゆる業種のSAP顧客の大多数が、自社のアプリケーションを Oracle Databaseに委ねています。SAPアプリケーションを稼動させている企業は、 メジャーなあらゆるオペレー ティング・システムでOracle Databaseを使用しています。 オラクルのエンジニアド・システムは、業界で比類ないクラス最高のエンタープライズ・パフォーマンス・レベルを実現するために最適化されています。 本番までの時間は、事前に設計され組み込まれたハードウェアとソフトウェアのバンドルを実装することにより達成され、単一ベンダーによるインフラ・ス タックは、IT環境の購入、配置、サポートに関連するコストを簡素化し削減します。 Oracle Exadata Database Machineは、すべてのSAPデータベースおよびSAP以外のデータベースをプライベート・データベース・クラウド環境に統 合します。 この環境により、 プライベート環境でOracle Database Cloudを実行するための最高のパフォーマンスと高可用性のプラットフォームが提供さ れます。Sunの業界標準のハードウェア、オラクルのインテリジェント・データベースおよびストレージ・ソフトウェアを使用して構築されたExadata Database Machineは、オンライン・トランザクション処理(SAP ECC 6.0など)、データ・ウェアハウス(SAP BW 7.0以上など)、複雑なワークロード統合 (SAP、SAP以外)など、あらゆる種類のデータベース・ワークロードに対して最高のパフォーマンスを実現します。簡単に短時間で実装できるExadata Database Machineは、最大規模の最重要データベース・アプリケーションにただちに対応し、特殊な状況以外では、 アプリケーションを10倍以上の速 度で実行します。そのため、 このマシンを配置するSAP顧客が急増しています。 Oracle SPARC SuperClusterは、新しいSPARCプロセッサの演算能力、Oracle Solaris 11のパフォーマンスとスケーラビリティ、Oracle Exadataスト レージの最適化されたデータベース・パフォーマンス、Oracle Exalogic Elastic Cloudの加速されたミドルウェア処理を6.40以降のSAPカーネルで統合 する最初の汎用Engineered Systemです。SAP Super Clusterの顧客は、Solaris 10と11を混在させることができ (ゾーン・サポート)、SAPの古いバー ジョンが必要な場合には、既存のSAN環境を使用できます。 オラクルは、SPARC M5およびT5サーバーのポートフォリオの完全リフレッシュと拡張により、エンタープライズ・コンピューティングの経済性を再定義 し、最高の価格/パフォーマンスで業界最大の価値を提供します。顧客は、迅速な配置に加え、Oracle Database、 ミドルウェア、ビジネス・アプリケーショ ン、サポートされたOracle Optimized Solutionsとの緊密な統合によりリスクを軽減できます。 Oracle Database Applianceは、単一システムで活用し、配置および管理が簡単な、世界でもっとも利用されているデータベース - Oracle Database 11g - を活用する新しい方法です。 これはソフトウェア、サーバー、 ストレージ、ネットワークの完全なパッケージで、簡素化を目的に設計されています。つ まり、配置、 メンテナンス、およびデータベース・ワークロードのサポートを簡素化することにより、時間と費用を節約します。 Oracle Linux 6は、SAPインフラ・コンピューティング・ニーズに応えるOracleの最新のLinuxバージョンです。高速で信頼性が高い上、SAP環境の Oracle Databaseのために最適化さされています。SAPに対する最高のパフォーマンスの実現、顧客への最新の技術の提供、データ整合性、 より強固な セキュリティ、 アプリケーション稼働時間を改善します。 Oracle VM Server for x86は、無償のサーバー仮想化ソリューションで、SAPおよび他のエンタープライズを容易に配置、管理、サポートします。 ドイツ、 ワルドルフのSAP AGのOracle開発チームは、継続してSAP開発者との連携し、SAP顧客が常に最新の最適化されたオラクルテクノロジー、確実 なパフォーマンス、信頼性および技術革新にアクセスできるようにしています。Oracle Database 12cはSAP アプリケーションをサポートする予定です。 Oracle for SAP Service & Supportチームが提供するAdvanced Customer Services(ACS)には、Assisted Services Engagements(ITインフラの 分析/拡張およびSAP Readiness Service)を含め、ヘルス・チェック、 ワークショップ、データベース移行、パフォーマンス、チューニングおよびACS Oracle Solaris Services for SAP Environmentsなどがあります。 詳細、 この冊子およびバックナンバーについては、次のサイトを参照してください。www.oracle.com/sap ご意見、 ご質問は、次のアドレス宛にお寄せください。[email protected] Sincerely, オラクル・コーポレーション(米国) SAPアライアンス担当副社長 日本オラクル株式会社 SAPアライアンス担当マネージャー ゲルハルト・カップラー 岩崎 護 3 4 オラクルのSAP向けEngineered System: OracleインフラによるSAPランドスケープの最適化 サーバー、ストレージ、ネットワーク、オペレーティング・シス Oracle Exadata Database Machine テム、データベース、 ミドルウェアのすべての順序付け、構 データ・ウェアハウス、OLTP、および負荷が混在するデータ 成、インストール、テスト、 メンテナンスを継続的におこなう ベース・アプリケーションで最高のパフォーマンスを実現す 必要があるため、SAPランドスケープは複雑さを増していま るように設計されたOracle Exadata Database Machineは、 す。 このため、SAPの配置と拡張は、時間が必要な複雑なプ そのまま使用できます。 このシステムには、必要なすべての ロセスになる可能性があります。また、パッチ処理、ソフト ソフトウェア (Oracle Database、Oracle Database Real ウェアの更新、ハードウェアの追加により、SAPランドスケー Application Clusters(RAC)、Oracle Grid Infrastructure) プを最新の状態に保つには、多くの熟練した人材とトレーニ が 事 前 設 定 され て い ま す。ストレ ー ジ・サ ー バ ー は 、 ングが必要です。オラクルのSAP向けEngineered Systems Infinibandスイッチとイーサネット・スイッチを使用して、あ は、 ランニングコストが低く合理化されたインフラに、 より多 らかじめラックにケーブルで固定されています。工場で統合 くのサービスを素早く配置する経験豊かなITマネージャを とテストを完了したOracle Exadataパッケージは完全な状 支援するシステムです。 態で納品されます。そのため、配置までの期間が時には数か 月も短縮されます。 オラクルのSAP向けEngineered Systems 25年以上にわたり、企業は業務に不可欠なSAP環境を最新 データベースの使用と統合に特化して設計された、Oracle のOracleソフトウェアに委ねてきました。今日、オラクルの統 Exadata Database Machineの中心は、Oracle Database 合されたインフラ・スタック(サーバーとストレージ、オペ 11gソフトウェア、Oracle Exadata Storage Serversとソフト レーティング・システム、データベース・ソフトウェア、 ミドル ウェアです。ストレージ・サーバーは、大規模パラレル・アー ウェア、ネットワーキング、および組込みの仮想化機能で構 キテクチャを使用して、従来のストレージの限界を克服し、 成)は、S A Pアプリケーションに最 適 化され 、即 応 性とパ データベース・サーバーとストレージ間のデータ帯域幅を大 フォーマンスを実現しています。現在、 この統合されたスタッ 幅に拡大しています。 さらに、Exadata Smart Scan、Exadata クは、事前に統合、テスト、構成がおこなわれEngineered Smart Flash Cacheなど革新的なExadataテクノロジーは、 Systemsのファミリとして利用でき、データ・センターの業務 データベース処理を加速し、SAPアプリケーションのI/O操 の簡素化やSAP環境の迅速で簡単な配置を通して、 ビジネ 作を高速化します。 ス革新を加速します。 SAPセントラル・サービス(メッセージおよびエンキュー・ サーバー) とデータベースを同じマシンで実行できるため、 システム稼働と同時に高可用性が即座に実現します。十分 にスケーラブル、セキュア、冗長なOracle Exadata Database Machineは、SAPにより認定およびサポートされ、SAPアプリ ケーションに理想的なサービスとしてのデータベース・プ ラットフォームを提供します。向上したアプリケーション・パ フォーマンス、容易なワークロード管理、データ・センターの 効率改善、配置までの時間の短縮により、企業はリアルタイ ムで、 より低コストで的確な意思決定ができます。 Oracle’ s Engineered Systems for SAP Oracle Exalogic Elastic Cloud Oracle SPARC SuperClusterは、SAPの汎用システムとして、 Oracle Exalogic Elastic Cloudは、セキュアでミッション・ク システムにインストールされたSAP Central Instance、 リティカルなプライベート・クラウド基盤を構築するために特 Central Serviceおよびデータベース・ソフトウェアと適合さ 別設計された、世界初のEngineered Systemです。Oracle れています。事前にテストされたシステムはすぐに使用でき、 Exalogic Elastic Cloudは、スケーラビリティに事実上の制 企業はSAPサービスを数日の間で配置できます。統合された 限がなく、卓越した性能と初めて実現された簡素な管理に SAPアプリケーションは、オラクルの統合された仮想化テクノ 特徴があります。Oracle Exalogic Elastic Cloudは、小規模 ロジーを介して、Oracle Solaris 10とOracle Solaris 11が な部門アプリケーションから最大規模のもっとも要求の厳し 混在する環境でも実行できます。さらに、Oracle SPARC いSAPアプリケーションまで対応する、アプリケーションの理 SuperClusterはSAPより認定およびサポートされ、ベスト・プ 想のプラットフォームです。計算集中型のワークロード用に ラクティスの配置、継続的なフル・スタックおよびパッチのテ 調整され、組込み/構成済みのExalogicの各システムには、 ストなどを含む、Oracle Optimized Solution for SAPとして 完全に統合されたホットスワップ可能なx86演算ノード、高 提供されます。 性能のZFS Storage Appliance、広帯域幅のインターコネク ト・ファブリックとスイッチが含まれています。 Oracle Database Appliance システム全体が超高速の高スループットのインターコネクト されたデータベース・アプライアンス(ソフトウェア、サー Oracle Database Applianceは、完全な冗長性を持つ、統合 で接続され、高いスケーラビリティ、弾力性および冗長性を バー、ストレージ、ネットワーキング)で、ボタン1つの操作で 持つ単一の大規模なコンピュータになります。システムはI/ インストール、パッチ処理、診断を提供します。完全なワン Oファブリックを活用し、標準的なアプリケーション・サー ボックスのOracle RACデータベース・クラスタは、Oracle バー構成よりも10倍速いパフォーマンスを提供します。 さま Database 11g Enterprise Editionとともに出荷され、インス ざまなセキュリティ、信頼性、性能、およびサービス・レベル トール済みのOracle Real Application Clustersが、SAPア の要件を持つ何千ものアプリケーションを単一のExalogic プリケーションの高可用性データベース・サービスをサポー システムで実行できるため、SAPアプリケーション統合に理 トします。 メンテナンスは簡単です。1つのパッチが1回の操 想的なプラットフォームです。 また、Oracle Databaseを実行 作ですべてのファームウェアとソフトウェアに対応します。ア するOracle Exadata Database Machineと併用すると、理想 プライアンスのためにとくに設計され、オラクルによりテスト 的な専用システムの基盤になります。 されたパッチが使用されます。最大4TBのデータを統合でき るため、中規模の企業および部門別システムに最適です。 Oracle SPARC SuperCluster SPARC SuperCluster T4-4ではオラクルの技術革新、つまり 結論 次世代のSPARC T4サーバーの演算能力、Oracle Solaris ネットワーク帯域幅、アクセス、データの肥大化と言った課題 11のパフォーマンスとスケーラビリティ、Oracle Database を抱えるビジネス・クリティカルなアプリケーションを対象に 11gの最適化されたデータベース・パフォーマンス、Exadata 構 築およびチューニングされたオラクルのE n g i n e e r e d ストレージ、Oracle Exalogic Elastic Cloudの加速されたミ Systemsは、SAPインフラを最適化し、操作の向上に役立つ ドルウェア処理を組み合せて、汎用のエンジニアド・システ 多数のオプションを提供します。SAPランドスケープ内部に1 ムを構成し、基幹業務用のSAPアプリケーションに高可用性 つ以上のOracle Engineered Systemsを配置すると、 より堅 を提供します。多数のデータベースとアプリケーションを単 固なインフラ、パフォーマンスの向上、効率と使用率の向上、 一システムで実行できます。データ圧縮、問合せ、OLTPの応 アプリケーションとデータベースの統合による管理の簡素 答時間、およびJavaミドルウェアのパフォーマンスが即座に 化、総所有コストの改善を得ることができます。 改善され、その利点を活用できます。 5 6 SAP顧客向けのOracle Exadata Database Machine Oracle Exadata Database Machineは、SAPより2011年6 SAP顧客は、SAPアプリケーションを変更なしで実行する 月10日に認定されSAP NetWeaver 7.0以上で使用できます。 Exadataにデータベースを簡単に移行できます。Exadataへ SAP ERP 6.0、SAP BW 7.x、SAP CRM 7.xのような、SAP の移行(Oracle LinuxまたはOracle Solaris上のDBサー NetWeaver 7.xがベースのSAP製品すべてを含みます(完 バー)の容易さは、移行まで使用していたソース・プラット 全なリストは、http://www.service.sap.com/PAMを参照し フォームによりますが、同種または異種OSプラットフォーム てください)。 の移行と変わりません。移行は、ソース・プラットフォームと 移行ツール(R3Load、RMAN複製データベース、RMANトラ Oracle Exadata Database Machineはソリューションを簡 ンスポータブル表領域またはO2O/Triple-O)によって、オン 単に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・ ラインまたはオフラインで実行できます。詳細は、scn.sap. パフォーマンスを提供するOracle Databaseをホストしま community/oracleを参照し、Oracle Engineered Systems す。Exadata Database Machineは、 「ワンボックスのクラウ を確認してください。 ド」 としてデータベース・サーバー、Oracle Exadata Storage Server、ストレージ・ネットワーキングのためのInfiniBand アプリケーションに対する透過性、Oracle Database 11.2、 ファブリック、およびOracle Databaseのホストに必要なすべ RACなどの実績あるテクノロジーによる実行、システム統合 てのコンポーネントで構成され、オンライン・トランザクショ の試行錯誤、既存の人材とスキルの活用、迅速なデータベー ン処理(SAP ERP 6.0)、データ・ウェアハウス(SAP BW 7.x) ス問 合 せ の 実 行( 多くの 時 間 が 必 要 な、大きくて複 雑 な および複雑なワークロード統合のために優れたI/Oおよび Infocubes、問合せ、 トランザクション)、管理時間の短縮、簡 SQL処理パフォーマンスを実現します。Real Application 単になるパッチ処理、稼働時間の長さ、そのどれをとっても ClustersとExadataストレージを使用した大規模パラレル・ ExadataがSAP顧客に与えるメリットは明白です。Exadata グリッドを活用すると、あらゆる種類のデータベース・アプリ は、SAP顧客で実証済みのすぐに使用できる、高可用性と障 ケーションに最高のパフォーマンスを提供します。使いやす 害時リカバリを提供します。 プラットフォームとデータベース く管理も簡単なデータベース・マシンとExadataストレージ を集約し、電力および冷却の消費量を削減します。そして一 は、 リニアなI/Oスケーラビリティによりブレークスルー・パ 番大事な点ですが、Oracle Exadataは単一のベンダー、バン フォーマンスを提供し、 ミッション・クリティカルな可用性と ドル済みOS、RDBMSパッチ・セットで構成されています。つ 信頼性を実現します。 まり、複数ベンダーに悩まされることがなくなります。 柔軟な3層アーキテクチャにより、SAPインスタンスを実行す SAPアプリケーションとOracle Exadata Database Machine Presentation Application SAP Instances Database on Exadata るハードウェアとオペレーティング・システムを任意に組み 合せ、Oracle Exadata Database Machineとともに使用でき ます。たとえば、Oracle Exadata Database Machineに対し て、AIX、HP-UX、LinuxまたはSAP認証済みの他のプラット SAP ECC 6.0 フォームでSAPアプリケーションを実行できます。柔軟な構 造のレイヤーは変更する必要がありません。既存のSAP環 境にOracle Exadata Database Machineを簡単に導入でき SAP Instances SAP BW 7.x SAP Instances SAP CRM 7.x ます。 Oracle Exadata Database Machine for SAP Customers データベース・サーバーで動作するデータベース・インスタ ンスに加え、顧客は、Oracle Clusterwareをベースにした SAPCTLでデータベース・ノードのSAP Central Serviceの可 用性を高めることができます。ただし、ユニコードのSAPシス テムの場合に限定されます。すでにSAP Central Servicesに データベース・クラスタ以外の別のクラスタを使用している 環境で、Oracle Exadata Database Machineを導入する場 合は、SAP Central Servicesに使用するクラスタはそのまま 継続して使用できます。また、Exadataデータベースでは、 BR*Toolsも同様に動作するようサポートされています。 データベースの移行方法は、ホワイト・ペーパー『Oracle Exadata Database Machineで稼動するSAP NetWeaverベ スト・プラクティス・ガイド』で説明しています。scn.sap.community/oracleを参照し、Oracle Engineered Systemsを確 認してください。実際に、データベースのExadataへの移行 は、すでに詳しく説明したASM(自動ストレージ管理のファイ ル・システム)の移行と違いはありません。 Oracle Exadata Database Machineはソリューションを簡 単に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・ パフォーマンスを提供するOracle Databaseをホストしま す。Exadata Database Machineは、データベース・サーバー で構成される 「ワンボックスのクラウド」 です。 Oracle Exadata Database Machineは、配置と同時にすぐ に使用できる事前設定されたシステムです。 これまでのデー タベース配置プロセスに必要だった統合作業、 コスト、時間 が大幅に削減されます。Exadataのよく知られた構成では、 Oracle Supportが提供するサービスに精通しているため、 優れたサポート・エクスペリエンスを得ることができます。 OLTP、OLAP、 またはこれらの組合せを含むさまざまなアプ リケーション向けにデータベースを配置する場合や、複数の データベースの統合プラットフォームとして使用する場合 に、共通のインフラというメリットによってデータ・センター の効率化に大きな機会が創出されます。 まさに、 「ワンボック スのクラウド」です。 7 8 Exadata Database Machineには2つのバージョンがあります。 Machine独自の強力なExadataソフトウェア・テクノロジー • Oracle Exadata Database Machine X3-2は、あらゆるア が提供されます(Hybrid Columnar Compressionは、 まだ プリケーション要件に対応できるよう、E i g h t h R a c k、 SAPに認定されていません)。Exadata Storage Serverの Quarter Rack、Half Rack、およびFull Rackの構成を用意 ハードウェア・コンポーネント (別名Exadataセル)は、高パ しており、要件の変化に合せて簡単に拡張できます。Full フォーマンスのデータベース処理要件を満たすために慎重 Rackは、8台の2ソケット・データベース・サーバーと14台 に選択されました。Exadataソフトウェアは、ハードウェア・コ のOracle Exadata Storage Server、InfiniBandスイッチ、 ンポーネントとOracle Databaseが最大限に利用できるよう 22テラバイトを超えるExadata Smart Flash Cacheで構 最適化されています。各Exadataセルにより、優れたI/Oパ 成され、きわめて高速なトランザクションのレスポンス時 フォーマンスと帯 域 幅 がデ ータベースに提 供されます。 間と高いスループットを実現しています。詳細は、次のデー Exadata Storage ServerのCPUコアは、Exadataストレージ タ・シートを参照してください。 で実行されるSmart ScanのSQL処理などの機能に割り当ら http://www.oracle.com/us/products/database/ れています。Oracle Databaseの優れたセキュリティ機能で exadata/database-machine-x3-2/overview/index.html 構築されたExadataストレージでは、完全に暗号化された データベースへの問合せが可能です。毎秒数百ギガバイト Exadataのハードウェア構成 の速度で実行される問合せにはオーバーヘッドがほとんど 発 生しませ ん 。これ は 、復 号 化 処 理 をソフトウェアから Exadata Storage Serverハードウェアへ移行することで実現 されます。この機能を可能にするAdvanced Encryption Standard(AES)は、Exadata Storage Serverで使用される OracleソフトウェアとIntelプロセッサによってサポートされ ています。 Exadata Storage Expansion Rackは、Exadata Database MachineやSPARC SuperClusterにストレージ容量を追加 するために、もっともシンプルで、迅速かつ堅牢な手段とな るよう設計されています。Exadata Database Machineの最 • Exadata Database Machine X3-8は、大量のデータを要 適な拡張手段であるExadata Storage Expansion Rackは、 するデータベース配置向けに設計されており、オンライン・ 大規模なミッション・クリティカルなデータベースのビッグ・ トランザクション処理(SAP ECC 6.0など)、データ・ウェア データ要件を満たすために使用できます。 ハウス(SAP BW 7.0以降など)、複合ワークロードの統合 を含むすべてのアプリケーションに、卓越したパフォーマ Exadata Storage Expansion Rackは、大量のデータを要す ンスとスケーラビリティをもたらします。2台の8ソケット・ るデータベース配置向けに設計されています。LUNやマウン データベース・サーバーと14台のOracle Exadata Storage ト・ポイントを構成する必要がないため、Expansion Rackは S e r v e r、I n f i n i B a n dスイッチ、2 2テラバイトを超える 非常に簡単に構成できます。 ストレージを構成しデータベー Exadata Smart Flash Cacheで構成され、きわめて高速な スに追加する場合は、簡単なコマンドを使用して、わずか数 トランザクションのレスポンス時間と高いスループットを 分で完了します。 実現しています。詳細は、次のデータ・シートを参照してく ださい。 Exadataのイノベーション http://www.oracle.com/us/products/database/exadata/ Oracle Exadata Database Machineは、オンライン・トラン database-machine-x3-8/overview/index.html ザクション処理(SAP ECC 6.0など)、データ・ウェアハウス (SAP BW 7.0以上など)および複雑なデータベース・ワーク Exadata Storage Server ロード統合を含む、あらゆる種類のデータベース・アプリ Exadata Storage Serverでは、Exadata Storage Server ケーションに、卓越したパフォーマンスとスケーラビリティを Softwareが実行され、Smart Scan、Smart Flash Cache、 もたらします。Exadataの卓越したパフォーマンスの立役者 Smart Flash Logging、IO Resource Manager、Storage は、Exadata Smart Flash Cacheハードウェアと、それを駆 Indexes、Hybrid Columnar Compressionなど、Database 動するインテリジェントなOracle Exadata Storage Server Oracle Exadata Database Machine for SAP Customers Softwareです。Exadata Storage Server Softwareの Exadataを使用する場合、大部分のSQL処理はデータベー Exadata Smart Flash Cache機能は、データベース・オブ ス・サ ー バ ー からE x a d a t a セ ル にオフロードされます。 ジェクトをフラッシュ・メモリーに合理的にキャッシュし、時間 Exadataは、データベースへの従来のブロック提供サービス のかかるディスクへの機械的なI/O処理を非常に高速なフ に加えて、データベース・インスタンスから基本的なストレー ラッシュ・メモリーで処理します。また、Exadata Storage ジへのファンクション・シッピングを有効にします。従来のス Server Softwareは、Exadata Smart Flash Logging機能を トレージと比較して、Exadataストレージがおこなう独自の処 提供し、データベース・ログI/Oを高速化します。Exadata 理の1つは、問合せの対象である表全体ではなく、データ Smart Flash Cacheは、Oracle Exadata Database Machine ベースの問 合 せに対 応した行と列のみを返すことです。 に不可欠なテクノロジーの1つで、毎秒最大150万のランダ ExadataはSQL処理をできるかぎりデータ (またはディスク) ムI/O処理(IOPS)およびストレージ内での毎秒最大100GB の近くにプッシュし、すべてのディスクを同時に稼動させま のデータのスキャンを可能にします。 す。 これにより、データベース・サーバーのCPU消費が削減さ オラクルのExadata Smart Flash Cache機能はほかに例を データの移動に、 より小さい帯域幅が使用され、表全体では 見ない独自なものです。Exadata Flashストレージは、ディス なく問合せの結果セットが返されます。データ転送やデータ クの代用品ではありません。Exadataソフトウェアのインテリ ベース・サーバーのワークロードを排除することは、常に帯 れ、データベース・サーバーとストレージ・サーバー間での ジェント機能は、いつ、 どのようにフラッシュ・ストレージを使 域幅およびCPUに拘束されるデータ・ウェアハウスの問合せ 用するかを決定し、協調キャッシング戦略の一環として、最 に大きな利点をもたらします。データ転送の排除は、大規模 適 な 方 法でデ ータベースにフラッシュを組 み 込 みます。 なバッチ処理やレポート処理を含め、オンライン・トランザク Exadataストレージをスケールアウトすると、フラッシュ・パ ション処理(SAP ECC 6.0など) システムにおいて大きなメ フォーマンスがもたらすメリットをアプリケーションで享受で リットとなります。 きます。従来のストレージ・アレイは、内部やネットワークに 多数のボトルネックを抱えているため、 フラッシュによる利点 Exadataはデータベースを使用するSAPアプリケーションに が妨げられます。 フラッシュをストレージ・アレイに追加する 対して、完 全 に透 過 的です。従 来 のシステムで 動 作 する ことはできても、潜在的なパフォーマンスの多くをアプリケー Oracle Database 11g Release 2とまったく同じものが、 ションで実現することはできません。 Database Machineで動作しますが、Database Machineで は、 より速く動作します。既存のSQL文は、Exadataストレー Oracle Exadata Storage Serverにはスマートなフラッ ジが使用される場合、非定型でもパッケージ内でも (例: SAP シュ・キャッシュ機能が 直 接 実 装されています。E x a d a t a またはカスタム・アプリケーション)影響を受けることはなく、 Smart Flash Cacheでは、アクセス頻度の高いデータは非 変更も必要ありません。オフロード処理およびソリューション 常に高速なフラッシュ・ストレージに格納されますが、大部 の帯域幅の利点は、変更することなくアプリケーションに提 分のデータはコスト効率の非常に高いディスク・ストレージ 供されます。Oracle Databaseの全機能は、Exadataで完全 に格納されます。 この処理は、ユーザーの手を煩わすことな にサポートされています。Exadataは、Oracle Databaseの単 く自動的に実行されます。Oracle Flash Cacheは、再利用さ 一インスタンスおよびReal Application Cluster配置と同様 れることのないデータやキャッシュに適さないデータを巧 に、効果的に連携します。Oracle Data Guard、Oracle みに見分けてキャッシングを回避します。Oracle Database Recovery Manager(RMAN)、Oracle GoldenGateなどの機 とE x a d a t aストレージを使用すると、ユーザーは、データ 能、およびその他のデータベース・ツールは、Exadataを使用 ベース表、索引およびセグメントのレベルで特定のデータ してもしなくても同様に管理されます。Exadata以外の従来 をフラッシュに保持するよう指定できます。フラッシュへの のストレージを使用する場合とまったく同じ方法で操作でき 表の出し入れは簡単なコマンドで実行でき、フラッシュ・ るため、ユーザーおよびデータベース管理者は、現在、慣れ ディスクを含む従来のストレージのように、別の表領域や 親しんで いるツー ルと知 識を 活 用できます。D a t a b a s e ファイルまたはLUNに表を移動させる必要はありません。 Machineには、従来のシステムと同じOracle Databaseと機 Exadata Smart Flash Cacheは、ログの書込みI/Oの待機 能が存在するため、Database Machineを管理するITスタッ 時 間を 短 縮し、デ ータベ ース・ロギング から発 生 するパ フには、Database Machineで管理するソフトウェアについて フォーマンスのボトルネックを解消するためにも使用されま 同様の知識が必要です。Database Machineを管理する場 す。ユーザーのトランザクションをコミットする時間は、ログ 合、Oracle Databaseの管理、バックアップとリカバリ、RAC、 書込みの待機時間に影響されます。 Oracle SolarisおよびOLのエクスペリエンスが重要です。 9 10 Oracle Exadata Database Machine for SAP Customers Exadata Smart Flash Cache Exadata Smart Flash Cacheにより、各セルで非常に高いパ 各Exadataセルには、1600GBのExadata Smart Flash フォーマンスが実現します。Exadataソフトウェアは、帯域幅 Cacheが搭載されています。つまり、Database Machine を最大にするために、 フラッシュとディスクから同時にスキャ X3-8とFull RackのX3-2には、22TBのフラッシュが搭載さ ンできます。 フラッシュ内の自動キャッシュ機能により、圧縮 れていることになり、ほとんどすべてのデータベースを上回 されていないデータにアクセスする場合、各Exadataセルで る数字です。 このソリッド・ステート・ストレージは、Exadata 最大5.4GB/秒の帯域幅と125,000IOPSを提供できます ストレージのパフォーマンスを大幅に向上します。標準ディ データが圧縮形式で保存されている場合、ユーザー・データ スク読込みの応答時間の10倍、標準ディスク読込みのIOPS 容量、達成可能な帯域幅およびIOPSの量は、多くの場合、 の100倍向上させ、 しかもメモリーに代わる低コストを実現 10倍またはそれ以上に増加します。 これは、Oracle Database します。読込みおよび書込み処理の平均的なパフォーマンス と従来のストレージ・デバイスを使用する場合と比較し、大 では、全体的に10倍向上します。 幅に増加することを示しています。 Exadataの最大限のパフォーマンスの立役者は、Exadata Smart Flash Cacheハードウェアと、それを駆動させるイン テリジェントなOracle Exadata Storage Server Softwareで Exadata Database Machine向けのEnterprise Manager のサポート す。Exadata Storage Server SoftwareのExadata Smart Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cは、 Flash Cache機能は、データベース・オブジェクトをフラッ Exadata Database Machine全体を管理し、監視から管理、 シュ・メモリーに合理的にキャッシュし、時間のかかるディス 設計されたシステム全体の継続メンテナンスまで、総合的な クへの機械的なI/O処理を非常に高速なフラッシュ・メモ ライフ・サイクル管理を提供します。 リーで処理します。 また、Exadata Storage Server Software は、Exadata Smart Flash Logging機能を提供し、データ 統合されたシステムの監視 ベース・ログI/Oを高速化します。Exadata Smart Flash Oracle Enterprise Managerは、管理者に総合的な監視と Cacheは、Oracle Exadata Database Machineに不可欠な 通知を提供し、事前にOracle Exadata Data Machine、 ソフ テクノロジーの1つで、毎秒最大150万のランダムI/O処理 トウェア・コンポーネント、ハードウェア・コンポーネントの問 (IOPS)、およびストレージ内での毎秒最大100GBのデータ のスキャンを可能にします。 題を検出し、対応できるようにします。管理者は、データ・セ ンターが置かれた環境の要件に応じて、これらの監視設定 を容易に調整できます。管理者はアラートの通知を受け取る Exadataストレージの容量、パフォーマンス、帯域幅、およびIOPS と、アラートや 問 題 のあるコンポ ーネントに関 連したパ Oracle Exadata Storage Serversには、600GB、15,000RPM フォーマンス基準の履歴を簡単に表示させ、InfiniBandポー の高パフォーマンスSASディスク、 または3TB、7,200RPMの トのネットワーク・パフォーマンスやExadataストレージ・セ 大容量SASディスクのいずれかが12本搭載されています。 ルのディスク・アクティビティなど、問題の根本原因を特定で 高パフォーマンスのSASディスクを使用したExadata Storage きます。 また、Oracle Enterprise Managerは、Exadataの Serversは、最大3.25TBの非圧縮ユーザー・データ容量と最 ハードウェア・コンポーネントにダイレクトに接続し、ハード 大1.8GB/秒のRAWデータ帯域幅を実現します。大容量の ウェア関連の障害およびログ・サービス要求を管理者に自動 SASディスクを使用するExadata Storage Serversは、最大 的に警告できます。 これは、Oracle Support機能のOracle 16TBの非圧縮ユーザー・データ容量と最大1.3GB/秒の Automatic Service Requests(ASR) との統合により実現し RAWデータ帯域幅を実現します。圧縮形式で保存した場 ます。従来のシステムでは、データベース、システムおよびス 合、各セルで提供されるユーザー・データ容量とデータ帯域 トレージのそれぞれの管理者の協力が必要だった問題の検 幅は大幅に増加します。 出も、今ではExadata Database Machine全体の統合された システム監視により、数分で診断できます。 Runs Oracle 10x Faster * The World’s Fastest Database Machine • Hardware by Sun • Software by Oracle * But you have to be willing to spend 50% less on hardware. 10x faster based on comparing Oracle data warehouses on customer systems vs. Oracle Exadata Database Machines. Potential savings based on total hardware costs. Oracle Database and options licenses not included. Actual results and savings may vary. Copyright © 2010, Oracle and/or its a affiliates. All rights reserved. Oracle and Java are registered trademarks of Oracle and/or its affiliates. Other names may be tratemarks of their respective owners. 12 SAP 顧客向けの Oracle Exadata Start-Up Pack 迅速な結果を実現する統合アプローチ このサービスは、Oracle Exadata配置の成功に不可欠な、お オラクルのEngineered Systemsは、事前統合されたテクノ もな領域の現状を評価します。さらに、実装、移行戦略およ ロジーで卓越したパフォーマンスを提供します。顧客は、エ び人とビジネス・プロセス両方に関わる変更管理を網羅し ンジニアド・システムによる本番までの時間短縮の利点を実 た推奨事項の文書とともに、Oracleベスト・プラクティスに 現するために、最善の方法で数々の要件に取り組む必要が 沿った評価のギャップ分析が提供されます。 あります。 製品サポートの即応性 SAP顧客向けのOracle Exadata Start-Up Packは、統合さ オラクルのService Delivery Managersとエンジニアは、オ れたサービス・パッケージと製 品 の 専 門 知 識を提 供し、 ラクルと顧客のプロジェクト・チームの連携およびOracle Oracle Exadataシステムの最適で計画的な配置を実現しま Exadataのインストールと稼動プロセスのチェックといった す。オラクルのサービス・エキスパートは、戦略的なアーキテ プロジェクトの目標を積極的にサポートします。サポート内 クチャ設計および計画からサービスをスタートします。次に、 容を強化するために、主要なベスト・プラクティスを検討する オラクルのベスト・プラクティスに従ってシステムをインス ガバナンス会議を開催し、その場でオラクル、顧客、パート トールおよび構成します。オラクルのサポート・エンジニア ナー全員の本番前のアクティビティを説明します。 は、顧客のアーキテクチャ設計プラン実行中に、本番前の工 程全体を通してサポート内容を再確認します。本番稼動が Oracle Exadata Start-Up Advisory Serviceの成果を活用 開始されると、オラクルはとくにSAP顧客に年4回のパッチを して、Oracleエンジニアは、顧客が配置の成功に向かって 提供し、1年の間Oracle Exadataスタック全体に展開します。 シームレスなコースを進めるための詳細と推奨事項、および 継続的な本番サポートを提供します。検討される主要な技 Start-Up Advisory Service 術の領域は、構成、データ移行、移行方法の種類(S A Pの Oracle Exadata Start-Up Advisory Serviceは、最上級の実 R3LOAD、RMAN、 トランスポータブル表領域、O2O(Oracle 装保証を提供します。オラクルのエキスパートのチームは、 DBからOracle DBへの移行)またはTriple-O(SAPノート 顧客が最高品質のサービスを余すところなく提供できるよう 1508271に基づくOracleからOracle Onlineデータベース に、顧客の組織と密接に協力し戦略的な計画を提案します。 への移行)、パッチ計画、および本番サポートの即応性です。 計画は、顧客のビジネス・パフォーマンスおよび運営上の要 件を満たすミッション・クリティカルなアプリケーションの確 Exadata Installation Service 実な実行が盛り込まれています。オラクルは評価、計画、推 Oracle Exadata Installation Serviceは、総合的なハード 奨事項を通して、 プロジェクトと配置に伴うリスクの抑止に必 ウェア・システムのインストールを提供し、配置までの時間を 要なアドバイスをすると同時に、Oracle Exadataプラット 短縮します。Oracleシステムの実装では、高度な訓練を受け フォームがすぐに実稼動できる準備を進めます。オラクルの たエンジニア、実証済みの標準的なインストール方法、さら Exadata Start-Up Advisory Serviceは、実装を確実に成功 にすべてのインストールのベスト・プラクティス、ツールおよ させる第一歩であり、顧客のビスネス要件、価値実現目標、 びテクノロジーが1つになります。 長期的な戦略的展望に合せた、いわばオーダーメードの サービスです。 Oracle Exadata Start Up Pack for SAP Exadata Configuration Service 本番に向けた時間の最適化 Oracle Exadata Configuration Serviceは、Start-Up Oracle Exadataの適切な計画、インストール、配置およびサ Advisoryの成果を判断し、Oracleベスト・プラクティスに基 ポートは、 システム・パフォーマンスの最適化に不可欠です。 づいた完全なOracle Database構成を提供します。Oracleエ Oracle Exadata Start-Up Packの統合ソリューションとパー ンジニアは、Oracle Exadataストレージ・サーバーとソフト ソナライズされた専門知識を利用して、顧客は継続的なシス ウェア、データベース・サーバー、共有ストレージ、および テム安定性とテクノロジーに求められるパフォーマンスを開 データベース・パッチのすべてで要求される構成とパッチの 始当初から得ることができます。 あらゆる状況に対応します。Oracle Exadataのエキスパート は確実なプロセスを使用し、ログイン・アドレスとネットワー Oracleサービスの専門家は、今後の方向性を示すリーダー ク・アドレスを構成し、セル・ディスクを作成します。インス シップ、技術的な専門知識、ツール、ベスト・プラクティスを トール後の手順で実行されたすべての構成設定は記録さ 提供し、Oracle Exadataの本番実装が問題なく完了し、高度 れ、顧客のITチームに配布されます。アクティビティには、ラ に最適化されるよう支援します。顧客は、適切な専門知識を イセンスされたOracle Databaseのインストール、Oracle 適切なタイミングで利用し、 リスクを軽減して技術投資価値 Real Application Clustersをサポートするデータベース・ を最大限に引き上げることができます。 サーバーと共有ストレージの構成、検証試験とメンテナンス 手順の実行が含まれます。 EMEA地域の連絡先: Michael Weick Quarterly Patch Deployment Service [email protected] Oracle Exadata Quarterly Patch Deployment Serviceは、 ACS Delivery Director for SAP 事前予防型のパッチ配置プロセスを提供し、各顧客のSAP Oracle Walldorf マシンのOracle Exadataを最適に維持します。オラクルは、 S A P 顧 客のみに特 別なパッチを提 供します(S A Pノート 北米の連絡先: 1591389)。オラクルは構成の既知の問題を特定するため Matt Aucella に、システムの構成プロファイルに対し高度なチェックを実 [email protected] 行します。次に、Oracleサポートのエキスパートは、オラクル ACS SAP Sales Director が推奨するベスト・プラクティスに基づき調査結果の標準的 なレポートを生成します。オラクルは、統一された事前予防 日本、APAC、ANZ: 型の方法で、1年間、3か月ごとに必要な更新を実装します。 Oracle Japan 更新の対象は、 ファームウェア、Oracle Enterprise(現時点 Eisuke Sekiguchi で著者の知るかぎり、新しい名前はOL、Oracle Linuxです) [email protected] LinuxまたはSolaris、およびOracle Exadata Machineにイ ンストールされた他のOracleソフトウェアを含むすべてのシ ステム・コンポーネントです。顧客は、 このサービスの期間中 に必要に応じて、追加の構成とパッチの柔軟な適用ができ ます。 13 14 SAP NetWeaver 7で認定されたOracle Exalogic Elastic Cloud SAPノート1617188で報告されているように、SAPはOracle Exalogicは、システム内で使用する高速で待機時間の短い Exalogic Elastic CloudでのSAPの利用を正式にサポートし InfiniBandファブリックを介してExadataに接続します。 シス ています。 テム内 のノード間 の 通 信だ けでなく、複 数 の E x a d a t aと Exalogicのラックをまたいでスケーリングするためのスケー Oracle Exalogicは、 ミドルウェアとパッケージ・アプリケー ラブルで強力なネットワーキング基盤を提供します。 ションを実行するためのエンジニアド・システムです。事実上 のスケール制限がなく、卓越した性能、およびこれまでにな ExalogicとExadataのコンポーネントにまたがるInfiniBand い 簡 素 な 管 理を実 現しました。オラクル の E n g i n e e r e d ファブリックは、Exalogicで実行するSAP NetWeaverインス Systems哲学(Exadataに類似) と同様に、工場でシステムの トールを簡素化および高速化する、次の主要な方法を提供 すべてのコンポーネントを統合し、高度に標準化、最適化、 します。 統合されたソリューションを提供します。 このソリューション により、パフォーマンスと信頼性を最大化する一方で、 リスク • ZFS Storage ApplianceからExalogicのSAPアプリケー を最小限に抑えます。 ション・ノードへのNFSマウントでは、InfiniBandインフラ SAP顧客は長年、サーバー、ストレージ、ネットワーク、仮想 タを転送します。これは、Exalogicで稼動するSAPアプリ 化、OS、データベースなど個別のコンポーネント構成から脱 ケーション・サーバ ーとO r a c l e E x a d a t aで稼 動 する 却し、SAPを配置するインフラを構築するという課題に直面 Enqueue Serverの両方に役立ちます。 を使用して、従来の10GbEによるTCP/IPよりも高速にデー しています。 この課題には、不十分な統合が原因のパフォー マンス不足に加え、極端な複雑さとその結果としてのリスク が伴います。 ExadataやExalogicなどEngineered Systemsの機能が、統 合をおこなう適切なポイントは工場にあることを示していま す。工場では、サーバー、ストレージ、ネットワークおよびソフ • ABAPスタックを動作させるSAPアプリケーション・サーバー は、Oracle Instant Clientを介してOracle Netを使用し、 Oracle Databaseに接続します。 これにより、高帯域幅およ び短い待機時間で簡単にInfiniBand上でSDPプロトコル を使用でき、従来のTCP/IPスタックをバイパスします。 •InfiniBandファブリック上で動作する残りの標準TCP/IP接 トウェアのそれぞれのエンジニアによって、顧客のニーズに 続ではいずれも、10GbEと比較してネットワーク接続につ 応じた高度な統合、最適化、テストされたソリューションが構 き4倍高い帯域幅の利点を享受できます。 築できます。 SAP NetWeaverのためのOracle Exalogic Elastic Cloud とOracle Exadata Database Machineの組合せ Oracle ExalogicでSAP NetWeaverを実行する場合、Oracle Exadata Database Machineで動作するOracle Database for SAPが使用されます。 Oracle Exadata Database Machineはソリューションを簡 単に配置できます。使用可能な最高レベルのデータベース・ パフォーマンスを提供するOracle Databaseをホストしま す。Exadata Database Machineは、オンライン・トランザク ション処理(OLTP)、データ・ウェアハウス(DW)および複雑 なワークロード統合のために優れたI/OおよびSQL処理パ フォーマンスを実現します。 •ネットワーキングとストレージのSAP NetWeaverアプリ ケーション・サーバー・ノードとの接続は単一のファブリッ クによって処理され、複雑性が低減し使用するコンポーネ ントの数が減少するため信頼性が向上します。 また、InfiniBand上のIPは、SAPワーク・プロセスとExadata 上のEnqueue Server間の通信に使用できます。 Oracle Exalogicは、Exadataへの優れたI/O接続性により、 通常の選択肢と比較して2~3倍向上したOLTPパフォーマ ンスを実現しました。1) 詳細なSAPパフォーマンス・データは まだ入手できませんが、ExalogicがSAP NetWeaverに対し ても同様のパフォーマンスを達成すると予想されます。 1)S APで使用するExadataの設定方法の詳細は、Oracleホワイト・ペーパー 『Oracle Exadata Database Machineで稼動するSAP NetWeaverベスト・プ ラクティス・ガイド』を参照してください。 www.oracle.co.jp/sap Oracle Exalogic for SAP Customers • ExalogicでのSAPの実行は、3層のSAPインストールとして の み サポ ートされます。S A P インスタンスは 、O r a c l e Exalogic Elastic Cloudサーバー・ノードで実行されます。 Oracle Database for SAPは、Oracle Exadataシステムで実 行する必要があります。Oracle Exalogicの使用は、Oracle Exadataとの併用のみで、他のデータベース・サーバー・ハー ドウェアまたはOracle以外のデータベースとは併用できませ ん。 この設定では、SAP Central ServicesがExadataシステム で実行されることが必要です。 また 、E x a l o g i c は E x a d a t a バックプレ ーン の 心 臓 部 、 次の図に、SAPコンポーネント、ExadataおよびExalogicの関 InfiniBandファブリックに統合されるため、Exadata for SAP 係を3層構成で示します。 のパフォーマンス上のメリットをフルに実感できる最高のソ リューションです。 簡素性は、Exalogic上のSAPにとってもう1つの主要な利点 です。Exalogicのすべてのコンポーネントは工場で同時に設 計、組立ておよび調整されるため、設定時間が最大95パー セント短縮されます。エラーのリスクを低減して診断を簡素 化し、 より効率的で低コストの運用を可能にすることにより、 インフラ全体のコストを約60パーセント削減できます。 Oracle Exalogic Elastic CloudでSAP NetWeaver 7.0の 実行に必要な前提条件 SAP環境でOracle Exalogic Elastic Cloudを使用する場合、 次の前提条件が満たされている必要があります。 Oracleホワイト・ペーパー『Oracle Exalogic Elastic Cloud でのSAP NetWeaverの実行アーキテクチャの概要』http:// SAPで使用するExadataの設定方法の詳細は、Oracleホワイ www.oracle.co.jp/sap/products/data/JP-wp-exalogic- ト・ペーパー『Oracle Exadata Database Machineで稼動す for-sap.pdf を参照してください。 るSAP NetWeaverベスト・プラクティス・ガイド』を参照して ください(http://www.oracle.co.jp/sap/products/data/ • SAP NetWeaver 7.x以上のみがサポートされます。 これに sap-exadata-wp.pdf)。 は、SAP NetWeaver 7.xをベースとするSAP製品も含まれ ています。サポートされるSAP製品のリリースの詳細は、 「SAP Product Availability Matrix」を参照してください。 次の製品がリリースされます。 – SAP ERP(ECC)6.0 – SAP BW 7.x • SAPソフトウェアのUnicodeインストールのみがサポートさ れます。 • 現在、Oracle Exalogic X2-2モデルのみがサポートされて います。 • 現在Oracle Linuxのみが、Oracle Exalogic Elastic Cloud – SAP CRM 2005 / 2007 / 7.x サーバー・ノード上のオペレーティング・システムとしてサ – SAP PLM 6.0 / 7.0x ポートされています。最小限必要なリリースは、O r a c l e – SAP SRM 2005 / 2007 / 7.x Linux 5 Update 5です。次の2つのカーネルがサポートさ – SAP SCM 2005 / 2007 / 7.x れます。Red Hat Enterprise Linux互換カーネルと推奨の – SAP Oil & Gas 2005 / 6.x – SAP Banking Services 5.0 / 6.0 / 7.0 / 8.0 Unbreakable Enterprise Kernel(UEK)。 • Solaris 11のサポートは、後日に予定されています。 15 16 • 最小限サポートされているOracle Databaseのリリースは、 •1プロジェクトにつき3つのシェアを持つ、SAPSIDごとの1 Oracle Exalogic上にSAPソフトウェアがインストールされ つのプロジェクト たOracle Exadata上の11g Release 2 Patchset 1 1 /usr/sap/<SAPSID>ディレクトリに対する 「usrsap」 (11.2.0.2) です。 2 /sapmnt/<SAPSID>ディレクトリに対する 「sapmnt」 3 /oracle/<SAPSID>/<RELEASE>ディレクトリに対するoracle Exalogic for SAP環境でのZFS Storage Applianceの使用 Oracle Exalogic Elastic Cloudに含まれるZFS Storage さらに、同じバックプレーンInfiniBandネットワークを使用す Applianceは、Exalogicで稼動するアプリケーション・サー るExadataとExalog icに接続された追加のOracle ZFS バー・ノードおよびE x a d a t aで実行されるS A P C e n t r a l Storage Applianceは、Oracle Exadata Database Machine Serviceの完全なSAPランドスケープに対して、高可用性の共 およびOracle Exalogicから超高速バックアップのターゲッ 有ファイル・システムと高性能の様式を提供することにより、 トとして使用でき、シンプルで信頼性の高い強力なオフサイ SAPの集中管理ストレージ・リポジトリとして機能します。 こ ト・バックアップおよびレプリケーション・オプションを提供し の構成により、従来の実装では考えられない、最高の可能性 ます。 を持つサービス・レベルの1つとスループットが得られます。 集中管理のストレージ・レポジトリとしてOracle ZFS Storage ZFS Storage Applianceは、ユーザー、 アプリケーションおよ Applianceを使用すると、アプライアンスのZFSのスナップ び他のコンシューマにストレージを割り当て、編成するため ショット機能とクローン機能で追加のアプリケーション・サー のプロジェクトおよび共有の概念をサポートします。Exalogic バーを容易に作成し、活用する機能も提供されます。作成で 用のSAPストレージの場合、次の戦略が推奨されます。 きるサーバーの数は事実上、無制限です。 WebDAVによるZFSアプライアンスへのアクセスを許可する HTTPを含め、多様なプロトコルがサポートされています。そ のため、ZFS Storage ApplianceとExalogicの組合せを使用し て、標準的なArchiveLink ADKまたはXML Direct Archiving Serviceを使用するSAPのILM概念を実装できます。 Oracle ExalogicおよびOracle Exadata上のSAP NetWeaver の高可用性 Oracle Exalogic内では、配電システムなどのインフラ・コン ポーネントのみでなくすべてのサーバー、ネットワーク・コン ポーネントおよび接続も完全に冗長です。同様に、Oracle Database for SAPとSAP Central Servicesを実行する Oracle Exadata Database Machineも、完全に冗長なコン ポーネントで構成されています。 したがって、ExalogicおよびExadataは、SAPに対して高可用 性のインフラの設定に最適です。2つのシステムは、業界標 • /usr/sap/transディレクトリに対し、1つの共有「saptrans」 を持つ1つのプロジェクト 「trans」 • /oracleディレクトリを提供するための1つの共有と、/oracle/ client/<RELEASE>としてマウントされたOracleクライアン トのソフトウェア・リリースごとの1つの共有を持つ1つの プロジェクト 「oracle」 準のx86サーバーを利用してアプリケーションを実行しま す。そのため、Oracle RAC、Oracle Clusterware、Oracle Data Guardなどの標準的なプラクティスを変更せずに、 Oracle Database、SAPサービスおよびアプリケーション・ サーバーを高可用性にすることができます。 Oracle Exalogic for SAP Customers 次のSAPノートは、ExalogicおよびExadata上でSAPに対し 結論 高可用性を設定する場合に役立ちます。 Oracle Exalogic Elastic CloudをOracle Exadata Database • SAPノート1552925 – Linux:High Availabillity Cluster Solutions • SAPノート1496927 – Protection of SAP instances through Oracle Clusterware 複数のExadataおよびExalogicシステムによる容量の拡張 最高のパフォーマンス、 リスクの低減、デプロイおよび運用 の簡素化に加え、ExadataとExalogicはSAP NetWeaverイ マシンと組み合せることで、SAPアプリケーション・サーバー にインフラを確保するためのシンプルで信頼性の高い、高 性能のソリューションを得ることができます。 SAPに認定されたばかりのExalogicを、統合シナリオの中 で、Weblogic、Oracleなどのアプリケーションをホストする プラットフォームとして使用します。 またSAP開発、テストおよ び本番環境にExalogicを統合し、Exalogic演算ノードを最 大限に活用できます。 ンフラを拡張するシンプルで包括的な方法も提供します。 さらに、 とくにネットワークの待ち時間の要件が厳しい環境 ラックの内部で、ExadataとExalogicはQuarter、Halfまたは とExadataをInfinibandで直接接続すると、帯域幅を4倍拡 でのExalogicの使用は大きなメリットがあります。Exalogic F u l l R a c k の デプ ロイメント・ユ ニットを 提 供します。 大する一方、ネットワークの待ち時間を十分の一に抑えるこ InfiniBandファブリックを使用すると、複数のラックを結合 とができます。 し、迅速かつ簡単にベースのインフラを拡張できます。 ExalogicへのSAPインストールは簡単で、x86システムで SAPを実行する既存のOracle Linuxベスト・プラクティス、お よびExalogicに組み込まれた革新的なOracle ZFS Storage Applianceを利用します。 SAPの高可用性は、Oracle RAC、Oracle Clusterware、 Oracle Data Guardなど標準的なメカニズムを活用すること で実現できます。 ExalogicとExadataにラックを追加し、ExalogicとExadataを Quarter RackからHalf Rackへ、 さらにFull Rack構成に拡 張すると、Exalogicが非常に柔軟でスケーラブルなインフ ラ・ソリューションをSAPに提供し、同時に簡素で高レベルな 安定性が維持されます。 Oracle ExalogicとOracle Exadataを使用すると、SAP向け のシンプルで安定した、高パフォーマンスのインフラの配置 SAP NetWeaver 7.x環境を拡張する場合、 この機能はシン が実現します。 しかも従来より時間、 コスト、 リスクが大幅に プルで素早く低リスクなモジュール型の拡張路線を提供しま 削減されます。 す。これにより、多数の独立したコンポーネントの選択、認 定、取得、テスト、品質保証という一般的に長く複雑で時間と リソースが必要な、 しかもエラーが発生しやすいプロセスが 回避されます。 Oracle Exalogic Elastic CloudとOracle Exadata Database Machineを使用すると、 どのようなサイズのSAP環境のイン フラも数か月ではなく数日でインストールし拡張することが できます。TCAとTCOも大幅に削減します。 詳細は、次の情報を参照してください。 • SAPノート1617188 • テクニカル・ホワイト・ペーパー:『Oracle Exalogic Elastic CloudでのSAP NetWeaverの実行 アーキテクチャの概要』 (http://www.oracle.co.jp/sap/products/data/JP-wpexalogic-for-sap.pdf) • テクニカル・ホワイト・ペーパー:『Oracle Exadata Database Machineで稼動するSAP NetWeaverベスト・プラクティス・ ガイド』 (http://www.oracle.co.jp/sap/products/data/ sap-exadata-wp.pdf) 17 18 SAP顧客向けのSPARC SuperCluster Optimized Solution SAP環境の統合と簡素化 Oracle Optimized Solution for SAPは、複雑なSAP環境を スケーラブルなSPARC SuperClusterプラットフォームに統 合する実証済のスト・プラクティスを提供します。S PA R C SuperClusterは、データ処理集中型のSAPワークロードに最 高レベルのパフォーマンスと可用性を提供するために設計、 テストおよび調整されています。 汎用のSPARC SuperClusterは、オラクル・データベース、ア プリケーションまたはWebサーバーとOracle EM管理ソフト ウェア、およびすべてのエンタープライズ・アプリケーション をパラレルに実行します。 これは、インストールされたSAPと 他のエンタープライズ・アプリケーションの同時使用やデー タ・センターの統合、仮想化による複数層アプリケーション のための多目的システムが必要なSAP顧客に、 とくに適して います。 SPARC SuperClusterは、SPARCベースのシステムを装備し たSAP顧客に、非常に円滑なアップグレード・パスを提供しま す。 または、HPおよびIBMの古いハードウェアでSAPを稼動 する顧客に、 より低コストでより優れた性能でSAPアプリケー ションを配置できる強力なシステムを提供する一方で、ス タック全体の管理システムも提供します。Oracle SPARC SuperClusterは汎用エンジニアド・ソリューションです。最高 レベルのパフォーマンスとミッション・クリティカルな信頼性 で幅広く補完するエンタープライズ・アプリケーションととも に、SAPアプリケーションを実行します。SPARC SuperCluster は、Oracle ExadataとOracle Exalogicの高性能を新しい SPARCサーバー、Oracle Exadata Storage Server、ZFS Storage Appliance、InfiniBandテクノロジー、Oracle Solaris 10または11と組み合せて使用できます。 SPARC SuperCluster SPARC SuperCluster Optimized Solution for SAP Customers 19 Oracle Exadataのすべての機能は、Exadata Storage ServersとともにSPARC SuperClusterに組み込まれていま す。Exadata Storage Serverは、Oracle Database 11g R2 の操作に最適化され、 トランザクション・ベースのSAPワーク ロードおよび意思決定支援のSAPワークロードの両方に優 れたパフォーマンスを提供します。パフォーマンスと容量の 拡張は、オプションの外部ストレージ・ラックで対応できま す。SPARCプロセッサを搭載したオンチップの暗号化処理機 構により、前世代のプロセッサと比較して、シングル・スレッ ド・パフォーマンスで速度が5倍向上し、データ・セキュリティ とプライバシーの向上もパフォーマンスに影響を与えませ ん。SPARC SuperClusterの3つの主要な利点は、最高のパ フォーマンス、TCOの削減、優れたデータ・センター統合機 能です。 SPARC SuperClusterの3つの主要な利点は、最高のパ フォーマンス、TCOの削減、優れたデータ・センター統合機 能です。 最高のパフォーマンス: • 問合せ、データ圧縮、OLTP応答時間のパフォーマンスが 最大10倍も向上します。 • 12のベンチマークで世界記録を誇るSPARCサーバーが ベースです。 • 10倍~50倍のパフォーマンス向上を実現するExadataス データ・センター統合 • さまざまなSAPワークロードを1つのSPARC SuperClusterに統合できます。 • 統合型ハードウェアとソフトウェアは、最大の稼働時間を目的に設計され ています。 • Solaris 10と11、複数のデータベース、複数のアプリケーション層を実行 できます。 トレージ・セルが使用されています。 詳細情報 TCOの削減 • コストと停止時間を大幅に削減する統合システムが、 より 簡単に管理できるインフラを顧客に提供します。 • データ圧縮でストレージ要件を軽減します。 • 既存のSAP環境への配置が容易で現在のシステム環境を 活用できます。 詳細は、次をご覧ください。 http://www.oracle.com/sap または http://scn.sap.com/community/oracle-solaris SAPノート 1693680 – Running SAP Software on Oracle SPARC SuperCluster SAPノート 1696570 – Oracle SPARC SuperCluster:Patches for 11.2.0.3 SAPノート 1696716 – Creating a modified Solaris kernel medium 20 SAPで認定されたORACLE DATABASE APPLIANCE Oracle Database Applianceにより、世界でもっとも使用さ Oracle Database Applianceのハードウェアは、2つのOracle れているデータベース - Oracle Database - を配置と管理 Linuxサーバーと1つのストレージ・シェルフを含むラックマ が簡単な単一システムで活用できます。Oracle Database ウント型のシステムです。各サーバーには、2つの8コアIntel Applianceは、ソフトウェア、サーバー、ストレージ、ネット Xeon E5-2690プロセッサ、256GBのメモリー、および10ギ ワークの完全なパッケージで、設計の第1目標は簡素化で ガビットのイーサネット (10GBase-T)外部ネットワーク接続 す。配置、メンテナンス、高可用性のデータベース・ワーク を装備しています。2つのサーバーは、冗長化されたクラスタ ロードのサポートを簡素化することは、時間と費用の節約に 通信用10GbEインターコネクトで接続され、直接接続された 直結します。 高パフォーマンスSASストレージを共有します。 このアプライアンスは、18TBのRAWストレージを搭載し、2 完全に冗長化されたな統合システム 重または3重にミラーリングされた復旧機能を持つ9TBまた 年中無休のデータ・アクセスの提供、予期しない停止時間お は6TBのデータベース・ストレージとして使用できます。ま よび計画停止時間からのデータベース保護は、多くの組織 た、データベースREDOログのパフォーマンスを加速するた にとって課題です。実際、適切なスキルとリソースを持たな めの200GBのソリッド・ステート・ディスクを4台搭載してい い組織の場合、手動でデータベース・システムに冗長性を組 ます。アプライアンスは、 ミッション・クリティカルな要件に対 み込むことはリスクを伴い、エラーが発生しやすくなります。 応するように設計され、 コンポーネントはホットスワップ可能 Oracle Database Applianceは、その設計思想に簡素化を で冗長化されています。 掲げ、 システムのリスク要因や不確実要素を削減してデータ ベースの可用性を高めます。 Oracle Database Applianceでは、Oracle Database E n t e r p r i s e E d i t i o n が 稼 動し、顧 客は、O r a c l e R e a l Application Clusters(Oracle RAC)を選択できます。 Oracle Database Appliance Certified for SAP 導入、管理、サポートの容易さ S A Pデ ータベ ース管 理ツー ル( B R * T o o l s )および S A P データベースの導 入と管 理を容 易にするためにO r a c l e Central Services( SCSとASCS)は、Oracle Database Database Applianceには、Appliance Managerソフトウェア Applianceに配置し実行できますが、SAPアプリケーション・ が採用され、ボタン1つで自動的にデータベース・サーバー インスタンスは、イーサネット・ネットワークを 使 用して をプ ロビジョニング および 診 断 できます。A p p l i a n c e Oracle Database Applianceのデータベースとデータをやり Managerの機能により導入プロセスが大幅に簡素化され、 とりする単独のマシンで実行する必要があります。SAP用語 オラクルのベスト・プラクティスに沿ったデータベースが構 では、 これを3層アーキテクチャと呼びます。 この柔軟な3層 成されます。組込みの診断機能はシステムを監視し、コン アーキテクチャにより、SAPインスタンスを実行するハード ポーネント障害、構成上の問題、ベスト・プラクティスからは ウェアとオペレーティング・システムを任意に組み合せて ずれていないかを検知します。Oracle Supportへの問合せ Oracle Database Applianceで使用できます。たとえば、 が必要な場合には、Appliance Managerは関係するすべて Oracle Database Applianceに接続されたSolarisプラット のログ・ファイルと環境データを収集し、1つの圧縮ファイル フォーム、AIXプラットフォームまたはHP-UXプラットフォー を作成します。 また、Oracle Database ApplianceのAuto ムで、既存のSAPアプリケーション・サーバーを実行または Service Request(ASR)機能を使用すると、Oracle Support 維持できます。 この柔軟な構造はSAPレイヤーを変更しない に対して自動的にサービス・リクエストを登録できるため、問 ため、既存のSAP環境にOracle Database Applianceを簡単 題の早期解決に役立ちます。 に導入できます。 SAPの認定とサポート S A P N e t W e a v e r バ ージョン 7 . 0 以 降を 使 用 するS A P NetWeaverテクノロジーで構築されたすべてのSAP製品とソ リューションは、Oracle Database Applianceでの使用が認 定されサポートされています。 したがって、SAP ERP 6.0、 SAP ECC 6.0、SAP BW 7.0、SAP CRM 7.0、SAP SRM 7.0 などのSAP製品やSAP Banking Servicesバージョン7.0など のSAPソリューションは、Oracle Database Applianceで使 用できます。 Oracle Database Applianceは、SAP環境に次の機能を提供 します。 •SAPアプリケーション用の高可用性のアクティブ-アクティ ブなクラスタ・データベース・サーバー •/sapmntなど、SAP必須共有ファイル・システム用の高可 用性ファイル・サーバー •ABAPスタックおよびJAVAスタック用のCentral Services など、SAP高可用性リソース用の完全なクラスタ化ソリュー ション 21 22 SAP顧客が利用できるORACLE VM SERVER FOR X86 VIRTUALIZATION Oracle VM Server for x86は、無償のサーバー仮想化およ Oracle VM Manager Web Interfaceと同じ機能を実行でき び管理ソリューションで、SAPなどのエンタープライズを簡 ます。CLIコマンドは、Webインタフェースとともにセキュアに 単に配置、管理、サポートします。Oracle環境でもOracle以 記述し実行できます。そのため、より高い柔軟性でOracle 外の環境でも、 ワールドワイドに手ごろな価格のエンタープ VM環境の配置と管理を支援します。 ライズ品質のサポートを受けることができます。Oracle VM は、完全に認定済のプラットフォームへのSAPアプリケーショ ストレージの構成と管理 ンの配置および運用を支援し、運用コストとサポート・コスト ストレージを自動的に統合管理する一元化されたストレー を削減すると同時に、ITの効率性と敏捷性を改善します。 ジ構成、Oracleおよびサード・パーティ・パートナーから入手 可 能 な、高 度 なストレ ージ 機 能 にG U Iでアクセスできる エンタープライズ・ワークロードの仮想化プラットフォーム 多くの組織は、増加する運用コスト、効率の悪いリソース使 Storage Connectプラグイン、ストレージ効率のためのシン・ プロビジョニングおよびクローニングが含まれます。 用率、スペースの確保などの問題に直面し、 クラウド・コン ピューティングに注目しています。仮想化ソリューションに ネットワークの構成と管理 は、 ビジネスの柔軟性に応じた成長、価格/パフォーマンス面 Oracle VM Serverのすべての論理ネットワークは、Oracle の要件、アプリケーションの容易な配置、管理およびサポー VM Managerを使用すると即座に構成と管理ができます。 トに対応できる必要があります。 Oracle VM Serverは、OracleおよびOracle以外のx86シス テムでサポートされます。 Oracle VMは、次を提供します。 高パフォーマンス、高可用性 高速なVMプロビジョニングおよびクローニング Xen© hypervisorによる低オーバーヘッドのアーキテクチャ OCFS2のスパース・ファイルのサポートにより、仮想マシンの は、もっとも厳しいパフォーマンス要件に応じて増加する プロビジョニングとクローニングが大幅に高速化されました。 ワークロードにスケーラブルなパフォーマンスを提供しま データ割当てがより詳細に制御でき、パフォーマンスおよび す。最大160台の物理CPUおよび4TBのメモリーをサポート ストレージの効率性を改善できます。OCFS2は、Copy-on- します。各ゲストVMは、エンタープライズおよびクラウドの Writeクローンを作成する 「instant」 クローニング機能も提供 ワークロードに対応するために、最大128台のCPUと2TBの します。 この機能は、 クローンのソースであるVMとは無関係 メモリーをサポートします。 に、サーバー・プールの任意のマシンで即座に起動できます。 追加コストが不要な高度な管理 セキュアなライブVM移行 リソース・プールをブラウザ・ベースで一元管理できるOracle セキュアなSSLリンクを介して、実行中のVMを中断せずに他 VM Managerが含まれています。 ポリシー・ベースの動的なリ のサーバーに短時間で移行できます。計画メンテナンスやリ ソース・スケジュール、動的な容量および電源管理ができま ソースの拡張に伴うサービス停止はまったく発生しません。 す。使いやすい高度な動的HTML UI。Oracle VM Manager ライブ移行用のネットワークを作成し、他のネットワーク・ト には、包括的なイベント・トラッキングも含まれています。 ラフィックへの影響を排除します。 最新ハードウェアのサポート 高可用性 Intel©Xeon©およびAMD©Opteron©製プロセッサの新し 予期せぬ障害が発生したサーバーまたは単独のV Mを、 いハードウェアの機能の採用で、高いパフォーマンスと効率 サーバー・プールの他のサーバーのVMで確実にまた自動 的な電源管理が実現します。Oracle VM Serverは、Oracle 的に再起動できます。 およびOracle以外のx86システムでサポートされます。 物理から仮想/仮想から物理へのマシン変換 Oracle VM ManagerのネイティブSSHコマンドライン・イン タフェース (CLI) この 新しいコマンドライン・インタフェースを 使 用して、 既存の物理サーバーまたはOracle VM以外の仮想マシン (VMDK、VHDなど)を短時間でOracle VM仮想マシンに変 換でき、 ライセンス・コストが削減できます。 Oracle VM Server for X86 virtualization now available for SAP customers 仮想CPUのスケジュール設定プロパティおよびVMごとの上 Oracle VMは、SAP環境で次のゲスト・オペレーティング・シス 限値(キャップ) テムをサポートします IT/ビジネスの優先順位に応じて、複数のVM間でCPUへの • Oracle Linux 5および6 アクセスを制御します。 • Oracle Solaris 10およびOracle Solaris 11 SAP環境向けのOracle VMバージョンの最小要件 サポートするゲスト・オペレーティング・システムの構成の詳 SAP環境でOracle VMを使用するには、Oracle VM 3.2.1以 細は、各製品のドキュメントを参照してください。 • SuSE Linux Enterprise Server 11 上のバージョンが必要です。 Oracle VMは、SAPでOracle Databaseの次のバージョンを SolarisおよびLinuxのサポート サポートします データ・センター全体をサポートするには、Oracle VMで Oracle Single Instance Database Solaris(10、11)およびLinux(OL 5、6およびSLES 11) ゲス • すべてのLinuxディストリビューションでサポート (RHELを ト・オペレーティング・システムを実行します。 (前述のゲスト 除く) OS用のSAP製品についてSAP PAMを確認してください。) • 10.2.0.5、11gR1、11gR2 大規模な配置を支援するオブジェクトのタグ付け、検索および Oracle Real Application Clusters(RAC) フィルター • Oracleの必須バージョンは11.2.0.3 オブジェクトのタグ付けにより、ユーザーは仮想マシンおよ • Oracle Linux(5.5必須)のみ びサーバーにタグを付け、フィルターを設定することができ ます。管理者はこの方法で大規模な環境をより簡単に管理 Oracle VMサポート: できます。 また、Oracle VMを使用すると、環境内で検索した すべてのスタック – 世界中どこでも1回のコールで オブジェクトに直接ジャンプできるため、効率が向上します。 オラクルの世界水準のサポート部門が提供するOracle VM Premier Supportには、次が含まれます。登録者ネットワー 本番環境でのテストに基づく公式認定 ク、Unbreakable Linux Networkを介したパッチ、修正およ 本番環境で、SAPおよび他の高機能のエンタープライズ・ びアップデートへのアクセス、年中無休のグローバルなサ ワークロードとの併用が認定されています。SAPサポートの ポート。Oracle VMソフトウェアは無償でダウンロードできま 詳細は、SAPノート1808268 – SAP on Oracle VM – Oracle す。Oracle VMのサポートは、Oracle VM Storeで購入でき、 VM Supportを参照してください。 価格はシステム単位で計算されます。詳細は、Oracleの価格 ガイドを参照してください。Oracle x86システムの場合、 無償のライセンスおよび手ごろな価格のフルスタック・エン Oracle VMのサポートはOracle Premier Support for タープライズクラスのサポート Systemsに含まれています。 Oracle VMのライセンスは無償で提供されます。SAP顧客 は、Oracle VM Premier Supportサブスクリプションをオラ クルから購入する必要があります。 統合されたサーバーの仮想化と管理 オープン・ソースのサーバ ー・ソフトウェアO r a c l e V M Server for X86および、Webブラウザ・ベースの統合管理コ ンソールOracle VM Managerで構成されるOracle VMは、 使いやすく機能の豊富なグラフィカル・インタフェースを備 えています。 このインタフェースは、x86ベースのシステムで 企業全体にわたって稼動する仮想サーバー・プールの作成 と管理に使用します。ユーザーは同一の物理サーバー上に 仮想マシン(VM)を作成し管理できます。独自の仮想CPU、 ネットワーク・インタフェース、 ストレージおよびオペレーティ ング・システムを持つ各VMは、独立して動作できます。 顧客がOracle VMを選択する理由 Oracle VM 顧客の成功 パフォーマンスと スケーラビリティ 確信を持って、データベースと アプリケーションを仮想化 コスト効率 ライセンス料がゼロ、 安価なサポート料金 認定 認定済み、Oracleおよび SAP SW製品でサポート エンタープライズクオリティの サポート グローバル、年中無休、 大規模なサポート 統合されたスタック スタック全体の相互運用性、 セキュリティ、高可用性 23 24 「弊社では、 アプリケーションからハードウェアまでのすべてを、業務別の担当者が縦割りで管理しています。 Oracle Exadataによるデータベースの統合によって、データベース層を中央のデータベース担当者に任せら れるようになりました。」 ― 宇都宮真利、 ライオン株式会社、統合システム部部長 統合データベース・インフラとして採用したOracle Exadataで、 SAP ERPの会計処理を20倍高速化 ライオン株式会社 TCO(注1を参照)の抑制を目指し、 ライオン株式 私たちは、次の4つの戦略的活動に積極的に取り http://www.lion.co.jp/ 会社は抜本的なIT改革を進行中です。 アプリケー 組みます。 ションはプライベート・クラウドに、業務データは 1)国内事業の質的成長 統合データベース・インフラに移植されています。 2)海外事業の量的成長 そのために、統合データベース・インフラとしてラ 3)新しいビジネス価値の開発 年間収益: 30億ドル以上 業種: 化学製品製造 イオンが選択したのはOracle Exadata Database 4)組織学習能力の向上 Machineでした。SAP ERP 6.0ベースの会計シス さらに、ライオンは、韓国、中国、東南アジア各国 テムのデータベースを切り替えることにより、アプ および発展途上国への進出を推進しています。 オラクル社の製品: リケーションの劇的な速度向上、および大幅なス • Oracle Exadata Database Machine • Oracle Database 11g • OracleのAdvanced Compression • Oracle Advanced Customer Support Service(ACS) トレージ圧縮を実現し、2か月半という短期間の 統合システム部が提供するITサービスが、 ライオ 移行作業で大きな成果を得ることができました。 ンのあらゆる業務を支えています。基幹業務シス 今後は、Teradata情報システムもOracle Exadata テムを構成しているのは、受注/出荷管理、販売 Oracleのメリット: 業務アプリケーションをクラウドに移行し統合デー タベース・インフラを構築 量は数十万梱に達します。注文を受けた日に卸業 • ITサービスの総所有コストを削減 する統合されたデータベース・スト ラクチャ • パフォーマンスの向上 • ストレージ消費の削減 • システム移行期間の短縮 • システム運用の管理体制の改善 SAP • SAP ERP 6.0 に移行し、 さらにコストを削減する予定です。 管理、在庫管理、会計、人事などの業務システム です。1日あたり平均受注件数は数万件、出荷数 者に納品するシステムを維持することは、きわめ ライオンは、洗剤、石鹸、歯磨きなどのトイレタ て重要です。それは、ITサービスのミッションで リー製品、医薬品、化学製品を製造・販売する日 す。経 営の観 点 からも、I Tサービスに関 連する 本の大手メーカーです。創業から120年以上経っ TCOを抑制することは重要な問題です。 た今も、そのビジネスはさらに成長を続けていま す。同社の統合システム部部長、宇都宮真利氏 そこでライオンは、 メインフレームで稼動する業 は、その経営ビジョンについて次のように述べて 務アプリケーションをプライベート・クラウドへ移 います。 「『Vision 2020』 と名付けた当社の経営 行しました。オープンシステムのデータベースも、 ビジョンで、2011年から2020年に向けた計画を システムごとの分散型から共通インフラとしての 策定しました。 統合型に転換しました。 Oracle Exadata for SAP at Lion 宇都宮氏は、 さらに次のように述べています。 「シ SAPの会計データベースもOracle Exadataに統合 ステムごとにデータベースを運用していると、 バージョン管理やセキュリティ・パッチの適用に 時間が必要になります。 」そこで、容量6テラバイト (TB)のOracle Exadata Database Machine V2 を2010年6月に導入し、最初にメインフレームか ら移行した基幹業務システムのデータベースとし 基幹業務システム (メインフレーム) • 販売物流 • マスター管理 • 原価管理 • 販売分析(DWH) て活用することにしました。宇都宮氏によると、 「Oracle Exadataは、オンラインのデータ更新に も対応していました。」 会計システム (SAP) • Linuxで稼動 • 開発、テスト、本番環境を 統合 SAPの会計データベースもOracle Exadataに統合 データベース統合化の次のターゲットは、SAP ERP 6.0ベースの会計システムです。 このシステ ムは、2006年からオープンシステムのサーバー で稼動していましたが、サーバーの老朽化にとも ストレージには十分空き容量があったため、綿密 なって2011年8月にプライベート・クラウドに移 なサイジングも必要ないと予想しました。 行しました。移行計画が策定された2011年当 初、Oracle ExadataはまだSAP認証プラット 実際の作業が開始されたのは、2012年2月中旬 フォームではありませんでした。そのため、 ライオ でした。宇 津 木 氏は次のように述 べています。 ンでは、Oracle Database 11g とストレージにも 「Oracle ExadataのV2からX2-2へのアップグ クラウド・サービスを使用していました。 レードをわずか10日ほどの準備期間と週末作業 本稼動直前の2011年6月、Oracle Exadataが ました。」セキュアに短期間で移行する必要が で完了した後、2か月半でデータベースを移行し S A Pの認証を取得しました。 「当初から会計の あったため、アップグレードと移行全般は日本オ データベースもOracle Exadataに統合するつも ラクルのACSS(Advanced Customer Support りでしたから、日本オラクルからの案内を受けて Services)のメンバーが支援し、データベースの 早速検討を開始しました。」 と宇都宮氏は振り返 移行にはO2O(Oracle-to-Oracle)サービスも活 ります。 用されました。 その結果、Oracle Exadata X2-2にアップグレー 移行の対象は、開発系、検証系、本番系の3つの ドするとSAPの認証プラットフォームになることが SAP ERP環境のデータベースでした。本番につ 判明しました。必要な社内手続きを2011年末ま いては入念なリハーサルを一回実施しました。5 でに完了し、 データベースをクラウドから移行する 月の最終週の土曜日と日曜日を利用して切り替 プロジェクトが2012年初めにスタートしました。 えることにより、経理部の業務にも支障をきたす ことなく移行できました。 ライオンで会計システムを担当する統合システ ム部主任部員の宇津木克也氏は、 「プライベー ト・クラウドからデータベースを移 行するにあ たって、あまり細かな要件は設定しませんでし た。」 と述べています。Oracle Exadataの性能に ついて、2010年の導入時にベンチマーク・テスト で慎重に確認し、その適切な能力を理解してい ました。 SAP会計システムの処理を 20倍高速化 50%のストレージ圧縮 保守・運用コストも削減 Teradataのリプレース統合も 進行中 25 26 Oracle Exadata for SAP at Lion 会計照会処理で20倍の速度向上、ストレージ容 会計システムのデータベース移行が成功したこ 量も半分に とで、ライオンではオープンシステムで稼動する ライオンの統合システム部にとって、移行はきわ ピッチで進み始めました。情報システムは、デー 他の業務システムでもデータベースの統合が急 めて満足のいく結果でした。会計照会の処理ス タ・ウェアハウス専用のTeradata(容量:1.6TB)か ピードは、 プライベート・クラウドの使用時と比較 らOracle Exadataへの移行を計画しています。 ま して20倍も向上し、経理部からも高い評価を得 た、生 産 管 理システムと需 給 管 理システムも、 ることができました。 また、Oracle Database 11g 2013年末を目標に統合を検討しています。 さら のAdvanced Compression機能をフル活用する に2014年からは、バックアップ・サイトへのレプ ことによって、ストレージ容量の大幅な削減にも リケーションによる事業継続/災害対策も準備す 「当初から会計のデータベースも 成功しました。1.4TBのクラウド上ストレージの る計画です。 Oracle Exadataに統合するつも データベース容量は、新しい統合データベース・ りでしたから、日本オラクルから インフラで約半分の700GBになりました。 製品に関する案内を受けて早速 検討を開始しました。 」 ― 宇都宮真利、 ライオン株式会社 総合システム部部長 業務システムのアプリケーションをプライベート・ クラウドに 移 行し、デ ー タ ベ ース を O r a c l e 統合データベース・インフラを使用する業務シス E x a d a t aに統 合することによって、ライオンは テムの増加により、運用管理体系も改善されてい TCOを削減しながら、 システム・インフラを強化し ます。 「弊社では、 アプリケーションからハードウェ ます。 これらは、Vision 2020の基本方針を実現 アまでのすべてを、業務別の担当者が縦割りで する前進の一歩です。戦略的目標を実現するた 管理しています。」 「Oracle Exadataによるデータ めに、ライオンはこれ からもオラクルの製 品と ベースの統合によって、データベース層を中央の サービスを活用します。 データベース担当者に任せられるようになりまし た。」 と宇都宮氏は評価しています。 注意1:総所有コスト。ITシステムの所有にかかる費用の総額。TCOは、 コンピュータ・システムの導入、環境の保守、管理などの費用を意味します。 この事例の内容:2013年1月現在有効 Oracle Exadata for SAP at Dongfeng 事業の急速な発展に伴い、プライベート・クラウド・データベースで システム・パフォーマンスを15倍も向上させた東風汽車 東風汽車有限公司(DFL: Dongfeng Motor Co., また、Oracle Exadataによる代理店管理システム Ltd.)は、2003年6月9日に東風汽車公司と日産 の一元化は、DFLの巨大化した代理店管理システ 自動車株式会社との合弁事業で設立され、資本 ムのデータ量と急増するシステム・ユーザー数も 金20億ドル規模を誇る中国の自動車産業界最 確実にサポートすることができます。 また、複数箇 大のジョイント・ベンチャー企業です。 所に分散したシステムを実行する場合と比較し て、必要なハードウェアが大幅に削減されます。 東風汽車公司 中国、武漢市 2011年7月、DFLは2011年から2015年までの 開発プログラムに着手しました。 プログラムは中 Oracleが選択される理由 国経済に対しておよそ79億ドルの経済効果があ DFLがプライベート・クラウド・データベースの開 業種: ると言われ、100万台の車両販売台数を230万 発にOracle製品を選択したのは、Oracle Exadata 自動車 台へ、1,400店舗の販売店数を2,044店舗まで の統合されたハードウェアとソフトウェアが高信 に増加すると予想されています。 頼性、容易な統合とスケーラビリティ、 コスト削減 従業員: を実現するだけでなく、管理がしやすいからでし 70,000名 DFLが必要としていたのは、最小限のインフラ実 た。Oracle Exadataは、データベース・ソフトウェ 装とメンテナンス・コストで、彼らの急速な事業展 アとディスク・アレイを追加する必要がありませ 開をITサービスとインフラが確実にサポートでき ん。そのために購入コストを非常に低く抑えるこ ることでした。 とができます。その優れたExadataのパフォーマ オラクル製品およびサービス: ンスにD F L は 魅 力を感じていました。O r a c l e • Oracle Exadata Database Machine • Exadata Storage Server Software 同社は、データ・サービスを全社規模で Exadataは、 プライベート・クラウド・データベース 統合し、SAPベースのスペアパーツ物流 への投資収益率を改善するだけでなく、エネル 管理システムと自社開発の代理店管理シ ステム の サ ポ ートを 目 的 に、O r a c l e ギー、データ・センターのスペース、管理および サービスの費用も節約します。 Exadata Database Machineを基盤とし さらにDFLは、Oracleの完全な企業規模のクラウ たプライベート・クラウド・データベース ド・ライフサイクル管理ソリューションにも好感を を開発しました。 Oracle Exadataの優れたパフォーマンスの活用 で、DFLは単一のデータベース・マシンで2つの システムを容易にサポートすることができまし た。Oracle Exadataは準備のテスト段階でさえ、 レガシーなアーキテクチャのデータベース環境 と比較して、スペアパーツ物流管理システムのパ フォーマンスを15倍も向上させました。 Exadata Machineは、今後3年間で予想される売 上高、製品およびシステム・ユーザーの同時アク セスの増加を容易にサポートできるストレージ 容量とスケーラビリティも提供します。結果とし て、DFLはシステムのアップグレード・コストを大 幅に節約できます。 持ちました。このソリューションは現在、Oracle E x a d a t aのハードウェアとソフトウェアの統合 ビューを装備したOracle Enterprise Manager 12cでテスト中ですが、 このソリューションを使用 すると、システムの一元化によるシステムとデー タ・センターの管理の簡素化で、ITサービスの品 質を向上させ運用コストを削減できます。 実装プロセス DFLは、2011年11月Oracle Exadata Database Machine X2-2 Quarter Rackを購入しました。 広州市花都区のDFLデータ・センターへのマシ ンのインストールには、Oracle Diamondレベル・ パートナーのAccentureとOracleパートナーの深 圳联友科技有限公司に支援を依頼しました。深 圳联友科技は、2011年12月におもなO r a c l e Exadataハードウェアを導入し、1ヶ月後にはテス ト環境および開発環境を導入しています。 年間収益: 50億ドル以上 27 28 Oracle Exadata for SAP at Dongfeng 2012年1月には、スペアパーツ物流管理システ ムおよび代理店管理システム用にデータベース を導入しました。Oracle Exadataは工場で組込 み/構成、調整を完了して出荷され、特別な設定 なしで使用できる十分な機能を備えています。そ のため1ヶ月を予定していた導入期間は1週間に 短縮され、業務への大きな影響はほとんどありま せんでした。 2012年3月には、パフォーマンス・テストと追加 のチューニングが完了し、管理監視ツールの導入 とテストも実施されました。 スペアパーツ物流管理システムおよび代理店管 理システムは、2012年の後半からOracle Exadata ベースのプライベート・クラウド・データベースで 実稼動を開始しています。 パートナー • Oracleパートナー • 深圳联友科技有限公司 • Accenture 深圳联友科技は、Oracle Exadataの購入から連 携するITリソースの調整、ソフトウェアとハード ウェアのインストールの他、アプリケーション・ソ フトウェアの委託や処理、機器の操作、 メンテナ ンス管理テストなどあらゆる面でDFLを支援しま した。 Accentureは、スペアパーツ物流管理システム用 のOracle Exadataへのデータベース導入と導入 後のパフォーマンス・テストに協力しました。 詳細は、次を参照してください。 www.oracle.com/sap 電子メール:[email protected] Infosys – Oracle Exadata for SAP Consolidation Solution INFOSYS – ORACLE EXADATA FOR SAP統合ソリューション ビジネス・バックグラウンド ソリューションの説明 オラクルの製品戦略は、ITインフラ全体に柔軟性 Exadata Database Machineは、データベース・ と選択肢を提供します。すべてのSAPシステムの サーバー、Oracle Exadata Storage Server、スト 約50%は、Oracle Databaseで稼動しています。 レージ・ネットワーキングのためのInfiniBand 中規模および大規模の企業の場合、 この数字は ファブリック、およびOracle Databaseのホストに 2分の3以上に拡大します。SAP顧客は業種を問 必要なすべてのコンポーネントで構成された「ワ わず、Oracle Database上にSAPアプリケーショ ンボックスのクラウド」です。オンライン・トランザ ンを配置しています。 クション処理(SAP ERP 6.0)、データ・ウェアハウ ス(SAP BW 7.x)および複雑なワークロード統合 データの量の急速な増加に伴い、SAPシステムを のために優れたI/OおよびSQL処理パフォーマン 使用するユーザーは問題に直面しています。次 スを実現します。 に、ユーザーが直面する問題の一部を示します。 • 長時間実行されるバッチ・ジョブ このソリューションでは、Exadataデータベース・ • BWデータ抽出のための時間が不足 サーバーとSAPアプリケーション・サーバーを分 • 急増するビジネス・トランザクションによる、テ 離することにより、SAPの3層のアーキテクチャを ンポラリー・システムのハードウェア・リソース 使用します。 のボトルネック • Real Application ClustersとExadataストレー • SAPシステムおよびSAP以外のシステムのデー ジを使用した大規模パラレル・グリッドを活用 タベース・ソフトウェアへの複雑化するパッチ することにより、SAP・アプリケーションに対して 適用 最高のパフォーマンスを提供します。 • Oracle Enterprise Manager 12cを使用し、 2011年6月10日にSAPから認定されたExadata Databaseマシンは、SAP NetWeaver 7.0以上で 使用できます。SAP ERP 6.0、SAP BW 7.x、SAP SAPおよびSAP以外のデータベースの統合を 簡素化できます。 • Exadataの統合によるメリットでサーバー・ルー CRM 7.xなどSAP NetWeaver 7.xをベースとす ムの電力消費と領域要件が、従来のソリュー るすべてのS A P 製 品 が 含まれます。O r a c l e が ションと比較し大幅に減少します。 「Exadata for SAP」 プログラムを定義して以来、 • Exadataは、SAP BR*Toolsやその他のあらゆる Oracle Partner Solution Centerの専門チームは SAP監視ツールにより完全にサポートされてい SAP on Exadataの使用可能性設定およびAPAC ます。 における実装のサポートに取り組んでいます。 • Infosysは、あらゆるSAP on Oracleのソリュー ションに特別な設定なしで使用できるベンチ マーク/POC/デモ/Labプラットフォームを提供 します。 • 手順を追った完全なガイドが生成され、以前よ りもはるかに簡単な実装が実現します。 • SAP on Exadataソリューションの実装中に、現 実的で重要な問題を理解し、解決します。 ® POWERD BY INTELLECT DRIVEN BY VALUES 29 30 Infosys – Oracle Exadata for SAP Consolidation Solution 機 能 利 点 Exadata Smart Scans データベース・サーバーに送信されるデータの大幅削減。ストレージ・セルへの データ処理のオフロード。 Exadata Storage Indexes ストレージ・グリッドの不要なI/Oの排除。 Hybrid Columnar Compression* 効率的な圧縮によるストレージ容量の効果的な増加、ユーザーのデータ・スキャ ン帯域幅の10倍拡大。 Exadata Smart Flash Cache IOPSを最大20倍向上させ、ランダムI/Oのボトルネックを解消。ユーザーのデー タ・スキャン帯域幅を2倍に増加。 I/O Resource Manager(IORM) I/Oの優先順位付けでストレージ・グリッドの有効化、確実なパフォーマンス予測。 * SAPでは、まだサポートされていません。 ソリューション・ランドスケープ Infosysについて オラクルの製品戦略が柔軟性を提供し、このソ 世界中で成功を収めた企業の多くが、Infosysの リューションが「企業のプライベート・データベー 実感できるビジネス・バリューを信頼しています。 ス・クラウド・サーバー」としてE x a d a t aデータ Infosysは、 ビジネス・コンサルティング、テクノロ ベース・マシンを活用します。 「企業のプライベー ジー、エンジニアリングおよびアウトソーシング・ ト・データベース・クラウド・サーバー」は顧客の サービスを提供し、30か国以上で起業を志す顧 IT資産の価値を最大化し、システムの複雑性に 客を支援しています。 よる無駄なコストを削減します。SAPおよびSAP 以外のアプリケーションのデータベース・インス 詳細は、[email protected]にお問合せください。 タンスは、Oracle Enterprise Manager 12cで管 または、次を参照してください。 理および監視できます。 [email protected] DBレイヤーとSAPアプリケーション・レイヤーを 分離すると、3つのレイヤーで構成されるインフ ラを簡単にオンデマンドで再構築できます。 Oracle Exadata for SAP at Shenhua 「弊社は、費用対効果、ハードウェア、データ・センターおよびエネルギー消費量の削減、さらに実装時間の短 縮に、他のべンダーの製品ではなくOracle Exadataを選択しました。我々は、 コア・ビジネス・アプリケーショ ンを稼動する一元化された全社規模のプライベート・クラウド・プラットフォームを確立し、システム・メンテナ ンスと運用の費用を80%削減しました。」 ― DING TAO、 神華集団有限責任公司、情報管理部、部長代理 システム・メンテナンスおよび運用の費用を80%削減し、 実装時間を500%短縮した神華集団 神華集団有限責任公司(神華集団)は、中国最大 ソリューション の近代的なエネルギー企業であり、世界最大の • システム運用コストとメンテナンス・コストの80% 石炭サプライヤです。同社は、石炭液化、電気、火 削減(OracleシステムとSAPシステムの管理一 力発電、港湾、鉄道および海運の各分野で、エン 元化によりデータベース管理者を1人または2 ドツーエンドの生産、輸送および販売サービスを 人まで削減)。 提供し、中国の天然資源の加工、国有資産の経営 Oracle顧客: 神華集団有限責任公司 年間収益: および国が承認する石炭の採鉱にも活躍の場を • 最適化済みの構成と調整済みアーキテクチャの 広げています。また、神華集団傘下の各セクター 使用で、実装時間の300%~500%削減(従来の 企業の生産経営活動の調整と管理もおこなって ITインフラと比較) 中国、北京 所在地: 化学製品製造 います。 • 石炭およびエネルギーの生産データの管理に 業種: 課題 使用するミッション・クリティカルなアプリケー • 単一のセキュアで信頼性の高い企業のプライ ションを、一元管理された全社規模のクラウド・ ベート・クラウド・プラットフォームの確立、およ プラットフォームに統合し、増大するデータベー 従業員: びさまざまなSAPデータベースと、石炭および ス容量に反比例する総所有コストの低減 176,500名 天然資源 エネルギ ー 生 産デ ータの 管 理 に使 用される Oracle Siebel CRMシステムの統合。 • 高度な冗長性機能を利用し、年中無休の可用性 の保証、障害時リカバリの最適化、重要な石炭 • 拡大するITシステムの運用と管理の費用の抑 止と削減。 • 経営陣の意思決定、石炭生産、販売および輸送 関連およびエネルギー関連データの最小限の 消失を実現 • 旧来の独立型ITシステムの統合でリソースの有 データの分析に使用する信頼性のある包括的 効 活 用を促 進し、ハードウェア、データ・セン なサポートの提供。 ターおよびエネルギー消費のコスト削減 •情報化、ITの開発プロジェクト (石炭関連および • 重要な石炭およびエネルギーの本番アプリケー エネルギー関連のデータへのアクセス改善)の ションと情報化プロジェクトでデータベース・ 運営と管理に必要な十分なITリソースの保証と サービスを共有し、確実で効率的なITリソース データベース容量の増強。 の割当て 年間収益: 50億ドル以上 31 32 Oracle Exadata for SAP at Shenhua • オンライン・トランザクション処理とオンライン・ 次に、データベース・マシンにOracle Siebel アプリケーション処理の同時最適化で、信頼性 CRMと他の重要なリソース計画システムをシー の高い石炭やエネルギーの大容量データへの ムレスに移行しました。 セキュアで迅速、かつ同時アクセスを保証し、 管理者のレポート作成、意志決定、分析をサ 2012年10月神華集団は、 もっとも重要なSAPの ポート。 企業管理システムのOracle Exadataへの配置を 最後に無事プロジェクトを完了させています。成 • Half Rack、Quarter Rack、Full Rackなど、 ビジ ネスの成長に応じた柔軟な構成で、将来の低コ 功の陰には、O r a c l e D i a m o n dパートナーの Accentureの多大な協力がありました。 ストなITインフラ拡張に対応する確実な土台 作り パートナー 神 華 集 団 は 、高 い 評 価と幅 広 い 経 験 を 持 つ Oracleが選択される理由 Accentureとの連携を選択しました。 企業情報と管理の統合、システムの応答時間の 改善、 ビジネスの推進といった課題の克服に、神 「Accentureは中国の多くの大手国有企業でコン 華集団は堅牢なITインフラを必要としていまし サルタントの実績があり、OracleとSAP製品の実 た。 また、IT開発の国際的なトレンドにも遅れたく ないと思っていました。 装でも経験が豊富でした。」さらにTao氏は続け 「この経験がOracle Exadataの円滑な実装の裏 付けとなりました。」 と述べています。 「国内および海外のさまざまなITベンダーを審査 した結果、弊社のプライベート・クラウド・プラット フォームにOracle Exadataを選びました。選択の 理由は費用対効果です。さらに機器、データ・セ ンター、エネルギー、 メンテナンスおよび管理の 負担が少ないこと、 また短時間で実装できるのも 魅力でした。」 と神華集団公司、情報管理部の部 長代理、Ding Tao氏は述べています。 実装プロセス 神華集団のOracle Exadataの実装とデータベー スは、いくつかの段階を経て移行を完了しました。 同社は、2011年5月にOracle Exadata Database MachineのQuarter Rackを実装し、Oracle Linux とサード・パーティのドライブで構成されたプライ ベート・クラウド・データベースのプラットフォーム を構築しました。同時に、Oracle Enterprise Manager 12cも配置しました。 Oracle Exadata for SAP at Koçtas 「我々は、将来にわたってSAPの使用に必要なすべてのパフォーマンス要件を手に入れることができました。 Oracle Exadata Database Machineの数限りないメリットは、さまざまな形で利点となって会社全体に広 がっています。単にITという1部門にとどまりません。Exadataへの移行後に弊社のパフォーマンスが10倍向 上したという報告があります。」 ― ORKUN SUEER、 Koçtas、IT担当ディレクター トルコの大手ホームセンター部門が、データベース・マシンを使用して問合せのパフォーマンスを向上し、ITコストを削減 KOÇTASのORACLE EXADATA:最新のスケールアウト・インフラ Koçtas Koçtasの店舗では、装飾品から家具、家庭用繊維 Oracle SunからOracle Sunへ http://www.koc.com 製品、台所用品、バスルーム用具、陶磁器、 ガーデ Koçtasでは、SAPの主要な企業アプリケーション ン・ファニチャー、照明器具、家具セット、既成カー の使用頻度が激しくなるにつれ 、ITインフラを 業種: テン、カーペット、塗料、床材まで40,000アイテム 徐々に要件に適合させる必要に迫られていまし 小売業 - ホームセンター 以上の製品を販売しています。Koçtasは、Turkish た。原因はユーザー数の増加です。一方、 これまで Koç Holding(2011年の収益は430億米ドル)の チューニングと言えば、使用されるサーバーのス 最初の傘下企業の1社で、建築資材の卸売り販売 トレージ領域や限られた期間などの局所的な使 業として1950年代に設立されました。1995年、 用でした。KoçtasのSAPユーザーは現在2,000人 オラクル社の製品およびサービス: 小売部門に参入したKoçtasは、1996年にイズミ で、そのうち約800人がSAPを集中的に使用して ル市のボルノバ地区に第1号店をオープン。その います。 • SAP ECC/BW向けのOracle Exadata Database Machine • X2-2 Quarter Rack • Wintelアプリケーション・サーバー 後、数年間で確実に店舗数を増やし、現在は、 ト ルコのホームセンター部門のリーダーとして、19 都市に37店舗を展開しています。 2012年後半には、状況はインフラの根本的な変 更が必要な事態にまで発展しました。 「昨年我々 は、インフラの再構築を考えざるをえない事態に ビジネスの継続した成長は、データ容量を必然的 追 い 込まれました。S A Pアプリケーションのパ に年々増加させます。 しかし、それだけではありま フォーマンスの向上から、費用対効果の改善また せんでした。同社では、ITの使用およびITへの要 はシステム処理の簡素化、企業アプリケーション 求、 とくに企業向けのSAPソリューションを使用す のシステム可用性の向上まで、複数の長期的な 従業員: 3,000名 おもなメリット: S A Pアプリケーション の 最 新 のス ケールアウト・インフラ、高パフォー マンス、高度なセキュリティ、高可用 性、コスト削減、高拡張性、革新的な テクノロジーによる未来志向のイン フラ る場合のITインフラへの要求が、時間とともに増 最適化が必要でした。」 とKoçtasのIT担当ディレ え続けたのです。Koçtasは2002年以来、小売業 クターOrkun Sueer氏は説明します。 SAP: • IS Retail ECC 6.0 • Netweaver BW 7.3 / BO / POSDM HCM • Netweaver PI 7.1 向 けのソフトウェアを 集 中 管 理で 稼 動させる OracleとSunのコンポーネントを使用してきまし Koçtasにとって理想的なソリューションはすぐに た。SAP市場ではもっとも導入例が多い、Oracle 見つかりました。 それはOracle Exadata Database DatabaseとSunの高パフォーマンス・データベー Machine for SAPでした。 このマシンは複数の重 スおよびアプリケーション・サーバーです。 要な要件を一度で満たすことができる能力があり 他のインフラ: ます。 OSシステム:Oracle Linux – Suse Linux Enterprise オラクルのDatabase Machineは、ハードウェア、 ネットワーキングおよびソフトウェアを1つの最適 化されたシステムに統合して低コストで最大のパ フォーマンスが実現できます。カスタマイズされ た全社的なデータベースの使用にとって、もっと も理想的なプラットフォームでした。 33 34 Oracle Exadata for SAP at Koçtas Oracleが選択される理由 オラクルは長年、Koçtasの戦略的パートナーの1 社でした。オラクルのソリューションは、 ミッショ ン・クリティカルなアプリケーション向けの次世 代の高性能プラットフォームの標準です。比類の ないパフォーマンス、可用性、管理面の効率を提 供し、 とくに異種インフラ間の複雑性を簡素にし ます。Koçtasは成功を収めた企業として、常に最 新のテクノロジーを使用してビジネスの成長を 推進しています。 Exadata X2-2Quarter Rackの使用 Koçtasが戦略的にExadataを選んだおもな理由 について、Sueer氏は「弊社がExadata for SAPを 選んだ理由は、最新のスケールアウト・インフラ です。我々にとってOracle Exadataにメリットが Exadataを含むシステム環境は、事実上、新しい あることは明らかです。重要なパフォーマンスが 環境とて適切に動作しました。 また、Sunのアプリ 向上し、 さらに、多数のワークロードの単一インフ ケーション・サーバーも交換しました。 これは、Sun ラへの統合で費用を節約することもできます。」 と からSunへの移行です。 述べています。 KoçtasのIT担当ディレクターのSueer氏は次のよ 操作の点では、SAP Business Warehouseを使 うに述べています、 「一度テスト・システム環境が 用する場合のパフォーマンスとシステム出力を大 確立されると、徹底的にシステム解析が実行さ 幅に改善する能力が、Oracle Exadata Database れ、約250の重要なSAPトランザクションが、新し Machineを選択した決定的な要因でした。さら いインフラとともに広範囲なテストに使用されま に、ExadataはSAPデータベース・ランドスケープ した。我々は、以前からOracle Exadata Database の統合に最適であり、 コストも節約できます。 Machineがパフォーマンスを著しく改善すると予 想していましたが、予想通りの成果でした。」 同社のITチームは、Oracle Exadataの実装(より 正確に言えば、以前のシステム環境をO r a c l e 統合と高可用性テストを含む追加テストが実行 Exadataを装備した新しいシステム環境に移行 され、移行システム環境(QAシステムとして)が する作業) で、長年、KoçtasのITサービス・プロバ 設定されると、次はいよいよ実際の本番システム イダであったKoçSistemに支援を依頼しました。 環 境の設 定です。最 終ステップの1つは、S A P KoçSistemもKoç Holdingの傘下企業で、多数の ツールを使用して、データを以前のSAP ERPデー I T サ ービスとアウトソ ーシング・サ ービスを タベースからExadata Database Machineに送 Koçtasに提供しています。 信することでした。移行プロセスのこのステップ では、約2.7TB(すべてのOracle SAPデータベー テストがパフォーマンスの向上を証明 スのデータ量の合計)のデータ量を移行(データ Koçtas IT部門、サービス・プロバイダ/アウトソー ベースのエクスポート/インポート)する必要があ シング業者およびオラクルは、協力して移行計画 り、段階的に実行されました。すべてが計画通り の実装を慎重に進めました。 に進行すると、O r a c l e E x a d a t a D a t a b a s e 彼らは、 トータルで24コア、192GBメモリを搭載し ケールアウト・インフラは、スケジュールどおり Machine X2-2 for SAPを装備した最新のス たOracle Exadata Database Machine X2-2の 2013年3月16日に運用を開始しました。8月まで Quarter Rackを使用することにしました。 に、Koçtasのプロジェクト・チームはBWの移行を 完了する予定です。 Oracle Exadata for SAP at Koçtas 高い満足度 -「多大なメリット」 また、Oracle Exadata Database Machineを使用してデー KoçtasのIT担当ディレクターSueer氏は次のように述べて タベースを統合するだけで、新しいSAPのITインフラに投資 います。 「Exadata for SAPをECCの問合せのみを使用した した資金は、短期間で効果を発揮しITコストを節約できると 場合でも、得られるパフォーマンスの向上は計り知れないメ 想定されます。 リットです。 レポートを数分で作成できるか数秒で作成でき るかは、大きな違いです。最終的に、企業の多数の部門で重 しかも、それだけではありません。Sueer氏が説明するよう 要な情報をより速く使用でき、より迅速な経営上の意思決 に、 「アプリケーション・レ ベルで変 更を加えることなく、 定ができます。」 Exadataで稼動するSAPアプリケーションの向上を経験する ことにより、Exadataの能力を簡単に実感できます。」 このよ 実行されたテストでは、Or acl e E x ada t aで問合せのパ うなインフラを使用すると、より多くのアプリケーション・ フォーマンスが約400%(一部のレポートでは10倍)向上す サーバーを簡単かつ迅速に環境に組み込むことができま ることが示されました。その理由の1つは、独自のテクノロ す。 さらに、KoçtasはOracle Exadataにより、高可用性のレ ジー・コンセプトによりExadataが提供する高速のデータ・ ベルを一層向上することができました。 スループットです。 しかし、同社のIT部門は、 これで終わりだ と考えていません。彼らは「平均的な全体のパフォーマンス KoçtasのIT担当ディレクターSueer氏は結論として次のよう も、微調整で平均以上のレベルに向上できる。」 と予測して に述べています。 「Oracle Exadata Database Machineへの います。 変更は、十分に見合う価値がありました。我々は、将来にわ たってSAPの使用に必要なすべてのパフォーマンス要件を 手に入れることができました。Oracle Exadata Database Machineの数限りないメリットは、さまざまな形で利点と なって会社全体に広がっています。単にITという1部門にと どまりません。」 Koçtasトルコ国内の37店舗の1つ 35 36 「Oracle Exadata Database Machineは、私たちが期待していた改善のすべてを実現しました。 このような EXADATA システムを持っていることは、運用に対する信頼感と自信を得ることができます。」 ― I Tグル ープ 代 表 ORACLE DATABASE MACHINE:SAPの使用を進化させる鍵 この革新的で成功を収めた多国籍企業は、ITを 現在、40以上のSAPシステム(合計3,500人の 含むビジネスの多くの局面で社内の開発能力を ユーザーが同時にテスト、品質保証および本番シ 誇りにしています。アプリケーションからインフラ ステムに使用)がOracle Database 11gとともに業 業種: まで、ITチームは長年にわたり膨大な経験と重要 自動車、電子機器 な専門知識を蓄積してきました。 オラクル社の製品およびサービス: たとえば、Oracle Databaseは、数十年間、電子機 • Oracle Exadata Database Machine • Quarter Rack、2台 • Oracle Database 11.2.0.2 • Oracle Advanced Customer Support Service(ACS) おもなメリット: • 革新的なテクノロジーを持つ未来 志向のインフラ • パフォーマンスの向上 • 複雑性の軽減 • 高可用性 • リソースの節約 • 高いスケーラビリティと柔軟性 務を利用され、SAP以外の多数のアプリケーション (PLM、資産管理、BDE/BME) もOracle Database 11gで動作しています。 また、 この多国籍企業は長 年にわたりオラクルのA d v a n c e d C u s t o m e r 器の会社で実稼動し、実際に、SAPの標準ソフト Support Services(ACS)を使用してきました。 ま ウェアのプロセッサは長年、Oracleで動作していま た、 この顧客は2012年1月末以降、ユニークなア す。2001年にR/3に切り替えた際に、優先データ プライアンス、革新的な完全にマッチしたハード ベース管理システムとしてOracleも配置しました。 ウェアとソフトウェアを装備し、チューニングなし に最高のパフォーマンスで使用できるソリューショ ンOracle Exadata Database Machineの利点を享 受しています。 Oracle Advanced Customer Services(ACS)に よるデータベース・マシンの移行 「私たちは、SAPアプリケーション、 とくにSAP BW の円滑な稼動に、多くのリソースを費やしていま SAP: す。その多くが、全体のパフォーマンスを最大限 • ERP ECC 6.0(GTSとEPPを使用)、 NetWeaver BW、CRM、HCM、SCM です。」 とグループの責任者が説明しています。 他のインフラ・コンポーネント: • HPおよびIBMサーバー/ストレージ にするための絶え間ないシステム・チューニング チューニングは、ITチームとOracle ACSエキス パートの注目のトピックであり、複数あるソリュー ションの必要とされる課題でした。最終的に2011 年春、ACSの専門家からOracle Exadata Database Machineが提案され、7月にプレゼンテーション が実施されました。 SAP customer with Oracle Exadata Machine in production ERPのエキスパートは次のように述べています。 「私たちは最初からOracle Exadata Database Machineが気に入りました。オラクルの特別な設 想像を越えるメリット Oracle Exadataによる改善は、計り知れないメ リットを企業にもたらします。 定なしで使用できるソリューションが、私たちの SAPアクティビティを大幅に最適化することは明 「私たちの願望だったシステム・チューニングの 白でした。それは、パフォーマンスだけでなく、シ 大幅な削減が現実になりました。Exadataのすば ステム・チューニングに縛られたリソースを最小 らしいパフォーマンスとデータ処理の手法によ 限に抑えるという私たちが望んでいた局面でも り、基 本 的に、B Wの使 用に必 要なシステムの 言えることです。」 チューニングがなくなりました。たとえば、特定の レポートやチューニング文を解析し、追加の索引 期待が高まるなか、Oracle Exadataは最初から を作成する必要がありません。そのため、 リソー BWとCRMの使用で期待されていたすべての改 スをより生 産 的に活 用できます。」とI T エキス 善を実現しました。 さらに、2台のX2-2 Exadata パートは述べています。 Quarter Rackの実装(Oracle Database 11gと Oracle Enterprise Linux)は、問題なく非常に迅 速に3週間余りで完了しました。 また、顧客から全体的なBWパフォーマンスの大 幅な向上が報告されています。それだけではあり ません。 まったく新しいメリットも見つかりました。 BWおよびCRM移行後のECC6.0 on Exadata 「Exadata以前には聞いたこともなかったBWレ ITチームとOracle ACSは協力し、Exadata実装の ポートを今では生成できます。」 とSAPアプリケー プ ロジェクト計 画 を 組 織 的 に 実 行しました 。 ションのエキスパートは語りました。 「それは、す Oracle SAPの専門家は必要に応じて参加しまし ばらしいことです。I T部門の私たちだけでなく た。ハードウェアのインストールと確認の後、パー ユーザー部門の社員にとってもすばらしいこと トナーはプロジェクトの主要なステップに進み、 で、彼らのBWに対する満足度は大幅に高まりま NetWeaver BWとCRMのスタンバイ・データ した。Exadataは、彼らにとってアプリケーション ベースとして、4.5TBのOracle Exadata Database のまったく新しい 次 元 へ 解 放されたのです。」 Machineをセットアップしました。 これらの作業 Exadata以前は、顧客が設定した10分の限界に は2日以内に終了し、テストに十分な時間が残り 到達するとタイムアウトしてしまうため、多くの大 ました。 規模なレポートは生成できませんでした。 準備完了後、いよいよチームは「操作を開始」 し、 B W お よ び C R M デ ー タ ベ ー ス・イン フラ を Exadata Database Machineに切り替えました。 Exadataスタンバイ・データベースが本番データ ベースになりました。ITグループの責任者は次の ように述べています。 「すべてが計画通りに問題 なく作動しました。Exadataは、1月29日以降、BW とCRM用の弊社の唯一のSAPデータベース・レ イヤーです。」 Exadataにより、HP DL580(データベース)サー バー(SUSE Linuxを使用) とEVA8100ストレー ジ・システム(4GBのSANシステムを含む)は必要 なくなり、EVA8100は社内の別の場所に再配置 されました。顧客は、ERP ECC6.0(GTSを含む) をExadataに移し、パフォーマンスをさらに向上 させることを計画しています。 37 38 SAP customer with Oracle Exadata Machine in production レポートと問合せも明らかに性能が向上しまし ンポーネントを持つ、デフォルトで使用できるソ た。中には劇的に向上したケースがあります。こ リューションです。時間が必要なパッチ適用がな の企業の測定によると、Exadataを使用した場 いため、 ワークロードが大幅に削減され簡素化さ 合、一部の問合せ(収益の問合せを含む)は、以 れます。 」 とITエキスパートは説明しています。 前のデータベース環境の最大14倍の速度で実 行されます。 顧客は、ERP ECC-6.0(5GBのGTSを含む)を 複雑性の軽減 この企業は、切り替えによってさらなるメリットを ITグループの責任者はOracle Exadata Database 予測しています。Oracle Exadata Database Machineにより 「信頼感と自信を得ることができ Machineの使用により、データをERPシステムか る」 と述べています。 これはシステム・チューニング らデータベースにより速くロードできることはテ Exadataに切り替えることを次に予定しています。 とパフォーマンスの改善についての明確な言及で ストで証明されています。 これにより、パフォーマ すが、その時、彼はまったく別の問題も抱えていま ンスがさらに向上し、最終的にユーザーの満足度 した。 「複雑性の軽減」、言い換えるとパッチ・リス も向上します。 クの低減です。 必要に応じて、Exadataシステムは簡単に拡張で 「従来のSAPデータベース環境はパッチを適用す きます。難しいことは1つもありません。Quarter るたびに、 コンポーネント間の互換性に注意する Rackは、Half Rack、Full RackまたはMulti-rack 必要がありました。」たとえば、データベース・サー にアップグレードできます。自動車業界の顧客 バーのパッチ適用の際には、スイッチまたはスト は、 このようなオプションを使用するでしょうか? レージ・システムに特定のパッチ・バージョンが必 その答えを知るには時間の経過が必要ですが、 要になる場合があります。すべてのパッチ・バー 可能性は十分にあります。やはり中期的に見て、 ジョンの管理は非常に複雑です。 「これとは対照 顧 客 はドイツから中 国と米 国 の 現 場 にアプリ 的に、Exadataは完全にマッチしたテスト済みのコ ケーション・サービスを供給する予定でいます。 Oracle Exadata Database Machineを使用する場合と使用しない場合の選択した問合せ クエリ 実行時間 Exadata 不使用 実行時間 Exadata 使用 Factor CPU Time Exadata 不使用 CPU Time Exadata 使用 Physical Reads Exadata 不使用 Physical Reads Exadata 使用 ZPCA_M0 2/ZCO_PC AM02_100 2.206 秒 =36 分 46 秒 164 秒 = 2 分 44 秒 13 602 秒 2 分 44 秒 146 秒 =2 分 26 秒 22.669.277 22.669.225 ZPCA_M0 2/ZCO_PC AM02_100 6.261 秒 =1 時間 44 分 433 秒 = 7 分 13 秒 14 1577 秒 =26 分 17 秒 313 秒 =5 分 13 秒 65.636.143 63.786.358 Why SAP Customers Deploy Exadata SAP顧客がExadataを配置する理由 設定なしで使用できる優れたパフォーマンス 統合、開発および実行時の高いコストは、現在の Sunの業界標準のハードウェア、オラクルのイン データベース設計に関連していました。 「 全体と テリジェント・データベースおよびストレージ・ソ して私たちが懸念していたのは、既存のBWパ フトウェアを 使 用して、E x a d a t a D a t a b a s e フォーマンスの問題とスケーラビリティの不足と Machineは、SAP Business Suite( SAP ECC いう問題を抱えていたため、停止時間が発生し 6.0、SAP CRM 7.xなど)やSAP BW 7.xなど、顧 た場合に、KPIを満たすことができるかという点 客 のすべてのワークロードに対して最 高 のパ でした。」 と、IT部門の担当者は述べています。 フォーマンスを実現します。Exadataの顧客は、 フェデレート・レポートは、すべてのデータが1か Oracle DatabaseをSAPおよびSAP以外の複数 所になかったため、現在の設計ではサポートされ のワークロードとともに単一のExadata Database ていませんでした。 Machineで実行できます。簡単に短時間で実装 できるExadata Database Machineは、最大規模 データの処理とローディングの機能強化、データ で重要度の高いデータベース・アプリケーション ベース・インフラの合理化と統合、およびOracle をすぐに処理でき、多くの場合、10倍以上の速さ Exadataの共有のベスト・プラクティスの活用に で実行します。 よる将来のSAP BW操作のリスクを抑えることに 2011年以降、SAP顧客は、SAPアプリケーション トを大幅に削減する必要がありました。 より、配置、管理、ハードウェアおよび環境のコス にOracle Exadata Database Machineを使用で きるようになりました。Oracle Databaseのホス ティングに使用する、簡単に配置できるソリュー ションとしてのO r a c l e E x a d a t a D a t a b a s e M a c h i n eは、設 定なしで使 用できる優 れたパ Oracle Exadata Database Machine 大規模パラレル・インテリジェント・グリッド / プライベート・クラウド フォー マンスで S A P を 実 行します。また S A P NetWeaverアプリケーションを統合すると、ベン 独自の完成された事前構築・調整済みの、 ダーをSAPとOracleの2社に絞ることができます。 しかもセキュアなクラウド・ベースの設定 より強力なサポート、高速なオンラインの移行、 なしで使用できるシステムは、高可用性が DBaaS配置プラットフォーム、インフラを迅速に 配置するEnterprise Database Cloud Solution のメリットが提供され、統合によりコストが削減さ れます。 組み込まれた、高パフォーマンスを提供す るミッション・クリティカルな標準のOracle RDBMS用のハードウェアとソフトウェアで 構成されています。 次の例では、さまざまな地域、業種におけるいく つかの側面、 さまざまな環境の各課題とソリュー Exadata Database Machineの納入とSAP用 ションを示します。 フェデレート・レポートは、すべ Database 移行から一週間後、大規模な配置コス てのデータが1か所になかったため、現在の設計 トの削減が明白になりました。IBM P7の現在の ではサポートされていませんでした。 最新のモデルと比較して、処理時間を50%以下 に短縮することで、パフォーマンスの倍増が認め 食品事業における市場投入までの時間の削減 られました。OracleチームとSAPチームは現在、 北米最大の食料品店の1つは、22のロゴを使用 これをさらに向上させる作業に取り組んでいま して全国規模で営業しています。従業員は、フル す。5TBのバックアップ時間は、30時間からたっ タイムとパートを合せると110,000人、店舗数は たの45分に短縮されました。省エネのための「環 チェーン・ストアとフランチャイズ店の合計が800 境に優しい電力」への取り組みは、ハードウェア 以上になります。2012年、 この企業はデータ量が のフットプリントの削減によって経費が著しく減 50~100パーセント増加すると予想しました。 少しました。 39 40 信頼感と自信を得ることができる 時、彼はまったく別の問題も抱えていました。複 ドイツの電気工事および工業オートメーション・ 雑性の軽減とパッチ・リスクの低減です。 「従来の テクノロジーの大手メーカーは、データ量が増大 SAPデータベース環境はパッチを適用するたび する成長市場のひとつ、自動車業界の世界的な に、 コンポーネント間の互換性に注意する必要が 需要からメリットを得ています。 ありました。」 オラクルの特別な設定なしで使用できるソリュー たとえば、データベース・サーバーのパッチ適用 ションが、 この企業のSAPアクティビティを大幅に の際には、スイッチまたはストレージ・システムに 最適化することは明白でした。それは、パフォー 特定のパッチ・バージョンが必要になる場合があ マンスだけでなく、システム・チューニングに縛ら ります。すべてのパッチ・バージョンの管理は非 れたリソースを最小限に抑えます。Exadataによ 常に複雑です。 これとは対照的に、Exadataは完 り、HP DL580データベース・サーバー(SUSE 全にマッチしたテスト済みのコンポーネントを持 Linuxを使用) とEVA8100ストレージ・システム つ、デフォルト構成で使用できるソリューションで (4GBのSANシステムを含む)は必要なくなり、 す。時間が必要なパッチ適用がないため、 ワーク EVA8100は社内の別の場所に再配置されまし ロ ード が 大 幅 に 削 減 され 簡 素 化 され ま す。 た。2ノードRACを装備したExadataにSAP ERP Exadata以前は、顧客が設定した10分の限界に を移行することで、IBM 3950およびIBM DS 到達するとタイムアウトしていたため、多くの大 5300ストレージ・システムも置き換えられます。 規模なレポートが生成できませんでした。 レポー トと問合せも明らかに向上しました。 ITグループの責任者はOracle Exadata Database Machineが「信頼感と自信を与える」 と述べてい この企業の測定によると、Exadataを使用した場 ます。 これはシステム・チューニングとパフォーマ 合、一部の問合せは、以前のデータベース環境の ンスの改善についての明確な言及ですが、その 最大14倍の速度で実行されます。 Exadataのハードウェア構成 データベースおよびストレージ用の業界標準のサーバーのスケーラブル・グリッド • 長年にわたって、スケーラビリティ、可用性、コストの間にあったトレードオフを排除 Why SAP Customers Deploy Exadata この企業ではすでに、パフォーマンスを一層の向 上を目標にGTSを含むERP、およびすべてのSAP プライマリDC 以外のアプリケーション(Web Shopを含む)の Exadataへの移行を計画しています。 エンジニアド・システムによる充実 APAC地域の年商5億ドルのこの化学製品製造会 社は、 コングロマリットの傘下企業です。 グラニュ レート、サプリメントおよび用土など、幅広い製品 を提供するこの企業は、地域の農業従事者の生 活に接点を持ち、彼らの生活を改善します。 この企業の親グループは最大の多国籍企業の1 つで、あらゆる世界市場で活動しています。ライ フ・サイエンス、エンジニアリング、研究開発、情報 テクノロジーなど、多様な異なる分野に関心を 持っています。 上の図のように既存のハードウェアは、再利用が 検討されました。Exadata Storageは、RMANの ディスク・バックアップに使用されています。 ハ ードウェアの 更 新 が 計 画されて い たた め 、 Exadataチームは、アプリケーション、DBの移行、 テープ・バックアップは、バックアップ・メディア・ バックアップ、DRソリューション、仮想化および提 サーバーを介しここから作成されます。 案されたインフラの一時的な使用など、エンド ツーエンドのソリューション戦略を提案しました。 詳細は、次を参照してください。 この企業はもともとSUNのユーザーで、SPARCや • http://www.oracle.com/sap Solarisテクノロジーには精通しています。Exadata • http://www.oracle.com/exadata Database Machine、Exadata for SAPおよび E x a d a t a デモ等 の 多 数 のセッションで実 際 に E x a d a t a の 価 値 提 案 が 明 示された後、次 のソ リューションが作成されました。 DR 41 42 グレンコアが次世代のテクノロジーとしてOracle Exadataを採用 「弊社は商品取引の総合商社の第一人者として、世界中の産業が望む原材料の調達、処理、精錬、輸送、保管、融資および供給に対応する 必要があります。その結果、パフォーマンスの最大化に関する決定の1つ1つが、 とくに今日の展望の中でさらに重大で複雑になります。 Oracle Exadataは、最適なパフォーマンスと完全に統合されたプラットフォームを保証し、弊社の急速な成長とサクセス・ストーリーを支え る最高のソリューションです。」 ― CYRIL REOL グレンコア・インターナショナル・ビーエルシ、CIO 顧客のサクセス・ストーリー れたITテクノロジーを早期に採用する、それがビジネス・ グレンコアは、商品取引のトップ企業として、主に金属、鉱 チャンスに可能性を与えるという結論はまさにそのとおりで 物、エネルギーおよび農産物を供給しています。 グレンコア す。 グレンコアはその点を踏まえ、企業のデータ・ウェアハウ の年中無休の営業体制は、 ヨーロッパ、北米、中米、南米、 スおよびグローバルなS A Pプログラムの新しい基盤に、 CIS、アジア、オーストラリア、アフリカ、中東に及ぶ、のべ40 Oracle Exadataを採用しました。 か国の50の事業所を結ぶネットワークに支えられ、販売部 門で2 , 8 0 0 人、生 産 部 門では 直 接または 間 接を合 せて 54,800人以上の従業員を雇用しています。 2つのプロジェクトと1つの目標:ミッション・クリティカルなビ ジネスのための最大限の可用性 I T E n g i n e e r i n g a n d O p e r a t i o n sの担 当 者 S v e t o 今日のグローバル化における事業の成功や失敗は最新情 Putincanin氏は当時を振り返り、 「私たちは、SAP ECC 6.0 報を活用しいかに適確な決定ができるか、その能力に大き の完全な認定前からOracle Exadataソリューションを考慮 く依存します。商社は、膨大な予測不能な変化の中から、政 し、最新のソリューションが大規模な財務会計プログラムの 情不安、特定の産地固有のリスク、商品の納入に影響する 変更を支援できるようにしましたが、弊社にとって認定は重 気象の変化、需要と供給の市場変動を把握する必要があり 要な前提条件でした。」 と述べています。 ます。 グレンコアは2011年7月に、スイスに本拠地を置くOracle グレンコアはすべての課題に対応するため、世界中に分散 Platinumレベル・パートナーのTradeware AGの支援を受 するビジネスで迅速な意思決定プロセスを可能にする、取 け、Oracle Exadata Database Machineを評価することを 引とリスク管理プラットフォームの確かなバックボーンとレ 決定しました。 ポート・データベースを確立しました。企業のデータ・ウェア ハウスおよび世界規模の会計処理の実行に特化した、200 グレンコアは、 「目的に応じたQuarter Rackのインフラ環境 以上のさまざまなITソリューションが絶えず稼動し可能な のメリット」というコン セプトの 検 討 を 通して、O r a c l e かぎりの最高レベルのトランザクションの統合を実現して Exadataのコア機能および能力を評価し、オラクルの新しい います。 システムが次世代の手段であることを確信しました。そし これらの主要なソリューションの大部分は、スイスのバール るデータ・フィード・プロセスを、新しいSAPベースのグロー にある本社でホストされています。 バルな財務会計ソリューションであるOracle Exadata 革 新 的 なトップ 企 業として、グレンコアの I T には 常 にパ した。 て、 グローバルなデータ・ウェアハウス環境、 さらに基礎とな Database Machineにアップグレードすることが決定されま フォーマンスを追求する文化がありました。競争力が実証さ Oracle Exadata at Glencore フェーズ1 ソースも削減されたことになります。これはこれからのアク Exadataロールアウト・プロジェクトの第1フェーズは、 グレン ティビティで明らか なメリットになるでしょう。」とS v e t o コア社のデータ・ウェアハウス環境のアップグレードでした。 Putincanin氏は述べています。 とくにシステム負荷が高いI/Oで、パフォーマンスの大幅な 向上が確認されました。移行を考慮する前に、パートナー フェーズ2 TradewareがセットアップしたExadataシステムで、 プラット ExadataのSAP Financial & Controllingソリューション フォームを徹底的にテストしました。慎重な準備作業の結 ワルドルフのOracleチームはグレンコア社のExadata早期 果、 グレンコアは大きな問題もなくOracle GoldenGateを活 導入を受けて、スイスで初のOracle ExadataへのSAP FI/ 用することができました。Oracle Golden Gateは、Oracle CO環境の配置を支援しました。 これがグレンコア社の第2の Databaseを10gから11gへのアップグレードに必要なタスク ステップです。Oracleのエキスパートは、計画、概念設計、イ を実行します。 ンフラのサイズ設定から本番の起動まで、 プロセス全体を通 してグレンコアのチームを支援し、重要なプログラムが順調 「新しいOracle Exadataと以前のオラクル環境間のパフォー に稼動することを確実にしました。 マンスについてベンチマークを実施していたら、きっとすば らしい結果だったでしょう。」 とSveto Putincanin氏は述べて SAP FI/COがベースのグレンコアの意欲的な新しい全社会 います。 計プログラムは、世界的規模の全商品取引部門の会計およ び財務処理の合理化が目標でした。最初のプログラムは全 ユーザーが急いで入手したい商品市場のビジネス・レポー 世界の金属、鉱物および石炭の販売事業のためにスイスの トの生成が大幅に改善されました。以前は検索や処理デー バールに配置されました。その後、プロジェクトは他の業務 タの量により一部のレポートを夜間に生成していましたが、 にも導入され、英国、米国、シンガポールの石油およびガス 今では意思決定者の画面に1時間以内に表示されます。 部門、 さらにオランダの農業ビジネスへと広がりを見せてい ます。 「競争が激しく、市場情報および変化を予測する能力に大き く左右される業界では、これは非常に貴重です。 グレンコア グレンコア社が全社会計プログラムを立ち上げたのは、 まだ の財務実績全体と、技術的な改良を相互に関連づけて数値 オラクルがExadataを発表する前でした。そのため、 プロジェ 化することはきわめて難しいことです。ただし、私たちは今、 クト期間中にプログラムとExadataの調整を早急にしなけれ 次の成功の鍵を握る主要なコンポーネントを持っていると ばならなくなったグレンコアのIT部門は、最初にテスト環境 思います。」 とCyril Reol氏はコメントしました。 の移行を決定しました。その後グレンコアは残りの環境を完 成し、2012年1月にOracle Exadata Database Machineを 最初の配置が、Oracle Exadata Database Machineにかけ ベースとするSAP FI/COを稼動させました。 たグレンコアのすべての期待を実現しました。基礎となるコ ンポーネントが完全に調和し、 とくに、I/Oのパフォーマンス 「私たちはオラクルのサポートを高く評価しています。彼らは が向上します。実際にグレンコアでは、サーバー、オペレー 弊社の要件に最適なハードウェアを選択し、綿密な稼動の ティング・システム、 ファームウェア、ストレージおよび他の異 準備に必要な専門知識を持っていました。プロジェクトで 種のコンポーネントの相互運用性を確認する必要がなくな は、誰もが精神的に疲れる瞬間がありましたが、早期導入プ りました。ネックだった複雑性は明らかに低下し、 システム操 ロジェクトとして非常に順調に稼動を開始したと思います。」 作が大幅に簡素化されました。 とSveto Putincanin氏は述べています。 また、Oracle Exadataは、管理が必要なシステムの台数を劇 「現在、弊社はSAP認定のソリューションを使用し、すべての 的に削減します。多くの本番、テスト、開発のマシンが、SAN コンポーネントは単一のプロバイダがサポートしてくれま 環境とともにExadataに交換されました。 す。 さらに、Oracle Exadataソリューションのおかげで、私た ちは弊社のITインフラをより効率的に管理し、開発を進め 「以前は4つのチームがプラットフォームを管理していまし たが、Exadataの導入でチームは1つになりました。つまりリ て、今後、弊社のチームの力をいっそう効果的にすることが できます。」 43 44 課題 ソリューション • 最新情報に基づく適切な決定。第一次産品の生産と販売 • 期待されるパフォーマンスを提供するOracle Exadataベー を手がけるグレンコアは世界中で事業を展開し、パフォー スの新しいIT環境と異機種インフラに伴う複雑性の軽減 マンスに優れたソリューションを必要としています。 を提供する、オラクル・パートナーのTradeware AGがサ ポートする事前実証。 • 大規模なテクノロジー変更に伴う潜在的なリスクの管理 と同時に、日常的なサポート、ベスト・パフォーマンス、業 務に不可欠な要件に対する可用性の確保。 • Oracle Real Application ClustersおよびOracle Advanced CompressionとのOracle Exadata Database Machineの 連携による、良好なアーキテクチャの基礎の形成。 • Oracle Exadataの向上にもっとも有益な適用可能なアプ リケーションおよびプロジェクトの特定。 グレンコアはデー • パフォーマンスのボトルネックの排除と複雑なデータ・ タ・ウェアハウスと新しいSAP FI/COプログラムを選択し ウェアハウス環境の円滑な移行にOracle GoldenGateを ました。 活用。 • 社風に適合し、Oracle Exadataへの円滑な移行をサポー トする適切なパートナー。 グレンコアはTradewareおよび オラクルとのパートナーシップを確立しました。 成果 • ユーザーが、急いで入手したい商品市場のレポートを迅 速に利用できる。処理能力の制約から夜間に生成されて いたレポートは、現在1時間以内で表示可能。 • 効率的なシステム操作と最適化されたサポート・プロセス を保証するインフラの複雑性の最小化、および操作チー ムの効率の向上促進。 • グレンコアのすべての会計・財務プロセスを合理化する 全社会計プログラムが、Early Adopter Programの一環 としてOracle Exadataによりサポートされ、2012年1月に 成功裏に稼動を開始。 • SAPが認定するOracle Exadata環境への配置により、ハー ドウェア・コンポーネントおよびソフトウェア・コンポーネン トのシームレスな相互運用性の達成。 • サーバー、オペレーティング・システム、 ファームウェア、ス トレージおよびすべての必要なコンポーネントの完全な 適合による、 システム操作の大幅な簡素化。 • 日常のサポート・リソースの節減による、管理チーム削減 の実現(4チームから1チームへ)。 Oracle Exadata at Glencore Oracleが選択される理由 Tradeware AGはサンフランシスコで開催されたOracle 急成長を続けるグレンコアは、一層の競争力強化に一貫し Open World 2011で、その輝かしい貢献に対して「EMEA て最新のテクノロジーに依存しています。オラクルは長年、 Exadata年間最優秀パートナー賞」を授与されました。 戦略的パートナーの1社でした。 グレンコアではデータベー ス以外にもたくさんのOracle製品に依存します。たとえば、 Oracle Real Application Clustersは効率的に高可用性を 確保し、Oracle Advanced Compressionはストレージ・リ ソースを最適化します。 オラクルのソリューションは、 ミッション・クリティカルなアプ リケーション向けの次世代の高性能プラットフォームの代表 で、比類のないパフォーマンス、可用性、管理面の効率を提 供します。 とりわけ、異種インフラの複雑性を簡素にします。 実装プロセス Exadataテクノロジーの入念で総合的なコンセプトの事前 検証は、プロジェクトを成功させる環境の確立に役立ちま す。 グレンコアは、Early Adopter Programの一環として Oracleエキスパートと協力し、自社のみで世界規模のデー タ・ウェアハウスをアップグレードし、SAP FI/COを配置する ことができました。 パートナーの関与 Tradeware AGは、サーバー、ストレージ、 ソフトウェアおよ びアーカイブ・ソリューションを持つITインフラの優れたプ ロバイダです。主要なテクノロジーのベンダーとの長年にわ たる連携により、ITインフラ・ソリューションの実装に必要な 経験を積み重ねてきました。Oracleテクノロジーのパート ナーとして、 タルウィルを本拠地とするTradewareは、スイス で唯一のExadata Competenceセンターを所有し、セン ターには専用のExadataデータベース・マシンが設置されて います。Oracle Platinumレベル・パートナーにより、顧客は アプリケーションをテストし、システムでさまざまなプラット フォームのパフォーマンスを比較できます。 グレンコアは長年Tradewareと連携し、Tradewareの幅広 い能力に信頼を寄せています。 「Tradewareは弊社のビジ ネスとテクノロジーの要件を十分に理解しています。 また弊 社の主要メンバーとの面識もあり、何が弊社にとって重要か 認識しています。Tradewareは協力的で、事前検証にも、彼 らのExadataマシンを提供してくれました。 これが、弊社のプ ロジェクトを一層促進してくれました。」 とSveto Putincanin 氏は述べています。 顧客とパートナーの情報 会社名称:グレンコア・インターナショナル・ピーエルシー 年間収益:1,860億米ドル(2011年度 - 暫定) URL:www.glencore.com 本社所在地:スイス、バール市 業種:総合商社 従業員:54,800名 Oracle.com検索用のパートナー名:Tradeware AG Go to Market製品: • Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Half Rack • Oracle Exadata Database Machine X2-2 HC Quarter Rack • Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition • Oracle Real Application Clusters • OracleのAdvanced Compression • Oracle GoldenGate 地域:EMEA 国:スイス 45 46 SAP認定済のORACLE DATABASE 11g Re lease 2の機能 はじめに ステムおよびクラスタウェア・プラットフォームの必要性を Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Editionは、業 排除するため、管理を簡素化、自動化し、 コストとオーバー 界最高のパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティお ヘッドを削減します。Oracle ASMには、次の2つの主要な よび信頼性を提供し、Windows、すべての主要なLinuxディ 機能があります。 これらはSAPを実行する上で重要です。 ストリビューション、主要なベンダーのUNIXディストリビュー ションで動作する、 クラスタ・サーバーまたは単一サーバー で使用できます。もっとも要求の厳しいトランザクション処 理、 ビジネス・インテリジェンスおよびコンテンツ管理アプリ ケーションを簡単に管理できる包括的機能を提供します。 •Oracle Cluster Repository(OCR) と投票ファイルを Oracle ASMに保存できます。 •Oracle RDBMS HomeをOracleの新しいクラスタ・ファイ ル・システムACFSに保存できます。 Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Editionには、 これにより、Oracle ASMは、Oracle Real Application 世界最高のデータベースを拡張するオプションが幅広く用 C l u s t e r s 上で稼 動するS A P やシングル・インスタンスの 意されています。そのため、お客様はビジネスを成長させ、お Oracle Database上で稼動するSAPシステムに最適なスト 客様の大切な顧客が求めるサービス・レベルのパフォーマ レージ・プラットフォームになります(Oracle ASMの詳細は、 ンス、セキュリティおよび可用性に対応することができます。 32ページを参照してください)。詳細は、SAPノート1550133 を参照してください。 SAPによるOracle Database 11g Release 2の認定は完了 しました(SAPノート1398634を参照してください)。詳細は、 Oracle Database 11g Release 2は、今まで以上のメリット 次のとおりです。 をもたらします。ディスク領域の節約でハードウェア・コスト • Oracle Database 11.2を認定しているのは、SAP Kernel をさらに低減しながらも、 より高速なパフォーマンス、 より強 6.40_EX2, 7.x以降をベースにしたSAP製品のみです。 固なセキュリティ、より容易な管理性、卓越した生産性を提 • Oracle Database 11g Release 2の一般リリースは、SAP R/3 3.1IからSAP R/3 4.6C以前のSAPリリースには対応 していません。Oracle Database Version 10.2と同様に、 これら旧バージョンのSAPには、SAPアップグレード・プロ ジェクトとの直接接続用に11.2のテンポラリ・リリースのみ が用意されます。 供します。そして少なくともSAPアプリケーションにとって、き わめて高い可用性/障害リカバリ性を発揮します。次のリスト は、現在のSAP顧客が使用できる重要な機能ですが、 これら の多くはOracleに固有の機能です。 索引圧縮 Oracle Databaseは、効率的な方法で標準の索引を保存する • Oracle Real Application Clusters(RAC)11g Release 2 ための非常に効果的なテクノロジーを提供します。パフォー のSAPリリースは、SAP環境向けのOracle Database 11g マンスおよびスループット上の理由から、Oracle Database Release 2のスタンダード版と同時にリリースされます。オ 内のSAPデータへのアクセスは、ほぼすべて索引を経由しま ラクルによるRACのサポートの詳細は、SAPノート527843 す。 したがって、データベース内の索引は、SAPシステムのス を参照してください。このS A Pノートには、リリース済の ループットに大きな影響を与えます。データベースに保存さ RAC構成に関する詳細が記載されています。 • Oracle 11g Databaseバージョン11.2.0.2以降、SAPは Oracle Automatic Storage Management Oracle(ASM) を完全にサポートし、その拡張機能で次のすべてのデータ を管理できます。O r a c l e D a t a b a s eファイル、O r a c l e Clusterwareファイル、OracleおよびSAPカーネル・バイナ リ、外部ファイルおよびテキスト・ファイルなどの非構造化 汎用データ。Oracle ASMは、すべてのファイル管理に必要 な一元化および統合されたソリューション・スタックを提供 し、サード・パーティ製ボリューム・マネージャ、 ファイル・シ れている索引の効率が高ければ高いほど、SAPアプリケー ションは効率的に動作します。Oracle Databaseの索引圧縮 を使用することで、SAPアプリケーションのパフォーマンスは 改善されます。圧縮索引を使用すると、問合せが3倍から4倍 加速する場合があります。索引圧縮により、Oracle Database 用の合計ディスク領域は最大20%削減されます。 SAPアプリケーション用のOracle Databaseでの索引圧縮の 使用については、SAPサポート・ノート1109743で説明して います。索引圧縮は、SAPのBR*Spaceユーティリティに完全 に統合されています。 Oracle Database 11g Release 2 for SAP 47 g D ATA B A S E 圧縮型索引の構成表 この利点によって、圧縮データへのアクセス・パフォーマンス Oracle Databaseは、 もう1つの重要かつ理想的なテクノロ にほとんど低下は見られません。Oracle Databaseの場合、 ア ジーをSAPアプリケーションに提供します。SAPアプリケー クセスするブロック数が少ないためI/Oが減少し、パフォー ションが使用する多数の表には、単一の一意索引(プライマ マンスが向上したケースが実際に多数報告されています。 さ リ・キー)のみがあります。単一の一意索引を持つ、 これらの らに、バッファ・キャッシュの効率が向上したため、 メモリーの 表は、圧縮型索引の構成表(IOT)を使用すると、 より効率的 増 設 なしでより多くの デ ータを 格 納 できます。O r a c l e にOracle Databaseに保存できます。圧縮されたIOTを使用 Databaseバージョン10.2.0.2から、SAPは索引のディスク領 することにより、問合せが最大5倍高速で実行されます。圧縮 域を節約しデータベース全体のサイズを削減するために、 されたIOTに対する挿入/削除操作は、最大2倍高速で実行 索引圧縮の使用について認定を開始しました。全データ されます。索引圧縮の使用により、Oracle Database用の合 ベースの再編成を実行した後でも索引圧縮を使用すると、 さ 計ディスク領域は最大25%削減されます。圧縮されたIOTの らにディスク領域の合計の20%が削減されることを顧客の 実装により提供されるのは、単一の索引の表を完全に、 また 経験が実証しています。 はほとんど完全にメモリー内に保持し、ディスクIOを回避す ることでOracle Database内のデータにきわめて高速でアク SecureFileデータ圧縮 セスできる機能です。 Oracle Database 11gの新機能であるSecureFilesは、完全 SAPアプリケーション用のOracle Databaseでの圧縮された に再設計したラージ・オブジェクト (LOB)のデータ型を導入 IOTの使用については、SAPサポート・ノート1856270で詳 することで、パフォーマンス、管理のしやすさ、アプリケーショ 細に説明しています。 ン開発の容易性を飛躍的に向上させました。SecureFilesの データは、業界標準の圧縮アルゴリズムを使用して圧縮され OLTP表圧縮 ています。 Oracle Database 11gでは、OLTP表圧縮という新機能が導 圧縮によってストレージを大幅に節約できるだけでなく、I/ 入されました。 この機能を使用すると、INSERTやUPDATEな O、バッファ・キャッシュ要件、REDO生成および暗号化による ど従来のDMLを含むあらゆる種類のデータ操作中にもデー オーバーヘッドが減少するため、パフォーマンスも向上しま タを圧縮できます。 また、OLTP表圧縮は書込み操作に関連 す。SecureFile圧縮により、インラインおよびアウトライン する圧縮オーバーヘッドを低減するため、 トランザクションま LOBデータのストレージや操作が大きく向上します。SAPア たはOLTP環境にも適しています。このため、OLTP表圧縮 プリケーションでは、LOBデータがますます重要性を増し、 は、すべてのアプリケーション・ワークロードに圧縮によるメ SAP CRM、SAP XI、SAP NetWeaver PortalおよびSAP ERP リットをもたらします。 などに広く使用されています。 SAP ERPのほとんどの非クラスタ表は、Oracle Databaseに オラクルのOLTP表圧縮はAdvanced Compressionの一部 固有のアウトラインLOBを使用します。 です。独自の圧縮アルゴリズムを使用しているため、データ ベース・ブロック内の複数の列間で重複する値もポインタに RMANバックアップ圧縮 変換します。圧縮されたブロックには、シンボル表と呼ばれ 肥大し続ける企業データベースは、データベース管理者に る構造が含まれ圧縮メタ・データはここに保持されます。ブ とって大きな問題です。データベース・バックアップのスト ロックが圧縮されるときに、重複する値の単一コピーをシン レージ要件とバックアップ手順のパフォーマンスには、デー ボル表に追加し、重複する値をポインタに変換します。グ タベース・サイズそのものが影響しますが、Oracle Advanced ローバルなデータベースのシンボル表を保持する競合他社 Compressionに組み込まれた圧縮テクノロジーが、バック の圧縮アルゴリズムと比較すると、オラクル独自の手法で アップ・データのストレージ要件を大幅に軽減します。RMAN は、圧縮されたデータへのアクセスで追加のI/Oが発生しな はOracle Databaseと密接に統合されているため、RMAN いため、大幅にパフォーマンスが向上します。 バックアップ・データはディスクまたはテープに書き込まれる OLTP表圧縮の利点は、ディスク上のストレージ領域の節約 前に圧縮され、 リカバリ前に解凍する必要がありません。 これ にとどまりません。圧縮されたブロックを解凍せずに直接読 により、ストレージのコストを大幅に削減できます。RMAN み取りできることも、その大きな利点の1つです。 バックアップは多くのSAP顧客が使用しています。 11 48 g D ATA B A S E 11 Data Pump圧縮 Data Pumpジョブに関連づけられたメタ・データの圧縮は、 •空のデータベース・オブジェクトはディスク領域を消費しま せん。 Oracle Database 10g Release 2で初めてサポートされまし •SAPインストールのすべての表、LOB、索引およびパーティ た。 この圧縮機能は、Oracle Database 11gで拡張され、表 ションの60~70%は空であるため、SAP環境できわめて重 データをエクスポートと同時に圧縮できるようになりました。 要です。 Data Pump圧縮はインライン・オペレーションです。 ダンプ・ •空の表、LOBおよび索引の作成が劇的に高速になるため、 ファイルのサイズを削減してディスク領域を大幅に節約しま SAP用のデータベース・インストール作業にかかる時間が す。オペレーティング・システムまたはファイル・システムの圧 縮ユーティリティとは異なり、Data Pump圧縮の操作は、イ ンポート側でも完全にインラインであるため、 ダンプ・ファイ 大幅に短縮されます。 •Oracleデータ・ディクショナリ領域のクエリーが、実質的に 高速で実行されます。 ルをインポート前に解凍する必要はありません。圧縮された ダンプ・ファイル・セットは、データベース管理者の操作なし で自動的にインポート中に解凍されます。 列追加機能の強化 DEFAULT値およびNOT NULL制約を持つ新しい列を追加 する場合、Oracle Database 11g以前のバージョンでは、表 Data Guardネットワーク圧縮 を排他ロックしデフォルト値をすべての既存のレコードに格 Data Guardは、 スタンバイ・データベースを管理、監視、自動 納する必要がありました。 化するソフトウェア・インフラを提供します。1つまたは複数 Oracle Database 11gから、データベースはこの操作に対す のスタンバイ・データベースを作成、管理および監視して、企 るリソース使用率とストレージ要件を最適化し、列のデフォ 業データを故障、障害、エラー、破損などから保護します。 ルト値はNOT NULLとして指定されたデータ・ディクショナリ Data Guardは、REDOデータ (トランザクションのリカバリに 内の列で保持されます。DEFAULT値とNOT NULL制約を持 必要な情報)を使用し、 プライマリ・データベースとスタンバ つ新しい列を追加する場合、すべての既存レコードにデフォ イ・データベースを同期させます。 プライマリ・データベース ルト値を格納する以前の処理は必要ありません。これによ でトランザクションが発生すると、REDOデータが生成され、 り、スキーマ変更が1秒以下で実行できるだけでなく、既存 ローカルREDOログ・ファイルに書き込まれます。REDOデー のデータ・ボリュームにも左右されず領域も消費しません。 と タは、Data Guard REDO転送サービスを使用してスタンバ くに大きな表の場合、列の更新に必要な実行時間が短縮さ イ側に転送されます。 れ、領域を節約できます。 Oracle Advanced Compressionを使用すると、REDOデー SAP BWアプリケーションやSAPアップグレードでは、列の追 タは圧縮された形式で転送されるため、使用するネットワー 加は頻繁におこなう作業です。そのため列追加機能の拡張 ク帯域幅を効率よく軽減できます。つまり、REDO転送圧縮の には、次のようなメリットがあります。 役割は、REDOギャップ解消時のREDOデータ圧縮だけでは •SAP BWにおいて、列追加プロセスでパフォーマンスが改 ありません。転送先の圧縮が有効になっていると、その転送 善されます。 先に送信されるすべてのREDOデータが圧縮されます。 •大量のディスク領域を節約できます。 非同期セグメントの作成 Oracle Database 10gとOracle Database 11gの機能を比 Oracle Database 11g Release 2から、ローカル管理表領域 較すると、次のようになります。 に表を作成する場合、表セグメント作成は最初の行が挿入 されるまで同期されません。 また、セグメントの作成は、表の 圧縮なし すべてのLOB行、表作成の一部として暗黙的に作成した索 引、および表で引き続き明示的に作成した索引とは同期し ません。Oracle DatabaseでSAPアプリケーションを実行して いる場合、 この領域割当て方法には、次のような利点があり ます。 データベース (完全に再編成さ れている場合) SAP ECC 6.0 SAP BW 7.0 SAP CRM 7.0 圧縮および 領 域 の 他の領域最 節約 適化あり 4,782GB 1,413GB 950GB 1,976GB 543GB 334GB 59% 62% 64% RMANバックアップ (圧縮されたデー タベースの場合) 2,817GB 667GB 76% Data Pumpのエク スポート 973GB 156GB 84% Oracle Database 11g Release 2 for SAP SecureFileのパフォーマンス 追加された暗号化機能 SecureFilesは、画像、音声、映像、PDFおよびスプレッドシー Oracle Database 11gのAdvanced Security Option(ASO) トなどのファイル・コンテンツの格納に最高のソリューション に含まれるRMANバックアップの暗号化を使用すると、バッ を提供します。従来、 リレーショナル・データはデータベース クアップからデータを読み取る(盗む) ことはできません。 さ に格納され、非構造化コンテンツ(半構造化コンテンツと非 らに、エクスポート・ファイルや非構造化LOBデータも、それ 構造化コンテンツの両方)はファイル・システムにファイルと ぞれOracle Data PumpとSecureFile暗号化を使用すると して格納されていましたが、 ファイル・ストレージの選択で大 簡単に暗号化できます。 きな パラダイム・シフトとなるの が 、S e c u r e F i l e sです。 SecureFilesは、Oracle Databaseの利点を損なうことなく、 Data Guardによるセキュアなネットワーク転送 従来のファイル・システムに匹敵する高いパフォーマンスで Data Guardはセキュアな環境を提供し、REDOデータをスタ ファイル・データを操 作できるように設 計されています。 ンバイ・データベースに転送する際の改ざんを防止します。 SecureFilesは、非構造化コンテンツを格納するために最適 R E D Oデータのセキュアな転送を有効にするには、D a t a なデータベースとファイル・システムのアーキテクチャを提 Guard構成の各データベースにパスワード・ファイルの使用 供します。 を設定します。 さらに各システムのSYSユーザーに対し、同一 のパスワードを設定します。 SAP顧客が、SecureFilesから得られるメリットは次のとおり です。 より強固なセキュリティ – Database Vault • SAP環境のLOBとの比較で、 アクセス時間が大幅に短縮 Oracle Database Vaultも、SAPアプリケーションとの併用が • とくにRAC採用時には、SAPクラスタ表のトランザクション・ 認定されています。Oracle Database Vaultを使用すると、 スループットが増加 • LOBを含むSAP表(クラスタ表など)の圧縮の必須条件 SAPアプリケーション・データベース・オブジェクト周辺に保 護レルムを確立し、権限付与されたデータベース・ユーザー の機密データへのアクセスの防止や職務の分離ができます。 LOBデータをSecureFilesに格納した場合、全体的なトラン ザクション・スループットが増加します(次の図を参照)。 SAP VBDATAのスループット (挿入/読取り/削除) BasicFiles(Oracle Database 11gより以前のLOB実装)に 格納されたLOBデータと同等以上のパフォーマンスを発揮 します。SecureFilesは、Oracle Database 11g RACで実行さ れるSAPアプリケーションのスケーラビリティを劇的に改善 しますが、Oracle Database 11g単一インスタンスの場合 パフォーマンス改善度 S e c u r e F i l e sに格 納されたL O Bデータは、L O N Gまたは も、SecureFilesの採用は大きなメリットになります。既存の すべてのLONGおよびBasicfileのLOBデータをSecure-Files 行のサイズ(KB) に移行することをお薦めします。 Longs(9.2、10.2) Longs(9.2、10.2) Securefiles 11.2 表領域の暗号化 セキュリティはどこでも最優先に取り上げられる課題です BR*ToolsによるOracle Database 11gのサポート が、顧客にとってセキュリティの重要性は増す一方です。オラ バージョン7.20以降、BR*Toolsは、Oracle Database 11g クルには、多数のセキュリティ機能があります。 とくにSAP顧 Release 2が提供する新機能をサポートしているため、既存 客にとっての朗報は、機密データの暗号化が非常に簡単に のシステムへの実装も非常に簡単です(SAPノート1430669 なったことです。Advanced Security Option(ASO)には、表 を参照)。 とくに、次の操作が実行可能です。 領域内のすべてのデータを暗号化するテクノロジーが組み • BRSPACEは、オンライン再編成の特別なオプションを提 込まれています。Oracle Database 11gより以前のOracleで 供します。 これを使用すると、新しいOLTP表圧縮を有効に は、Transparent Data Encryption(TDE) を使用した列単位 できます。 の暗号化やクライアント・サーバー(SAPアプリケーション・ サーバー)でのネットワーク暗号化などのセキュリティ機能 を提供していました。 49 50 •「古いLOB」 (データ型LONGまたはLOB)を「新しいLOB」 オラクル/SAP開発チームは、Real Application Testingを使 (データ型SecureFiles)に変換する際に、BRSPACEでは再 用したSAPアプリケーションの包括的テストで、OLTPに対す 編成機能「tbreorg」の中で新しいアクション「lob2lob」を るAdvanced Compressionの効果とSAP ERPのDML操作に 使用できます。 対するSecureFilesの効果を測定しました。 このテストでは、 • パッチ3以降、BRSPACE 7.20はOracle Database 10gで データベース・リプレイを使用して、Oracle Databaseバー も、Oracle Database 11gと同様の索引圧縮の管理をサ ジョン10.2.0.4 SAPデータベースから本番システムのワーク ポートしています(SAPノート1464156を参照)。 ロードを取得しました。次に、圧縮したOracle Database 11g • BRSPACEを使用すると、表領域を新規作成する場合に、表 R2データベースと非圧縮のOracle Database 11g R2デー 領域レベルで圧縮および暗号化の属性を設定できます。 タベースで、 このワークロードを複数回リプレイしました。 属性を設定すると、その表領域内に作成された(または移 テスト結果については、 動された)表には、表レベルで明示的に設定された属性が http://www.oracle.com/newsletters/sap/volumes/ ないかぎり、 これらの属性が暗黙的に適用されます。 volume19-en.pdfの12ページ以降を参照してください。 • BRSPACEは、SAPによって圧縮されたデータを含む列を識 別します。 これにより、追加圧縮による不要なオーバーヘッ Direct NFS ドを回避できます。 Oracle Database 11g Release 2では、オペレーティング・シ ステム・カーネルのNFSクライアントではなく、Oracle Direct Real Application Testing(RAT) NFSクライアントを使用してNASデバイスに直接アクセスす • DBAやシステム管理者は、データベース・リプレイを使用し るようにOracle Databaseを構成できます。Oracle Database て、テスト環境でオンライン・ユーザーやバッチ・ワーク は、組込みのDirect NFSクライアントを使用してNFSサー ロードなど、本番システムのワークロードを現実に即した バーのファイルにアクセスすることで、オペレーティング・シ 状態で正確に再現できます。データベース・リプレイを使 ステム・カーネルのNFSによるオーバーヘッドを排除します。 用すると、本番システムの全ワークロードを取得して、それ これらのファイルは、オペレーティング・システム・カーネル を元のワークロードと同じタイミング、同時実行性および のNFSクライアントからのアクセスもできるため、 シームレス 依存関係に従ってテスト・システムでリプレイできます。 こ な管理が可能です。 れによりシステムの変更を現実的に検証できます。本番シ ステムそのものの再現は、スクリプトのセットなどで実行で SAP顧客が、Direct NFSから得られるメリットは次のとおり きるものではありません。データベース・リプレイを使用す です。 ると、DBAやシステム管理者は次のテストを実行できます。 • NetAppなどのNASソリューションのスループットが改善し データベースのアップグレード、パッチ、パラメータ、ス キーマ変更など。 • 単一インスタンスからOracle RACやOracle ASMへの変 換などの構成変更 • ストレージ、ネットワーク、インターコネクトの変更 • 変更の前後にSQL文をシリアルに実行することによる、オ ペレーティング・システム、ハードウェア移行、パッチ、アッ プグレード、パラメータ変更の統計 • SQL Performance Analyzer(SPA)は、環境の変化による SQL実行のパフォーマンス問題を予想し防止します。SQL Performance Analyzerは、環境の変更がSQL実行計画に 与える影響と、変更前と変更後にSQL文を連続的に実行し た統計を細分化して表示します。 ます。 • 複数のNICを使用するNAS環境で、データベース・スルー プットが最大50%増加します。 • データベース・サーバーでCPUを最大20%節約します。 • 単一インスタンスまたはReal Application Clusters(RAC) のどちらでも動作します。 • UNIX/LinuxおよびWindowsプラットフォームで動作し ます。 • 高可用性ネットワーク・ソリューションです。 • OSまたはNASベースのボンディングまたはトランキング・ソ リューションと比較して、高速かつ簡単で可用性があります。 • Direct NFSとNASを併用すると、従来の複雑なSANソリュー ションと比較しスループットが高くなります。 • 高速で簡単、他のボンディング・ソリューションより優れて います。 • 多くのSANソリューションと比較してスループットが向上し ています。 Oracle Database 11g for SAP Release 2 51 g D ATA B A S E オンラインでのパッチ適用 停 止 時 間 がより短くなります。さらに、本 番 稼 動している 通常のRDBMSパッチは、1つまたは複数のオブジェクト・ ORACLE_HOMEにパッチを適用しないため安全です。1つ ファイルやライブラリで構成されています。通常、パッチのイ 気を付けなければいけないのは、同時に2つのOracleホー ンストールでは、RDBMSインスタンスをシャットダウンし、オ ム・ディレクトリを収容するため十分な空きディスク容量が必 ラクル・バイナリを再リンクしてインスタンスを再起動する必 要です(詳細は、SAPノート1524205を参照してください)。 要があります。アンインストールでも同じ手順が必要です。 Oracle Database11gから、1つまたはバンドルのパッチを SAP Bundle Patches(SBP) 完全にオンラインでインストールできるようになりました。 こ Oracle Databaseバージョン10.2.0.4以降、UNIXプラット の方法では、データベース・インスタンスのシャットダウン フォームのOracle Database・パッチは、SAP Bundle Patches や、R A CまたはD a t a G u a r dの構 成は必 要ありません。 (SBP)の形式で配布されるようになりました。SBPはOracle OPatchを使用したオンラインからのパッチ適用では、インス Patch Set Updates(PSU) を基本にしています。PSUは、推奨 タンスに関連づけられた各プロセスが安全な実行ポイント するバグ・フィックスと四半期ごとにリリースされるCritical でパッチを当てるコードをチェックし、次にチェック済のコー Patch Updates(CPU) を含むプロアクティブな集積パッチで ドをプロセス領域にコピーします。 す。SAP Bundle Patchは、Current Patch Set Update (PSU)、PSUに含まれないSAP固有の重要なシングルおよび スナップショット・スタンバイ マージ・パッチ、現在のSAP固有のオプティマイザ・マージ・ 物理スタンバイ・データベースをレポート・データベースに パッチ、README.html(SBPのインストール・マニュアル)、 簡単に変換できます。 レポートを目的として物理データベー bugs_fixed.html(SBPに含まれるパッチのリスト)で構成さ スを読取り/書込みできるようにオープンし、過去のポイント れます。SBPには、 これまでのすべてのパッチの集積と最新 にフラッシュ・バックして元の物理スタンバイ・データベース の パッチ、さらに n e s パッチ が 含まれて います。顧 客 は に簡単に戻すことができます。その後、Data Guardはスタン MOPatchを使用して、常に最新のSBPを1つインストールす バイ・データベースをプライマリ・データベースと自動的に るだけで済みます。 同期化します。 これにより、NetWeaver BIなどのSAPアプリ ケーションのレポート読取り/書込みアクティビティに物理ス タンバイ・データベースを活用できます。 アウトオブプレース・アップグレード Oracle Database 11g Release 2(11.2.0.2)のパッチ・セッ トは、 リリースの当初からOracle Databaseソフトウェアのフ ル・インストールです。Release 2以前のOracle Databaseの パッチ・セットは、既存のOracleホームのファイルと置換する ファイル・セットでした。Oracle Database 11g Release 2以 降、パッチ・セットは既存のインストールに対して新規にフ ル・インストールになりました。 フル・インストールは、オラクルがお薦めするパッチ・セット の適用方法です。パッチ・セットを新しい個別のOracleホー ムにインストールします。パッチ・アップグレードをインス トール後に、古いOracleホームからOracle Databaseを移行 します。パッチ・セットのアップグレードは、1つのバージョン から別のバージョンにアップグレードする場合と同じ手順に なりました。オラクルは、このアウトオブプレース・パッチ・ セットのアップグレードを推奨します。この適用方法では、 11 52 Oracle Database移行テクノロジー 概要 クスポートとインポートによる移行は、はっきり言ってデータ SAP環境では、 「データベースの移行」 という用語は、さまざ ベースの再編成です。 まな意味を持つ可能性があります。顧客は、データベース・ サーバー・マシンのオペレーティング・システムとハードウェ 最後に第3部では、 まさにおこわれようとしている、 もう1つの アを維持し、ベンダーXが供給したデータベースをベンダー 選択について説明します。データのエクスポートとインポー Yが供給するものと交換したいと考えるかもしれません。 こ トを基礎とする移行には2つの種類があります。1つはオフラ れはSAPによって異機種コピーと名付けられ、 この記事で説 イン移 行と呼ばれます。これは移 行の実 行 中に、O r a c l e 明したいと考える移行ではありません。 これに対し、顧客は Database(およびSAPシステム全体)が停止することを意味 既存のハードウェアのアップグレード、 またはデータベース・ します。 もう1つは、オンライン移行と呼ばれます。 これはより サーバー・マシンのオペレーティング・システムの変更、ある 複雑ですが、大規模なデータベースでも、停止時間がほとん いはその両方を希望ながらも、データベースだけは維持し ど必要ありません。 たいと考えるかもしれません。既存のデータベースをレガ シー・ハードウェアから新しいExadataマシンにコピーするこ とは1つの方法ですが、移行の実行が必要な理由の唯一の 例ではありません。 これはSAPによって同機種コピーと名付 けられ、 まさにここで説明するテーマです。 第1部:コンテキストに沿ったデータベースの移行 SAPシステム・コピー 「移行」が曖昧な言葉であるため、SAPは「システム・コピー」 という用語を使用します。プロジェクトのゴールがなんであ 「移行」が明確に「同機種コピー」 という本来 の意味であったとしても、そこには複数のオ プションがあり、そのためにたくさんの決定 をおこなう必要があります。もっとも重要な 決定は、次の質問に関連しています。新しい 家に引っ越す場合、古い家とまったく同じも のを作るために全労力を注ぎますか?それ とも、過去の過ちを教訓によりよい家を建て ますか?この記事の第1部では、 ファイル・コ 図1a:オペレーティング・システムのファイルに基づく方法を使用するデータベース。移行データ ベースは再編成されませんが、移行後、新規機能を使用するための準備が必要です。 ピーを基礎とする移行(古い家の再現) と、 データのエクスポートとインポートを基礎と する移行(新しい、より快適な家の建設)の 違いを説明します。 第2部では、 よりよい家を作るためのOracle のオプション機能として、圧縮、パーティショ ニング、暗号化について説明します。 これは、 管理者だけではなく、データにとっても快適 図1b:データベース・オブジェクトに基づく方法を使用するデータベース。移行データベースは暗黙 的に再編成され、新機能を直ちに使用するために構成できます。 な家です。 これらの機能に共通するのは、既 存のデータを再編成する必要があることです。圧縮、パー れ、 どの方法を選択しようと、データはソース・データベース ティショニング、暗号化のいずれかをオンにすると、新しい から移動先データベースにコピーされます。 ここでは、あくま データに対するOracleの動作は機能に応じて変更されます でもデータベースを対象に説明を続けます。異機種のシステ が、既存のデータには影響はありません。 ただし、データのエ ム・コピーは、あるベンダーが供給したデータベースから別 Oracle Database Migration Technologies のベンダーが提供したデータベースにデータを移動するこ 使用できます。1つ目の追加オプションは、Oracleのトランス とを意味します。一方同機種のシステム・コピーとは、同じベ ポータブル表領域テクノロジーをベースとしています。その ンダーのデータベースで、データを異なるハードウェア/オ 基本手順は次のとおりです。 (1) データベース・システム自体 ペレーティング・システム・プラットフォームに移動すること で必要なすべての表領域(SYSTEM、SYSAUX、UND O、 を意味します。要約で述べたように、 この記事では同機種の TEMP) で構成される新しいデータベースを作成します。 これ システム・コピーの移行のみを説明します。 がターゲット・データベースになります。 (2)RMANのデータ・ ファイル変換機能を使用して、SAPが所有するオブジェクトを ただし、2種類のシステム・コピーがあるため、もう1つの違 含むすべての表領域からすべてのデータ・ファイルを (ファイ いを明らかにする必要があります。最初のケースでは、将 ル・システムからOracle ASMに) コピーし、 ビッグ・エンディア 来、Oracleシステムで2つの独立したSAPを実行することを ンからリトル・エンディアンに変換します。 (3)転送した表領 計画するケースです。 これを達成するために、既存のOracle 域を新たに作成したデータベースにプラグインします。– こ Databaseのコピーを作成し、新しいSAPインスタンスを起 のアプローチではRMANがターゲットの要件に応じてデー 動して新しいデータベースに接続しますが、古いシステム タ・ファイルを変換します。そのため、ソースとターゲット・ が稼動を続けます。 このプロシージャの代表的な例は、既存 データベースを異なるオペレーティング・システムおよびスト の本番システムに追加する(または基づく)テストまたはト レージ・プラットフォームで実行できるというメリットがありま レーニング・システムの作成です。つまり、 この種類のシステ す。 デメリットは、 システムの停止時間が必要になることです。 ム・コピーは、データベース・クローニングを意味します。2 番目のケースでは、データベースのコピーを作成し、それを RMANがシンプルなファイル・コピーに追加する第2の移行 新しいSAPシステムの一部にする一方で、新しいシステム オプションは、RMANのDUPLICATE DATABASEコマンドを が問題なく稼動することが明らかになり次第、古いシステム 使用する方法で、アクティブなデータベースからの複製とし を停止します。移行と呼ぶことができるのは、 この方法のみ て知られています。名前が示すように、この操作はソース・ です。 データベースが稼動している場合にも実行でき、 これがもっ とも重要な利点です。オペレーティング・システムの観点か クローニングと移行の違いは重要です。 クローンが必要な ら言うと、ソースとターゲットは同一である必要はありませ 場合は、データベースそのもののコピーが必要です。最適化 ん。ただし、 トランスポータブル表領域と比較し、サポートさ の可能性をテストするのでなければ、テスト・データベース れるソース・プラットフォームとターゲット・プラットフォーム を最適化しても意味がありません。 ただし、移行(新しいハー の組合せが限定されます。 ( 詳細は、Oracleホワイト・ペー ドウェア・プラットフォームへの移行など)の目標は改善です パー『Moving your SAP Database to Oracle Automatic (パフォーマンスの改善など)。 したがって、データベースの Storage Management 11g Release 2. A Best Practices 最適化は、 よりよい結果の達成に役立ちます。 Guide』を参照してください。 もう1つの要件は、 ソースおよび ターゲット・データベースがOracle Database(バージョン データベース移行オプション 11.2.0.2以降)上にあることが必要です。 オペレーティング・システムの観点から言えば、データベー スは一連のファイルにすぎません。 したがって、 もっとも単純 複数のオプションを自由に選択できますが、ファイル・コ な移行の方法は、オペレーティング・システムのコマンドを ピー・アプローチに基づくすべての方法には、共通する1つ 使用して、 ソースからターゲット・ストレージへそれらのファ の短所があります。 ファイル・コピーは、 ファイルの構造を変 イルをコピーすることです。ただし、 このアプローチには厳し 更しません。 ファイル・コピー(RMANを使用するしないにか い制限があります。オペレーティング・システムとファイル・ かわらず)では、すべてのデータがソースからあて先にコ システムが、 ソースとターゲット・システムで同一であること ピーされます。 ファイル・コピーの目的は、そこにあります。 し が必要です。次に、 この操作の実行は、Oracle Database(お かし、 ファイル・コピーでは問題も一緒にコピーされます。行 よびSAPシステム)が停止している場合にかぎります。 が削除またはアーカイブされ、データベースが長期間にわ たり再編成されていないために、データベースが断片化し Oracle Recovery Manager(RMAN) をファイル・コピーのア ている場合、つまり、多数の小さい空の部分を含んでいる場 プローチとともに使用する場合は、追加の移行オプションを 合は、新しいファイル(ターゲット・システムにコピーされた 53 54 図2a:SAP ERPに使用される代表的なOracle Database(非圧縮) 図2b:Oracleの索引キー圧縮の実装 ファイル) も同じように断片化します(図1aを参照してくださ • 最後に、ターゲット・データベースで必要な索引が作成さ い)。要約で使用した比喩で前述の状態を説明しましょう。 れます。 古い家にこわれた椅子と汚れた壁があると、新しい家での スタートもこわれた椅子と汚れた壁があるのです。 このアプローチには、2つの大きな利点があります。 (1)データ転送は、データベース間の通信に依存するため、 このために、もう1つのまったく異なる移行のアプローチが 基本的なオペレーティング・システムおよびストレージ・シス あります。 もし、オペレーティング・システムの観点から、デー テムから完全に独立しています。 ソースおよびターゲット・プ タベースが一連のファイルにすぎないとするならば、データ ラットフォームのあらゆる組合せが可能です。 ( 2)データが ベースの観点から、データベースは、データを含む一連の 空の表に挿入され、索引が再作成されるため、データベー データベース・オブジェクト (主に表と索引)です。 したがっ スは黙示的に最適化されます。 ターゲット・データベースが て、データベース・レベルではファイルをコピーするのでは ソース・データベースより20~25%小さいディスク領域を必 なく、データをコピーするツールを提供することが可能で 要とするのは珍しいことではありません。 す。一般的に、そのようなプロセスは4つの主要な手順で構 成されます。 しかも、第3の利点があります。異なる部屋、異なる家具、異 • 新しい空のデータベース(ターゲット・データベース)が作 めに構築することができます。 これは、次を意味します。新し 成されます。 ただし、新しいデータベースは、 データベース・ いデータベースでは、古いデータベースで実装していな システムが要求する表領域だけで構成されているわけで かったOracle機能を使用できます(図1bを参照してくださ なった方法で塗装された壁を持つ、新しい家をデータのた はありません。すべてのユーザー表領域(この場合、SAP い)。 しかも、即座に使用できます。1つの例はデータ圧縮で データのすべての表領域) も作成されます。新しい表領域 す。 ファイル・コピー・アプローチに依存する場合、圧縮する は、古い表領域と構造が同じ場合と異なる場合があります。 • すべての表領域が、空の表として新しいデータベースで ファイルはあらかじめコピーする必要があります。それに対 し、エクスポート/インポート・アプローチでは、すべてを1つ 作成されます。 これは、多数の表を含む大規模データベー の手順で組み合せることができます。圧縮されていない スの場合にも、 ソース・データベースで生成したSQLスクリ データベースからエクスポートされたデータを、圧縮された プトを、ターゲット・データベースで実行することにより作 デ ー タ ベ ース に 直 接 イン ポ ートで きま す。そ の た め 、 成できます。 COMPRESSフラグを使用して、 ターゲット・データベースで • データがソース表からターゲット表に移動されます。 表と索引を作成するだけで完了します。 Oracle Database Migration Technologies 図2c:構造化表データに対するオラクルのOLTP表圧縮の実装 図2d:非構造化表データに対するオラクルのSecureFiles圧縮の実装 ファイル・コピーの場合と同様に、 この移行は複数の方法で する必要があります。 実行できます。 とくにOracle環境のSAPでは、Oracleにより2 つの方法が提供されます。1つは、Oracle to Oracle(「O2O」 しかし、 より多くのOracle機能はすべてまたは一部のデータ または「O2Oクラシック」) と呼ばれ、もう1つはOracle to ベース・プロジェクトを要求します。SAP環境では、もっとも Oracle Online(「Triple O」)データベース移行と呼ばれま 重要な機能はパーティショニングと暗号化です。 したがっ す。 この2つは、データのエクスポートとインポートの単なる て、 この記事の第2部では、SAP環境での圧縮、パーティショ 組合せをはるかに超えています。 この2つの方法は、可能な ニングおよび暗号化について説明します。 かぎり高速かつ柔軟で信頼性を高くするテクノロジーの組 合せに依存します。その名前が示すようにおもな相違点は、 移行時に、圧縮、パーティショニング、暗号化を1つの手順で O2Oの場合移行時にシステムの停止を要求するのに対し、 組み合せることはできますか?はい、できます。本当にこれを Triple Oの場合停止時間をほとんど必要としないことです。 実行したいですか?その答えを決めるのはお客様です。オラ 詳細は、第3章で説明します。 クルにできること、 またオラクルがしてきたことは、お客様が 第2部:オプションのデータベース機能 ことです。 選択肢からより良い決定ができるように柔軟性を提供する ファイル・コピーをベースとするアプローチではなく、エクス ポート・インポートをベースとする移行アプローチ(O2Oま 圧縮 たはTriple O)の使用を決定した場合は、新しいOracle機 単に「圧縮」 と呼ばれるものは、実際には圧縮機能の総合的 能を即座に使用できるようターゲット・データベースを構成 なセットです。それらのすべてが、データベース移行プロ できます。 しかし、 どの機能を検討すべきでしょうか?一般的 ジェクトに関連しているわけではありません。関連するの には、データベースの再編成を要求するすべての機能を検 は、索引データと表データの圧縮です。図2に示すのは、代 討します。たとえば、データのアクセスに使用するパラレル 表的な実装の方法です。SAP ERPシステムの一部である 化を変更したい場合、データ自体ではなく、Oracleのデータ Oracle Databaseがベースです。割り当てらたディスク領域 を使用する方法(この場合、 プロセスの数)が変更されます。 の33%は索引に使用され、67%は表に使用されています。 しかし、データ (既存のデータのみでなく、新しいデータも含 表データは構造データと非構造データに分類する必要があ む)を圧縮したい場合、表と索引を再構築する必要がありま ります(図2aを参照してください)。 す。 しかも、O2OとTriple Oではデータベースが必ず再構築 されるため、移行と圧縮を1つの手順で組み合せるか検討 55 56 既存のデータベースで圧縮を実装する場合、 これまでの経 「非構造化表データ」 という用語は、複数の項目で構成され 緯から、SAPは索引の圧縮から開始することを推奨します。 る情報が、独立した表列に保存されず、単一の行に保存され ただし、索引は表の後に作成されるため、O2OまたはTriple ることを意味します。代表的な例は、データベース表に保存 Oを使用する移行プロジェクトでは、シーケンスを変更する されたPDFファイルです。SAPアプリケーションはデータセッ 必要があります。索引キーの圧縮は、B*Tree索引のリーフ・ トをバンドルし、1つの値として保存する場合があるため、 ブロック内の値の繰り返しをなくすことにより、ディスク領域 SAPシステムでも非構造化データは発生します。その場合、 を節約します(図2bを参照ください)。SAP BWで使用され 各項目をSAPアプリケーションでは認識できても、Oracle るビットマップ索引は圧縮されています。 したがって、再圧 DatabaseとOracleツールでは認識できません。11g以前の 縮はできません。 Oracle Databaseのバージョンでは、 これらのデータはLONG 列またはLOB列に保存されましたが、LONG値とLOB値は圧 「構造データ」 という用語は、複数の項目(名前、姓、都市、郵 縮できません。 したがって、Oracle Database 11gには、 便番号など)で構成される情報が独立した表列に保存され SecureFilesと呼ばれる圧縮可能な新しいデータ型が付属し ていることを意味します。 したがって、SQL*Plusなどのデー ます。そのため、非構造化表データの圧縮はSecureFiles圧 タベース・ツールが異なる項目を認識できます。構造化され 縮と呼ばれます。厳密には、 これのみが圧縮と言えるでしょ た表データは、Oracleの表圧縮を使用して圧縮できます。 こ う。索引キーとOLTPデータ圧縮は異なる(より効率的な) の機能は、 これまでの経緯からOLTPデータ圧縮とも呼ばれ フォーマットでデータを保存するのに対し、SecureFiles圧縮 ます。 これは、OLTP(SAP ERPなど) システムで使用される はZIPユーティリティの機能と同じように圧縮します(図2dを データのみを圧縮できるという意味ではありません。それと 参照ください)。 はまったく逆で、以前の圧縮(Oracle Database 10gのデー タ圧縮) とは異なり、Oracle Database 11gの圧縮はOLAP これら3つの圧縮機能を組み合せると、データベースに必要 システム(SAP BWなど)に実装できるだけではなく、OLTP なディスク領域を50%以上削減できることが、 ラボでのテス システムにも実装できます。OLTP表圧縮は、すべてのSAPシ トと顧客からの結果で証明されています。圧縮する前にデー ステムに実装できます。索引キーの圧縮と同様に、表データ タベースが完全に再構成されていることが、この比較の前 の圧縮は値の繰り返しを排除することで、ディスク領域を節 提条件です。ソース・データベースが断片化されている場 約します(図2cを参照してください)。 合、ディスク領域の節約はかなり高くなります。 また、 ラボでのテストと顧客からの結果は、おおかたの予想 に反して、圧縮がデータベースのパフォーマンスに悪影響 を与えないことを示しています。 この場合にも、逆の例があ ります。ほとんどの場合、圧縮によりI/Oが減少し、バッファの ヒット率(SGA)が改善されるため、顧客はパフォーマンスの 向上を経験します。 パーティション化 パーティション化の基本的な考え方は、非常にシンプルで す。1つ(または複 数)の列 内のある値に基づ いた1つの 「表」の行をグループとし、別々のグループを「副表」 として 格納します(図3を参照してください)。 ・ 1つまたは複数の列内の「値に基づいて」行をグループ化 することは、非常に一般的な命令文です。Oracleは、 この 作業を正確におこなうための方法を多数提供します。SAP 環境でもっとも重要な方法は、 リスト・パーティション化と 図3:Oracleの表と索引のパーティション化 レンジ・パーティション化と呼ばれます。 Oracle Database Migration Technologies SAP OLAP(BW) 全てのパーティション化をサポート SAP OLAP(ERP) 全てのパーティション化をサポート 自動でレンジ・パーティション化 標準ではパーティション化なし 全てのシステムで同一のパーティション化が有効 システム毎に検討が必要 標準のソリューション SAP社がPartitioning Engineを提供 (SAP Note 1333328参照) Oracleサポートサービスによる実装も可能 表1:オラクルの表/索引のパーティション化とSAPアプリケーション リスト・パーティション化を実装するためには、各値(たとえ 管理者にとっての大きな利点は、パーティションを個別に独 ば、国、位置)を明示的に示す値リストを作成する必要があ 立して管理できることです。表が90%の履歴データと10%の ります。 レンジ・パーティション化を実装するためには、開始 アクティブ・データで構成され、パーティション化を使用して と終了(たとえば、January 1-31、February 1-28など)を指 履歴データとアクティブ・データが分離されている場合、日 定して範囲を定義する必要があります。 常的なバックアップや再編成などの管理手順をアクティブ・ データを含むパーティションに限定できるのに対し、履歴 Oracleは表のパーティション化だけではなく、索引のパー パーティションではアーカイブなどのプロシージャをほとん ティション化もサポートします。 このためデータベース設計 ど実行できません。 これにより、不要なワークロードだけで 者は、行または索引(リーフ)ブロック内のエンティティを1 はなく、 これらの作業にかかる時間も削減することができま つの表にグループ化し、結果を「パーティション」 と呼ばれる す。 さらに、パーティションを個別かつオンラインで作成、削 仮想サブセットとして格納できます。言うまでもなく、必要に 除またはマージできるため、 メンテナンスの停止時間が増え 応じて表または索引は1つのシングル・オブジェクトとしてア ることはありません。 クセスできます。 アプリケーションのニーズによっては、表の 索引をパーティション化(「ローカル索引」)できますが、 以前から、SAPはとくに表と索引のパーティション化によっ パーティション化しないままに保つ(「グローバル索引」) こ てパフォーマンスが向上する利点に気付いていました。 この ともできます。通常のSAPシステムで比較的多い状況です ため、Oracleのパーティション機能はSAP BWシステムや が、表に複数の索引が存在する場合、これらの一部をロー SAP ERPのようなOLTPシステムで、SAPによってサポートさ カルとし一部をグローバルにすることができます。 れています(表1を参照してください)。 ユーザーにとって、表と索引のパーティション化のおもなメ リットは、パフォーマンスの向上です。 このパフォーマンス向 上の技術的な根拠は、 「パーティション・プルーニング」 と呼 ばれます。たとえば、月でパーティション化された表と、 この 表に基づいた月別レポートを生成するアプリケーションが あるとします。 リクエストを受信すると、Oracle Databaseは 考慮対象として必要なすべてのパーティションが単一パー ティション内にあることを即座に認識し、 このパーティション のみをスキャンします。 これにより、I/O、 メモリー使用率およ びCPUのワークロードが大幅に減少し、顧客側ではほとん ど常に5倍、10倍、あるいはそれ以上、パフォーマンスが向 上します。 57 58 しかし、データベース・サイズが10TB、20TBまたは30TB (さらに大きい場合もある) と肥大化するにつれ、データの 90%が多数の巨大な表に格納されているSAP ERPデータ ベースには、緊急にソリューションが必要です。過去数年間 に開発されたこのソリューションは、2つの部分で構成され ています。1つは、Oracleが提供するパーティション方式で、 もう1つはSAPが提供する管理インタフェースです。後者は 「SAPパーティション・エンジン」 と呼ばれます。 図4:暗号化されていない表領域、列の暗号化の使用、および表領域の暗号化の使用 ただし、OracleからOracleへの移行プロジェクトでは、SAP パーティション・エンジンは必要ありません。実際に、O2Oと Triple Oはより柔軟でより強力です。それらは、 カスタマイズ しかし、 これらには違いがあります。SAP BWの場合、Oracle パーティション機能はサポートされているだけではなく、実 装されています。これは、 どの表をどういう方法でパーティ ション化するかという疑問にSAPが答えを出していることを 意味します。 このパーティション機能は、インストールおよび 設定プロセス中に実装され、SAPが提供するパーティション 管理ツールで利用できます。 どの表をどういう方法でパー ティション化するかという疑問が解消されているため、すべ てのSAP BWシステムで同じように実行できます。 これに対 して、Oracleパーティション機能はSAP ERPでサポートされ ていますが、SAPが提供するデフォルトの実装はありませ ん。 この理由は、すでにおわかりでしょう。 どの表をどういう 方法でパーティション化するかという疑問に対する答えは、 顧客やシステムによって異なるからです。 された移行スクリプトを生成することができ、ターゲット・ データベースでパーティション化された表と索引が作成さ れます。それらはレンジ・パーティション化だけではなく、 リ スト・パーティション化(列「MANDT」に基づく) もサポートし ます。 さらに、拡張パーティション化のサポートも提供します (サブ・パーティション化など)。 暗号化 オラクルは、SAP環境で使用できる多数のセキュリティ機能 を提供します(概要は、この冊子内の記事「SAPアプリケー ションで使用可能なOracle Databaseのセキュリティ」を参 照してください)。大部分のセキュリティ機能(Database Vault、ネットワーク、バックアップ暗号化)は、データベース のデータを変更せずに実装できます。つまり、表と索引を再 構築する必要がありません。唯一の例外は、透過的なデー タ暗号化です。 これは本番データベースでデータを暗号化 するために設計された機能です。 透過的なデータ暗号化には2つの種類があります。1つ目の 暗号化は、すでにOracle Database 10gで使用可能で、列 暗号化と呼ばれます。 この名称は、多数のSAP表のうち、2、3 の表または機密データを含む表の各列を選択して暗号化 図5:列の暗号化とデータ・ア クセス することから由来します。その以外の部分は暗号化されませ ん。2つ目は、表領域の暗号化と呼ばれ、Oracle Database 11gの新機能です。 この機能により、表領域全体を暗号化で きます。データベースには100、1000、 または数万の表が含 まれている可能性がありますが、 まったく問題になりません (図4を参照してください)。 2種類の暗号化は、単に暗号化する表の数やデータ量の違 いだけのような印象を与えますが、実際には、列の暗号化と 図6:表領域の暗号化とデー タ・アクセス 表領域の暗号化は、まったく異なったアプローチに基づい ています(図5と6を参照してください)。 Oracle Database Migration Technologies 図7:Oracle to Oracle(「O2O」)データベース移行テクノロジーの概要 列の暗号化を使用する場合、少なくともいくつかの暗号化 アプリケーションによる数十、数百、または数千のインメモ されたデータを含むデータベース・ブロックがデータベー リー・アクセスで物理読込み処理を追跡できることを考える ス・キャッシュ (SGA)に転送され、ディスクの場合と同様の と、 この新しいアプローチがCPUオーバーヘッドとパフォー フォーマットでキャッシュに保存されます。つまり、それらの マンスに与える影響を大幅に減少させることは明らかです。 データを読み取る必要のあるアプリケーションは、SGAでそ 一部の最新のCPUが提供するハードウェア暗号化機能を、 れらを見つけることができますが、データはまだ暗号化され 表領域の暗号化(列の暗号化ではなく)に使用できることは た状態です。 これは、すべてのアプリケーション(厳密に言え 追加のメリットです。これは、表領域の暗号化に伴うCPU ば、アプリケーションの要求を読み取るすべてのOr a cl e オーバーヘッドを、最終的にほとんどゼロにすることを意味 サーバー・プロセス)がデータを復号化する必要があること します。 を意味します。 ごく少数の列が暗号化のために選択され、頻 繁にアクセスされない場合、 これにより一定のオーバーヘッ 第3部:Oracle-to-Oracle移行方式 ドが発生し、 システムの速度が遅くなることは明白です。 Oracle-to-Oracle Offline(「O2O」)移行方式 O2Oデータベース移行方式は、Oracle ACSサービスにより 表領域の暗号化は、暗号化の目的が攻撃者によるデータ 開発されました。目的は大規模データベースを所有する顧 ベースの読取りの防止であるという考えに基づいています。 客に、高速でスムーズな信頼性の高い移行方式を提供する データは、ディスクまたはテープに保存されているかぎり、 ことでした。 この方法は、1時間あたり1TB以上の移行速度 セキュアではありません。ディスクやテープは盗まれる可能 を提供し、移行の構成とテストに費やされる労力を削減し 性があります。 しかし、データベース・サーバー・マシンは、 ます。 いわば壁で保護された中世の城や町と同じで、データベー ス・サーバーにいったん入力されたデータは「壁」で保護さ O2Oは、SAP製品が認定されたすべてのオペレーティング・ れます。 したがって、データがマシンに入るときに一度復号 システムをサポートしています。O2Oはオペレーティング・シ 化し(データがディスクから読み込まれるとき、 しかもメモ ステムに依存しないため、同機種間および異機種間のシス リーに保存される前)、マシンを離れるときに再び暗号化す テム・コピーの実行に使用できます。 れば十分です。すべてのアプリケーションは、SGAで暗号化 されていないデータを見つけ、即座に使用できます。 59 60 この方法の利点は、オペレーティング・システムの変更と複 •Oracle索引圧縮を使用して、ターゲット・データベースに 数のオプションを組み合せて、移行によるメリットを最大限 索 引を 圧 縮できます。圧 縮 計 算 の 実 行 は、S A Pノート に引き出せることです。 1109743を参照してください。各索引の適切な索引圧縮 •O2Oを使用した場合、プラットフォーム移行とリリース・ は自動的に決定されます。 アップグレードを組み合せることができます。 この移行方 式は、ソース・システムとターゲット・システムでU n i x、 WindowsまたはLinuxの任意の組合せをサポートしてい ます。 このため、HP-UX上の既存のOracle 10.2データ ベースをExadataデータベースに移行できます。 •ターゲット・システムに表を圧縮できます。 この圧縮の場 合、SAPノート1431296の推奨事項に従って、すべての SAP表を圧縮します。 O2O方式でデータベースを移行する場合に必要な停止時 •現在のデータベース・リリース以降のリリースに直接アッ 間は、データベース・サイズ、含まれるデータベース・オブ プグレードできます。現在、O2O方式を使用すると、Oracle ジェクト (SAPクラスタ表、パーティション表)、および使用可 の異なるバージョン間で直接データベースを移行できま 能なハードウェア・リソース (CPU、 メモリー、 ストレージ、ネッ す。 このため、O2Oを使用すると、Oracle 9iからOracle トワーク)により異なります。1時間あたり1TB以上の可能性 11gに直接アップグレードできます。また、移行の実行に があります。 はOracleの古いリリースの最新パッチ・セットを適用する 必要がありません。 •データベース移行作業の一環として、データベース全体 を再編成します。 これにより、表および索引内の領域を大 量に開放できます。 •表領域のレイアウトを、新しいSAP標準レイアウトまたは O2Oは当初データベース移行を目的に開発されましたが、 必要な新しいデータベース機能のすべてを1つの手順で実 装できるため、単純なデータベースのアップグレードの方法 としても利用できます。 •9iまたは10gから11gへのデータベース・アップグレード。 アップグレードの実行前に現在のデータベース・リリース 顧客がカスタマイズしたレイアウトに変更できます。 また、 をパッチ処理する必要がないため、ソースには特別な 単一の表および索引を別の表領域に移動したり、既存ま データベース・リリースは必要ありません。 このため、さら たは新規の表領域とマージすることもできます。 これによ に時間を節約できます。 り、すべてのSAPシステムでデフォルトの表領域名として 「PSAPSR3」などを使用し、SAPランドスケープを統一でき ます。 •SAPスキーマ名を「SAPSR3」などに変更し、SAPランドス ケープを統一できます •表領域レイアウト、またはデータ・ファイルおよびファイ •完全なデータベースの再構成による、使用されていない 領域の開放 •索引と表の圧縮の実装。データベース・サイズを50%削減 します。 O2Oテクノロジー ル・システムのサイズを最適化すると、データ・ファイルと O2O方式は、次の手順に基づいています(図7を参照してく マウント・ポイントの数を大幅に削減できます。 ださい)。 •表領域は、LMTSおよびASSMを使用して作成できます。 1.ファイル・システムで必要なOracleディレクトリを定義す ることにより、 ソース・システムを準備しソース・システムに •この方式は、通常のファイル・システムを使用するデータ ロードします。 ファイル・システム上にスクリプトを保存す ベースまたはASMもしくはExadataを使用するデータベー るには、わずか数MB(通常50MB以下) あれば十分です。 スを作成するための適切なスクリプトを作成します。 •データ・ファイルは、 ファイル・システムからOracle ASMに 2.ターゲット・データベース設定の定義など、移行の基本的 な条件を定義します(ASM構成、表および索引圧縮の使 変換されます。 この方式は、データベースと表領域の自動 用率、または他のデータベース機能)。次に、必要な移行 的な作成に必要なスクリプトを提供します。 スクリプトを生成するために、PL/SQLパッケージが実行 •LOBまたはLONGデータ型は、SecureFilesに変換できます (11.2のみ)。可能な場合、SecureFilesも圧縮されます。 されます。一般的なパッケージをSAPシステムで実行する には30~60分かかります。 Oracle Database Migration Technologies 3.PL/SQLパッケージが生成したスクリプトまたは独自に作 通常、データの大半は、移行のためのダンプ・ファイルを 成したスクリプトを使用し、空のターゲット・データベース 使用せずに直接ネットワークで転送されます。これによ を作成します。 り、ファイル・システムの領域が節約されます。移行を検 4.スクリプトは作成後、データベース移行自体を実行する ために、 ターゲット・システムにコピーされます。移行プロ セスを実行する場合、 「scheduler」 という名前のプログラ ムを使用できます。 このプログラムは必要な移行スクリプ ト全体を正しい順番で実行し、各スクリプトの正確な実 行を制御します。 このschedulerを使用すると、移行を完 全に制御できます。制御には、失敗したスクリプトを再開 証するには、オブジェクト・レベル(オブジェクト名に基づ く)でソース・データベースとターゲット・データベースを 比較し、移行の精度を確認します。2番目の手順では、行 数をもとにソースとターゲットのすべての表を比較しま す。移行の最後に、オブジェクトおよび行レベルに基づき 移行の正確性を証明できます。 5.移行が完了すると、SAP移行後のタスクを開始できます。 したり 「Done」に設定する可能性も含まれます。sched- SAPノート1508271で説明するように、 システムはSAPに ulerはkshで記述され、すべてのUnixおよびLinuxオペ より完全にサポートされます。 レ ーティング・システムで 稼 動します。また、たとえば Windowsがソースとターゲットで使用される場合、 リモー O2O方式は、 ドイツのワルドルフでOracle ACSサービスに ト・マシンでスケジュール・ソフトウェアを実行できます。 より開発およびメンテナンスされています。O2Oは、ACS スループットは、ソースおよびターゲット・マシン上で使 サービスとして利用可能です。 用可能なハードウェアにより異なります。最高の状態で は、1TB/時以上のターゲット・データベースを構築でき Oracle-to-Oracle Online(「Triple O」)移行方式 ます。一般的に、スループットの平均は、250GB/時~ O2Oオフラインでは停止時間の要件を満たせない場合、代 500GB/時になります。このスループットを達成するに 替方法としてTriple-Oを使用できます。最初の手順では、技 は、データベース表に異なる移行方法を使用します。表 術的データベース移行に使用可能な停止時間を見積もりま のサイズとデータ型(SAPクラスタ表など)に基づいて、最 す。 この停止時間中に、データベース移行を実行するだけで 高の移行パフォーマンスのために、特定の表に最適な移 はなく、異種システム・コピーの場合は、ユーザー受入れテ 行が選択されます。 ストとSAP移行後のタスクも実行する必要があります。その 図8:Oracle to Oracle Online(「Triple O」)データベース移行テクノロジーの概要 61 62 結果、技術的データベース移行に使用できる停止時間は、 DDLの変更をサポートします。そのため、移行中のSAPシス アプリケーションの停止時間よりもはるかに短くなります。 テムの使用に関し制限(転送の停止など)はありません。 すべての操作を通常どおりに実行できます。R/3システムと そのため、Triple-O方式は、技術的データベース移行の時 BWシステムが完全にサポートされています。 間を最小に短縮するために開発されました。一般的に、デー タベース移行に必要な停止時間は、データベースのサイズ GoldenGateはオペレーティング・システムに依存しないた とは関係なく、30~60分です。顧客の要求に応じて、移行の め、異機種間のデータベース移行もサポートします。 ソース 完了後、行数に基づきソース・データベースとターゲット・ に最低限必要なOracleのリリースは9.2です。10gと11gへ データベースを比較し、オンライン移行の正確性を確認で のデータベースを直接アップグレードできます。Triple-O方 きます。 式を使用すると、O2O方式のリストにあるすべての機能を Triple-Oテクノロジー は類似しています。移行スクリプト以外に、Triple-Oでは、 Triple-Oテクノロジーは、データベースの真のオンライン移 GoldenGate構成スクリプトが自動的に生成されます。 使用できます。 したがって、O2OとTriple-Oの基本的な構成 行です。GoldenGateソフトウェアを使用して、変更をオンラ インで同期化します。 まず、O2Oを実行し、一貫性のある初 オンライン移行は、先に説明したO2O移行と非常に良く似 期データベース・ロードを実行します。GoldenGateは、デー た方法で実行されます。PL/SQLパッケージはデータベース タベースのオンラインREDOログまたはアーカイブ・ログを にロードされ、すべての必要なスクリプトを作成しオンライ 読み込み、データベースのREDOログに記録されたDDLと ン移行を実行します。オフライン(SAPは停止) で移行スクリ DMLの変更を抽出します。GoldenGateは、REDOログ・ファ プトを実行する代わりに、 これらスクリプトはSAPの稼動中 イルからの物理的な変更を一般的な記述に変換します。記 に実行されます。データの一貫したエクスポートを可能にす 述はオペレーティング・システムとデータベース・リリースに るために、Oracleフラッシュバック機能が使用されます。 こ 依存しません。GoldenGateは、これらの変更をトレイル・ れにより、一方では表が特定のSCN(システム変更番号)へ ファイルに保存しますが、容量は一般的にREDOログの量の 確実にエクスポートされ、他方ではエラーのない適用を保 30~50%です。GoldenGateを使用するには、データベー 証 す る た め に 、表 か ら 表 へ の 特 定 の S C N に 対 す る ス上でサプリメンタル・ロギングを有効にする必要があり GoldenGateプロセスを構成できます。各表の個別のSCNの ます。 フェッチ、およびGoldenGate構成ファイルの更新は、移行を 実行するschedulerソフトウェアにより実行されます。 GoldenGateのトレイル・ファイルは、ネットワーク接続を使 用したGoldenGateにより、 またはNFSを介してトレイル・ファ オンライン移行の1つの課題は、GoldenGateプロセスと初 イルをターゲット・システムに提供することにより、 ターゲッ 期のデータ・ロードにより生成される追加のロード処理で ト・データベース・サーバーに送信されます。 ターゲット側で す。 ソース・システムの現在のハードウェアは旧式である場 は、 トレイル・ファイルが適用プロセスにより読み込まれま 合が多く、すでに現在のアプリケーション.ロードにより全面 す。適用プロセスは、 ターゲット・システム上でトレイル・ファ 的に使用されています。そのため、本番業務に影響を与えず イルの内容から生成されたネイティブSQL文を実行し、各 に、 システムに追加のロードを加えることができません。 オン DMLを適切な挿入、更新または削除コマンドに変換します。 ライン移行を可能にするには、 このような状況においても、 また、異種のシステム・コピーにもGoldenGateを使用できる GoldenGateプロセスのダウンストリーム・キャプチャが実行 ようにします。 を可能にします。 このような構成では、本番システムからの アーカイブ・ファイルは、異なるサーバーで分析および抽出 オンライン移行は任意に開始または停止できます。移行の されます。サーバーでは、同じバイト・オーダーのみが要求 開始または停止に必要な停止時間はありません。 さらに、 こ され、同じOSは要求されません。このため、HP-UX、AIX、 の移行方式には、特別なデータベース・パッチも特別な Sun Solaris(ビッグ・エンディアン)、Linux、Windows(リト データベース・パッチのレベルも必要ありません。Triple-O ル・エンディアン)のクロス・プラットフォームからデータ は、任意の9i、10gまたは11gバージョンで動作し、DMLと ベース・アーカイブ・ファイルを処理できます。 Oracle Database Migration Technologies したがって、本番環境をアンロードし、本番システムのリソー 3.本番サーバーまたはシャドウ・データベースから、SCN スを維持するために、異なるハードウェアでGoldenGateプ ベースの初期データ・ロードを実行します。初期ロード ロセスを実行できます。 中、データベースの変更は、GoldenGateトレイル・ファイ ルに永続的に記録されます。初期ロードの継続時間は、 本番システムの初期のデータ・ロード処理に問題がある場 データベースのサイズとデータベースのアンロードで同 合は、代わりにシャドウ・データベースを使用できます。その 時に実行できるジョブの数によって異なります。一般的 ため、Triple-O移行を完全に本番システムの外部で実行で き、古い旧式なハードウェア上でもオンライン移行を実行で きます。 に、アンロードは48時間以内に完了します。 4.初期ロードが完了すると、ターゲット・マシンの適用プロ セスが開始されます。初期データ・ロードが実行中は、提 供を開始できないため、 ソース・システムとターゲット・シ システム・ロードが大きい大規模データベースをサポートす ステム間に時間の空白ができます。2つのシステムを同期 るために、GoldenGateをさまざまな方法で構成できます。大 させるには、時間の空白を埋める必要があります。 きいREDOログのボリュームを処理する機能を強化する場 合、最大34のGoldenGateプロセスを定義できます。各プロ 5.ソースおよびターゲット・データベース間の時間の空白 を埋めるために十分な時間が必要です。必要な時間は、 セスは、 これらの表のDMLとDDLの変更を抽出するために、 適用する必要のある変更の数、適用する必要のある処理 複数の表を取得します。PL/SQLパッケージは、各表のデー の種類、適用プロセスの数、ターゲット・システムのパ タベースに記録されたDML変更に基づき、負荷分散を実行 フォーマンスによって異なります。 します。REDOログを抽出するために、最大34のプロセスを 6.ソース・システムとターゲット・システム間の時間の空白 構成できます。1つのGoldenGate抽出プロセスは、24時間 が埋められると、両方のシステムは最終的な切替えまで 以内に1TBのREDOを処理できます。 同時に動作することができます。 一般的に、ターゲット・システムでの適用には、REDOログ・ 一般的に、オンライン移行は、最終的な切替えの5日前に開 ファイルの抽出よりも多くのプロセスが必要です。通常の 始されます。ただし、余裕を見て移行を1週間以上前に開始 SAPシステム5に対して、10の適用プロセスが要求されま することもできます。 す。大規模なBWシステムでは、20以上の適用プロセスが必 要になる場合があります。各抽出プロセスに最大34の適用 プロセスを定義すると、GoldenGateの構成に最大限の柔軟 性を持たせることができます。 ここでも、各抽出に割り当られ た表は、ワークロードの分散を実行することにより、定義さ れた適用プロセスの数に割り当てられます。 したがって、2層 のアーキテクチャを使用すると、1000以上の適用プロセス が可能です。 オンライン移 行の一 般 的なプロジェクト計 画には、次の フェーズがあります(図8を参照してください)。 1.移行を準備し、移行スクリプトを生成します。 2.GoldenGateプロセスを開始し、本番システムまたは別の サーバーのダウンストリームにデータベースの変更を記 録します。記録された変更は、 トレイル・ファイルにリスト されます。 ファイルはネットワークを使用してターゲット・ マシンに送信され、 ファイル・システムに保存されます。 63 64 Oracle Database Migration Technologies データ・センター移行向けのTriple-O 4.初期アンロードが完了すると、NASデバイスはソース・シ ステムから切り離され、 ターゲット・データ・センターに移 多くの場合、データ・センター間でシステムを転送する必要 送されます。 があります。必要な理由は、データ・センターの統合やプロ バイダの変更などです。 この場合、データベース・センター の間に非常に限られたネットワーク接続のみが存在します。 5.NASデバイスはターゲット・システムに接続され、 ターゲッ ト・データベースがNASデバイスからロードされます。 そのため、初期ロードとGoldenGateプロセスを同時に実行 するために十分な帯域幅が提供されない可能性が高くなり ます。ネットワークで全データベースのロードを実行するに 6.初期ロードが完了すると、 ターゲット・マシンの適用が開 始されます。 は、少なくとも1ギガバイトの接続が必要です。WAN接続の 場合、通常100メガバイト以下が使用可能です。 この場合で も、前述した30~60分の最小停止時間で、完全なオンライ 7.ソースおよびターゲット・データベース間の時間の空白 を埋めるために十分な時間が必要です。必要な時間は、 ン移行を実行できます。そのため、次のアプローチが必要に 適用する必要のある変更の数、適用する必要のある処理 なります。 の種類、適用プロセスの数、ターゲット・システムのパ フォーマンスによって異なります。 1.移行を準備し、移行スクリプトを生成します。 8.ソースおよびターゲット・システム間の時間の空白が埋 2.GoldenGateプロセスを開始し、本番システムまたは別の サーバーのダウンストリームにデータベースの変更を記 められると、2つのシステムは最終的な切替えまで同時に 動作できます。 録します。記録された変更は、 トレイル・ファイルにリスト されます。 ファイルはネットワークを使用してターゲット・ このアプローチを使用すると、限定されたネットワーク接続 マシンに送信され、ファイル・システムに保存されます。 で接続されたデータ・センター間の移行が可能になります。 ネットワ ーク 帯 域 幅 の 使 用 を 最 適 化 す る た め に 、 GoldenGate転送を5分の1~7分の1に圧縮できます。 GoldenGateの強化された構成オプション(ダウンストリー ム・キャプチャ、初期データベース・ロードでのシャドウ・デー 3.本番サーバーまたはシャドウ・データベースから、SCN タベースの使用)を使用すると、非常に重要なパフォーマン ベースの初期データ・アンロードを実行します。帯域幅を スを持つ大規模データベースでさえ、最小の停止時間で移 節約するため、データベースはNASサーバーの複数のダ 行できます。オンライン移行は、大規模な移行プロジェクト ンプ・ファイルにダンプされます。1つのNASデバイスを 中、追加の停止時間なしに実行されるため、移行コストが削 使用して、150GB/時のスループットを達成できます。 減されます。 Oracle HA Solutions Certified by SAP for Integration with SAP NetWeaver SAP NetWeaverとの統合:SAP認定済みのOracle Solaris Cluster 3.3、 Cluster 4.xおよびOracle Clusterware 高 可用性(HA)の統合製品のSolaris Cluster 4、Solaris Cluster 3.3およびLinux、Solaris、AIXプラットフォーム用の Oracle Clusterware 11g(SAPCTL)は、SAPの統合シナリオ NW-HA-CLU 730でSAP NetWeaverとの統合が認定されま した。 これらの認定では、SAP認定手続きに従って実際の製 品機能を確認します。認定試験は、報告書No. 20155146に 記録され、2016年3月7日まで有効です。 認定機能: • ベンダー製品のsapstartsrvの統合 • SAPControlによるSAPインスタンスの起動/停止 • ベンダー製品による手動フェイルオーバー・テスト これらの認定の詳細は、SAP Partner Information Center のWebサイトを参照し、 「Oracle」を検索してください。 Oracle Clusterwareはポータブルなクラスタ・ソフトウェア です。複数の個別サーバーをクラスタ化して、あたかも1つ の 単 一 のシステムのように機 能させることができます。 Oracle RACと完全に統合されているOracle Clusterware は、独立したサーバー・プール・インフラストラクチャで、 フェ イルオーバー・クラスタによってあらゆる種類のアプリケー ションを保護します。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)の動作に必要なインフ ラを提 供し、仮 想 I P(V I P)アドレス、データベース、リス ナー、サービスなどのリソースも管理します。 詳細は、http://scn.sap.com/docs/DOC-8835で「SAP on Oracle RAC」のページを確認、またはホワイト・ペーパー 『Oracle Clusterware 11g Release 2によるSAPリソースの 高可用性の実現』を確認してください。 http://oracle.demo.mitsue.com/sap/products/data/ sapctl-7.pdf Oracle Solaris Clusterは、Oracleソフトウェア、Oracleエン ジニアド・システム、OracleサーバーやSAPなどの基幹業務 アプリケーション配置で、 もっとも包括的な高可用性とビジ ネスの継続性ソリューションを提供します。Oracle Solaris Cluster環境は、Oracle Solaris Operating Systemをクラス タ・オペレーティング・システムに拡大し、 ビジネス・サービ スの可用性とスケーラビリティを強化します。 65 66 Oracle Cloud File System for SAP SAP顧客が使用できるOracle Automatic Storage Management(ASM) とASM Cluster File System(ACFS) すべてのデータをクラウドで管理 Oracle Grid Infrastructureは、ボリューム、 ファイル・システ Oracle Cloud File Systemは、Oracle Databaseの自動スト ムおよびクラスタ構成の管理を簡素化し合理化します。その レージ管理機能と緊密に統合しています。 この2つは、すべ ため複数のサード・パーティ製ソフトウェアのレイヤーも不 てのビジネス・データ、アプリケーション・バイナリ、個人デー 要で、簡単でコストもかかりません。 タをクラウド・インフラで管理するための1つのソリューショ ンを提供します。Oracleの顧客は、異なるベンダーの異なる Oracle RACを使用するSAP顧客は、Oracle Database バー ソフトウェア層を管理する複雑性に対処する代わりに、1つ ジョン10.2 Clusterware以降をベースにSAPCTL(SAP の統合されたソリューションの恩恵を受けることができま Control)を使用して、作業の複雑さの緩和とコストの削減を す。サード・パーティ製のボリューム・マネージャおよびファイ 実現すると同時に、SAPサービスの可用性も向上させます。 ル・システムは、不要になります。 しかもサード・パーティ製のフェイルオーバー・ソフトウェア も必要ありません。 Oracle Databaseの自動ストレージ管理を補完するOracle Cloud File Systemは、Oracleシングル・インスタンスおよび Automatic Storage Management(ASM)の概要 Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)向けの Oracle ASMは、単一インスタンスのOracle Databaseと Oracleバージョン11.2.0.2で、SAPに認定されています。 Oracle Real Application Clusters構成をサポートするOracle 11g 以降、Oracle Cloud File Systemは、Oracle Real システムです。Oracle ASMは、オラクルが推奨するOracle Application Clusters(RAC)上で実行するSAPシステムや、 RACとOracle単一インスタンス上で実行するSAPのストレー Databaseファイルのボリューム・マネージャおよびファイル・ 単一のOracle Database上で実行するSAPシステムの最適 ジ管理ソリューションですが、従来のボリューム・マネージャ、 なストレージ・プラットフォームになりました。SAP顧客は、 ファイル・システムおよびRAWデバイスに代わる機能です。 あらゆるデータの管理にOracle Cloud File Systemを使用 できます。Oracle Databaseファイル、Oracle Clusterware ASMは、Oracle Databaseにおけるストレージの総所有コス ファイル、OracleおよびSAPカーネル・バイナリ、外部ファイ トを低減し、ストレージ使用率を増加するとともに従来の ル、テキスト・ファイルなどの非構造化汎用データが含まれ ファイル・システムおよびボリューム管理ソリューションのパ ます。 フォーマンスと可用性を改善します。ASMは、従来のファイ ル・システムより管理が容易で、RAWボリュームに匹敵する Oracle Cloud File Systemの使用により、 コストの削減や管 パフォーマンスを発揮します。オラクルのストレージ・グリッ 理業務の最小化が実現し、さまざまなプラットフォームで ドの基礎を形成し、Oracle Databaseと強固に統合できます。 O r a c l e シング ル・インスタンス およ び O r a c l e また、Oracle ASMはOracle Databaseファイルの管理に、 Real Application Clusters (RAC) for SAPを使用するすべての サード・パーティ製のボリューム・マネージャやファイル・シス 顧客、およびOracle RACが要求する基本的な共有クラスタ・ テムを必要としません。 ファイル・システムを使用するすべての顧客のSAPシステム の可用性を向上することができます。 Oracle ASMは、ディスク・グループを使用してデータ・ファイ ルを格納します。Oracle ASMのディスク・グループは、Oracle Oracle Cloud File Systemを構成する機能は、次のとおりで ASMがユニットとして管理するディスクのコレクションです。 す。Oracle Automatic Storage Management、Oracle O r a c l e A S M は、1 つ のディスク・グル ープ 内 にO r a c l e Cluster File System、Oracle Automat ic Storage Databaseファイルのファイル・システム・インタフェースを配 Management Dynamic Volume Manager。Oracle Cloud 置します。ディスク・グループに格納されたファイル・コンテン File Systemのこれら3つの主要コンポーネントは、データ ツは均等に分散されるため、ホット・スポットを解消しディス ベースと汎用ファイルの総合的な基盤構築のみでなく、 クラス ク全体のパフォーマンスを均一に保持します。 このパフォー タおよび単一ノードのサーバー構成のインフラも構築します。 マンスは、RAWデバイスのパフォーマンスに匹敵します。 Oracle Cloud File System for SAP データベースがディスク・グループのファイルにアクセス中 ス・プロトコルであるネットワーク・ファイル・システム(NFS) でも、ディスク・グループからディスクの追加または削除がで およびCommon Internet File System(CIFS) を使用してア きます。ディスク・グループからディスクが追加または削除さ クセスできます。 れると、Oracle ASMは自動的にファイル・コンテンツを再分 散します。 コンテンツの再分散に必要な停止時間も必要あり ません。 Oracle ASMのボリューム・マネージャ機能は、サーバーベー スの柔軟なミラー化オプションを提供します。Oracle ASMの 標準および高冗長性ディスク・グループは、それぞれ二重化 と三重化のミラー化を可能にします。Oracle ASMファイル は、RAWディスクやサード・パーティ製のファイル・システム など他のストレージ管理オプションと共存できます。 この機 能により、Oracle ASMを既存の環境に容易に統合できます。 Oracle ASM Cluster File System(ACFS)の概要 Oracle 11g Release 2以前のOracle ASMは、Oracle Database・ファイル専用のボリューム・マネージャおよびファ 図1 イル・システムでした。現在、Oracle顧客は単一の統合ソ リューションを活用することができます。 これまでのように、 シ Oracle ACFSのファイル・システムは、図1に示すように、 ステム・インテグレータとして組織内でさまざまなベンダー Oracle ASMストレージを使用したOracle ASMの最上位レ の異なるソフトウェア・レイヤーを統合する複雑な作業は必 イヤーです。Oracle ACFSは、Oracle ASMの機能を使用して 要ありません。Oracle ASM、Oracle ACFSおよびOracle 次を可能にします。 ADVMは、Oracle Database、Oracle RAC、Clusterwareおよ •Oracle ACFSの動的ファイル・システムサイズを変更 び他のテクノロジーと強固に統合され、Oracle Databaseを •Oracle ASMのディスク・グループ・ストレージへの直接ア 実行するSAP顧客に包括的で実証済のソリューションを提 クセスにより最大限にパフォーマンスを向上 供します。 •Oracle ACFSをOracle ASMのディスク・グループ・ストレー Oracle Automatic Storage Management Cluster File •Oracle ASMのミラー化保護機構によるデータ信頼性 ジに均等に分散することにより、I/Oのパラレル化を改善 Systemは、マルチプラットフォーム対応のスケーラブルな ファイル・システムです。O r a c l e Au t o m a t i c S t o r a g e Oracle ASM Dynamic Volume Manager(ADVM)の概要 Managementの機能を拡張したストレージ管理テクノロ Oracle ASM Dynamic Volume Manager(Oracle ADVM) ジーで、Oracle Databaseの外部にある顧客のファイルをサ は、 クライアントにボリューム管理サービスと標準ディスク・ ポートします。Oracle ACFSは、Oracle Clusterwareテクノロ デバイス・ドライバ・インタフェースを提供します。 ファイル・ ジーと密接に連携し、Clusterwareのクラスタ・メンバーシッ システムや他のディスクベースのアプリケーションは、ベン プの状態遷移およびOracle Clusterwareのリソースベース ダー・オペレーティング・システム上の他のストレージ・デバ の高可用性(HA)管理を直接共有できます。 また、Oracleの イスと同様に、Oracle ADVMのボリューム・デバイスにI/O インストール、構成、検証および管理ツールも更新され 、 要求を送信します。 Oracle ACFSをサポートしています。 Oracle ACFSのアクセスや管理には、ネイティブなオペレー ティング・システムのファイル・システム・ツールや標準アプリ ケーション・プログラミング・インタフェース(API)が使用で きます。Oracle ACFSの設定や管理は、Oracle Enterprise Managementツールを使用します。Oracle ACFSには、業界 標準のネットワーク接続ストレージ(NAS)ファイル・アクセ 67 68 Oracle Cloud File System for SAP Oracle Database 11g Release 2 ASMへのSAPデータベー スの移行 SAP顧客は、データベースをASMに移行できます。ASMは、 RACおよび単一インスタンス上で実行されるSAPシステムに 最適なストレージ・プラットフォームです。 顧客は、現在のファイル・システムを簡単にASM/ACFS/ ADVMに移行できます。http://www.oracle.com/sap、 http://www.sdn.sap.com/irj/sdn/ora、およびSAPノート 1550133に記載されたベスト・プラクティスを参照してくだ さい。 これらのホワイト・ペーパーを参照した移行方法は、次 のように簡単に説明することができます。 •Oracle ASMディスク・グループ構成 •Oracle Gridインフラの導入 •Oracle Database 11g Release 2および最初のパッチ・ セット (11.2.0.2)のインストール •ソース・システムとターゲット・システムの構成 Oracle ADVMのボリューム・デバイスは、Oracle ASMの動的 •OSプラットフォームを変更しない場合や、 ソース・システム ボリュームで構成されます。Oracle ASMの各ディスク・グルー とターゲット・システムが同一のエンディアンを使用してい プ内では、Oracle ADVMのボリューム・デバイスを1つまたは る場合は、RMANで「アクティブ・データベースから複製」 し 複数設定できます。Oracle ADVM Driverは、Oracle ADVM てオンラインでデータベースを移行 のボリューム・デバイスに対するI/O要求を、対応するOracle •プラットフォームを変更する場合は、RMANで「トランス ASMの動的ボリューム内のブロックとOracle ASMディスク・ ポータブル表領域」 またはエクスポート/インポート、 または グループ内にあるディスク・セットにマッピングします。Oracle Oracle GoldenGateをベースにしたTriple Oを使用して、オ ADVMのボリューム・デバイスは、Oracle ASM Volume フラインでデータベースを移行(同種移行にも使用可能) M a n a g e r 機 能をエクスポートし、システムの 異 常 停 止、 •移行プロセスの詳細は、前述のホワイト・ペーパーを参照 Oracle ASMインスタンスの障害、 システム障害などが発生し してください。 た場合も、 ミラー化したボリュームの一貫性を維持します。 BR*ToolsによるOracle ASMおよびExadataのサポート Oracle ADVMは、Oracle ASMのボリューム・ファイルとして S A Pは、O r a c l e D a t a b a s eのデータを管 理し保 護する 割り当てられたOracle ASMのストレージのディスク・ドライ BRBACKUP、BRARCHIVE、BRRESTORE、BRRECOVER、 バ・インタフェースを提供することで、Oracle ASMを拡張し BRSPACE、BRCONNECT、およびBRTOOLSツールを提供し ます。Oracle ADVMを使用すると、 ファイル・システムを含む ます。 仮想ディスクを作成できます。Oracle ASMのボリュームに含 まれるこれらのシステム・ファイルは、Oracle Database・ファ BR*Toolsは、Oracle Automatic Storage Management イルだけでなく、実行可能ファイル、レポート・ファイル、 ト (ASM)をサポートし、 とくに次の機能に対応するよう拡張さ レース・ファイル、アラート・ログなどのアプリケーション・ れています。 データ・ファイルをサポートします。Oracle ADVMのボリュー •バックアップ、 リストア、 リカバリ ムは実質的にOracle ASMのファイルのため、Oracle ASM •データベース・インスタンス、 スペースおよびセグメント管理 ファイルと同じ管理権限が必要です。 •データベース統計、データベースのチェック、データベース の再編成 Oracle ADVMインタフェースから見て、Oracle Automatic Storage Management Cluster File System(Oracle ACFS) 詳細は、次のSAPノートを参照してください。 は、Oracle ASMの上位レイヤーにあります。Oracle ADVM •1627541 – BR*Tools support for Oracle ASM and を追加することにより、Oracle ASMはデータベースのユー ザー・データだけでなく、データベース以外のユーザー・ データの完全なストレージ・ソリューションになります。 Exadata •1598594 - BR*Tools configuration for Oracle installation under 'oracle.' Real Application Testing for SAP SAP顧客向けのREAL APPLICATION TESTING SAPデータベースの変更は、組織にとって大きなリスクが SQL Performance Analyzer(SPA) あります。予期せぬ問題が発生すると、影響が広い範囲 DBAの主要な作業の1つに、SQL文の最適なパフォーマ に広がり深刻な影響を及ぼします。 このため、変更を本番 ンスを維持するためのチューニングがあります。データ システムに適用する前に必ずテストをすることが不可欠 ベース・システムの変更(オプティマイザ統計のリフレッ ですが、従来の方法では、時間も費用にコストがかかり過 シュ、データベースのアップグレード、およびパッチ)に ぎます。テストしたにもかかわらず、本番システムの稼動 よって、以 前は最 適だったS Q L 文のチューニングのパ 後に多数の不具合が見つかった場合、結果的にはエン フォーマンスが低下したり、エンド・ユーザーのシステム・ ド・ユーザーがパフォーマンスや障害で悩まされることに パフォーマンスが深刻な影響を受けることがあります。 こ なります。 れまで、データベースへの日常的な操作上の変更がアプ リケーションSQLのパフォーマンスに与える影響を予測 Oracleは、データベース用の新しい独自のテスト・ツー できない場合、データベース・システムの変更は困難であ ル、Real Application Testingを開発しました。 このデータ るとされてきました。SQL Performance Analyzer(SPA) ベース・オプションは、SQL Performance Analyzer(SPA) を使用すると、日常的なシステム変更後のSQLの動作を とデータベース・リプレイという2つの包括的な機能で構 正確に知ることができます。 成され、データベースの変更がSAPの可用性やパフォー マンスに及ぼす影響を、一体となって未然に防止します。 SPAは、SAPデータベースから自動的に取得した本番SQL そのため、品質が大幅に向上し、SAPデータベース・シス 文をテスト・システムで変更および試行して、システムに テム変更のテストに必要なコストが削減されます。 与える影響を測定します。各SQL文は独立した状態で連 続して実行されます。変更によってパフォーマンスが低下 したS Q L文は自動的に強調表示されます。S Q L P l a n ManagementとSQL Tuning Advisorを併用すると、パ フォーマンスが低下したSQL文を自動的にチューニング し、変更が本番システムに実装される前に低下の原因を 解消することができます。 Enterprise Managerを使用すると、SPAの全プロセスを編 成できます。Enterprise Managerは、 データベースのアッ プグレードなど、通常の操作をテストするいくつかのワー クフローを提供します。 また、Guided Workflowを使用する と、 ワークフローをでカスタマイズして実行できます。 69 70 Real Application TestingはOracle Databaseの11gの新 データベース・リプレイ 機能ですが、SQL Performance Analyzerは11g以前のリ 今日の一般的なロード・テストではツールを使用して、テス リースですでに導入されていました。したがって、Oracle ト・チーム予測したシステム上のユーザーの操作を模擬的 Database 11g Release 2にすぐに移行する予定がない場 なワークロードとして生成します。次にこれらのワークロード 合でも、SQL Performance AnalyzerはSAP環境の変更の は、アプリケーションの仮想ユーザーによってリプレイされ テストに使用できます。 ます。 これは、エンド・ユーザーがアプリケーションを送信す るリクエストをシミュレートします。 この方法は広く採用され SAP環境でSQL Performance Analyzerを使用した変更の ていますが、データベース・レベルの変更をテストするに 評価例を次に示します。 は、いくつかの欠点があります。 •SAPデータベースをOracle Database 10g Release 2か ら11g Release 2にアップグレードする場合 •データベースのパッチセットをインストールする場合 •単一インスタンスからRACに移行する場合 •パーティション化を実装する場合 •Advanced Compressionを実装する場合 •_FIX_CONTROLSパラメータ設定を変更する場合 •SAP表にヒストグラムを作成する場合 •模擬的ワークロードの作成は非常に時間がかかり、 プログ ラミングの専門家を必要とします。 •ユーザーの動作すべてを把握できないため、模擬テスト では本来必要なワークフローが欠落します。 •従来のツールでは、本番スケールのデータベースの同時 実行性がほとんどシミュレーションできません。 •エンド・ユーザーをシミュレーションするこれらのツール では、全アプリケーション・スタックがテストのために必要 SQL Performance Analyzerを使用するために必要なSAP です。 固有のパッチはありません。SQL Performance Analyzerの 使用の詳細は、次のドキュメントを参照してください。 データベース・リプレイを使用すると、 ごくわずかなパフォー SQL Performance Analyzerを使用するために必要なSAP マンス・オーバーヘッドで本番システムのワークロードを取 固有のパッチはありません。SQL Performance Analyzerの 得して、それを元のワークロードと同じタイミング、同時実行 使用の詳細は、次のドキュメントを参照してください。 性およびトランザクション特性に従ってテスト・システムでリ プレイできます。 テクニカル・ホワイト・ペーパー:SQL Performance Analyzer Viewlet: 『SQL Performance Analyzer in Oracle Database 11g』 『Oracle Database Real Application Testing User’s Guide』 Real Application Testing for SAP データベース・リプレイは、データベース層と、ストレージや テスト結果 OSプラットフォームなど下位層の変更のテストに最適です。 Oracle/SAP開発チームは、SAPアプリケーションの包括 これは、テスト環境にWebやアプリケーション・サーバーな 的なテストの場合、SQL Performance Analyzerとデータ どの層が不要であることを意味します。データベース・リプ ベース・リプレイの両方を使用すると効果的であるという レイが 取 得 するプロセスは バックポ ートされ 、O r a c l e 結論に達しました。 このテストは、社内のABAPスタックで Database 10g Release 2(10.2.0.4)で実行されるSAP 実行されるSAP R/3およびBWのワークロードで構成さ データベースで認定済です。 れ、SAP IS-U(業種固有のユーティリティ)モジュールを 実行する顧客の大規模ユーティリティで、さらにテストさ データベース・リプレイを使用して検証できる変更は次のと れました。 おりです。 •10gR2(10.2.0.4)から11gR2にアップグレードしたSAP データベース •WindowsからOracle Solarisなどへのプラットフォーム 移行 このテストの目的は、Real Application Testingを使用し て、OLTPに対するAdvanced Compressionの効果とSAP R/3のDML操作に対するSecureFilesの効果を測定する ことでした。 このテストでは、データベース・リプレイを使 •データベース・パッチセットのインストール 用して10.2.0.4 SAPデータベースから本番システムの •_FIX_CONTROLSパラメータ設定の変更 ワークロードを取得しました。次に、 このワークロードは圧 •スキーマの変更 縮および非圧縮のOracle Database 11g R2データベー •単一インスタンスからRACへの移行 スで、 このワークロードを複数回リプレイされました。 リプ •パーティショニングの実装 レイによる主要なAWRコードメトリクスを、次に示します。 •Advanced Compressionの実装 •データベース・ストレージの変更(Direct NFSなど) •オブジェクトの再編成 通常の再編成後のデータベース・サイズ: 再編成およびOLTP+SecureFiles(med)+ 索引圧縮後のデータベース・サイズ: 1,589.00GB データベース・リプレイは、Oracle Database 11gに含まれ 節約した領域(~55%) 1,589.00GB •表領域の暗号化 ています。 また、 データベース・リプレイによる取得は、Oracle Database 10.2.0.4以上のバージョンで実行できます。 SAP環境でデータベース・リプレイを使用するには、 リプレ イ・データベースにパッチ9233285の適用してください。 データベース・リプレイの使用についての技術情報は、次の ホワイト・ペーパーを参照してください。 テクニカル・ホワイト・ペーパー:Database Replay Viewlet: 『Database Replay in Oracle Database 11g』 『Oracle Database Real Application Testingユーザーズ・ガイド』 3,562.00GB 71 72 「作業量は限りなく軽く、データベース領域の節約ができました。 これはOracle Advanced Compressionの 成果です。 コスト削減が大きな目に見える結果になり、非常に満足しています。」 ― LAURA BENEDETTI、 Indesit Company S.p.A、 IT情報技術部/アプリケーション・インフラ Indesit Company S.p.A http://www.indesit.com ECC、BI/BWおよびCRMのストレージ・リソースを平均50%削減 - コストの大幅削減 ORACLE DATABASE 11G ADVANCED COMPRESSIONを使用して 大幅な節約を達成したINDESIT 業種: 大型家庭電気製品(洗濯機、乾燥機、 食器洗い機、冷蔵庫、冷凍庫、調理器 具、 フード、オーブンおよびレンジ)の 製造と販売 Database 11g、アップグレードのたびに機能を拡 従業員: Indesit社の情報技術/アプリケーション・インフ 張してきました。 ラ・チームのLaura Benedetti氏は、次のように述 16,000名(ヨーロッパ) Oracle製品: Oracle Database 11g for SAP、 Advanced Compression導入前のサ イズ: • ECCで8TB • BI/BWで1x TB • CRMで1TB Indesit社は、大型家庭電気製品(洗濯機、乾燥 べています。 「弊社は、いつもSAPとOracleから恩 機、食器洗い機、冷蔵庫、冷凍庫、調理器具、フー 恵を受けています。Oracle Database 11gと ド、オーブンおよびレンジ) を製造および販売する Advanced Compression機能を使用して、私たち ヨーロッパの大手企業の1つです。 この企業はイ は大幅なコスト削減を達成し、SAPのITインフラ タリア、英国、ロシアなどの主要な市場で誰もが認 全体を非常に効率的に最適化しました。」 めるリーダーです。1975年に設立され、1987年 からミラノ証券取引所に上場されています。2011 改善と最適化による大きなメリット 年に、28億ユーロの売上げを計上したこの企業 Indesit社は、10gから11gにアップグレードする前 グループは、14箇所に製造工場(イタリア、ポーラ に、Oracle Advanced Compressionテクノロジー ンド、英国、ロシア、 トルコ)があり、16,000人を雇 を使用した、領域とコスト削減の長期的計画を決 用して います。主 要 なブランドは 、I n d e s i t 、 定しました。Oracle Database 11g がリリースされ Hotpoint、Scholtèsです。 ると、Indesit社は、10g から11gにアップグレード ヨーロッパの家庭用品の大手メーカー、Indesit社 ロジーを使用した、領域とコスト削減の長期的実 ERP ECC、SAP BW、SAP CRM、SAP PI は、10年以上前からOracle DatabaseとSAPを使 行を決定しました。Oracle Database 11g がリリー 用し、 この組合せが安定的で信頼性が高く、強力 スされると、11gのテクノロジーが実現しうる改善 インフラ: な基本インフラ・コンポーネントであることを十分 に熱心に取り組み、2011年の移行時に稼動しな おもなメリット: 各システムで平均50%の領域節約、 大幅なコスト削減とデータベース・サ イズの縮小(合計7TB)、パフォーマン スの向上、バックアップ時間の短縮 で、将来の負荷拡大に対応 SAP: IBMサーバー/ストレージ (アウトソーシング) する前に、Oracle Advanced Compressionテクノ に理解しています。Indesit社は新しいリリースが いことを決定したAdvanced Compressionもアッ 発表されるたびに、たとえば、Oracle 9i Database プグレード後には、状況が許せばにいつでも使用 からOracle Database 10g へ、10gからOracle できるほどの力の入れようでした。 Oracle Advanced Compression at Indesit データベースの移行が完了すると、Indesit社のア Indesit社は目標の達成に、Oracle Advanced プリケーション・インフラ・チームは、アウトソーシ Compression機能の表圧縮(OLTP)を使用した ング・パートナーのIBMとAdvanced Compression いと思って いました 。表 圧 縮 は 、I N S E R T や 実 装 の 最 適 な 方 法 を 話し合 い 、A d v a n c e d UPDATEなど、従来のDMLを含むあらゆる種類 Compressionのコストと効率のメリットをERPシ のデータ操作でデータを圧縮することができ、 ステムECCからBI/BWシステムとCRMシステム OLTP表圧縮では書込み操作の圧縮オーバー にまで拡大し、最大限の節約という重要な決定を ヘッドが低減されるため、 トランザクションまたは しました。 OLTP環境にも適しています。 このためOLTP表圧 Indesit社ではSAP環境を集中管理システムとし メリットがあります。 縮は、すべてのアプリケーション・ワークロードで て使用し、インフラおよびアプリケーションはす べてアウトソーシングしています。 また、SAPアプ OLTP表圧縮の利点は、ディスク上のストレージ リケーションは、 ロシア、英国、 トルコ、ポーランド、 領域の節約にとどまりません。圧縮されたブロッ ドイツ、イタリア、その他、 ヨーロッパ各地のすべ クを解凍せずに直接読み取ることができるのも、 ての現場で使用されています。 その大きな利点の1つです。この利点によって、 合計2,800人のユーザーがOracle Database上 んど低下は見られません。Oracle Databaseの場 で 動 作 するアプリケ ーション にアクセ スし、 合、アクセスするブロック数が少ないためI/Oが 圧縮データへのアクセス・パフォーマンスにほと Indesit社の重要なビジネス・プロセスを処理し 減少し、パフォーマンスが向上したケースが実際 ています。 「システム障害はたとえ短時間でも、 ビ に 多 数 報 告されて います。さらに、バッファ・ ジ ネス に 深 刻 な 影 響 が あります。」とL a u r a キャッシュの効率が向上したため、 メモリーの増 Benedetti氏は述べています。 設なしでより多くのデータを格納できます。 Indesit社:表圧縮機能に注目 Indesit社のITチームは、Oracle Advanced Compressionの実装と配置を段階的に進める詳 細なプロジェクト計画を決定しました。目標は平 均50%前後の領域節約の実現です。 Oracle Database 11gのAdvanced Compression には、表圧縮、RMAN圧縮、Data Pump圧縮およ びData Guardネットワーク圧縮などの一連の圧 縮機能があります。 ビジネスでの圧縮機能の活用 はコスト削減に直結します。索引圧縮機能は、 10gで初めて導入されました。 73 74 Oracle Advanced Compression at Indesit テストで確認された高い予想値 Indesit社はERP ECCシステムの圧縮後、BI/BW Advanced Compressionの稼動前には、ITチームと システム、CRMシステムの順に圧縮を実施しまし 外部のコンサルティング会社によるデータベースの たが、 どのシステムでも50%前後またはそれ以上 分析が実施されました。 「私たちは、 とくに表領域に の大幅な領域節約を実現することができました。 注 目して い ました 。デ ー タ の 再 編 成と O r a c l e Advanced Compression/OLTP表圧縮の利用は、 最大のメリット、最小の作業 順次、または状況に応じて段階的に実行されました 「作業量は限りなく少なく、データベース領域の が、アウトソーシング担当のIBMが、最初から最後ま 節約ができました。これはOracle Advanced でこのプロセスに対応してくれました。」 とBenedetti Compressionの成果です。 コスト削減が大きな 氏は述べています。 目に見える結果になり、非常に満足しています。」 とLaura Benedetti氏は述べています。 実装とテストはSAPのテスト・システムと開発システム で実施され、Advanced Compressionのメリットを享 彼らが満足している理由の1つは、SAPシステム 受するシステムとしてECCシステムが選ばれました。 運用費がリソース使用率、たとえば、CPUやスト テストの結果、Oracle Advanced Compressionにより レージの使用率を基に算出されるためです。 アプ ストレージ領域が50%以上削減されるという高い期 リケーションの使用される頻度とデータ量の増加 待値が確認されました。Advanced Compressionを本 は、 リソース使用率がほぼ契約レベル以上の状態 番システムで使用するために、品質保証システムで何 であることを意味していました。Oracle Advanced 度も同じ手順を繰り返し実施しました。 Compressionによる改善でリソースの過剰な使 用が解消され、使用率は契約定率のレベル以下 に削減されました。 次に、Indesit社が3つのSAPアプリケーションで 達成したデータベース・ストレージ/領域の節約 に つ いて 具 体 的 な 数 字 を 示します。O r a c l e Advanced Compressionにより、ERP ECCデータ ベースのボリューム(必要なストレージ・リソー ス)は、8TBから約4TBに削減され、データベース のボリュームは、BI/BWシステムで5TBから約 2.5TB、CRMシステムで1TBから約500MBに減 少しました。 Oracle Advanced Compression at Indesit 「ニュルンベルク市は、さまざまなハードウェア・プラットフォームで多くの異種アプリケーションを稼動させ て、近代都市が抱える複雑なIT要件を満たしています。 ミッション・クリティカルなアプリケーションの実行は、 長年にわたりすべてOracle Solarisに依存しています。我々がシステムをOracle Solaris 11とOracle Solaris Cluster 4.0にアップグレードしたのは、Solarisの優れた安定性と信頼性を確信しているからです。」 ― Dr. Martin Haller、 ニュルンベルク市、 システム管理担当ディレクター ニュルンベルク市のORACLE SOLARIS CLUSTER 4.0 FOR SAP ニュルンベルク市 ニュルンベルク市は、オペレーティング・システムのアップグレードで、異機種混合ITランドスケープの運用、 メンテナンスおよびセキュリティを最適化 所在地: ドイツ、ニュルンベルク市 業種: ニュルンベルクはバイエルン地方で2番目に大き 課題 く、 ドイツ全体では14番目に大きい都市です。東 •2005年以来、正常に稼動を続ける実証済みの ヨーロッパの発展に伴い、欧州経済地域内の中 プラットフォームを変更せずに、コモディティ・ 心に位置することがこの都市にとって大きなメ ハードウェア上でSAPビジネス・ウェアハウスを リットです。50万人が居住するニュルンベルクは、 使用する、市の財務部門の確立。使用プラット 北バイエルンの経済、専門的なサービスおよび フォーム:Oracle Solaris、Oracle Solaris オラクル製品およびサービス: 文化の中心で、ニュルンベルク首都圏の人口は Cluster、Oracle Solaris Volume Managerおよ 約250万人です。1970年代以降、エンジニアリン びOracle Database • Oracle Solaris • Oracle Solaris Cluster 4.0 • Oracle Database 11g, Enterprise Edition • Sun Server X2-4 グおよび経済のコンサルタント会社、市場調査会 社、 ファシリティ管理サービス会社およびEビジネ •Oracle Solarisの最新リリースにアップグレード スの急速な成長により、 この都市は革新的なサー し、S A Pアプリケーションと特殊なアプリケー ビス・センターに変貌しました。 この町の名前で思 ションの配置、操作およびメンテナンス作業の い出すのは、世界初の印刷工場(1469年)、写真 最小化。 (1717)、上海の磁気浮上式高速列車(2004) と いった発明の品々です。 •多数の特殊なアプリケーション(運転免許証発 行から住民登録まで)、および財務や人事など の内部管理用のSAPモジュールの高パフォーマ ンスと高可用性の維持。 公共サービス(ヨーロッパ) 従業員: 10,000名 75 76 Oracle Advanced Compression at Indesit ソリューション •システム 管 理 者 に 提 供 する特 定 の O r a l c e •Oracle Solaris 11とOracle Solaris Cluster 4.0 Solaris Zonesでセキュリティの強化。 システム にアップグレードし、特殊なアプリケーションと 管理者はプロセスの開始や停止のような重要 SAPアプリケーションで構成される市の異機種 なアクションでも、Oracle Solaris Zonesの採 混合ITランドスケープの運用、 メンテナンスおよ 用でサービス全体への影響を把握しながら場 びセキュリティの最適化を図る基盤構築。 所を選ばずに作業が可能。 •業務に不可欠なアプリケーションの可用性の •管理環境の迅速な構成と更新に、簡素化され 年中無休体制維持に、Oracle Solaris、Oracle た高可用性モデル(フェイルオーバー・ゾーン Solaris Cluster、Oracle Solaris Volume とゾーン・クラスタ)、 レポジトリ・サーバーの自 ManagerおよびOracle Databaseの実証済み 動インストール機能、簡素化された更新メカニ のシステム・プラットフォームの使用。 ズムなどの新しいOracle Solaris機能の活用。 •市の財務部門のSAPビジネス・ウェアハウスを •システムの複雑性の減少と市のSAPソフトウェ コモディティ・ハードウェア、具 体 的にはS u n ア・スイートとの統合を促進する構成が容易な Fire X4270 M2とSun Server X2-4上に構築。 分離環境の創設。Oracle Solaris Cluster 4.0に •市のさまざまなハードウェアおよびソフトウェ よる監視とSAPアプリケーションの稼動に利用。 アのプラットフォームとしてのOracle Solaris 11の最適化を最小限の作業で実施し、本番ま での時間を短縮。Oracle Solaris構成スクリプ Oracleパートナー トのOracle SolarisのService Management Facility機能への部分的置き換えで、Oracle Solaris Volume Managerを使用してストレー ジ・ボリュームとホストベースのミラー化を容 易に設定。 •離れた2つのデータ・センターに2つのOracle Computacenter AG & Co. oHG Oracle Platinumレベル・パートナーのPartner Computacenter AG & Co. oHGは、 ヨーロッパ Solaris Clusterノードを配置し、迅速な作業処 の主要なITインフラ・サービスの独立したプロバ 理と市民の快適なアクセスの実現。 イダで、約60か国で現場でのサービスを提供し、 •Oracle Solaris Clusterの高度なソフトウェアの アルゴリズムにより、データ・センターの稼動を 年中無休で維持。 サーバー、ネットワーク、 アプリ ケーション、 ストレージの永続的な監視の保証。 •ローリング・アップグレードおよびデュアル・ パーティション・アップグレードで、停止時間ほ ぼ ゼロのメンテナンスを可 能 にし、フェイル オーバーでのクラスタとアプリケーションの自 動的なリカバリの実現。 •交通監視、住民登録、運転免許証発行、S A P NetWeaverおよびSAP Business Suiteなど、 市のアプリケーションの厳しい要件を満たす、 これまでのOracle Solarisリリースの高いパ フォーマンスと可用性の維持。 100か国以上の顧客にITハードウェアとソフト ウェアを提供しています。今回のプロジェクトで は、開始時に一部サポートされていないソフト ウェア・コンポーネントがあったため、Oracleのプ リセールス・コンサルタントおよびOracle Solaris の専門家と緊密に連携しソリューションを実装し ました。ニュルンベルク市は、パートナーおよび Oracleとの協力やOracle Solaris Zonesのサ ポートを活用し、限られた予算と時間内にSAPシ ステムをOracle Solaris 11とOracle Solaris Cluster 4.0に配置することができました。パイ ロット・プロジェクト中に、いくつかのバグが発生 しましたが、Oracle Solarisチームは即座に問題 を解決しました。 Oracle Advanced Compression at ConAgra Foods 「Oracle Database 11g のAdvanced Compressionの実装により、既存ディスクの耐用年数を改善し、予定 外のディスクを購入せずに済みました。Advanced Compression は、データベースの肥大率の低減、バック アップ時間の半減、DBの応答時間の改善および経費の削減に役立ちます。」 ― RENE VANA、 ConAgra Foods Inc.、主任データベース管理者 北米の大手食品メーカーは、データの肥大化にオラクルのデータベース圧縮テクノロジーで反撃 CONAGR A FOODSのADVANCED COMPRESSION: 卓越したソリューション - 投資の回避、パフォーマンスの向上 ConAgra Foods, Inc ConAgra Foods Inc.は、北米の大手食品メー ConAgra Foodsの業務では、コア・システムの www.conagrafoods.com カーの1つです。アメリカの家庭の97パーセント SAP ECCがプロセス全体を処理しています。その で、そ のブランドを 目 にすることが できます。 ため環境の変更のたびに、 ランドスケープ全体で ConAgra Foodsの製品は、食料品店、 コンビニエ 本番稼働前のシステムをテストし、変更がフロン ンス・ストア、量販店、会員制小売店で販売され、 トエンド・アプリケーションだ けでなく、データ 1日の販売数は400万パッケージの冷凍食品を ベース、ホスト、ディスクおよび応答時間に与える 従業員: はじめ 、約 1 3 0 0 万 パッケ ージ にもなります。 影響を確認する必要があります。 26,000名 ConAgra Foods Inc.は、Fortune 500社にも選 ばれています。2012年の純売上高は130億米ド データ/ストレージの驚異的な増加 ル以上、26,000人の従業員を雇用しています。 ConAgra Foodsは2012年の初頭に、SAP ERP ECC環境のデータベースが3年間の当初予想より どの企業にとっても、将来の予測は難しいもので 早い速度で増加していることに気がつきました。 業種: 食品産業 オラクル製品およびサービス: Oracle Database 11.2.0.2 for SAP (Advanced Compressionオプション を使用) す。まして、今後2~3年間にデータベースやスト 「弊社のECCデータベースは驚異的な速さで増大 レージの容量がどれだけ増加するか、正確に把 し、予測された増加率の推定値を超え、1年満た 握することは困難です。それはささいな問題など ない間に3T Bも増大していました。当時のスト ではなく、時には非常に深刻な問題にもなります。 レージ環境では10TBが上限のSSDを使用し、そ システムを変更するたびに、インフラ、アプリケー のうち D B が 9 . 6 T Bも使 用して い ました 。」と ション、さらには価値についてさえ徹底的な検証 ConAgra Foodsの主任データベース管理者、 SAP: が必要です。 Rene Vana氏は当時を振り返って述べています。 ERP ECC 6.0(CIサーバーと6つのアプ リケーション・サーバーを使用)、ユー ザーは約3,000人 おもなメリット: • コスト削減 • パフォーマンスの向上 • データの肥大化の抑制 • バックアップの最適化 他のインフラ: Cisco UCS B230 M2ブレード・サー バー、SUSE Linux、Veritas Cluster for HA、Hitachi SANディスク・アレイ 77 78 デ ータの 増 大という困 難 な 問 題を限られたリ ントですが、同時に現行のデータベースのフットプ ソースでどうして克服できるでしょうか?もっとも リントの縮小やそのプロセスの最小限の費用も必 簡単な解決方法は、データベースを増加させる 要でした。Oracle Advanced Compressionを実装 にまかせ、単に10TBのSSDを追加注文すること すれば、 これがすべて解決します。 でしたが、それは考慮の対象になりませんでし た。Vana氏はこの理由を次のように説明してくれ 最初にConAgra Foodsは、SSDに5TB追加するこ ました。 「この年度内には追加のディスクを購入 とを決定しました。15TBのSSDによって増加制限 する計画がなく、実行するとなれば次の会計年度 を短期的に解除し、 データの再編と圧縮に必要な まで待たなければならなかったのです。」 領域を確保します。次にパイロット・テストを開始 し、SAP ECCデータベースの古い6TBのコピーを できることから開始 実際に圧縮した際のメリットを確認しました。 テス この状況でConAgraが代替手段として決定した トは、期待値の設定と新たな5TBの領域で問題を のが、Oracle 11g のAdvanced Compression 解決する方法の決定に効果を発揮しました。最後 f o r S A P の 実 装でした。O r a c l e A d v a n c e d はAdvanced Compressionの実装です。ConAgra Compressionは、より大きな領域に対する要求 Foodsは追加のディスクを購入することなく、デー を満たしながらデータ増大という課題を克服で タの圧縮によって既存ディスクを再利用できます。 きる革新的な方法で、限られたIT予算で増大す るデータを効率的に処理または管理することが パイロット・テストの結果 できます。 圧縮前後のデータベース全体のサイズ ConAgra FoodsはOracle顧客として長い間、 SAP環境およびSAP以外の環境の両方で、インフ ラの安全で安定した効果的な支えとしてOracle Databaseを使用してきましたが、この3年間で ECCシステムのユーザー数は3,000人に増加し、 迅速な応答時間に対する負荷と要求は増え続け ています。2011年9月から2012年1月の約4か 月間に、データベースは1.4TB以上増大しまし た。 この驚異的なデータベース増大の原因は、会 社の業務方針の変更で、業務とマーケティングで 利用するデータがデータベースに付加されたの です。確かに業務とマーケティングでは、販売や パイロット・テストでは、BRSPACE(バージョン 顧客動向の予想にできるだけ多くの情報を必要 7 . 2 )が 使 用 さ れ 、表 と 索 引 は S A P ノ ート とします。 しかもその情報はリアルタイムに利用 (#1431296、#1464156、#646681、#541538、 できなければ意味がありません。 これはIT部門が #46272、#771191)に従って圧縮されました。 ま 予想していなかった事態でした。 た、表の名前、ロールおよび機能を考慮して、最 ConAgra FoodsのDBAマネージャ、Jenny Powers の小さいセット (SAP内部のデータ・クラス)に分 氏は、次のように述べています。 「万一のために、 割しました。分割によって、大きな空き領域を処 大の表領域(9TB)をデータおよび索引の表領域 我々は迅速で効果的な方法が必要でした。我々の 理する必要がなくなり、次のデータ再編成が簡単 ストレージ容量は、ECCの使用限度いっぱいの になります。本番移行前にはすでに、下位のラン 10TBを超える寸前だったからです。」問題解決の ドスケープはすべて再編成され圧縮されていた 方法が調査され、 データベースの増大に対処する ため、残った時間をデッドロック、DBのラッチ競 目標と計画が必要であることが議論されました。 合の増加、ディスクIO、CPU負荷などの評価に使 データ量の大幅な削減が目下の計画の重要ポイ 用することができました。 Oracle Advanced Compression at ConAgra Foods テストで確認された高い期待 SQLのパフォーマンス・メトリック Advanced Compressionのパイロット・テストに サンプル・クエリー: Advanced Compressionが は2つの主要な目標がありました。現行のデータ 及ぼすIOへの影響の確認 ベース・サイズの40%以上の縮小と急速なデータ SELECT * FROM SAPR3.ZSD_ORDER WHERE ベースの増大率を抑制する方法の確認です。 テス MANDT=100 トの結果は、2つの目標とも当初の推定以上の数 '0000060019' and '0000060030' AND 値を記録しました。 「ECCデータベースのサイズと VKORG=1000 AND VTWEG=10 AND ディスク領域の使用率は60%以上減少していま VBTYP='C' AND ZZERDAT_O > 20110720; AND ZZCSR between した。最初の期待値以上の結果にとても感激しま した。」 とチーフDBAのVana氏とDBAマネージャ のPowers氏は述べています。調査と結果に従っ て、本番前にはOracle Advanced Compression がSAP ECC環境に実装されました。 ディスク読取り、Buffer Gets、待機時間、I/O待機 時間のすべてで減少が見られました。 圧縮前後の表と索引 79 80 確認された他のDBのパフォーマンス・メトリック SAPメトリックでは、 「%DB Time」の待機で56% から38%前後の減少が確認されました。この減 少は、15TBのSSDで構成した新しいストレージ・ アレイと圧縮の組合せ効果と考えられ、ディスク の交換による改善が10%とすると、Oracleの圧縮 機能によりさらに8~10%のデータベースのワー クロードが改善されたことになります。 圧縮機能を実装した後の「ダイアログ・ステップ ごとの平均応答時間」は、500msから435msに 短縮されました。 空き領域(次の表に示す緑色の降下するバー)を OSに戻した後のバックアップ時間は、RMANを 使 用した8 チャンネル のフル・バックアップで 5.62時間から約2時間に減少していました。 ハードウェアおよびソフトウェアのプロファイル: – Hitachi SANディスク・アレイ •/oracle/R3Pとしてマウントされた15TBのSSD –Cisco UCS B230 M2ブレード・サーバー •CPUの数(20) - Intel(R) Xeon(R) CPU E72870 @ 2.40GHz •SUSE Linux Enterprise Server 11(x86_64) Advanced Compressionの本番実装後 2.6.32.12 0.7(64ビット) DBAチームが7月から毎週末ごとに300GBから •RAM 128GB 1000GBを再編成し、夏時間が始まる週末までに •Oracleのための64GのHugePages プロジェクトは無事完了しました。その間、Oracle •10G E接続性 OpenWorldに出席するために2回週末に休みを –Veritas Cluster for HA(4ノード・クラスタ) 取っただ けで す。デ ータベ ースは 9 . 6 T B から –Veritas NetBackup for Oracle - Release 6.5 4.2TBに縮小され、DBAチームによって再生され –Oracle 11.2.0.2 PSU #4 た5TB以上のディスク領域を合せると約10TBの •48G SGA(42GのDBキャッシュ、4Gの共有プール) 空きディスク領域が確保され、今後数年の増加 •ブロック・サイズ8K に十分対応できます。 •データベース9.3TB –SAP ECC 6.0、CIサーバーと6つのアプリケー ション・サーバーを搭載 •SAPコンポーネント (sd、mm、pm、pp、qm、ps、 wm) Oracle Advanced Compression at ConAgra Foods 申し分のない結果 ConAgra FoodsはECC環境で得た結果から、 C o n A g r a F o o d s は 、O r a c l e A d v a n c e d SAP BW、Solution Manager、SEM、およびAPO Compressionの使用による結果に非常に満足し 環境でもOracle Advanced Compressionの実 ています。 「Oracleの圧縮テクノロジーの実装で、 装プロセスを進め、順次、SAP以外のデータベー 弊社はストレージに多額の投資をせずに済みま ス、データ・ウェアハウスおよびPeoplesoft環境 した。同時に、システム・パフォーマンスも改善さ にも展開しようとしています。 れ、バックアップ時間も短縮することができまし た。」 と、ConAgra Foods DBAチーフ、Vana氏は 満足そうに述べています。 BRSPACEコマンドの例: ## NoPrompt “-c force”, ReOrg table “VBOX” and compress indexes Only “-f tbreorg” brspace -u / -c force -f tbreorg -s PSAPSR3_OLD -t “VBOX” -n PSAPSR3 -ic ora_proc -p 4 -e 8 ## Noprompt “-c force”, ReOrg and Compress Tables, Indexes and LOBs if possible “-c ctablobind”, ## EXCLude tables in list from table compression “-p reorgEXCL.tab”, ## “-p 4” :Run 4 table reorg threads ## “- e 8” :Rebuild indexes with a parallelism of 8 each ## Skip SAP Compressed Tables (“-SCT”) ## LOB compress “-lc low” brspace -u / -p reorgEXCL.tab -c force -f tbreorg -c ctablobind -s PSAPSR3_OLD -t “*” -n PSAPSR3 \ -ic ora_proc -i PSAPSR3 -p 4 -e 8 –SCT ## To see temporary dbms_redefinition objs during rebld use: select owner,segment_name,segment_type,tablespace_name,bytes/1024/1024 as MB from dba_segments where (segment_name like '%#$' OR segment_name like 'MLOG$%' OR segment_name like 'I_SNAP$%#$' OR segment_name = 'SNAP$'); ## In another command window, STOP and CLEANUP temporary objects, do: brspace -c force -f tbreorg -a stop brspace -c force -f tbreorg -a cleanup (OR try) brspace -u / -f tbreorg -t “*” -a cleanup ## or use table name wild card like “VBOX*” データベースの合計サイズ Part-I Tblspcs Part-II PSAPSR3 圧縮前 圧縮後 変化 6.155 TB 2.303 TB - 62 % 863 GB 382 GB - 56 % 5.230 GB 1.858 GB - 64 % ConAgra Foodsで実行されたOracle Database 11g のAdvanced Compressionによるパイロット・テストの優れた結果 (出典:ConAgra Foods, Inc.) 81 82 「Oracle RACは、99.9%の可用性達成と我々の設計とアーキテクチャの基準を満たすためのインフラの重 要なコンポーネントです。Oracle RAC 11gは、弊社のテンプレート・アプローチに応じた高可用性、高パ フォーマンス、柔軟性のあるSAPデータベースの提供で、決して期待を裏切りませんでした。Oracle RACお よびASMでの経験は全体として、実にすばらしいものでした。」 ― ARNE ZIEGLER、 LUNAR GmbH、 アーキテクチャ担当の インフラ・グループ・リーダー ヨーロッパの小売業界最大のプロジェクトで話題の小売業者が選択したOracle RAC(Real Application Clusters) EDEKAのORACLE RAC 11G:セキュリティと安定性の提供 EDEKA / LUNAR GmbH 業種: 小売り 従業員: 約300,000名 ハンブルクを拠 点とするE D E K A G r o u p は、 Oracle RAC 11gの7040のインスタンスは、x86 12,000店舗を展開するドイツの食品小売業の サーバー・テクノロジーおよびSuSE Linuxととも リーダーです。約300,000人の従業員を雇用し、 にプロジェクトで使用されています。LUNARソ 421億ユーロの利益が予想され、毎日、1,200万 リューションは、EDEKAのすべての地域企業のさ の顧客がこの企業グループの食料品および食料 まざまなフェーズで運用展開され、EDEKAのす 品以外の50,000以上の製品を購入しています。 べ ての ユ ニットの ため の 完 全 な インフラ・ソ リューションとして、現在、約450TBのネットSAN オラクル製品およびサービス: LUNAR GmbHはEDEKAのIT関連会社で、幅広 Oracle Database RAC 11g(ASMを 使用) Oracle Recovery Manager (RMAN) Oracle ACS い革新的なITサービスを提供し、EDEKA Group ストレージを処理します。 の小売りと卸売りを連携する集中管理のビジネ 標準化されたテクノロジー・スタック ス・プロセスも管理しています。 注目を集めるこの小売業者は、すでにITの再編 おもなメリット: LUNARは、会社名であるだけではなく、 プログラ 自のシステム環境で独自のデータ・センターを運 高可用性、コスト削減、高パフォーマ ンス、複雑性の緩和、高拡張性、標準 に基づく革新的なテクノロジーを備 えた未来志向のインフラ ムの名前でもあります。 このプログラムは、7つの 営してきました。LUNAR x86インフラ製品の地 地域企業、本社およびパートナーSAPと連携し 域のシステム運用展開は、7つのEDEKAの地域 成を急速に進めています。異なる地域が常に独 て、EDEKA専用の標準的なソフトウェア・ソリュー 企業および本社でおこなわれ、ほとんどの場所 ションの開発や運用展開に使用されています。 こ で最新のリリースへの切換えが進行中です。各実 SAP: の企業の3つのレベル - 小売店、地域企業、本社 装は、それ自体が既存のシステム・テクノロジー Retail、ERP ECC 6.0、Netweaver BW、Portalなど - すべてが1つの標準的な統合されたSAPベース に新しいシステムを統合するプロジェクトです。 のソフトウェア・ソリューションを使用していま LUNAR GmbHのインフラ・アーキテクチャ・グ す。 ヨーロッパの食品小売業界でもっとも大規模 ループ・リーダー、Arne Ziegler氏は、次のように なこのプロジェクトには、自動ストレ ージ 管 理 述べています。 「LUNARはすでに、EDEKAの大き 他のインフラ: IBM Bladeserver、SuSE Linux、EMC Storage、Veritas Cluster(SAP SPOF プロセス用、VMwar (ASM)を装備したOracle RAC 11g for SAPの な1分野がおこなったように、独自のSAPシステ データベースも含まれています。RACのインフラ・ ム・ランドスケープの大きな部分を新しいインフ テクノロジー・ソリューションは、 この企業グルー ラ・ソリューションに変 換しています。これ は、 プの可用性とパフォーマンスの主要な要件を満 Oracle RACの約119のシステムを含む、およそ たすために、セキュリティと安定性を提供するア 300のSAPシステムです。」 ンカーとして機能します。 Oracle RAC and ASM at EDEKA Lunar LUNARプログラムで運用展開されるビジネス・ソ Oracle - ビジネスおよびテクノロジー分野の正し フトウェアはすべて、標準のインフラ・プラット い選択 フォームで使用します。EDEKA Groupの承認済 実装前には、LUNARのラボで互換性のテストを の設計ルールに基づ いたプラットフォームは、 実施し、インフラ・ソリューションの各機能ブロッ LUNARのラボ内のx86コンピュータと同じアー クで使用できるベンダーの製品を確認します。 キテクチャで構 成され 、微調整されたテクノロ ジー・スタックが構築されます。 スタックは実際に 「SAPデータベースに関するかぎり、 もっとも重要 データ・センターでシステム・テンプレートとして な評価基準は、可用性、安定性、パフォーマンス 使用します。LUNAR x86のインフラ・プラット および将来の互換性です。」 とZiegler氏は述べて フォームがパッケージ化された標準コンポーネン います。 「これからのデータベースは、要求に応じ トとサポート・プロセスによって、SAP ITインフ て小規模システムと大規模システムの両方のサ ラ・システムをスケーラブルでコスト効率と可用 ポートが必要になるはずです。技術、操作の両方 性が高いシステムとして提供する点が重要です。 の要素からOracle DatabaseとOracle RACはま これは、安全な投資を意味します。 アプリケーショ さにうってつけでした。」Ziegler氏は続けて、 「高 ン・ソフトウェアのテンプレートは、実装時にシス 可用性ソリューションとしてのOracle Database テムに適応されます。 テクノロジーでは、我々はすでにすばらしい経験 をしています。もっと一般的なS A P環境および LUNAR x86のインフラ・プラットフォームはパッ SAP以外の環境のOracle Databaseの経験でも、 ケージ 化されていながら柔 軟で完 成されたソ オラクルが優位でした。」 リューションです。SAPアプリケーション・スタック をサポートするアプリケーション・プラットフォー Oracle Database 10g(単一インスタンス)およ ム、Oracle Database、OS/仮想化、x86サー びOracle RAC 10g は、EDEKA Group全体です バー・ハードウェアおよびストレージで構成され でに使用されていました。Oracle Database 11g ています。パッケージには、設計概念、OS環境の およびOracle RAC 11g は、便利な追加機能で 自動インストール・ルーチン、構成パラメータ、イ より多くの利点を顧客に提供します。たとえば、 ンストール・ガイドライン、テスト・ケースのリスト 低コストのディスク領 域 の 削 減( A d v a n c e d が含まれます。 この内テスト・ケースは、EDEKAの Compression)、 より優れたパフォーマンス、改善 データ・センターへの実装時に動作確認のため された管理性、およびSAPアプリケーション向け に使用します。LUNARは、EDEKA Groupとしてソ の平均を上回る高可用性(障害時リカバリによ リューションのサポートと進行中の製品開発を担 る)などです。 当しています。重要な設計のルールは、各機能ブ ロック間にほとんど依存性を持たせないことと、 システムのすべてのレベルでメーカーに依存し ないことです。 期待に応えるために 「Oracle RACは、99.9%の可用性達成と我々の 設計とアーキテクチャの基準を満たすためのイ ンフラの重要なコンポーネントです。Oracle RAC 新しく標準化されたSAPシステムのランドスケー 11gは、弊社のテンプレート・アプローチに応じ プでは、ソフトウェアを複数の独立したソリュー た高可用性、高パフォーマンス、柔軟性のある ションや各種の小売業界向けプログラムに置き SAPデータベースの提供で、決して期待を裏切り 換えます。 またインフラをホストシステムおよびさ ませんでした。我々の経験は全体的として、実に まざまなUNIXシステムから置き換えます。主要 すばらしいものでした。」とZ i e g l e r氏は述べ、 な目的は一貫して、標準化による投資と運用コス Oracle RAC 11gに非常に満足した様子です。 ト (サポートとメンテナンスを含む)の削減です。 「ASMは、RACデータベースの 効率的な管理と生産性の高い 管理を確実にする。」 というのが LUNARの意見です。 ― Arne Ziegler、 インフラ・グループ LUNAR GmbHの アーキテクチャ主任 83 84 Oracle RAC and ASM at EDEKA Lunar EDEKAでは、アクティブ/アクティブ・アーキテク Oracle ASMによる効果的な管理 チャに基づき、物理サーバーでOracle RACの本 Oracle RACデータベースは、Oracle Automatic 番データベースを実行しています。各サーバーは Storage Management(ASM)を使用して管理お 2ノード構成のクラスタ環境の1部です。1つの よび運用されます。 「 ASMは、RACデータベース ノードが使用できなくなった場合は、地域のデー の効率的な管理と生産性の高い管理を確実にす タ・センターのもう1つのノードが障害の発生した る。」 というのがLUNARの意見です。 またLUNAR ノードのワークロードを即 座に引き継ぎます。 は、非常に簡便な方法で実行できる、ASMを使用 EDEKAではRACデータベース以外にもOracle したミラー化の可能性も評価しています。現在、 Database 11gの単一インスタンス・データベー ストレージ・レベルでデータの同期レプリケー スを、SAPS要件がより低い開発システムや小規 ションが使用されています。 模な本番システムなどで使用しています。 EDEKA/LUNARがスケーラブルでコスト効率が クラスタ・ノードの障害は、 ラボでさまざまな障害 良く、可用性が高いSAP ITインフラ・システムを のシナリオをシミュレートしてテストを繰り返しま 運用できるのは、ASMを使用するOracle RAC した。EDEKAには、地域のデータ・センターのほ 11gがあるからです。 これは、パッケージ化された かに、障害時リカバリのために同じハードウェア 標準コンポーネントとサポート・プロセスを含む で構築された第2のデータ・センターがあります。 安全な投資を意味し、最終的に確かな利潤に転 障害が発生した場合に、第2のデータ・センター 換されます。 このソリューションは、将来の互換性 は障害を受け入れる100%の能力を提供できま もカバーしています。 す。問題が解決した後も元のデータ・センターに 切り替える必要はありません。 EDEKA/LUNARがOracleの機能の使用を拡大す るのは、当然のことです。たとえば、 このグループ は、スタンバイ・データベース・ソリューションの Oracle Data Guardを使用したデータベースの機 能ブロック内の論理エラーに対する保護のオプ ションを評価しています。 また、たとえば高可用性 の実現にとどまらずスケーリングを目的に革新的 なデータベース・クラスタリング・テクノロジーや Oracle Database 11gのAdvanced Compression を使用すると言った、RACの追加的なメリットを 利用する可能性についても検討しています。 Oracle ACS – Triple O at AkzoNobel 「オラクルは停止時間がゼロでリスクのない移行を保証してくれました。そして結果として得たのはパフォー マンスの向上とコスト削減でした。Oracle Database 11gは、弊社の業務を大幅に改善しました。」 ― ROB VAN VLIET、 AkzoNobel、技術サービス・マネージャ 完璧な移行、データベースの総所有コストの約50%削減と 生産性の+50%の向上を実現したAkzoNobel社 AkzoNobel社は、世界最大の塗料メーカーで、特 •迅速な注文入力や顧客サービスの強化に直結 殊化学製品の大手生産業者です。80か国以上に する素 早 い 検 索 に必 要 なデ ータベースのパ 営業拠点があるAkzoNobel社は、Global Fortune フォーマンスを改善し、顧客サービスおよび月 500にもランキングされています。AkzoNobel社の 次報告書作成システムの生産性を全体的に向 製品は世界を彩るだけでなく、世界中の建物とイ 上させる。 ンフラを保護し、安全性と健康にも貢献していま AkzoNobel、 オランダ、 アムステルダム 業種: す。塗料とコーティングのほかにも、AkzoNobel社 ソリューション の化学製品は、アイスクリームからアスファルト、 •業務を停止せずに、Oracle GoldenGateを使用 スープから石鹸、 プラスチックから紙に至るまで、 したOracle Database 11g へのニアゼロ・ダウ 従業員: どの製品にも必須成分として含有されています。 ンタイムのアップグレード。 57,000名 AkzoNobel社は、Oracle Database 10gのインフ ラ全体のOracle Database 11gへのアップグレー ドで停止時間ゼロを希望していました。業務の停 •本番データベースのコピーを使用した実践のテ ストで、15の新しい国での本番システムの配置 の促進。 止は絶対に避けなくてならない課題だったからで •3.7テラバイトのストレージを1.8バイトに圧縮 す。また、データベースの総所有コストを削減し してデータベースのバックアップ・コストを削減 て、新しい国にも本番システムを広く展開したい し、結果として総所有コストを約50%削減。 と考えていました。 AkzoNobel社はアップグレードのほかに、3.7テ ラバイトのストレージ容量を1.8テラバイトに圧 縮し、データベースの総所有コストを約50%削減 することに成功し、月次報告書の作成や顧客サー ビスなど、いくつかのタスクの生産性を100%も向 上させることができました。 •迅速な注文入力や素早い検索で顧客対応が改 善され、顧客の注文を自動的にピックアップす る移動式オーダー・ピッキング、月次会計報告書 と月次生産性報告書の作成、および顧客サービ スなど、いくつかのタスクの生産性を50%から 100%改善。 •8,500人以上のユーザーを対象にデータベー スとの対話開始時間を約800ミリ/秒から450ミ 課題 リ/秒に短縮。1,400人同時ユーザーピーク時も •業務を停止せずに、ビジネス・インテリジェン 短縮時間を維持。 ス、サプライ・チェーンの管理およびコア・コン ポーネント・システムで使 用 する本 番デ ータ 実装プロセス ベース・システム全体をアップグレードする。 第1フェーズの準備には約6か月を費やしました •本番データベースのコピーで事前にテストし、 新しい国の本番システム全体の運用展開を容 易にする。 •バックアップ、ストレージおよびデータベース・ メンテナンスのコストを削減して総所有コスト を低減する。 が、AkzoNobel社はその2か月後に、21のすべて のシステムの実際の移行と圧縮を完了することが できました。 化学製品製造 年間収益: 1億~5億米ドル オラクル製品およびサービス: • Oracle Database 11g • Oracle GoldenGate 85 86 「SAPデータベース用のメインフレームを交換したことで、SAP環境のIT運用コストを削減し、IT使用の柔軟 性を向上することができました。戦略的なデータベース・プラットフォームとして、Oracleは弊社の再編成を サポートする必須要素です。」 ― M A X B Ü T T I K E R 、マ ネ ー ジ ャ 、 SAP Customer Competence Center、Helsana-Group スイス最大の医療保険会社がSAP環境のメインフレームを新しい戦略的なシステムに交換 www.helsana.ch DB2をOracle Databaseに切り替えたHELSANA GROUP 業種: 保険 昨年Helsana Groupは、新しいクライアント/サー 移行プロジェクトのサポート 従業員: バーのITランドスケープを選択し、z/OSメインフ DB2からOracle Database 11gへの移行で、SAP 3,000名 レーム環境の段階的な廃止に伴い、IBMのDB2 のアプリケーションはほとんど影響を受けません Oracle製品: をグループの戦略的なデータベース・プラット でした。SAP SwitzerlandとOracleのインフラの フォーム、Oracle Databaseに交換することを決定 エキスパートがプロジェクトに協力し、DB2(バー Oracle 11.2.0.2 for SAP しました。 ジョン9.1)データベースのエクスポート用の移行 おもなメリット: 戦略的なデータベース、コスト削減、 柔軟性の向上およびパフォーマンス の向上。 SAP: ツールを供給したSAPが、移行の概念を設計しま 2012年3月、弊社は新しいITランドスケープに至 した。最初の手順の1つは、サンドボックス環境の る重要な節目を迎えました。」 とHelsana社、SAP 構築とエクスポート・ツールのテストです。次に、 Customer Competence Centerのマネージャーで DEV、QASおよびPRDシステムを含む多様なシ あるMax Büttiker氏は語ります。 この日、それまで ス テム の 移 行と最 新 バ ージョン の S o l u t i o n ERP ECC 6.0、FI, CO、HCM、HR-PF、 FS-ICM Enterprise Portal、ESS、MSS、 LSO、ECM 約3,000人のユーザーに長い間使用されたSAPア Managerのインストールの実行後に、 さまざまな プリケーションのデータベースは、DB2を搭載した テストが実施されました。 インフラ: サーバー・ハードウェア構成(データベース・サー データベース・レイヤー Red Hat Linuxを搭載したIBMサー バー、アプリケーション・レイヤー、 WindowsおよびVMware ESXをイン ストールした標準のIntelサーバー バーとしてx3850を使用)に移行されました。 アプ 「エクスポート・ツールのいくつかの問題は、SAP リケーション・サーバーは、WindowsとVMware の協力で解決され、移行に必要だったユニコード ESXを実行する標準のIntelシステムです。 の変換も問題なく実施されました。 さまざまなイン IBM zOSメインフレームからRed Hat Linuxと Oracle Database 11gを使用したクライアント/ 「最終的に、DB2からOracleへの移行は計画通り に実施されました。」 とBüttiker氏は振り返ります。 タフェースの適応も大幅な遅れもなく順調に進め られました。」 Helsana DB2 migration to Oracle Database 「完璧に動作する新しい環境」 Oracle Database 11g上の新しいSAP環境は、完 璧に動作しています。」 とBüttiker氏はとても満足 そうです。詳細な測定値の提示がなくても、 「デー タベースの最適化がまだ実行されていないにも かかわらず、応答時間が改善された」 ことは、誰の 目にも明らかでした。Helsana社のITチームも気 Helsana Group Helsana Groupは、 スイスの業界トップの医療 保険会社です。医療保険、傷害保険および他の 健康関連のサービスを個人と企業に提供しま す。保険料の収益は56億スイス・フランで、ス がついたように、SAP環境内のOracleの高度な統 イスの保険市場のトップ企業です。Helsana 合には、システムの管理などいくつかの利点があ G r o u pの営 業 範 囲はスイス全 域を網 羅し、 ります。 3,000人を雇用しています。同社は、持ち株会 社として組織化された非上場株式会社です Helsana Groupは、Advanced Compressionや Advanced Securityなど、Oracle Database 11g の機能をまだ活用していませんが、データベース 環境の圧縮処理についての理解は申し分ありま が、Helsana、Progrès、Sansan、Avanexおよび Maxi.chはHelsana Groupの傘下企業です(詳 細は、www.helsana.chを参照してください)。 Helsana Groupは、 スイス在住の約1,900万の 人々に対し、病気、事故などの不慮の事態、ま せん。そのため、次のステップアップで使用できる た出産や高齢に伴う資金面のバックアップをし オプションが搭載されています。ERPシステム用 ています。Helsanaブランドの商品のみを取り のOracle Databaseは、現在約500GBです。 「メイ 扱う企業向け団体保険では、58,000以上の企 ンフレームを交換したことで、SAP環境のIT運用 コストを削減し、IT使用の柔軟性を向上すること ができました。戦略的なデータベース・プラット フォームとして、Oracleは弊社をサポートする必 須要素です。」 業および組織(被保険者は710,000人) と契約 を結び、従業員の病気または事故などの不慮 の事態に備えた財政面のサポートもしていま す。 また、Helsanaグループは、企業の健康管理 サービスも提供しています。 87 88 ORACLE ADVANCED CUSTOMER SERVICES FOR SAP SAP環境向けのデータベース・サービス Oracle Support for SAP 顧客中心のSAPとのパートナーシップを強力にし ているのは、SAPの要求に応える常勤のオンサイ トのテクニカル・スタッフです。これらの「エキス パート・センター」は、SAPによるOracleの開発レ ベルのサポートのために配属され、重要な問題の サポートから 「本番ダウン」などのシステム停止状 態まで、 さまざまな状況に対して迅速な支援を提 供します。センターは、 ワルドルフ、東京、パロアル トの3カ所にあります。SAP顧客に対しても広い範 囲の事前対応サポートを提供します。サポートに は、増加するデータ・ボリュームの管理、パフォー マンスの最適化、高可用性ソリューションの設定、 SAPシステムとOracle Database間のデータ交換 などが含まれます。SAPとOracleを統合したサ ポート・モデルは、20年以上にわたる密接な共同 作業によって築かれ、迅速な対応と将来を見越し たサービスを提供します。 Advanced Customer ServicesによるOracle Direct Customer Support 多くの顧客は、SAPの統合サポートのほかに直接 Oracle Supportを利用して、SAP-Oracle構成環 境の中でより高いパフォーマンスとROIを達成し て い ま す 。これ ら の サ ー ビ ス は 、O r a c l e の Advanced Customer Services(ACS)組織からご 利 用 い ただ けます。A d v a n c e d C u s t o m e r Servicesのエキスパートは、世界中の顧客に行き 届いたサービスを直接提供して、すべてのOracle システムのパフォーマンスを最大に引き出し、生 産性を向上させます。 「SAPは、Oracleとの連携によって、質の高いサ ポートを提供します。 しかし、私たちの共通の顧客 の多くは、Oracleの性能を最大限に活用するため に、データベース環境に対するより高レベルのサ ポートを求めています。私たちの年間サービス は、サポートを次のレベルに押し上げます。」 と Oracle Advanced Customer Servicesの副社長 であるLarry Abramson氏は説明します。 このサービスは、年間の運用サポート、Assisted Services Engagements、オンサイトのテクニカ ル・スキル・ワークショップという3つのレベルで 提供されます。Oracle Database 11gのように、 SAPがOracle Databaseの最新バージョンを認定 すれば、 より速いスピード、 スケーラビリティ、ITコ ストの削減が実現します。Oracle Advanced Customer Servicesは、顧客がこのテクノロジー をSAPアプリケーションに適用し、その活用を支 援する専 門 知 識と認 証を提 供します。さらに、 Database Vault、Data Guard、Partitioningおよ びRACなどのOracle Databaseの機能を配置し活 用するオンサイト支援で、SAPアプリケーションの 要件に適したシステムの構成と設定ができます。 SAP環境向けのAdvanced Customer Services は、すべてOracleのエキスパートによって提供さ れます。 このエキスパートたちは、全体的なシステ ムのパフォーマンス、安定性およびリカバリ可能 性を実現するOracleテクノロジーを、最大限に利 用するスキルがあります。 顧客のビジネスにカスタマイズされたオラクルに よるSAPのエキスパート・ガイド SAP環境のデータベース・サービスは、3つのレ ベルの年間サービスを提供しますが、 これは、顧 客 固 有 の 要 件 を 満 たすため の 契 約 やワーク ショップと組み合せることができます。 Advanced Support Assistance – 単一の連絡 先を通じたサービス要求の支援と対応。Service Delivery Manager(SDM)により、適任のスタッ フと組織が必要な行動計画に割り当てられ、 より 効率的かつ効果的に問題を解決します。 Business Critical Assistance – サービス要求 の解答を、 プロアクティブなアドバイス、個別の運 用およびプロジェクトにカスタマイズした支援と 組み合せます。担当のSDMは、お客様の企業の バックグラウンド機能とIT目標を開発するエンジ ニアのチームをコーディネイトし、各プロジェクト を成功に導きます。 Oracle Advanced Customer Services (ACS) for SAP Solution Support Center – もっとも包括的な これらのテクニカル・スキル・ワークショップは、 サービスを提供します。サービスは、使用の環境、 顧客の固有の状況や目標に合せて内容を変更/ 運用、およびプロジェクトをよく理解したエンジニ 追加して、より役立つ価値あるワークショップに アのチームが担当します。 この専門的なエンジニ することができます。テクニカル・スキル・ワーク アのチームは、重要なサービス要求と評価、また ショップは、顧客の要望を盛り込んだ内容で、ス 根本原因の分析など、一連のプロアクティブ・サー ケジュールにも要望を反映します。 ビスの支援を提供します。 このサービスは直通の アクセス・ホットラインから利用できます。 多くの顧客は、データベースのアップグレード、 Oracle/SAP向けのワークショップとエンゲージメ ント とSAPの深い経験と専門知識が必要であること 移行、Oracle Databaseの機能の利用に、Oracle を認識しています。 顧客が安心して、SAP環境のOracle Databaseの 最適化を任せることができるスタッフをトレーニン 顧客にとって、 もっとも関心のある一般的なテー グするワークショップが作られています。SAPアプ マは、次のとおりです。 リケーションとOracle Databaseの相互運用の知 •データベースのヘルス・チェック 識を持つ専門家が担当します。Oracle Advanced •データベースのパーティショニング Customer Servicesは、SAPとの長い技術的なパー •SAP ERP管理概要 トナーシップから得た情報を使用して、次のテクニ •概要の再検討と証明 カル・スキル・ワークショップを提供します。 •ホット・スタンバイ/Data Guardの実装 •バックアップ/リストア/リカバリ •Fundamentals of Oracle database for SAP ERP(レベルI) •RACセットアップ支援 •HW移行「O2O」/Oracle •Oracle Advanced Performance Tuning for SAP ERP(レベルII) •HW移行支援「Triple O」パッケージ •データベース移行支援 •Oracle Expert for SAP(レベルIII) •データベース再編成 •Oracle Database 11g for SAP Business Suite Technical Skills Workshop SAP環境のAdvanced Customer Services •Oracle Database Administration for SAP Business Intelligence Database Servicesを利用すると、Oracleの分野 ごとのエキスパート、ITプロフェッショナル、開発 •Oracle Real Application Clusters for SAP 者と親交を深めながら、Oracle環境の価値を最 •SAP ERP ABAP Tuning with Oracle data- 大にすることができます。 base Platform 実績のある一連のワークショップに加え、新しい データベースのヘルス・チェック/パフォーマンス 分析 ワークショップOracle Security for SAP ERP すべてのS A P顧客にとって、パフォーマンスは Customersをご要望にお応えして提供することに SAPシステムの導入と運用を成功させる重要な なりました。 ポイントです。O r a c l eの熟 練したスタッフは、 Oracle Databaseの詳細な知識があるだけでな このワークショップでは、Oracle Databaseの機能 く、SAP環境におけるOracle Databaseの複雑さ を活用した、データベース・レベルのデプロイメン についても熟知しています。配置開始時とアプリ トの保護に焦点を当てます。顧客はこのワーク ケーションのライフサイクル全体にわたって定期 ショップから、より効率的な外部および内部のコ 的にデータベースのヘルスチェックを実施するこ ンプライアンスとセキュリティ要件に対応する方 とで、適切な構成と最適なパフォーマンスのため 法を学習します。おもな内容は、次のとおりです。 の調整を確保できます。 データベースユーザー・セキュリティ、監査、ネット ワーク・セ キュリティ、T r a n s p a r e n t Data EncryptionおよびOracle Database Vault。 89 90 高可用性/バックアップ概要 SAP向けのデータベース移行サービス SAPシステムの可用性が低下すると、間違いなく すべての S A P 大きな問題(物流や財務)が発生します。 ミッショ Databaseで実行されています。Oracle Advanced E R P 実 装 の 多くは 、O r a c l e ン・クリティカルな環境で不意の停止時間が発生 Customer Services for SAPグループは、データ する危険性を極力なくすために、IT組織は、 フェイ ベース移行に対しSAPから認定されています。 ルオーバーやリカバリの条件をプロアクティブに SAP Business SuiteインストールのOracle以外 計画する必要があります。Oracleのデータベース のデータベースからOracleへの移行を希望する 製品は、ハードウェア・クラスタ、 ミラー化テクノロ 企業を支援しています。Oracleの移行サービスで ジー、スタンバイ・データベース、RACおよびData 高い評価を受けている点は、DBAの観点から変 Guardなど、他とは異なる手法を使用できます。 更を良く理解していることです。Oracle Advanced Oracle Advanced Customer Servicesは、 これら Customer Servicesは、移行計画を実行する際に のさまざまな手法を適用した場合の包括的なメ 顧客のスタッフを支援すると同時に、新しいデー リットとデメリットをアドバイスし、選択されたソ タベース操作の習得を支援します。 リューションの実装を支援します。 SAP顧客向けのOracle Partitioning SAP向けのOracle RACの対応 Oracle Partitioningは、Oracle Database 10g 「Real Application Clusters」 (RAC)オプションを Enterprise Editionのオプションです(Oracle 使用すると、データベース・インスタンスを複数の Database 11g認証にも付属します)。Oracle サーバーやノードに分散できます。これにより、 Partitioningの技術を簡単に説明すると、データ Oracle Database・システムの高可用性に新しい ベース内の表および索引を、 より小さい部分に分 可能性が提供され、システム・リソースのディメン 割します。Oracleは、値の範囲で表を「パーティ ションやスケーラビリティをより柔軟にすることが ション化」できるため、たとえば2010年1月1日か できます。Oracle Advanced Customer Services ら2010年1月31日までのデータは、このデータ は、SAP環境でRACを使用するための計画、テク 独自のパーティションに常駐します。Oracleは、値 ニカル・ワークショップ、および実装を支援するプ リストで表をパーティショニングできるため、たと ロフェッショナル・サービスを提供します。 えば、北アメリカのデータとヨーロッパのデータ を、それぞれ別のパーティションにすることがで きます。大規模データベースの管理には、パー ティション機能が不可欠です。 パーティショニングは、一貫したパフォーマンス を維持しつつ、非常に大きなデータセットに合せ てデータベースを増減できる機能です。そのため にハードウェア・リソースや管理作業が極端に増 加することはありません。Oracle Partitioningは、 コアのデータベース・エンジンに組み込まれ 、 Oracleの管理ツールがサポートします。 SAPアプリケーションからは、パーティショニング は完全に透過的です。このため、パーティション 機能の使用に必要なアプリケーションやSQL文 の変更はありません。Partitioning for SAPは、 SAP Kernel 6.20のSAP Release 4.6C(SAPノー ト742243を参照)からサポートされています。 Oracle Advanced Customer Services (ACS) for SAP Oracle Database 11g Oracle Advanced Customer Servicesは、SAPと O r a c l e D a t a b a s e 1 1 g には 、A d v a n c e d の継続的なサポートとパートナーシップを通じ、 Compression、DirectNFS、SecureFilesおよび または顧客のIT組織からの直接の申し込みなど Online Patchingなどの新機能と拡張機能が追 の方法で、SAPアプリケーションの操作に熟練し 加されています。迅速な配置への要望や期待が た個別サービスを提供します。詳細は次にお問 このビルドを可能にしました。さらに、Database 合せください。 VaultのサポートもSAPから認定されています。 [email protected] Advanced Customer Servicesは、SAPのサポー 連絡先: ト要件を満たしながら、SAPユーザーが効率良く EMEA: Michael Weick [email protected] Oracle Support for SAP Customers Altrottstr. 31 69190 Walldorf 円滑にOracle Database 11gにアップグレード するためのアドバイスと支援を提供します。ITス タッフがOracle Database 11gの多くの機能を 理解し、配置が簡単にできるように支援するテク ニカル・ワークショップも開発中です。 USA: Matt Aucella ACS SAP Sales Director [email protected] 日本、APAC、ANZ: Oracle Japan Eisuke Sekiguchi [email protected] g D ATA B A S E 11 91 92 Oracle Advanced Customer Services ACS at Centrica イギリスCENTRICAのORACLE ADVANCED CUSTOMER SERVICES Centrica(British Gas)は、イギリスの家庭の半 移行はオーガスト・バンク・ホリデーの週末を利 分に該当する約1,200万の家庭と100万以上の 用して実行されました。移行後稼動を開始したシ 企業にサービスを提供しています。 したがって、 ステムは、順調に安定したサービスをユーザーに もっとも重要なのが高可用性です。HP UXシステ 提供し続けています。 この初期フェーズ中、ACS ムで、複数の大規模なSAPアプリケーションが エキスパート達は現場での滞在を続けました。 23TB以上の巨大なデータをOracle Database上 移行後も問題が発生する可能性があり、その事 で稼動していました。 態に迅速なサポートとアドバイスを提供するため です。実際にいくつかの小さな問題が発生し、迅 業種: Centricaは、もっとも重要な4つのSAPプラット 公共事業 フォームを新しいデータ・センターに移動するこ オラクル製品およびサービス: • SAPを実行するOracle Database 11g R2 • ACS Oracle to Oracle(O2O)デー タベース移行 とを計画しました。 ミッション・クリティカルなシス 速に対応することができました。 Centricaは、すでにデータ・センター展開の次の テム間の相互依存性のために、プラットフォーム 段階に踏み出しています。次の段階はExadataへ 全体を1回で移動する必要があります。移行と同 の移行です。 もちろん、次もACSが現場で支援す 時に、Oracle Databaseを11g R2にアップグレー ることでしょう。 ドすることにしました。移行中の長時間にわたる 停止は不可能です。 成功の理由 •Oracleで動作するSAPの優れた専門知識 CentricaはACSの専門知識を高く評価し、両社の 信頼関係は現在も続いています。当然ながら、今 •長い信頼関係による顧客の要件に対する深い 理解 回の移行もACSが担当し、 ドイツ、ワルドルフの •信頼できるアドバイザの役割 ACS SAP Expertise CentreのSAPスペシャリスト •ACS SAP Expertise Centreによるサポート のチームが移行の計画と実施に向けてを作業を •ACS Oracle-to-Oracle方式の品質の高さ 開始しました。移行にはACS O2O(Oracle-toOracle)方式が使用され、24時間の停止時間内に 移行が完了しました。 この間にCentricaは1時間に 2TBの移行を達成することができたのです。ACS チームはアドバイスしベスト・プラクティスも提供 しました。 また移行中にリスク・ファクターを特定し て、不測の事態も回避することができました。 移行はオーガスト・バンク・ホリデーの週末を利 用して実行されました。移行後稼動を開始したシ ステムは、順調に安定したサービスをユーザーに 提供し続けています。 この初期フェーズ中、ACS エキスパート達は現場での滞在を続けました。 移行後も問題が発生する可能性があり、その事 態に迅速なサポートとアドバイスを提供するため です。実際にいくつかの小さな問題が発生し、迅 速に対応することができました。 Oracle O2O – NXP Semiconductors N.V. 「弊社では、Oracle Database上でSAPのERPを実行しています。そのため、Oracle Advanced Customer Support Servicesが提供するオンライン移行テクノロジーとともに、Oracle GoldenGateは移行に最適なソ リューションでした。オラクルに初めて相談したときからわずか数か月後には、 この重要な移行の準備を開始 することができました。SAPシステム用のメインフレームの停止を最小限の時間で、我々は驚異的な短い時 間で目標を達成し、同時にターゲット・データベースのサイズを50%縮小しました。」 ― MARION FOKKINGA、 NXP Semiconductors N.V.、 Technology Advancement SAPチームリーダー NXP Semiconductors N.V. 所在地: NXP SEMICONDUCT ORS:50%のデータベース縮小、 7.5テラバイトのデータベース移行を週末だけで実現 オランダ、 アイントホーフェン 業種: 最先端技術 NXP Semiconductors N.V.は半導体のグローバ 実証済みのOracle方式に基づき、O2O(Oracle- ル企業で、営業展開は25か国以上におよびます。 t o - O r a c l e )移 行 サービスを 使 用してO r a c l e 2006年設立のNXP Semiconductors N.V.の前 Database 11g へアップグレードすると、ネイティ 身はフィリップスの半導体部門です。無線周波 ブのSAPツールよりも2倍速く移行が完了できる 数、アナログ、電力管理、インタフェース、セキュリ とNXPは判断しました。 また、SAPアプリケーショ 従業員: 25,000名 年間収益: 1億~5億米ドル ティおよびデジタル処理などの専門技術を活用 ンに必要なストレージ領域は約50%削減され、 オラクル製品およびサービス: したNXP Semiconductors N.V.は、ハイパフォー データベースの停止時間の合計は、時間単位か マンス、 ミクストシグナルおよびスタンダード製品 ら分単位に短縮されます。 • Oracle Database, Enterprise Edition 11g • Oracle Advanced Compression • Oracle GoldenGate • Oracle Advanced Customer Support Services のソリューションを提供します。 これらのイノベー ションは、自動車、認証、無線インフラ、照明、各種 課題 産業、モバイル、消費者サービス、 コンピュータ業 •ハードウェアとオペレーティング・システムを変 務などの幅広い範囲で利用されています。NXP 更してデータ・センターの全面的な移行。自動 は、年間5億5000万米ドル以上を研究開発に投 車、照明、航空宇宙、 コンピュータ業務など、多く 資し、交付済みと出願中の特許の数は約11,000 の産業で使用される数万の自社製品の年中無 件になります。 休の出荷など、ビジネス・プロセスを中断せず に、停 止 時 間 8 時 間の制 約でデータベースと NXPは、SAPのERPおよびOracle Database 10g SAP ERPをアップグレードする。 を稼動し、ハードウェアとオペレーティング・シス テムの交換を伴うデータ・センターの移行、およ •7 . 5 T B の S A P アプリケ ーション の デ ータを びデータベースとSAP ERPのアップグレードを計 Oracle Database 11gへの移行で許容される 画していました。 しかし、ネイティブのSAPツール 停止時間は数時間以内。12時間以上必要なネ (r3load)による従来の方法では、7.5テラバイト イティブのSAPツール(r3load) では要求が満た のSAPアプリケーションの移行は20時間以上必 せない。 要です。チップ、センサー、ダイオードなど、自動 車、照明、航空宇宙、 コンピュータ業務などの多く •SAPアプリケーション・データのストレージ・コ の用途と産業で使用される電子製品の年中無休 ストの削減とストレージに必要なITリソースの のメーカーとして、NXPは移行中も業務停止をす 開放。 るわけにはいきません。最小限の停止時間でSAP システムを稼動させなければ、ビジネス・プロセ スが中断するからです。 93 94 Oracle O2O – NXP Semiconductors N.V. •高度なパラレル化、自動スケジューリング・ソフ •自動化されたスケジューリング・サービスを使 トウェアおよび検証を含む実証済みのOracle 用して、超高速の社内ネットワーク (10ギガビッ 方 式に基づくO 2 O 移 行サービスで、O r a c l e ト) で大規模なSAP表の転送を自動化しました。 Database 11g にアップグレード。 この移行サー ビスを使用すると、ソース・データベースから ターゲット・データベースへのすべての移行が わずか数時間の停止時間で実現。 「弊 社はS A P E R PをO r a c l e D a t a b a s e 以 外で 動 か そうと 思ったことはありません」 ― Marion Fokkinga、 NXP Semiconductors N.V、 Technology Advancement SAP チームリーダー ソリューション •NXPは、高度なパラレル化、自動スケジューリン グ・ソフトウェアおよび検証を含む実証済みの •Oracle Advanced Compressionを使用して、 S A Pアプリケーションのデータに必要なスト レージ領域を、アップグレードおよび移行前と 比較して約50%(5TB)縮小させました。デー タ・ストレージの軽減は、年間70,000米ドル以 上の節約になります。 •50メガバイトまでの小さいSAP表を転送するた O r a c l e 方 式に基づくO 2 O 移 行サービスで、 め にダ ンプ・ファイル を 使 用して、O r a c l e Oracle Database 11g にアップグレードしまし Advanced Compressionによる移行中の時間と た。この移行サービスを使用すると、ソース・ 中央処理装置のオーバーヘッドを削減しました。 データベースからターゲット・データベースへ のすべての移行がわずか数時間の停止時間で 実現します。 •数万の電子製品生産におけるビジネス・プロセ スの中断を最小限に抑え、移行の検証に必要 な停止時間を3時間未満に短縮しました。 •O r a c l e A d v a n c e d C u s t o m e r S u p p o r t S e r v i c e s の 専 門 知 識 を 利 用して、O r a c l e Triple-O移行(O2Oを使用して移行完了後、 Oracleが選択された理由 「このプロジェクトの準備中、私たちは他のサプラ Oracle GoldenGateで差分をターゲット・デー イヤを考慮しませんでした。理由は、非常にタイ タベースに適用)を実行しました。 トなスケジュール、NXPとOracleの良好な関係、 •移行の実行中にソース・データベースに適用さ れたすべての変更をOracle GoldenGateで記 録し、 ターゲット・データベースに送信しました。 •Oracleの方式であればネイティブのSAPツー ルよりも2倍速く移行が完了すると推定され、 シ ステムの長時間停止はないものとして出荷は 継続されました。 すべてのオペレーティング・システムでO2O移行 サービスが使用できること、 さらにこのプロジェク トのもっとも重要な利点ですが、ハードウェアに まったく依 存しな い の 4 つ で す。」とM a r i o n Fokkinga氏は締めくくりました。 Geberit Group – Oracle Data Guard 11g 「Oracle Data GuardおよびFlashback Databaseオプションを使用できる多数の柔軟な方法、およびこの パッケージが単なる可用性や障害時リカバリ以上のものを提供するという事実から、実証できる付加価値と 大きな追加の利点を得ることができます。 これには大きな費用対効果があります。」 ― MANFRED BANTLE、 Geberit Verwaltungs GmbH、SAP Service Center責任者 ヨーロッパの衛生技術の市場リーダーが、フラッシュバック・データベースとともに Oracle Database 11gとOracle Data Guard 11gを配置 GEBERITは、ORACLE DATA GUARD 11Gで大きな付加価値を獲得 Geberit Group 業種: 衛生技術 Geberit Groupは、世界中で事業を展開するヨー ました。IBM DB2とのコスト比較では、DB2に目 ロッパの衛生技術の市場リーダーです。1874年 立った改 善 点 が 見られ な かったため、O r a c l e に設立され 、この部門では常にパイオニアであ Database for SAPの継続使用が決定され、 スタン り、包括的なシステム・ソリューションで絶えず新 バイ・データベース・ソリューションは、O r a c l e しいトレンドを設定しています。取扱製品には、イ Data Guard 11gの使用が決定されました。Oracle オラクル製品およびサービス: ンストール・システム付きの衛生システム、タンク Database 11gとData Guardの組合せは、多くの Oracle Database 11g, for SAP Oracle Recovery Manager (RMAN) Oracle Data Guard 11g, Oracle Flashback Database と装置、蛇口と流水装置、排水継手と防臭弁、排 利点があると我々は確信していました。そして、 水設備と電源システムの構築を含むシャワー・ト まったくその通りだったのです。」 とSAP Service イレと配管系などがあります。Geberitは、スイス Center責任者のManfred Bantle氏は経緯を説明 の株式取引所に上場され、41か国に代理店を設 してくれました。 置し、7か国に16の生産拠点があります。世界中 で6,000人以上が就労するGeberit Groupは、 2011年に21億スイス・フランを売り上げました。 スタンバイ・データベース:長い歴史、今も続く改善 Geberitは、障害時リカバリ/高可用性の1つの方法 として、スタンバイ・データベースを使用したデー 従業員: 6,000名以上 おもなメリット: 堅牢なセキュリティ、最適な障害時リ カバリ、高可用性、コスト削減、高パ フォーマンス、高いスケーラビリティ、 スタンバイ・データベース・ソリュー ションの柔軟な使用、革新的なテクノ ロジーを持つ未来指向のインフラ 20年間のOracle for SAP利用 タ/SAPデータベース(潜在的な論理エラー、可用 2013年はGeberitにとって記念すべき年になりま 性の増大)の保護に長年取り組んできましたが、そ す。SAPアプリケーションをOracle Database上で の考えは時間をかけて証明されました。 この企業 稼動するようになって20年目を迎えるからです。 グループには2つの国際的なデータ・センターがあ この間、 ヨーロッパの衛星技術市場のリーダーで ります。2つのデータ・センターは互いに100キロも あるこの企業の製品を取り巻くITインフラ環境と 離れています。1つは、スイスのラッパーズヴィー ランドスケープは、確かに変化しました。 ル近郊のグループの本社内で、 もう1つはドイツの 他のインフラ: プフレンドルフです。 プフレンドルフはこのグルー HPブレード・サーバー、SuSE Linux、 HP Eva 8400ストレージ、VMware 2011年にGeberitは、SAPのインフラ戦略を再編 プのホームグラウンドでもあり、中央ヨーロッパ地 し、 「未来にふさわしいSAPインフラ」 として知られ 域の倉庫があります。世界中のすべてのサイトを る新しい取組みがスタートしました。基本的に、 こ 管理するSAPサーバー(アプリケーションの本番シ れはUNIXではなくLinux、またItanium UNIX ステムは合計で14、SAPユーザーは約3,000人) サーバーでもなくx86ブレード・サーバー(仮想化 は、 この2つのセンターで二分されています。 を含む)を意味します。 バックアップ・データ・センターは、各データ・セン Geberitのインフラ再編のきっかけは、長期的な費 ター・サイトが運営しています。各データ・センター 用効果の最適化です。 「このために、私たちは、 とバックアップ・データ・センターはデータ (データ Oracleの「SAPデータベース」、および使用する ベース) をミラー化し、 スタンバイ・データベースを Oracle以外のスタンバイ・データベース・ソリュー 作成または生成します。2つのデータ・センター(ド ションなど、すべてのコンポーネントの再評価をし イツとスイス)は、100Mbit/秒で接続され、 スタン SAP: 14のSAP本番システム (合計30) 、ERP ECC 6.0、Netweaver BW、LES / TRM、HCM、Portalなど 95 96 Geberit Group – Oracle Data Guard 11g 「Oracle Data Guardにより、経 費を節約し、統合プランを進め ることができました。」 バイ・データベース用の50Mbit/秒の予備のライ Compressionにより必要な記憶域が約半分にな ンも設置されています。Geberitは、ずいぶん長い るなど)を得るとともに、フラッシュバックとData 間スタンバイ・データベースを使用していました。 Guard 11gの組合せからたくさんのメリットを得 そのため、それをOracle Data Guard 11gに交換 ています。 「Oracle Data GuardおよびFlashback する理由はたくさんありました。SAP Service Databaseオプションを使用できる多数の柔軟な Center責任者のBantle氏は次のように説明してい 方法、およびこのパッケージが単なる可用性や障 ます。 「Oracle Data Guardにより、経費を節約し統 害時リカバリ以上のものを提供するという事実か 合プランを進めることができました。その上、スタ ら、実証できる付加価値と大きな追加の利点を得 ンバイ・データベースで弊社が達成してきたこと ることができます。 これには大きな費用対効果が を、 さらに大きく発展させることができました。 これ あります。 」 とGeberit SAP Service Centerの責任 は 、我 々 の 長 い 間 夢 だ った んで す。O r a c l e 者、Bantle氏は述べています。 Database11gを使用する決定は、Oracle Data Guard 11gの選択と深く結びついています。 」 Oracle Data Guard / Oracle Advanced Compressionの組合せのもう1つの利点は、ネット ― MANFRED BANTLE、 Geberit Verwaltungs GmbH、 テンプレート・アプローチを使用した短時間の実装 ワーク・トラフィックについてです。Oracle Data SAP Service Center責任者 SAPの要件に従い、Oracle Data Guard 11gがフィ Guard Network Compression(Oracle Advanced ジカル・スタンバイ・データベース(自動フェイル Compressionバンドルに付属する機能) を使用す オーバー機能なし) として、Data Guard管理ソフト ると、REDOデータを圧縮形式で送信してネット ウェア、Data Guard BrokerとともにGeberit IT ワーク帯域幅を改善できます。Geberitが測定し チームにより実装され、同時にフラッシュバック・ た、本番データベースとスタンバイ・データベース データベース・オプションもインストールされまし 間のWAN経由のデータ転送は3分の1でした。つ た。 このオプションは、 スタンバイ・データベースを まり、ネットワーク経由で転送するとデータは元の 選択した時点に一瞬でリセットできます。 またスタ サイズの3分の1に圧縮されます。 ンバイ・データベースを読取り/書込みシステムと しても使用でき、以前の現在時間に戻すことがで Geberitは、高度なOracleスタンバイ・データベー きます。 さらに、すぐリカバリ・モードに戻すことも ス・ソリューションを使用して次のことを実行しま 可能です。さまざまなスタンバイ・データベース した。パフォーマンス・クリティカルな評価の実現、 (Oracle Data Guardシステム)が、x86 Linux SAP バッチ入力のテスト、バッチ・ジョブ、 アップグレー の移行中に (HP-UXではなくSuSE Linux、Itanium ドのリリース、 そして拡張機能の有効化です。 また、 サーバーではなくHPブレード・サーバー。仮想化 システム全体(サイズ合計が約5TBのSAP BWを にはVMwareを使用) 、Oracle Database 11gと同 含むOracle Database) をラッパーズヴィールから 時に実装されました。GeberitのITスペシャリスト プフレンドルフに移転した際には、本番のスイッ は、OracleのData Guardエキスパートによる2日 チオーバーでData Guardが使用されました。 これ 間のワークショップでData Guardを実装および操 は非常に珍しいタスクでしたが、問題なく完了す 作方法を修得しました。SAP Basisの管理者、 ることができました。 Daniel Rothmund氏は次のように述べています。 「我々はOracle Data Guardを使用してテスト・シ しかも、それだけではありません。新しい取組み ステムを構築しました。我々は、短期間にこのソ 「未来にふさわしいSAPインフラ」の一環として、 リューションをよく理解し使用しなければなりませ Geberitは将来、 ラッパーズヴィールとプフレンド んでした。そのためにOracleが提供してくれたテ ルフの2つの地域的なバックアップ・データ・セン ンプレートが役に立ちました。 自動スクリプト生成 ターを廃止することを決定し、2つのデータ・セン で独自のジェネレータを生成後、提供されたテン ターがバックアップを引き継ぐことになりました。 プレートを使用してスタンバイ・データベースを そのため、 フラッシュバック・データベースを含む 簡単に設定および構成したのです。 」 Oracle Data Guard 11g が、 この統合プロセスで 重要な役割を果たします。 豊富な使用シナリオからの意義ある利点 前述したGeberitでは、さまざまな方法でOracle Database 11gからの利点(Oracle Advanced Oracle Exadata: the proven Database Cloud Platform for performance and consolidation – deployed by SAP Customers today oracle.co.jp/sap [email protected] 98 Oracle Solarisと最新のデータベースについてのノートは、service.sap.comをご確認ください ノート番号 ノートタイトル DBバージョン Overview:機能とサポート 105047 Support for Oracle Functions in the SAP Environments 720886 Oracle Database 10g Integration into the SAP Environment Oracle DB 10g 828268 Oracle Database 10g – New Functions Oracle DB 10g 1398634 Oracle Database 11g Integration in SAP Environment Oracle DB 11g 1426979 SecureFiles – The New Way to Store LOB Data Oracle DB 11g 1430669 BR*Tools support for Oracle 11g Oracle DB 11g 1431800 Oracle 11.2 Central Technical Note Oracle DB 11g 1434131 Oracle Database 11.2 for SAP versions Oracle DB 11g All DB Versions Overview:ライセンスとメンテナンス情報 581312 Oracle Database Licensing Restrictions All DB Versions 740897 Oracle License Scope & Required Oracle Options All DB Versions 1028068 Required Oracle Options for DBA Cockpit All DB Versions 1110995 Extended Maintenance for Oracle Version 10.2 Oracle DB 10g 1339724 Oracle 10.2 Extended Support Oracle DB 10g 1654734 Extended Support contract required for 10.2.0.5 PSU and SBP Oracle DB 10g DB Option: Compression (+ Disc Space) 1109743 Use of Index Key Compression for Oracle Databases All DB Versions 1289494 FAQ Oracle Compression All DB Versions 1431296 LOB Conversion and Table Compression with BRSPACE 7.20 Oracle DB 11g 1436352 Advanced Compression for SAP Systems Oracle DB 11g 1464156 Support for Index Compression in BRSPACE 7.20 1583303 Deferred Segment Creation All DB Versions Oracle DB 11g DB Option: Partitioning 742243 General Table Partitioning All DB Versions 859841 Deinstallation of Oracle Partitioning Option (SAP BW) All DB Versions Partitioning Engine for Oracle All DB Versions 1333328 DB Option: Real Application Clusters (RAC) 527843 1550133 Oracle RAC Support in the SAP Environment Automatic Storage Management (ASM) All DB Versions Oracle DB 11g DB Option: Real Application Testing (RAT) 1426980 The Real Application Testing Option Oracle DB 11g DB Option: Security 973450 Advanced Security – Network Encryption All DB Versions 974876 Advanced Security – Transparent Data Encryption All DB Versions 1324684 Advanced Security – Backup Encryption All DB Versions 1355140 Using Oracle Database Vault in an SAP Environment All DB Versions 1597194 Installing Oracle Database Vault in an SAP Environment Oracle DB 11g 1502374 Database Vault for SAP Policy Scripts Oracle DB 11g Oracle DB related Notes for SAP ノート番号 ノートタイトル DBバージョン DB Administration: Tools 355770 Oracle Enterprise Manager Database Control All DB Versions 386413 Oracle Enterprise Manager (OEM) in the SAP Environment All DB Versions 1589924 SAP Workload Management via Oracle Resource Manager Oracle DB 11g DB Administration: Backup & Recovery 937492 Oracle Flashback FAQ All DB Versions 966117 Oracle Flashback Database Technology All DB Versions Exadata I Exalogic 1590515 SAP Software and Oracle Exadata Oracle DB 11g 1617188 SAP Software and Oracle Exalogic Oracle DB 11g 1619343 SAPinst for Oracle Exadata on Oracle Linux and Solaris X86 Oracle DB 11g OS Platforms: General 1508271 Oracle to Oracle Online Migration (“Triple O”) 1565179 SAP Software and Oracle Linux Oracle DB 11g 1567511 Oracle Linux 5.x SAP installation and Upgrade Oracle DB 11g 1575609 Future HP-UX Support All DB Versions All DB Versions OS Platforms: Virtualization 1002461 Support of IBM Dynamic LPAR and Micropartitioning All DB Versions 1173954 Support of Oracle for VMware All DB Versions 1426182 Support of Oracle Database for XEN and KVM All DB Versions Technical Details: Installation, Upgrade, Patches 1431751 Quick Reference for ADRCI and ADR Oracle DB 11g 1431793 Upgrade Scripts Oracle DB 11g 1431794 Instant Client Oracle DB 11g 1431795 Patches/Patch Collections Oracle DB 11g 1431796 Troubleshooting the Software Installation Oracle DB 11g 1431797 Troubleshooting the Database Upgrade Oracle DB 11g 1431798 Database Parameter Settings Oracle DB 11g 1431799 Current Patch Set Oracle DB 11g 99 本冊子は、2013年Oracle Corporation, Oracle for SAP Global Technology Center発行 「Oracle for SAP Technology Update No.22」 を一部翻訳、再構成したものです。 本カタログの情報は、 2013年9月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。 *OracleとJavaは、 Oracle Corporationおよびその子会社、 関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。 文中の社名、 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 日本オラクル株式会社 〒107- 0 0 6 1 東 京 都 港 区 北青山2 -5 -8オラクル青山センター oracle.com/jp お問い合わせ窓口 TEL URL 0120-155-096 oracle.com/jp/direct 代理店名 Copyright © 2013, Oracle. 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