2010年3月15日 第 19 号 社会福祉法人 伊 賀 市 社 会 事 業 協 会 発 行 者 理 事 長 西 岡 時 彦 〒518−0032 三重県伊賀市朝屋739番地の2 TEL: 0 5 9 5 − 2 1 − 5 5 4 5 FAX: 0 5 9 5 − 2 3 − 6 6 7 0 URL http://www.iga-sjk.or.jp/ 「國民學校」の風景 森 下 達 社会福祉法人 伊 賀 市 社 会 事 業 協 会 会 長 也 前回は、大戦中に通っていた大連静浦小学校男子クラスに、親し くしていた中国人の友人がいたこと、しかし後年彼は、文化大革命 っていることを、生徒たちも敏感に気付いていたようだ。 まこと 昭和十八年の春、六年生になった私たちのクラスを、新しく赴任 された先生が担任されることとなった。秋枝允先生、実は軍神秋枝 中佐の兄君である。といっても今ではぴんと来る人の方が少ないだ ろう。特殊潜航艇で出撃し戦死された秋枝大尉(死後二階級特進し て中佐となり軍神となる)のことで、当時大きく報道されたのだ。 そのお兄さんを自校に迎えた校長の得意さは察するに余りあるが、 てかなり勇気のいることだったであろう。ソ連が侵攻する前とはい き入ったものである。何日かでやめになったが、今思えば教師とし 流してくれた音楽教師がおられた。 「ボルガの舟唄」にうっとり聞 での全校朝礼の時間に、情操教育と称してロシア民謡のレコードを 本音が、教師の口からぽろりと出ることもあった。然ういえば講堂 さて、小学校にまで軍国教育が徹底するようになったのは、太平 洋戦争開戦以降であったと私は感じている。それまではリベラルな 今日では、押し並べて小学校と呼ぶようだからそれに倣う。 るから、正しくは大連静浦國民學校と書くべきなのである。しかし 歴史を終えたが、私が卒業したのは大戦さなかの昭和十九年春であ たのである。戦時挙国体制に即応するもので敗戦と共にこの制度は 年輩の方なら大抵ご存じであろうが、昭和十六年から同二十二年 まで、制度改正によって小学校のことを國民學校と呼ぶことになっ の呼称として数年間使われた「國民學校」に触れておく。 も、何程かの意味はあるであろう。本題に入る前に、初等教育学校 について書きたい。大戦中の外地の小学校風景を書きのこすことに り切れない。この稿も、前回につづきこの小学校と私たちのクラス だったのであろう。遠い日のことではあるが、私にとっては今も遣 いうお葉書を私に下さった 水道工事店で働いていると 聞く。昭和四十八年、今は 開拓村に入って耕されたと け た 教 師 職 を 慚 じ て 辞 し、 ったが、時流に流されつづ 秋枝先生は、昭和二十二 年焼野原と化した祖国に帰 という。 拳銃で英軍と交戦し果てた 失敗、部下と共に上陸して 調査によれば、大尉は母船である大型潜水艦伊第二十号への帰投に ー一隻を撃沈、戦艦にも損傷を与え英国を仰天させた。戦後の現地 はるかアフリカ東南マダガスカル島の英国海軍基地に、一人の部下 付いて回る弟さんの軍功を要約してみよう。秋枝大尉は昭和十七年 ばれるのに困惑されているように感じた。ともあれ、先生にいつも はなかった。軍神の兄としてひけらかすことはなく、むしろ然う呼 しかし、秋枝先生の人柄は私の予想とは違っていた。小柄で古武 士のような風格をお持ちだが、生徒にはあたたかく手を上げること リーベングイズ に際し命を絶たれたらしいこと、などを書いた。恐らく彼の死は、 担任される私たち生徒の方は戦々兢々であった。 え、白人への敵愾心を高めようとしていた時代なのだ。 もまた、時代に翻弄されな ちの同志だったのである。 がやがて他界された。恩師 えないが、きびしい叱責の連発には閉口した。大らかで楽しい授業 (三重県社会福祉協議会会長) 私たち「日本鬼子」と共に学んだ反革命分子という指弾に因るもの 昭和十七年の春、完璧な軍国主義校長が着任された。以後、零下 十度に達する冬でも生徒はみな素足で廊下を拭き便器をみがくこ がら戦中戦後を生きた私た と共に乗り組む特殊潜航艇で潜入し、二本の魚雷を発射してタンカ ととなった。校長ご自身も鉢巻をして実行されるのだから文句も言 をされる先生の多い学校であったが、先生たちの間にも戸惑いが走 松田昇写真集「風土記」より、─記憶の中の風景─関西線 2010年3月15日 出 初 め 式 ~子どもも大人も“火の用心”~ みどり第二保育園 今年も隣接する平井神社からどんど焼きに招待 され、園児の無病息災を願って参加させていただ きました。子どもたちは、地域の方が持ち寄った 門松やしめ縄、お札、お守りなどを「それっ!」 とかけ声とともに「御火」にくべました。神社の 氏子総代さんたちが、 「どんどの餅を食べたら病 気にならへんで、しっかり食べて大きくなりや」 と声をかけてくださると、子どもたちはおいしそ うに餅をほおばりました。 地域の方に見守られながら伝統行事に参加し、 心満ち足りた表情で神社を後にしました。 1月10日、上野運動公園競技場において行な われた伊賀市消防出初式に、幼年消防クラブに 所属する曙保育園、ひかり保育園、みどり第二 保育園、ゆめが丘保育所の子どもたちが参加し ました。保護者に見守られながら防火はっぴを 着て、ミニまといや防火の旗を持ち元気に入場 行進をしました。その後、忍者に扮した伊賀市 消防署員の方々と一緒に、忍ジャーズダンスを おどり、最後に、「火遊びは絶対にしません」 と元気よく防火の約束をしました。 どんど焼きで心も体も温まります(平井神社境内) まといを持って「火の用心」 (上野運動公園) 保育園のページ 絵本 大好き 子育て支援センター「すくすくらんど」 大型絵本の世界に引き込まれます ~第六回 みんなでえほん展~ 子どもや保護者が絵本に関心を持 ち、そのおもしろさに気づいて、絵本 の好きな子どもに育ってほしいと願っ て、今年も二月十八日・十九日に、え ほん展を曙保育園で開催しました。 会場のひまわりホールには、赤ちゃ ん絵本、図鑑、大型絵本、手作 り絵本などおよそ二千冊を展示 ひかり保育園 しました。訪れた親子は内容の 「どんど焼き」~園児の健康を願って~ 豊 富 さ に 期 待 を ふ く ら ま せ て、 絵本を一冊一冊手に取るうちに がら豊かな時間を過ごしていました。 また、絵本ボランティア「もこもこ」 による絵本の紹介や読み聞かせもあ り、子どもたちはますます絵本が好き になったようです。 これからも、絵本の素晴らしさを発 信し続ける子育て支援センターであり たいと思います。 「 こ れ だ 」 と い う 一 冊 に 出 会 い、 子 どもを膝に抱いて絵本の世界に浸りな 絵本ボランティア「もこもこ」による読み聞かせ (2) 2010年3月15日 祖父母といっしょに 伊賀焼陶芸教室 友生保育園 祖父母参観にあわせて、友生地区在 住の陶芸家・山﨑繁高先生をお迎えし て、陶芸教室を開催しました。 子どもたちは、早速陶土を手に取り 「土の匂いがする」と感触を楽しみま した。土が柔らかくなると、恐竜、う もりのある手が子どもたちをしっか りと包みこむような写真ばかりで ゆめが丘保育所 さぎや猫などの小動物、またお皿やコ ップを夢中になって作りました。 第二十四回 身近かな素材は宝物~ 子どもフェスティバル ~ふしぎ発見 今回の子どもフェスティバルは、 「ふ しぎ発見 身近かな素材は宝物」をテ ーマに、当法人立十四保育園(所)が それぞれに開催しました。 各 園 の 会 場 に は、 創 造 力 豊 か な 三・ 四・五 歳 児 の 絵 画 を 展 示 し、 身 近 な 素 材を使って子どもたちとともに作った 空気砲、万華鏡、磁石あそびなど、子 どもの好奇心をくすぐるあそびコーナ ーを設けました。子どもたちは、「なぜ」 「どうして」「ふしぎだなあ」とつぶや きながら夢中で遊んでいました。 保育園を支えて下さっている地域の 方々や大勢の保護者の皆さんで賑わっ た子どもフ ェスティバ ル。子ども の成長と保 育の一端を 知っていた だき、子育 ての楽しさ を確かめて いただく良 い機会にな ったように 思います。 身近な素材で工夫をこらした遊びコーナー の宝物が増えました。 地域の方々からプレゼントされた手作りカレンダー 子どもたちは毎日廊下のカレンダーを見ます かな表情、やさしいまなざし、ぬく 保育所の宝物 手づくりカレンダー た写真と暦でできています。おだや 陶芸の楽しさや魅力を感じるととも に、祖父母とのふれあいのひとときを 土の感触を楽しむ子どもたち 過ごし、子どもたちにとって思い出に 保育園のページ 残る一日になりました。 (3) 新しい年を迎えたゆめが丘保育所に「地域と共に ~子どもたちの健やかな成長を支える人たち~」と 題したカレンダーが掛かっています。地域の方から のプレゼントです。 このカレンダーは、夏野菜の栽培、七夕の笹飾り、 夏野菜カレーづくり、やきいも大会、クリスマス会 など、年間を通してご支援をいただいている地域の 方々の子どもを慈しむ気持ちが溢れ す。今にも楽しい語らいの声がカレ ンダーの中から聞こえてきそうです。 人と人との触れ合いが、子どもを育てると言われ ています。「昨日、カレンダーのおじさんと出会っ たよ」と目を輝かせて話す子どもの姿に、保育所で 繰り広げられている世代間交流が、地域の絆を深め ていることを感じています。また一つ、子どもたち 老人・身障施設のページ 楽しかった ! 美味しかった ! 盲養護老人ホーム 梨ノ木園 新型インフルエンザの感染を防ぐため、 毎年行なっている往古梨まつりを中止しま した。そこで、年に一度のまつりを楽しみ にされている在園者の﹁残念だ﹂という声 に応えて、﹃ 梨ノ木ふれあいまつり﹄を園 内で開催しました。 集会室でのミニ運動会では、パン食い競 争、在園者と職員が力を合わせた風船割り、 紅白に分かれ一致団結した玉送りなど、大 いに楽しい時間を過ごすことができました。 昼食には、寿司職人の坂下美知浩様をお 招きし、在園者の前でお寿司を握っていた だきました。﹁握りたては美味しい ! ﹂ ﹁もう 一貫 ! ﹂と寿司ネタが尽きてしまうほ どの盛況ぶりでした。 みなさんからの﹁坂下さんありがと う﹂﹁今日はほんとうに楽しかったわ﹂ の声に、五百貫程の寿司を握っていただ いた坂下様も、とても喜んで下さいまし た。 在園者の暮らしを守り続ける梨ノ木園 思いを乗せて、届け大切な人へ 一枚一枚ていねいに描きます 澄み渡った冬空の下、梨ノ木園の園舎が穏や かな日差しに映えています。 先の火災再建工事から20余年が経過し、風雨 から在園者の暮らしを守り続けてきた園舎の外壁 も、汚れが目立つようになってきました。 この度、外壁の防水塗装工事が終了し、皆様と 一緒に気持ちよく新しい年を迎えることができました。 美しくよみがえった園舎が、在園者の笑顔で一 層輝きを増すよう、努めていきたいと思います。 身体障害者支援施設 梨丘園 気持ちを手紙に綴ります このパンは私のものよ!! 寿司職人 坂下美知浩さん 新年初めてのリハビリレクリエーシ ョンの時間、在園者に届いた年賀状を ヒントに﹁大切な人に気持ちを伝えよ う﹂というテーマで、親しい方々に手 紙を書きました。 年始の挨拶にこだわらず、家族、友 人への近況報告や、普段なかなか伝え られない気持ちを、紙面いっぱいに綴 りました。切り紙を貼ったり、指で色 づけしたりして彩りを添え、それぞれ に心のこもった手紙になりました。 書き上げたみなさんは、笑顔になる ご家族や友人の顔を思い浮かべなが ら、思いがいっぱい詰まった手紙を、 投函されました。 「冬空に輝きを増す梨ノ木園」 (4) 2010年3月15日 2010年3月15日 ロコモティブシンドローム (ロコモ)について(その2) 1.片脚立ちで、靴下がはけない。 2.家の中でつまずいたり、滑ったりする。 3.階段を上がるのに、手すりが必要である。 4.横断歩道を青信号で渡りきれない。 5.15 分くらい続けて歩けない。 6.2 kg 程度(1 L の牛乳パック2個程度)の買 い物をして持ち帰るのが困難である。 7.家のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上 げ下ろしなど)が困難である。 問題なし 専門医による診察 ロコモ ロコトレ 運動器不安定症 (MADS) ホームエクササイズ指導 医療施設でのリハビリが必要 定期的に医療機関でのチェック 立に取 り 入 れ ま し た。今 年の恵 方 西 南 西“ を 向 き、皆で一緒にガブリ。笑 顔 で頬張る姿がとても印象的でした。 食 べ る“ ことは、健 康 維 持のため必 要不可欠であり、楽しみでもあります。 これからもご利 用 者の声 を 聞 きながら、 楽 しい食 事の時 間 を 提 供できるよう 心 がけていきたいと思います。 お誕生日おめでとうございます 美味しい食事で笑顔がこぼれます デイサービスセンター なしのき 梨ノ木診療所々長 医師 山﨑征治 テーブルを囲んでの楽しい食事 ロコチェック(一つでも該当すればロコモの疑い) 最近のデイサービス施設は、 コスト削減 等の理 由から昼 食 を 外 注 する施 設 も 少 な く あ り ません。しかし 当センターでは 自 園で食 事 提 供 することにこだわり、手 づく りの良さを 味わっていただけるよう 栄養士がさまざまな工夫をこらしていま す。 ご利 用 者の誕 生日には、赤 飯 を 用 意 して皆さんでお祝いの膳を囲んだり、行 事に合わせた季節感のある食事を味わっ ていただけるようにしています。 二月三日の節 分には、﹁手 巻 き 寿 司に かぶりつきたいわ﹂との要 望を、早 速 献 以前は5項目でしたが、7項目に変更されました。 自分では“元気”だと思っていても、ロコチェック の項目にあげられているようなことがある状態を放 置していると、介護が必要になったり、寝たきりに なる可能性があります。1つでも当てはまる項目が あった場合は、専門医にご相談ください。 次回は、ロコモの予防と対処法についてご説明い たします。 みなさんのお歳を合わせて670歳 特別養護老人ホーム 第二梨ノ木園 老人施設のページ ロコモは、運動器の機能が衰える病気であること を説明いたしました。今回は、ロコモの徴候とロコ モーションチェック(ロコチェック)の説明をいた します。 ロコモの徴候には、1. 痛み 2. 可動域制限 3. 変形 4. 筋力低下 5. バランス力低下 があります。 これらは徐々に進行するので皆さんが運動器機能 低下に気付きにくく、気付いたときにはもうすでに 取り返しのつかないことになっていることが、往々 に見られます。そこで日常生活動作の中から気付い てもらうために7つのロコチェックをしてみてくだ さい。7項目のうち1項目でも当てはまれば、立派 なロコモです。 ご長寿おめでとうございます ほ け ん だ より 二月三日、第二梨ノ木園では﹁長寿 しゃいました。 祝い会﹂を開催しました。今年の長寿 参加されたご家族からは温かいお祝 者は七名。最長寿の数え百四歳の方を いの言葉が述べ 筆頭に、百三歳、百寿、白寿の方がそ られ、若かりし れぞれ一名、そして米寿の方が三名お 頃のエピソード られました。こんなにたくさんの方を や故郷の話題も お祝いさせていただいたのは初めてで 出て、心温まる す。 お祝いの会にな 初めは緊張した面持ちの主役の方々 りました。 でしたが、祝福の言葉を掛けられると、 皆さん、これ ﹁ありがとう﹂といつもの笑顔に戻ら からもお元気で れました。﹁こんなに嬉しいことはな 長生きして下さ い﹂と涙を流して喜ばれる方もいらっ い。 (5) 2010年3月15日 (6) 初 釜 成人のお祝い " 一服さしあげます " かしの木ひろば かしの木ひろば 毎月第2火曜日には福井きんゑ先生、中森美年子先 かしの木ひろばは今年の4月で開設 生、そして中山洋美先生にご奉仕をいただき、お茶会 17年目を迎えます。1月12日には開 を開いています。 設以来9人目となる新成人、鎌田ゆう 正月12日には「初釜」を開きました。釜から立ちのぼ か様のお祝いをしました。お気に入り る湯気に包まれた温かい部屋に、湯が沸き立つ音と茶 の曲 「ひょっこりひょうたん島」 をご 筅の音が響き、ゆったりと時間が流れていきます。手前 利用者のみんなと一緒にうたい、 参 に運ばれた金・銀箔のお茶碗で一口お茶をいただくと、 加されたみなさんから「おめでとう ! 」 少し緊張した面持ちの皆さんから笑顔がこぼれます。先 と声を掛けられると、満面の笑みで応えてくれまし 生は「皆さんにこのゆったりとした時間の流れを共有して た。 いただきたい」とおっし みんなから握手攻めにあい、素敵な笑顔が20歳の ゃいます。 春に華を添えました。 お祝いに参加されたご利用者 これからも季節の花や のみなさ 茶器、お菓子、そして んや職員 先生の着物姿に四季の も、とて 移り変わりを楽しく感じさ も温かい せていただきながら、日 気持ちに 本の伝統文化にふれる なること ひとときを大切にしたいと ができま 思います。 先生がやさしく指導してくれます 大好きな「モーニング娘。 」の音楽が流れる中で 身障施設のページ 上野点字図書館 り ま す。 明治十五 年に開 設 された 歴 史 ある日 本銀行大 阪 支 店の 建物内部 の見 学 や 業務内容 の詳 細 な 説明を受 け、中 央 築100余年の日本銀行大阪支店にて ボランティア合同研修会 上 野 点 字 図 書 館では、日頃より点 訳 並びに音 訳にご協 力いただいている ボランティアの皆様方の研修と親睦を 兼ねて「ボランティア合同研修会」 を 毎 年 実 施していま す。 今 回は、十二 月四日に大 阪 市 北 区 中 之 島にある日 本銀行大阪支店と大阪府吹田市にあ る国 立 民 族 学 博 物 館 を 見 学 しまし た。 昨 今の世 界の金 融 情 勢は、不 安 定 な状 況にあり、様々な金 融 政 策を行 ない景気をコントロールしている日本銀 行の役 割やその業 務は、 私 たちの生 活に大 き く 影 響 を 与 えることでも あ 銀 行であ る日 本 銀 行の果たす 役 割 を あらため て知ることができました。 国立民族学博物館は、世界民族の 社会と文化に関する情報を提供する ことで、異 文 化についての理 解を深め ることを 目 的とした施 設です。 同 館 では、世 界 各 国の民 族 資 料 を 見るこ とができます。 大小さまざまな地域 に根づく文化の多様さに触れることが でき、有意義な一日を過ごすことがで きました。 今 後のボランティア活 動に大いに参 考にしていただける、実りある研修会 になったと思います。 国立民族学博物館にて した。 敬称略 ・五十音順 — (平成 — 年 月〜平成 年2月) ▪ご支援ご協力いただいている方々▪ 《個人》 11 22 敬称略 ・順不同 井岡 昭、石原 京子、伊藤 良子、稲森千鶴子、稲森 律子、 猪木 千里、井本 吉隆、上野タエ子、上村 純子、太田 久子、 岡森 金一、岡森 泰造、小川 秀貴、奥田 英夫、奥田やえ子、 尾崎 薫、川浪 和夫、川原 恵美、北泉 優子、北出加代子、 葛岡ヱミ子、小林ふじ智、坂下美知浩、清水 栄子、清水みどり、 須川きよ子、杉本ちえみ、村主千代子、朱雀 文雄、角田 清、 角田 充代、曽我 京子、田中美代子、谷本 洋、田山紗知子、 塚本 初子、辻村 勝則、戸上 宗賢、豊岡 百子、豊田 實、 中 ミキ子、中川 定子、中森 勇、中森 洋子、中山 洋美、 西出 成子、西山 正幸、廣岡 健夫、藤井 充子、藤島 千代、 藤林 政代、藤森 直美、前川 健二、前川 光枝、松田 玉江、 南出 寛三、宮土 和子、森 令子、森岡 佑子、森下 弘子、 森田 満枝、森中 一美、森西 明美、矢口キヌ代、矢倉 昌、 保田 信治、山口 義美、山㟢 繁高、山田 龍男、山出 治男 《団体》 ルイ イ・ ・ブ ブラ ライ イユ ユ生 生誕 誕二 二〇 〇〇 〇年 年記 記念 念「 「〝 〝点 点字 字の の世 世界 界〟 〟展 展」 」開 開催 催 ル 上野点字図書館 また、開 期 中の日 曜日・六日にはギャラリ ーに隣 接 するホールで「 点 字 教 室 」 を開 催。 会場内には、ギャラリーに置けなかった機器類 や生活用具なども展示し、来場者には職員が 個々に点 字の説 明をして、しおりや名 刺に自 分の名前を書いていただきました。 なお、展 示 会 が終わった後も、 点 訳 を したいと いう 問い合 わ せ をいただいていま す。 ささやかな 試 み で し た が、 今 後 につな がる 反 響が得られた ことを 嬉しく 思 っています。 熱心に学ぶ来場者に、説明にも熱が入ります お知らせひろば 昨年末、NHKでスペシャルドラマ「坂の 上の雲」が放映され、更に今年は、大河ドラ マ「龍馬伝」が始まりました。いずれも江戸 末期から明治維新を経て近代国家を切り開い た若者の姿を描いています。 そこには、目標に向かって生き抜いた彼ら の勇気と情熱が力強く感じられます。今、混 迷する社会にこそ求められるのはこのような 勇気や情熱ではないのでしょうか。私たち、 福祉に携わる者にとっても、このエネルギッ シュで進取な気持ちは一人ひとりが持ち続け たいものです。 当会報の標題も「2009」から「2010」に変 わり、おかげさまで第19号を発行できること になりました。今後とも温かいご意見ご感想 をいただければ幸いです。 (編集子S) の十二月一日から十一日まで、伊賀市銀 昨年 なごみ 座・和ホールのギャラリーで「点字の世界」 展 を開催しました。これは、二〇〇九年が点字 の考案者ルイ・ブライユの生誕二〇〇年と日本 点 字の翻 案 者石川 倉 次の生 誕一五〇 年にあた るのを機会に、広く一般の方々に点字や点字図 書館の仕事を知っていただき、視覚障がい者福 祉の充実に一層の理解を得ることを目的とした ものです。 ギャラリーは、道 路に面 する長さ約 十二メ ートルのショーウインドースタイル。ブライユや 石川倉次などを紹介するパネルを壁面に取り 付 け、 その前に点 字の新 明 解 国 語 辞 典( 全 五〇 巻 ) 、ボランティアの方々に点 訳や音 訳を していただいた図 書、点 字 雑 誌、点 字タイプ ライターや点字器、点字付きの商品、図書の 郵送袋、地球儀などを並べて展示しました。 http://www.iga-sjk.or.jp / 21 — — 上野点訳奉仕グループあい、上野音訳グループしのび、 名張点訳奉仕グループあかり、名張音訳グループこだま、 絵手紙いろは、絵本ボランティア「もこもこ 、」 蕉門ホール「語り部塾」、ボランティアグループあゆみ、 ボランティアグループミックスジュース、長田小学校、 寺田市民館、寺町自治会、徳居町自治会、 長田地区住民自治協議会、花垣地区、花之木地区、 三田地区住民自治協議会福祉部会、しらさぎ地区民生児童委員、 東部地区民生委員児童委員協議会、花垣地区民生児童委員、 府中地区民生児童委員、曙保育園保護者会、睦保育園保護者会、 三田保育園保護者会、中瀬城東保育園保護者会、 友生保育園保護者会、花之木保育園保護者会、 予野保育園保護者会、長田保育園保護者会、古山保育園保護者会、 みどり保育園保護者会、ひかり保育園保護者会、 みどり第二保育園保護者会、府中保育園保護者会、 ゆめが丘保育所保護者会、上野車坂町白百合の会、 神戸老人クラブ連合会、神戸老人クラブ連合会婦人部、 寺町老人会、徳居町老人クラブ、中瀬老人クラブ連合会、 福居町老人クラブ、伊賀市上野視覚障害者福祉会、 伊賀市更生保護女性の会上野支部、 伊賀地区交通安全協会女性部会、生野区社会福祉施設連絡会、 白ゆり会、チャーチル会、ひよっこ育成クラブ、 部落解放同盟寺田支部、三重県私立保育連盟、 岡八幡宮獅子神楽保存会、田守神社、 日蓮宗法音寺上野支院安立寺、井村屋製菓、井本薬局、小川整備、 小川モータース、サンショク、中京テレビ、トヨタL&F中部、 人形のまるよし この会報誌は当法人のホームページでも ご覧いただけます。バックナンバーも掲載 しておりますので、ぜひご覧ください。 2010年3月15日 (7) 至 奈良 木 津 川 かしの木ひろば 上野点字図書館 伊賀市盲人ホーム 至 亀山 俳聖殿 伊賀上野城 だんじり会館 崇廣中 上野高校 伊賀市役所 裁判所 文 文 文 古山小 大内I.C. 至 大阪 文 花垣小 友生保育園 文 友生小 猪田道 ゆめが丘保育所 ☆この会報に掲載した個人情報は、ご本人もしくはご家族の承諾をいただいております。 TEL:0595−26−5533 GS ● 市部 FAX:0595−26−5534 至 伊賀神戸 至 青山 フレンズうえの お問合せ先 〒518−0032 三重県伊賀市朝屋2284 21 至 名張 11 ゆめドーム 古山保育園 予野保育園 ●GS 友生I.C. 道 伊賀鉄 市民病院 治田I.C. 至 名古屋 芭蕉の森 在宅介護支援センター 上野I.C. 花之木保育園 上野東I.C. 名阪国 名阪上野ドライブイン ● 老人デイサービスセンター 桑町 梨ノ木診療所 中瀬城東 保育園 みどり保育園 かしのみ園 中瀬I.C. 税務署 蓑虫庵 文 上野商業高校 茅町 文 上野農業高校 みどり第二保育園 28 伊賀市社会事業協会法人本部 29 道 老人ショートステイ 府中保育園 服部川 しらさぎ クリーンセンター 愛宕神社 睦保育園 第二梨ノ木園 広小路 上野市 中瀬小 文 曙保育園 キッズうえの 長田保育園 第2フレンズ 文 26 うえの東小 梨ノ木園 ●石材店 かしの木ひろば 24 伊賀市盲人ホーム 23 上野点字図書館 22 27 長田小 文 西大手 鍵屋辻 ふるさと芭蕉の森 文 府中小 ひかり保育園 送迎サービスも行なっております ●GS R163 至 亀山 JR関西線 至 木津 かしの木ひろば正面 念佛寺 大超寺 新居 岩倉峡 かしの木ひろば 萬福寺 善福寺 伊賀上野 ∼在宅障がい者の方とともに歩んだ十七年∼ N 文 三田小 す。 十 名 の ヘ ル パ ー が、 身 体 介 護、 家 事・ 生 活 援 助、 通 院 介 助、 移 動( 外 出 ) 支 援、 乗 降 介 助、 福 祉 有 償 運 送 等、 多 岐 に わ た る 支 援 を 行 な っ て い ま す。 特 に 平 成 二十年九月に福祉有償運送 を 開 始 し、 児 童 の 登 下 校 支 援 や、 通 院、 買 い 物、 余 暇 活動等、支援の幅が広がり、 今 ま で 以 上 に、 ご 利 用 者のニーズに合ったサービスを提供 できるようになりました。 相 談 事 業 は、 伊 賀 市 障 が い 者 相 談 支援センターに職員二名を常駐させ、 様々な相談に対するアドバイスを行 なっております。 こ れ か ら も、 か し の 木 ひ ろ ば は、 職 員 同 士 が 報 告 を 密 に 行 な い、 関 連 機 関 と の 連 携 を 大 切 に し な が ら、 ご 利 用 者 が 住 み 慣 れ た 地 域 の 中 で、 安 心して心豊 かに生活で き る よ う、 伊賀鉄道 真心のこも った支援を 寺町通り 続けていき たいと思い ます。 三田保育園 施 設 案 内 創作活動を楽しまれるみなさん かしの木ひ ろ ば は、 当 法 人の発祥の地 (戦後間もない 頃の主に寡婦 の授産所)で あ り、 七 つ の 寺が並ぶ寺町 通 り の 最 も 南 に 位 置 し て い ま す。 時 代 の 移 り 変 わ り と と も に 変 化 し、 身 体 障 害 者 福 祉 会 館 を 経 て、 平 成 六 年 四 月、 盲 人 ホ ー ム の 改 築 と 共 に、 県 下初の介護型の在宅障害者デイサー ビ ス 施 設 と し て 開 設 し ま し た。 現 在 は、 通 所・ 訪 問・ 相 談 事 業 を 実 施 し ています。 〝生活介護事業所〟と 通所事業は、 し て 定 員 二 十 名 で 運 営 し て い ま す。 送 迎・ 入 浴・ 食 事 等 の 身 体 介 助 を 中 心 に、 日 常 生 活 訓 練、 軽 作 業 な ど の 支 援 を 行 な っ て お り、 リ ハ ビ リ は、 三重県の身障 者センターの 巡回指導を受 け、 看 護 師 と 共に実施して います。 訪 問 事 業 は、 現在七十六名 のご利用者の 登録がありま 妙昌寺 妙典寺 梨ノ木診療所では、来院を希望されます患 者様のご自宅までお迎えにお伺いいたします。 ふだん病院に行きたくても、交通の便等の 問題でなかなか病院に行けないという方、お気 軽にお問合せ下さい。なお、送迎にかかる費 用はいただき ません。 ま た、4 月 より第3土 曜 日の診療を行 ないますので ご利用下さい。 25 梨丘園 上行寺 菅原神社 広小路駅 (8) 2010年3月15日 ヘルパー訪問が楽しみです 昭和25年頃の授産所
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