The Fab Mind_pressrelease_J2_140801

Press Release 2014/8/1 P.1
01.展覧会メインビジュアル
本資料に関するお問合せ 21_21 DESIGN SIGHT 広報:高 美玲、岡田祥太朗
tel: 03-3481-6402 fax: 03-3481-6422 mail: [email protected]
Press Release 2014/8/1 P.2
21_21 DESIG N SIG HT 企画展「活動のデザイ ン展」 21_21 DESIGN SIGHT では、10 月 24 日より「活動のデザイン展」を開催します。
20 世紀後半の情報革命以降、世界の距離はますます短くなり、私たちの生活や日々の意識は大きな
変化の時を迎えています。知識や手法が高速で更新される一方、社会の不均衡や倫理、価値観を
問い直す機会も増えています。
こうした時代に大切なのは、それぞれに考え、動き、確かに伝えること。あるいは地球上の各地で起きて
いることを少しでも共有しようとする姿勢ではないでしょうか。本展では「活動のデザイン」と題し、手に
とることのできるものづくりにあえて限定せず、社会が抱える課題を読み解き、問題を解決しようとする
意志や活動に目を向けます。
展覧会ディレクターは、日本と世界のデザインの動きに精通したジャーナリストの川上典李子と、ストック
ホルムを拠点にアートとデザインのキュレーターとして活動を続ける横山いくこ。紹介するのは、世界を
俯瞰するクリティカルなアプローチをはじめ、社会との新しい関係を築く提案、現在から未来を見通す
リサーチです。
80 歳の女性が 50 年代から編み続けて来た 500 枚を超えるセーターや、幼少期の記憶をデザインの
インスピレーションとして開発された地雷撤去装置、「修復と改良」を奨励し、人々の身の周りの問題を解決
していく「Fixperts」プロジェクト、技術革新がもたらす世界の今後を考察する無人飛行物体(ドローン)
など、11 ヶ国・24 組のクリエーターによる多彩な活動が揃います。
時にポジティブに、時に詩的な彼らの活動は、ものづくりという枠組みを超え、今後の社会における
デザインの役割に多くの気づきをもたらすでしょう。
本展を通して、変動する世界におけるデザインの可能性を感じてください。
■ 開催概要
会期
2014 年 10 月 24 日(金 )〜2015 年 2 月 1 日( 日)
休館日
火曜日(10 月 28 日、12 月 23 日は開館)、年末年始(12 月 27 日〜1 月 3 日)
開館時間
11:00〜20:00(入場は 19:30 まで)
入場料
一般 1,000 円、大学生 800 円、中高生 500 円、小学生以下無料
会場
21_21 D ESI G N SIG HT (東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂 9-7-6 Tel.03-3475-2121
www.2121designsight.jp
アクセス
都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、千代田線乃木坂駅より徒歩 5 分
主催
21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援
文化庁、経済産業省、スウェーデン大使館、スペイン大使館
助成
Creative Industries Fund NL
特別協賛
三井不動産株式会社
協賛
株式会社クレッセント、株式会社 Kotte & Co.、バルミューダ株式会社
協力
オランダ王国大使館、多摩美術大学
展覧会ディレクター: 川上典李子、横山いくこ
展覧会グラフィック: 田中義久
会場デザイン: 五十嵐瑠衣
照明デザイン: 海藤春樹
制作協力: 坂根悠太
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター: 三宅一生、佐藤 卓、深澤直人
同アソシエイトディレクター: 川上典李子
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■ プレス画像 (画像使用をご 希望の方は 広報担当ま で ご連絡く ださい )
02. Photograph: Tim Meier
ヒ ュ ー マ ン ズ
シ
ン
ス
03.
Hum ans S ince 1 98 2
「ア ・ミリオン ・タイ ムス 」
織咲 誠
「Line Works - 線の引き方次第で、世界が変わる」
384 個の時計が並んだ作品。プログラミングされた針は、
規則的な動きの中から言葉や数字を紡ぎだす。
「線の引き方」に着目して、継続されているリサーチを
約 40 事例紹介する。
04. Photograph: Studio Alvaro Catalán de Ocón
05. Photograph: Studio Alvaro Catalán de Ocón
ア ルヴァ ロ・カタラ ン・デ・ オコ ン
「ペットラ ンプ 」
廃棄されたペットボトルを用い、コロンビアとチリの伝統的な素材と手法で編み上げられたランプシェード。
制作の手法においては日本の茶筅から発想を得ている。
06. Photograph: Joop Reijngoud
ディーエヌエー
シャロアー
07. Photograph: Joop Reijngoud
ヴ
ァ
ン
ス
フ
ァ
ッ
ペ
ン
D NA C ha rloi s & ク リス ティン ・メン デルツ マ / Wa ndscha ppe n
「ローズさん のセーター 」
一人のオランダ人女性によって編み続けられた 500 枚以上のセーターのうち 60 枚を展示。
これまでの全セーターを記録したクリスティン・メンデルツマデザインの本と合わせて販売予定。
プロジェクトの映像も紹介。
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09. Photograph: Rene van der Hulst
08. Photograph: Koji Wakayama
ジョセフ ィン ・ヴァ リエ
「天然酵 母アーカイ ヴ」
マス ード・ハッサーニ
「マイ ン ・カフォ ン(地雷撤去 ボール )」
スウェーデンと日本からパンを焼くための天然酵母を集め、
その酵母にまつわる個々のストーリーや知識をアーカイヴし、
展示によって共有することを試みるプロジェクト。
作家の幼少時代の体験をもとにつくられた地雷撤去装置。
発想の源になったペーパー・トイや、制作背景の映像も展示。
10.
ス タ ジ オ
ス ワ イ ン
11.
S tud io S wine
「カン・ シティ」
大西麻貴 + 百田有希 / o + h
「望遠鏡 のお ばけ」
アルミ缶や屋台の廃油など、ブラジルにある廃材だけを
使ってつくられた椅子。ものづくりのサイクルを考察した作品。
望遠鏡を使った、視点を変える装置。
新たな発見と驚きを与える作品。
12. Drone image by Jonathan Flint
スーパーフラックス
13. Photograph: Naohiro Tsukada
タ ク ラ ム
デ ザ イ ン
エ ン ジ ニ ア リ ン グ
S uperf lux
「ドローン の巣」
tak ra m d esign engine ering
「S henu:百年後 の水 筒」
役割をもった無人飛行物体(ドローン)が、頭上を自由に
飛び回る将来、人の生活はどのように変化するのだろうか。
新作のドローンを紹介し、今後の社会を考察する。
水を得ることが難しくなった
100 年後の地球を想定し、
12.
人工臓器を提案。映像とともに展示。
*展示作品イメージは実際の作品と異なる場合があります
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■ 参加作家一 覧 (作家名アルファベット順、[ ]内は活動拠点)
ア オ モ
ア
ト リ エ
ホ
コ
マイク・エーブルソン[日本]、aomo[日本] ※、Atelier Hoko[シンガポール]※
国立天文台 アルマ望遠鏡プロジェクト[チリ、日本]、アルヴァロ・カタラン・デ・オコン[スペイン]
デ ィー エ ヌ エ ー シ ャ ロ ア ー
ヴ ァ ン ス フ ァ ッ ペ ン
ダグラス・クープランド[カナダ]、DNA Charlois & クリスティン・メンデルツマ / Wandschappen[オランダ]
フィクスパーツ
フ ロ ン ト
シ ア ザ マ
プ ロ ジ ェ ク ト
エディショ ン ス
イン
ク ラ フ ト
Fixperts[イギリス]※、Front & the Siyazama Project / Editions in Craft [スウェーデン、南アフリカ共和国]
ヒ ュ ー マ ン ズ
シ ン ス
マスード・ハッサーニ[オランダ]、菱川勢一[日本]※、ホンマタカシ[日本]、Humans Since 1982[スウェーデン]
ク ビ ー ナ
kvina[日本]※、長坂 常[日本]※、大西麻貴 + 百田有希 / o + h[日本]、織咲 誠[日本]
ス タ ジ オ
ス ワ イ ン
スーパ ーフラ ックス
フローリー・サルノット[ドイツ]、 Studio Swine[イギリス]、Superflux[イギリス]
タ ク ラ ム
デ ザ イ ン
エ ン ジ ニ ア リ ン グ
takram design engineering[日本]、牛込陽介[イギリス]、サラン・イェン・パニヤ[タイ]※
ジョセフィン・ヴァリエ[スウェーデン]
※ 「Fixperts」プロジェクト参加作家
■ 関連プログラム
[オープニング・デザイナー・リレートーク 「活動のデザイン」]
2014 年 10 月 25 日(土) 14:00〜16:00
出演: アルヴァロ・カタラン・デ・オコン、Humans Since 1982、牛込陽介、他(予定)
モデレーター: 川上典李子、横山いくこ
[展覧会ディレクターによるギャラリーツアー]
2014 年 11 月 1 日(土) 16:00〜17:00、 11 月 2 日(日) 16:00〜17:00、 11 月 3 日(月・祝) 14:00〜15:00
案内: 川上典李子、横山いくこ (参加作家の特別参加も予定)
*特に記載のない場合は 21_21 DESIGN SIGHT にて開催/参加費・参加方法は、21_21 DESIGN SIGHT ウェブサイトをご覧ください
*他にも展覧会開催期間中、多数のトークやワークショップなどのイベントを企画しています。決定次第、随時お知らせいたします
■ ディレクター・プロフィール
かわかみ の
り
こ
川 上 典 李子
デザイン誌『AXIS』編集部を経て、1994 年よりジャーナリストとして活動。1994 年~1996 年
にはドムス・アカデミー リサーチセンターの日伊プロジェクトにエディトリアル・ディレクター
として参加。主な著書に『リアライジング・デザイン』(TOTO 出版)、共著に『ニッポン・プロダクト』
(美術出版社)、編書に『天童木工』(美術出版社)など。2008 年「WA—現代日本のデザインと調和
の 精神」展、2014 年「Japanese Design Today 100」展(共に 国際交流基金主催、 各国で 巡回)
他、展覧会キュレーションにも関わる。21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトデ ィ レ ク タ ー 。
14. 川 上典 李子
よこやま
横 山 いく こ
1995 年よりスウェーデン在住。コンストファック/スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学にて、
エキシビション・マネージャーとして展覧会の企画運営、セミナーや出版物のオーガナイザーを
務めている。フリーランスのキュレーターとしても IASPIS(現代美術協会)、リリェヴァルクス・コンスト
ハル、SVID(スウェーデン・インダストリアル・デザイン財団)、スウェーデン大使館など国内外の
インスティテューションにおけるデザインとアートに関する企画、プロダクションに携わる。ライター
として日本の雑誌にも寄稿。共著に『リサ・ラーソン作品集』(ピエ・ブックス)。2008 年よりデザイン
やアートのリサーチ&プロダクションを行う「Editions in Craft」を主宰。同年よりスウェーデン
国立近代美術館友の会役員。
15. 横 山いく こ
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■ 作家プロフィール
マイ ク・ エーブ ルソ ン ( M ik e A belson)
プロダクトデザイナー、POSTALCO(ポスタルコ)主宰。1997 年、ニューヨークのメンズブランド、ジャック・
スペードにてプロダクトのデザインからブランディングを担当。2000 年、ブルックリンにてポスタルコを設立。
現在は拠点を東京に移して 12 年、ポスタルコとして日本の伝統技術を生かしたステーショナリーやレイン
ウェア、革製品のデザインや制作を手がける。また、ポスタルコデザインオフィスとしてグラフィックや
プロダクトデザインなどのコンサルタントも行う。
http://www.postalco.net
こくりつてんもんだい
ぼうえ んきょ う
国立天文台 ア ルマ望遠鏡 プ ロジェクト
自然科学研究機構 国立天文台が手がけるプロジェクト。日本をはじめとする東アジア、北米、欧州が協力
して南米チリに建設した高性能電波望遠鏡。標高 5000m のアタカマ砂漠に直径 12m と 7m のパラボラ
アンテナを 66 台設置し、これらを繋ぐことで山手線の大きさに匹敵する巨大な電波望遠鏡として機能
させることができる。これまでの電波望遠鏡に比べて 100 倍弱い電波まで観測でき、またハッブル宇宙
望遠鏡やすばる望遠鏡の 10 倍の解像度を誇る。宇宙の始まりや地球外生命の存在など、宇宙の様々
な謎に挑んでいる。2013 年日本デザイン振興会「グッドデザイン金賞」受賞。本展参加のため、プロデューサー
に林口砂里(エピファニーワークス)、クリエイティブ・ディレクターに川村真司、清水幹太(ともに PARTY)、
サウンド・エンジニアに澤井妙治、徳井直生(ともに Qosmo)を招き、プロジェクトとしては初めての映像と
音の作品を制作。 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ア ルヴァ ロ・カタラ ン・デ・ オコ ン (A lva ro C ata lá n de Ocó n)
Photograph: Pilar Catalán de Ocón
1975 年、スペイン マドリード生まれ。マドリードで経営学を修めた後、ロンドン芸術大学セントラル・セント・
マーティンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(プロダクト・デザイン)を卒業。2004 年に自身のス
タジオをバルセロナに設立、現在はマドリードを拠点とする。彼の作品は近年、ミラノのロッサーナ・
オルランディ・ギャラリーで紹介されているほか、世界中で数多く展示されている。ロンドン・デザイン・ミュージアム
の「ベスト・プロダクツ・オブ・ザ・イヤー」展(2014 年)、CODESPA 賞(2013 年)、DELTA 賞(2004 年)、AD 賞
(2014 年)の最優秀新進スタジオ賞など受賞歴多数。
http://catalandeocon.com/ http://www.petlamp.org
ダグ ラス・ クープ ラン ド (Douglas C oupla nd )
カナダの小説家、美術家、デザイナー。大量消費社会の倦怠と憂鬱を描いたデビュー作
『ジェネレーション X—加速された文化のための物語たち』(1991 年)は世界的なベストセラー。以来、小説
短編集、ノンフィクション、そして多くの演劇作品や映画、テレビの脚本を発表している。クープランドの
小説とビジュアル作品は、ハイ・カルチャーとロー・カルチャー、Web 技術、宗教、そして現代科学技術
が人間存在にもたらした変化を描く。美術家としても国内外で活躍している。 http://coupland.com
ディ ーエ ヌエ ーシャ ロ ア ー
ヴ
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ン
ス
フ
ァ
ッ
ペ
ン
D NA C ha rlois / Wa ndscha ppe n
[DNA Charlois & クリスティン・メンデルツマ / Wandschappenとして参加]
ニコル・ドリエッセン(Nicole Driessens)とイーヴォ・ファン・デン・バール(Ivo van den Baar)は、ビジュ
アルアーティストで、1999年にアートとデザインの制作会社 Wandschappenを設立。以来、多岐に
わたるアート作品、デザイン製品、そして地元ロッテルダム市シャロワーに密着したプロジェクトを手掛け
ている。そのほか、マルセル・ワンダース、クリスティン・メンデルツマ、ヘラ・ヨンゲリウスといったデザイナー
のために、プロトタイプの開発や制作を行っている。 www.wandschappen.nl www.dnacharlois.nl
ク リス ティン ・メン デルツ マ (C hristien M e inde rtsm a)
Photograph: Vincent Mentzel
[DNA Charlois & クリスティン・メンデルツマ / Wandschappenとして参加]
メンデルツマはデザイナーとして製品と原材料の生涯を追い続ける。最初の本『Checked Baggage』
(2004年)に続き、受賞 2作目の本『PIG 05049』(2007年)は、「05049」と呼ばれる名もないブタの様々
な 部 分 を 原 料 に 驚 く ほ ど 多 く の 製 品 が で き るこ と を 写 真 で 一 挙 に 集 め たも の だ 。 彼 女 の 作 品 は
これまでに、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)、
クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館(ニューヨーク)で展示された。アイントホーフェン・デザイン・
アカデミーを2003年に卒業。 http://www.christienmeindertsma.com
Press Release 2014/8/1 P.7
フ ィ ク ス パ ー ツ
Fi xperts
ダニエル・チャーニー(Daniel Charny)とジェームズ・キャリガン(James Carrigan)が 2012 年に開発
したオンライン・プラットフォーム。デザイナーが自分のスキルを発揮して、特定個人の生活における
問題を解決する。そしてそのプロセスを撮影し、多数の人々にインスピレーションと指針をもたらすために、
動画をインターネットにアップロードする。Fixperts は、自分自身と他者のために解決を見出す洞察と自信
を与える。 http://fixperts.org/
ア
オ
モ
a omo [Fixperts参加作家]
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科情報デザインコースの学生である大橋真紀、小沢咲貴、諸橋
由紀恵、山本彩果による有志グループ。大学では主に書物からインターネットまであらゆるメディアの
コミュニケーションを扱い、「情報デザインのためのデザイン力」を学んでいる。
ア
ト
リ
エ
ホ
コ
Atel ie r Ho ko [Fixperts 参加作家]
アルヴィン・ホー(Alvin Ho)とクララ・コー(Clara Koh)により 2002 年に設立。日常体験を構成する
物質的条件と非物質的条件を探求することに焦点を合わせたインディペンデントな研究所。2013 年には
長期的なリサーチプログラム「Science of the Secondary」(取るに足らないものの科学)を開始。開かれ
た心と知識を手放す能力を養い、あらゆる現象に対して好奇心を向けている。そこにはクリエイティブな
分野に応用できる可能性が秘められている。 http://www.hokostudio.com
ク ビ ー ナ
kvina [Fixperts参加作家]
小林エリカ(作家・マンガ家)、田部井美奈(グラフィックデザイナー)、野川かさね(写真家)、前田ひさえ
(イラストレーター)のクリエイティブユニット。2010 年春より LIBRO de KVINA として LIBRO(本)を
モチーフに、日本語、英語、エスペラント語の三か国語でのセルフパブリッシング、プロダクトデザイン、
展示などを手がける。月に何度か開かれる朝食会でそれぞれのアイディアや夢を話し合いながらプロジェ
クトを進めている。 http://librodekvina.com
サラン ・イ ェン・パニ ヤ ( S ara n Y en Pa nya) [Fixperts参加作家]
サラン・イェン・パニヤ率いる56thStudio(フィフティシックスス・ステュディオ)は、イェン・パニヤとナパワン・
トゥアンキクル(Napawan Tuangkitkul)によって設立された多分野にまたがるデザインスタジオである。
重視しているのは、形態は物語に従い、機能的であるだけでなく何かを伝えようとするオブジェクトのあり
かたを模索すること。ファッション、家具、グラフィック、テキスタイルを融合するために夢中の2人は、廃品
置き場やフリーマーケットをあさり、奇妙で素晴らしい形状や過小評価されているパターンを見つけ出すこと
を楽しんでいる。 http://www.saranyen.com http://www.56thstudio.com
ながさか
じょう
長坂 常 [Fixperts参加作家]
1971 年大阪生まれ、千葉育ち。 1998 年東京藝術大学卒業直後にスタジオスキーマ設立。 2007 年
事務所を中目黒に移しシェアギャラリー兼オフィス兼工房である happa を設立し、家具から、インテリア、
そして建築にいたるまで、どのサイズにおいても 1/1を意識した設計を行う。主な作品に 2008 年「狭山フラット」、
2010 年「奥沢の家」、2011 年 Aesop 青山/銀座、HANARE、2012 年 UDUKURI (Established and
Sons)、TAKEO KIKUCHI 本店、2013 年 ColoRing (Rossana Olrandi)、3.1 Philip Lim、WORLD
BASICS などがある。 http://schemata.jp
ひ し か わ せ いい ち
菱川 勢一 [Fixperts参加作家]
映像作家、写真家、脚本家、作詞家。音楽業界からキャリアをスタート。1991 年、拠点をニューヨークへ
と移すと同時に映像業界へ転身。TV 番組から映画製作まであらゆるジャンルの映像に関わる。その後、
映像のみならず舞台演出、空間演出、Web デザインなどを手がけ、DRAWING AND MANUAL の
設立に参画。2009 年より武蔵野美術大学基礎デザイン学科教授。2011 年自身初となる巡回写真展
「存在しない映画、存在した光景」を各地で開催。2013 年初の短編映画『すず』にて監督、脚本を手がけた。
Press Release 2014/8/1 P.8
フ ロ ン ト
Fro nt [Front & the Siyazama Project / Editions in Craft として参加]
Photograph: Alxander Shneider
for Axor/Hansgrohe
ソフィア・ラーゲルクヴィスト(Sofia Lagerkvist)、シャルロッテ・フォン・デ・ランケン(Charlotte von der
Lancken)、アンナ・リンドグレン(Anna Lindgren)によるデザイングループ。Front のデザインは、その
過程や素材、デザインの技法と対話するものが多い。作品の中には動物、コンピューター、あるいは機械
がデザインプロセスの一部を担っているものもあり、常に変化するインテリア、爆発によってつくったオブ
ジェクト、ロボット家具、魔法から着想した様々な家具などがある。クライアントに Moroso、 Kartell、
Kvadrat、Moooi、Cassina ixc.など。ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、ヴィクトリア・アンド・
アルバート博物館(ロンドン)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム (ヴァイル•アム•ライン)など、作品は多くの
美術館に収蔵されている。 http://www.frontdesign.se
シ
ア
ザ
マ
プ ロ ジ ェ ク ト
The S iya za m a Pro je ct [Front & the Siyazama Project / Editions in Craft として参加]
1999 年にダーバン工科大学教授のケイト・ウェルズ(Kate Wells)博士によって「持続可能な開発のため
のデザイン教育」の一環として設立された。研究の目的は、南アフリカの伝統的なビーズ細工がもたらす
視覚的比喩表現としての効果を深く理解し、HIV/AIDS に関する知識を普及する手段としてのデザイン
の役割を高めることである。現在、Siyazama Project はビーズ細工で生計をたてる女性たちのグループ
として活動している。 http://www.siyazamaproject.dut.ac.za
エ デ ィ シ ョ ン ス
イン
ク ラ フ ト
E ditions in C raf t [Front & the Siyazama Project / Editions in Craft として参加]
アーティストやデザイナー、工芸家をつなげ、互いが共同作業するきっかけをつくるプロダクション・プラット
フォーム。新しい形のより公平なプロダクション、市場、流通を追求しながら、歴史的、経済的などの様々
な理由から消えつつある伝統的な技術や知識を、現代の経験や表現とあわせハンドメイドのエディション
やプロトタイプを制作している。2008 年にストックホルムを拠点とするキュレーターのレネー・パッド
(Renée Padt)と横山いくこによって設立された。
http://www.editionsincraft.com
マス ード・ハッサーニ (M assoud Ha ssa ni)
Photograph: Jeroen van Ooirschot
1983 年にアフガニスタンで生まれ 1998 年にオランダに移住。9 歳の頃に溶接技術を学び、自動車整備
工として働いた経験を持つ。オランダに移住後、「プロダクトデザイナー」という職業を知り、アイントホー
フェン・デザイン・アカデミーに入学。新しいライフスタイルと文化的習慣を身につけた彼は 2 つの文化の
懸け橋となるものを模索することに研究の重点を置いた。2011 年に卒業し、現在はアイントホーフェンに
ある自身のスタジオで、兄のマフムード・ハッサーニ(Mahmud Hassani)と仕事をしている。
http://massoudhassani.blogspot.jp
ホン マタカシ
写真家。1962 年東京生まれ。2011 年から 2012 年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュ
メンタリー」を日本国内3ヵ所の美術館で開催。写真集多数。著書に『たのしい写真 よい子のための写真
教室』。2014 年 1 月に続編の『たのしい写真 3 ワークショップ篇』を刊行。現在、東京造形大学大学院
客員教授。
ヒ ュ ー マ ン ズ
シ
ン
ス
Hum ans S ince 1 98 2
Photograph: Tim Meier
1982 年スウェーデン生まれのペール・エマニュエルソン(Per Emanuelsson)とドイツ生まれの
バスティアン・ビショッフ(Bastian Bischoff)が、2008 年、ヨーテボリ大学デザイン工芸学部(HDK)の
修士課程在学中にスタジオを設立。2010 年より活動拠点をストックホルムに置く。クライアントにはアート
コレクターの他、スイスの国際時計博物館、ゴールドマン・サックス、フェンディ、ナイキなど。作品は
ロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノ、ブリュッセル、ストックホルム、ソウル、ニューデリー、北京などの美術館
やギャラリー等で展示されている。 http://www.humanssince1982.com
おおにし ま
き
ひ ゃく だ ゆ う き
大西 麻貴 + 百田 有希 / o + h
大西麻貴は 1983 年生まれ。2006 年京都大学建築学科卒業。2008 年東京大学大学院修士課程修了。
百田有希は 1982 年生まれ。2006 年京都大学建築学科卒業。2008 年同大学大学院修士課程修了。
2008 年より、大西麻貴+百田有希/o+h を共同主宰。建築設計を中心に、インスタレーションやまちづくり
まで様々な活動に取り組む。主な作品に「二重螺旋の家」(2011 年)、「さとうみステーション」(2013 年)
等。SD レビュー2007 鹿島賞、2012 年新建築賞等受賞多数。 http://onishihyakuda.jp
Press Release 2014/8/1 P.9
おりさき
まこと
織咲 誠
インターデザインアーティスト。「自然力を取り込む知恵」の思索を行い、「物質量やコストに頼らない」利
を得るクリエイティブの提唱と実践をしている。思想の形は世界で特許登録され、製品として世に出つつ
ある。展覧会に「瀬戸内国際芸術祭 2013」(小豆島)、2007 年「ニュービジョン・埼玉 Ⅲ──7つの目
× 7つの作法」展(埼玉県立近代美術館)、2005 年「BRAUN 展」、2004 年「FILING 展」、1998 年
「Hole Works」個展(英国ハビタ)など。2002 年「ファイル展」企画・構成およびディレクション、2012 年
「DESIGNTIDE TOKYO 2012」会場構成・制作。「URBANART#1」 大賞および審査員賞、「第 14 回
桑沢賞」等受賞。
フ ローリー・サルノ ット ( Fl ori e S a lnot)
プロダクト、サービス、インタラクションデザイン分野で活躍するデザイナー。ロンドンのロイヤル・カレッジ・
オブ・アートでプロダクトデザイン(RCA/Design Product)で修士号を取得後、ヘレン・ハムリン・センター・
フォー・デザインで研究員として働き、WellenLängen(波長)(2014 年)、Fixperts 等のプロジェクト、
The little Things(小さなものたち)(2012 年)、 Plastic Gold(プラスチック・ゴールド)(2010 年)など、
ソーシャルデザイン分野における様々なプロジェクトに携わる。
http://www.floriesalnot.com
ス タ ジ オ
ス ワ イ ン
S tud io S wine
日本人建築家の村上あずさと英国人アーティストのアレクサンダー・グローブス(Alexander Groves)が
共同で設立。仕事の中心となっているのは、地域とその文化、工芸、資源の産物としての場所づくりと
研究主導のデザインという考え方である。欲求こそが変化を生み出す最大の因子であると信じ、その
ために素材のイノベーションによるデザインを模索し、新たな持続可能システムを創出し、同時に美意識
にも同等の重点を置いている。これまでに、「Wallpaper*」誌、カンヌ映画祭受賞、ロンドンのデザイン
ミュージアムによるデザインズ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされている。 http://www.studioswine.com
スーパーフラックス
S uperf lux
ロンドンに拠点を置く英国人とインド人によるデザインスタジオ。最新技術の限界に挑み、それらが社会と
文化にもたらす意味を模索する、創意と批判精神に富んだ作品を生み出していることで知られる。最近
では視覚障害者のための視覚補助具のデザイン、Internet of Things Academy 設立への関与、量子
計算を視覚化する大規模デバイス、自動制御無人航空機のパイレートネットワーク、合成生物学の違法
市場を捜査するフィクションドキュメンタリー、インド都市部のコミュニティ支援サービスなどを手掛けている。
http://www.superflux.in
タ
ク
ラ
ム
デ ザ イ ン
エ ン ジ ニ ア リ ン グ
tak ra m de sign engineering
デザインとエンジニアリングの両分 野に精通 するデ ザインエンジニアを中核に 、空間 デザイナー、
グラフィックデザイナー、サービスデザイナーといった多様なプロフェッショナルが集うクリエイティブ・
イノベーション・ファーム。現在、東京 表参道をベースに、30 名ほどのメンバーがさまざまなプロジェクト
に取り組んでいる。takram には、ハードウェアからソフトウェアそしてサービス、スペース、ブランディング、
組織の教育プログラムまで、さまざまな企業、ベンチャー、組織から、多様な相談が日々持ち込まれている。
http://www.takram.com
うし ご め よ うす け
牛込 陽介
デザイナー、テクノロジスト、Superflux アソシエイト。2013 年 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート デザイン・
インタラクションズ卒業。テクノロジーや国際政治によって形づくられていく未来を、広い視野と確かな現
実感をもって議論する場をつくるためにクリティカルデザインを実践している。プロジェクトは、未来の
シナリオのビジュアライズから、インタラクティブシステムのデザイン/開発、コミッションアートの制作まで
多岐にわたる。 http://www.ushi.ws
ジョセフ ィン ・ヴァ リエ (J osefin V argö)
Photograph: Christopher Hunt
エクスペリエンス・デザイナー。1982 年ストックホルム生まれ。人生の半分を日本、米国、英国、ポーランド、
アフリカで過ごす。ヴァリエは、人々、場所、オブジェクトを結びつける新たなプラットフォーム、体験、
プロセスをデザインし、現在は、中心的な素材として食品を取り上げている。 2008 年ロンドン芸術大学
セントラル・セント・マーティンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業、2011 年ストックホルムの
コンストファック芸術工芸デザイン大学を卒業。現在はストックホルムに自身のスタジオを構えるほか、
エクスペリエンス・デザイン・プラットフォーム UNDERVERK(アンダーヴェルク)の共同設立者でもある。
クライアントには、ナイキ、メディアサーフ、ロスキルド・フェスティバル、ビッグステュディオなどがある。
http://www.josefinvargo.com http://www.levandearkivet.josefinvargo.com
Press Release 2014/8/1 P.10
■ 関連情報: 東京ミッドタウン内 同時開催イベント
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「活動のデザイン展」の会期中、東京ミッドタウン内にて下記 2 つのデザイン関連
イベントが同時開催されます。
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」
東京ミッドタウン(事業者代表 三井不動産株式会社)は、2007 年の開業以来、『"JAPAN
VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)"を創造・結集し、世界に発信し続ける街』をコン
セプトに、街づくりを進めてきました。その一環として、“デザインとアートの街”としての都市の
理想像を追求し、一年を通じデザインとアートのさまざまなムーブメントを展開し続けています。
そのひとつ、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」は、インテリアやグラフィック、プロダクト
はもちろん、ミュージック、フードなど日常生活を形成するもの全てを「デザイン」として捉え、
それらを掘り起こし、体験していただくイベントとして、『デザインを五感で楽しむ』をマスター
コンセプトに 2007 年より始まりました。8 回目を迎える今年の「Tokyo Midtown DESIGN
TOUCH 2014」は 10/17(金)~11/3(月・祝)まで開催します。東京ミッドタウンのガーデン、
ショップ、デザイン施設など、街全域を舞台に、様々なデザインに触れて、楽しめるコンテンツ
を実施。360 度全方位がデザインに彩られる、エキサイティングな 18 日間です。
[開催概要]
会 期 2014 年 10 月 17 日(金)~11 月 3 日(月・祝)
会 場 東京ミッドタウン
料 金 入場無料
主 催 東京ミッドタウン
お問合せ 東京ミッドタウン・コールセンター
TEL 03-3475-3100
16. Tokyo Midtown
DESIGN TOUCH
(過去開催の様子)
「グッドデザインエキシビション 2014(G 展)」
公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)は、日本を代表するデザイン賞として広く知られる
「グッドデザイン賞」の最新受賞作を紹介するイベント「グッドデザインエキシビション 2014
(G 展)」を、2014 年 10 月 31 日(金)から 11 月 4 日(火)までの期間、東京ミッドタウンで開催
します。「グッドデザインエキシビション 2014(G 展)」は、日本はもとよりアジア各地をはじめと
する海外からの来場者も多い国際的なデザインイベントで、2014 年度のグッド
デザイン賞を受賞した国内外の企業やデザイナーによるデザイン全点を紹介します。デザイン
はいまやモノづくりをはじめ、建築などのハードウェア、アプリケーションやコンテンツなどソフト
ウェア、さらにまちづくりや社会貢献といったテーマに至るまで広く活用されるようになっています。
その ため、グッ ドデ ザイ ン賞を受 賞するデザイン も多岐 にわ たりますが、「グッド デザイン
エキシビション2014(G 展)」ではそれらの受賞作を一堂にご紹介します。
さらに、デザインに対して意欲的に取り組む企業などの特別出展や、注目のデザイナーを招いた
ステージイベント、受賞商品の販売などを通じて、社会に息づくデザインの力をお伝えします。
[開催概要]
会 期 2014 年 10 月 31 日(金)~11 月 4 日(火)
会 場 東京ミッドタウン
料 金 1,000 円(一部、入場料が不要なエリアがあります)
主 催 公益財団法人日本デザイン振興会
お問合せ 公益財団法人日本デザイン振興会(JDP) グッドデザイン賞事務局
TEL 03-6743-3777
17. グッドデザイン
エキシビション 2014(G 展)