Zurich Insurance Company, Japan Branch Business Report ディスクロージャー誌 2008 企業理念 Vision Statement チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店は、プロフェッ ショナルな力、そして責任感と統制力を備えた、思いやりのある献身 的なスタッフにより構成され、 「 ケア」の精神に根差した会社として 広く知られていくことを目指します。 卓越した業務運営と倫理基盤に立脚し、先進的な商品・サービスを 提供し、継続的かつ収益性の高い成長を遂げることにより、私たちの 目指す市場をリードする保険会社となるべく、邁進してまいります。 目 次 Contents 03 04 06 08 09 10 12 13 16 19 20 23 02 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 ごあいさつ Greeting from Our CEO - Makoto Ozeki チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店概要 Zurich Insurance Company, Japan Branch Profile チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループ概要 Zurich Financial Services Group Profile 主要な業績・財務状況 Financial Highlights 多様なビジネススタイル Diversified Businesses 主な取扱商品・サービス Products and Services ガバナンスの統制 Corporate Governance 運営体制 Management Policy 損害保険のしくみ Insurance Basics お客様相談窓口 Customer Consultation チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー(スイス本店)決算ハイライト Zurich Insurance Company (Switerland) Financial Statements チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店資料編 Zurich Insurance Company, Japan Branch Financial Data ごあいさつ Greeting from Our CEO - Makoto Ozeki チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店 日本における代表者および最高経営責任者 小関 誠 2007年度は、サブプライム問題や米国景気の減速、原油など 基盤を構築してまいりました。2008年2月より、内部統制強化 資源価格の高騰、世界的な株安や円高など不透明さを増した日 活動の仕組みとして、 「内部統制強化プロジェクト」を立ち上げ、 本経済の下、保険業界全体で引き続きお客様の信頼回復に向 業務のさらなる適正化と効率化を目指し、セルフアセスメント けた取り組みを徹底してまいりましたが、業界の事業環境は大 による事務リスクおよびシステムリスクの洗い出しに取り組ん 変厳しい年となりました。 でいます。また、内部監査においても、その独立性と実効性を チューリッヒでは、2007年度も当社の企業理念である「ケア」 高めるべく、態勢を強化してまいりました。 と「イノベーション」に則り、高品質な顧客サービスの追求を続 チューリッヒでは、お客様の声を経営に反映させる努力を続け けてまいりました。主力の自動車保険においては、お客様にご ており、 お客様との多岐に渡るコンタクト・ポイントで実施してい 好評をいただいている「Zステッカー」やGPS機能を駆使した るアンケートなどを通して、いただいたご意見を全社で共有し 事故・故障の際の通報サービスの強化を図り、 また万が一の時 業務のさらなる改善につなげる取り組みを進めてまいりました。 の安心を高めたいという願いから、業界最高水準の新ロード 今後も、あらゆる業務においてお客様第一主義を貫き、当社の サービスを導入いたしました。また昨年末の銀行での保険窓 強みを最大限にいかしたビジネスモデルを駆使しお客様に選 販の全面解禁を受け、お客様にとって利便性の高い販売モデ んでいただける保険会社になるべく、 さらなる高品質の商品と ルを用い、銀行を通じてのインターネットによる自動車保険の サービスの提供に全力を注いでまいります。私たちは、 より多く 販売、 ダイレクトメールによる傷害保険の販売を開始いたしま の接点で一人ひとりのお客様の声に真摯に耳を傾け、チュー した。 リッヒを深くご理解いただくことに努めながらお客様と共に成 その一方で、内部管理態勢およびコンプライアンスの強化のた 長したいと願っております。今後とも皆様のご支援とご愛顧を め、組織および人的資源の充実を図り、管理・牽制態勢の強固な 賜りますようよろしくお願い申し上げます。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 03 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店概要 Z u r i c h I n s u r a n c e C o m p a n y, J a p a n B r a n c h P r o f i l e 企業データ チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店 名称 (チューリッヒ保険会社) 電話 03-5361-2580(大代表) 代表者 日本における代表者および最高経営責任者(CEO) 小関 誠 保険業 Zurich Insurance Company, Japan Branch 事業内容 設立年月日 1986年(昭和61年)8月 従業員数 約850人(パートスタッフ含む 2008年3月末現在) 本社 〒160-8585 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館 国内事業拠点 東京(信濃町、調布) 、大阪(千里、江坂) 、名古屋、福岡 経営方針 ● 商品開発/私たちはお客様の立場に立って考えた、 イノベーティブ(革新的)な商品を提供します。 ● カスタマーサービス/私たちは、企業理念である「ケア」を具現化した、高品質なサービスを提供します。 ● 販売チャネル/私たちは、利便性の高い商品・サービスを、 お客様のニーズに合った最適なチャネルで提供します。 ● 効率化/私たちは、高度なテクノロジーの導入や徹底した業務効率の向上を行うことで、 お客様へ利益還元を目指します。 ● 社員教育/私たちは、 公正でプロフェッショナルな保険プロバイダーとしてサービスを提供すべく、 社員一人ひとりのスキルとスピリッツの向上を目指します。 ● コンプライアンス/私たちは、法令を遵守し、保険会社として公正で適切に業務を行います。 ● IT戦略/私たちは高度なテクノロジーを駆使し、IT技術を高め、 より発展的なサービス提供の先駆となります。 沿革 1986年 日本支店開設 損害保険事業免許取得 2002年 生命保険商品の募集代理店業務開始 1987年 日本支店営業開始 2003年 福岡損害調査オフィス開設 1990年 大阪支店開設 スーパー自動車保険保有契約数50万件突破 1997年 カスタマーケアセンター開設(ダイレクト事業本部営業開始) 1998年 「スーパー自動車保険」販売開始 2000年 オールステート社の保険契約包括移転完了 大阪カスタマーケアセンター設立 2004年 名古屋損害調査オフィス開設 「スーパーバイク保険」販売開始 2006年 貿易保険の引受開始 2007年 「スーパービジネス保険」販売開始 2001年 ウィンタートウル・スイス保険会社の保険契約包括移転完了 メディアによる評価 2003年 2月 アフターサービス調査 総合ランキングNo.1<日経ビジネス3月10日号> 2004年 7月 自動車保険顧客満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※1 自動車保険金請求対応満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※2 2005年 7月 自動車保険顧客満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※1 9月 自動車保険サイトランキング3期連続No.1<ゴメス株式会社> 自動車保険金請求対応満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※2 2006年 2007年 6月 「アフターサービス満足度ランキング2006年版」自動車の任意保険部問No.2<日経ビジネス6月26日号> 7月 自動車保険顧客満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※1 7月 自動車保険顧客満足度4年連続No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※1 自動車保険事故対応満足度No.1<J.D. パワー アジア・パシフィック>※3 ※1 「自動車保険顧客満足度」J.D. パワー アジア・パシフィック 2004∼2007年日本自動車保険顧客満足度調査SM。2007年調査は契約時の経験や商 品サービスの内容に関して自動車保険契約者12,044名から回答を得た結果。2004年は同率1位。www.jdpower.co.jp ※2 「自動車保険金請求対応満足度」J.D. パワー アジア・パシフィック 2004∼2005年日本自動車保険顧客満足度調査SM。2005年調査は保険金請求 経験のある4,050名からの回答による。 ※3 「自動車保険事故対応満足度」J.D. パワー アジア・パシフィック 2007年日本自動車保険顧客満足度調査SM。自動車保険契約者で保険会社の事 故対応を経験した5,199名から回答を得た結果。 04 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 組織 Organizational Structure チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店 組織(2008年8月1日現在) 日本における代表者および最高経営責任者(CEO)/小関 誠 ●個人保険部門 法人事業部 ホールセール事業本部 内部 監査部 事務統括部 マーケティング部 COO ビジネス開発&サポート部 カスタマーケアセンター(ダイレクト営業部) 保険計理人 ダイレクト事業本部 代理店開発部 ストラテジック・インターミディアリー・ビジネス部 MIS/プランニング&ファイナンス部 ●企業保険部門 ビジネスプランニング&オペレーション部 営業部 国際保険業務部 企業保険事業本部 業務部 新規事業開発部 CEO/ 日本における 代表者 ●損害サービス部門 損害サービス統括部 ホールセール損害サービス部 CUO 損害サービス本部(チーフ クレームズ オフィサー) ダイレクト損害サービス部 企業保険損害サービス部 プロジェクト マネージメント オフィス ●商品管理部門 CFO 商品数理部 自動車保険部 商品開発管理本部 傷害医療保険部 ●管理部門 財務部 コンプライアンス委員会 オペレーショナルリスク管理委員会 マネージメント・ コミッティー 引受リスク管理委員会 財務リスク管理委員会 チーフ リスク オフィサー コンプライアンス部 チーフ コンプライアンス オフィサー 代理店管理部 チーフ HR オフィサー 人事・総務部 事務管理部 人事委員会 広報部 商品委員会 オフィスおよび損害サービス部 一覧 オフィス一覧 損害サービス部拠点 一覧 信濃町 03-5361-2580 ダイレクト損害サービス部 調布 042-440-8950 損害サービス第一部(東京 調布) 042-440-8194 江坂 06-6821-8111 損害サービス第二部(東京 調布) 042-440-8190 千里 06-4863-3510 損害サービス第三部(東京 調布) 042-440-8191 名古屋 052-218-7110 火災・新種課(東京 調布) 042-440-8193 福岡 092-432-8680 西日本サービスセンター(大阪 千里) 06-4863-3450 中部サービスセンター(名古屋) 052-218-7110 九州サービスセンター(福岡) 092-432-8680 東京 大阪 ホールセール損害サービス部(東京信濃町) 0120-300-993 日本におけるグループ会社 企業保険損害サービス部(東京信濃町) 03-5361-3940 チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド日本支店(チューリッヒ生命) 1) 所在地 東京都新宿区 出資割合 100% 事業の内容 生命保険業 資本金(スイス本社) 6,000万スイスフラン 日本における設立年月日 1996年8月15日 1) チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー100%出資の持株会社アシュリカム(Assuricum)が100%出資しています。 有限会社チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービス 所在地 東京都新宿区 設立年月日 2001年8月2日 事業の内容 コンピューター・システムの開発・ 出資割合 100% 保守・管理ならびに関連業務 資本金 300万円 2) 2)チューリッヒ・インシュアランス・カンパニーが100%出資しています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 05 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループ概要 Zurich Financial Services Group Profile 1872年、金融の先進国スイスで誕生 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループは、保険 多様な保険ビジネスを展開しています。 事業を中心とした金融グループであり国際的なネットワークを いかなる分野においても、まずお客様のニーズを知り、その 誇ります。1872年の設立より、スイスのチューリッヒ市を拠点 上でそれぞれのお客様のために個別に設計したソリューション に、170カ国以上でサービスを提供しており、約60,000人の を提供するというグループの基本姿勢は共通です。チューリッ 従業員を有しています。グループの2007年度の総収入保険 ヒでは、135年以上の歴史と経験に立脚し、あらゆる可能性を 料は474億USドル(5兆4,107億円)※に達し、強固な財務基 鑑み、変化を続けるこの世界で、時代にあった、安心の保険ソ 盤とグローバルな強みをフルにいかしながら、世界各地域の文 リューションを提供し続けてまいります。 化・特質・お客様のニーズなどに合った商品サービスを開発し、 グループ概要(2007年度)※換算レート:1USドル=114.15円(2007年12月31日) グループ本社所在地 スイス連邦チューリッヒ市 最高経営責任者 ジェームス・シロー(James J. Schiro) サービス提供網 世界170カ国以上 従業員数 約60,000人 総収入保険料 約474億USドル(5兆4,107億円)※ 総資産 3,893億USドル(44兆4,386億円)※ 主な事業内容 保険業・金融業 代表的な経営指標 株主資本 事業利益の推移 単位:100万USドル 28'804 単位:100万USドル 7,000 6,614 6,035 25'587 6,000 25'000 5,000 22'426 3,947 4,000 20'515 2,988 3,000 20'000 2,316 18'934 2,000 1,000 0 06 15'000 2003 2004 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 2005 2006 2007 2003 2004 2005 2006 2007 保険業界のリーダー的存在 保険財務力格付 保険財務力格付は、保険契約者の保険金請求に応える能力 チューリッヒの強み に基づいた、第三者機関による保険会社の財務的健全性の評 ● 保険事業におけるバランスの取れた地域構成と商品構成 価です。2008年5月5日現在におけるチューリッヒ・インシュ ● 保険のプロフェッショナルとしての高い知識と経験 アランス・カンパニーの格付は以下の通りです。 ● グローバルな経験と能力 ● 国際ネットワークの優位性と地域に根差した豊かな経験 格付機関 保険財務力格付 格付見通し(outlook) と知識 A.M. Best A 安定的 ● 可能性と柔軟性 Fitch Rating A+ 安定的 ● 強固な財務基盤と安定性 Moody's A1 安定的 Standard & Poor's AA- 安定的 世界の保険会社・グループ総収入ランキング:損害保険部門(株式会社) 1 Allianz 2 Berkshire Hathaway 3 American International Group 4 Munich Re Group 140,618 118,245 110,064 64,774 5 Zurich Financial Services 55,163 6 Allstate 7 Swiss Reinsurance 8 Millea Holdings 9 Travelers Cos. 10 Liberty Mutual Insurance Group 36,769 35,730 32,487 26,017 25,961 出典:2008年 フォーチュン・グローバル 500 単位:100万USドル チューリッヒ・インシュアランス・カンパニーの株主/発行済株式総数8,250万株(2008年6月19日現在) チューリッヒ・グループ・ホールディング チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ トミー デ スワーン トーマス エスチャー マンフレド ゲンツ マンフレド キンデル ドナルド ニコライセン アルミン マイヤー フィリップ ピドー ヴァーノン サンキー スーザン ビー ロルフ ヴァッター ビクター シュー Zurich Group Holding Zurich Financial Services Tommy de Swaan Thomas Escher Manfred Gentz Manfred Kindle Donald Nicolaisen Armin Meyer Philippe Pidoux Vernon Sankey Susan Bies Rolf Watter Victor Chu 82,450,989株 (99.94%) 49,000株 (0.06%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) 1株 (0.00%) Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 07 主要な業績・財務状況 Financial Highlights 総収入保険料 種目別構成 単位:億円 500 8% 400 自動車保険 傷害保険 300 12% 火災保険 その他の保険 200 17% 100 63% 0 年 度 2003 2004 2005 2006 2007 自動車保険 250 261 274 279 294 傷害保険 45 52 66 74 80 火災保険 40 41 48 50 58 当期の総収入保険料は、自動車保険、火災保険を中心に売上げ そ の 他 50 60 66 62 36 を伸ばし、468億円を計上しました。 単位未満:四捨五入 保険契約準備金 単位:億円 300 200 お客様への保険金支払準備の充分性を確保するため、支払備 100 金を31億円増額計上しました。 0 2003 2004 2005 2006 2007 責任準備金 200 213 232 239 260 支払備金 74 80 79 151 年 度 182 単位未満:四捨五入 ソルベンシー・マージン比率 % 400 300 引続きリスク管理の強化に努めましたが、証券市場の下落の影 200 響もあり、 ソルベンシー・マージン比率は340.0%に低下しま した。 100 0 年 度 Solvency margin 支払余力(%) 08 2003 2004 2005 2006 2007 442.6 351.8 279.3 399.4 340.0 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 多様なビジネススタイル Diversified Businesses 個人向けビジネス Consumer Business 企業・法人向けビジネス Corporate Business ホールセール事業本部 企業保険事業本部 Wholesale Business Unit Corporate Business Unit ダイレクト・マーケティング手法を活かして、主としてクレジッ 企業保険事業本部は、海外にも拠点をお持ちの国際企業の トカード会社、銀行、 インターネットプロバイダー、有名百貨店な お客様や、複雑なリスクへの対応が必要とされる法人のお客様 らびに通信販売会社などの会員の皆様に、個人の生活に有益な 向けに、 チューリッヒグループのネットワーク、経験やノウハウを 損害保険を提供しています。ダイレクト・マーケティングとは、 駆使して、世界水準の質の高い保険商品やサービスを提供して 文字どおり保険会社が直接お客様に接する販売方法ですが、そ います。 の手法のひとつに、 “ カード会社等他業種企業との提携による それぞれの企業にテーラーメードで設計される提案は、 これ 販売”があります。1986年の日本支店設立より大手クレジット までにも高い信頼性と多くのご好評をいただいてまいりま カード会社、百貨店などの他業種との提携を進めてきました。 した。 当時は、個人で損害保険に加入する際には、代理店を通じるこ また、当社のグローバル・プログラムに加入いただいている とが主流でしたが、 お客様に新たな保険加入の機会を提供した 外資系企業のお客様には、チューリッヒグループ独自のバック ばかりでなく、そのユニークで質の高いサービスと高度な販売 アップ体制によって、日本での個別ニーズに応える保険商品や 戦略は、提携企業のサービス事業展開に大いに貢献していま サービスを提供しています。 す。十分にトレーニングを積んだプロフェッショナルなスタッ フと高度なコンピューター・システムを背景にマーケティング戦 略の立案から実行まで、提携企業の個々のニーズに合った相応 しいハイレベルな提案を行っています。 2007年度は、フリー保険プログラム、テレマーケティング 等、提携先企業の事業戦略にそった新しい販売方法によるプロ モーションを積極的に推進しました。 ダイレクト事業本部 Direct Business Unit ダイレクト事業本部では、支社や営業所を介さず、電話やイン ターネットを通じてお客様と保険会社とが直接やり取りするダ イレクトビジネスモデルを展開し、中間コストを軽減するほか、 業務の効率化および集中化によるコスト削減を実現していま す。これにより、 よりリーズナブルな保険料の提供を可能にした だけでなく、常にサービスの拡充を図っております。専門知識を 備えた熟練したカスタマーケアスタッフは、当社の企業理念の 「ケア」と「イノベーション」を実現すべく、常にお客様の立場に 立って対応するよう教育されています。チューリッヒは、 「リスク 細分型」の利点を最大限に活かして個々のお客様のニーズに 合った最適な補償を提供しています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 09 主な取扱商品・サービス Products and Services による契約締結サービスを開始いたしました。保障もお客様の ホールセール事業本部 ライフスタイルにより選べる従来の「パーソナルタイプ」 「ご夫 個人の生活に有益な保険として、傷害保険を中心に、個人賠 償責任保険、 ゴルファー保険などの保険商品を提供しています。 婦タイプ」 「ファミリータイプ」に加え、 お子様だけに保障を限定 した「キッズタイプ」もご用意しています。 傷害保険 バイク保険(スーパーバイク自動車保険) ほとんどすべての事故によるケガを保障する普通傷害保険 リスク細分による保険料算出とダイレクト販売チャネルに と主に交通事故によるケガを保障する交通事故傷害保険、そし より、 リーズナブルな保険料でありながら競争力のある補償を て、それぞれの家族版である家族傷害保険とファミリー交通傷 提供する125cc超の自動二輪自動車を対象とする保険。対 害保険を中心にお客様のライフスタイルに合わせた各種のプラ 人・対物賠償、人身傷害、搭乗者傷害などの基本の補償に加え ンを組んで提供しています。 て、携行品担保特約や車両盗難時臨時費用担保特約など、自動 *傷害保険の特約として「疾病入院保険金支払特約」 ・ 「疾病手術保険金支 二輪自動車保険としてはユニークな補償を提供しています。 払特約」を開発しました。ケガの保障に加え、病気の保障にも簡単な告知 のみでご加入いただくことができるようになりました。 事業者サポート総合保険(スーパービジネス保険) 個人賠償責任保険 中小規模の飲食店経営者を対象に飲食店経営の様々なリス 最高1億円の大型保障を年払方式で提供しています。 クを総合的に補償する保険。 火災や水漏れ・盗難によるお店の動産の損害補償や食中毒 などによる休業損失、 お客様への損害賠償などの基本的な補償 ゴルファー保険 はもちろん、従業員の業務中のケガに対する見舞金の補償や 大型ホールインワン保障に加え、用品損害やプレー中のケガ による死亡・後遺障害などの費用を保障します。 オーナーの方のもしもに備えるサポートなどユニークな補償が 盛り込まれている飲食店のリスクに特化した商品です。 住宅総合保険(ハイライフ保険) ダイレクト事業本部 住宅や家財にかかわる様々なリスクを補償する住宅総合保 険を地震保険と併せてご用意。 自動車保険(スーパー自動車保険) 賃貸住宅居住者のための補償プランには、 カギ・水周り、 ガラ ドライバーの年齢、居住地などのリスクを細かく分析し、それ スのトラブルに対応する質の高いサービス※1を提供していま に応じた保険料を設定する新しい保険料算出方法であるリスク す。また、ジャックスカードと提携し、賃貸不動産管理会社 細分型を導入した直販型自動車保険。 のために入居者の賃料を保証する独自の仕組み(スマートレン 1998年の発売開始より日本市場に新たな価値を提供し 続け、そのクオリティの高さはいまや揺るぎないものとなりまし ※ トシステム※2 )を開発し、住宅総合保険とパッケージで販売し ています。 た。事故だけでなく故障時も迅速に対応するロードサービス ※1:本サービスは当社が提携するサービス会社が提供します。 は24時間365日の万全な体制です。また、常にケアに根差し ※2:スマートレントシステムはビジネスモデル特許を出願中です。 たサービス体制の拡充を行っており、今後も革新的なサービス と安心を進化させています。 生命保険販売業務 募集代理店業務 ※ロードサービスは当社が提携するロードアシスタンス会社が提供します。 傷害保険(スーパー傷害保険) 日本で初めてダイレクト販売による割引を導入した「スー パー傷害保険」は、2004年4月より、日本初のインターネット 10 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 ガン保険(10年更新) 終身ガン保険 ガン診断保険 医療保険(10年更新) 終身医療保険ケアプラス *グループ会社であるチューリッヒ生命の募集代理店として保険契約締結 の媒介を行っています。保険契約締結の代理権はございません。 主な取扱商品・サービス Products and Services 企業保険事業本部 D&O保険(会社役員賠償責任保険) 火災保険、動産総合保険、機械保険、利益保険、PL保険、総合 取締役や執行役員などの会社役員が、その職務の遂行に起 賠償責任保険、施設賠償責任保険、傷害保険、労働災害総合保 因して損害賠償請求を受けた場合の法律上の賠償責任や弁護 険、運送保険、貨物海上保険などの従来型の一般的な保険商品 士等の争訟費用をカバーする保険です。 はもとより、チューリッヒではお客様のリスク・マネジメントにお 役に立てる、特徴的な保険商品・サービスを提供しています。 なお、会社が定款に基づいて取締役や執行役員などの会社 役員に対して、被った損害の補償を行った場合であってもこの 保険を適用させることができます。この他にも、チューリッヒな グローバル・プログラム 海外にも事業拠点をお持ちのお客様向けに、合理的なリス ク・マネジメントの手法として、 グローバル・プログラムという保 らではのユニークな補償内容が用意された商品です。 リスクエンジニアリング・サービス 険プログラムを提案しています。海外拠点のリスク管理、世界 様々な産業に属するお客様に対し、チューリッヒグループ共 中の拠点を網羅する統一化された補償内容、各海外拠点の契 通の理念とグローバル・スタンダードに基づいたリスクエンジ 約内容・保険事故対応状況などの情報の一元管理を可能にし、 ニアリング・サービスを提供しています。お客様に安心してサー 整合性のあるリスク・マネジメントの実現にお役立ていただけ ビスをご利用いただくために、その品質マネジメント・システム ます。グローバル・プログラムは財物保険、賠償責任保険、海上 に関し、 リスクエンジニアリング部門アジア地区としてISO 保険など幅広い保険種目への適用が可能です。 9001の認証を取得しています。 ポリティカルリスク保険 国内の銀行・商社・輸出者向けに、新興国の債務者や取引先 が、政府による担保資産の収用、没収、国有化、 また国外への送 金停止、通貨兌換停止、あるいは担保資産への政治的暴力によ り、不払いを起した場合をカバーする商品です。お客様の銀行 の貸付契約や輸出者の決済契約に個別に対応できるよう、中長 期にわたって保険料や保険金額を設定することが可能です。 キャプティブ/レンタキャプティブ キャプティブとは、企業が主に自社グループの保険を専門的 に引受けることを目的として設立される再保険子会社です。ま た、より簡単にキャプティブの機能を活用する手段として、キャ プティブ会社の機能を一部レンタルすることも可能です(レン タキャプティブ)。チューリッヒでは、 これらのキャプティブ/レ ンタキャプティブを通じた保険リスクの引受けを行っています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 11 ガバナンスの統制 Corporate Governance 内部管理態勢の強化 内部統制強化プロジェクト 当社では、内部管理態勢の強化のため、組織および人的資源 2008年2月より、内部統制強化活動のしくみとして、内部 の充実を図り、管理・牽制態勢の強固な基盤を構築してまいり 統制強化プロジェクトを立ち上げました。同プロジェクトはCEO ました。 「オペレーショナル・リスク管理委員会」など各種委員 がプロジェクトスポンサーを、事務管理部長がプロジェクトマネ 会の再構築を行うことにより、 より実効性のあるガバナンスと一 ジャーを務め、事務管理部およびコンプライアンス部による合 貫性のある統制を可能にしています。 同プロジェクトチームを中心に、外部コンサルタントの支援も また、内部監査においても、その独立性と実効性を高めるべ く、組織および人的資源を強化してまいりました。監査計画の 得て、事務リスクおよびシステムリスクの低減を目的として実 施しています。 作成管理、監査指摘事項に対する改善策の実施状況の確認、監 査対象部門とのコミュニケーションの強化など、より適切で実 アプローチ 効性のある監査への取り組みを進めています。 ①部門責任者主導によるコントロールセルフ アセスメントの導入 部門責任者主導によるコントロールセルフアセスメントのし くみを作り、会社として内部統制の有効性を定期的に評価でき る状態を作るとともに、部門責任者自らが内部統制に責任を負 うことを明確にする。 ②経営陣、部門責任者が参加するCSA(コントロー ルセルフアセスメント)マネジメント会議の開催 経営陣と部門責任者が、 コントロールセルフアセスメントの 進捗、課題、 リスクを共有し、必要な打ち手を決定する場として CSAマネジメント会議を開催。経営陣の内部統制に対する関 与を強化する。 ③ 検査マニュアルに基づく内部統制状況 レビューの実施 金融庁が保険会社を検査する際に用いる手引書として位置 づけられる「保険検査マニュアル」に基づき、現在の内部統制 状況を診断する。 12 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 運営体制 Management Policy リスク管理の体制 リスク管理の方針 オペレーショナル・リスク チューリッヒグループでは、スイス本社においてチーフ・リス オペレーショナル・リスクとは、事務リスク、 システムリスク、お ク・オフィサーを任命し、その指導の下にリスク管理の周知・ よび、危機管理体制をいいます。事務リスクとは、役職員が正確 徹底を図っています。チューリッヒ・リスク・ポリシーはグループ な事務を怠る、あるいは、事故・不正等を起こすことにより損失を におけるリスク管理の根幹をなすものであり、その遵守はグ 被るリスク、および、外部委託業務に係るリスクをいいます。シス ループのすべての組織に求められています。また、年1回実施 テムリスクとは、 コンピューターシステムのダウンまたは誤動作 するトータル・リスク・プロファイリングに加えて、月例および四 等により損失を被るリスク、さらにコンピューターが不正に使用 半期リスク管理レポートにより、常に新たなリスクを把握すると されることにより損失を被るリスクをいいます。なお、日本支店 ともに、 リスク低減策を適切に実施する体制を確立しています。 を含むグループ全体としてオペレーショナル・リスクの定量化に 日本支店においては、主要なリスクに係るリスク管理委員会 努めています。これらの事故を未然に防ぐために、作業マニュア を設置し、さらに支店全体のリスクを統括すべく、チーフ・リス ルの策定、定期的な自主検査を行なっています。危機管理体制 ク・オフィサーの役職を設置しています。グループより求められ とは、地震に代表される自然災害、火災、テロ、あるいは、新型イ るリスク管理に加え、金融庁の保険会社に係る検査マニュアル ンフルエンザなど、事業継続に多大な影響を与える事態が発生 の主旨等を踏まえることにより、事業の健全かつ適正な運営を した場合の対応策です。保険契約者保護の観点から保険金支払 確保し、保険契約者の保護を図るべく各種のリスクに相応しい いを最優先業務と位置づけ、事業継続計画の策定およびその内 管理体制の確立に努めています。 容の向上に努めています。 各種リスクへの対応 保険引受リスク 保険引受リスクとは、保険料設定時の想定を上回る保険金発 生により損失を被るリスクをいいます。保険事故発生頻度、損 傷度の分析等を行ない、適切な保険料水準の確保に努めてい ます。また、損害保険会社の財務状態に重大な影響を与える可 能性のある自然災害については、工学的モデルによる分析を定 期的に行っています。この分析結果をもとに、適切な保有水準 となるよう再保険スキームを設定しています。 (注)日本支店では、医療保険、 がん保険、介護保険などの長期の第三分野保 険を取り扱っていないため、 「ストレステスト」および「負債十分性テス ト」の該当はありません。 財務リスク 財務リスクとは、資産および負債のミスマッチから生じる ALMリスク、株式市場および外為市場などにおける価格変動か ら生じる市場リスク、債券等の発行体の債務不履行あるいは格 付け低下から生じる信用リスク、および、流動性リスクをいいま す。資産の運用方針として、安全性と流動性に重点をおいた運 用を行なっていますが、財務リスクの状況を定期的に把握し、必 要に応じて適切な対応を実施するよう努めています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 13 個人データ保護に関して 法令遵守の体制 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループでは、欧 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループでは、契 州社会の厳格なプライバシー保護意識に基づく徹底した個人 約者、取引企業、ならびに株主との信頼関係をより強固なもの デ ータの 保 護を 心がけております。日 本におきましても、 にするためには、法令、社会規範および社内規程を遵守すると 2005年4月から完全施行されました「個人情報の保護に関す ともに、 より高い企業理念を確立することが重要であると考え、 る法律(個人情報保護法)」や監督官庁である金融庁のガイドラ チューリッヒベーシックスをはじめ様々なスタンダードを定め、 イン・実務指針、外国損害保険協会のガイドライン、 「 FISC指針 社員への周知徹底を行っています。日本におきましてもグルー (金融機関等における個人データ保護のための取扱指針)」等 プの一員としてこうしたスタンダード等の実践を図るとともに、 の諸指針に基づいて社内指針、規程等を作成運用し、お客様の 日本の法規制や監督当局の趣旨を踏まえた独自のコンプライ 個人情報を厳格に管理する体制を布いております。一方で、 アンス・マニュアルを作成し、日本における代表者を頂点とした これらの情報資産を偶発的事故、人為的事故、改ざん、破壊、漏 コンプライアンス体制を整備し、社員のコンプライアンス等の 洩などの脅威から継続的に守るために、チューリッヒ・ファイナ 教育、管理を推し進めています。 ンシャル・サービシズ グループのITセキュリティーの基本方針 いうまでもなく、保険事業は消費者の生活や社会経済と非常 に基づいた独自のセキュリティー・ポリシーを策定し、社内での に密接な関係をもつ、公共性の高い事業です。事業の運営にあ 情報処理に対する機密性、完全性、可用性を確保するとともに、 たっては会社の社会的責任の大きさを十分認識し、健全で公正 データの利用に関する規定をはじめとした各種の規定を設け、 な事業運営を通してお客様の信頼を得るよう、社員一人ひとり 社内での情報取扱管理を厳格に行うよう徹底しています。 が自覚を持ち、法令遵守を遂行できる環境作りを常に目指して います。 損害サービス体制 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループでは チューリッヒ・グローバル・クレーム・ポリシーに基づき、世界規 模でハイレベルで均質なサービスを展開しています。 いざという時に企業理念である「ケア」を実現しお客様に ご安心いただけるよう質の高いサービスの提供を目指してい ます。また、保険金支払いにあたっては「親切で迅速かつ適正 な支払い」を行うニ重三重のチェック体制で臨んでおり損害 サービスのさらなる適正化と機能の拡充を図っています。 14 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 勧誘方針 1 当社は、金融商品の販売等に関する法律、消費者契約法、保 険業法その他関係法令等を遵守いたします。 2 当社は、お客様の知識、経験、財産の状況、目的その他お客 様からお伺いいたしました事項を総合的に考慮し、 お客様の ニーズに沿った商品を説明および提供させていただくこと に努めます。 3 当社は、お客様自身が商品についての重要事項を正しくご 保険の引受け チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店では、 損害保険の元受けならびに再保険の引受けを行っています。 損害保険は種類も多く内容も複雑ですが、お客様一人ひとりの ニーズにより細かく対応するためにも、企業保険事業部門、個 人保険事業部門のそれぞれの専門性をいかし、様々なリスクに 対し、より速やかにかつ十分な提案を行い、万一事故に遭遇 された場合には迅速で確実な損害調査処理を提供できるよう 取り組んでいます。 理解いただいたうえでご自身の判断と責任において当社の 主な取扱い商品名 保険にご契約いただけるよう、商品内容やリスク内容等の重 火災保険/傷害保険/自動車保険/賠償責任保険/動産総合 要事項について、商品および販売の形態に応じ、適切な説明 保険/労働者災害補償責任保険/海上保険/運送保険/ポリ に努めます。特に、変額年金等市場リスクが存在する商品に ティカルリスク保険/保証保険/機械保険/建設工事保険/ ついては、お客様の年齢、知識、投資経験、財産の状況、収入 盗難保険/費用・利益保険/原子力保険 等に照らして、最適と考えられる商品をお勧めするとともに 商品内容やリスク内容等について適切な説明に努めます。 4 当社は、事実と異なる情報の提供など、お客様の誤解を招く ような勧誘は行いません。 5 当社は、深夜や早朝などお客様のご迷惑となるような時間 資産の運用 保険料として収受した金銭等を、主として預金、国債、および 事業債等で運用しています。 帯、場所、方法による勧誘は行いません。 6 当社は、お客様の信頼と期待を裏切らないよう、また適切な 情報提供を行うため、教育、研修体制等を充実し、適切な業 務を行うために必要な知識技能の習得、研鑚に努めます。 7 当社は、お客様のご意見・ご要望を真摯に受け止め、販売活 動にいかします。 業務の代理・事務の代行 当社は、チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・ リミテッド日本支店の募集代理店として生命保険契約締結の媒 介、 およびそれに付随する業務を行っています。 以上の方針は、 「 金融商品の販売等に関する法律」 (平成12 年法律第101号)に基づく「勧誘方針」です。 国債等の窓口販売業務等 該当業務はありません。 配当性向 該当ありません。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 15 損害保険のしくみ Insurance Basics 保険のしくみ 1 損害保険のしくみ 保険制度とは、偶然な事故による損害を補償するために、多 約款 1 約款とは 約款とは、 保険会社と契約者・被保険者 (補償を受けられる方) 数の人々が統計学に基づくリスクに応じた保険料を支払うこと 双方の権利や義務等保険契約の内容を具体的に定めたもの によって、事故が発生し、損害を被った場合に保険金を受取るこ で、基本的な内容を定めた普通保険約款と、個々の契約におい とができるしくみです。 て普通保険約款の規定や内容を補足、 変更する特別約款 (特約) このように損害保険とは「大数の法則」を利用し、相互にリス クを分散して、経済的補償を得、個人の生活や企業経営の安定 に資するものといえます。 この制度を利用すれば、災害に備えて莫大な貯蓄をしなくて もごくわずかの負担で万一のとき大きな安心が得られます。 「一人は万人のために、万人は一人のために」という言葉はこの 損害保険の制度のしくみをよく表しています。 により構成されるのが一般的です。 約款では主に以下の内容が規定されています。 ① どのような事故が補償の対象となるのか ② どのような事故が補償の対象とならないのか ③ 支払われる保険金の内容と保険金の額 ④ 契約時に保険会社に正しく申し出る必要のある重要な 事項(告知事項) ⑤ 現在の契約内容に変更があった場合に保険会社に正し く申し出る必要のある重要な事項(通知事項) 2 損害保険契約とは 保険契約とは、偶然な一定の事故によって生じる損害を保険 会社が補償することを約束して、保険契約者がその報酬として ⑥ 契約が無効または失効となる場合 ⑦ 契約が解除となる場合。また解除となる場合の保険契 約者および保険会社の権利や義務 保険料を支払うことを約束する契約を結ぶことをいいます。従 って、有償・双務契約であり、 また当事者の合意のみで成立する 諾成契約ですが、原則として、当社では契約引受の正確を期す ため、保険契約申込書への記入および捺印をお願いしておりま す。保険会社はその契約の証として保険証券を発行します。 2 ご契約時の留意点 ご契約にあたっては、約款の内容および保険契約の申込書等 の記載内容を十分にご確認のうえご契約いただくことが必要で す。特に保険契約の申込書等は、保険会社と契約者・被保険者 (補償を受けられる方)双方を拘束する重要なものであり、記載 3 再保険について 再保険とは引受けた危険の一部または全部を他の保険会社 内容が事実と相違していた場合は、保険金がお支払いできない ことがありますので、 ご契約時に十分ご確認ください。 に移転すること(出再)および他の保険会社の危険を引き受け ること(受再)をいいます。チューリッヒグループでは財務の安 定と資本効率の観点から、再保険を適切かつ効果的に活用して 3 約款に関する情報提供方法 おります。日本支店では、 グループの方針に則して、契約条件・ 約款の記載事項の中でも特に内容をよく理解いただく必要 信用度などを慎重に検討した上で、再保険取引を行っており のあるものについては、 「パンフレット」 、 「重要事項説明書(契約 ます。 概要・注意喚起情報)」等を作成しております。 「パンフレット」 「重要事項説明書 、 (契約概要・注意喚起情報)」 等に十分目を通し、記載内容をご理解いただきますようお願い いたします。 16 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 保険料のお支払い 契約締結のしくみ 保険料は、当社の案内に従って所定の払込方法(銀行振込や インターネットまたは電話等を通じて契約を締結するダイレ クレジットカード支払い等)でお支払いいただきます。 クト販売が主となります。 なお、保険期間が始まった後でも、保険料をお支払いいただ く前に生じた事故については、保険金はお支払いできません。 また、保険料を分割してお支払いいただく契約につきましては、 2回目以降の保険料が定められた期日までに払込まれない場 合は、保険金をお支払いできません。 電話でのお申し込み 自動車保険 バイク保険 傷害保険 0120-860-212 0120-819-212 0120-083-830 インターネットからのお申し込み 保険料の請求・返還 ホームページ http://www.zurich.co.jp 保険期間中に保険契約の内容に変更が生じた場合は、当社 は、追加保険料の請求や保険料の返還を行います。また、保険 契約が失効した場合や解除された場合には、保険料を約款の規 定に従いお返しいたします。 ただし、お返しできない場合もありますので、詳しくは約款等 をご確認ください。 保険料 保険料は、事故が発生したときに保険会社が支払う保険金に 充てられる「純保険料」と、保険会社の運営や募集の経費など に充てられる「付加保険料」から成り立っています。そして、金 クーリングオフ制度 お客様に安心してご契約いただけますようインターネットで のご契約には「クーリングオフ制度」を設けております。 融庁からの認可取得または同庁への届け出を経たうえで使用 保険証券を受け取られた日より8日以内にお申し出を行うこと されています。純保険料は、過去の保険データなどをもとに、数 により、 お申し込み (ご契約) の撤回・解除を行うことができます。 理的手法を用いて将来の事故の支払額を予測することによっ て算出されます。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 17 事故受付から保険金のお支払いまで 私たちは、 お客様のために全力で迅速かつ的確にそしてきめ細やかに事故対応に取り組みます。 保険金お支払いまでの一般的な流れ(自動車保険の場合) 事故発生の一報を ▼ 1 チューリッヒにご連絡ください。 様々な安心とサービスでお応えするチューリッヒケアプ ラスカードをご契約者全員にお届けしています。ケアプ ラスカードの裏に事故・故障受付専用ダイヤルが記載さ れています。事故・故障受付専用ダイヤルは24時間 365日受付していますのでご安心ください。 4 保険金をお支払いします。 当社は先進の保険金支払いシステムを導入し、保険金 支払い期間の短縮を実現しました。必要書類を受領し 手続きが完了次第、お客様のご指定の支払い先にお支 払いいたします。また、迅速に保険金をお支払いするた ▼ めに2つのサービスを行っています。 ①無料事故証明書取得代行サービス 2 専任担当者からご連絡します。 当社の事故対応は①人身事故の専任担当者、②物損事 故の専任担当者が行います。 専任担当者は豊富な経験と知識をいかし、状況に応じ た的確な解決と示談を行います。 お客様の手を煩わせることのないよう、保険金支払 いに必要な「事故証明書」を当社が代行取得する サービスを行っています。 ②保険金請求書省略サービス 車両保険と対物賠償保険に関しては、原則として「保 険金請求書」を省略して保険金をお支払いします。 *当社が必要と判断した際には、保険金請求書をご提出いただく 場合もあります。 ▼ ▼ 3 示談交渉を始めます。 私たちはダイレクトだからこそ、 「お客様の声」を直接お 伺いすることができるという自負があります。事故の一 報を受けてから保険金をお支払いするまで、 「 事故状況 の把握」 「正確な情報収集」 「お客様の立場に立ったアド バイス」等、 どんな事故にでも迅速で的確な対応をいた します。チューリッヒがお客様の代わりに行う示談交渉 中の進行状況は、随時ご報告いたします。 *対人・対物賠償責任が発生する場合に限ります。 *被害事故の場合も被害事故相談センターにてお客様のご相談を 承っております。 ▼ 18 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 5 保険金支払い後 当社にて事故対応が完了したお客様を対象にアンケー トを実施しています。 実際に事故に遭われたお客様から当社のサービスに対 しての生の声をお伺いすることにより、損害サービスの 更なる向上に努めてまいります。 お客様相談窓口 Customer Consultation お客様のご意見・ご要望に対する取り組み チューリッヒではお客様によりご満足いただけ 保険種目別苦情件数 2007年度苦情内容 る各種商品・サービスを開発、提供するためにお客 種 目 2006 2007 経営資源として位置付けております。 「ご意見・ご 自動車 1235 1393 要望」を広義に解釈して、苦情と取扱い苦情管理 火 災 5 1 対応部門であるカスタマーリレーションズにおい 傷 害 158 162 て、一元管理を行っています。当社にて2007年 新 種 16 19 その他 19 20 合 計 1433 1595 様の声のひとつである「ご意見・ご要望」を重要な 度に受付しました苦情は約1,600件となり、苦情 41件 その他 625件 保険金支払いに 関して の傾向、分析を行いマネージメント、関係各部への 改善提案に活用しています。 628件 合計 1,595件 契約・募集 行為に関して 301件 契約の管理・保全・ 集金に関して お客様の声による改善活動の例 お客様のご要望 お客様ご要望 事故状況に応じた過失割合などの事故事例、保険金の支払 ロードサービスにおけるレッカー無料移動距離を30kmでは い例をウェブサイトで閲覧できるようにしてほしい。 当社改善活動 なく、せめて50kmにしてほしい。 当社改善活動 事故時の動画をお見せしながら、保険金支払い事例をご確認いた だける「知っ得保険金ナビ」をホームページに開設いたしました。 従来のレッカー無料移動距離30kmを100kmに改定をい たしました。 当社ホームページにおいて、他の改善活動例を含め、顧客満足度調査を公表しておりますので、 (http://www.zurich.co.jp/aboutus/pr/news/nw080618.html)をご参照ください。 チューリッヒへのご相談、または苦情は カスタマーリレーションズ 0120-860-697 受付9:00∼17:00 (月曜日から金曜日 祝祭日を除く) (財)自賠責保険・共済紛争処理機構 自賠責保険(自賠責共済)の保険金(共済金)の支払いをめぐる紛争 の、公正かつ適確な解決を通して、被害者の保護を図るために設立さ れ、国から指定を受けた紛争処理機関として、 (財)自賠責保険・共済紛 争処理機構があります。同機構では、自動車事故に係る専門的な知識 を有する弁護士、医師、学識経験者等で構成する紛争処理委員が、自賠 責保険(自賠責共済)の支払い内容について審査し、公正な調停を行い ます。同機構が取扱うのは、あくまで自賠責保険(自賠責共済)の保険 金(共済金)の支払いをめぐる紛争に限られますので、 ご注意ください。 詳しくは、同機構のホームページ(http://www.jibai-adr.or.jp)を ご参照ください。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 19 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー(スイス本店)決算ハイライト Zurich Insurance Company (Switzerland) Financial Statements 本年度の業績概要 Overview チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー(ZIC)は、2007 詳細は以下の通りです。 年12月31日までの年間純利益において、前年度の24億 * ロシアにおける個人向け保険の先駆的企業であるナスタ・イ 3,700万スイスフラン(2,440億)に対し14億100万スイス ンシュアランス・カンパニーの株式の66%を取得、2010年 フラン(1,402億円)という結果となりました。 には株式の100%取得を合意しています。 当社(ZIC)のアイルランド現地法人(ZIIL)を欧州の損害保険 * ドイツの自動車保険会社 リアル・ガラント・ヴァルスィヒア 事業の中核会社と位置付け、 デンマーク、 フィンランド、 フランス、 ルン-オクツァンゲセルショフト社の株式を取得しました。 イタリア、オランダ、 ノルウェー、 スウェーデン、 イギリスに拠点を * その他、イギリスのエンズリー・リミテッド社、スペインのエ 開設しています。2007年には当社(ZIC)のオランダ、ルクセン イ・シー・シー・セグロス・イ・レアセグロス・デ・ダニョス・エ ブルグ支店を廃止し、オランダ、ベルギーの保険事業を同現地 ス・エイ社、アイルランドのライトウェイ・アンダーライティン 法人(ZIIL)傘下の拠点に移管しました。当社(ZIC)のベルギー グ・リミテッド社の株式を取得しました。 支店は不動産事業のみを取扱うこととしました。 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー(ZIC)は、 2007年 にこれからの事業の重要な布石となる株式の取得をしました。 損益計算書 Statement of Income 自 2007年1月1日 至 2007年12月31日 1CHF(スイスフラン)=100.14円 CHF'000'000 収 益 Gross written premiums and policy fees 収入保険料 25,415 2,545,058 Less premiums ceded to reinsurers 出再保険料 △2,771 △277,488 Net written premiums and policy fees 正味収入保険料 22,645 2,267,670 Net change in reserves for unearned premiums 未経過保険料の繰入 Net earned premiums and policy fees 正味既経過保険料 Net Investment income 資産運用収益 Net realized capital gains (losses) on investments and write-downs 有価証券等評価損 Other income その他経常収益 Total revenues 収益合計 Benefits, losses and expenses 費用 Insurance benefits and losses, net of reinsurance 正味発生保険金及び損害調査費 Policyholder dividends and participation in profits, net of reinsurance 保険契約者配当金及びその他利益戻し 20 (単位百万円) Revenues △141 △14,120 22,504 2,253,551 4,173 417,884 △1,122 △112,357 962 96,335 26,516 2,655,312 △16,395 △1,641,795 △91 △9,113 Underwriting and policy acquisition costs, net of reinsurance 営業費 △4,940 △494,692 Administrative and other operating expenses 一般管理費 △1,452 △145,403 Other expenses その他経常費用 △923 △92,429 Interest expense on debt 支払利息 △700 △70,098 Interest credited to policyholders; and other interest 保険契約者予定利息及びその他の利息 △444 △44,462 △24,945 △2,497,992 Total benefits, losses and expenses 費用合計 Net Income before taxes 税引前当期利益 1,571 157,320 Taxes 税金 △170 △17,024 Net income 当期利益 1,401 140,296 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 貸借対照表 Balance Sheet 2007年12月31日現在 1CHF(スイスフラン)=100.14円 Assets Investments Cash and cash equivalents Equity securities Debt securities Real estate Mortgage loans Policyholders' collateral and other loans Investments in subsidiaries and associates Short-term investments Other investments Total investments Other assets Deposits made under assumed reinsurance contracts Accrued assets Receivable from agents and outstanding premiums Receivable from insurance and reinsurance companies Other receivables Furniture and equipment Intangible assets Other assets Total other assets Total assets 資産の部合計 Liabilities and shareholders' equity Short-term liabilities Deposits received under ceded reinsurance contracts Amounts due to reinsurance and other insurance companies Prepaid premiums and other creditors Bank overdrafts Accrued liabilities Other liabilities Total short-term liabilities Long-term liabilities Provisions Bonds Debt related to capital markets and banking activities Senior debt Subordinated debt Total long-term liabilities Insurance reserves, net Reserves for losses and loss adjustment expenses, net Reserves for unearned premiums, net Actuarial and other insurance reserves, net Total insurance reserves, net Total liabilities Shareholders' equity (before appropriation of available earnings) Share capital (fully paid) General legal reserve General free reserve Retained earnings: Beginning of year Dividend paid Net income Retained earnings, end of year Total shareholders' equity (before appropriation of available earnings) Total liabilities and shareholders' equity 負債及び 資本の部 CHF'000'000 (単位百万円) 投資 現預金 株式 債券 不動産 不動産貸付金 保険契約者貸付金 関連会社投資 短期投資 その他運用資産 投資合計 8,168 2,999 35,374 1,373 1,484 2,024 20,499 687 571 73,179 817,944 300,320 3,542,352 137,492 148,608 202,683 2,052,770 68,796 57,180 7,328,145 3,012 812 2,083 1,507 1,734 160 667 6 9,981 83,161 301,622 81,314 208,592 150,911 173,643 16,022 66,793 601 999,497 8,327,743 その他資産 再保険預託金 繰延保険募集費用 代理店貸等 再保険貸等 その他未収金 有形固定資産 無形固形資産 その他の資産 その他資産合計 資産の部合計 CHF'000'000 (単位百万円) 流動負債 再保険預り金 再保険借 前払再保険料 短期借入金 未払金 その他短期負債 流動負債合計 1,199 1,144 1,563 4,304 968 979 10,158 120,068 114,560 156,519 431,003 96,936 98,037 1,017,222 391 1,000 45 11,215 4,248 16,899 39,155 100,140 4,506 1,123,070 425,395 1,692,266 34,757 5,488 5,030 45,275 72,332 3,480,566 549,568 503,704 4,533,839 7,243,326 825 485 6,372 82,616 48,568 638,092 固定負債 その他負債 社債 銀行関連債務等 優位弁済債務 劣位弁済債務 固定負債合計 保険契約準備金 支払備金 未経過保険料準備金 その他責任準備金 保険契約準備金合計 負債の部合計 資本の部(利益処分前) 資本金 法定準備金 任意積立金 繰越利益 前期繰越利益 支払配当金 当期利益 当期未処分利益 資本の部合計(利益処分前) 負債及び 資本の部合計 3,046 305,026 △1,300 △130,182 1,401 3,147 10,829 83,161 140,296 315,141 1,084,416 8,327,743 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 21 2007年12月31日現在の取締役および監査人 Board of Directors and Auditors 取締役員 会長:マンフレド・ゲンツ 任期 ドイツ/ベルリン 2009年 スイス/ヴォード地方/ローザンヌ 2008年 スイス/チューリッヒ地方/ウィティコン 2009年 スイス/チューリッヒ地方/ウィンタートゥール 2008年 スイス/チューリッヒ地方/エレンバッハ 2009年 アメリカ/ニュージャージー/カリフォン 2009年 イギリス/ファーンハムコモン 2009年 アメリカ/コネチカット/グリニッチ 2008年 オランダ/アムステルダム 2008年 スイス/チューリッヒ地方/タールヴィル 2010年 Manfred Gentz 副会長:フィリップ・ピドー Philippe Pidoux トーマス・エスチャー Thomas Escher マンフレド・キンデル Manfred Kindle アルミン・マイヤー Armin Meyer ドナルド・ニコライセン Donald Nicolaisen ヴァーノン・サンキー Vernon Sankey ゲルハルド・シュールマイヤー Gerhard Schulmeyer トミー・デ・スワーン Tommy de Swaan ロルフ・ヴァッター Rolf Watter 役員会事務 ハンス・ウルリッヒ・ショーホ Hans-Ulrich Schoch 監査人 プライスウォーターハウスクーパースAG チューリッヒ・インシュアランス・カンパニーの名誉会長であるフリッツ・ゲルバーは、その確かなリーダーシップと会社への奉仕の 精神が評価され名誉理事に抜擢されました。この役職は特に業務や権利を負うものではなく、役職手当を受けることもありません。 22 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店資料編 Zurich Insurance Company, Japan Branch Financial Data 2007年4月1日〜2008年3月31日 Contents Ⅰ. 保険会社の主要な業務に関する事項 Statements on Main Areas of Business 1. 日本における直近の事業年度における事業の概況 Operating Environment and Activities 2. 日本における直近の5事業年度における主要な業務の状況を示す指標 Financial Highlights 3. 日本における直近の2事業年度(特に指定のあるものを除く)における業務の状況を示す指標等 Summary of Business Performance for Past Two-year Period (Excludes items where specifically noted) 4. 責任準備金の残高の内訳 Underwriting Reserves 5. 期首時点支払備金(見積り額)の当期末状況(ラン・オフ・リザルト) Loss Reserve Development for Prior Accident Years 6. 事故発生からの期間経過に伴う最終損害見積り額の推移表 Ultimate Loss Development by Accident Year Ⅱ. 直近の2事業年度(特に指定のあるものを除く)における財産の状況 Financial Statements for Past Two-year Period (Excludes items where specifically noted) 1. 日本における保険業の貸借対照表 Balance Sheets 2. 日本における保険業の損益計算書 Profit and Loss Statements 3. 日本における株主資本等変動計算書 Statements of Changes in Net Assets 4. 日本における保険業のキャッシュ・フロー計算書 Cash Flow Statements 5. 日本におけるリスク管理債権の状況 Status of Loans from Standpoint of Risk Management 6. 元本補てん契約のある信託に係る貸出金の状況 Status of Loans Involving Trusts with Contracts for Replacement of Losses 7. 日本における債務者区分に基づいて区分された債権 Loans classified by Borrower's status 8. 日本における保険金等の支払能力の充実の状況(ソルベンシー・マージン比率) Solvency Margin Ratio 9. 日本における時価情報 Current Market Values Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 23 Ⅰ. 保険会社の主要な業務に関する事項 I. Statements on Main Areas of Business (注)保険料等の金額は記載単位未満を切り捨てて表示し、増減率等の比率は小数点第2位を四捨五入し小数点第1位まで表示しております。 1. 日本における直近の事業年度における事業の概況 Operating Environment and Activities 日本支店の2007年4月1日から2008年3月31日までの活動状況と事業概況を報告します。 活動状況 新態勢のもと、業務改善計画を着実に遂行し、ガバナンス、コンプライアンスのさらなる強化と顧客視点に立った業務の運営を 図ってまいりました。業務改善計画の進捗・実施および改善の状況に関する報告を2007年6月、9月、12月、および2008年3 月に金融庁に提出いたしました。 2007年8月に、J.D. パワー・アジア・パシフィック社による「2007年日本自動車保険顧客満足度」および「事故対応満足度」 の両部門において第1位を受賞いたしました。前者は契約時の経験や商品・サービス内容に対する満足度調査であり、当社は4年 連続の第1位受賞となります。後者は、事故対応に関わる満足度調査であり、当社は2004年以来3回目の受賞となります。 2008年2月より、スーパー自動車保険発売10周年を記念して、同商品付帯サービスであるロードサービスを一新した「チュー リッヒ・ケアプラスサービス」の提供を開始いたしました。これは、緊急対応実績や発生頻度を分析し、お客様の声やニーズに応 えるべく開発したサービスであり、1)事故・故障時の現場からお客様指定の修理工場等への契約車両のレッカーサービスの無料対 象距離を100kmに引き上げ、2)事故・故障発生後に係る緊急の帰宅費用や宿泊費用の上限を撤廃、3)24時間まで基本料金無料の レンタカーサポート、4)ペットが同乗中、事故、故障で帰宅できない場合のペットホテル費用等を補償するペットケアサービスの 提供などを盛り込んだ業界最高水準のサービスです。 昨年末の銀行での保険商品の販売の全面解禁に伴い、2008年2月より、新生銀行のホームページよりインターネットを通じた 通信販売にて自動車保険の販売を開始いたしました。 事業概況 当事業年度は、保険引受収益39,916百万円(3.5%増) 、資産運用収益370百万円(19.0%減)、その他経常収益393百万円 (53.0%減)を合計した経常収益が前事業年度に比べて806百万円、2.0%増収し40,679百万円となりました。 経常収益の主な項目であります保険引受収益を種目別にみますと、自動車保険は前事業年度に比べ1,381百万円、4.9%増収 の29,321百万円、傷害保険が558百万円、10.5%増収の5,868百万円、前事業年度に収益が減少していた火災保険が1,196 百万円、75.4%増収の2,782百万円となりました。合計では保険引受収益が1,337百万円、3.5%増収の39,916百万円となり ました。 一方、経常費用については、責任準備金繰入額が1,478百万円、233.0%増加し2,112百万円となりましたが、支払備金繰入 額は前事業年度に支払備金を拡充・増加しましたため今年度は4,087百万円、56.9%減少の3,094百万円となり、保険引受費用 が3,053百万円、9.4%減少し29,317百万円となりました。営業費および一般管理費14,562百万円(3.3%増) 、資産運用費 用16百万円、その他経常費用71百万円(44.0%増)を加えた総額は、前事業年度に比べ2,550百万円、5.5%減少し43,967 百万円となりました。 この結果、経常収益から経常費用を控除した経常損失は、3,288百万円となり、前事業年度に比べて3,357百万円回復いたし ました。経常損失に特別利益、特別損失ならびに法人税および住民税を加減した当期純損失は3,096百万円となり、前事業年度に 比べ3,688百万円回復いたしました。 2006年4月に新経営体制を発足させ、前事業年度に引き続き当事業年度においても経営管理、リスク管理の強化、成長性の追 求に努めてまいりました。また、財務の健全性を確保するため、昨年度に引き続き2008年3月に本店から1,779百万円の送金を 受け、持込資本金の充実を図りました。 2. 日本における直近の5事業年度における主要な業務の状況を示す指標 Financial Highlights 項目 経常収益 経常利益(△は経常損失) 当期純利益(△は当期純損失) 持込資本金 純資産額 総資産額 責任準備金残高 貸付金残高 有価証券残高 ソルベンシー・マージン比率 内務職員数 正味収入保険料 Ordinary Income Ordinary Profit (or Loss) Net profit (or Net Loss) Brought in Capital Net Assets Total Assets Underwriting Reserve Loans Securities Solvency Margin Ratio Number of Staff Net Premiums Written 平成 15 年度 2003 平成 16 年度 2004 32,844 155 120 — 2,233 33,736 20,006 11 23,044 442.6% 426 人 31,733 36,465 765 724 — 3,055 35,662 21,284 — 24,662 351.8% 452 人 34,597 (注)平成18年度より内務職員数には日本における代表者を含めて表示しております。 24 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 2005 2006 2007 40,277 △ 471 △ 660 — 2,248 38,649 23,234 — 28,006 279.3% 447 人 38,071 39,872 △ 6,645 △ 6,785 642 968 46,453 23,869 — 34,579 399.4% 476 人 38,572 40,679 △ 3,288 △ 3,096 933 526 50,701 25,981 − 35,331 340.0% 497 人 39,915 3. 日本における直近の2事業年度(特に指定のあるものを除く)における業務の状況を示す指標等 Summary of Business Performance for Past Two-year Period (Excludes items where specifically noted.) (1)主要な業務の状況を示す指標等(3事業年度) Three Years Underwriting Results 正味収入保険料 Net Premiums Written 平成17年度 種目 Line of Business 2005 火災 Fire 1,954 海上 Marine 2,190 傷害 Personal Accident 4,773 自動車 Voluntary Automobile 27,272 自動車損害賠償責任 Compulsory Automobile Liability △0 その他 Miscellaneous 1,880 合計 Total 38,071 (注)正味収入保険料とは、元受及び受再契約の収入保険料から出再契約の支払再保険料を控除したものです。 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 1,562 2,709 2,222 1,274 5,309 5,868 27,939 29,321 △0 △0 1,538 741 38,572 39,915 元受正味保険料 Direct Net Premiums Written 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 3,796 802 6,482 27,337 — 3,006 41,425 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 4,055 4,359 808 425 7,289 7,856 27,866 29,356 — − 2,723 1,646 42,743 43,645 (注)元受正味保険料とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものです。 受再正味保険料 Assumed Net Premiums Written 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 1,037 2,117 98 38 △0 660 3,952 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 899 1,461 2,100 1,083 136 108 52 10 △0 △0 559 473 3,749 3,137 (注)受再正味保険料とは、受再契約に係る収入保険料から受再解約返戻金および受再その他返戻金を控除したものです。 支払再保険料 Reinsurance Premiums Ceded 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 2,879 729 1,808 103 — 1,786 7,307 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 3,393 3,111 686 235 2,116 2,096 △20 45 — − 1,744 1,378 7,920 6,866 (注)支払再保険料とは、出再契約に係る支払保険料から出再保険返戻金およびその他の再保険収入を控除したものです。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 25 解約返戻金 Cancelled & Returned Premium 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 164 58 3 305 — 112 645 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 162 142 11 2 5 5 309 332 — − 31 23 520 506 平成17年度 2005 △1,100 102 △862 △254 — 664 △1,451 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 △175 △471 △1,481 112 △1,734 △1,099 △4,256 △2,052 — − 338 △175 △7,309 △3,687 (注) 解約返戻金とは、元受解約返戻金及び受再解約返戻金の合計額です。 保険引受利益 Underwriting Profit 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total (注) 1. 保険引受利益=保険引受収益—保険引受費用—保険引受に係る営業費及び一般管理費±その他収支 2. その他収支とは、自動車損害賠償責任保険等における法人税相当額などであります。 正味支払保険金 Net Claims Paid 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 676 985 1,602 15,698 8 515 19,486 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 306 503 1,365 764 1,889 2,179 16,047 15,524 3 1 399 388 20,011 19,362 (注)正味支払保険金とは、元受及び受再契約の支払保険金から出再契約による回収再保険金を控除したものです。 元受正味保険金 Direct Net Claims Paid 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 226 71 2,249 15,725 2 373 18,648 (注)元受正味保険金とは、元受契約に係る支払保険金から元受契約に係る求償等による回収金を控除したものです。 26 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 242 172 1,047 39 2,863 2,926 16,040 15,549 — − 337 375 20,531 19,063 受再正味保険金 Assumed Net Claims Paid 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 136 375 860 778 11 40 22 24 3 1 89 87 1,123 1,307 平成17年度 2005 519 993 142 29 8 179 1,873 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total (注)受再正味保険金とは、受再契約に係る支払保険金から受再契約に係る求償等による回収金を控除したものです。 回収再保険金 Reinsurance Claims Recovered 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 平成17年度 2005 69 78 789 56 2 37 1,034 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 72 44 542 53 984 787 15 49 — − 27 74 1,643 1,008 (注)回収再保険金とは、出再契約に係る回収保険金から出再契約に係る返還金を控除したものです。 (2)保険契約に関する指標等 Insurance Analysis 契約者配当金 Dividend to Policyholders 該当ありません None 正味損害率、正味事業費率及びその合算率(3事業年度) Three Years Net Loss, Net Expense & Combined Ratio to Net Premiums Written (単位:%) (Unit: %) 種目 Line of Business 火災 Fire 海上 Marine 傷害 Personal Accident 自動車 Voluntary Automobile 自動車損害賠償責任 Compulsory Automobile Liability その他 Miscellaneous 合計 Total 正味損害率 Net Loss Ratio 36.2 平成17年度 2005 正味事業費率 合算率 Net Expense Ratio Combined Ratio 62.7 98.9 平成18年度 2006 正味損害率 正味事業費率 合算率 Net Loss Ratio Net Expense Ratio Combined Ratio 20.9 72.2 93.1 平成19年度 2007 正味損害率 正味事業費率 合算率 Net Loss Ratio Net Expense Ratio Combined Ratio 19.7 71.1 90.8 46.1 44.7 90.8 63.4 55.5 118.9 62.3 62.5 124.8 36.2 73.2 109.4 38.1 68.3 106.4 39.6 68.5 108.1 64.1 35.1 99.2 64.3 32.8 97.1 60.0 32.6 92.6 — — — - - - − − − 28.7 45.9 74.6 27.3 50.5 77.8 55.2 55.7 110.9 56.4 42.4 98.8 57.4 41.3 98.7 54.2 41.9 96.1 (注)1. 正味損害率=(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料 2. 正味事業費率=(諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷正味収入保険料 3. 合算率=正味損害率+正味事業費率 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 27 出再控除前の発生損害率、事業費率及びその合算率(3事業年度) Three Years Loss, Expense & Combined Ratio before Recovery by Reinsurance 種目 Line of Business 火災 Fire 海上 Marine 傷害 Personal Accident 自動車 Voluntary Automobile その他 Miscellaneous 合計 Total 平成17年度 2005 発生損害率 事業費率 合算率 Incurred Loss Ratio Expense Ratio Combined Ratio 18.6 50.2 68.8 平成18年度 2006 発生損害率 事業費率 合算率 Incurred Loss Ratio Expense Ratio Combined Ratio 14.1 28.6 42.7 (単位:%)(Unit: %) 平成19年度 2007 発生損害率 事業費率 合算率 Incurred Loss Ratio Expense Ratio Combined Ratio 9.1 37.5 46.6 36.1 40.7 76.8 100.3 42.7 143.0 25.7 39.1 64.8 38.8 60.6 99.4 65.8 57.5 123.3 44.3 58.9 103.2 66.0 35.1 101.1 82.9 33.6 116.5 72.4 33.5 105.9 12.3 28.3 40.6 15.3 31.5 46.8 36.9 26.8 63.7 52.5 39.6 92.1 69.4 37.4 106.8 56.1 38.2 94.3 (注) 1. 地震保険及び自動車損害賠償責任保険に係る金額を除いて記載しております。 2. 発生損害率=(出再控除前の発生損害額+損害調査費)÷出再控除前の既経過保険料 3. 事業費率=(支払諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷出再控除前の既経過保険料 4. 合算率=発生損害率+事業費率 5. 出再控除前の発生損害額=支払保険金+出再控除前の支払備金積増額 6. 出再控除前の既経過保険料=収入保険料-出再控除前の未経過保険料積増額 7. 第三分野保険商品の取扱いはありません。 国内契約・海外契約別の収入保険料の割合(3事業年度) Three Years Ratio of Premiums Written (by Domestic Contract and Overseas Contract) 区分 国内契約 海外契約 平成17年度 2005 93.5 6.5 Category (Domestic Contracts) (Overseas Contracts) (単位:%)(Unit: %) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 94.3 96.0 5.7 4.0 (注)上表は、収入保険料(元受正味保険料(除く収入積立保険料)と受再正味保険料の合計)について国内契約および海外契約の割合を記載しております。 出再を行った再保険者の数と出再保険料の上位5社の割合 Numbers of Reinsurers Ceded & Ratio of Top Five Reinsurers of Ceded Premiums 項目 Item 出再先保険会社の数 Number of Insurance Companies to Which Premiums were Ceded 出再保険料のうち上位5社の出再先に集中して Ratio Ceded to Top Five Reinsurers いる割合 (%) 平成18年度 2006 1 (単位:%)(Unit: %) 平成19年度 2007 1 100.0 100.0 (注)出再先保険会社の数は、特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者(プール出再を含む)を対象にしています。 出再保険料の格付ごとの割合 Ratio for Each Rating of Premiums Ceded 格付区分 Rating Category A以上 BBB以上 その他 合計 (単位:%)(Unit: %) 出再保険料における格付ごとの割合 Ratio for Each Rating of Premiums Ceded 平成18年度 平成19年度 2006 2007 100.0 0.0 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 100.0 (注) 1. 特約再保険を1,000万円以上出再している再保険者を対象としています。ただし、再保険プールを含んでいません。 28 2. 格付区分は、以下の方法により区分しています。 スタンダード&プアーズ社とムーディーズ社の格付けを使用し、両社の格付けが異なる場合は、低い格付けを使用しています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 未収再保険金(3事業年度) Three Years Reinsurance Claims Receivable (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 未収再保険金の推移 1. 年度開始時の未収再保険金 2. 当該年度に回収できる事由が発生した額 3. 当該年度回収等 4. 年度末の未収再保険金(1+2-3) Reinsurance Recoverable Reinsurance Recoverable: Beginning-of-Year Balance Reinsurance Recovable recognized during fiscal year Reinsurance Recovered during fiscal year Reinsurance Recoverable: End-of-Year-Balance 平成17年度 2005 平成18年度 2006 平成19年度 2007 133 1,032 1,066 99 99 1,643 1,282 461 461 1,008 1,318 151 (注)地震・自賠責に係る金額を除いております。 (3)経理に関する指標等 Reserve and Equity 支払備金(3事業年度) Three Years Loss Reserve 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 155 24 1,103 6,398 1 231 7,916 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 463 390 1,030 751 2,399 2,682 10,963 13,887 0 0 241 481 15,098 18,193 Line of Business Fire Marine Personal Accident Voluntary Automobile Compulsory Automobile Liability Miscellaneous Total 平成17年度 2005 3,750 975 1,837 15,452 12 1,205 23,234 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 3,732 4,503 1,032 882 1,936 2,281 15,956 17,249 10 9 1,200 1,055 23,869 25,981 責任準備金(3事業年度) Three Years Underwriting Reserves 種目 火災 海上 傷害 自動車 自動車損害賠償責任 その他 合計 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 29 引当金明細表 Detail Listing of Liability Reserves 平成18年度 2006 平成19年度 2007 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 特定海外債権引当勘定 貸倒引当金合計 退職給付引当金 価格変動準備金 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 特定海外債権引当勘定 貸倒引当金合計 退職給付引当金 価格変動準備金 Reserve for Ordinary Bad Debts Reserve for Individual Bad Debts Reserve for Specific Foreign Loans Total Reserves for Bad Debts Reserve for Retirement Benefits Reserve for Price Fluctuations Reserve for Ordinary Bad Debts Reserve for Individual Bad Debts Reserve for Specific Foreign Loans Total Reserves for Bad Debts Reserve for Retirement Benefits Reserve for Price Fluctuations 前期末残高 Balance at beginning of year 0 — — 0 257 32 2 3 — 5 142 43 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 当期増加額 当期減少額 当期末残高 Increase Decrease Balance at end during year during year of year 2 0 2 3 — 3 — — — 5 0 5 — 115 142 10 — 43 — 1 0 4 — 7 — — — 4 1 8 — 98 43 10 — 53 貸付金償却 Loss for Write-Down of Loans 2006年度、2007年度とも、該当ありません。 None 資本金等の明細表(持込資本金・供託金・その他積立金) Capital (Brought in Capital・Deposit for License・Other Reserve Fund) (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 2006 区分 持込資本金 供託金 その他積立金 Items Brought in Capital Deposit for License Other Reserve Fund 前期末残高 Balance at beginning of year - 200 1,677 当期増加額 Increase during year 7,174 - - 前期末残高 Balance at beginning of year 642 200 − 当期増加額 Increase during year 1,779 − − 当期減少額 Decrease during year 6,532 - 1,677 当期末残高 Balance at end of year 642 200 - (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成19年度 2007 区分 持込資本金 供託金 その他積立金 Items Brought in Capital Deposit for License Other Reserve Fund 当期減少額 Decrease during year 1,488 − − 当期末残高 Balance at end of year 933 200 − 損害率の上昇に対する経常利益又は経常損失の変動 Pro-forma Change in Ordinary Profit or Loss (assuming Loss Ratio raised by 1%) 損害率の上昇シナリオ 計算方法 経常利益の減少額 Impact on Ordinary Profit 平成18年度 2006 平成19年度 2007 すべての保険種目について、均等に発生損害率が1%上昇すると仮定します。 ○ 増加する発生損害額=既経過保険料 × 1% ○ 増加する発生損害額のうち、正味支払保険金、支払備金積増額の内訳については、当年度発生事故における それぞれの割合により按分しております。 ○ 増加する異常危険準備金取崩額=正味支払保険金の増加を考慮した取崩額-決算時取崩額 ○ 経常利益の減少額=増加する発生損害額-増加する異常危険準備金取崩額 78百万円 (注)異常危険準備金残高の取崩額305百万円 203百万円 (注)異常危険準備金残高の取崩額184百万円 (注)地震保険、自動車損害賠償責任保険については、ノーロス・ノープロフィットの原則に基づき、増加する発生保険金は責任準備金の取崩し等により相殺 しております。 30 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 事業費(含む損害調査費) Three Years of Expenses Including Loss Adjustment Expenses 区分 人件費 物件費 税金 火災予防拠出金及び交通事故予防拠出金 保険契約者保護機構に対する負担金 諸手数料及び集金費 合計 平成17年度 2005 4,447 12,016 344 Category Personnel Expenses Nonpersonnel Expenses Taxes Fire Prevention Contributions & Traffic Accident Prevention Contributions Policy Holders Protection Corporation Contributions Various Fees & Collection Expenses Total (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 4,852 5,242 11,001 11,191 369 397 — - — 16 2,393 19,218 18 2,398 18,639 19 2,435 19,286 (注)金額は損益計算書における「損害調査費」 、「営業費及び一般管理費」並びに「諸手数料及び集金費」の合計額であります。 (4)資産運用に関する指標等 Three Years of Investments 運用資産の構成 Breakdown of Assets 預貯金 コールローン 買現先勘定 債券貸借取引支払保証金 買入金銭債権 商品有価証券 金銭の信託 有価証券 貸付金 土地・建物 運用資産計 総資産 Deposits Call Loans Bond Trading with Repurchase Agreement (Gensaki-buy) Bonds Paid for Transactions in Debentures Monetary Receivables Bought Commodities Securities Money Trusts Securities Loans Land & Buildings Total Investment Assets Total Assets (単位:百万円、%)(Unit: Yen in millions, %) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 金額 構成比 金額 構成比 Amount Percentage of Total Amount Percentage of Total 4,329 9.3 8,777 17.3 — — — — 金額 Amount 4,184 — 平成17年度末 2005 構成比 Percentage of Total 10.8 — — — — — — — — — — — 28,006 — 329 32,519 38,649 — — — — 72.5 — 0.9 84.1 100.0 — — — — 34,579 — 413 39,322 46,453 — — — — 74.4 — 0.9 84.6 100.0 — — — — 35,331 — 411 44,520 50,701 — — — — 69.7 — 0.8 87.8 100.0 金額 Amount 18 — — 平成17年度 2005 利回り Yield 0.38 — — — — — — 175 — — 194 0 194 — — — — 0.68 — — 0.63 — 0.63 利息配当収入の額及び運用利回り Investment Income & Yield on Investments 預貯金 コールローン 買現先勘定 債券貸借取引支払保証金 買入金銭債権 商品有価証券 金銭の信託 有価証券 貸付金 土地・建物 小計 その他 合計 Deposits Call Loans Bond Trading with Repurchase Agreement (Gensaki-buy) Bonds Paid for Transactions in Debentures Monetary Receivables Bought Commodities Securities Money Trusts Securities Loans Land & Buildings Sub-Total Others Grand Total (単位:百万円、%)(Unit: Yen in millions, %) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 金額 利回り 金額 利回り Amount Yield Amount Yield 27 0.63 27 0.53 — — — — — — — — — — — — 198 — — 225 0 226 — — — — 069 — — 0.68 — 0.68 — — — — 260 — — 287 0 288 — — — — 0.74 — — 0.71 — 0.71 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 31 海外投融資残高・構成比及び利回り Investments in Foreign Countries 外貨建 外国公社債 外国株式 その他 外貨建資産計 円貨建 非居住者貸付 外国公社債 その他 円貨建資産計 合計 海外投融資利回り Foreign Currency Denominated Foreign Public and Corporate Bonds Foreign Stocks Others Total Foreign Currency Denominated Assets Yen Denominated Loan for Nonresidents Foreign Public and Corporate Bonds Others Total Yen Denominated Assets Total Yield on Foreign Loans & Investment (単位:百万円、%)(Unit: Yen in millions, %) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 金額 構成比 金額 構成比 Amount Percentage of Total Amount Percentage of Total 金額 Amount 平成17年度末 2005 構成比 Percentage of Total — — — — — — — — — — 561 561 — — 7.4 7.4 − − 407 407 − − 5.0 5.0 — 997 — 997 997 — 100.0 — 100.0 100.0 — 7,069 — 7,069 7,630 — 92.6 — 92.6 100.0 − 7,784 − 7,784 8,191 − 95.0 − 95.0 100.0 0.51 1.17 1.86 商品有価証券の平均残高・売買高 Commodities Securities 該当ありません None 保有有価証券の種類別残高・構成比 Owned Securities 国債 地方債 社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 Government Bonds Municipal Bonds Corporate Bonds Stocks Foreign Securities Other Securities Total 金額 Amount 15,294 — 8,396 — 997 3,318 28,006 平成17年度末 2005 構成比 Percentage of Total 54.6 — 30.0 — 3.6 11.8 100.0 (単位:百万円、%)(Unit: Yen in millions, %) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 金額 構成比 金額 構成比 Amount 21,672 — 2,854 — 7,069 2,983 34,579 Percentage of Total 62.7 — 8.3 — 20.4 8.6 100.0 Amount Percentage of Total 17,408 49.3 − − 8,679 24.6 − − 7,784 22.0 1,459 4.1 35,331 100.0 保有有価証券の利回り Yield on Securities by Category 公社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 32 Public and Corporate Bonds Stocks Foreign Securities Other Securities Total Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 平成17年度 2005 0.57 — 0.51 2.41 0.68 平成18年度 2006 0.61 — 0.76 1.25 0.69 (単位:%)(Unit: %) 平成19年度 2007 0.62 − 1.01 1.14 0.74 有価証券の種類別残存期間別残高 Listing of Current Maturity of Securities by Category 1年以下 平成17年度 2005 平成18年度 2006 平成19年度 2007 国債 地方債 社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 国債 地方債 社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 国債 地方債 社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 Government Bonds Municipal Bonds Corporate Bonds Stocks Foreign Securities Other Securities Total Government Bonds Municipal Bonds Corporate Bonds Stocks Foreign Securities Other Securities Total Government Bonds Municipal Bonds Corporate Bonds Stocks Foreign Securities Other Securities Total Under 1year 1,426 — 1,307 — 200 — 2,934 12,251 — 1,234 — 1,499 — 14,985 12,520 − 5,807 − 3,774 − 22,102 1年超 3年以下 Over 1 Under 3 Years 9,601 — 2,545 — 796 — 12,943 6,898 — 198 — 3,093 — 10,190 4,579 − 2,064 − 3,087 − 9,731 3年超 5年以下 Over 3 Under 5 Years 3,966 — 3,560 — — — 7,526 2,522 — 1,421 — 2,476 — 6,420 307 − 607 − 922 − 1,838 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 5年超 7年超 10年超 合計 7年以下 10年以下 (注) Over 5 Over 7 Under 7 Years Under 10 Years Over 10 Years Total 299 — — 15,294 — — — — 982 — — 8,396 — — — — — — — 997 — — 3,318 3,318 1,282 — 3,318 28,006 — — — 21,672 — — — — — — — 2,854 — — — — — — — 7,069 — — 2,983 2,983 2,983 34,579 − − − 17,408 − − − − − 199 − 8,679 − − − − − − − 7,784 − − 1,459 1,459 − 199 1,459 35,331 (注) 期間の定めのないものを含みます。 業種別保有株式明細表 Listing of Stocks by Industry 該当ありません None 貸付金の残存期間別残高 Listing of Current Maturity of Loans by Category 該当ありません None 貸付金の担保別残高 Listing of Loans by Type of Collateral Secured 該当ありません None 貸付金の使途別残高 Loans by Designated Use 該当ありません None 貸付金の業種別残高 Loans by Industry 該当ありません None 貸付金の規模別残高 Loans by Debtor (Corporate) Size 該当ありません None Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 33 有形固定資産明細表 Fixed Assets 土地 (営業用) (賃貸用) 建物 (営業用) (賃貸用) 建設仮勘定 (営業用) (賃貸用) 合計 (営業用) (賃貸用) その他の有形固定資産 有形固定資産合計 平成17年度末 2005 — (—) (—) 329 (329) (—) — (—) (—) 329 (329) (—) 571 901 Land For Business For Investment Buildings For Business For Investment Construction in Progress For Business For Investment Total For Business For Investment Other Total (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 — − (—) (−) (—) (−) 413 411 (413) (411) (—) (−) — − (—) (−) (—) (−) 413 411 (413) (411) (—) (−) 731 647 1,144 1,058 (5)特別勘定に関する指標 Special Deposit Premium Account 特別勘定資産残高 Segregated Account 該当ありません None 特別勘定資産 Segregated Assets 該当ありません None 特別勘定の運用収支 Segregated Result 該当ありません None 4. 責任準備金の残高の内訳 Underwriting Reserves 平成17年度 2005 平成18年度 2006 平成19年度 2007 34 火災 Fire 海上 Marine 傷害 Personal Accident 自動車 Voluntary Automobile 自動車損害賠償責任 Compulsory Automobile Liability その他 Miscellaneous (うち賠償責任保険) (Liability) 合計 Total 火災 Fire 海上 Marine 傷害 Personal Accident 自動車 Voluntary Automobile 自動車損害賠償責任 Compulsory Automobile Liability その他 Miscellaneous (うち賠償責任保険) (Liability) 合計 Total 火災 Fire 海上 Marine 傷害 Personal Accident 自動車 Voluntary Automobile 自動車損害賠償責任 Compulsory Automobile Liability その他 Miscellaneous (うち賠償責任保険) (Liability) 合計 Total Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 普通責任準備金 異常危険準備金 Unearned Catastrophe Premium Reserves Reserves 2,798 951 595 379 669 1,129 13,641 1,811 12 — 749 455 (456) (238) 18,467 4,727 2,338 1,394 557 474 664 1,236 14,341 1,615 10 — 679 520 (482) (267) 18,591 5,241 2,793 1,709 345 536 892 1,354 15,109 2,139 9 − 499 555 (333) (290) 19,650 6,295 危険準備金 Risk Reserves — — — — — — — — — — — — — — — — 0 − 0 − − − − 0 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 払戻積立金 契約者配当準備金等 合計 Refund Reserve for Total Reserves Policyholder Dividends — — 3,750 — — 975 39 — 1,837 — — 15,452 — — 12 — — 1,205 — — (694) 39 — 23,234 — — 3,732 — — 1,032 35 — 1,936 — — 15,956 — — 10 — — 1,200 — — (750) 35 — 23,869 − − 4,503 − − 882 34 − 2,281 − − 17,249 − − 9 − − 1,055 − − (623) 34 − 25,981 5. 期首時点支払備金(見積り額)の当期末状況(ラン・オフ・リザルト) Loss Reserve Development for Prior Accident Years 会計年度 Fiscal year 平成18年度 2006 平成19年度 2007 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 前期以前発生事故に 係る当期末支払備金 当期把握見積り差額 Ending balance Development 期首支払備金 Beginning balance 前期以前発生事故に 係る当期支払保険金 Paid during year 7,914 5,573 6,186 (3,845) 15,098 7,049 9,026 (977) (注) 1. 地震保険及び自動車損害賠償責任保険に係る金額を除いて記載しております。 2. 当期把握見積り差額=期首支払備金-(前期以前発生事故に係る当期支払保険金+前期以前発生事故に係る当期末支払備金) 6. 事故発生からの期間経過に伴う最終損害見積り額の推移表 Ultimate Loss Development by Accident Year 自動車 Automobile 事故発生年度 Accident year 事故発生年度末 1年後 累計保険金+支払備金 2年後 Accumulated Paid Loss + Loss Reserve 3年後 4年後 最終損害見積り額 累計保険金 支払備金 First fiscal year Second fiscal year Third fiscal year Fourth fiscal year Fifth fiscal year Ultimate Loss Accumulated Paid Loss Loss Reserve (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 金額 比率 変動 金額 比率 変動 Amount Development Ratio Development Amount Amount Development Ratio Development Amount 15,814 17,432 16,555 1.047 740 16,555 13,571 2,983 17,432 10,983 6,448 傷害 Personal Accident 事故発生年度 Accident year 事故発生年度末 1年後 累計保険金+支払備金 2年後 Accumulated Paid Loss + Loss Reserve 3年後 4年後 最終損害見積り額 累計保険金 支払備金 First fiscal year Second fiscal year Third fiscal year Fourth fiscal year Fifth fiscal year Ultimate Loss Accumulated Paid Loss Loss Reserve 平成18年度 2006 金額 比率 変動 Amount Development Ratio Development Amount 2,137 2,314 1.083 177 2,314 1,718 596 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成19年度 2007 金額 比率 変動 Amount Development Ratio Development Amount 2,555 2,555 794 1,761 賠償責任 Liability 事故発生年度 Accident year 事故発生年度末 1年後 累計保険金+支払備金 2年後 Accumulated Paid Loss + Loss Reserve 3年後 4年後 最終損害見積り額 累計保険金 支払備金 First fiscal year Second fiscal year Third fiscal year Fourth fiscal year Fifth fiscal year Ultimate Loss Accumulated Paid Loss Loss Reserve 平成18年度 2006 金額 比率 変動 Amount Development Ratio Development Amount 100 147 1.472 47 147 125 21 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成19年度 2007 金額 比率 変動 Amount Development Ratio Development Amount 188 188 94 94 (注) 1.「比率」欄には、前年度末における累計保険金と支払備金の合計額が、当該年度1年間で変動した倍率を記載しております。 2.「変動」欄には、前年度末における累計保険金と支払備金の合計額が、当該年度1年間で変動した額を記載しております。 3. 本表は平成18年度からの開示であるため、 「累計保険金+支払備金」の数値のうち網掛け部分については該当がありません。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 35 Ⅱ. 直近の 2 事業年度(特に指定のあるものを除く)における財産の状況 II. Financial Statements for Past Two-year Period (Excludes items where specifically noted) 1. 日本における保険業の貸借対照表 Balance Sheets 科目 (資産の部) 現金及び預貯金 預貯金 有価証券 国債 社債 外国証券 その他の証券 有形固定資産 建物 その他の有形固定資産 無形固定資産 ソフトウェア その他資産 未収保険料 代理店貸 共同保険貸 再保険貸 外国再保険貸 未収金 未収収益 預託金 地震保険預託金 仮払金 その他の資産 貸倒引当金 資産の部合計 科目 (負債の部) 保険契約準備金 支払備金 責任準備金 その他負債 共同保険借 再保険借 外国再保険借 未払法人税等 預り金 未払金 仮受金 その他の負債 退職給付引当金 価格変動準備金 繰延税金負債 本支店勘定 負債の部合計 36 Items Assets Cash & Deposits Deposits Investment in Securities Government Bonds Corporate Bonds Foreign Securities Other Securities Tangible Fixed Assets Buildings Furniture & Fixtures Intangible Fixed Assets Software Other Assets Premiums Receivable Agents' Balance Amounts Due from Co-Insurance Amounts Due from Reinsurance Amounts Due for Reinsurance from Foreign Reinsurance Companies Accounts Receivable Accrued Income Deposits Receivable Deposits with The Japan Earthquake Reinsurance Company Suspense Payments Sundry Assets Reserve for Bad Debts Total Assets Items Liabilities Technical Reserve Loss Reserves Underwriting Reserves Other Liabilities Amounts due to Other Home Insurance Companies for Co-Insurance Amounts due to Other Home Insurance Companies for Reinsurance Amounts due to Other Foreign Insurance Companies for Reinsurance Accrued Taxes Deposit Payable Accounts Payable Suspense Receipts Other Liabilities Reserve for Retirement Benefits Reserve for Price Fluctuations Deferred Tax Liability Head Office Account Total Liabilities Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成19年度 平成18年度 2006 2007 4,329 4,329 34,579 21,672 2,854 7,069 2,983 1,144 413 731 235 235 6,168 838 289 0 267 888 1,747 62 484 50 1,401 137 △5 46,453 8,777 8,777 35,331 17,408 8,679 7,784 1,459 1,058 411 647 378 378 5,163 320 278 0 125 350 1,705 75 528 52 1,504 221 △8 50,701 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 38,937 15,098 23,869 4,538 2 197 1,142 58 17 1,935 843 340 142 43 71 1,721 45,484 44,175 18,193 25,981 5,901 11 99 1,871 69 57 3,487 86 217 43 53 − − 50,174 科目 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成19年度 平成18年度 2006 2007 Items (純資産の部) 持込資本金 供託金 剰余金 繰越利益剰余金 持込資本金等合計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 Net Assets Brought in Capital Deposit for License Retained Earnings Retained Earnings Brought Forward Total Brought in Capital, etc. Unrealized Gain / Loss - Investment Total Unrealized Gain / Loss Total Net Assets Total Liabilities & Net Assets 642 200 - - 842 126 126 968 46,453 933 200 — — 1,133 △606 △606 526 50,701 2007年度の貸借対照表の注記 1. 有価証券の評価基準及び評価方法は次のとおりであります。 (1) その他有価証券のうち時価のあるものの評価は、期末日の市場価格等に基づく時価法により行っております。なお、評価差額は全部純資産直入法 により処理し、また、売却原価の算定は先入先出法に基づいております。 (2) その他有価証券のうち時価のないものの評価は、移動平均法に基づく原価法又は償却原価法により行っております。 (3) 子会社である有限会社チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービスへの出資金の評価は、原価法により行っております。 2. 有形固定資産の減価償却は、定率法により行っております。ただし、ファイナンス・リース取引により取得した有形固定資産の減価償却は、リース期間 定額法により行っております。 (会計方針の変更) 法人税法の改正に伴い、当事業年度より、2007年4月1日以降取得した有形固定資産について、改正後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更して おります。これによる損益に与える影響は軽微であります。 (追加情報) 法人税法の改正に伴い、2007年3月31日以前に取得した有形固定資産については、改正前の法人税法に基づく減価償却の方法の適用により取得価額 の5%に到達した事業年度の翌事業年度より、取得価額の5%相当額と備忘価額との差額を5年間にわたり均等償却し、損害調査費ならびに営業費及び 一般管理費に含めて計上しております。これによる損益に与える影響は軽微であります。 3. 無形固定資産に計上している自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法により償却しております。 4. 外貨建資産等の本邦通貨への換算は、外貨建取引等会計処理基準に準拠して行っております。 5. 貸倒引当金は債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定と財務諸表表記規定に基づき、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した貸 倒実績率を債権額に乗じた額を計上しております。また、すべての債権は上記の規程に基づき、それぞれの資産の所管部が一次査定を実施し、当該部署 から独立した財務部もしくは財務リスク管理委員会が二次査定を実施し、その査定結果に基づいた引当の計上を行っております。 6. 退職給付引当金は従業員の退職給付に充てるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の実額に基づき計上しております。数理計算上の差異は、 その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定率法により、翌期から費用処理することとしております。過去勤務債務は、 発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数(5年間)による定額法により当期から費用処理しております。なお、2007年9月1日に退職給付 制度を改定したため過去勤務債務が202百万円発生しております。 7. 価格変動準備金は株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第199条において準用する同法第115条の規定に基づき計上しております。 8. 消費税等の会計処理は税抜方式によっております。ただし、損害調査費、営業費及び一般管理費等の費用は税込方式によっております。なお、資産に係 る控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5年間で均等償却を行っております。 9. リース契約のうち、ファイナンス・リース取引に該当するものは、通常の売買取引に係る方法に準じて会計処理を行っており、これにより使用している 重要な有形固定資産として、電子計算機等があります。 10. 有形固定資産の減価償却累計額は、2,042百万円であります。 11. 関係会社であるチューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド社及び有限会社チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービスに 対する金銭債権総額は、各々 28百万円、49百万円であります。 12. 子会社である有限会社チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービスに対する出資金の額は3百万円であります。 13. 担保に供している資産は有価証券で、その額は205百万円(時価)であり、保険業法第190条に基づき日本における営業のために供託資産として差し 入れているものであります。 14. 当期末における支払備金及び責任準備金の内訳は次のとおりであります。 (支払備金) 支払備金(出再支払備金控除前、 (ロ)に掲げる保険を除く) 同上に係る出再支払備金 差引(イ) 地震保険及び自動車賠償責任保険に係る支払備金(ロ) 計(イ+ロ) 19,817百万円 1,624百万円 18,193百万円 0百万円 18,193百万円 (責任準備金) 普通責任準備金(出再責任準備金控除前) 同上に係る出再責任準備金 差引(イ) その他の責任準備金(ロ) 計(イ+ロ) 23,095百万円 3,510百万円 19,585百万円 6,396百万円 25,981百万円 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 37 15. 退職給付に関する事項は次のとおりであります。 (1)退職給付債務およびその内訳 イ.退職給付債務 ロ .年金資産 ハ.未積立退職給付債務(イ+ロ) ニ.会計基準変更時差異の未処理額 ホ.未認識数理計算上の差異 ヘ.未認識過去勤務債務 ト.貸借対照表計上額の純額(ハ+ニ+ホ+ヘ) チ.前払年金費用 リ.退職給付引当金(ト-チ) △759百万円 672百万円 △87百万円 ー百万円 △106百万円 150百万円 △43百万円 ー百万円 △43百万円 (2)退職給付債務等の計算基礎 退職給付見込額の期間配分方法 割引率 期待運用収益率 過去勤務債務の額の処理年数 数理計算上の差異の処理年数 期間定額基準 2.20% 0.54% 5年 5年 16. 繰延税金資産の総額は3,810百万円であります。また、繰延税金資産から評価性引当額として控除した額は3,810百万円であります。繰延税金資産の 発生の主な原因別の内訳は、支払備金1,856百万円、税務上の繰越欠損金1,220百万円、未払費用328百万円、普通責任準備金150百万円であります。 17. 2008年3月に本店から1,779百万円の送金を受けた後、前期からの本支店勘定の繰越額1,608百万円と合わせて3,388百万円を持込資本金に繰り入 れ、持込資本金残高を4,030百万円とし、当期損失3,096百万円を持込資本金と相殺処理しました。その結果、持込資本金残高は、933百万円となっ ています。 18. 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。 38 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 2. 日本における保険業の損益計算書 Profit and Loss Statements 科目 Items 経常損益の部 経常収益 保険引受収益 正味収入保険料 積立保険料等運用益 為替差益 資産運用収益 利息及び配当金収入 有価証券等売却益 積立保険料等運用益振替 その他経常収益 その他の経常収益 経常費用 保険引受費用 正味支払保険金 損害調査費 諸手数料及び集金費 支払備金繰入額 責任準備金繰入額 Ordinary Income and Expenses Ordinary Income Underwriting Income Net Premiums Written Investment Income on Deposit Premiums Exchange Gain Investment Income Interest and Dividend Income Gain on Sales of Securities Transfer of Investment Income on Deposit Premiums Other Ordinary Income Other Operating Income Ordinary Expenses Underwriting Expenses Net Claims Paid Loss Adjustment Expenses Agency Commissions and Brokerage Provision for Outstanding Claims Provision for Underwriting Reserve 為替差損 Exchange Loss その他保険引受費用 資産運用費用 為替差損 営業費及び一般管理費 その他経常費用 支払利息 貸倒引当金繰入額 その他の経常費用 経常損失 特別損益の部 特別利益 固定資産処分益 過年度損益修正額 その他特別利益 特別損失 固定資産処分損 価格変動準備金繰入額 その他特別損失 税引前当期純損失 法人税及び住民税 当期純損失 前期繰越利益剰余金 持込資本金との相殺による欠損金填補額 繰越利益剰余金 Other Underwriting Expenses Investment Expenses Exchange Loss Operating and General Administrative Expenses Other Ordinary Expenses Interest Expenses Provision for Bad Debts Other Operating Expenses Ordinary Loss Extraordinary Items Extraordinary Income Gain on Sales/Disposal of Real Estate/Movables Prior Year Adjustments Other Extraordinary Income Extraordinary Expenses Loss from Sales or Disposal of Fixed Assets Provision for Price Fluctuation Reserve Other Extraordinary Expenses Pretax Current Net Loss Corporate Income Taxes & Other Taxes Net Loss Retained Earnings Brought Forward Transfer of Capital Retained Earnings Carried Forward (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 39,872 38,578 38,572 0 6 456 226 231 △0 836 836 46,518 32,370 20,011 2,143 2,398 7,182 634 40,679 39,916 39,915 0 − 370 288 82 △0 393 393 43,967 29,317 19,362 2,288 2,435 3,094 2,112 - 23 0 − − 14,098 49 6 5 37 △6,645 0 16 16 14,562 71 7 3 60 △3,288 13 - - 13 138 69 10 57 △6,770 15 △6,785 1,862 4,923 - 249 2 247 − 42 18 10 14 △3,081 15 △3,096 − 3,096 − Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 39 2007年度の損益計算書の注記 1. 子会社である有限会社チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービスとの取引による費用総額は997百万円であります。収益総額は11百万円であり、 その他経常収益に計上しております。 2. 関係会社であるチューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド社との取引による収益総額は360百万円であり、その他経常収益 に計上しております。 3. (1) 正味収入保険料の内訳は次のとおりであります。 収入保険料 支払再保険料 差引 46,782百万円 6,866百万円 39,915百万円 (2) 正味支払保険金の内訳は次のとおりであります。 支払保険金 回収再保険金 差引 20,371百万円 1,008百万円 19,362百万円 (3) 諸手数料及び集金費の内訳は次のとおりであります。 支払諸手数料及び集金費 出再保険手数料 差引 3,426百万円 991百万円 2,435百万円 (4) 支払備金繰入額(△は支払備金戻入額)の内訳は次のとおりであります。 支払備金繰入額(出再支払備金控除前、 (ロ)に掲げる保険を除く) 同上に係る出再支払備金繰入額 差引(イ) 地震保険及び自動車賠償責任保険に係る支払備金繰入額(ロ) 計(イ+ロ) 3,325百万円 230百万円 3,095百万円 △0百万円 3,094百万円 (5) 責任準備金繰入額の内訳は次のとおりであります。 普通責任準備金繰入額(出再責任準備金控除前) 同上に係る出再責任準備金繰入額 差引(イ) その他の責任準備金繰入額(ロ) 計(イ+ロ) 411百万円 △645百万円 1,057百万円 1,055百万円 2,112百万円 (6) 利息及び配当金収入の資産源泉別内訳は次のとおりであります。 預貯金利息 有価証券利息・配当金 その他利息 計 27百万円 260百万円 0百万円 288百万円 4. 退職給付費用は、損害調査費ならびに営業費及び一般管理費として計上しております。退職給付費用の内訳は次のとおりであります。 勤務費用 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 過去勤務債務の費用処理額 退職給付費用 5. その他特別損失は、過年度損益修正14百万円であります。 6. 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。 40 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 98百万円 8百万円 △3百万円 △73百万円 9百万円 40百万円 3. 日本における株主資本等変動計算書 Statements of Changes in Net Assets 株主資本等変動計算書 Statements of Changes in Net Assets 平成18年度(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで) 2006年度(2006年4月1日から2007年3月31日まで) (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 株主資本 評価・換算差額等 Owner's Equity Unrealized Gain / Loss 利益剰余金 Retained Earnings その他利益剰余金 利益 株主 その他有価証券 評価・換算 Other Retained Earnings 剰余金合計 資本合計 評価差額金 差額等合計 その他積立金 繰越利益剰余金 Total Total Unrealized Total 純資産合計 資本金 Other Reserve Retained Earnings Retained Owner's Gain / Loss Unrealized Total Net Fund Brought Forward Earnings Capital Stock Equity Investment Gain / Loss Assets 前事業年度末残高 Balance at beginning of year 200 1,677 185 1,862 2,062 185 185 2,248 当事業年度変動額 Changes during year 資金受入 Capital Receipt 7,174 7,174 7,174 当期純利益 Net Income △6,785 △6,785 △6,785 △6,785 その他 Other △6,532 △1,677 6,600 4,923 △1,608 △1,608 株主資本以外の Changes (Net) except 項目の当事業年度 Owner's Equity during △59 △59 △59 変動額(純額) year 当事業年度変動額合計 Total Changes during year 642 △1,677 △185 △1,862 △1,220 △59 △59 △1,279 当事業年度末残高 Balance at end of year 842 — — — 842 126 126 968 (注) 1. 当社は外国損害保険会社の日本支店であり、株主資本は広義の本支店勘定のうち、送金予定のないものを記載しております。 2. 資本金は持込資本金及び供託金を含めております。 平成19年度(平成19年4月1日から平成20年3月31日まで) 2007年度(2007年4月1日から2008年3月31日まで) (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 株主資本 評価・換算差額等 Owner's Equity Unrealized Gain / Loss 利益剰余金 Retained Earnings その他利益剰余金 利益 株主 その他有価証券 評価・換算 Other Retained Earnings 剰余金合計 資本合計 評価差額金 差額等合計 その他積立金 繰越利益剰余金 Total Total Unrealized Total 純資産合計 資本金 Other Reserve Retained Earnings Retained Owner's Gain / Loss Unrealized Total Net Fund Brought Forward Assets Capital Stock Earnings Equity Investment Gain / Loss 前事業年度末残高 Balance at beginning of year 842 − − − 842 126 126 968 当事業年度変動額 Changes during year 資金受入 Capital Receipt 1,779 1,779 1,779 当期純利益 Net Income △3,096 △3,096 △3,096 △3,096 その他 Other △1,488 3,096 3,096 1,608 1,608 株主資本以外の Changes (Net) except 項目の当事業年度 Owner's Equity during △733 △733 △733 変動額(純額) year 当事業年度変動額合計 Total Changes during year 291 − − − 291 △733 △733 △441 当事業年度末残高 Balance at end of year 1,133 − − − 1,133 △606 △606 526 (注) 1. 当社は外国損害保険会社の日本支店であり、株主資本は広義の本支店勘定のうち、送金予定のないものを記載しております。 2. 資本金は持込資本金及び供託金を含めております。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 41 4. 日本における保険業のキャッシュ・フロー計算書 Cash Flow Statements 直接法 Direct Approach 科目 Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 保険料の収入 保険金の支出 損害調査費の支出 諸手数料及び集金費の支出 営業費及び一般管理費の支出 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー 有価証券の取得による支出 有価証券の売却・償還による収入 Ⅱ① 小計 (Ⅰ+ Ⅱ①) 有形固定資産の取得による支出 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 本店からの送金による収入 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 Ⅴ 現金及び現金同等物の増加額 Ⅵ 現金及び現金同等物期首残高 Ⅶ 現金及び現金同等物期末残高 42 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 Items Cash Flow from Operating Activities Premium Income Claims Paid Loss Adjustment Expenses Paid Agency Commissions and Brokerage Paid Underwriting and General Administrative Expenses Paid Others Sub-Total Interest and Dividend Income Interest Paid Taxes Paid Total Cash Flow from Operating Activities Cash Flow from Investing Activities Expenses for Acquisition of Securities Income on Sales and Redemption of Securities II① Sub-Total (Ⅰ+ Ⅱ①) Expenditures for Acquisition of Tangible Fixed Assets Others Total Cash Flow from Investing Activities Cash Flow from Financing Activities Money Transfers from Head Office Total Cash Flow from Financing Activities Difference Attributed to Conversions of Cash and Cash Equivalents Increase in Cash and Cash Equivalents Cash and Cash Equivalents: Beginning Balance Cash and Cash Equivalents: Ending Balance (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 37,819 △20,666 △1,719 △2,098 △13,530 △100 △295 437 △6 △15 119 — — — — — — — — — — — △3,588 4,232 643 (763) △515 18 147 — — — — — — — 7,174 7,174 - 7,441 4,184 11,625 — — — — — — 間接法 Indirect Approach 科目 Items Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー Cash Flow from Operating Activities 税引前当期純利益(△は税引前当期純損失) Pretax Current Net Income (△:Pretax Current Net Loss) 減価償却費 Depreciation Expenses 支払備金の増加額 Increase in Loss Reserves 責任準備金等の増加額 Increase in Underwriting Reserves etc. 貸倒引当金の増加額 Increase in Reserve for Bad Debts 退職給付引当金の増加額 Increase in Reserve for Retirement Benefits 価格変動準備金の増加額 Increase in Reserve for Price Fluctuations 利息及び配当金収入 Interest and Dividend Income 有価証券関係損益 Loss and Gain on Securities 支払利息 Interest Expenses 為替差損益 Loss and Gain on Exchange 有形固定資産関係損益 Loss and Gain on Tangible Fixed Assets その他資産(除く投資活動関連・ Increase in Other Assets (Excl. Investing and Financing Activities) 財務活動関連)の増加額 その他負債(除く投資活動関連・ Increase in Other Liabilities (Excl. Investing and Financing Activities) 財務活動関連)の増加額 小計 Sub-Total 利息及び配当金の受取額 Interest and Dividend Income 利息の支払額 Interest Paid その他 Others 法人税等の支払額 Taxes Paid 営業活動によるキャッシュ・フロー Total Cash Flow from Operating Activities Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー Cash Flow from Investing Activities 有価証券の取得による支出 Expenses for Acquisition of Securities 有価証券の売却・償還による収入 Income on Sales and Redemption of Securities Ⅱ① 小計 II① Sub-Total (Ⅰ+ Ⅱ①) (I+ II①) 有形固定資産の取得による支出 Expenditures for Acquisition of Tangible Fixed Assets 有形固定資産の売却による収入 Income on Sales of Tangible Fixed Assets その他 Others 投資活動によるキャッシュ・フロー Total Cash Flow from Investing Activities Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー Cash Flow from Financing Activities リース債務の返済による支出 Expenditures for Reimbursement of Lease liabilities 本店からの送金による収入 Money Transfers from Head Office 財務活動によるキャッシュ・フロー Total Cash Flow from Financing Activities Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 Difference Attributed to Conversions of Cash and Cash Equivalents Ⅴ 現金及び現金同等物の増加額 Increase in Cash and Cash Equivalents Ⅵ 現金及び現金同等物期首残高 Cash and Cash Equivalents: Beginning Balance Ⅶ 現金及び現金同等物期末残高 Cash and Cash Equivalents: Ending Balance (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度 平成19年度 2006 2007 - - - - - - - - - - - - △3,081 440 3,094 2,112 3 △98 10 △288 △82 7 40 16 - 1,002 - △311 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 2,864 394 △7 △0 △15 3,236 △14,736 15,471 734 (3,970) △268 2 △190 278 △130 1,779 1,649 △14 5,149 11,625 16,775 (注) 1. 前事業年度においてキャッシュ・フロー計算書は直接法にて作成していましたが、当事業年度から間接法にて作成しております。 2. 現金及び現金同等物の範囲は、 「現金及び預貯金」と「取得日から償還日までの期間が3 ヵ月以内の債券」としております。 3. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は次のとおりです。 2008年3月31日現在 現金及び預貯金 有価証券 現金同等物以外の有価証券 現金及び現金同等物 8,777百万円 35,331百万円 △27,333百万円 16,775百万円 4. 投資活動によるキャッシュ・フローには、保険事業に係る資産運用業務から生じるキャッシュ・フローを含んでおります。 5. 重要な非資金取引の内容 当事業年度に新たに計上したファイナンス・リース取引に係る資産及び債務の額は、それぞれ7百万円です。 6. 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 43 5. 日本におけるリスク管理債権の状況 Status of Loans from Standpoint of Risk Management 区分 破綻先債権額 延滞債権額 3 ヵ月以上延滞債権額 貸付条件緩和債権額 合計 Status of Loans Currently in Bankruptcy Delinquent in Payments Delinquent in Payments more than 3 months Favorable Loan Revisions Completed Total (単位 :百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 — — — — — — — — — — (注)各債権の定義は次のとおりであります。 1. 破綻先債権 破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとし て未収利息を計上しなかった貸付金(以下「未収利息不計上貸付金」という)で、昭和44年10月8日付国税庁長官通達「保険会社の未収利息の取扱い について」に基づき未収利息を益金に買入しなかった場合等であります。 2. 延滞債権 延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払いを猶予した貸付金以外 の貸付金であります。なお、金利減危機の未収利息について収益不計上が認められる場合を含みます。 3. 3 ヵ月以上延滞債権 3 ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日から3 ヵ月以上遅延している貸付金で破綻先債権及び延滞債権に該当しない貸付金 です。 4. 貸付条件緩和債権 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者 に有利となる取決めを行った貸付金で、破綻先債権、延滞債権及び3 ヵ月以上延滞債権に該当しない貸付金であります。なお、利息の未払いを猶予した ものとは、金利棚上げにより未収利息を不計上とした貸付金を指します。また、過去において債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として金利減 免、金利支払猶予、債権放棄、元本返済猶予、代物弁済や株式の受領等を行った債務者に対する貸付金であっても、当該債務者の経営状況が改善し信用 リスクが減少した結果、当該貸付金に対して基準金利が適用される場合と実質的に同等の利回りが確保されていると見込まれる場合には、当該貸付金は 貸付条件緩和債権には該当しません。 6. 元本補てん契約のある信託に係る貸出金の状況 Status of Loans Involving Trusts with Contracts for Replacement of Losses 該当ありません None 7. 日本における債務者区分に基づいて区分された債権 Loans Classified by Borrower's Status 区分 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 危険債権 要管理債権 正常債権 合計 Classification Bankrupt or Bankrupt for All Intents and Purposes On Verge of Bankruptcy Financial Status Needs Careful Monitoring Financial Status Normal Total (単位 :百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 — — — — — — — — — — (注)債権については、社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払いの全部又は一部について保証しているものであって、当該社債 の発行が金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る) 、貸付金、その他資産中の未収利息及び仮払金並びに支払承諾見返の各勘 定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記される有価証券の貸付に限ります。「現金担保付有価証券貸借取引」に関わる債権の額については記載しません。 未収利息及び仮払金とは、具体的に以下のものを指します。 ①未収利息とは、貸付有価証券又は貸付金に係る未収利息 ②仮払金とは、貸付金に準ずる仮払金 各債権の定義は次のとおりであります。 1. 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及び これらに準ずる債権であります。 2. 危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受け取りがで きない可能性の高い債権であります。 3. 要管理債権 要管理債権とは、3 ヵ月以上延滞貸付金及び条件緩和貸付金であります。なお、3 ヵ月以上延滞貸付金とは、元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日 から3 ヵ月以上遅延している貸付金(破産更生債権及びこれらに準ずる債権及び危険債権に掲げる債権を除く)であり、条件緩和貸付金とは、債務者の 経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付 金(破産更生債権及びこれらに準ずる債権及び危険債権並びに3 ヵ月以上延滞貸付金を除く)であります。 4. 正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権及び要管理債権以外のも のに区分される債権であります。 44 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 8. 日本における保険金等の支払能力の充実の状況(ソルベンシー・マージン比率) Solvency Margin Ratio 項目 Items (A) ソルベンシー・マージン総額 (A) Total Solvency Margin 供託金 Deposits for License 価格変動準備金 Reserve for Price Fluctuations 危険準備金 Risk Reserves 異常危険準備金(地震危険準備金を含む) Catastrophe Reserves (Includes Personal Earthquake Reserve) 一般貸倒引当金 Reserve for Ordinary Bad Debts その他有価証券評価差額×90%(評価損の場合は100%) Unrealized Gain/Loss on Available for Sale Securities (100% of loss or 90% of gain) 土地の含み損益×85%(評価損の場合は100%) Unrealized Gain/Loss on Land Holdings (100% of loss or 85% of gain) 払戻積立金超過額 Excess of Refund Reserves 持込資本金及び剰余金(本店送金予定額を除く) Brought in Capital and Surplus (Excludes Scheduled Head Office Money Transfers) 負債性資本調達手段等 Funding Instruments with a Debt-Like Nature 意図的保有による控除額 Deduction by the Intentional Possession その他 Others (B)リスクの合計額 (R1+R6)2+(R2+R3)2+R4+R5 (B) Total Risk 一般保険リスク (R1) General Insurance Risk (R1) 予定利率リスク (R2) Anticipated Rate-of-Return Risk (R2) 資産運用リスク (R3) Investment Risk (R3) 経営管理リスク (R4) Default Risk (R4) 巨大災害リスク (R5) Catastrophe Risk (R5) 第三分野保険の保険リスク(R6) The Third Sector Insurance Risk (C)ソルベンシー・マージン比率 (C) Solvency Margin Ratio (A) ×100 (B)×(1 / 2) (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 平成18年度末 平成19年度末 2006 2007 比較増減 9,770 200 43 - 5,294 2 8,733 200 53 0 6,351 0 △1,036 − 10 0 1,056 △1 178 - - △606 − − △785 − − 4,050 - - - 2,733 − − − △1,317 − − − 4,891 2,628 - 726 160 2,004 - 5,136 2,800 2 700 167 2,081 − 245 172 2 △25 6 77 399.4% 340.0% △59.4% − (注)1. 上記の金額及び数値は、保険業法施行規則第161条、第162条及び第190条並びに平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づいて算出しております。 2.「持込資本金及び剰余金(本店送金予定額を除く)」は、純資産の部の合計額から評価・換算差額等と供託金を控除した額に、持込資本金として見 なされる金額を加えてあります。 持込資本金として見なされる金額とは、本店が日本支店のために銀行法に定める銀行に開設した信用状により、銀行が支店に対して支払約定した額 1,800百万円であります。 3. 当事業年度末から保険業法施行規則等の改正によりソルベンシー・マージン比率の算出方法が変更されております。このため、前事業年度末と当事 業年度末の数値はそれぞれ異なる基準によって算出されております。 4. 前事業年度末のソルベンシー・マージン比率を2008年5月16日に354.4%から399.4%に訂正いたしました。巨大災害リスク、経営管理リスク の訂正によるリスクの合計額の訂正によるものです。 巨大災害リスクを2,607百万円から2,004百万円に、経営管理リスクを178百万円から160百万円に訂正しました結果、リスクの合計額が5,513 百万円から4,891百万円となり621百万円減少したことによるものです。 <ソルベンシー・マージン比率> ・損害保険会社は、保険事故発生の際の保険金支払や積立保険の満期返戻金支払等に備えて準備金を積み立てておりますが、巨大 災害の発生や、損害保険会社が保有する資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能 力を保持しておく必要があります。 ・こうした「通常の予測を超える危険」を示す「リスクの合計額」(上表の(B))に対する「損害保険会社が保有している資本・準 備金等の支払余力」(すなわちソルベンシー・マージン総額:上表の(A))の割合を示す指標として、保険業法等に基づき計算 されたのが、 「ソルベンシー・マージン比率」 (上表の(C) )であります。 ・ 「通常の予測を超える危険」とは、次に示す各種の危険の総額をいいます。 ①保険引受上の危険(一般保険リスク) :保険事故の発生率等が通常の予測を超えることにより発生し得る危険(巨大災害に (第三分野の保険リスク) 係る危険を除く) ②予定利率上の危険(予定利率リスク) :長期保険について、実際の運用利回りが保険料算出時に予定した利回りを下回るこ とにより発生し得る危険 ③資産運用上の危険(資産運用リスク) :保有する有価証券等の資産の価格が通常の予測を超えて変動することにより発生し 得る危険等 ④経営管理上の危険(経営管理リスク) :業務の運営上通常の予測を超えて発生し得る危険で上記①~③及び⑤以外のもの ⑤巨大災害に係る危険(巨大災害リスク):通常の予測を超える巨大災害(関東大震災や伊勢湾台風相当)により発生し得る危険 ・ 「損害保険会社が保有している資本・準備金等の支払余力」 (ソルベンシー・マージン総額)とは、損害保険会社の資本・基金、 諸準備金(価格変動準備金・異常危険準備金等) 、有価証券・土地の含み益の一部等の総額であります。 ・ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に、経営の健全性を判断するために活用する指標のひとつで すが、その数値が200%以上であれば、 「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。 Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 45 9. 日本における時価情報 Current Market Values 1. 有価証券 Securities (1)保有目的区分 by Investing purpose 取得原価 Amortized costs 平成18年度 2006 平成19年度 2007 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 子会社及び関連会社株式 その他有価証券 合計 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 子会社及び関連会社株式 その他有価証券 合計 Securities Held for Trading Purposes Bonds Held to Maturity Shares of Subsidiaries and Affiliated Companies Securities Available for Sale Total Securities Held for Trading Purposes Bonds Held to Maturity Shares of Subsidiaries and Affiliated Companies Securities Available for Sale Total — — — 34,381 34,381 — — — 35,937 35,937 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 貸借対照表計上額 差額 Amounts in Variance Balance Sheet (Fair Value) — — — — — — 34,579 198 34,579 198 — — — — — — 35,331 △606 35,331 △606 (注)時価のない有価証券については、帳簿価額としております。 (2)形態別区分 by Portfolio 取得原価 Amortized costs 平成18年度 2006 平成19年度 2007 公社債 株式 外国証券 その他の有価証券 合計 公社債 株式 外国証券 その他の有価証券 合計 Fixed Maturities Equity Securities Foreign Securities Other Securities Total Fixed Maturities Equity Securities Foreign Securities Other Securities Total 24,582 — 7,098 2,699 34,381 26,060 — 8,000 1,877 35,937 (単位:百万円)(Unit: Yen in millions) 貸借対照表計上額 差額 Amounts in Variance Balance Sheet (Fair Value) 24,526 △56 — — 7,069 △ 29 2,983 283 34,579 198 26,087 27 — — 7,784 △215 1,459 △418 35,331 △606 (注)時価のない有価証券については、帳簿価額としております。 2. 金銭の信託 Money Trust 該当ありません None 3. デリバティブ取引(有価証券関連デリバティブ取引に該当するものを除く) Derivatives Trading excluding Derivatives Trading related to Securities 該当ありません None 4. 保険業法に規定する金融等デリバティブ取引 Derivatives as defined by the Insurance Business Law 該当ありません None 5. 先物外国為替取引 Foreign Exchange Futures 該当ありません None 6. 有価証券関連デリバティブ取引(7.に掲げるものを除く) Derivatives Trading related to Securities excluding the trading stated in 7 該当ありません None 7. 金融商品取引法に規定する有価証券先物取引もしくは有価証券先渡取引、外国金融商品市場における有価証券先物取引と類似の取引 (国債証券等及び金融商品取引法第2条第1項17号に掲げる有価証券のうち同項第1号の性質を有するものに係るものに限る。) The securities futures or securities forward contracts as defind by Financial Instruments and Exchange Law, and similar trading to securities futures in foreign financial instrument market (Among securities regulated under Part 17, Section 1, Article 2 of the Government Bonds and Financial Instruments and Exchange Law, only those having the same nature as securities under Part 1 of the same Section and Article are included.) 該当ありません 46 None Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 証券取引法に規定する有価証券店頭デリバティブ取引、有価証券指数等先物取引、有価証券オプション取引又は外国市場証券先物取引 Over-the-counter Derivative Transactions, Index Futures Transactions, and Options Transactions and also Futures Transactions in Foreign Securities Markets, as defined by the Securities Exchange Law. 該当ありません None 証券取引法に規定する有価証券先物取引、外国有価証券市場における有価証券先物取引と類似の取引 Futures Transactions and Futures and Similar Type Transactions in Foreign Securities Markets, as defined by the Securities Exchange Law. 該当ありません None 財務諸表の正確性及び内部監査の有効性 本ディスクロージャー紙に掲載の財務諸表は、本職として適正であることを確認します。 また本社に報告した決算に関わる内部監査の有効性は本社において確認されています。 2008年8月 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店 日本における代表者および最高経営責任者 小関 誠 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー日本支店 最高財務責任者 マーカス・ポートマン Zurich Insurance Company ・ Business Report 2008 47 オフィス所在地 東京 :東京都新宿区信濃町 35 番地 信濃町煉瓦館 〒 160-8585 TEL:03-5361-2580 FAX:03-5361-2581 東京都調布市小島町 1 丁目 32 番 2 号 京王調布小島町ビル 〒 182-0026 TEL:042-440-8950 FAX:042-440-8948 大阪 :大阪府豊中市新千里東町 1 丁目 5 番 3 号 千里朝日阪急ビル 19 階 〒 560-0082 TEL:06-4863-3510 FAX:06-4863-3454 大阪府吹田市江坂町 2 丁目 1 番 43 号 KYUHO 江坂ビル 5 階 〒 564-0063 TEL:06-6821-8111 FAX:06-6821-8125 名古屋 :愛知県名古屋市中区栄 2 丁目 3 番 6 号 NBF 名古屋広小路ビル 5 階 〒 460-0008 TEL:052-218-7110 FAX:052-218-7130 福岡 :福岡県福岡市博多区博多駅南 1 丁目 3 番 6 号 第 3 博多偕成ビル 8 階 〒 812-0016 TEL:092-432-8680 FAX:092-475-8035 Zurich Insurance Company 〒 160-8585 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