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まずは、「3.11」がらみの話から

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豊森なりわい塾
第四期
「地域」とは何か
簡単な自己紹介
駒宮博男
ぎふNPOセンター 地域再生機構 地球の未来 理事長
豊森実行委員会 委員
簡単な自己紹介
(スタッフ50人の中小企業経営者?)
●国関連
・「地域に根差した脱温暖化・環境共生社会」(JST-RISTEX)=小水力発電関連
・国連生物多様性の10年日本委員会(環境省)=COP10から国内NGO事務局長
・「寄り添いホットライン」(厚労省) = 24時間何でも電話相談
庄内・土岐川最源流
ここに住む人が「最上流階級」?
我が家(築15年程 ジオデシックドーム)
(庄内・土岐川最源流 恵那市三郷町野井)
●県関連
・パーソナルサポートセンター(県・厚労省) =生活困窮者自立支援法モデル事業
・ぎふNPO・生涯学習プラザ =中間支援組織として
・各種委員会(岐阜県農業農地整備委員会等)
●エネルギー関連(市町村)
・小水力関連 : 郡上市、中津川市、恵那市、東白川村、大垣市、揖斐川町・・・・・
小水力アイデアコンテスト =今年は旭が舞台!!
・木質バイオマス関連 : 恵那市、豊田市、大垣市、新城市、東栄町、豊根村・・・・
●企業関連
・豊森(トヨタ自動車+豊田市)
・小水力関連(角野製作所、アパックス、篠田製作所)
・木質バイオ関連(金山チップ、花白温泉)
・小水力アイデアコンテスト(DENSO、高専)
●その他 : 椙山女子学園大学非常勤講師、富山高専シニアフェロー
大槌町吉里吉里
まずは、「3.11」がらみの話から
80年前の復興計画は住民自らの手でつくられた!
(NPOのなかった時代、みんなNPOだった!)
大槌町吉里吉里に見る住民自治の歴史
要旨に書かれている重要な言葉
(2011年10月20日 澁澤寿一氏よりコピーを入手)
被害額等々、全て金額換算!
復興委員名簿(知っている人がいっぱい!)
あらゆることをリストアップ
昭和8年の復興計画の概要
第1 新漁村建設計画ノ要旨
現況、要旨、主体となる各種団体
(人口1,732人・戸数272戸、内、吉里吉里尋常高等小学校児童559人)
第2 村落ノ建設
宅地造成、新住宅建築、非罹災住宅移転、水道・浴場・診療所・助産所・
消防屯所・託児所・集会場・青年道場・図書館・娯楽場・冠婚葬祭用具
第3 津波防止及備荒施設
防潮林、防潮堤、避難道路、津波避難訓練、備荒林、備荒倉、備荒貯金
第4 産業経営
水産、農業、養蚕、林業、副業の現況と将来計画
第5 消費経済
購買組合、利用組合施設
第6 社会施設
神社、寺院、津波記念碑、津波志望者供養塔、青年教育、成人教育、自治訓練
第7 火防衛生
火防、衛生
第8 経済更正
負債整理、更正漁村の経済状況
全国の地域に明確な「自治力」が存在した
持続不能論
・成長の限界(1972,1992,2002)
資源の有限性(経済への環境圧力)
・1992年Rio環境と経済に関する国際会議
生物多様性条約、気候変動枠組条約
いま、なぜ地域か
根本的学術的批判
・科学哲学(科学限界論)
・技術批判(適正技術)
・言語論(テキスト限界論)
なぜ地域か
・経済学批判(モラル再考)
近代に対する警告、批判
・進歩主義批判
・勝利者史観批判
・近代自然観批判
・近代宇宙観批判
グローバリズムの進展等
・カジノグローバリズム
・世界のアメリカ化
・モラルなきグローバリズム
・新自由主義
・国民国家の機能不全
持続不能論
・成長の限界(1972,1992,2002)
「成長の限界」(1972)
「限界を超えて」(1992)
「人類の選択」(2002)
資源の有限性(経済への環境圧力)
システムダイナミクスを採用
・1992年Rio環境と経済に関する国際会議
生物多様性条約、気候変動枠組条約
地域再生戦略
持続可能社会論
・バイオリージョナリズム
・自然資本主義
・Small is Beautiful
地域主義の動向
・持続可能社会論
・等身大の科学
・等身大のガバナンス
・新体制の哲学
・モラルの源泉としての地域・自然
・日本的コミュニティー論
・反グローバリズムの潮流
バスク(スペイン)、イングランド
・脱成長/定常型社会論
・幸福論(ブータン、タイ、キューバ)
持続可能だった頃のデータ
・内山節
・宮本常一
・網野善彦
・渡辺京二
・高橋彦芳
学術的批判
根本的学術的批判
・科学哲学(科学限界論) :
・技術批判(適正技術)
:
・言語論(テキスト限界論) :
・経済学批判(モラル再考) :
・進歩主義批判
:
・勝利者史観批判
:
・近代自然観批判
:
・近代宇宙観批判
:
科学の基本属性理解
科学との分離の必要性
非言語世界の認識
アダムスミス再考
欧米の進歩主義再考
「歴史の終焉」批判
人間との対峙批判
非物質世界の認識
最大の問題は・・・・・・
なぜ、こうした論理的批判が無視されてきたか
グローバリズムの進展等
グローバリズムの進展等
・カジノグローバリズム
グローバルマネーの暴走
コントロール不能
・世界のアメリカ化
言語・市場至上主義
・モラルなきグローバリズム
市場におけるモラルとは何か
・新自由主義
市場至上主義
・国民国家の機能不全
国家のコントロールの外での経済
・先進国をも覆う「格差社会の進展」
アメリカ、韓国、日本・・・・・・
果たして、グローバリズムは止められるのか?
持続不能論
・成長の限界(1972,1992,2002)
資源の有限性(経済への環境圧力)
・1992年Rio環境と経済に関する国際会議
生物多様性条約、気候変動枠組条約
根本的学術的批判
・科学哲学(科学限界論)
・技術批判(適正技術)
・言語論(テキスト限界論)
・経済学批判(モラル再考)
・進歩主義批判
・勝利者史観批判
・近代自然観批判
・近代宇宙観批判
グローバリズムの進展等
・カジノグローバリズム
・世界のアメリカ化
・モラルなきグローバリズム
・新自由主義
・国民国家の機能不全
なぜ地域か
地域再生戦略
持続可能社会論
・バイオリージョナリズム
・自然資本主義
・Small is Beautiful
地域主義の動向
・持続可能社会論
・等身大の科学
・等身大のガバナンス
・新体制の哲学
・モラルの源泉としての地域・自然
近代に対する積極的
・日本的コミュニティー論
オルターナティブ
・反グローバリズムの潮流
バスク(スペイン)、イングランド
・脱成長/定常型社会論
・幸福論(ブータン、タイ、キューバ)
持続可能だった頃のデータ
・内山節
・宮本常一
・網野善彦
・渡辺京二
・高橋彦芳
持続可能社会論
・バイオリージョナリズム
地域生態系を重視する
地域内自然資源(生態系)を生活の基本に
・自然資本主義
自然を資本の根源とする
自然資源のもたらす利子のみを利用
枯渇性資源の乱用を排除
・Small is Beautiful(シューマッハー)
適正技術論
仏教経済学
途上国開発援助の基本記念提示
都市の郡部搾取を厳しく批判
妬み・嫉み・貪欲を厳しく批判
地域主義の動向
・持続可能社会論
・等身大の科学
: 科学の限界を知る
real material dark matter dark energy
・等身大のガバナンス
: 自治の可能範囲
・身体性の哲学
: 自然と人間
・モラルの源泉としての地域・自然:人間と自然の関係
・日本的コミュニティー論 :
集落の論理
・反グローバリズムの潮流
バスク(スペイン)、イングランド
・脱成長/定常型社会論
: セルジュ・ラトゥー
シュ
広井良典、J.S.ミル
・幸福論(ブータン、タイ、キューバ)
人と人、人と自然、世代間の良好な関係性
持続可能だった頃の地域の姿
• 50年前(1960年前後)までの日本
その後の産業構造の変化と人口の都市への流出
• 人と人、人と自然、世代間の濃密な関係性
生産材は地域の自然だけ
地域の自然と人間が一体化していた
「社会」ではなく「世間」
分厚い暗黙智と、確実な世代間伝承
• 貨幣経済は副次的に機能
自給、贈与・交換が経済の基本
• 諦観が支配する社会
自然と人間の関係性の中から生まれたモラル
水を汚さない、食べ物を捕りすぎない
(身体性=身土不二、足るを知る等々)
• 自治の存在
行政支配ではない、自然村を基本とするガバナンス
シューマッハーの世界
(ドイツ系イギリス人、ドイツでシュンペータに師事し、イギリスでケインズに師事する)
• 仏教経済学
通常の経済:利益優先
仏教経済学:雇用優先の経済学
cf.自然資本主義:失業があるのは人間だけ
• 適正技術
雇用を減らさない ⇔ 徹底した合理化 ⇒ 無人化??
環境適合 ⇒ 化石燃料は使用せず
過度な競争は避ける ⇔ グローバリズムの仁義なき戦い
• 所有の新しいスタイル
過度な私有財産の廃止 ⇔ 蓄財で利息生活が夢??
株式会社の新しいスタイル
○ 株は「自治組織」へ
○ 利益の半分は「自治体」へ
自治体は、配分された利益の半分をボーナスに、半分を寄付
会社は、利益の半分を税金、残りを設備投資等に
○ 社員の上限は350人
持続可能だった頃のデータ
・内山節(哲学者)
「日本人はいつから狐にだまされなくなったか」他
・宮本常一(民俗学者)
「忘れられた日本人」他多数
・網野善彦(歴史学者)
「中世再考」他
・渡辺京二(歴史研究家)
「逝きし世の面影」
・高椅彦吉(元長野県栄村村長)
自然村(7万)→明治(1.5万)→戦後(10,443)
→昭和の大合併(3,236)→平成の大合併(1,772)
・三沢勝衛(地理学者、教育学者)
旧制中学教諭、厳密な地元学創始者
「地元を愛せない人間は国家を愛する事は出来ない」
地域主義の動向
-------論理的基盤の最前線------・持続可能社会論(多数の研究者?)
・等身大の科学(駒宮)
・等身大のガバナンス(駒宮)
・身体性の哲学(澁澤)
・モラルの源泉としての地域・自然(澁澤・駒宮)
・日本的コミュニティー論(高橋)
・反グローバリズムの潮流
バスク(スペイン)、スコットランド
・脱成長/定常型社会論(ラトゥーシュ、広井)
・幸福論(ブータン、タイ、キューバ)
ブータン:国王の国際戦略?
タイ:国王主導(「足るを知る」を憲法に!)
キューバ:ソ連崩壊後先進的有機農業国へ
地域再生戦略とは
•
•
•
•
•
地域経済の再構築
自然観の復活
宇宙観の復活
科学/技術のあり方再構築
人間と自然の関わりの中からモラル再考
(足るを知る=嫉妬と貪欲の排除)
• グローバリズムとどう折り合いを付けるか
• 国民国家を、どう位置づけるか
コミュニティー論を少々
(50年前の日本を振り返るために)
• 基本は、同時多発的に持続可能な小地域を構築すること
• 「潜在的自治力の覚醒」
⇒ 「外部者」のあるべき姿を再考する必要有り!!!
コミュニティーを支える「暗黙知」とは
ちょっとだけ言葉の説明
暗黙知 : tacit knowledge
・『暗黙知の次元』マイケル・ポランニー
・本来の意味としては、言語化されない知の体系
「創発」(科学的発見など)における言語化以前の知
・経済学者たちが意味を変えて使っているので注意!
(経済人類学者カール・ポランニー(兄)と混同している人もいる?!)
開示知 : explicit knowledge
・言語化された知
※ほんの50年ほど前まで、地域の生産財は地域の自然資源だけだった!
・・・・・・そして、地域は支えあって生きてきた。
近代以前の社会システム
「市」 → 都市(まち)の存在基盤は・・・・・
「掟社会」
「掟社会」
特に新しいまちは雑多な人々の生きる場所、だから共有の暗黙知は存在しない。
だからこそ、明文化された規則(法律)が必要となる。
「掟社会」
「掟社会」
三内丸山遺跡でも、コミュニティーの中間に「市」の跡が発掘されている(神野直彦「地域再生の経済学」)
まとめてみると・・・・・・・・
国民国家成立以降の社会システム
cf. トヨタの強み
「暗黙知」による生
産管理システム
言葉ではない「掟社会」
ex. アイヌ
表記言語なし
言葉優先の社会へ
全ての資源は国家(政府)または個人の所有になり、コミュニティーは崩壊
そして、コミュニティーの成立基盤だった「暗黙知」も消失!!
更に、共有材(自然資源)を共同で管理する仕組み「コモンズ」も消失!!
かつて共有材だった「里山」は個人所有となり、ヒノキの暴落とともに荒れていった・・・・
(参考 : 「新しい経済学は可能か=新自由主義の正体」
(宇沢弘文+内橋克人 『世界』岩波書店4月号))
(言語至上主義)
(法治国家)
(科学技術至上主義)
(拝金主義)
(金融至上主義)
・
・
・
ex. アメリカ
典型的言語優
先社会
暗黙知と「聞き書き」、「地元学」の関係(私の個人的解釈)
「地元学」
東西コミュニティー比較
(内山節の世界)
≪西洋のコミュニティー≫
≪日本古来のコミュニティー≫
「暗黙知」を含めた地
域資源の発掘
人
地域の自然
人
祖霊
「聞き書き」
八百万の神
消えゆく「暗黙知」を
言葉にしていく作業
自然資源を使いきる智恵
自然との融合
東西自然観比較
(阿部謹也・内山節の世界)
≪西洋の自然観≫
あくまで水平的
水平+垂直的
「社会」
「世間」
個人・社会
世間
哲学・神学
暗黙知
明治以降の「バーチャル世界」をどう考えるか
≪日本古来の自然観≫
「油」
ヨーロッパ近代
自然
自然
「水」
人間
江戸までの日本社会
人間
対立概念
“自然”をどう読むか?
キリスト教
じねん:日本古来の読み方
しぜん:明治以来の読み方
ヨーロッパ近代
自然(しぜん)
社会
個人
「古い公共」
自然科学
自然科学は、キリスト教に内包された概念!?
民主主義
NPO法人
江戸までの日本社会
自然(じねん)
世間
--
「懐かしい公共」=ほぼ民間
教育:寺子屋
消防:火消し
戸籍:寺(檀家)
医療:薬師
警備:岡引
日本的民主主義
「結い」その他
究極の問題は・・・・
コミュニティーの基本構造と、近代による破壊
人
自
然
祖
霊
神
々
カムイ
経済システム
(生産・消費の分離)
自然科学
唯物論
通称「風三郎」(我が家の裏山にある)
出穂期に風が吹かないように祈る風の神様
これまでの(持続可能社会だった頃の)産業構造
産業構造の変化を概観する
産業構造の変化が世の中を変えた
地域の自然資源(利子分)だけを使った第1次産業と第2次産業、そして、
多くの場合ボランティアで行われていた第3次産業。
当然、地域の自然資源だけが、地域の生産財だった。
まとめてみると・・・・・
現在の日本の経済構造
自然資本主義的産業構造
不労所得願望社会??
地域の自然資源は見捨てられ、一次産業は衰退、海外の自然資源に頼った構造となった。
さらに、第二次産業の中心は「世界の工場」中国へ。
「田舎」といえども、産業の中心は第三次産業へ。
日本の産業構造の変化
60歳
私が生まれた年
50歳
戦後日本の目標だったアメリカの産業構造の変化
40歳
明確な社会の変わり目
“Socially Useful R & D” by Mike Cooley 1980
⇒ 地域における地元学・聞き書きできっと確認
(1959年 伊勢湾台風)
(1964年 東京オリンピック)
日本各地の産業構造
国家
一次産業
人数
割合
3,150,00
0 0.05
0.04
0.05
二次産業
人数
割合
三次産業
人数
割合
15,920,000
0.26
41,380,000
0.68
0.39
0.27
0.35
627,000
25,994
691
0.57
0.68
0.52
岐阜県
恵那市
三郷町
41,000
1,990
186
0.14
432,000
10,275
463
長野県
栄村
135,000
545
0.11
0.38
421,000
278
0.35
0.20
640,000
600
0.54
0.42
愛知県
豊田市
旭町
1,090,00
0
5,338
319
0.03
0.02
13,600,000
106,181
282
0.37
0.50
0.15
21,930,000
102,842
1,276
0.60
0.48
0.17
問題の深層を少しだけ深堀り
(第三期の最後の講義から)
第四期は「濃い」方が多いので、少し先走り・・・・・
0.68
「近代」の二大属性
• 国民国家
・明治初期までは、「日本人」の自覚なし!
・日本社会の基本的単位は「自然村」(村、集落)
・「あなたのお国は?」と聞かれれば「美濃」と答えた
・「国民国家=軍事国家」の必然性
・間接民主主義も制度疲労を起こしている??
制度疲労を起こし始めた「近代」とは
いったい何なんだったのか
(渡辺京二に学ぶ日本の近代)
◆資金力で勝率95%以上(チョムスキー)
◆そもそも、民主主義と資本主義は両立しない(ドラッカー)
◆日本の地方議会は機能しているか??
◆タイの選挙はなぜボイコットされようとしているか?
・国家と国民の乖離
◆いわゆる「民意」と国家の意思は乖離していないか??
・そもそも国家とは何なのか??
• 産業資本主義と科学技術
・産業革命と「勤勉革命」
・「資本主義の拡大=余剰の拡大」と植民地主義
・「右肩上がり」を前提としたシステム
・「右肩上がり」は今後も可能なのか??
※ 渋沢さんは「右肩下がり」を体現している!?
混迷を深める「近代」
• 国民国家
OECD諸国の苦悩
近代の果てに現れた二極化
・5,000万人が食料配給切符(米国)
・二極化が拡大する福祉国家(スウェーデン)
EUの混乱
・ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル・・・・・
・しかし、オーストリーには過疎が無い!(地域化)
BRICsの台頭
・崩壊しつつある「米ドル一局」
・人口で圧倒する中国とインド
• 産業資本主義
国際経済からグローバル経済へ
・グローバル企業の国家管理からの逸脱
・カジノグローバリズムの実態(グローバルマネー)
・国家の相対的レゾンデートルの低下
・労働市場のグローバル化 ⇒ 生産現場は海外へ
二極化された社会=格差社会をどう捉えるか
先進国全てが抱える社会の二極化
貧富の格差は、かつては途上国の専売特許だったが・・・・・・
社会不安の増大を如何に克服できるのか
環境・エネルギー・地域自治・・・・・その果てに見えた格差社会
二極化は先進国共通の問題
SNAP利用者と財政支出の推移
米国における社会の二極化(その1)
(wikipedia USAより)
アメリカ人の7人に1人がフードスタンプ利用
◆マンハッタンにおける ”99%” 運動
◆食料配給切符(フードスタンプ)受給者 : 4,700万人(人口の15%)、年間8兆円
cf. 日本の生活保護政府負担 : 年間2兆円
米国における社会の二極化(その2)
我が国における勝ち組、負け組の実体
千人
民間平均年収 公務員平均年収
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
4,000
1999年
2009年
3,000
2,000
1,000
0
負け組
◆1990年〜2000年の10年間の所得増大の70%を所得上位3%が生ん
だ
準勝ち組
(公務員、大企業)
勝ち組
90年代後半から2000年初頭の社会変化
生活保護世帯の拡大
企業利益 : 21兆円 ⇒ 36兆円 +15兆円
家計所得 : 280兆円 ⇒ 265兆円 -15兆円
自殺者はいつから増えたか
1995年はどういう年だったのか
• 阪神淡路大震災
◆「ボランティア元年」
• 経団連の「新時代の日本的経営」
◆「長期蓄積能力活用型」 ⇒ 正規:
1/3
「高度専門能力活用型」 ⇒ 技術系派遣でも可:1/3
「雇用柔軟型」
⇒ 非正規・誰でもOK: 1/3
◆終身雇用・年功序列の崩壊 ⇒ 完全な競争社会に
1999年 : 労働者派遣法改正で原則自由に
2004年 : 更なる改正で製造業にも解禁
• 急速なインターネットの普及
◆IT技術を持つ若手社員 VS 生産性の低い上司??
◆急速に広がったグローバルマネー
• 「失われた10年」(1991/1〜2002/1の11年間)
◆企業倒産、リストラ、金融の統廃合、就職氷河期
貧富の社会的分離は何をもたらすか
• 基本的人権の阻害
生活保護受給世帯の急増
しかし、受給者は受給可能者の20%弱
中途半端な「勝ち組」は、転落の恐怖に戦々恐々
• 貧困の世襲+富裕層の世襲
生活保護受給世帯の世襲
東大生の親の年収は大学間で最高
• 犯罪発生率の上昇
犯罪の主原因は・・・・・
◆幼児期の愛情不足
◆青年期の教育機会の不足
◆貧困
• 結果的には、社会コストは増大する
学歴と犯罪率
隠された地域課題としての「格差社会」
グローバル経済の特性と、結果としての雇用の縮小
• これまでの地域課題認識
人口減少、少子高齢化、
自然資源の不活用=地域文化の崩壊
《国際経済》
ー グローバル経済と国際経済の違い ー
国内
付加価値生産
• 沈潜化する問題としての格差社会
・秋田県藤里町の事例から・・・・
人口3,000人規模に引きこもり200人!
引きこもり=地域資源 ⇒ 地域再生の資源に!!
(10世帯に一人位はいるかも?!)
・石徹白(100世帯)でも・・・・5〜10人??
・原因は多様・・・・・・
幼児期からの発達障害、競争社会と鬱
雇い止め、倒産、失職、介護・・・・・・・・
海外
消費
商品
設備投資・雇用
法人税・所得税
◆国家・国民と企業の利害が一致していた古き良き時代
《グローバル経済》
海外
国内
本社(管理・開発)
人材
付加価値生産
設備投資・雇用
※地域課題ではなく、「個人的課題」として捉えられてきた
法人税
◆国家・国民と企業の利害が一致しづらいグローバル社会
グローバル経済を見える化すると・・・・
『羊羹チャート』 = 液晶テレビの製造プロセス(2008年)
最終課題
①部材行程 ②パネル製造 ③モジュール行程 ④セット行程
台湾39%
米国39%
その他27%
台湾39%
オランダ5%
韓国42%
日本19%
日本35%
韓国34%
グローバリズムと、近・現代という2つの暴力と
どうやったら対決できるか
日本19%
韓国25%
韓国42%
日本47%
生
産
立
地
アメリカ3%
中国7%
韓国14%
日本32%
日本19%
日本7%
日本8%
韓国22%
韓国4%
(多くのまともな経済学者が考えていること)
台湾1%
中国36%
韓国42%
中国58%
アジア10%
(古くは、J.S.ミル、そしてハイルブローナー、宇沢弘文・・・)
北米・南米18%
台湾32%
台湾39%
その他12%
EU23%
『新・国富論』浜矩子より、駒宮が着色
「勝ち組」「負け組」、それ以外の世界
「思考停止組」と「思考解放組」
危険な選択?
哲学的隠遁者への道
勝ち組
多くの学生の就活
勝つかも知れない
社会階層
一時避難?
NPO
CB
SB
勝ち組
最も危険な道
思考の解放へ
勝つかも知れない
社会階層
思考停止グループ
思考停止=自己防衛反応
一般的ドロップアウト
勝つ見込みが薄い社会階層
中間就
労
就労準
備
競争を諦めざるを得ない社会階層
勝ち組・負け組世界
過度な競争社会
別の世界
未来への真っ当な道?
勝つ見込みが薄い社会階層
過度な競争のない
生存経済型地域社会へ
競争を諦めざるを得ない社会階層
思考拒否?
新しい経済圏(生存経済圏)は可能か
どこで折り合いをつけるか(グローバル経済との接点)
グローバル経済
生存経済
・安心・安全・幸せ中心
・利益を追わない
・雇用優先
グローバル経済
勝ち組
勝ち組
FOOD
勝つかも知れない
社会階層
FOOD自給率40%
雇
用
地域経済圏
生存経済
・市場での競争中心
・弱肉強食
⇒ 不安の増大
外貨獲得
により、豊
かな経済を
確保
ENERGY
ENERGY自給率5%
勝つかも知れない
社会階層
CARE
CARE
勝つ見込みが薄い社会階層
FEC自給圏
勝つ見込みが薄い社会階層
競争を諦めざるを得ない社会階層
競争を諦めざるを得ない社会階層
社会的共通資本の維持
※ 地域の伝統値活用が必要
※ 日本以外の先進国は、それなりの対策を打ってからのTPP等
付録としての簡単な年表
旧石器
50
40
30
縄文+縄文以降
20
0 万年
10
もう一度確認しておきたいこと
縄文
ーー人間はこれまで何をしてきたかーー
1万年
8000
6000
4000
室町後期+戦国
1500
各種文明
1万年
8000
弥生
6000
4000
1600
2000
江戸
1700
0
明治 大正 昭和
1800
1900
弥生以降
1000
平成
2000
未来
2000
2100
未来は展望出来るか?
縄文
弥生
弥生以降
2000
0
1000
室町後期+戦国
江戸
明治 大正 昭和
平成
未来
2000
石油文明(石油使用量)
室町後期+戦国
1500
江戸
1600
1700
明治 大正 昭和
1800
1900
平成
未来
2000
三次産業
2100
二次産業
内山・渡辺・澁澤の世界
経済学のなかった時代
産業資本主義
国民国家
石油文明
車の普及
※何を残し、何を捨てるか??
※何が持続可能か??
コンピュータの普及
サラリーマン就労
一次産業
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ご清聴有り難うございました!
古くて新しい?「幸せの形」を豊森で見つけましょう
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