22 - 日本コミュニケーション学会

CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
CAJ Tohoku Six Monthly
日本コミュニケーション学会 東北支部ニューズレター
編集担当:五十嵐紀子
定例研究会は 3 月 15 日仙台で!
INDEX
支部長退任のご挨拶
小林 葉子(岩手大学)
1.支部長挨拶
2.春季定例研究会案内
3.第 14 回支部研究大会報告
4.2012 年度決算報告
5.2013 年度予算書
6.第 15 回支部研究大会
プチアナウンス
皆さま、こんにちわ。今回が支部長として挨拶文を書かせて頂きます最後の機
会となります。
この4年間、皆様から常に支えて頂いたことに対しまして、心よりお礼を申し
上げます。こうした常套句を使ってしまいますと気持ちをお伝え出来ないのでは
ないかと不安にはなりますが、この4年間は本当に感謝感激の連続でした。
藏元礼子先生や北海道支部支部長・町田佳世子先生を始め、多くの先生方より、
研究大会・支部研究会・年次大会の支部会議にご参加・ご協力頂きました。さら
には励ましやご助言のメールをたくさん頂いて参りました。
五十嵐紀子先生には、毎回他の支部会員をも感嘆させるニューズレターを、本
当に驚嘆する手際の良さで作成して頂きました。ほんわりとした温かい雰囲気が
漂うニューズレターは、まさに東北支部の象徴です。
さらに、
『CAJ 東北支部20周年記念誌』発行を初代支部長の會澤まりえ先生
よりご提案して頂きました際には、先生方はせっせと古い資料を探して下さった
り、執筆者の方々にどんどん連絡して頂いたり、
・・と、本当に着々と準備を進め
て下さり、気づいたら五十嵐紀子先生から初稿校正依頼のメールが届いた、
・・と
いう素晴らしく効率的な運営プロセスでした。この記念誌発行は本部でも大変評
価され、さらに、東北支部が支部設立当初にモデルとしていた九州支部は『CAJ
九州支部20周年記念誌』発行に向けて取り組むことを決定したとのことです。
このように、先生方に支えて頂く度に、支部長の一番の責務は「支部メンバー
の方々がいるからこそ、この支部が成り立っている」ということを最も強く実感
し、最も深く感謝することなのだろう、と思うようになりました。
「え、それだけ?」
、
と言われると困りますが・・
(笑)
。宮原哲会長が CAJ News レターでの挨拶文
(
「支部会訪問で見えてきたもの」)の中で「支部会あってこその全国」とお書き
になっているように、支部長という立場に立つ機会を4年間頂くことで、始めて
「支部メンバーあっての支部長」
、という事実を実感することが出来ました。
先生方、4年間、本当に有難うございました。今後は、東北支部の一メンバー
として、
『CAJ 東北支部30周年記念誌』発行を目指し(!)
、新支部長と皆様方
とともに支部活動をさせて頂きたいと思います。今後とも何卒よろしくお願い致
します。
1
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
2013 年度 東北支部定例研究会のご案内
日時:2014 年 3 月 15 日(土) 13:00-17:00
場所:フォレスト仙台
仙台市青葉区柏木 1-2-45
2 階第 3 会議室
研究発表を募集しています。
発表を希望する方は、2 月 28 日(金)まで
に、下記の事項をメールでお送り下さい。
■発表者名
■発表タイトル、要旨(200 語程度)
■所属
■連絡先(住所、メールアドレス、電話)
発表申し込み、問い合わせ先:
[email protected]
(岩手大学 小林葉子)
2
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
第 14回東北支部研究大会
報告
2013 年 11 月 30 日に、山形での研究大会が開催され
ました。東北支部として(CAJ としても?)初開催の山形
での大会に期待が高まる中、予想以上に盛り上がり、素晴ら
しい会となりました。4 件の研究発表に、山形大学の学部生
も加わった文字通り参加者同士がお互いの顔を見渡せるレ
イアウトの会議室でのラウンドテーブル、ユーモアと東北支
部への愛のあふれるエールとなった宮原会長のご講話とい
う半日のプログラムはあっという間でしたが、とても濃い時
間でした。また、山形名物の芋煮や美味しい海の幸、山の幸、
美味しい地酒に舌鼓を打ちながら語り合った懇親会も和や
かに盛り上がり、既に参加者皆との再会が楽しみになる時間となりました。
研究発表①
「介護を学ぶ学生の実習経験によるコミュニケーション観の変化」
五十嵐 紀子 (新潟医療福祉大学)・関 久美子(新潟青陵大学短期大学部)
研究発表②
「研修経験のないボランティア通訳者の医療分野における通訳の壁」
川内 規会(青森県立保健大学)
研究発表③
「SNS におけるコミュニケーションの課題-ネットいじめの対策について―」
小島 正美(東北工業大学)
・宮曽根 美香(東北工業大学)
研究発表④
「非言語表現を活用した異文化コミュニケーション教育のための教材研究」
田島 弘司(上越教育大学)
コミュニケーション教育研究会・学術局共催によるラウンドテーブル
石橋 嘉一(山形大学) 吉武 正樹(福岡教育大学) 五十嵐 紀子(新潟医療福祉大学)
舟田 篤史(NPO ハーバランス代表) 三浦 克之(山形大学人文学 2 年生)
会長からのメッセージ
宮原 哲 CAJ 会長
(西南学院大学)
大会参加の御礼
石橋 嘉一(山形大学)
12 月の寒い中、南は九州、北は北海道から、遠路はるばる山形までおいで
くださり、ありがとうございました。また、大会の企画・運営では、多くの先
生方に助言をいただきました。この場をかりて、あらためて深く御礼申し上げ
ます。お蔭をもちまして、初の山形での開催でしたが、16 名もの皆様に参加
いただけました。頑張って準備した甲斐がありました。また、懇親会は、交通
の便が限られる中、14 名もご出席くださり、嬉しい誤算でありました。日ご
ろの教育、研究などの話題に花を咲かせながら、山形の山の幸・海の幸を存分に楽しんで頂けたのではないでし
ょうか。
研究大会前半、研究発表のセッションでは、看護、インターネット、教育など、幅広い分野の発表を聞くこと
ができ、大変勉強になりました。個人的には、コミュニケーション研究の定性的・定量的、双方の研究方法の可
能性と課題について考えていました。また、後半のコミュニケーション教育研究会のラウンドテーブルでは、
「想
定外の状況に対応できるコミュニケーション能力の育成」という挑戦的なトピックについて、会場が一体となっ
て議論できたことに興奮を隠せません。そもそも想定内の状況など存在しないのではないか。大学の先生は教え
過ぎるから想定外の状況での学びが減ってしまう。大学の外に出るからこそ、自分を成長させることができる、
3
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
など、学部学生、地元 NPO を交えた多様性のある参加者だからこそ可視化された、現在の大学教育の課題が浮
かび上がってきたと思います。
東北支部の研究大会は次回も素晴らしい大会になると思います。皆さま、来年も東北でお会いしましょう!
大会に参加して
青田美香(刈羽存立刈羽中学校)
久しぶりの出席となった東北支部研究大会。ひっそりと HP の仕事を続けていましたが、やはり先生方と直接
会ってお話ができるのはとても嬉しいことだと思いました。院生のとき、ゼミの中で「知的ミーハー」という言
葉が生まれました。様々な学会に出席し、研究で文献を引用していたり憧れだったりする先生の発表を直接聞い
たりお話ができたりして非常にわくわくする状態のこと(だったはず……)です。久しぶりにそんな「知的ミー
ハー」を発揮した 1 日となりました。先生方のご発表、ラウンドテーブル、宮原会長からのメッセージと、その
ひとつひとつから得たヒントを現場に生かしていきたいと考えます。例を挙げるとするならば、国語の教員とし
て「敬語のインフレ化」が子どもたちに与える影響について、じっくりとみていきたいと思います。
また、皆さんと美味しい芋煮を食べたいです。
「また参加したい」と思わせる東北支部の魅力
町田 佳世子 先生(札幌市立大学/北海道支部)
北海道支部の町田佳世子です。2013 年 11 月 30 日に山形市で開催された、第 14 回東北支部研究大会に参
加させていただきました。
「どうでしたか」と聞かれたら、迷いなく「また次回も参加したい!」と答えます。
私が東北支部研究大会に参加させていただくのは今回が 2 回目です。1 回目は 2011 年の新潟。旧第四銀行
の重厚な会議室での大会でした。その時も「次回も是非」と思いながら帰ったのですが、2012 年は都合がつか
ず残念な思いをしました。今回は案内をいただいたときから、絶対に伺うと心に決めていました。
千歳空港と山形空港の間には航空路線がありません。そのため仙台まで飛行機、その後は都市間高速バスで山
形市に移動します。仙台駅の高速バスのバス停で、川内規会先生と待ち合わせ。そこからもう東北支部の皆様が
持つ温かな雰囲気に包まれて山形に向かいました。会場のすぐ近くで小林葉子支部長と待ち合わせをして、3 人
で会場に向かいました。
会場は円形に机が並べられていて、皆様のお顔が見える配置でした。それだけで東北支部研究大会に来たとい
う実感がわいてきます。研究大会というと講義形式の机の配置が一般的ですが、円形の配置は、自分もこの大会
の一員であるという気持ちにさせてくれます。北海道支部も参加人数が同じくらいの時がありますので、これか
らは机の配置も工夫したいと思いました。
小林支部長のご挨拶で研究大会が始まりました。そのご挨拶が、ユーモアと、本大会開催のために至れり尽く
せりの準備をしてくださった石橋嘉一先生への感謝とねぎらいに満ちあふれたご挨拶で、とても感動しました。
4 名の先生方の研究発表、そしてラウンドテーブルともに、たいへん興味深いテーマで、多くを学ばせていた
だきました。参加者全員で研究大会を作り上げていこうとする東北支部の雰囲気に、知的にも情緒的にも満たさ
れ、そして札幌に比べてはるかに暖かい山形の気温に、身体的にも復活して帰札しました。東北支部の魅力から
学び、北海道支部も「また参加したい」と皆様に思っていただける研究大会を目指したいと思います。次は北海
道でお待ちしています。
ご参加ありがとうございました!
北海道支部の皆さん、これからもよ
ろしくおねがいします
4
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
東北支部研究大会初参加!
町 惠理子 先生(麗澤大学/関東支部)
今回、初めて東北支部大会に参加しました。きっかけは今回の主催者である石橋嘉一先生とお会いする機会が
あり、その時に今回のテーマが興味深く、また、石橋先生のお誘いもあり参加を決意しました。新幹線で東北に
行くのは本当に久しぶりで当日はワクワクしながら山形に向かいました。大会の発表は盛りだくさんでパネルも
非常に刺激的なテーマでしたが、何より支部会員の皆さんの雰囲気が、石橋先生から聞いていたとおり、本当に
アットホームで感激しました。また、はるばる福岡から参加の宮原哲会長のユーモアあふれるお話も満喫しまし
た。大会後の懇親会での郷土料理と地酒にまたまた感動。東北支部の方々のおもてなしに感謝!「また参加した
い」と心から思う会でした。
是非またおいで下さい!
お待ちしています!
ラウンドテーブルで
左:山形大学 2 年生の三浦さん
学部 2 年生とは思えない堂々とした話しぶり、鋭い
洞察力は圧巻!
右:NPO ハーバランス代表の舟田氏
宮原会長のご講話は是非毎回お聞きしたい!
会長の任期を終えられても、毎年東北支部においで下さい
研究発表の様子
東北支部名物
全国の銘菓まつり!
5
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
日本コミュニケーション学会東北支部決算書
2012年度(2012年6月1日~2013年5月31日)
2013/6/1
<収入の部>
項目
前年度繰越金
支部活動助成金
支部大会関係費
大会参加費
補助金費
小計
研究会参加費
その他
合計
予算
263,039
60,000
0
0
323,039
0
30
323,069
決算 決算-予算
備考
263,039
60,000
0
0
323,039
0
751
721 通帳利息11円、不明金740円
323,790
721
予算
10,000
6,000
30,000
10,000
30,000
6,000
6,000
12,000
30,000
140,000
2,000
10,000
2,500
14,500
10,000
10,000
20,000
10,000
10,000
5,000
3,000
18,000
5,000
115,569
323,069
決算 決算-予算
備考
1,396 △ 8,604 プログラム関係(宛名ラベル、封筒など)
1,664 △ 4,336 プログラム郵送
22,500 △ 7,500
△ 10,000
20,000 △ 10,000 シンポジスト交通費
854 △ 5,146 リソグラフ
7,866
1,866
8,000 △ 4,000 学生バイト代4,000x2
1,450 △ 28,550 シンポジスト駐車場代
63,730 △ 76,270
△ 2,000
18,800
8,800 会場使用用、プロジェクタ、スクリーン
△ 2,500
18,800
4,300
4,928 △ 5,072
5,062 △ 4,938 印刷他
9,990 △ 10,010
3,930 △ 6,070 ブログ年間レンタル代
△ 10,000
2,192 △ 2,808 宛名ラベル代・口座残高 振り込み手数料
△ 3,000
2,192 △ 15,808
8,400
3,400 蔵元先生記念品
216,748 101,179
323,790
721
<支出の部>
項目
支部大会関係費
プログラム等作成費
通信費
会場使用料
会場設営費
謝礼
印刷費
茶菓代
人件費
その他
小計
研究会関係費
通信費
会場使用料
茶菓代
小計
ニューズレター関係費 郵送代
事務費
小計
HP関係費
事務費
文具
通信費
印刷費
小計
予備費
次年度繰越金
合計
2012年度の決算について、適正に処理されていることを報告いたします。
6
監事 市島清貴
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日本コミュニケーション学会東北支部予算書
2013年度(2013年6月1日~2014年5月31日)
2013/6/1
<収入の部>
項目
前年度繰越金
支部活動助成金
支部大会関係費
大会参加費
補助金費
小計
研究会参加費
その他
合計
2012
2013 予算増減
備考
予算
予算 2010-2009
263,039 216,748 △ 46,291
60,000 60,000
0
0
大会参加費は無料
0
0
0
0
0
0
研究会参加費は無料
30
0
△ 30
323,069 276,748 △ 46,321
<支出の部>
項目
支部大会関係費
研究会関係費
ニューズレター関係費
HP関係費
事務費
予備費
積立
次年度繰越金
合計
プログラム等作成費
通信費
会場使用料
会場設営費
謝礼
印刷費
茶菓代
人件費
その他
小計
通信費
会場使用料
茶菓代
小計
郵送代
事務費
小計
文具
通信費
印刷費
小計
2012
予算
10,000
6,000
30,000
10,000
30,000
6,000
6,000
12,000
30,000
140,000
2,000
10,000
2,500
14,500
10,000
10,000
20,000
10,000
10,000
5,000
3,000
18,000
5,000
0
115,569
323,069
2013
予算
10,000
6,000
30,000
10,000
30,000
3,000
2,000
12,000
10,000
113,000
2,000
30,000
2,000
34,000
10,000
10,000
20,000
5,000
5,000
3,000
3,000
11,000
5,000
10,000
78,748
276,748
予算増減
2013-2012
備考
宛名ラベル、封筒など
プログラム郵送
△ 3,000
△ 4,000
学生バイト代4,000×3
△ 20,000
△ 27,000
20,000
△ 500
19,500
△ 5,000 ブログ年間レンタル代
△ 5,000 文具、封筒、各種用紙
△ 2,000 事務連絡、振込手数料
△ 7,000
10,000 記念事業に際して
△ 36,821
△ 46,321
7
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 22 February, 2014
第 15 回東北支部研究大会
プチアナウンス
2014 年度の第 15 回東北支部研究大会は、尚絅学院大学の會澤まりえ先生のご協力により、仙台
での開催が決定しました。日程、会場については検討中です。
仙台開催にむけて
大会実行委員長
會澤まりえ(尚絅学院大学)
仙台市は伊達政宗が藩主として、1613 年には家臣の支倉常長ら一行を当時のメキシコやスペイン、
ローマ等に派遣した歴史を持つ、異文化コミュニケーションの開拓者が作った街です。海と山が近く
にあり、市街地には公園、緑地、憩いの広場があり、ブロンズ像が立ち並ぶ定禅寺通りでは、毎年ジ
ャズフェスティバルが開催され芸術と文化が程よく融合した住みやすい街です。仙台に転勤して来た
方が永住するケースも少なくありません。仙台で一番いいところは、何といっても美味しいものがた
くさんあるということです。そんな仙台に「全員集合!」を合い言葉に、皆様が来て下さることを楽
しみにしています。
編集後記
小林葉子支部長、川内規会、五十嵐紀子が北海道支部研究
大会に参加しました。北海道支部の皆さん、宮原会長と一
緒に
発行
日本コミュニケーション学会
東北支部
〒950-3198
新潟市北区島見町 1398
新潟医療福祉大学 五十嵐紀子
E-mail: [email protected]
Tel: 025-257-4673 Fax: 025-257-4673
8
スポーツには全くもって疎い私ですが、冬のオ
リンピック競技はどれも目が離せません。雪の中
をシューーーっとカミソリで氷を削るように滑
走する音、空中に美しく舞う姿、何とも爽快で、
見ているうちに自分もできるのでは?という気
がしてくるから不思議です。
ソチオリンピックの日本代表には、多くの東北
出身の選手がいます。東北支部メンバーのいる県
出身の主な選手を挙げてみると、青森はアイスホ
ッケーの近藤選手、中村選手、岩手はカーリング
の苫米地選手、スキーの永井選手、宮城はフィギ
ュアスケートの羽生選手、鈴木選手、山形はスピ
ードスケートのウィリアムソン選手、加藤選手。
そして新潟からスノーボードハーフパイプに出
場する最年少 15 歳の平野選手は、今こうして編
集後記を書いている最中、予選 1 位通過と素晴
らしいスタートを切りました。冬の東北地方は昼
間でも鉛色の空に豪雪、何となく暗い印象がある
かもしれませんが、その環境を自分の力にして頑
張っている選手たちがたくさんいるこの地を、改
めて誇りに思える今冬です。我々も負けてはいら
れません!
五十嵐紀子(新潟医療福祉大学)