2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 オープン・ST1000クラス ノーマル250・SP−Rクラス S8クラス 特別競技車両規則 第 36 条 オープン・ST1000クラス特別競技車両規則(オープン3H耐久含む) 1.オープンクラス ①使用車両 使用できる車両は、2サイクルは245㏄以上、4サイクルは345㏄以上のOKAYAMAロード レース基本仕様に準じた車両とする。市販レーサー(GP車両等)の使用は不可とする。 ②全ての4サイクル車両は、OKAYAMAロードレース基本仕様に従い、アンダーカウルの装着を強 く推奨する。 ③ゼッケンは、ベース色と文字色が対照色で明確に識別できる色であれば自由とする。ただし、蛍光色 は使用できないものとする。 (アンダーカウルへのサポートゼッケンの貼り付けを推奨する。 ) ④車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 ⑤上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 ⑥タイヤは一般市販され、 通常ルートで購入できる溝付きの一般公道用オンロードタイヤに限る。 なお、 「レーシングレインタイヤの使用は許される。 (スリックタイヤは使用不可) タイヤへの追加工は一切 許されない。 2.ST1000クラス ①使用車両 使用できる車両はOKAYAMAロードレース基本仕様に準じた一般生産型4サイクル車両とする。 市販レーサー(GP車両等)の使用は不可とする。 また、気筒数によって以下の通り排気量が規定される。 ※排気量上限:2気筒=850∼1200㏄ 3気筒=750∼1100㏄ 4気筒=610∼1000㏄ ②当クラス車両規則は《メーカー出荷時の市販状態の車両》を前提とし、下記以降に記述されていない 事項については改造・変更・追加ができない。 ③安全上、下記事項については必ず処置を施さなければならない。 1)バックミラー、スタンド、キャリア類は取り外すこと。 2)ヘッドライト、ウインカー、テールレンズ、リフレクター等、保安部品は全て取り外すこと。 3)燃料タンクブリーザーパイプのある車両は、ノンリターンバルブを取り付けた上で、250㏄以 上のキャッチタンクを取り付けなければならない。ただし、メーカー出荷時の市販状態でクロー ズドシステムが保持できているものについては、キャッチタンクを装着する必要はない。 4) OKAYAMAロードレース基本仕様に準じオイルキャッチタンクを取り付けなければならない。 5)全てのオイルドレーンプラグ、オイルプラグ、オイルキャップ等は、確実に締め、有効なワイヤ ーロック等で固定すること。 6)ラジエーター冷却水は、水、または水とエチルアルコールの混合物で無色透明なものに限る。 7)全ての車両は250㏄以上のラジエーターリザーバータンクを取り付けなければならない。 8)リアおよびフロントスプロケットガードの装着が必要。 9)OKAYAMAロードレース基本仕様に従い、アンダートレイタイプのアンダーカウルの装着が 必要。 ④ゼッケンは、ベース色と文字色が対照色で明確に識別できる色であれば自由とする。ただし、蛍光色 は使用できないものとする。 (アンダーカウルへのサポートゼッケンの貼り付けを推奨する。 ) ⑤タイヤは一般市販され、通常ルートで購入できる溝付きの一般公道用オンロードタイヤに限る。尚、 「レーシングレインタイヤの使用は許される。 (スリックタイヤは使用不可) タイヤへの追加工は一切 - 17 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 許されない。 ⑥使用車両に対しOKAYAMAロードレース基本仕様に適合していることを条件に下記項目の改造・ 変更を認める。 1)エンジン関係 (1) ECUおよびワイヤーハーネスの改造・変更は許される (2) エアクリーナーボックス内部の改造・変更はエアーフィルターの取り外しを含み許されるが、 外観形状(吸入口を含む)については一切の改造・変更は出来ない。 (3) ミッションギアの変更は出来ない。 (同一型式内であっても車名・年式等が異なる場合は使用 することはできない。 ) (4) シリンダーヘッドガスケットの変更は許される。 (5) シリンダーポートについては、カーボン除去に限り認められる。切削および研磨加工は不可。 (6) クラッチスプリング、クラッチディスク、フリクションプレートの変更は許される。 (7) エンジン外部の排気ガス対策装置の取り外しが許される。 (8) マフラー・サイレンサーの交換が認められる。最大音量は105dB/Aとする。 マフラー・サイレンサー変更に伴うステーの変更も許される。チタニウムステーへの交換も 可能。 (9) ラジエーターの変更、空冷式オイルクーラーの変更、導風板・ダクトの追加・取り外しは許 される。ただし車両の外観形状が変わってはならない。 (10)サーモスタットの取り外しは許される。 (11)エンジンオイルの変更が許される。 (12)油圧式クラッチのクラッチフルード、ホースの変更は許される。 ワイヤー式の場合は、ワイヤーの変更が許される。 2)車体関係 (1) フロントフォークオイルの変更・交換は許される。 (2) フロントフォークダストシールの改造・変更・取り外しが許される。 (3) フロントフォークインナーカートリッジおよびフォークキャップの変更・改造は可能。 フォークチューブ表面仕上げの変更が許される。 (4) フロントおよびリアサスペンションのスプリングの変更は許される。 (5) リアサスペンションユニットの改造・変更は可能。ただしサスペンションリンケージの改造・ 変更および取り付け位置の変更は不可。 車高調整のためのシムの追加は許される。 (6) ステアリングダンパーの取り付けは許されるが、ボルトオンで装着できるものに限る。尚、 いかなる場合もステアリングストッパーとしての併用は出来ない。 (7) 前後スプロケット、チェーンの変更(チェーンサイズを含む)は許される。 (8) 乗車向上のための、ハンドルバー、各レバー、ステップ(プレート含) 、ペダル類の変更・交 換は許されるが、取り付け位置の変更はできない。 オートシフターの装着が許される。 (9) アクセルスロットルの変更はハイスロットルを含み許されるが、手を離した時に閉じるもの に限る。 (10)カウリング(シートカウルを含む)の変更は許されるが、外観形状の変更は許されない。 カウルへの穴明け、穴埋め加工は許される。 スクリーンは形状も含め変更が許される。 (11)フロントフェンダーの改造、変更は可。ただし取り外してはならない。 (12)メーター類の改造・変更・取り外しはワイヤーハーネス・ケーブルを含み許される。 尚、水温計の追加に伴う最小限度の加工は許される。 (13)不要なワイヤーハーネスの切除は許される。 (14)不要なステー、 ブラケット類およびナンバープレート取り付けブラケットの切除は許される。 (15)スタンドブラケットの取り付けおよび、取り付けのための加工が許される。 (16)ブレーキパッド、ブレーキフルードおよびブレーキホースの変更は許される。 (17)ブレーキディスクの変更は可能。ただし外径はオリジナルのサイズを保持すること。 (18)フロントブレーキのマスターシリンダーはアフターパーツの物と交換することが出来る。 - 18 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 (19)ブレーキフルードのリザーバータンクは交換することが出来る。 (20)バッテリーのサイズとタイプは変更することが出来る。 (21)ガソリンタンクキャップの変更は許される。 (22)同一メーカーの同型式モデルのもので無加工で取り付け可能であればホイールの互換が認め られる。 (23)転倒時の破損防止を目的としたプロテクティブコーン、ガード類の取り付けは許される。取 り付けに関してはOKAYAMAロードレース基本仕様に従って行うこと。また、車検長が 安全でないと判断したガードに関しては取り外しの指示に従うこと。 ⑦取り外す事が出来る部品 1)タコメーター、スピードメーターおよびメーターケーブル 2)ホーン 3)ラジエーターファンと配線 4)チェーンカバー(スプロケットカバーは取り外し不可) 5)ステアリングのスイッチホルダー 6)ボルトオンのアクセサリー ⑧その他 1)タイヤは一般市販される溝付き一般公道用オンロードタイヤ、またはレーシングレインタイヤに 限り許される。 (スリックタイヤは使用不可)尚、タイヤへの追加工は一切許されない。 2)チタン合金を素材とし、これを加工して製造された部品を新たに取り付けることは出来ない。 (マ フラー、サイレンサーを除く) 3)基本車両に装備されている場合を含みデータロガーの取り付けが可能。 4)ボルト、ナット類の変更は許されるが、同じ素材の物でなければならない。 5)車両違反の疑義を生じさせないよう十分な資料(パーツリスト、サービスマニュアルなど)を自 ら常に用意し、車検長、審査委員会に車両規則に適合していることを証明できるように準備して おかなければならない。 6)車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 7)上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 第 37 条 ノーマル250(N250)クラス特別競技車両規則 1.使用車両 ①使用車両は、市販レーサーを除いた「レーサーレプリカ」を含む一般市販モデルまたは岡山国際サー キット・レース事務局が認めた車両とする。 ②総排気量126㏄以上250㏄以下の2サイクルエンジン搭載車両とし、最大変速数6速までの車両 とする。 ③全ての車両はOKAYAMAロードレース基本仕様に適合していなければならない。ただし、メーカ ー出荷時の市販状態で適合していない場合は除く。 ④ゼッケンはベース色と文字色が対照色で明確に識別出来る色であれば自由とする。ただし、蛍光色は 使用できないものとする。 ⑤当クラス車両規則は《メーカー出荷時の市販状態の車両》を前提とし、下記以降に記述されていない 事項については改造・変更・追加ができない。 2.安全上、下記事項については必ず処置を施さなければならない。 ①バックミラー、スタンド、キャリア類は取り外すこと。 ②ヘッドライト、ウインカー、テールレンズ等、保安部品は全て取り外すこと。 ③燃料タンクブリーザーパイプのある車両は、ノンリターンバルブを取り付けた上で、250㏄以上の キャッチタンクを取り付けなければならない。ただし、メーカー出荷時の市販状態でクローズドシス テムが保持できているものについては、キャッチタンクを装着する必要はない。 ④ギアボックスブリーザーパイプのある車両は、250㏄以上のキャッチタンクを取り付けなければな らない。 ただし、 メーカー出荷時の市販状態でクローズドシステムが保持できているものについては、 キャッチタンクを装着する必要はない。 ⑤全てのオイルドレーンプラグ、オイルプラグ、オイルキャップ等は、確実に締め、有効なワイヤーロ ック等で固定すること。 - 19 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 ⑥ラジエーター冷却水は、水、または水とエチルアルコールの混合物で無色透明なものに限る。 ⑦全ての車両は250㏄以上のラジエーターリザーバータンクを取り付けなければならない。 ⑧リアおよびフロントスプロケットガードの装着。 3.使用車両に対しロードレース基本仕様に適合していることを条件に下記項目の改造・変更を認める。 ①同一車種であって、フレーム打刻型式・エンジン型式とも同じもので、相互の互換性(一切の追加工 なしにボルトオンで交換できるものに限る)のある部品は交換を認める。 ②エンジン及び補器類 1)取り外し可能なジェット、ニードル、スロットルバルブの範囲で行えるセッティング。 2)スパークプラグ、プラグキャップ、プラグコードの変更。 3)分離給油のオイルポンプ(オイルタンクなどの関連部品を含む)の吐出量の変更、及びその改造・ 変更・取り外しは認める。なお、取り外した場合、当該部品が装着されていた箇所に蓋をするこ とは許される。 4)リミッター装置個体の取り外し、リミッター機能を解除する装置の取り付け及びリミッター機能 解除に伴うハーネスの改造・変更(ただし、リミッター取り外しに伴うマフラー等の改造・変更 は許されない。なお、ICカード交換でのリミッター解除は許される。 ) 5)エアクリーナーボックス内部の改造・変更はエアーフィルターの取り外しを含み許されるが、外 観形状(吸入口を含む)については一切の改造・変更は出来ない。 (インテークチャンバーの取り外し、加工は不可。 ) 6)サーモスタットの取り外しは許される。 7)キックペダルは取り外しても良いが、クランクケース内部のスターターギヤを取り外した場合、 オイル漏れや、ギヤトラブルの無いよう完全に蓋をすること。 8)セルモーターの取り外しは、それに付属する部品・ハーネスを含み許される。 9)ミッションギアの変更は出来ない。 (同一型式内であっても車名・年式等が異なる場合は使用する ことはできない。 ) 10)シリンダーポートについては、バリ取り、カーボン除去に限り認められる。なお、シリンダーポ ート、シリンダーヘッドポートにおけるバリとは、①型合わせバリ②シリンダー加工バリを指し、 「ポート内のザラつき」は鋳ハダと解釈し、切削、研磨は認められない。詳細は下図参照のこと。 11)シリンダーヘッドについては、1番、2番ヘッドのローテーションを認める。 ローテーションに判うウォーターホースの交換は許される。 12)同一車種であって、一切の追加工なしにボルトオンで交換できる同一車種のメーカー純正マフラ ー・サイレンサーに限り、年式を問わず交換を認める。 (加工は禁止) ③車体関係 1)フロントフォークオイルの変更・交換は許される。 2)フロントフォークダストシールの取り外しが許される。 3)フロント及びリアサスペンションのスプリングの変更は許される。 4)ステアリングダンパーの取り付けは許されるが、ボルトオンで装着できるものに限る。なお、い かなる場合もステアリングストッパーとしての併用は出来ない。 5)前後スプロケット、チェーンの変更(チェーンサイズを含む)は許される。 6)乗車向上のための、ハンドルバー、各レバー、ステップ(プレート含) 、ペダル類の変更・交換は 許されるが、取り付け位置の変更はできない。 7)アクセルスロットルの変更はハイスロットルを含み許されるが、手を離した時に閉じるものに限 る。 8)カウリング(シートカウルを含む)の変更及び、スクリーンの変更、ゼッケンプレートの追加は - 20 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 認められる。ただし、OKAYAMAロードレース基本仕様に準ずること。 9)フロントフェンダーの改造、変更は可。ただし取り外してはならない。 10)メーター類の改造・変更・取り外しはワイヤーハーネス・ケーブルを含み許される。 なお、水温計の追加に伴う最小限度の加工は許される。 11)不要なワイヤーハーネスの切除は許される。 12)ナンバープレート取り付けブラケットの切除は許される。 13)不要なステー類のカットは認められる。 14)スタンドブラケットの取り付けおよび、取り付けの加工。 15)ブレーキパッド、及びブレーキホースの変更は材質を含み許される。 16)ラジエーター変更は、同一型式内(フレーム、エンジン共に同じもの)であれば、許される。な お、水温計の取り付けに伴う最小限度の加工は許される。 17)リヤブレーキのマスタータンクは交換することが出来る。 4.その他 ①タイヤは一般市販され、通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤおよび、レーシングレ インタイヤに限り許される。 (スリックタイヤは使用不可) なお、 タイヤへの追加工は一切許されない。 ②チタン合金を素材とし、これを加工して製造された部品を新たに取り付けることは出来ない。 ③オートシフターなどのシフト機構は使用できない。 ④車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 ⑤上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 第 38 条 SP―Rクラス特別競技車両規則 2サイクル250cc以下、4サイクル400cc以下の少改造車両とする。 【2サイクル車両の規定】 1.使用車両に対しOKAYAMAロードレース基本仕様及び本競技規則第37条ノーマル250の仕様に 適合していることを条件に下記追加項目の改造・変更を認める。 ①エンジン及び補器類 1)エアクリーナーボックスの改造・変更・取り外しは許される。 (インテークチャンバーの取り外し、加工も可。 ) 2)ラジエーターの変更は許される。 3)ミッションギアの変更が許される。ただし量産市販されているものに限る。 4)シリンダーおよびシリンダーヘッドはデトネーション現象から保護する目的での異金属の圧入・ 挿入が認められる。ただしボア・ストロークの変更が無いこと。 5)マフラー・エキゾーストチャンバーの変更が許される。最大音量は105dB/Aとする。 6)クラッチディスク及びクラッチスプリングの変更は可能。 7)リードバルブの変更、インテークレクチファイヤーの変更が許される。 8)ラム圧の加圧が可能。ただし、エアダクトの吸気口がカウリングのシルエットから突出してはな らない。 9)軽量フライホイールの使用が許される。 ②車体関係 1)フロントフォークの変更、剛性アップの為のスタビライザーの取り付けが許される。 2)フロントフェンダーの取り外しが許される。 3)リアサスペンションの変更が許される。ただし、スイングアームや車体側の取り付け位置の改造・ 変更は不可。 4)最低重量・・・・115㎏(半乾燥重量) 5)ブレーキキャリパー、マスターシリンダー、ホース、パッド、の変更は許される。 2.その他 ①オートシフターの装着が許される。 ②変更されなければならない項目 キャブレター吸気通路の直径は32㎜相当以下とする。32㎜を越える物についてはリストリクター によって口径を調整するか、規定サイズの物に交換を行わなければならない。エアファンネルの取り 付けは可能。 - 21 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 ③車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 ④上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 【4サイクル車両の規定】 3.使用車両 ①使用車両は、市販レーサーを除いた「レーサーレプリカ」を含む一般市販モデルまたは岡山国際サー キット・レース事務局が認めた車両とする。 ②総排気量400㏄以下の4サイクルエンジン搭載車両とし、最大変速数6速までの車両とする。 ③全ての車両はOKAYAMAロードレース基本仕様に適合していなければならない。ただし、メーカ ー出荷時の市販状態で適合していない場合は除く。 ④ゼッケンはベース色と文字色が対照色で明確に識別出来る色であれば自由とする。ただし、蛍光色は 使用できないものとする。 ⑤当クラス車両規則は《メーカー出荷時の市販状態の車両》を前提とし、下記以降に記述されていない 事項については改造・変更ができない。 4.安全上、下記事項については必ず処置を施さなければならない。 ①バックミラー、スタンド、キャリア類は取り外すこと。 ②ヘッドライト、ウインカー、テールレンズ等、保安部品は全て取り外すこと。 ③燃料タンクブリーザーパイプのある車両は、ノンリターンバルブを取り付けた上で、250㏄以上の キャッチタンクを取り付けなければならない。ただし、メーカー出荷時の市販状態でクローズドシス テムが保持できているものについては、キャッチタンクを装着する必要はない。 ④ブローバイガスブリーザーパイプのある車両は、キャッチタンクを取り付けブローバイガスを再吸入 させなければならない。ただし、メーカー出荷時の市販状態でクローズドシステムが保持できている ものについては、キャッチタンクを装着する必要はない。 ⑤全てのオイルドレーンプラグ、オイルプラグ、オイルキャップ等は、確実に締め、有効なワイヤーロ ック等で固定すること。 ⑥ラジエーター冷却水は、水、または水とエチルアルコールの混合物で無色透明なものに限る。 ⑦全ての車両は250㏄以上のラジエーターリザーバータンクを取り付けなければならない。 ⑧リアおよびフロントスプロケットガードの装着。 ⑨フェアリング下部はエンジン破損時にエンジンオイルおよびクーラント総量の最低半分を保持できる オイル受け機能を有する構造が強く推奨される。 ⑩フューエルポンプを装備している場合は、転倒の際停止する装置を備えること。 5.使用車両に対しOKAYAMAロードレース基本仕様に適合していることを条件に下記項目の改造・変 更を認める。 ①同一車種であって、相互の互換性(一切の追加工なしにボルトオンで交換できるのに限る)のあるメ ーカー純正部品は交換を認める。 ②エンジン及び補器類 1)取り外し可能なジェット、ニードル、スロットルバルブの範囲で行えるセッティング。 2)スパークプラグ、プラグキャップ、プラグコードの変更。 3)リミッター装置個体の取り外し、リミッター機能を解除する装置の取り付け及びリミッター機能 解除に伴うハーネスの改造・変更。 4)エアクリーナーボックスの改造は下記の条件に基づき許される。 (1) クローズドブリーザーシステムを維持し、最低1,000㏄の排出液を確保出来ること。 (2) 口径100㎜相当(8,000㎜2誤差10%)を最大とするエア吸入口の拡大 (3) ブローバイガスをエアクリーナーボックスに導入する配管のための加工。 5)シリンダーポートについては、バリ取り、カーボン除去に限り認められる。なお、シリンダーポ ート、シリンダーヘッドポートにおけるバリとは、 (1) 型合わせバリ (2) シリンダー加工バリを指し、 「ポート内のザラつき」は鋳ハダと解釈し、切削、研磨は認めら れない。詳細は下図参照のこと。 - 22 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 6)ラジエーターの変更は許される。サーモスタットの取り外しは許される。 7)セルモーターの取り外しは、それに付属する部品・ハーネスを含み許される。 8)ミッションギアの変更が許される。ただし量産市販されているものに限る。 9)マフラー・エキゾーストパイプの変更が許される。最大音量は105dB/Aとする。 10)クラッチディスク及びクラッチスプリングの変更は可能。 11)ラム圧の加圧が可能。ただし、エアダクトの吸気口がカウリングのシルエットから突出してはな らない。 12)キャブレター吸気通路の直径は32㎜相当以下とする。32㎜を越える物についてはリストリク ターによって口径を調整するか、規定サイズの物に交換を行わなければならない。 ③車体関係 1)フロントフォークの変更、フロントフォーク剛性アップの為のスタビライザーの取り付けが許さ れる。 2)リアサスペンションの変更が許される。ただし、スイングアームや車体側の取り付け位置の改造・ 変更は不可。 3)ステアリングダンパーの取り付けは許されるが、ボルトオンで装着できるものに限る。なお、い かなる場合もステアリングストッパーとしての併用は出来ない。 4)前後スプロケット、チェーンの変更(チェーンサイズを含む)は許される。 5)乗車向上のための、ハンドルバー、各レバー、ステップ(プレート含) 、ペダル類の変更・交換は 許されるが、取り付け位置の変更はできない。 6)アクセルスロットルの変更はハイスロットルを含み許されるが、手を離した時に閉じるものに限 る。 7)カウリング(シートカウルを含む)の材質の変更及び、スクリーン材質の変更、ゼッケンプレー トの追加は認められる。ただし2009MFJ国内競技規則に記載のロードレース基本仕様に準 ずること。 8)フロントフェンダーの取り外し・加工が許される。 9)メーター類の改造・変更・取り外しはワイヤーハーネス・ケーブルを含み許される。 なお、水温計の追加に伴う最小限度の加工は許される。 10)不要なワイヤーハーネスの切除は許される。 11)ブレーキキャリパー、マスターシリンダー、ホース、パッド、の変更は許される。 12)リヤブレーキのマスタータンクは交換することが出来る。 13)不要なステー類のカットが認められる。 14)スタンドブラケットの取り付け、および取り付けのための加工。 15)最低重量・・・・145㎏(半乾燥重量) 6.その他 ①タイヤは一般市販され、通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤおよび、レーシングレ インタイヤに限り許される。 (スリックタイヤは使用不可) なお、 タイヤへの追加工は一切許されない。 ②チタン合金を素材とし、これを加工して製造された部品を新たに取り付けることは出来ない。 ③オートシフターの装着が許される。 ④車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 ⑤上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 ⑥下記に記載されるNKタイプの車両は、上記に加え以下の改造・変更が許される。 - 23 - 2009 OKAYAMAロードレースシリーズ規則書 HONDA KAWASAKI NKタイプ車両 CB400SF〈Ver.R・Ver.S 含む〉(NC31) /CB-1(NC27) CB400SF HYPER VTEC(NC39) ZEPHYR〈χ含む〉(ZR400C)/ZRX〈Ⅱ含む〉(ZR400E) SUZUKI BANDIT〈V 含む〉(GK75A・GK7AA)/GSX400S KATANA(GK77A) GSX400IMPULSE〈S・YOSHIMURA IMPULSE 含む〉(GK79A) YAMAHA DIVERSION(4BP)/XJR400〈S・R・RⅡ含む〉(4HM)/FZ400(4YR) 1)シリンダー、シリンダーヘッド、クランクケースおよびギアボックスシェルは切削による改造が 可能。 ※ボア・ストロークの変更となる切削は認められない。 2)キャブレターの変更・改造が可能。 3)フレームへの追加工・補強が可能。素材はスチールに限定される。 4)リヤサスペンションの変更が可能(システムの変更は不可) 2本サスの車両は2本サスを維持すること。 5)ハンドルの変更 バーハンドルのものからセパレートハンドルへの仕様変更はいかなる場合も禁止される。 ただし、 セパレートハンドルからバーハンドルへの仕様変更は認められる。 注)パイプハンドルはステムヘッドの上に取り付け、バーエンドはトップブリッジより上になら なければならない。 ※OKAYAMAロードレース基本仕様の寸法要件を満たしていなくてはならない。 6)ホイールの変更が可能 ホイールの交換は可能であるが、最低直径16インチとする。また、カーボンホイールの使用は 認められない。 7)燃料タンク 量産時のものを使用し、下記以外の改造は許可されない。 (1) 給油口とコックの改造。ただし、位置の変更は認められない。またいわゆる「クイックチャ ージ」を可能とするための改造は禁止される。 (2) 最大容量を増すための改造。 (最大18リットルまで) ※電動式フューエルポンプへの改造は禁止される。 8)タイヤ タイヤは一般市販され、通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤおよび、レーシン グレインタイヤに限り許される。 (スリックタイヤは使用不可)なお、タイヤへの追加工は一切許 されない。 第 39 条 S8クラス特別競技車両規則 使用車両 ①使用車両はOKAYAMAロードレース基本仕様に準じた、2サイクルで85㏄以下、4サイクルは 170㏄以下の車両とする。4サイクル車両に関してはアンダーカウルを装着すること。 ②ゼッケンは赤地に白文字とする。 ③車検長が安全でない車両と判断した場合は、出走することは出来ない。 ④上記規則に解釈の相違が生じた場合は、当該競技会車検長の判断を最終のものとする。 ⑤タイヤはスリックタイヤを含み自由。 第 40 条 その他の競技細則 その他の競技細則については、2009MFJ国内競技規則および各大会の特別競技規則に基づいて運 営される。また、規則の解釈に疑義・混乱が生じた場合、各大会の審査委員会の決定を最終のものとす る。 大会事務局 - 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