ロゴス・ミニストリー イスラエル・ヨルダン旅行 2016 年 2 月 15-25 日

ロゴス・ミニストリー イスラエル・ヨルダン旅行
2016 年 2 月 15-25 日
目次
1
イスラエルとヨルダンの地形
5 イスラエル全史&現代ヨルダンについて
9
イエス時代のイスラエル
16 訪問地の聖書背景
38 賛美の歌
イスラエルの地形
私たちの神、主は、ホレブで私たちに告げて仰せられた。「あなたがたはこの山に長くとどまってい
た。向きを変えて、出発せよ。そしてエモリ人の山地に行き、その近隣のすべての地、アラバ、山地、
低地(シェフェラ)、ネゲブ、海辺、カナン人の地、レバノン、さらにあの大河ユーフラテス川にまで行
け。・・・」(申命記 1:6-8)
1
山地 Hill Country 聖書の主な舞台
外敵との戦い(ヨシュアの「日よ、とどまれ」、ゴリ
(北から)上ガリラヤ、下ガリラヤ、エフライムの山
ヤテの戦い、アッシリヤとバビロンの南進経路)
地(サマリヤ)、ユダの山地(エルサレム、ベツレヘム、
土は主に泥灰岩(チョークの原料)
ヘブロン)
※ イズレエル平原とネゲブの一部で途切れてい
アラバ Arabah シリア-アフリカ大地溝、世界一低
る。土は主に石灰岩
い陸地
フーラ渓谷 (ダン、ピリポ・カイザリヤ、ハツォル)
海辺 Coastal Plain 港と地中海貿易など(ツロ、
ガリラヤ湖(キネレテ)、ゼブルン、ナフタリ(主イ
カイザリヤ、ヨッパ)とペリシテ人(ガザなど)
エスの宣教)、ヨルダン渓谷(スコテ、エリコ)、死
(北から)アシュル平原、(カルメル山)、シャロン
海(クムラン、エン・ゲディ、マサダ)、現在のアラ
平原、(ヤルコン川)、ペリシテ平原
バ、エラテ(紅海)
※ カルメル山で途切れている。土は主に砂。
ネゲブ Negev ユダの山地以南の沙漠地帯
低地(シェフェラ Shephelah) ユダヤ山地とペ
リシテ平原の間 。山地から沿岸への渓谷で分か
(現イスラエルの 60%) ベエル・シェバが入口
シンの荒野、パランの荒野
れる(アヤロン、ソレク、エラ、ツァファテ、ラキシュ)
東西の断面図
ベテ・シェメシュ
海岸平野
シェフェラ
エルサレム
中央山脈
エリコ
荒野
渓谷
ネボ山
ヨルダンの山脈
北-南の断面図
ナザレ
ガリラヤ
2
イズレエル平原
ゲリジム
エフライム山地
エルサレム ベツレヘム ベエルシェバ
ユダヤの山地
ネゲブ
シン
ヨルダンの地形
エモリ人の山地 Hill Country of Amorites
シリア-アフリカ地溝の西にある山地よりも、さらに高く険
しい。
ヨルダンの区分け
バシャン Bashan
現在の「ゴラン高原」。海抜 600 メートルの高原、土は玄武岩、マ
ナセ半部族の相続地。放牧に適し、豊穣の地(詩篇 22:12、エレミ
ヤ 50:19)
ヤムルク(Yarmuk)川
ギルアデ Gilead 「凸凹」という意味。水の豊かな大地、ガドとル
ベン。木に覆われ、薬用の乳香も(エレミヤ 13:8‐10)。ネボ山。
アモン Ammon 首都は「ラバ Rabbah」、ヨルダンの首都アンマン。
ヘシュボンからアルノン川までは「モアブの高原 Plain of Moab」。
アルノン(Arnon)川
モアブ Moab アルノン川より北に境があった時も。900 メートル
の高さで城壁のように伸びる。ヌビア石の上に石灰岩の地。南、
ゼレデ川のほうは 1100 メートルにも。ルベンの相続地。首都は
「キル・モアブ」で現在のカラク(Karak)。
ゼレデ(Zered)川
エドム Edom セイル(Seir)とも呼ばれ、山岳地帯。西は一連の
低い石灰岩の丘、続いて斑岩からなる火成岩の山、中央部は赤
や斑の砂岩、切り立った崖や深い山峡が各所にあり。首都はボツ
ラ(Bozrah)。
3
イスラエルとヨルダンの大路(Highway)
「その日、エジプトからアッシリヤへの大路ができ、アッシリヤ人はエジプトに、エジプト人はアッシリヤに
行き、エジプト人はアッシリヤ人とともに主に仕える。(イザヤ書 19:23)」
イスラエルはエジプトとメソポタミヤをつなぐ道にあり、交易と共に文明の衝突する地域。大路や幹線道
路を知ることは、聖書の出来事を知る上で大事。
海沿いの道(ヴィア・マリス Via Maris)
「・・・後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、異邦人のガリラヤは光栄を受けた。」(イザヤ書 9:1)
・ヨッパのところで内陸。メギド道からイズレエル平原で横断。ガリラヤ湖を通りダマスコへ。
・メギドはトランク道ともつながり、歴史を通じて激戦地点。 (エジプトとカナン人、ヨシヤとネコ、オスマントルコと
アレンビー、ハルマゲドン)
トランク道(The Trunk Route)
・分水界の道とも
・ユダヤ・サマリヤ山地を通る道 ベツレヘムへの道(創世 35:19)
王の道 King’s Highway
・創世記 14 章の、ロトの家を奪った王たちの道が由来。紅海とダマスコを結ぶ重要な国際幹線道路。ラ
バ、ヘシュボン、ディボン、キル・モアブ(カラク)、エラテなど重要な町がこの道沿いに建てられる。
・「あなたの領土を通過するまで、私たちは王の道を通ります。」(民数記 21:22)
テル(遺丘)
一つの国が他の国を倒し、その瓦礫と共に地ならしする。地層のようになり、深く掘れば掘るほど、古い
時代を見ることができる。
4
イスラエル全史
イスラエルに対する主の約束と予告
レビ記 26 章 申命記 28 章、30 章 1-10 節
主がアブラハムに約束の地を与え、モーセの
時代、イスラエルが民となった。約束の地を相
 北イスラエルは 722 年アッシリヤ捕囚、南ユダ
は 586 年バビロン捕囚
 数々の遺跡: ヒゼキヤのトンネル、ダンの金
の子牛祭壇・・・
続したが、神に背いたため離散。しかし主がそ
の地を思い起こしてくださり、離散の民を帰還
帰還の民
させる。そして彼らの心が立ち返る。
 バビロンからの帰還民、エルサレムを再建
異邦人の時 ― ルカ 21:24
再臨による帰還 ― マタイ 24:30-31
• 総督ゼルバベル → 神殿(エズラ記)、
総督ネヘミヤ → 城壁
 この時から「異邦人の時」とも言える
族長時代(紀元前 17‐19 世紀)
 神がアブラハムを選び、カナンの地を約束。
• メディヤ・ペルシヤ、ギリシヤ、ローマ
 この神殿から紀元 70 年が第二神殿時代
• イサクを選び、またヤコブを選ぶ。ヤコブから
十二人の息子。→ エジプトへ
 この時代とそれ以前: カナン時代の遺跡(エ
リコ、ダン、メギドなど)
出エジプト時代(1445-1405B.C.)
 族長時代が「約束の時代」であったが、出エジ
プトは「イスラエル民族の誕生」。
• 神との契約(シナイ山)、十戒を始めとする律
法、神の幕屋における礼拝
中間期
 マラキ書(400 年頃)から主の降誕までの期間。
ダニエル書と外典「マカバイ記」に記載。
 ギリシヤが四分割
• プトレマイオス(エジプト)とセレウコス(シリヤ)
の興亡
• シリヤの王アンティオコス・エピファネスによる
ユダヤ人のヘレニズム化
※ハスモン朝(142-63B.C.)
ヨシュアから士師時代(11 世紀辺り)
 約束の地を相続するものの、主の前に悪を行
ない、異邦人から虐げられた時代。
 士師によって救われ、解放と安息。
 マカバイ家の勇猛な戦い → ハヌカー(164
年)宮清め、神殿奉献
 大祭司また王として、律法を基にして君臨。
 学者エズラから始まり、マカバイ家に受け継が
れた律法敬虔運動が、後にパリサイ派となっ
王国時代(統一国家)
ていく。
 サウルから始まり、ダビデによって国が統一
• エルサレムが都 → 永遠に続く
 ソロモンによって国の繁栄
• 神殿建設 → 第一神殿時代(バビロン捕囚
まで)
 遺跡: メギド、ハツォル、西壁トンネル・・・
ローマ支配(63B.C.-313A.D.)
 ハスモン朝がローマによって倒れ、ユダヤは
ローマ属国に。
 ハスモンの王の娘婿だったヘロデが、ローマ
からユダヤ人の王に任命(37B.C.)。
• 建築に才能を発揮。第二神殿を改築。
南北王朝時代
 ソロモンの死後、ユダの王レハブアムから北イ
スラエル十部族が分離。
 キリストの誕生(4-6B.C.)
• ユダヤ人から拒まれる
• 主の預言通り、紀元 70 年神殿破壊
5
※ユダヤ反乱(66‐74 年)
 制度的には 13 世紀から。キリスト教徒との交
 ユダヤ人がヘロデの統治にも反発、ローマの
際禁止、職業自由の剥奪、スペインでの強制
直轄下に入ったがそれにも反発、ついに 66 年
改宗、カトリックの異端審問、ゲットーと呼ばれ
カイザリヤでユダヤ人殺害がきっかけにユダ
るユダヤ人隔離居住区
ヤ反乱軍が動く。
 70 年にティトスがエルサレムを破壊
 残党が死海ほとりのマサダ要塞に篭城
 イスラム圏では保護民として二流市民
→ 今の反ユダヤ主義の多くがイスラムによる
「反イスラエル主義」
ローマのイスラエル非ユダヤ化
 地名ユダヤを「シリア・パレスチナ」に改名
マムルーク朝(1291‐1516 年)
 第二次ユダヤ反乱(バル・コクバの戦い 132
 エジプトから始まったイスラム勢力
年)の鎮圧後、ユダヤ人を完全追放
ユダヤ教の発展
オスマントルコ(1517‐1917 年)
 イエスがパリサイ派と対立しておられた律法
 最盛期時のスレイマン壮麗王により、ユダヤ
解釈は、口伝律法「ミシュナ」。
 ミシュナの文書化、さらにそのミシュナの解釈
が「タルムード」
 神殿礼拝に代わって、シナゴーグ(会堂)でラ
ビによる礼拝 → 現代ユダヤ教の始まり
 ティベリヤにサンヘドリン(議会)
人生活が向上。今のエルサレム城壁はこの時
のもの。
 ユダヤ人の多くがツァファトに移住。
 半ばから国力を失い、パレスチナは不在地主
による貧農の耕作。土地税が木一本につき課
税されたことにより、節税対策として木を抜き、
不毛と湿地の地へと変化。
ビザンチン時代(313‐636 年)
欧州からシオニズム胎動(18 世紀)
 ローマ帝国が、皇帝コンスタンティヌスの改宗
 フランス革命と啓蒙運動により、ユダヤ人差別
によりキリスト教が国教に。
 母ヘレナの巡礼。ゆかりの地に教会堂と修道
院。→今見る教会の多くがギリシヤ正教
制度の多くが撤廃
 しかし根強く残る反ユダヤ主義。
• ロシアのポグロム
• フランスのドレフェス事件。
イスラムの支配(636-1099 年)
 632 年にムハンマドの死、3 年後アラブ人がこ
の地を支配
 カリフ(回教太守)がダマスコから支配
→ テオドールがユダヤ人国家提唱。
 欧州とロシアの、社会主義的理想を掲げた若
者たちがパレスチナで農地開墾
オスマントルコ後期
 欧米列強(イギリスとフランス)による中東へ
十字軍(1099‐1291 年)
 イスラム教徒からの聖地奪還運動、イスラム
教徒とユダヤ人をすべて虐殺
→ ムスリムとユダヤ人のキリスト教に対する
否定的反応の主な原因は十字軍
 十字軍の城壁跡なども見ることができる。
の影響力
• 聖書考古学の発展
 迫害によって、アリヤー(祖国帰還)の波が起
こる。
• 生活改善(通信・交通・幹線道路)、エルサレ
ム新市街、ヘブル語の復活(ベン・ヤフーダ)
※反ユダヤ主義
 歴史的には欧州キリスト教における、「キリス
ト殺し」という考え
6
英国委任統治(1918-1948 年)
 英軍アレンビーがメギドでトルコ軍に勝利。
 国際連盟が英国にパレスチナの委任統治
ルダンによって四面楚歌になったイスラエル
 1917 年、バルフォアのユダヤ人郷土宣言。
が先制攻撃。
 ユダヤ人とアラブ人に自治を認める
• 離散民の援助による発展。ユダヤ機関。ユダ
ヤ社会の近代化、国となる基盤。
アラブ民族主義とホロコースト
 南部は空軍の攻撃で電撃的勝利、東部はヨ
ルダンから西岸を奪還、北部のゴラン高原は
シリアから奪還。
 東エルサレムを奪還したことにより、エルサレ
 パレスチナの中ではアラブ人による暴動。
ムの主権を回復!(しかし神殿の丘の管轄は
 欧州では、ドイツのナチスによるホロコースト。
すぐにイスラム当局に移管。)
英国はアラブを気にして厳しい移民制限
 ユダヤ人による自衛と反英闘争が始まる(ハ
ガナー(後のイスラエル国防軍)・イルグン)
 エジプトはガザを放棄、ヨルダンも西岸を放棄、
そのため「誰の国のものでもない土地」をイス
ラエルが管理している状態。
 入植地建設を開始。
国連分割決議(47 年)と中東戦争(48-73 年)
 1947 年、国際連合がパレスチナにユダヤ人と
アラブ人、国連管理地区からなる分割決議案
を提出。ユダヤ側は了承、アラブ側が拒否。
 1948 年、英国が国連に統治委託を返還、5 月
14 日ついに、イスラエル国として独立。24 時
ヨム・キプール戦争(第四次 73 年)
 ヨム・キプール(贖罪日)に、エジプトとシリアが
両面攻撃。
 イスラエルは苦戦を強いられたが勝利。
 エジプトのサダト大統領が、平和条約を提唱、
間もたたぬうちにエ
78 年に合意。シナイ半島をエジプトに返還
ジプト、ヨルダン、シ
→ エジプトとの戦いの終結、周辺アラブ諸国
リア、レバノン正規軍
との正規戦が終わる。
が一斉攻撃。
パレスチナ(PLO)との戦い
独立戦争(1948-1949 年)
 ゲリラとしてイスラエルを長年悩ます。
 ガザ地区がエジプト、西岸(東エルサレム含む)
 ヨルダンにおける「黒い九月」(PLO がヨルダ
がトランス・ヨルダンに
 住む土地を離れて逃げたアラブ人が大量に難
民化(パレスチナ難民問題)
• 逃げなかったアラブ人には市民権
ン国内でパレスチナ国を作ろうとした。)
 追放された PLO、レバノンに拠点構築
 イスラエルがガリラヤ平和作戦(82 年) レバ
ノンに侵入、PLO に対する掃討戦
 アラブ諸国にいるユダヤ人も難民化。しかしイ
スラエルが吸収。
第一次インティファーダ(1987 年から 1993 年)
 投石によってイスラエル兵と戦う「石の闘い」
シナイ作戦(第二次中東戦争 1956 年)
 途中から火炎瓶も。
 スエズ運河国有化を宣言したエジプトに利権
 その間に湾岸戦争で下火、マドリード会議で
を持つイギリスとフランスがイスラエルの背後
和平合意。
で攻撃支援。シナイ砂漠に IDF が進出。
オスロ合意(1993 年)
六日戦争(1967 年)
 エジプトがシナイ砂漠に進軍、ティラン海峡を
封鎖、ヨルダンと軍事同盟。エジプト・シリア・ヨ
 イスラエルのラビン首相とアラファト PLO 議長
が、クリントン大統領の仲介によって締結
 パレチナの暫定自治
7
 平和と安全を確保しながら、国家へ移行。
• 相次ぐ対イスラエルのテロ攻撃と、PLO 内の
腐敗によって頓挫。
主義ハマスが台頭。
 シャロンがガザ地区の入植地から IDF をすべ
て撤退させる。
 94 年にヨルダンとの平和条約。
 エジプトから武器を秘密裏に搬入、イスラエル
にロケット発射攻撃。
第二次インティファーダ(2000 年 9 月から)
 バラクの譲歩をアラファトが拒否、シャロン首
相の神殿の丘訪問を利用し武装蜂起。
 自爆テロが頻発。
ガザ戦争(2012 年)「雲の柱作戦」
 ガザ地区からのロケット攻撃による応戦。
 「アイアン・ドーム」ミサイル迎撃システム導入。
 分離フェンスを作ることによってテロが激減。
エジプトでの政変(2013‐2014 年)
第二次レバノン戦争(2006 年 7 月)
 アラブの春以降、ムスリム同胞団モルシ政権。
 2000 年イスラエル、一方的にレバノン撤退。
 再び政変、シシ政権に。ハマス、拠点を失う。
 イラン、シリアの支援を受けてシーア派原理主
義ヒズボラが拠点設置。カチューシャ・ロケット
ガザ侵攻(2014 年)「不動の絶壁作戦」
攻撃開始。
 ハマス、イスラエル人三人を誘拐し、ロケット
攻撃。
 イスラエル内へのトンネル破壊のため地上戦。
ガザ戦争(2008‐2009 年)
 PLO のファタハの力が弱まり、イスラム原理
現代のヨルダン
面積:8 万 9 千㎢(日本の 4 分の 1)
人口:約 650 万人
首都:アンマン
元首:アブドラ二世
政治体制:立憲君主制
民族:アラブ人(98%)
宗教:イスラム教スンニ派 92%、キリスト教 6%
コに反旗(アラブ反乱)
 サイクス・ピコ協定により、シリアはフランスの
委任統治、ヨルダンはイギリス委任統治
 1946 年にイギリスから独立、アブドラ一世が
初代王に。
 1951 年、アル・アクサ訪問時に暗殺され、53
年に孫のフセイン一世が国王に即位。
言語:アラビア語、首都や観光地では英語も。
 二度の中東戦争でイスラエルに敗北
歴史:
 パレスチナ難民を一部吸収(人口の半分近く
 ローマ時代、ビザンチン朝。
がパレスチナ人の子孫)
 7 世紀にイスラム、ウマイヤ朝
 PLO による内乱「黒い九月事件」
 14 世紀にオスマン・トルコの一部
 湾岸戦争で国際的地位低下
近代
 1994 年、イスラエルと平和条約
 1916 年、ムハンマドの末裔の王朝「ハシミテ
 1999 年に死去、息子アブドラ二世が即位。
家」のフサイン・イブン・アリーがオスマン・トル
8
イエス時代のイスラエル
旧約聖書以後の世界
 ダニエル書とゼカリヤ書に預言という形で。
• ペルシヤ(マラキ書)
• ギリシヤ(ダニエル 2,7,8,11 章、ゼカリヤ 9 章)
• ローマ(ダニエル 2,7,11 章、ゼカリヤ 11 章)
 メシヤ待望
• 熱心党(軍事的解放)
 神殿礼拝とシナゴーグ(会堂)
• バビロン捕囚によって神殿を失い、律法朗読
を中心にする礼拝形式を導入。
• 新約時代に伝統が受け継がれている。
• キリスト教会は、シナゴーグ形式を踏襲。
• バビロン捕囚以後、エルサレムにてユダヤ人
が主権を持たぬ「異邦人の時」が始まる。
• 異邦人支配から、神ご自身の支配に移る神の
国をもたらす方が、メシヤ。主が来られる時に
は、メシヤ待望が絶頂に達していた。
 ヘレニズム化
• イスラエル地域がギリシヤに支配されていた
時、その言語と文化が深く浸透。
• ローマが支配しても、人々はギリシヤ文化と言
語の中に生きていた。これが新約聖書の背景。
• ユダヤ人にギリシヤの宗教を強要した、アン
ヘロデ家
 アンティパトロス(ヘロデ大王の父): イドマヤ
人(エドム人)、ハスモン朝の王の武将
 ヘロデ大王
• ローマに仕え、次第にユダヤ人の地への権力
を掌握。
• 紀元 37 年、ユダヤ人の王。
• ベツレヘムの二歳以下の男子を虐殺。
 その他、主なヘロデ
• アンティパス(イエスの公生涯)
ティオコス・エピファネスが「荒らす憎むべき者」
• ピリポ(ルカ 3:1)
となり、反キリストの型となる。(ダニ 8,11 章)
• アグリッパ一世(使徒ヤコブを斬首、カイザリ
 ハスモン朝
• ユダヤ人大虐殺、ギリシヤ化に対抗した戦い。
• マカバイ家の戦い(ダニ 8:13-14)。ハヌカー
• 紀元前 140-37 年、ユダヤ人独立
• 徐々にローマの影響力
ヤで打たれる。使徒 12 章)
• アグリッパ二世(パウロの弁明を聞いた。使徒
26 章。)
 ヘロデの建造物(ローマ式)
• エルサレムの神殿(第二神殿を大改築)
• カイザリヤ(ローマ直轄の都市)
ローマ時代
鉄の国 (ダニエル 2:40、7:7)
暗闇の中の光(イザヤ 9:1-2)
• マサダ(死海のほとりにある菱形の台地。要
塞と宮殿。)
• ヘロデウム(ベツレヘムの南に位置)
 鉄の支配のローマにおいて、ユダヤ人は熱心
にメシヤを待望していた。
 ローマ時代のメシヤ信仰(異邦人支配からの
ユダヤ人被支配の多重構造
 文化、言語 → ギリシヤ
解放において、政治的、神学的違いによる宗
 帝国的支配 → ローマ
派が派生。)
 直接的統治 → ヘロデ
• パリサイ派(律法厳守、分離主義)
→ 今の正統派ユダヤ教の源流
• サドカイ派(神殿礼拝固持、ローマとの折り合
いをつける現実主義)
• 宗教的支配 → ユダヤ人指導者
• 自由のための指導者たちが、かえって民を束
縛してしまった。
• メシヤ的支配 → イエス(山上の垂訓)
• エッセネ派(世を捨て、クムランでメシヤ待望)
9
※ 聖書以外の文献:ヨセフスの著作
 ナバテア王国(ヨルダン南部)
• 「ユダヤ戦記」と「ユダヤ古代誌」
• 遊牧民アラビア人。エドム人のペトラに移住
• ユダヤ反乱時の軍人。ローマに降伏。
• 通商によって栄えた王国。
支配地域
イエス時代のエルサレム
 中心はヘロデの建てた神殿
• モリヤ山の周りに神殿の敷地のための擁壁を
建てる。
• 巡礼者は、南壁の階段から入る。
 その南にダビデの町(元祖エルサレム)
• ギホンの泉から南のシロアムの池までにヒゼ
キヤの水道
• ヨアブが這い上がった縦坑
• 礼拝者は南の門(シロアムの池)から上り、神
殿に向かう。
• 初めはヘロデ大王が支配、紀元前 4 年に死後、
息子三人に分割統治。
• アルケラオスは失政のため追放、ローマの直
接統治(ユダヤ属州、カイザリヤが首府)。
• ガリラヤとペレア(ヨルダン中部)はアンティパ
ス、バシャンがピリポ、サマリヤとユダヤがユ
ダヤ属州
 デカポリス
• ギリシヤの 10 の植民地の町の総称。
• 東方におけるヘレニズム文化の中心。
• 免税の特権、自治通商のために都市同盟を
結んで、ローマのシリヤ総督の支配下。
• ベテ・シェアン(スキトポリス)など。
10
 下町は貧しい人々、上町に裕福な人々
• ロビンソンのアーチ(祭司が上町から神殿に
入るための通路)
• 上町にカヤパの家と屋上の間(最後の晩餐、
聖霊降臨)
• 上町にヘロデの宮殿
 北西にゴルゴダの丘(聖墳墓教会)。当時は
城壁の外にあった。
 北にゴルドンのカルバリ(園の墓)
→ プロテスタントの所有
 北東、神殿の丘の北にベテスダの池
 神殿の丘の北に隣接しているアントニア要塞
(ここでイエスが十字架刑判決受ける)
11
イエスの宣教旅行
12
福音書に見るガリラヤ宣教
出来事
時
ナザレからカペナウムへの旅(約 30 歳) 28 年
ヨルダン川でヨハネから浸礼
ユダの荒野で誘惑
40 日
場所
福音書箇所
カペナウム
ルカ 3:23,マタイ 4:13
ヨルダン川
マルコ 1:9-11,マタイ 3:13-17
荒野
マルコ 1:12,ルカ 4:1,マタイ 4:1
ヨルダン向こう岸
浸礼の場所で 5 人の弟子を召す
ベタニヤ
弟子たちと共にガリラヤへ戻る
ヨハネ 1:28-42
ガリラヤ
ヨハネ 1:43
カナ
ヨハネ 2:1
カペナウム
ヨハネ 2:12
エルサレム
ヨハネ 2:13
エルサレム
ヨハネ 2:14
エルサレム
ヨハネ 3:1-21
浸礼を授けに弟子たちと立ち去る
ユダヤ
ヨハネ 3:22
北上しサマリヤの女と会う
サマリヤ
ヨハネ 4:4-5
サマリヤ
ヨハネ 4:39-42
浸礼者ヨハネ捕らえられる
ティベリヤ?
マタイ 4:12,マルコ 1:14,ルカ 3:19
ガリラヤへ帰る
ガリラヤ
ヨハネ 4:43
ナザレの会堂でイザヤ書朗読
ナザレ
ルカ 4:16-30
ガリラヤで歓迎受ける
ガリラヤ
ヨハネ 4:44-45
王室の役人の息子癒す
カナ
ヨハネ 4:46-54
カペナウム
マルコ 1:21,マタイ 4:13,ルカ 4:31
宣教を始める
カペナウム
マタイ 4:17
ペテロ、ヤコブ、ヨハネ召される
タブカ
会堂で汚れた霊に憑かれた男癒す
カペナウムの会堂
マルコ 1:23,ルカ 4:33
ペテロの姑の熱を癒す
ペテロの家
マルコ 1:29,マタイ 8:14,ルカ 4:38
巡回、宣教と癒し
ガリラヤの会堂
マルコ 1:39,マタイ 4:23
らい病人を癒す
ガリラヤの町
マルコ 1:40,ルカ 5:12
カペナウムに戻る
カペナウム
マルコ 2:1
中風の者を癒される
カペナウム
マルコ 2:3,マタイ 9:2,ルカ 5:18
取税人マタイを召される
カペナウム
マルコ 2:14、マタイ 9:9,ルカ 5:18
カナで水をぶどう酒に
28 年
カペナウムへ移動、宿泊
過越の祭りでエルサレムへ
4月
宮きよめ
ニコデモ、イエスに会う
サマリヤ人が信仰持つ
カペナウムに動く
夜
2日
29 年
マタイ 4:13-,マルコ 1:16-,ルカ
5:1-
13
ユダヤ人の祭りのためエルサレムへ
4/5 月
エルサレム
ヨハネ 5:1
ベテスダで足なえを直す、安息日に
安息日
ベテスダの池
ヨハネ 5:2-19
ガリラヤ湖
ヨハネ 6:1
ガリラヤの会堂
マルコ 3:1,マタイ 12:9,ルカ 6:6
ガリラヤ
マルコ 3:7,マタイ 12:15
ガリラヤへ戻る
片手のなえた者、安息日に癒す
大勢の者を癒す
12 人を使徒に選ぶ
安息日
ガリラヤの丘
(カペナウム近辺)
マルコ 3:13,マタイ 10:1,ルカ 6:12
山上の垂訓
ガリラヤの丘
マタイ 5-7
百人隊長の僕を癒す
カペナウム
マタイ 8:5,ルカ 7:2
宣教、癒し続ける
ガリラヤ
やもめの息子を生き返らせる
ナイン
ルカ 7:11-16
12 弟子と女たちと共にガリラヤの旅
ガリラヤ
ルカ 8:1
ガリラヤ湖を渡るため舟に乗る
ガリラヤ湖上
マルコ 4:35,マタイ 8:18,ルカ 8:22
嵐をしずめる
ガリラヤ湖上
マルコ 4:37,マタイ 8:24,ルカ 8:22
ゲラサ人の地へ
デカポリス
マルコ 5:1,ルカ 8:26,マタイ 8:28
レギオンを追い出し、豚は湖へ
クルシ
マルコ 5:1,ルカ 8:26,マタイ 8:28
立ち去るように要求される
ゲルゲサ
マタイ 8:34,マルコ 5:14,ルカ 8:34
舟でカペナウムへ
カペナウム
マルコ 5:21
ヤイロの娘を生き返らせる
カペナウム
マルコ 5:22,マタイ 9:18,ルカ 8:40
ナザレへ
ナザレ
マルコ 6:1
再び拒否される
ナザレ
マルコ 6:1,マタイ 13:54
ガリラヤへ
ガリラヤ
マタイ 13:58,マルコ 6:6
12 使徒を宣教に遣わす
ガリラヤ
マルコ 6:7,マタイ 10:5,ルカ 9:1
宣教の旅から 12 人が戻る
カペナウム
マルコ 6:30,ルカ 9:10
12 人と舟に乗って静かな所へ
ガリラヤ湖上
マルコ 6:32
五千人の給食
ベテサイダ近辺
弟子たち再び舟に
ガリラヤ湖上
マルコ 6:45,マタイ 14:22
水の上を歩く
ガリラヤ湖上
マルコ 6:48,マタイ 14:25,ヨハネ 6:19
ゲネサレの岸に到着
ゲネサレ
マルコ 6:53,マタイ 14:34
大勢を癒す
ゲネサレ
マルコ 6:53,マタイ 14:34
家に戻り、命のパンについて教える
カペナウム
ヨハネ 6:24
14
マルコ 6:33,マタイ 14:14,
ルカ 9:10,ヨハネ 6:5
ツロとシドンの地方へ
ツロ、シドン
マルコ 7:24,マタイ 15:21
異邦人の女の娘を癒す
ツロ
マタイ 15:22,マルコ 7:25
デカポリスへ戻る
デカポリスの岸
マルコ 7:31
聾、おしを直す
デカポリス
マルコ 7:32
四千人の給食
デカポリス
マルコ 8:1,マタイ 16:5-12
舟でマグダラへ
マグダラ近辺
マルコ 8:10,マタイ 15:39
パリサイ派とサドカイ派が徴を求める
マグダラ近辺
マルコ 8:11,マタイ 16:1
ベツサイダへ
ベツサイダ
マルコ 8:22
盲人を癒す
ベツサイダ
マルコ 8:22
ピリポ・カイザリヤへ(上ガリラヤ)
ピリポ・カイザリヤ
マルコ 8:27,マタイ 16:13
ペテロが、イエスをキリストと告白
ピリポ・カイザリヤ
マルコ 8:29,マタイ 16:16
ダボル山?ヘルモン山?
マルコ 9:2,マタイ 17:1,ルカ 9:28
変貌し、モーセとエリヤも
ダボル山?ヘルモン山?
マルコ 9:2,マタイ 17:1,ルカ 9:28
癲癇の子を直す
ダボル山?ヘルモン山?
マルコ 9:14
ガリラヤへ
カペナウムへ
マルコ 9:30,マタイ 17:22
ご自分の最後を弟子たちに伝える
ガリラヤ
マタイ 17:22
神殿税を魚を獲らせて支払う
カペナウム
マタイ 17:24-27
ユダヤ人から守られるためガリラヤに
ガリラヤ
ヨハネ 7:1
ガリラヤを去られる
ガリラヤ
マルコ 10:1,マタイ 19:1
高い山へ
6 日後
15
訪問地の聖書背景
ヨルダンと聖書の関わり
2月16日(火)
旧約時代
ヨルダン中部
1. 族長時代
① ソドムとゴモラの王の戦い(創世記 14 章 王
の道)
② ヤコブが御使いと格闘
2. 周囲の国々(北:バシャン、シホン、中:アモン
とモアブ、南:エドム)
3. 約束の地へ
① モーセ率いる新世代のイスラエルの約束の
地への旅(民数記 20 章以降、申命記 1‐3 章)
② 二部族半(マナセ、ガド、ルベン)の相続地
4. 士師時代(ギデオン、エフタなど)
5. 王国時代
① サウルの埋葬、ダビデのアブシャロムとの戦
い等、統一王朝の一部
② 南北時代
i エリヤの出身、エリシャの活動の一部(ヨル
ダン川を渡り、エリヤ昇天)
マダバ Madaba
 モアブの町
• 「王の道」の道沿いにある町
• モアブとエモリ人シホンの町の境(民数 21:30、
ヨシュア 13:9)
• ルベン族相続地(ヨシュア 13:9)
• イザヤ預言(イザヤ 15:2)
 ハスモン(Hasmonean)朝、
ナバテア(Nabatian)王国へ変遷
 ローマ時代、ビザンチン時代
ii エフーの宗教改革
• 多くの教会の監督、殉教者
iii シリヤ王ハザエルにより削り取られる、アッ
• ペルシヤの侵略で破壊(614 年)
シリヤによる捕囚
新約時代とその後
1. ヘロデ大の分割統治の「ペレヤ」(中部)と「デ
カポリス」(北部)
① バプテスマのヨハネの活動(「エリヤの霊と
力によって」)と斬首の場所
 1880 年、カラク(Karak)にいたアラブ人キリス
ト教徒が移住
• 1890 年、教会堂建設中に、560 年頃のビザン
チン時代のイスラエルとエルサレムのモザイク
地図を発見。
• 「モザイクの町」と呼ばれる。
② イエスの活動、バプテスマを受けられた所
(「ヨルダンの向こう岸のベタニヤ」ヨハネ
1:28)
2. 初期教会(ビザンチン朝、教会堂の跡)
ネボ(Nebo)山
 モーセが、約束の地を見た所。申命 34:1-5
- ギルアデ(Gilead)をダン(Dan)まで、
① 数多くの教会(ベタニヤ付近、マダバなど)
- ナ フ タ リ (Naphtali) の 全 土 、 エ フ ラ イ ム
② 教会内のモザイク
(Ephraim) と マ ナ セ (Manasseh) の 地 、 ユ ダ
3. 終末預言
① モアブに対する預言: イザヤ 16 章 3‐5 節
反キリストからの逃れの地
② エドムに対する預言: イザヤ 63 章 1‐6 章
主イエスの来臨の地(ボツラ、エドム)
16
(Judah)の全土を西の海まで、
- ネゲブ(Negev)と低地、すなわち、なつめやしの
町エリコ(Jericho)の谷をツォアル(Zoar)まで。
 モーセの死んだところ(申命 34:4-8)
ヨルダン川 Jordan River
 「下降する川」の意。
 「ヘルモン山(標高 2,814 メートル)などが連な
るアンチレバノン山脈やゴラン高原などに端を
発し、途中ガリラヤ湖となって北から南へと流
れ、ヤルムーク川・ヤボク川などの支流をあわ
せて死海へと注ぐ全長 425 キロメートルの河
川」(ウィキペディア)
 カナン、約束の地など境界(民数 22:1,申命
1:5,ヨシュア 2:10,1歴代 26:30 等)
• ヤコブ、カナンの地に戻る(創世 32:10)
• モーセ、川を渡ることを禁じられる(申命
3:27,31:2)
• イスラエル、この川を渡る(ヨシュア 3:1‐17)
• 七つの部族の境
 士師時代の戦い
• エフデ(3:28)、デボラ(5:17)、エフタ(10:8‐9)
 サムエル記の時代
• ペリシテ人からの逃亡(1サムエル 13:7)
• ヨアブからアブネル逃亡(2サムエル 2:29)
• ダビデがアラム(シリヤ)を追跡(2サムエル
10:17)
• ダビデ、アブシャロムから逃げる(2サムエル
17:16、17:24)。そして帰還(19:15‐43)
• ヨアブの人口調査(2サムエル 24:5)
ヨルダンの向こうのベタニヤ
 南北分裂時代
(Bethany beyond Jordan) ヨハネ 1:28
• エリヤ、烏に養われる(1列王 17:3‐5)
 エリヤがエリシャと共にエリコからヨルダン川
• エリヤとエリシャ、川を分ける(2列王 2 章)
を渡り、そこで天に昇る。(2列王 2 章)
• ヨシュアの約束の地を想起。
 バプテスマのヨハネは、「エリヤの霊と力で主
の前ぶれをし(ルカ 1:17)」と予告される。
 ヨハネは、「ヨルダンの向こう岸」すなわち、東
岸地域で活動。
 イエスが、ヨハネからバプテスマを受けられる。
(マタイ 3 章 13‐17 節)
• イエスは、「ヨハネが初めにバプテスマを授け
ていた所(ヨハネ 10:40)」に行かれた。
 初期のビザンチン朝時代の教会が数多く見つ
かる。
• ナアマン、癒される(2列王 5:8‐14)
• らい病人四人がアラム人追跡(2列王 7:15)
• アラム王ハザエルが征服した境(2列王 10:33)
 詩歌と預言書にあるヨルダン川
• ヨブ 40:23,詩篇 42:6,イザヤ 9:1,エレミヤ 12:5,
エゼキエル 48:18,ゼカリヤ 11:3
 バプテスマのヨハネとイエス
• ヨハネの宣教地(マタイ 3:1‐6 など)
• イエスの受洗地(マタイ 3:13-17 など)
• イエスの宣教地(マタイ 4:15,25,19:1,マルコ
3:8,10:1,ルカ 4:1,ヨハネ 10:40)
 千年王国の東の境(エゼキエル 47:18)
17
モアブの草原 Plain of Moab
王の道(King’s Highway)にある町々
イザヤの預言でモアブ対する裁き(15:1-4)。
 イスラエルの民が約束の地に渡る前に宿営地
• バラムの預言とペオル事件(民数 22‐25 章)
• 人口調査(26-27 章)
• 祭司エルアザルとヨシュアの任命(27 章)
• ルベン、ガド、マナセ半部族の相続(32 章)
• モーセの最後の説教(申命記全体)
ヘシュボン Heshbon(ヒスバン Hisban)
2月17日(水)
 シホン王の首都(民数 21:26)
死海から王の道
 ガド族とルベン族の割り当て地の境(ヨシュア
13:26‐27)
死海
 シリア-アフリカ大地溝によって、ガリラヤ湖、ヨ
ルダン渓谷、死海、アラバ、紅海は低くなって
おり、死海は海面下 420 メートルという、世界
の陸地で最も低い地点。
 ヨルダン川などから水が流入するが流出する
 魚の池(雅歌 7 章 4 節)、ぶどう畑(イザヤ書
16 章)
 アッシリヤのサルゴン二世によって、イスラエ
ルが捕囚の民となった所
 モアブ人が再移住、そしてエルサレム破壊の
二年前、紀元前 588 年にバビロンへ捕囚
のは水の蒸発のみ。したがって塩分やその他
の鉱物が残り、塩濃度 30 パーセント。
 聖書での呼称:「塩の海」(創世 14:3,申命
3:17)、東の海(ヨエル 2:20,エゼキエル 47:18、
ゼカリヤ 14:8)、アラバの海(申命記 3:17,2列
王 14:25)
 五人の王と四人の王の戦い(創世 14:1-12)
 イスラエル部族の境界(民数 34:3,ヨシュア
15:2,5,18:9)
 御国において死海は癒え、魚も棲む(エゼキ
エル 47:6-12)
18
マカエラス Machaerus (ムカウィール Mukawir)
バプテスマのヨハネが斬首された、ヘロデの要塞
(マルコ 6:17-29)
(ヘロデは、要塞化した宮殿を、その他、エリコ、ヘロデオ
 ナバテア王国
ン、マサダにも持っていた。)
 キリスト教化
 イスラム化
ディボン Dibon (ジバン Dhiban)
有名な「メシャ碑文(Mesha Stele)」
 十字軍の奪還、しかし、ルノー・ド・シャティヨン
がサラディーンに負ける。
「 オ ム リ は イス
ラエルの王で
ゼレデ(Zered)川
あり、彼は長年
( ワ デ ィ ・ ア ル ・ ハ サ Wadi Al
に渡ってモアブ
Hasa)
を虐げていた
 モアブとエドムの境。
が、このために
 この時点でイスラエルの古い
ケモシュは憤っ
世代は死に絶える。(申命
ていた-彼の地
2:13-14)
に対して。そし
て彼の息子が
エドム Edom
彼の地位に君臨し、彼は同じく語った。「私はモアブ
 ヤコブの兄の子孫
を虐げるであろう!」。私の日々に彼はそう語った。
 エドムの地を表す「セイル」=
しかし私は彼と彼の家を見下ろし、そしてイスラエル
「ごつごつした」の意。もう一
は敗北した。それは永久に敗北した!そしてオムリ
つのこの地の町は「セラ」=
はメデバの地を奪い、彼はそこに居住した」
「岩」 。「セイル」という名前も。
列王記第二 3 章と比較!
• 太陽反射によって色彩を変え、朝は薄青色、
夕方にかけてピンク、赤、紫色に変化。
アルノン(Arnon)の奔流の
谷 (ワディ・ムジブ Wadi
言(3 節)。
 モーセたちの通過を拒む(民数記 20:14‐23)
Mujib)
 モアブ国境(民数
21:13;22:3;
• 岩によって囲まれているところ。オバデヤが預
申
• 荒野の旅のイスラエルの民の旅程(申命 2:8)
命
2:24;3:16)
 南北王朝時代はガドと
2月18日(木)
ペトラ半日探訪
ルベンの相続地(2列
王 10:32-33)
ペトラ Petra (岩という意味)
「時の刻みが止まった薔薇色の古代都市」
カラク Karak
 ボツラだと言われる。エドム人の首都。
(キル・モアブ Kir Moab)
 紀元前一世紀頃から、ナバテア人(貿易をす
 モアブの首都
• キル・ヘレス(エレミヤ 48:31)、キル・ハレセテ
(2列王 3:25)
• ヨシャパテとヨアブの連合軍によって、メシャが
敗れる(2列王 3 章)
 アッシリヤ王アシュルバニパルによって倒れる
るアラビア人)が居住。
(エドム人はユダの南へ、イドマヤ人と呼ばれる。)
 ナバテア(Nabatian)王国の首都
 ローマ
 ビザンチンによるキリスト教化
 363 年、地震により破壊
19
ボツラ Bozrah についての預言
1. 反キリストの出現後、イスラエルの民が逃げる
所。(マタイ 24:16;黙示 12:14;ミカ 2:12)
ミカ 2:12 の「おり」の原語は「ボツラ」
2. 地形による保護(イザヤ 11:41;ダニエル 11:41)
イザヤ 11:41 の「セラ」はエドムの町
3. キリストによる戦い(エレミヤ 49:13-14;イザヤ
63:1-4)
• ヘロデは彼女と離縁して、ヘロデ・ピリポの妻
ヘロデヤを自分の妻にした。
• アレタスは怒りヘロデと戦い、ダマスコ攻略。)
ナバタイ人について
 古代アラブ人の一つ。
 香料貿易(没薬、乳香)で繁栄、遊牧から定住、
隊商の安全・関税によって富の蓄積
 イスラム教の前、アラブ人は多神教を拝んで
いた。ギリシヤ神話との習合。
ハルマゲドン(Armageddon)の戦い
 水利施設が発達
 エドム人から引き継いだ土器技術
 ナバタイ文字はあったが、碑文資料に欠け、
周辺のユダヤやローマの文献に依拠、未だに
多くのことが謎。
 ローマ帝国の属国(二世紀)
 キリスト教化(2-3世紀)
 大地震の後、廃墟、1812 年スイスの探検家
が現地人の目をかいくぐって遺跡を確認。
ペトラの見どころ
 遺跡入口
• ジン・ブロックス、トリクリニウム、
• オベリスクの墓(ネペシュ(魂)が宿る)
 シーク(狭い岩山の裂け目)
• 水路とダム、ナバタイの神々、壁龕
 エル・ハツネ(宝物殿)
1.反キリストと諸軍のメギドへの集結
• 葬祭殿ではなかったかと言われる。
4.ボツラに対して、反キリストが進軍
• 壁面を削りながらの建造
5.イスラエル人の悔い改め
6.キリストの再臨
7.ボツラからヨシャパテの谷への戦い
8.オリーブ山に立つ。
ファサード、ペディメント、トロス、イコノクラスム
• エジプト、ギリシヤの神々
 ファサード通り(通り)
• 岩窟墓
• 階段上の装飾、メソポタミアの影響
聖書に出てくるナバテア王国
 ダマスコにいるパウロを捕えようとした「アレタ
王の代官」(2コリント 11:32-33)は、ナバテア
最盛期のアレタ四世。
 ローマ円形劇場(8500 人収容)
• ロクリと呼ばれる遺体保存の洞窟
• 葬儀場の可能性
 犠牲祭壇
 パウロが行った「アラビヤ」(ガラテヤ 1:17)
• すべてくりぬかれたオベリスクや祭壇
 ヘロデ・アンティパスの最初の妻は、アレタ四
• 山羊などのいけにえ、乳香・没薬など
世の娘。
20
 王家の墓(右側奥)
• 壺の墓、シルクの墓、コリント式墓、宮殿の墓、
セクスティウス・フロレンティヌスの墓
 柱廊通り(ペトラの中心部)
ローマ属州(107 年)後の大改装
 ツィケラグにダビデがいたとき、ここを略奪した
と偽る(1サムエル 27:10)
 エリヤ、イゼベルから逃げる(1列王 19:4-7)
 ペリシテ人、アハズから取る(2歴代 28:18)
• ニンファエウム(噴水施設)
 詩篇 126:4「ネゲブの流れのように」
• 凱旋門とテメノス(聖域)
 預言書:エレミヤ(17:26,32:44,33:13)、エゼ
• 大神殿(ペトラで最大の建物)
キエル(20:46,47,21:4)、オバデヤ(1:19)、ゼ
• カスル・アル・ビント(ドュシャラー神)
カリヤ(7:7)
• 有翼ライオンの神殿(ウッザー神)
 アラバ、パランの荒野、シンの荒野
• ペトラ教会(ビザンチン朝)
 ナバテヤ人、ペトラからガザまでの「香の道」
 エド・ディル(修道院)
• 最も巨大なモニュメント
アラバ(Arabah)
• 十字架が彫られていて、教会に使われた。
 ヨルダン地溝帯の一部
• オボダス王(アブダットの名)を祭る所。
 ガリラヤ湖の
下から紅海ま
2月19日(金)
での低地であ
エイラットから死海へ
るが、通常、
死海から紅海
エイラット(Eilat)
までの地域を
 シナイ半島とアラビア半島の間にある部分が
指す。長さ
「アカバ湾」。
 エジプト、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビ
アが使用。
 荒野の旅(民数 14:25; 21:4; 33:10–11; 申命
1:1, 40; 2:1)
 エイラットとアカバ(申命記 2:8)
• ヨルダンのアカバが「エツヨン・ゲベル」、イスラ
エルとヨルダンの国境辺りに「エラテ」
166 キロ、巾
10‐15 キロ
 水面下 393 メ
ートルから始
まり 、103 キ
ロ辺りで 200
メートル、77 キロ辺りから水面に戻る。
 東はエドム山地(薄い蒼色から、夕方にかけ
• ソロモンと王の交易の町(2歴代 8:17‐18)
てピンク、赤、紫に変わる)、ネゲブ山地は石
• ヨシャパテ(1列王 22:47-48)、ウジヤ王(2
灰岩と火打石
列王 14:22、2歴代 26:2)、アハズ(2列王
16:6)。
 聖書
• 五人の王の戦い(創成 14:1‐12)
• アラバの町の破壊(創世 19:1‐29)
ネゲブ(Negev)
• 荒野の旅(申命 1:1,2:8)
 アブラハムの故郷
• ヨシュアの占領地(ヨシュア 11:16,12:1‐3)
(創世 12:9,13:1,20:1,21:14)
• イシュマエル(21:14,20-21)、イサク(24:62)
 荒野の旅の舞台(民数 10:12,12:16,13:3,26)
• 12 人のスパイをここから派遣(民数 13:17)
 ヨシュア(ヨシュア 11:16)、ユダ(士師 1:9)。
• イスラエルによる占領(ヨシュア 1:7,3:10,4:49)
• 約束の地の東境(ヨシュア 18:18)
• ダビデ、アラム人に勝つ(2サムエル 8:13)
• ダビデ、エドム人に勝つ(1歴代 18:10‐13、詩
篇 60 篇)
21
• シェバの女王の旅行ルート
• アマツヤがエドム人に勝つ(2列王 14:7、2歴
 約束の地、ユダの割り当て地の南境(民数
34:3-4; ヨシュア 15:1,3)
代 25:11)
ティムナ Timna 国立公園
イスラエル側の死海へ
マサダ(Masada)
 実物大の幕屋(出エジプト 25 章以降を読む!)
 おそらくダビデの要塞だった(1サムエル 22:45,23:14,24:22)
 ヘロデ大王が建てた要塞(36B.C.)
• 自分の家族をパルティア人の侵略から守るた
めにここに避難させる。
 ユダヤ人反乱(66-73 年)
• カイザリヤ(Caesarea)から勃発
• ガリラヤでの鎮圧(アルベル山、ミグダルも)
• エルサレム攻囲戦 (70 年)
預言者やイエスご自身の警告の中心
 ソロモンの柱
 マサダ篭城(73 年まで)
• 銅を採掘した結果、できた石柱。
• 熱心党の急進派「シカリ」の主導
• モーセが青銅が出ることを言及(申命 8:7-9)
• エルサレム陥落後、エルアザル・ベン・ヤイル
に率いられ 967 人の男、女、子供が篭城。
パラン(Paran)の荒野
• ローマ軍一万五千人による包囲
 荒野の旅において、南からシナイの荒野、パ
• 73 年、ローマの傾斜路により陥落。直前集団
ランの荒野、そしてシンの荒野。
 聖書の記述
• 五人の王の侵略(創世 14:6)
• イシュマエル、アブラハムの家から追い出され
た後、ここで育てられる。(創世 21:21)
• 荒 野 の 旅 ( 民 数 10:12;12:16-13:29; 申 命
自決、生き残り(女 2 人と子供 5 人のみ)。
 1838 年に位置が発見され、1963 年から本格
的な発掘。
• シナゴーグで、申命記 33-34 章、エゼキエル
35-38 章発見(干からびた骨の幻も含むまれ
ている)。
1:1;33:2)
• ダビデがサウルから逃れた場所の一部(1 サ
ムエル 25:1)
• エジプト人ハダデがソロモンから逃げた道(1
列王 11:17‐18)
 アカシヤの木(幕屋の祭具の材料に使用)
シン(Zin)の荒野(渓谷)
エン・ゲディ(En Gedi)
 死海付近のオアシス
• エン・ゲディのぶどう畑(雅歌 1:14)
 ダビデの隠れ場(1サムエル 24 章)
• 鹿(詩篇 42:1)
 千年王国の死海での漁(エゼキエル 47:10)
 イスラエルの十二人が偵察へ(民数 13:3‐21)
 荒野の旅の一部(民数 20:1; 27:14; 33:36;
申命 32:51)
 ミリヤムの死(民数 20:1)
 メリバの水(民数 20:2‐13; 申命 32:51)
 エドムに通過を願う(民数 20:14‐21)
22
クムラン(Qumran) ※おそらく入場不可
 塩の町(ヨシュア 15:62)、ウジヤ王が建てた
やぐらの荒野(2歴代 26:10)かも。
 新約時代、エッセネ派共同体のあった所
• 紀元前二世紀に移住、地震の後、再建
(4B.C.-6A.D.)
• ローマによって破壊(68A.D.)
 死海文書の発見(1947 年)
• いちじく桑が今もエリコにある。
 現代のエリコはパレスチナ自治区の町。1 万 6
千人が住み、農業が盛ん。
• それまでの旧約聖書の本文はマソラ(1008
年)。紀元前二世紀の写本とほとんど変わらな
ユダの荒野 Wilderness of Judah
い(ローマ 3:1)。
 ワディ(涸れ川)・ケルト(エリコからエルサレム
までの渓谷)からネゲブまでの、死海の西に
広がる荒野。
 ダビデがサウルから逃げた所(1サムエル 2326 章、詩篇 3)
• アブシャロムから逃げた時もここに来ている(2
サムエル 17:16)
 バプテスマのヨハネの活動場所
• 育ったところ(ルカ 1:80)
• 召しを受ける(ルカ 3:2)
• 宣教(マタイ 3:1-4 等)
エリコ(Jericho) ※遠景のみ
 イエスが誘惑を受けられた(マタイ 4:1-4 等)
 主要道路にあるオアシスの町、分岐点として
 エリコからエルサレムの道が、良きサマリヤ人
多数の言及あり(民数 22:1、申命 32:49、ヨシ
ュア 3:16 等)
 棕櫚(=なつめやし)の町(申命 34:3、ヨシュア
エルサレムにて、ユダヤ教徒のお宅でシャバッ
ト・ディナー(Shabbat Dinner)
1:16 等)
 ヨシュアによるエリコ陥落(ヨシュア 6 章)
• エリコは世界で発見された最古の町
2月20日
エルサレム旧市街(キリスト教関連中心)
• 壁の崩れた千四百年頃の遺跡発見される
• ヨシュアの呪い成就(1列王 16:34)
 預言者学校の一つ(2列王 2 章)
• エリヤとエリシャの会話
エルサレム Jerusalem
 「神の平和」の意。聖書の中で最も多く出てく
る町(811 回) 別名「シオン」。詩篇 122 篇
 最後のユダの王ゼデキヤが捕えられる(2列
王 25:5)、捕囚後、帰還民によって再建(エズ
エルサレムの聖書の歴史
ラ 2:34、ネヘミヤ 7:36)。
 アブラハム
 新約時代のエリコ
• ヘロデにより建てられ、自身そこで死ぬ。
• 良きサマリヤ人(ルカ 10:30)
 盲人バルテマイの癒し(マタイ 20:29-34,マル
コ 10:46-52,ルカ 18:35-43)
• メルキデゼクによる祝福(創世 14:18-20)
• イサクをささげる(モリヤの山)
 ダビデ
• カナン人のエルサレム王をヨシュアが倒す
(10:23)
• 「彼らがエリコを出て行くと」(マタ 10:46)と「イ
• エブス人が住む(ヨシュア 15:63,士師 1:21)
エスがエリコに近づかれたころ)(ルカ 18:35)
• レビ人とそばめは泊まらず(士師 19:10-13)
→旧エリコから新エリコに向かっていた。
• ダビデが奪還(2サムエル 5:4-10)
 ザアカイの話(ルカ 19:1-10)
• 契約の箱が留まるところ(2サムエル 6:1-19)
23
• とこしえの神の家(2サムエル 7:1-16)
 揺がない都(詩篇 125)
 ソロモン
• 神殿(1列王 8:1-11)と宮殿(9:19)
• 富強の町(1列王 10:26-27)
 歴代のユダ王の都(2歴代 10 章以降)
 バビロンによる破壊(2列王 25 章)
 預言(ミカ 3:9-12,エレミヤ 7:1-15)、詩篇(137)
 神殿再建
• ペルシヤ初代王クロス(エズラ 1 章)
• 城壁再建(ネヘミヤ 1 章)
 詩歌と預言書に 6 千以上の言及
 福音書の中心地
• ヘロデ王の建てた神殿(ヨハネ 2:18-20)
• イエスの誕生後の献児、また例祭に参加
• イエスが殺され、復活!(マタイ 16:21)
• 預言、ローマによる破壊(ルカ 21:20-24)
 教会誕生と宣教の始まり(使徒 1:8)
 再臨の主の中心地
• ユダヤ人の帰還(詩篇 126)
• 全世界の軍隊が攻め込み、主が救われる(ゼ
カリヤ 12 章)
エルサレムの谷
 ケデロン(キデロン Kidron)の谷
• 34 キロ先の死海へつながる
• ダビデがアブシャロムから逃亡(2サム 15:23)
• 主が立たれる(ゼカリヤ 14:4,詩篇 50)
• 偶像を王が砕いたところ
• 全世界の民が礼拝しに来る(ゼカリヤ 14:16-
• アサ(1列王 15:13)、ヒゼキヤ(2歴代 29:16)、
17,イザヤ 2:2-4)
 天のシオン
ヨシヤ(2列王 23:4-7)
• イエスがゲッセマネへ渡られた(ヨハネ 18:1)
• 死んだ後に信者が集まる(ヘブル 12:22)
• 将来、聖になることの約束(エレミヤ 31:40)
• 新天新地において主が住まわれる
• 神殿の丘とオリーブ山との間のケデロンの谷
 黙示 21 章の幻
を「ヨシャパテの谷」といい、異邦人がさばか
 詩篇の約束
れる(ヨエル 3:1-3,12,14,マタイ 25:31-46)
(46:4,48:1-2,87 篇,99:2,132:13,135:21)
 ヒノム(Hinnom)の谷
• 意味 堕落と罪の谷、ギリシヤ語では「ゲヘナ」
エルサレムの変遷
• エルサレムを囲むように西から南へのび、ケ
1.
元祖エルサレム(ダビデ)
デロンの谷につながる。
2.
ソロモンによって「神殿の丘」
• ユダとベニヤミンの境(ヨシュア 15:8,16)
3.
ヒゼキヤとマナセによる拡張
• アハズ、マナセが自分の子を焼く(2歴代
28:3,33:6)
• 「トフェテ」として知られ、ヨシヤが破壊する(2
列王 23:10)
• 「血の畑」マタイ 27:5-10,使徒 1:18-19
24
 チオペロン(Tyropeon)の谷
• 神殿の丘、オフェル、ダビデの町の西を走って
いて、ケデロン谷とヒノム谷のところで集合。
6)アンナス邸
第一訊問
7)カヤパ邸
8)ピラトによる
9)ヘロデ・アンティパスの訊問
10)ピラトによる第二訊問
11)受難の道
12)ゴルゴタと墓
オリーブ山(Mt.Olives)
ゲッセマネ(Gethsemane)の園
 旧約時代
• ダビデの逃避(2サムエル 15:30)
マタイ 26:30–56; マルコ 14:26–52;
• 主の栄光が最後に去る(エゼキエル 11:23)
ルカ 22:39–53; ヨハネ 18:1–11
 イエスの時代
• 棕櫚の聖日(マタイ 21:1-11 等)
ベテスダ(Bethesda)の池
泣かれた(ルカ 19:41-44)
(聖アンナ教会敷地内)
→ 主の泣かれた教会(Dominus Flevit)
 38 年間足なえの男が立ち上がった話(ヨハネ
• 終わりの日の話(マタイ 24:3-25 等)
5:1-9)。この事件が十字架へのきっかけ。
• 退かれた(マタイ 26:30,マルコ 14:26 等)
 神殿の用水
• ここから昇天(使徒 1:6-12)
 旧約時代
 イエスの再臨
• おそらくアハズが作った「上の池」は北の池の
• この山に立たれて、真二つに分かれる(ゼカリ
ヤ 14:1-5)
こと(イザヤ 7:3)
• アッシリヤ王の使者ラブ・シャケ(2列王 18:17、
 ゲッセマネがこの山にある(マタイ 26:30-56 等)
イザヤ 36:2)
 紀元前三世紀に南の池
イエスの最後の週
 150B.C.-70A.D.は、医療と儀式のために用い
られた。そこで奇蹟が起こる。
ヴィア・ドロローサ(Via Dolorosa)
 イエスが十字架を背負い、ゴルゴダまで歩か
れた道(カトリックの伝承あり)
第一留 イエス、死刑の宣告を受ける (マルコ
15:1-20 等)
第二留 イエス、十字架を担わされる (ヨハネ
19:17)
第三留 イエス、初めて倒れる
第四留 イエス、母マリヤに会う
第五留 イエス、クレネのシモンの助力を受ける
(マタイ 27:32 等)
第六留 イエス、ヴェロニカより布を受け取る
第七留 イエス、再び倒れる
第八留 イエス、エルサレムの婦人らを慰める
(ルカ 23:28)
1)入城凱旋 2)宮清め
3)その後の日々の動
第九留 イエス、三度目倒れる
き
5)イエス捕えられる
第十留 イエス、布を剥がれる (ヨハネ 19:13 等)
4)最後の晩餐
25
第十一留 イエス、十字架に釘付けされる (ヨハ
ネ 20:25,27 等)
第十二留 イエス十字架に死す (マルコ 15:37)
• 何回か建て直され、現存のものは十字軍によ
って建てられたもの。
 根拠
第十三留 イエス、十字架より下ろされる (ヨハ
ネ 19:31-38)
第十四留 イエス、墓に葬られる (マタ 27:59-60)
• 当時の城壁の外にあった(ヘブル 13:12)
• 紀元前七世紀に石切り場であった
• 一世紀に埋め立てられ、園になった。
• 少なくとも一世紀からの四つの墓がある。
エッケ・ホモ教会
クライスト・チャーチ(Christ Church)
 「さあ、この人です。(ヨハネ 19:5)」
(ヨッパ門のそば、アルメニア地区)
 神殿の丘の北アントニア要塞、ピラトの裁判の
 中東で初めてのプロテスタントによる宣教(英
席「ガバタ(敷石)(13 節)」のある所
 イエスを鞭打ちしたと考えられる場所
国聖公会)。
 英国委任統治の時。
 ユダヤ宣教を考え、礼拝が工夫されている。
聖 墳 墓 教 会 Church of the Holy
Sepulchre)
 ウィリアム・ウィルバーフォース(英国で奴隷制
度を廃止させた議員)も、この宣教会の一員
 歴史
• 135 年、ローマ皇帝ハドリアヌスがウェヌス(ビ
鶏鳴教会(Gallicantu Church)
ーナス)の宮をこの場に建てた。ユダヤ人信
 カヤパ邸
者がここを聖なる所だとみなしており、ハドリア
 地下に、イエスがむち打たれ、後に使徒たち
ヌスはユダヤ教の痕跡をなくしたかったため。
がむち打たれたとされる地下牢がある。
• マタイ 26 章 57-75 節
• 詩篇 88 篇(抑留の詩篇)
• 使徒 4:3,5:18
 ローマ時代の階段があり、イエスがそこから裁
判を受けるために引かれたのかもしれない。
 教会からケデロンの谷、ヒノムの谷が見える。
園の墓(Garden Tomb)
 英国軍人ゴードンが発見(1883 年)。
• 聖ヘレナが 336 年、この異教の宮にこの教会
を立てる。
26
 エルサレムにあるプロテスタントが唯一所有し
ている遺跡。イエスの十字架と復活の場。
• ゴルゴダ(されこうべ)の形をした岩
• 1 年 5 ヶ月かけて建物
• ぶどう園に必要な貯水槽、酒ぶねの跡
• 8 年かけて擁壁
• 岩に彫られた墓
• イエスが公生涯のころ 46 年経っているのに、
 反対意見
• 紀元前七・八世紀の墓
終わっていなかった(ヨハネ 2:20)。64 年に完
成したが 70 年に破壊。
• 第二神殿時代の墓と合致しない
• 聖墳墓教会も、イエスが死なれた時は城壁の
神殿の仕切り
外にあった。
 園の墓の価値
• 主の復活は場所ではなく、主ご自身を知るこ
と。聖書記述に合致する環境になっている。
2月21日(日)
エルサレム旧市街(ユダヤ関連中心)
神殿の丘 Temple Mount
 モリヤ山
• アブラハム、イサクをささげる (創世 22:1-18)
• ダビデが購入(2サムエル 24:15-25,1歴代
21:18-22:1)
• ソロモンが神殿建設(2歴代 3:1)
 第一神殿の破壊(586B.C.)(2列王 25:9,2)
 ゼルバベルによる神殿再建(エズラ記)
→ 第二神殿
イエス様と神殿
 マリヤの清めの期間と初子の贖い(ルカ 2:2224)
• シメオンとアンナ(2:25-38)
 12 歳の過越の祭り(2:41-51)
 公生涯の始まりの誘惑(マタイ 4:5-7)
 過越の祭りの時の宮清め(ヨハネ 2:13-22)
 仮庵の祭り(7:10)
 姦淫の現場の女(8:1-11)
 世の光の説教(ヨハネ 8:12-32)
 良い羊飼いの説教(10:1-18)
 神殿奉献祭(ハヌカー)(10:22-39)
 最後の週
 二度目の宮清め(マタイ 21:12-17)
 試されるイエス(マタイ 21:12-17)
 指導者への裁きの宣言(マタイ 23:1-24:2)
 三段階目の宗教裁判(ルカ 22:66-71)
 ハスモン朝、南の広場を拡張
 ヘロデ、さらに南の広場を拡張
使徒たちの働き以後
 10B.C.頃、大改築
 使徒たちの働き
27
• 説教と奇蹟(使徒 2:46-47,3:1-4:22,5:12-16)
• パウロの幽閉(使徒 21:26-22:30)
• 黙示 11:2「外の庭は異邦人に与えられている」
 将来、政治的に可能にする人物が反キリスト。
 紀元 70 年にローマによって破壊
千年王国の神殿
 岩のドーム
 再臨のイエスが建てられる(ゼカリヤ 6:13)
• ローマ皇帝ハドリアヌスがローマの神の宮
 エゼキエルの幻(40 章以降)
• ビザンチン時代、その宮を破壊。
 神殿の丘の地殻変動(ゼカリヤ 14:9-10)
• 691 年、イスラムが建てる。
• モリヤ山の岩の神聖を認める
嘆きの壁 Wailing Wall
• 聖墳墓教会への対抗
• 三位一体とキリスト神性への論駁
将来の神殿 マタイ 24 章 15‐21 節
 ダニエルによる「荒らす憎むべき者」
• 紀元 70 年以降「異邦人の時代」(ルカ 21:24)
• ユダヤ人を世界から集める約束(マタイ 24:31)
• しかし、その前に患難に遭う。
 ダニエル書 9 章 24-27 節
「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半
 ヘロデの建てた西側の擁壁の一部
週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。」
 ローマがエルサレムを破壊し、残された壁
 2テサロニケ 2 章 4 節、黙示録 13 章
 スレイマン壮麗王がこの壁を見つけ、ユダヤ
人に祈るためのわずかな空間を与えた。
 1967 年の六日戦争によって解放、ユダヤ教
徒の最も聖なる場所となる。
 エルサレム破壊を嘆く哀歌を読むと良い。
エルサレム考古学公園
 神殿の南西と南壁の発掘
 第三神殿の計画
• 敷地内で祈りを捧げるユダヤ教一派
 「オフェル」(神殿の丘とダビデの町の間)
• 今のテロ「アル・アクサを滅ぼす」と扇動
 ロビンソン・アーチ
• 微妙にずれる至聖所の位置
28
• 西壁の南端にあるアーチ、王家のバシリカ(サ
ンヘドリンや両替所のあったところ)までつな
 瀬戸のかけらの門(エレミヤ 19:2)
がっていた。
• エッセネ門(南東側、ヨセフスによる言及のみ)
 ミクバ(洗礼槽)
• 隅の門(園の門と同一の可能性 2列王
• 使徒 2 章、三千人のバプテスマ
 西壁通り
14:13,2歴代 25:23、26:9、ゼカリヤ 14:10)
• 園の門(ヨセフスによるヘブル 13:12 の可能性)
• ローマが破壊した落石が残っている
• 谷の門(2歴代 26:9,ネヘミヤ 2:13,3:13)
• 壁にイザヤ 66:14 の落書き
• 古い門(ネヘミヤ 3:6,12:39)
 南壁
• 階段(一般礼拝者の入口)
• フルダの門
• ハナヌエルのやぐら(ネヘミヤ 3:25,12:39)
• 馬の門(2列王 11:16,2 歴代 23:15、ネヘミヤ
3:28,エレミヤ 31:40)
• 東の門(ネヘミヤ 3:29)
• 召集の門(ネヘミヤ 3:31)
 主が使いによる守り(イザヤ 62:6-7)
 現代の門
• ローマがアエリア・カピトリナを建てた時から、
ビザンチン朝など後世の支配勢力が補強した。
 ビザンチン時代の家屋、イスラム時代の宮殿
• 現在の城壁は、オスマン・トルコのスレイマン
壮麗王が建てたも、初期の城壁の上に建てる。
エルサレムの門(詩篇 48:12-14)
ヤッフォ門(西)
 ソロモンが神殿の敷地の回りに建てる(1列王
• ダビデの塔(ヘロデの建てた三つの塔のあたり)
3:1,9:15)
• 歴代の王(2列王 14:13,2歴代 26:9,2 歴代
27:3)
• ヒゼキヤとマナセの時代に拡張(2歴代
32:5,33:14)
新門(北西)
ダマスカス門(北)
• ここからダマスコへの道
• 園の墓が近い
• ソロモンの石切り場
• バビロンによって破壊(2列王 25:10,エレ 39:8)
ヘロデ門(北東)
• 捕囚帰還後
ライオン門(ステパノ門 東)
 ゼルバベル(エズラ 4:13,5:9)
• ヴィア・ドロローサの入口
 ネヘミヤの城壁再建(ネヘミヤ 2-4 章)
黄金門(東)
 聖書時代の門
• エフライムの門(2列王 14:13,ネヘミヤ 8:16)
• 魚の門(2歴代 33:14,ネヘミヤ 12:39)
• 羊の門(ネヘミヤ 3:1,32,12:39,ヨハネ 5:2)
 ベ ニ ヤ ミ ン の 門 ( エ レ ミ ヤ 20:2,37:1318,38:7,ゼカリヤ 14:10)
• イスラムとオスマン・トルコによって閉鎖
• 東の門の上に建てられた可能性あり(エゼキエ
ル 43:4)
神殿の頂(マタイ 4:5)(南東の端)
一重の門(十字軍建てる、閉鎖 南壁)
三重の門(東側のフルダの門、閉鎖 南壁)
• 泉の門(ネヘミヤ 2:14,3:15,12:37)
二重の門(西側のフルダの門、閉鎖) 南壁)
• 二重の門(南東に位置 2列王 25:4,エレミヤ
• ここから民衆が神殿礼拝のために入って行った。
39:4,52:7)
糞の門(南)
• 水の門(ネヘミヤ 3:26、12:37,8:1,16)
• 嘆きの壁や一般人が神殿の丘に入るための道
• 糞の門(ネヘミヤ 2:13,3:13-14)
シオン門(南西)
29
• シオンの山に行くための門 弾跡は独立戦争時
 カルドの下には、ハスモン朝、第一神殿時代
のもの
のまでが 8 メートル下に発掘されている。
西壁トンネル Western Tunnel
ダビデの町 City of David
 ヘロデ大王が神殿を建てるときに、モリヤ山と
 元祖エルサレム(元はエブル人)
オフェルの起伏を平らにし、東西南北の四角
形の擁壁を建てた。
 ダビデ
• ダビデが攻め取る(2サムエル 5:7)
• 契約の箱を移す(6 章)
• 葬られる(1列王 2:10)
 その西側の壁のごく一部が「嘆きの壁」
 嘆きの壁の北の地下を掘り、至聖所に最も近
い所、アントニア要塞にまで、西壁の下にあっ
た通りを発掘。
 ウィルソンのアーチ
 ソロモン
• 契約の箱を神殿に運び入れる(1列王 8:1)
• 葬られる(11:43)
 歴代の王
• 葬られる(1列王 11:43,14:31,15:8,24, 22:50,
• 上の町から神殿への入口
 主段(マスター・コース)
• 長さ 15.5 メートル、重さ 560 トン
 ウォレンの門
• 至聖所にもっと近いところ
 トンネル
• モリヤの山の基盤にぶつか
 ストルティオンの池
• ハスモン朝時代の導水システム)
2列王 8:24,12:21,14:20,15:7,38,16:20)
 ヒゼキヤとマナセの拡張(2歴代 32:30,33:14)

ネヘミヤの城壁再建(3:15,12:37)
 発掘されたもの
• エブス人の町の壁
• ヨアブがよじ登った縦坑(ウォレンの縦坑)
• ダビデの宮殿
• ミロ(塁壁)
• 紀元前十世紀の城壁
• ソロモンの妻、パロの娘の墓
カルド Cardo
 ローマが建てたアエリア・カペタリナ(エルサレ
ム)の南北に走る中央通。ビザンチン時代に
拡張。ヨルダンのマデバ地図にもある。
30
• ギホンの泉、ヒゼキヤの水道、シロアムの池
• バビロンに破壊された時のイスラエルの家
2月22日(月)
シャロンとガリラヤ
シロアムの道 Siloam Road
シロアムの池から南壁にまで続く都上りの道。下
カイザリヤ Caesarea
水道も。
 ヘロデ大王が紀元前 25 年ごろからヤッフォの
すぐ北に建設。
• 「ストラトンの塔」(Turris Stratonis)という小要
塞をもとに大増築し、都市とそれに付随する
人工港湾まで建築した。
• この付近はもともと良港が少なかったため重
宝され、ユダヤ人やギリシヤ人など多民族の
混住地。
• ローマ帝国も海上交通の利便さに目をつけて、
ユダヤ属州の首都とし、ローマ総督と軍隊の
駐屯地にした。
神殿再建財団 The Temple Institute
 神殿の丘に第三神殿を建てることによって、メ
シヤ到来を待つ、ユダヤ教一派。
 実際に使用するための祭具が作られている。
• 燭台、大祭司の装束、供えのパンの机など。
• 出エジプト記 25 章から始まる主の幕屋
 留意する点
• 神殿はメシヤが建てるものであり、人間に拠ら
ない。(ゼカリヤ 6:13)
• イエスがメシヤであることを受け入れないので
• 円形劇場、カイサルの宮、競馬場、ヘロデの
宮殿、導水橋など。
 異邦人への宣教
あれば、他の人をメシヤと受け入れてしまう
• 伝道者ピリポの滞在地(使徒 8:40,21:8)
(ヨハネ 5:43,ダニエル 9:27)
• 百人隊長コルネリオの回心(10 章)
• ヘロデ・アグリッパ一世の死(12:19‐23)
その他の訪問候補地
 アリエル・センターAriel Center
• 第一神殿時代のエルサレムの模型
 ウォール考古学博物館 Wohl Archeological
Museum
• 上町の祭司の家の遺跡
• ギリシヤ・ローマ式の建築、数多くの貯蔵部屋、
• パウロ、ローマへの道(使徒 27:1)
 パウロの幽閉(23:22‐35)
• 三つの裁判(24-26 章)
 66 年、ユダヤ人虐殺が起きたことがユダヤ戦
争の引き金。
 バル・コクバの反乱(130 年)以降、初期のキ
リスト教がエルサレムからカイザリヤへ。
貯水槽・浸礼槽、かまど、モザイクの床、家財
• 歴史家エウセビオスはこの街の大司教
道具
• オリゲネスも著作
 広い壁 Broad Wall
• ヒゼキヤが城壁を拡張した跡
カルメル山(Mt. Carmel)
 北西から南東へ、なだらかな山の連なり。
31
 カルメル=「神のぶどう園」
 アシェル・ゼブルン・イッサカル・マナセの境
 ハルマゲドン=メギドの丘(黙示 16:12-16)
• 終わりの日、神とキリストに対して世界の軍隊
 エリヤとバアル預言者の対決(1列王 18 章後)
が集結することは、旧約聖書のテーマの一つ。
• レバノンのツロやシドンとは経済的友好関係
• 山によってバアル信仰が入って来ていなかっ
(例:詩篇 2 篇)
遺跡
たが、アハブ王がシドン王の娘イゼベルを妻
 青銅時代、カナン人の門
にすることによって導入。
 鉄器時代、ソロモンの門
 エリシャの滞在(2列王 2:25;4:25)
 カナン人の高き所
 詩歌や預言書
 ソロモンの厩舎
• 美しさ(雅歌 7:5)、豊かさ(イザヤ 35:2)、威光
(エレミヤ 46:18)、繁栄と幸福(同 50:19)
• 神の裁き(ナホム 1:4、イザヤ 33:9)
 穀物の貯蔵庫
 地下水道(泉から)
ハツォルのは地下水から、ベエル・シェバは雨水。
イズレエル平原 Jezreel Valley
 カルメル山の北(キション Kishon 川が流れる)
から東に広がる、イスラエル最大の谷。
 穀倉地帯
 ギリシヤ語は「エスドラエロン Esdraelon 平原」
 ヴィア・マリスの道であり、大陸間の行き来を
可能にした。
メギド(Megiddo)
 カルメル山脈の終わりにあり、海沿いの道(ヴ
• 貿易と軍隊の衝突

歴史で見る戦い
ィア・マリス)がツロ行きの北道とダマスコ行き
• トトメス三世、ラメセス二世(古代エジプト)
の東道に分かれる。
• ネブカデネザル(バビロン)
 イズレエル平原が東に広がる。
• サルゴン、セナケリブ(アッシリヤ)
 テル(遺丘)は 25 層古代から現代、そして将
• パロ・ネコ(エジプト)
来に至るまでの戦いの集結場。
 アマルナ書簡(エジプトの王とカナン人の王と
の戦い)
• アレキサンダー大王(ギリシヤ)
• ティトス(ローマ)
• リチャード一世(イングランド、十字軍)
 ヨシュア、メギドの王を倒す(ヨシュア 12:21)
• サラディン(イスラム、十字軍との戦い)
 カナン人、力を維持(士師 1:27)
• ナポレオン(フランス)
 シセラとの戦いの一部(士師 5:19)
• アレンビー(英軍)
 ソロモンの要塞の町(1列王 4:12,9:15)
• アハズヤ王、エフーに追われ倒れる(2列王
9:27)
• ヨシヤの死(2列王 23:29-30,2歴代 35:22-24,
ゼカリヤ 12:11)
• アッシリヤ王が占領(2列王 15:29)
 オスマン・トルコに対して英軍将軍アレンビー
が決定打、「メギドの主」という称号。
32
イズレエルの谷を囲む山
 北:ガリラヤ地方(ナザレ等)
 東:タボル Tabor 山
• デボラとバラクのカナン人との戦い(士師
4:12-16)
 南東:モレ Moreh 山
• ギ デ オン の 戦い、メデ ヤン 人 の 陣営 ( 士師
7:19-23)
• シュネム(南)とナイン(北)の町。どちらも死者
が生き返った。
2月23日(火)
ガリラヤ湖畔(東側)
ハッティンの角(Horns of Hattin)
 南南東:ギルボア Gilboa 山
• サウル、ペリシテ人に敗れる(2サムエル 28:4)
 南:エフライム Ephraim 山地
 西:カルメル山
七つの峠(要塞の町があった)
 キション峠(北西)、ヨクネアム峠(西)、メギド
峠(南西)、タナク峠(南)、サマリヤからのジェ
ニン下り坂(南)、ベテ・シャン峠(南東)、タボ
ル峠(北東、ガリラヤ湖へ)
 316 メートルの死火山、南北の二つの山頂が
角に似ている。
 ハツォルの王の連合に加わったマドンの町(ヨ
シュア 11:11;12:19)
 サラディンが 1187 年十字軍を打ち破った所
 プロテスタントの一部が信じる「八福の山」
• 南はヤブネエルの谷(ヨシュア 19:33)
• 南西はタボル山
• 北は上ガリラヤ
• 東にアブネル山(もう一つの八福の候補地)
アルベル山(Mt.Arbel)
 165 メートル(湖面からは 347 メートル)の突き
出た山(数多くの洞窟あり)
 ホセア書 10:14 の「ベテ・アルベル」はここかも。
「シャレマン」はアッシリヤ王「シャルマヌエセ
ナザレ(Nazareth)
ルの可能性あり(2列王 18:9)。
 イエスの時代は 120-150 人の小さな村
 ガリラヤ湖の入口。
 ヨセフとマリヤの家(ルカ 1:26-28)
 ゲネサレ平野一帯を一望できる。
 名もない町(ヨハネ 1:45-46)
 マカバイ家の反乱軍の避難所
 公生涯時、二度戻っておられる
 ヘロデ大王が、ユダヤ人の反乱軍を掃討。
(ルカ 4:16-30、マタイ 13:54-58)
 近隣に「セポォリス(Sephoris)」という町。
突き落としの崖(Mt Precipice) ルカ 4:28-30
イズレエル平原を北から眺められる。
ナザレ村(Nazareth Village)
 ナザレ病院の医師であり地元の歴史家もあっ
た Dr. Nakhle Bishara 氏の長年の夢を実現。
 病院の空いていた土地にイエス・キリスト時代
(紀元一世紀)の生活を再現する野外博物館
33
湖上遊覧 ティベリヤからゲネサレまで
カペナウム(Capernaum)
 ヘブル語で「ナホムの村」という意味。
イエスの舟(Jesus Boat)
 1986 年、湖面が水不足で下がった時に漁業
キブツの兄弟二人が発見。
 紀元前一世紀から紀元一世紀にかけての舟
 イエスの宣教活動の本拠地(マタイ 4:12-13、
9:1、ルカ 4:23)カナの婚礼の後すぐここに来
られている(ヨハネ 2:12)
 紀元前二世紀に町建設。ヘロデ・アンティパス
がローマ兵の駐屯地を作る(ユダヤ人の会堂
ミグダル(Migdal)
 ヴィア・マリスがアルベルの谷を経て、ガリラ
ヤ湖畔に通じる重要な町。
を建てた百人隊長(ルカ 7:1-10)
 ペテロとアンデレの家(マルコ 1:29)
• ペテロの姑を癒される(マルコ 1:30-31)
 ナフタリの地(ヨシュア 19:38)
 ティベリヤが出来るまで、ユダヤ人の大きな町
として栄える。当時は四万人が住む。
 土地が豊かで、水産業が盛んだった。
• イエス時代の舟が発掘。
 ユダヤ人反乱の拠点。多数の犠牲者。
 ダルマヌタと同じ(マルコ 8:10)
• 四千人の給食後ここに来て、パリサイ人に天
の し る し を 挑 ま れ る ( マ ル コ 8:11 、 マ タ イ
15:39-16:4 ここでは「マガダン」)。
 マグダラのマリヤの故郷(ルカ 8:2 など)
 遺跡
• イエス当時のシナゴーグ
• マグダラの石(第二神殿時代)
• 街路と浸礼漕
• 市場、波止場など
 会堂で教えられる、悪霊追い出し(マタイ
ゲネサレ(Gennesaret)の平野
8:14-15)
 イエスが病人を癒され、律法学者らから弟子
たちのことで非難された(マルコ 6:53-7:23)
 5 千人の給食もここら辺で行われたかもしれな
い(マルコ 6:35⁻44)。
山 上 の 垂 訓 教 会 (Church of the
Beatitudes) (ゲネサレとカペナウムの間)
 古代はエレモス(Eremos)山として知られてた。
 カトリックの山上の垂訓の場所(マタイ 5‐7 章)
 中風の人の癒し(同 9:1-8、マルコ 2:1-12)
 1939 年にビザンチン時代の教会の上に建立。
 取税人マタイを呼ばれる(マタイ 9:9)
 八福にちなんで八角形
 カナに来た王室の役人はカペナウムから来た
(ヨハネ 4:46)。
34
 五千人の給食後、いのちのパンについての説
教を行われた(ヨハネ 6:16-59)。
 「ペテロの魚」(マタイ 17:24-27)
ベツサイダ(Bethsaida)
 ヨルダン川の東、ガリラヤ湖の北東、「漁師の
家」の音訳が「ベツサイダ」。
 誰が偉大かの論争(マルコ 9:33-37)
 ゲシェル王の領地の一部(2サムエル 3:4)
 コラジン、ベツサイダと並んでイエスが呪われ
 国主ピリポ・ヘロデが「ユリアス」と改名。
た(マタイ 11:23-24、ルカ 10:15-16)。

遺跡
• イエス当時の会堂跡とその上に建てられた後
世の会堂。
• ペテロの家と隣接する家々
 ペテロ、ピリポ、アンデレの故郷(ヨハネ
1:44:12:21)
 盲人を癒される(マルコ 8:22-26)
 イエスが退かれる所(ルカ 9:10)
 イエスが呪われた町(マタイ 11:21-22)
• ダビデの星と契約の箱を彫ったもの
テル・ハダル(Tel Hadar)
タビハ(Tabgha) (カペナウムとゲネサレの間の岸辺)
イエスが五千人の給食をしたと言われる場所(マ
 「七つの泉」を意味するギリシヤ語
ルコ 8:1‐10;マタイ 16:5‐12)
heptapegon から来る。
 カペナウムの郊外の漁場
クルシ(Kursi)
 五千人の給食の伝統的場所(マルコ 6:30-44)
 ゲラサ人の地、悪霊レギオンを追い出してもら
 この伝統の Lady Egeria によって 383 年にも
たらされる。
 ビザンチンの教会
った所(マルコ 5:1‐20)
 聖地にある最大のビザンチンの修道院
• 洗礼漕
• パンと魚の奇蹟の教会
• 碾き臼とオリーブ油圧搾機
• ペテロ首位権の教会(ヨハネ 21:15‐23)
• モザイク
 メンザ・クリスティ(Mensa Christi)イエス様
が朝食を整えた所
コラジン(Chorazin)
 一世紀に建てられた町
 イエスが呪われ た三つの町の 一つ ( マタイ
11:2‐22;ルカ 10:13-14)
• 良い小麦が育ったと言われている。
 時の人口は 5000 人ほど
 玄武岩の会堂に 3‐4 世紀の「モーセの座」
(マタイ 23:2)がある。
 ゲネサレからベツサイダ、そしてコラジンの三
点を結んで「伝道の三角地帯」とも呼ばれる。
ハロデの泉(Ein Harod)
 ギデオンの陣営、三百人の勇士が選ばれた
場所(士師 7:1‐7)
 対ペリシ テ人のサウルの陣営( 1サムエル
29:1)
 ダビデの勇士の故郷(2サムエル 23:25)
2月24日(水)
 12 世紀、十字軍とイスラム軍の戦場
ガリラヤ湖畔(東側)と下ガリラヤの東部
 マムルクがモンゴルを敗北せしめる(1260 年)
 独立戦争時、アラブから奪取、軍の訓練地。
35
降りるな。雨も降るな。」
サウルの最後の戦い
ヨルダン渓谷(Jordan Valley)
イズレエル Jezreel
 イッサカルの町(ヨシュア 19:18)
 イスラエル人の対ペリシテの陣営の一部(1サ
ムエル 29:1)
 アヒノアムの故郷(1サムエル 25:43 等)
 ソロモンの第五行政地区(1列王 4:12)
 アハブの冬の宮殿(1列王 21:1)
 アハブとエリヤが、カルメル山の後であった所
(1列王 18:45⁻46;19:1-3)
 ヨルダン地溝帯の一部で、ガリラヤから死海ま
での約 120 ㎞、幅 15 ㎞。
 イスラエルとヨルダンの国境。
 ヨルダンの密林(Zor)
 ナボテのぶどう園(1列王 21:1-29)
• 渓谷よりさらに 50-100 メートル低い。
 ヨラムが傷を癒すために来て、アマズヤが見
• 獅子が棲息していた(エレミヤ 12:5;49:19;ゼ
舞いに来たところ(2列王 8:29;2 歴代 22:6)
 エフーが反乱、イゼベルが殺される(2列王
10:14-36、ホセア 1:3-5,11)
 サマリヤからイズレエル平原への峠の守護
カリヤ 11:3)
 東からヤムルク川、ヤコブ川からの水が入る。
 ロトが定住したところ(創世 13:10‐11)
 ヨルダン川渡河の前の宿営
 (民数 31:12;33:50;35:1; 申命 1:1)
ギルボア山(Mt.Gilboa)
 モーセが見ることを許された部分(申命 34:3)
 標高 502 メートル
 イスラエル人の定住地(申命 4:46;49)
 サウルの陣営、本人と息子が死ぬ(1サムエ
 アイと戦った時に関連(ヨシュア 8:14)
ル 31:1-8;2 サムエル 1:6-10;21:12;1 歴代
10:1-8)
 ダビデの哀歌(2サムエル 1:21-23)
• 「ギルボアの山々よ。おまえたちの上に、露は
36
 ヨシュアに対する北部連合の一部(ヨシュア
11:2,6-8)
 渓谷の東側はガド族の所有(ヨシュア 13:27)
 イシュボシェテの殺害者の道(2サム 4:7)
 エリヤの隠れた所(1列王 17:3‐5)
• 20 の町と 5 の宮
 ゼデキヤが捕えられた所(2列王 25:4-5;エレ
• ティグラテ・ピレセル三世によって破壊(732 年)
ミヤ 39:4-5;52:7-8)
• ヘレニズム時代にゼウス神が立てられる。
 バプテスマのヨハネの活動(マタイ 3:5;ルカ
3:3;ヨハネ 1:28)
 詩篇 42:6
ベテ・シェアン(Beth Shean)
 ヨルダン渓谷とイズレエル平原をつなげるベ
テ・シェアン峠にある。
 ハロデ川の南側に石器時代に建てられる。
 トトメス三世などの戦いがエジプトの文献に
 マナセ族の相続(ヨシュア 17:11;1歴代 7:29)
 カナン人が居留まる(ヨシュア 17:12-16;士師
1:27-28)
 ペリシテ人に取られる(1サムエル 31:7)
• サウルの遺体が壁に晒される (1サムエル
31:8-12;2サムエル 21:12)
 ダビデの下でイスラエルの町となる。
 ソロモンの第五行政区(1列王 4:12)
 新約時代の町(Tel Izrabba)
 アッシリヤによって滅ぼされる(紀元前 732 年)
• ローマの半円劇場
 ギリシヤ時代「スキトポリス(Scythopolis)」とす
• 二世紀にゲーム、闘技家の戦い、戦車のレー
る。デカポリスで唯一、ヨルダン側西側の都市。
 デカポリス(Decapolis):
• 古代ギリシャには、都市とその周辺地域が独
立した政体。広域の領域支配を行う単一国家
が存在しない地域においては複数の都市国
家同士で同盟を組み、政治体を形成。
• ローマ帝国時代、地中海東側の拠点となる都
ス、7000 人収容。キリスト教が入って停止。
• 古代の最大風呂場
• ローマの円形の宮
 ディオニュシオス崇拝、ニンファエウム、谷の
通り、ローマ・ビザンチン劇場
• テゥケーのモザイク(六世紀、シグマの中)
• プラディウス通り(北東から南西へ)
市がいくつか点在、これらの都市が同盟を組
• ローマ時代に建てられ、ビザンチンで改築
む、それを「デカポリス」(十の都市国家)。
• シルヴァヌス通り(北西から南東へ)
 ハスモン朝の都市となる。
• バシリカ(ローマの町の建物)
 ローマが反乱の時にユダヤ人を殺す。
• ポルチコ(柱廊式玄関)
 ハドリアヌスとそれ以降の皇帝の時栄える。
• Tetrapylon(四つの出口のある建物、像の安置)
 ビザンチン朝の時に栄え、異教徒、ユダヤ人、
• アゴラ(ビザンチン時の四角の広場)
キリスト者、サマリヤ人が共存する町となる。
• キリスト者は、4 万人がいたとも言われる。
 イスラムによって征服
• キリスト教会堂と修道院
• 二つのシナゴーグ
• ローマ橋
 749 年、地震によって破壊。
 旧約時代の遺丘(Tel el-Husan)
37
賛美の歌
1.黄金のエルサレム
4.おお海よりも陸(くが)よりも
たそがれの山々 色映えて
み神をたたえまつれ
松の香 ただよい 鐘の音響く
道のひかり輝きて
夢を 見ているような エルサレムよ
あまねく世を照らせり
城壁 見上げて 一人 たたずむ
4.主の愛にとらわれ
イェル シャライム シェル ザハヴ
主の愛にとらわれ 我が魂(たま)ほめ歌う
夕日に 輝き
希望の丘 喜びの地で 愛をささげる
私は 主をほめる 竪琴で
主の臨在にとらわれ 我が魂(たま) 賛美する
黄金の都 夕日に 輝き
主に召されて 聖なる地で 礼拝ささげる
私は 主をほめる 竪琴で
※主の全ての恵み 言葉にできない
2.シャローム(詩篇 122:1‐2,6‐9 節)
喜びもて ついてゆく 全てささげる
シャローム、シャローム、エルサレム(×2)
城壁の内に平和、繁栄、宮殿の内に
5.誰でも渇くなら
兄弟、友のために言おう、平和があるよう、
誰でも渇くなら 主の泉に来て 飲もう今 痛みや
神、主の家のために 繁栄求めよ
悲しみも 洗い流す憐れみの主が
(コーラス)
主の家に行こう
私は喜んだ
※主イェス―よー 来てください
主イェス―よー 来てください
私の足は 門の内に立ってる、エルサレム
6.鹿のように(詩篇 42:1)
3.ああ麗しきシオンの朝
谷川の流れを慕う
鹿のように
1.ああ麗しきシオンの朝
主よ、 わが魂あなたを慕う
光ぞ照りそめける
闇に迷う国々も
あなたこそわが力
いざ共に祝えかし
あなたこそわが望み
われは主を仰ぐ
2.ああ輝けるシオンの朝
金よりも銀よりも心満たす
楽しき日ぞ来にける
湧き上がる喜び、私の宝
イスラエルも異国(ことくに)も
今こそは幸をえめ
何よりも誰よりも慕わしい主
あなたこそわが友、わが兄弟
3.荒れし地に花は咲き
泉は湧きあふれて
7.主の前にひざまずき
よもの山に響きつつ
主の前に ひざまずき 心から 賛美捧げる
喜びの声すなり
※あなたは とこしえに 私の神
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8.神様感謝します
11.栄光の雲が宮に満ちて
神様 感謝します
栄光の雲が宮に満ちて
あなたを 愛します
私は歌うよ 主に向かい
御前に伏して 御顔を拝し
神様 感謝します
※ほめたたえよ 我がたましい
大いなる主のみ名を
イエス様 感謝します
あなたを愛します
12.栄光・尊厳・力
すべての罪が ゆるさーれた今は
栄光 尊厳 力は主のもの
イエス様 感謝します
栄光 ほまれ 讃美は主のもの
御霊よ 感謝します
13.たたえよ 栄光の神の
あなたを 愛します
たたえよ 栄光の神の すべてに まさる麗しさ
どんなとーきにも 力くーださる
伝えよ われらを贖う 十字架の 愛の尊さを
御霊よ 感謝します
とこしえまで 御座に立つ主
ひざをかがめ 礼拝する
9.満たしてください
大空も 山々も
すべ治める 大いなる主
(Coda)とこしえまで 御座に立つ主
あなただけを 礼拝する
求めます ただ一つ
主よ あなただけ
14.ホザナ
1.ホザーナ ホザーナ ホザナ高らかに
我が思い 我が言葉
ホザーナ ホザーナ ホザナ高らかに
全ては あなたのもの
この世にある 何よりも
主よ あなただけ
※力ある主の臨在
※主よ あなたの 御名をあがめ
讃美に満たされて ホザナ高らかに
2.ホザーナ ホザーナ ホザナ主の御名を
心に溢れて 全てを捧げます
ホザーナ ホザーナ ホザナ主の御名を
満たして下さい
☆ほめたたえよう 心満たされ
讃美に満ち溢れ ホザナ主の御名を
10.御名は(Your Name)
美しい自然は 主への賛美へと
16.あがめます全能の主
わたしを導く 御名をほめよ
あがめます 全能の主 あなただけを
平和の主 あなたを 慕い求める
イエスの御名で 祈りやすらぎ
心から ほめ歌捧げ
主により力得る 御名をほめよ
あがめます 全能の主 あなただけを
御名は強大なとりで 御名はわが避けどころ
民は喜びたたえる ほめよ救いの名と力
39
17.聖なる我が神
聖なる全能者 来るべき方
栄光の全てに 膝をかがめる
(x2)
※聖なるイエスの御名 憐れみと義に満ち
全てを治められる 聖なる我が神 聖なる我が神
誉と祝福の全ては 主の御手の中
知恵と力の全ては 天地をも越える
(x2)
※くりかえし(x2)
聖なる我が神 聖なる我が神
ヒネマトブ
見よ 兄弟たちが一つになって
共に住むことは 何という幸せ
(コーラス)
何という楽しさだろう。何という幸せだろう。
ハティクバ (希望)
我が内の 脈打つ限り 果てしなく望む
東の地遠つおや 誓いたる ふるさと
シオンに帰りゆく 望みは燃え立つ
胸の内 サレムに向かえる 祈りは限りなし
40