DVD-Video 再生 USB 接続 DVD ドライブでの DVD-Video 再生について 弊社の USB接続DVD ドライブでは独自のキャッシュ技術により、USB接続でありながらDVD ビデオの再 生を可能にしています。通常の映画タイトルの転送レートは約6∼7Mbpsで再生には支障はありませんが、 継続的に 8 ∼ 10Mbps を越える転送レートを要求されるタイトルの場合は、USB インターフェースの実効 転送レートを超えるため、スムーズな再生はできません。実効転送レートを超えるタイトルにはリニアPCM や DTS サウンドで再生されるもの、秒間 30 フレームで再生されるアニメーションなどがあります。 もし再生がうまくいかない場合は DVD-Video再生では、USB上の制限以外にさまざまな原因によってコマ落ちやエラーが発生し正常に再生 できないことがあります。 これらは正常な設定を行えば回避できる問題ですので、下記のチェック項目に従っ てご確認ください。 1. UDF ファイルシステムを確認する。 DVD-Video の再生を行うには正しい UDF ファイルシステムが設定されなければなりません。DVDRAM ドライブの場合 UDFS(松下製 UDF ファイルシステム)、DVD-ROM ドライブの場合 UDF (MicrosoftUDFファイルシステム)で再生を行う必要があります。現在の UDF ファイルシステムを ご確認いただくには、マイコンピュータ上で DVD-Video がマウントしているアイコンを右クリック して表示されるメニューから[プロパティ]を選択し、ファイルシステムを確認してください。 マイコンピュータの DVD-ROM ドライブに DVD-Video を挿入し、DVD-ROM ドライブを 右クリックして「プロパティ」を選択します。 [DVD-RAM ドライブの場合] [DVD-ROM ドライブの場合] 1 【正常に表示されていない場合】 → DVD-RAM の場合 ○[スタート]-[プログラム]-[DVD-RAM]-[Utility] [UDFTool] または ○ [スタート]-[プログラム]-[DVD-RAM]-[DVD RAM ドライバー]-[UDFTool] [UDFTool]の「UDF ファイルシステムを優先する」にチェックを入れます。 → DVD-ROM の場合 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]-[msconfig]と入力 -[全般]-[ 詳設定]のなかの「UDF ファイルシステムを使用不可にする」のチェック ボックスを外す。 その他に仮想CD-ROM作成ソフトウェア、およびパケットライティング系ソフトウェアをインストール したパソコンで再生を行うと、コマ落ちやエラーが発生する場合があります。 症状が発生した場合には、ソフトウェアの常駐解除やアンインストールを行うことで解消されます。 【NEC 製ノートパソコンの場合】 NEC の一部製品にバンドルされた VirtualCD2 Ver3.20(住友金属システム開発)で正常に再生され ない問題が発生する可能性があります。住友金属システム開発の Web サイトにてこの問題を解消する Upgrade が可能です。 (無償) 2. USB 転送能力がフルに活用できるようにする USB接続でのDVD-Video再生はUSB転送能力を最大限活用しています。DVDドライブ以外のUSB 機器を接続されている場合は、USBのデータ転送速度が発揮できない場合がありますので、他のUSB 機器を外してお試し下さい。 3. CPU の能力が発揮出来る状態にする バックグラウンドで他のアプリケーションを起動している、常駐ソフト(ウィルスチェックソフトや ディスク管理ユーティリティなど)が起動している場合などは、できるだけそれらを終了して下さい。 DVD-Video 再生時には CPU の能力をフル活用しています。 4. DVD 再生ソフトを確認する ご利用いただく再生ソフトによっては、グラフィックボードやサウンドボードなどシステムとの相性 問題が発生することがあります。ご利用の環境が DVD 再生ソフトの動作環境を満たしているかご確 認ください。ドライブで動作確認している再生ソフトはホームページ(http://www.pixela.co.jp)で 公開しています。また、パソコンメーカー独自の DVD 再生ソフトには対応していません。パソコン によってはDVD-ROMドライブやCD-ROMドライブを監視するソフトウェアや設定に影響を与える ソフトウェアがインストールされている場合があります。そのようなソフトを使用している環境下で の動作保証は致しておりません。 2 5. 再生しているタイトルが USB の転送レートを超えているかどうか確認する。 1∼ 4項までの確認をしたにもかかわらず、コマ落ちが発生する場合、USBインターフェースの実効 転送レートを超えるため、スムーズな再生が出来ないと考えられます。この場合、USB 接続 DVD- ド ライブでは再生が行えません。 確認は以下のように行います。 ・ コマ落ちしているシーンで一時停止ボタンを押してみてください。 ・ 数秒待機後、再生ボタンを押してみてください。 ・スムーズに再生された後、すぐにコマ落ち状態に戻る場合は、転送レートを超えていると推測され ます。 ※ 出だしはコマ落ちが発生します。 ドライブに先読みのキャッシュが貯まりスムーズにデータが流れるまではコマ落ちが発生します。映 画のタイトルロールなどではこま落ちが発生します。タイトルロールでコマ落ちが発生しても問題は ありません。 3
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