内装仕上げ ConCom 現場監理の達人〜住宅編 第 17 回 内装仕上げ チェック項目リスト 内装仕上げ ここでの監理者の心構え 大工工事などがすべて終わり、内装仕上げにはいっていく。下地調整は同一職種の職人が行うことが多く、その時 点からの確認や打ち合わせが必要になる。最終的に長い年月、目で見え続ける部分の工事のため、施主にとっても 一番気になるところである。様々な仕上げ材があるため、事前に施工方法とチェックポイントを確認しておくこ とが必要となる。標準的な例をチェックリストで記載しておくが、不具合なのか腕が下手なのか、許容範囲か手直 しすべきレベルかの判断が必要になり、ある程度の経験と知識が必要になる。 工 工事名 期 年 月 日( ) 監理責任者 項目 ポイント チェック項目 □ 適切な接着剤で施工されているか (ムクフローリングの場合は専用の接着剤を使用するか、 もしくは接着剤そのものを使用しない) □ 適切な留め方になっているか(フロア釘やステープル) フローリング 床 参考写真① □ 正しい張り方向・張り方になっているか □ 床暖房パネルの上に張る場合には、 張る向きは交互になっているか タイル・石 その他 参考写真② 参考写真③、④ □ タイル割りの指示は行ったか □ タイル割りは適切か 参考写真⑤ □ 平滑性や隙がないかを確認 参考写真⑥ □ 石膏ボードのパテ処理について、ジョイント部分、 すべての釘・ビス頭にしっかりとパテが塗られているか □ 石膏ボードの平滑性は十分か □ 出隅・入隅部分にはコーナービートを施工すること クロス 壁 参考写真⑦ □ コーナービートのパテ処理は十分に行うこと 参考写真⑧ □ クロスのジョイントに隙間や剥がれがないか 参考写真⑨ □ クロス下地の不陸があらわれていないか 参考写真⑩ □ 塗り見本の仕上がりは適切か □ 養生はしっかりと行われているか □ 石膏ボードを塗装仕上げとする場合は、下地処理として、 メーカー指定の下地処理剤でパテ処理を行う □ 手の触れやすい部分と触れない部分、水がかかる箇所と 左官・塗装 かからない箇所などの使用環境に十分注意して、 仕上材や塗装方法を検討する □ 製品の仕様に記載された方法どおりに施工されているか 参考写真⑪ □ 仕上がりが適切か。 光の当たり方によっては、ムラや不陸が目立つので注意 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 http://concom.jp/ 内装仕上げ ConCom 現場監理の達人〜住宅編 第 17 回 内装仕上げ 項目 チェック項目リスト ポイント チェック項目 □ タイル割りの指示は行ったか タイル・石 キッチンパネル 壁 参考写真⑫ □ タイル割りは適切か 参考写真⑬ □ タイルや石と他の素材との納まりは、問題ないか 参考写真⑭ □ 出隅、入り隅の処理方法に問題はないか、隙間はないか 参考写真⑮ □ エンド部分の処理は指示通りか 参考写真⑯ □ 仕上げ材が取り合う見切りの納め方は 図面通りか、不具合はないか その他 参考写真⑰、⑱ □ 建具や設備、家具との納まりに問題はないか □ 畳寄せの納め方は適切か 回り縁 参考写真⑲ □ 見切りの納め方は図面どおりか、不具合はないか 参考写真⑳ □ 石膏ボードのパテ処理について、ジョイント部分、 すべての釘・ビス頭にしっかりとパテが塗られているか □ 石膏ボードの平滑性は十分か クロス 参考写真㉑ □ クロスのジョイントに隙間や剥がれがないか 参考写真㉒ □ クロス下地の不陸があらわれていないか □ 塗り見本の仕上がりは適切か 天井 □ 養生はしっかりと行われているか □ 石膏ボードを塗装仕上げとする場合は、下地処理として、 左官・塗装 メーカー指定の下地処理剤でパテ処理を行う □ 製品の仕様に記載された方法どおりに施工されているか □ 仕上がりが適切か。 光の当たり方によっては、ムラや不陸が目立つので注意 メモ 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 http://concom.jp/
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