2015 年 SON・奈良 地区大会 SON ナショナルミーティング

2016 年 3 月 14 日発行 Vol. 28
NPO 法人 SON・奈良事務局
〒631-0811 奈良市秋篠町 1381-1
オープンスペース AYUMI 内
Tel.: 0742−53−0511
E-mail: [email protected]
発行責任者: 仲川宏美
SON ナショナルミーティング
2015.11.7∼11.8
国立オリンピック記念青少年総合センター
奈良から5名が参加しました。
〔1日目 全体会〕
「スペシャルオリンピックスと新しいチャレンジ」というテーマで、アスリートの発表があり
ました。どのアスリートもしっかりと自分のSOへの思いを伝えてくれました。奈良代表の丹田さんの発表には
心がほっこりしました。2015 年SO夏季世界大会(ロサンゼルス)の報告には、いろいろ感動しました。日本も
アメリカの様に、ほとんどの人がSOを理解し、協力してくれる国になってほしいなと思いました。
〔2日目 各分野に分かれてのサミット〕私は、ファミリーサポートネットワークサミットに参加しました。SO
の活動におけるファミリーの役割を確認し、ファミリーコーチについてやプログラムを発展させる為に、ファミ
リーには何が出来るのか…話し合いました。
いろんな地域の人達と交流でき、有意義な時間を過ごしてきました。
ファミリー委員
青木宰子
アスリートの発表の原稿を掲載します。
「私とスペシャルオリンピックス」
2015 年 SON・奈良 地区大会
ボウリング(ラウンドワン)11.15
水泳・バスケットボール(大和郡山市九条公園スポーツセンター)11.29
ラウンドワン、大和郡山市、コカ・コーラウエスト(株)様のご協力と審判等 競技運営の面で奈良県水泳連盟、
奈良学園高等学校バスケットボール部のみなさんをはじめ、多くのボランティアのみなさんのご協力をいただき、
地区大会を開催することができました。今回、近畿のなかま、大阪、和歌山、滋賀からも多数の参加をいただき、
大会を盛り上げてくださいました。
ファミリーやボランティアの熱い声援を受け、アスリートは日頃のプログラムで培った力を出しきり、笑顔
いっぱいの表情や少し失敗し、悔しさをにじませた表情も……。こうした経験が自信になり、次への意欲として
きっと生活の中でも生きることと思います。
2年ぶりの地区大会で、和歌山さんとの交流も
アスリート達はとても楽しみにしていました。
ストライクを取り、嬉しくてガッツポーズし、戻
ってくるアスリート達はハイタッチ。このような姿
を目の当たりにすると、ボウリングコーチをさせて
いただき、とても嬉しく思う瞬間です。
ボウリングアスリート 丹田晴介
私が、SOと出会ったのは、高校を卒業して 家のうどん屋の仕事を手伝っていたときでした。仕込みの準備
を手伝ったり、店の掃除をしていました。その時 来店したSOのコーチから「水泳をしないか」とさそっても
らいました。それからSOに参加しました。本当は、泳ぎが苦手でしたが、行ってみたら いろんなアスリート
が一生懸命 練習しているのにびっくりしました。すごいスピードで泳ぐ人、ゆっくりな人、コーチに手をつな
いでもらって練習している人 いろいろでした。私は 最初 クロールで 12mぐらいしか泳げませんでした。練
習していくうちに 息つぎも うまくいくようになり だんだん長く泳げるようになりました。それで、水泳に
いくのが楽しくなりました。声をかけてくれるコーチや付き添いのファミリーと話をするのも楽しみでした。
ボウリングコーチ 野口悦代
↓
しかし、一番応援してくれていた お父さんが突然 亡くなり、大きなショックでした。店を閉めなくては な
らなくなりました。そのとき、コーチのアドバイスで、県立の職業訓練学校に行くことになりました。その後、
「村上給食」に就職し、働きながらSOにも通いました。初めての大会でアスリート宣誓を したり、リレーの
メンバーにも選ばれ大変緊張しました。タイムも それほど良くなかったけれど全力で泳ぎました。
今、仕事の関係で、水泳に行けなくなり、ボウリングに行っています。そこでも たくさんのアスリートと知
り合いました。ストライクの時はスカッとします。仕事が終わってからくる人など、みんなで楽しくボウリング
をしている姿を見て、私も頑張ろうと思いました。
今、私は奈良のアスリート委員会の活動もしています。これからの ことですが、そのメンバーと一緒に ス
ポーツだけでなく、食事を作って一人で自立して生活をしたり、たとえば、習字などの文化的な活動をするプロ
グラムを考えています。実現にむけて みんなで頑張っていきたいと思います!
∼寄付金・賛助金のお願い∼
NPO法人スペシャルオリンピックス日本・奈良の活動は、皆様方の
寄付金・賛助金等によって運営されています。この活動への皆様方の
ご理解とご協力をお願い致します。
賛助会員 個人:年間1口 3,000 円 法人・団体:年間1口 10,000 円
振込先:NPO法人スペシャルオリンピックス日本・奈良
郵便振替:00900−8−172912
−4−
編集後記
前回の発行から3ヶ月、あっという間
でしたが、みなさんのご活躍を拝見
して、「私もがんばろう!」と思い
ました。今回も、たくさんの方のお力
をお借りして、発行することができ
ました。本当に有り難うございます。
仲川宏美
水泳は和歌山・滋賀からも参
加いただき、充実したものとな
りました。大会では普段の練習
ではない緊張感や表情が見ら
れ、アスリートには貴重な経験
になったと思います。
水泳コーチ
横山 洋
↓ 個人スキル
(ドリブル)
仕事もSOも両方 頑張っています。きっと お父さんも見守っていてくれていると思います。
板 15mアシスト付
毎日新聞
12 月4日
付
大阪チームとのディビジョニングをもう少し考えて、チームを
作っていければいいと思いました。
田原本チームと奈良白チームとの試合はとても接戦でよかっ
たと思います。
バスケットボールコーチ 田中 勉
−1−
印刷は、富士ゼロックス大阪(株)奈良支社様のご協力をいただきました。
ボッチャコーチクリニック
2015.9.13
奈良市総合福祉センター
2回目の全国バスケ
ットボール大会が広島
で開催され、全国 22 の
都府県から、シニア 19
チーム(178 名)、ユニ
ファイド 4 チーム(38
名)、個人スキル7地区
(29 名)の参加がありました。奈良からはアスリート
8名・コーチ3名が参加しました。
SOでは同じレベルで試合ができるようにしてお
り、今回はD₁∼₅に区別して行われました。
1日目はディビジョンリーグで、島根・高知と対戦
し、2勝しました。予備ゲームとして、D₃の福岡と対
戦し、接戦の結果、2:6で敗れ、奈良はD₄の枠にな
りました。
2日目の決勝リーグでは、千葉と対戦し、32:12 で、
島根とは 30:16 で勝利し、D₄で1位となりました。
「チームでボールを回す」
「リバウンドにしっかり対
応する」ことを目標にがんばったことが、この結果に
つながりました。金メダルおめでとう!!もう少しで
D₃に上がれそうです。
第2回 全国バスケットボール大会
2015.9.19∼20 広島サンプラザアリーナ
「ボッチャ」って知っていますか!?
講師として、SON・熊本のナショナルトレーナー 山本英史さんに来ていただき、
奈良で初めてボッチャのコーチクリニックを開催しました。県内外から 45 名の参加
がありました。
奈良では、まだプログラムとして行っていませんが、近々スタートさせることが
できればと思っています。小さい子どもたちから高齢者の方々まで、障害の有無に
関係なく、誰でも一緒に楽しむことができます。
「これなら私もやれそうだ」と思っ
ていただけます。それがボランティアになります。身近な地域で、いろんな人たち
と共に楽しめたらいいなぁー
菅原 啓
「EKSデー」
2015.9.26
↑ アスリート委員会のみんな
大和郡山九条公園
スポーツセンター
ボッチャとフライングディスクを
みんなで楽しみましょう♪
キャプテン 木村健太
朝日新聞
9月 27 日付
SOの活動は、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネ
ディ・シュライバーが始めました。現在では、170 ヶ国
以上の国と地域で、400 万人以上のアスリート、100 万
人以上のボランティアが参加しています。
2009 年8月 11 日、ユニスは逝去しましたが、彼女
の貢献に敬意を表して、SOでは、毎年9月第4土曜日
を「EKSデー」としています。
「知的障害のある人と共にスポーツを楽しむ」という
ユニスの意志を継いで、障害の有無にかかわらず、共に
スポーツを楽しむイベントを世界各地で、そして、日本
各都道府県で行いました!
−2−
今回「広島大会」のアスリートはとにかくにぎ
やかなよくしゃべるメンバーでした。それは、日
常の楽しいおしゃべりだけでなく、試合に関して
もいろいろと話し合っていました。初めは、個人
プレーが目立っていましたが、試合を重ねていく
と、自然と他の人を活かすプレーをそれぞれに考
えてくれるようになってきました。「○○くんは
SS
ここに居て!パスをするから、シュートして…」
「ディフェンスのポジションは、この方がいいと
思うけど、どう?」など、アスリートどうし話す
姿がありました。
引率コーチとしては至らないところが多々あ
りましたが、大きなケガや事故もなく、メダルも
いただいて帰って来ることができて、ホッとして
います。
今回の経験を練習やその他の面でも活かせて
いけたらと思います。
バスケットボールコーチ 小泉明美
「2015
パイロットウォーク」 10.4
知的障害や事故などで脳に障害が残った人たちへの支援
などを呼びかけて、奈良公園一帯で開かれ、SON・奈良か
第4回 奈良インターナショナル
YMCA
ら、アスリート・ファミリー・コーチ
10 名が参加しました。
全国のパイロットクラブがSOを支援する活動を進めて
チャリティーラン
2015 10.18 平城宮跡
くださっています。
いろいろな場に、
大会に、積極的に
出ていきましょう
パイロットウォークは、知的障害や事故などで脳に障害が残った人たちへの支援などを呼びかけて、奈良
公園一帯で開かれ、SON・奈良から、アスリート・ファミリー・コーチ 10 名が参加しました。
チャリティーランは、個人マラソン5㎞に8名のアスリート・ファミリー、団体宣言駅伝の部(1㎞×5名)
に2チームのアスリート・コーチが参加しました。なんと、
「チーム スペシャル」は宣言タイムとの誤差が
5秒で1位でした!
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