ハムスターの もふもふ図鑑

 ハムスターの
もふもふ図鑑
画像引用元 上図:http://f.hatena.ne.jp/luck-pb/20071010204947
下図:http://blog.goo.ne.jp/reitsugamine/e/ff298477c8d8bc1e2fb12cb27f10ba72
*ハムスター
ハムスターは、キヌゲネズミ亜
科に属する齧歯類の 24 種の総称。
夜行性で雑食性である。肩まで広
がる大きな頬袋を持つのが特徴。
狭義にはもっぱらゴールデンハム
スター(別名シリアンハムス
ター)をさす。野生のゴールデン
ハムスターは絶滅が危惧されてい
るが、飼育・繁殖が容易であるた
め、ペットや実験用動物として繁
殖されて知名度は高い
日本語の「ハムスター」はキヌゲネズミの様々な種を指すが、元はゴールデンハ
ムスターの俗称・通称として一般人に定着したものであり、英語やドイツ語のゴー
ルデンハムスターである Hamster に由来している。
古高ドイツ語には、hamustra という単語があり(元々 1000 年頃にコクゾウムシ
の意味で使われていた古い単語であったが)、1607 年にはハムスター(クロハラ
ハムスター)という意味で使われており、ヨーロッパに広く生息していたクロハラ
ハムスターの語源となった。しかし、実験動物用としてドイツにゴールデンハムス
ター(独:Syrische Goldhamster)が伝来して増え、ゴールデンハムスターが Hamster
の代名詞にとって変わった。
古高ドイツ語の hamustra にはもともと「強欲で大食い」というニュアンスがあり、
一説として、その語源は古ロシア語の homěstrǔ あるいは、ペルシア語の hamaēstar
(「圧迫者」)に由来していると説明されている。
ドイツ語の「買いだめする、溜めこむ」
という動詞ハムスターン(独:hamster
n)は、hamster の貯食の習性から、相
手を揶揄する言葉として派生した。
(日本国内では、子供用の図鑑やペッ
ト雑誌などを中心に、ハムスターの語
源はドイツ語の買いだめ・貯蓄を意味
するハムスターンから由来するという
逆説を紹介している。)
⁂ゴールデンハムスター
生後 2-3 ヶ月で性成熟し、子供は大体 4-17 匹生まれる。ジャンガリアンハムスターより多
産である。臭腺は背中の腰付近に 2 対ある。性格は全体としておっとりしており、性格の個体
差が大きいジャンガリアンやロボロフスキーハムスターと は違って自分から寄ってきて人を噛
むような好戦的な個体は少ない。(ただし、これは飼育しやすい個体を人為淘汰によって増
やした結果とも言われる)。
鳴き声はドワーフハムスターの「ジッ」「キッキッ」というものとは違い、モルモットに近い「ビ
ヒッ」というものである。鳴く事は他のハムスター以上に少なく、この種が鳴くことはよっぽどの
ストレスを感じている時や、生命の異常事態であると言える。ただ、寝言で鳴くことはある。
ドワーフハムスターよりもほお袋を使う個体が多く、一度食物をほお袋に詰めたのち、巣に
持って帰って吐き出して貯蔵する。また、ドワーフより大型で 力が強く、脳容積も広いためか、
記憶力・集中力があり、脱走してしまった場合も大抵帰巣できる。反面、ドワーフより工夫を凝
らしてケージから脱走してしまうことも多い。
⁂ジャンガリアンハムスター
小型のハムスターであるため、ドワーフハムスターと呼ばれる。原産地は、カザフスタン共
和国、シベリアから中国北部。日本では、大きさや独特の愛らしい仕草から人気が高く、ド
ワーフハムスターの中では、最も多くペットとして飼育されている。ジュングリアンハムスター
等と表記される場合もある。
中国のジュンガル盆地(ジャンガリア)に生息することが名前の由来だが、実際はシベリアに
多く分布しており海外ではシベリアンハムスターと呼ぶのが妥当であるとする学者もいる。ま
た、冬になると体毛が白く変化する個体があることから、欧米ではウィンターホワイトハムス
ター (Winter White Hamster) またはウインターホワイトロシアンハムスター (Winter White R
ussian Hamster) と呼ばれる事もある。
体長は約 7cm∼13cm で体重は約 30∼40g。子供は一度の出産で 3∼10 匹産む。メスよ
り、オスの方が若干大きい。臭腺はお腹にあり、足の裏に毛が生えている。雑食性で、植物・
動物・昆虫などを捕食する。
ジャンガリアンハムスターは色の種類もある。ノーマルは茶褐色の体毛を持ち、背面正中
線上に一本の黒い帯がある。また、冬になると、毛の色が白色に変化する。パールホワイトは、
体毛が全体的に白く、ノーマルと同じく黒い線が背中にある。また、パールホワイトの中で黒い
体毛を全く持たない種類をスノーホワイトという。ブルーサファイアは青みのある、グレー色の
体毛をしている。プディングと呼ばれる、ベージュ色の体毛を持つものもいる。
⁂キャンベルハムスター
キャンベルハムスター(Campbell's Hamster)は、ヒメキヌゲネズミ属の一種である。原産は、
中央アジアの大草原や半砂漠地帯(ロシアのトゥヴァ地方、バイカル湖東部、モンゴル、中
国の黒竜江省、河北省、内モンゴル自治区)。 シベリアンハムスター(Siberian hamster)と
呼ばれる事もある。
ペットとしては、1970 年代よりイギリスで飼われはじめていた。日本においては、1994 年頃
からペットショップに並ぶようになった。また、日本においては、ジャンガリアンハムスターの方
がよく流通しており人気が高いが、ヨーロッパやアメリカではキャンベルハムスターの方が人
気が高い。
体長は約 7cm∼13cm で体重は約 30∼40g。ドワーフハムスター(小型のハムスター)の中
では毛色や毛質の種類が豊富である。メスより、オスの方が大きい。臭腺はお腹にある。
オスとメスの見分け方は他のハムスター同様である。
キャンベルハムスターにはカラーバリエーションが多く、茶系のノーマルカラーからブラック、
ホワイト、イエロー またグレーのバリエーション、パイド(斑)等が存在する。目のカラーは黒目、
赤目の両タイプがいる。寿命は 2 年から 2 年半ほどである。
性格は活発で、ハムスターの中ではどちらかというと人には慣れにくい部類に入る。日本で
は、以前はよく噛むハムというように言われていた。ただ、噛むのは、人間を怖がっている為で
あり、そのときの行動として噛む事があった為である。キャンベルハムスターはジャンガリアン
等に較べて臆病な性格なため、驚かしたり新しい環境で噛むなどの行動にでているものと思
われる。しだいに環境になれるとかなり大人しく、良く懐くことが多い。 こういった性格や反応に
は当然個体差があり、ジャンガリアンハムスターでもよく噛むタイプの怖がり方をする個体もあ
る。 またキャンベルハムスターだからと言って必ずしも飼い始めに噛みやすいというわけでは
ない。
⁂チャイニーズハムスター
チャイニーズハムスター(Chinese hamster)は、モンゴルキヌゲネズミ属に属するネズミの一
種である。和名はモンゴルキヌゲネズミ。ハムスターのなかでは小型であり、ジャンガリアン
ハムスターなどとともにドワーフハムスターと呼ばれる。原産地は南シベリアから中国北東
部、朝鮮半島。モンゴルハムスターと呼ばれることもある。
体長は約 9-12cm、体重は約 26-38g。他のハムスターに比べ、尾が長く、細い体つきで
ネズミのような外観が主な特徴である。人に慣れやすく性格はおだやかである。毛色は茶色
が多い。子供は一回で平均 4 匹ほど生む。複数飼いも可能だが、発情したオス同士を複数
飼いするとケンカをするので注意が必要である。
他のハムスターより高低差のバランス感覚が良く、高いところにも上るため、ケージの脱走
管理や落下にはより注意が必要となる。
また、他のハムスターに比べ雄の睾丸が発達し、大きくなることでも知られる。このため、
チャイニーズハムスターを知らない人は、獣医ですら腫瘍か何かの病気と勘違いするほどで
ある。
過去チャイニーズハムスターは、より飼育しやすいマウスやラットといった動物が利用される
ようになるまで、一般的に利用された実験動物であった。 しかしながら、チャイニーズハムス
ターの卵巣(CHO)細胞にタンパク質を作るための遺伝子を入れることで、かなり多くのバイオ
テクノロジー薬品がいまだに作り出されている。
ちなみに、アメリカ合衆国のいくつかの州(カリフォルニア州など)のように、チャイニーズハ
ムスターは害獣と見なされているため、その所有や飼育、販売に許可が必要なところも存在
する(´;ω;`)
⁂ロボロフスキーハムスター
体長は約 7cm∼10cm で体重は約 15∼30g。世界最小のハムスター。性格は臆病で、人
間になつきにくい。観賞用ハムスターとして知られている。個体によっては、まれになつくもの
もいる。 ドワーフハムスターの中でも複数飼いには最も適している。しかし相性の良し悪しが
あるので、注意が必要。相性が悪い場合は一匹毎に飼育する。
寿命は 2 年~3 年。 走りながら(または走ってから)の排尿を好む。そのためトイレの躾は出
来ない固体が多い。 体は小さいが運動量のとても多いハムスターであるため、飼育の際は
十分な広さを確保すると良い。 「水分をあまり必要としない」との表記が度々見られるが、他
ハムスターと同じ扱いで良い。水分の多い果物・野菜なども食べる。 体が小さく、動きがす
ばやい(じっとしない性格)から、受診可能な動物病院が少ない。
カラーバリエーション ノーマルカラー:目の上に白いまゆげのようなものがあるのが特徴。
ホワイトフェイス:顔全体が真っ白なのが特徴。
スーパーホワイト:全身が真っ白な固体。パールホワイトやスノーホワイ
トだとジャンガリアンと間違えられるので、スーパーホ
ワイトという名前にされた。 パイド:顔や背中の模様がまだらになっているのが特徴。
他のハムスターが、実験動物として人間に飼育されていたものがペット化されたものである
のに対して、最初からペットとして飼われるようになったハムスターである。かつてはネズミの
一種としては非常に繁殖しにくい種としても知られていた。雄雌のつがいで飼っても一年以上
出産しないことがあり、研究用として飼育されなかったのはこのためである。近年は 1 匹の雄
を複数の雌と交配させる養殖法が確立し、ペットショップで多く見かけるようになり、一般家庭
でも容易に繁殖する個体が増えている。ちょうかわいい。かわいすぎる。
❀✣ちょっと珍しいハムスター
クロハラハムスター
クロハラハムスター属の一種である。
農地病害獣であると広く考えられていて、毛皮を取るためにも
捕らえられた。
ゴールデンハムスターよりも大きく、ハムスターの中ではもっと
も大きい部類に入る。その大きさはモルモットと同等である。モ
ルモットとの違いは、後ろ足だけで立ち上がれ、前足で物を持
てることと、腹部が黒いことである。ペットとしては比較的新しい
部類で、日本で普及し始めたのは 1997 年頃からである。
ペットとして普及してからの期間が短い為、野性味があふれ、
気性の荒い個体もいる。妊娠中・子育て中のメスは特に気が荒
い。
力が強く、ケージを壊して脱走することが多いため、ケージは
大きめで丈夫なものが必要。また、1 日 1 度、30 分程度はケー
ジの外に出して、密閉した屋内で運動させた方が良い。
ゴールデンハムスターと同様に単独行動を取るため、他の個
体といっしょに飼うことはできない。
他のハムスターとは違って 8 年前後長生きする。
パンダハムスター 種類ではなくゴールデンハムスターのカラーバリ
エーションのひとつ。
カラーバリエーションは種類ではないので呼び
方はペットショップなどによって異なる。
「ダルメシアン」または「パイド」とよばれる場合も
ある。
結論:ハムスターはちょうかわいい。