沖縄の畜産の概況 平成27年8月 沖縄総合事務局 農林水産部 生産振興課 畜産振興室 目 次 Ⅰ 沖縄の畜産の位置付け 1 農業産出額(平成25年)からみた沖縄の畜産 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 Ⅱ 沖縄の畜産情勢 1 肉用牛 ・ ・ 2 酪農(乳用牛) 3 豚 ・ ・ ・ ・ 4 採卵鶏 ・ ・ 5 ブロイラー ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 ・ 6 ・ 9 ・ 11 ・ 13 Ⅲ 飼料情勢 1 粗飼料(自給飼料) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15 Ⅳ 畜産環境 1 家畜排せつ物法施行状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18 2 畜産経営に起因する環境汚染の苦情発生状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19 Ⅴ その他 参考資料 参考1 沖縄の畜産 畜種別 主要なデータ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 21 参考2 直近1年間における家畜市場別取引状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 参考3 沖縄県内のと畜(牛・豚)頭数の推移 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 23 ◎沖縄:農業産出額の部門別及び畜種別構成割合(H25年) Ⅰ 沖縄の畜産の位置付け その他 2.5% 1 農業産出額(平成25年) 肉用牛 17.9% 工芸作物 21.7% [40.2%] (1)沖縄県 農業産出額は885億円。 うち畜産は393億円(構成比44.4%)で、沖縄 の農業で重要な地位を占めている。 畜産 44.4% 393億円 885億円 花き 10.5% 豚 13.9% [31.3%] 鶏 7.6% [17.0%] (2)沖縄県の畜種別産出額 果実 6.0% 肉用牛が158億円(構成比40.2%)と最も高 く、次いで豚123億円(同31.3%)、鶏67億円 (同17.0%)、乳用牛43億円(同10.9%)と続い ている。 乳用牛 4.9% [10.9%] 野菜 14.2% その他 0.2% [0.5%] 米 0.7% 資料:農林水産省「生産農業所得統計」 注:【 】内は畜産部門を100%とした場合の割合 ◎全国:農業産出額の部門別及び畜種別構成割合(H25年) 花き 4.1% 工芸作物 2.2% (3)全国 農業産出額は約8兆4,668億円。 うち畜産は2兆7,092億円(構成比32.0%)。 全国の畜産の産出額に占める沖縄県のシェ アは、 1.45%となっている。 果実 9.0% 野菜 26.6% ○畜産部門の産出額上位都道府県 その他 5.1% 8兆4,668億円 (単位:億円) 1位 2位 3位 4位 5位 21位 北海道 鹿児島県 宮崎県 岩手県 茨城県 沖縄県 5,616 2,503 1,850 1,352 1,131 393 肉用牛 6.1% [19.2%] 畜産 32.0% 2兆7,092億円 豚 6.8% [21.2%] 鶏 9.3% [28.9%] 乳用牛 9.2% [28.7%] 米 21.0% その他 0.6% [2.0%] 資料:農林水産省「生産農業所得統計」 注:【 】内は畜産部門を100%とした場合の割合 1 Ⅱ 沖縄の畜産情勢 1 肉用牛 ◎飼養戸数 (1)飼養戸数 肉用牛の飼養戸数は減少傾 向にあり、平成27年は前年より 2.2%減少の2,700戸。 全国に占めるシェアは5.0%。 (単位:戸、%) H5年 区 分 沖 縄 全 国 H10年 H15年 H20年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 4,170 3,610 3,430 3,140 3,110 3,100 ▲ (0.3) 3,050 ▲ (1.6) 3,010 ▲ (1.3) 2,760 ▲ (8.3) 2,700 ▲ (2.2) 〔2.1〕 〔2.7〕 〔3.5〕 〔3.9〕 〔4.2〕 〔4.5〕 〔4.7〕 〔4.9〕 〔4.8〕 〔5.0〕 199,000 133,400 98,100 80,400 74,400 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:( 69,600 ▲ (6.5) 65,200 ▲ (6.3) )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア 61,300 ▲ (6.0) 57,500 ▲ (6.2) ◎飼養頭数 (2)飼養頭数 H5年 区 分 ①肉用牛の飼養頭数は、年々増 加傾向にあったものの、平成22 年をピークに減少傾向にあり、 平成27年は前年より1.5%減少 の70,300頭。 全国に占めるシェアは2.8%。 全 国 (単位:頭、%) H10年 H15年 H20年 H22年 61,200 〔2.1〕 沖 縄 54,400 ▲ (5.4) 74,600 〔2.6〕 81,000 〔2.9〕 84,000 〔2.9〕 85,600 〔3.0〕 H23年 H24年 82,200 ▲ (4.0) 〔3.0〕 82,800 〔3.0〕 (0.7) H25年 76,400 ▲ (7.7) 〔2.9〕 H26年 71,400 ▲ (6.5) 〔2.8〕 H27年 頭/戸 70,300 ▲ (1.5) 26.0 〔2.8〕 2,956,000 2,848,000 2,805,000 2,890,000 2,892,000 2,763,000 ▲ (4.5) 2,723,000 ▲ (1.4) 2,642,000 ▲ (3.0) 2,567,000 ▲ (2.8) 2,489,000 ▲ (3.0) 45.8 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア (頭) 飼養戸数・頭数の推移 (戸) 5,000 90,000 戸数 頭数 4,000 飼 養 戸 数 3,000 80,000 飼 養 70,000 頭 数 2,700戸 70,300頭 60,000 2,000 50,000 H5 H10 H15 H17 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 資料:農林水産省「畜産統計」 2 ②子取り用めす牛 平成27年の飼養頭数は、前年 より0.5%減少の42,200頭。 全国に占めるシェアは7.3%。 ◎子取り用めす牛飼養頭数 区 分 沖 縄 全 国 H5年 H10年 (単位:頭、%) H15年 H20年 H22年 33,700 40,800 48,000 49,100 50,400 50,200 〔4.5〕 〔6.3〕 〔7.5〕 〔7.4〕 〔7.4〕 〔7.5〕 744,700 649,100 642,900 667,300 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) ③肉用種肥育牛 平成27年の飼養頭数は、前年 より7.3%減少の6,390頭。 全国に占めるシェアは0.9%。 区 分 沖 縄 全 国 H5年 H10年 平成26年の飼養戸数割合は、 宮古地域が 38.4%と最も多く、飼 養頭数割合は、八重山地域が 42.0%と最も多い。 (2.2) 49,900 ▲ (0.6) 〔7.8〕 683,900 667,900 H25年 47,700 ▲ (4.4) 〔7.7〕 H26年 H27年 42,400 ▲ (11.1) 〔7.1〕 〔7.3〕 〕は全国シェア (単位:頭、%) H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 8,670 5,910 ▲ (31.8) 6,890 6,390 ▲ (7.3) 〔0.7〕 〔0.9〕 13,600 12,900 5,670 5,590 6,880 8,110 〔1.8〕 〔1.7〕 〔0.8〕 〔0.7〕 〔0.8〕 〔1.0〕 759,500 745,800 729,800 770,100 注:( (45.1) 844,100 822,700 (6.9) 〔1.1〕 (16.6) 〔0.9〕 (6.8) 810,500 ▲ (1.5) 789,800 ▲ (2.6) 772,000 ▲ (2.3) 740,700 ▲ (4.1) )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア ◎乳用種肥育牛飼養頭数(交雑種含む。) 区 分 沖 縄 全 国 H5年 H10年 (単位:頭、%) H15年 H20年 H22年 H23年 1,370 1,640 660 1,310 1,060 1,110 〔0.1〕 〔0.1〕 〔0.1〕 〔0.1〕 〔0.1〕 〔0.1〕 1,088,000 1,108,000 1,101,000 1,067,000 注:( H24年 (4.7) 980 ▲ (11.7) 〔0.1〕 宮古 38.4% H25年 720 ▲ (26.5) 〔0.1〕 H26年 1,270 H27年 (76.4) 〔0.1〕 790 ▲ (37.8) 〔0.1〕 968,300 894,800 ▲ (7.6) 891,700 ▲ (0.3) 873,400 ▲ (2.1) 851,400 ▲ (2.5) 827,700 ▲ (2.8) )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア H26年 地域別 飼養戸数割合 八重山 26.7% 42,200 ▲ (0.5) (0.1) 642,200 ▲ (3.8) 618,400 ▲ (3.7) 595,200 ▲ (3.8) 579,500 ▲ (2.6) )は対前年増減(▲)率、〔 H15年 H20年 H22年 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) (3)地域別飼養戸数・頭数割合 注:( H24年 ◎肉用種肥育牛飼養頭数 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) ④乳用種肥育牛(交雑種含む) 平成27年の飼養頭数は、前年 より37.8%減少の790頭。 全国に占めるシェアは0.1%。 H23年 H26年 地域別 飼養頭数割合 北部 13.0% 中部 10.4% 南部 11.5% 北部 17.6% 八重山 42.0% 中部 8.1% 南部 11.2% 宮古 21.0% 資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在) 3 (4)家畜市場における子牛取引 (千円) 沖縄県内家畜市場における子牛(黒毛和種)取引価格の推移 520 ①子牛取引価格 年度別平均取引価格の推移をみると、平成 18年度に過去最高値の448千円となったが、そ の後、景気の低迷等による牛肉需要の落ち込 みを背景として低落基調となり、平成21年度に は、302千円と30万円割れ寸前となった(去勢 338千円、めす256千円)。 その後、宮崎県での口蹄疫発生(平成22年4 月)や、東日本大震災(平成23年3月)等、諸々 の要因による子牛生産頭数の減少の中、一方 で景気回復による牛肉需要の増大で家畜市場 での引き合いが強まり、子牛価格は上昇傾向 で推移し、平成25年度の平均取引価格は、473 千円(去勢499千円、めす439千円)となった。 ②子牛取引頭数 年度別取引頭数の推移をみると、平成21年 度に過去最高の27,784頭となったが、その後は 子取り用めす牛飼養頭数の減少により、平成 25年度は25,274頭であった。 480 めす 440 去勢 499 473 439 平均 400 360 320 280 240 牛 肉 輸 自 由 化 200 160 120 S52 S54 S56 S58 (年度) (頭) 30,000 S60 S62 H1 H3 H5 H7 H9 オ ウ シ マ ダ ニ 撲 滅 国 内 で B S E 発 生 H11 H13 国 内 で 口 蹄 疫 発 生 H15 H17 H19 H21 東 日 本 大 震 災 H23 H25 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」 沖縄県内家畜市場における子牛(黒毛和種)の取引頭数の推移 25,274 25,000 20,000 15,000 全国の黒毛和種子牛の取引頭数 10,000 (平成25年度) 順位 1位 2位 3位 4位 5位 都道府県 鹿児島県 宮崎県 北海道 沖縄県 岩手県 取引頭数 72,852 54,381 38,609 25,274 20,387 資料:(独)農畜産業振興機構「肉用子牛取引情報」 (公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場肉用牛取引成績報告書」 5,000 0 S58 S60 S62 H1 H3 H5 H7 H9 H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 H25 (年度) 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場肉用子牛取引成績報告書」 4 (5)家畜市場別の子牛取引 沖縄県内の家畜市場別の黒毛和種子牛の取引頭数の推移 (頭) 10,000 ①取引頭数 現在、8カ所の家畜市場で取引が行わ れ、平成25年度の取引実績をみると、八重山 家畜市場の取引が8,200頭と最も多く、全体 の32.4%を占めており、次いで宮古家畜市場 の5,091頭(20.1%)、南部家畜市場の3,602頭 (14.3%)と続いている。 南部 9,000 8,200 伊江 宮古 8,000 八重山 7,000 今帰仁 6,000 久米島 黒島 5,091 多良間 5,000 3,602 3,274 4,000 ②取引価格 平成25年度は全ての家畜市場において、 高値傾向にあり、家畜市場別での平均取引 価格(去勢・めす平均)をみると、宮古家畜市 場が483千円と最も高くなっている。 ○平成25年度 沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)取引成績 (去勢・めす平均) 3,000 1,792 1,294 1,242 779 2,000 1,000 0 S58 S60 S62 H1 H3 H5 H7 H9 H11 H13 (年度) 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」 H15 H17 H19 H21 H23 H25 沖縄県内の家畜市場別の黒毛和種子牛の取引価格の推移 (円) 550,000 市場別 取引頭数 (頭) 南部家畜市場 (円/頭) 3,602 伊江家畜市場 1,792 南部 取引価格 宮古 464,248 450,000 476,917 400,000 5,091 482,625 八重山家畜市場 8,200 473,637 300,000 今帰仁家畜市場 3,274 479,275 250,000 779 473,187 200,000 久米島家畜市場 1,242 472,825 150,000 多良間家畜市場 1,294 435,572 100,000 沖縄県 計 25,274 473,070 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」 黒島 久米島 宮古家畜市場 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 八重山 今帰仁 350,000 黒島家畜市場 伊江 500,000 多良間 S58 S60 S62 H1 H3 H5 H7 H9 H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 H25 (年度) 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」 5 2 乳用牛 ◎乳用牛飼養戸数 (1)飼養戸数 乳用牛の飼養戸数は減少傾 向にあり、平成27年は前年同の 76戸。 全国に占めるシェアは0.4%。 H5年 区 分 (単位:戸、%) H10年 H15年 H20年 H22年 H24年 80 ▲ (3.6) H27年 160 140 106 90 〔0.4〕 〔0.5〕 〔0.4〕 〔0.4〕 〔0.4〕 〔0.4〕 〔0.4〕 〔0.4〕 〔0.4〕 北海道 13,300 10,600 9,200 8,090 7,690 7,500 ▲ (2.5) 7,270 ▲ (3.1) 7,130 ▲ (1.9) 6,900 ▲ (3.2) 6,680 ▲ (3.2) 全 国 50,900 37,400 29,800 24,400 21,900 21,000 ▲ (4.1) 20,100 ▲ (4.3) 19,400 ▲ (3.5) 18,600 ▲ (4.1) 17,700 ▲ (4.8) )は対前年増減(▲)率、〔 83 ▲ (3.5) H26年 180 注:( 86 ▲ (4.4) H25年 〔0.4〕 沖 縄 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) (2)飼養頭数 H23年 76 ▲ (5.0) H5年 区 分 (単位:頭、%) H10年 H15年 H20年 H22年 沖 縄 9,350 〔0.5〕 8,620 〔0.5〕 7,530 〔0.4〕 5,110 〔0.3〕 北海道 927,200 882,400 863,500 819,400 全 国 4,630 〔0.3〕 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 4,660 〔0.3〕 4,810 〔0.3〕 4,650 ▲ (3.3) 〔0.3〕 4,610 ▲ (0.9) 〔0.3〕 4,630 〔0.3〕 826,800 827,900 (0.6) (3.2) 頭/戸 (0.4) 60.9 (0.1) 821,900 ▲ (0.7) 806,800 ▲ (1.8) 795,400 ▲ (1.4) 792,400 ▲ (0.4) 118.6 2,068,000 1,860,000 1,719,000 1,533,000 1,484,000 1,467,000 ▲ (1.1) 1,449,000 ▲ (1.2) 1,423,000 ▲ (1.8) 1,395,000 ▲ (2.0) 1,371,000 ▲ (1.7) 77.5 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア (頭) 10,000 乳用牛の飼養戸数・頭数の推移 (戸) 200 戸数 150 飼 養 戸 数 (0.0) 〕は全国シェア ◎乳用牛飼養頭数 乳用牛の飼養頭数はここ数年 横ばい傾向にあり、平成27年は 前年より0.4%増の4,630頭。 全国に占めるシェアは0.3%。 76 8,000 頭数 4,630頭 100 76戸 50 0 6,000 飼 養 4,000 頭 数 2,000 0 H5 H10 H15 H20 H21 H22 H23 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) H24 H25 H26 H27 6 H26年 地域別 飼養戸数割合 (3)地域別飼養戸数・頭数割合 平成26年の飼養戸数割合は、南部 地域が63.9%と最も多く、飼養頭数割 合も南部地域が66.1%と最も多い。 八重山 8.4% 宮古 1.2% H26年 地域別 飼養頭数割合 北部 14.5% 八重山 4.9% 宮古 4.1% 北部 13.9% 中部 11.0% 中部 12.0% 南部 63.9% 南部 66.1% 資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在) (4)生乳生産量と用途別処理量 ① 県内の生乳生産量は、平成15 年以降、減少傾向にあったが、 平成24、25年には増加に転じた ものの、平成26年から再び減少 傾向となっている。 ② 生乳処理量は、殆どが県内産 生乳で、そのほとんどが牛乳等 向けに処理されている。 ③ 夏場の牛乳等需要期に県内 産生乳が不足する場合、県外 (主に九州)から生乳を移入して おり、平成26年は389トンの移入 実績となっている。 ◎生乳生産量及び用途別処理量 (単位:トン、%) 年 H5 区 生乳生産量(全国) 沖 生乳 H10 H15 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 分 縄 8,625,699 8,572,421 39,178 29,912 559 1,977 171 572 沖縄県からの移 出量 牛乳等向け処理量(全 国) 沖 縄 乳製品向け処理量(全 国) 沖 縄 7,982,030 7,910,413 ▲ (0.9) 38,394 沖縄県への移入 量 生乳処理量(沖縄) 8,400,073 35,417 31 932 275 40,371 38,417 30,209 5,032,403 5,046,669 4,974,103 35,945 33,672 - 38,737 36,832 3,470,589 3,420,380 3,339,775 2,189 資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」 1,600 28,750 ▲ (3.9) 877 (53.3) 34 ▲ (87.6) 7,720,456 ▲ (2.4) 7,474,309 ▲ (3.2) 7,630,418 27,969 ▲ (2.7) 27,360 ▲ (2.2) 28,049 (2.5) 28,281 (0.8) 1,008 (14.9) 683 ▲ (32.2) 1,058 (54.9) 663 ▲ (37.3) 389 ▲ (41.3) 99 (16.5) 154 (55.6) 28,845 ▲ (0.6) 27,032 ▲ (6.3) ▲ (0.3) 3,974,526 ▲ (1.7) 3,910,940 ▲ (1.6) 28,709 ▲ (0.1) 26,916 ▲ (6.2) (5.3) 3,476,528 ▲ (1.5) 3,364,492 ▲ (3.2) - ( - ) 51 ( - ) 85 (66.7) (3.7) 29,593 ▲ (2.0) 28,977 ▲ (2.1) 27,992 ▲ (3.4) 29,022 4,442,561 4,264,106 ▲ (4.0) 4,149,598 ▲ (2.7) 4,058,062 ▲ (2.2) 4,043,870 28,369 ▲ (2.4) 27,527 ▲ (3.0) 28,748 3,498,582 ▲ (2.0) 3,350,909 ▲ (4.2) 3,527,910 29,606 29,053 ▲ (1.9) 3,457,962 3,570,453 1,475 527 (3.3) 492 ▲ (6.6) 544 (2.1) 7,508,261 ▲ (1.6) (10.6) 345 ▲ (36.6) (4.4) 156 ▲ (54.8) 7 ▲ (95.5) 7,334,264 ▲ (2.3) 26,797 ▲ (5.2) 2 ▲ (71.4) 注:( )内は対前年増減(▲)率 7 (5)1戸当たり経産牛飼養頭数 平成27年の1戸当たり経産牛飼養頭数 は47.0頭で、都府県平均37.2頭を大きく上 回り、全国平均49.1頭とほぼ同水準。 1戸当たり経産牛飼養頭数の推移 (頭/戸) 70.0 68.8 60.0 49.1 50.0 47.0 40.0 37.2 30.0 全国 北海道 都府県 沖縄県 20.0 10.0 0.0 H5 H10 H15 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 資料:農林水産省 「畜産統計」(各年2月1日現在) (6)経産牛1頭当たり乳量 沖縄県における経産牛1頭当たり乳量 は、平成22年度まで順調に増加し、その後 は横ばい傾向で推移していたが、平成26 年度は対前年度比7%減の7,453kgとなっ ている。 平成26年度の沖縄県における経産牛1 頭当たり乳量は、全国平均の90%、都府 県平均の88%。 経産牛1頭当たりの乳量の推移 (kg/頭) 8,500 8,000 7,500 7,000 【平成26年度】 全 国 8,316kg 北海道 8,216kg 都府県 8,428kg 沖縄県 7,453kg 全国 北海道 都府県 沖縄県 6,500 6,000 5,500 5,000 H5年 H10年 H15年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 資料:農林水産省 「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:経産牛1頭当たり乳量は、生乳生産量(年度ベース集計)を経産牛飼養頭数で除して算出。 経産牛飼養頭数は、当該年度と前年度の飼養頭数の合計値を2で除した頭数。 H25年 H26年 8 3 豚 ◎豚飼養戸数 (1)飼養戸数 豚の飼養戸数は、減少傾向で 推移しており、平成26年は前年 より3.2%減少の276戸。 全国に占めるシェアは5.2%。 区 分 (単位:戸、%) H5年 沖 縄 全 国 H10年 H15年 H20年 H21年 H23年 800 590 410 330 330 〔3.2〕 〔4.4〕 〔4.3〕 〔4.6〕 〔4.8〕 25,300 13,400 9,430 7,230 6,890 ▲ (4.7) 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注1:( (0.0) H24年 301 ( - ) 296 ▲ (1.7) 〔5.0〕 )は対前年増減(▲)率、〔 6,010 ( - ) 〕は全国シェア H25年 285 ▲ (3.7) 区 分 〔5.1〕 〔5.2〕 5,840 ▲ (2.8) 5,570 ▲ (4.6) 5,270 ▲ (5.4) 注2:H22年はセンサス年のため未調査 全 国 (単位:千頭、%) H5年 H10年 H15年 H20年 H21年 307.0 297.3 289.7 194.4 240.7 〔2.8〕 〔3.0〕 〔3.0〕 〔2.1〕 〔2.4〕 10,783.0 9,904.0 9,725.0 9,274.0 9,899.0 沖 縄 ① 豚の飼養頭数は、ここ数年は 微減傾向で推移しており、平成26 年は前年より5.2%減少の234千 頭。 全国に占めるシェアは2.5%。 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注1:( (戸) 900 (23.8) (6.7) )は対前年増減(▲)率、〔 H23年 H24年 H25年 H26年 253.5 ( - ) 249.6 ▲ (1.5) 246.8 ▲ (1.1) 234.0 ▲ (5.2) 〔2.6〕 〔2.6〕 〔2.5〕 〔2.5〕 9,768.0 ( - ) 〕は全国シェア 9,735.0 ▲ (0.3) 9,685.0 ▲ (0.5) 頭/戸 847.8 9,537.0 ▲ (1.5) 1809.7 注2:H22年はセンサス年のため未調査 (千頭) 350.0 豚の飼養戸数・頭数の推移 800 ② 平成26年の1戸当たりの飼養 頭数は848頭/戸。 276 ▲ (3.2) 〔5.1〕 ◎豚飼養頭数 (2)飼養頭数 H26年 300.0 234千頭 700 600 250.0 200.0 戸数 500 頭数 150.0 400 100.0 276戸 300 200 50.0 0.0 H5 H10 H15 H20 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) H21 H23 H24 H25 H26 9 H26年 地域別 飼養戸数割合 (3)地域別飼養戸数・頭数割合 平成26年の飼養戸数割合は、北 部地域が41.3%と最も多く、飼養頭 数割合も北部地域が47.6%と最も多 い。 宮古 3.2% 八重山 4.7% H26年 地域別 飼養頭数割合 宮古 0.4% 北部 41.3% 八重山 2.7% 北部 47.6% 南部 31.3% 南部 25.6% 中部 25.3% 中部 18.1% 資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在) (4)豚枝肉(上)の生産者価格の推移 平成26年度の県内の豚枝肉生産者価 格は、指標となる関東4市場での豚肉卸 売価格が、円安や現地価格高騰等により 輸入量が減少し、国産への代替需要が増 加したため、対前年度比2割弱上昇したこ とから、前年度より16.1%高い505円/kg となっている。 円/kg 豚枝肉(上)生産者価格の推移(年度平均) 520 505 500 480 460 446 440 420 409 420 424 414 435 400 380 360 394 385 380 390 394 340 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26 資料:沖縄県畜産振興公社調べ (沖縄県食肉センター生産者買取価格) 10 4 採卵鶏 ◎採卵鶏飼養戸数 (単位:戸、%) 区 分 (1)飼養戸数 採卵鶏の飼養戸数は減少傾向 にあり、平成26年は前年より2.2% 減少の45戸。 全国に占めるシェアは1.8%。 (2)飼養羽数 H5年 沖 縄 全 国 H15年 H20年 H23年 54 ▲ (1.8) H24年 110 90 55 〔2.1〕 〔1.7〕 〔1.7〕 〔1.7〕 〔1.7〕 〔1.7〕 〔1.8〕 8,450 5,390 4,340 3,300 3,110 ▲ (5.8) 2,930 ( - ) 2,810 ▲ (4.1) 2,650 ▲ (5.7) 2,560 注1:( )は対前年増減(▲)率、〔 49 (0.0) H26年 〔2.0〕 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在、種鶏のみの飼養者を除く。) 49 ( - ) H25年 170 〕は全国シェア 46 ▲ (6.1) H5年 H10年 H15年 H20年 H21年 H23年 H24年 1,281 1,639 1,455 1,421 ▲ (2.3) 1,483 ( - ) 1,517 〔1.0〕 〔0.9〕 〔1.2〕 〔1.0〕 〔1.0〕 〔1.1〕 〔1.1〕 うち成鶏めす 1,205 987 1,293 1,162 1,155 ▲ (0.6) 1,191 ( - ) 1,223 飼養羽数 188,704 182,644 176,049 うち成鶏めす 148,066 145,299 137,299 飼養羽数 ▲ (2.2) ▲ (3.4) (単位:千羽、%) 1,542 沖 縄 45 注2:H22年はセンサス年のため未調査 ◎採卵鶏飼養羽数 H25年 (2.3) (2.7) H26年 千羽/戸 1,454 ▲ (4.2) 1,351 ▲ (7.1) 〔1.1〕 〔1.0〕 1,228 (0.4) 30.0 1,084▲ (11.7) 24.1 181,664 178,208 ▲ (1.9) 175,917 ( - ) 174,949 ▲ (0.6) 172,238 ▲ (1.5) 172,349 (0.1) 67.3 142,523 139,910 ▲ (1.8) 137,352 ( - ) 135,447 ▲ (1.4) 133,085 ▲ (1.7) 133,506 (0.3) 52.2 全 国 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在、種鶏を除く。) ② 平成26年の1戸当たりの採 卵鶏(成鶏)の飼養羽数は、 24.1千羽/戸。 H21年 〔2.0〕 区 分 ① 採卵鶏の飼養羽数は減少傾向 にあり、平成26年は前年より 7.1%減少の1,351千羽。 全国に占めるシェアは1.0%。 H10年 (戸) 180 注1:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア 注2:H22年はセンサス年のため未調査 注3:成鶏めすは6ヶ月以上 (千羽) 1,400 採卵鶏の飼養戸数及び成鶏の飼養羽数の推移 160 1,200 140 1,084千羽 120 戸数 100 800 成鶏メス(6ヶ月以上)羽数 80 1,000 600 60 45戸 40 400 200 20 0 0 H5 H10 H15 H20 資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在) H21 H23 H24 H25 H26 11 H26年 地域別 飼養羽数割合 H26年 地域別 飼養戸数割合 八重山 17.1% (3)地域別飼養戸数・羽数(成鶏)割合 平成26年の飼養戸数割合は、北部地 域が40.4%と最も多く、飼養羽数割合 は、南部地域が53.9%と最も多い。 北部 40.4% 八重山 3.5% 宮古 2.3% 宮古 3.1% 北部 30.2% 南部 11.9% 中部 10.1% 南部 53.9% 中部 27.6% 資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在) (4)鶏卵生産量と価格の推移 鶏卵の生産量は、平成21年までは、約 21,000tで推移し、卵価も190円/kg前後で 安定して推移していた。 しかし、平成22年から平成24年まで、 成鶏飼養羽数の増加により生産量が増 加したことから、卵価は平成24年に、162 円/kgにまで低下。平成25年以降は生産 量が減少に転じ、平成26年には卵価が 220円/kgにまで回復している。 鶏卵生産量と価格の推移 (トン) (円) 30,000 300 生産量(t) 卵価(円) 25,000 220.4 20,000 250 200 15,000 18,932 150 10,000 100 5,000 50 0 0 H5 H10 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (年次) 資料:鶏卵生産量は、農林水産省「畜産物流通統計」 卵価は、H25までは沖縄県畜産課「おきなわの畜産」、H26はJAおきなわ資料 12 ◎ブロイラー飼養戸数 5 ブロイラー (単位:戸、%) 区 分 (1)飼養戸数 平成26年のブロイラーの飼養 戸数は、前年同の16戸。 全国に占めるシェアは0.7%。 H5年 H10年 H15年 H18年 H19年 H20年 (0.0) 17 H21年 (0.0) 18 H25年 (5.9) H26年 19 19 18 17 17 〔0.4〕 〔0.6〕 〔0.6〕 〔0.7〕 〔0.7〕 〔0.7〕 〔0.8〕 〔0.7〕 16( - ) 〔0.7〕 16 (0.0) 4,451 3,367 2,839 2,590 2,583 ▲ (0.3) 2,456 ▲ (4.9) 2,392 ▲ (2.6) 2,420( - ) 2,380 ▲ (1.7) 沖 縄 全 国 資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア ◎ブロイラー飼養羽数 (2)飼養羽数 (単位:千羽、%) 区 分 H5年 H10年 H15年 H18年 H19年 H20年 H21年 H25年 H26年 千羽/戸 ① 平成26年の飼養羽数は、前 年より1.7%増加の587千羽。 全国に占めるシェアは0.4%。 678 606 644 451 466 〔0.5〕 〔0.5〕 〔0.6〕 〔0.4〕 〔0.4〕 135,221 111,659 103,729 103,687 105,287 (3.3) 508 (9.0) 369 ▲ (27.4) 577( - ) 587 (1.7) 沖 縄 全 国 36.7 〔0.5〕 (1.5) 〔0.3〕 102,987 ▲ (2.2) 107,141 〔0.4〕 (4.0) 〔0.4〕 131,624( - ) 135,747 (3.1) 57.0 資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア ② 平成26年の1戸当たりの飼 養羽数は、36.7千羽/戸。 ブロイラーの飼養戸数・羽数の推移 (戸) 20 戸数 羽数(千羽) (千羽) 800 700 600 587千羽 500 400 300 200 100 0 H25 H26 16戸 15 10 5 0 H5 H10 H15 H17 H18 H19 H20 H21 資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在) 注:両統計の結果には連続性はない。 13 H26年 地域別 飼養羽数割合 H26年 地域別 飼養戸数割合 (3)地域別飼養戸数・羽数割合 平成26年の飼養戸数割合は、北部地 域が71.4%と最も多く、飼養羽数割合も 北部地域が98.9%と最も多い。 八重山 10.7% 八重山 0.3% 南部 0.8% 南部 17.9% 北部 98.9% 北部 71.4% 資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在) ブロイラー(肉用若鶏)出荷状況推移 (4)ブロイラー出荷状況 出荷羽数は、ここ数年微減傾向で推移 してきたが平成26年は回復。 また、出荷重量は7,500~8,400㌧で 推移しており、平成26年は8,220㌧。 (千羽) (㌧) 9,000 4,500 8,500 8,220トン 4,000 3,500 8,000 3,342千羽 3,000 7,500 2,500 7,000 2,000 6,500 出荷重量(t) 6,000 出荷羽数(千羽) 1,500 1,000 5,500 500 5,000 0 H5 H10 H15 資料:農林水産省「畜産物流通統計」 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 14 Ⅲ 飼料情勢 ○飼肥料作物(飼料用)の作付面積 1 粗飼料(自給飼料) (1)飼料作物の作付面積(平成26年) 沖縄県における飼料作物の作付面積 は5,680haで、前年に比べて120ha減 少。 単位: ha 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 全国 914,400 905,800 898,100 897,200 901,500 901,500 911,400 933,000 931,600 915,100 924,300 9,200 沖縄 5,470 5,380 5,590 5,650 5,720 5,860 6,000 5,970 5,900 5,800 5,680 ▲ 120 対前年差 資料:農林水産省統計部『作物統計』 ○飼肥料作物(飼料用)の作物別作付面積 区 分 (2)主要草種別作付面積(平成26年) 沖縄県における飼料作物の草種別作 付面積は、牧草が5,630haで全体の99% を占めている。 牧草 青刈りとうもろこし 16年 17年 18年 5,440 5,350 5,560 - - - 単位: ha、% 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 構成比 (26年) 26年 5,610 5,670 5,800 5,900 5,900 5,850 5,750 5,630 99.0% x 16 21 19 22 5 4 1 0.0% ソルゴー 13 12 12 20 22 24 27 32 21 38 38 0.7% その他 15 16 18 21 12 10 60 12 20 20 16 0.3% 5,468 5,378 5,590 5,650 5,720 5,855 6,006 5,966 5,898 5,812 5,685 100.0% 計 資料:農林水産省統計部『作物統計』 主要草種別作付面積 (ha) 6,200 その他 16 その他 6,000 ソルゴー ソルゴー 38 青刈りとうもろこし 5,800 牧草 青刈り とうもろこし 1ha 5,600 5,400 牧草 5,630 5,200 5,000 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (年) 資料:農林水産省統計部「作物統計」 15 沖縄県における牧草の単位面積当たり収量の推移 (kg/10a) 14,000 12,300kg/10a (3) 牧草の単位面積当たり収量 沖縄県における平成26年の牧草の 単位面積当たり収量は、9,290kg/10a(対 前年比90%)で、ここ数年減少傾向にあ る。 12,000 9,290kg/10a 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H25 資料:農林水産省「作物統計」 ○大家畜1頭当たり飼料作物作付面積の推移 (4) 大家畜1頭当たりの飼料作物 作付面積 沖縄県における平成26年の大家畜1頭 当たりの飼料作物作付面積は7.5aで、全 国の1/3程度。 区 分 H16 H26 (年) H17 H18 H19 H20 単位: a/頭 H21 H22 H23 H24 H25 H26 全 国 20.4 20.6 20.5 20.4 20.4 20.4 20.8 22.1 22.3 22.5 23.3 都府県 9.7 9.8 9.7 9.6 9.7 9.8 10.3 11.6 11.8 13.6 13.6 沖縄県 6.3 6.3 6.7 6.7 6.4 6.5 6.7 6.9 6.7 7.2 7.5 資料: 農林水産省「作物統計」、「畜産統計」 (a/頭) 大家畜1頭当たり飼料作物における作付面積の推移 25.0 全 国 都府県 23.3a/頭 沖縄県 20.0 13.6a/頭 15.0 10.0 7.5a/頭 5.0 0.0 H16 H17 H18 H19 資料:農林水産省「作物統計」、「畜産統計」 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (年) 16 (5)沖縄県におけるコントラクター(飼料生産受託 組織)の活動状況 沖縄県 受託農家戸数(H25年) 5 4 3 2 1 2 1 0 1~10戸 11~30戸 31~50戸 51~100戸 1 1 101~200戸 201戸以上 受託なし 沖縄 県 受託作業(H25年) 5 4 3 2 ① 沖縄県におけるコントラクターの組織数は、平成 17年度では12組織あったが、現在(平成26年度)で は5組織となっている。 5 3 1 1 0 飼料収穫 ② 受託している農家戸数(平成25年度実績)は、51 ~100戸が2組織、31~50戸、101~200戸、201戸 以上がそれぞれ1組織となっている。 ③ 受託している作業は、飼料収穫作業は5組織全 てで受託しており、3組織で耕起播種等作業を受託 している。 ④ 1組織当たりの飼料収穫作業受託面積は、301 ~500haが3組織、101~300haが2組織となってい る。 耕起播種等 1 堆肥調整・散布 稲わら等収集 その他 沖縄県 飼料収穫受託作業面積(H25年) 5 4 3 2 1 0 2 1~50ha 51~100ha 101~300ha 3 301~500ha 501~1000ha 1001ha以上 17 ○法施行状況調査(平成26年12月1日時点)結果の概要 Ⅳ 家畜環境 1 家畜排せつ物法施行状況 (平成26年12月1日時点調査) (1) 管理基準適用農家 沖縄県の全畜産農家数3,477戸のうち、 1,484 戸 (42.7%)が管理基準対象農家となっている。 (2) 基準不適合農家 管理基準適用農家のうち、基準不適合農家につ いては、平成16年に23戸あったが平成20年に解 消され、それ以降も良好に維持されている(平成26年 25 (戸) 不適合農家数の推移 23 12月1日時点調査結果)。 なお、管理基準の遵守のため、引き続き意識改革 を含めた関係機関による指導・監督が必要である。 ※管理基準適用農家とは、 飼養する家畜(法の対象家畜:牛・豚・鶏・馬) の頭羽数が下記の頭羽数以上を飼養する農家を いう。 ○牛及び馬にあっては、 10頭以上。 ○豚にあっては、100頭以上。 ○鶏にあっては、2,000羽以上。 20 15 10 8 5 2 1 0 H16 H17 H18 H19 0 0 0 0 0 0 H20 H21 H22 H23 H24 H25 18 2 畜産経営に起因する環境汚染の苦情発生状況 畜種別 苦情発生件数の推移 (1)苦情発生状況 沖縄県における苦情発生件数は減少傾 向にあり、ここ数年は50~70件程度で推移 している。 平成26年度調査(平成25年7月1日~平 成25年6月30日)結果は、49件となってい る。 昭60 平元 10 15 20 21 22 23 24 25 26 H26構成比 豚 290 207 83 90 19 27 38 28 27 48 21 43% 肉用牛 10 9 13 21 13 14 13 17 10 6 12 24% 採卵鶏 39 72 13 14 10 5 7 5 5 14 9 18% 乳用牛 8 5 2 10 5 4 2 3 6 7 6 12% ブロイラー 5 1 0 1 0 0 1 0 3 0 0 0% 1 1 1 2% 52 76 49 100% その他 - 計 352 - 294 - - 111 136 - - 47 - 50 - 61 53 (2)畜種別 種畜別の発生件数では、豚が21件と最も 多く、平成26年度調査全体の約4割を占め ている。 畜種別苦情発生件数の推移 (件) 400 豚 採卵鶏 ブロイラー 350 300 250 肉用牛 乳用牛 その他 200 150 100 50 0 昭60 平元 10 15 20 21 22 23 24 25 26 19 (3)原因別 原因別 苦情発生件数の推移 平成26年度調査の苦情発生原因は、悪 臭が24件、水質汚濁が12件、水質汚濁と 悪臭発生9件で、全体の約92%を占めて いる。 昭60 平元 10 15 20 21 22 23 24 25 26 H26構成比 悪臭 106 72 50 48 22 22 24 20 29 39 24 49% 水質汚濁 97 33 13 28 14 15 14 18 10 17 12 24% 水質汚濁と悪臭発生 38 70 30 49 0 8 9 5 4 5 9 18% 悪臭発生と害虫発生 43 75 3 2 1 1 7 3 3 10 1 2% 水質汚濁と害虫発生 8 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0% 水質汚濁と悪臭発生と害虫発生 23 17 6 1 0 1 4 1 1 1 1 2% 害虫発生 30 22 6 3 2 0 1 3 0 0 0 0% その他 7 4 3 5 7 3 2 3 5 4 2 4% 352 294 111 136 47 50 61 53 52 76 49 100% 計 (件) その他 グ 害虫発生 水質汚濁と悪臭発生と害虫発生 水質汚濁と害虫発生 悪臭発生と害虫発生 水質汚濁と悪臭発生 水質汚濁 悪臭 原因別苦情発生件数の推移 400 350 300 250 200 150 100 50 0 昭60 平元 10 15 20 21 22 23 24 25 26 20 Ⅴ その他参考資料 【参考1】 沖縄の畜産 畜種別 主要なデータ 資料:農林水産省「畜産統計」 (各年2月1日現在)より 肉用牛(H27年) 飼養戸数 2,700戸 全国シェア 5.0% 全国順位 7位 1位 鹿児島県 9,000戸 2位 宮崎県 6,980戸 3位 岩手県 5,250戸 全国 54,400戸 飼養頭数 70,300頭 全国シェア 2.8% 全国順位 9位 1位 2位 3位 乳用牛(H27年) 飼養戸数 76戸 全国シェア 0.4% 全国順位 33位 1位 北海道 6,680戸 2位 岩手県 1,050戸 3位 栃木県 790戸 全国 17,700戸 飼養頭数 4,630頭 全国シェア 0.3% 全国順位 34位 宮崎県 249,000頭 全国 2,489,000頭 飼養戸数 276戸 採卵鶏(H26年) 飼養戸数 45戸 ブロイラー(H26年) 飼養戸数 16戸 全国シェア 5.1% 全国シェア 1.8% 全国シェア 0.7% 全国順位 5位 全国順位 25位 全国順位 29位 1位 鹿児島県 637戸 1位 愛知県 173戸 1位 宮崎県 483戸 2位 宮崎県 532戸 2位 千葉県 152戸 2位 鹿児島県 364戸 3位 茨城県 387戸 3位 鹿児島県 147戸 3位 岩手県 333戸 全国 5,270戸 全国 2,560戸 全国 2,380戸 飼養頭数 234,000頭 飼養羽数(成鶏) 1,084千羽 飼養羽数 587千羽 全国シェア 2.5% 全国シェア 0.8% 全国シェア 0.4% 全国順位 13位 全国順位 30位 全国順位 29位 1位 鹿児島県 1,332,000頭 1位 茨城県 10,538千羽 1位 宮崎県 28,188千羽 2位 宮崎県 828,800頭 2位 千葉県 9,153千羽 2位 鹿児島県 26,340千羽 栃木県 53,500頭 3位 千葉県 681,400頭 3位 鹿児島県 7,484千羽 3位 岩手県 21,794千羽 熊本県 44,500頭 全国 9,537,000頭 全国 133,506千羽 全国 135,747千羽 北海道 505,200頭 鹿児島県 323,400頭 豚(H26年) 1位 北海道 792,400頭 2位 3位 全国 1,371,000頭 1戸あたり飼養頭数 26.0頭 全国 45.8頭 全国順位 41位 1位 2位 3位 1戸あたり飼養頭数 60.9頭 三重県 145.9頭 847.8頭 全国 77.5頭 全国 1,809.7頭 全国順位 14位 全国順位 41位 北海道 192.8頭 滋賀県 173.7頭 1戸あたり飼養頭数 1位 三重県 121.7頭 2位 北海道 118.6頭 3位 大分県 93.8頭 1位 島根県 3,670頭 2位 岩手県 3,660頭 3位 青森県 3,568頭 1戸あたり飼養羽数 24,100羽 全国 52,200羽 全国 57,000羽 全国順位 35位 全国順位 26位 1戸あたり飼養羽数 36,700羽 1位 青森県 169,400羽 1位 北海道 606,100羽 2位 岩手県 139,400羽 2位 鳥取県 205,500羽 3位 広島県 117,100羽 3位 岡山県 112,800羽 21 【参考2】 直近1年間における家畜市場別取引状況 南部 伊江 宮古 八重山 今帰仁 黒島 久米島 多良間 (円) 620,000 580,000 540,000 H27.6月 沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)の取引価格 宮古 南部 多良間 八重山 今帰仁 H27.5月 630,829円 623,179円 605,437円 603,071円 601,927円 久米島 596,710円 伊江 595,809円 500,000 黒島 593,851円 460,000 420,000 H26.7 H26.8 H26.9 H26.10 H26.11 H26.12 H27.1 H27.2 H27.3 H27.4 H27.5 H27.6 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場取引成績(黒毛和種)」 (頭) 沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)の取引頭数 800 700 南部 伊江 宮古 八重山 今帰仁 黒島 久米島 多良間 600 500 400 300 200 100 0 H26.7 H26.8 H26.9 H26.10 H26.11 H26.12 H27.1 H27.2 H27.3 H27.4 H27.5 H27.6 資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場取引成績(黒毛和種)」 22 【参考3】 沖縄県内のと畜頭数の推移 沖縄県内のと畜頭数(豚)の推移 (頭) 400,000 325,237 324,674 354,654 366,635 353,650 350,690 331,728 311,104 300,000 その他のと畜場 200,000 100,000 211,054 (64.9%) 200,733 (61.8%) H19 H20 (株)沖縄県食肉センター 224,131 (63.2%) 239,759 (65.4%) 229,346 (64.9%) 227,414 (64.8%) 216,818 (65.4%) 205,270 (66.0%) H21 H22 H23 H24 H25 H26 0 (年度) 資料:農林水産省「畜産物流通統計」(年度ベースに集計) (株)沖縄県食肉センター調べ 沖縄県内のと畜頭数(牛)の推移 (頭) 5,000 4,000 4,447 4,594 4,644 4,161 4,188 4,559 4,155 3,710 その他のと畜場 3,000 2,000 1,000 2,231 (60.1%) 2,504 (56.3%) 2,444 (53.2%) 2,441 (52.6%) H19 H20 H21 H22 2,101 (50.5%) 2,185 (52.2%) H23 H24 2,603 (57.1%) (株)沖縄県食肉センター 2,249 (54.1%) 0 資料:農林水産省「畜産物流通統計」(年度ベースに集計) (株)沖縄県食肉センター調べ H25 H26 (年度) 23
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