こどもミュージカル こどもミュージカル「 ミュージカル「いのちのおはなし」 いのちのおはなし」プレゼンテーション台本 プレゼンテーション台本( 台本(10 分) 歌「いのちのおはなし」 いのちのおはなし」 あるひ おじいちゃんより おじいちゃんが 僕の教室にやってきて 先生のかわりに授業をしてくれた それは 「いのちのおはなし」 だった いのちって時間だよって 言葉がいつまでも忘れられない いのちって時間だよって 言葉がいつまでも離れない あるひ おじいちゃんより おじいちゃんが 僕の教室にやってきて 先生のかわりに授業をしてくれた それは 「いのちのおはなし」 だった 語り 小学校4年生の聡くんは学校である授業を受けました。それは普通の学校の授業ではなく て、おじいちゃんお医者さんが来て命についての授業をしてくれました。授業の中で「人 のために時間を使う」と言うところがとても気になりました。聡くんは考えました。果た して今まで誰かのために時間を使ったことがあるだろうかと。いくら考えても思い当たり ませんでした。 授業が終わっても、他の授業中でもそのことがとっても気になりました。休み時間に友達 にも相談してみましたが、遊ぶ時間の方が大事みたいで、だれも相手にしてくれませんで した。 放課後歩いて帰る途中もずっと考えました。家に帰った聡くんは、早速お母さんに、その ことについてお話をしました。その時、ふと気づきました。お母さんやお父さんは、いつ も自分のために時間を使ってくれているのだと。だから、感謝しているということを伝え ることにしました。 でも、たったの五文字の言葉なのになかなか素直に言えないことにも気づきました。だけ ど今日は思いっきり伝えてみました。 「ありがとう。 」 お母さんは泣きそうになりました。 歌「ありがとうのうた」 ありがとうのうた」 いつもは言えないけれど 今日は思い切りつたえたい 僕を産んでくれたこと 心からありがとう 小さな心と頼りない足取り 守ってくれたのはいつもあなた 心にさくきえない花は あなたのぬくもり あふれる気持ちを歌にこめて あなたに伝えたい てれくさいけど本当だよ ありがとう お母さん ありがとう 語り さらに、聡くんは何か自分も人のために時間を使うこと考えました。聡くんはおじいちゃ んに相談しにいきました。おじいちゃんは、お年寄りの人達に音楽の授業で習った歌を歌 ってあげてはどうかということを提案しました。 聡くんは友達を連れて、老人会にいくことにしました。聡くんたちはお年寄りの人達が知 っている童謡を歌うことにしました。 歌「ふるさと」 ふるさと」 兎(うさぎ)追いし かの山 小鮒(こぶな)釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき ふるさと 志(こころざし)を 果たして いつの日にか 帰(かえ)らん 山はあおきふるさと 水は清き ふるさと 語り お年寄りの人達はとても喜んでくれました。誰かのために何かをすることで、人が笑顔に なり幸せな気分になってくれることを産まれて初めて経験しました。聡くんたちも幸せな 気分になりました。 あるお年寄りの一人が、聡くんに聞きました。 「夢はなにかね?」 聡くんは前から憧れていた警察官になることと答えました。 「そうかい。それはきっと人のためになることだね。」 聡くんは気づきました。今まではただ単に格好良いから警察官になりたかったのだけど、 自分の夢でも人を幸せにできることにとても嬉しく思いました。そして、きっとあの授業 を学校で受けてなかったなら、この大切なことに気づかなかっただろうと。 これからも、もっともっと人のために時間を使っていきたいと思いました。
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