建築設備家懇談会

建築設備家懇談会
建築設備家懇談会が設立されて 29 年目になり、会員相
互の技術的交流を目的として益々活発な活動を行ってお
ります。当会のことをご存知の方もまたそうでない方も、
このパンフレットを見て、わたくしたちの活動に興味を持
っていただければ幸いです。
【当会の設立趣旨】
建築設備家懇談会は、1988 年に日本を代表する総合設
計事務所 14 社の建築設備設計者 14 人を発起人として設
立されました。当時は、情報化・国際化という大きな潮流
の中で 21 世紀に向けて大きな飛躍が望まれましたが、建
築設備業界の横断的な繋がりも少なく、技術情報収集等の
活動も企業内に限られておりました。そこで、設計者が他
社との面識・交流の場を持ち、会員相互の親睦、技術の研
鑚を図り、ひいては、建築設備・建築設備設計者の地位向
上を目的に設立されました。
これまでの 28 年間、各会員の積極的な活動と、業務を
通じて会員各社がお世話になっておりますインフラ関連
会社様、建設会社様、設備施工会社様、メーカー・代理店
各社様等、様々な方々に支えられてきましたこと、深く感
謝申し上げます。
創設からを振り返りますと、建築設備技術者が、「限り
あるエネルギーの有効利用」のための省エネギー技術への
取り組みからはじまり、「地球環境問題」を契機とした環
境配慮型建築の構築、ZEB 化技術、スマートエネルギー構
想、「震災」を契機とした安心・安全性の確保、BCP、知
的生産性の向上等に深く関わることになり、建築設備に求
められる役割は日々拡大してきました。
今後もグローバル化に伴う環境技術の海外展開、地球環
境との共存といった多様な課題解決に向けて建築設備技
術者への期待がますます高まっていくものと考えていま
す。
建築設備家懇談会は、企業間の垣根を越えた交流を軸に、
地球環境の保全、安全安心の確保などの設計課題や技術研
鑽を目的に、会員間の人的交流を図る活動を継続してまい
ります。建築を通して社会に貢献する姿勢は会員全て共通
のものと考えております。今後とも当会へのご支援、ご指
導をよろしくお願い申し上げます。
2016 年 6 月吉日
建築設備家懇談会
会長安田健一
【主な年間活動】
・総会、常任理事会、理事会の開催
・会報 TEAM&BES の発行
・春、秋の懇親会の開催
・講演会、研修会、見学会の企画
・親睦ゴルフコンペの開催
・ホームページの更新、管理
・パブリックコメントの発信、広報
【ホームページ】
http://kenchikusetsubika.org/
【活動方針】
建築設備家懇談会の設立から 28 年を経ておりますが、
現在でも設立趣旨を基本方針として、わが国の今後を担う
建築設備分野の設計技術者による企業間を越えた活発な
技術交流を目的に日々活動が行われています。
私たち建築設備技術者は、社会に資する建築物の設備
設計、都市の環境配慮、都市と建築物のエネルギー消費の
削減などを通して、建築設備技術の普及に努めています。
そして、地球温暖化防止に向けて、参加各社が経験した優
れた建築物等の省エネルギー技術から学び、更なる省エネ
ルギー技術の発展と普及に向けて取り組んで行きたいと
考えています。
建築設備家懇談会は、建築設備設計のプロフェッショ
ナルな集団として、会員各社が携わった優れた技術につい
て、企業間を越えて真摯に学ぶことを大切にしています。
従来にありがちな、各社の優れた技術が企業内で閉鎖的に
留まるのではなく、広く社会への普及を願うところです。
また次世代への橋渡しとして、これから社会に就こうとす
る学生に対して、建築設備設計について当会から情報発信
を行い業界の更なる活性化に繋げたいと思っています。
建築を取り巻く技術や環境の変化は以前にも増して変
化が激しくなっています。当会の具体的活動内容について
は、時代のニーズに柔軟に合わせ、その結果建築設備技術
者のスキルの向上、そして会員各社の更なる発展を願い、
これからも活動を行ってまいります。
【会の構成】
正会員 151 名、交流会員 22 名、シニア会員 10 名
顧問（学識経験者）6 名
法人会員 14 社、交流法人会員 8 社、賛助会員 15 社
【正会員参加企業】
㈱INA 新建築研究所、㈱梓設計、㈱アール･アイ･エー、
㈱石本建築事務所、㈱久米設計、㈱交建設計、
㈱佐藤総合計画、㈱ジェイアール東日本建築設計事務所、
㈱大建設計、㈱東畑建築事務所、㈱日建設計、㈱日本設計、
㈱松田平田設計、㈱三菱地所設計、
㈱安井建築設計事務所、㈱山下設計、
㈱横河建築設計事務所
【交流会員参加企業】
㈱アイ･ピー･イー、㈱明野設備研究所、㈱アーク環境設計、
㈱イズミシステム設計、㈱英和設計事務所、
㈲大瀧設備事務所、㈱ＫＥＮ設計事務所、㈱コアブレイン、
㈱システック環境研究所、㈱ジョイ設計、
㈱創協同設計事務所、㈱総合設備計画、
㈲知久設備計画研究所、㈱日本エアコンセンター、
㈱ピーエス設計、ひらかわ環境デザイン、
Ｆ.Ｎ.Ｇプランニング㈱、㈱日本環境設計、
㈱設備計画、㈱日永設計、㈱オフィスカコ設備設計
【賛助会員】
東京ガス㈱、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱、西部ガス㈱、
京葉ガス㈱、北海道ガス㈱、日本瓦斯㈱、中部ガス㈱、
静岡ガス㈱、広島ガス㈱、
東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱、
㈱シーエナジー、㈱関電エネルギーソリューション、
東北電力㈱、東京都市サービス㈱
【建築設備家懇談会の歴史】
昭和 63 年 4 月東京在籍設計事務所 14 社の 14 名が発起人となり、建築設備家懇談会が発足されました。
事務所間の情報交流、設備技術の向上、優秀な人材の確保、人材の共有等を目標に掲げて会は運営されています。
副会長
副会長
1
創立
昭和 63 年
武田
会長
勉(石本）
伊藤英男(日本）
－
主な活動
2
平成 1 年
武田
勉(石本）
伊藤英男(日本）
河野好伸(久米）
3
平成 2 年
永田
裕(MHS）
金沢
徹(大建）
関根雄二郎(山下）
技術報「TEAM」会報「BES」の第 1 号を発行
4
平成 3 年
永田
裕(MHS）
金沢
徹(大建）
関根雄二郎(山下）
南欧・大空間建築設備視察
5
平成 4 年
城川
渉(梓）
曽根厚之助(RIA）
(日本）
センチュリータワー見学会、関西圏(クリスタルタワー等）の視察
6
平成 5 年
(1993 年）
城川渉
(梓）
平野政則
(日本）
佐藤卓司
(三菱）
横浜ランドマークタワー見学会
講演会「ワールドトレードセンターの爆発火災の現況」
7
平成 6 年
(1994 年）
関根雄二郎
(山下）
佐藤卓司
(三菱）
若田直樹
(佐藤）
新宿パークタワー・関空・恵比寿ガーデンプレイス見学会
竣工物件データベースのアンケート
8
平成 7 年
(1995 年）
関根雄二郎
(山下）
若田直樹
(佐藤）
櫻井照一
(梓）
座談会「建築設備家の将来 PART３」を開催
NTT 新宿ビル・ビッグサイト・柏崎原発見学会
9
平成 8 年
(1996 年）
河野好伸
(久米）
桜井照一
(梓）
渡辺重幸
(MHS）
会員資格の験年数を 10 年から 3 年に改訂
東京国際フォーラム・フジ TV 本社・第二国立劇場見学会
10
平成 9 年
(1997 年）
河野好伸
(久米）
渡辺重幸
(MHS）
富田隆造
(石本）
10 周年記念事業を開催
11
平成 10 年
(1998 年）
平野政則
(日本）
富田隆造
(石本）
浅倉晴司
(山下）
竹中工務店技研・東京電力技研・横浜国際プール見学会
明野先生名誉教授就任記念講演会
12
平成 11 年
(1999 年）
平野政則
(日本）
浅倉晴司
(山下）
原田仁
(三菱）
NTT サーバーネット研究所・アースポート・浦舟病院見学会
パネルディスカッション建築の CM・PM に関して
13
平成 12 年
(2000 年）
若田直樹
(佐藤）
原田仁
(三菱）
小棹勝栄
(久米）
NTT 武蔵野研究所・NTT ドコモ本社見学会
高齢社会におけるライフスタイル講演会
14
平成 13 年
(2001 年）
若田直樹
(佐藤）
小棹勝栄
(久米）
淀川正敏
(安井）
埼玉スタジアム・PCP 丸の内見学会
LCA の研究・IT を利用した設備監理講演会
15
平成 14 年
(2002 年）
原田仁
(三菱）
淀川正敏
(安井）
渡邊忍
(日本）
15 周年記念事業を開催
産総研臨海副都心センター・丸ビル見学会
16
平成 15 年
(2003 年）
原田仁
(三菱）
渡邊忍
(日本）
大久保佳介
(MHS）
建築設備技術者の大学教育についてのディスカッション
研修会(日立、今市）を開催
17
平成 16 年
(2004 年）
淀川正敏
(安井）
大久保佳介
(MHS）
島田敏幸
(日本）
羽田第２ターミナル・赤坂１丁目ビル見学会
すまい・建築・都市の環境展に出展
18
平成 17 年
(2005 年）
淀川正敏
(安井）
島田敏幸
(日本）
大竹不二男
(山下）
研修会(大阪）を開催
自治大学校・秋葉原ダイビル見学会
19
平成 18 年
(2006 年）
渡邊忍
(日本）
大竹不二男
(山下）
森正夫
(佐藤）
ドバイ視察研修
研修会(北海道）を開催
20
平成 19 年
(2007 年）
渡邊忍
(日本）
森正夫
(佐藤）
横田宗卓
(INA）
20 周年記念事業を開催
研修会(大阪）を開催
21
平成 20 年
(2008 年）
木村博則
(石本）
横田宗卓
(INA）
深井憲治
(久米）
研修会(名古屋）を開催
コクーンタワー・帝京大学医学部付属病院見学会
22
平成 21 年
(2009 年）
木村博則
(石本）
深井憲治
(久米）
小笠原昌宏
(日本）
研修会(九州）を開催
日産自動車新本社ビル・多摩総合医療センター見学会
23
平成 22 年
(2010 年）
原崇哲
(梓）
小笠原昌宏
(日本）
北島治郎
(RIA）
研修会(北海道）を開催
大林組技研・スカイツリー見学会
24
平成 23 年
(2011 年）
原崇哲
(梓）
北島治郎
(RIA）
関根能文
(石本）
研修会(沖縄）を開催
帝京大学板橋キャンパス・鹿島建設技研本館見学会
25
平成 24 年
(2012 年）
石神哲史
(山下）
関根能文
(石本）
松浦肇
(安井）
25 周年記念事業を開催
大手町一丁目第２地区市街地再開発見学会
26
平成 25 年
（2013 年）
石神哲史
(山下）
松浦肇
(安井）
安田健一
(三菱）
研修会（九州）を開催
ZEB コンペ実施、読売新聞東京本社見学会
27
平成 26 年
（2014 年）
丸山純
(MHS）
安田健一
(三菱）
横山大毅
(久米）
研修会（広島）を開催
田町駅東北地区計画・早稲田大学キャンパス 3 号館見学会
28
平成 27 年
（2015 年）
丸山純
(MHS）
横山大毅
(久米）
齋藤一彦
(山下）
29
平成 28 年
（2016 年）
安田健一
(三菱）
齋藤一彦
(山下）
阿部克史
(梓）
研修会（鹿児島）を開催
ラゾーナ川崎東芝ビル、大手門タワー・JX ビル見学会
研修会、見学会…適宜開催予定
設備家懇談会発足
RIA：アール・アイ・エー梓：梓設計 INA：INA 新建築研究所石本：石本建築事務所久米：久米設計佐藤：佐藤総合計画
大建：大建設計日本：日本設計ＭＨＳ：松田平田設計三菱：三菱地所設計安井：安井建築設計事務所山下：山下設計
【組織図】
【今年度の部会構成】
役職
総括運営
部会
広報部会
技術部会
会長
安田健一
副会長
齋藤一彦
阿部克史
事務局
金井誠
部会長
宮島崇
秦康弘
企画事業
部会
竹内努丹羽浩範
発行日
2016 年 7 月 20 日

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