低温度差発電装置模型 「Mini OTEC」

【富山高等専門学校 エネルギー教育実験装置】
低温度差発電装置模型 「Mini‐OTEC」
「Mini OTEC」
タービン
*OTECとは:“Ocean Thermal Energy Conversion”
電圧・電流計
冷水の流れ
温水の流れ
媒体(気相)
媒体(液相)
③
④
②
蒸発器
(ガラス製)
凝縮器
(ガラス製)
操作用PC
制御盤
⑤
ヒーター
チラー(右側面)
(冷水ポンプ内蔵)
①
⑥
温水タンク
冷水タンク
温水ポンプ
真空ポンプ 媒体ポンプ
の略で 日本語では「海洋温度差発電」を意味する。
発電のしくみ
① 作動媒体の代替フロン
(R245fa)がポンプにより蒸発
器へ送られる。
② 蒸発器にて、温水により代替
フロンが液相から気相に変化
する。
③ 代替フロンの蒸気の力でター
ビンを回転させ発電を行う。
④発電後の代替フロンが凝縮器
に入る。
⑤
⑤凝縮器にて、冷水により代替フ
ロンが気相から液相に変化
する。
⑥ ポンプにより液体に戻った代
替フロンがポンプを通過し①へ
戻る。
キーワードはクリーンエネルギーです。本装置では、温熱源(50℃程度の温水)と冷熱源(5℃程度の冷水)との小さな温度差
(45℃)のみを利用して電気を作り出していますが 本技術を使用して近い将来に海洋の表層水(25~30℃)と深層水(5℃程
(45℃)のみを利用して電気を作り出していますが、本技術を使用して近い将来に海洋の表層水(25~30℃)と深層水(5℃程
度)の温度差を利用した100MWクラスの発電施設の建設を目指したOTECプロジェクトが国内外で既に始まっています。
また、低温度熱源として工場の排熱や温泉水を利用した小型の100kWクラスの発電装置の開発・普及も始まっています。
立山科学工業