ロット家賃

別添資料①-1
町営緑ヶ丘住宅PFI事業
要求水準書
平成 24 年 11 月 20 日
岬町
―目次―
第1
総則 .................................................................. 1
1 本書の位置付け ........................................................... 1
第2
基本的事項 ............................................................ 2
1 業務内容 ................................................................. 2
2 事業用地に関する条件等.................................................... 3
3 適用法令等 ............................................................... 4
4 参考仕様書・参考基準...................................................... 5
5 要求水準書の変更.......................................................... 6
第3
事業全体に関する条件................................................... 8
1 事業用地 ................................................................. 8
2 施設計画 ................................................................ 10
3 施工計画 ................................................................ 11
第4
建替住宅整備に関する条件.............................................. 12
1 対象施設 ................................................................ 12
2 施設規模 ................................................................ 12
3 各種調査 ................................................................ 14
4 建替住宅の設計 .......................................................... 15
5 既存住宅の解体撤去....................................................... 16
6 モデルルームの設置義務................................................... 17
7 建設住宅の工事監理....................................................... 17
8 住宅性能評価及び化学物質室内濃度調査の実施 ............................... 18
9 建替住宅の竣工検査及び引渡し............................................. 18
10 社会資本整備総合交付金申請関係書類の作成支援 ........................... 19
11 家賃算定資料の作成..................................................... 19
12 会計実地検査の支援..................................................... 19
13 業務の実施状況についてのモニタリング ................................... 19
第5
入居者移転支援に関する条件............................................ 20
1 基本的事項 .............................................................. 20
2 本移転支援業務 .......................................................... 23
3 退去者支援業務 .......................................................... 28
4 業務報告 ................................................................ 30
5 入居者移転支援実費請求手続き............................................. 30
添付資料1 事業用地付近見取図
添付資料2 事業用地現況図
添付資料3 土地利用計画図
添付資料4-1 インフラ関係現況図 道路
添付資料4-2 インフラ関係現況図 上水道
添付資料4-3 インフラ関係現況図 公共下水道
添付資料4-4 インフラ関係現況図 下水道
添付資料4-5 インフラ関係現況図 電気
添付資料4-6 インフラ関係現況図 電話
添付資料4-7 インフラ関係現況図 ケーブルテレビ
添付資料5 1期工区建替住宅用地ボーリングデータ
添付資料6 アスベスト含有成型品使用状況調査表
添付資料7 岬町工事監理業務委託要領
添付資料8 土地の利用履歴等調査概要
添付資料9 近隣開発計画等位置図
別紙A1 建替住宅設計要領
別紙A2 地質調査業務仕様書
別紙A3 住宅性能評価の等級
別紙A4 化学物質の室内濃度測定要領
別紙B1-1 町営住宅入居申込書
別紙B1-2 敷金の徴収猶予申請書
別紙B1-3 誓約書
別紙B2-1 本移転・退去承諾書
別紙B3-1 本移転・退去完了調書
別紙B3-2 住宅返還届
別紙B4-1 町営住宅入居承認書
別紙B4-2 町営住宅入居案内
別紙B4-3 請書
別紙B4-4 入居届
別紙B4-5 納入通知書兼領収書等
別紙B4-6 預金口座振替依頼書等
別紙B4-7 住宅共益費の表
第1
総則
1 本書の位置付け
本要求水準書は、岬町(以下「町」という。)が実施する「町営緑ヶ丘住宅PFI事業」(以
下「本事業」という。
)の町営住宅整備業務及び入居者移転支援業務について、町が要求する性
能の水準を示すものである。
1
第2
基本的事項
1 業務内容
民間事業者(以下「民活事業者」という。
)は、町営住宅整備業務及び入居者移転支援業務に
ついて、以下の業務を行うものとする。
(1) 町営住宅整備業務
民活事業者は、現存する町営緑ヶ丘住宅(以下「既存住宅」という。)の解体撤去を行い、新
たに 126 戸の建替住宅を整備(調査・設計・建設)し、町に引き渡すものとし、以下の業務を
行う。
・事前調査(地質調査、測量調査、電波障害調査等)
・設計(基本設計・実施設計)
・必要な許認可及び建築確認等の手続(施設整備に必要な関係機関等との協議並びに申請等の
手続)
・既存住宅の解体撤去工事(付帯施設を含む)
・建設工事(付帯施設、屋外工作物その他外構工事を含む)
・工事監理
・設計住宅性能評価の取得
・建設住宅性能評価の取得
・化学物質の室内濃度測定
・事中調査(電波障害調査)
・事後調査(電波障害調査)
・事後対策(電波障害対策工事等)
・事業用地の分筆等(建替住宅用地と道路用地の分筆、登記事務に必要な測量調査及び書類作
成)
・建替住宅の引渡し及び所有権の移転
・確定地形測量
・地元説明等近隣対策
・社会資本整備総合交付金申請関係書類の作成支援業務
・会計実地検査の支援業務
・町道の線形改良及び拡幅、町道の廃止、水道配水・下水道管等の整備、公園の整備及び町へ
の移管(各施設整備に必要な関係機関等との協議、移管資料作成等を含む)
・岬町子育て支援センターにおける進入路の拡幅整備
・その他上記業務を実施する上で必要な関連業務
(2) 入居者移転支援業務
民活事業者は、町営緑ヶ丘住宅の入居者の移転に係る業務を行う。
・本移転支援業務
民活事業者は、既存住宅の入居者が建替住宅に移転(以下「本移転」という。)するに際し、
以下の業務を行う。
2
(ア) 入居申込書受付及びモデルルームの案内業務
(イ) 住戸抽選会の実施及び入居者決定の支援業務
(ウ) 入居手続き支援業務
(エ) 本移転日等調整業務
・退去者支援業務
・町が国へ申請する社会資本整備総合交付金関係書類の作成支援業務
・会計実地検査の支援業務
・その他上記業務を実施する上で必要な関連業務
2 事業用地に関する条件等
(1) 立地条件
・事業用地:泉南郡岬町深日 3228 番地の 2 外
・事業区域面積:
【全体】約 2.20ha
【1期工区】約 0.40ha
・建替住宅用地:約 0.40ha、
【2期工区】約 0.91ha
・建替住宅用地:約 0.67ha
・町道:約 0.16ha
・開発に伴う公園:約 0.04ha
・岬町子育て支援センター進入路:約 0.04ha
【余剰地】約 0.89ha
・用途地域等:第 2 種中高層住居専用地域、建築基準法第 22 条指定区域
建ぺい率 60%、容積率 200%、宅地造成工事規制区域
・日影規制:
(冬至日)8 時~16 時、測定点 4.0m、5mライン 4.0 時間、10mライン 2.5 時間
(大阪府建築基準法施行条例)
(2) 現況図等
・事業用地付近見取図(添付資料1参照)
・事業用地現況図(添付資料2参照)
・土地利用計画図(添付資料3参照)
・インフラ関係現況図 道路(添付資料4-1参照)
・インフラ関係現況図 上水道(添付資料4-2参照)
・インフラ関係現況図 下水道(汚水)(添付資料4-3参照)
・インフラ関係現況図 下水道(雨水)(添付資料4-4参照)
・インフラ関係現況図 電気(添付資料4-5参照)
・インフラ関係現況図 電話(添付資料4-6参照)
・インフラ関係現況図 ケーブルテレビ(添付資料4-7参照)
・1期工区建替住宅用地ボーリングデータ(添付資料5参照)
3
3 適用法令等
本事業を実施するにあたり、遵守すべき法令及び条例等は次に示すとおりである。このほか
本事業に関連する法令等を遵守すること。
(1) 法令等
・民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成 11 年法律第 117 号)
・公営住宅法(昭和 26 年法律第 193 号)
・建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)
・都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)
・建築士法(昭和 25 年法律第 202 号)
・建設業法(昭和 24 年法律第 100 号)
・住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成 11 年法律第 81 号)
・水道法(昭和 32 年法律第 177 号)
・下水道法(昭和 33 年法律第 79 号)
・ガス事業法(昭和 29 年法律第 51 号)
・電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号)
・建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成 12 年法律第 104 号)
・エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和 54 年法律第 49 号)
・建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和 45 年法律第 20 号)
・高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成 18 年法律第 91 号)
・高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成 13 年法律第 26 号)
・消防法(昭和 23 年法律第 186 号)
・振動規制法(昭和 51 年法律第 64 号)
・水質汚濁防止法(昭和 45 年法律第 138 号)
・騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号)
・大気汚染防止法(昭和 43 年法律第 97 号)
・電波法(昭和 25 年法律第 131 号)
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和 45 年法律第 137 号)
・文化財保護法(昭和 25 年法律第 214 号)
・労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)
・手すり先行工法等に関するガイドライン(厚生労働省平成 21 年 4 月策定)
・個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号)
・特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(平成 19 年法律第 66 号)
・屋外広告物法(昭和 24 年法律第 189 号)
・土壌汚染対策法(平成 14 年法律第 53 号)
・道路法(昭和 27 年法律第 180 号)
(2) 条例等
・岬町営住宅条例(平成 9 年条例第 16 号)
4
・岬町営住宅条例施行規則(平成 9 年規則第 11 号)
・岬町宅地開発等指導要綱(平成 19 年)
・岬町道路占用規則(昭和 31 年規則第 4 号)
・岬町下水道条例(平成 5 年条例第 25 号)
・岬町下水道条例施行規則(平成 6 年規則第 6 号)
・岬町宅地開発等に関する水道施設指導要綱(平成 18 年訓令第 12 号)
・岬町法定外公共物管理条例(平成 13 年条例第 3 号)
・岬町法定外公共物管理条例施行規則(平成 17 年規則第 10 号)
・岬町水道給水条例(平成 9 年条例第 17 号)
・岬町水道給水条例施行規則(平成 14 年規則第 20 号)
・岬町指定給水装置工事事業者規則(平成 10 年規則第 5 号)
・岬町環境の美化に関する条例(平成 10 年条例第 14 号)
・岬町個人情報保護条例(平成 12 年条例第 28 号)
・岬町個人情報保護条例施行規則(平成 13 年規則第 5 号)
・府有建築物の整備における環境配慮指針(平成 18 年 4 月 1 日施行)
(大阪府の重点評価を実施する。ただし「CASBEE-HI」による評価は実施しない。
)
・大阪府建築基準法施行条例(昭和 46 年条例第 4 号)
・大阪府福祉のまちづくり条例(平成 4 年条例第 36 号)
・大阪府安全なまちづくり条例(平成 14 年条例第 1 号)
・大阪府屋外広告物条例(昭和 24 年条例第 79 号)
・大阪府生活環境の保全等に関する条例(平成 6 年条例第 6 号)
・大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則(平成 6 年規則第 81 号)
・大阪府景観条例(平成 10 年条例第 44 号)
・大阪府自然環境保全条例(昭和 48 年条例第 2 号)
・大阪府自然環境保全条例施行規則(昭和 52 年規則第 40 号)
・大阪府文化財保護条例(昭和 44 年条例第 5 号)
・大阪府環境基本条例(平成 6 年条例第 5 号)
・大阪府循環型社会形成推進条例(平成 15 年条例第 6 号)
・大阪府循環型社会形成推進条例施行規則(平成 15 年規則第 130 号)
・大阪府温暖化の防止等に関する条例(平成 17 年条例第 100 号)
・大阪府エネルギーの使用の合理化に関する法律施行細則(平成 15 年規則第 53 号)
・大阪府高齢者の居住の安定確保に関する法律施行細則(平成 13 年規則第 91 号)
・大阪府暴力団排除条例(平成 22 年条例第 58 号)
・大阪府暴力団排除条例施行規則(平成 23 年公安委員会規則第 3 号)
4 参考仕様書・参考基準
新たな町営住宅(以下「建替住宅」という。)の設計・施工を行うにあたっては、以下の仕様
書等(最新版)を参考とすること。
5
・建築設計基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・公共住宅共通仕様書(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
・公共住宅標準詳細設計図集(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・建築工事標準詳細図(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・建築工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・電気設備工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・機械設備工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・建築構造設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・建築設備耐震設計・施工指針(国土交通省国土技術政策研究所監修)
・工事写真の撮り方(建築編)
(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
・工事写真の撮り方(建築設備編)
(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
また、建替住宅の積算書を作成するにあたっては、以下の基準等(最新版)を参考とする
こと。
・公共住宅建築工事積算基準(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
・公共住宅電気設備工事積算基準(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
・公共住宅機械設備工事積算基準(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
・公共住宅屋外設備工事積算基準(公共住宅事業者等連絡協議会編集)
その他、以下の基準等(最新版)を参考とすること。
・長寿社会対応住宅設計マニュアル集合住宅編(建設省住宅局住宅整備課監修)
・共同住宅の防犯設計ガイドブック防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針解説(財団法人ベ
ターリビング、財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター企画編集)
・建築物の解体工事における外壁の崩落等による公衆災害防止対策に関するガイドライン(国
土交通省通達平成 15 年 7 月 3 日)
・石綿障害予防規則(平成 17 年厚生労働省令第 21 号)
なお、解釈に関して基準等の間で相反する等疑義が生じた場合は、別途町と協議の上、適
否について決定することとする。
5 要求水準書の変更
町は、事業期間中に要求水準書を変更することがある。以下に、要求水準書の変更にかかる
手続きを示すとともに、これに伴う民活事業者の対応を規定する。
(1) 要求水準書の変更の手続き
町は、事業期間中に次の事由により要求水準書の変更を行う。変更の手続きについては、特
定事業契約書で定める。
6
・法令の変更等により業務内容を変更する必要が生じたとき。
・災害、事故等により特別な業務を行う必要が生じたとき。
・その他、業務内容の変更が特に必要と認められるとき。
(2) 要求水準の変更に伴う契約変更
町と民活事業者は、要求水準書の変更に伴い、事業者が行うべき業務内容が変更されたとき
は、必要に応じ、要求水準書とともに、町営住宅整備の対価等、特定事業契約書の変更を行う
ものとする。詳細については、特定事業契約書で定める。
7
第3
事業全体に関する条件
1 事業用地
(1) 工区の設定
本事業では、1期工区、2期工区に区分し、建替住宅の建設を行う。1期工区は緑ヶ丘青少
年運動広場を建替住宅用地とし、2期工区は緑ヶ丘住宅4・5・7・8・9号棟用地に加え、
町道緑ヶ丘団地中央線の一部及び、町道緑ヶ丘団地2号線を廃止し、建替住宅用地として活用
する。
また、余剰地については、緑ヶ丘住宅既存1・2・3・6号棟等の用地であり、既存施設の
解体、撤去等を行う。
(2) 建替え手順
本事業では、建替えの工程計画は民活事業者の提案とするが、以下に基本的な手順を示す。
① 1期工区の既存施設の解体、撤去
1期工区建替住宅用地の既存施設(屋外便所)等を解体、撤去する。
② 1期工区の建替住宅の整備
1期工区建替住宅用地にて、建替住宅及び付帯施設等の整備を行う。
③ 1期工区の建替住宅への本移転
1期工区建替住宅に、2期工区建替住宅用地における既存住棟(緑ヶ丘住宅4・5・7・8・
9号棟他)入居者の本移転を行う。
④ 2期工区の既存施設の解体、撤去
2期工区建替住宅用地の既存施設(緑ヶ丘住宅4・5・7・8・9号棟及び付帯施設)等を
解体、撤去する。
⑤ 2期工区の建替住宅の整備
2期工区建替住宅用地の既存建物を解体、撤去した後、開発に伴う公共施設(帰属予定の公
園、道路等)の整備、隣接する岬町子育て支援センターにおける進入路の拡幅整備を行い、2
期工区建替住宅用地にて、建替住宅及び付帯施設等の整備を行う。
⑥ 2期工区の建替住宅への本移転
2期工区建替住宅に、余剰地における既存住棟(緑ヶ丘住宅1・2・3・6号棟)入居者の
本移転を行う。
⑦ 余剰地の既存施設の解体、撤去
余剰地の既存施設(緑ヶ丘住宅1・2・3・6号棟及び付帯施設)等を解体、撤去する。
(3) 開発行為における基本的考え方
本事業では、1期工区・2期工区の 2 つの区域を設定して、許認可申請を行うものとする。
なお、1期工区は開発行為に該当しない(ただし、都市計画法施行規則第 60 条にかかる適合
証明書の交付手続きは必要)が、2期工区は開発行為に該当するため、建替住宅用地、町道、
公園を一体の区域として設定し、開発許可(都市計画法 29 条)の手続きを行うこと。
① 町道緑ヶ丘団地中央線及び町道緑ヶ丘団地1号線の一部の線形改良及び拡幅
8
「都市計画法」及び「岬町宅地開発等指導要綱」に基づき、事業用地(2期工区)内に位置
する町道緑ヶ丘団地中央線及び、町道緑ヶ丘団地1号線の一部について、道路線形を検討の上
で(添付図資料2参照)、道路の拡幅及び歩道の整備を行うこと(道路幅員 9.1mうち歩道幅員
2.0m)。道路線形の検討にあたっては、町及び所轄警察署とも協議を行い、整備後に、町に帰
属すること。
また、上記町道の線形改良及び拡幅とあわせ、幅員 4.0m、延長 5.0m 以上の回転帯を、適切
な位置に整備すること。
② 町道緑ヶ丘団地中央線の一部及び町道緑ヶ丘団地2号線の廃止
事業用地(2期工区)内に位置する町道緑ヶ丘団地中央線の一部及び、町道緑ヶ丘団地2号
線は廃止し、建替住宅用地の一部として活用すること。
③ 水道配水・下水道管等の整備
町道の線形改良及び拡幅に伴い必要となる埋設管等の整備は全て、本事業において実施する
こと。なお、詳細については町と協議の上決定し、埋設管等を支障なく町に帰属するよう適切
に事務手続きを行った上で実施すること。
④ 公園の整備
「都市計画法」及び「岬町宅地開発等指導要綱」に基づき、添付図4に示す位置に、計画戸
数 1 戸あたり 3 ㎡(126 戸×3 ㎡=378 ㎡)以上の面積の公園を整備し、町に帰属すること。な
お、詳細については町との協議によること。
⑤ 公共施設の帰属に関する補助業務
民活事業者は以下の業務を行うこと。
・公共施設の帰属に必要な書類作成及び必要な調査
・建替住宅用地と公共施設用地の分筆登記など、登記事務に必要な測量調査及び書類作成等
(4) 給水加入金
給水加入金の納付は不要とする。
(5) 公共下水道受益者負担金
公共下水道受益者負担金の納付は不要とする。
(6) 水道・下水道・電気・電話等整備
水道配水管、下水道管、電柱・電線等の敷設、撤去、移設、増径等は適切に検討し、町及び
関係機関等と協議のうえ決定し、適正に事務手続きを行った上で実施すること。
(7) 周辺施設の整備
隣接する岬町子育て支援センターにおける進入路の拡幅整備(幅員 6.0m 以上)を行うこと。
なお、整備に伴う関係機関等との調整を、町と協議の上で実施すること。
(8) 隣接地の概況
本事業用地に隣接する市街化区域内の民間所有地(添付資料9参照)において、民間事業者
による宅地開発が計画されている。
9
2 施設計画
計画にあたっては、以下の事項に留意し、良好な住環境の確保に努めること。
① 周辺環境
・日影・風害・電波障害等について周辺環境に配慮すること。
・周辺住民のプライバシー確保に配慮すること。
・近隣の戸建住宅等民間施設に対する圧迫感に配慮すること。
・建物の配置は、できるだけ敷地境界より後退させるなど周囲の環境に配慮すること。
② 緑化等
・緑化等により周辺の環境に配慮すること。
③ 意匠・景観
・建築物の色彩、デザイン等がまちなみの景観に与える影響に配慮すること。
・建築物は、落ち着いた印象を与える色彩とすること。
・建物のほか、駐車場、付帯施設及び工作物についても、デザインの調和を図ること。
・敷地内通路等における電柱等の設置について、電力会社等関係機関と十分な協議を行い、景
観上配慮すること。
④ 安全・防犯
・歩車分離を行うなど、歩行者に安全な計画とすること。
・車両等の出入り口については、関係法令を遵守するとともに、周辺道路の形態、交通量を考
慮して、安全に留意した配置とすること。
・防犯灯や街灯等を適切に配置して、防犯上配慮した計画とすること。
・配置計画等に際し、できるだけ死角を生じないよう、見通しの確保を図ること。
・消防車両の進入については、関係法令等を遵守すること。
⑤ 良好なコミュニティ
・入居者のコミュニケーションが図られるように、適度な開放性を持たせた住戸配置に努める
こと
・外部空間等の共用スペースは、日常的な交流の場としての活用に努めること。
・緑地や広場等を適切に配置し、近隣を含めた良好な住環境を確保するよう努めること。
⑥ ユニバーサルデザイン
・高齢者、障がい者など、誰もが安全に、安心して生活できるよう、住戸内、住棟内のバリア
フリーに加え、通路、駐車場など敷地内の整備にあたっても、ユニバーサルデザインの考え
を取り入れた生活しやすい環境づくりに配慮すること。
⑦ 維持管理への配慮
・ライフサイクルコスト(LCC)の観点から、将来にわたる維持管理コストの縮減、更新性やメ
ンテナンス性の向上に配慮すること。
・使用資材の選定にあたっては、空家改修や設備機能更新時のコスト縮減に配慮するとともに、
耐候性や耐久性に配慮すること。
⑧ 環境共生への配慮
・環境負荷の軽減や循環型社会の実践など、地球環境に配慮すること。
10
・太陽光発電、雨水浸透、リサイクル材やエコマテリアルの使用、ごみの減量化、壁面緑化な
どを含めた緑化率の向上、LCCO2 縮減など、環境共生に配慮すること。
3 施工計画
計画にあたっては、以下の事項を遵守すること。
① 一般事項
・関係法令等を遵守し、安全や環境に配慮した施工計画とすること。
・工事にあたっては、公的機関等(警察・消防・道路・水道・下水道・電気・ガス・電話・学
校等)及び地元関係機関等(自治会、土地改良区等)と十分に協議、調整を行うとともに、
安全管理を徹底すること。
・周辺公共施設等に損傷を与えた場合は、施設管理者等と協議の上、民活事業者の負担により
復旧すること。
・本事業区域の余剰地には、公益性を有する民間事業者の事務所及び車庫等が存在するため、
その業務に支障をきたさないよう、十分に協議、調整を行うこと。
② 周辺への配慮
・工事にあたっては、関係法令等を遵守し、近隣への騒音・振動・塵埃等の影響を最小限にと
どめるよう対策を講じること。やむをえず補償等が生じた場合は、民活事業者が誠意をもっ
て解決にあたり、事業の円滑な進捗に努めること。
・工事時間については、周辺住民の生活に配慮し、原則として、9:00 から 17:00 までの時間
帯とすること。
・工事期間においては、夜間の周辺地域の安全性に配慮して防犯灯を適切に設置すること。
③ 工事車両及び歩行者等の通行の確保
・工事車両の進入にあたっては、原則として町道緑連絡線を通行することとする。やむを得ず
周辺の道路を通行する場合には、通行量を最小限にとどめることとし、自治会、学校等と協
議、調整の上、安全管理を徹底すること。
・工事期間中における町道緑連絡線は、町営住宅入居者及び、地域住民の通行に配慮し、安全
の確保に努めること。
・複数工区に渡るため、町営住宅内の歩行者及び車両の通行を、確保すること。
④ 各種調査
・工事に伴って、周辺家屋等に電波障害が発生するおそれがあるため、事前・事中・事後に調
査を行い、必要な時期に対策工事を実施すること。
・工事に伴って周辺家屋等に毀損等を及ぼすおそれがある場合は、事前に調査を行い、必要な
時期に対策を講じること。
11
第4
建替住宅整備に関する条件
1 対象施設
対象となる施設は、建替住宅及び附帯施設等からなり、将来的な維持管理等を考慮するとと
もに、防災・防犯面での安全性の確保や良好なコミュニティ形成のための多様な住戸タイプの
整備など、安全・安心で良好な居住環境を備えた町営住宅として整備すること。
なお、付帯施設等の整備にあたっては、原則として、岬町宅地開発等指導要綱に基づき、そ
れぞれの施設の仕様等について、町と協議すること。
2 施設規模
(1) 建替住宅
① 住宅戸数等
・建替住宅の戸数は 126 戸とし、1期工区で 63 戸以上整備すること。また、住戸タイプごとの
住戸専用面積及び住戸数は次表による。
・1DK 及び 2K 住戸、3LDK 及び4DK 住戸の配分は、基本設計時に、これらの住戸を希望する
入居者に対するヒアリングを実施し、決定すること。
1期工区
1 期工区・2期工区
建替住宅戸数
建替住宅戸数
約 43 ㎡
16 戸
32 戸
2DK
約 52 ㎡
22~26 戸
46~50 戸
3DK
約 62 ㎡
13~17 戸
32~36 戸
3LDK・4DK
約 72 ㎡
8戸
12 戸
63 戸以上
126 戸
住戸タイプ
住戸専用面積
1DK・2K
合計
② 配置計画・規模等
・住棟は、コンクリート系構造(SRC・PC を含む)とすること。
・入居者の、通勤・通学・買い物など日常の動線を考慮し、その目的にかなった住棟や付帯施
設の配置、敷地内通路等の計画を行うこと。
・1期工区及び2期工区、開発に伴う公園に対し、一体性をもった住棟や付帯施設の配置、敷
地内通路等の計画を行うこと。
・幼児・児童の遊び場や入居者の散策・交流など、住民間のコミュニケーションの生まれる空
間を適宜配置すること。
・建替住宅の規模は、1期工区・2期工区とも地上 8 階建て以下とし、複数棟を可とする。な
お 1 棟あたりの住戸タイプの戸数は混在とすること。
・建物による圧迫感の軽減のため、住棟幅は 50m以下とする。住棟を渡り廊下等により接続す
る場合は、それぞれの住棟幅が 50m以下とする。
・良好な日照環境の確保など、周辺への配慮に努めること。そのため、建替住宅(住棟本体)
の壁面は、敷地境界線(道路等公共施設との境界含む)より 5m以上後退すること。
12
③ 居住環境
・防犯性の向上に努めるとともに、良好な居住環境を確保できるよう日照・通風・プライバシ
ーの確保等に配慮すること。
・日照条件については、1階の住戸の主たる居住室の開口部(FL ライン)が冬至日(8:00~16:00)
において 3.5 時間以上の日照を受けるようにすること。
④ その他
・建替住宅におけるコンロについては、入居者がガスコンロとIHクッキングヒーターどちら
でも選択できるよう、全ての住戸においてガスコック及びIH対応コンセントの両方を設け
ること。
・給湯方式については、16 号潜熱回収型ガス給湯器タイプとすること。
・トランクルーム付きエレベーターの籠内の奥行は、2m以上とし、全国共通キー(EMTR422)
を使用すること。
(2) 付帯施設
① 集会所
・集会所は、2期工区において、建替住宅とは別棟として整備すること。
・面積は、100 ㎡程度を確保すること。
・所要室として、玄関、ホール、集会室、厨房室、便所(洋式)、多目的便所(男女兼用)、倉
庫、物入を確保すること。
・プレイロット(広場を含む)と一体的に配置すること。
② コミュニティルーム
・高齢者や子育て世帯などが日常的に交流できる場として、入居者が多目的に活用できるコミ
ュニティルームを、1期工区及び 2 期工区に各1室、建替住宅内の1階に整備すること。
・面積は、62 ㎡程度を確保すること。
・所要室として、玄関、ホール、コミュニティールーム、便所、物入を確保すること。
③ 駐車場
・駐車場は1期工区及び2期工区において、建替住宅の完成時は、戸数の 75%以上の駐車ます
を整備し、将来、戸数の 100%の駐車が可能なスペース(機械式駐車場は不可)を確保して
おくこと。
・平面式駐車場とし、高齢者等の利用にも配慮すること。
④ 自転車置場
・自転車置場は、1期工区及び2期工区において、建替住宅の完成時は、それぞれ住戸数の 150%
以上の駐輪ますを整備し、将来、戸数の 200%の駐輪が可能なスペースを確保しておくこと。
・屋根付きの自転車置場とする。
⑤ シニアカー置場
・シニアカー(ハンドル型電動車いす)置場は、1期工区及び2期工区において、それぞれ 5
以上の駐車ますを整備すること。
・屋根付きのシニアカー置場とし、建替住宅出入口付近に配置すること。
⑥ ごみ置場
13
・ごみ置場は、建替住宅と別棟とし、
「岬町宅地開発等指導要綱」等に基づき整備すること。
・住棟からの距離や動線または排気口の向きなど、利用者の利便性や周辺環境等に十分配慮す
るとともに、清掃等用に水道排水設備を用意すること。
・ごみ収集車両が寄り付ける等、メンテナンスに十分に配慮し、詳細については町と協議する
こと。
⑦ プレイロット
・プレイロット(広場を含む)は、入居者の利便性に配慮し、適宜設けること。
・死角が生じないように配慮するとともに、幼児・児童の飛び出しが避けられるよう、車両が
通行する部分に近接する場合は植え込みや花壇、外柵等を設けること。
⑧ 緑地
・緑地は、適切に配置し、
「大阪府自然環境保全条例」に基づく緑化面積以上を確保すること。
・樹種や配置は、維持管理の簡便さに配慮するとともに、周辺に対する圧迫感や景観にも配慮
すること。
⑨ 消防水利・消防活動空地等
・消防水利は、
「岬町宅地開発等指導要綱」等に基づき整備すること。
・1期工区・2期工区の各部分から、水平距離 100m 以内の位置に消火栓を設置すること。ただ
し、工区外の有効な既存消火栓より、水平距離 100m 以内に包含される部分はこの限りではな
い。なお、詳細については、岬消防署と協議の上決定すること。
・上記要綱では、2期工区は防火水槽の設置対象となるが、町道緑ヶ丘団地中央線に設置され
ている既存防火水槽を、継続して利用することは差し支えない。
・事業区域における、不要となる既存消火栓は撤去し、廃止届等適正な手続きを行うこと。
・消防活動空地は、
「岬町宅地開発等指導要綱」等に基づき整備すること。
⑩ 電気室・受水槽・ポンプ室等の配置
・電気室、受水槽、ポンプ室等は、建替住宅と別棟として整備すること。
・車両が寄り付ける等、メンテナンスに十分に配慮すること。
⑪ 敷地内通路
・事業用地内に計画する敷地内通路については、人と車両の動線について明確に分離する等、
安全性を確保すること。
・歩行者用通路については、1期工区と2期工区の建替住宅用地、開発に伴う公園、建替住宅
と付帯施設(集会所・駐車場・自転車置場・プレイロット等)との間を連続的につなぐよう
配置するとともに、高齢者をはじめすべての入居者が支障なく利用できるように配慮するこ
と。
・住棟出入口付近やエレベーターホール、歩行者用通路沿いに、オープンスペースやベンチを
配置するなど、入居者の交流や憩いの空間を確保すること。
3 各種調査
(1) 地質調査
本事業に必要となる地質調査は、「地質調査業務仕様書」(別紙A2)に基づき、必要な時期
14
に適切に実施すること。
なお、緑ヶ丘青少年運動広場のボーリングデータについては、添付資料5を参照のこと。
(2) 測量調査
本事業に必要となる測量調査は、必要な時期に適切に実施すること。
(3) 電波障害調査
本事業に必要となる電波障害調査は、事前調査及び事中調査、事後調査の 3 回にわたり実施
する。
調査の結果必要となった電波障害対策工事は、CATV によるものとし、民活事業者の責におい
て、速やかに行うこと。なお、維持管理に関する負担金は整備費用に含むものとする。
(4) アスベスト含有材の調査
町が事前に実施した調査の結果、緑ヶ丘住宅はバルコニーの隔界壁等にアスベスト含有材の
使用の可能性を把握しており(添付資料6)
、全体的なアスベスト含有材の使用状況の確認が必
要である。
そこで、既存住宅について、設計図書、現地確認、必要な分析を実施し、アスベスト含有材
の使用部位の把握を行ない、町に報告すること。
4 建替住宅の設計
(1) 設計業務
・設計の範囲は、緑ヶ丘住宅等の整備に関する全ての工事を対象とする。
・民活事業者は、事業契約後速やかに提案書に基づき基本設計を行い、完了後に町による確認
を受けなければならない。町は、その設計内容が本要求水準書等に適合するか否かを確認す
る。実施設計の着手は、当該確認を受けた後とする。
・民活事業者は、基本設計に基づいて実施設計を行い、完了後に町による確認を受けなければ
ならない。町は、その設計内容が本要求水準書等に適合するか否かを確認する。
・町は、基本設計及び実施設計の内容に対し、工期及びサービス対価の支払額の変更を伴わず、
かつ民活事業者の提案主旨を逸脱しない範囲で、変更を求めることができるものとする。
・建替住宅の整備に当たっては、提案者各自にて公営住宅等整備基準(平成 17 年国土交通省令
第 111 号)適合チェックリスト(
「様式集」様式 40)によるチェックを行うこと。
・町は、上記の報告の受領、確認の実施により、設計及び建設工事の全部又は一部について何
ら責任を負担するものではない。
・施設の具体的規模及び要求水準は、別紙A1建替住宅設計要領に示す。
(2) 許認可申請業務
・緑ヶ丘住宅等の整備にあたり、1期工区・2期工区の2つの区域を設定して、許認可申請を
行うものとする。
・1期工区は、開発行為に該当しないが、都市計画法施行規則第 60 条にかかる適合証明書の交
付手続きを行うこと。
15
・2期工区は、開発行為に該当するため、建替住宅用地、町道、公園を一体の区域として、都
市計画法第 29 条に基づき、開発許可の手続きを行うこと。
・1期工区・2期工区の建替住宅用地について、それぞれ「建築基準法第 86 条に基づく認定」
(一団地認定)を取得するかどうかは、民活事業者の提案による。
5 既存住宅の解体撤去
(1) 解体撤去工事の施工計画及び施工
① 解体撤去対象施設等
・民活事業者は、以下に示す事業用地内の既存住宅及び付帯施設(遊具、植栽、その他の屋外
付帯施設、及び地中埋設物、杭等)を解体撤去する。ただし、町と協議して建替住宅の整備
の障害とならないものについては、この限りではない。
・解体撤去対象施設等について、目視等により事前調査が必要であれば適宜実施し、解体工事
の計画に反映させること。
既存住宅
住棟番号
建設年度
構造
階数
戸数
住戸
住戸
タイプ
専用面積
1 号棟
昭和 42 年
RC 造
4 階建
32 戸
3K
34.3 ㎡
2 号棟
昭和 43 年
RC 造
4 階建
16 戸
3K
34.3 ㎡
3 号棟
昭和 43 年
RC 造
4 階建
24 戸
3K
34.3 ㎡
4 号棟
昭和 43 年
RC 造
4 階建
16 戸
3K
34.3 ㎡
5 号棟
昭和 43 年
RC 造
4 階建
16 戸
3K
34.3 ㎡
6 号棟
昭和 43 年
RC 造
4 階建
24 戸
3K
34.3 ㎡
7 号棟
昭和 46 年
RC 造
4 階建
24 戸
3DK
47.8 ㎡
8 号棟
昭和 45 年
RC 造
4 階建
32 戸
3DK
37.6 ㎡
9 号棟
昭和 46 年
RC 造
5 階建
24 戸
3DK
47.8 ㎡
付帯施設
集会所、共同浴場、屋外便所、屋外倉庫、ガスボンベ庫等
② 解体撤去工事の施工計画
・民活事業者は、解体撤去工事にあたり、適切な工法選定と施工計画の作成を行うものとする。
・解体撤去工事に伴う必要図面は、町が提供する既存の竣工図面を活用するものとする。
・想定外の状況に対する計画の変更については、協議の上、進めるものとする。
③ 解体撤去工事の施工
・解体撤去工事の施工は、振動や騒音等の対策を適切に行い周辺地域へ十分配慮するとともに、
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び資材の再資源化等に関わる諸法令に基づき、適切
な処置の上、工事を進めること。
・解体撤去対象施設にアスベスト含有部材の使用が認められる場合、
「大気汚染防止法」、
「石綿
障害予防規則」及び「大阪府アスベスト対策基本方針」に基づき適切に処理を行い、平成 17
16
年 8 月 2 日付けで厚生労働省労働基準局安全衛生部長から関係団体会長あてに通知された「建
築物等の解体等の作業を行うに当たっての、石綿ばく露防止対策等の実施内容の掲示につい
て(基安発第 0802001 号)
」及び、平成 17 年 8 月 9 日付けで環境省環境管理局長から関係団
体会長あてに通知された「大気環境中への(アスベスト)の飛散防止対策の徹底と実施内容
の掲示について(環境大発第 050809002 号)
」に基づき、石綿の飛散防止対策等の実施内容に
ついて、掲示を行うこと。
・既存の不要な水道施設は、岬町都市整備部水道課に申込を行い、適切に撤去すること。なお、
撤去する際には、残存する建物への給水を確保すること。
④ アスベスト処理費用
・第 4 の 3(4)の前段の調査結果により、アスベスト含有が判明している材料があり、これら
の撤去に係る費用については、予定価格に含まれるものとする。
・第 4 の 3(4)の後段の調査結果により、既知となっていないアスベストが存在することが判
明した場合は、その除去処分方法について、町に提案し確認を得るものとする。町が確認し
た当該アスベストの除去処分に起因して発生した追加費用のうち、町は合理的な範囲の費用
を負担するものとする。この際、民活事業者は当該追加費用の内訳及び、これを証する書類
を添えて町に請求するものとする。
6 モデルルームの設置義務
事業者は、建替住宅建設中に、入居者の見学のためモデルルーム(2DK 及び3DK 住戸各 1 戸)
を一定期間公開するものとする。以下に設置業務内容及び公開業務内容を示す。なお、入居申
込受付業務、住戸抽選会の実施業務、入居者決定支援業務、必要関連書類等については、
「第5
入居者支援に関する条件」に示す。
・ 事業者は、建替住宅の竣工約 4 ヶ月前までにモデルルームの公開が行えるよう、公開す
る住戸を選定し、内装工事、電気設備工事及び衛生設備工事等を完成させる。
・ 公開する住戸は、公開時の見学者の安全性や動線の効率性に配慮し、選定すること。
・ 事業者は、モデルルーム公開前に、モデルルーム公開案内の作成及び送付を行う。
・ モデルルームの公開を、土、日のいずれか1日を含む計 2 日間程度行う。
・ 見学者の理解を深めるために、説明資料の作成及び配付や、公開会場での説明等を行う。
・ 来場者の記帳を行い、数グループ毎に見学を行う等、混乱を生じないよう努める。
7 建設住宅の工事監理
・工事監理企業は、工事監理者(建築基準法第 5 条の 4 第 4 項の規定による工事監理者をいう。
以下同じ。
)を設置し、その者の氏名、有する資格など必要な事項について、町の確認を受け
ること。
・工事監理者は、工事期間中常駐し(ただし、解体撤去工事期間中は重点監理)
、岬町工事監理
業務委託要領(添付資料7)に規定する「監督員」及び、公共建築工事共通仕様書に規定す
る「監督職員」の業務に準じる業務とともに、建替住宅の整備業務が、設計図書及び本要求
水準書等に基づき、適切に行われていることを、確認すること。
17
・特定事業契約書、設計図書等の内容について熟知し、かつ工事現場及び現場周辺の状況に精
通し、工事が円滑かつ適正に施工されるように監督すること。
・隠蔽部(基礎・柱・大ばりの配筋及び断熱材等)の施工写真を、部屋毎に撮影すること。
・建設企業への指示は書面で行うとともに、町のモニタリング時の求めに応じ、当該書面を提
出すること。
8 住宅性能評価及び化学物質室内濃度調査の実施
(1) 住宅性能評価
① 要求性能
住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下「品確法」という。)に基づく性能表示を行う。
要求性能は、
「住宅性能評価の等級」
(別紙A3)に表示する等級以上とする。
② 性能評価の取得
指定住宅性能評価機関より、設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書の交付を受けること。
(2) 化学物質の室内濃度調査
本事業に必要となる化学物質の室内濃度調査は、必要な時期に適切に実施するものとする。
また業務を実施するにあたっては、別紙4の要領を遵守すること。
9 建替住宅の竣工検査及び引渡し
(1) 建替住宅の竣工検査
民活事業者は、自らの責任及び費用において、建替住宅の竣工検査及び設備・器具等の試運
転検査等を実施する。なお、検査の実施にあたっては、事前に町に通知し、町は、竣工検査及
び設備・器具等の試運転検査等に立会うことができるものとする。民活事業者は、竣工検査及
び設備・器具等の試運転検査等の結果を、必要に応じて、検査済証その他の検査結果に関する
書面の写しを添えて報告する。
(2) 竣工確認及び引渡し
町は、民活事業者による建替住宅の竣工検査及び設備・器具等の試運転検査等の終了後、以
下の方法により竣工確認を行い、民活事業者は町に対し建替住宅の引渡しを行う。
・町は、民活事業者の立会いの下で、竣工確認を実施する。
・民活事業者は、設備・器具等の取扱に関する町への説明を、上記(1)建替住宅の竣工検査の
項における試運転とは別に実施する。
・民活事業者は、町の竣工確認に際し、必要な竣工図書一式を提出する。必要とする竣工図書
一式の内容は、事前に町が確認するものとする。
・民活事業者は、町の竣工確認を受けた後、鍵の引渡しをもって建替住宅の引渡しとする。
18
10 社会資本整備総合交付金申請関係書類の作成支援
町が実施する社会資本整備総合交付金申請書関係書類(各施設毎の工事費等の積算内訳書、
交付金申請用資料(位置図、配置図、平面図、立面図、面積表等)の作成及び色分け図面、入
居者移転計画の住棟別調書(移転の実施年数等、支払い根拠の積算等)の作成に関し、交付対
象額及び交付額の算定根拠に係る各種資料等の作成などを行う。
11 家賃算定資料の作成
民活事業者は、町が家賃算定の根拠とするための、近隣民間賃貸住宅の家賃データ等の資料
を町と協議の上作成する。
12 会計実地検査の支援
民活事業者は、国の会計実地検査の対象となることから、町が受検するにあたり資料作成や
会計検査院への説明の補助等を行う。
13 業務の実施状況についてのモニタリング
町は、民活事業者が行う業務の実施状況について、モニタリングを行う。モニタリングの主
な内容については、以下の通りとする。なお、町は下記の報告の受領、確認の実施により設計
及び建設工事の全部又は一部について何ら責任を負担するものではない。
(1) 設計時
・設計着手前に、設計に関する工程表を町に提出し、確認を受けること。
・基本設計完了時に、特定事業契約書に定める図書を町に提出し、確認を受けること。
・実施設計完了時に、特定事業契約書に定める図書を町に提出し、確認を受けること。
・設計の状況について、民活事業者は町の求めに応じて随時報告を行うこと。
(2) 工事施工時
・建設工事着手前に、工程表及び施工計画書を町に提出し、確認を受けること。
・建設工事の進抄及び施工状況等について、町に報告し、町の求めに応じて説明を行うこと。
また、町は、事前の通知なしに建設工事に立ち会うことができるものとする。
・施工に関する検査又は試験の実施について、事前に町へ通知すること。町はこれらに立ち会
うことが出来るものとする。
・建替住宅の施工期間中、町の求めに応じ、中間確認を受けること。
(3) 解体撤去時
・解体撤去工事着手前に、工程表及び施工計画書を町に提出し、確認を受けること。
・解体撤去工事完了時に、町に報告し、完了状況の確認を受けること。
19
第5
入居者移転支援に関する条件
1 基本的事項
(1) 業務の目的
本要求水準書の範囲内で可能な限り入居者の希望に沿うように、町営緑ヶ丘住宅の入居者の
建替住宅への本移転又は退去に係る業務を行うことにより、入居者の移転が円滑に進むよう支
援し、本事業が円滑に実施されること等を目的とする。
(2) 用語の定義
ア 入居者移転支援実費:民活事業者が事業期間中に支払う本業務に要する費用をいい、以
下の項目をいう。
・本移転料(本移転者の移転に要する費用)
イ 入居者移転支援業務費:建替住宅のモデルルームの案内、住戸抽選会の開催、入居説明
会の開催、各種書類の取り次ぎ事務等、業務を実施するにあたり要する費用のうち、入
居者移転支援実費以外の費用をいう。
ウ 既存住宅:町営緑ヶ丘住宅をいう。
エ 本移転者:既存住宅から建替住宅へ移転する入居者をいう。
オ 本移転:建替住宅への移転をいう。
カ 退去者:既存住宅から退去する入居者をいう。
キ 入居者:既存住宅の入居者すべてをいう。
ク 本移転終了期限:本移転可能日の4ヶ月後の日として、特定事業契約で定める日をい
う。
(3) 業務内容
ア 本移転支援業務
イ 退去者支援業務
ウ 町が国へ申請する社会資本整備総合交付金申請関係書類の作成支援業務
エ 会計実地検査の支援業務
オ その他上記業務を実施する上で必要な関連業務
(4) 業務の進め方
① 入居者移転支援業務計画書・自主モニタリング計画書の作成・提出
民活事業者は、業務実施にあたり入居者移転支援業務計画書(以下「業務計画書」という。
)
及び自主モニタリング計画書を作成し、町に提出して、その承諾を得るものとする。町に提出
後、内容を変更する場合及び、町により内容が不適切であると判断された場合は、修正し、再
度提出し、承諾を得るものとする。
② 業務の実施に関する留意事項
民活事業者は、業務計画書に基づき業務を実施する。なお、業務実施にあたり、次のことに
対応する。
20
ア 入居者の要望、苦情等への対応
民活事業者は、業務の実施に関して入居者から要望、苦情等を受けた場合は、迅速かつ誠
実に対応し、対応の結果を速やかに町に報告する。なお、業務範囲外の場合は、町に速や
かに報告し、対応について協議する。なお、家賃滞納者及び契約解除者については、町の
指示に従い対応する。
イ 想定外の事態への対応
想定外の事態が発生した場合、あるいは発生が予測される場合には、民活事業者は速やか
に町に連絡し、その指示により対応する。
緊急を要する場合は、民活事業者の判断で適切に対応し、対応の結果を直ちに町に報告す
る。
その他、業務の遂行に支障をきたすような重大な事態が発生した場合は、遅滞なく町に報告
する。
ウ 個人情報保護
民活事業者は、入居者の個人情報の保護に万全を期すものとする。なお、住所、氏名、年
齢、職業、学歴、所得、資格、家族構成、趣味など、個人に関する情報であって、特定の個
人が識別され、又は識別され得るものが個人情報となる。
エ 入居者のニーズ把握
民活事業者は、各入居者のニーズを適切に把握し、可能な限りニーズに合わせた対応を行
う。
③ 業務報告
民活事業者は、業務計画書及び自主モニタリング計画書に基づき、事業の実施及び自主モニ
タリング結果の報告を行う。
また、本移転支援業務及び退去者支援業務の各々の業務の終了後に業務報告書を作成し、町
に提出する。
21
(5) 業務概要
入居者移転支援業務の概要は以下の通りである。
業務
業務対象期間
業務対象
業務概要
(1) 入居申込書受付及びモデルルームの案内業務
・本移転者の入居申込書の受付及びモデルルームの案内を行
う。
(2) 住戸抽選会の実施及び入居者決定の支援業務
・本移転者が入居する建替住宅の住戸を決定するための住戸
本
移
転
支
援
業
務
抽選会の実施、及び町が行う入居者決定の支援を行う。
建替住宅竣工約 4
ヶ月前から、事業計
(3) 入居手続き及び本移転確認業務
画書で定める本入 本移転者
・入居説明会の実施、入居関連手続きの実施、及び本移転の
居開始日の4ヶ月
後まで
終了確認を行う。
(4) 本移転日調整等業務
・本移転者の本移転日を調整する業務を行う。
(本移転者の引
越が円滑に実施されるように、民活事業者が本移転者の引
越日の調整を行う。
)
・本移転者に対して引越業務を実施する。
退
業去
務者
支
援
類
の
作
成
支
援
業
務
交
付
金
申
請
関
係
書
社
会
資
本
整
備
総
合
退去が決まった者
がいた場合に随時
行う。
町
本業務着手前
が
及び終了時
国
へ (ただし、部分払い
申 を行う場合は、支払
請 対象年度にも支援
す
必要)
る
退去者
・既存住宅から退去する者に対し、退去手続きを行う。
・町が実施する社会資本整備総合交付金申請関係書類等(入
町
居者移転計画の住棟別調書(移転の実施年数等)
、支払い根
拠の積算等)の作成に関し、交付対象額及び交付金の算定
根拠に係る各種資料等の作成など、町の支援を行う。
(1) 本移転支援業務時
業
務
報
告
・本移転の進捗状況や、モデルルーム案内、住戸抽選会、入
本業務期間中
町
居説明会等の開催内容の報告を行う。
(2) 退去者支援業務時
・退去者の状況の報告を行う。
(1) 入居者移転支援実費の証明資料の提出
入
居
者
移
手転
続支
き援
実
費
請
求
・民活事業者が支払った入居者移転支援実費の項目、金額、
支払った相手方、支払日を明記した資料及びその証拠書類
本業務終了時
町
を町に提出する。
(2) 入居者移転支援実費の請求手続き(各年度1回)
・(1)に定める資料及びその証拠書類を含め、民活事業者は町
に収支報告として提出し、町の契約変更手続き後、請求書
を提出する。
22
2 本移転支援業務
(1) 業務対象期間
① 業務対象期間
建替住宅の竣工約4ヶ月前から、業務計画書で定める本移転可能日の4カ月後までとする。
なお、1月と4月は、本移転可能日として設定しないものとする。
② 業務対象者
本移転者を対象とする。
(2) 目的
本移転者が建替住宅へ、手続きに従い、混乱なく速やかに入居することの支援を目的とする。
本業務は各種手続きが多く、また手続き書類も多いことから、手続きが円滑に行われるよう、
本移転者にわかりやすく説明すること。
(3) 主な業務実施フロー
①入居申込書受付及びモデルルームの案内業務
ア 入居申込書受付業務
(関連書類A)
イ モデルルーム案内業務 (関連書類B)
②住戸抽選会の実施及び入居者決定の支援業務
ア 住戸抽選会の実施業務 (関連書類C)
イ 入居者決定支援業務
(関連書類D)
③入居手続き支援業務
ア 本移転承諾書の受取業務
イ 入居説明会の実施業務 (関連書類E)
ウ 本移転者の退去確認及び本移転確認業務
④本移転日調整等業務
ア 本移転開始前業務
イ 本移転後業務
ウ 引越業務
(4) 業務内容
① 入居申込書受付及びモデルルームの案内業務
ア 業務内容
(ア) 入居申込書受付業務
23
建替住宅の竣工約4ヶ月前に、町営住宅入居申込書(別紙B1-1)、敷金の徴収猶予申請
書(別紙B1-2)
、誓約書(別紙B1-3)の配付・受取業務を行う。
(イ) モデルルーム案内業務
建替住宅の竣工約4ヶ月前に、モデルルームの案内に係る業務を行う。
(ウ) モデルルーム公開前に、モデルルーム公開案内の作成及び送付を行う。
(エ) モデルルームの公開を、土、日のいずれか1日を含む計 2 日間程度行う。
(オ) 見学者の理解を深めるために、説明資料の配付や、公開会場での説明等を行う。
(カ) 適宜、時間帯を分けて行うなど、混乱を生じないようにする。
(キ) 見学者の安全な通行・見学に配慮して、動線の確保及び住戸選定を行う。
イ 関連書類
入居申込書受付及びモデルルームの案内業務に関連する書類は以下の通りである。
入居申込書受付業務(関連書類A)
書類名称
様式
町営住宅 別紙B
入居申込書 1-1
敷金の徴収 別紙B
猶予申請書 1-2
対象者
本移転者
本移転者
実施時期
内容
手順
①
本移転者の建替住宅への入
②
建替住宅の 居申込書類。本移転者の世
竣工約4ヶ 帯 構 成 等 を 報 告 す る も の
月前
で、世帯全員の住民票が別
③
途必要となる。
本移転者に配付する。
本移転者が記入した書類を、
本移転者の世帯全員の住民票
とともに受け取る。
内容確認の上、本申込書を速
やかに町に提出する。
①
入居申込書と同時に本移転者
に配付する。
本移転者が記入・捺印した書
類を受け取る。
内容確認の上、本申請書を速
やかに町に提出する。
入居申込書と同時に本移転者
に配付する。
本移転者が記入・捺印した書
類を受け取る。
内容確認の上、本申請書を速
やかに町に提出する。
建替住宅の
建替住宅の敷金の徴収猶予 ②
竣工約4ヶ
を依頼する申請書。
月前
③
①
誓約書
別紙B
1-3
本移転者
建替住宅の
建替住宅への入居にあたっ ②
竣工約4ヶ
ての法令遵守等の誓約書。
月前
③
モデルルーム案内業務(関連書類B)
書類名称
様式
民活事
モデルルー
業者
ム公開通知
作成
対象者
本移転者
実施時期
内容
手順
建替住宅の モデルルーム公開要領。
(日
入居申込書と同時に本移転者に配
竣工約4ヶ 時、場所、注意事項、問い
付する。
月前
合わせ先等)
② 住戸抽選会の実施及び入居者決定の支援業務
ア 業務内容
(ア) 住戸抽選会の実施業務
建替住宅の竣工約 3 ヶ月前に、住戸抽選会の実施に係る業務を行う。
(イ) 住戸抽選会に先立ち、案内文の作成と本移転者への送付を行う。
(ウ) 住戸抽選会に先立ち、入居に係る関連資料の配付(イ関連書類C参照)を行い、住戸抽
選会当日に受け取りを行う。なお、住宅返還届(別紙B3-2)については必要事項を記入
24
の上、町へ提出するものとする。
(エ) 抽選は、各住戸タイプ別に時間帯を設定して行う。会場は集まる人数に応じて、適宜確
保する。手順は以下の通りである。
(a) 抽選は、予備抽選と本抽選の 2 回行う。
(b) 予備抽選は、建替住宅の各住戸タイプ別に抽選を行う。
(c) 本抽選は、予備抽選で引いた数字の順に抽選を行う。
(d) 本移転者が本抽選で引いた数字の順に住戸を選定し、民活事業者がその結果を取
りまとめ、速やかに町に報告を行う。
(e) 欠席者、遅刻者については、抽選会終了後、残りの住戸から住戸を選択させ、抽
選会を行い、決定する。
(オ) 入居者決定支援業務
住戸抽選会の結果を受けて、町が実施する入居者決定の支援業務として、関連書類(イ
関連書類D参照)の配付、作成及び町への報告等を行う。
イ 関連書類
住戸抽選会の実施及び入居者決定の支援業務に関連する書類は、以下の通りである。各資
料の手続き方法については、③以降に示す。
ウ 住戸抽選会の実施業務(関連書類C)
書類名称
様式
対象者
実施時期
内容
①
本移転・退去
承諾書
別紙B2-1
本移転者
住戸
抽選会時
本移転者が建替住
宅へ移転すること
の承諾書。
②
③
①
住宅返還届
別紙B3-2
住戸抽選会
民活事業者
案内資料・通
作成
知
本移転者
本移転者
住戸
抽選会時
移転前の町営住宅 ②
を町に返還するた
めの本移転者が届
け出る書類。
③
手順
住戸抽選会前に本移転者に配
付する。
本移転者が記入・捺印した書
類を、住戸抽選会時に受け取
る。
民活事業者は、提出された書
類の内容確認の上、後日、町
に提出する。
住戸抽選前に本移転者に配
付する。
本移転者が記入・捺印した書
類を住戸抽選会時に受け取
る。
民活事業者は必要事項を記
入の上、速やかに町に提出す
る。
住 戸抽選 会開催要
住戸抽選会
領。(日時、場所、
の約3週間
本移転者に配付する。
注意事項、問い合わ
前
せ先等)
エ 入居者決定支援業務(関連書類D)
書類名称
様式
対象者
住戸抽選会
結果報告
民活事業者
作成
町
実施時期
内容
本移転者の移転先
住戸抽選会 住戸を町へ報告す
る書類。
③ 入居手続及び本移転確認業務
25
手順
住戸抽選会終了後に速やかに町
へ報告する。
ア 業務内容
(ア) 本移転承諾書の受取業務
本移転者に関して以下の業務を行う。住戸抽選会時に受け取った本移転・退去承諾書(別
紙B2-1)について、内容を確認する。
ア)住戸抽選会時に本移転者から受け取った住宅返還届は、新住宅等を記入し町へ引継ぐ
ものとする。
(イ) 入居説明会(鍵渡しを含む)の実施業務
建替住宅の竣工前に、入居説明会に係る業務を行う。
ア)入居説明会開催前に、入居説明会開催案内の作成及び送付を行う。
イ)入居説明資料の作成を行い、入居説明会時に資料の配付や、説明会会場の確保と設営
等を行う。
ウ)入居説明会時に、配付した請書(別紙B4-3)
、連帯保証人を証明する書類を受け取る
とともに、それと引き換えに建替住宅の鍵及び町営住宅入居承認書(別紙B4-1)を
渡す。請書及び連帯保証人を証明する書類は内容を確認の上、速やかに町に提出する。
エ)入居説明会時に、本移転・退去完了調書(別紙B3-1)、入居届(別紙B4-4)を配付
する。
(ウ) 本移転者の退去確認
イ 本移転者に対して、以下の業務を行う。
ア)本移転・退去完了調書(別紙B3-1)については、鍵とともに本移転後に受け取り、
内容の確認をする。
イ)空き住戸の検査を行い、本移転者が処理すべき物品等を残置している場合は、町に連
絡し、本移転者にその状況を通知する。
ウ)上記検査で問題がないと確認できた場合は、町に報告するとともに、鍵を町に返還す
る。
ウ 関連書類
入居手続き及び本移転確認業務に関連する書類は、以下の通りである。
エ 入居説明会の実施業務(関連書類E)
書類名称
様式
対象者
町営住宅
入居案内
別紙B
4-2
本移転者
請書
別紙B
4-3
本移転者
連帯保証人
実施時期
内容
手順
本移転者へ、住宅所在
地、入居決定室番号、入
町の入居者
町が作成した資料を受け取り、本
居開始日、家賃、共益費、
決定後
移転者に配付する。
敷金、等について案内す
る書類。
① 本移転者に入居案内ととも
に配付する。
本移転者が、入居承認さ ② 本移転者及びその連帯保証
れた居室の使用に際し、
人が記入・捺印した書類を、
町の入居者 公営住宅法等の規定遵
連帯保証人を証明する書類
決定後
守の誓約及び連帯保証
とともに、本移転者から入居
人の資格申告に関する
説明会時に受け取る。
書類
③ 民活事業者は、内容確認の
上、本請書を速やかに町に提
出する。
26
書類名称
様式
対象者
入居説明
会開催案
内資料
民活
事業者
作成
本移転者
実施時期
内容
手順
入居説明会開催要領(日
入 居 説 明 時、場所、注意事項、問
上記の書類とともに入居者に配
会 3 週 間 い合わせ先等)
布する。
前
入居説明会前に配付す
る。
説明会(鍵渡し)当日
書類名称
入居説明
会資料
入居届
様式
民活
事業者
作成
別紙B
4-4
本移転・退 別紙B
去完了調書
3-1
対象者
実施時期
本移転者
本移転者
入居
終了後
本移転者
本移転
終了後
内容
手順
入居に関する手続きの
入居説明会当日に町の資料とと
説明資料。入居説明会時
もに配布し、説明する。
に配付する。
① 入居説明会時に本移転者に
配布する。
本移転者が、入居したこ
② 移転者が、「入居届」に入居
とを確認するための書
承認された世帯全員の住民
類
票を添付のうえ巡回管理員
等に提出する。
① 本移転終了後に本移転者が
記入・捺印した書類を受け取
本移転終了後に、本移転
る。
が完了したことを本移
② 民活事業者は、内容確認の
転者が報告を行う書類。
上、本調書を速やかに町に提
出する。
町から受け取り配付する書類
書類名称
様式
対象者
町営住宅
入居
承認書
別紙B
4-1
本移転者
納入通知書 別紙B
兼領収書等
4-5
本移転者
預金口座振 別紙B
替依頼書等
4-6
本移転者
住宅共益費 別紙B
の表
4-7
本移転者
実施時期
内容
手順
本移転者へ、住宅所在地、入居決定室
町が作成した資料
町の入居 番号、入居開始日、家賃、共益費、敷
を受け取り、本移転
者決定後 金、同居者、入居期間等の条件を付し
者に配付する。
て入居を承認する書類。
町が作成した資料
本移転
新住宅の入居月の家賃支払い書類。
を受け取り、本移転
終了後
者に配付する
町が作成した資料
本移転 入居翌月以降の家賃の口座振替用の書
を受け取り、本移転
終了後 類。
者に配付する
町が作成した資料
本移転
新住宅の共益費の内訳書類。
を受け取り、本移転
終了後
者に配付す
オ 本移転者の退去及び本移転確認業務
書類名称
様式
対象者
実施時期
内容
①
住宅返還届
別紙B
3-2
本移転・退 別紙B
去完了調書
3-1
本移転者
本移転者
町
住宅の返還等を本移
入居説明会
②
転者が届け出る書
開催時
類。
③
本移転
終了後
①
本移転終了後に、本
移転が完了したこと ②
を本移転者が報告を
行う書類。
③
④ 本移転日調整等業務
ア 業務内容
27
手順
住戸抽選会開催案内とともに配
付する。
本移転終了後に本移転者が記
入・捺印した書類を受け取る。
民活事業者は内容確認の上、速
やかに町に提出する。
住戸抽選会開催案内とともに配
付する。
本移転終了後に本移転者が記
入・捺印した書類を受け取る。
民活事業者は内容確認の上、本
調書を後日町に提出する。
本移転者に対して、以下の業務を行う。
(ア) 本移転開始前業務
本移転を開始する前に、本移転者の引越が円滑に実施されるように、民活事業者が本移
転者の引越日の調整を行う。また、本移転者の引越日の調整結果を、適宜町に報告を行
う。
(イ) 本移転後業務
本移転後に、本移転者の引越実施日について、適宜町に報告を行う。
(ウ) 引越業務
本移転者に対しては、下記に示す引越に関する標準的な業務内容に従い、引越業務を適
切に実施する。なお、標準的な業務内容にかかわらず、引越業務実施時には高齢者や障
がい者について配慮すること。
【標準的な業務内容】
基本業務 : 家財道具の梱包、搬出、輸送、搬入
オプション: エアコン脱着(1 世帯当たり 2 台まで)
(5) 本移転業務に関する留意事項
定められた移転期限までに、本移転者の責に帰すべき事由による場合その他、民活事業者の
責に帰すべき事由なくして本移転期間内に本移転支援業務が終了しなかった場合、民活事業者
は、当該未完了部分について本移転支援業務履行義務を免れる。この場合にあっても民活事業
者グループの入居者移転支援業務費は減額されないものとする。ただし、この場合は、その事
由が判明した時点ですみやかに町に報告するものとし、町と民活事業者グループはその事由に
ついて対応を協議するものとする。
3 退去者支援業務
(1) 業務対象範囲
① 業務対象期間
入居者移転支援業務期間中、退去が決まった者がいた場合に、随時行うものとする。
② 業務対象者
退去者を対象とする。
(2) 目的
既存住宅に現在入居する者の内、町営住宅から退去を希望する者が、速やかに退去できるよ
うにすることを目的とする。
(3) 業務内容
① 退去支援業務
ア 業務内容
町営住宅からの退去者に対して、以下の業務を行う。
(ア) 退去説明業務
退去の申出があった後に、民活事業者は当該退去者に対して退去説明を行い、関連書類
28
(イ関連書類参照)の配付を行う。
(イ) 退去支援業務
ア)本移転・退去承諾書(別紙B2-1)及び住宅返還届(別紙B3-2)については、退去前
に受け取りを行う。本移転承諾書については内容を確認の上、町に引き渡す。住宅返
還届については町に提出する。
イ)従前の町営住宅を移転後に受取り、書類内容に対する問題等有無の確認を行う。なお、
問題等があった場合には、町に報告し、対応を協議する。
ウ)空き住戸の検査を行い、当該退去者が処理すべき物品等を残置している場合は、町に
連絡し、当該退去者にその状況を通知する。
エ)上記検査で問題がないと確認できた場合は、鍵を町に返還する。
イ 関連書類
退去支援業務に関連する書類は、以下の通りである。
(ア) 退去説明業務
書類名称
本移転・退去
承諾書
様式等
別紙B2-1
住宅返還届
別紙B3-2
本移転・退去完了
調書
別紙B3-1
内容
退去者が退去することの同意書。退去期限、退去
にかかる費用の負担等を取り決める。
退去前に、住宅を返還すること及びその期日等を
退去者が届け出る書類。
退去終了後に、退去が完了したことを町に届ける
書類。
資料種類
手続き
手続き
手続き
(イ) 退去支援業務
(ウ) 退去前関連書類
書類名称
様式
対象者
実施時期
内容
①
本移転・退去
別紙B2-1
承諾書
住宅返還届
別紙B3-2
退去者が退去す
ることの同意書。
②
退去期限、退去に
かかる費用の負
③
担等を取り決め
る。
退去者
退去前
町
退去者
①
退去前に、住宅の
返還すること等 ②
を退去者が届け
出る書類。
③
退去前
手順
退去者に退去説明時に配付す
る。
退去者が記入・捺印した書類
を、退去前に受け取る。
民活事業者は提出された書類
の内容確認の上、速やかに町
に提出する。
退去者に退去説明時に配付す
る。
退去者が記入・捺印した書類を
受け取る。
民活事業者は、内容確認の上、
速やかに提出する。
(エ) 移転後関連書類
書類名称
様式
対象者
実施時期
内容
①
本移転・退
去完了調書
退去者
別紙B3-1
退去終了後
町
29
退去後に退去が完
了したことを町に
届け出る書類。
②
③
手順
退去者に退去説明時に配付す
る。
退去者が退去終了後に記入・
捺印した書類と、鍵を受け取
る。
民活事業者は、内容確認の上、
本調書を速やかに町に提出す
る。
4 業務報告
(1) 基本的な考え方
ア 要求水準に従い入居者の希望を尊重し、誠意を持って業務を履行しなければならない。
イ 入居者に対して、民活事業者は丁寧に各種手続きに関する説明を行う等、入居者移転支
援業務が円滑に実施されるように努力しなければならない。
(2) 報告義務
本移転支援業務実施時に、業務報告書を作成し、町に提出すること。
ア 入居申込書受付(受取状況)を速やかに町に提出する。
イ モデルルームの公開前に町にモデルルーム公開内容の報告を行う。
ウ 住戸抽選会開催前に、町に開催内容(配布資料等の提示)の報告を行う。
エ 住戸抽選会実施後に、速やかに町に結果を報告する。
オ 入居説明会開催前に、町に開催内容(配布資料等の提示)の報告を行う。
カ 週 1 回以上、本移転承諾書等、各種書類の受取状況の報告を町に行う。
キ 週 1 回以上、建替住宅への本移転者の移転状況(移転完了者、移転日決定者等)の報告
を町に行う。
ク 建替住宅への本移転者の移転状況(移転完了者、移転日決定者、本移転者の引越の日時
等)の調整結果を、適宜町に報告する。
ケ 本移転可能日から 2 カ月後までに終了しない可能性がある本移転者がいる場合には、終
了しない事由を調査し、町に報告する。
5 入居者移転支援実費請求手続き
(1) 概要
入居者移転支援実費については、平成 25 年度以降、業務の実施年度毎の実績に応じた額を町
に請求することができる。以下に、町からの支払いを受けるための手続きを示す。
(2) 手続き内容
① 入居者移転支援実費の証明書類の提出
民活事業者は、入居者移転支援実費の項目、金額、支払った相手方、支払日を明記した資
料及びその証拠書類を町に提出する。
② 入居者移転支援実費の請求手続き
ア 民活事業者は、①に定める資料及びその証拠書類を含め、収支報告として、町に報告を
行う。
イ 町は、収支報告を元に、必要な場合は契約変更手続きを行い、入居者移転支援実費の金
額を確定する。なお、収支報告の確認と入居者移転支援実費の金額確定期間として、2
ヶ月を予定している。
ウ 町は、確定した入居者移転支援実費を民活事業者に通知し、それを元に、民活事業者は
請求書の提出を行う。町は、請求書の提出を受けてから、40 日以内に入居者移転支援実
費を支払う。
30
(3) 入居者移転支援実費請求手続きに関する留意事項
ア 本移転者が、本移転可能日の 4 ヶ月後までに移転をしなかったことにより、2(4)③ア
(ウ)に示す本移転確認業務を行わなかった場合においても、入居者移転支援業務費の減
額は行わない。
31