1 年次配当 - 名古屋学院大学

(再)キリスト教概説//大宮
有博/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この授業では、キリスト教を学ぶことを通して、人間とは何か、人間がそこに生きている世界とはどの
ようなものなのか、ということを考えていただきたい。キリスト教がそれに拠っている聖書は、独自の
世界観、人間観を表しており、それに対して各自は(肯定、否定にかかわらず)
、様々な意見をもつで
あろうが、そのように「知り」
「考え」
「判断」するというプロセス自体を、自分自身が現実生活の中で
向き合う様々な出来事に対する姿勢を見つめ直す機会にしていただきたい。聖書はそのように取り組む
だけの価値があるからであり、それを理解するための方法や材料を提供するのがこの授業の目的である。
【学習到達目標】
キリスト教を単なる知識として理解するのではなく、聖書の学びを通して、自らが「生きる」ことにつ
いて考え、模索する力と姿勢を養う。
【履修上の注意】
1 回目の授業には必ず出席すること。
【事前準備学習】
特になし。
【教科書】
『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会
【評価方法】
平常点・試験
【講義テーマ】
1 回 宗教とは何か
2 回 キリスト教を学ぶこと
3 回 聖書について
4 回 原初の物語
5 回 イスラエルの歴史(カナン定着まで)
6 回 イスラエルの歴史(王国の成立と滅亡)
7 回 イスラエルの歴史(ヘレニズム時代)
8 回 イエスの出現
9 回 新しい家族
10 回 5000 人の給食
11 回 見失われた羊
12 回 イエスと女性たち
13 回 十字架への道
14 回 残された弟子たち
15 回 まとめ及び試験
1
(再)キリスト教概説//髙見
伊三男/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
キリスト教概説として、まず『聖書』における頂点である「新約聖書」について学んでいきます。
『聖
書』は、世界における永遠にわたるベストセラーです。また、西洋文化の基礎であるだけでなく、近年
はアジア、アフリカなどにも急増して読まれています。その『聖書』は、「旧約聖書」と「新約聖書」
から構成されています。
「新約聖書」は、世界の最大宗教であるキリスト教の正典(「新約聖書」と「旧約聖書」)中の正典で
す。その中の中心人物として、“イエス”と“パウロ”がよく挙げられます。イエスは神の(最愛の)
子・救い主(王)と呼ばれています。またパウロは、初代教会におけるイエスの最大の弟子さらには使
徒と言われています。そうしたイエスとパウロについて、
「新約聖書」における注目すべきトピックを
通して学んでいきます。彼らを学びつつ、私達は各自それぞれの人生の土台(岩なる土台)についての
重要なメッセージを与えられるでしょう。講義の 15 回のそれぞれのテーマとしては、下記のとおりで
す。
【学習到達目標】
「新約聖書」、特にその中の代表であるイエスとパウロなどを通して、各自の人生の岩なる土台につ
いて、言い換えれば、人生のまことの、確かさ、模範的友、永遠なる愛について、持続的な関心が与え
られることを目標とします。
その結果、大学のチャペルや各地の教会の礼拝にも、自由に出席できるようになって下さい。
【履修上の注意】
『聖書』(「新約聖書」+「旧約聖典」
)は、本講の教科書ですので、毎回必ず持参して下さい。
『聖書』その中心の「新約聖書」は、今からおよそ 2000 年以上も昔に記され伝えられてきた、歴史的・
世界的に代表的な“古典”です。古典であるがゆえに、昔の時代背景において生まれたものなので、現
代の私達には、理解しがたいことも多々あります。その一助として、DVD を使いますので楽しみにし
てください。
また、質問などありましたら、各授業の終わりなどに遠慮なく聞いてみて下さい。
【事前準備学習】
『聖書』の中の「新約聖書」に、多少なりとも読んで親しむようにしておいて下さい。特に、イエスに
ついての 4 つの「福音書」やパウロについての「使徒言行録」やその後続のパウロの 13 の手紙などを
読んでおくと、講義もより理解しやすくなるかと思います。
【教科書】
『聖書-新共同訳-(本学のキリスト教講義で共通のもの)』 日本聖書教会
上記の『聖書』は、本学におけるすべてのキリスト教講義において共通のものです。各自が毎回必ず持
参して下さい。
【参考書】
『聖書における愛-イエスの愛とパウロの愛』 高見伊三男 春風社 2011 年
上記の参考書は、講義の内容と da 伊部分重なりますが、特に新約聖書における、イエスの愛とパウロ
の愛に商店を当てています。
2
【評価方法】
平常点(30%)+試験[下記](60%)+チャペル[2 回](10%)=計 100 点
【講義テーマ】
1 回 聖書および新薬聖書の概要
2 回 KING OF KINGS (DVD:前編)の鑑賞
3 回 KING OF KINGS (DVD:後編)の鑑賞
4 回 イエスの降誕
5 回 イエスの教え
6 回 イエスの最初の弟子たち および弟子の心がまえ
7 回 イエスのいやし および奇跡
8 回 イエスの十字架
9 回 イエスの復活
10 回 イエスの昇天
11 回 パウロ-ローマ帝国に挑んだ男-(DVD:前編)の鑑賞
12 回 パウロ-ローマ帝国に挑んだ男-(DVD:後編)の鑑賞
13 回 パウロの回心
14 回 パウロの信仰、愛、希望
15 回 まとめおよび試験(レポート形式)
(再)キリスト教学//石田
聖実/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義では、イエスの死後、弟子たちの活動によって成立していったキリスト教がどのように歴史を
歩んできたかを学ぶ。キリスト教会は初期の迫害期を経てローマ帝国と結びつき、古代末期から中世の
ヨーロッパにおいて支配的存在になっていった。そこからルネサンスや宗教改革が生まれ、近代国家の
成立に至り、現代世界の枠組みを構成する大きな要素の一つであり続けている。すなわちキリスト教の
歴史を学ぶことは、我々が生きている現代の社会を理解することにつながるといえる。この授業では、
そのために歴史の中で社会がどのように変わってきたのか、そこにキリスト教がどのように影響してき
たのかを考察し、それをこれからの社会を考えていく上でのステップボードにできればと考えている。
【学習到達目標】
キリスト教会が誕生してから世界に広がっていく過程と、歴史の流れの中でどのような役割を果たして
きたのかを理解し、その意味を現代の我々がどのように捉え、活かしていけるかを考察する。
【履修上の注意】
1 回目の授業には、必ず出席すること。
【事前準備学習】
特になし。
【教科書】
『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会
3
【評価方法】
平常点・試験
【講義テーマ】
1 回 原始キリスト教会
2 回 パウロ
3 回 キリスト教会の広がりと迫害
4 回 ローマ帝国とキリスト教
5 回 古代地中海世界の終焉
6 回 中世という世界
7 回 十字軍
8 回 ルネサンスと宗教改革
9 回 国家と宗教
10 回 宗教改革と民衆文化
11 回 近代科学の誕生
12 回 革命と啓蒙
13 回 戦争の世紀
14 回 現代のキリスト教
15 回 まとめ及び試験
(再)キリスト教学//髙見
伊三男/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
キリスト教学として、
『聖書』における基礎である「旧約聖書」について学んでいきます。
『聖書』は、
世界における永遠にわたるベストセラーです。また、西洋文化の中核であるだけではなく、近年はアジ
ア、アフリカなどでも急増して読まれています。その『聖書』は、「旧約聖書」と「新約聖書」から構
成されています。
「旧約聖書」は、キリスト教(正典)やユダヤ教(正典)やイスラム教(啓典)といった、世界の代
表的な一神教において、それぞれに重視されています。
「旧約聖書」は、特にキリスト教においては、
「新
約聖書」(正典)に対して、予言と成就、待望と目標といった関係にあります。さまざまな関係におい
て、多様な人生が描写されていますが、全体的に破れ多い、身近な人間性が印象的です。
この講義では、そうした「旧約聖書」から人間性豊かな信仰者たちとその希望について見ていきます。
そうして、私達が「旧約聖書」から「新約聖書」へと導かれていかれることを願うものです。そうした
「旧約聖書」のすそ野から「新約聖書」の頂へと…。講義の 15 回のそれぞれのテーマとしては、下記
のとおりです。
【学習到達目標】
上記の講義概要のごとく、「旧約聖書」における、破れ多い、身近な、人間性豊かな信仰者たちを通し
て、彼らに私達が多少なりとも共感することができるのではないか。さらに、彼らの成就・目標として
の「新約聖書」へと導かれることを願います。ともかく、
「旧約聖書」の面白さをいくらかでも覚える
ようになりますよう。
4
【履修上の注意】
『聖書』(
「旧約聖書」+「新約聖書」)は、本講の教科書ですので、毎回必ず持参して下さい。
『聖書』やその基礎の「旧約聖書」は、今からおよそ 2000 年以上も昔に記され、伝えられてきた、
歴史的・世界的に代表的な“古典”です。古典であるがゆえに、昔の時代背景において生まれたものな
ので、現代の私たちには理解しがたいことも多々あります。その一助として、DVD を使いますので楽
しみにして下さい。
また、質問などがありましたら、各授業の終わりなどに遠慮なく聞いてみて下さい。
【事前準備学習】
『聖書』の中の「旧約聖書」に多少なりとも読んで親しむようにしておいて下さい。しかし、「旧約
聖書」は 39 巻もあって分厚いものなので、-最初から最後まで一気に読むと案外面白いものですが-、
その中から特に、講義で取り上げる「創世記」
「出エジプト記」
「サムエル記上・下」
「イザヤ書」
「ヨナ
書」「詩編」
「ヨブ記」などにはできるだけ目を通しておくと、より親しみが持てます。
【教科書】
『聖書-新共同訳-(本学のキリスト教講義で共通)』 日本聖書協会
上記の『聖書』は、本学におけるすべてのキリスト教の講義において共通のものです。各自が毎回必ず
持参して下さい。
【参考書】
『聖書の世界-総解説-』 木田・土岐 他 自由国民社
「旧約聖書」や「新約聖書」、すなわち、『聖書』を、考古学や芸術(美術・音楽)
、諸宗教関係史や論
争史、そして各書のダイジェストなどを通して、多角的または総括的に解説しています。
【評価方法】
平常点(30%)+試験[下記](60%)+チャペル[2 回](10%)=計 100 点
【講義テーマ】
1 回 聖書および旧約聖書の概要
2 回 天地創造(DVD:前編)の鑑賞
3 回 天地創造(DVD:後編)の鑑賞
4 回 天地の創造
5 回 アダムとエバ-最初の人間-
6 回 アブラハム-信仰の父ー
7 回 十戒(DVD:前編)の鑑賞
8 回 十戒(DVD:後編)の鑑賞
9 回 モーセ-旧約の律法の仲介-
10 回 ダビデ-旧約最大の王-
11 回 イザヤ-旧約最大の預言者-
12 回 ヨナ書
13 回 詩編
14 回 ヨブ記
15 回 まとめおよび試験(レポート形式)
5
(再)情報処理入門//程
(インストラクター4)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代社会ではインターネットに多種多様な情報が流通している。どのような分野においても、情報を
最大限に活用することにより状況判断や問題解決などが行われている。このような高度情報化社会に適
応するための大学生の教養としては情報処理に関する知識と技能を習得することは必須である。
この講義は主にパソコンを用いた情報処理を行う際に必要とされる基礎知識と基本技法を習得する
ことを目的とする。とりわけ社会に通用する情報処理関連の資格試験レベルまでの知識と技能を習得す
ることを目指すのである。具体的にいうと講義内容はパソコンの仕組み・基本操作をはじめ、ワープロ
ソフトによる文書処理、表計算ソフトによるデータ処理、インターネットによる情報収集と情報発信、
情報倫理などから構成されている。講義では、紹介した知識・技法をより深く理解するために「実習」
という講義形式を導入する。つまり、パソコンを用いた例題実習という形式で講義を進むのである。
また本学では、すでに本学専用システム CCS により課題提出、教材ダウンロード、自学自習、小テ
スト等々が日常的に行われているため、ネットワークの利用に関する内容は講義の必修内容と位置づけ
る。特に講義では、毎回 CCS を利用することにより、CCS に慣れさせ、今後の大学生活に困らないよ
うにする。
【学習到達目標】
次のことを修得する。
◇パソコンおよび周辺装置に関する基礎知識と基本操作
◇MS-Word および MS-Excel の活用法
◇インターネットの利用法
◇本学専用ソフト CCS などの利用法
【履修上の注意】
全学必修の科目のため、クラス指定された時限・教室で履修すること。なお、同一時間帯に複数のク
ラスがインストラクタにより開講されるので、自分のクラスを間違えないようにすること。
毎回ノートパソコン一式(本体・AC アダプタ・マウス・LAN ケーブル)を持参すること。指定され
たクラスで毎回出席を採るので、遅刻をしないように。遅刻・欠席が続くと、CCS で警告を出す。
【事前準備学習】
講義の際に指示
【教科書】
『30 時間アカデミック
月
情報基礎
Word&Excel2010』 杉本くみ子・吉田栄子 実教出版 2011 年 10
【評価方法】
成績標記:合格(P)、不合格(D)、失格
評価項目:平常点・受講態度・小テスト・提出課題など
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス/周辺機器の利用法/Windows 基礎
6
2 回 Word 基礎: MS-Word(ワープロソフト)の仕組みと機能/文字入力の方法/キーボードの練
習
3 回 Word 基礎: 文書の入力と基本編集
4 回 Word 基礎: 表の作成と編集
5 回 Word 基礎: オブジェクトの作成と編集
6 回 Word 基礎: 様々なビジネス文書の作成法
7 回 Word 基礎: MS-Word による文書作成の総括(実践課題あり)
8 回 メールの利用法/インターネット実習/情報倫理
9 回 Excel 基礎: MS-Excel(表計算ソフト)の仕組み/データ入力
10 回 Excel 基礎: 簡単な計算(数式入力、セル参照など)
11 回 Excel 基礎: 様々な関数の活用法
12 回 Excel 基礎: セル編集と作表
13 回 Excel 基礎: グラフの作成と編集
14 回 Excel 基礎: Word 文書へのグラフ・表の貼り付け/複数シートの活用法/その他
15 回 Excel 基礎: Excel によるデータ処理の総括(実践課題あり)
(再)情報処理入門//程
(インストラクター5)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代社会ではインターネットに多種多様な情報が流通している。どのような分野においても、情報を
最大限に活用することにより状況判断や問題解決などが行われている。このような高度情報化社会に適
応するための大学生の教養としては情報処理に関する知識と技能を習得することは必須である。
この講義は主にパソコンを用いた情報処理を行う際に必要とされる基礎知識と基本技法を習得する
ことを目的とする。とりわけ社会に通用する情報処理関連の資格試験レベルまでの知識と技能を習得す
ることを目指すのである。具体的にいうと講義内容はパソコンの仕組み・基本操作をはじめ、ワープロ
ソフトによる文書処理、表計算ソフトによるデータ処理、インターネットによる情報収集と情報発信、
情報倫理などから構成されている。講義では、紹介した知識・技法をより深く理解するために「実習」
という講義形式を導入する。つまり、パソコンを用いた例題実習という形式で講義を進むのである。
また本学では、すでに本学専用システム CCS により課題提出、教材ダウンロード、自学自習、小テ
スト等々が日常的に行われているため、ネットワークの利用に関する内容は講義の必修内容と位置づけ
る。特に講義では、毎回 CCS を利用することにより、CCS に慣れさせ、今後の大学生活に困らないよ
うにする。
【学習到達目標】
次のことを修得する。
◇パソコンおよび周辺装置に関する基礎知識と基本操作
◇MS-Word および MS-Excel の活用法
◇インターネットの利用法
◇本学専用ソフト CCS などの利用法
【履修上の注意】
全学必修の科目のため、クラス指定された時限・教室で履修すること。なお、同一時間帯に複数のク
ラスがインストラクタにより開講されるので、自分のクラスを間違えないようにすること。
7
毎回ノートパソコン一式(本体・AC アダプタ・マウス・LAN ケーブル)を持参すること。指定され
たクラスで毎回出席を採るので、遅刻をしないように。遅刻・欠席が続くと、CCS で警告を出す。
【事前準備学習】
講義の際に指示
【教科書】
『30 時間アカデミック
月
情報基礎
Word&Excel2010』 杉本くみ子・吉田栄子 実教出版 2011 年 10
【評価方法】
成績標記:合格(P)、不合格(D)、失格
評価項目:平常点・受講態度・小テスト・提出課題など
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス/周辺機器の利用法/Windows 基礎
2 回 Word 基礎: MS-Word(ワープロソフト)の仕組みと機能/文字入力の方法/キーボードの練
習
3 回 Word 基礎: 文書の入力と基本編集
4 回 Word 基礎: 表の作成と編集
5 回 Word 基礎: オブジェクトの作成と編集
6 回 Word 基礎: 様々なビジネス文書の作成法
7 回 Word 基礎: MS-Word による文書作成の総括(実践課題あり)
8 回 メールの利用法/インターネット実習/情報倫理
9 回 Excel 基礎: MS-Excel(表計算ソフト)の仕組み/データ入力
10 回 Excel 基礎: 簡単な計算(数式入力、セル参照など)
11 回 Excel 基礎: 様々な関数の活用法
12 回 Excel 基礎: セル編集と作表
13 回 Excel 基礎: グラフの作成と編集
14 回 Excel 基礎: Word 文書へのグラフ・表の貼り付け/複数シートの活用法/その他
15 回 Excel 基礎: Excel によるデータ処理の総括(実践課題あり)
(再)情報処理入門//程
(インストラクター1)①/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代社会ではインターネットに多種多様な情報が流通している。どのような分野においても、情報を
最大限に活用することにより状況判断や問題解決などが行われている。このような高度情報化社会に適
応するための大学生の教養としては情報処理に関する知識と技能を習得することは必須である。
この講義は主にパソコンを用いた情報処理を行う際に必要とされる基礎知識と基本技法を習得する
ことを目的とする。とりわけ社会に通用する情報処理関連の資格試験レベルまでの知識と技能を習得す
ることを目指すのである。具体的にいうと講義内容はパソコンの仕組み・基本操作をはじめ、ワープロ
ソフトによる文書処理、表計算ソフトによるデータ処理、インターネットによる情報収集と情報発信、
情報倫理などから構成されている。講義では、紹介した知識・技法をより深く理解するために「実習」
8
という講義形式を導入する。つまり、パソコンを用いた例題実習という形式で講義を進むのである。
また本学では、すでに本学専用システム CCS により課題提出、教材ダウンロード、自学自習、小テ
スト等々が日常的に行われているため、ネットワークの利用に関する内容は講義の必修内容と位置づけ
る。特に講義では、毎回 CCS を利用することにより、CCS に慣れさせ、今後の大学生活に困らないよ
うにする。
【学習到達目標】
次のことを修得する。
◇パソコンおよび周辺装置に関する基礎知識と基本操作
◇MS-Word および MS-Excel の活用法
◇インターネットの利用法
◇本学専用ソフト CCS などの利用法
【履修上の注意】
全学必修の科目のため、クラス指定された時限・教室で履修すること。なお、同一時間帯に複数のク
ラスがインストラクタにより開講されるので、自分のクラスを間違えないようにすること。
毎回ノートパソコン一式(本体・AC アダプタ・マウス・LAN ケーブル)を持参すること。指定され
たクラスで毎回出席を採るので、遅刻をしないように。遅刻・欠席が続くと、CCS で警告を出す。
【事前準備学習】
講義の際に指示
【教科書】
『30 時間アカデミック
月
情報基礎
Word&Excel2010』 杉本くみ子・吉田栄子 実教出版 2011 年 10
【評価方法】
成績標記:合格(P)、不合格(D)、失格
評価項目:平常点・受講態度・小テスト・提出課題など
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス/周辺機器の利用法/Windows 基礎
2 回 Word 基礎: MS-Word(ワープロソフト)の仕組みと機能/文字入力の方法/キーボードの練
習
3 回 Word 基礎: 文書の入力と基本編集
4 回 Word 基礎: 表の作成と編集
5 回 Word 基礎: オブジェクトの作成と編集
6 回 Word 基礎: 様々なビジネス文書の作成法
7 回 Word 基礎: MS-Word による文書作成の総括(実践課題あり)
8 回 メールの利用法/インターネット実習/情報倫理
9 回 Excel 基礎: MS-Excel(表計算ソフト)の仕組み/データ入力
10 回 Excel 基礎: 簡単な計算(数式入力、セル参照など)
11 回 Excel 基礎: 様々な関数の活用法
12 回 Excel 基礎: セル編集と作表
13 回 Excel 基礎: グラフの作成と編集
9
14 回 Excel 基礎:
15 回 Excel 基礎:
Word 文書へのグラフ・表の貼り付け/複数シートの活用法/その他
Excel によるデータ処理の総括(実践課題あり)
(再)情報処理入門//程
(インストラクター7)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代社会ではインターネットに多種多様な情報が流通している。どのような分野においても、情報を
最大限に活用することにより状況判断や問題解決などが行われている。このような高度情報化社会に適
応するための大学生の教養としては情報処理に関する知識と技能を習得することは必須である。
この講義は主にパソコンを用いた情報処理を行う際に必要とされる基礎知識と基本技法を習得する
ことを目的とする。とりわけ社会に通用する情報処理関連の資格試験レベルまでの知識と技能を習得す
ることを目指すのである。具体的にいうと講義内容はパソコンの仕組み・基本操作をはじめ、ワープロ
ソフトによる文書処理、表計算ソフトによるデータ処理、インターネットによる情報収集と情報発信、
情報倫理などから構成されている。講義では、紹介した知識・技法をより深く理解するために「実習」
という講義形式を導入する。つまり、パソコンを用いた例題実習という形式で講義を進むのである。
また本学では、すでに本学専用システム CCS により課題提出、教材ダウンロード、自学自習、小テ
スト等々が日常的に行われているため、ネットワークの利用に関する内容は講義の必修内容と位置づけ
る。特に講義では、毎回 CCS を利用することにより、CCS に慣れさせ、今後の大学生活に困らないよ
うにする。
【学習到達目標】
次のことを修得する。
◇パソコンおよび周辺装置に関する基礎知識と基本操作
◇MS-Word および MS-Excel の活用法
◇インターネットの利用法
◇本学専用ソフト CCS などの利用法
【履修上の注意】
全学必修の科目のため、クラス指定された時限・教室で履修すること。なお、同一時間帯に複数のク
ラスがインストラクタにより開講されるので、自分のクラスを間違えないようにすること。
毎回ノートパソコン一式(本体・AC アダプタ・マウス・LAN ケーブル)を持参すること。指定され
たクラスで毎回出席を採るので、遅刻をしないように。遅刻・欠席が続くと、CCS で警告を出す。
【事前準備学習】
講義の際に指示
【教科書】
『30 時間アカデミック
月
情報基礎
Word&Excel2010』 杉本くみ子・吉田栄子 実教出版 2011 年 10
【評価方法】
成績標記:合格(P)、不合格(D)、失格
評価項目:平常点・受講態度・小テスト・提出課題など
10
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス/周辺機器の利用法/Windows 基礎
2 回 Word 基礎: MS-Word(ワープロソフト)の仕組みと機能/文字入力の方法/キーボードの練
習
3 回 Word 基礎: 文書の入力と基本編集
4 回 Word 基礎: 表の作成と編集
5 回 Word 基礎: オブジェクトの作成と編集
6 回 Word 基礎: 様々なビジネス文書の作成法
7 回 Word 基礎: MS-Word による文書作成の総括(実践課題あり)
8 回 メールの利用法/インターネット実習/情報倫理
9 回 Excel 基礎: MS-Excel(表計算ソフト)の仕組み/データ入力
10 回 Excel 基礎: 簡単な計算(数式入力、セル参照など)
11 回 Excel 基礎: 様々な関数の活用法
12 回 Excel 基礎: セル編集と作表
13 回 Excel 基礎: グラフの作成と編集
14 回 Excel 基礎: Word 文書へのグラフ・表の貼り付け/複数シートの活用法/その他
15 回 Excel 基礎: Excel によるデータ処理の総括(実践課題あり)
(再)日本語表現//小出
祥子/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
大学で学ぶ際に、あるいは社会生活を営む上で、日本語による言語表現は欠かせません。
「日本語表現」
の
授業は、大学卒業後、社会人として必要とされる日本語の読む・書く・話す能力のレベルアップを図る
科目です。
具体的には、読む・書くことについては、社会人として必須の敬語・文法・漢字・語彙の知識を習得
し、日本語検定
3級認定(合格)を目指します。また、話すことについては、必ず全員に3分間のスピーチを課して
います。さらに、基礎知識習得後には、文章作成のための技能について、具体的に勉強をします。
【学習到達目標】
文の組み立て・言葉の順序・文の要旨をまとめる勉強等を通して、実際の社会生活や学習活動に必要な
作文能力を養います。また、改まった話を改まった場所で話すことのできる能力を、三分間スピーチを
行うことにより育成します。
【履修上の注意】
授業以外にも授業後の「自学自習」の勉強も必要です。また、NGU漢字検定のための漢字の読み・書
きの勉強も授業外に行うことも必要です。授業はなるべく休まないようにしてください。休んだ場合は、
その日の授業内容に関する「自学自習」の勉強が課されます。
「日本語検定」三級の修得を目指します。
【事前準備学習】
前回の授業の復習として、関係する自学自習のコンテンツを必ず終えてください。
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【教科書】
『日本語表現』 名古屋学院大学日本語表現部会
2013
【参考書】
『日本語検定公式領域別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 2012
『日本語検定公式各級別過去問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 2012
図書館にも、複数冊入れてあります。ご利用下さい。
【評価方法】
平常点と毎回の小テストの総合点により評価します。
【講義テーマ】
1 回 漢字能力検定・敬語について①・練習問題
2 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・敬語について②・練習問題
3 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・敬語テスト③・練習問題
4 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・言葉の使い方①・練習問題
5 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・言葉の使い方②・練習問題
6 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・言葉の意味・練習問題
7 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・漢字、表記①・練習問題
8 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・漢字、表記②・練習問題
9 回 三分間スピーチ・前回確認テスト・慣用句、故事成語等・練習問題
10 回 三分間スピーチ・日本語検定受検に備えて、確認テスト
11 回 三分間スピーチ・文の組み立て
12 回 三分間スピーチ・文章を要約する
13 回 三分間スピーチ・テーマに沿って文章作成
14 回 三分間スピーチ・レポートの書き方
15 回 これまでの授業のまとめ・アチーブメントテスト
(再)日本語表現//玉田
沙織/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本語の正しい運用は、社会生活を豊かにします。本講義では、話す力と書く力の基礎を学び、大学生
活と、来たるべき社会人としての生活に有効な技能を身につけます。具体的には、文法・敬語・語彙・
漢字の学習をとおして、1.「日本語検定」3級の合格と、2.場に応じた文章作成能力の習得を目指
します。また、改まった場で話す能力を身につけるために、3.三分間スピーチの練習を行います。
【学習到達目標】
1.文法・敬語・語彙・漢字の正しい使い方を身につける。
2.場に応じて、主張を分かりやすく書けるようになる。他者の主張を踏まえる場合は、明確に、
自分のものと区別できるようになる。
3.改まった場において、主張を分かりやすく話せるようになる。
12
【履修上の注意】
日本語運用能力を高めるためには、ポイントを押さえた反復練習が大切です。授業の復習と CCS 自学
自習問題の活用をとおして、授業内容の定着を確認しましょう。特に、語彙力や漢字能力を養うために
も、教育学習センターでの NGU 漢字検定には積極的に取り組み、CCS 自学自習問題の活用も行いまし
ょう。
【事前準備学習】
前回講義の復習。
【教科書】
『日本語表現テキスト』 日本語表現部会 名古屋学院大学 2013 年
【参考書】
『日本語検定 公式 領域別問題集』 日本語検定委員会等 東京書籍 2008 年
『日本語検定 公式 練習問題集 3級改訂版』 日本語検定委員会 東京書籍 2012 年
この他、プリントを多数配布します。教科書、CCS 自学自習問題とともに復習テスト・小テストの範囲
となりますので、無くさないようにしましょう。
【評価方法】
100 点満点とし、復習テスト(7回)40%・中間テスト 20%・期末テスト 20%・スピーチ発表(1回)
10%・平常点 10%で換算する。平常点は授業への参加度に加えて「日本語検定」受検とその成績、CC
S 自学自習問題成果(PC からの解答履歴)、NGU 漢字検定の到達度を加味する。全学共通の単位取得
基礎条件は、5回未満の欠席(最大4回まで)と NGU 漢字検定の8教程修了です。本講義の単位取得
が「上級日本語表現」の履修条件となります。
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス、NGU 漢検判定テスト、スピーチの技法、自己紹介
2 回 「剽窃」について、語彙・言葉の意味
3 回 復習テスト1、漢字
4 回 復習テスト2、表記
5 回 復習テスト3、文法(1)呼応表現・意味の限定
6 回 復習テスト4、文法(2)ら抜き・さ入れ・れ足す言葉
7 回 復習テスト5、敬語(1)導入・尊敬語
8 回 復習テスト6、敬語(2)謙譲語ⅠⅡ
9 回 復習テスト7、敬語(3)丁寧語・美化語・間違えやすい敬語
10 回 語検対策―中間テストと解説・個別指導―
11 回 スピーチ発表1、文章表現法―正しい文構造、分かりやすい表現―
12 回 スピーチ発表2、レポ作成法(1)問いの見つけ方、資料の探し方
13 回 スピーチ発表3、レポ作成法(2)要約の仕方、構成の練り方
14 回 スピーチ発表4、レポ作成法(3)引用文・参考文献・注の扱い方
15 回 授業総括および期末テスト
13
(再)基礎英語1//船井
純平/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この授業はニュース・新聞記事の読解およびリスニングの練習を中心に進めます。比較的分かりやすい
英語で書かれたニュースや新聞の記事を語彙、文法事項を確認しながら読みます。またニュース、海外
のテレビ番組や映画などを用いて英語を聞き取る練習をします。
【学習到達目標】
英語の基礎力をつけるとともに、英語に関心をもつことを目標とします。
【履修上の注意】
欠席、遅刻、課題の未提出は減点になります。
【事前準備学習】
辞書での単語の調べ方の確認。
【教科書】
プリントを配布します。
【評価方法】
試験
60%
平常点
40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 英文読解(文型1~3)
3 回 リスニング(会話)
4 回 英文読解(文型4・5)
5 回 リスニング(ニュース)
6 回 英文読解(時制[現在・過去・未来・進行形])
7 回 リスニング(DVD)
8 回 まとめ及び中間試験
9 回 英文読解(時制[完了])
10 回 リスニング(アメリカ英語)
11 回 英文読解(助動詞)
12 回 リスニング(イギリス英語)
13 回 英文読解(態)
14 回 リスニング(映画)
15 回 まとめ及び期末試験
(再)基礎英語2//船井
純平/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この授業はニュース・新聞記事の読解およびリスニングの練習を中心に進めます。比較的分かりやすい
14
英語で書かれたニュースや新聞の記事を語彙、文法事項を確認しながら読みます。またニュース、海外
のテレビ番組や映画などを用いて英語を聞き取る練習をします。
【学習到達目標】
英語の基礎力をつけるとともに、英語に関心をもつことを目標とします。
【履修上の注意】
欠席、遅刻、課題の未提出は減点になります。
【事前準備学習】
辞書での単語に調べ方の確認。
【教科書】
プリントを配布します。
【評価方法】
試験
60%
平常点
40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 英文読解(不定詞)
3 回 リスニング(会話)
4 回 英文読解(文詞)
5 回 リスニング(ニュース)
6 回 英文読解(動名詞)
7 回 リスニング(DVD)
8 回 まとめ及び中間試験
9 回 英文読解(比較)
10 回 リスニング(アメリカ英語)
11 回 英文読解(関係詞)
12 回 リスニング(イギリス英語)
13 回 英文読解(仮定法)
14 回 リスニング(映画)
15 回 まとめ及び期末試験
(再)英会話1//加藤
治子/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
グローバル社会に生きる現代人にとって、外国語は必須のコミュニケーションの手段である。今や国際
語となっている英語については、「読む・書く・聴く・話す」の4技能について各自の能力に応じた効
果的な学習によりそのスキルの向上を図るとともに、外国の文化や社会に対する認識を深めることを目
標とする。英語で活動する機会を豊富に設ける。
15
【学習到達目標】
簡単な文章の理解と表現ができる程度の学生を対象とし、基礎英語の範囲内の文法、文型を習得し、簡
単な文章の理解と表現ができるようにする。
【履修上の注意】
各授業で語彙テストをします。直前だけでなく、毎日、一度以上見直して繰り返し学習して下さい。語
彙はこの繰り返し学習が大切です。
【事前準備学習】
インターネットで、"Cambridge English Readers Level Test”(ケンブリッジ英語リーダーレベルテ
スト)を受験してから最初の授業に来てください。Starter、Level 1、Level 2まで順番に受けて、得
点をメモして来てください。
http://cdextras.cambridge.org/Readers/RPT_last.swf
現在の自分の英語のレベルを知ることができ、これからの学習が楽しみになります。
【教科書】
『Four Corners 1 Student's Book A with Self-study CD-ROM』 Jack C. Richards, David Bohl
ke Cambridge University Press 2010
必ず教科書を購入してください。教科書を使用して真剣に学習することにより、授業の目標を達成する
ことが可能になります。よって単位の取得に教科書は不可欠です。
【評価方法】
期末テスト30%
語彙テスト30%
授業内評価30%
課題10%
【講義テーマ】
1 回 授業に関する重要な説明、学習者プロフィール、語彙テスト1
2 回 Unit 1 People in your life、語彙テスト2
3 回 Unit 1 People in your life、語彙テスト3
4 回 Unit 2 Away from home、語彙テスト4
5 回 Unit 2 Away from home、語彙テスト5
6 回 Unit 3 Your time、語彙テスト6
7 回 Unit 3 Your time、語彙テスト7
8 回 Unit 4 Changes、語彙テスト8
9 回 Unit 4 Changes、語彙テスト9
10 回 Unit 5 Your space、語彙テスト10
11 回 Unit 5 Your space、語彙テスト11
12 回 Unit 6 What would you like?、語彙テスト12
13 回 Unit 6 What would you like?、語彙テスト13
14 回 復習、語彙テスト14(復習テスト)
15 回 試験、総括
16
(再)英会話2//加藤
治子/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
グローバル社会に生きる現代人にとって、外国語は必須のコミュニケーションの手段である。今や国際
語となっている英語については、「読む・書く・聴く・話す」の4技能について各自の能力に応じた効
果的な学習によりそのスキルの向上を図るとともに、外国の文化や社会に対する認識を深めることを目
標とする。英語で活動する機会を豊富に設ける。
【学習到達目標】
簡単な文章の理解と表現ができる程度の学生を対象とし、基礎英語の範囲内の文法、文型を習得し、簡
単な文章の理解と表現ができるようにする。
【履修上の注意】
各授業で語彙テストをします。直前だけでなく、毎日、一度以上見直して繰り返し学習して下さい。語
彙はこの繰り返し学習が大切です。
【事前準備学習】
インターネットで、"Cambridge English Readers Level Test”(ケンブリッジ英語リーダーレベルテ
スト)を受験してから最初の授業に来てください。Starter、Level 1、Level 2まで順番に受けて、得
点をメモして来てください。
http://cdextras.cambridge.org/Readers/RPT_last.swf
現在の自分の英語のレベルを知ることができ、これからの学習が楽しみになります。
【教科書】
『Four Corners 1 Student's Book B with Self-study CD-ROM』 Jack C. Richards, David Bohl
ke Cambridge University Press 2010
必ず教科書を購入してください。教科書を使用して真剣に学習することにより、授業の目標を達成する
ことが可能になります。よって単位の取得に教科書は不可欠です。
【評価方法】
期末テスト30%
語彙テスト30%
授業内評価30%
課題10%
【講義テーマ】
1 回 後期授業に関する重要な説明、学習者プロフィール、語彙テスト1
2 回 Unit 7 Food, 語彙テスト2
3 回 Unit 7 Food, 語彙テスト3
4 回 Unit 8 In the neighborhood, 語彙テスト4
5 回 Unit 8 In the neighborhood, 語彙テスト5
6 回 Unit 9 What are you doing?, 語彙テスト6
7 回 Unit 9 What are you doing?, 語彙テスト7
8 回 Unit 10 Past experiences, 語彙テスト8
9 回 Unit 10 Past experiences, 語彙テスト9
10 回 Unit 11 Getting away, 語彙テスト10
11 回 Unit 11 Getting away, 語彙テスト11
12 回 Unit 12 Time to celebrate, 語彙テスト12
17
13 回 Unit 12 Time to celebrate, 語彙テスト13
14 回 復習、語彙テスト14(復習テスト)
15 回 試験、総括
(再)実用英語演習1//船井
純平/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業では初心者のためにつくられた英作文のテキストを使って、自然な英文を書くために必要な練
習を行います。基本的な語句、構文、文法知識を確認しながら進めていきます。
【学習到達目標】
基本的な語句、構文、文法知識を確認し、それらの運用力を身につけることを目標とします。
【履修上の注意】
欠席、遅刻、課題の未提出は減点になります。また授業回数の 1/3 以上を欠席した場合は不合格となり
ます。
【事前準備学習】
辞書での単語の調べ方の確認。
【教科書】
『Primer for English Writing』
【評価方法】
試験
60%
南雲堂
平常点
40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 Unit1動詞
3 回 Unit1動詞・リスニング
4 回 Unit2進行形・未来形・助動詞
5 回 Unit2進行形・未来形・助動詞・リスニング
6 回 Unit3名詞・冠詞・代名詞
7 回 Unit3名詞・冠詞・代名詞・リスニング
8 回 まとめ及び中間試験
9 回 Unit4前置詞・接続詞(Ⅰ)
10 回 Unit4前置詞・接続詞(Ⅰ)
・リスニング
11 回 Unit5形容詞・副詞と比較
12 回 Unit5形容詞・副詞と比較・リスニング
13 回 Unit6命令文・感嘆文
14 回 Unit6命令文・感嘆文・リスニング
15 回 まとめ及び期末試験
18
(再)実用英語演習2//船井
純平/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業では初心者のためにつくられた英作文のテキストを使って、自然な英文を書くために必要な練
習を行います。基本的な語句、構文、文法知識を確認しながら進めていきます。
【学習到達目標】
基本的な語句、構文、文法知識を確認し、それらの運用力を身につけることを目標とします。
【履修上の注意】
欠席、遅刻、課題の未提出は減点になります。
【事前準備学習】
辞書での単語に調べ方の確認。
【教科書】
『Primer for English Writing』
南雲堂
【参考書】
.
【評価方法】
試験
60%
平常点
40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 Unit7不定詞
3 回 Unit7不定詞・リスニング
4 回 Unit8動名詞と分詞
5 回 Unit8動名詞と分詞・リスニング
6 回 Unit9各種疑問文・It の特別用法
7 回 Unit9各種疑問文・It の特別用法・リスニング
8 回 まとめ及び中間試験
9 回 Unit10受動態
10 回 Unit10受動態・リスニング
11 回 Unit11完了形
12 回 Unit11完了形・リスニング
13 回 Unit12接続詞(Ⅱ)
14 回 Unit12接続詞(Ⅱ)・リスニング
15 回 まとめ及び期末試験
19
(再)情報英語演習1//伊藤
隆/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業では、各教員がそれぞれ工夫した手法で情報機器を活用しますが、パソコンを利用する授業で
は、インターネット上のさまざまな情報を用いて、英語による情報交換・情報検索・情報発信をするた
めの基礎的な能力を身につけることが期待されています。より具体的には、インターネット上から入手
可能なバラエティに富んだ英文を読解したり、電子メールをやりとりしたり、インターネットの検索サ
イトを使って調査を行ったり、コンピュータを使ったプレゼンテーションを練習したりします。また、
パソコン以外の機器を利用する授業では、DVD や CD から流れる映像と音声を素材として、より実践
的に英語を運用するために必要な能力が身につくような授業が展開されます。情報機器を使いながらの
英語の勉強は、高校までの授業とは一味違った経験をあなたに提供してくれるはずです。
【学習到達目標】
情報機器(パソコンやその他の機器)を媒体として英語を使用し、またそれと同時に、英語を使用しな
がら情報機器の初歩的な操作に習熟することを目標としています。
【履修上の注意】
この授業ではパソコンを使います。
【事前準備学習】
授業に慣れるために、特に最初の数週間は欠席や遅刻をしないように注意して下さい。
【教科書】
E ラーニング教材の購入が必要になります。また、CCS を使って授業時に配布する教材もあります。
【参考書】
授業時に随時紹介します。
【評価方法】
平常点 100%(授業への積極的参加 60%、毎時の課題 40%)
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション及び既習事項の確認
2 回 インターネット上の辞書を使う(基礎)
3 回 インターネット上の辞書を使う(応用)
4 回 インターネットでよく使う表現(基礎)
5 回 インターネットでよく使う表現(応用)
6 回 有名人について調べる(基礎)
7 回 有名人について調べる(応用)
8 回 グリーティング・カードを送る(基礎)
9 回 グリーティング・カードを送る(応用)
10 回 レストランを探す(基礎)
11 回 レストランを探す(応用)
12 回 映画について調べる(基礎)
13 回 映画について調べる(応用)
20
14 回 ホテルを予約する(基礎)
15 回 ホテルを予約する(応用)
(再)情報英語演習2//伊藤
隆/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業では、各教員がそれぞれ工夫した手法で情報機器を活用しますが、パソコンを利用する授業で
は、インターネット上のさまざまな情報を用いて、英語による情報交換・情報検索・情報発信をするた
めの基礎的な能力を身につけることが期待されています。より具体的には、インターネット上から入手
可能なバラエティに富んだ英文を読解したり、電子メールをやりとりしたり、インターネットの検索サ
イトを使って調査を行ったり、コンピュータを使ったプレゼンテーションを練習したりします。また、
パソコン以外の機器を利用する授業では、DVD や CD から流れる映像と音声を素材として、より実践
的に英語を運用するために必要な能力が身につくような授業が展開されます。情報機器を使いながらの
英語の勉強は、高校までの授業とは一味違った経験をあなたに提供してくれるはずです。
【学習到達目標】
情報機器(パソコンやその他の機器)を媒体として英語を使用し、またそれと同時に、英語を使用しな
がら情報機器の初歩的な操作に習熟することを目標としています。
【履修上の注意】
この授業ではパソコンを使います。
【事前準備学習】
授業に慣れるために、特に最初の数週間は欠席や遅刻をしないように注意して下さい。
【教科書】
E ラーニング教材の購入が必要になります。また、CCS を使って授業時に配布する教材もあります。
【参考書】
授業時に随時紹介します。
【評価方法】
平常点 100%(授業への積極的参加 60%、毎時の課題 40%)
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション及び既習事項の確認
2 回 インターネットでよく使う表現(基礎)
3 回 インターネットでよく使う表現(応用)
4 回 本を注文する(基礎)
5 回 本を注文する(応用)
6 回 レンタカーを借りる(基礎)
7 回 レンタカーを借りる(応用)
8 回 飛行機の切符を予約する(基礎)
21
9 回 飛行機の切符を予約する(応用)
10 回 劇場のチケットを予約する(基礎)
11 回 劇場のチケットを予約する(応用)
12 回 美術館に行く計画をたてる(基礎)
13 回 美術館に行く計画をたてる(応用)
14 回 インターネット上の文章を読解する(基礎)
15 回 インターネット上の文章を読解する(応用)
(再)TOEIC英語演習1//中山
麻美/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
TOEIC とは、英語を母語としない人を対象に実施される英語運用能力テストです。国内の企業でもこ
の試験のスコアを重視するところが多く、職場で必要とされる実践的な英語コミュニケーション能力を
計る目的で広く利用されています。実社会で個人の英語運用能力を保証する最もスタンダードな試験に
なっていると言っても過言ではありません。この授業は、いままでの英語学習で培ってきた成果を踏ま
え、語彙力、読み取り能力、リスニングなどの強化を行いながら、この TOEIC でのスコア・アップを
目的としています。TOEIC の出題形式や傾向にそって授業を行いますが、単に試験のノウハウに終わ
るのではなく、総合的な英語コミュニケーション能力の向上に結びつけていければと考えています。
【学習到達目標】
学習の到達度としては、各自の初期のスコアから 30%~40%上昇させることを目標にしたいと考えてい
ますが、もちろん英語力に関して自信をもって企業の採用試験に挑むにはかなりの高得点が目標となっ
てきます。TOEIC は、学内でも受験できますので、受講中だけでなく 3 年生、4 年生になっても受験
し、自らの到達度を確認し続ける努力をしましょう。
【履修上の注意】
毎時間辞書を使いますので、忘れずに持参してください。
遅刻は減点の対象とし、3回の遅刻で欠席1回となります。
【事前準備学習】
毎回、次の授業に関連した宿題を出しますので、必ず予習して参加してください。
【教科書】
『Best Shot For The TOEIC Test』 Takeshi Kamijo, Braven Smillie 金星堂 2012年
【参考書】
随時、授業内で紹介します。
【評価方法】
授業への貢献度 50%
小テスト 50%
22
【講義テーマ】
1 回 受講に際しての留意事項
2 回 Living Arrangements
3 回 英語のリズム
4 回 Entertainment
5 回 つながって変化する音
6 回 Traffic and Transportation
7 回 聞こえなくなる音
8 回 授業復習および中間試験
9 回 Travel
10 回 つながる音
11 回 Office Work
12 回 短縮形の音
13 回 Marketing
14 回 Purchasing
15 回 授業総括および試験
(再)TOEIC英語演習2//中山
麻美/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
【学習到達目標】
学習の到達度としては、各自の初期のスコアから 30%~40%上昇させることを目標にしたいと考えてい
ますが、もちろん英語力に関して自信をもって企業の採用試験に挑むにはかなりの高得点が目標となっ
てきます。TOEIC は、学内でも受験できますので、受講中だけでなく 3 年生、4 年生になっても受験
し、自らの到達度を確認し続ける努力をしましょう。
【履修上の注意】
毎時間辞書を使いますので、忘れずに持参してください。
遅刻は減点の対象とし、3回の遅刻で欠席1回となります。
【事前準備学習】
毎回、次の授業に関連した宿題を出しますので、必ず予習して参加してください。
【教科書】
『Best Shot For The TOEIC Test』 Takeshi Kamijo, Braven Smillie 金星堂 2012年
春期と同じテキストを使用します。
【参考書】
随時、授業内で紹介します。
23
【評価方法】
授業への貢献度 50%
小テスト 50%
【講義テーマ】
1 回 Show and Tell
2 回 Technology
3 回 英語のリズム
4 回 Personnel
5 回 つながって変化する音
6 回 Finance and Money
7 回 聞こえなくなる音
8 回 授業復習および中間試験
9 回 News Media
10 回 つながる音
11 回 Press Release
12 回 短縮形の音
13 回 Research
14 回 Environment
15 回 授業総括および試験
(再)ドイツ語1//保坂
和宣/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
新しい外国語であるドイツ語に親しみながら,日常的なドイツ語表現の習得を目指していく。初歩的な
ドイツ語会話テクストを用いて,やさしいドイツ語会話表現練習,平易なドイツ語文の読解演習,ドイ
ツ語による自己表現練習等を行っていくなかで,ドイツ語の言語構造への理解を次第に深めていきたい。
授業ではドイツの最新ポップスのヴィデオクリップやドイツ映画等の教材を用い,ドイツ文化を紹介す
る時間も設ける予定。新しい外国語の学習であることをふまえ,関心を持ち積極的に授業に参加するこ
とを望みたい。
【学習到達目標】
独語検定試験 4 級合格レベルの基本的表現能力の涵養
【履修上の注意】
ドイツ語という新しい外国語の学習であることをふまえて、 常に生き生きとした関心、 興味を抱いて
授業に臨んで欲しい。 学ぶ主体としての自覚を持ち、 積極的に授業に参加することを望む。質問は大
歓迎。 辞書必携のこと。
【事前準備学習】
ドイツ語は英語と同じゲルマン語で、語彙的にも文法的にも重なる部分があるので、英語の基礎を今一
度確認しておくこと。
24
【教科書】
『ドイチュ
アインブリック!みんなで学ぼう、ドイツとドイツ語』 鈴木
保坂 大学書林 2012
【参考書】
推薦独和辞書:新キャンパス独和辞典(郁文堂)、新アクセス独和辞典(三修社)
【評価方法】
定期試験7割、課題の発表等の平常点3割。 授業時は辞書必携のこと.定期試験は辞書持ち込みの予
定。
【講義テーマ】
1 回 ドイツ語概説
ゲルマン語としてのドイツ語の特質を英語との対比を通して概説
2 回 文字と発音
ドイツ語の文字と発音の解説及び発音練習
3 回 簡単な会話、数詞
会話表現の導入として、挨拶表現、数詞の練習
4 回 動詞
ドイツ語動詞の人称変化現象の説明、現在形
5 回 動詞(2)、文構成
sein,haben,文の組み立て、語順
6 回 名詞
名詞の性別および格について
7 回 定冠詞、複数形 定冠詞とその格変化
8 回 不定冠詞
不定冠詞とその格変化
9 回 不規則動詞、命令
不規則動詞、命令表現
10 回 前置詞
前置詞の格支配
11 回 数詞(2) 数詞と序数
12 回 話法の助動詞とその用法
13 回 助動詞構文 枠構造
14 回 前期まとめ
15 回 定期試験及び総括
(再)ドイツ語2//保坂
和宣/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
ドイツ語1の継続講義。ドイツ語の日常的、現代的表現を文法的に捉え、ドイツ語文の構造の理解を深
めていきたい。授業ではドイツの最新ビデオクリップや映画、ドキュメンタリーといった教材を用いて
さまざまな文化情報にも接する予定。
【学習到達目標】
独語検定試験 4 級合格から3級合格レベルへの基本的表現能力の涵養
【履修上の注意】
ドイツ語という新しい外国語の学習であることをふまえて、 常に生き生きとした関心、 興味を抱いて
授業に臨んで欲しい。 学ぶ主体としての自覚を持ち、 積極的に授業に参加することを望む。質問は大
歓迎。 辞書必携のこと。
25
【事前準備学習】
ドイツ語1の継続講義なので、春季のドイツ語の内容を確認しておくこと。
【教科書】
『ドイチュ
2
アインブリック!
みんなで学ぼう、ドイツとドイツ語』 鈴木
保坂 大学書林 201
【参考書】
推薦独和辞書:新キャンパス独和辞典(郁文堂)、新アクセス独和辞典(三修社)
【評価方法】
定期試験7割、 課題の発表等の平常点3割。 授業時は辞書必携のこと.試験は辞書持ち込みの予定。
【講義テーマ】
1 回 形容詞
2 回 再帰代名詞と再帰動詞
3 回 動詞の三基本形
時制について
4 回 過去表現
過去形、過去人称変化
5 回 副文について
6 回 従属接続詞による副文の表現
7 回 定形後置の現象
8 回 完了表現
現在完了形とその用法
9 回 関係代名詞
定関係代名詞による副文の表現
10 回 関係代名詞(2) 不定関係代名詞による副文の表現
11 回 受動表現
受動態とその用法
12 回 受動表現(2) 自動詞の受動文、動作受動と状態受動
13 回 接続法
接続法第Ⅱ式の表現、 非現実話法
14 回 接続法(2) 接続法第Ⅰ式の表現、間接話法、要求話法
15 回 定期試験及び総括
(再)フランス語1//坂本
久生/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
フランス語の基礎をわかりやすく説明し、口頭や筆記の練習を通じて、理解力、表現力を養います。
【学習到達目標】
基礎的な表現を理解できるとともに、挨拶の表現など、自分でもすぐに言えるようにすることを目標と
します。
【履修上の注意】
十分に予習、復習をするとともに、授業には真剣に取り組むこと。また、4回目の授業からは仏和辞典
(紙の辞書でも電子辞書でもよい)を持参すること。
26
【事前準備学習】
次回の授業範囲を予習し、わからない単語を辞書で調べて、文の意味を考えておくこと。
【教科書】
『新・東京-パリ,初飛行[新装改訂版]』 藤田裕二他 駿河台出版社 2010
教科書は必ず購入すること。もし品切れの場合、すぐ注文すること。
【評価方法】
定期試験 60%、発音 15%、平常点(受講状況)25%により評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション、発音の基礎
2 回 綴り字記号、綴りと発音(単母音字、複母音字)
3 回 綴りと発音(鼻母音、子音字)
4 回 主語人称代名詞、動詞 etre
5 回 Dialogue(名前を言う)、Exercices
6 回 名詞の性と数、不定冠詞、動詞 avoir、否定文
7 回 Dialogue(年齢を言う)、数字
8 回 Exercices(自己紹介)、定冠詞
9 回 第一群規則動詞、疑問文
10 回 Dialogue(好きなものを言う)
、Exercices
11 回 指示形容詞、所有形容詞、代名詞強勢形
12 回 Dialogue(持ちものを言う)、Exercices
13 回 形容詞の変化と用法
14 回 Dialogue(友だちについて話す), Exercices
15 回 総括および試験
(再)フランス語2//坂本
久生/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
春学期に引き続き、新たな文法的事項を学びながら、基本的なフランス語の表現を学習していきます。
【学習到達目標】
辞書を使ってテキストの文章がわかるとともに、基本的な表現を使えるようにすることを目標とします。
しっかり勉強すれば仏語検定4級に合格できるようにします。
【履修上の注意】
十分に予習、復習をするとともに、授業には真剣に臨むこと。また、授業に際しては、辞書を持参する
こと。
このクラスは「フランス語1」を履修していること、あるいは同等以上の力があることを前提としてい
る。したがって、フランス語についての知識がないまま履修して、単位を修得することは、相当の努力
をすれば不可能ではないが、きわめて困難である。
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【事前準備学習】
次回の授業範囲を予習し、わからない単語を辞書で調べて、文の意味を考えておくこと。
【教科書】
『新・東京-パリ,初飛行[新装改訂版]』 藤田裕二他 駿河台出版社 2010
教科書は必ず購入すること。もし品切れの場合、すぐ注文すること。
【評価方法】
定期試験 60%、発音 15%、平常点(受講状況)25%により評価する。
【講義テーマ】
1 回 疑問代名詞、疑問副詞
2 回 Dialogue(尋ねる)、Exercices
3 回 近接未来、近接過去、中性代名詞 y
4 回 Dialogue(近い未来、近い過去のこと)、Exercices
5 回 疑問代名詞、非人称構文
6 回 Dialogue(時間、天候を言う)
、Exercices
7 回 部分冠詞、数量表現、中性代名詞 en
8 回 Dialogue(数量を表わす)、Exercices
9 回 直接目的、間接目的の代名詞
10 回 Dialogue(紹介する)、Exercices
11 回 代名動詞の形と用法
12 回 Dialogue(一日を語る)、Exercices
13 回 命令法、義務を表わす表現
14 回 Texte(頼む、命令する)、Exercices
15 回 総括および試験
(再)スペイン語1//重松
由美/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
スペイン語は、世界の数億人が日常的に使っている言語であり、スペイン以外にも中南米などで話され
ている国際語です。海外では、その実用性の高さから、スペイン語教育が急速に発展しています。
また、日本には約 6 万人の中南米出身者が住んでおり、ここ東海地方には多くの集住地域があることか
ら、教育や医療分野でのスペイン語習得に対する関心が高まっています。「スペイン語1」はスペイン
語の基礎を習得するクラスであり、スペイン語の発音に慣れ、基本的な挨拶表現と現在時制を用いた自
己表現ができるようになることを目的とします。
【学習到達目標】
スペイン語の発音と基礎的な文法事項(現在形)を学ぶことを目的とします。特に口頭での練習問題を
繰り返し行い、基礎的な会話力を身に付けていく予定です。
【履修上の注意】
理解できない点は、授業中に積極的に質問してください。
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ペアーワークには積極的に参加してください。
宿題は必ずやってきてください。
【事前準備学習】
次回の授業に出てくる単語の意味を調べてくること。
【教科書】
『Accion!』 四宮瑞枝ほか 白水社 2010
【参考書】
『スペイン語ミニ辞典 西和・和西(改訂版)』 宮城昇編 白水社 2003
【評価方法】
期末テスト 60%、中間テスト 20%、授業態度 20%
【講義テーマ】
1 回 【あいさつする】アルファベット、発音、アクセント
2 回 イントネーション
3 回 【食料品を買う】数字
4 回 名詞の性と数、冠詞
5 回 【人を紹介する】主格人称代名詞、SER 動詞
6 回 疑問文と否定文
7 回 形容詞
8 回 【仕事や勉強について話す】-AR 動詞
9 回 頻度の表現、曜日の表現
10 回 【日常生活について話す】-ER,-IR 動詞
11 回 所有詞
12 回 時刻の表現
13 回 【自分の出身地について話す】指示詞
14 回 ESTAR 動詞
15 回 まとめおよび試験
(再)スペイン語2//重松
由美/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
スペイン語は、世界の数億人が日常的に使っている言語であり、スペイン以外にも中南米などで話され
ている国際語です。海外では、その実用性の高さから、スペイン語教育が急速に発展しています。
日本には約 6 万人の中南米出身者が住んでおり、ここ東海地方には多くの集住地域があることから、教
育や医療分野でのスペイン語習得に対する関心は高まっています。「スペイン語2」は、スペイン語の
基礎を習得するクラスであり、スペイン語の発音に慣れ、現在時制と過去時制を用いた基本的な自己表
現ができるようになることを目的とします。
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【学習到達目標】
スペイン語の発音と基礎的な文法事項(直説法現在不規則活用と過去形)を学ぶことを目的とします。
特に口頭での練習問題を繰り返し行い、基礎的な会話力を身に付けていく予定です。
【履修上の注意】
理解できない点は、授業中に積極的に質問してください。
ペアーワークには積極的に参加してください。
宿題は必ずやってきてください。
【事前準備学習】
次回の授業に出てくる単語の意味を調べておくこと。
【教科書】
『Accion!』 四宮瑞枝ほか 白水社 2010
【参考書】
『スペイン語ミニ辞典 西和・和西(改訂版)』 宮城昇編 白水社 2003
【評価方法】
期末テスト 60%、中間テスト 20%、授業態度 20%
【講義テーマ】
1 回 【伝統文化を紹介する】直接目的人称代名詞
2 回 SABER,CONOCER
3 回 【パーティーを準備する】間接目的人称代名詞
4 回 現在形不規則活用動詞
5 回 【旅行の計画を立てる】
6 回 よく使う不規則活用動詞
7 回 所有詞(後置形)
8 回 【趣味について話す】比較表現
9 回 GUSTAR 型動詞
10 回 【生活習慣と体調を述べる】再帰動詞
11 回 「自分自身を~する」
12 回 【ボランティアとして活動する】現在完了
13 回 現在進行形
14 回 【ルーツをたどる】点過去
15 回 線過去
(再)中国語1//西脇
隆夫/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
中国語の発音、文字表記、基礎的な語彙、基礎的な文型や日常よく使う文句、などを学習し、会話の練
習を十分に行い、最低限のコミュニケーション能力を習得できるよう授業を行う。さらに、中国語の能
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力を高めるだけではなく、中国の社会・文化、中国人の考え方・生活習慣など中国についての関心を高
め理解を深められるようにもする。
【学習到達目標】
1年次終了の時点で中国語検定準4級以上のレベルに到達することを目標とし、1 年次前半を終えるよ
うにする。
【履修上の注意】
配布したプリントを必ず持参すること。
【事前準備学習】
前回学んだ箇所を復習しておくこと。
【教科書】
プリントを配布する。
【参考書】
授業中に指示する
【評価方法】
平常点と試験の成績
【講義テーマ】
1 回 授業の進め方と中国語について
2 回 発音(1)
声調
3 回 発音(2)
単母音
4 回 発音(3)
複母音
5 回 発音(4)
子音1
6 回 発音(5)
子音2
7 回 発音(6)
子音3
8 回 発音(7)
声母表
9 回 発音(8)
二音節語の声調
10 回 発音のまとめ
11 回 第 1 課 挨拶のしかた
12 回 第 2 課 別れのの表現
13 回 第 3 課 感謝のの表現
14 回 第 4 課 出会いの表現
15 回 まとめと試験
(再)中国語2//西脇
隆夫/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
中国語の発音、文字表記、基礎的な語彙、基礎的な文型や日常よく使う文句、などを学習し、会話の練
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習を十分に行い、最低限のコミュニケーション能力を習得できるよう授業を行う。さらに、中国語の能
力を高めるだけではなく、中国の社会・文化、中国人の考え方・生活習慣など中国についての関心を高
め理解を深められるようにもする。
【学習到達目標】
1年次終了の時点で中国語検定準4級以上のレベルに到達することを目標とする。
【履修上の注意】
1.中国語の基本的な発音をマスターしていること
ントを持参して出席すること。
【事前準備学習】
前回習ったことを復習して出席すること。
【教科書】
プリントを配布する。
【参考書】
授業中に指示する
【評価方法】
平常点と試験の成績
【講義テーマ】
1 回 発音の復習
2 回 第 5 課 時間副詞など
3 回 第 6 課 了の使い方
4 回 第 7 課 疑問代名詞など
5 回 第 8 課 前置詞など
6 回 第 9 課 助動詞の会など
7 回 第 10 課 動詞の有など
8 回 第1~10 課の補充とまとめ
9 回 第 11 課 年月日、曜日の表現
10 回 第 12 課 量詞
11 回 第 13 課 時間の表現と了の用法
12 回 第 14 課 助詞
13 回 第 15 課 給、可以、能の用法
14 回 第 16 課 進行態
15 回 第 11~16 課の補充とまとめ
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2.プリントを必ず受け取ること
3.必ずプリ
(再)韓国語1//趙
賢美/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
最近日本と韓国は文化交流も多様化しており、日本において韓国の社会や文化に興味を持つ人がます
ます増えている。特に韓国ドラマや歌を中心とした韓流ブームは一時的なブームの壁を越え、韓国の姿
を見せることによって今までの韓国のイメージを変えつつある。日本から一番近い外国である韓国の文
化に触れながら、日本語と文法や単語などの類似点が多くて外国語の中で最も覚えやすく吸収しやすい
言語である韓国語を習得することによって韓国との関わりを深く考える。
本講座では、韓国語(ハングル)についての知識がまったくない受講生を対象とし、基礎から丁寧
に学習していく。前期(韓国語 I)
・後期(韓国語 II)の1年を通して、日常会話ができる程度のコミュ
ニケーション能力を身につけることを目指す。基礎文法の学習だけではなく会話の練習や平易な文章の
講読も行ないバランスよく韓国語を学んでいく。さらに、ビデオやパソコンの動画、メールなどのマル
チメディアとインターネットを融合した学習方法を取り入れ、効率良く楽しい学習環境の構築を図る。
最後に、両国の文化理解に役立つ知識が吸収できるよう、言語を超えて文化・歴史・社会などの分野に
幅広く触れていきたい。
【学習到達目標】
・基本的な韓国語の文字と文法の習得はもちろん正しい発音ができるよう練習を重ねる。
・挨拶を含めて簡単な日常会話ができることを目指す。
【履修上の注意】
・元気で積極的に授業に取り込む態度が望ましい。
・各ユニットについての予習・復習を必ず行う。
【事前準備学習】
・韓国語に関する入門書(新書類)は、数多く出版されているので、1 冊は読んでおいてほしい。
【教科書】
『授業中に必要な教材を配布する。
』
【参考書】
『文法から学べる韓国語ドリル』 李
昌圭 ナツメ社 2010
【評価方法】
・平常点(授業態度、課題の提出状況等から判断し評価する)(30%)、
・試験(70%)
【講義テーマ】
1 回 韓国を知ろう(韓国の歴史・文化・生活習慣などの情報)
2 回 基本文字①(母音字)
3 回 基本文字②(子音字)
4 回 基本文字③(濃音)
5 回 基本文字④(合成母音字)
6 回 基本文字⑤(終音)
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7 回 発音のルール①(連音化、濃音化)
8 回 発音のルール②(激音化、鼻音化)
9 回 ハングルの半切表(読む練習)
10 回 助詞
11 回 基本会話①(自己紹介)
12 回 基本会話②(~です。~ます。)
13 回 基本会話③(これ・それ・あれ)
14 回 基本会話④(これは何ですか。)
15 回 総括及び試験
(再)韓国語2//趙
賢美/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
最近日本と韓国は文化交流も多様化しており、日本において韓国の社会や文化に興味を持つ人がます
ます増えている。特に韓国ドラマや歌を中心とした韓流ブームは一時的なブームの壁を越え、韓国の姿
を見せることによって今までの韓国のイメージを変えつつある。日本から一番近い外国である韓国の文
化に触れながら、日本語と文法や単語などの類似点が多くて外国語の中で最も覚えやすく吸収しやすい
言語である韓国語を習得することによって韓国との関わりを深く考える。
本講座では、韓国語(ハングル)についての知識がまったくない受講生を対象とし、基礎から丁寧に
学習していく。前期(韓国語 I)
・後期(韓国語 II)の1年を通して、日常会話ができる程度のコミュニ
ケーション能力を身につけることを目指す。基礎文法の学習だけではなく会話の練習や平易な文章の講
読も行ないバランスよく韓国語を学んでいく。さらに、ビデオやパソコンの動画、メールなどのマルチ
メディアとインターネットを融合した学習方法を取り入れ、効率良く楽しい学習環境の構築を図る。最
後に、両国の文化理解に役立つ知識が吸収できるよう、言語を超えて文化・歴史・社会などの分野に幅
広く触れていきたい。
【学習到達目標】
・韓国語 I に続いて、文法と発音を中心とした練習を行う。
・韓国語を用いてインターネットメールのやり取りができ、正しい発音での簡単なコミュニケーション
ができることを目指す。
【履修上の注意】
・積極的に授業に取り込む態度が望ましい。
・韓国語 I を履修した前提で講義を行うため、前期に当たる内容の理解を固めてほしい。
・各ユニットの予習と復習を必ず行う。
【事前準備学習】
・韓国ドラマや映画などをたくさん鑑賞しておくことをすすめる。
【教科書】
『授業中に必要な教材を配布する。
』
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【参考書】
『文法から学べる韓国語ドリル』 李
昌圭 ナツメ社 2010
【評価方法】
・平常点(授業態度、課題の提出状況等から判断し評価する)(30%)
・試験(70%)
【講義テーマ】
1 回 韓国を知ろう(韓国の歴史・文化・生活習慣などの情報)
2 回 基本会話①(さまざまな挨拶)
3 回 基本会話②(住所を尋ねる)
4 回 基本会話③(場所を尋ねる、漢数詞)
5 回 基本会話④(問い合わせ、固有数詞)
6 回 基本会話⑤(~ある。~ない。助数詞)
7 回 基本会話⑥(時間の言い方)
8 回 基本会話⑦(時間の都合を聞く)
9 回 基本会話⑧(好き嫌いを尋ねる)
10 回 基本会話⑨(値段を尋ねる)
11 回 基本会話⑩(週末の計画を聞く)
12 回 基本会話⑪(待ち合わせ)
13 回 基本会話⑫(誘い)
14 回 会話の練習
15 回 総括及び試験
手話//今村
彩子/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ろう・難聴者のコミュニケーション方法のひとつである手話を通して、ろう・難聴者との関わりを広げ
ていく。また、ろう・難聴者のドキュメンタリーの観賞を通して、ろう・難聴者のことを知る。
【学習到達目標】
ろう者との会話に興味をもち、自己紹介を話題に手話で会話ができる程度の力を目標とする。
【履修上の注意】
毎回、復習して授業に参加すること。実技のため、定員を20名までとする。定員を超えた場合は初回
の講義で試験を実地し、20名にする。
【事前準備学習】
なし
【教科書】
『新手話教室』 社会福祉法人全国手話研修センター 財団法人全日本ろうあ連盟出版局 2005 年
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【評価方法】
レポート・授業態度・実技試験などの総合評価。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション・名前を表してみよう
2 回 つたえあってみましょう
3 回 自己紹介1 名前を紹介しましょう
4 回 自己紹介2 家族を紹介しましょう
5 回 自己紹介3 趣味について話しましょう
6 回 自己紹介4 数字を使って話しましょう
7 回 自己紹介5 仕事について紹介しましょう
8 回 自己紹介6 あなたの家を紹介しましょう
9 回 総復習
10 回 1日のことを話しましょう
11 回 一ヶ月のことを話しましょう
12 回 一年のことを話しましょう
13 回 総復習
14 回 交流会
15 回 総括及び実技試験
手話上級//今村
彩子/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ろう・難聴者のコミュニケーション方法のひとつである手話を通して、ろう・難聴者との関わりを広げ
ていく。また、ろう・難聴者のドキュメンタリーの観賞を通して、様々な環境や年代のろう・難聴者の
こと、彼らの歴史的背景を知る。
【学習到達目標】
ろう者と会話をしようとする態度をもち、1日・1週間・1年の家族との身近な生活や体験を話題に手
話で会話ができる程度の力を目標とする。
【履修上の注意】
以前、本大学で受講した「手話」
「手話入門」
「手話1」の授業で、B 以上の成績を修めた学生を履修可
能とする。それ以外の学生は受講不可。実技のため、定員を20名までとする。定員を超えた場合は初
回の講義で試験を実地し、20名にする。
【事前準備学習】
手話入門で学んだことを復習しよう
【教科書】
『手話教室 基礎』 社会福祉法人全国手話研修センター 財団全日本ろうあ連盟出版局 2007 年
36
【評価方法】
レポート・授業態度・実技試験などの総合評価。
【講義テーマ】
1 回 自己紹介1 名前と家族の紹介 基本文法 具体的表現Ⅰ
2 回 自己紹介2 趣味と仕事 基本文法 具体的表現Ⅱ
3 回 自己紹介3 数字 基本文法 置き換えの表現
4 回 1日に関する表現 基本文法 表情
5 回 1ヶ月に関する表現 基本文法 主語の明確化Ⅰ位置・方向を工夫して表現しましょう①
6 回 1年に関する表現 基本文法 主語の明確化Ⅱ位置・方向を工夫して表現しましょう②
7 回 季節に関する表現 基本文法 主語の明確化Ⅲ指差しを使って表現しましょう
8 回 都道府県・地名 基本文法 主語の明確化Ⅳ体の向きをかえて表現しましょう
9 回 基本文法 空間の活用Ⅰ左右・前後・上下の空間を活用して表現しましょう
10 回 基本文法 空間の活用Ⅱ指差しや視線を活用して表現しましょう
11 回 基本文法 同時性
12 回 基本文法 単語や文の代理的表現
13 回 基本文法のまとめ
14 回 総括及び実技試験
15 回 交流会
日本語表現上級//玉田
沙織/春A(水 3)
・秋A(火 2・水 1)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
大学で学ぶ際に、あるいは社会生活を営む上で、日本語による言語表現は欠かせない。言語表現能力
の向上をはかるために、主に文章による表現の基礎を培う科目である。具体的には、レポート・小論文・
卒業論文など学術的な文章を書くための基礎的な内容を学習する。
【学習到達目標】
1.適切な表現・ことばを用いた正しく分かりやすい文を書けるようにする。
2.事実と意見、他人の意見と自分の意見を区別し、論理的な文章を書く力を身につける。
3.複数の資料を分析しつつ、正しく引用しながら大学教育で求められるレポート・小論文を書くことが
できる。
【履修上の注意】
1年次必修「日本語表現」の【単位が取得済み】の場合のみ、履修を認める。履修見込み(同時受講)
は認めない。
日本語検定【2級】の合格を目指す場合は、夏期集中講義として開講予定の「日本語表現上級」の登
録を推奨する。同名の講義であるため、単位が認定されるのは一方のみである。
日本語運用能力を高めるためには、主体的な取り組みが大切である。授業には積極的に参加し、疑問
点は遠慮せずに質問すること。基礎学力を養うために、CCS 自学自習問題も活用しよう。
【事前準備学習】
前回の復習。
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【教科書】
プリントを使用する。
【参考書】
図書館にも、複数冊入れてあります。ご利用下さい。
【評価方法】
提出物 40%、小論文 20%、レポート 20%、復習テスト 20%。
単位取得基礎条件は、全学の基準と同様に5回未満の欠席(最大4回まで)。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 敬語に強くなる(1)
3 回 敬語に強くなる(2)
4 回 メールの達人になる
5 回 語順を整える・意味を一つにする
6 回 文を組み立てる
7 回 論証する
8 回 引用して意見を述べる
9 回 小論文を書く(準備)
10 回 小論文を書く(執筆)
11 回 小論文を書く(推敲)
12 回 レポートを書く(準備)
13 回 レポートを書く(執筆)
14 回 レポートを書く(推敲)
15 回 講評と復習テスト
日本語表現上級//玉田
沙織/集春(集中)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本語検定二級受験者のために開講する授業です。日本語検定二級は、大学生・社会人を対象にしてい
ます。実社会に出ても十分に対応しうるような、実践的・総合的な国語能力の養成を目指します。毎回
の授業では、過去問を中心に、分野ごとの能力の習得を目指します。
【学習到達目標】
日本語検定二級の認定ないしは準認定獲得を目指します。
大学生・社会人として恥じない国語能力の習得を目指します。
【履修上の注意】
通常の「日本語表現上級」の既履修者あるいは履修者は、この集中講義を履修できません。定員に余裕
のある場合は、受講しても構いませんが、単位取得はできません。もし受講する場合は、教員にその許
可を取ること。また、この授業は、日本語検定二級の取得を目指す授業ですから、検定の申し込みをす
38
ることが条件となります。受講しても、検定の申し込みがない場合は、単位取得はできません。開講期
間は八月終わりから九月当初の火曜日(1~4限)から金曜日(1~3限)の計 15 時間です。
【事前準備学習】
四日間の集中講義です。前回の授業を復習し、次の授業に備えてください。そのためにも、自学自習の
応用問題を必ず毎回やること。
【教科書】
その都度、プリントを用意します。
【参考書】
『日本語検定公式領域別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
『日本語検定公式各級別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
図書館にも、複数冊入れてあります。ご利用下さい。
【評価方法】
毎時間の小テストと平生点による総合評価。基本的には全出席が条件です。四回欠席した場合、失格と
します。
【講義テーマ】
1 回 日本語能力確認テスト(どの分野の能力が劣るかの確認テストをします)
2 回 過去問を中心にした「敬語(尊敬語)」の学習
3 回 過去問を中心にした「敬語(謙譲語)」の学習
4 回 2~3の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
5 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(ら抜き言葉・レタス言葉)」の学習
6 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(さ入れ言葉・呼応の副詞)」の学習
7 回 5~6の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
8 回 ことわざ・慣用句の学習
9 回 過去問を中心にした「語彙の意味」の学習
10 回 過去問を中心にした「言葉の意味」の学習
11 回 9~10 の授業のまとめ、応用問題。慣用句・慣用表現の学習
12 回 ことわざ・四字熟語の学習
13 回 過去問を中心にした「漢字」の学習
14 回 過去問を中心にした「表記」の学習
15 回 日本語能力達成度確認テスト
日本語表現上級//川越
めぐみ/春A(火 3)・秋A(火 3)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本語検定二級受験者のために開講する授業です。日本語検定二級は、大学生・社会人を対象にしてい
ます。実社会に出ても十分に対応しうるような、実践的・総合的な国語能力の養成を目指します。毎回
の授業では、過去問を中心に、分野ごとの能力の習得を目指します。
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【学習到達目標】
日本語検定二級の認定ないしは準認定獲得を目指します。
大学生・社会人として恥じない国語能力の習得を目指します。
【履修上の注意】
通常の「日本語表現上級」の既履修者あるいは履修者は、この集中講義を履修できません。定員に余裕
のある場合は、受講しても構いませんが、単位取得はできません。もし受講する場合は、教員にその許
可を取ること。また、この授業は、日本語検定二級の取得を目指す授業ですから、検定の申し込みをす
ることが条件となります。受講しても、検定の申し込みがない場合は、単位取得はできません。開講期
間は八月終わりから九月当初の火曜日(1~4限)から金曜日(1~3限)の計 15 時間です。
【事前準備学習】
前回の授業を復習し、次の授業に備えてください。そのためにも、自学自習の応用問題を必ず毎回やる
こと。
【教科書】
その都度、プリントを用意します。
【参考書】
『日本語検定公式領域別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
『日本語検定公式各級別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
図書館にも、複数冊入れてあります。ご利用下さい。
【評価方法】
毎時間の小テストと平生点による総合評価。基本的には全出席が条件です。四回欠席した場合、失格と
します。
【講義テーマ】
1 回 日本語能力確認テスト(どの分野の能力が劣るかの確認テストをします)
2 回 過去問を中心にした「敬語(尊敬語)」の学習
3 回 過去問を中心にした「敬語(謙譲語)」の学習
4 回 2~3の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
5 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(ら抜き言葉・レタス言葉)」の学習
6 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(さ入れ言葉・呼応の副詞)」の学習
7 回 5~6の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
8 回 ことわざ・慣用句の学習
9 回 過去問を中心にした「語彙の意味」の学習
10 回 過去問を中心にした「言葉の意味」の学習
11 回 9~10 の授業のまとめ、応用問題。慣用句・慣用表現の学習
12 回 ことわざ・四字熟語の学習
13 回 過去問を中心にした「漢字」の学習
14 回 過去問を中心にした「表記」の学習
15 回 日本語能力達成度確認テスト
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日本語表現上級//川越
めぐみ/集春(集中)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本語検定二級受験者のために開講する授業です。日本語検定二級は、大学生・社会人を対象にしてい
ます。実社会に出ても十分に対応しうるような、実践的・総合的な国語能力の養成を目指します。毎回
の授業では、過去問を中心に、分野ごとの能力の習得を目指します。
【学習到達目標】
日本語検定二級の認定ないしは準認定獲得を目指します。
大学生・社会人として恥じない国語能力の習得を目指します。
【履修上の注意】
通常の「日本語表現上級」の既履修者あるいは履修者は、この集中講義を履修できません。定員に余裕
のある場合は、受講しても構いませんが、単位取得はできません。もし受講する場合は、教員にその許
可を取ること。また、この授業は、日本語検定二級の取得を目指す授業ですから、検定の申し込みをす
ることが条件となります。受講しても、検定の申し込みがない場合は、単位取得はできません。開講期
間は八月終わりから九月当初の火曜日(1~4限)から金曜日(1~3限)の計 15 時間です。
【事前準備学習】
四日間の集中講義です。前回の授業を復習し、次の授業に備えてください。そのためにも、自学自習の
応用問題を必ず毎回やること。
【教科書】
その都度、プリントを用意します。
【参考書】
『日本語検定公式領域別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
『日本語検定公式各級別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 毎年度
図書館にも、複数冊入れてあります。ご利用下さい。
【評価方法】
毎時間の小テストと平生点による総合評価。基本的には全出席が条件です。四回欠席した場合、失格と
します。
【講義テーマ】
1 回 日本語能力確認テスト(どの分野の能力が劣るかの確認テストをします)
2 回 過去問を中心にした「敬語(尊敬語)」の学習
3 回 過去問を中心にした「敬語(謙譲語)」の学習
4 回 2~3の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
5 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(ら抜き言葉・レタス言葉)」の学習
6 回 過去問を中心にした「言葉の使い方(さ入れ言葉・呼応の副詞)」の学習
7 回 5~6の授業のまとめ、応用問題。必修漢字の学習
8 回 ことわざ・慣用句の学習
9 回 過去問を中心にした「語彙の意味」の学習
41
10
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
過去問を中心にした「言葉の意味」の学習
9~10 の授業のまとめ、応用問題。慣用句・慣用表現の学習
ことわざ・四字熟語の学習
過去問を中心にした「漢字」の学習
過去問を中心にした「表記」の学習
日本語能力達成度確認テスト
哲学//持田
辰郎/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
主に初めて哲学を学ぶひとのために哲学の諸問題と基礎知識を説明します。具体的には、
「哲学とは
何か」、
「形而上学とは何か」、
「個と普遍の問題」、
「確かさとは何か」という4つのテーマにそって、そ
れぞれ代表的な哲学者の意見の紹介を交えながら説明します。
まずは最初の3回で、私たちの知識や行動基準の「基礎を問うこと」の意味を考えます。私たちの日々
の行動や判断も、意識はしなくてもそれに基づいているはずです。そこでの焦点は「ものの世界」を越
えた「何か」ですが、そのことを第4回から第6回の授業で考えていきます。それによって、人間のあ
り方の図式が見えてきます。第7回から第10回では、真理をどこに求めるのか--こころの中か、世
界の現れか、はたまた「神」か--という問題を、過去の哲学者たちの考えを分類整理しながら紹介し
ます。第11回以降は、以上の議論を踏まえながら、とりわけ現代に生きる私たちの問題を取り上げま
す。「進歩」の意味をも考えていきます。
【学習到達目標】
私たちの日頃の何げない思考、行動、判断の中にも、
「良さ」、価値を求める人間の構造が隠されてい
ます。この授業は、普段明確には意識していない、その構造を意識化することを目標とします。また、
そのようなことを考えることによって、思考の柔軟性を身につけることをも目的としています。
【履修上の注意】
特にありません。
【事前準備学習】
特にありません。これまで哲学について何も知らなくてもかまいませんが、それだけ授業自体が勝負で
す。
【教科書】
必要なものはすべてプリントで配付します。
【評価方法】
各回の授業の最後20分間で、その回の授業内容のレポートを提出してもらいます。一回の授業につき
8点満点、学期最後の試験を25点満点とし、すべて加算して60点以上C、70点以上B等々と評価
します。細部については第1回授業で説明します。
【講義テーマ】
1 回 成績評価方法、哲学という言葉
42
2 回 知識の基礎を問うこと
3 回 考えるときの「枠組み」
4 回 形而上学とは何か/論理実証主義
5 回 ブーバーより..
.「超越」を考えること
6 回 カントとパスカル.
..中間者としての人間
7 回 個と普遍の問題/プラトンのイデア論..
.言葉の限界と「イデア」
8 回 アリストテレスの「質料形相論」.
..ものの世界と「目的」
9 回 ソフィスト vs ソクラテス...倫理に普遍性があるか
10 回 神を語る言葉
11 回 確かさとは何か/見ることと言葉
12 回 「進歩」とは何か
13 回 自由と価値
14 回 まとめ
15 回 まとめおよび試験
哲学史//持田
辰郎/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
哲学を学ぶこととは単に「哲学史の知識を知る」ことではないのですが、「哲学する」ことを学ぶに
は、哲学史上の知識は必要です。この授業では、中世以降の西洋哲学史の流れに即し、各時代の主要な
哲学者、著作、そこでの主な問題、使われている諸概念等をできるだけ整理して紹介します。とりわけ、
各時代に特徴的な問題については、現代的に問い直して紹介したいと思います。そこでの主要な問題は
「宗教的なものの見方」と「科学的なものの見方」です。それぞれ、私たちの世界の見方、人間の捉え
方の一つです。その考察を通じて、自分で考える訓練をおこない、ひいては考え方そのものの多様性を
理解していただきたいと思います。
【学習到達目標】
哲学史の基礎知識を習得するとともに、多様な議論を理解することを通じて、思考の柔軟性を養うこと
を目標とする。
【履修上の注意】
特にありません。
【事前準備学習】
特にありません。これまで哲学について何も知らなくてもかまいませんが、それだけ授業自体が勝負で
す。
【教科書】
必要なものはすべてプリントで配付します。
【評価方法】
各回の授業の最後20分間で、その回の授業内容のレポートを提出してもらいます。一回の授業につき
8点満点、学期最後の試験を25点満点とし、すべて加算して60点以上C、70点以上B等々と評価
43
します。細部については第1回授業で説明します。
【講義テーマ】
1 回 成績評価方法、宗教と哲学
2 回 中世哲学の流れと初期教父時代の論争
3 回 アウグスチヌスと新プラトン主義
4 回 悪の問題
5 回 神の存在証明
6 回 神学とは何か
7 回 目的論的自然学
8 回 デカルトの懐疑
9 回 コギトと物体
10 回 心身問題
11 回 近代における心身問題の展開
12 回 本有観念の問題
13 回 カント
14 回 まとめ
15 回 まとめと試験
心理学概論//谷口
篤/春A(金 2)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
みなさんは、テレビや雑誌などに取り上げられる「心理テスト」が「心理学」という学問と思っている
かもしれない。心理学は人の心を読んだり、人の心を繰ったりする事が出来ると思っているかもしれな
い。しかし、それは科学としての心理学とはほど遠いものである。心理学は文字通り心の学問である。
しかし、心理学以外の人文科学も「人間とは何か」を追求する学問であり、それぞれが独自のアプロー
チで人間の心に迫ろうとしている。科学としての現代心理学ワールドへみなさんを案内していきたい。
科学的な人間理解の方法に迫ろうとするのが心理学である。随時、簡単な実験・調査を自ら体験しなが
ら、現代心理学のおもしろさを実感してもらえればと思う。その体験の中から、心理学における科学的
な人間理解の方法、考え方を学び、人間理解をより深めてもらいたい。
【学習到達目標】
1.科学的な心の見方がわかる。
2.心理学の研究方法の基礎がわかる。
3.人間の知覚の仕組みと特徴を知る。
4.人間の学習や理解の仕組みがわかる。
5.人間の性格や人間関係の基礎的な見方を理解できる。
【履修上の注意】
コンピュータを使うことが多いので、パソコンを持ってくるように。
出席など平常点も評価に加味されます。欠席しないようにしてください。
44
【事前準備学習】
毎時間の終わりに、次の時間の予告をしますので、テキストの該当箇所を読んでくるようにしてくださ
い。
【教科書】
『スーパーエッセンス心理学』 石田潤・谷口篤
【評価方法】
学期末テスト 75% +
編集 北大路書房 2004 年
平常点 25%で評価する。
【講義テーマ】
1 回 導入 心理学とは
2 回 心理学の研究方法
3 回 知覚心理学1 視覚の仕組み
4 回 知覚心理学2 錯視の特徴と仕組み
5 回 認知心理学1 記憶とは何か
6 回 認知心理学2 記憶の仕組み
7 回 認知心理学3 思考について
8 回 認知心理学4 思考にのエラー
9 回 性格心理学1 性格の理論
10 回 性格心理学2 性格検査
11 回 知能の心理学1 知能の理論
12 回 知能の心理学2 知能テスト
13 回 社会心理学1 人間関係
14 回 社会心理学2 印象
15 回 まとめ
心理学概論//谷口
篤/秋A(金 2)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
みなさんは、テレビや雑誌などに取り上げられる「心理テスト」が「心理学」という学問と思っている
かもしれない。心理学は人の心を読んだり、人の心を繰ったりする事が出来ると思っているかもしれな
い。しかし、それは科学としての心理学とはほど遠いものである。心理学は文字通り心の学問である。
しかし、心理学以外の人文科学も「人間とは何か」を追求する学問であり、それぞれが独自のアプロー
チで人間の心に迫ろうとしている。科学としての現代心理学ワールドへみなさんを案内していきたい。
科学的な人間理解の方法に迫ろうとするのが心理学である。随時、簡単な実験・調査を自ら体験しなが
ら、現代心理学のおもしろさを実感してもらいればと思う。その体験の中から、心理学における科学的
な人間理解の方法、考え方を学び、人間理解をより深めてもらいたい。
【学習到達目標】
1.科学的な心の見方がわかる。
2.心理学の研究方法の基礎がわかる。
3.人間の知覚の仕組みと特徴を知る。
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4.人間の学習や理解の仕組みがわかる。
5.人間の性格や人間関係の基礎的な見方を理解できる。
【履修上の注意】
コンピュータを使うことが多いので、パソコンを持ってくるように。
出席など平常点も評価に加味されます。欠席しないようにしてください。
【事前準備学習】
毎時間の終わりに、次の時間の予告をしますので、テキストの該当箇所を読んでくるようにしてくださ
い。
【教科書】
『スーパーエッセンス心理学』 石田潤・谷口篤
【評価方法】
学期末テスト 75% +
編集 北大路書房 2004 年
平常点 25%で評価する。
【講義テーマ】
1 回 導入 心理学とは
2 回 心理学の研究方法
3 回 知覚心理学1 視覚の仕組み
4 回 知覚心理学2 錯視の特徴と仕組み
5 回 認知心理学1 記憶とは何か
6 回 認知心理学2 記憶の仕組み
7 回 認知心理学3 思考について
8 回 認知心理学4 思考にのエラー
9 回 性格心理学1 性格の理論
10 回 性格心理学2 性格検査
11 回 知能の心理学1 知能の理論
12 回 知能の心理学2 知能テスト
13 回 社会心理学1 人間関係
14 回 社会心理学2 印象
15 回 まとめ
心理学概論//加藤
智宏/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
人に限らず、生き物には意識があります。この意識というものはなかなか形になって見えてきません。
その意識を何とかして目に見える形にしようとしているものが心理学です。
最近では、凶悪犯罪の増加や低年齢化がテレビや新聞などで騒がれています。その原因を探る上で、
心理学がしばしば登場してきます。犯罪と人の心の関係を探ることで動機を知ることや、今後の防犯活
動に役立てようとしているのでしょう。また癒しブームに見られるように、心の安らぎも心理学の研究
対象として必要なものになってきました。カウンセリングも徐々に社会に浸透し、学校や企業の中でも
46
専門部署を配置するようになって来ました。現代社会では、心理学というものが「心」「意識」への問
題を通じて関心をもたれるようになってきたのです。ただ先にも書きましたが、
「心」
「意識」というも
のを、手の平ですくいあげることはできません。そのため心理学では様々な手法を用いて「意識とはな
んなのか」「心とはなんなのか」を客観的に見つめていこうとしています。
上に述べた犯罪や心の癒しとの関わりだけでなく、心理学では意識を色々な角度から探ってきました。
目に見えないものを扱いながら、その方法は科学的な見地に基づいたものです。主観的な見解を排除し
客観的に意識というものを考えていくために物理学的な方法を用いて研究が進められています。
この講義では、これまで心理学で研究されてきた様々な成果を、出来る限り身近な事例を用い解読し
ていく予定です。
キーワードとして、知覚、認知、記憶、学習、社会、環境、発達、臨床、犯罪などを対象とした講義
を予定しています。
【学習到達目標】
日常生活の出来事に対して、心理学的な見方を取り入れていくことを目標とします。
【履修上の注意】
毎回配布するプリントを元に授業を進めていきます。
【事前準備学習】
特にありません。
一回ごとの授業に集中してください。
【教科書】
毎回資料を配布します。
【参考書】
特に指定しません。
希望があれば紹介します。
【評価方法】
期末に行う試験によって判断します。
【講義テーマ】
1 回 心理学の成り立ち
2 回 知覚の不思議 ~錯視と恒常性~
3 回 ゲシュタルト心理学 ~要素と全体~
4 回 学習と記憶
5 回 忘却と変容
6 回 発達心理学 ~ピアジェとエリクソン~
7 回 右脳と左脳
8 回 防衛機制と神経症
9 回 無意識とは?
10 回 心理療法
11 回 心理テスト
12 回 社会心理学 ~個人と集団~
47
13 回 応用心理学の紹介 ~犯罪心理学~
14 回 応用心理学の紹介 ~環境心理学~
15 回 総括
日本思想史//荻原
隆/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本の思想-その本質、および伝統と欧化-
この講義は二部構成とする。第一部(春学期)は日本の伝統の中核、日本人の精神の本質にあるも
のはなにかについて考察する。まず最初に日本的とか日本人好みと言われる場合のイメージについて考
えてみよう。次に丸山真男の日本ファシズム・軍国主義論を取り上げ、丸山が日本人の精神性について
どう考えていたかを見てみる。つづいて、日本の代表的な文学作品や国体思想および武士道について検
討する。あわせて、もともと外来思想であるが、日本の伝統の一部になった儒教や仏教についても考え
てみよう。最後に、日本の地理・環境・風土と民族の成り立ちの特質を検討し、津田左右吉の日本思想
史研究を手がかりとしながら、日本的で普遍的な原理を構想することが可能かどうか述べて見ようと思
う。
第二部(秋学期)は明治維新前後における日本近代思想の形成について考察する。まず、幕末維新期
における対外意識の形成とその問題を取り上げる。この期の日本の対外意識には国際関係における規範
という観念がある程度成立するものの、それがとくに東アジアに対しては長続きせず、力の論理に傾斜
してゆくが、それはなぜなのか論ずる。次に福沢・加藤らの明治啓蒙思想を取り上げ、啓蒙とはなにか、
そして彼らの天賦人権論・自然観・人間観・政治観などを従来の儒教的なそれとの差異と連続性という
観点から考察する。また、福沢の文明論を紹介し、西洋文明の光と影、国家と普遍的文明のはざまで彼
がどのように苦悩し、選択をなしたか考えてみる。続いて、自由民権運動を考察する。植木・中江・馬
場らのこの思想集団は明治啓蒙の天賦人権論を継承しつつ、自由権利のさらなる拡大をめざしたもので
あるが、その意義と問題について論ずる。一方、功利主義の立場から自由権利の問題を考えようとした
小野梓の思想の意味についても取り上げる。維新の改革もようやく一段落した明治二十年代になると、
徳富の平民主義、陸の国民主義、志賀や三宅らの国粋主義が出現してくる。これらは啓蒙や民権の思想
が抽象的・概念的性格を持つのに対し、より生産や生活、風土や歴史を重視するという特徴があるが、
こういう思想の意味について考えながら、幕末維新期の思想を全体として振り返っておく。
第一部(春学期)、第二部(秋学期)いずれを履修しても単位を認定する。
「講義・テーマ」はとりあ
えず第一部の15回分を示す。
【学習到達目標】
日本精神についてはとかく誤解が多いので、その本質についてよく認識理解するとともに、伝統と欧化
を巡って日本はいかなる形で普遍的文明に貢献できるかを考えてみる。
【履修上の注意】
授業は静粛・真剣に聴くこと。私語・遅刻・早退は厳禁。
【事前準備学習】
参考文献には一応目を通しておいてほしい。また、広く歴史・文学・哲学などの古典を読み、知識や教
養、論理的思考能力を養っておくことは必須。これらが不足していると、授業を理解できないし、面白
48
くもないはず。
【参考書】
『現代政治の思想と行動』 丸山真男 未来社 1962
『忠誠と反逆 : 転形期日本の精神史的位相』 丸山真男 筑摩書房 1992
『文学に現はれたる国民思想の研究 (全四巻)』 津田左右吉 岩波書店 1966
【評価方法】
小テスト30%、授業態度20%、試験50%を目安に総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 はじめに
2 回 日本的・日本人好みとは
3 回 同上(文学や芸術などを例に)
4 回 同上(丸山真男のファシズム論を読む)
5 回 同上(日本ファシズムの特徴と伝統の関連)
6 回 記紀・詩歌
7 回 王朝文学
8 回 国体思想・武士道
9 回 仏教・儒教
10 回 日本人の歴史的特性-風土と民族の成り立ち
11 回 同上(志賀重昂『日本景論』を読む)
12 回 同上(津田左右吉の業績を手がかりに)
13 回 日本的原理は可能か-伝統と欧化
14 回 日本的原理を未来に生かそう
15 回 授業の総括と試験
日本史//曽我
良成/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義では中学・高校の「日本史」のように、あらゆる分野を古い時代から概観するのではなく、
男女・夫婦・家族の社会的役割という観点にしぼって日本の歴史を眺めることにします。
日本的な男女のあり方は、男性が上位に立ち、女性はそれを支えるというもののように思われがちで
すが、その男女のあり方は実は、かなり後の時代に政治的につくられたものなのです。戦国時代までの
日本の男女のあり方は、もっと別なものです。
これから私たちが生きていく社会には、どのような男女や家族のあり方が望ましいのかを考えるため、
固定観念にとらわれることのないように、まず歴史をふりかえってみましょう。
【学習到達目標】
あらゆる人々との「共生」の上に、現在の私たちの社会が成り立っていることを理解し、その一員とし
ての役割を果たしていく一人の人間としての意識がもてること。
49
【履修上の注意】
毎回、その週で学習したことをまとめる小レポートを課題として課します。
単に講義に出ているだけでは評価されませんので注意してください。
【事前準備学習】
次回のテーマに関係する部分の教科書を読んできてください。
急に人名が出てきても誰のことかわからない、ということのないようにしてください。
【教科書】
『日本女性史』
吉川弘文館
【評価方法】
試験 60% 授業まとめ・小レポート 40%
【講義テーマ】
1 回 どうして歴史なんて勉強しなくてはいけないの?
2 回 「原始女性は太陽だった」のか?
3 回 卑弥呼の謎を探る
4 回 男の王と女の王
5 回 律令法における女性の地位
6 回 女性の天皇に関する基礎知識
7 回 女帝の世紀
8 回 平安貴族社会と女性
9 回 二人の天皇に愛された女性
10 回 中世の社会と女性
11 回 戦国時代の政略結婚は悲劇的?
12 回 ルイス・フロイスの見た日本人
13 回 「かかあ天下」の本当の意味
14 回 「女工哀史」の世界
15 回 まとめおよび試験
日本文化史//曽我
良成/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本の文化の歴史のなかで、とくに興味を引く点について解説をしたいと思います。高校時代の日本史
で文化というと、仏像や文学作品の名前を覚えることだったはずですが、この講義でいう文化とは、も
う少し広い範囲で考えて「日本人の営み」といった意味で考えています。私たちは日本人として、この
ような文化を引き継ぎ、そして次の世代へ渡していく役割を担っています。あまり難しく考えずに、
「文
化」を考えてみませんか?
【学習到達目標】
人間の営みとしての日本の文化が、どのように形成されてきて、どのように私たちに継承され、今の生
50
活に関わっているのかを、理解できるようになること。
【履修上の注意】
毎回講義終了時に、その講義をまとめる小レポートを提出してもらいます。
たんに出席しているだけでは意味がありません。
【事前準備学習】
次回講義分に関係する教科書の予習をしてきてください。
【教科書】
『日本女性史』
吉川弘文館
【評価方法】
試験 60%、講義時感想文・小レポート 40%
【講義テーマ】
1 回 「歴史」って何?「文化」って何?
2 回 日本人はどこから来たか?(1)北から
3 回 日本人はどこから来たか?(2)南から
4 回 文化の始まりとしての「戦争」
5 回 「万葉集」にあらわれた古代人の心
6 回 平安貴族の恋愛と結婚
7 回 鎌倉「新」仏教ってどこが新しいの?
8 回 朝市や行商のおばちゃん達は重要文化財
9 回 江戸時代の庶民女性
10 回 江戸時代の「悪女」
11 回 幕末動乱期の女性活動家
12 回 「良妻賢母」は、誰の良い妻?賢い母?
13 回 東海地方の歴史散歩(1)古墳
14 回 東海地方の歴史散歩(2)国宝建築
15 回 まとめおよび試験
日本文学//早川
厚一/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
治承から元暦にかけて戦われた源平合戦の前哨戦ともなった保元物語を扱う。皇位継承に絡んだ戦い
であったが、親子・兄弟があい分かれて戦うこととなる。皇室内では、実の兄弟の崇徳院と後白河天皇
が、藤原摂関家の内では、藤原忠実・頼長父子が、長男の忠通と対立し、平家は清盛と叔父忠正が、源
氏は源義朝と、その父為義と残りの兄弟が対立しというように、誠に不思議な戦いでもあった。前半は、
源為朝の奮戦ぶりが中心となろう。当時の武士、合戦の仕方、武器等多方面にわたり講義することとな
ろう。軍記物語は、また女・子供の文学でもあった。物語の後半で、崇徳院方についた為義は、後白河
天皇方についた嫡男義朝の手により斬首される。さらに義朝は、後白河天皇の命令により、幼い四人の
弟達を殺すこととなる。それらの死を、為義や四人の子供たちはどのように迎えようとしたのか。さら
51
に彼等の死を聞いた妻であり母である為義の北の方はどうしたのか。具体的に読み進めて行きたい。
【学習到達目標】
当時の文化・人々の考え等に思いを馳せ、作品を理解できるようになることを目指す。
【履修上の注意】
出席と毎回の小テストを重視します。その代わりに、学期末のテストとレポートはありません。欠席が
5回となったら失格となります。
【事前準備学習】
一つの作品を一年通して読んでいきますから、前回の内容を簡単におさらいしてください。授業の始
めに、前回の話のまとめを話しますから、自分がどの程度理解できているかを確認してください。
【教科書】
『『京図本保元物語』』 早川厚一他 和泉書院
【参考書】
図書館の指定図書コーナーに関連図書があります。
【評価方法】
毎回行う小テスト 50%と、 平常点 50%の総合評価です。具体的には、第一回目の授業で話しますから、
必ず出席すること。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション・保元の乱について
2 回 保元物語概説・小テスト
3 回 合戦前哨戦「官軍手分けの事」
・小テスト
4 回 鎮西八郎為朝登場・小テスト
5 回 軍評定の事・小テスト
6 回 伊藤五・六、為朝に果敢に挑む・小テスト
7 回 為朝を恐れ、清盛退却・小テスト
8 回 小山田小三郎是行、為朝に果敢に挑む・小テスト
9 回 為朝に鎌田政清果敢に挑む・小テスト
10 回 大将同士の戦い、為朝対兄義朝との戦い・小テスト
11 回 為朝に大庭景能・金子家忠果敢に挑む・小テスト
12 回 崇徳院・左大臣頼長都落ちの事・小テスト
13 回 為義降参の事・小テスト
14 回 為義最期の事①・小テスト
15 回 これまでのまとめ
52
日本文学史//早川
厚一/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
治承から元暦にかけて戦われた源平合戦の前哨戦ともなった保元物語を扱う。皇位継承に絡んだ戦い
であったが、親子・兄弟があい分かれて戦うこととなる。皇室内では、実の兄弟の崇徳院と後白河天皇
が、藤原摂関家の内では、藤原忠実・頼長父子が、長男の忠通と対立し、平家は清盛と叔父忠正が、源
氏は源義朝と、その父為義と残りの兄弟が対立しというように、誠に不思議な戦いでもあった。前半は、
源為朝の奮戦ぶりが中心となろう。当時の武士、合戦の仕方、武器等多方面にわたり講義することとな
ろう。軍記物語は、また女・子供の文学でもあった。物語の後半で、崇徳院方についた為義は、後白河
天皇方についた嫡男義朝の手により斬首される。さらに義朝は、後白河天皇の命令により、幼い四人の
弟達を殺すこととなる。それらの死を、為義や四人の子供たちはどのように迎えようとしたのか。さら
に彼等の死を聞いた妻であり母である為義の北の方はどうしたのか。具体的に読み進めて行きたい。
【学習到達目標】
当時の文化・人々の考え等に思いを馳せ、作品を理解できるようになることを目指す。
【履修上の注意】
出席と毎回の小テストを重視します。その代わりに、学期末のテストとレポートはありません。欠席が
5回となったら失格となります。
【事前準備学習】
一つの作品を一年通して読んでいきますから、前回の内容を簡単におさらいしてください。授業の始
めに、前回の話のまとめを話しますから、自分がどの程度理解できているかを確認してください。
【教科書】
『『京図本保元物語』』 早川厚一他 和泉書院
【参考書】
図書館の指定図書コーナーに関連図書があります。
【評価方法】
毎回行う小テスト 50%と、 平常点 50%の総合評価です。具体的には、第一回目の授業で話しますから、
必ず出席すること。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション・保元物語概説
2 回 武士はなぜ戦うのか・小テスト
3 回 為義最期の事②・小テスト
4 回 為義最期の事③、義朝の弟達最期・小テスト
5 回 義朝、幼少の弟たちを殺す事①・小テスト
6 回 義朝、幼少の弟たちを殺す事②・小テスト
7 回 為義の北の方自害の事・小テスト
8 回 左大臣頼長の死骸実検の事・小テスト
9 回 崇徳院崩御の事・小テスト
10 回 為朝鬼ヶ島に渡る事・小テスト
53
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
平家物語、清盛死去の場面を読む・小テスト
平家物語宇治川先陣を読む・小テスト
平家物語那須与一を読む・小テスト
平曲「宇治川先陣」を聴く・小テスト
これまでのまとめ
陶芸論//八木
三生/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現在の社会において、芸術、美術の持つ役割、関心は大きくなっています。その反面接する機会は少
なくなっています。芸術というと、美術館等で鑑賞するものというような意識が多くの方にあります。
芸術、美術はそういうものだけでなく、もっと身近にもあり、気軽に触れあえるものなのです。そし
て自身の考え方そのものでもあります。やきもの(陶芸)を通して、芸術、生き方を皆さんと考え、伝
えることができればと考えています。
【学習到達目標】
芸術、美術に関心を持ち、考えることをしていただきたい、参考にしてもらいたい。そして人生を豊か
に、柔軟に生きていく基礎を築いて欲しい。
【履修上の注意】
講義の態度、平常点が重要となります。筆記試験も行います。
【事前準備学習】
特になし
【教科書】
なし、毎回プリントを配布する。
【参考書】
一般的美術、芸術にかんするものを参考にしてください。
【評価方法】
平常点、授業態度等
【講義テーマ】
1 回 講義概要
2 回 創作と個性
3 回 芸術とデザイン
4 回 やきもの(土、制作技法)
5 回 やきもの実習(粘土による制作)可能性を考慮中です
6 回 やきもの焼成、作品返却
7 回 やきものと食 1
54
8 回 やきものと食 2
9 回 日本、型の文化
10 回 やきもの歴史、古代
11 回 やきもの歴史、中世
12 回 時代と芸術
13 回 芸術の鑑賞
14 回 芸術と生き方
15 回 まとめ及び試験
陶芸実習//八木
三生/集春/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
やきものを実際にろくろを使ったり、ひもつくり等で制作して、焼成し、使ってみる。
体験することによってそのすばらしさ、楽しさ、魅力、苦労を実感してもらいたい。
そして、やきものを通して、様々な美術、芸術に興味を持ってもらいたい。またものつくりの楽しさ、
厳しさも感じてもらいたい。そうすることで仕事、生活の中に取り入れることが出来、うるおいや、楽
しさといった生活の幅が広がると思います。
【学習到達目標】
自分で制作する。ものつくりの楽しさ、厳しさを実感する。
【履修上の注意】
粘土を扱うので(特にろくろ)泥がついたり、汚れたりがつきものです。エプロンはありますが、靴と
かズボン、汚れてもいいものを用意してください。
基本は土ですので、乾燥すると取れやすくなります。
焼けた作品は持って帰れます。
尚制作する作品については進行速度等で変更することがあります。
【事前準備学習】
自分で作りたいものなど、お店や、家の焼き物をよく見ておくといいですね。美術雑誌のような作品は
なかなかできません。何事も初めは見よう見まねです、いきなり上手にはできません。まずは安心して
粘土いじりを楽しんでください。
【教科書】
特に教科書は使いません。
【参考書】
陶芸館にある本等を使用します。
【評価方法】
出席して、制作をしてください。作品の良し悪しは評価の対象としません。平常点の評価です。
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【講義テーマ】
1 回 土練り、カップつくり
2 回 プレートつくり、カップの絵付け
3 回 型を使った丼作り、プレート絵付け
4 回 仕上げ、釉薬かけ
一部ろくろ
5 回 茶碗つくり
一部ろくろ
6 回 茶碗の仕上げ
一部ろくろ
7 回 型おこし、釉掛け
一部ろくろ
8 回 焼けた自分の茶碗で抹茶を飲む
9 回 方形皿つくり
10 回 招き猫つくり ①
11 回 招き猫つくり ② - 仕上げ 12 回 絵付け、釉掛け
13 回 自由制作
14 回 自由制作 - 仕上げ 15 回 まとめ及び試験(レポート) 作品持ち帰り
国際政治学//増田
あゆみ/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現在、国際社会で起こっている様々なできごとを理解するためには、その理解を助けるための基本的
な知識と考え方が必要になります。その基本的な知識と考え方を養うための講座のひとつが、国際政治
学です。
本講座では、国際社会における様々な事象を、政治、経済、社会、法、時には心理的分析し、国際社
会の構造と動きについて学ぶことを目的とします。国家のみならず、国家以外の活動主体も研究対象に
なります。つまり、国家を超える国際的機関や、国境を超えて活動する企業や団体、個人も対象となり
ます。現在の国際社会の構造の理解と現状に見られる諸問題の分析を行うにあたり、日本に住む皆さん
の生活がどのように国際社会の諸問題と関係しているのかについても一緒に考えていきたいと思いま
す。本講座では、国際政治学の基本観念と原理を学んでから、戦後国際社会の構造とその変化について
を追っていきたいと思います。
【学習到達目標】
新聞、ニュース番組の内容をより深く理解することができるようになること
【履修上の注意】
要点が書かれたプリントを配布しますが、講義内容を聞きながら、自分で、ノートをとることが必須と
なります
【事前準備学習】
前回までの講義の復習
【教科書】
用いない。レジュメを配布する。
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【参考書】
必要ならば授業中に提示
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%(レポートの評価)
【講義テーマ】
1 回 国際政治学とは:対象と方法
2 回 観念と原理(1) ナショナリズム、民族主義
3 回 (2)帝国主義
4 回 戦後国際社会(1)双極システム
5 回 (2)冷戦:米ソの対立
6 回 冷戦下の世界(1)ヨーロッパ
7 回 (2)アジア、日本
8 回 冷戦後の世界(1)ロシア
9 回 (2)EU
10 回 (3)ドイツ統一
11 回 (4)中国
12 回 軍縮・平和運動
13 回 NGOの活動
14 回 国際的機関の変化
15 回 戦争阻止のために
国際関係論//増田
あゆみ/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現在、国際社会で起こっている様々なできごとを理解するためには、その理解を助けるための基本的
な知識と考え方が必要になります。その基本的な知識と考え方を養うための講座のひとつが、国際関係
論です。
本講座では、日本に住む皆さんの生活がどのように国際社会の諸問題と関係しているのかについてを
アジアとの関係において考えていきたいと思います。よって、本講座では、国際関係論のなかでも特に
第三世界(主にアジア、アフリカ、南米をさす)の社会構造に注目する第三世界論を中心に、その理論
および実際の国々の現状をアジアを中心に分析して、日本との関係を考えたいと思います。
【学習到達目標】
新聞、ニュース番組等の内容をより深く理解することができること。
【履修上の注意】
講義内容を聞きながら、自分でノートをとることが必須です(要点が書かれたプリントを配布します)
【事前準備学習】
前回までの講義の復習
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【教科書】
用いない。レジュメを配布する。
【参考書】
必要ならば授業中に提示
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%(レポートの評価)
【講義テーマ】
1 回 第三世界とは
2 回 南北問題
3 回 従属論
4 回 第三世界における紛争
5 回 ODA, 環境問題
6 回 難民、移民
7 回 第三世界の経済秩序
8 回 アジア太平洋の経済発展と華僑
9 回 日本とアジア
10 回 韓国、台湾
11 回 シンガポール、香港
12 回 ベトナム
13 回 マレーシア、フィリピン
14 回 中国と香港
15 回 日本とアジアの人々
法学//玉木
満/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
「法学」といわれると、あまり身近に感じないかもしれません。法を特に意識することなく日常生活
を送ることが多いからです。ところが「社会あるところ、法あり」という法諺があるように、社会生活
を送る上で法は欠かせません。私たちは社会生活を送る上で多かれ少なかれ様々なトラブル・紛争に遭
遇し、場合によっては、法によって紛争を処理する必要があるからです。
この授業では、商品を購入したり、携帯電話の契約したり、下宿をしたり、交通事故に遭ったりした
ときなど、法が「現れる」身近なできことや、裁判や事件など日頃新聞やテレビの中で見聞きする法律
についての話題を素材として、契約や不法行為といった法学の基礎知識や、民事手続、刑事手続といっ
た紛争処理手続、さらには 20 歳以上の一般市民が刑事事件に裁判員として参加する裁判員制度などを
紹介・説明しますので、法制度の基本を理解し、その概要を説明できるようにするという目的で受講を
してください。また、実際にはそれらの法制度やその運用などに関わって様々な議論があります。その
ような法的争点についての様々な考え方もできる限り紹介しますので、それらの理解を通じて法的な考
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え方の基礎を習得し、公正で妥当な紛争処理のあり方を模索してみてください。
【学習到達目標】
①さまざまな法分野の基礎的な内容を理解し、説明できるようにすること。
②現代社会の諸問題を法律問題として再構成する法的な視点を養い、受講者各自が現代社会における
様々な法的問題に対して、より公正で満足のいく解決を探求できるようにすること。
【履修上の注意】
①事前に配布する教材や資料を読んだり、適宜課される課題に取り組むなど十分な予習・復習が必要で
す。十分な予習・復習をせずに単位の取得だけを目的とする学生は受講しないでください。なお、全授
業の 3 分の 2 以上出席する必要がありますので、6 回以上欠席した学生は、期末に行われる定期試験を
受けることができません。
②早退・遅刻は原則として認めません。また、授業中の私語は厳禁とします。他の受講学生の授業を受
ける利益を侵害することになり、また、授業妨害になる場合もありますので、厳しく注意します。
③携帯電話・スマートフォンなどの着信音を鳴らしてはなりません(授業中の通話も一切認めません)。
④授業時間中の教室の出入りを禁じます。ひとたび教室内に入ったら、授業が終わるまでは教室を出る
ことはできません。
【事前準備学習】
教科書を事前に読み、読めない・分からない言葉を分かるようにしておいて下さい。
【教科書】
『ポケット六法平成 25 年版』 江頭憲治郎ほか編 有斐閣 2012 年
『法の世界へ(第 5 版)
』 池田真朗ほか 有斐閣 2012 年
六法は他社のものでも構いませんが、最新のものを用意してください。古いものを使用する場合は、古
い六法に載っている法令と授業で説明する法令とが異なっているリスクを承知しつつ、各自で新しい法
令を図書館やインターネットで調べる必要があります。
【参考書】
参考書は初回授業で紹介します。
【評価方法】
定期試験(60 点)+授業中に行われる小テストおよび授業の事前事後に出される小課題(40 点)をも
とに、法律の基礎知識や法制度・手続の正確な理解、法的思考の習熟度により総合評価します。なお、
授業への出席は、原則として単位認定資料に含めません。また、6 回以上欠席した学生は、定期試験を
受けることができません。
【講義テーマ】
1 回 日常生活における法──法を学ぶことの意味
2 回 紛争解決と法的な思考
3 回 日常生活における契約(1)──民法とはどんな法律か
4 回 日常生活における契約(2)──契約を結ぶとは、契約締結上のトラブル
5 回 日常生活における契約(3)──契約の代理、契約トラブルの処理
6 回 日常生活におけるアクシデントと法
7 回 家族生活と法(1)──婚姻、夫婦関係
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8 回 家族生活と法(2)──親子、相続
9 回 消費生活と法
10 回 労働生活と法
11 回 犯罪と刑法
12 回 犯罪と刑事手続
13 回 裁判員制度
14 回 紛争解決と民事手続
15 回 まとめと試験
法学//榎澤
幸広/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
「憲法とは何か」と皆さんが誰かに質問された時、もしかすると、こういう回答をするかもしれませ
ん。「憲法は法律の一つで国民が守らなければならないルール」と。しかし、これは間違いです。憲法
は法律でもなければ、国民が守らなければならないルールでもありません。それでは、「法律とは?」
と質問されたら。続けて、「じゃあ、条例とは?」と質問されたら。何かのルールとはわかるものの、
内容を正確に答えたり、他の法との関係を答えるのはなかなか難しいかもしれません。そこで、本講義
は、法の存在意義を検討することはもちろんのこと、日本の法にはどのようなものが存在するのか、そ
して、われわれのよく知る「法律」との関係はどのようなものなのかを理解してもらうことを目的とし
たいと思います。
言葉だけみると、難しく感じるかもしれませんが、単なる概念説明に終わるのではなく、様々な事例
を中心に講義を進めていきたいと思います。そして、皆さんが実際に何かの法的問題にぶつかった時に、
深く詳細にその事例を分析できるようになるための前提知識を提供したいと思います。
【学習到達目標】
①日本の法について、基礎的な知識を獲得することができるようになること。
②新聞やニュース番組で取り上げられる法律問題について理解できるようになること。
③法律科目がある国家試験などを受けるための基礎的知識や考え方を養うことができるようになるこ
と。
【履修上の注意】
唯一つの履修条件として、授業中私語をする方は真面目に授業を受けている方の迷惑になりますので参
加しない
で下さい。またできる限り、学生と教員との対話型の講義を行いたいと思います。参加者は使用してほ
しい事例などを
積極的に提示して下さい。初回(必ず参加して下さい)にアンケートを実施しますので、考えておいて
下さい。
【事前準備学習】
毎日、法律の話が関わるニュースにふれて下さい。例えば、犯罪事件や裁判。
義務教育時、あるいは高校時に勉強した法律の部分を復習しておいて下さい。
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【参考書】
配布プリントに記載するか、講義中に提示します。
【評価方法】
履修者数などに応じて変更する場合があります。初回の状況で判断します。必ず出席して下さい。
①31 人~65 人:定期試験 70%と小テスト(レポートで実施する場合もあり)30%で評価 ②30 人未
満:小テストを毎回行い、小テストの受験回数 50%と内容 50%で評価 ③65 人を超える場合:定期試
験で評価。赤点(45 点~59 点)の者に対しては、授業中の小テストを9割以上受験している場合、補
助点を付加します。
【講義テーマ】
1 回 現代社会と法の関係(ガイダンスも含む)
2 回 六法とは何か
3 回 法の分類
4 回 憲法とは何か
5 回 法律とは何か:どのような法律が存在するか
6 回 法律とは何か:法律が作られる過程
7 回 命令とは何か
8 回 規則とは何か
9 回 条例とは何か
10 回 その他の法
11 回 国際法とは何か
12 回 具体的事例①から法律とその他の法との関係を考える
13 回 具体的事例②から法律とその他の法との関係を考える
14 回 具体的事例③から法律とその他の法との関係を考える
15 回 授業総括及び試験
日本国憲法//玉木
満/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日常生活を支えているルールのひとつに憲法があります。憲法は、私たち一人ひとりが社会の中で人間
として生きていくために必要な自由・権利を保障し、そしてそれらが脅かされないようにするための政
治のルールと国家の基本的なしくみについて定めた原理であり、歴史の中で獲得されてきた成果です。
この授業では、身近な話題や社会問題を手がかりに日本国憲法で保障されている自由や権利とはどのよ
うな内容で、どのように保障されているのかを裁判例やさまざまな憲法学説を紹介しながら説明します。
また、憲法上の自由や権利、そしてそれらを確保するための国家の基本的なしくみをめぐっては様々な
議論が対立していることも珍しくはありません。それらの対立のポイントを説明しますので、受講生は
憲法上の自由や権利の保障の仕方やそのための国家のあり方を、具体的事例を通して考えるようにして
ください。
【学習到達目標】
①憲法の基礎的な知識を習得し、社会の中で日々起きているさまざまな憲法問題(それに関連した社会
問題や政治問題)の内容を理解して、憲法上の争点を説明できるようにすること。
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②受講生自身が、具体的な憲法問題を手がかりに、個人の権利や自由のあり方と国家の役割を考えるら
れるようにすること。
【履修上の注意】
①事前に配布する教材や資料を読んだり、適宜課される課題に取り組むなど十分な予習・復習が必要で
す。十分な予習・復習をせずに単位の取得だけを目的とする学生は受講しないでください。なお、全授
業の 3 分の 2 以上出席する必要がありますので、6 回以上欠席した学生は、期末に行われる定期試験を
受けることができません。
②早退・遅刻は原則として認めません。また、授業中の私語は厳禁とします。他の受講学生の授業を受
ける利益を侵害することになり、また、授業妨害になる場合もありますので、厳しく注意します。
③携帯電話・スマートフォンなどの着信音を鳴らしてはなりません(授業中の通話も一切認めません)。
④授業時間中の教室の出入りを禁じます。ひとたび教室内に入ったら、授業が終わるまでは教室を出る
ことはできません。
【事前準備学習】
教科書を事前に読み、読むことができない・分からない言葉を分かるようにしておいて下さい。
【教科書】
『いちばんやさしい憲法入門(第4版)』 初宿正典ほか 有斐閣 2010年
【参考書】
※初回授業で紹介します。
【評価方法】
定期試験(60 点)+授業中に行われる小テストおよび授業の事前事後に出される小課題(40 点)をも
とに、憲法の基礎知識や法制度・手続の正確な理解、法的思考の習熟度により総合評価します。なお、
授業への出席は、原則として単位認定資料に含めません。また、6 回以上欠席した学生は、定期試験を
受けることができません。
【講義テーマ】
1 回 Introduction──憲法を学ぶ意味
2 回 茶髪を校則で禁止するのは違憲?!
3 回 外国人は愛知県知事になれるか?
4 回 離婚した女性は次に結婚するまで半年待たなきゃいけない?!
5 回 君が代を歌え?!──思想の自由と公教育
6 回 内閣総理大臣、靖国へ参拝に行く!
7 回 「わいせつな文書」を売ったら懲役?!
8 回 社会からの「排除」──「健康で文化的な最低限度の生活」とは
9 回 「被告人を死刑に処する。」──死刑制度を考える
10 回 武器で平和を創る?──非武装平和主義の可能性
11 回 「ねじれ国会」──二院制の意義
12 回 首相の選び方──首相公選制と民主主義のかたち
13 回 憲法の番人──違憲審査制って何?
14 回 古くなったらポイ?──憲法改正を考える
15 回 まとめと試験
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日本国憲法//榎澤
幸広/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
憲法は、民法や刑法に比べて、身近な存在ではないと感じている学生も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に身近ではないのでしょうか。例えば、「お前は国政について意見するな。したら逮捕す
るぞ。」と警察官に言われたらどうでしょう。また、
「お前の親は農民だから子どものお前も農民以外の
職は認めない。違う職に就いたら罰するぞ。」と役人に言われたらどうでしょう。そんな世の中は息苦
しいですよね。
実は、憲法に規定されている『人権』とは、普段は空気や水のような存在に感じてしまいがちですが、
今のような事例をふまえて、その存在意義をあらためて検討してみると、なくてはならない重要なもの
だということが理解できるのではないでしょうか。従って、本講義は、憲法上の『人権』について、歴
史的考察や現代的考察を行い、その重要性を再確認してみたいと思います。更に、様々な事例を中心に
日本国憲法を検討していくことによって、皆さんが、日本国憲法の知識と考え方を身につけられるよう
にすることを意図します。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようになること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるよ
うになること。
③日本国憲法が試験科目として必要とされる国家試験等を受験する予定の学生にとって、導入部分とし
ての知識や考え方を身に付けるようにすること。
【履修上の注意】
唯一つの履修条件として、授業中私語をする方は真面目に授業を受けている方の迷惑になりますので
参加しないで下さい。できる限り、学生と教員との対話型の講義を行っていきたいと思いますので、参
加者は使用してほしい事例などを積極的に提示して下さい(初回(必ず参加して下さい)にアンケート
を実施しますので、考えておいて下さい)。
【事前準備学習】
義務教育時、あるいは、高校時に学んだ「日本国憲法」の部分を復習しておいて下さい。あるいは戦後、
文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』を読んでおいて下さい。
【参考書】
授業中か、配布するプリントにて紹介致します。
【評価方法】
履修者数などに応じて変更する場合があります。初回の状況で判断します。必ず出席して下さい。
①31 人~65 人:定期試験 70%と小テスト(レポートで実施する場合もあり)30%で評価 ②30 人未
満:小テストを毎回行い、小テストの受験回数 50%と内容 50%で評価 ③65 人を超える場合:定期試
験で評価。赤点(45 点~59 点)の者に対しては、授業中の小テストを9割以上受験している場合、補
助点を付加します。
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【講義テーマ】
1 回 憲法とは何か(ガイダンスもかねて)
2 回 二つの事例を検討し憲法を組み立ててみる
3 回 日本国憲法の構造を確認する
4 回 憲法の歴史を考える:明治憲法との関係
5 回 憲法の歴史を考える:憲法 24 条から
6 回 日本国憲法の基本原理:国民主権
7 回 日本国憲法の基本原理:徹底的な平和主義
8 回 日本国憲法の基本原理:基本的人権の尊重
9 回 憲法 13 条と 14 条
10 回 人身の自由
11 回 自由権
12 回 社会権
13 回 統治機構:国会・内閣
14 回 統治機構:司法・違憲立法審査制
15 回 もう一度憲法とは何かを振り返る・試験
社会学//岡澤
憲一郎/春A(月 3)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義のねらいは、社会学の基礎知識と理論を学ぶことによって、社会学的な思考方法を身につけて
もらうところにあります。
前半では、著名な社会学者たちをとり上げながら、具体的な事例をもとにして、社会的行為、社会関
係、家族、集団と組織、地域社会などの、社会学の基礎知識をわかりやすく説明していきます。後半で
は、社会学の巨匠として知られるドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルの社会学的な理論を紹介します。
かれの理論をもとにすれば、現代社会のさまざまな局面が解読できることを知ってほしいとおもいます。
【学習到達目標】
社会学的思考を修得すること。
【履修上の注意】
春学期(名古屋キャンパス)、月曜、3限の授業です。
【事前準備学習】
教科書をよく読んでおくこと。
【教科書】
『ゲオルク・ジンメルの思索―社会学と哲学―』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 2004
【評価方法】
平常点及び授業態度(小テスト含む)40%、本試験60%
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【講義テーマ】
1 回 成立期の社会学:コントとスペンサー
2 回 集団の学問としての社会学:ドイツの場合
3 回 集団の学問としての社会学:アメリカの場合
4 回 確立期の社会学:エミール・デュルケム
5 回 確立期の社会学:マックス・ウェーバー
6 回 社会的行為とさまざまな理念型
7 回 ゲオルク・ジンメルの社会学
8 回 相互作用の学問
9 回 社会学の対象としての社会化の諸形式
10 回 社交性の社会学
11 回 貨幣の社会学:貨幣とは何か
12 回 貨幣の社会学:象徴としての貨幣
13 回 宗教と現代社会
14 回 まとめ
15 回 社会学的思考方法
社会学//岡澤
憲一郎/秋A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
社会科学の巨匠として知られるマックス・ウェーバーの宗教社会学的な研究を中心としながら、宗教
と経済の関係にせまっていきます。
ウェーバーの有名な命題、すなわち近代資本主義の精神的エネルギーとなった「(近代)資本主義の
精神」、つまり「資本主義的エートス」が、プロテスタンティズムの現世内的禁欲に由来するという命
題をとり上げ、それをさらに歴史社会学的に展開していきます。世界のさまざまな宗教の経済倫理につ
いてもふれたいとおもいます。
【学習到達目標】
宗教と経済の関係を歴史社会学的に考察できる能力を獲得すること
【履修上の注意】
秋学期、月、4限の授業です。
【事前準備学習】
教科書をよく読んでおくこと。
【教科書】
『マックス・ウェーバーとエートス』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 1990
【評価方法】
平常点及び授業態度(小テスト含む)40%、本試験60%
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【講義テーマ】
1 回 ウェーバー社会学の対象と方法
2 回 ウェーバーの「中心的問題」:特殊近代西洋の資本主義
3 回 資本主義的エートス
4 回 ユダヤ教とイエス
5 回 イエスのエートス革命とパウロ
6 回 カトリック教会の発展
7 回 カトリックのエートス
8 回 修道士と禁欲のエートス
9 回 宗教改革の経済的影響
10 回 プロテスタンティズムの経済エートス
11 回 儒教と道教
12 回 ヒンドゥー教と仏教
13 回 イスラーム教とユダヤ教
14 回 プロテスタンティズムの世界史的な意義
15 回 まとめ及び試験
社会学//宮坂
清/集春/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は、前半(第 8 回まで)で、身近な事例を社会学的に読み解くことを通して基礎的な理論を身に
つけ、後半で、現代社会における個別のトピックを社会学の方法を用いて理解する。身近な社会現象が
どのようになりたっているかについて社会学のツールを用いて考えることにより、社会学的なものの見
方を身につける。映像メディアなどを用いたわかりやすい講義をめざす。
【学習到達目標】
親密性と公共性、相互行為、秩序と権力など、社会学の視角によって社会をまなざす方法を身につけ、
現代社会における諸問題を適切に理解することを目指す。
【履修上の注意】
講義内容を理解するだけでなく、問題意識をもちそれを展開する積極的な態度を求める。
【事前準備学習】
教科書を購入し、目次をよく読み、内容構成を把握しておく。
【教科書】
『社会学』 長谷川公一ほか 有斐閣 2007
【評価方法】
平常点(30%)、授業内レポート(70%)により評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション:講義内容・評価方法について
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2 回 社会学の方法
3 回 親密性と公共性(1):「社会」の発見
4 回 親密性と公共性(2):ゲマインシャフトとゲゼルシャフト
5 回 相互行為と自己(1):個人形成と社会形成
6 回 相互行為と自己(2):役割期待・ドラマトゥルギー
7 回 社会秩序と権力(1):秩序維持のメカニズム
8 回 社会秩序と権力(2):権力と紛争
9 回 文化と再生産(1):消費社会と文化
10 回 文化と再生産(2):文化的再生産と逸脱
11 回 エスニシティと境界(1):移動の常態化と社会
12 回 エスニシティと境界(2):越境者として生きる
13 回 社会運動と社会構想(1):対抗文化から新しい社会運動へ
14 回 社会運動と社会構想(2):社会構想と価値
15 回 まとめ
宗教社会学//岡澤
憲一郎/春A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
社会科学の巨匠として知られるマックス・ウェーバーの宗教社会学的な研究を中心としながら、世界
のさまざまな宗教をとりあげ、宗教の経済倫理を明らかにしていきます。
【学習到達目標】
世界のさまざまな宗教について知識を深めること。
【履修上の注意】
春学期(名古屋キャンパス)、月曜、4限の授業です。
【事前準備学習】
教科書をよく読んでおくこと。
【教科書】
『マックス・ウェーバーとエートス』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 1990
【評価方法】
平常点30%、小テスト10%、本試験60%
【講義テーマ】
1 回 はじめに-現代における宗教-
2 回 宗教倫理と現世 a.現世否定的禁欲
3 回 宗教倫理と現世 b.現世内的禁欲
4 回 宗教倫理と現世 c.現世順応
5 回 宗教倫理と現世 d.現世逃避
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6 回 宗教倫理と現世 e.現世支配
7 回 宗教倫理と現世 f.現世志向性
8 回 ユダヤ教
9 回 ユダヤ教の神
10 回 預言と預言者
11 回 支配構造と非武装化-イスラエルのばあい-
12 回 カリスマとエートス
13 回 ユダヤ教の経済倫理
14 回 まとめ
15 回 質問及び試験
宗教社会学//岡澤
憲一郎/秋A(月 3)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ゲオルク・ジンメルは社会学の創設者のひとりであり、生の哲学者としても知られています。ジンメ
ルは宗教をどのようにとらえたのだろうか。かれの宗教観をわかりやすく解説するとともに、21世紀
における宗教のあり方をさぐっていきます。
【学習到達目標】
社会学的思考を修得すること。
【履修上の注意】
秋学期(名古屋キャンパス)、月曜、3限の授業です。
【事前準備学習】
教科書をよく読んでおくこと。
【教科書】
『ゲオルク・ジンメルの思索-社会学と哲学-』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 2004
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%(授業態度 30%
小テスト 10%)
【講義テーマ】
1 回 ジンメルにとっての2つの課題
2 回 信頼と信仰
3 回 マルクスとの対決 宗教心
4 回 生と社会から宗教へ
5 回 生と宗教
6 回 社会学的な関係から宗教へ
7 回 社会集団の統一と神
8 回 神と人間の自由
9 回 宗教から社会へ
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10
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
祭司層
キリスト教の神
21世紀へのメッセージ
信仰内容の幻想的性格
魂の救済
授業のまとめと試験
宗教社会学//宮坂
清/集春/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は、社会学、なかでも宗教社会学の基礎を身につけ、現代社会における宗教をめぐる諸問題を適
切に理解することを目的とする。前半では新宗教やスピリチュアリティなど現代日本の宗教に関わる諸
問題を取り上げる。後半では世界に視野を広げ、特に南アジアにおける仏教とイスラームについて考察
する。映像資料を活用し、わかりやすい講義を目指す。
【学習到達目標】
「宗教」によって社会を読み解く方法を身につけ、現代社会における宗教をめぐる諸問題を適切に理解
する。
【履修上の注意】
講義内容を理解するだけでなく、問題意識をもちそれを展開する積極的な態度を求める。
【事前準備学習】
指示された参考書を読むことが望まれる。
【教科書】
特に指定しない。
【参考書】
『よくわかる宗教社会学』 櫻井義秀・三木英編著 ミネルヴァ書房 2007 年
【評価方法】
平常点(30%)、授業内レポート(70%)により評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション:講義内容・評価方法について
2 回 社会学における宗教分析の視座(1):宗教と社会の関係
3 回 社会学における宗教分析の視座(2):世俗化論
4 回 現代日本の宗教(1):伝統宗教と新宗教
5 回 現代日本の宗教(2):新宗教の系譜
6 回 現代日本の宗教(3):スピリチュアリティの興隆
7 回 現代日本の宗教(4):伝統宗教の現代
8 回 現代日本の宗教(5):カルトの諸相
69
9 回 世界の宗教(1):宗教の世界地図
10 回 世界の宗教(2):インド仏教
11 回 世界の宗教(3):仏教の展開
12 回 世界の宗教(4):イスラーム
13 回 世界の宗教(5):南アジアのイスラーム
14 回 世界の宗教(6):先鋭化する宗教
15 回 まとめ
教育学//矢澤
雅/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
教育は、常識的なものの見方が広く流布している分野である。マスコミなどで流される教育報道の見
方が広く浸透していることがその大きな理由である。この授業ではこの常識的なものの見方を疑ってみ
ることで教育の常識的見方を越えて見えてくるものは何かということについて追究する。この授業にお
けるテーマは次の3つである。「教育問題」をどう見るか、
「幼児教育・家庭教育」をどう見るか、「近
代・現代学校」をどう見るか、である。
【学習到達目標】
この授業の到達目標は次のものである。「教育問題」に対する常識的な見方と社会学的見方を理解す
ること、
「幼児教育・家庭教育」の問題に対する常識的見方と社会学的見方を理解すること、
「近代・現
代学校」に対する常識的見方と社会学的見方を理解することなどである。このことによって、教育につ
いてのより科学的な見方を獲得することを目的とする。
【履修上の注意】
板書した文字をただノートに写すだけでなくノートのとり方を工夫すること
授業で紹介した参考図書を読んでみること
【事前準備学習】
授業の復習をして授業に臨むこと
【教科書】
『プリント教材』
【参考書】
『新版 教育の社会学』 苅谷剛彦他 有斐閣 2011
『教育学入門』 藤田英典 岩波書店
【評価方法】
試験結果を主要な評価対象として授業態度を加味して評価する
15分以上の遅刻は欠席にする
【講義テーマ】
1 回 教育問題とは何か
70
2 回 教育病理をどう見るか
3 回 「学校に行かない子ども」をどう見るか
4 回 教育問題の社会学
5 回 子どもをよりよく育てることとは
6 回 早期教育の普及とその問題
7 回 育児産業の興隆とそれを支えるも
8 回 幼児教育の社会学
9 回 近代学校批判の見解
10 回 近代学校誕生以前の学校
11 回 ライフサイクル間関係行為としての教育
12 回 近代学校空間の特殊性
13 回 パノプティコン原理としての近代学校
14 回 近代における「子ども」の発明と「大人」の発明
15 回 授業総括及び試験
入門比較文化論//小松
照幸/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代日本文化論の課題は、
(1)現代日本社会システムの特徴
(2)日本人の社会・文化的行動の理解です。
特に、グローバリゼーションの影響による日本人的思考と行動の背景にある
伝統的文化と価値観の変容を研究します。
①
社会システムの特性
②
思考と行動の日本文化的特性
③
日本と幾つかの国々との文化比較
分析視点としては
ー
ー
-
社会学的視点
比較文化心理的視点
比較文化的視点
【学習到達目標】
学習到達目標は
1.現代日本の社会システムの概要(政治、経済、社会、文化、宗教システムなど)を理解
すること
2.日本人の伝統的価値観と行動様式を説明できること
3.グローバリゼーションが、日本人の価値観と行動様式に及ぼす影響と多文化共生の課
題を理解すること
71
4.学習成果として最低、「講義記録」15ページ以上、「考察」4ページ以上
4ページ以上作成すること。
「研究報告書」
【履修上の注意】
1.「私語」は深刻な授業妨害であり、公式注意2回で成績は不可とする
2. 成績評価の対象は最低「講義記録」15 ページ以上、「考察」4ページ以上、そして
「研究報告書」
4ページ以上である
3.「講義記録」は毎週パソコン持参で作成すること(毎週)
4.「講義記録」の取り方は、①本日のテーマ②講義の要点③理解したこと④不明なこと
ー についてまとめること。
5.「考察」①授業後に調査研究し自分のことばでまとめたこと。調査対象は、授業で理
解出来なかった言葉、概念、論理、理論など。及び、より深い理解の為の調査研究
内容。
6.調査資料としては、図書館資料、インターネット検索、新聞、テレビなどの映像資料も
利用すること。
7.尚、ネット検索などで、他人の文章をまる写しした「研究報告」は「不可」とする。
8.「研究報告書」は、毎週の「考察」をまとめたものか、あるいは、新規の研究テーマの
調査研究成果とすること。その場合は、研究テーマに関する先生の許可を得ること。
9.この講義では、学ぶ気概(予習、復習)の無いものは成績評価は不可となる!
【事前準備学習】
1. 毎週の学習テーマの予習をして、授業に臨むこと。
2.
授業中は、講義内容をしっかり理解して「パソコン」で、分かり易い講義記録を作成
すること。 講義の内容で分からなかった「ことば」「概念」
「理論」についても、毎回
必ず記録しておくこと。
3.
講義の後、講義内容について解らなかったことを、必ず調査して「考察」に、その調
査結果と理解したことを、自分の言葉で書いておくこと。
4.
毎週の授業内容の理解程度が、合格、不合格の結果に直結するので、予習と復習
をしない者は、「不合格」になる可能性が高い。
【教科書】
テキスト、配布資料を用意します。
【参考書】
1. 独自に作成した、教科書に該当する「冊子」を配布します。
2. 「冊子」の作成代金として実費を徴収する予定です。冊子代金は 1000 円の予定
3. 受講生は、この「冊子」を必ず購入すること。
4. 「冊子」は、第 2 週以降に、授業で配布する予定です。
72
【評価方法】
1 「講義記録」ページ数と内容
2 「考察」ページ数と内容
3.「研究報告書」ページ数と内容
3 授業参加(態)度(発言など)
(20%)
(20%)
(50%)
(10%)
【講義テーマ】
1 回 講義案内1: 課題、宿題、試験
2 回 講義案内2: 講義記録、研究報告書の作成方法
3 回 日本研究とは何か:比較文化研究の視点
4 回 社会・文化・文化比較の意味
5 回 日本人論の検証:思考と行動の文化的特性
6 回 日本人論の検証:言語文化的特性
7 回 戦後の日本研究の略史
8 回 戦後の日本研究:多様な研究課題と視点
9 回 現代日本文化:主要な文化現象について
10 回 日本の教育文化:日米文化比較による構造特性
11 回 中間試験:講義記録、研究報告書の作成方法、CCSで提出
12 回 日本の教育文化:日米文化比較による価値観の相違
13 回 日本の家族文化:日米文化比較による基本概念の検証
14 回 日本の家族文化:日米文化比較による課題
15 回 日本人論、日本社会論:今後の展望
応用比較文化論//小松
照幸/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
文化、社会、文化比較、自己理解、他者理解、自文化理解、異・他文化理解
比較文化とは、何と何を比較するのでしょうか?また、比較することにどんな意味と重要性があるの
でしょうか?この言葉を聞いて、皆さんがまず頭に浮かべるのは、西洋とアジア、日本とアメリカ、イ
ギリス、中国といったようなイメージでしょう。
確かに文化という概念は、あまりに茫洋としていて、比較対象となる具体的な文化事象はなかなか思
い浮かばないでしょう。現在、日本の大学では比較文化の講義が広く開講されていますが、講義の内容
は随分とまちまちです。その理由は、この分野の研究が新しい分野でひじょうに学際的(いろいろ学問
的アプローチが必要)な領域であり、政治学や経済学あるいは法学のように体系化できていないことに
よります。
比較文化研究の重要性は、世界がグローバリゼーション(国際化)の中にあり、われわれの無知により、
さまざまな人種的、社会的偏見から憎しみや殺人への道(戦争)に進むことから、なんとか共に生きる道
(共生)を探ることにあります。
この講義では、社会的価値観と社会的システムの文化的在り方の学習を通して、受講生が
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(1) 「自己理解」 - 自分自身の価値観や行動パターンを知る
(2) 「他者理解」 - 対人関係における適切な距離感の学習
(3) 「自文化理解=日本の社会と文化」 - 社会と文化の構造を知る
(4) 「他・異文化理解」 ー 受講生が気を付けなければならないのは、異文化は必ずしも外国文
化だけに存在するわけで
はなく、われわれの心の中や日本文化の中にも存在するのです。究極の異文化は、自己自身であるとも
いえるでしょう。
この講義で具体的に扱うテーマは、皆さんの日常生活と密接に関わりのある家族文化、教育文化、文化
的価値観などを取り上げ、日本人的社会行動と社会システムが、異文化とどう相違するかについて比較
検討を加え、それらの望ましい方向をともに考えます。
【学習到達目標】
1. 「講義記録」
-
-
2.
「考察」
3.
「研究報告書」
4.
「授業での発言力」
講義要点の記録作成。(最低15ページ以上)
毎週、授業で分からなかったこと[ことば、理論、概念、文化論)の調査研
究成果としての「考察」。 (最低4ページ以上)
「考察」などを利用した調査研究の成果。
-
(最低4ページ以上)
建設的発言とその質的内容。 人前(クラス)で、堂々と自分
の意見が言えるようになること。
【履修上の注意】
1.「私語」は深刻な授業妨害であり、公式注意2回で成績は不可とする
2. 成績評価の対象は「講義記録」15 ページ以上と「研究報告書」4ページ以上である
3.「講義記録」は毎週パソコン持参で作成すること(毎週)
4.「講義記録」の形式は、①本日のテーマ②講義の要点③理解したこと④不明なこと
⑤授業後に調査研究し、自分のことばでまとめた「考察」
5.調査資料としては、図書館資料、インターネット検索、新聞、テレビなどの映像資料
も利用し、「考察」は自分で考え、自分の言葉でまとめること。ネット検索などで、
他人の文章をまる写しした「研究報告」は「不可」とする。
6.「研究報告書」は、毎週の「考察」をまとめたものか、あるいは、新規の研究テーマ
の調査研究成果とすること。
7.この講義では、学ぶ気概(予習、復習)の無いものは受講資格が無い!
【事前準備学習】
1. 毎週、パソコンを持参して「講義記録」作成の準備をしてくること
2.
毎週、予習と復習をすること。
3.
前回の講義で分からなかったことは、必ず、調査研究すること。
4.
成績評価の対象である、「3つの課題・宿題」のため、パソコンに
それぞれの回答・解釈を「ノート」に整理して、期末の成績評価の
74
準備を毎週しておくこと。
【教科書】
主教材は、授業で配布するプリントと図書館の指定図書です。
【参考書】
1. 教科書に該当する「冊子」を配布します。
2.
教科書用「冊子」は、実費代として、1000 円徴収する予定です。(教室で徴収予定)
3.
「冊子」配布は、新学期の授業開始後、2~3週間後の予定。
【評価方法】
1.講義記録
20%
2.考察
20%
3.研究報告書
50%
4.授業への参加度
10%
(発言と内容、出席など)
【講義テーマ】
1 回 受講の案内:課題、宿題、成績評価、学習方法
2 回 受講の案内:A.補足説明、講義記録、研究報告書 B.文化とは?文化比較の意味・目的、
3 回 世界の現状理解:グローバリゼーションと社会・文化との関係
4 回 文化と自己理解:自己とライフサイクル、無知・偏見・差別の意味
5 回 文化と心の関係性とは?文化と自己理解:文化と文明、人間心理と心の構造、アイデンティテイ
ー
6 回 文化と他者理解:文化の構造、自己と他者、タイポロジー
7 回 自文化理解:文化比較の前提としての日本社会・文化の理解
8 回 自文化理解:文化心理とは?日本人らしさとは?
9 回 中間試験:講義記録、研究報告書の作成方法、CCSで提出
10 回 自文化理解:日本文化論とは?社会と文化の理解
11 回 異文化理解:異文化・多文化とは?類似性と相違性の見方
12 回 異文化理解:日米文化比較、社会構造の相違点
13 回 異文化理解:教育文化比較
14 回 異文化理解:家族文化比較
15 回 期末試験:講義記録、研究報告書をCCSで提出
ボランティア学//水野他
(1)/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
近年、ボランティアを実践だけでなく、活動そのものを様々な学術的観点から捉えての評価や議論が活
発となってきている。
75
そこで、本授業は、まずキリスト教学の視点からボランティアを捉えるとともに、社会学や経済学か
らのアプローチを学び、ボランティア活動の学術的な意義を理解することを目的とする。
また、
「福祉」だけではなく、
「国際交流」
「環境」
「まちづくり」など各分野を横断的にとらえ、他者
への理解、社会への関心を深めるとともに、それぞれの分野で活躍されているボランティアリーダーの
方々をゲストとして迎え、ボランティアの学び方・楽しみ方について学習する機会も持つ。
【学習到達目標】
ボランティアをさまざまな学術的視点から学ぶと共に、ボランティア実践者の生の声から、ボランティ
ア活動から得る、気づき・学びについて体感する。
【履修上の注意】
毎授業中に小テストを実施するが、範囲は、当日のほかに前回までの授業内容を含んでいます。復習を
必ずしておくこと。
【事前準備学習】
毎授業中に小テストを実施するが、範囲は、当日のほかに前回までの授業内容を含んでいます。復習を
必ずしておくこと。
【評価方法】
小テスト(30%)、定期テスト(70%)の総合評価
【講義テーマ】
1 回 ボランティア学を学ぶ前に(水野)
2 回 キリスト教学とボランティア(葛井)
3 回 キリスト教学と善きサマリア人(葛井)
4 回 ボランティア理論-ボランティアの理念と歴史-(水野)
5 回 ボランティア理論-ボランティアの意義・目的-(水野)
6 回 ボランティア理論-非営利組織・NPO-(水野)
7 回 ボランティア理論-日本のNPO施策-(水野)
8 回 ボランティア理論-社会的企業-(水野)
9 回 ボランティア理論-ボランティアの活性化-(水野)
10 回 実践から学ぶボランティア-国際交流分野から-(水野)
11 回 実践から学ぶボランティア-環境分野から-(水野)
12 回 実践から学ぶボランティア-福祉分野から-(水野)
13 回 実践から学ぶボランティア-名学大の事例から-(水野)
14 回 ボランティアの新たな展開-NPO・社会起業家-(水野)
15 回 授業総括および試験
ボランティア実習//水野他
(2)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ボランティアなどの公共的な社会活動に参加し、体験を通じて人間関係のあり方を学ぶとともに、社会
に対する関心と人間関係形成に不可欠なルール意識を高め、社会の担い手側の視点を育むことを目的と
76
する。
この授業は、事前学習、中間学習、事後学習、実習(研修も含む)とからなる。
2013 年度は、特に、本学教育学習センター、学習支援センターと連携し、ピアサポート(学生同士で
の支援活動)の担い手育成を主目的とする。
【学習到達目標】
学習・実習を通じて、他者理解、社会への関心を深める。
ピアサポーターの任務と倫理を理解し、ピアサポーター個人の適性を高め、他のピアサポーターと連帯
する態度や技能など
ピアサポーターとしての基礎的な自薦能力を身につける。
【履修上の注意】
最初の講義で、ガイダンスの上、履修の意思を確認の上、受講者を決定します。
欠席した場合はこの授業を履修きなくなる場合があります。絶対に休まないように。
通常の講義の他に、ボランティア実習期間(合計 20 時間以上)があります。
無断欠席は厳禁であり、やむを得ない欠席の場合は、個別で補講あるいはレポートを課す場合がありま
す。
また、授業の性格上受講者を 30 名以下に限定します。
【事前準備学習】
前回までの復習や授業内で紹介する書籍・URL について予習をしておくことが望ましい。
【評価方法】
授業態度、実習での評価、実習レポート、成果報告会で発表内容の総合評価。試験は行わない。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーションおよび受講者の決定
2 回 ピササポート概論
3 回 講義&ワークショップ:キリスト教とピアサポート
4 回 ワークショップ:自己理解
5 回 ワークショップ:聞く練習
6 回 ワークショップ:対立の解消
7 回 ワークショップ:問題解決
8 回 ワークショップ:自己防衛
9 回 本学の学生支援の状況と課題
10 回 実習計画書の作成
11 回 実習に向けての事前指導
12 回 中間指導
13 回 成果発表会に向けて
14 回 成果発表会
15 回 事後指導
77
数学//宝島
格/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
数およびその計算は算数の初歩であり、大人であれば当たり前のように行えるものである。しかしそ
のプロセスをマニュアル的に書き出せと言われればうまくできない場合が多い。同様に、その扱ってい
る数そのものは一体何かと問われると答えることはなかなか難しい。
本講義では、数のいろいろな範囲について、その明確な意味を明らかにし、どのように「数」の概念
が拡大されてきたかを見るとともに、「無限」というものの扱い方についても考える。
特別な知識は必要でないが、数や数式の扱いにある程度慣れている方が望ましい。
【学習到達目標】
日常ごく常識的に用いている数およびその演算について、その無意識的な扱われ方を明示的に捉えな
おし、順序だてて説明することができるようになることが目標である。
【履修上の注意】
ほぼ毎回の授業で行う練習問題の出来具合によってつける平常点と、期末試験の出来具合とで成績評
価を行う。特に何かの教科書に沿った授業ではないので、授業に出席しその内容を理解しようとする姿
勢が必要がある。
【事前準備学習】
特別な準備は必要ないが、日常ごく当然のこととして思考・行動していることを見つめなおすという
内容なので、心構えとして、論理的に筋の通ったものの考え方をすることに慣れておくことが望ましい。
【評価方法】
平常点 50%、期末試験 50%
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 無限小数とその計算
3 回 自然数とその計算
4 回 ひきざんと整数
5 回 群・加群
6 回 整数のかけざんと環
7 回 剰余系
8 回 有理数とわりざん・体
9 回 有理数の構成
10 回 拡大体の構成
11 回 実数
12 回 実数の構成と表示
13 回 無限小数表示と実数
14 回 無限と濃度
15 回 まとめおよび試験
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数理科学//宝島
格/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
トポロジー(位相幾何学)は、図形の形状を問題にする学問である。そこでは、図形を曲げたり伸ば
したり縮めたりしても変わらない性質を探究する。
本講義では、イメージしやすい 2 次元の図形を中心に、ある条件下でどのような図形が考えられるの
か、2 つの図形が同じかどうかをどう判定するのか、といった問題について考える。与えられた条件を
満たすものとしてどのような可能性があるのかを全て網羅することは、一般になかなか難しい作業であ
るが、いろいろなアイデアによりそれが単純な作業に帰着できたり、意外に簡単な結論が得られたりす
ることがわかる。
特別な知識は必要ないが、抽象的な思考法に慣れている方が望ましい。
【学習到達目標】
「全ての可能性」を尽くすための手法を体験することで、その重要性と工夫の必要性を理解し、さら
に、例外を許さない丁寧な証明の重要性を理解すること。その結果として、具体的に曲面の同相判定が
できるようになること。
【履修上の注意】
ほぼ毎回の授業で行う練習問題の出来具合によってつける平常点と、期末試験の出来具合とで成績評
価を行う。特に何かの教科書に沿った授業ではないので、授業に出席しその内容を理解しようとする姿
勢が必要がある。
【事前準備学習】
特別な準備は必要ないが、頭の中で図形を操作してその形を考える場合が多いので、立体的な図形を
想像したり絵に描いたりする練習をしておくことが望ましい。
【評価方法】
平常点 50%、期末試験 50%
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 1 次元トポロジーと不動点定理
3 回 トポロジー的球面
4 回 2 次元トポロジー
5 回 2 次元図形の展開
6 回 展開図からの図形の構成
7 回 展開図の扱い
8 回 曲面・閉曲面と展開図
9 回 オイラー数
10 回 展開図とオイラー数の計算
11 回 連結性と向き付け可能性
12 回 分類定理
13 回 分類定理の証明
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14 回 3 次元多様体
15 回 まとめおよび試験
化学//梅本
和泰/春A(月 3)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
現代人にとって、高血圧、糖尿病、心臓病および癌などの生活習慣病患者が急増している。飽食、運動
不足、ストレスと、とりわけ食生活が欧米化して、高カロリー食摂取による栄養過多が原因していると
考えられる。本稿では、高カロリー食品とは対照的な、軽視されてきた食物繊維やオリゴ糖など非栄養
素摂取の必要性と、若者に不足気味なビタミンとミネラルにスポットを当て、代謝上重要であることを
考える。栄養価の高い動物性たんぱく・脂質よりも、栄養価の低い魚介類や植物性たんぱく・脂質の方
が健康によい。糖質、脂質、たんぱく質など精製されたものより、粗製のものほどよいのである。この
ような認識に基づいて、食物の質と量が健康なからだを維持する上で、いかに重要であるかを考える。
次いで、栄養価の面ばかりでなく、食品の保存の面から発酵食品と食品添加物についても講義の対象と
する。
【学習到達目標】
健康な身体を維持する基本となるのは食生活である。そのためには、食物の質と量が重要である。飽
食を避け、適度な運動をして、喫煙を戒め、規則正しい生活習慣からストレスになりにくい体質をつく
ることの必要性をを認識する。
【履修上の注意】
「サイエンス」関連の新聞記事やTV番組などに関心を持って見聞を広めて欲しい。出席を重視す
る。授業中は「集中力」
、「やる気」
、
「根気」を心がけ、「私語」、「居眠り」、「遅刻」を慎むこと。当然
のことながら「ノート」持参で授業に出席すること。毎回の授業のあとこれだけは憶えて欲しい簡単な
MinutePaper 課題を、翌日の午後 10 時までに回答してもらうので、それを承知のうえで履修するよう
に。授業は少し早めに終了するので、ノートPC持参するなりして、課題は授業時間内に提出するよう
努めて欲しい。
【事前準備学習】
毎回課題を課すが、各自提出した内容と提出締切後解答例とコメントを 1 週間掲示するので、必ず確認
して理解を深めること。定期試験にも役立ちます。また、次回の講義テーマを告げ、必要な予習項目を
示します。
【参考書】
『化学』 梅本和泰 アトリエ you 2011
参考書の出版年が古くても問題ありません。その他必要に応じて指示します。
【評価方法】
定期試験の成績50%、MinutePaper 課題の内容などの平常点50%とする。ただし、合格の基準は、
平常点を満たしていても、定期試験の成績を40%以上取得しなければならない。
80
【講義テーマ】
1 回 食物の質と量
2 回 栄養と栄養素
3 回 糖質―デンプンの代謝
4 回 糖質―食物繊維
5 回 脂質―動・植物性脂肪
6 回 脂質―脂肪の代謝
7 回 タンパク質―アミノ酸
8 回 タンパク質―補足効果
9 回 ビタミン
10 回 ミネラル
11 回 発酵食品
12 回 食品添加物の効用
13 回 食品添加物の問題点
14 回 医薬品と副作用
15 回 食と生活習慣病
化学//梅本
和泰/秋A(月 3)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
わが国は化石燃料の大半を海外に依存しているので、安定供給の確保が重要である。石油の有効利用
として、石油化学製品の原料としても、自動車の燃料としても需要の多い軽質油、すなわち直留ガソリ
ンの品質を高める技術としてのリホーミングのトリプルメリットについて述べる。また、低付加価値性
の重質油を高品質の軽質油に変換する技術、クラッキングについて説明する。
次に、エネルギー多消費型の素材型化学工業について、われわれの生活と深く係っている合成繊維、
プラスチック、合成ゴムを中心に述べる。一方、省資源・省エネルギー型ファインケミカルでは、素材
型化学工業と対比しながら、ファインケミカルの特徴について、医薬品、農薬、染料、香料および中性
洗剤の各業種にスポットを当てる。最後に、石油化学工業と深く係っている環境問題、すなわち大気圏、
成層圏および水圏について講義の対象とする。
【学習到達目標】
資源・エネルギーは、国の経済・社会の興亡に係わる重要課題である。とりわけ石油は、資源・エネ
ルギーの中心であり、海外に頼らなければならず、国際的にも非常に弱い立場にあるので、安定供給の
確保と有効利用が重要である。その一環として、資源・エネルギーの依存度を低くして付加価値の高い
機能性に優れた製品を生産することである。省資源・省エネルギーは環境への負荷の低減にもつながる
ことを認識して欲しい。
【履修上の注意】
資源・エネルギー・環境関連の新聞記事やTV番組などにも関心を持ち、国内外の動向を把握するよ
う心がけて欲しい。
出席を重視する。講義中は「集中力」、「やる気」、「根気」に心がけ、「私語」
、
「居眠り」、
「遅刻」を
慎むこと。当然のことながら「ノート」持参で授業に出席すること。毎回の授業のあと、これだけは憶
えて欲しい簡単な MinutePaper 課題を翌日の午後 10 時までに回答してもらうので、それを承知のうえ
81
で履修するように。
【事前準備学習】
毎回課題を課すが、各自提出した内容と提出締切後解答例とコメントを 1 週間掲示するので、必ず確
認して理解を深めること。定期試験にも役立ちます。また、次回の講義テーマを告げ、必要な予習項目
を示します。
【参考書】
『化学』 梅本和泰 アトリエ you 2011
『エネルギー文明のゆくえ』 梅本和泰 アトリエ you 2011
参考書は出版年が古くても問題ありません。
【評価方法】
定期試験の成績50%、MinutePaper 課題の内容などの平常点50%とする。ただし、合格の条件は、
平常点を満たしていても、定期試験の成績を40%以上取得しなければならない。
【講義テーマ】
1 回 化石燃料と非化石燃料
2 回 化石燃料資源―石油
3 回 石油化学工業―石油の有効利用
4 回 石油化学工業―合成繊維
5 回 石油化学工業―プラスチック・合成ゴム
6 回 ファインケミカルの特徴
7 回 ファインケミカル―医薬品、農薬
8 回 ファインケミカル―染料、香料、中性洗剤
9 回 化学と環境―化石燃料
10 回 化学と環境―大気圏
11 回 化学と環境―成層圏
12 回 化学と環境―放射性物質
13 回 化学と環境―化学物質
14 回 化学と環境―水圏
15 回 化学と人間社会
環境科学//梅本
和泰/春A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
我々は地球の大いなる恵のもとに人類として誕生以来、約400万年が経過した。この歴史の中で、
近年めざましく科学が発展したが、人間は太古の時代から環境の影響を受けると同時に、それに積極的
に働きかけることによって発達してきた。とりわけ化学工業は、19世紀のイギリスに端を発した産業
革命以来、はかり知れない利益をもたらしたけれども、環境にも甚大な影響を与えてきたのも周知の事
実である。
本講では、物質文明の中で、環境汚染の発生源と自然界へ及ぼす影響について考え、環境汚染を抑制
82
するには、いかに対処していくべきかを模索したい。我が国の公害が表面化して問題とされたのは、1
906年(明治39年)に提訴された足尾鉱毒事件が最初のものであろう。近年では、高度経済成長期
に有機水銀による水俣病,カドミウムによるイタイイタイ病,大気汚染による四日市および川崎喘息、
製紙工場からのヘドロ公害、めっき工場などからの六価クロム汚染、米ぬか油にPCBが混入したカネ
ミ油症事件、あざらし奇形児を出したサリドマイド薬禍、DDT,BHCなど有機塩素系農薬汚染など、
公害史に残る悲惨な事件が多発している。
こうした惨事は、廃棄物の不適切な処理や無制限な製品の生産と使用にほとんどが原因している。廃
棄物の投棄が自然界へどのような影響を及ぼすか、原料や製品が人体へどのように影響するかという面
はなおざりにされ、もっぱら新製品開発による利潤動機の面で動いていたように思われる。そして今、
非加熱血液製剤によるエイズ汚染で見るように、これまでと同じ動機で惨事が繰り返されていることを
深刻に受け止めなければならない。
一方、海外ではロンドンおよびロサンゼルススモッグ、石油タンカー座礁による海洋汚染、チェルノ
ブイリや福島第一原発事故による放射能汚染、ごみの焼却によるダイオキシン汚染、フロンなどハイテ
ク汚染、酸性雨および地球温暖化など国内と共通する加害と被害が多くあり、環境負荷の程度は局地的
なものから地球規模へと拡大している。講義・テーマに沿って授業を進めていく。
【学習到達目標】
被害を最小限に食い止めるには、いち早く原因を開示して対策を講じることであって、ばれなければ
よしとする「臭いものに蓋」をしたことが事態を一層深刻化させ、大きな社会問題になったことを認識
することが重要である。環境科学の履修を通して、美化運動への参加、廃品回収の協力、低燃費車への
関心など環境問題への意識を高め、日常の生活へ反映できれば目標は達成できたと考える。
【履修上の注意】
「環境」関連の新聞記事やTV番組などにも関心を持ち、国内外の環境問題の動向を把握するように。
通年履修者は秋学期履修者の講義テーマ 1 回~15 回は、16 回~30 回に相当します。
出席を重視する。講義中は「集中力」、「やる気」、「根気」に心がけ、「私語」
、
「居眠り」、
「遅刻」を
慎むこと。当然のことながら「ノート」持参で授業に出席すること。毎回の授業のあと、これだけは憶
えて欲しい簡単な MinutePaper 課題を翌日の午後 10 時までに回答してもらうので、それを承知のうえ
で履修するように。
【事前準備学習】
毎回課題を課すが、各自提出した内容と提出締切後解答例とコメントを 1 週間掲示するので、必ず確認
して理解を深めること。定期試験にも役立ちます。また、次回の講義テーマを告げ、必要な予習項目を
示します。
【参考書】
『エネルギー文明のゆくえ』 梅本和泰 アトリエyou 2011
参考書は出版年が古くても問題ありません。その他必要に応じて指示します。
【評価方法】
定期試験の成績50%、MinutePaper 課題の内容などの平常点50%とする。ただし、合格の条件は、
平常点を満たしていても、定期試験の成績を40%以上取得しなければならない。
83
【講義テーマ】
1 回 自然と人間
2 回 公害発生の原因―ロンドンの大災害
3 回 発生源で食い止める―四日市・川崎公害
4 回 ガソリン車の排気ガス
5 回 ディーゼル車の排気ガス
6 回 光化学オキシダント
7 回 酸性雨の発生原因
8 回 酸性雨による被害
9 回 酸性雨の抑制策
10 回 地球温暖化の原因―温室効果ガス
11 回 地球温暖化の影響
12 回 地球温暖化による各国の動向
13 回 地球温暖化の対策
14 回 オゾン層の破壊とフロンガス
15 回 オゾン層の破壊による動植物への影響
環境科学//梅本
和泰/秋A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
我々は地球の大いなる恵のもとに人類として誕生以来、約400万年が経過した。この歴史の中で、
近年めざましく科学が発展したが、人間は太古の時代から環境の影響を受けると同時に、それに積極的
に働きかけることによって発達してきた。とりわけ化学工業は、19世紀のイギリスに端を発した産業
革命以来、はかり知れない利益をもたらしたけれども、環境にも甚大な影響を与えてきたのも周知の事
実である。
本講では、物質文明の中で、環境汚染の発生源と自然界へ及ぼす影響について考え、環境汚染を抑制
するには、いかに対処していくべきかを模索したい。我が国の公害が表面化して問題とされたのは、1
906年(明治39年)に提訴された足尾鉱毒事件が最初のものであろう。近年では、高度経済成長期
に有機水銀による水俣病,カドミウムによるイタイイタイ病,大気汚染による四日市および川崎喘息、
製紙工場からのヘドロ公害、めっき工場などからの六価クロム汚染、米ぬか油にPCBが混入したカネ
ミ油症事件、あざらし奇形児を出したサリドマイド薬禍、DDT,BHCなど有機塩素系農薬汚染など、
公害史に残る悲惨な事件が多発している。
こうした惨事は、廃棄物の不適切な処理や無制限な製品の生産と使用にほとんどが原因している。廃
棄物の投棄が自然界へどのような影響を及ぼすか、原料や製品が人体へどのように影響するかという面
はなおざりにされ、もっぱら新製品開発による利潤動機の面で動いていたように思われる。そして今、
非加熱血液製剤によるエイズ汚染で見るように、これまでと同じ動機で惨事が繰り返されていることを
深刻に受け止めなければならない。
一方、海外ではロンドンおよびロサンゼルススモッグ、石油タンカー座礁による海洋汚染、チェルノ
ブイリや福島第一原発事故による放射能汚染、ごみの焼却によるダイオキシン汚染、フロンなどハイテ
ク汚染、酸性雨および地球温暖化など国内と共通する加害と被害が多くあり、環境負荷の程度は局地的
なものから地球規模へと拡大している。講義・テーマに沿って授業を進めていく。
84
【学習到達目標】
被害を最小限に食い止めるには、いち早く原因を開示して対策を講じることであって、ばれなければ
よしとする「臭いものに蓋」をしたことが事態を一層深刻化させ、大きな社会問題になったことを認識
することが重要である。環境科学の履修を通して、美化運動への参加、廃品回収の協力、低燃費車への
関心など環境問題への意識を高め、日常の生活へ反映できれば目標は達成できたと考える。
【履修上の注意】
「環境」関連の新聞記事やTV番組などにも関心を持ち、国内外の環境問題の動向を把握するように。
通年履修者は、秋学期履修者の講義テーマ 1 回~15 回が、16 回~30 回に相当します。
出席を重視する。講義中は「集中力」、「やる気」、「根気」に心がけ、「私語」
、
「居眠り」、
「遅刻」を
慎むこと。当然のことながら「ノート」持参で授業に出席すること。毎回の授業のあと、これだけは憶
えて欲しい簡単な MinutePaper 課題を翌日の午後 10 時までに回答してもらうので、それを承知のうえ
で履修するように。
【事前準備学習】
毎回課題を課すが、各自提出した内容と提出締切後解答例とコメントを 1 週間掲示するので、必ず確認
して理解を深めること。定期試験にも役立ちます。また、次回の講義テーマを告げ、必要な予習項目を
示します。
【参考書】
『エネルギー文明のゆくえ』 梅本和泰 アトリエyou 2011
参考書は出版年が古くても問題ありません。その他必要に応じて指示します。
【評価方法】
定期試験の成績50%、CCSMinutePaper 課題の内容などの平常点50%とする。ただし、合格の条
件は、平常点を満たしていても、定期試験の成績を40%以上取得しなければならない。
【講義テーマ】
1 回 有害化学物質の環境へ及ぼす影響
2 回 自然破壊と R. カーソン
3 回 環境ホルモン
4 回 ごみ焼却とダイオキシン
5 回 食物連鎖による生物濃縮
6 回 水俣病とイタイイタイ病
7 回 アスベストと中皮腫
8 回 たばこの煙
9 回 神経ガス
10 回 放射能と環境
11 回 原発の利点と問題点
12 回 省エネルギー―コ-ジェネレーション
13 回 再生エネルギー―水力、太陽光、風力
14 回 再生エネルギー―地熱、バイオマス
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15 回 ごみ問題―4R 運動
地球科学//小林
記之/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
私たちの住む地球は太陽系に属する惑星であり、そして地球は今のところ生命の宿る唯一の星である。
私たち人間の活動範囲はどんどん広くなり、地球上のみならず宇宙にまで達し、宇宙開発事業も進んで
いる。近年では、私たち人間の住む地球の温暖化など、地球環境の急激な変化により、異常気象などに
よる自然災害が懸念されている。また、日本は繰り返し、地震や津波、火山噴火、風水害などの自然災
害を受けてきた。活動する「地球」での生活、特に日本列島に居住している限り、自然災害に遭遇する
確率はなくならない。自然災害や地球環境問題を正しく認識するには、その背景にある「地球」そのも
のに関した知識が必要不可欠である。正しい「地球科学」の基礎知識を持っていれば、自然災害による
被害を最小限に抑えるための行動がとれる可能性が高くなる。そこで、私たち人間が住むこの地球がど
のような姿をしているのか、また地球環境がどのように変化してきたのかを認識しましょう。
本講義では、地球と太陽系のその他の惑星との比較や、地球の成り立ちおよび地球の地層や地質につい
て学び、地学分野に関する観察などを通して、地球に対する総合的な見方や考え方を養います。地球科
学の発達にともなって、地球そのものの解明手段も精細なものになってきています。最近では、地震波
の研究、地磁気の研究、岩石鉱物の研究、地殻熱流量の研究といった研究が発展するにつれて、新しい
地球の活動像が見いだされてきました。地球科学の基礎的な講義にともなって、最新の情報をもりこみ、
これまでの地球科学史の変遷を講義したい。
【学習到達目標】
私たち人間の生活の身のまわりには、山・川の地形・地質・岩石など自然が満ち溢れています。このよ
うに身近な自然を通して、地球科学に目を向け、火山、地震、気象などの自然現象を理解しましょう。
日常生活や社会との関連を図りながら地球や地球を取り巻く環境への関心を高め、地学的に探究する能
力と態度を養うとともに、地学の基本的な概念や原理・法則を理解しましょう。また、科学的な見方や
考え方を養うことで、日々の生活を豊かなものにしましょう。
【履修上の注意】
自然に直接触れることや疑問を持つことを常に心がけ、日常生活にあふれる自然現象に関心を持って授
業に出てほしい。また、授業の内容に関心・疑問を持って、自ら見出した問題点に関して謎解きをする
ことを楽しんでください。授業は 60%以上の出席とします。
【事前準備学習】
出席を重視します。授業中はやる気、集中力、根気でもって臨み、私語、居眠り、遅刻を慎むようにし
てください。身近な自然現象に関して、講義内容とどう関係しているのか、毎回考えて講義に臨むよう
にしてください。また、TV やインターネット上でも地球科学に関する話題(例えば、NHK スペシャル
など)が多くありますので、積極的に観賞してください。
【教科書】
『なし』
プリント資料を配布します。
86
【参考書】
『基礎地球科学 第 2 版』 西村祐二郎 他 朝倉書店 2010
『ニューステージ新訂地学図表』 浜島書店 浜島書店 2013
【評価方法】
試験 70%、提出物・平常点 30%
【講義テーマ】
1 回 地球科学とは
2 回 地球の形・内部構造
3 回 地球の表面構造
4 回 地殻とマントル
5 回 プレートとその動き
6 回 地震
7 回 火山
8 回 地殻の形成
9 回 地球史
10 回 大気の構造
11 回 大気の運動と天候
12 回 海洋と天候
13 回 地球環境
14 回 宇宙の構成
15 回 総括および試験
地球物理学//小林
記之/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
地球物理学は、地球や惑星の上で起きる様々な現象を、物理学を使って解明していくという分野です。
内容は極めて広く、身近な自然現象から、太陽系や惑星の進化や宇宙空間までを対象としています。20
世紀を通じて展開されてきた地球科学の発展と宇宙開発によって、地球物理学はその対象をこの地球だ
けではなく、地球をめぐる惑星間空間、太陽系の他の惑星、そして太陽系と銀河系空間の相互作用領域
にいたるまで広げました。また、地球物理学では、日々の天気の変化のメカニズムを理解し予測に役立
てる、あるいは、しばしば大きな被害をもたらすような地震現象の本質を理解し予測するために物理学
を用いて地球上でおこる様々な現象の理解をはかっています。私たち人間の住む地球上では地球温暖化
や巨大地震の発生、火山噴火、オゾンホール問題など、地球環境の急激な変化などによる自然災害が懸
念されています。人間の活動の規模や影響が非常に大きくなってきた現在、地球物理学の必要性は従来
にも増し大きくなりつつあります。近未来の人類に課された課題とも言える諸問題の解決には、よりよ
い地球そのものの理解が必要とされており、地球物理学のさらなる発展が必要不可欠です。地球(主とし
て固体地球)の性質がどのように理解されているのかを、講義します。地球内部の構造や地球表層で起き
る現象を、物理学を中心に科学的に捉えることによって、固体地球環境についての基礎的な事項につい
て最新の情報をもりこんだ講義を行いたいと思います。
87
【学習到達目標】
私たち人間の生活の身のまわりには、山・川の地形・地質・岩石など自然が満ち溢れています。このよ
うに身近な自然を通して、地球科学に目を向け、火山、地震、気象などの自然現象を理解しましょう。
日常生活や社会との関連を図りながら地球や地球を取り巻く環境への関心を高め、地学的に探究する能
力と態度を養うとともに、地学の基本的な概念や原理・法則を理解しましょう。また、科学的な見方や
考え方を養うことで、日々の生活を豊かなものにしましょう。
【履修上の注意】
自然に直接触れることや疑問を持つことを常に心がけ、日常生活にあふれる自然現象に関心を持って授
業に出てほしい。また、授業の内容に関心・疑問を持って、自ら見出した問題点に関して謎解きをする
ことを楽しんでください。授業は 60%以上の出席とします。
【事前準備学習】
出席を重視します。授業中はやる気、集中力、根気でもって臨み、私語、居眠り、遅刻を慎むようにし
てください。身近な自然現象に関して、講義内容とどう関係しているのか、毎回考えて講義に臨むよう
にしてください。また、TV やインターネット上でも地球科学に関する話題(例えば、NHK スペシャル
など)が多くありますので、積極的に観賞してください。
【教科書】
『なし』
プリントを配布します。
【参考書】
『地球をはかる (新版地学教育講座)』 藤井陽一郎 他 東海大学出版会 1994
『地震と火山 (新版地学教育講座)』 安藤雅孝 他 東海大学出版会 1996
【評価方法】
試験 70%、提出物・平常点 30%
【講義テーマ】
1 回 地球の概要・形・大きさ
2 回 地球の重力・アイソスタシー
3 回 地磁気・古地磁気
4 回 プレートテクトニクス
5 回 地震の性質・メカニズム
6 回 地震にともなう自然現象
7 回 地震の分布と日本列島の地震
8 回 兵庫県南部沖地震と東北地方太平洋沖地震
9 回 地震の予知と防災
10 回 社会の防災力
11 回 火山の噴火
12 回 マグマと火成活動
13 回 火山の形と噴火の大きさ
14 回 火山噴火の防災
15 回 総括および試験
88
生物学//齋藤
久美子/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
生物学のテーマには膨大なものがあり、また近年の生物学、生命科学分野の科学技術は驚異的な速度で
発展している。ヒトとは何かという根源的なテーマはもちろん、今後の医療技術の進展が私たちにもた
らす未来、生命科学技術をめぐる倫理的な問題など、私たちの生活に身近にかかわる様々な問題に適切
に対処するためには、今後は理系・文系の別を問わず、生物学および生命科学の現状を一般の人々も理
解し、適切に対処するために、正確な知識と科学的なものの見方、考え方を身につける必要がある。
ただし、限られた講義回数でその全てに追いつき、教えきることは困難である。そこで、生物学の基礎
的な知識はもちろんのこと、将来の人生設計のためにも是非知っておかなければならないと考えられる
事項、これから医療技術に寄与し多くの人の人生に関わるかもしれない重要なテーマをなるべく優先的
に選び、10回までの講義内容とする。
11回からの4回は、学生がグループで自由に生物学、生命科学に関する好きなテーマについて選び、
発表を行う。10回までの講義で教わったことは生物学のほんの一部に過ぎず、ある意味ではここから
が本当の勉強の始まりである。学生自らが、自力で最先端の科学技術、正確な知識を調べる方法を身に
つけ、その内容を深く理解するばかりでなく、積極的に調べた内容について発表を行い仲間と一緒に問
題点を考え、活発に議論や討論を行うことができるまでに到達することを目標としている。
【学習到達目標】
・生命とはなにか、ヒトとは何かについて考える.
・生命科学分野、医療技術の発展が私たちにもたらす未来はどのようなものか、そして私たちはどのよ
うに対応していくのかという問題について考える.
・ヒトはヒトだけでは成り立たず、他の生物と共存して初めて生きていける存在である.生物の多様性、
共存と調和についても考える.
【履修上の注意】
・講義には、必ず毎回出席すること。
・レポートを提出してもらうことがあるので、講義の内容をよく聞いて重要な部分はしっかりとメモを
とること。
・学生による調査、発表および討論の回は、特に積極的な参加を期待する。
【事前準備学習】
・シラバスを読んで次回の講義内容をある程度予習し、わからない専門用語があれば予め意味を調べて
おくこと。
【教科書】
教科書は特に定めないが、キャンベル生物学、エッセンシャル生物学、ケイン生物学、ジョンソン生物
学、アメリカ大学生物学の教科書(ブルーバックス)、あるいは細胞の分子生物学 molecular biology o
f the Cell、といった教科書がたくさんあるので、是非いろいろな書籍を読んで各自の理解度に合った
89
ものを探してほしい。
【参考書】
教科書、参考書は特に定めないが、図書館にある生物学関連の書籍を一つだけでなくいろいろ読んでく
ださい。生命科学に関する分野、特にヒトの生殖技術や遺伝子、再生医療等に関する研究は、毎日のよ
うに目覚ましい発展を遂げているので、最先端の科学技術に追いつくためには日々の新聞記事やニュー
スにも目を光らせる必要がある。すでに基礎的な生物学、生命科学の知識があり、英語などの語学に自
信のある人は、講義である程度の知識をつけた後、自分が興味をもったテーマについて海外専門誌の原
著論文に是非挑戦してほしい。それが難しい場合は、ノーベル医学生理学賞のような最先端の科学技術
をわかりやすく解説した雑誌などが日本語でもいろいろ出ているので、図書館で探して読んでほしい。
【評価方法】
・評価は試験50%、平常点50%とする。
・平常点は、授業態度、随時提示するレポートの内容とグループでの発表・討論の内容などから総合的
に評価する。
【講義テーマ】
1 回 生物の生殖―ヒトの妊娠のしくみ、不妊症や不育症の主な原因と検査、一般不妊治療(人工授精
など)を学ぶ
2 回 受精―受精と発生の初期過程について理解する.高度不妊治療(体外受精・顕微授精)の実際に
ついても学ぶ.
3 回 分化、発生―生命の個の成り立ちを学ぶ.たった一つのヒトの受精卵が細胞分裂を繰り返して約
60兆個の細胞となり、様々な臓器、器官を形成し機能的に分化していくまでを追う.
4 回 遺伝子と遺伝子の発現、染色体異常―生命の設計図であるゲノム、遺伝子、DNA について学ぶ.
染色体の数や構造の異常に起因する主な疾患についても解説する.
5 回 がん―制御不能の細胞. 細胞のがん化が起こるメカニズムとがん細胞の特徴について学ぶ.
6 回 ホメオスタシス―恒常性の維持というしくみ. 自律神経系、内分泌系(ホルモン分泌)、免疫系
について学ぶ.
7 回 アポトーシス―プログラムされた細胞死が支える生命現象、免疫系における細胞の生と死につい
て学ぶ.
8 回 細胞の老化と生物時計―DNA 末端複製問題、テロメアの短縮が定めるヒトや動物の細胞の寿命に
ついて学ぶ.
9 回 iPS 細胞とは―拒絶反応のない再生医療の切り札とされる iPS 細胞について学ぶ.ヒト ES 細胞
やヒトクローン胚との違いについても解説する.
10 回 生物毒―有毒植物、毒をもつ生物の謎に迫る.
11 回 学生による調査、発表および討論①(グループごとの討議、調査、テーマ決定)
12 回 学生による調査、発表および討論②(全体での発表)
13 回 学生による調査、発表および討論③(発表に対する質疑応答など)
14 回 学生による調査、発表および討論④(全体での討論、ふりかえり)
15 回 まとめおよび試験
90
生態学//木村
光伸/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
21 世紀に入って人間の生存や文明社会持続の前提として、地球環境の保全が重要視されている。本講
義では①生物圏の動態や②個々の生物種の生活史を解明する科学的方法としての生態学を論じる。①で
は熱帯環境に見られる生物多様性など具体的な地域情報をベースに自然の構造を紹介し、②の観点では
主として霊長類などを素材として種の生活史に基礎づけられた生物群集のメカニズムや種内・種間の社
会的諸関係について紹介しつつ、論じる。教養として生物学を学びたい学生にもよくわかるように映像
教材などを活用して、生物的自然のあり方を理解してもらいたい。
【学習到達目標】
現代社会に生きる教養としての生物としての人のあり方についての知識を理解することを目標とする。
生物圏あるいは地球共生系の一員として生きる人間の知恵と責任をしっかり自覚できるように、生態学
的基礎知識を習得する。
【履修上の注意】
すべての授業に参加することが前提である。遅刻は認めない。
授業中に実施する確認テストを真面目に提出する。
授業テーマに沿って指示される事前学習をしっかり準備して授業に臨むこと。
【事前準備学習】
あらかじめ指示された事項についての予習を行うこと。
【評価方法】
平常点(授業への参加 25%、小テスト 25%)、定期試験 50%
【講義テーマ】
1 回 生態学を学ぶということ
2 回 生態学は如何に形成されたか
3 回 自然とは何か
4 回 生物多様性を見る
5 回 生物多様性の原理(1)
6 回 生物多様性の原理(2)
7 回 共生する世界
8 回 種とは何か
9 回 生物進化と適応
10 回 霊長類を考える(1)
11 回 霊長類を考える(2)
12 回 霊長類としてのヒトの位置
13 回 生物群集としての里山
14 回 身近な自然を考えるために
15 回 生態学的理解と自然観
91
人類学//今村
薫/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義では、人類の起源と進化を題材に、環境と生物の関係を理解することを目指す。
ヒトでない何者かからヒトへの進化過程の研究は、いまだに最も変化と流動性に富む分野のひとつで
ある。ヒトの起源をめぐって、形質人類学、考古学、古生物学、地質学だけでなく、分子遺伝学、霊長
類学からのアプローチも盛んにおこなわれている。ヒトをヒトたらしめた決定的な要因は、直立二足歩
行であり、大脳の肥大化や手先の器用さ、さらに言語の使用は、すべて、直立二足歩行に付随したもの
である。
ヒトが、他の霊長類との共通の祖先から分岐して、独自の道を歩き始めたのは、おおよそ 500 万年前
というのが、形質人類学と分子遺伝学の一致した見解である。こうして、猿人が誕生し、さらに原人、
旧人を経て、現世の我々の直接の祖先にあたる新人へと進化した。しかし、原人以降のヒトの形態学的
変化は、わずかであり、生物学的には非常に小さい。つまり、われわれ人類は、文化によって驚異的に
生活環境が変化したが、人体そのものは、数百万年前からほぼ同じなのである。
現在、人類は、最も熱い熱帯から最も寒い極地方まで、また、過酷な乾燥帯にも、ヒマラヤの高地に
も、地球のあらゆる場所に住んでいる。何がそれを可能にさせたのかを、人類がその誕生の地アフリカ
から、世界中に拡散していった過程を追いながら考察する。
【学習到達目標】
人類の起源と進化を題材に、環境と生物の関係を理解することを目指す
【履修上の注意】
ノートの取り方を工夫してください。毎回出す課題は、丁寧な字で書くこと。内容だけでなく、講義
態度も提出された解答から評価します。
【事前準備学習】
身近な動物の観察や、人間の歩き方などの動きを考察してください。
【参考書】
『人間史をたどる』 片山一道・他 朝倉書店 2000 年
【評価方法】
中間テストとしてレポート一回提出。さらに期末テストとしてもう一度レポート課題を出します。これ
ら 2 回のレポートを必ず提出してください。また、毎回の講義で課題を出しますので、その課題の答案
の内容で平常点をつけます。
【講義テーマ】
1 回 ヒトの学名
2 回 進化論の背景
3 回 猿人、最初のヒト
4 回 直立二足歩行とはなにか
5 回 脳か、二足歩行か
6 回 狩猟仮説と採集仮説
7 回 原人の生活
92
8 回 アフリカからユーラシアへ
9 回 ビッグ・ゲイム・ハンター
10 回 花を愛でた旧人
11 回 新人の出現
12 回 イヴ仮設
13 回 多地域進化説
14 回 人類の課題
15 回 新人から現代人へ
健康の科学//藤墳
規明/春A(木 1)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本国憲法の第二十五条、 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければ
ならない」と定めています。
この精神を十分に理解するとともに生命の尊厳を基盤とした個人の健康・保持増進のための日常的努
力が義務として要求されることを理解する必要があると考えられます。
そこで、この考えを具現するため、健康とは何か、その健康を守るための諸施策や個人の健康を保持
増進するための手立てを人文・社会科学的、自然科学的な学問研究から学び、生涯にわたって、身体的、
精神的、社会的に健全な健康観を形成する契機になることを目指しています。
具体的な講義内容は、講義テーマの項で示します。
【学習到達目標】
1.生命の尊厳を基盤とし、公共と調和した健康観を醸造する基礎を確立する。
2.上述の目標を達成するため、健康とは何かを人文・社会科学及び自然科学的な視点から多角的に理
解する。
3.生涯にわたって健康を保持増進するための知識を習得する。
【履修上の注意】
1.自主学習として、日常の生活場面で見聞する健康関連の情報を収集し、講義に望むことを期待しま
す。
【事前準備学習】
前回の授業で学習した内容を整理し、質問事項を準備する。
【評価方法】
試験
0
%
60
%
平常点
20
93
%
その他
レポート
2
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 健康に関する権利と義務
3 回 生命体の生と死
4 回 生命体の健康を維持するための装置
5 回 人間とは何か(人間の階層性)
6 回 発育発達・老化と健康
7 回 脳機能(知能と心)の健康
8 回 行動機能の健康
9 回 代謝系機能と健康
10 回 免疫・ホルモン系と健康
11 回 食生活と生活習慣病
12 回 運動と健康、
13 回 環境と健康
14 回 私の健康観
15 回 まとめ及び試験
健康の科学//藤墳
規明/秋A(木 1)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本国憲法の第二十五条、 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければ
ならない」と定めています。
この精神を十分に理解するとともに生命の尊厳を基盤とした個人の健康・保持増進のための日常的努
力が義務として要求されることを理解する必要があると考えられます。
そこで、この考えを具現するため、健康とは何か、その健康を守るための諸施策や個人の健康を保持
増進するための手立てを人文・社会科学的、自然科学的な学問研究から学び、生涯にわたって、身体的、
精神的、社会的に健全な健康観を形成する契機になることを目指しています。
具体的な講義内容は、講義テーマの項で示します。
【学習到達目標】
1.生命の尊厳を基盤とし、公共と調和した健康観を醸造する基礎を確立する。
2.上述の目標を達成するため、健康とは何かを人文・社会科学及び自然科学的な視点から多角的に理
解する。
3.生涯にわたって健康を保持増進するための知識を習得する。
【履修上の注意】
1.自主学習として、日常の生活場面で見聞する健康関連の情報を収集し、講義に望むことを期待しま
す。
94
【事前準備学習】
前回の授業の内容を整理し、質問事項を準備する。
【評価方法】
試験
0
%
60
%
平常点
20
%
その他
レポート
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 健康に関する権利と義務
3 回 生命体の生と死
4 回 生命体の健康を維持するための装置
5 回 人間とは何か(人間の階層性)
6 回 発育発達・老化と健康
7 回 脳機能(知能と心)の健康
8 回 行動機能の健康
9 回 代謝系機能と健康
10 回 免疫・ホルモン系と健康
11 回 食生活と生活習慣病
12 回 運動と健康、
13 回 環境と健康
14 回 私の健康観
15 回 まとめ及び試験
スポーツの科学//藤墳
規明/春A(木 2)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義の科目名は、「スポーツの科学」です。
「スポーツの科学とは何か」。「何を学ぶ
のか」との問いに答えるためには、
「スポーツ」とは何か、スポーツ活動の「主体である人
間」とは何か、さらに「科学」とは何かを吟味する必要があります。 しかし、この作業には膨
大な時間を必要とします。そこで、本講義では、科学とは、ある対象を解析しそこに潜む真
理や法則性を見つけ出す「方法論」とします。 これまで、人文・社会科学、自然科学的手法
を用いてスポーツとその活動を行う人間を理解するための研究が積み重ねられており、膨
大な知見が蓄積されています。 本講義では、それらの膨大な知見の中から、大学生が生
涯にわたってスポーツを「健康で文化的な」生活を送るために役立てるために必要な内容に
ついて解説し、スポーツ文化の享受者であり、スポーツを愛好する教養人を育てることを
ねらいとしています。
具体的には、講義題目に挙げた内容に沿い、正課体育やクラブ活動等で経験するス
ポーツ種目を具体例に取り上げ、スポーツを理解する科学的目を教授したい。
【学習到達目標】
1.スポーツ活動を生活の中に定着させ、健康で文化的な生活を営む意欲を醸造する。
2.上述の目標を達成するため、スポーツを人文・社会科学および自然科学的視点から
95
2
考察し、スポーツとはなにかを理解する。
3.安全で健康に有効なスポーツ活動を行うための基礎知識を習得する。
【履修上の注意】
1.日常、「体験しているスポーツ」や「見るスポーツ」について、不思議に思うこと、調べ
てみたいこと等の問題意識を持ちながら受講し、講義の中でさらに疑問を膨らませ、それを解決するた
めの自習意欲を希望する。
【事前準備学習】
前回の授業の内容を整理し、質問事項を準備する。
【評価方法】
試験
60
0%
%
平常点
20
%
その他
レポート
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 スポーツの分類学
3 回 スポーツの源流を辿ってみよう
4 回 スポーツ人口とジェンダー
5 回 スポーツの祭典オリンピック
6 回 プロスポーツ及びメディア
7 回 スポーツのルールと行政・管理
8 回 科学技術がスポーツを進化させる
9 回 スポーツ技術の解析と習得法
10 回 脳機能(知能・心)とスポーツ
11 回 スポーツ活動と体力・遺伝子
12 回 スポーツと疾病・障害・傷害予防
13 回 スポーツと栄養及び薬物
14 回 マイ生涯スポーツを見つけよう
15 回 まとめ及び試験
スポーツの科学//藤墳
規明/秋A(木 2)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義の科目名は、「スポーツの科学」です。
「スポーツの科学とは何か」。「何を学ぶ
のか」との問いに答えるためには、
「スポーツ」とは何か、スポーツ活動の「主体である人
間」とは何か、さらに「科学」とは何かを吟味する必要があります。 しかし、この作業には膨
大な時間を必要とします。そこで、本講義では、科学とは、ある対象を解析しそこに潜む真
理や法則性を見つけ出す「方法論」とします。 これまで、人文・社会科学、自然科学的手法
を用いてスポーツとその活動を行う人間を理解するための研究が積み重ねられており、膨
大な知見が蓄積されています。 本講義では、それらの膨大な知見の中から、大学生が生
涯にわたってスポーツを「健康で文化的な」生活を送るために役立てるために必要な内容に
96
2
ついて解説し、スポーツ文化の享受者であり、スポーツを愛好する教養人を育てることを
ねらいとしています。
具体的には、講義題目に挙げた内容に沿い、正課体育やクラブ活動等で経験するス
ポーツ種目を具体例に取り上げ、スポーツを理解する科学的目を教授したい。
【学習到達目標】
1.スポーツ活動を生活の中に定着させ、健康で文化的な生活を営む意欲を醸造する。
2.上述の目標を達成するため、スポーツを人文・社会科学および自然科学的視点から
考察し、スポーツとはなにかを理解する。
3.安全で健康に有効なスポーツ活動を行うための基礎知識を習得する。
【履修上の注意】
1.日常、「体験しているスポーツ」や「見るスポーツ」について、不思議に思うこと、調べ
てみたいこと等の問題意識を持ちながら受講し、講義の中でさらに疑問を膨らませ、それを解決するた
めの自習意欲を希望する。
【事前準備学習】
前回の授業内容を整理し、質問事項を準備する。
【評価方法】
試験
60
0%
%
平常点
20
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 スポーツの分類学
3 回 スポーツの源流を辿ってみよう
4 回 スポーツ人口とジェンダー
5 回 スポーツの祭典オリンピック
6 回 プロスポーツ及びメディア
7 回 スポーツのルールと行政・管理
8 回 科学技術がスポーツを進化させる
9 回 スポーツ技術の解析と習得法
10 回 脳機能(知能・心)とスポーツ
11 回 スポーツ活動と体力・遺伝子
12 回 スポーツと疾病・障害・傷害予防
13 回 スポーツと栄養及び薬物
14 回 マイ生涯スポーツを見つけよう
15 回 まとめ及び試験
97
%
その他
レポート
2
教養特殊講義//今村
薫/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
この講義では、現代社会で起きているさまざまな問題を、同時代人として理解することを目指す。
人類は、自然社会、農業社会を経て、17 世紀以来産業社会の時代に突入した。現在は産業による生産
がもっとも充実し、先進国においては多くの人々が豊かさを享受した。しかし、実はこの先進国の住人
は世界の人口の1割を満たすにすぎない。地球上の大多数の人々が貧困や飢餓に苦しんでいるというの
が真実である。また、現在は、先進国と途上国の区別を越えた、地球規模の問題として、温暖化、オゾ
ン層の破壊、大気汚染、環境ホルモンなどの環境問題が深刻化している。さらに、食糧自給率が3割し
かない日本においては、食糧問題も潜在的な脅威である。
この講義では、ゴミ問題、化学物質アレルギーなどの身近なトピックを取り上げ、現代の日本社会の
問題を提起したい。また、日本の問題は、環境、貿易、情報などによって必ず地球規模での問題に行き
着く。地球人として、どのように生きるべきかを、自然と人間の共存や人類社会の成立基盤について考
えることから掘り起こしていきたい。
文化人類学は、我々とは異なるロジックにしたがって生きている「他者」を理解することを通じて、
我々自身についてよりよく知ることを目指している。異なる文化を理解しようとするとき、我々は、こ
の日本文化によって形づくられた自分自身の姿を振り返らざるをえない。
個としての人間と、集団としての人類社会の全体を想定するならば、その両者の間に民族が存在し、
文化が存在し、また世界全体を覆うようなシステムが存在している。人間社会の行動パターン、自然資
源の利用、食文化、言語、宗教、民族といった概念を明らかにし、どのように、世界を認識し、文化を
理解するかを解いていく。
【学習到達目標】
現代社会で起きているさまざまな問題を、同時代人として理解することを目指す
【履修上の注意】
ノートの取り方を工夫してください。毎回講義の終わりに課題を出しますが、丁寧な字で書くこと。
内容だけでなく、講義への姿勢も、提出物から判断します。
【事前準備学習】
常日頃から、現代社会を相対化して見るようにしてください。
【評価方法】
期末試験 70%
平常点 30%(授業態度と課題提出)
【講義テーマ】
1 回 21 世紀の潮流
2 回 人口問題
3 回 肉食と食糧問題
4 回 大規模農業の問題点
5 回 農業とバイオ・テクノロジー
6 回 科学の進歩と人類文明
7 回 文化と経済
8 回 贈与交換
9 回 文化とは何か
98
10
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
食文化について
言語とは何か
日本語の特徴
宗教とは何か
民族とは何か
民族紛争について
教養特殊講義//増田
あゆみ/春A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義では、世界の多文化社会(さまざまな文化的背景をもつ人々が、一緒に生きる社会)で、人々は、
どのように生きてきたのかを、見ていくなかで、今の日本社会の中の多文化化を考えてみたいと思いま
す。
世界の移民国家や多民族国家の多文化共生に向けての試み、世界中で散在して生きる民族の生き方、お
よび交易都市にみる多文化共生の仕組みなどを、実際の国家の政策、民族を介して分析・考察をしてい
きます。最後に日本社会の多文化性、および、多文化共生を考察してみたいと思います。
【学習到達目標】
「多文化共生」について考える目を養う。
【履修上の注意】
講義に積極的に参加する姿勢が必要になります。レポート課題が数回あります。
【事前準備学習】
前回までの講義の復習
【教科書】
用いない。必要時に資料を配布する。
【参考書】
必要時に提示する。
【評価方法】
試験およびレポート課題提出
【講義テーマ】
1 回 講義「多文化共生論」について
2 回 移民国家アメリカ::移民社会 について
3 回 移民・民族政策について
4 回 多文化主義国家オーストラリア
5 回 オーストラリアの多文化社会
6 回 多民族国家シンガポール・マレーシア
7 回 シンガポールの多民族社会
99
8 回 交易都市に見る民族融合:マラッカ
9 回 海外在住中華系の人々:華僑
10 回 海外在住日本人:日系人
11 回 日本社会の多文化性
12 回 愛知県の在住外国人社会
13 回 人種隔離政策:アパルトヘイト
14 回 「多文化共生」について
15 回 総括
教養特殊講義//増田
あゆみ/秋A(月 4)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義では、普段、皆さんが、TVニュースで、目にしたり、聞いたりする世界の出来事を取り上げ、
その出来事の背景にある原因や本質を、一緒に考えていきたい。特に、人として尊厳をもって生きるこ
とができないことがどうして起こるのかということについてを真剣に考えてみたいと思います。
「人権:人が人として尊厳をもって自由に生きる権利」という言葉通して、国際社会の見方を説いてみ
たいと思います。
【学習到達目標】
国際時事ニュースの理解と、さまざまな出来事に接した時に考えることができる力を養うこと
【履修上の注意】
積極的に講義を聞き、参加する姿勢が必要。レポート課題が数回あります。
【事前準備学習】
前回までの講義の復習
【教科書】
用いない。レジュメを配布する。
【参考書】
『人権で世界を変える30の方法』 ヒューマンライツ・ナウ 合同出版 2009年
【評価方法】
試験および課題提出による評価
【講義テーマ】
1 回 講義「国際社会入門」について
2 回 児童労働について;子どもの人権
3 回 女性への偏見:女性の人権
4 回 戦争:最大規模の人権の侵害
5 回 民族虐殺:マイノリティの人権
6 回 開発と人権:住民の人権
100
7 回 貧困と人権:グローバル化と人権
8 回 軍事政権と人権
9 回 テロと反テロによる人権侵害
10 回 多国籍企業の活動と人権
11 回 「人権」:人権侵害とは?
12 回 政府と国際機関の取り組み
13 回 人権擁護運動について
14 回 人権を考えるとはどういうことか
15 回 総括
スポーツ初級A
バスケットボール//藤墳
規明/春A(水 1)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身につけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バスケットボール
【事前準備学習】
規則正しい生活を心がけ、体調を整えて授業に参加すること。
【評価方法】
授業への参加回数と参加態度(70%)、技能の習熟度(30%)
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス 、健康安全に運動する方法
2 回 グルーピングとゲーム(ゲームの仕方)
3 回 シュートの基本とゲーム(審判法)
4 回 パスの基本とゲーム(審判法)
5 回 ドリブルの基本とゲーム(対人防御の基礎)
6 回 トラベリングの理解とゲーム(速攻の基礎)
7 回 パーソナルファールの理解とゲーム(対人防御)
8 回 バイオレーションの理解とゲーム(ゾーン防御)
9 回 対人防御に対する攻撃法の理解とゲーム
101
10
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
ゾーン防御に対する攻撃法の理解とゲーム
オフィシャルの役割の理解とゲーム
ゲーム(リバウンドの処理)
グループごとに攻撃法を工夫したゲーム
グループごとに防御法を工夫したゲーム
まとめと実技テスト
スポーツ初級A
バスケットボール//藤墳
規明/春A(水 2)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身につけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バスケットボール
【事前準備学習】
規則正しい生活を心がけ、体調を整えて授業に参加する。
【評価方法】
授業への参加回数と参加態度(70%)、技能の習熟度(30%)
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス 、健康安全に運動する方法
2 回 グルーピングとゲーム(ゲームの仕方)
3 回 シュートの基本とゲーム(審判法)
4 回 パスの基本とゲーム(審判法)
5 回 ドリブルの基本とゲーム(対人防御の基礎)
6 回 トラベリングの理解とゲーム(速攻の基礎)
7 回 パーソナルファールの理解とゲーム(対人防御)
8 回 バイオレーションの理解とゲーム(ゾーン防御)
9 回 対人防御に対する攻撃法の理解とゲーム
10 回 ゾーン防御に対する攻撃法の理解とゲーム
11 回 オフィシャルの役割の理解とゲーム
12 回 ゲーム(リバウンドの処理)
102
13 回 グループごとに攻撃法を工夫したゲーム
14 回 グループごとに防御法を工夫したゲーム
15 回 まとめと実技テスト
スポーツ初級A
卓球//坪田
暢允/春A(木 1)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:卓球
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 基本技術 ① フォアハンドストローク
2 回 基本技術 ①・② バックハンドストローク
3 回 基本技術①・②・③ つっつき
4 回 基本技術①・②・③・④ カット
5 回 基本技術①・②・③・④ サービス・レシーブ
6 回 基本技術①・②・③・④ スマッシュ
7 回 基本技術①・② ゲームのルール説明、シングルスゲーム
8 回 基本技術①・② ダブルスゲーム
9 回 基本技術 ①・② シングルス・ダブルスゲーム
10 回 シングルス・ダブルスゲーム
11 回 シングルゲーム
12 回 シングルゲーム
13 回 シングルゲーム
14 回 シングルゲーム
103
15 回 シングルゲーム
スポーツ初級A
卓球//米川
直樹/春A(月 3)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多くは生活
習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事をして
いる割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過剰に摂
取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病などを引
き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必要とな
る。このことから、自ら主体的に運動実践することが重要であり、スポーツ実践を通して自己の心身の
気づきを深める。
【学習到達目標】
本授業では卓球を通じ健康とスポーツの関係を理解し、さらには生涯を通じ楽しむことができる「生涯
スポーツ」として定着しつつある卓球の楽しさを学びことである。また、入学後の運動不足を解消し、
なおかつ卓球を楽しむことができる技術、つまり自己の体力にあわせた卓球の基礎的な技能の習得とル
ールにそった試合ができることもねらいである。さらに、スポーツを実践するなかで、スポーツおける
マナーやエチケットも学習する。
【履修上の注意】
種目:卓球 【初心者クラス】
【事前準備学習】
日頃から、テレビ等のメディアで試合などを視聴することにより、卓球のもつおもしろさ、醍醐味、あ
るいはルールやスキルを学習しておくことが望ましい。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットとボールに慣れる(1)卓球の歴史、用具の説明
2 回 ラケットとボールに慣れる(2))ラケットの扱い方
3 回 今の技術でシングルスゲーム
4 回 フォアハンドストローク
5 回 バックハンドストローク
6 回 サービス&レシーブ(1)サーブを中心に
7 回 サービス&レシーブ(2)レシーブを中心に
8 回 シングルスゲーム(1)学習した技術の活用
9 回 シングルスゲームの動き方&ゲーム(2)
10 回 シングルスゲーム(3)作戦
11 回 ダブルスの動き方とルール
12 回 ダブルスゲーム(1)作戦
104
13 回 ダブルスゲーム(2)パートナーを変えて
14 回 ダブルスゲーム(3)リーグ戦
15 回 授業のまとめ
スポーツ初級A
スキー//坪田他
/集秋/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
11 回 谷足過重の方法
12 回 パラレルターンの緩斜面での練習
13 回 パラレルターンの中斜面の練習
105
14 回 パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
15 回 パラレルターンの完成練習
スポーツ初級A
テニス//坪田
暢允/春A(月 3・火 1)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多くは生活
習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事をして
いる割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過剰に摂
取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病などを引
き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必要とな
る。今日では、これらの身体活動を疾病に対する薬の処方と同じく、運動処方という。
【学習到達目標】
本授業ではテニスを通じ健康とスポーツの関係を理解させ、さらには生涯を通じ楽しむことができる
「生涯スポーツ」として定着しつつあるテニスの楽しさを学び、今後の運動不足を解消しなおかつ楽し
むことができる一つの手段として習得してくれれば幸いである。またテニスは19世紀にイギリスの貴
族間で発祥し、以来「紳士」のスポーツとされマナーを大変重んじつスポーツとしても知られ、そのマ
ナーについても学ぶ。
【履修上の注意】
種目:テニス 【初心者クラス】
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットワーク(ラケットの使い方)
2 回 フォアハンドストローク
3 回 バックハンドストローク
4 回 ストローク、サービス
5 回 ボレー、サービス
6 回 サービス、ラリー
7 回 ダブルスフォーメーション(1)
8 回 ダブルスフォーメーション(2)
9 回 ダブルスフォーメーション(3)
10 回 ダブルスフォーメーション(4)
11 回 ダブルスフォーメーション(5)
12 回 ダブルスゲーム
13 回 ダブルスゲーム
106
14 回 ダブルスゲーム
15 回 ダブルスゲーム
スポーツ初級A
テニス//米川
直樹/春A(月 1・月 2)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多くは生活
習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事をして
いる割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過剰に摂
取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病などを引
き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必要とな
る。このことから、自ら主体的に運動実践することが重要であり、スポーツ実践を通して自己の心身の
気づきを深める。
【学習到達目標】
本授業ではテニスを通じ健康とスポーツの関係を理解し、さらには生涯を通じ楽しむことができる「生
涯スポーツ」として定着しつつあるテニスの楽しさを学びことである。また、入学後の運動不足を解消
し、なおかつテニスを楽しむことができる技術、つまり自己の体力にあわせたテニスの基礎的な技能の
習得とルールにそった試合ができることもねらいである。さらに、テニスは19世紀にイギリスの貴族
間で発祥し、以来「紳士・淑女」のスポーツとされマナーを大変重んじたスポーツとしても知られ、そ
のマナーについても学ぶ。
【履修上の注意】
種目:テニス 【初心者クラス】
【事前準備学習】
日頃から、テレビ等のメディアで試合などを視聴することにより、卓球のもつおもしろさ、醍醐味、あ
るいはルールやスキルを学習しておくことが望ましい。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットとボールに慣れる
2 回 ショートテニス(1)ラリー
3 回 ショートテニス(2)ミニゲーム
4 回 フォアハンドストローク
5 回 バックハンドストローク
6 回 サービス&リターン
7 回 ボレー&スマッシュ
8 回 シングルスゲーム(1)学習した技術の活用
9 回 シングルスゲームの動き方&ゲーム(2)
10 回 シングルスゲーム(3)作戦
107
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
ダブルスの動き方とルール
ダブルスゲーム(1)作戦
ダブルスゲーム(2)パートナーを変えて
ダブルスゲーム(3)リーグ戦
授業のまとめ
スポーツ初級A
バレーボール//坪田
暢允/春A(月 1)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
バレーボールは球技の中でも、最もポピュラーなスポーツとして国民に親しまれています。また、体
育の教材として中学・高校のカリキュラムに入っており、日本人なら必ずバレーボールを経験している
ことになります。
パレーボールは老若男女だれでも気軽に楽しむことのできるスポーツなので、大学の授業にも適して
いると思われます。それはレクリエーション的にも競技的にも楽しむことができるという点でも優れた
スポーツ種目の一つであることが認識されます。大学の授業ではゲームを中心に進めていくことにする
が、バレーボールをある程度できる学生が履修してくれると、スムースに展開していくものと思われる
ので、バレーボール経験者を望みます。コートは3面も使用できるので、多くの学生が履修してくれる
ことを望みます。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バレーボール
チームを組んで試合を進めていくので、欠席するとチームに迷惑がかかるので、欠席をしないこと。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス、バレーボールの歴史、現在の日本、世界の状況など
2 回 基礎練習 オーバー、アンダーパス、スパイクに対するレシーブ技術
3 回 基礎練習 オーバー、アンダーパス、サーブに対するレシーブ
4 回 基礎練習 スパイク(オープン攻撃)、サーブ練習
108
5 回 基礎練習 スパイク(A・Bクイック、時間差)サーブ、
6 回 基礎練習 ブロッキング、サーブ、ゲーム
7 回 応用練習 フォーメーション 1、サーブレシーブに対する 1・5 システム
8 回 応用練習 フォーメーション 2、サーブレシーブに対する0・6システム
9 回 審判法、ゲーム
10 回 応用練習 スパイクのストレート・クロスの打ち分け方、ゲーム
11 回 応用練習 ブロッキングの移動方法、ゲーム
12 回 応用練習 スパイクに対するレシーブフォーメーション、ゲーム
13 回 応用練習 サーブの種類(カーブ、シュート、変化球、ジャンピング)ゲーム
14 回 応用練習 レシーブを上手にする方法とパスの応用(正面・横・後方向)
15 回 テスト(レシーブ、スパイク)
スポーツ初級B
バスケットボール//藤墳
規明/秋A/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身につけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バスケットボール
【事前準備学習】
規則正しい生活に心がけ、体調を整えて授業に参加する。
【評価方法】
授業への参加回数と参加態度(70%)、技能の習熟度(30%)
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス 、健康安全に運動する方法
2 回 グルーピングとゲーム(ゲームの仕方)
3 回 シュートの基本とゲーム(審判法)
4 回 パスの基本とゲーム(審判法)
5 回 ドリブルの基本とゲーム(対人防御の基礎)
6 回 トラベリングの理解とゲーム(速攻の基礎)
7 回 パーソナルファールの理解とゲーム(対人防御)
109
8 回 バイオレーションの理解とゲーム(ゾーン防御)
9 回 対人防御に対する攻撃法の理解とゲーム
10 回 ゾーン防御に対する攻撃法の理解とゲーム
11 回 オフィシャルの役割の理解とゲーム
12 回 ゲーム(リバウンドの処理)
13 回 グループごとに攻撃法を工夫したゲーム
14 回 グループごとに防御法を工夫したゲーム
15 回 まとめと実技テスト
スポーツ初級B
卓球//坪田
暢允/秋A(木 1)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:卓球
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 基本技術 ① フォアハンドストローク
2 回 基本技術 ①・② バックハンドストローク
3 回 基本技術①・②・③ つっつき
4 回 基本技術①・②・③・④ カット
5 回 基本技術①・②・③・④ サービス・レシーブ
6 回 基本技術①・②・③・④ スマッシュ
110
7 回 基本技術①・② ゲームのルール説明、シングルスゲーム
8 回 基本技術①・② ダブルスゲーム
9 回 基本技術 ①・② シングルス・ダブルスゲーム
10 回 シングルス・ダブルスゲーム
11 回 シングルゲーム
12 回 シングルゲーム
13 回 シングルゲーム
14 回 シングルゲーム
15 回 シングルゲーム
スポーツ初級B
卓球//米川
直樹/秋A(月 3)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
我々の活動力に影響する健康や体力の維持増進は、急激な社会生活の変化の中で極めて重要なことであ
る。本授業は、人間の生命や健康に関する科学に立脚して、健康の保持増進を図り、生活を豊かにし、
進んで将来の社会生活を充実させようとすることがねらいである。
また、近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多く
は生活習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事
をしている割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過
剰に摂取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病な
どを引き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必
要となる。このことから、自ら主体的に運動実践することが重要であり、スポーツ実践を通して自己の
心身の気づきを深め、自主的・積極的に健康と体力を維持増進するために必要な実践能力を養うことが
できるようにすることである。
【学習到達目標】
本授業では卓球を通じ健康とスポーツの関係を理解し、さらには生涯を通じ楽しむことができる「生涯
スポーツ」として定着しつつある卓球の楽しさを学びことである。また、入学後の運動不足を解消し、
なおかつ卓球を楽しむことができる技術、つまり自己の体力にあわせた卓球の基礎的な技能の習得とル
ールにそった試合ができることもねらいである。さらに、スポーツを実践するなかで、スポーツおける
マナーやエチケットも学習する。
【履修上の注意】
種目:卓球 【初心者クラス】
【事前準備学習】
日頃から、テレビ等のメディアで試合などを視聴することにより、卓球のもつおもしろさ、醍醐味、あ
るいはルールやスキルを学習しておくことが望ましい。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
111
【講義テーマ】
1 回 ラケットとボールに慣れる(1)卓球の歴史、用具の説明
2 回 ラケットとボールに慣れる(2))ラケットの扱い方
3 回 今の技術でシングルスゲーム
4 回 フォアハンドストローク
5 回 バックハンドストローク
6 回 サービス&レシーブ(1)サーブを中心に
7 回 サービス&レシーブ(2)レシーブを中心に
8 回 シングルスゲーム(1)学習した技術の活用
9 回 シングルスゲームの動き方&ゲーム(2)
10 回 シングルスゲーム(3)作戦
11 回 ダブルスの動き方とルール
12 回 ダブルスゲーム(1)作戦
13 回 ダブルスゲーム(2)パートナーを変えて
14 回 ダブルスゲーム(3)リーグ戦
15 回 授業のまとめ
スポーツ初級B
スキー//坪田他
/集秋/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
112
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
11 回 谷足過重の方法
12 回 パラレルターンの緩斜面での練習
13 回 パラレルターンの中斜面の練習
14 回 パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
15 回 パラレルターンの完成練習
スポーツ初級B
テニス//坪田
暢允/秋A(月 3・火 1・火 2)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多くは生活
習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事をして
いる割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過剰に摂
取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病などを引
き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必要とな
る。今日では、これらの身体活動を疾病に対する薬の処方と同じく、運動処方という。
【学習到達目標】
本授業ではテニスを通じ健康とスポーツの関係を理解させ、さらには生涯を通じ楽しむことができる
「生涯スポーツ」として定着しつつあるテニスの楽しさを学び、今後の運動不足を解消しなおかつ楽し
むことができる一つの手段として習得してくれれば幸いである。またテニスは19世紀にイギリスの貴
族間で発祥し、以来「紳士」のスポーツとされマナーを大変重んじつスポーツとしても知られ、そのマ
ナーについても学ぶ。
【履修上の注意】
種目:テニス 【初心者クラス】
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
113
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットワーク(ラケットの使い方)
2 回 フォアハンドストローク
3 回 バックハンドストローク
4 回 ストローク、サービス
5 回 ボレー、サービス
6 回 サービス、ラリー
7 回 ダブルスフォーメーション(1)
8 回 ダブルスフォーメーション(2)
9 回 ダブルスフォーメーション(3)
10 回 ダブルスフォーメーション(4)
11 回 ダブルスフォーメーション(5)
12 回 ダブルスゲーム
13 回 ダブルスゲーム
14 回 ダブルスゲーム
15 回 ダブルスゲーム
スポーツ初級B
テニス//米川
直樹/秋A(月 1・月 2)/1 単位/1 年次配当
【講義概要】
我々の活動力に影響する健康や体力の維持増進は、急激な社会生活の変化の中で極めて重要なことであ
る。本授業は、人間の生命や健康に関する科学に立脚して、健康の保持増進を図り、生活を豊かにし、
進んで将来の社会生活を充実させようとすることがねらいである。
また、近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多く
は生活習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事
をしている割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過
剰に摂取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病な
どを引き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必
要となる。このことから、自ら主体的に運動実践することが重要であり、スポーツ実践を通して自己の
心身の気づきを深め、自主的・積極的に健康と体力を維持増進するために必要な実践能力を養うことが
できるようにすることである。
【学習到達目標】
本授業ではテニスを通じ健康とスポーツの関係を理解し、さらには生涯を通じ楽しむことができる「生
涯スポーツ」として定着しつつあるテニスの楽しさを学びことである。また、入学後の運動不足を解消
し、なおかつテニスを楽しむことができる技術、つまり自己の体力にあわせたテニスの基礎的な技能の
習得とルールにそった試合ができることもねらいである。さらに、テニスは19世紀にイギリスの貴族
間で発祥し、以来「紳士・淑女」のスポーツとされマナーを大変重んじたスポーツとしても知られ、そ
のマナーについても学ぶ。
114
【履修上の注意】
種目:テニス 【初心者クラス】
【事前準備学習】
日頃から、テレビ等のメディアで試合などを視聴することにより、テニスのもつおもしろさ、醍醐味、
あるいはルールやスキルを学習しておくことが望ましい。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットとボールに慣れる
2 回 ショートテニス(1)ラリー
3 回 ショートテニス(2)ミニゲーム
4 回 フォアハンドストローク
5 回 バックハンドストローク
6 回 サービス&リターン
7 回 ボレー&スマッシュ
8 回 シングルスゲーム(1)学習した技術の活用
9 回 シングルスゲームの動き方&ゲーム(2)
10 回 シングルスゲーム(3)作戦
11 回 ダブルスの動き方とルール
12 回 ダブルスゲーム(1)作戦
13 回 ダブルスゲーム(2)パートナーを変えて
14 回 ダブルスゲーム(3)リーグ戦
15 回 授業のまとめ
スポーツ中級A
バドミントン//市野
聖治/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
・ スポーツ(バドミントン)の面白さをシングルスとダブルスにおけるゲームの戦略から学ぶ。
バトミントンの面白さは、ゲームの質的向上によって規定される。ゲームの質は、試しのゲームから
必然的に導き出される課題の解決によって向上される。
・ ストレスの多い社会において健康で活力ある生活を実現するために重要なスポーツの行い方につい
て学ぶ。
自然で楽な身体運動は、自律神経の調整に役立ち、インナーマッスルの意識によってパフォーマンス
も向上する。
【学習到達目標】
①スポーツ(バドミントン)の合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をは
かる。
②スポーツ(バドミントン)を通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につ
115
ける。
③スポーツ(バドミントン)における競争や協働の経験を通して、他者とのコミュニケーション能力を
養う。
【履修上の注意】
・スポーツ(バドミントン)を行うのに適したウエアー、シューズを持参すること。
・発汗に対応する準備、タオルや着替えを用意すること。
【事前準備学習】
指定図書「脱・筋力主義スポーツ上達のコツ」を購読しておくこと。
【参考書】
『脱筋力主義
スポーツ上達のコツ』 市野聖治他 スキージャーナル 2009
【評価方法】
講義内容の理解、ゲーム成績、受講態度(出席)等から総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 シングルスゲーム・ルールと戦略
3 回 シングルスゲーム・試しのゲーム①
4 回 試しのゲーム①からの必然的練習課題の解決
5 回 シングルスゲーム・試しのゲーム②
6 回 試しのゲーム②からの必然的練習課題の解決
7 回 シングルスゲーム・まとめ
8 回 ダブルスゲーム・ルールと戦略
9 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム①
10 回 試しのゲーム①からの必然的練習課題の解決
11 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム②
12 回 試しのゲーム②からの必然的練習課題の解決
13 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム③
14 回 試しのゲーム③からの必然的練習課題の解決
15 回 ダブルスゲーム まとめ
スポーツ中級A
卓球//坪田
暢允/春A(木 2)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身についけることは必要不可欠なことである。
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2は以下の種目群から選択することになっている。これらの
種目は生涯にわたって友人や家族と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
116
【学習到達目標】
スポーツ中級A・B、3・4 の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:卓球
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 基本技術 ① フォアハンドストローク
2 回 基本技術 ①・② バックハンドストローク
3 回 基本技術 ①・②・③ つっつき
4 回 基本技術 ①・②・③・④ カット
5 回 基本技術 ①・②・③・④ サービス・レシーブ
6 回 基本技術 ①・②・③・④ スマッシュ
7 回 基本技術 ①・② ゲームのルール説明、シングルスゲーム
8 回 基本技術 ①・② ダブルスゲーム
9 回 基本技術 ①・② シングルス・ダブルスゲーム
10 回 シングルス・ダブルスゲーム
11 回 シングルゲーム
12 回 シングルゲーム
13 回 シングルゲーム
14 回 シングルゲーム
15 回 シングルゲーム
スポーツ中級A
スキー//坪田他
/集秋/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
117
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
11 回 谷足過重の方法
12 回 パラレルターンの緩斜面での練習
13 回 パラレルターンの中斜面の練習
14 回 パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
15 回 パラレルターンの完成練習
スポーツ中級A
テニス//坪田
暢允/春A(火 2)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
近年、比較的若い年代(10~20歳代)における成人病が多く報告されている。成人病の多くは生活
習慣病といわれ、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回っている。つまり高カロリーな食事をして
いる割にはそれを消費する運動量が少ない。つまり運動不足が主な原因であると考えられる。過剰に摂
取されたカロリーはすべて脂肪となって体内に蓄積され、動脈硬化、高血圧症、肥満、糖尿病などを引
き起こす原因となる。これらを予防・改善するには、定期的にカロリーを消費する身体活動が必要とな
る。今日では、これらの身体活動を疾病に対する薬の処方と同じく、運動処方という。
118
【学習到達目標】
本授業ではテニスを通じ健康とスポーツの関係を理解させ、さらには生涯を通じ楽しむことができる
「生涯スポーツ」として定着しつつあるテニスの楽しさを学び、今後の運動不足を解消しなおかつ楽し
むことができる一つの手段として習得してくれれば幸いである。またテニスは19世紀にイギリスの貴
族間で発祥し、以来「紳士」のスポーツとされマナーを大変重んじつスポーツとしても知られ、そのマ
ナーについても学ぶ。
【履修上の注意】
種目:テニス 【上級者クラス】
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 ラケットワーク(ラケットの使い方)
2 回 フォアハンドストローク
3 回 バックハンドストローク
4 回 ストローク、サービス
5 回 ボレー、サービス
6 回 サービス、ラリー
7 回 ダブルスフォーメーション(1)
8 回 ダブルスフォーメーション(2)
9 回 ダブルスフォーメーション(3)
10 回 ダブルスフォーメーション(4)
11 回 ダブルスフォーメーション(5)
12 回 ダブルスゲーム
13 回 ダブルスゲーム
14 回 ダブルスゲーム
15 回 ダブルスゲーム
スポーツ中級A
バレーボール//坪田
暢允/春A(月 2)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
バレーボールは球技の中でも、最もポピュラーなスポーツとして国民に親しまれています。また、体
育の教材として中学・高校のカリキュラムに入っており、日本人なら必ずバレーボールを経験している
ことになります。
パレーボールは老若男女だれでも気軽に楽しむことのできるスポーツなので、大学の授業にも適して
いると思われます。それはレクリエーション的にも競技的にも楽しむことができるという点でも優れた
スポーツ種目の一つであることが認識されます。大学の授業ではゲームを中心に進めていくことにする
が、バレーボールをある程度できる学生が履修してくれると、スムースに展開していくものと思われる
119
ので、バレーボール経験者を望みます。コートは3面も使用できるので、多くの学生が履修してくれる
ことを望みます。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バレーボール
チームを組んで試合を進めていくので、欠席するとチームに迷惑がかかるので、欠席をしないこと。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 バレーボールの歴史、日本・世界の現況、 オーバー、アンダーパス、レシーブ練習
2 回 パスとレシーブ、スパイク(オープン攻撃)、サーブ、ゲーム
3 回 パスとレシーブ、スパイク(A・Bクイック、時間差)、サーブ、ゲーム
4 回 パスとレシーブ、ブロッキング、サーブ、ゲームでの実践
5 回 パスとレシーブ、サーブレシーブ、ゲームでの実践
6 回 パスとレシーブ、スパイク、サーブ、ゲームでの実践
7 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
8 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
9 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
10 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
11 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
12 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
13 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
14 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
15 回 実技テスト(レシーブとスパイク)
スポーツ中級B
バドミントン//市野
聖治/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
・ スポーツ(バドミントン)の面白さをシングルスとダブルスにおけるゲームの戦略から学ぶ。
120
バトミントンの面白さは、ゲームの質的向上によって規定される。ゲームの質は、試しのゲームから
必然的に導き出される課題の解決によって向上される。
・ ストレスの多い社会において健康で活力ある生活を実現するために重要なスポーツの行い方につい
て学ぶ。
自然で楽な身体運動は、自律神経の調整に役立ち、インナーマッスルの意識によってパフォーマンス
も向上する。
【学習到達目標】
①スポーツ(バドミントン)の合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をは
かる。
②スポーツ(バドミントン)を通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につ
ける。
③スポーツ(バドミントン)における競争や協働の経験を通して、他者とのコミュニケーション能力を
養う。
【履修上の注意】
・スポーツ(バドミントン)を行うのに適したウエアー、シューズを持参すること。
・発汗に対応する準備、タオルや着替えを用意すること。
【事前準備学習】
指定図書「脱・筋力主義スポーツ上達のコツ」を購読しておくこと。
【参考書】
『脱筋力主義
スポーツ上達のコツ』 市野聖治他 スキージャーナル 2009
【評価方法】
講義内容の理解、ゲーム成績、受講態度(出席)等から総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 シングルスゲーム・ルールと戦略
3 回 シングルスゲーム・試しのゲーム①
4 回 試しのゲーム①からの必然的練習課題の解決
5 回 シングルスゲーム・試しのゲーム②
6 回 試しのゲーム②からの必然的練習課題の解決
7 回 シングルスゲーム・まとめ
8 回 ダブルスゲーム・ルールと戦略
9 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム①
10 回 試しのゲーム①からの必然的練習課題の解決
11 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム②
12 回 試しのゲーム②からの必然的練習課題の解決
13 回 ダブルスゲーム・試しのゲーム③
14 回 試しのゲーム③からの必然的練習課題の解決
15 回 ダブルスゲーム まとめ
121
スポーツ中級B
バスケットボール//藤墳
規明/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身につけることは必要不可欠なことである。
スポーツは以下の種目群から選択することになっている。これらの種目は生涯にわたって友人や家族
と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツの目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バスケットボール
【事前準備学習】
規則正しい日常生活に心がけ、体調を整えて授業に参加する。
【評価方法】
授業への参加回数と参加態度(70%)、技能の習熟度(30%)
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス 、健康安全に運動する方法
2 回 グルーピングとゲーム(ゲームの仕方)
3 回 シュートの基本とゲーム(審判法)
4 回 パスの基本とゲーム(審判法)
5 回 ドリブルの基本とゲーム(対人防御の基礎)
6 回 トラベリングの理解とゲーム(速攻の基礎)
7 回 パーソナルファールの理解とゲーム(対人防御)
8 回 バイオレーションの理解とゲーム(ゾーン防御)
9 回 対人防御に対する攻撃法の理解とゲーム
10 回 ゾーン防御に対する攻撃法の理解とゲーム
11 回 オフィシャルの役割の理解とゲーム
12 回 ゲーム(リバウンドの処理)
13 回 グループごとに攻撃法を工夫したゲーム
14 回 グループごとに防御法を工夫したゲーム
15 回 まとめと実技テスト
122
スポーツ中級B
卓球//坪田
暢允/秋A(木 2)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期にお
いて身についけることは必要不可欠なことである。
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2は以下の種目群から選択することになっている。これらの
種目は生涯にわたって友人や家族と楽しめるようなスポーツ種目である。積極的に取り組んでほしい。
【学習到達目標】
スポーツ中級A・B、3・4 の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:卓球
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 基本技術 ① フォアハンドストローク
2 回 基本技術 ①・② バックハンドストローク
3 回 基本技術 ①・②・③ つっつき
4 回 基本技術 ①・②・③・④ カット
5 回 基本技術 ①・②・③・④ サービス・レシーブ
6 回 基本技術 ①・②・③・④ スマッシュ
7 回 基本技術 ①・② ゲームのルール説明、シングルスゲーム
8 回 基本技術 ①・② ダブルスゲーム
9 回 基本技術 ①・② シングルス・ダブルスゲーム
10 回 シングルス・ダブルスゲーム
11 回 シングルスゲーム
12 回 シングルスゲーム
13 回 シングルゲーム
14 回 シングルゲーム
15 回 シングルゲーム
123
スポーツ中級B
スキー//坪田他
/集秋/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
11 回 谷足過重の方法
12 回 パラレルターンの緩斜面での練習
13 回 パラレルターンの中斜面の練習
14 回 パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
15 回 パラレルターンの完成練習
124
スポーツ中級B
バレーボール//坪田
暢允/秋A(月 1)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
バレーボールは球技の中でも、最もポピュラーなスポーツとして国民に親しまれています。また、体
育の教材として中学・高校のカリキュラムに入っており、日本人なら必ずバレーボールを経験している
ことになります。
パレーボールは老若男女だれでも気軽に楽しむことのできるスポーツなので、大学の授業にも適して
いると思われます。それはレクリエーション的にも競技的にも楽しむことができるという点でも優れた
スポーツ種目の一つであることが認識されます。大学の授業ではゲームを中心に進めていくことにする
が、バレーボールをある程度できる学生が履修してくれると、スムースに展開していくものと思われる
ので、バレーボール経験者を望みます。コートは3面も使用できるので、多くの学生が履修してくれる
ことを望みます。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バレーボール
チームを組んで試合を進めていくので、欠席するとチームに迷惑がかかるので、欠席をしないこと。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 バレーボールの歴史、日本・世界の現況、 オーバー、アンダーパス、レシーブ練習
2 回 パスとレシーブ、スパイク(オープン攻撃)、サーブ、ゲーム
3 回 パスとレシーブ、スパイク(A・Bクイック、時間差)、サーブ、ゲーム
4 回 パスとレシーブ、ブロッキング、サーブ、ゲームでの実践
5 回 パスとレシーブ、サーブレシーブ、ゲームでの実践
6 回 パスとレシーブ、スパイク、サーブ、ゲームでの実践
7 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
8 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
9 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
10 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
11 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
12 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
13 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
14 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
15 回 テスト(レシーブとスパイク)
125
スポーツ中級B
バレーボール//坪田
暢允/秋A(月 2)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
バレーボールは球技の中でも、最もポピュラーなスポーツとして国民に親しまれています。また、体
育の教材として中学・高校のカリキュラムに入っており、日本人なら必ずバレーボールを経験している
ことになります。
パレーボールは老若男女だれでも気軽に楽しむことのできるスポーツなので、大学の授業にも適して
いると思われます。それはレクリエーション的にも競技的にも楽しむことができるという点でも優れた
スポーツ種目の一つであることが認識されます。大学の授業ではゲームを中心に進めていくことにする
が、バレーボールをある程度できる学生が履修してくれると、スムースに展開していくものと思われる
ので、バレーボール経験者を望みます。コートは3面も使用できるので、多くの学生が履修してくれる
ことを望みます。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
種目:バレーボール
チームを組んで試合を進めていくので、欠席するとチームに迷惑がかかるので、欠席をしないこと。
【事前準備学習】
体調を整えて授業に出席すること。
【教科書】
特になし
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 バレーボールの歴史、日本・世界の現況、 オーバー、アンダーパス、レシーブ練習
2 回 パスとレシーブ、スパイク(オープン攻撃)、サーブ、ゲーム
3 回 パスとレシーブ、スパイク(A・Bクイック、時間差)、サーブ、ゲーム
4 回 パスとレシーブ、ブロッキング、サーブ、ゲームでの実践
5 回 パスとレシーブ、サーブレシーブ、ゲームでの実践
6 回 パスとレシーブ、スパイク、サーブ、ゲームでの実践
7 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
8 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
9 回 パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
126
10
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
パス、レシーブ、スパイク、サーブ、ゲーム(リーグ戦形式)
テスト(レシーブとスパイク)
スポーツ上級A
スキー//坪田他
/集秋/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
127
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
谷足過重の方法
パラレルターンの緩斜面での練習
パラレルターンの中斜面の練習
パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
パラレルターンの完成練習
スポーツ上級B
スキー//坪田他
/集秋/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
心身ともに健康に生きていくための実践方法を、発育発達の完成期にありしかも感性豊かな大学期に
おいて身についけることは必要不可欠なことである。
身体的に他の学生と一緒に運動することが困難な学生はガイダンス時に担当教員と相談すること。
自然に親しみながら、スキーの基礎的な理論と安全な滑走技術を身につける。
【学習到達目標】
スポーツ初級A・B、中級A・B、1・2の目的は次の3点に要約される。
①運動・スポーツの合理的な実践を通して、心身の調和のとれた発達と運動技能の習得をはかる。
②運動・スポーツを通してその楽しさや有意義さを体験し、自主的に運動する習慣を身につける。
③運動・スポーツにおける競争や協同の経験を通して、フェア・プレーの精神を身につける。
【履修上の注意】
<集中講義> 種目:スキー
【事前準備学習】
体調を整えて参加すること。
【評価方法】
「平常点」「授業態度」「実技試験」
【講義テーマ】
1 回 スキーの着・脱,歩行
2 回 平地歩行、斜め階段歩行、垂直歩行
3 回 直滑降、直滑降ハの字型停止
4 回 プルーク直滑降、プルーク片足過重(左右)
5 回 プルークでの滑降
6 回 リフト乗車の説明、プルーク滑降
7 回 プルーク過重のテクニック指導
8 回 プルーク過重での大回りターン
9 回 プルーク過重の小回りターン
10 回 プルークからパラレルターンの導入
11 回 谷足過重の方法
128
12
13
14
15
回
回
回
回
パラレルターンの緩斜面での練習
パラレルターンの中斜面の練習
パラレルターンのこぶ及び滑走距離の増大
パラレルターンの完成練習
教職論//矢澤
雅/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
教師とは何なのかという問いに対していろいろな答え方がある。教師をめぐる言説は巷にあふれてい
るといっていいかもしれない。この授業では、教師に関連する基本的理論および教師をと捉える視点を
提示し教師についての理解を深めることを目的とする。この授業を通して教職への適性を各自確認する
ことも意識的に考えてほしい。授業は、講義を主とするが、随時、参考資料の講読やビデオ鑑賞を行う。
【学習到達目標】
授業の到達目標は次のものである。教職の意義と役割について理解すること、戦前戦後の教員の歴史
について理解すること、教師の基本的・具体的資質について理解すること、現代公教育における教員の
使命を理解すること、教員の職務について理解すること、教員の力量形成とその支援について理解する
こと、教員養成制度の概要について理解することなどである。これらにより、教職への関心や意欲を高
めることを目的とする。
【履修上の注意】
板書の文字をただ写すだけでなくノートの取り方を工夫すること
授業で紹介する参考図書をできるだけ読んでみること
【事前準備学習】
テキストを使って予習すること
【教科書】
『教職論』 岩田康之 学文社 2012 年
【参考書】
『教師とは : 教師の役割と専門性を深める』 日本教師教育学会 学文社 2002.10
『教師をめざす : 教員養成・採用の道筋をさぐる』 日本教師教育学会 学文社 2002.10
『教師として生きる : 教師の力量形成とその支援を考える』 日本教師教育学会 学文社 2002.10
【評価方法】
試験結果を主要な評価対象とし授業態度を加味して評価する
15 分以上の遅刻は欠席とする
【講義テーマ】
1 回 教職の意義と教員の役割、ビデオ
2 回 教師と生徒の関係
3 回 同僚教師との関係
129
4 回 戦前における教師
5 回 戦後における教師
6 回 3つの教師像
7 回 教師に求められる資質能力
8 回 公教育と教員の使命
9 回 学校教師という仕事
10 回 教員の職務内容
11 回 教員の身分と服務
12 回 進路選択に資することを目的とした活動(DVDの鑑賞または本学卒業生の教師との交流)
13 回 教員の研修と力量形成
14 回 教職への学び
15 回 授業総括及び試験
教育基礎論//矢澤
雅/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
授業は、人間形成を促す教育はどうあるべきかを常に問う形で進める。授業で触れる内容は、教育の
本質、教育の歴史と思想、学校の成立とその現代的課題、学習指導と生徒指導の在り方、教師の仕事、
生涯学習に関する事項についてである。受講生は、これらの知識を広く習得するとともに考察を深めて
ほしい。授業形態は、講義を主とするが、参考資料を随時配布し内容の理解を深める。
【学習到達目標】
この授業の到達目標は以下のものである。教育の理念および教育とは何かということについて理解す
ること、教育の歴史および教育思想に関する基礎的・基本的な知識や原理を理解すること、学ぶことの
意味と学力形成とは何かについて理解を深めること、教育評価の意味を理解すること、教職の意義とは
何かということについての認識を深めることなどである。それによって首尾一貫した教育観を構築する
ことを目的とする。
【履修上の注意】
板書の文字をただ写すだけでなくノートの取り方を工夫すること
授業で紹介した参考図書をできるだけ読むこと
【事前準備学習】
テキストを使って予習すること
【教科書】
『新版補訂版
やさしい教育原理』 田嶋一他 有斐閣 2011
【評価方法】
試験結果を主要な評価対象とし授業態度を加味して評価する
15分以上の遅刻は欠席とする
130
【講義テーマ】
1 回 教育とは何か
2 回 発達と教育の関係
3 回 学校教育の歴史
4 回 戦後日本の学校教育
5 回 コメニウスの教育思想
6 回 ルソーの教育思想
7 回 ペスタロッチの教育思想
8 回 ヘルバルトの教育思想
9 回 デューイの教育思想
10 回 学習することの意味と学習指導について
11 回 授業とは何か
12 回 学力と教育評価について
13 回 生徒指導について
14 回 教師の仕事について
15 回 授業総括及び試験
教育心理学概論1//谷口
篤/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
教育心理は心理学の諸理論を教育の現場に応用する科学である。学校教育を考える上で、教育心理学
に関するさまざまな知識や技術を習得し、それらを利用しながら教育に関わる現象を分析的に捉えるこ
とは重要である。また、近年、「不登校」、「いじめ」、「学級崩壊」といった学校をめぐる出来事が社会
問題化してきている。将来教職に携わる諸君にとって、これらの問題を自分自身の問題として真剣に捉
える必要がある。この授業では、教育心理学の基本的な用語や理論を正確に理解し、実際の教育現場を
イメージしながら自分の中に取り入れ、学校をめぐる問題を心理学的に考える基礎を養うことを主な目
的としている。
どのようにしたら効果的な学習は進められるか、生徒が意欲的に学習に取り組むためにはどのような
条件が必要となるのか、多様な反応をする生徒を個々に理解し、適切な反応をするには、何が必要であ
るのか。
また、学校教育は生徒一人ひとりの自己実現をはかるために、生徒を指導・援助し、豊かな人生を歩
む方向づけをすることを目指すものである。そのために教科指導は勿論、生徒の人間性の成長を促進す
る役割を担う。この講義では、学校教育に求められている人間性の成長について、その基礎知識や技術
の習得を目標とする。これらの教育現場における課題を念頭におきつつ、教育心理学1の内容としては、
主として、発達と学習の基礎的問題を取り上げる。
【学習到達目標】
教育における発達心理学の意義を理解すること。様々な発達の側面と、その理論、発達の原動力につい
て理解すること。
【履修上の注意】
この科目は、教員免許を取得することを最終の目標とした科目であり、将来教員になるという意識をし
っかり持っていることが重要である。
131
よりよい教員とはどのようなものか、常に考える姿勢が大切である。
【事前準備学習】
毎時間の終わりに、次週の範囲の予告をするので、テキストの該当部分を読んでおくこと。
【教科書】
『学校で役立つ心理学』 谷口篤・田村隆宏 八千代出版 2011
【評価方法】
試験 75%
平常点 25%
【講義テーマ】
1 回 教育心理学の意義
2 回 発達心理学の意義と一般原理
3 回 発達の理論1 認知発達
4 回 発達の理論2 精神分析理論
5 回 身体的発達と精神的発達
6 回 知覚の仕組みと発達
7 回 記憶の仕組みと発達
8 回 読み書き能力の発達とその仕組み
9 回 思考と知能の仕組みと発達 1 知能の発達
10 回 思考と知能の仕組みと発達 2 思考の発達
11 回 パーソナリティと情緒の仕組みと発達
12 回 社会性の仕組みと発達 友人関係
13 回 社会性の仕組みと発達2 親子関係
14 回 発達の障害と適応
15 回 まとめ
教育心理学概論2//谷口
篤/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
教育心理は心理学の諸理論を教育の現場に応用する科学である。学校教育を考える上で、教育心理学
に関するさまざまな知識や技術を習得し、それらを利用しながら教育に関わる現象を分析的に捉えるこ
とは重要である。また、近年、「不登校」、「いじめ」、「学級崩壊」といった学校をめぐる出来事が社会
問題化してきている。将来教職に携わる諸君にとって、これらの問題を自分自身の問題として真剣に捉
える必要がある。この授業では、教育心理学の基本的な用語や理論を正確に理解し、実際の教育現場を
イメージしながら自分の中に取り入れ、学校をめぐる問題を心理学的に考える基礎を養うことを主な目
的としている。
どのようにしたら効果的な学習は進められるか、生徒が意欲的に学習に取り組むためにはどのような
条件が必要となるのか、多様な反応をする生徒を個々に理解し、適切な反応をするには、何が必要であ
るのか。これらの教育現場における課題を念頭におきつつ、教育心理学2の内容としては、主として、
教育心理学1の内容をふまえ、教育の方法などの具体的問題を考えながら、学習における"時"の問題(レ
132
ディネス)、学習のプロセスで生じる意欲の形成と喪失の問題(モーティベイション)、学習者のもつ資
質の問題(パーソナリティとハンディキャップ)、教育の方法論の問題(人間関係のダイナミクッス)、
学習材料のもつさまざまな性質と学習者の反応の問題などについてできるだけ具体的に検討していく。
【学習到達目標】
様々な学習の理論と方法、授業の過程、勉学への動機付けの高め方教育評価の意義とその効果的利用法、
クラス作りなどについて理解出来るようにすることを通して、教育について考える態度を形成する。
【履修上の注意】
この科目は、教員免許を取得することを最終の目標とした科目であり、将来教員になるという意識をし
っかり持っていることが重要である。
よりよい教員とはどのようなものか、常に考える姿勢が大切である。
【事前準備学習】
毎時間の終わりに、次週の範囲の予告をするので、テキストの該当部分を読んでおくこと。
【教科書】
『学校で役立つ心理学』 谷口篤・田村隆宏 八千代出版 2011
【評価方法】
試験 75%
平常点 25%
【講義テーマ】
1 回 学習の理論と方法1 連合、条件付け
2 回 学習の理論と方法2 認知学習
3 回 学習の理論と方法3 社会的学資有
4 回 発達と学習の個人差
5 回 教授学習過程1 発見学習 有意味受容学習
6 回 教授学習過程2 プログラム学習 完全習得学習
7 回 学習と動機づけ
8 回 教育における評価の意義
9 回 教育における評価の実際
10 回 学級の中の人間関係1 友人関係の形成
11 回 学級の中の人間関係2 リーダーシップ
12 回 教師としてのキャリア形成
13 回 児童・生徒の適応と指導1 発達障害
14 回 児童・生徒の適応と指導2 適応障害
15 回 まとめ
教育制度論//矢澤
雅/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
学校教育に携わる者(小・中・高等学校の教員)にとって、教師と生徒あるいは生徒同士の人格的相
133
互交渉関係がどのような教育制度や教育法規の基盤の上で営まれているかという問題について考察を
深めることがこの授業の目的である。とりわけ、公教育の概念と歴史、現代の公教育制度の基本的原理
については重点を置いて説明する。また、学校の歴史的発展過程の特質についても詳しく説明する。さ
らに日本国憲法の教育規定の条文、教育基本法をはじめとして学校教育法などの教育法規について基本
的知識を獲得することをめざす。
【学習到達目標】
授業の到達目標は次のものである。公教育の意義について理解を深めること、学校体系と学制改革の
歴史について理解を深めること、日本国憲法及び教育基本法の教育規定について理解を深めること、学
校の設置と組織について理解を深めること、義務教育の意義と教育に中立性の意義について理解を深め
ること、学校運営制度について理解を深めること、教育行財政制度について理解を深めることなどであ
る。
【履修上の注意】
板書した文字をただ写すだけでなくノートのとり方を工夫すること
教育法規については『教育小六法』を携行し随時確認すること
【事前準備学習】
テキストを使って予習すること
【教科書】
『要説 教育制度
【参考書】
『教育小六法
三訂版』 森秀夫 学芸図書株式会社 2012 年
平成25年版』 浦野東洋一他編 学陽書房 2013 年
【評価方法】
試験結果を主要な評価対象とし授業態度を加味して評価する
15 分以上の遅刻は欠席とする
【講義テーマ】
1 回 公教育と教育制度の意義
2 回 学校の発達の歴史
3 回 戦前の教育体制
4 回 戦後の教育体制
5 回 国際的教育宣言・条約の教育規定
6 回 日本国憲法の教育規定
7 回 教育基本法の規定
8 回 学校の設置と組織
9 回 義務教育の意義
10 回 教育の中立性
11 回 学校経営と学級経営
12 回 教育委員会制度
13 回 教育行政の意義
14 回 教育財政の意義
134
15 回 授業総括及び試験
特別活動論//犬塚
文雄/集春/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
特別活動は、子どもたちが学校生活の中で最も楽しみにしている教科外活動の代表であり、教育課程の
一領域として位置づけられている。本講では、この特別活動の重要性と困難性を、小集団演習を通して
体験的に深めていきたい。
【学習到達目標】
・特別活動の意義や指導法について、グループ検討を通して理解を深める。
・特別活動の 3 内容の現状と問題点について、グループ検討を通して理解を深め、併せて、活性化の具
体的な提案を行うことができる。
【履修上の注意】
特になし
【事前準備学習】
特になし
【参考書】
『新訂キーワードで拓く新しい特別活動』 日本特別活動学会監修 東洋館出版社 2010
【評価方法】
グループ検討レポート(50%)・学期末試験(50%)の比率で評価を行う。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 子どもたちの今日的状況と特別活動
3 回 特別活動の目標と内容
4 回 特別活動の基本的性格(特質)
5 回 特別活動と総合との関連
6 回 特別活動と道徳との関連
7 回 特別活動とボランティア活動
8 回 望ましい集団活動の条件
9 回 学級活動・ホームルーム活動の現状と課題
10 回 生徒会活動の現状と課題
11 回 学校行事の現状と課題
12 回 特別活動の歴史
13 回 特別活動と生徒指導
14 回 特別活動の評価
15 回 特別活動の課題と展望
135
教育工学//谷口
篤/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
激しく変わる教育環境の中でメディア(特にコンピュータ)利用の研究・実践と授業デザインは教育方
法の中心的課題である。コミュニケーションとしての教授・学習過程の中で、教師主導の教材提示型の
メディアの利用ではなく、学習者が自ら学び、思考の道具として使えることが大切である。
「心理学か
らの新しい学びへの提案」
「コミュニケーションとしての教授・学習プロセス」
「学習・教授を支援する
メディア」「授業デザイン」を主なテーマとして講義は構成される。
(学習方法)講義を参考にしながら、個人とグループでテーマを見つけ一定期間調査研究する(個人研
究は期末レポート、グループ研究は授業デザインのプレゼンテーションとして発表)。講義は出来るだ
け自分の言葉でノートに書き取り、新たな資料を加えてワープロで編集して自分の学習の成果としてデ
ジタルファイルで保存できるようにする。保存した内容はコンピュータを使ったいろいろな様式で表現
して適宜発表できるように再編集する。
【学習到達目標】
1)教育方法学の一つとしての授業デザインの基本的概念と教育実践への応用のための理論と方法を理
解する。
2)メディアリテラシー(メディアに関する知識や技能)を高め、学習や教育の実践能力を養う。
3)メディアを利用した学習環境や授業設計の理論と方法を理解し実践する。
4)メディア〔特にコンピュータ〕を使ったいろいろな学習・教授方法を研究する。
【履修上の注意】
本講義はいろいろな学習体験(グループ学習、ネットワーク学習、メディア体験など)をしながら、実
践的に知識や技術を身につけていくことをねらいとしています。原則として、コンピュータの基礎的な
操作能力が要求されます。
この科目は、教員免許を取得することを最終の目標とした科目であり、将来教員になるという意識をし
っかり持っていることが重要である。
よりよい教員とはどのようなものか、常に考える姿勢が大切である。
【事前準備学習】
教育心理学概論1,および2の単位取得済みであることが望ましい。
インターネット社会について、認識を深めておいてほしい。
【評価方法】
試験 75% 平常点 25%で評価する。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 学習と授業ーコミュニケーション理論の観点から
3 回 授業デザインの基礎
4 回 授業デザインの方法
5 回 学習を支援する方法には何があるか(1)-教育メディア概論
6 回 教授法とメディア
136
7 回 学習を支援する方法には何があるか(2)-コンピュータ
8 回 学習を支援する方法には何があるか(3)-マルチメディアとネットワーク
9 回 メディアリテラシー演習(1)
10 回 授業の中のメディアの役割(1) コミュニケーション理論の観点から
11 回 授業の中のメディアの役割(2)授業デザインの観点から
12 回 協調学習とインターネット
13 回 教科教育の特性とメディア利用
14 回 メディアリテラシー演習(2)-教科教育の特性とメディア利用<プレゼンテーション>
15 回 講義のまとめ
道徳教育論//葛井
義憲/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
教員である前に、責任のもてる、自律した人間でありたい。それも、相手を理解し、相手とともに歩
き、相手の「隠された能力」を少しでも引きだせる「奉仕者」としての人間でありたいと願う。その希
求を実現するためには、生徒一人ひとりを深く見つめ、その存在に寄り添って、耳を傾け、それらの存
在の人格形成、成長・発達に携わることが求められる。
教育の荒廃が語られ、社会から道徳がなくなったと言われだした。それ故、かかる現状からの脱出、
蘇生のためにも、道徳教育への期待はますます大きくなってゆくことだろう。また、教員の道徳への関
心の高さ、その実践力も一層強く問われてゆこう。
本講では、道徳に大きな関心を表わすむ林竹二、灰谷健次郎、谷昌恒などの書物、研究論文などを通
し、また、ボランティア活動記録、中学校学習指導要領、聖書などを参考資料として、道徳教育論の授
業をすすめ、受講者が道徳的指導力、実践力を身につけることを目指す。
各講義の後半で、受講者に「生きる意義、いのちの尊さ、正義、愛、平和、差別、悪、利他、エゴ」
などからテーマを選び、そのことについて発表する機会をも設ける。
【学習到達目標】
授業の到達目標は道徳的な心情、判断力、実践意欲と態度など道徳性を養うことを目指す。テーマは「人
間の尊厳と役割」「他者への愛と責任」「人間のもつ悪と罪」
「公共性、正義、平和、真理の大事さ」な
どである。
【履修上の注意】
教職を目指す以上、出席は当然。また、他の人々の言葉に心を開いて聞くことを求める。
【事前準備学習】
ジャンルは問いませんが、教育に関する書物を少し読んでもらいたい。
【教科書】
プリントを配布する。
【参考書】
『林竹二著作集』 林竹二 筑摩書房 1983 年
『梅原猛の授業、道徳』 梅原猛 朝日新聞社 2003 年
137
『灰谷健次郎の発言』 灰谷健次郎 岩波書店 1999 年
『中学校学習指導要領』 文部科学省 国立印刷 2003 年
『教育力の原点』 谷昌恒 岩波書店 1996 年
その都度、指示する。
【評価方法】
試験60%
平常点30%、受講態度 10%。
【講義テーマ】
1 回 生きることの意味 1.人間が人間であることー他の存在の中でー
2 回 〃
2.私の生きる意義と役割に向かってー勇気と希望をもってー
3 回 〃
3.自律した私を目指してー誠実に実行し、結果に責任をもつー
4 回 生命に対する畏敬の念 ー各人各様の輝きー
5 回 傷つきやすく、やさしい存在 ー苦悩、悲しみを体験してー
6 回 相手の痛みに心を寄せてー谷昌恒の作品よりー
7 回 有限ないのちのすばらしさー谷昌恒の書物よりー
8 回 よりよく生きる人生を求めて ー人間の罪と悪を見つめてー
9 回 「大いなるもの」に赦され、愛されてー愛の自覚ー
10 回 愛あふれる家庭形成と信頼できる社会建設のために
11 回 学校における道徳教育の展開
1.指導計画案の作成
12 回 学校における道徳教育の展開
2.模擬授業の発表
13 回 よりよく生きる人生を求めて ー世界平和を求め、真理を愛する人としてー
14 回 道徳の意義を考える
15 回 総括及び試験
教育指導論1//立川
義政/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
生徒指導・進路指導は、児童生徒一人一人の人間形成の場としての学校において教科指導、道徳教育、
特別活動、総合的な学習の時間とともに教育目標を達成していく上で不可欠なものである。こうした教
科指導等を通した学習活動は、社会を担う有為な人間形成の育成を目指している。一方、生徒指導・進
路指導は、その時代に生きる社会環境の中で児童生徒一人一人の健全な成長と人格の形成を直接の目的
としている。従って、このような学習活動と生徒指導・進路指導は、学校教育を推進する上で深く関わ
っているのである。
更に、急速な社会環境の変化や情報化社会の多様な広がりの中で、生涯にわたっての自己形成と健全
なる人格の発達を進めていくには、児童生徒一人一人に自己指導力・自己統制力(規範意識)を育成し
ていく必要がある。この自己指導力・自己統制力の基底をなす規範意識を育成していくには、生徒指導・
進路指導の対応に関する方針や基準を教師集団がともに共通理解し、明確化するとともに児童生徒、保
護者等に周知し、毅然とした姿勢と粘り強い指導を展開していくことが必要である。
以上の考えについて、具体例を通して理解し、生徒指導・進路指導に対する考え方を確立することが
本授業の主たる目的である。
138
【学習到達目標】
○規範意識を育成することに関して、ピアジェとエリクソンの理論をもとに考察することで、自己形成
や健全なる人格の発達と教育活動とは極めて深く関わっていることを認識することができる。
○生徒指導・進路指導は、学校教育活動を円滑に推進させるための重要な教育活動であることを具体的
な実践事例を基に考え、その意義を認識することができる。
【履修上の注意】
講義ごとに講義内容に対する自分の考え、意見、疑問点、質問等を記述して提出する。
【事前準備学習】
学校教育で生じる生徒指導上の問題・課題に興味・関心を持ち、自分の意見や考えを持って授業に臨
むこと。
【教科書】
資料は作成して配布する。
【参考書】
『生きる力が育つ生徒指導と進路指導』 松田
『生徒指導提要』 文科省 教育図書 2010
文子・高橋
超
編著 北大路書房 2006
【評価方法】
課題レポート60%、授業毎に授業内容に対する自分の考えや意見等40%
【講義テーマ】
1 回 生徒指導・進路指導の意義と歴史(事例:藩校教育)
2 回 生徒指導・進路指導の教育的意義(事例:オランダの教育)
3 回 生徒指導・進路指導の課題とは(事例:教員評価)
4 回 生徒指導と諸教育活動との関連性Ⅰ(発達課題と成長)
5 回 生徒指導と諸教育活動との関連性Ⅱ(ピアジェとエリクソンの理論)
6 回 生徒指導と諸教育活動との関連性Ⅲ(事例:道徳性と道徳教育)
7 回 問題行動への対応(事例:いじめ)
8 回 問題行動への対応(事例:非行、暴力、器物破損等)
9 回 問題行動への対応(事例:不登校、ひきこもり)
10 回 生徒指導・進路指導の内容と領域、組織と計画(事例:体罰)
11 回 生徒指導・進路指導の進め方と今日的課題(事例:学力テスト)
12 回 教育相談の内容と領域、組織と計画(事例:モンスターペアレント)
13 回 教育相談の進め方と今日的課題(事例:迷惑メール)
14 回 新しい教育観と生徒指導・進路指導のアセスメント(事例:法制度)
15 回 新しい教育観と生徒指導・進路指導に対する自己の考えの発表
139
教育指導論2//谷口
篤/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この講義は、教免法における「生徒指導、教育相談及び進路指導に関する科目」に該当するものであり、
教育相談について論じる。
今教育界で問題になっている不登校、いじめ、非行、学校崩壊といった領域の問題を直接考えなけれ
ばならない科目である。不登校、いじめ、非行、自殺など学校における生徒指導上の諸問題は、年々複
雑な様相を見せており、最近では、授業の成立しない学級が増加するなどの問題も発生している。社会
の急激な変化に伴い、人格形成の基礎となる家族構造の変化、家庭や地域の教育力の低下さらに少子化
の進行など、子ども達の意識や行動に、様々なゆがみや弱さが生じている。平成 20 年版の新学習指導
要領では、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力
などの育成を重視されています。従来ともすると学校における生徒指導、教育相談は、問題行動への対
処という消極的な側面のみ強調される傾向が見受けられた。生徒指導、教育相談、進路指導は、本来、
ひとり一人の児童生徒の望ましい人格形成を通して、自らの自己実現の力を育む積極的な側面を持ち、
「生きる力」を育む教育機能として、学校教育の重要な柱なのである。
「生きる力」を育て、
「個性の伸
長」をめざす教育改革の進行する学校教育のなかで、近い将来教壇に立つ諸君に、学校現場の現状と実
践的な課題をふまえて、学習を進めたい。諸君の積極的な参加を期待する。
教育相談は、教育相談の意義、教育相談の基本的な技法、学校での教育相談の進め方等を学習する。
特に、不登校、いじめ、非行等の子どもたちへの取り組みは、事例を挙げながら考えて行きたい。
【学習到達目標】
教育相談の意義と教育相談の実施に当たって留意すべきことについて具体的な事例を基に理解する。
【履修上の注意】
この科目は、教員免許を取得することを最終の目標とした科目であり、将来教員になるという意識をし
っかり持っていることが重要である。
よりよい教員とはどのようなものか、常に考える姿勢が大切である。
【事前準備学習】
教育心理学概論1,および2の単位取得済みであることが望ましい。
【評価方法】
試験 75%
平常点 25%
【講義テーマ】
1 回 はじめに:ガイダンス
2 回 学校における教育相談 教育相談の意義と役割
3 回 スクールカウンセラーの意義と役割
4 回 カウンセリングの技術と教育1 カウンセリングマインドを生かした教師の指導と教育
5 回 カウンセリングの技術と教育2 保護者との面談
6 回 青年期の発達と教育1 青年期の発達の理解
7 回 青年期の発達と教育2 発達の理解と心理テスト
8 回 生徒指導上の諸問題生徒指導上の諸問題の理解
9 回 不登校1 不登校の理解
10 回 不登校2 不登校の事例と対応
140
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
いじめ1 いじめの理解
いじめ2 いじめの事例と対応
非行・校内暴力 非行・校内暴力の理解と対応
外部専門機関外部相談専門機関の種類と連携
まとめ
(再)マクロ経済学入門//村上
寿来/春A・秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
マクロ経済学は、1国や1地域の経済活動全体を分析の対象とした学問である。テレビや新聞では、
景気や物価の話が毎日のように報道されているが、こうした話題の多くはマクロ経済学と直結したもの
である。
マクロ経済学で扱う GDP は、私たちの生活に直接関係無いように感じられるかもしれない。しかし、
よくよく考えてみると、けっしてそんなことはない。景気が悪化すれば失業者があふれるし、働く人々
の給料もあがらず、家計に余裕がなくなる。さらに、学生にとっては、アルバイト先が簡単にはみつか
らないといった事態にもなりかねない。また、物価が安いことは消費者にとってはありがたいことであ
るが、それと同時に、働くお父さんやお母さんたちの給料が上がらないことも意味している。そう考え
てみると、諸君の財布の中身は、日本経済の良し悪しで決まってくることになる。
本講義では、GDP や物価指数などマクロ経済の動きを見る上で必要不可欠な諸指標をしっかりと理
解し、それらの諸指標が実際にどのように動いているのかについて学ぶ。したがって、講義中にグラフ
が多用されることになるが、恐れることはない。グラフの見方に一度慣れてしまえば、これほど便利な
ものはないことに気がつくはずである。一つ一つのグラフを確実に理解していってもらいたい。このよ
うな基礎的な訓練が、不況などの複雑な現実問題を考えるための土台となる。根気よく講義と演習問題
に取り組むことを通じて、自分の理解を確かめながら確実に進んでゆこう。
本講義は複数の教員が担当しているが、どのクラスでも講義内容は同じであり、毎回の「演習問題」と
同時にその復習時間も用意している。また、CCS には「自学自習」問題が用意されている。講義の進行
と共に順々に開放されていくので、講義内容や基礎知識の確認の為に活用されたい。
講義の最後には期末試験が行われるが、合格点に達しない場合は、自学自習問題への一定程度の取り
組みを前提として二次試験を受けてもらう。二次試験に合格すればC評価を得ることができる。「マク
ロ経済学」と「ミクロ経済学」は他の応用分野の基礎となるので、この科目の理解度が今後の経済学部
での学習に大きく影響する。このような本科目の重要性に鑑み、特別に二次試験制度を採用している。
なお、二次試験の評価は一次試験よりも厳しくなる。
以上のように、本科目は理解度を高めるための様々な工夫がなされている。
なお、講義内容、進度が変更になる場合がある。
【学習到達目標】
国全体の経済活動のメカニズムに関する基本的な知識を習得すること。
【履修上の注意】
私語・遅刻厳禁。
141
【事前準備学習】
教科書は独習可能なので、自主的に読んでいくと講義の理解は進みます。
【教科書】
『マンキュー入門経済学』 N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2008
【評価方法】
平常点 40% 試験 60%
【講義テーマ】
1 回 経済学の十大原理
2 回 経済学者らしく考える
3 回 GDP の測定
4 回 名目と実質
5 回 生計費の測定
6 回 金融システム
7 回 貸付資金市場
8 回 失業と自然失業率
9 回 貨幣とインフレーション
10 回 総需要曲線
11 回 総供給曲線
12 回 経済変動の二つの原因
13 回 乗数
14 回 まとめおよび試験
15 回 総括および試験
(再)ミクロ経済学入門//村上
寿来/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
「ミクロ経済学入門」は、経済学の基礎理論の講義を行う必修科目である。経済活動を行う個別の経
済単位である消費者(家計)や生産者(企業)の需要・供給行動がどのようにして決まるのか、また彼
らの市場での交換を通じて取引量や価格がどのようなメカニズムで決定されるのかを分析し、その取り
引きが社会的に望ましいか否かを判断するのが「ミクロ経済学」である。
本講義は複数の教員が担当しているが、どのクラスでも講義内容は同じであり、毎回の「演習問題」
と同時にその復習時間も用意されている。また、CCS には「自学自習」が用意されている。講義の進行
と共に順々に開放されていくので、講義内容や基礎知識の確認の為に活用されたい。
講義の最後に期末試験が行われるが、合格点に達しない場合は、自学自習問題への一定程度の取り組
みを前提として二次試験を受けてもらう。二次試験に合格すればC評価を得ることができる。「マクロ
経済学」と「ミクロ経済学」は他の応用分野の基礎となるので、この科目の理解度が今後の経済学部で
の学習に大きく影響する。このような本科目の重要性に鑑みて、特別に二次試験制度を採用している。
なお、二次試験の評価は一次試験よりも厳しくなる。
以上のように、本科目は理解度を高めるための様々な工夫がなされている。
なお、全く新しい学問を学び始めるのであるから、しばらくは忍耐と努力が要求されよう。しかし、
142
ひとたびミクロ・マクロ経済学を修得すれば、以後の経済学諸科目が非常にたやすいものとなろう。ま
た、全国の大学の経済学部生は経済学学習においてすべてが同じスタートラインに立っているので、努
力次第ではいかようにも道が開かれている。諸君が経済学を身につけ、社会で有能な人間として活躍す
ることを切に願っている。
【学習到達目標】
市場の働き、即ち価格メカニズムについて基本的な知識を習得すること。
【履修上の注意】
私語・遅刻厳禁
進度によって講義テーマは変わる可能性があります。
【事前準備学習】
教科書は独習可能なので、自主的に読んでおくと講義の理解は格段に進みます。
【教科書】
『マンキュー入門経済学』 N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2008
【参考書】
『入門経済学
第 3 版』 伊藤元重 日本評論社 2009
【評価方法】
平常点 40% 期末試験 60%
【講義テーマ】
1 回 経済学の十大原理
2 回 経済学者らしく考える
3 回 需要と供給
4 回 需要の価格弾力性
5 回 財の種類・需要曲線のシフト
6 回 需要曲線の見方
7 回 効用最大化
8 回 供給曲線のシフト
9 回 様々な費用
10 回 利潤最大化
11 回 生産者余剰
12 回 社会的余剰
13 回 政府の政策
14 回 まとめおよび試験
15 回 総括および試験
143
(再)ミクロ経済学入門//菅原
晃樹/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
「ミクロ経済学入門」は、経済学の基礎理論の講義を行う必修科目である。経済活動を行う個別の経
済単位である消費者(家計)や生産者(企業)の需要・供給行動がどのようにして決まるのか、また彼
らの市場での交換を通じて取引量や価格がどのようなメカニズムで決定されるのかを分析し、その取り
引きが社会的に望ましいか否かを判断するのが「ミクロ経済学」である。
本講義は複数の教員が担当しているが、どのクラスでも講義内容は同じであり、毎回の「演習問題」
と同時にその復習時間も用意されている。また、CCS には「自学自習」が用意されている。講義の進行
と共に順々に開放されていくので、講義内容や基礎知識の確認の為に活用されたい。
講義の最後に期末試験が行われるが、合格点に達しない場合は、自学自習問題への一定程度の取り組
みを前提として二次試験を受けてもらう。二次試験に合格すればC評価を得ることができる。「マクロ
経済学」と「ミクロ経済学」は他の応用分野の基礎となるので、この科目の理解度が今後の経済学部で
の学習に大きく影響する。このような本科目の重要性に鑑みて、特別に二次試験制度を採用している。
なお、二次試験の評価は一次試験よりも厳しくなる。
以上のように、本科目は理解度を高めるための様々な工夫がなされている。
なお、全く新しい学問を学び始めるのであるから、しばらくは忍耐と努力が要求されよう。しかし、
ひとたびミクロ・マクロ経済学を修得すれば、以後の経済学諸科目が非常にたやすいものとなろう。ま
た、全国の大学の経済学部生は経済学学習においてすべてが同じスタートラインに立っているので、努
力次第ではいかようにも道が開かれている。諸君が経済学を身につけ、社会で有能な人間として活躍す
ることを切に願っている。
【学習到達目標】
ミクロ経済学は特に他の経済学の基礎となるものです。よってミクロ経済学入門の合格点を達成しミク
ロ経済学の思考方法を理解し、また応用できることになることが目標である。ミクロ経済学は特に他の
経済学の基礎となるものです。よってミクロ経済学入門の合格点を達成しミクロ経済学の思考方法を理
解し、また応用できることになることが目標である。
【履修上の注意】
再履修者向けの講義なので、難易度を低くして解説を行う。
また、試験の難易度も低くするが、
合格するためには毎回出席して問題演習をこなすことが重要となる。
【事前準備学習】
1年次に行ったミクロ経済学入門の復習をすることが望ましい。
【教科書】
『マンキュー入門経済学』 N.グレゴリー マンキュー
足立英之他翻訳 東洋経済新報社 2008
【評価方法】
試験
30%
70%
平常点
【講義テーマ】
1 回 ミクロ経済学とはなにか
144
その他
2 回 需要曲線と供給曲線
3 回 需要の価格弾力性
4 回 財の種類
5 回 需要曲線のシフト
6 回 需要曲線の見方
7 回 効用最大化
8 回 供給曲線のシフト
9 回 様々な費用
10 回 利潤最大化
11 回 生産者余剰
12 回 社会的余剰
13 回 政府の政策
14 回 問題演習
15 回 授業総括及び試験
日本経済入門//十名
直喜/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本経済の成長・停滞のプロセスと要因について確かめ、日本経済の発展過程を見直す。
【学習到達目標】
日本経済について基礎的な理解力(歴史と理論)を身につける
【履修上の注意】
授業のマナーは厳守!(私語はしない。帽子はとる。トイレは事前に済ませておく。遅刻しない。携帯
は電源を切る)
【事前準備学習】
参考書を 1 冊入手し、事前に読んでおく。
【教科書】
とくに指定しない。講義ではレジュメ・資料を配布し、それをベースにして進める。
【参考書】
『日本の経済』 伊藤 修 中央公論社 2007
『戦後史』 中村政則 岩波書店 2005
『日本経済史』 石井寛治・原朗・武田晴人 東京大学出版会 2000
『戦後の日本経済』 橋本寿朗 岩波書店 1995
【評価方法】
毎回出席をチェックし、評価に入れる。必要に応じて、小テスト行い、理解をより確かなものにする。
学期末テスト 75%+平常点 25%。
145
【講義テーマ】
1 回 日本経済をいかに学ぶか―全体像と歴史をつかむ
2 回 日本経済 150 年の画期と戦前日本経済
3 回 マクロ経済の 100 年と戦後日本経済
4 回 敗戦直後の混乱(経済破壊・生活困窮)
5 回 民主改革と経済復興
6 回 高度経済成長(投資とイノベーション)
7 回 高度成長経済(所得倍増計画と開放経済体制)
8 回 ニクソンショックと石油危機
9 回 減量経営と ME 革命
10 回 産業構造の転換と ME 革命
11 回 「最強」のメイド・イン・ジャパンと企業社会
12 回 市場主義の台頭とプラザ合意
13 回 バブル経済の発生と崩壊(長期経済停滞)
14 回 東アジアの成長と日本経済
15 回 円高構造の転換と日本経済(総括)
日本経済入門//黒田
知宏/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
日本経済はどのような経緯で現代の成熟社会に至ったのかをデータと歴史を紐解きながら説明する。
日本は統計データが十分整備されており、学生からもデータへのアクセスが可能なことから、日本経済
に関わるデータを用いて、グラフを作成することから始める。
具体的には、
・日経平均株価
・為替レート
・物価指数
・GDP
など、1年時のマクロ経済学入門で学習する代表的なデータを用いてより深い理解へと誘う。
【学習到達目標】
・日本経済の成長の過程を頭に入れる。
・現代の日本経済の抱える問題点を整理する。
【履修上の注意】
授業アンケート機能を使って、毎回講義内容の確認を行います、
【事前準備学習】
毎月出題される経済学コア6に関連する問題がたくさん用意されています。
【評価方法】
授業アンケートの提出状況および試験の点数による。
146
【講義テーマ】
1 回 日本経済に関わるデータの見方:名目と実質の違い
2 回 景気判断の目安:景気動向指数
3 回 GDP の成長とこれまでの成長率の推移
4 回 株価とバブル:日米の経験から学ぶ
5 回 物価水準の捉え方:CPI と CGPI と GDP デフレータ
6 回 為替制度の変遷:戦後の固定相場制度
7 回 為替制度の変遷:変動相場制の導入
8 回 国際収支表の見方
9 回 主要部門のバランスシート
10 回 GNI と GDP
11 回 交易条件と交易損失
12 回 財政の維持可能性
13 回 経済連携協定:EPA、TPP
14 回 国際経済における日本の役割
15 回 総括および試験
経済政策論//水田
健一/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義では、市場メカニズムを中心に営まれる経済において、政府の公共政策が果たすべき役割と意
義、ならびにその機能を、厚生経済学、公共経済学、および総合政策論の理論的基礎に立って、体系的
な理解を得ることを目的とする。まず、市場が有効に機能する場合には、政府の市場への介入は、非効
率性を招くことを説明する。具体的には、財に対する個別物品税の課税や、政府からの財の供給に対す
る補助金政策、家賃などに対する上限規制、最低賃金規制などの価格の下限規制、事業者に対する参入
規制は、いずれも政府の介入のない自由な競争市場での資源配分と比較して非効率性をもたらすことを、
余剰分析を用いて説明を行う。次に、政府が保護貿易政策を採用した場合の非効率性について解説する。
さらに、自然独占と呼ばれる産業に対する政府の規制政策について説明を行う。こうした産業は、政府
の規制がなければ非効率性を免れないもので、公益事業と呼ばれてきた産業である。公益事業分野に於
けるさまざまな規制政策について論じ、また近年の規制緩和の流れや国営事業や公営事業の民営化政策
についても触れたい。
【学習到達目標】
以下の事柄について正しく理解する。
①政府による公益事業規制の経済的意義
②公的規制のミクロ経済学的分析方法の基礎
③効率性・非効率性の図式的な把握
④市場の失敗に対する政府の是正策の効果の図式的な表現
【履修上の注意】
経済学の理論的な学習においては作図を多用する関係上、板書の分量も多くなる。講義の始めに指定
するテキストは、必ず購入して、授業時に持参すること。テキストの内容の一部については講義ノート
147
を CCS 上でアップロードして受講者の便宜を図りたい。教材ダウンロードにアップする講義ノートに
は作図を載せないので、作図部分はテキストで確認してほしい。CCS にアップする講義ノートは、該当
部分をプリントアウトして、授業時に持参すること。
毎回授業中に当日の授業内容に関する問題を出すので、授業後、CCS の MinutePaper でその解答
を提出していただく。授業の出席確認は、MinutePaper の解答を確認することによって行う。Minute
Paper での解答により確認した出席結果は、CCSの「出席状況」には反映されないので注意すること。
CCSの「出席状況」は、教室への入退出時の学生証の機械読み取りを、機械的に反映しているだけな
ので、この授業では利用しない。出席の確認は、あくまでも MinutePaper の解答に基づいて行う。
【事前準備学習】
ミクロ経済学入門で学習した授業内容を、十分マスターしておくこと。
【教科書】
使用テキストは今のところ未定です。3 月中に使用テキストが決まったら、このシラバスに記載します。
また、第 1 回の授業で使用テキストをお知らせします。テキストは、翼館の教科書販売所または丸善売
店で必ず購入すること。期末試験間際にテキストを購入しようとしても、書店の店頭で見つからず、取
り寄せに最低 10 日程度かかるので、試験に間に合わなくなる可能性があります。
【参考書】
『経済政策 (新経済学ライブラリ 14)』 井堀 利宏 新世社 2003 年
『ゼミナール経済政策入門』 岩田喜久男・飯田泰之 日本経済新聞出版社 2006 年
【評価方法】
期末試験
平常点(授業態度、課題の提出、出席状況を評価)
【講義テーマ】
1 回 プロローグ: 授業予定、講義方針の説明 他
2 回 競争市場と税・補助金政策
3 回 価格の上限規制の非効率性: 家賃規制
4 回 価格の下限規制の非効率性: 最低賃金規制
5 回 保護貿易政策の評価
6 回 市場の失敗と産業政策
7 回 自然独占と規制: 自然独占とは
8 回 限界費用価格規制と平均費用価格規制
9 回 パレート効率性の条件
10 回 外部性が存在する場合の市場の失敗
11 回 内部非効率問題とインセンティブ規制
12 回 公益事業の規制緩和と民営化
13 回 外部性と市場の失敗
14 回 権利配分とコースの定理
15 回 授業の総括及び試験
148
60%
40%
社会政策論//小林
甲一/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
「社会政策」という用語が初めて登場したのは,19 世紀後半のドイツにおいてで,その後イギリスや西
欧の先進諸国に広がりました。そして,その「社会政策論」は日本にも輸入され,社会科学において経
済学・法学・政治学・社会学など,さまざまに関連する学際的な分野として重要な位置を占めています。
社会政策論が対象とするのは,一般的には「社会問題」ですが,その範囲は、歴史的発展を経て拡大し,
いわゆる「労働者問題」から始まって,各種の労働政策,公的年金,医療保障,公的扶助,家族政策,
住宅政策および社会福祉サービスなども含んでいます。現代において,これらの多様な問題・領域を統
一的な視点から総合的にとらえることは難しいですが,転換期だからこそ,人間社会の根幹である「労
働」と「生活」に関する包括的な視点から経済社会の諸問題を見直してみることがとても重要だと思い
ます。まず、前半では,Ⅰはじめに ─ 社会問題と社会政策 ─ ,Ⅱ社会政策の原理と理論,Ⅲ社会政
策の歴史と実践的体系という構成で,社会政策に関する基礎知識について講義します。
【学習到達目標】
社会政策論の基礎,ならびに社会政策の歴史や現代における社会政策の制度的体系について理解するこ
とが目標です。
【履修上の注意】
特にありませんが,しっかり聴いて、いっしょに考えることができる講義を心がけます。
【事前準備学習】
新聞,ニュースおよびインターネットなどを通じて,広く社会の問題に興味をもつようにしてください。
【教科書】
特になし
【参考書】
講義の中でその都度指示・紹介します。
【評価方法】
平常点30%(出席・小テストなど)と定期試験70%による総合評価
【講義テーマ】
1 回 社会問題と社会政策
2 回 人間社会と社会政策の必要性
3 回 人間生活の基本構造
4 回 さまざまな社会政策論
5 回 社会体制と社会政策論
6 回 労働者問題
7 回 労働者保護政策の展開
8 回 保護政策から分配政策へ
9 回 社会保険政策
10 回 社会保険から社会保障へ
11 回 社会保障の進展
149
12
13
14
15
回
回
回
回
労使関係政策の展開
「労働の人間化」政策の展開
総合社会政策のゆくえ:現代労働政策の課題と展望
まとめ及び定期試験
地域政策入門//井澤
・水野/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
地域政策における課題は実に様々です。また、政策立案に対しては、諸学問を統合する力も必要となっ
てきます。特に、経済学・政治学・法学等の基礎知識を前提として、政策の高度化を図っていく必要が
あります。但し、本講義は、入門編として位置づけられていますので、それらの修得を前提とするもの
ではありませんが、それらの視点が必要であることを、可能な限り具体的な事例を交えて、理解できる
ように努めていきます。また、ここで興味関心を惹いた政策テーマが、以後の学習に関しての活動付け
となるように試みます。
【学習到達目標】
本講義では、そのための入門として位置づけ、地域における現状と課題を的確に捉えていく能力を身に
つけていくことを獲得目標とします。その上で、現段階での諸課題の解決方策を議論していくことで、
地域政策の面白さを実感し、以後の学問的考究へ誘うことも目標の一つとします。
【履修上の注意】
毎授業中に小テストを実施するが、範囲は、当日のほかに前回までの授業内容を含んでいます。復習を
必ずしておくこと。
【事前準備学習】
常日頃、新聞や雑誌(情報誌)、あるいは下記の参考書などを手に取り、講義テーマにかかわる記事等
について、読んで頭の中に入れておいてください。そうすることで、講義内容の理解度が深まります。
【教科書】
講義の都度、講義資料を配布します。
【参考書】
『人口減少時代の大都市経済』 松谷明彦 東洋経済新報社 2010
『社会保障の「不都合な真実」』 鈴木亘 日本経済新聞出版社 2010
『デフレの正体』 藻谷浩介 角川書店 2010
『「都市縮小」の時代』 矢作弘 角川書店 2009
【評価方法】
平常点(30 点)・定期試験(70 点)
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスと地域政策の視点(井澤)
2 回 地域政策にかかわる社会環境を考える①-人口減少と少子高齢化と市街地の縮減の加速化-(井
150
澤)
3 回 地域政策にかかわる社会環境を考える②-ヒトとモノと情報のボーダレス化の新展開-(井澤)
4 回 地域政策にかかわる社会環境を考える③-地球温暖化と自然環境への配慮とスマートタウン-
(井澤)
5 回 地域政策にかかわる社会環境を考える④-地域の開発から地域の再生への転換-(井澤)
6 回 産業観光を通じて地域政策を見る(井澤)
7 回 国土計画と市町村合併-集中 VS 分散と集権 VS 分権-(井澤)
8 回 自治体の総合計画とまちづくりの新しい潮流-計画と参加-(井澤)
9 回 中心市街地活性化を考える-まちづくり3法と TMO-(水野)
10 回 中心市街地活性化を考える-改正まちづくり3法とコンパクトシティ-(水野)
11 回 小泉改革における地方財政「三位一体の改革」を検証する(水野)
12 回 地域政策を実現する地域力を考える-NPOの現状・課題と「新しい公共」-(水野)
13 回 地域福祉施策の現状と課題-介護保険等-(水野)
14 回 名古屋学院大学の地域連携事業と名古屋・瀬戸の地域政策 -プロジェクト演習ガイダンスをか
ねて-(水野)
15 回 地域政策のまとめと試験(井澤)
憲法1(人権)//玉木
満/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
「社会あるところ、法あり(Ubi societas, ibi ius. )」という古い法諺があるように、法とは人間が
共同して社会生活を営む上で不可欠の社会規範です。その法の中でも「最高法規」とされているのが憲
法です。憲法は、私たち一人ひとりが社会の中で人間として生きていくために必要な自由・権利を保障
し、そしてそれらが脅かされないようにするための政治のルールと国家の基本的なしくみについて定め
た原理であり、歴史の中で獲得されてきた成果です。この講義では、日本国憲法のいわゆる「人権」規
定に定められた個人の権利や自由が、どのような内容で、どのように保障されているのか、そこで争わ
れている問題点は何かなどを裁判例や憲法学説を用いて解説します。その上で、各講義テーマにおいて
「人権」はどのように保障されるべきかを受講者に考えてもらいます。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようにすること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるよ
うにすること。
③日本国憲法が試験科目として必要とされる国家試験等を受験する予定の学生にとって、基本的な知識
や考え方を身に付けるようにすること。
【履修上の注意】
①事前に配布する教材や資料を読んだり、適宜課される課題に取り組むなど十分な予習・復習が必要で
す。十分な予習・復習をせずに単位の取得だけを目的とする学生は受講しないでください。なお、全授
業の 3 分の 2 以上出席する必要がありますので、6 回以上欠席した学生は、期末に行われる定期試験を
受けることができません。
②早退・遅刻は原則として認めません。また、授業中の私語は厳禁とします。他の受講学生の授業を受
ける利益を侵害することになり、また、授業妨害になる場合もありますので、厳しく注意します。場合
151
によっては退室を命じ、その回以降の受講を認めません。
③携帯電話・スマートフォンなどの着信音を鳴らしてはなりません(授業中の通話も一切認めません)。
④授業時間中の教室の出入りを禁じます。ひとたび教室内に入ったら、授業が終わるまでは教室を出る
ことはできません。
⑤2013 年(平成 25 年)版の六法を持参してください。
【事前準備学習】
教科書を事前に読み、読めない文字や分からない言葉を分かるようにしておいて下さい。
【教科書】
『憲法1(第5版)』 野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利 有斐閣 2012 年
【参考書】
※初回授業で紹介します。
【評価方法】
定期試験(60 点)+授業中に行われる小テストおよび授業の事前事後に出される小課題(40 点)をも
とに、憲法の基礎知識や法制度・手続の正確な理解、法的思考の習熟度により総合評価します。なお、
授業への出席は、原則として単位認定資料に含めません。また、6 回以上欠席した学生は、定期試験を
受けることができません。
【講義テーマ】
1 回 Introduction--憲法を学ぶ意味
2 回 人権保障の一般原則①──人権とは何か、人権享有主体.
3 回 人権保障の一般原則②──人権の適用範囲、制約原理
4 回 個人の尊重と包括的基本権
5 回 法の下の平等
6 回 精神的自由(1)──思想・良心の自由
7 回 精神的自由(2)──信教の自由
8 回 精神的自由(3)──表現の自由①(保障の意味と保障内容)
9 回 精神的自由(4)──表現の自由②(表現規制)
10 回 経済的自由・財産権
11 回 社会権(1)──生存権
12 回 社会権(2)──労働に関する権利
13 回 社会権(3)──教育を受ける権利
14 回 人身の自由と適正手続の保障
15 回 まとめと定期試験
憲法1(人権)//榎澤
幸広/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
憲法は、民法や刑法に比べて、身近な存在ではないと感じている学生も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に身近ではないのでしょうか。例えば、「お前は国政について意見するな。したら逮捕す
152
るぞ。」と警察官に言われたらどうでしょう。また、
「お前の親は農民だから子どものお前も農民以外の
職は認めない。違う職に就いたら罰するぞ。」と役人に言われたらどうでしょう。そんな世の中は息苦
しいですよね。実は、憲法に規定されている『人権』とは、普段は空気や水のような存在に感じてしま
いがちですが、今のような事例をふまえて、その存在意義をあらためて検討してみると、なくてはなら
ない重要なものだということが理解できるのではないでしょうか。
しかし、受講者の中には、
「そんな話は昔の話でしょ。」という人もいるかもしれません。確かに、一
つの見方をすれば、日本国憲法は過去の記憶を反省材料として記録しているともいえなくもありません。
ですが、現在、本当に国家による人権侵害はなくなったのでしょうか? 例えば、無実の人が何らかの
間違いで有罪になったり。ただ単に自分の意見を示したビラを配布した人が警察に逮捕されたり。この
ような事例を分析するためにも、そして、自分が人権侵害を受ける可能性がゼロではないことをふまえ
た上で、憲法に示される『人権』とは何かを、皆さんたちと再考していきたいと思います。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようにすること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるよ
うにすること。
③日本国憲法が試験科目として必要とされる国家試験等を受験する予定の学生にとって、導入部分とし
ての知識や
考え方を身に付けるようにすること。
【履修上の注意】
唯一つの履修条件として、授業中私語をする方は真面目に授業を受けている方の迷惑になりますので参
加しないで下さい。また、できる限り、学生と教 員との対話型の講義を行っていきたいと思いますの
で、参加者は使用してほしい事例などを積極的に提示して下さい(初回(必ず参加して下さい)にアン
ケートを実施しますの で、考えておいて下さい)。
【事前準備学習】
義務教育時、あるいは、高校時に学んだ「日本国憲法」の部分を復習しておいて下さい。あるいは戦後、
文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』を読んでおいて下さい。
【教科書】
『リアル憲法学(第2版)』 石埼学・押久保倫夫・笹沼弘志 法律文化社 2013
【参考書】
講義中に配布するプリントに記載するか、板書します。
【評価方法】
履修者数などに応じて変更する場合があります。初回の状況で判断します。必ず出席して下さい。
①31 人~65 人:定期試験 70%と小テスト(レポートで実施する場合もあり)30%で評価 ②30 人未
満:小テストを毎回行い、小テストの受験回数 50%と内容 50%で評価 ③65 人を超える場合:定期試
験で評価。赤点(45 点~59 点)の者に対しては、授業中の小テストを9割以上受験している場合、補
助点を付加します。
【講義テーマ】
1 回 憲法とは何か(ガイダンスもかねる)
153
2 回 憲法の原理Ⅰー民主主義か個人権思想の展開
3 回 人権を考える上でのキーワード:個人の尊重
4 回 人権を考える上でのキーワード:差別
5 回 人権を考える上でのキーワード:法の下の平等
6 回 精神的自由権:思想・良心の自由と信教の自由
7 回 精神的自由権:表現の自由
8 回 経済的自由権:職業選択の自由
9 回 経済的自由権:財産権
10 回 人身の自由:奴隷的拘束・意に反する苦役からの自由
11 回 人身の自由:被疑者・被告人の権利
12 回 社会権
13 回 参政権
14 回 国務請求権
15 回 授業総括及び試験
民法1//大原
寛史/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
民法は、私人間を規律する法であるといわれており、日常生活に深く関係しているといえます。つまり、
みなさんにとっても、身近な法律であるといえます。また、民法における考え方は、他の多くの法の基
礎とされています。
本講義は、その民法を初めて学ぶ経済学部のみなさんのための科目です。みなさんの中には、「民法と
いう言葉は聞いたことあるけれど、まったく内容はわからないなぁ…不安だなぁ…」と思われている方
もいるでしょう(私もそうでした)
。そんなみなさんに、身近な法律であるといえる民法のルールを、
本講義を通じて知ってもらおう、というわけです。
本講義では、民法の全体像の把握、基礎的な知識の習得を中心に、民法ではどのような解決方法が用意
されているか、民法はどのような役割を果たしているのかを、日常生活において起こりうるトラブルを
素材として、みなさんと一緒に学んでいきたいと考えています。
そのうえで、みなさんが、内容を「理解する」ことを目標とします。つまり、講義で扱った民法の条
文(または、判例や学説)を「丸覚えする」ことではなく、例えば、条文(または、判例や学説)では
なぜそのようになっているかを「理解する」ことに重点をおいて、講義を進めていくこととします。経
済学を専門に学ばれているみなさんにとって、民法を少しでも身近なものとして感じ取って(さらには、
楽しんで)もらえたら、担当者として、これほど嬉しいことはありません。
すでに述べましたように、本講義では、日常生活において起こりうるトラブルを素材として、民法を勉
強していきます。その方法により、民法を学ぶ上で重要な基礎知識であると考えられるものを、関係す
る範囲で取りあげたいと考えています(=民法のすべての内容を扱うわけではありませんが、秋学期開
講科目「民法2」と関連させて、できる限り網羅的に取り上げることを考えていますので、あわせて受
講されるとよいと思います)。みなさんにとって馴染みのある法律バラエティー番組のようなトラブル
を、少しだけ「アカデミック」に勉強していきたいと思います(どうでしょうか?「大学の講義」らし
くないですか?)。
154
【学習到達目標】
・民法の全体像を把握すること。
・民法に規定されているルールを読み、「どのような状況を想定しているのか」を理解すること。
・民法に規定されているルールを用いて、日常生活において起こりうるトラブルの解決方法を考えるこ
とができるようになること。
(=簡単な事例問題を解けるようになること)
【履修上の注意】
・講義には、毎回、六法を持参して下さい(「理解する」ことが目標であることをお忘れなく)。
・予習ももちろんですが、復習により力点を置いて下さい。
・いうまでもないことですが、私語厳禁!!楽しみながら学ぶことが一番ですが、講義は遊びではありま
せん。
私語をしている受講生の方には、単位を与えないことがあります。
※下記の講義・テーマにおいて、民法を学習される前の皆さんに、講義内容を少しでもイメージをつか
んでいただけたらと思い、サブタイトルを付けています。興味をもっていただけたら幸いです。決して
ふざけているわけではありません。
【事前準備学習】
・初回講義時に指示します。
【教科書】
・講義は、配布レジュメを中心に進める予定です。
【参考書】
・初回講義時に指示します。
【評価方法】
・学期末試験 100%で評価します。こちらも、詳細は、初回講義時に指示します。
・なお、講義期間中に 1~2 回、不定期に小テストを実施し、学期末試験のみで単位修得が不可能な者
に加点を行います。単位取得に自信がない受講生は、毎回講義に出席し、小テストを受講し、復習して
下さい。
【講義テーマ】
1 回 開講にあたって
2 回 民法って?①
3 回 民法って?②
4 回 契約って?
5
6
7
8
9
回
回
回
回
回
法律行為って?
意思表示って?
法律行為の内容って?
代理って?
債務不履行って?①
――「民法1」の講義って、どんな感じ?――
――法律学の世界をのぞいてみよう!――
――法律学の世界での「民法」って?――
――よく聞く「契約」。民法の世界ではどうなっている?――
――あんなこといいな♪できたらいいな♪――
――そんなつもりじゃなかった!――
――あんなこといいな♪の「あんなこと」がダメ?――
――そんなこと頼んでない!――
――契約を守ってもらえない!――
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10
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14
15
回
回
回
回
回
回
債務不履行って?②
権利能力・行為能力って?
物権って?
時効って?
まとめ①
まとめ②
(再)基礎演習//大村
――契約を守ってもらえない!…場合の特別ルール――
――あんなこといいな♪が自分で自由に決めれない?――
――俺のモノは俺のモノ!オマエのモノも俺のモノ?――
――ナマケモノは損をする?――
※講義内容の総復習
※講義内容の総復習およびテスト対策
照夫/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
基礎セミナーは、皆さんが大学生活へ円滑に移行できるために設けられています。大学の制度は高校
までとは 異なっているところが多いので、誰しも戸惑いがちです。入学時に多くの説明を受けますが、
実際に授業が始まると分からないところがでてきます。基礎セミ ナーは、高校までのホームアワー的
な要素も含んでいますから、この時間を活用して不明な点を担当教員とともに明らかにするとよいでし
ょう。基礎セミナーの 担当教員はクラスアドバイザーで、学習面から生活面に全般にわたってアドバ
イスを求められる最初の人です。
担当教員によって進め方は異なります が、共通テキスト『自分発見ノートⅠ』を用いた学習をしま
す。また、基礎セミナーをコアとしてグループで行動する機会が多いので、よき友人作りにも利用し
てください。CCS や先生からの情報だけでなく、友人から得られる情報も大学生活には重要です。
また、大学の授業に早く慣れてもらうために、書 物の読み方や意見の発表の仕方、レジュメの作成
の仕方、レポートの書き方を練習します。
「経済学基礎知識 1000 題」により基礎学力を確立することも
ある でしょう。これらを通じて、
「考える力」
「表現する力」
「要点を理解する力」を養うことを目標と
します。
【学習到達目標】
基礎セミナーは、大学に関する様々な「情報」に触れることを通して、円滑な大学生活を送れるように
すること を目標とする。具体的には、経済学部カリキュラムの理解、3つの教育プログラムの理解・
実践、多様な授業(参加型、実習、大規模、小人数、レポート、定期 テスト...など)への対応、レポー
ト作成や発表などコミュニケーション能力の養成などである。
【履修上の注意】
各自のパソコン持参を求めることがあります。
【事前準備学習】
適宜、指示する
【教科書】
『自分発見ノートⅠ』 名古屋学院大学
【評価方法】
平常点・宿題;50%、期末レポート;50%
156
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス:基礎セミナーとは
2 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス①建学の精神
3 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス②大学を活用しよう
4 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス③大学での学びとは
5 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス④本に出会おう
6 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス⑤プレゼンテーションの進め方
7 回 『自分発見ノートⅠ』を利用して:テレイオス⑥ひとりで悩まない
8 回 中間まとめ:『自分発見ノートⅠ』を利用して
9 回 レジュメ・レポートのまとめ方
10 回 身近な事例で経済・社会を考える
11 回 個別発表と討論① 前半
12 回 個別発表と討論② 後半
13 回 期末レポートに向けて
14 回 『自分発見ノートⅠ』・期末レポート作成状況の確認
15 回 総括:春学期をふりかえり
演習//藤井
信秀/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
会社法及び手形小切手法上の諸問題
【指導方針概要】
テーマにそった論文または判例をゼミ生に割り当てて、発表してもらいます。その発表に基づいて議
論を進めていきます。割り当てられたものについては、よく読んでまとめて、コピーを全員に配っても
らいます。必要があれば、その他の資料を積極的に、自分で探すことも必要である。まとめるのにかな
りの時間が必要です。
【テキスト】
追って指示する
【学生に対する希望事項】
応募に際して、所属コースを問わない。しかし、すでに法律科目を履修している、あるいは、これから
積極的に履修予定の者が望ましい。
演習//佐々木
健吾/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
経済学的な考え方で社会を理解すること
157
【指導方針概要】
1 年次では,経済学の入門科目を履修していると思います.しかし,そこで学んでいる経済学と皆さん
の生活,
社会とがどのように関係しているのか,わかったようなわからないような人が多くおられるのではない
でしょうか.
そこで,本演習では,経済学という学問と,社会における生活の関係を「具体的に」理解してもらうた
めにさまざま
なテーマを取り上げたいと思います.
たとえば,
「無駄な公共事業がなくならないのはなぜ?」
「八百長(チート)が発生するのはなぜ?」
「協
調と裏切りは
どっちがお得?」
「選手の年俸とチームの戦績の関係は?」
「名前はその人の人生に影響を与える?」
「ポ
イ捨てはなぜ
起こる?」「拳銃とプールはどっちが危ない?」
「3 つの箱から当たりを引くためには?」といったトピ
ックを扱います.
これらはそれぞれ,サンクコスト(埋没費用)
,インセンティヴ・誘因,囚人のジレンマ,合理性と非
合理性,外部性,
主観的確率の評価といった経済学の概念を用いて理解することができます.
演習では,DVD の視聴を含め基礎的概念の理解とともに,上記の内容を理解するために皆さんに参加
してもらう経済実験
を実施します.これにより,実社会で役に立つ「経済学的なモノの考え方」を身につけることを目標と
します.
ゼミは「積極的な参加が条件です」
.勉学とともに友達もたくさん作ってください.
(なお,わたしの専門は環境経済学ですが,扱うテーマはそれに限らず,おもしろそうなものを積極的
に取り上げます.
もちろん,環境問題に関心がある人は大歓迎)
【テキスト】
『選択の科学』 シーナ・アイエンガー 文藝春秋 2010 年
『出社が楽しい経済学』 NHK「出社が楽しい経済学」制作班 日経 BP 社 2009 年
『実践行動経済学』 リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン 日経 BP 社 2009 年
『ヤバい経済学』 スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー 東洋経済新報社 2007
年
【学生に対する希望事項】
協力的な学生さんを期待します
158
演習//荻原
隆/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
近現代の政治理論-政治社会と規範-
【指導方針概要】
近現代の代表的な政治理論・思想をとくに規範的原理という観点から考察する。すなわち、自由・平等・
平和・公正・民主主義といった主要な政治社会的原理の変遷をたどりつつ、その現代的意味を分析しな
がら、よりよき政治社会あるいは人間と自然の関係について学生諸君とともに考えてみようとするもの
である。最初はこういう視点から書かれた啓蒙的な書物を読むことから始める。
欠席や遅刻の多い者には、単位を認定しないことがあるので注意すること。
【テキスト】
『自由主義の再検討』 藤原保信 岩波新書 1993
『二十世紀の政治理論』 藤原保信 岩波書店 1991
【学生に対する希望事項】
読書の習慣を付けること、無断欠席・遅刻は厳禁。
演習//小林
甲一/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
日本経済の現状や課題、そして総合政策学の基礎について学んだ後で、経済政策・社会保障・労働問
題・環境問題・地域政策などの具体的な政策課題についてより広い視点から学修します。
【指導方針概要】
この2年次の「演習」は、皆さんが、今後、経済学部・総合政策学科で専門的に学ぶために必要な基
礎知識や技法を身につけ、日本の経済社会や「総合政策」に対する問題意識を高めるためのものです。
そこで、まずテキストやプリントを使って日本経済と政策学の基礎についてしっかり学び、それを素材
にしてさまざまな政策課題について考えていきます。とくに、私の演習では、社会保障、労働や環境の
諸問題、この大学周辺の地域政策について多くの時間を割いて、政策課題をどうしたら解決できるか、
具体的に考えていきます。
大学でのゼミナール(演習)は、私たち教員と学生の皆さんとが力を合わせてつくっていくものです。
ゼミナールでは、作成したレジュメによる発表、グループ討議、そしてレポート作成をしたり、ときに
はリクリエーションやフィールドワークをおこないます。毎回の出席はもちろんですが、こうしたゼミ
ナール活動に主体的、積極的に参加する学生の応募を歓迎します。
【テキスト】
未定。ゼミの時間にその都度指示します。
159
【学生に対する希望事項】
・ゼミの無断欠席は厳禁。積極的に参加して楽しいゼミにしましょう。
・特に、地域のこと、福祉、まちづくりやボランティア活動に興味をもっている人はぜひどうぞ。
演習//十名
直喜/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
主題:持続可能なものづくりとひとづくり
―働く面白さをどこにどう見出すか―
【指導方針概要】
今や、「働く」ことにおいても、楽しく、面白くがキーワードになっている。地球環境問題やグロー
バル化のなかで、そうした場を提供することは大企業でも至難であるが、多様な形で挑戦しクリアして
いる町工場や地域も少なくない。まさに、先進企業、先進地域といえる。それを可能にするのは、発信
型経営への転換であり、創造的な経営風土が提供しうるものといえよう。
演習では、テキストをベースにしてホットな新聞記事なども随時取り上げる。報告者の発表に基づき、
活発に議論したい。楽しく和気あいあいとした雰囲気の中で、議論を楽しみ、社会的・経済的な問題意
識を掘り起こす。
レジュメの書き方、報告の仕方、討論の進め方など、社会に出ても不可欠な基本的スキルのレベルア
ップも心がける。ゼミには積極的に参加し、上記の課題に関心をもち、楽しく盛り上げていくような学
生を求む。
【学生に対する希望事項】
楽しい雰囲気を演出し、積極的に参加するする学生を望む。
演習//大石
邦弘/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
様々な統計データに触れるなかで、日本経済の歴史と現状を実感してもらうことが、私のゼミの目的
です。その中で、現代日本経済の問題点などを自分で見つけ、考える習慣を身につけてくれればよいと
思います。
また、データを色々と加工することで、パソコンに対する習熟度を高めてもらうことも目的としてい
ます。
『学習到達目標』
インターネットからデータを入手し、パソコン内でそのデータを加工・分析する手法を身につけること
で、3 年次以降の経済・政策演習におけるみなさんの研究活動が円滑化することを目標としています。
【指導方針概要】
この演習では、色々な統計データを用いて戦後日本経済の推移を理解してもらうことが目標となりま
す。ただし、難しい統計手法を用いるわけではありません。また、パソコンに不慣れであっても、全く
160
問題ありません。
様々な統計データのダウンロード、データの加工などは、この演習のなかで身につけてくれれば結構
です。このような作業を通して、日本経済の歴史と現状を実感してもらいます。そのことが、この演習
の最大の目的といえるでしょう。
また、パソコンの扱いに慣れてもらうことも、同時に目標となっています。
この演習では、学生諸君の積極的な行動と創意工夫が求められます。言うまでもないことですが、遅
刻・無断欠席は、厳禁です。
【テキスト】
使用しない予定です。ただし、パソコンは必携です。
【学生に対する希望事項】
応募に際して、所属コースは問いません。
ゼミ選考では、面談を行います。注意事項を確認の上、期間内に面談を受けてください。
演習//飯島
滋明/通年/4 単位/2 年次配当
【講義概要】
政治や法の善し悪しは私たちがどのように政治に関わるかによって左右されます。主権者である私たち
が政治や法に対して十分な知識も関心もなければ、日本の政治は悪くなるでしょう。私たちは主権者と
して政治のあり方について十分な知識を持つことが求められます。そこでこの授業では、政治や法に関
わる問題を調査し、考えてもらいたいと思います。
なお、いろいろな体験をしてほしいと思いますので、合宿などにも行く予定です。
【学習到達目標】
日本の政治・法に関する動きについて、大まかな状態を把握することが 2 年次の目標になります。
【履修上の注意】
授業には真剣に取り組んでください。
【事前準備学習】
新聞などで日本の政治・法の状況について学ぶようにしてください。
【評価方法】
授業での報告やレポートなどで決定します。
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 臓器移植法問題について
3 回 TPP の問題について
4 回 消費税の是非について
5 回 行政の役割
6 回 憲法の基本原理
161
7 回 「基本的人権の尊重」「平和主義」「国民主権」など
8 回 立憲主義ーーフランス大革命時の議論から
9 回 国民主権ーー「ナシオン主権」
「プープル主権」を巡る議論
10 回 基本的人権
11 回 人権と「基本権」
(ドイツ)、
「公的自由」
(フランス)の関係は
12 回 自由権総論
13 回 包括的基本権(憲法 13 条)
14 回 法の下の平等(憲法 14 条)
15 回 前期テスト
16 回 前期の確認
17 回 生存権(憲法 25 条)
18 回 教育を受ける権利(憲法 26 条)
19 回 勤労の権利(憲法 27 条)
20 回 靖国神社問題 --首相の公式参拝は憲法上許されるか
21 回 日の丸・君が代の問題 --東京都の事例を中心に
22 回 刑事手続総論
23 回 えん罪の問題
24 回 犯罪報道とメディア
25 回 権力分立
26 回 司法権
27 回 裁判員制度について
28 回 財政について
29 回 地方自治
30 回 いままでのまとめ
演習//榎澤
幸広/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
現代社会を法的に考える
【指導方針概要】
・担当教員の専門は憲法学ですが、このテーマに限定する必要はありません。現代社会と法の関係に関
心のある方はぜひ参加して下さい。
・前期の予定としては、主に、担当教員が配布する資料(新聞や雑誌記事など)の要約を中心に行いま
す。
・進み具合によりますが(前期の後半か後期の予定)、要約になれてきたら、本の要約を行います。詳
細は第一回目に話し合いますが、各章毎に1人か2人、要約の報告をしてもらいます。
・後期の途中から、参加者のそれぞれの関心あるテーマに従って、報告をしてもらいます。
162
【テキスト】
後日指示します。進行が早ければ、一冊だけでなく二・三冊くらい読むかもしれません。この点は了承
しておいて下さい。
【学生に対する希望事項】
・色々な人や事柄にふれることが自分自身の心を豊かにする一番大事なことだと思います。本ゼミでは、
色々なテーマを扱おうと考えていますので、興味のある方は参加してみて下さい。
・ただし、相手の意見を聞こうとしない人、ゼミの妨害をする人(例えば、ゼミと関係ないことをおし
ゃべりする人)、遅刻・欠席が当然の人は参加しな いで下さい。
・第一回目は今後の方針について細かく決めますので、必ず参加して下さい (無論、他もやむをえな
い事情がある場合以外休まないでほしいですが)。
演習//松本
浩司/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
キャリア(働くこと)について事例を通して考える
【指導方針概要】
本ゼミでは、キャリアについて、事例を通して考えることをテーマとします。キャリアとは、働くこ
とを中心とした、人生全体のことを指します。
「働くことを中心とした」というところがポイントです。
働くことは、経済学的(金銭のやりとり)、心理学的(個人の問題)、社会学的(社会的関係の問題)、
など、さまざまな観点から分析できます。また、働くことは、家族生活や恋愛、趣味など、人生のいろ
いろな側面とも関わり合う問題でもあります。
春学期については、教科書(マンガ)を購読します。受講生は、事前に指定された部分を予習し、自
らの考えをまとめたうえで、授業に参加します。授業では、グループによる議論を行った上で、クラス
全体の討論をします。期末には、レポートとして、教科書を踏まえて、自らのキャリア観に関する小論
文(1200字程度)を課します。
秋学期については、キャリアに関する期末レポート(6000字程度)を完成させるための指導を行
います。この指導には、中間成果発表、ピアレビュー(受講生同士がレポートを添削し合うこと)を含
みます。また、教科書を購読し、物事を多面的に理解する能力を養います。なお、レポートについては、
3年次終了時に提出する研究報告書(6000字以上)を視野に入れて、指導します。レポートには、
引用・参考文献を10件以上記載することが求められます。
成績については、各学期におけるクラスへの貢献度30%、春学期末レポート10%、秋学期末レポ
ート60%とします。なお、「クラスへの貢献度」とは、ゼミに出席し、かつ、グループワークおよび
クラスの討論に積極的に参加することを指します。よって、欠席の場合は、いかなる場合も、その回の
「クラスへの貢献度」を0点とします。
遅刻(授業開始時刻の15分後以降)・欠席については、通年で1回に限っては、理由を問わず認め
ます(ただし、その回の「クラスへの貢献度」は0点)。2回目以降は、担当教員が判断する「合理的
な理由」がないものについて、1回につき成績から 10 点減点します。ただし、左記に関わらず、後期
における中間成果発表において、自分の発表する回に、担当教員が判断する「合理的な理由」のない遅
刻・欠席(出席するが発表しない場合も含む)については、1回につき成績から 20 点減点します。
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【テキスト】
『(春学期)
『働きマン』
』 安野モヨコ 講談社
『(秋学期)知的複眼思考法―誰もが持っている想像力のスイッチ』 苅谷剛彦 講談社 2002
『働きマン』は4巻まで出ているが、授業では1~2巻を用いる。
【学生に対する希望事項】
・下記3冊は、松本担当の基礎セミナーの教科書としたものです。本ゼミの加入希望者は、ゼミが始ま
るまでに指定図書を必読してください。
世界思想社教学社編,2010,『大学生になる前に知っておきたいこと』教学社.
田中共子編,2009,『よくわかる学びの技法[第2版]』ミネルヴァ書房.
木下是雄,1994,『レポートの組み立て方(ちくま学芸文庫)』 筑摩書房.
・本ゼミの加入に当たっては、下記のクラスポリシーを尊重することが求められます。(1)主体的に
探究し、各々が「オンリー・ワン」を目指す。
(2)人や社会の役に立つ学習・研究をする。
(3)互い
に学び合い、全員でよい成績を修める。
・受動喫煙を防止し、安全な学習環境を維持する観点から、禁煙を推進します。喫煙者で、本ゼミへの
加入を希望する者は、禁煙外来への通院などを通して、禁煙に努力することを誓約していただきます。
担当教員も、禁煙をサポートします。
・予習をせずに授業に参加することは認めません。この場合、退室を命じます。
・ゼミ加入の選考に当たっては、まず、面接時に提出された書類で判断します。それで判断がつきかね
る場合は、成績(GPA)で判断します。
・応募に際して、所属コースは問いません。
演習//川村
隆子/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
身近な問題を民法で解決しよう!
【指導方針概要】
この演習は、一つのテーマ(日常のアクシデントやトラブル)を皆さんがそれぞれ選択し、調べ、発表
します。
その発表に対して、他の学生とともに議論し、考えを深めていく方法で民法という法律を学んでいきま
す。
とはいえ、
民法を全く知らないの人でも大丈夫です。
日常のトラブルなどを解決する民法に「好奇心」を持ち、
真面目に演習に参加して、いろいろと「考え」
、
そして、「意見を持つ」ことができれば、誰でも演習に参加できます。
演習では、日常のさまざまなトラブルの解決策を民法から探してみたいと思います。
164
【テキスト】
『ポケット六法(平成 25 年版)』 有斐閣 2012 年
六法は、他の出版社のものや、古いもの(平成 15 年版以降)でもよい。
その他の教材は、後日提示する。
【学生に対する希望事項】
責任ある演習の参加を希望します。
演習の無断遅刻、欠席は、失格となるので注意。
演習//井澤
知旦/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
地域づくり(まちづくり)と政策的思考の基礎づくりをおこないます。
・人々が働き、暮らしやすい地域づくりにむけて、多様な視点からアプローチでき、いろんな考え方を
まとめていく政策的思考の基礎を学んでいきます。
【指導方針概要】
日本や世界で起きている様々な出来事(政治、都市、文化等々のどんなことでも OK)、あるいはもっと
身近な地域での出来事に興味を持つことで、なぜそのような出来事が生じたのかを、順序立てて(起承
転結)思考する方法を勉強します。その過程で政策課題の発見できる力を身につけていきます。
そのためには、さまざまな情報を入手するところから始まりますが、必要に応じて地域に出て行って、
地域づくり(まちづくり)の現場で、地域づくり(まちづくり)と政策的思考を学んでいきます。そこ
では、様々な人々との出会いが発想を刺激するはずです。
政策思考の基礎づくりにあたっては、文章能力やさらに皆の前で発表できるプレゼンテーション能力も
高めていきながら、起承転結の考え方を再整理していきます。ただし、はじめのころの演習では、見本
を示します。
【テキスト】
ゼミの時間に、その都度、資料を提供したり、指示したりします。
【学生に対する希望事項】
演習に受動的でなく、能動的・積極的に参加することが、自分自身の成長を促します。
積極的な参加こそが楽しい演習時間につながっていきます。
参加メンバーが相互に刺激し合って、学んでいきます。
とりわけ都市やまちやむらに興味ある方は歓迎します。
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演習//玉川
貴子/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
社会学的な視点から現代社会に生起する諸事象を見ていく
【指導方針概要】
春学期では、社会学的な視点から現代社会における諸事象を学ぶことを目指す。テキスト『図解 社会
学のことが面白いほどわかる本』の 1 節について、毎回学生が発表レジュメをまとめ、その内容をもと
に学生同士で議論してもらう。テキストについては、前もって発表者に教員からコピーを渡す。
また、テキストの中で取り上げられたテーマをもとに、夏休み中は、各自(グループになることもあり)
でテーマを掲げ、それについて調べるという作業を行ってもらう。秋学期では、その成果を発表する時
間にあてる。
成績は、毎回の発表、議論への参加、夏休み中の課題、秋学期の発表などで総合的に評価する。どれか
一つでも怠った場合、単位は認定しない。
【テキスト】
『図解 社会学のことが面白いほどわかる本』 浅野智彦 中経出版 2010
【学生に対する希望事項】
毎回、必ず発表してもらうことを義務付けるので、その発表を怠る者については、単位を認定しない。
また、夏休み中の課題について取組まない者についても単位を認定しない。授業に対して真剣に取り組
むことができる者を希望する。
演習//西寺
雅也/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
行政学の基礎
多治見市の市長を 12 年経験したことを活かし、
現実の地方自治体の状況を伝えることに力を注ぎます。
本演習はテキストを通して、行政学の基礎を学ぶとともにその時々の新聞、雑誌等からトピックスとな
るニュースを選び、政治・行政の動きや考え方について学ぶことを目的としています。
特に地方自治に重点を置き、これからの地域社会のあり方について考える機会とします。
政治・行政のあり方がどのように日常生活につながっていくかを学びます
また、3 年以後の専門課程に対応するよう、まちづくりの事例を随時学べる工夫をしていきます。
【指導方針概要】
政治・行政のしくみの基礎を身につけることを目標とします。
自らの住んでいる地域社会の課題について、関心を持ってみることができるように望みます。
自らの考えを明確に語ることのできる訓練の場とし、互いに議論を行えるように演習を組み立てていき
ます。
【指定図書】
自律自治体の形成
西寺雅也(公人の友社)
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社会を変えるには 小熊英二 (講談社現代新書)
行政ってなんだろう 新藤宗幸(岩波ジュニア新書)
【テキスト】
『ホーンブック地方自治(改訂版)
』 礒崎初仁他 北樹社
【学生に対する希望事項】
積極的な姿勢で「演習」に臨むこと
テキストを予習として通読しておくこと
社会人としての「常識」として、政治・行政について身につけるようにこころがけ、日常的に好奇心を
持つように努力すること
演習//山下
匡将/通年/4 単位/2 年次配当
【主題】
「演習」では、3 年次から履修する「政策演習」の際に必要となる“(学士としての)研究する力”の
獲得を目指します。具体的には、1 年次において身に付けたアカデミックスキルをもちいて、自らの興
味・関心を「研究課題」として精緻化し、仮説の立案・検証を経て、研究報告書をまとめるといった一
連の流れを経験してもらいます。
また、2 年次は、就職活動が本格化する 3 年次に向けた重要な“下地づくり”の時期となります。い
わゆる「企業研究」等を通じて、自己の卒後進路について考えてもらうとともに、上記とは異なる角度
から“研究とは何か?”について学んでもらいます。
【指導方針概要】
ゼミナール形式による講義の主役は、
「学生」です。学生には、
“受け身”ではなく、自らの意志を持
って課題に取り組む“積極的な”姿勢を求めます。したがって、学生自らが設定した目標について、あ
くまで“(その達成を)支援する”という方針でゼミ活動を運営していきます。
また、少人数での活動となりますので、ゼミメンバー同士の交流を深めてもらいたいと思います。
【テキスト】
使用しない ※講義毎にプリントを配布します。
【学生に対する希望事項】
「主題」および「指導方針」をよく理解したうえで、履修してください。
政策演習(3年)//藤井
信秀/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
会社法及び手形・小切手法上の諸問題
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【指導方針概要】
企業には個人企業と共同企業がある。共同企業の中で最も重要なものが会社という組織である。会社
には持分会社(合名会社と合資会社と合同会社)と株式会社がある。これに対して、手形・小切手は主
に商人間の取引の決済手段として利用されている。決済手段としては、他に口座振り込みなどが発達し
てきているが、手形・小切手は、現在でも依然として重要な地位を占めている。この二つの領域の中の
重要な問題を勉強していきます。
テーマごとに論文または判例を一人一人に割り当てて発表してもらいます。またそれをレポートにし
て提出してもらいます。一年に二回ほどの発表を予定しています。各ゼミの時間では発表された内容に
従って全員で議論を進めていきます。全員が積極的に発言し議論をすることにより、法律の知識や法律
的な思考方法が身に付きます。
【テキスト】
テキストはゼミが開始後、こちらから配布するか、あるいは指示をして購入してもらいます。
【学生に対する希望事項】
当然のことですが、法律特に商法・会社法に興味のある学生であること。毎回必ず出席すること。十
分な予習をして出席すること。勉強以外のゼミの行事にも必ず出席すること。以上のことを学生に対し
て希望します。
面接の結果と成績とで決定します。特に所属コースを問わない。ただし、既に民法と商法・会社法関
係の科目を履修済みか、または、同時に履修できる者が望ましい。
政策演習(3年)//佐々木
健吾/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
経済学的な考え方で社会を理解すること
【指導方針概要】
2 年次までの学習で経済学の大枠に触れられたと思います.興味と理解が深まっ
た人も,まだイマイチぴんとこない人もおられると思います.本演習では,経済
学という学問と,社会における生活の関係を具体的に「よりいっそう」理解して
もらうための空間を提供したいと思います.
わたしの専門は環境経済学で,特に貧困・開発問題と環境問題の関係や,地球温
暖化などを研究テーマにしています.したがって,それらに関心のある方は歓迎
致します(特に卒業論文などで環境問題を扱いたいと思う人は,しっかりと
指導することができると思います)
.しかし,この演習では,わたしの専門領域
外であっても,別途さまざまなテーマを扱いたいと思います.
たとえば,背が高い人はモテるのか,なぜ人はポイ捨てするのか,選手の年俸
168
とチームの戦績,犯罪のコスト,戦争の費用便益,なぜダイエットに成功
しないのか,なぜ貯金できないか,なぜ自分だけは宝くじが当たると思うの
か,なぜ人は判断を誤るのか,といったトピックです.
(それぞれ,インセンティヴ・誘因,合理性と非合理性,リスク選好,
外部性,囚人のジレンマなど,「経済学的概念」や,近年注目されている行動
経済学の知見を用いて説明することができます)
上記のような事柄を考えることで,実社会で役に立つ経済学的なモノの考え方を
身につけることを目標とします.
ゼミは,輪読,プレゼン,グループディスカッション,皆さんに参加してもらう
アンケートなどを中心に進めたいと思います.
「積極的な参加が条件です」.勉
強とともに友達もたくさん作ってください.
(なお,扱うテーマは上記に限らず,おもしろそうなものを積極的に取り上げま
す.みなさんからリクエストがあれば,それも受け入れます)
【テキスト】
『ヤバい経済学』 スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー 東洋経済新報社 2007
年
『ねじれ脳の行動経済学』 古川雅一 日経プレミアムシリーズ 2009 年
『実践行動経済学』 リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン 日経 BP 社 2009 年
『選択の科学』 シーナ・アイエンガー 文藝春秋 2010 年
【学生に対する希望事項】
協力的な学生さんを期待します.
政策演習(3年)//荻原
【主題】
近現代の政治理論
隆/通年/4 単位/3 年次配当
-政治社会と規範-
【指導方針概要】
近現代の代表的な政治理論・思想をとくに規範的原理という観点から考察する。すなわち、自由・平等・
平和・公正・民主主義といった主要な政治社会的原理の変遷をたどりつつ、その現代的意味を分析しな
がら、よりよき政治社会あるいは人間と自然の関係について、学生諸君とともに考えてみようとするも
のである。最初はこういう視点から書かれた啓蒙的な書物を読むことから始める。
欠席や遅刻の多い者には、単位を認定しないことがあるので注意すること。
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【テキスト】
『自由主義の再検討』 藤原保信 岩波新書 1993
『二十世紀の政治理論』 藤原保信 岩波書店 1991
【学生に対する希望事項】
演習の内容に興味があり・学習意欲を持った学生を希望する。自発的勉強をかなり要求するので、あら
かじめ覚悟しておくこと。
選考は、簡単な面接をして、意欲の程度によって決めたいと思っている。成績も参考にする。特に所
属コースを問わない。
政策演習(3年)//小林
甲一/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
大きな「学問的」テーマは、
「現代経済社会システムと総合社会政策の課題」ですが、具体的には「社
会保障の現状と課題」をテーマに研究します。
【指導方針概要】
1.現代の「経済社会システム」がもっている特徴や問題について幅広い視角か ら見つめ、その政策
課題や解決策について「総合社会政策」的視点に立って しっかりと考えられる能力が身につくように
指導します。
2.3年次の春学期は、とにかく問題意識を広げ、さまざまな問題により大きな関心をもつようになる
ことを主眼に、テーマに関連する文献や資料に触れ、その内容を理解します。3年次を通して、社会保
障入門プリント:「社会保障の概観」
、社会保障のより専門的な資料、テキスト『高齢社会と福祉社会』
(高菅出版)および現代の経済社会システムや政策課題に関する資料などを読み進めていきます。ゼミ
の時間では、グループや個人ごとに発表したり、グループ単位・全員参加で積極的な質疑応答や議論を
します。そして、3年次の秋学期には、テキストの輪読やさまざまな政策課題に関する理解を深めなが
ら、各自の研究テーマを決め、研究報告書の作成に向けて指導します。特に、この段階では、全員が4
年次の「卒業論文」の研究に取り組める問題意識と力が身につけることができるよう指導します。また、
就職活動の準備をし、経済社会全般に関する基礎知識を広げるために、日本の経済社会や経済学の基礎
に関する教材を取り上げて、みんなで考えたりすることもあります。
170
3.この政策演習は、引き続き4年次でも履修してもらいます。4年次の春学期には、3年次と同様に
ゼミのみんなで現代経済社会のさまざまな問題やこのゼミナールのテーマに関連する政策課題につい
て研究を深めるとともに、自分の「卒業論文」のテーマを決める作業を進めます。そして、4年次の秋
学期では、卒業論文テーマの再確認からスタートし、その基本構成や基本内容の作成、論文の執筆とい
うかたちで卒業論文が完成できるよう指導していきます。
【テキスト】
未定。ゼミの時間でその都度指示します。
【学生に対する希望事項】
3年次・4年次の2年間を通して、学習、宿題、発表、卒業論文の研究そして課外活動などさまざまな
ゼミ活動への主体的参加を希望しています。特に、発表やディスカッションで自分の意見を積極的に表
明する学生を望んでいます。もちろんですが、無断欠席は認めません。
応募書類の内容と面接の結果でもって選考します。
政策演習(3年)//十名
直喜/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
主題:長寿企業・地域にみる伝統と創造
持続可能な地域や経営のあり方が問われ、地域や経営のアイデンティティ、固有な伝統が注目されて
いる。日本は世界に冠たる老舗大国でアジアの中でも突出しているが、その半分は製造業とみられ、
(も
のづくりに特化した地域である)中部圏においても少なくない。
それらの企業や地域に共通するのは持続可能な経営力であり、伝統を大切にしながらも創造的に挑戦
する経営・地域風土である。彼らの経営のあり方、ノウハウや秘訣に迫る。それは、私たちの生き様や
働き様にも多くの示唆を与える。
【指導方針概要】
ゼミナールでは、ゼミ生の自由な討論や提案をできるだけ引き出していく。自らの視点や発言を大切
にして、社会経済の動向とその本質をつかんでいく意欲と資質を持つ学生、とくに、名古屋圏の産業と
経営に対する高感度の学生を育てていきたい。
早い段階から、各自の関心事ややりたいテーマは何かをクリアーにするように指導し、それを追究す
る姿勢とノウハウを学ぶ。やる気のある学生は、3年次の間に卒論を仕上げ、3年次の早い段階からか
ら就職活動のあり方とノウハウを学び、困難性を増す就職活動を有利に展開できるようにバックアップ
する。
【学生に対する希望事項】
社会と人間、そして自分の人生と生き方に関心を持ち、ゼミナール活動に主体的・積極的に参加して、
皆でワイワイと楽しみつつも真摯に学んでいく意欲があること。ゼミナールを盛り上げてくれる人、楽
しくリードしたり、企画したりできる人を歓迎する。
また、社会に出てからの生き方にも役立ち、なつかしく残る交流体験や関係が持てる場をつくりだし
171
ていく人を希望する。
選考は、面接を行い、人物・関心・熱意・成績などを総合的にみて、決めたい。特に所属コースを問
わない。
政策演習(3年)//水野
晶夫/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
日本経済のトピックに関する基礎的研究およびビジネスマナーの学習
熱田の観光まちづくりに関する実践研究
【指導方針概要】
ゼミの内容は、
(1)指定する経済入門書、新聞記事の輪読及び発表
(2)バーチャル株式投資ゲームの実施
(3)ビジネスマナーの学習
(4)熱田の観光まちづくりに関する実践研究
です。
(1)経済を分かり易く解説した入門書や新聞記事を素材に、小人数のグループ単位による演習
方式で、レジュメの作成やプレゼンテーション(発表)によって、社会人 として必要なプレゼンテ
ーション能力や経済の基礎知識を身につけたい。
(2)野村証券がインターネット上で運営している「バーチャル株式投資」で株式投資ゲームをゼミ
内で実施し、そのゲームを通じて、コンピューター・インターネットの利用を促すと同時に、株式
投資売買を疑似体験することによって、現実の経済の仕組みや経済学、さらに就職に対する関
心を高めたい。
(3)ビジネス能力検定2・3級の問題を解き、ビジネスマナーを学ぶとともに、キャリア形成の意識
を
高めたい。
(4)熱田神宮には年間 600 万人以上もの参拝客がいるが、周辺地域へのしみだしはほとんどない。
また、宮の渡しなどの観光スポットも魅力が低い。そこで、ゼミでは熱田の魅力発見の調査研究を行い、
熱田の魅力づくりや観光まちづくりに貢献したい。
【学生に対する希望事項】
応募に際して、所属コースを問わない。
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政策演習(3年)//大石
邦弘/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
日本経済の現状を多様な側面から研究します。
【指導方針概要】
本演習では、学年末に研究報告書を提出することが決められています。せっかく1年間やるのですか
ら、自分のやりたいテーマ、もっと深く研究していみたいテーマを、自分で見つけ、それを研究してみ
てください。また、それが 4 年次の卒業論文のテーマとつながるかもしれません。ただし、自分で決め
てもらう限りは、そのテーマに真剣に取り組んでもらいますし、ゼミでは各学期に数回ずつの報告を求
めます。いいかげんな態度では、出席を認めないこともありえます。
3 年の春学期は共通のテーマを決め、グループで研究を進めてもらう予定です。もしくは他大学との
ゼミ討論会に参加してもらうかもしれません。積極的にゼミ活動に関われる意欲を持った学生諸君を求
めています。
【テキスト】
学生諸君と相談のうえ、決定します。
また、パソコンは毎回持参してもらうかもしれません。
【学生に対する希望事項】
本演習は講義ではありません。学生諸君の自発性かつ積極さを期待します。また、年間を通じて何回
か発表をしてもらいます。そのために、教員も皆さんを全面的に支援します。なお、無断欠席及び遅刻
は厳禁です。
選考は、面接を行ったうえで、決定します。特に所属コースを問いません。
政策演習(3年)//飯島
滋明/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
現代日本の政治・法問題
【指導方針概要】
政治や法の善し悪しは私たちがどのように政治に関わるかによって左右されます。主権者である私たち
が政治や法に対して十分な知識も関心もなければ、日本の政治は悪くなるでしょう。私たちは主権者と
して政治のあり方について十分な知識を持つことが求められます。そこでこの授業では、政治や法に関
わる問題を調査し、考えてもらいたいと思います。
なお、いろいろな体験をしてほしいと思いますので、合宿などにも行く予定です。
【テキスト】
ゼミ生の関心を聞いたうえで判断します。
【学生に対する希望事項】
「よく遊び、よく学べ」がモットーです。だらだら4年間の学生生活をなんとなく過ごすのではなく、
173
充実した学生生活を送ることのできるよう、何事にも真剣になって下さい。
政策演習(3年)//松本
浩司/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
キャリア(働くこと)について多面的に考える
【指導方針概要】
本ゼミでは、キャリアについて、多面的に考えることをテーマとします。キャリアとは、働くことを
中心とした、人生全体のことを指します。「働くことを中心とした」というところがポイントです。働
くことは、経済学的(金銭のやりとり)、心理学的(個人の問題)、社会学的(社会的関係の問題)、な
ど、さまざまな観点から分析できます。また、働くことは、家族生活や恋愛、趣味など、人生のいろい
ろな側面とも関わり合う問題でもあります。
春学期については、教科書に基づいた、「ジグソー学習」に取り組みます。各受講生に教科書の各部
分を担当してもらい、さらに調べ学習をしてもらいます。各受講生は、その教科書の部分においては、
「エキスパート」になるように研究します。授業の後半では、それぞれの「エキスパート」から、他の
学生に、研究成果を発表することによって、ジグソーパズルのように全体の学びが完成します。
秋学期については、4年次への進級のために必要な研究報告書(9000字以上)を完成させるため
の指導を行います。この指導には、中間成果発表、ピアレビュー(受講生同士がレポートを添削し合う
こと)を含みます。また、教科書を購読し、物事を多面的に理解する能力を養います。なお、「経済学
部演習規則」では、研究報告書は「6000字以上」と定められていますが、本ゼミでは、卒業論文(1
2000字以上)を視野に入れて、9000字以上とします。また、研究報告書には、引用・参考文献
を15件以上記載することが求められます。研究報告書の提出期限は、第 15 回目の授業時です。
成績については、各学期におけるクラスへの貢献度30%、春学期におけるエキスパートレポート2
0%、研究報告書50%とします。なお、3年次の成績と4年次の成績とを総合した成績が、本科目「政
策演習」の最終的な成績となります。ただし、3年次終了時の成績が60%に満たない場合は、その時
点で「失格(J)」と判定します。
遅刻(授業開始時刻の15分後以降)・欠席については、担当教員が判断する「合理的な理由」がな
いものについて、1回につき成績から 10 点減点します(また、その回の「クラスへの貢献度」は0点)。
ただし、左記に関わらず、前期における成果発表や、後期における中間成果発表において、自分の発表
する回に、担当教員が判断する「合理的な理由」のない遅刻・欠席(出席するが発表しない場合も含む)
については、1回につき成績から 20 点減点します。
【テキスト】
『(春学期)キャリアのみかた―図で見る 109 のポイント』 阿部正浩・松繁寿和編 有斐閣 2010
『(秋学期)知的複眼思考法―誰もが持っている想像力のスイッチ』 苅谷剛彦 講談社 2002
【学生に対する希望事項】
・下記3冊は、松本担当の基礎セミナーの教科書としたものです。本ゼミの加入希望者は、ゼミが始ま
るまでに指定図書を必読してください。
世界思想社教学社編,2010,『大学生になる前に知っておきたいこと』教学社.
田中共子編,2009,『よくわかる学びの技法[第2版]』ミネルヴァ書房.
木下是雄,1994,『レポートの組み立て方(ちくま学芸文庫)』 筑摩書房.
174
・本ゼミの加入に当たっては、下記のクラスポリシーを尊重することが求められます。(1)主体的に
探究し、各々が「オンリー・ワン」を目指す。
(2)人や社会の役に立つ学習・研究をする。
(3)互い
に学び合い、全員でよい成績を修める。
・受動喫煙を防止し、安全な学習環境を維持する観点から、禁煙を推進します。喫煙者で、本ゼミへの
加入を希望する者は、禁煙外来への通院などを通して、禁煙に努力することを誓約していただきます。
担当教員も、禁煙をサポートします。
・予習をせずに授業に参加することは認めません。この場合、退室を命じます。
・ゼミ加入の選考に当たっては、まず、面接時に提出された書類で判断します。それで判断がつきかね
る場合は、成績(GPA)で判断します。
・応募に際して、所属コースは問いません。
政策演習(3年)//川村
隆子/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
卒業論文のテーマを探そう!!
【指導方針概要】
3 年生の演習は、卒業論文のテーマ探しです。
この演習は、法律の中でも民法を取り上げます。
民法は、身近な生活のルールです。
「ネットで買った商品に欠陥が・・・返品したいが連絡がとれない…」
「バイト先で、お客さんにケガをさせた。誰に責任が…」
「お隣さんの栗の木が垣根を越えて、私の庭に栗の実が散乱… 迷惑…」
「近所のペット犬の鳴き声と悪臭がひどくて…」
「近くの子供が新車にキズをつけた。親は知らないと…、誰に責任が…」
日常のトラブルは尽きることはありません。
このようなトラブルから、身近なルールである民法や、その他の関係する法律、
さらには、判例や学説を使って、合理的に解決する法的思考を得ることを
目指します。
そして、
4 年生では、3 年生で学んだことや、考えたことを論文としてまとめて、
卒業論文を作成することになります。
【学生に対する希望事項】
法律に対する知識は初心者でもよいが、
積極的に法律(民法など)を学びたい学生、または、法律に興味のある学生が
演習を履修することが望ましい。
175
政策演習(3年)//井澤
知旦/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
地域政策論・都市政策論、すなわち都市や地域の抱える課題はなにか、具体的な事象に目を向けながら、
その課題解決に向けた政策の立案イメージを深めます。そして卒業論文のテーマ設定につなげていきま
す。
【指導方針概要】
地域づくり・まちづくりの政策とは何かを学びます。産業、文化、観光、環境、地域空間などの分野
や活性化、再生、創出などのテーマなど、その切り口は多様です。
そこで、政策課題の基礎編(参考文献・事例文献等)を学ぶとともに、実践編として今の都市や地域
(あなたが住んでいる都市や地域を取り上げてもよし、情報を持っている都市や地域でもよい)で、様々
な情報源をもとに何が課題なのかを整理し、評価を行うことで課題を抽出します。
さらにゼミ生全員で現地に出て行って、現状や課題を肌で感じとったり、地域の人々に話を聞き取っ
たりしながらまとめていきます。机上ではわからないことも現地を見ればわかることが多いことに気づ
くはずです。
現場意見を持ち寄り、チームでディスカッションしながら政策課題としてまとめ、その課題解決のた
めの政策立案を行っていきます。それを皆の前でプレゼンテーション(発表)してもらいます。プレゼ
ンのあり方も学びます。
秋学期では、4年生でまとめる卒業論文のテーマ設定とその中間報告的論文をまとめていきます。
【参考図書】
「都市の本質とゆくえ」宮崎洋司・玉川英則 鹿島出版会 2011
「成長主義を超えて」矢作弘・小泉秀樹 日本経済評論社
2005
「デフレの正体」藻谷浩介 角川書店(岩波 one テーマ 21)2010
「人口減少時代の大都市経済」松谷明彦 東洋経済 2010
「名古屋の品格」岩中祥史 学習研究社(学研新書)2008
「中部を創る」中部産業・地域活性化センター・伊藤達雄編著 中日新聞社
このうち最低1冊を読んでください。
2010
【テキスト】
ゼミの時間に、その都度、資料を提供したり、参考図書を指示したりします。
【学生に対する希望事項】
政策演習に受動的でなく、能動的・積極的に参加することが、自分自身の成長を促します。
積極的な参加が楽しい演習につながっていきます。参加メンバー同士で刺激しあいながら成長していき
たいものです。
とりわけ都市やまち・むらに興味ある方は歓迎します。
176
政策演習(3年)//玉川
貴子/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
社会学的な視点から現代社会に生起する諸事象を見ていく
【指導方針概要】
春学期では、社会学的な視点から現代社会における諸事象を学ぶことを目指す。テキスト『図解 社会
学のことが面白いほどわかる本』の 1 節について、毎回学生が発表レジュメをまとめ、その内容をもと
に学生同士で議論してもらう。テキストについては、前もって発表者に教員からコピーを渡す。
また、テキストの中で取り上げられたテーマをもとに、夏休み中は、各自(グループになることもあり)
でテーマを掲げ、それについて調べるという作業を行ってもらう。秋学期では、その成果を発表する時
間にあてる。
成績は、毎回の発表、議論への参加、夏休み中の課題、秋学期の発表などで総合的に評価する。どれか
一つでも怠った場合、単位は認定しない。
【テキスト】
『図解 社会学のことが面白いほどわかる本』 浅野智彦 中経出版 2010
【学生に対する希望事項】
毎回、必ず発表してもらうことを義務付けるので、その発表を怠る者については、単位を認定しない。
また、夏休み中の課題について取組まない者についても単位を認定しない。授業に対して真剣に取り組
むことができる者を希望する。
政策演習(3年)//西寺
雅也/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
「持続可能な地域社会づくり」について学ぶ
地域社会は多様でかつ解決困難な課題を抱えている。経済のグローバル化、それに伴う国内産業の空洞
化、あるいは人口減少時代(高齢社会化)に突入した中で、それぞれの地域がどうなっていくかが心配
されている。それを「持続可能な地域社会づくり」という観点から考え、「地域再生」の取組みを学ん
でいく。
困難な条件の中でも先進的な地域では様々な地域再生の努力が行われ、自らの地域の資源を最大限に活
かした個性的な地域社会づくりが行われている。そうした実例にあたりながら、これからの地域社会の
あり方をみていきたい。
また、東日本大震災、福島第一原発事故がもたらした問題点とこれからの日本のあり方について考える
【指導方針概要】
・テキストの他、さまざまな資料を通じて実際に行われている「地域再生」の事例等で現実の状況を知
り、課題解決の方策を学んでいく。
・身近な地域にについて、自ら進んで調査・研究することを目指す
・地方自治体の動きにも注目しながら、地域社会のこれからを考えるきっかけとする
177
【指定図書】
地域再生の新戦略 諸富徹(中公叢書)
都市の再生を考える1-8(岩波講座)
社会を変えるには 小熊英二(講談社現代新書)
3・11 から考える「この国のかたち」 赤坂憲雄(新潮選書)
【テキスト】
『地域再生の経済学-豊かさを問いなおす-』 神野直彦 (中公新書)
【学生に対する希望事項】
卒論の課題を自ら発見し、チャレンジできるよう積極的な学習を望みます
身の回りの課題から出発して、現在の「地域社会」が抱えている問題にアプローチする姿勢で臨んでも
らいたいと考えています。
自ら積極的に発言し、議論する姿勢で臨んでください
政策演習(3年)//山下
匡将/通年/4 単位/3 年次配当
【主題】
「政策演習(3 年)」では、
「卒業研究」の基礎研究を実施してもらいます。具体的には、自己の研究テ
ーマに対する研究計画書を作成し、関連文献の渉猟や調査・実験等の方法をもちいて、当該研究におけ
る仮説の検証および結果の考察をしてもらいます。
また、3 年次は、就職活動が本格化する時期となります。履歴書やエントリーシートなどの添削を通
じて、自己の卒後進路について具体化してもらうとともに、“文章の書き方”について学んでもらいま
す。
【指導方針概要】
ゼミナール形式による講義の主役は、
「学生」です。学生には、
“受け身”ではなく、自らの意志を持
って課題に取り組む“積極的な”姿勢を求めます。したがって、学生自らが設定した目標について、あ
くまで“(その達成を)支援する”という方針でゼミ活動を運営していきます。
また、少人数での活動となりますので、ゼミメンバー同士の交流を深めてもらいたいと思います。
【テキスト】
使用しない ※講義毎にプリントを配布します。
【学生に対する希望事項】
「主題」および「指導方針」をよく理解したうえで、履修してください。
政策演習(4年)//藤井
信秀/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
会社法及び手形・小切手法上の諸問題
178
【指導方針概要】
企業には個人企業と共同企業がある。共同企業の中で最も重要なものが会社という組織である。会社
には持分会社(合名会社と合資会社と合同会社)と株式会社がある。これに対して、手形・小切手は主
に商人間の取引の決済手段として利用されている。決済手段としては、他に口座振り込みなどが発達し
てきているが、手形・小切手は、現在でも依然として重要な地位を占めている。この二つの領域の中の
重要な問題を勉強していきます。
テーマごとに論文または判例を一人一人に割り当てて発表してもらいます。またそれをレポートにし
て提出してもらいます。一年に二回ほどの発表を予定しています。各ゼミの時間では発表された内容に
従って全員で議論を進めていきます。全員が積極的に発言し議論をすることにより、法律の知識や法律
的な思考方法が身に付きます。
【テキスト】
テキストはゼミが開始後、こちらから配布するか、あるいは指示をして購入してもらいます。
【学生に対する希望事項】
当然のことですが、法律特に商法に興味のある学生であること。毎回必ず出席すること。十分な予習
をして出席すること。勉強以外のゼミの行事にも必ず出席すること。以上のことを学生に対して希望し
ます。
面接の結果と成績とで決定します。特に所属コースを問わない。ただし、既に民法と商法関係の科目
を履修済みか、または、同時に履修できる者が望ましい。
政策演習(4年)//佐々木
健吾/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
経済学的な考え方で社会を理解すること
【指導方針概要】
3 年次に引き続き,同様のテーマでゼミを進める.ただし,4 年次演習は,卒業要件である「卒業論文」
の執筆を
最優先の目標とする.
各々が選択したテーマに従って,その都度報告を行ってもらう.報告に対して,わたしの方から質問や
改善などの
アドバイスを行い,卒業論文の完成につなげていきたい.
3 年次ゼミで既に伝えてあるように,4 年次には就職活動もあるため,先手先手で卒業論文の完成を目
指せるよう指導
していくので,そのつもりでいて下さい.
【テキスト】
『経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには』 大竹文雄 中公新書 2005 年
『ヤバい経済学』 スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー 東洋経済新報社 2007
179
年
『ねじれ脳の行動経済学』 古川雅一 日経プレミアムシリーズ 2009 年
『実践行動経済学』 リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン 日経 BP 社 2009 年
【学生に対する希望事項】
積極的かつ協力的な学生さんを期待します
政策演習(4年)//荻原
【主題】
近現代の政治理論
隆/通年/8 単位/4 年次配当
-政治社会と規範-
【指導方針概要】
近現代の代表的な政治理論・思想をとくに規範的原理という観点から考察する。すなわち、自由・平等・
平和・公正・民主主義といった主要な政治社会的原理の変遷をたどりつつ、その現代的意味を分析しな
がら、よりよき政治社会あるいは人間と自然の関係について、学生諸君とともに考えてみようとするも
のである。最初はこういう視点から書かれた啓蒙的な書物を読むことから始める。
欠席や遅刻の多い者には、単位を認定しないことがあるので注意すること。
【テキスト】
『自由主義の再検討』 藤原保信 岩波新書 1993
『二十世紀の政治理論』 藤原保信 岩波書店 1991
【学生に対する希望事項】
演習の内容に興味があり・学習意欲を持った学生を希望する。自発的勉強をかなり要求するので、あら
かじめ覚悟しておくこと。
選考は、簡単な面接をして、意欲の程度によって決めたいと思っている。成績も参考にする。特に所
属コースを問わない。
180
政策演習(4年)//小林
甲一/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
大きな「学問的」テーマは、
「現代経済社会システムと総合社会政策の課題」ですが、具体的には「社
会保障の現状と課題」をテーマに研究します。
【指導方針概要】
1.現代の「経済社会システム」がもっている特徴や問題について幅広い視角か ら見つめ、その政策
課題や解決策について「総合社会政策」的視点に立って しっかりと考えられる能力が身につくように
指導します。
2.3年次の春学期は、とにかく問題意識を広げ、さまざまな問題により大きな関心をもつようになる
ことを主眼に、テーマに関連する文献や資料に触れ、その内容を理解します。3年次を通して、社会保
障入門プリント:「社会保障の概観」
、社会保障のより専門的な資料、テキスト『高齢社会と福祉社会』
(高菅出版)および現代の経済社会システムや政策課題に関する資料などを読み進めていきます。ゼミ
の時間では、グループや個人ごとに発表したり、グループ単位・全員参加で積極的な質疑応答や議論を
します。そして、3年次の秋学期には、テキストの輪読やさまざまな政策課題に関する理解を深めなが
ら、各自の研究テーマを決め、研究報告書の作成に向けて指導します。特に、この段階では、全員が4
年次の「卒業論文」の研究に取り組める問題意識と力が身につけることができるよう指導します。また、
就職活動の準備をし、経済社会全般に関する基礎知識を広げるために、日本の経済社会や経済学の基礎
に関する教材を取り上げて、みんなで考えたりすることもあります。
3.この政策演習は、引き続き4年次でも履修してもらいます。4年次の春学期には、3年次と同様に
ゼミのみんなで現代経済社会のさまざまな問題やこのゼミナールのテーマに関連する政策課題につい
て研究を深めるとともに、自分の「卒業論文」のテーマを決める作業を進めます。そして、4年次の秋
学期では、卒業論文テーマの再確認からスタートし、その基本構成や基本内容の作成、論文の執筆とい
うかたちで卒業論文が完成できるよう指導していきます。
【テキスト】
未定。ゼミの時間でその都度指示します。
【学生に対する希望事項】
3年次・4年次の2年間を通して、学習、宿題、発表、卒業論文の研究そして課外活動などさまざまな
ゼミ活動への主体的参加を希望しています。特に、発表やディスカッションで自分の意見を積極的に表
明する学生を望んでいます。もちろんですが、無断欠席は認めません。
応募書類の内容と面接の結果でもって選考します。
政策演習(4年)//十名
直喜/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
主題:自分らしく働き生きる
自分らしく生き、働くとは何か。それを考えることが、何かと難しいご時世になっている。しかし、
181
そういう時代であるからこそ、基軸をしっかり見つめておかないと、仕事も人生の意味も見えにくくな
ってしまう。就職活動に直面するシビアな中でこそ、考えることができるであろうし、学生時代最後の
チャンスになるであろう。
【指導方針概要】
ゼミナールでは、ゼミ生の自由な討論や提案をできるだけ引き出していく。自らの視点や発言を大切
にして、社会経済の動向とその本質をつかんでいく意欲と資質を持つ学生、とくに、名古屋圏の産業と
経営に対する高感度の学生を育てていきたい。
早い段階から、各自の関心事ややりたいテーマは何かをクリアーにするように指導し、それを追究す
る姿勢とノウハウを学ぶ。やる気のある学生は、3年次の間に卒論を仕上げ、3年次の早い段階からか
ら就職活動のあり方とノウハウを学び、困難性を増す就職活動を有利に展開できるようにバックアップ
する。
【テキスト】
『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン―』 野村
進 角川書店 2006年
【学生に対する希望事項】
社会と人間、そして自分の人生と生き方に関心を持ち、ゼミナール活動に主体的・積極的に参加して、
皆でワイワイと楽しみつつも真摯に学んでいく意欲があること。ゼミナールを盛り上げてくれる人、楽
しくリードしたり、企画したりできる人を歓迎する。
また、社会に出てからの生き方にも役立ち、なつかしく残る交流体験や関係が持てる場をつくりだし
ていく人を希望する。
選考は、面接を行い、人物・関心・熱意・成績などを総合的にみて、決めたい。特に所属コースを問
わない。
政策演習(4年)//水野
晶夫/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
熱田の観光まちづくりに関する実践研究および卒業研究指導
【指導方針概要】
ゼミの内容は、
(1)卒業研究指導
(2)熱田の観光まちづくりに関する実践研究
です。
(1)経済や政策に関する本人希望テーマを尊重し、卒業論文の指導を行う。
(4)熱田神宮には年間 600 万人以上もの参拝客がいるが、周辺地域へのしみだしはほとんどない。
また、宮の渡しなどの観光スポットも魅力が低い。そこで、ゼミでは熱田の魅力発見の調査研究を行い、
熱田の魅力づくりや観光まちづくりに貢献したい。
182
【学生に対する希望事項】
応募に際して、所属コースを問わない。
政策演習(4年)//大石
邦弘/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
日本経済の現状を多様な側面から研究します。
【指導方針概要】
政策演習(4 年)では、卒業論文の作成が求められます。3 年次の研究報告書のテーマを踏襲する、もし
くは心機一転全く新しいテーマに挑戦する。どちらでも構いません。みなさんにとって大学生活最後の
1年間なのですから、自分のやりたいテーマ、もっと深く研究していみたいテーマを研究してみてくだ
さい。
春学期よりテーマ設定と各自の報告が始まりますが、就職活動と並行しての作業となり結構ハードな
1 年となるでしょう。自分の時間を有効に使い、そして積極的にゼミ活動に参加してほしいと思います。
【テキスト】
学生諸君と相談のうえ、決定します。
また、パソコンは毎回持参してもらうかもしれません。
【学生に対する希望事項】
政策演習は講義ではありません。学生諸君の自発性かつ積極さを期待します。また、年間を通じて何
回か発表をしてもらいます。そのために、教員も皆さんを全面的に支援します。なお、無断欠席及び遅
刻は厳禁です。
選考は、面接を行ったうえで、決定します。特に所属コースを問いません。
政策演習(4年)//松本
浩司/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
卒業論文を完成させ、プレゼンテーションスキルを向上させる
【指導方針概要】
本ゼミでは、3年次での学習を踏まえて、卒業論文を完成させることを目指します。また、プレゼン
テーションスキルを向上させることも目指します。
「経済学部演習規則」では、卒業論文は12000字以上と定められています。本ゼミでは、卒業論
文には、引用・参考文献を20件以上記載することが求められます。卒業論文の提出期限は、12月最
後の授業時です。
授業では、卒業論文を完成させるための指導を行います。この指導には、中間成果発表、ピアレビュ
ー(受講生同士がレポートを添削し合うこと)を含みます。
183
春学期末には、3年のゼミ生に向けて、中間発表会を行います。1月には、卒業論文を基に、3年の
ゼミ生に向けて、プレゼンテーションをしてもらいます。
本ゼミでは、原則として、経済学部卒業研究発表会に全員がエントリーします。
成績については、卒業論文50%、プレゼンテーション50%(うち、中間発表会15%、卒業研究
発表会15%、最終プレゼンテーション20%)とします。なお、3年次の成績と4年次の成績とを総
合した成績が、本科目「政策演習」の最終的な成績となります。
遅刻(授業開始時刻の15分後以降)・欠席については、担当教員が判断する「合理的な理由」がな
いものについて、1回につき成績から 10 点減点します。また、出席しても、積極的に授業に参加しな
い場合は、欠席とみなします。左記に関わらず、中間成果発表やプレゼンテーションにおいて、自分の
発表する回に、担当教員が判断する「合理的な理由」のない遅刻・欠席(出席するが発表しない場合も
含む)については、1回につき成績から 20 点減点します。
【テキスト】
特になし
【学生に対する希望事項】
・下記3冊は、松本担当の基礎セミナーの教科書としたものです。本ゼミの加入希望者は、ゼミが始ま
るまでに指定図書を必読してください。
世界思想社教学社編,2010,『大学生になる前に知っておきたいこと』教学社.
田中共子編,2009,『よくわかる学びの技法[第2版]』ミネルヴァ書房.
木下是雄,1994,『レポートの組み立て方(ちくま学芸文庫)』 筑摩書房.
・本ゼミの加入に当たっては、下記のクラスポリシーを尊重することが求められます。(1)主体的に
探究し、各々が「オンリー・ワン」を目指す。
(2)人や社会の役に立つ学習・研究をする。
(3)互い
に学び合い、全員でよい成績を修める。
・受動喫煙を防止し、安全な学習環境を維持する観点から、禁煙を推進します。喫煙者で、本ゼミへの
加入を希望する者は、禁煙外来への通院などを通して、禁煙に努力することを誓約していただきます。
担当教員も、禁煙をサポートします。
・予習をせずに授業に参加することは認めません。この場合、退室を命じます。
・ゼミ加入の選考に当たっては、まず、面接時に提出された書類で判断します。それで判断がつきかね
る場合は、成績(GPA)で判断します。
・応募に際して、所属コースは問いません。
政策演習(4年)//川村
隆子/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
卒業論文を完成させよう!
【指導方針概要】
最終学年の演習の目標は、卒業論文の完成です。
3 年時に決めたテーマに従って、多くの文献や判例を参考に
研究、考察します。
184
そして、
研究考察で考えたことを、論文としてまとめ、
卒業論文を作成します。
【学生に対する希望事項】
就活も大変ですが、
その中でも、しっかり学生としての研究時間を作り、
卒業論文に取り組んでください。
政策演習(4年)//井澤
知旦/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
地域政策論・都市政策論、すなわち都市や地域の抱える課題はなにか、具体的な事象に目を向けながら、
その課題解決に向けた政策を立案していきます。それをまとめて卒業論文としていきます。
【指導方針概要】
3 年生の政策演習を踏まえて、4 年生の政策演習では具体的な地域づくり・まちづくりの政策を検討し
ていきます。政策テーマの切り口は多様です。自分自身に合ったテーマを探し出し、それを深めていく
ことになります。春学期は主にみんなと一緒に議論しながら、個々人で卒業論文の作成に取りかかり、
秋学期には主に個別指導を中心に卒業論文をまとめていきます。
【参考図書】
「都市の本質とゆくえ」宮崎洋司・玉川英則 鹿島出版会 2011
「成長主義を超えて」矢作弘・小泉秀樹 日本経済評論社
2005
「デフレの正体」藻谷浩介 角川書店(岩波 one テーマ 21)2010
「人口減少時代の大都市経済」松谷明彦 東洋経済 2010
「名古屋の品格」岩中祥史 学習研究社(学研新書)2008
「中部を創る」中部産業・地域活性化センター・伊藤達雄編著 中日新聞社
このうちもう1冊を読んでください。
2010
【テキスト】
ゼミの時間に、その都度、個々人の卒業論文のテーマにあった資料を提供していきます。
【学生に対する希望事項】
・政策演習では、自分自身の関心のあるテーマを設定する必要がありますので、日頃より考えておく必
要があります。そのテーマを深掘りするために、現場での視察やヒアリングを行うこともあり得ます。
これまでも(2 年生や 3 年生のシラバスに)記述してきたように政策演習では、能動的・積極的に参加
することが、自分自身の成長を促しますし、卒論のまとめにもつながっていきます。積極的参加が楽し
い政策演習につながっていきます。一緒に創り上げていきましょう。
・なお、インターネットや書籍からのコピー&ペーストで卒業論文を構成することは認めません。
・卒論では新たな知見を見出すことが期待されます。
185
・卒業論文の取り組み姿勢と卒業論文の量質で成績評価を行います。
政策演習(4年)//西寺
雅也/通年/8 単位/4 年次配当
【主題】
日本の社会は様々な困難に直面している。特に地方においては持続可能性を脅かすような地域課題を抱
えている。そのため「持続可能な地域社会づくり」という視点から、これからの地域社会を考えていく。
多治見市長として 12 年間勤めた経験から現場でどのようなことが展開されているかを伝えていきたい。
地域社会は多様でかつ解決困難な課題を抱えている。経済のグローバル化、それに伴う国内産業の空洞
化、あるいは人口減少時代(高齢社会化)に突入した中で、それぞれの地域がどうなっていくかが心配
されている。それを「持続可能な地域社会づくり」という観点から考え、「地域再生」の取組みを学ん
でいく。また、こうした困難な状況の中でもまちづくりに取り組んでいる自治体などの事例を学ぶこと
ができるようにゼミを展開していく
【指導方針概要】
・テキストの他、さまざまな資料を通じて実際に行われている「地域再生」の事例等で現実の状況を知
り、課題解決の方策を学んでいく。
・身近な地域にについて、自ら進んで調査・研究することを目指す
・地方自治体の動きにも注目しながら、地域社会のこれからを考えるきっかけとする
【指定図書】
地域再生の新戦略 諸富徹 (中公叢書)
都市の再生を考える1-8(岩波講座)
【テキスト】
『地域再生の経済学-豊かさを問いなおす-』 神野直彦 (中公新書)
【学生に対する希望事項】
卒論の課題を自ら発見し、チャレンジできるよう積極的な学習を望みます
身の回りの課題から出発して、現在の「地域社会」が抱えている問題にアプローチする姿勢で臨んでも
らいたいと考えています。
自ら積極的に発言し、議論する姿勢で臨んでください
金融論入門//松原
克正/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
186
財政学入門//水田
健一/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
財政とは、国家あるいは政府の歳入・歳出活動をいう。歳入活動としては、租税徴収、貨幣発行、罰
金徴収、手数料徴収、公企業収入などがあり、歳出活動としては、政府消費、政府投資、移転支出、補
助金などがある。政府はこれらの政策手段を用いて、資源の効率的配分、所得分配の公平性、経済の安
定という三つの目標を達成しなければならないといわれている。政府の政策手段と政策目標の間には、
手段と目標の最適な組み合わせ、手段の非有効性、目標設定といった問題が存在する。財政学はこのよ
うな問題の解答を探す学問分野である。
本講義では、最初にわが国の財政の仕組みについて説明した後に、予算の概要や予算課程についての
説明を行う。次いで、所得、資産、および消費に対する課税の制度的側面を説明する。さらに、公債発
行や赤字財政に関わる諸問題についても考察を深める。最後に地方財政ならびに国と地方の財政関係に
ついて解説する。
【学習到達目標】
・財政の役割と、日本の財政制度の大枠を理解する。
・1990 年代以降のわが国の財政赤字の累増とそれをもたらした政治経済学的要因について理解する。
・わが国の予算や租税の制度的側面について基礎的な理解を得る。
・プライマリー・バランスや財政の維持可能性など、財政問題を時間軸に沿って理解する。
【履修上の注意】
・1 年次のミクロ経済学入門とマクロ経済学入門の理解を前提とする。
・講義中の私語・携帯電話の使用・教室徘徊など、諸々の他人の迷惑となる行為は厳禁とする。これら
の行為が甚だしい場合は、注意の上、減点対象とする。
・関連科目として、経済・政策両学科とも配当されている経済政策論と、経済学科の学生のみに配当さ
れている公共経済学も並行履修すると、学習効果の向上が見込めよう。
・指定するテキストは必ず購入して、授業時に持参すること。試験間際にテキストを入手できず試験の
準備ができなくなっても、その結果は自己責任とします。
・テキストの内容の一部については講義ノートをCCS上にアップロードして受講者の便宜を図ってい
る。CCS(教材ダウンロード)にアップしてある「講義ノート」をダウンロードして、該当部分をプ
リントアウトしたものを授業時に持参すること。
・CCS(教材ダウンロード)にアップしてある講義ノートには作図を載せていないので、作図部分は
テキストを確認してほしい。
・毎回授業中に当日の授業内容に関する問題を出すので、授業後、CCS の MinutePaper でその回答を
提出していただく。授業の出席確認は、MinutePaper への解答を確認することによって行う。Minute
Paper での解答により確認した出席結果は、CCSの「出席状況」には反映されないので注意すること。
CCSの「出席状況」は、教室への入退出時の学生証の機械読み取りを、機械的に反映しているだけな
ので、この授業では利用しない。出席の確認は、あくまでも MinutePaper の解答に基づいて行う。
【事前準備学習】
1 年次のミクロ経済学入門、マクロ経済学入門の授業内容を十分復習し、両授業のテキストの内容を理
解する。
現在の日本の財政の状況と、その諸問題について、財務省のウェブサイトを読み、調べておく。
CCS のコア6の、2 年次(2012 年 11 月)のテーマ「年金制度と国税」の 60 題の問題にトライして、
全問の解答を行う。
187
【教科書】
使用する教科書は現在のところまだ未定です。使用する教科書は、第 1 回目の授業時に発表します。ま
た、3 月中に使用する強化 h そが決まれば、このシラバス画面に記載します。ちなみに、2012 年度に使
用した教科書は、
釣雅雄・宮崎智視 『グラフィック財政学』 新世社 2009 年 でした。
第 1 回目の授業時に指示された教科書は、翼館の教科書販売所(または丸善売店)で、必ず購入するこ
と。
【参考書】
『財政 第 3 版 (現代経済学入門)
』 井堀 利宏 岩波書店 2008
『財政学 第 3 版 (新経済学ライブラリ7)
』 井堀 利宏 新世社 2006
『財政読本 第 6 版』 井堀 利宏/ 土居 丈朗 東洋経済新報社 2001
『グラフィック財政学』 釣雅雄・宮崎智視 新世社 2009
『基礎コース 財政学 第 3 版』 林宜嗣 新世社 2011
【評価方法】
期末試験 60%
平常点(出席・課題の提出・授業態度)
40%
【講義テーマ】
1 回 プロローグ: 授業予定、授業方針の説明
2 回 財政の仕組み
3 回 予算課程
4 回 予算のなかみ
5 回 租税制度の概要
6 回 所得への課税:所得税と法人税
7 回 消費・資産への課税とその他の租税
8 回 財政の時間軸
9 回 プライマリー・バランスと財政収支
10 回 政府債務とその償還
11 回 政府債務の維持可能性
12 回 地方制度と地方財政
13 回 地方の歳入と歳出
14 回 地方財政収支と財政再建
15 回 授業の総括および試験
国際経済学入門//史
他
念/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
国際経済学の入門として,最低限必要な事項を幅広く説明します.
そもそも国際経済学はヒト,モノ,カネの国際的な流れに注目した学問です.
扱われるトピック(国際経済問題)もとても幅が広くなります.
188
現代では多くの新聞記事の中にこうした問題を見つける事ができるでしょう.
国際経済学で扱うべき主要な問題(分野)をいくつかに類型化するならば,
(1)自由な交換・取引からの利益は?
(2)貿易パターンの決定は何によって決まるか?
(3)保護主義と貿易政策の効果
(4)国際収支の決まり方と不均衡
(5)為替の相場制度と相場の決定
(6)財政金融政策,国際政策協調
(7)国際的な資本の流れ
のようにまとめられるでしょう.
これらの問題を扱う為に,国際経済学には2つのアプローチ:
・財やサービスの実物取引を扱う,国際貿易理論
・資本取引を含む対外マクロ経済を扱う,国際マクロ(金融)理論
が用意されています.
この国際経済学入門という講義では,とりわけ上記の2つの理論の対象または前提となるような,現
実の経済を詳細な例を題材にして眺めます.
その際に,皆さんの頭の中で特に意識してもらいたい事は
・身の回りのものがどこの国で作られたものなのか
・最近の素材価格の高騰に興味を持つ
・国際経済の制度の移り変わりと世界の歴史
・食料自給率とは?
といった事柄です.
厳密で詳細な理論(考え方)は秋学期開講の展開科目,国際経済学にて展開されます.
この入門科目を履修した学生は是非とも国際経済学も合わせて履修する事を強く薦めます.
本講義の大まかな流れは次の通りです.
まずは国際貿易編では,世界の貿易を行われている現状を調べた上で,そもそもなぜ各国は貿易を行う
のだろうか?という根源的な問題について考えて行きます.
そこでは ``比較優位''という非常に重要な概念が説明されます.
次に,貿易体制編では,実際の世界各国の貿易がどのようなルールに乗っ取って行われるのか,につ
いて学びます.
戦後の国際経済体制の変遷を眺めつつ,GATT/WTO の基本理念がなぜ必要なのか,について説明しま
す.
実際のいくつかの貿易政策についても説明があるでしょう.
最後に,通貨体制編では,国際金融に関わる基礎知識として,戦後の国際通貨体制の変遷を眺めなが
ら,為替制度について学びます.
また,国際収支表の読み取り方,経常収支の黒字と赤字の意味する事をマクロの視点から説明します.
【学習到達目標】
国際経済にまつわる以下の誤解を打破する事が目標.
1.自由貿易により経済は打撃を受けてしまうのか
189
2.輸出が増えると良くて,輸入が増えると悪い?
3.外国資本を受け入れつつ,輸出を伸ばす事が出来るのか?
これらの誤解を解く為には,1.比較優位の概念,2.貿易制限の効果,3.国際収支の3点セットを
理解する必要がある.
【履修上の注意】
真面目に授業に出席すること。
【事前準備学習】
予習と復習をきちんとすること。
【教科書】
『セミナール国際経済入門』 伊藤元重
【参考書】
『国際経済入門』 伊藤元重
【評価方法】
平常点とレポートで総合評価する。
平常点に、出席率と学習態度が含まれる。
【講義テーマ】
1 回 講義について説明
2 回 国際経済について
3 回 国際経済学の基礎知識(1):国際収支表
4 回 国際経済学の基礎知識(2)
5 回 国際貿易について
6 回 国際貿易理論(1)
7 回 国際貿易理論(2)
8 回 国際貿易と外国為替レート
9 回 各国の貿易政策
10 回 外国直接投資(1)
11 回 外国直接投資(2)
12 回 外国直接投資(3)
13 回 国際金融(1)
14 回 国際金融(2)
15 回 レポート作成指導
経済史入門//名城
邦夫/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
世界史を二つの視点から分析し、現代経済社会の理解にまで至ることを目指したい。まず第一の視点は、
各国史の独自の発展を認め、各国社会経済発展自身の自主的発展とその生産力の上昇が歴史発展の推進
190
力とみなす認識方法である。このような認識方法では特に、それぞれの社会の階級関係が大きな意味を
持ち、それを基礎に社会構成が決定され、質的に異なる国民経済の同時的存在を現代社会の状況と理解
するものである。一言でいえば不均等発展の同時存在から中心地域の硬直化による他地域への技術と生
産力の移転による覇権国の交代を想定するものである。第二の視点は、経済発展の基本的推進力は商品
貨幣経済の発展拡大によって達成されるという認識方法をとるものである。各地域さらには各国の経済
発展は外部の流通過程、具体的には商品貨幣経済の展開によって達成されるとする立場である。本講義
では両者の視点を念頭に置き、さらに近年のグローバルヒストリーの視点も参考にしつつ、地域と外部
世界のインパクトとレスポンスの関係を基本とし、世界史的に把握する立場から古代から第二次世界大
戦後のヨーロッパ統合とアメリカの覇権の衰退に至る現代までの経済史の発展過程を概観する。前半で
はその内、西ヨーロッパにおける産業革命までの時期を論ずる予定である。後半では産業革命以降のヨ
ーロッパ、アメリカ、日本経済史上の重要事項を講義する。資本主義世界経済システムのイギリスによ
る覇権の成立について説明し、それが、ドイツ、アメリカによって挑戦を受け、第一次、第二次世界大
戦を経て、アメリカの覇権への移行の過程を述べる。20 世紀初頭の大衆社会の実現とファシズムの成立、
さらには第二次世界大戦後のアメリカンシステムの確立を述べ、つづいて 1990 年代以降のその動揺と
そこから展望される 21 世紀世界について展望する予定である。
【学習到達目標】
西ヨーロッパにおける市場経済の成立と発展過程の概要を理解し、さらに、資本主義市場経済の基本的
特徴と現代資本主義の特徴について理解するように努める。21 世紀に入った現代社会を 16 世紀以降の
グローバリゼーションの一環ととらえ、その変革の可能性について学習する。
【履修上の注意】
毎回アンケートを取り、テーマごとに小テストを行う予定である。講義の予習、基礎学力を養うため
に自学自習を行ってもらう予定である。
【事前準備学習】
世界地図であらかじめヨーロッパ、アジア、アメリカの歴史地図を古代、中世、近世、近代、現代の経
済に関する頁を中心に見ておくこと。高校世界史の用語集を用意し、封建制、地理上の発見、商業革命、
オランダ共和国、イギリス絶対王政、市民革命、農業革命、産業革命、近代資本主義、フォードシステ
ム、独占資本主義の項目を読んでおくこと。
【教科書】
教科書は使用しない。
【参考書】
『経済史入門』 岡田泰男 慶應義塾大学出版社 1999 年
『ドイツ社会経済史』 F-W・ヘニング著柴田秀樹訳 ドイツ社会経済史
参考書は講義中に逐次指示する。
【評価方法】
試験 50% 平常点 40%(アンケート内容 20%
工業化前のドイツ 1998 年
小テスト 20%)、自学自習による評価 10%
191
【講義テーマ】
1 回 経済史とは何か
2 回 ヨーロッパ封建社会の特徴
3 回 ヨーロッパにおける荘園制の成立と発展
4 回 中世都市の成立
5 回 中世都市の発展と農村の変化
6 回 中世商業革命と市場経済の成立
7 回 貨幣信用経済の発展
8 回 中世世界経済と教皇庁の役割
9 回 地理上の発見と資本主義世界経済の成立
10 回 商業資本主義の発展とロンドンの隆盛
11 回 絶対王政の成立とプロト・工業化
12 回 イギリス市民革命の歴史的意義
13 回 イギリス産業革命
14 回 イギリス資本主義の発展と20世紀の停滞
15 回 経済史の課題とまとめ
統計学入門//野村
益夫/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
経済学には、ミクロ経済学やマクロ経済学等の経済理論の体系がある。これらの理論が現実の経済現
象の説明として有効な力を持つかどうかを検討することは重要である。統計学や計量経済学の分野で開
発されたツールは、経済理論がどの程度現実の経済現象を説明できるのかを明らかにしてくれる。従っ
て、統計学は経済等の現実のデータを分析する道具である。統計学は記述統計と推測統計の2つの部分
に分けられる。この講義で取り扱う記述統計は、学生諸君にとって非常に馴染みのある平均等の概念を
取り扱う。
まず、統計学の入門的なガイダンスを行い、経済データ等を図・表としてまとめる方法について講義
する。データを図にまとめる方法として度数分布を紹介して、度数分布の形状の特徴を示す統計量とし
て平均や分散等を紹介する。時間に余裕があれば、計量経済学の授業内容に関連するものとして正規分
布という確率変数を説明する。
この講義の発展した授業としては統計学や計量経済学がある。特に、計量経済学の履修を薦める。ま
た、授業は必ず出席することが単位取得の近道である。
【学習到達目標】
記述統計として、度数分布、平均、分散、標準偏差の概念を理解する。基本的な確率分布として、正規
分布を理解する。
【履修上の注意】
必ず出席すること。出席しないと、単位取得は困難である。
【事前準備学習】
数列、指数関数の知識につて、復習するのが望ましい。教科書を事前に購入するのが望ましい。
192
【教科書】
『基本統計学』 豊田利久・大谷一博・小川一夫・長谷川光・谷崎久志 東洋経済新報社
【参考書】
『新統計概論』 森田優三, 久次智雄著 日本評論社 1993.10
【評価方法】
原則として、100%試験で評価する。なお、平常点を考慮する場合もある。
【講義テーマ】
1 回 統計学とはなにか
2 回 数学の予備的準備(数列、指数等)
3 回 数学の予備的準備(数列の和、積分等)
4 回 度数分布の説明
5 回 度数分布の作成
6 回 平均等の統計量と度数分布
7 回 平均等の統計量の説明
8 回 平均の計算
9 回 ばらつきを表す統計量
10 回 分散と標準偏差の計算
11 回 確率変数と正規分布
12 回 正規分布と確率密度関数
13 回 正規分布表の使用方法
14 回 講義内容の確認
15 回 まとめ及び試験
マクロ経済学//秋山
太郎/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は「マクロ経済学入門」で学習した内容をさらに進め、基本的なマクロ経済学体系を学習する
ことにより、経済学において重要視される GDP、失業などの諸変数がどのように決定されるかについ
ての知識を習得することをその目的とする。講義は財政・金融政策が上記の変数にどのような影響を与
えるのか、実際これまでの日本経済においてどのような政策がなされ、どのような効果があったのかな
ど、理論と現実を関連付けながら進める。
繰り返しになるが、本講義は「マクロ経済学入門」をしっかりと学習していることを前提に進める。
よって、もし「マクロ経済学入門」の内容を忘れてしまった人は初回の講義までに復習しておいてもら
いたい。また講義計画はあくまで計画であるため、途中変更する可能性があることを事前に知らせてお
く。
経済学部に入学した以上、是非、本講義の内容は習得してもらいたい。講義は一方的には行わず、受
講生の反応や課題の出来具合を見ながらできる限り丁寧に進めるように工夫する。理解ができなかった
箇所は遠慮せずに質問に来て欲しい。できる限りのサポートをし、受講生の理解を助けるつもりである。
193
【学習到達目標】
マンデル・フレミング モデルを使った簡単なマクロ分析ができるようになること。
【履修上の注意】
講義中に私語をせずしっかりと学習に取り組める自信のある者のみの履修を歓迎する。
【事前準備学習】
マクロ経済学入門の内容をしっかり復習しておくこと。
【教科書】
特に指定しない。参考図書は随時、講義内で紹介する。
【評価方法】
試験 60 %
平常点
40 %
【講義テーマ】
1 回 復習:財市場の分析
2 回 投資関数と IS 曲線の導出
3 回 IS 曲線の性質
4 回 貨幣需要
5 回 貨幣供給
6 回 LM 曲線の導出とその性質
7 回 IS-LM 分析-財・貨幣市場同時分析-
8 回 IS-LM 分析-経済政策の効果-
9 回 IS-LM 分析の応用
10 回 IS-LM 分析のまとめと練習問題
11 回 為替市場
12 回 国際収支均衡
13 回 マンデル・フレミング・モデル(固定相場制)
14 回 マンデル・フレミング・モデル(変動相場制)
15 回 授業総括及び試験
マクロ経済学//阿部
太郎/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は「マクロ経済学入門」で学習した内容をさらに進め、基本的なマクロ経済学体系を学習する
ことにより、経済学において重要視される GDP、失業などの諸変数がどのように決定されるかについ
ての知識を習得することをその目的とする。講義は財政・金融政策が上記の変数にどのような影響を与
えるのか、実際これまでの日本経済においてどのような政策がなされ、どのような効果があったのかな
ど、理論と現実を関連付けながら進める。
繰り返しになるが、本講義は「マクロ経済学入門」をしっかりと学習していることを前提に進める。
よって、もし「マクロ経済学入門」の内容を忘れてしまった人は初回の講義までに復習しておいてもら
いたい。また講義計画はあくまで計画であるため、途中変更する可能性があることを事前に知らせてお
194
く。
経済学部に入学した以上、是非、本講義の内容は習得してもらいたい。講義は一方的には行わず、受
講生の反応や課題の出来具合を見ながらできる限り丁寧に進めるように工夫する。理解ができなかった
箇所は遠慮せずに質問に来て欲しい。できる限りのサポートをし、受講生の理解を助けるつもりである。
【学習到達目標】
マンデル・フレミング モデルを使った簡単なマクロ分析ができるようになること。
【履修上の注意】
講義内容は、知識を一つ一つ積み上げていくようなものであるので、欠席が多いと単位取得が困難にな
る場合があることに注意すること。
【事前準備学習】
特にない。
【教科書】
『新版 マクロ経済学』 中谷武他 勁草書房 2009
【参考書】
『マンキュー入門経済学』 N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2008
【評価方法】
目安:期末試験 80%、平常点 20%
【講義テーマ】
1 回 はじめに
2 回 国民所得統計 1-ストックとフローなど
3 回 国民所得統計 2-三面等価の原則など
4 回 財市場の分析 1-消費関数など
5 回 財市場の分析 2-乗数など
6 回 財市場の分析 3-財政政策について
7 回 金融市場の分析 1-貨幣など
8 回 金融市場の分析 2-日本銀行の金融政策について
9 回 金融市場の分析 3-貨幣需要について
10 回 金融市場の分析 4-金融市場の均衡について
11 回 IS-LM分析 1-基本
12 回 IS-LM分析 2-応用
13 回 マンデル・フレミング モデル 1-基本
14 回 マンデル・フレミング モデル 2-応用
15 回 まとめ及び試験
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ミクロ経済学//黒田
知宏/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
経済における合理性(便益と費用の比較)がいかに大切であるか,に重点を置いて以下の 3 点を明らかに
する.
・生産の効率性はどのようにして達成されるか.
・消費選択の効率性はどのようにして達成されるか.
・市場における交換の利益はどのようにして生まれるか.
【学習到達目標】
受講上の到達目標は、市場均衡の効率性がなぜそれほど重要であるかを理解することです。
【履修上の注意】
●毎回講義後半に小テストを行います.(出席確認です)
●さらに追加で毎週宿題を出します.(平常点に加算します)
●1回でも講義を聞き逃すと追い付けなくなるので注意が必要.
履修前提科目: 1 年次のミクロ経済学入門の単位を修得していること.
並行履修推奨科目: マクロ経済学,経済政策論
関連科目: 国際経済学,財政学,現代経済学
【事前準備学習】
練習問題を繰り返し解くことで、ミクロ経済学に慣れ親しんでください。
【教科書】
『ミクロ経済学入門 (日経文庫)』 奥野正寛 日本経済新聞出版社 1990
新書サイズに必要最低限がコンパクトにまとめられており,必携である.
しかしながら,しっかり読もうとすると内容は意外と手強い.
講義で説明する板書と合わせてじっくり読むが吉.
【参考書】
『スタンダード経済学シリーズ ミクロ経済学』 林 敏彦 東洋経済新報社 1984
『ミクロ経済学』 奥野正寛編著 東京大学出版会 2008
『経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』 尾山 大輔,経済セミナー編集部編著 日本評
論社 2008
『ミクロ経済学I』 奥野正寛,鈴村興太郎 岩波書店 1985
林さんの教科書は古いが伝統的な主体均衡を学ぶには丁度良い.
奥野さんの東大出版会の教科書は最新の中級(学部上級)テキストの決定版.
特に,ゲーム理論や不完全競争,不確実性と情報の非対称性など最新のトピックに詳しい.
さらに上の大学院で通用する内容を求める場合は,岩波書店の奥野・鈴村が最高峰となる.
なお,高校数学が苦手という学生は,経済セミナー増刊から出ているものが良い.
【評価方法】
●期末試験では,ノートと教科書・参考書のみ持ち込みを認めます.
196
(1)試験100点満点中の素点を採用。
(2)平常点=15×(講義参加率)
最終成績は
(1)+(2)の合計点数が60点未満は無条件で不可(D)とします。
【講義テーマ】
1 回 入門のおさらい - 需要と供給,市場均衡,余剰概念,
2 回 需要関数と需要の価格弾力性,供給の価格弾力性
3 回 選好関係の仮定,効用関数と無差別曲線
4 回 予算制約下の効用最大化と需要関数,間接効用関数
5 回 所得変化,価格変化と消費選択
6 回 生産関数,等量曲線,PPF
7 回 利潤最大化と派生要素需要関数
8 回 費用関数と供給曲線
9 回 短期と長期の費用曲線
10 回 長期市場均衡(参入と退出)
11 回 生産経済の一般均衡,厚生経済学の基本定理
12 回 外部性と内部化
13 回 不確実性とリスク資産への選好
14 回 情報の非対称性
15 回 これまでの総括及び期末試験
ミクロ経済学//佐藤
律久/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本科目では、中級レベルのミクロ経済理論について講義します。より具体的には、ミクロ経済学の諸
理論の中でも比較的長い歴史をもつ、「消費者行動理論」・
「生産者行動理論」・「部分均衡理論」
・「一般
均衡理論」という四つの理論を取り上げます。
「消費者行動理論」
・
「生産者行動理論」は、一年次の「ミクロ経済学入門」で学んだ「需要」と「供
給」という概念の背後にある理論であり、これらを学ぶことで需要と供給の二概念について一段と深い
理解が得られるでしょう。また、「部分均衡理論」とは、一つの財の市場における「均衡」を分析する
ものであり、その基礎については「入門」ですでに学んでいるはずです。一方、
「一般均衡理論」は、
二つ以上の財の市場を同時に考え、それらの市場すべてが「均衡」する状態を分析するものです。これ
は「入門」では扱われなかった新しいトピックであり、「国際経済学」などの発展科目を学ぶ際には必
須の内容です。なお、以上の理論はいずれも「完全競争市場」を前提としたものです。これに対して「完
全競争の仮定が成り立たないケース」を対象としたミクロ経済学の諸理論は「ミクロ経済学2」で扱い
ます。
ミクロ経済学の諸理論は本来微分や積分をなどの数学を用いて構築されているものですが、本講義に
おいては、数学を用いた説明は最小限にとどめ、その代わりに図を用いた視覚的・直感的な説明を主体
とするつもりです。ただし、本科目の内容は「入門」と比べてより抽象的で難しいものになっています
197
ので、十分な理解を獲得するには相応の努力が必要です。なお、各回の講義の最後には演習問題を行い、
理解の確認を行う予定です。
【学習到達目標】
1.需要・供給曲線の背後にある消費者及び企業の最適化行動を簡潔なモデルに基づいて理解し,図解
によって説明できるようになること。
2.経済均衡における資源配分がどのような意味での「望ましさ」を備えているかをよく理解し、説明
できるようになること。
【履修上の注意】
1.入門段階のミクロ経済学を習得済みであること。
2.授業中の私語は慎むこと。注意しても改善が見られない場合には平常点を大幅に減ずる。
【事前準備学習】
1.「ミクロ経済学入門」で学んだ内容について一通り復習しておくことが望ましい。
2.一次関数や二次関数のグラフの見方を(一次関数については描き方も)復習しておくことが望まし
い。
【教科書】
教科書は特に使用せず、授業内容を要約したプリントを毎回配布する予定。
【参考書】
『基礎からわかるミクロ経済学[第 2 版]』 家森信善・小川光 中央経済社 2007 年
『今までで一番やさしいミクロ経済学』 小暮太一 マトマ出版 2012 年
『ミクロ経済学』 奥野正寛 東京大学出版会 2008 年
【評価方法】
期末試験:70%
平常点:30%
【講義テーマ】
1 回 消費者理論① 効用関数と効用最大化問題
2 回 消費者理論② 無差別曲線による分析
3 回 消費者理論③ 予算制約と最適消費
4 回 消費者理論④ 所得の変化と需要
5 回 消費者理論⑤ 価格の変化と需要
6 回 消費者理論⑥ 代替効果と所得効果
7 回 生産者理論① 総費用・固定費用・可変費用
8 回 生産者理論② 平均費用・平均可変費用・限界費用
9 回 生産者理論③ 利潤最大化生産量の決定
10 回 生産者理論④ 損益分岐価格・操業停止価格
11 回 部分均衡理論 消費者余剰と生産者余剰
12 回 一般均衡理論① 純粋交換経済における均衡
13 回 一般均衡理論② エッジワース・ボックス
14 回 一般均衡理論③ 厚生経済学の第一基本定理
198
15 回 まとめおよび試験
財政学//酒井
愛/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
政府は、公共事業や社会保障、教育サービスの提供などをおこなっており、またそのために必要な資金
を、税の徴収や公債の発行などで賄っています。このような政府の経済活動が財政であり、その活動を
経済学の用具を使って考察するのが財政学です。それでは、なぜ政府はみずから経済活動をし、民間の
経済活動に対して介入や規制をおこなうのでしょうか?政府による様々な経済活動はどのような効果
を持っているのでしょうか?また、それらをどのような基準で評価すべきなのでしょうか?この講義で
はそのような問題を経済学的に考察するための基礎(財政学の理論的側面)を学びます。
【学習到達目標】
・身の回りの財政問題を考察する際の基礎となる財政学の「考え方」を身につけること
・政府の現実の政策について判断する力を身につけること
【履修上の注意】
・新聞を読んだり、テレビニュースを見るなどして、現実の財政問題に関心を持つようにしてください。
・
「財政学入門」で学ぶ財政の制度面について理解していることを前提に講義を進めますので、
「財政学
入門」を履修していることが望ましいです。
【教科書】
教科書は使用しません。講義プリントを適宜配布します。
【参考書】
『グラフィック財政学』 釣雅雄、宮崎智視 新世社 2009
【評価方法】
試験 70%、小テスト 30%
「試験」は、期末試験の結果から評価します。
「小テスト」は、随時行う理解度確認のための小テストの出来で評価します。
【講義テーマ】
1 回 財政とは?政府とは?財政の役割
2 回 政府の規模と組織、日本の財政の現状
3 回 政府介入の基礎理論(市場メカニズムと市場の失敗)
4 回 政府介入の基礎理論(外部性とそれに対する政策的対応)
5 回 政府介入の基礎理論(費用逓減産業と政府の役割)
6 回 政府介入の基礎理論(公共財とその最適供給)
7 回 公共選択の理論
8 回 課税の理論(租税原則と租税の公平性)
9 回 課税の理論(資源配分の効率性と税の帰着)
10 回 課税の理論(超過負担と最適課税)
199
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
所得再分配政策(所得再分配と社会的厚生)
所得再分配政策(医療保険、公的年金)
マクロ経済政策(財・サービス市場)
マクロ経済政策(貨幣市場)
マクロ経済政策(財政政策の効果)
日本経済論//笠井
雅直/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本経済は、高齢化による国内市場の「縮小」、情報通信の国際基準からの立ち遅れ、企業集団の解
体による企業パラダイムの迷走、外圧対応に起因する寡占化の進行、企業活動の海外シフトへの大転換
などにみまわれています。日本経済は、何処から来て、どこに向かうのか。
そのためには、戦後日本の経済的な歩みを振り返る必要があります。いまや、巨大な世界企業となっ
たトヨタ自動車の戦後の「試行錯誤」「洗練化」の過程を織りこみながら、日本経済のその時々の問題
と対応について、講義で取り上げたい。
【学習到達目標】
履修者のみなさんが、戦後の日本経済の歩みと変化の過程を、自分のことばで説明できるようになるこ
とが目的です。
【履修上の注意】
常に、疑問をもって講義を聴くこと。
【事前準備学習】
前回の講義内容をノートや配布資料によって確認することです。
【参考書】
資料を配布して、それに沿って講義をすすめます。
【評価方法】
毎回実施する小テスト50%、定期試験が50%
【講義テーマ】
1 回 日本経済の国際的な位置について
2 回 世界経済の現在の特徴について
3 回 戦後改革の内容と特徴
4 回 戦後改革期のトヨタ自動車工業
5 回 朝鮮戦争と日本経済
6 回 朝鮮戦争期のトヨタ自動車工業
7 回 高度成長と日本経済
200
8 回 高度成長期のトヨタ自動車工業
9 回 ドル・ショックと日本経済
10 回 オイル・ショックと日本経済
11 回 70年代のトヨタ自動車工業
12 回 円高と日本経済
13 回 80年代のトヨタ自動車
14 回 情報通信の革新と日本経済
15 回 現在の日本経済について
現代産業論//十名
直喜/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
あらゆる産業が創造的産業の特性を帯びてきている。先進的産業のみならず、衰退産業、伝統産業も
然りである。現代産業論は、技術と文化をコアにして多様に紡がれる伝統と創造のダイナミズムという
視点から現代産業の大きな流れをつかみ出す。
まず、産業ならびに産業構造とは何か、どのようなプロセスを経て発展してきたのかを理論的・歴史
的に明らかにする。その上で、農業革命の人類史的意義、農業の意味をつかむ。次に、現代産業の骨格
ともいえる工業経済にスポットをあてたい。工業化の幕を切り開いた産業革命とは何か、その歴史的意
味を東西文明や国際貿易の視点から問い直すとともに、工業化の発展パターンを明らかにする。さらに、
工業社会、工業経済の本質と特徴をとらえ直す。
情報革命が進行するなか、日本をはじめ先進国が到達したポスト工業社会、すなわち知識社会・情報
経済の本質と特徴とは何かを明らかにする。情報技術の発展をはじめとする技術革新および制度革新が
産業組織をどのように変容させつつあるか、また芸術文化とものづくりの再結合が促す質的インパクト
について、(複数の産業が一つの産業に融合する)産業融合などを軸にして提示する。
地球環境問題が深刻化し世界的な食料・水危機が危惧される今日、脱「炭素メタボ経済」など循環型
社会への転換が焦眉の課題となっている。歴史モデル(江戸のリサイクル社会)を手がかりにして、環
境文化革命すなわち生命地域産業としての農林水産業を軸とする工業、サービス業との高次な融合、21
世紀の産業・地域像を考えたい。
【学習到達目標】
現代産業の多様な姿や特徴を、産業論や企業論などをふまえて産業とは何かという原点に立ち返り理
論的・歴史的に理解する。人類の産業発展の画期をなす農業革命、産業革命、情報革命にスポットをあ
て、過去・現在・未来を産業論の視点から俯瞰できるようにする。地球環境危機が進むなか、環境文化
革命すなわち農業と工業、文化の高次な融合を軸とする 21 世紀の産業・地域像への眼差しも育みたい。
【履修上の注意】
授業マナーの徹底を心がける。
【事前準備学習】
教科書を揃えておく。
【教科書】
『ひと・まち・ものづくりの経済学』 十名直喜
著 法律文化社 2012 年
201
教科書を軸に、レジメおよび各種資料を使い、授業を進める。
【参考書】
『現代産業に生きる技』 十名直喜
著 勁草書房 2008 年
【評価方法】
平常点 3 割、学期末試験 7 割。とくに講義についてのコメントを毎回、終了時に提出し、評価に組み
入れる。
【講義テーマ】
1 回 現代産業論への招待
2 回 産業とは何か
3 回 農業と工業の基本分類
4 回 産業の 3 分割と基本分類
5 回 産業構造の変化・発展
6 回 工業化段階における構造発展パターン
7 回 農業革命と文明論
8 回 世界の食料・水危機と日本の水田農業
9 回 産業革命論
10 回 東アジアの産業革命と対欧比較
11 回 工業社会と大量生産システム
12 回 情報革命と知識社会
13 回 地域づくりと産業観光
14 回 地方行政改革と産業振興
15 回 環境文化革命と 21 世紀産業・地域像(総括)
ものづくり経済論//十名
直喜/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
「金融は経済の血液」とすれば、
「ものづくりは経済の骨格・筋肉」にあたる。骨格・筋肉がしっか
りしないと、金融やサービスも本来の機能が生かせない。産業経済がどんなに発展しても、また高度化
すればするほど、それを基盤的に支える「ものづくり」の重要性は高まりこそすれ低下することはない。
「ものづくり大国」「世界の工場」といわれた日本産業ではあるが、産業・技術の空洞化問題や海外
への生産移転などが進むなか、その地位や役割が東アジアとくに中国へ急速にシフトしている。ものづ
くりの危機がかつなく進行するなか、ものづくりの意味が問い直され再評価される動きも高まってきて
いる。
本講義ではまず、ものづくりとは何か、人間および社会にとってどのような意味を持つのかを考えて
みたい。ものづくりを担うのは人間であるが、それを直接支えるのは技術と技能であり、間接的に支え
る科学の役割も重要で、ものづくりを支えるこれらの基本的要素を明らかにする。
ものづくりの主要な場は「工場」であるが、その概観も中身も大きな変化を遂げて現代に至っている。
家内生産から工場制へ、さらに工場制の中身も手工業から機械制大工業へ、工場の規模も小規模な町工
場から製鉄所や化学コンビナートなどの大工場へ、と変化して来た。そうした工場の歴史的発展と変遷
に注目したい。さらに、グローバルな視点からみると、「世界の工場」は英国からアメリカへ、そして
202
日本へと移ってきたが、今や日本から中国へと移ってきている。
「世界の工場」が中国へシフトするなか、日本のものづくりはどのような状況にあるのか、どのよう
な方向に進んでいくのであろうか。本講義では、ものづくりの原点にも立ち返り、最前線の動向をも見
据えつつ、日本のあるべき方向を提示したい。
ポスト工業社会といわれるが、そこでの製造業の役割と位置を明らかにしておく必要がある。「脱工
業社会」と翻訳され製造業不要論が叫ばれたこともあるが、製造業を抜きにして一国経済は成り立たな
い。製造業は今や情報技術の塊であり、ナノテクノロジーなど先端技術が試行され応用される実験工場
ともなっている。創造的な研究や技術開発、高度な技術やノウハウなども、ものづくりの技術と技能に
支えられ、それとの濃密な交流のなかで可能となるものである。また、農業と工業の融合化が進みつつ
あるなか、ものづくり産業を農林水産業を視野に入れた包括的な視点が大切になってきている。
以上のような視点をふまえ、他大学にも比類のない創意的な講義を披露したい。
【学習到達目標】
ものづくりとは何か、人間および社会、そして日本経済にとってどのような意味を持つのかを理解す
る。ものづくりを担う「工場」は今や様々な技術やノウハウ、文化の塊であるが、そうした工場の最新
像をふまえ、さらに歴史的にどのように変遷してきたかを掴む。「ものづくり大国」日本の今後のあり
方についても考える問題意識を育てたい。
【履修上の注意】
授業では、教科書を軸にして、講義レジュメおよび各種資料も配布し、わかりやすく体系的に進める。
【事前準備学習】
教科書を揃えておく。
【教科書】
『ひと・まち・ものづくりの経済学』 十名直喜
【参考書】
『現代産業に生きる技』 十名直喜
著 法律文化社 2012 年
著 勁草書房 2008 年
【評価方法】
平常点 3 割+学期末試験7割。講義についてのコメントを毎回提出し、評価にも反映させる。
【講義テーマ】
1 回 ものづくり経済論への招待
2 回 生産と労働
3 回 ものづくりとは何か
4 回 ものづくりと科学・技術
5 回 熟練と技能
6 回 産業社会と工場の変遷―過去・現在・未来―
7 回 工場(分業と協業)の経済学
8 回 工場法と人間発達
9 回 企業と社会
10 回 日本的経営と企業集団
11 回 日本のものづくりシステム
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13
14
15
回
回
回
回
環境文化革命とものづくり
ポスト工業社会とものづくり
ものづくりとサービス・文化
学期末試験と総括
企業経済論//大石
邦弘/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
企業そのものを研究対象とすることは、これまで経済学では多くはありませんでした。しかし現実の
社会では、企業に多くの人々が雇用され、その企業が様々な財やサービスを生み出し、ライバル企業と
競争しています。またその企業が産み出した財やサービスを如何にすれば消費者に購入してもらえるか、
企業はそのための様々な戦略を練っています。このように企業行動を、経済学的視点から分析すること
は重要なことなのです。
企業行動をゲームの理論という比較的新しい分析方法を用いると、上で述べたような視点を分析する
ことが可能になります。本講義では、このゲームの理論を用いて、企業行動の様々な側面を分析してい
きたいと思います。
【学習到達目標】
ゲームの理論を用いた、企業行動の分析、現実に行われている様々な企業戦略のゲームの理論からの
解釈に習熟することができる。
【履修上の注意】
授業の中で、宿題が課されることがあります。その課題の提出は、CCS からのみ受け付け、他の方法
での提出は受け付けられません。
【事前準備学習】
ミクロ経済学の基礎理論については、事前に復習しておくことを求めます。
【教科書】
使用しません。以下の参考書を適宜参照することをお勧めします。
【参考書】
『産業組織論(新版)』 新庄浩二(編) 有斐閣 2003 年
『市場と企業の経済学』 水野敬三 他 晃洋書房 2002 年
【評価方法】
CCS による課題提出:40%
期末試験:60%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス;企業経済論とは
2 回 完全競争市場における企業行動
3 回 独占市場における企業行動
204
4 回 寡占市場における企業行動分析の視座
5 回 ゲームの理論の歴史的展開
6 回 同時手番ゲーム1 囚人のジレンマ
7 回 同時手番ゲーム2 両性のバトル
8 回 逐次手番ゲーム
9 回 クールノー・モデルとシュタッケルベルク・モデル
10 回 企業の戦略的行動 1.インセンティヴ
11 回 企業の戦略的行動 2.コミットメント
12 回 企業の戦略的行動 3.ロックイン
13 回 企業の戦略的行動 4.シグナリング
14 回 企業の戦略的行動 5.スクリーニング
15 回 まとめ
労働経済学//菅原
晃樹/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
(新カリキュラムとのラグがあるため、今期の労働経済学は前期に行う労働経済学入門と基本的に同じ
内容です。)
「労働」とはみなさんが生きていくためには避けては通れない経済活動の1つです。しかし、我々の生
活に密接に関わっているからこそ様々な問題がそこには発生します。この講義では労働経済学の基礎を
習得し、労働経済学の主なトピックを理解することにより、現実社会へ幅広く応用をできるようになっ
ていただきます。
この講義ではまず労働経済学の対象範囲となぜそれを学ぶのかを、日本の制度や雇用の現状をデータを
通じて解説します。その後しばらくは労働市場の解説を行います。労働市場とは労働の需要者である企
業と、労働の供給者である人々がお互いに労働を取引している場で、アルバイトの募集の広告や就職活
動における面接などが具体的なイメージです。財の市場と同様にそこで賃金と雇用量が決定します。こ
の労働市場で企業が需要をどのように決定するか、また人々が供給をどのように決定するのかを解説し
ます。そして、その需要と供給に基づき賃金と雇用量がどのように調整され決定されるのかを解説しま
す。
後半は賃金、教育訓練、終身雇用や成果給などの雇用制度、失業、労働の制度や慣習の考え方を紹介し、
現実の日本の労働市場の特徴と問題点を解説します。また、近年になって問題が明らかになっている少
子高齢化、女性の労働、若年者の労働、高齢者の労働について、データや問題点を紹介します。その際、
学生が自ら労働に関するデータを用い、様々な労働問題に関する要因や解決策を明らかにする作業を行
ってもらいます。
【学習到達目標】
労働市場の基本的な理論を習得し、それを応用して日本における労働市場の現状や問題点を理解する。
労働に関するデータを扱えるようになる。
【履修上の注意】
ワードやエクセルに関する基本的な操作を事前に習得しておくこと。また、新聞を読むなどして現実の
労働問題に関する興味・関心を持っておくことが望ましい。
205
【事前準備学習】
ミクロ経済学入門・マクロ経済学入門・データ表現技法の知識を基礎に行います。
復習をしておくことが望ましい。
【教科書】
『労働経済学入門・新版』 太田聰一・橘木俊詔 有斐閣 2012
【参考書】
『労働経済学』 大森義明 日本評論社 2008
【評価方法】
期末試験:50%
平常点:20%
レポート等課題:30%
【講義テーマ】
1 回 労働経済学とはなにか
2 回 データで見る日本の労働市場
3 回 非自発的失業:循環的要因と労働市場の構造的要因
4 回 賃金と雇用の決まり方1:供給の基本
5 回 賃金と雇用の決まり方2:労働供給曲線の形状
6 回 賃金と雇用の決まり方3:労働需要の基本
7 回 賃金と雇用の決まり方4:限界生産物価値と賃金
8 回 賃金と雇用の決まり方5:労働市場均衡分析
9 回 賃金の下方硬直性と公務員
10 回 賃金格差の現状とその理由
11 回 日本の人口の推移と問題点
12 回 少子高齢化対策1:少子化の要因と対応策
13 回 少子高齢化対策2:高齢者雇用と外国人労働
14 回 若年雇用の問題点:置き換え効果と世代効果
15 回 授業総括及び試験
環境経済論//佐々木
健吾/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
人類は,より豊かになるために,さまざまな工夫をしてきた.安定的に食料を
はじめとする生活に必要な資源を確保するためにはどうしたらよいか.病気に
かからず長寿を全うするためにはどうしたらよいか.当初はそのような基本的
なニーズ,そして,現代的な文脈では,発達した科学技術を活用して,生活の
質をいかにして向上させるかという課題に取り組んできた.
そうこうして現れたのが,「環境問題」である.
21 世紀以降も人類が地球上で生存できるためには,地球温暖化や資源の枯渇,
206
汚染物質の排出といったさまざまな環境問題を克服することが不可欠である.
さまざまなデータや証拠を照合すると,それらの環境問題の原因は,より
豊かな生活を目指す人類の経済活動にあるようにみえる.
便利な生活,優れた技術を探し求めてきた人類がしてきたこと,している
ことが,それらを支える根底にある「環境」を破壊することにつながると
すると,それは,本末転倒な話である.
さらに,現在においても 1 日 1 ドル以下での生活を余儀なくされている貧しい
人々は 10 億人にものぼる.そのような人々にも経済発展する権利はある
はずだ.しかし,既に地球の環境容量はその限界を迎えているようにみえなく
もない.さらには,100 年後の私達の子孫が住む地球はどのようになっている
ことだろうか.私達と同じように,経済活動を行うことができるのだろうか.
経済成長する権利を先に行使した先進国と,今からその権利を行使しようと
している国々が存在している.いわゆる先進諸国の消費社会は無限の欲望を
生み出し,貧困の改善が必要な開発途上国には経済成長が不可欠である.
環境という視点から地球という星を眺めれば,現在の地球の社会・経済
システムは矛盾に満ちていると言わざるを得ない.
本講義では,環境と社会・経済との間に存在するトレード・オフの関係に焦点
をあてながら,豊かさと環境保全が両立しうる社会・経済システムのあり方に
ついて,できる限りグローバルかつ包括的に論じたいと思います.
【学習到達目標】
受講上の到達目標は,現在,地球上で起こっている様々な環境問題と社会・経済がどのように関係して
いるのかを理解することです.
【履修上の注意】
「環境問題」考える講義において、私語等の教室環境を乱す行為は論外である(もちろん全ての講義に
おいて当然ではあるが)
。
【事前準備学習】
自分の関心がある環境問題に関する書籍を少なくとも 1 冊は読んでおいてください。
【教科書】
適宜資料を配布する
【評価方法】
試験 80 %
平常点 20 %
平常点は出席回数をそのまま最終評価に反映させるもので
はない.ただ「出席している」だけでは,何の意味もないので注意してください.詳細については初回
講義時に指示する
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション(講義概要,成績評価,受講上の注意点の説明)
207
2 回 環境問題の基礎知識
3 回 環境経済学の基礎理論‐外部不経済と市場の失敗
4 回 環境経済学の基礎理論‐囚人のジレンマと共有地の悲劇
5 回 日本の公害問題
6 回 データからみる環境と経済の関係性‐環境クズネッツ仮説
7 回 環境規制と技術革新‐ポーター仮説
8 回 地球温暖化の経済分析
9 回 欧州排出量取引制度
10 回 環境の経済的価値
11 回 環境問題と貧困問題
12 回 福祉水準の計測‐GDP を超えて
13 回 持続可能な発展論
14 回 持続可能性の計測‐弱い持続可能性と強い持続可能性
15 回 総括・試験
環境政策論//佐々木
健吾/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
「政策」にはその実施に関する根拠,効果,影響評価が求められる.
そしてそれらの情報は,客観的な理論,あるいは数値として示されなければ
ならない.本講義の第一の目的は,環境政策に関する理論を習得すること
である.
「なぜ環境問題が起こるのか」という問題に対する経済学的な答えは非常に
単純であり,
「環境に市場がないから」「環境に価格が付いていないから」
というもので十分である.そのような状況では,しばしば環境の過剰利用が
起こり,いわゆる「外部不経済」が発生する.このとき,発生している外部
不経済をそのままにしておけば,市場は非効率的となるため,何らかの対策
が必要となる.そして,その対策が環境政策である.
第二の目的は,政策の実際を学ぶことである.政策実施にあたって,その
客観的根拠や影響評価は不可欠であるが,同時に政策実施の利害関係者
間で政治的な調整が行われることがしばしばあることも事実である.結果と
して,当初期待されていた効果が生まれなかったり,新たな課題が生じると
いったことも起こる.政策実施にあたって行われる調整のメカニズムとその
影響を知ることは,環境政策への理解を深めるにあたってこれもまた不可欠
である.
以上の二つを論点とし,本講義では,環境問題が発生する理由とそれに
対応するための環境政策について,理論的かつ具体的に議論したいと
思います.
208
【学習到達目標】
受講上の到達目標は,環境問題の発生とそれへの対処のメカニズムを経済学的に理解するとともに,実
際に行われている環境政策について学ぶことです。
【履修上の注意】
私語対策という環境政策を実施しなくても済むように,講義中は私語をせず静謐な環境を保つこと.
【事前準備学習】
1 年次に履修しているミクロ経済学入門レベルのグラフや式を用いることがあるので復習しておくよう
にしてください.
【教科書】
適宜資料を配布する
【評価方法】
試験 70 %
平常点
30 %
詳細については初回講義時に指示する
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション(講義概要,成績評価,受講上の注意点の説明)
2 回 外部性と市場の失敗
3 回 直接規制
4 回 環境税
5 回 環境補助金
6 回 デポジット制度
7 回 排出量取引
8 回 まとめ・中間試験
9 回 京都議定書
10 回 環境税制改革
11 回 公害対策
12 回 廃棄物管理
13 回 環境影響評価
14 回 国際環境政策
15 回 総括・試験
経済英語//城
哲哉/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本や世界の経済情勢に関して、英文で書かれた論評や記事を題材にその内容理解を目指す。本年度は、
ユニークな経営理念を持ってものづくりに励む日本の企業 15 社に関する英文を読みながら、ビジネス
の動きについて洞察を深め、そこで用いられている英語表現について学習する。
【学習到達目標】
経済やビジネス関連の英文記事を正確に読み取り、この分野の語彙や語法などについても知識を深める。
209
【履修上の注意】
この授業を登録するにあたって、次の 2 点を心に留めておいてい欲しい。1.予習が必須であり、毎週
CCS を通して、課題の提出が求められること。2.毎回授業の最後に試験を行うこと。従って、毎回気
を緩めないで授業に参加する必要があり、成績はこれらの課題と試験の累積点によって決まる。最後の
試験は行わないので、常日頃の勉強が何よりも重視される。授業は春と秋の両方の学期で開講されるが、
どちらか一方しか単位認定は行わない。本年度は、両学期とも同じテキストを利用する。
【事前準備学習】
当然のことであるが毎回しっかりと予習して、CCS による課題の提出を忘れないこと。毎回授業に出て
試験を受けていても、課題での点数が低いために単位の認定が受けられない学生が毎年数名います。
【教科書】
『Leading the Way: Major Japanese Corporations』 小澤 健志 他著 南雲堂 2013
【評価方法】
毎週提出する CCS による課題(毎回 3 点)と授業の最後に行う小試験(毎回 5 点)の累計点
詳細は最初の授業で説明します。
【講義テーマ】
1 回 Chapter1: アサヒグループホールディングス株式会社 (Asahi Group Holdings, Ltd.) -「世
界品質」で信頼される企業を目指す-
2 回 Chapter2: キヤノン株式会社 (Canon Inc.) -光学技術をカメラから複写機へ展開-
3 回 Chapter3: KDDI 株式会社 (KDDI CORPORATION) -新たな情報通信の世界を提供-
4 回 Chapter4: シチズンホールディングス株式会社 (Citizen Holdings Co., Ltd.) -電波時計で時
計業界をリード-
5 回 Chapter5: スズキ株式会社 (Suzuki Motor Corporation) -軽自動車で業界をリード-
6 回 Chapter6: 積水ハウス株式会社 (Sekisui House, Ltd.) -家族の未来を守る家-
7 回 Chapter7: 株式会社セブン-イレブン・ジャパン (Seven-Eleven Japan Co.,Ltd.) -「新・総
合生活産業」を目指して-
8 回 Chapter8: 大正製薬ホールディングス株式会社 (TAISHO PHARMACEUTICAL HOLDING
S CO., LTD.) -『リポビタンD』で有名な製薬会社-
9 回 Chapter9: 豊田通商株式会社 (Toyota Tsusho Corporation) -トヨタグループの総合商社-
10 回 Chapter10: 日東電工株式会社 (NITTO DENKO CORPORATION) -ニッチ分野で世界一
-
11 回 Chapter11: 日本金銭機械株式会社 (Japan Cash Machine Co., Ltd.) -金銭識別機の会社
-
12 回 Chapter12: 日本経済新聞社 (Nikkei Inc.) -ビジネスマンと就活学生には必読の新聞-
13 回 Chapter13: マブチモーター株式会社 (MABUCHI MOTOR CO., LTD.) -小型モーターで
世界一のシェア-
14 回 Chapter14: 株式会社ヤマダ電機 (Yamada Denki Co., Ltd.) -家電量販店で最大手-
15 回 Chapter15: 株式会社ユニクロ (UNIQLO CO., LTD.) -カジュアル衣料で世界展開-
210
地方財政論//酒井
愛/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
福祉、学校教育、消防、道路や河川等の社会基盤の整備を始めとした行政はその多くが地方公共団体の
手で実施されており、その意味で、地方財政はわれわれの普段の生活に密接に関わるものです。この講
義では、そのような地方財政の現状、地方財政制度や地方分権を巡る議論の流れを理解し、また地方財
政に関わる諸問題を経済学的な視点から考えるための基礎(理論的側面)を学んでいきます。具体的に
は、分権化定理や政府間競争などの地方分権の基礎理論、政府間財政移転の理論などを学びます。この
講義では理論的な解説が中心となりますが、現実の問題との関連を意識しやすいよう、地方財政に関わ
る財政データを適宜紹介します。
【学習到達目標】
・地方分権や地方財政の現状を理解すること
・地方財政に関わる諸問題を経済学的に考察すための基礎を身につけること
【履修上の注意】
新聞を読んだり、テレビニュースを見るなどして、地方財政に関わる現実の問題に関心を持つようにし
てください。
【教科書】
教科書は使用しません。講義プリントを適宜配布します。
【参考書】
『地方財政論入門』 佐藤主光 新世社 2009
【評価方法】
試験 70%、小テスト 30%
「試験」は、期末試験の結果から評価します。
「小テスト」は、随時行う理解度確認のための小テストの出来で評価します。
【講義テーマ】
1 回 地方財政入門(地方分権改革と地方財政の抱える課題)
2 回 地方財政入門(地方の果たす役割)
3 回 地方財政の機能
4 回 地方財政の理論(分権化定理)
5 回 地方財政の理論(「規律づけ」としての競争)
6 回 地方財政の理論(地域間外部効果)
7 回 地方財政の理論(自治体規模の決定)
8 回 地方分権の経済的・政治的帰結
9 回 地方税と地方の財政責任(わが国の地方税と望ましい地方税の条件)
10 回 地方税と地方の財政責任(租税外部効果の理論)
11 回 地方税と地方の財政責任(地方税にふさわしい財源は?)
12 回 政府間財政移転の理論(政府間財政移転のタイプと機能、およびその経済効果)
13 回 政府間財政移転の理論(地域間財政力格差の是正)
14 回 政府間財政移転の理論(政府間補助金の政治経済学)
211
15 回 わが国の政府間関係の実際と課題
産業組織論//大石
邦弘/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
産業組織論は、近年とくに多くの研究成果がえられた分野です。しかし、やや耳慣れない学問分野で
あり、国際経済論、金融論や財政論などと比較すると、初学者にとっては、何を研究対象としているの
かわからないことでしょう。講義の中では、できるだけ身近なテーマを題材に産業組織論とは、どのよ
うな分野なのか、その視点を使うとどのような分析を行えるのかを明らかにしていきます。
日本経済のこの 20 年は国際化の波の中で、公的企業の民営化をはじめとした規制改革が進展してき
ました。そこには、競争原理を導入して効率的な産業組織を構築することが、国際的な競争力維持のた
めにも必要との認識があったからです。受講者は、ここで身につけた理論と分析手法をもとにして、現
実の経済をいろいろな角度から分析し、市場メカニズムの意義・役割などの解明に役立ててもらいたい
と思います。
【学習到達目標】
産業組織論の基本的な考え方を明確にし、その分析用具を身に慣れてもらうことで、現実の産業に対
する分析手法が身につくことになる。
【履修上の注意】
授業の中で、宿題を課すことがあります。その課題提出は、CCS からのみ受け付け、それ以外の方法
での提出は受け付けません。
【事前準備学習】
ミクロ経済学の基本的知識を備えた上で、講義に臨んで下さい。
【教科書】
『産業組織論(新版)』 新庄浩二(編) 有斐閣 2003 年
【参考書】
適宜指示する。
【評価方法】
CCS での課題提出:40%
試験:60%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス・産業組織論とは
2 回 日本の産業構造
3 回 日本の市場構造
4 回 完全競争市場の理論
5 回 独占市場の理論
212
6 回 寡占市場の理論
7 回 製品差別化
8 回 参入障壁
9 回 企業の協調的行動
10 回 垂直的取引制限
11 回 企業合併
12 回 日本のビール産業 その産業組織論的分析
13 回 価格規制
14 回 企業の価格差別戦略
15 回 まとめ
資源経済学//藤井
秀昭/集春/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義では、資源経済学の基本的考え方を分かりやすく解説します。資源と環境の問題を経済学的に考
察するための分析道具に関する解説が中心となります。ミクロ経済学の応用が基本です。また、併せて、
日本及び主要先進国や発展途上国における資源エネルギー情勢についても解説をおこないます。第一次
石油危機から 40 年が過ぎていますが、エネルギー資源小国である日本のエネルギー政策の基本的考え
方は、今もなお、エネルギーをいかに海外から安定的、かつ経済合理的な価格で供給するかに基づいて
います。1990 年代以降の地球環境問題への国際的取組みやアジアの急速な経済成長による影響に加え
て、2003 年以降の原油価格高騰及び変動等によって日本にとってのエネルギー安全保障問題の構造は
複雑化しています。
また本講義では、エネルギーを経済と環境の観点から解説します。国内外のエネルギー資源問題の現状
を把握し、経済学の基礎を応用することにより当該問題の分析を試みます。たとえば、石油はいつなく
なるか、原油の適正価格はいくらか、再生可能エネルギーが一次エネルギー総供給の大宗を占めること
は可能か、東アジアのエネルギー安全保障問題とは何か、低炭素社会へ移行するために必要な経済社会
システム改革とはどのようなものか、などの問いや仮説を分かりやすく解説します。
【学習到達目標】
資源経済学における重要な概念と論点をおおよそ理解し、資源・エネルギー問題を経済分析的に「考え
る」ことができるようになることを到達目標とします。
【履修上の注意】
集中講義ですので、出席は皆勤(100%出席)を想定して臨んでください。
【事前準備学習】
本講義は集中講義ですので、すべての講義に出席することが必要です。できれば、教科書を事前に読み
終えておき講義に出席すると、効率的に、かつ深く理解することができるかと思います。また、京都産
業大学の「藤井秀昭ゼミナール」のホームページにも関連する情報を一般に公表していますので、そち
らも準備学習としてご活用ください。
【教科書】
『東アジアのエネルギーセキュリティ戦略』 藤井秀昭 NTT出版 2005 年
213
レジュメを配布します
【参考書】
『環境経済学 理論と実践』 ハンレー・ショグレン・ホワイト著 勁草書房 2005 年
『環境経済学入門』 バリー・C.フィールド著、秋田次郎・猪瀬秀博・藤井秀昭訳 日本評論社 2002
年
【評価方法】
最後の授業の時間帯に実施する試験の成績で評価します。なお、試験は論述式で行いますので、毎
回の講義の内容を正確に理解しておけば大丈夫です。
【講義テーマ】
1 回 資源経済学とは何か
2 回 経済、資源、環境
3 回 供給と需要
4 回 費用と便益
5 回 経済効率性と市場
6 回 市場の失敗
7 回 自然資源開発の経済基礎理論
8 回 自然資源の形態と分類
9 回 再生不可能資源の経済分析
10 回 再生可能資源の経済分析
11 回 森林開発の経済分析
12 回 非市場価値評価
13 回 持続可能な発展
14 回 授業総括
15 回 まとめ(試験)
資源・エネルギー政策論//藤井
秀昭/集秋/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義では、資源・エネルギー政策の基本的考え方を分かりやすく解説します。歴史的変遷を踏まえて、
日本を中心に、世界の主要先進国や発展途上国における資源エネルギー情勢についても解説をおこない
ます。
第一次石油危機から 40年が過ぎていますが、エネルギー資源小国である日本のエネルギー政策の基
本的考え方は、今もなお、エネルギーをいかに海外から安定的、かつ経済合理的な価格で供給するかに
基づいています。
1990 年代以降の地球環境問題への国際的取組みやアジアの急速な経済成長による影響に加えて、2003
年以降の原油価格高騰及び変動等によって、日本にとってのエネルギー安全保障問題の構造は複雑化
しています。
また本講義では、エネルギーを経済と環境の観点から解説します。国内外のエネルギー資源問題の現
状を把握し、経済学の基礎を応用することにより当該問題の分析を試みます。たとえば、石油はいつな
くなるか、原油の適正価格はいくらか、再生可能エネルギーが一次エネルギー総供給の大宗を占めるこ
214
とは可能か、東アジアのエネルギー安全保障問題とは何か、低炭素社会へ移行するために必要な経済社
会システム改革とはどのようなものか、などの問いや仮説を分かりやすく解説します。
【学習到達目標】
資源・エネルギー政策における重要な概念と論点をおおよそ理解し、資源・エネルギー問題を経済分析
的に「考える」ことができるようになることを到達目標とします。
【履修上の注意】
本講義は集中講義ですので、すべての講義に出席することが必要です。
【事前準備学習】
教科書を事前に読み終えておき講義に出席すると、効率的に、かつ深く理解することができるかと思い
ます。また、京都産業大学の「藤井秀昭ゼミナール」のホームページにも関連する情報を一般に公表し
ていますので、そちらも準備学習としてご活用ください。
【教科書】
『東アジアのエネルギーセキュリティ戦略』 藤井秀昭 NTT 出版 2005
『エネルギー白書』 経済産業省編
【参考書】
『環境経済学入門』 バリー・C.フィールド著 日本評論社 2002 年
『環境経済学 理論と実践』 ハンレー・ショグレン・ホワイト著 勁草書房 2005 年
【評価方法】
最後の授業の時間帯に実施する試験の成績で評価します。なお、試験は論述式で行いますので、毎
回の講義の内容を正確に理解しておけば大丈夫です。
【講義テーマ】
1 回 国際資源エネルギー論とは何か
2 回 エネルギーと資源
3 回 世界エネルギー需給の現状と展望
4 回 世界の化石エネルギー需給の現状と展望
5 回 世界の非化石エネルギー需給の現状と展望
6 回 世界の電力需給の現状と展望
7 回 [トピックス]石油はいつなくなる
8 回 [トピックス]原油の適正価格はいくらか
9 回 [トピックス]トリレンマ問題(3E 問題)はいかにすれば克服できるか
10 回 [トピックス]再生可能エネルギー利用促進に必要な経済的手法とはどのようなものか
11 回 [トピックス]今後の日本のエネルギー政策はいかにあるべきか
12 回 [トピックス]シェール革命はどこまで続くか
13 回 [トピックス]風力発電の導入促進は進められるべきか
14 回 [トピックス]小型原子炉の将来性はあるか
15 回 授業のまとめ(試験)
215
福祉政策論//小林
甲一/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
われわれの社会では、数世紀前から、労働政策、公的年金、医療保障、公的扶助、家族政策、住宅政
策および社会福祉サービスなどを含んで「社会政策」という政策領域が拡大してきましたが、現代にお
いては、そのなかで「福祉政策」と呼ばれる分野が重要になってきています。「福祉」や「福祉政策」
というと、少し「縁遠い」と感じたり、「敷居が高い」と思ったりするかもしれませんが、実は、皆さ
んの生活や将来の暮らしに密着した「身近なもの」ですので、ぜひ受講してみてください。
この講義では、テキスト『現代の経済社会と福祉社会の展望』に従い、福祉政策を支えている「現代
の経済社会」
、これまで福祉政策を引っ張ってきた「福祉国家」とそれを支えてきた「社会保障」、そし
て、これから福祉政策を導いていく「福祉社会」の展望に焦点を当てて、福祉政策の展開、現状および
展望について解説します。また、それに合わせて、現代の福祉政策に関するさまざまな問題をトピック
的に取り上げ、これからの福祉政策や総合社会政策が展開すべき方向や抱える政策課題について皆さん
と一緒に考えます。
【学習到達目標】
現代社会政策の重要な分野である福祉政策の課題と展望について理解することが目標です。
【履修上の注意】
特にありませんが、しっかり聴いて、いっしょに考えることができる講義を心がけます。
【事前準備学習】
「社会政策論」の履修が望ましい。
【教科書】
『現代の経済社会と福祉社会の展望』 足立正樹編著 高管出版 2013 年
【参考書】
授業中に、その都度指示します
【評価方法】
平常点30%(出席・小テストなど)と定期試験70%による総合評価
【講義テーマ】
1 回 「福祉」とは何か、福祉政策の体系
2 回 現代の総合社会政策と福祉政策
3 回 近代社会と経済社会問題
4 回 経済社会政策の展開と社会保険の拡大
5 回 社会保障の構想化と定着、福祉国家の成立
6 回 福祉国家体制とその政策体系
7 回 経済社会体制と政策思想の諸系譜
8 回 福祉国家の経済的諸問題と社会保障の困難の増大
9 回 新しい社会問題、そして福祉社会にむけて
10 回 福祉社会と労働生活
216
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
NPO・家族・コミュニティと福祉社会
福祉社会の経済倫理的基盤
現代福祉政策の課題と展望
総合社会政策の現代的課題
まとめ及び秋学期試験
社会保障論//小林
甲一/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
「社会保障」とはいったい何でしょうか?それを考えるとき,まず最初に,なぜ私たちの社会に社会保
障が必要なのかということから出発しなければなりません。講義では,こんな根本的な問題からスター
トして,現代社会保障の3本柱である医療保障・所得保障・介護保障の現状と課題について皆さんとい
っしょに考えみたいと思います。特に,いま,わが国では、迫り来る超高齢社会に備えて社会保障改革
が積極的に進められていますが,そうした動きについて紹介していく予定です。また,わが国の社会保
障の課題を検討するうえでは,他の福祉国家諸国の現状や課題をよく知ることも大切です。そのため,
講義では,先進諸国の社会保障を紹介しながら,比較検討してみたいと思います。
【学習到達目標】
社会保障の歴史と全体像,年金・医療・介護の各部門における制度の概要および日本における社会保障
の特徴とその改革の方向について理解することが目標です。
【履修上の注意】
特にありませんが,しっかり聴いて,いっしょに考えることができる講義を心がけます。
【事前準備学習】
年金,医療,介護そして福祉など,私たちの生活の周辺には社会保障に関連する話題がたくさんありま
す。それらに少しでも関心をもつようにしてください。
【教科書】
『社会保障の光と陰』 足立正樹・井上久子編 高菅出版 2005 年
【参考書】
授業中に、その都度指示します。
【評価方法】
平常点30%(出席・小テストなど)と定期試験70%による総合評価
【講義テーマ】
1 回 社会保障とは何か
2 回 社会保障の原理:その概念と制度および必要性
3 回 社会保障の原理:その体系と二定型および福祉国家
4 回 社会保障の歴史的展開:その源流および登場と発展
5 回 社会保障の歴史的展開:わが国における発展とその危機
217
6 回 医療保障:その概念と方法,制度体系および歴史
7 回 医療保障:医療保険の現状と課題
8 回 所得保障:全体像と年金および年金制度の歴史
9 回 所得保障:年金制度の現状と課題および年金改革の動向
10 回 介護保障:高齢者介護の展開とその体系
11 回 介護保障:介護保険制度の概要と課題
12 回 その他の社会保障
13 回 社会保障の展望:その理念的問題と環境変化
14 回 社会保障の展望:西欧諸国の動向とわが国の改革方向
15 回 まとめ及び試験
現代経済学//秋山
太郎/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
停滞を続ける日本経済、これまで世界をリードしてきた産業においても海外企業にそのシェアを奪わ
れ、今後の日本経済の見通しは明るいとは言えない。そのような閉塞感のなか日本経済復活のキーとな
るものとして、新規参入の促進・ベンチャー企業の育成の重要性が叫ばれている。これらがなぜ経済活
性化に必要と考えられているのか、日本は他の先進諸国に比べ新規参入は活発なのか、もしそうでなけ
れば新規参入の障壁となっているものは何か、新規参入を促進するためには何をすべきなのか、そして
日本の企業の国際競争力が低下している理由は何か等について既存の研究や資料データを紹介しなが
ら、受講生と一緒に明確な解答のない停滞する日本経済の打開策を真剣に考えていく。授業は学生参加
型でおこなう。受講生は担当者や他の受講生と議論しながら理解を深め、自分なりの解答を出していっ
てもらいたい。
【学習到達目標】
第一の目標は、受講生が他の受講生と議論し物事を真剣に考え、自分なりの解答を見つけるという訓
練を行うことである。これは社会に出てから要求される能力である。第二の目標として、新規参入やイ
ノベーションにかかわる基本的な一連の議論を理解し、その知識を習得することである。この知識をも
って日本経済あるいは一つの企業を眺めれば色々な問題点が浮かび上がってくるだろう。
【履修上の注意】
授業参加型の学習をおこなうので、授業におけるディスカッションの参加は必要条件であり、それを
主な評価基準とする。積極的に授業に参加し、一緒に日本経済の今後について考える意欲がある人だけ
の履修を希望する。授業を欠席したり、遅刻をする者はいうまでもなく、授業中に居眠りする者、授業
とは無関係の私語をする者、ゲームをする者も論外である。これらのものは単位を取得できないと考え
てもらいたい。繰り返しになるが、担当者と一緒に真剣に議論し、考える意欲のある者だけ履修を歓迎
する。
【事前準備学習】
特にありません。
【教科書】
特に指定はしない。
218
【参考書】
『経済発展の理論』 J.A.シュンペーター(塩野谷祐一他訳) 岩波書店 1977 年
『イノベーションのジレンマ 増補改訂版』 C.M.クリステンセン(玉田俊平太他訳) 翔泳社 2010 年
『ベンチャー・中小企業優位の時代』 清成忠男 東洋経済新報社 1996 年
参考書は主なものであり、論文など参考としているものは多数ある。必要ならば授業内で随時紹介する。
【評価方法】
授業内の議論への参加(平常点)と期末試験もしくはレポートで評価を行う。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 経済発展とはどのような現象か
3 回 シュンペーターの経済発展理論~企業者とイノベーション~
4 回 シュンペーターの経済発展理論~銀行の役割の重要性~
5 回 シュンペーター仮説論争~イノベーションの担い手は新企業と大企業のどちらか?~
6 回 イノベーションと創造的破壊メカニズム
7 回 イノベーションと新規参入効果
8 回 イノベーションのジレンマ~持続的イノベーション VS 破壊的イノベーション~
9 回 日本企業の国際競争力の低下~プロダクト・イノベーシション VS プロセス・イノベーション~
10 回 日本における新規開業率の推移~諸外国との比較~
11 回 日本において何が新規開業の障壁となっているか~新規開業白書から読み取れるもの~
12 回 新規開業の促進~ビジネス・インキュベーターとサイエンス・パーク~
13 回 我が国におけるベンチャー・ビジネス支援政策と課題
14 回 日本の起業事例と日本経済復活への道(ディスカッション)
15 回 授業総括及び試験
政策学特殊講義:現代ヨーロッパ事情//家本
博一/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義では、第二次大戦以降における欧州地域での社会経済発展の歩みとその特徴や基本性格について
説明する。その際、本講義では、担当者自らが作成した講義要綱と歴史年表を用いて、①アメリカを含
む北米地域、②欧州連合(EU)とロシアを含む欧州地域、そして③日本・中国・韓国等を含む東アジア地
域、という世界経済の三極の経済発展の相互依存と構造を視野に入れて講義を進める。このため、受講
生には、適宜、VTR、DVD、写真集などを示し、それぞれの時期における社会政治状況への理解を
深めてもらう。なお、本年度の講義では、2008 年秋以降に世界規模で拡大した経済・金融危機に関し
ても、随時説明を加えることとする。
【学習到達目標】
本講義では、世界経済の三極と言われる北米地域、欧州地域、そして東アジア地域のそれぞれの経済発
展が、第二次世界大戦後、産業、貿易、金融、技術・労働移転などを通じていかに相互依存関係の下に
あり、それが各国の政治経済システムをも変容させてきたのか、という点を理解することを学習到達目
標とする。
219
【履修上の注意】
受講に際しては、①担当者自らが作成した講義要綱と歴史年表を講義開始前に購入した上で、毎回持参
すること、②数回の講義ごとにCCSを通じて提示される練習問題に取り組み、解答を試みると共に、
練習問題として示された事柄について繰り返し復習すること、③練習問題に取り組み、疑問点は早めに
解決するように努めること、という三点を注意事項として銘記しておいてほしい。
【教科書】
『欧米経済論講義要綱』 家本博一 三恵社 2008 年
『歴史年表③-ゴルバチョフ政権の6年間』 家本博一 三恵社 2008 年
家本が作成する講義要綱を毎回教科書として使用する。
【参考書】
『東欧革命1989:ソ連帝国の崩壊』 ヴィクター・ゼベスチェン 白水社 2009 年
本書を通じて、受講生は、欧州の東西分裂から統合への歩みを理解することができる。
【評価方法】
成績評価は、①筆記形式による試験と②出欠調査の結果を総合して評価する。その際、②の出欠調査結
果は、講義に全て出席した者に関してのみ 10 点の加点を行う。なお、出欠調査は、カード読み取り機
を用いて実施する。
【講義テーマ】
1 回 欧州世界に見る多様性と多元性-欧州、北米、アジアの比較
2 回 欧州とアジアにとっての第二次世界大戦(その1)
3 回 欧州とアジアにとっての第二次世界大戦(その2)
4 回 1950年代の西欧地域の安全保障と朝鮮戦争
5 回 1950年代の東欧とフルシチョフによる「スターリン批判」演説
6 回 1960年代の西欧地域と欧州共同体ECの結成
7 回 1960年代の東欧地域と東西(米ソ)関係の新展開
8 回 1970年代における東西関係の変化(その1)-「ブレジネフ・ドクトリン」をめぐって
9 回 1970年代における東西関係の変化(その2)-西欧の余剰資金と余剰農産物をめぐって
10 回 1980年代の東欧地域-国家社会主義体制の危機
11 回 1980年代の西欧地域-欧州再統合への歩み
12 回 東欧革命からドイツの統一へ-国家社会主義体制の自己崩壊
13 回 1990年代における欧州の再統合過程
14 回 21世紀における欧州の統合と拡大-EU27ヶ国時代を迎えて
15 回 講義内容の総括と筆記試験
政策学特殊講義:名古屋を考える//井澤
・水野/集春/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は、主に名古屋の都心・栄をフィールドとし、まちづくり・地域活性化を目的としたさまざまな
アプローチを検討し、研究・調査・実践活動を行うものです。これらを通じて、名古屋栄地区のまちづ
220
くりへの理解を深め、にぎわい創出に貢献するとともに、名古屋の魅力再発見を通じた地域愛の醸成を
目的とします。授業は基本的に「土曜日」を基本とし、1日につき講義時間を基本2時限分とるものと
します。テレビ塔2階会議室を講義室とし、適宜、栄都心フィールドに出て調査や実践活動を行うもの
です。
【学習到達目標】
フィールドワークを通じて、まちづくりの現場感覚を養います。また、調査・実践を通じて、にぎわい
創出のための仕組みづくりを学びます。それらを通じて「まちづくり」を自分の言葉で語れるようにな
ることを目標とします。
【履修上の注意】
授業は、土曜日を基本とし、1日につき2時限分とるものとします。ただし、フィールドワーク時は
時間数配分が異なることに留意するとともに、変更がある場合には事前に連絡するものとします。また、
この授業は履修制限(20名)を設けます。
【事前準備学習】
事前に久屋大通界隈を歩き、関心を持った場所や疑問に思った事柄を整理し、授業に臨みましょう。そ
うすることで、久屋大通について、より関心が高まり、理解度が深まります。
【教科書】
ガイダンス時に指示する。
【参考書】
ガイダンス時に指示する。
【評価方法】
平常点(60%),小レポート(40%)の総合点で評価します。
【講義テーマ】
1 回 4/20(土)13:30-15:00 ガイダンス
2
3
4
5
回
回
回
回
4/20(土)15:10-17:00
4/27(土)13:30-15:00
4/27(土)13:00-17:00
5/11(土)10:30-12:00
講義「名古屋都心考-江戸から現代まで」(担当:井澤)
フィールド散策&ワークショップ-テレビ塔周辺-(担当:井澤)
「アースデイなごや 2013」参加・調査(担当:水野)
「アースデイなごや 2013」参加・調査(担当:水野)
「世界フェアトレード・デーなごや 2013」参加・調査(担当:水野)
6 回 5/11(土)13:30-15:00 「世界フェアトレード・デーなごや 2013」参加・調査(担当:水野)
7 回 5/11(土)15:10-16:40 「世界フェアトレード・デーなごや 2013」参加・調査(担当:水野)
8 回 5/18(土)13:30-15:00
9 回 5/18(土)15:10-16:40
10 回 6/1 (土)13:30-15:00
11 回 6/1 (土)15:10-16:40
12 回 6/8 (土)13:30-15:00
「NAGOYA 学生 EXPO」参加・調査(担当:水野)
「NAGOYA 学生 EXPO」参加・調査(担当:水野)
講義「名古屋の元気は細部に宿る」(担当:井澤)
現地「歩いて・見て・感じよう・元気なエリア」
(担当:井澤)
講義「名古屋のシンボル久屋大通を魅力アップ」
(担当:井澤)
221
13 回 6/8 (土)15:10-16:40 現地「歩いて・見て・感じよう・久屋大通北」(担当:井澤)
14 回 6/15(土)13:30-15:00 現地「歩いて・見て・感じよう・久屋大通南」(担当:井澤)
15 回 6/15(土)15:10-16:40 ワークショップ「久屋大通魅力アップ提案」(担当:井澤)
憲法2(統治機構)//飯島
滋明/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
憲法といわれてもピンとくる学生は少ないのではないでしょうか? 場合によっては、自衛隊の話や
9条のことばっかりが、憲法の話だと思っている人もいるかもしれません。でも、本当にそうでしょう
か? われわれ一人ひとりが自分らしく自由に生きるためには、国家によって差別されたり生き方を制
限されたりしたら厳しいですよね。この点、自由とは何かが憲法には示されています。憲法Ⅰでは、正
に日本国憲法が存在する目的でもある人権保障について考察していきました。それでは、この目的を実
現するにはどうしたらよいでしょう? 何らかの国家組織が必要とはいえないでしょうか? 憲法の
4章以降は、専門用語的には「統治機構」と呼ばれる部分ですが、正にさきほどの疑問に対して一つの
解を与えてくれるものです。例えば、国会や裁判所など。
ただ国家組織の説明は義務教育段階で既に習っていることと考えられます。従って、一つテーマを設定
したいと思います。国民の政治参加と国家組織というテーマです。国民の政治参加というと、まずもっ
て、選挙について考えねばなりませんので、憲法上の選挙権の意義、そして現行の選挙制度を確認して
いき、他国との比較も行っていきたいと思います。また、一昨年成立した国民投票法についても、皆さ
んの憲法上の国民投票権との関係から考察していきたいと考えています。
次に、昨年度は、裁判員制度がスタートした年でもあります。そこで、国民の司法参加とは何かを理解
する上からも、裁判制度について規定する憲法部分について理解する必要があると思われます。後半部
分ではこれをテーマにしたいと思います。我々が裁判に当事者として参加する時、どのような権利が保
障されているのか、裁判傍聴制度の意義は何か、外国人の当事者に対する通訳者は確保できているのか、
日本の裁判制度との関係から考察していきたいと思います。
近年の動向もふまえて、二つのテーマに焦点を絞りましたが、無論、憲法に示されている内閣や地方
自治についてもふれていきます。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようにすること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるよ
うにすること。
③日本国憲法が試験科目として必要とされる国家試験等を受験する予定の学生にとって、導入部分とし
ての知識や
考え方を身に付けるようにすること。
【履修上の注意】
授業中の私語は厳禁です。真剣に授業を受けている学生に対して迷惑となりますので、厳しく注意しま
す。六法は必ず持参して下さい。
【事前準備学習】
新聞などを読むようにして下さい。
222
【教科書】
『初学者のための憲法学』 麻生多聞、飯島滋明ほか 北樹出版 2008
【参考書】
参考書については授業中に紹介します。
【評価方法】
授業中に行う小テストと学期末テストの総合点で評価します。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 統治に関する基本原則 権力分立と国民主権
3 回 国民主権と憲法改正国民投票法
4 回 戦後日本の防衛政策と憲法
5 回 同時多発テロ後の日本の防衛政策と憲法
6 回 国会
7 回 両院制の意義
8 回 内閣
9 回 首相公選制の是非について
10 回 司法権
11 回 違憲審査制
12 回 地方自治の本旨
13 回 住民投票について
14 回 憲法と国際協調主義
15 回 いままでのまとめ・学期末試験
憲法2(統治機構)//榎澤
幸広/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
憲法といわれてもピンとくる学生は少ないのではないでしょうか? 場合によっては、自衛隊の話や
9条のことばっかりが、憲法の話だと思っている人もいるかもしれません。でも、本当にそうでしょう
か? われわれ一人ひとりが自分らしく自由に生きるためには、国家によって差別されたり生き方を制
限されたりしたら厳しいですよね。この点、自由とは何かが憲法には示されています。憲法Ⅰでは、正
に日本国憲法が存在する目的でもある人権保障について考察していきました。それでは、この目的を実
現するにはどうしたらよいでしょう? 何らかの国家組織が必要とはいえないでしょうか? 憲法の
4章以降は、専門用語的には「統治機構」と呼ばれる部分ですが、正にさきほどの疑問に対して一つの
解を与えてくれるものです。例えば、国会や裁判所など。
ただ国家組織の説明は義務教育段階で既に習っていることと考えられます。従って、一つテーマを設
定したいと思います。国民の政治参加と国家組織というテーマです。国民の政治参加というと、まずも
って、選挙について考えねばなりませんので、憲法上の選挙権の意義、そして現行の選挙制度を確認し
ていき、他国との比較も行っていきたいと思います。また、国民投票法についても、皆さんの憲法上の
国民投票権との関係から考察していきたいと考えています。
次に、2009 年度は、裁判員制度がスタートした年でもあります。そこで、国民の司法参加とは何か
223
を理解する上からも、裁判制度について規定する憲法部分について理解する必要があると思われます。
後半部分ではこれをテーマにしたいと思います。我々が裁判に当事者として参加する時、どのような権
利が保障されているのか、裁判傍聴制度の意義は何か、外国人の当事者に対する通訳者は確保できてい
るのか、日本の裁判制度との関係から考察していきたいと思います。
近年の動向もふまえて、二つのテーマに焦点を絞りましたが、無論、憲法に示されている内閣や地方
自治についてもふれていきます。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようにすること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるよ
うにすること。
③日本国憲法が試験科目として必要とされる国家試験等を受験する予定の学生にとって、導入部分とし
ての知識や
考え方を身に付けるようにすること。
【履修上の注意】
唯一つの履修条件として、授業中私語をする方は真面目に授業を受けている方の迷惑になりますので
参加しない
で下さい。また、できる限り、学生と教員との対話型の講義を行っていきたいと思いますので、参加者
は使用してほしい事例などを積極的に提示して下さい(初回(必ず参加して下さい)にアンケートを実
施しますので、考えておいて下さい)。
【事前準備学習】
義務教育時、あるいは、高校時に学んだ「日本国憲法」の部分を復習しておいて下さい。あるいは戦後、
文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』を読んでおいて下さい。
【教科書】
『リアル憲法学(第2版)』 石埼学・押久保倫夫・笹沼弘志 法律文化社 2013
【参考書】
授業中か、配布するプリントにて紹介致します。
【評価方法】
履修者数などに応じて変更する場合があります。初回の状況で判断します。必ず出席して下さい。
①31 人~65 人:定期試験 70%と小テスト(レポートで実施する場合もあり)30%で評価 ②30 人未
満:小テストを毎回行い、小テストの受験回数 50%と内容 50%で評価 ③65 人を超える場合:定期試
験で評価。赤点(45 点~59 点)の者に対しては、授業中の小テストを9割以上受験している場合、補
助点を付加します。
【講義テーマ】
1 回 憲法とは何か(ガイダンスもかねて)
2 回 憲法と政治参加
3 回 選挙権
4 回 選挙制度
5 回 被選挙権-もし、我々が国会議員になったら?
224
6 回 国会とは何か
7 回 憲法改正国民投票
8 回 行政権とは何か
9 回 国会と内閣の関係
10 回 司法権とは何か
11 回 裁判を受ける権利と裁判制度
12 回 法廷通訳・裁判傍聴制度
13 回 憲法と裁判員制度
14 回 地方自治
15 回 授業総括及び試験
商法入門//藤井
信秀/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義においては、「商法」と「会社法」の総則の部分を取り扱う。商法体系の基本的概念として「商
人」と「商行為」の2つがあるが、最初にこの2つの概念の関係を説明するとともに、開業準備行為と
商人資格の取得の問題も取り扱う。次に商人に特有な制度である商業登記、商号、商業帳簿、商業使用
人、代理商について順に説明する。
【学習到達目標】
本講義においては、商法総則の制度に関する概説書並びに新聞・雑誌等の記事が理解できる水準に到達
することを目標とする。
【履修上の注意】
六法全書を持参すること。出席点を考慮して成績評価します。
【事前準備学習】
教科書の指定はしておりませんが、多くの教科書タイプの本が出版されています。『商法総則』・『商行
為法』という題名の本です。それらを事前に読んで、あらかじめある程度の知識を得ていることが望ま
しい。
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%
【講義テーマ】
1 回 法例・商人の定義
2 回 商行為(絶対的商行為・営業的商行為・附属的商行為)について
3 回 開業準備行為(附属的商行為)と商人資格
4 回 商業登記
5 回 商号の選定
6 回 名板貸人の責任とその事例
7 回 商号の譲渡
8 回 商業帳簿…会計帳簿の意義・資産評価基準
225
9 回 商業帳簿…貸借対照表の意義
10 回 計算書類の意義・作成義務(会社の場合)
11 回 支配人の代理権・義務・責任
12 回 支配人以外の商業使用人の代理権・義務・責任
13 回 代理商
14 回 仲立ち及び取次ぎ
15 回 まとめ及び試験
会社法1//藤井
信秀/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は、会社法に関するものである。平成 17 年成立の「会社法」は、合名会社・合資会社・合同会
社・株式会社の4つの会社形態を認めており、その概説をおこなう。最初に個人企業と共同企業のそれ
ぞれの長所と短所について説明するとともに、共同企業に属する会社における資本・労力の結合と危険
の分散・軽減の機能を説明する。次に各会社形態を区分する標準となる「社員の責任の態様」によって、
各会社形態の基本的特質を明らかにし、会社債権者と社員との法的関係を説明する。また、この基本的
特質が会社の経営、持分の譲渡、会社財産の確保などに影響を及ぼしていることを解説する。その後、
この基本的特質が理解されたことを前提に、もう少し詳しく合名会社・合資会社・合同会社の順に詳し
く説明する予定である。
以後、現在においても最も重要な会社形態である株式会社を詳しく説明する。
まず、株式会社の設立方法である発起設立と募集設立を説明し、株式会社の作り方を理解してもらう。
次に株主(社員)の地位である株式を説明することにより、株主相互間の関係と株主と会社との権利義
務関係を明らかにする。
【学習到達目標】
本講義においては、会社制度に関する基本的な知識を取得することを目的とする。講義受講後において、
概説書並びに新聞・雑誌等の記事が理解できる水準に到達することを目標とする。
【履修上の注意】
六法全書を持ってきてください。
【事前準備学習】
教科書の指定はしておりませんが、多くの教科書タイプの本が出版されています。それらを事前に読ん
で、あらかじめある程度の知識を得ていることが望ましい。
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%
【講義テーマ】
1 回 個人企業と共同企業(組合、権利能力のない社団、匿名組合、会社など)
2 回 会社の定義、社員の責任、会社の種類
3 回 持分会社(合名会社、合資会社、合同会社)
4 回 株式会社の特徴、各種定義規定の説明
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5 回 株式会社の設立…発起設立
6 回 株式会社の設立…募集設立
7 回 発起人等の責任、設立無効の訴え
8 回 株式…株主の責任、株主の権利、株式の内容についての特別の定め
9 回 株式…異なる種類の株式
10 回 株式…株主名簿、株式の譲渡
11 回 株式…自己株式の取得、株式の併合、分割、無償割当て、単元株式数
12 回 株式…募集株式の発行
13 回 株式… 株券、株券喪失登録
14 回 新株予約権…発行、割当て、払込み、新株予約権原簿
15 回 まとめ及び試験
会社法2//藤井
信秀/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は、会社法に関するものである。平成 17 年成立の「会社法」は、合名会社・合資会社・合同会
社・株式会社の4つの会社形態を認めているが、会社の定義や合名会社・合資会社・合同会社・株式会
社の大まかな相違点や概説、及び株式会社の設立と株式(株主の地位)については「会社法 1」で講義
をするので既に受講済みであることが望ましい。
講義の内容と順序は、以下のようになる。
最初に、株式会社における最高の意思決定機関である株主総会と種類株主総会を説明する。
次に、株主総会以外の機関(取締役、取締役会、会計参与、監査役、監査役会、会計監査人、委員会)
の選任・解任、権限、責任を説明する。
その次に、会社の組織再編行為(組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転)の説明をする。
なお、ここで事業譲渡についても説明する。
続いて、会社の計算(会計の原則、会計帳簿、計算書類等、資本金・準備金、剰余金の配当)と社債
の説明をする。
最後に、訴訟(会社の組織に関する訴え、株式会社における責任追及等の訴え)について説明するが、
多くは、関連する事項の説明の際に同時に説明をし、残された部分のみを取り扱う。
【学習到達目標】
本講義においては、会社制度に関する基本的な知識を取得することを目的とする。講義受講後において、
概説書並びに新聞・雑誌等の記事が理解できる水準に到達することを目標とする。
【履修上の注意】
六法全書を持ってきてください。
【事前準備学習】
教科書の指定はしておりませんが、多くの教科書タイプの本が出版されています。それらを事前に読ん
で、あらかじめある程度の知識を得ていることが望ましい。
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%
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【講義テーマ】
1 回 機関…株式会社の機関設計
2 回 機関…株主総会、種類株主総会
3 回 機関…役員及び会計監査人の選任及び解任
4 回 機関…取締役・取締役会
5 回 機関…会計参与・監査役・監査役会
6 回 機関…会計監査人
7 回 機関…委員会
8 回 機関…執行役
9 回 機関…役員等の損害賠償責任
10 回 機関…株主代表訴訟
11 回 計算等…会計の原則、会計帳簿、計算書類等、連結計算書類
12 回 計算等…資本金、準備金、剰余金の配当
13 回 合併(新設合併・吸収合併)
14 回 株式交換・株式移転
15 回 まとめ及び試験
民法2//川村
隆子/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業は「民法1」の続編である。
民法の内容は、一般的に、
「民法総則」、
「物権」、
「債権」
、
「不法行為」、
「親族・相続(家族法)」の分
野に分かれ、1044条から構成されているが、この講義では、
「債権」と「不法行為」を中心に学ぶ。
債権の内容は、日常生活において、最も身近にある規定である。
例えば、「A君はラーメン屋さんに入り、店員さんに席に案内され、水とおしぼりを出された。その
後、A君はおしぼりで手をふき、水を一口飲んだ後にラーメンを注文した。ところが、急にバイト先の
店長から呼び出されて、ラーメンを食べる時間がなくなり、お店を出ようとした時、店員からラーメン
代の支払いを求められた。」
さて、A君は食べていないラーメンの代金を支払わなければならないか?
また、
「B君は通学中に交通事故にあったが、軽傷だったので加害者から通院代とお見舞い(3万円)
をもらい、相手と今後、事故の責任を求めないことを約束して、和解した。ところが、事故から半年た
ったある日、B君の首に激痛が
走り、原因は半年前の事故であることが判明した。」
さて、B君は、一度和解した半年前の事故の加害者に、再度、損害賠償を請求できるか?
この講義では、上記のような様々な日常の出来事に対する民法の規定を理解し、発生する事象に対処
できる力を養いたいと考える。
【学習到達目標】
民法2(債権、不法行為)の内容を暗記するのではなく理解し、身近なトラブル(とくに金銭トラブ
ルや事故)を民法上の規定を適用して、解決へ結び付けることができる、法的思考力を身につけたい。
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【履修上の注意】
<履修上の注意>
・ 私語一切禁止 … 私語をする者は、教室から退出してもらうので、留意すること。
・ 講義には、教科書、六法、筆記具等を必ず持参すること。
【事前準備学習】
・教科書を通読し、通読で理解できる内容と、理解できなかった内容を把握した上で、
授業に出席すること。
・教科書の通読で、読めなかった漢字や理解できなかった専門用語は予め調べておくこと。
【教科書】
『コンパクト民法 財産法』 目崎 哲久 他著 法律文化社 2006 年
* 教科書は「民法1(川村)」と同じ教科書であるので、「民法1(川村)」で購入した人は改めて
購入しなくてよいので注意してください。
* 授業中に民法の条文が参照できるように、六法等を準備しておくこと。
【参考書】
『民法講義0 ゼロからの民法入門』 近江 幸治 成文堂 2012 年
『民法概論③ 債権総論 第 2 版補訂版』 川井 健 有斐閣 2009 年
『民法概論④ 債権各論 補訂版』 川井 健 有斐閣 2010 年
【評価方法】
期末試験および授業中に指示する課題提出
* 授業態度によっては、減点するので注意すること。
【講義テーマ】
1 回 債権とは
2 回 債権の効力(債務不履行)
3 回 債権の効力(損害賠償)
4 回 債権の保全(債権者代位権)
5 回 債権の保全(詐害行為取消権)
6 回 多数当事者の債権関係(分割・不可分、連帯債務、保証債務)
7 回 債権譲渡と債務引受
8 回 債権の消滅
9 回 契約とは(成立、契約の効果)
10 回 売買契約
11 回 貸借契約(賃貸借、使用貸借、消費貸借など)
12 回 その他の契約(贈与、請負、委任、寄託、和解など)
13 回 不法行為
14 回 特殊の不法行為
15 回 まとめ及び試験
229
民法2//大原
寛史/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
民法3//川村
隆子/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業は「民法1」「民法2」の続編である。
民法の内容は、一般的に、
「民法総則」、
「物権」、
「債権」
、
「不法行為」、
「親族・相続(家族法)」の分
野に分かれ、1044条から構成されているが、この講義では、「親族・相続」を学ぶ。
親族・相続の内容は、私達が生まれてきたとき、誰がお母さんで、誰がお父さんか、といった親子関
係や、彼女が妻(配偶者)になるためにはどのような手続きや条件が必要か?といった婚姻に関する規
定、さらには、
自分が得た財産は、自分の死後どのようになるのか(相続)?など、人が生まれてから死亡するまで
の身近な家族、親族(親戚)の関係について学ぶ。
また、家族関係は時代の流れとともに、その価値や関係は変化している。
たとえば、
「夫婦別氏」や「代理母出産」の問題が有名であるが、その他「子の命名権」や「離婚請
求のありかた」など、家族や親族の価値のありかたによって生じた問題も講義でとりあげ、今後の家族
に関する法のあり方について考えていきたい。
【学習到達目標】
民法3(親族、相続)の内容を暗記するのではなく、家族法の規定について考え、現在の家族のあり
方を考察する力を養いたい。
【履修上の注意】
<履修上の注意>
・ 私語一切禁止 … 私語をする者は、教室から退出してもらうので、留意すること。
・ 講義には、教科書、六法、筆記具等を必ず持参すること。
<準備学習(予習)>
・ 実施した講義内容のノート、教科書を読み、復習した上で、次回講義内容の教科書を読む。
【事前準備学習】
・教科書を通読し、おおまかな授業内容を把握した上で、授業に出席すること。
【教科書】
『身近な家族法』 川村隆子 法律文化社 2010 年
*授業時には、六法等にて、民法の条文が参照できるようにしておくこと。
【参考書】
『民法 親族・相続(有斐閣アルマ)』 松川
『家族法』 窪田 充見 有斐閣 2013 年
正毅 有斐閣 2012 年
230
【評価方法】
期末試験および授業態度にて評価する。
【講義テーマ】
1 回 家族法とは(親族関係)
2 回 婚姻の成立
3 回 婚姻の効果
4 回 婚約、内縁
5 回 離婚の成立
6 回 離婚の効果
7 回 親子(実子)
8 回 親子(養子)
9 回 親権、後見
10 回 相続とは
11 回 相続の開始と要件
12 回 相続財産
13 回 遺言
14 回 遺留分
15 回 まとめ及び試験
有価証券法//藤井
信秀/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
まず講義の初めに、手形・小切手の経済的機能として、手形・小切手の信用手段、送金手段、取立の手
段、支払の手段の機能を説明する。次に手形上(小切手上)の法律行為である手形(小切手)行為の特
色すなわち書面行為性、要式行為性、無因性、文言性、独立性等の説明をする。ついで、手形の絶対的
記載事項である手形要件を説明するとともに白地手形の説明もここで行う。他人による手形行為として
は、代理方式と代行方式があるが、その説明とともに、無権限でなされた場合、すなわち無権代理・偽
造についての説明も加える。手形は裏書により、権利を移転できるが、裏書の方式、効力についての説
明と、さらに手形取引の安全確保の制度である善意取得制度、人的抗弁の切断の制度の説明を行う。手
形の支払のところでは、満期における支払と免責および支払がなされない場合の遡求について説明する。
小切手のところでは、基本的な性質は為替手形と同じであるから、小切手に特有な制度に限定して説明
する。すなわち、支払委託の取消、支払保証に代わる自己宛小切手、支払拒絶宣言、線引小切手の制度
等の説明を中心に行う。
【学習到達目標】
本講義においては、手形・小切手法に関する概説書並びに新聞・雑誌等の関連記事が理解できる水準に
到達することを目標とする。
【履修上の注意】
六法全書を持参すること。出席点を考慮して成績評価します。
231
【事前準備学習】
教科書の指定をしておりますので、それを事前に読んで、あらかじめある程度の知識を得ていることが
望ましい。特に教科書を読むだけでは、理解できないことがはっきりしていると、講義を集中して聴く
ことができるようになります。
【教科書】
関口編著『現代商法Ⅲ(手形、小切手)』八千代出版
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%
【講義テーマ】
1 回 手形・小切手の概要
2 回 手形・小切手の経済的機能
3 回 約束手形の振出…手形要件(絶対的記載事項)
4 回 約束手形の振出…振出しの効力
5 回 白地手形
6 回 譲渡裏書とその効力
7 回 特殊な譲渡裏書
8 回 特殊な裏書
9 回 支払
10 回 手形交換・不渡り・取引停止処分
11 回 遡求
12 回 手形(小切手)訴訟
13 回 為替手形
14 回 小切手
15 回 まとめ及び試験
経済法1//名島
利喜/集春/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
経済法という概念は広い概念であり、この中には様々な分野が考えられるが、独占禁止法(私的独占の
禁止及び公正取引の確保に関する法律)を中心として講義を展開する。独占禁止法の基本を独占禁止法
の全般にわたって概観していくが、重要度・理解度などを考慮しつつ、メリハリをつけて解説する。独
占禁止法の基本的な枠組み・考え方を理解した後、事例問題も検討する。
【学習到達目標】
・独占禁止法の基本構造を理解すること
・競争政策の重要性を知ること
【履修上の注意】
日本経済新聞に目を通してほしい。
232
【事前準備学習】
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味を理解しておくこと。
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
『独占禁止法の実務』 地頭所五男編 商事法務研究会 1993
『判審決独占禁止法:不当な取引制限』 植木邦之,川越憲治著 商事法務研究会 1986
『市場経済と競争法』 佐藤一雄著 商事法務研究会 1994
『コンメンタール独占禁止法』 田中誠二[ほか]著 勁草書房 1981
そのほか、講義の進行に応じて適宜指示します。
【評価方法】
試験 70% 平常点 30%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 独禁法の違反要件
3 回 弊害要件総論
4 回 市場
5 回 反競争性
6 回 正当化理由
7 回 不当な取引制限
8 回 不公正な取引方法
9 回 私的独占
10 回 事業者団体規制
11 回 企業結合規制
12 回 例外的な違反類型
13 回 適用除外
14 回 景表法・下請法
15 回 まとめおよび試験
経済法2//名島
利喜/集春/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
経済法という概念は広い概念であり、この中には様々な分野が考えられるが、独占禁止法(私的独占の
禁止及び公正取引の確保に関する法律)を中心として講義を展開する。独占禁止法の基本を独占禁止法
の全般にわたって概観していくが、重要度・理解度などを考慮しつつ、メリハリをつけて解説する。独
占禁止法の基本的な枠組み・考え方を理解した後、事例問題も検討する。
【学習到達目標】
・独占禁止法の基本構造を理解すること
233
・競争政策の重要性を知ること
【履修上の注意】
日本経済新聞に目を通してほしい。
【事前準備学習】
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味を理解しておくこと。
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
『独占禁止法の実務』 地頭所五男編 商事法務研究会 1993
『判審決独占禁止法:不当な取引制限』 植木邦之,川越憲治著 商事法務研究会 1986
『市場経済と競争法』 佐藤一雄著 商事法務研究会 1994
『コンメンタール独占禁止法』 田中誠二[ほか]著 勁草書房 1981
そのほか、講義の進行に応じて適宜指示します。
【評価方法】
試験 70% 平常点 30%
【講義テーマ】
1 回 公取委による事件処理
2 回 処理方法の選択
3 回 法定外の処理
4 回 排除措置命令
5 回 課徴金納付命令
6 回 減免制度
7 回 命令の当否を問う争訟
8 回 事件処理に関するその他の諸問題
9 回 刑罰
10 回 民事訴訟
11 回 差止請求
12 回 損害賠償請求
13 回 独禁法と競争政策
14 回 日本独禁法と国際問題
15 回 まとめおよび試験
政治学1//荻原
隆/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
近現代の規範的政治理論(1)-政治社会における善と正義-
この講義は、近現代における代表的な規範的政治理論を取り上げ、それらが政治社会におけるあるべき
234
根本規範-善と正義-の問題をどのように取り扱ってきたのか分析しながら、学生諸君とともにこの問
題を考えてみようとするものである。政治学2とあわせて履修してほしい。政治学1では、まず、近代
とはいかなる社会国家であるのかを、学問・政治・経済・社会・理念といったさまざまな視点から分析
し、その構造的特徴を明らかにしながら講義の導入とする。次に、形成期近代市民社会の代表的な規範
原理であるホッブズとロックの自然権理論を取り上げ、その構造と性格を考察しながら、それがなぜ今
日まで人権思想の源泉として大きな影響を保持し続けてきているのかを論ずる。そして、自然権理論に
対抗して成立し、現代においてもさまざま評価と批判を受けているベンサムの功利主義の原理(最大多
数の最大幸福)を分析し、人権理論との対比を行なう。
【学習到達目標】
国家や社会が成り立つ根本的な規範について原理的にーこの場合は概念を行使してー考えることの意
義や面白さを理解してもらうことを目的としている。物事を原理的かつ論理的に思考する習慣や能力を
養ってもらえればと思う。
【履修上の注意】
遅刻・早退・私語は厳禁。
【事前準備学習】
テキストには一応目を通しておくこと。また広く哲学・文学・歴史などの古典に親しみ、新聞やニュー
スはよくチェックし、知見や教養を高めておくこと。基礎的な知識・思考力が不足していると、授業を
理解できないし、興味もわかないであろう。
【教科書】
『西洋政治理論史』 藤原保信 早稲田大学出版部 1985
『20世紀の政治理論』 藤原保信 岩波書店 1991
『西洋政治理論史』 藤原・飯島編 新評論 1995
【評価方法】
小テスト30%、平常点20%、期末試験50%
【講義テーマ】
1 回 講義の目的
2 回 近現代の構造-学問の視点から-
3 回 近現代の構造-政治・経済の視点から-
4 回 近現代の構造-理念の視点から-
5 回 伝統的自然法思想-T・アクィナスを中心に-
6 回 近代的自然権思想-ホッブズとロックを中心に-
7 回 伝統と近代の国家観
8 回 伝統的自然法と近代自然権思想の連関と差異
9 回 自然権思想の意義と影響
10 回 自然権思想の意義と影響-実証主義と対比して-
11 回 功利主義の登場
12 回 功利主義の理論-ベンサムを中心に-
13 回 功利主義の意義と問題
14 回 人権思想と功利主義
235
15 回 授業の総括と試験
政治学2//荻原
隆/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
近現代の規範的政治理論(2)-政治社会における善と正義-
ついで、ベンサムの功利主義を継承しつつ、大きな質的転換をなしたJ.S.ミルの理論を取り上げ、
さらにグリーンやバーカーらのイギリス理想主義の政治哲学が功利や快楽に代えて人格や自己実現を
政治共同体の目的としていったことの意味を考えてみる。一方、今世紀のアメリカ政治学はこれらの規
範的政治論理の流れとは違って、政治学の経験科学化を追求してきた。ベントレー、メリアム、ラスウ
ェルからイーストン、ドイッチュに到る政治学者がそうである。ここではとくにイーストンを取り上げ、
政治学を経験的事実の領域に限定し、複雑な政治行動を説明する一般理論の構築を目指す体系分析の意
義と問題を考察する。このような、いわゆる行動科学としての政治学に対し、1960 年代の後半には脱
行動革命と呼ばれる激しい批判が生じ、1970 年代には規範的政治理論の復権を志向するロールズ、ノ
ジック、ドゥオーキンらの著作が次々に公刊されていった。ここでは、功利主義を批判しつつ、自由主
義と平等主義の調和を図ろうとするロールズの正義論を取り上げ、その意義と問題を考えてみる。最後
に、現代世界における公共性の喪失を鋭く論じたアレントとハーバーマスをとりあげ、個と個、あるい
は個と共同社会の関係において現代ではなにがなお可能であるかを論じてみようと思う。
【学習到達目標】
国家や社会が成り立つ根本的な規範について原理的にーこの場合は概念を行使してー考えることの意
義や面白さを理解してもらうことを目的としている。物事を原理的かつ論理的に思考する習慣や能力を
養ってもらえればと思う。
【履修上の注意】
遅刻・早退・私語は厳禁。
【事前準備学習】
テキストには一応目を通しておくこと。また広く哲学・文学・歴史などの古典に親しみ、新聞やニュー
スはよくチェックし、知見や教養を高めておくこと。基礎的な知識・思考力が不足していると、授業を
理解できないし、興味もわかないであろう。
【教科書】
『西洋政治理論史』 藤原保信 早稲田大学出版部 1985
『20世紀の政治理論』 藤原保信 岩波書店 1991
『西洋政治理論史』 藤原・飯島編 新評論 1995
【評価方法】
小テスト30%、平常点20%、試験50%
【講義テーマ】
1 回 自然権と功利主義-人間・規範・国家
2 回 功利主義の転回-ミルの場合
236
3 回 近代の政治的理想主義-ミルの民主主義論をめぐって
4 回 近代の政治的理想主義-グリーンとバーカー
5 回 近代の政治的理想主義-バーカー
6 回 近代の政治的理想主義の特徴と意義-善と正義
7 回 近代の政治的理想主義の特徴と意義-国家の概念
8 回 アメリカ政治学の挑戦-その一般的特徴
9 回 アメリカ政治学の挑戦-イーストンを中心
10 回 規範的政治理論の復権
11 回 規範的政治理論の復権-ロールズを中心に
12 回 規範的政治理論の復権-ロールズの正義論の特徴と問題
13 回 現代における公共性理論-アレントの場合
14 回 現代における公共性理論-ハーバーマスの場合
15 回 授業の総括と試験
行政法//飯島
滋明/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
「行政法」なんて聞くと、自分とは関係ないと思われる方もいるかもしれません。しかし、出生、婚姻、
家の新築や増改築、公的施設の利用、子どもの保育所への入所、電気、水道、ガス、公立学校の教員に
よる体罰や学校事故、生活保護や介護保険、税金など、数えればきりがありませんが、私たちの生活は
「行政」と密接に関連しています。
この講義では、こうした「行政」の組織や作用を対象としている「行政法」についての法的問題を紹介
します。その上で行政法のあり方について、受講者の見解を深めてもらいたいと考えています。
【学習到達目標】
行政法のしくみと役割を理解すること。行政法に関する法的問題を認識し、受講者の見解を身につける
こと。
【履修上の注意】
授業中の私語は厳禁です。真剣に授業を受けている学生に対して迷惑となりますので、厳しく注意しま
す。六法は必ず持参して下さい。
【事前準備学習】
新聞などを読むようにしてください。
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
公務員・行政書士などを目指す受講者には、原田尚彦『行政法要論』(学陽書房)の最新版での学習を薦
めます。
237
【評価方法】
授業中に行う小テストと学期末試験の総合点で評価します。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション・行政法とは
2 回 事例1 違法建築物と行政法(1)
家の新築・改築ができない?
3 回 事例1 違法建築物と行政法(2) 行政指導
4 回 事例1 違法建築物と行政法(3) 行政行為
5 回 事例1 違法建築物と行政法(4) 行政上の強制執行、即時強制
6 回 事例2 道路建設のために家を取り上げられたらどうなるの?損失補償について
7 回 事例3 教師による体罰と行政法(1)体罰は許される?
8 回 事例3 教師による体罰と行政法(2) いわゆる「体罰報告書」の開示請求と不服申立てにつ
いて
9 回 事例3 教師による体罰と行政法(3) いわゆる「体罰報告書」と行政事件訴訟について
10 回 事例3 教師による体罰と行政法(4) 体罰と国家賠償請求について
11 回 事例4 保育基本計画と行政法 保育所民営化を手がかりに
12 回 事例5 「行政主体」としての自治体について(1) なぜ自治体が必要か
13 回 事例5 「行政主体」としての自治体について(2) 「自治体自主立法」としての条例につい
て
14 回 事例5 「行政主体」としての自治体について(3) 「住民自治」はどうあるべきか
15 回 事例6 いままでのまとめ・学期末試験
政策過程論//西寺
雅也/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
一体「政策」はどのようなことであるかを知ること、そして政策がどのように生まれ、公共的にそれが
具現化されるかを知ることは、政策系の学科で学ぶ学生にとってもっとも基本的な知識である。課題設
定⇒立案⇒決定⇒実施⇒評価とたどる政策の過程の各段階に存在する様々な問題点・課題を理解してい
くことも、政治や行政のあり方そのもの知る上で重要なテーマでもある。
授業では我々の身近な政府である基礎自治体(市区町村)の現場からみた政策過程を詳細に見ながら、
自治体の歴史、特に先進的に独自政策を開発し、自治体の質を飛躍的に高め、国と地方の関係を変えて
きた歴史を理解することに努める。しかし、一方ではほとんど独自政策を開発していない「遅れた」自
治体の存在も無視できず、その意味では自治体改革の必要性が高まっていることを地方分権改革の進展
という文脈の中で考えることが必要である。
抽象的にならざるを得ない政策過程論をできる限り、具体的な実例を挙げてより現実の政策形成につ
なげるよう努め、政策そのものの理解を容易なものにしていく。
現場において様々政策づくりに携わった経験を活かし、政策づくりの実際についても伝え、動態的に
自治体の動きを捉える工夫を行うことによってより身近なものとして自治体を知ることにつなげてい
きたい。
【学習到達目標】
政策とは何かをまず理解すること。
政策を考える上で常に念頭に置かなければならないことを前提に、次の公共政策の研究につなぐことが
238
できるようにすること。
特に政策形成過程を理解すること。
【履修上の注意】
私語や遅刻、席を離れる行為など授業の妨害になる行為は厳に慎むこと
授業の注意事項は初回、第二回の講義の際、印刷したものを渡すので注意すること
レジュメを適宜配布し、そのレジュメで授業を進めるためレジュメを揃え、それに基づいてノート整理
など行うこと
前回までの授業内容を理解した上で、次の授業に臨むこと
【事前準備学習】
復習を主として行うこと
配布したレジュメのまとめをすること
新聞等に現れる「政策」について自らの考え方をまとめること(資料として配布する)
【教科書】
教科書は使用しない
その都度配布するレジュメを揃えておくこと
【参考書】
『政策過程論』 早川純貴他 学陽書房 2004 年
『政策過程分析入門』 早野厚 東京大学出版会 1997 年
【評価方法】
定期試験で評価(ただし、出席が 3 分の2を超えていること(就活等で欠席する場合は正式な届を提出
すること)
【講義テーマ】
1 回 政策とはなにか
2 回 政策サイクルとはなにか
3 回 課題設定について
4 回 立案について
5 回 政策法務とはどういうことか
6 回 政策の決定をどのように行われるのか
7 回 政策実行の担い手について
8 回 政策評価について
9 回 政治と政策
10 回 政策選択を巡る問題点
11 回 政策形成過程における職員の役割
12 回 政策を管理するシステムについて
13 回 行政内における意思決定について
14 回 政策形成と住民
15 回 まとめと試験
239
行政学//西寺
雅也/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
公共政策の重要な担い手である行政の役割は我々の社会生活に直接的に大きな影響を及ぼす。行政が果
たす役割がどのようなものであるかを知ることは、公共政策について学ぶものにとって必須のこととい
える。社会が激しく変化する中ではこれまでの「行政」のあり方も問われている。地方自治体における
行政の現状と今後の改革の行方を理解することは大切である。それらのことを市長の経験を生かし、
「現
場」の状況を含め、学ぶ場とする。
我々にとって最も身近な政府である市町村の力量を高めていくことは、「地域のことは地域で決める」
という地方分権改革の一層の進展が叫ばれている時、これからの地域社会のあり方を決めていく重要な
カギとなる。当然、それは我々の日常生活に影響を与える大きな課題である。
今、自治体を考えていく際のキーワードは「人口減少、少子高齢化、財政縮小」といったいわば「拡大
する社会から縮小する社会へ」と変わってきた状況を表している。我々がこれまで経験したことのなか
った事態にどう対処するかが問われている。こうした時代には政治のあり方が変わらざるを得ないとと
もに、自治体・行政の考え方も変わらざるをえない。特に財政縮小による自治体の経営は極めて厳しい
状況に置かれており、ひとつ舵取りを間違えれば、財政破綻を引き起こしかねないことを意味している。
そのため自治体経営の方針を明確にし、財政の健全性の確保をはじめ自治体が自律することを目指した
取組みに着手することが不可欠となっている。
また、こうしたことは地域社会を変貌させ、解決困難な地域課題を自治体に投げかけている。いわば、
持続可能性が脅かされるような課題を我々に突き付けている。限界集落、住宅団地の孤立、中心市街地
の空洞化など至る所でこうした現象が起きている。
我々は上述したような現代的な課題解決の糸口を見つけるための考察を授業を通して学ぶ。
【学習到達目標】
日本の国・地方の「政治のしくみ」を理解するとともに、行政に関する基礎的な知識を身につけること。
マスメディアなどで報じられる自治体におけるさまざまな事象の意味することを考える能力を身につ
けること
市民生活と直接かかわりを持つ自治体のあり方について関心を持ち、それを通して地域社会のこれから
を考える能力を身につけること
【履修上の注意】
私語や席を離れるなど他人の勉学の妨害になるような行為を行わないこと
授業中の注意事項については初回、第二回の講義の際に示すので、それに従うこと
授業はレジュメをその都度配布して行うことにしている。そのため、レジュメを揃えておくこと
レジュメに基づいて復習をすること
新聞などの記事を意識して読むこと、テレビのニュ-ス番組を見ること
【事前準備学習】
復習を主として行うこと
配布したレジュメのまとめをすること
地方自治法等の該当する条項を読み、理解しておくこと
240
【教科書】
教科書は使用しないが、その都度レジュメを配布する
レジュメに基づいて授業は進めるので初回から揃えておくこと
【参考書】
『自治体は変わるか』 松下圭一 岩波書店(岩波新書) 1999 年 10 月
『自律自治体の形成―すべては財政危機との闘いからはじまった』 西寺雅也 公人の友社 2008 年 8 月
『地方分権改革』 西尾勝 東京大学出版会 2007 年 7 月
【評価方法】
定期試験で評価(ただし、出席が 3 分の2を超えていること(就活等で欠席する場合は正式な届を提出
すること)
【講義テーマ】
1 回 国・地方の「政治のしくみ」
2 回 地方自治のしくみ
3 回 自治体における直接民主主義のしくみ
4 回 自治体議会の役割と権限
5 回 自治体議会の問題点
6 回 行政のしくみ 1(首長の権限)
7 回 行政のしくみ2(執行機関)
8 回 国・地方の政府間関係
9 回 自治体における基本的な原則1(情報公開・市民参加)
10 回 自治体における基本的な原則2(行政手続・権利救済制度)
11 回 自治体における基本的な原則3(総合計画)
12 回 自治基本条例について
13 回 自治体財政のしくみ
14 回 自治体財政の問題点
15 回 まとめと試験
地域計画論//杉戸
厚吉/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
活力のある地域、住みやすい地域、個性のある地域など、住民にとって或いは外から訪れる来訪者に
とって、魅力ある地域をつくるためには、産業、住宅、交通、公園、緑地、福祉、教育などの多様な機
能の充実が必要である。ところが当然財源に限りがあるため、場当たり的な整備では中途半端に終わり、
十分な事業効果を生み出すことができない。現状ならびに将来予想される問題の中から重要な課題を抽
出し、その解決を図る一方で地域が有する特性を伸ばすような整備を進める必要がある。こうした整備
を進めるためにも、整備の方針と具体的な事業内容、時期・主体などを示す地域計画が重要な役割を担
うことになる。
地域計画の中には、国全体の国土計画から、市町村を超えた圏域を対象とする広域計画、各市町村単
位の総合計画、またテーマごとに策定する土地利用計画、市街地整備計画、緑地公園計画、産業振興計
画、観光振興計画、福祉のまちづくり計画、文化振興計画など様々な計画がある。地域の実態と将来展
241
望を見据え、しかも相互の整合性を確保しながら各種の計画を策定し、その計画にもとづいた具体的な
整備を展開する必要がある。
本講義では、地域づくりに関わる計画の体系を整理しながら、各計画の持つ役割を解説し、地域計画
の全体像を理解する。また計画ごとに、計画の構成、計画の策定の視点、計画内容に求められる事項、
事業への計画の生かされ方などを解説し、各計画の機能と計画策定の進め方について理解する。
また講義のなかでは、具体的な事例を題材にとりあげ、地域特性の据え方、地域特性に応じた計画テ
ーマの設定の仕方、計画内容のポイントについて、実例に即して理解できるようにする。
【学習到達目標】
地域づくりに関わる計画の体系を整理しながら、各計画の持つ役割を解説し、地域計画の全体像を理解
する。また計画ごとに、計画の構成、計画の策定の視点、計画内容に求められる事項、事業への計画の
生かされ方などを解説し、各計画の機能と計画策定の進め方について理解する
【履修上の注意】
講義はパワーポイントを使用して行い、その資料も配布します。しかし、レポートはテーマについて自
分の言葉で解説する記述式の問題を出しますので、パワーポンとの資料だけでは回答できません。講義
での解説をしっかりとメモすることが重要です。
【評価方法】
講義中に数回レポートの提出を求め、レポートの合計点で評価します。評価は、講義で解説したポイン
トがレポートに反映されているを評価します。パワーポイント原稿を転記するだけのレポートでは単位
取得はできません。
【講義テーマ】
1 回 講義の概要 地域の役割
2 回 地域の自立と今後の地域計画に求められる視点
3 回 地域の担い手の変化と特色
4 回 新しい公共と協働のまちづくり
5 回 我が国における地域計画の体系と種類
6 回 日本の都市計画と市街地形成
7 回 これからの市街地のあり方(コンパクトシティ)
8 回 住民参画型の計画策定
9 回 産業振興計画
10 回 観光振興計画
11 回 観光まちづくり
12 回 環境基本計画
13 回 地域福祉計画
14 回 まとめ
15 回 レポート試験の解説
242
地域経営論//杉戸
厚吉/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
(目標)
地方分権の進展により地域は自立的な経営が求められている。行政、企業、市民の複数の主体による多
様な地域資源の活用の仕組みを構築することが必要な地域経営の理念とプロセスを学ぶことにより、
人・もの・情報・金を有効に活用するマネジメントについての理解を深めることを目標とする。
(概要)
講義の前半では、事例を通して、地域経営の概念、地域経営の必要性、地域経営を構成する要素、地域
経営の実態、地域経営の戦略のパターンと成否のポイントについて概説する。また、後半は地域経営の
戦略立案と実施体制を構築する上での重要な要素となる地域ブランド、コミュニティビジネスの理論と
実践について概説する。このことを通じて、住民、NPO、行政職員、企業などの様々な立場からの地
域経営に関わり方と基礎的な知識を身につけることができるようにする。
【学習到達目標】
現代の地域経営の理念の理解を深めること。
地域経営の主体としての行政、住民、NPO、企業の役割を理解すること。
事例を通じて、地域社会で起きている経営課題を理解すること。
【履修上の注意】
講義はパワーポイントを使用して行い、その資料も配布します。しかし、レポートはテーマについて自
分の言葉で解説する記述式の問題を出しますので、パワーポンの資料だけでは回答できません。講義で
の解説をしっかりとメモすることが重要です。
【評価方法】
講義中に数回、レポート提出を求めます。そのレポートの平均点で評価します。
【講義テーマ】
1 回 地域経営論の講義概要と地域経営の概念
2 回 事例(地域経営の失敗の要因と影響)
3 回 事例(農村地域の経営戦略の例)
4 回 事例(山村地域の経営戦略の例)
5 回 事例(観光まちづくりの事例)
6 回 事例(地方都市のまちなか再生の事例)
7 回 事例(大都市における活性化戦略の事例)
8 回 中間試験及びまとめ
9 回 地域ブランド戦略①(概論)
10 回 地域ブランド戦略②(事例)
11 回 コミュニティビジネス①(概論)
12 回 コミュニティビジネス②(事例)
13 回 地域経営の主体と組織体制
14 回 地域経営のプロセス
15 回 まとめ
243
まちづくり論//井澤
知旦/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
まちは暮らしの場であり、私たちの生活を包み込む器ともえます。その意味では、どのようなまちを作
っていくのかは私たち暮らしの質を左右する重要なテーマとなります。また、まちづくりにおいては多
様な要素(分野と主体)から成っています。具体的には産業(経済)
、文化、環境、コミュニティ、土
地利用などの各分野や住民、企業、自治体、専門家などの各主体があり、それらを総合化することでま
ちづくりが実践されていきます。言い換えれば、まちづくりは総合政策の典型的な分野です。
この授業ではまちづくりの基礎編と実践編の二つのアプローチから学んでいきます。
基礎編では、ここでいう「まちづくり」とは何かを定めておいたうえで、まちづくりの取り巻く今日的
な環境を踏まえ、その構成要素(分野)をわかりやすく解説します。実践編ではできるだけ実際の取組
み実例をとりあげて、そのプロセスと現状を解説し、理論的枠組みを理解できるようにします。
なお、理解を助けるために、パワーポイント等を活用しながら、ビジュアルに提示していきます。
【学習到達目標】
まちづくりの基礎編と実例編を通じて、総合政策の典型的な対象の一つであるまちづくりについて、体
系的に理解を深めることを目標とします。
【履修上の注意】
常に私たちの暮らしの場である「まち」に対して注意を払って眺めてみてください。好きな場所、嫌い
な場所があるなら、なぜそう思うのかを考えることがまちづくりのスタートです。また、新聞や雑誌で
登場する「まち」に関する記事や映画での撮影場所も、なぜ取り上げられているのかを考えることもま
ちづくりのスタートです。
各講義ではパワーポイントを用い、その内容をテキストとして配布しますが、気付いた点はこまめにノ
ートを取りましょう。専門用語が授業中に出てきますので、不明の言葉の意味を調べるなどして、理解
を深めておいてください(講義中での質問も可)
【事前準備学習】
日本におけるまちづくりは人口減少下における持続的発展がテーマになっています。欧米のまちづくり
の関心事は都市間競争にいかに勝って、活力を維持するかにあるように思えます。そこで、下記の参考
書を読んだり、新聞雑誌(情報誌)で取り上げられる都市がなぜ取り上げられているのかを日頃から考
えておいてください。
【教科書】
講義の都度、講義内容の資料を配布します。
【参考書】
『クリエイティブ計画論』 リチャード・フロリダ 川口典夫訳 ダイヤモンド社 2009
『成長主義を超えて 大都市はいま』 矢作弘・小泉秀樹編著 日本経済評論社 2005
『「都市縮小」の時代』 矢作弘 角川書店 2009
『シビックプライド』 シビックプライド研究会 宣伝会議 2008
『人口減少時代の大都市経済』 松谷明彦 東洋経済新報社 2010
244
【評価方法】
試験(60%)
,平常点(40%)
試験は期末テストの結果から評価する。平常点は講義で学習した内容を小レポートとして提出し、それ
を評価する。
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスとまちづくりの視点
2 回 まちづくりをとりまく社会的環境
3 回 まちづくりの構成要素-公共空間・交通・環境・地域資源-
4 回 まちづくりに歴史的資源を活かす-ものづくり文化の道(名古屋市西区)など-
5 回 まちづくりに産業的資源を活かす-やきもののまち瀬戸・美濃・常滑-
6 回 まちづくりに文化的資源を活かす-文化のみち(名古屋市東区)など
7 回 中間とりまとめ
8 回 町並み保存・観光とまちづくり-重伝建地区と地域資産活用型観光地-
9 回 福祉とまちづくり-地域の活力と福祉力-
10 回 公共空間の活用とまちづくり-オープンカフェを事例に-
11 回 景観向上とまちづくり-マクドナルドの店舗デザインを通じて-
12 回 日本と欧米の都市再開発とまちづくり
13 回 まちづくりにおけるマネジメント
14 回 まちづくりの担い手を考える-市民・企業・行政・NPO-
15 回 まちづくり論の総括と試験
地域活性化研究B1//水野
晶夫/通年/4 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業は、熱田の観光まちづくり活動を行政・NPO・企業との連携によって実施するとともに、当
該事業の分析・研究を行う。授業の目的は、まちづくりやビジネスに対する理解を深め、社会の担い手
側の視点を学ぶとともに、社会に関わる力(社会人基礎力)をつけることである。
この授業は講義、フィールドワーク、成果まとめ(研究報告書作成・プレゼンテーション)からなる。
2013 年度に実施する予定のプランは以下の通り。
1.熱田観光まちづくりプロジェクト
(熱田の歴史を楽しむイベント企画/熱田新Bご当地級グルメ開発など)
2.みつばちプロジェクト(養蜂まちづくり事業)
(本学白鳥学舎での養蜂事業/みつばち関連イベントの企画実施など)
3.商品開発(企業連携による共同開発)
【学習到達目標】
まちづくり活動の企画・実践に関わり、いわゆる社会人として必要な基礎力の向上を目標とする。
【履修上の注意】
[春]
【履修ガイダンス】
245
第1回目の授業にて履修説明会を開催します。この説明会に出席しないと履修登録ができません。
【履修上の注意】
4年生ではじめてこの授業を受講する場合、事前に教員(水野)の了解を得るようにしてください(C
CSにてこの授業の履修目的・理由を連絡してください。連絡のない場合は履修不可とします)。
この授業は、年に数回実施するイベント時は土日活動となります。その場合は、当該単位時間分の授業
が休講となります。なお、この授業の欠席は厳禁です。もし欠席の場合は補習・レポートか失格となり
ます。
【通年型(A→B)】
この授業は秋学期プロジェクト演習 B とあわせて通年授業として実施します。
プロジェクト演習 B を秋学期に引き続き履修することを条件とします。
[秋]
【履修ガイダンス】
第1回目の授業にて履修説明会を開催します。この説明会に出席しないと履修登録ができません。
【B2履修希望者】
2回目の受講は、B1の成績がSまたはAの学生のみです。
【履修上の注意】
4年生ではじめてこの授業を受講する場合、事前に教員(水野)の了解を得るようにしてください(C
CSにてこの授業の履修目的・理由を連絡してください。連絡のない場合は履修不可とします)。
この授業は、年に数回実施するイベント時は土日活動となります。その場合は、当該単位時間分の授業
が休講となります。なお、この授業の欠席は厳禁です。もし欠席の場合は補習・レポートか失格となり
ます。
【事前準備学習】
イベント時の事前準備・練習は十分に行うように。相手はお客様であり、社会的責任を感じながら用意
周到に。
【評価方法】
授業態度、プレゼンテーション、研究レポートの総合評価
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 企画書の書き方
3 回 イベント企画書作成
4 回 商品開発の考え方-地域ブランドとは-
5 回 商品開発企画書作成
6 回 都市養蜂とまちづくり
7 回 養蜂実践-ミツバチの飼育方法-
8 回 養蜂実践-採蜜-
9 回 養蜂実践-商品開発-
10 回 歴史まちづくり-熱田神宮創祀 1900 年祭-
11 回 歴史まちづくり-宮の渡し・東海道宮宿-
12 回 まちづくりイベント企画
13 回 発表会準備
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回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
回
中間発表会
振り返り・反省会
まちづくり実践-環境まちづくり採蜜ショー企画-
まちづくり実践-観光まちづくりミツバチショー企画-
まちづくり実践-白鳥庭園イベント参画-
まちづくり実践-保育園向けイベント実践-
まちづくり実践-熱田区民祭り企画-
振り返り・反省会
まちづくり実践-宮の渡し活性化ワークショップ-
まちづくり実践-宮の渡し活性化イベント-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(国際会議場)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(白鳥庭園)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(愛知機械工業)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(アイホン)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(日比野商店街)-
成果報告会&反省会
振り返り・総括・研究報告書提出
地域活性化研究B2//水野
晶夫/通年/4 単位/3 年次配当
【講義概要】
この授業は、熱田の観光まちづくり活動を行政・NPO・企業との連携によって実施するとともに、当
該事業の分析・研究を行う。授業の目的は、まちづくりやビジネスに対する理解を深め、社会の担い手
側の視点を学ぶとともに、社会に関わる力(社会人基礎力)をつけることである。
この授業は講義、フィールドワーク、成果まとめ(研究報告書作成・プレゼンテーション)からなる。
2013 年度に実施する予定のプランは以下の通り。
1.熱田観光まちづくりプロジェクト
(熱田の歴史を楽しむイベント企画/熱田新Bご当地級グルメ開発など)
2.みつばちプロジェクト(養蜂まちづくり事業)
(本学白鳥学舎での養蜂事業/みつばち関連イベントの企画実施など)
3.商品開発(企業連携による共同開発)
【学習到達目標】
まちづくり活動の企画・実践に関わり、いわゆる社会人として必要な基礎力の向上を目標とする。
【履修上の注意】
[春]
【履修ガイダンス】
第1回目の授業にて履修説明会を開催します。この説明会に出席しないと履修登録ができません。
【履修上の注意】
4年生ではじめてこの授業を受講する場合、事前に教員(水野)の了解を得るようにしてください(C
CSにてこの授業の履修目的・理由を連絡してください。連絡のない場合は履修不可とします)。
247
この授業は、年に数回実施するイベント時は土日活動となります。その場合は、当該単位時間分の授業
が休講となります。なお、この授業の欠席は厳禁です。もし欠席の場合は補習・レポートか失格となり
ます。
【通年型(A→B)】
この授業は秋学期プロジェクト演習 B とあわせて通年授業として実施します。
プロジェクト演習 B を秋学期に引き続き履修することを条件とします。
[秋]
【履修ガイダンス】
第1回目の授業にて履修説明会を開催します。この説明会に出席しないと履修登録ができません。
【B2履修希望者】
2回目の受講は、B1の成績がSまたはAの学生のみです。
【履修上の注意】
4年生ではじめてこの授業を受講する場合、事前に教員(水野)の了解を得るようにしてください(C
CSにてこの授業の履修目的・理由を連絡してください。連絡のない場合は履修不可とします)。
この授業は、年に数回実施するイベント時は土日活動となります。その場合は、当該単位時間分の授業
が休講となります。なお、この授業の欠席は厳禁です。もし欠席の場合は補習・レポートか失格となり
ます。
【事前準備学習】
イベント時の事前準備・練習は十分に行うように。相手はお客様であり、社会的責任を感じながら用意
周到に。
【評価方法】
授業態度、プレゼンテーション、研究レポートの総合評価
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス
2 回 企画書の書き方
3 回 イベント企画書作成
4 回 商品開発の考え方-地域ブランドとは-
5 回 商品開発企画書作成
6 回 都市養蜂とまちづくり
7 回 養蜂実践-ミツバチの飼育方法-
8 回 養蜂実践-採蜜-
9 回 養蜂実践-商品開発-
10 回 歴史まちづくり-熱田神宮創祀 1900 年祭-
11 回 歴史まちづくり-宮の渡し・東海道宮宿-
12 回 まちづくりイベント企画
13 回 発表会準備
14 回 中間発表会
15 回 振り返り・反省会
16 回 まちづくり実践-環境まちづくり採蜜ショー企画-
17 回 まちづくり実践-観光まちづくりミツバチショー企画-
248
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まちづくり実践-白鳥庭園イベント参画-
まちづくり実践-保育園向けイベント実践-
まちづくり実践-熱田区民祭り企画-
振り返り・反省会
まちづくり実践-宮の渡し活性化ワークショップ-
まちづくり実践-宮の渡し活性化イベント-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(国際会議場)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(白鳥庭園)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(愛知機械工業)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(アイホン)-
まちづくり実践-あつた産業ツアー(日比野商店街)-
成果報告会&反省会
振り返り・総括・研究報告書提出
インターンシップ1//十名
直喜/集春(集中)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
■インターンシッププログラム(社会実習/企業実習)
インターンシッププログラム(社会実習,企業実習)とは、企業や官公庁などで約2週間程度実際に就
業経験をすることにより、業界や仕事への理解を深めるプログラムで、就職に直結するものです(実施
時期については CCS 掲示版に掲載します)。ビジネス、行政、NPOなどの各分野から選択でき、実習
が有意義なものとなるように万全を期すために、実習プログラム以外に、事前学習・事後学習が用意さ
れており、その成果を教育的観点から確かなものとします。
事前学習とは、実習に先立って、実習の目的意識や学習目標を明確にして、実習が有意義なものとな
るように万全を期すためのプログラムです。プログラム概要説明、プログラムに挑む心構え、実習先等
に関する事前レポートの提出および報告やビジネスマナー講座が主な内容です。
実習期間中は、研修日誌の記録を義務づけ、 実習後には、実習を通じて喚起した問題意識、関心、
経験を今後の学習課題やライフプランにつなげていくことに重点を置いたインターンシッププログラ
ムの総括的な意味合いをもつ事後学習も実施します。事後学習の主な内容は、研修成果報告書の提出、
実習報告ディスカッションです。
■単位認定
事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容をもとに単位認定を行いますので、就業実習を
行っても、事前事後学習に欠席した学生には、単位認定ができなくなることに留意してください。
なお、この単位(社会実習、企業実習)は履修単位制限に含まれません。
【学習到達目標】
業界や仕事への理解を深める
【履修上の注意】
マナーを磨き、徹底遵守を日々心がける。
249
【事前準備学習】
業界・企業の事前調査を行っておく。
【評価方法】
実習企業の評価、事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容
【講義テーマ】
1 回 回 事前学習1:実習先企業及びその業界の概要について調査した結果を報告する
2 回 事前学習2:勤務先で遭遇する様々な場面を想定し、その対応を考える
3 回 事前学習3:ビジネスマナーの基本について学ぶ(1)
4 回 事前学習4:ビジネスマナーの基本について学ぶ(2)
5 回 企業実習1:インターンシップ先での業務実習
6 回 企業実習2:インターンシップ先での業務実習
7 回 企業実習3:インターンシップ先での業務実習
8 回 企業実習4:インターンシップ先での業務実習
9 回 企業実習5:インターンシップ先での業務実習
10 回 企業実習6:インターンシップ先での業務実習
11 回 企業実習7:インターンシップ先での業務実習
12 回 企業実習8:インターンシップ先での業務実習
13 回 企業実習9:インターンシップ先での業務実習
14 回 企業実習10:インターンシップ先での業務実習
15 回 事後学習1;実習結果のまとめの報告、16 回 事後学習2:代表発表と総括
インターンシップ1//十名
直喜/集秋(集中)/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
■インターンシッププログラム(社会実習/企業実習)
インターンシッププログラム(社会実習,企業実習)とは、企業や官公庁などで約2週間程度実際に就
業経験をすることにより、業界や仕事への理解を深めるプログラムで、就職に直結するものです(実施
時期については CCS 掲示版に掲載します)。ビジネス、行政、NPOなどの各分野から選択でき、実習
が有意義なものとなるように万全を期すために、実習プログラム以外に、事前学習・事後学習が用意さ
れており、その成果を教育的観点から確かなものとします。
事前学習とは、実習に先立って、実習の目的意識や学習目標を明確にして、実習が有意義なものとな
るように万全を期すためのプログラムです。プログラム概要説明、プログラムに挑む心構え、実習先等
に関する事前レポートの提出および報告やビジネスマナー講座が主な内容です。
実習期間中は、研修日誌の記録を義務づけ、 実習後には、実習を通じて喚起した問題意識、関心、
経験を今後の学習課題やライフプランにつなげていくことに重点を置いたインターンシッププログラ
ムの総括的な意味合いをもつ事後学習も実施します。事後学習の主な内容は、研修成果報告書の提出、
実習報告ディスカッションです。
■単位認定
事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容をもとに単位認定を行いますので、就業実習を
行っても、事前事後学習に欠席した学生には、単位認定ができなくなることに留意してください。
250
なお、この単位(社会実習、企業実習)は履修単位制限に含まれません。
【学習到達目標】
業界や仕事への理解を深める
【履修上の注意】
マナーを身に付け、励行できるようしておく。
【事前準備学習】
希望する産業・企業の研究を進めておく。
【評価方法】
実習企業の評価、事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容
【講義テーマ】
1 回 回 事前学習1:実習先企業及びその業界の概要について調査した結果を報告する
2 回 事前学習2:勤務先で遭遇する様々な場面を想定し、その対応を考える
3 回 事前学習3:ビジネスマナーの基本について学ぶ(1)
4 回 事前学習4:ビジネスマナーの基本について学ぶ(2)
5 回 企業実習1:インターンシップ先での業務実習
6 回 企業実習2:インターンシップ先での業務実習
7 回 企業実習3:インターンシップ先での業務実習
8 回 企業実習4:インターンシップ先での業務実習
9 回 企業実習5:インターンシップ先での業務実習
10 回 企業実習6:インターンシップ先での業務実習
11 回 企業実習7:インターンシップ先での業務実習
12 回 企業実習8:インターンシップ先での業務実習
13 回 企業実習9:インターンシップ先での業務実習
14 回 企業実習10:インターンシップ先での業務実習
15 回 事後学習1;実習結果のまとめの報告、16 回 事後学習2:代表発表と総括
インターンシップ2//十名
直喜/集春(集中)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
■インターンシッププログラム(社会実習/企業実習)
インターンシッププログラム(社会実習,企業実習)とは、企業や官公庁などで約2週間程度実際に就
業経験をすることにより、業界や仕事への理解を深めるプログラムで、就職に直結するものです(実施
時期については CCS 掲示版に掲載します)。ビジネス、行政、NPOなどの各分野から選択でき、実習
が有意義なものとなるように万全を期すために、実習プログラム以外に、事前学習・事後学習が用意さ
れており、その成果を教育的観点から確かなものとします。
事前学習とは、実習に先立って、実習の目的意識や学習目標を明確にして、実習が有意義なものとな
るように万全を期すためのプログラムです。プログラム概要説明、プログラムに挑む心構え、実習先等
に関する事前レポートの提出および報告やビジネスマナー講座が主な内容です。
251
実習期間中は、研修日誌の記録を義務づけ、 実習後には、実習を通じて喚起した問題意識、関心、
経験を今後の学習課題やライフプランにつなげていくことに重点を置いたインターンシッププログラ
ムの総括的な意味合いをもつ事後学習も実施します。事後学習の主な内容は、研修成果報告書の提出、
実習報告ディスカッションです。
■単位認定
事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容をもとに単位認定を行いますので、就業実習を
行っても、事前事後学習に欠席した学生には、単位認定ができなくなることに留意してください。
なお、この単位(社会実習、企業実習)は履修単位制限に含まれません。
【学習到達目標】
業界や仕事への理解を深める
【履修上の注意】
マナーを磨き、徹底遵守を日々心がける。
【事前準備学習】
業界・企業の事前調査を行っておく。
【評価方法】
実習企業の評価、事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容
【講義テーマ】
1 回 回 事前学習1:実習先企業及びその業界の概要について調査した結果を報告する
2 回 事前学習2:勤務先で遭遇する様々な場面を想定し、その対応を考える
3 回 事前学習3:ビジネスマナーの基本について学ぶ(1)
4 回 事前学習4:ビジネスマナーの基本について学ぶ(2)
5 回 企業実習1:インターンシップ先での業務実習
6 回 企業実習2:インターンシップ先での業務実習
7 回 企業実習3:インターンシップ先での業務実習
8 回 企業実習4:インターンシップ先での業務実習
9 回 企業実習5:インターンシップ先での業務実習
10 回 企業実習6:インターンシップ先での業務実習
11 回 企業実習7:インターンシップ先での業務実習
12 回 企業実習8:インターンシップ先での業務実習
13 回 企業実習9:インターンシップ先での業務実習
14 回 企業実習10:インターンシップ先での業務実習
15 回 事後学習1;実習結果のまとめの報告、16 回 事後学習2:代表発表と総括
インターンシップ2//十名
直喜/集秋(集中)/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
■インターンシッププログラム(社会実習/企業実習)
252
インターンシッププログラム(社会実習,企業実習)とは、企業や官公庁などで約2週間程度実際に就
業経験をすることにより、業界や仕事への理解を深めるプログラムで、就職に直結するものです(実施
時期については CCS 掲示版に掲載します)。ビジネス、行政、NPOなどの各分野から選択でき、実習
が有意義なものとなるように万全を期すために、実習プログラム以外に、事前学習・事後学習が用意さ
れており、その成果を教育的観点から確かなものとします。
事前学習とは、実習に先立って、実習の目的意識や学習目標を明確にして、実習が有意義なものとな
るように万全を期すためのプログラムです。プログラム概要説明、プログラムに挑む心構え、実習先等
に関する事前レポートの提出および報告やビジネスマナー講座が主な内容です。
実習期間中は、研修日誌の記録を義務づけ、 実習後には、実習を通じて喚起した問題意識、関心、
経験を今後の学習課題やライフプランにつなげていくことに重点を置いたインターンシッププログラ
ムの総括的な意味合いをもつ事後学習も実施します。事後学習の主な内容は、研修成果報告書の提出、
実習報告ディスカッションです。
■単位認定
事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容をもとに単位認定を行いますので、就業実習を
行っても、事前事後学習に欠席した学生には、単位認定ができなくなることに留意してください。
なお、この単位(社会実習、企業実習)は履修単位制限に含まれません。
【学習到達目標】
業界や仕事への理解を深める
【履修上の注意】
マナーを身に付け、励行できるようしておく。
【事前準備学習】
希望する産業・企業の研究を進めておく。
【評価方法】
実習企業の評価、事前事後学習での学習内容、各種提出レポートの内容
【講義テーマ】
1 回 回 事前学習1:実習先企業及びその業界の概要について調査した結果を報告する
2 回 事前学習2:勤務先で遭遇する様々な場面を想定し、その対応を考える
3 回 事前学習3:ビジネスマナーの基本について学ぶ(1)
4 回 事前学習4:ビジネスマナーの基本について学ぶ(2)
5 回 企業実習1:インターンシップ先での業務実習
6 回 企業実習2:インターンシップ先での業務実習
7 回 企業実習3:インターンシップ先での業務実習
8 回 企業実習4:インターンシップ先での業務実習
9 回 企業実習5:インターンシップ先での業務実習
10 回 企業実習6:インターンシップ先での業務実習
11 回 企業実習7:インターンシップ先での業務実習
12 回 企業実習8:インターンシップ先での業務実習
13 回 企業実習9:インターンシップ先での業務実習
14 回 企業実習10:インターンシップ先での業務実習
253
15 回 事後学習1;実習結果のまとめの報告、16 回 事後学習2:代表発表と総括
企業研究1//十名・名城・笠井・阿部・
大石/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
「企業研究1」
(2年次配当)は、
「企業連携プログラム」の特色の一つで、経済学部の両学科に共通
する科目です。
「企業研究1および2」は、製造業から金融業に至る多様な業種の会社や各種組織をとりあげ、第一
線経営者による講義および工場見学から構成されています。
「企業研究1」は、製造業を中心に企業の現場に出かけ、最前線の息吹や諸問題に直接触れ、現地で
五感を通して系統的に学びます。すなわち、多様な業種の工場を訪れ、ものづくり現場を見学するとと
もに、会社概要や製造工程、生産管理や改善活動などについて企業の専門家から説明を受け、トータル
に学ぶことをめざしています。
受講者の定員は、40数名までとします。大学~企業間は、バスで移動します。バスの収容定員およ
びマナーとモラルを確保する上でも、40数名が限度とみています。企業の現場に出かけて、工場見学
し、会社説明を受けます。経営の現実やノウハウなどについて、経営者や工場長などから学びます。担
当教員が1名付き添い、会社説明の際にポイントを整理する、学生からの質問を引き出すなど、サポー
トします。
2013 年度は、瀬戸および名古屋地域の7社を見学する予定です。第1週は、
「企業研究1」を学ぶ
ポイント、とくに工場見学および会社説明を受ける要領、注意点などについて、学びます。第2週より、
工場見学・会社説明がスタートします。以降は、隔週ごとに工場見学・会社説明を実施します。工場見
学・会社説明の時間配分は、次の通りです。
13:00
所定場所に集合(時間厳守)
14:20~16:10 会社見学・説明
工場見学40分、会社説明50分、質疑応答20分
会社説明では、会社概要、経営戦略、生産工程、現場における種々の改
善活動・工夫などを
予定しています。何か要望があれば、検討するので申
し出てください。
16:30
最寄り駅で解散
なお毎回、手書きのレポート(見学・聞き取りメモ)を解散時に提出します。学期末には、試験は行
いません。学期末には簡潔なレポートを提出し、試験に代えます。
【学習到達目標】
工場など生産現場に出かけ、ものづくりのダイナミズムや諸問題に直接触れ、現地で五感を通して系
統的に学びます。すなわち、多様な業種の工場を訪れ見学するとともに、会社概要や製造工程、生産管
理や改善活動などについて企業の専門家から説明を受け、質疑応答などを通してトータルに学ぶ。現代
の働く原点をしっかりと把握し、自らの仕事の探求にも役立てたい。
【履修上の注意】
工場見学に出かけるため、3・4 限(ほぼ隔週)の履修となる。
254
【事前準備学習】
会社訪問・見学のマナーを身につける。
【評価方法】
会社見学には必ず参加すること、手書きの見学・聞き取りレポートを解散時に提出することが必須で
す。学期末には、試験は行いません。簡潔なレポートを提出し、試験に代えます。
【講義テーマ】
1 回 会社見学の要領と心得(3 限)
2 回 第 1 回会社見学(3・4 限)瀬戸近辺
3 回 〃
4 回 第 2 回会社見学(3・4 限)瀬戸近辺
5 回 〃
6 回 第 3 回会社見学(3・4 限)瀬戸近辺
7 回 〃
8 回 第 4 回会社見学(3・4 限)名古屋近辺
9 回 〃
10 回 第 5 回会社見学(3・4 限)名古屋近辺
11 回
〃
12 回 第 6 回会社見学(3・4 限)名古屋近辺
13 回
〃
14 回 総括
15 回 レポートの提出
キャリアデザイン1a//江利川
良枝/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義に,あなたはどのようなイメージを持っていますか?「キャリアデザイン?あぁ,就職につい
て何かやる授業?」と思っている人もいることでしょう。しかし,それは“半分正解”で“半分ハズレ”
です。ここで“半分正解”というのは,“たしかに本講義では就職のことも多く取り上げる”という意
味です。そして“半分ハズレ”というのは,“しかし本講義で取り上げるのはそれだけではない”とい
う意味です。
つまり,本講義は,もっと広い,
“職業生活も含めた人生全般の道のり”(これが,「キャリア」とい
う言葉の本来の意味合いなのです)について考えたり,それにかかわる知識情報について理解を深めた
りするためのものなのです。“人生全般”という意味では,あなたも生まれて以来,少なくとも既に 18
年以上のキャリアを歩んでいるといえます。あなたはどんな高校生活を送ってきましたか?家族や友達
とはどのようにつきあってきましたか?休日は何をしていましたか?部活は?趣味は?アルバイト
は?…それらの歩みの全てがあなたが今までに作ってきたキャリアなのです。あなたは,今までの自分
のキャリアが気に入っていますか?それとも気に入らないですか?また,それを続けていきたいです
か?それとも変えていきたいですか?
本講義は,あなたが充実した大学生活を送り,また,卒業後は一人前の社会人としてスムーズに第一
歩を踏み出すことができるように,それに必要な基礎的資質やスキルを養うことを目的としています。
そのために,本講義では,最初にあなたの“今”を見つめることからスタートし,大学 4 年間の過ごし
255
方や 3 年生後半以降の就職活動,そして就職後の長い人生(85 歳まで生きるとすると,なんと 65 年あ
ります!)にまで,考えるテーマを徐々に広げていきます。また,その際には,自分 1 人でじっくりと
考えることに加え,同じ学科で学ぶ仲間からもサポートを得られるように(そして,あなたも仲間をサ
ポートしてあげられるように)グループワークやゲームを行う予定です。さらに,授業の進行状況によ
っては,先輩によるミニ講演の実施やテレビドラマの DVD 鑑賞なども検討しています。
講義だからといって身構える必要はありません。リラックスして,自分と素直に向き合いつつ,周囲
の人の意見も聴いてみましょう。そして講義中に気づいたことや感じたこと,知ったことを,講義が終
わった後でも,友達や家族との話題にしてみてください。そんな一見小さなことの積み重ねも,“ちりも
積もれば山となる”で,あなたのより良いキャリア形成につながっていくのです。今のキャリアが気に
入っている人はますます気に入るキャリアになるように,今のキャリアが気に入らない人はもっと気に
入るキャリアになるように,ぜひ本講義でそのきっかけをつかんでください。
【学習到達目標】
①「キャリア」に関する基本的事項を理解している。
②コミュニケーションにおける「自己開示」や「傾聴」の重要性を理解し,それらの資質向上に向けて
努力することができる。
③「大学4年間のキャリア形成」について主体的な問題意識を持ち,それを解決のための行動につなげ
ることができる。
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。それだけでも見えてくる世界が変わりますよ
【事前準備学習】
上記の【講義概要】でも触れたように,本講義の中で感じたことや知ったことを,「講義の中だけの
こと」に留めないで,「講義の外でも」友達や家族との話題にするよう努めてください。そのような日
常生活の中での取り組みがあってこそ,本講義の効果は発揮されるのです。某テレビドラマ風に言えば,
「キャリアは講義室で起きてるんじゃない,現場(=あなたの日常生活)で起きているんだ!」です。
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
256
2 回 大学 4 年間のキャリア形成①(本学で学ぶ意義を考える)
3 回 大学 4 年間のキャリア形成②(先輩の例を参考にして考える)
4 回 自己分析(現在の自分像を知る)
5 回 他己分析(他者から見た自分像を知る)
6 回 相互理解を深める(価値観の多様性を知る)
7 回 他者の考えを聴く(傾聴のコツを身につける)
8 回 自分の考えを伝える(自己表現のコツを身につける)
9 回 就職活動とキャリア形成①(就職活動の現状を知る)
10 回 就職活動とキャリア形成②(4 年生の先輩による座談会と質疑応答)
11 回 就職後のキャリア形成①(職業人としての生き方を考える)
12 回 就職後のキャリア形成②(卒業生ゲストによるミニ講演と質疑応答)
13 回 就職後のキャリア形成③(就職後のライフサイクルを考える)
14 回 ミニ目標の設定(提出)
15 回 総括および試験
キャリアデザイン1a//安藤
りか/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義に,あなたはどのようなイメージを持っていますか?「キャリアデザイン?あぁ,就職について
何かやる授業?」と思っている人もいることでしょう。しかし,それは“半分正解”で“半分ハズレ”
です。ここで“半分正解”というのは,“たしかに本講義では就職のことも多く取り上げる”という意
味です。そして“半分ハズレ”というのは,“しかし本講義で取り上げるのはそれだけではない”とい
う意味です。
つまり,本講義は,もっと広い,
“職業生活も含めた人生全般の道のり”(これが,「キャリア」とい
う言葉の本来の意味合いなのです)について考えたり,それにかかわる知識情報について理解を深めた
りするためのものなのです。“人生全般”という意味では,あなたも生まれて以来,少なくとも既に 18
年以上のキャリアを歩んでいるといえます。あなたはどんな高校生活を送ってきましたか?家族や友達
とはどのようにつきあってきましたか?休日は何をしていましたか?部活は?趣味は?アルバイト
は?…それらの歩みの全てがあなたが今までに作ってきたキャリアなのです。あなたは,今までの自分
のキャリアが気に入っていますか?それとも気に入らないですか?また,それを続けていきたいです
か?それとも変えていきたいですか?
本講義は,あなたが充実した大学生活を送り,また,卒業後は一人前の社会人としてスムーズに第一
歩を踏み出すことができるように,それに必要な基礎的資質やスキルを養うことを目的としています。
そのために,本講義では,最初にあなたの“今”を見つめることからスタートし,大学 4 年間の過ごし
方や 3 年生後半以降の就職活動,そして就職後の長い人生(85 歳まで生きるとすると,なんと 65 年あ
ります!)にまで,考えるテーマを徐々に広げていきます。また,その際には,自分 1 人でじっくりと
考えることに加え,同じ学科で学ぶ仲間からもサポートを得られるように(そして,あなたも仲間をサ
ポートしてあげられるように)グループワークやゲームを行う予定です。さらに,授業の進行状況によ
っては,先輩によるミニ講演の実施やテレビドラマの DVD 鑑賞なども検討しています。
講義だからといって身構える必要はありません。リラックスして,自分と素直に向き合いつつ,周囲
の人の意見も聴いてみましょう。そして講義中に気づいたことや感じたこと,知ったことを,講義が終
わった後でも,友達や家族との話題にしてみてください。そんな一見小さなことの積み重ねも,“ちりも
積もれば山となる”で,あなたのより良いキャリア形成につながっていくのです。今のキャリアが気に
257
入っている人はますます気に入るキャリアになるように,今のキャリアが気に入らない人はもっと気に
入るキャリアになるように,ぜひ本講義でそのきっかけをつかんでください。
【学習到達目標】
①「キャリア」に関する基本的事項を理解している。
②コミュニケーションにおける「自己開示」や「傾聴」の重要性を理解し,それらの資質向上に向けて
努力することができる。
③「大学4年間のキャリア形成」について主体的な問題意識を持ち,それを解決のための行動につなげ
ることができる。
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。それだけでも見えてくる世界が変わりますよ。
【事前準備学習】
上記の【講義概要】でも触れたように,本講義の中で感じたことや知ったことを,「講義の中だけの
こと」に留めないで,「講義の外でも」友達や家族との話題にするよう努めてください。そのような日
常生活の中での取り組みがあってこそ,本講義の効果は発揮されるのです。某テレビドラマ風に言えば,
「キャリアは講義室で起きてるんじゃない,現場(=あなたの日常生活)で起きているんだ!」です。
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 大学 4 年間のキャリア形成①(本学で学ぶ意義を考える)
3 回 大学 4 年間のキャリア形成②(先輩の例を参考にして考える)
4 回 自己分析(現在の自分像を知る)
5 回 他己分析(他者から見た自分像を知る)
6 回 相互理解を深める(価値観の多様性を知る)
7 回 他者の考えを聴く(傾聴のコツを身につける)
8 回 自分の考えを伝える(自己表現のコツを身につける)
9 回 就職活動とキャリア形成①(就職活動の現状を知る)
10 回 就職活動とキャリア形成②(4 年生の先輩による座談会と質疑応答)
11 回 就職後のキャリア形成①(職業人としての生き方を考える)
258
12
13
14
15
回
回
回
回
就職後のキャリア形成②(卒業生ゲストによるミニ講演と質疑応答)
就職後のキャリア形成③(就職後のライフサイクルを考える)
ミニ目標の設定(提出)
総括および試験
キャリアデザイン1b//江利川
良枝/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自
分の人生をデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,春学
期の「キャリアデザイン 1a」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づくステッ
プとして,とくに「働くこと」について考えます。
近年,「働くこと」のあり方が変化してきているといわれます。まず,そこへの入口である就職活動
が様変わりしました。以前は一般的であった大学が就職先を紹介してくれるという慣習はほとんどなく
なり,「エントリー制」が普及した現在では,大学の仲介に頼ることなく,学生一人ひとりが自力で企
業にアプローチしなくてはならなくなりました。また,働き方も変わりしました。正社員だけではなく
て,アルバイトや派遣などの非正社員として働く人も増えました。その中には自ら望んで非正社員を続
けていく人もいれば,会社の都合等によりやむを得ず非正社員になっている人もいます。さらに,最初
に就職した企業で定年まで働かず,何度か転職する人も増える傾向にあります。加えて,男女の役割も
変わってきました。仕事だけに没頭するのではなく,積極的に育児に関わる男性「イクメン」が脚光を
浴びているのはその象徴のひとつといえるでしょう。このように「働くこと」の姿が多様にある中,あ
なたはどのように働いていきたいですか?また,どのように働くべきなのでしょうか?あるいは,“実
は働きたくない”とか…。
本講義では,最初に「なぜ働くのか?」の意味を考えます。「そりゃ,お金を稼ぐためでしょ」と思
う人もいるかもしれませんが(もちろん,それも重要なことですが),これは古代ギリシア時代から様々
な領域の専門家がずっと論議してきた人類の一大問題であり,そうそうすぐに断言できることではない
のです。つまり,なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,
「やりがい」
だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難
題に関心を向けつつ,あなたの「働くこと」の現時点でのイメージの明確化を試みます。次に,本講義
では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・
アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか
女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方
の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解
を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを思い描いてみま
しょう。
【学習到達目標】
①現代社会における多様な「働き方」の現状を理解し,それに対する自分なりの見解を持っている。
②企業のしくみやそこで働くにあたり必要になる資質について理解している。
③キャリアを能動的に形成していこうとする“構え”を身につけている。
259
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経
験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。ま
た,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料
に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教科書】
『自分で動く就職(2013 年版)』 雇用開発センター 雇用開発センター 2012
【参考書】
講義内で必要に応じて提示します。
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 「働く意味」を考える(やりがいのため? v.s. お金のため?)
3 回 「お金の意味」を考える(ライフイベント表を手掛かりに)
4 回 「働き方」を考える①(雇用されて働く, 起業して働く)
5 回 「働き方」を考える②(正規で働く,非正規で働く)
6 回 「働き方」を考える③(1つの企業で働く,転職して働く)
7 回 「働き方」を考える④(男性の働き方,女性の働き方)
8 回 「企業のしくみ」を知る①(業界と職務)
9 回 「企業のしくみ」を知る②(企業組織)
10 回 「会社員」とは何か①(イメージする会社員,現実の会社員)
11 回 「会社員」とは何か②(望ましい会社員,望ましくない会社員)
12 回 「憧れの働き方」を考える①(憧れの人物の人生を探る)
13 回 「憧れの働き方」を考える①(結果のプレゼンテーション:前半)
14 回 「憧れの働き方」を考える②(結果のプレゼンテーション:後半)
15 回 総括および試験
260
キャリアデザイン1b//安藤
りか/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自分
の人生をデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,春学期
の「キャリアデザイン 1a」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づくステップ
として,とくに「働くこと」について考えます。
近年,「働くこと」のあり方が変化してきているといわれます。まず,そこへの入口である就職活動
が様変わりしました。以前は一般的であった大学が就職先を紹介してくれるという慣習はほとんどなく
なり,「エントリー制」が普及した現在では,大学の仲介に頼ることなく,学生一人ひとりが自力で企
業にアプローチしなくてはならなくなりました。また,働き方も変わりしました。正社員だけではなく
て,アルバイトや派遣などの非正社員として働く人も増えました。その中には自ら望んで非正社員を続
けていく人もいれば,会社の都合等によりやむを得ず非正社員になっている人もいます。さらに,最初
に就職した企業で定年まで働かず,何度か転職する人も増える傾向にあります。加えて,男女の役割も
変わってきました。仕事だけに没頭するのではなく,積極的に育児に関わる男性「イクメン」が脚光を
浴びているのはその象徴のひとつといえるでしょう。このように「働くこと」の姿が多様にある中,あ
なたはどのように働いていきたいですか?また,どのように働くべきなのでしょうか?あるいは,“実
は働きたくない”とか…。
本講義では,最初に「なぜ働くのか?」の意味を考えます。「そりゃ,お金を稼ぐためでしょ」と思
う人もいるかもしれませんが(もちろん,それも重要なことですが),これは古代ギリシア時代から様々
な領域の専門家がずっと論議してきた人類の一大問題であり,そうそうすぐに断言できることではない
のです。つまり,なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,
「やりがい」
だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難
題に関心を向けつつ,あなたの「働くこと」の現時点でのイメージの明確化を試みます。次に,本講義
では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・
アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか
女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方
の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解
を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを思い描いてみま
しょう。
【学習到達目標】
①現代社会における多様な「働き方」の現状を理解し,それに対する自分なりの見解を持っている。
②企業のしくみやそこで働くにあたり必要になる資質について理解している。
③キャリアを能動的に形成していこうとする“構え”を身につけている。
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
261
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経
験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。ま
た,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料
に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教科書】
『自分で動く就職(2013 年版)』 雇用開発センター 雇用開発センター 2012
【参考書】
講義内で必要に応じて提示します。
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 「働く意味」を考える(やりがいのため? v.s. お金のため?)
3 回 「お金の意味」を考える(ライフイベント表を手掛かりに)
4 回 「働き方」を考える①(雇用されて働く, 起業して働く)
5 回 「働き方」を考える②(正規で働く,非正規で働く)
6 回 「働き方」を考える③(1つの企業で働く,転職して働く)
7 回 「働き方」を考える④(男性の働き方,女性の働き方)
8 回 「企業のしくみ」を知る①(業界と職務)
9 回 「企業のしくみ」を知る②(企業組織)
10 回 「会社員」とは何か①(イメージする会社員,現実の会社員)
11 回 「会社員」とは何か②(望ましい会社員,望ましくない会社員)
12 回 「憧れの働き方」を考える①(憧れの人物の人生を探る)
13 回 「憧れの働き方」を考える①(結果のプレゼンテーション:前半)
14 回 「憧れの働き方」を考える②(結果のプレゼンテーション:後半)
15 回 総括および試験
キャリアデザイン2a//江利川
良枝/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自
262
分の人生をデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,201
2 年度の「キャリアデザイン 1a・1b」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づ
くステップとして,とくに「働くこと」について考えます。
近年,「働くこと」のあり方が変化してきているといわれます。まず,そこへの入口である就職活動
が様変わりしました。以前は一般的であった大学が就職先を紹介してくれるという慣習はほとんどなく
なり,「エントリー制」が普及した現在では,大学の仲介に頼ることなく,学生一人ひとりが自力で企
業にアプローチしなくてはならなくなりました。また,働き方も変わりしました。正社員だけではなく
て,アルバイトや派遣などの非正社員として働く人も増えました。その中には自ら望んで非正社員を続
けていく人もいれば,会社の都合等によりやむを得ず非正社員になっている人もいます。さらに,最初
に就職した企業で定年まで働かず,何度か転職する人も増える傾向にあります。加えて,男女の役割も
変わってきました。仕事だけに没頭するのではなく,積極的に育児に関わる男性「イクメン」が脚光を
浴びているのはその象徴のひとつといえるでしょう。このように「働くこと」の姿が多様にある中,あ
なたはどのように働いていきたいですか?また,どのように働くべきなのでしょうか?あるいは,“実
は働きたくない”とか…。
本講義では,最初に「なぜ働くのか?」の意味を考えます。「そりゃ,お金を稼ぐためでしょ」と思
う人もいるかもしれませんが(もちろん,それも重要なことですが),これは古代ギリシア時代から様々
な領域の専門家がずっと論議してきた人類の一大問題であり,そうそうすぐに断言できることではない
のです。つまり,なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,
「やりがい」
だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難
題に関心を向けつつ,あなたの「働くこと」の現時点でのイメージの明確化を試みます。次に,本講義
では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・
アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか
女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方
の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解
を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを思い描いてみま
しょう。
【学習到達目標】
①現代社会における多様な「働き方」の現状を理解し,それに対する自分なりの見解を持っている。
②企業のしくみやそこで働くにあたり必要になる資質について理解している。
③キャリアを能動的に形成していこうとする“構え”を身につけている。
【履修上の注意】
“一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求
めます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については,他の
受講生の学ぶ意欲を削ぐものであるため,厳しく指導します。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨みましょう。どうしても苦手な人は,せめて“ニコッと笑顔をみせる”“相手の
話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
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【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経
験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。ま
た,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料
に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教科書】
『自分で動く就職(2013 年版)』 雇用開発センター 雇用開発センター 2012
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 「働く意味」を考える(やりがいのため? v.s. お金のため?)
3 回 「お金の意味」を考える(ライフイベント表を手掛かりに)
4 回 「働き方」を考える①(雇用されて働く, 起業して働く)
5 回 「働き方」を考える②(正規で働く,非正規で働く)
6 回 「働き方」を考える③(1つの企業で働く,転職して働く)
7 回 「働き方」を考える④(男性の働き方,女性の働き方)
8 回 「企業のしくみ」を知る①(業界と職務)
9 回 「企業のしくみ」を知る②(企業組織)
10 回 「会社員」とは何か①(イメージする会社員,現実の会社員)
11 回 「会社員」とは何か②(望ましい会社員,望ましくない会社員)
12 回 「憧れの働き方」を考える①(憧れの人物の人生を探る)
13 回 「憧れの働き方」を考える①(結果のプレゼンテーション:前半)
14 回 「憧れの働き方」を考える②(結果のプレゼンテーション:後半)
15 回 総括および試験
キャリアデザイン2a//安藤
りか/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自
分の人生をデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,201
2 年度の「キャリアデザイン 1a・1b」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づ
くステップとして,とくに「働くこと」について考えます。
近年,「働くこと」のあり方が変化してきているといわれます。まず,そこへの入口である就職活動
が様変わりしました。以前は一般的であった大学が就職先を紹介してくれるという慣習はほとんどなく
なり,「エントリー制」が普及した現在では,大学の仲介に頼ることなく,学生一人ひとりが自力で企
業にアプローチしなくてはならなくなりました。また,働き方も変わりしました。正社員だけではなく
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て,アルバイトや派遣などの非正社員として働く人も増えました。その中には自ら望んで非正社員を続
けていく人もいれば,会社の都合等によりやむを得ず非正社員になっている人もいます。さらに,最初
に就職した企業で定年まで働かず,何度か転職する人も増える傾向にあります。加えて,男女の役割も
変わってきました。仕事だけに没頭するのではなく,積極的に育児に関わる男性「イクメン」が脚光を
浴びているのはその象徴のひとつといえるでしょう。このように「働くこと」の姿が多様にある中,あ
なたはどのように働いていきたいですか?また,どのように働くべきなのでしょうか?あるいは,“実
は働きたくない”とか…。
本講義では,最初に「なぜ働くのか?」の意味を考えます。「そりゃ,お金を稼ぐためでしょ」と思
う人もいるかもしれませんが(もちろん,それも重要なことですが),これは古代ギリシア時代から様々
な領域の専門家がずっと論議してきた人類の一大問題であり,そうそうすぐに断言できることではない
のです。つまり,なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,
「やりがい」
だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難
題に関心を向けつつ,あなたの「働くこと」の現時点でのイメージの明確化を試みます。次に,本講義
では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・
アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか
女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方
の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解
を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを思い描いてみま
しょう。
【学習到達目標】
①現代社会における多様な「働き方」の現状を理解し,それに対する自分なりの見解を持っている。
②企業のしくみやそこで働くにあたり必要になる資質について理解している。
③キャリアを能動的に形成していこうとする“構え”を身につけている。
【履修上の注意】
“一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求
めます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については,他の
受講生の学ぶ意欲を削ぐものであるため,厳しく指導します。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨みましょう。どうしても苦手な人は,せめて“ニコッと笑顔をみせる”“相手の
話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経
験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。ま
た,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料
に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教科書】
『自分で動く就職(2013 年版)』 雇用開発センター 雇用開発センター 2012
265
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 「働く意味」を考える(やりがいのため? v.s. お金のため?)
3 回 「お金の意味」を考える(ライフイベント表を手掛かりに)
4 回 「働き方」を考える①(雇用されて働く, 起業して働く)
5 回 「働き方」を考える②(正規で働く,非正規で働く)
6 回 「働き方」を考える③(1つの企業で働く,転職して働く)
7 回 「働き方」を考える④(男性の働き方,女性の働き方)
8 回 「企業のしくみ」を知る①(業界と職務)
9 回 「企業のしくみ」を知る②(企業組織)
10 回 「会社員」とは何か①(イメージする会社員,現実の会社員)
11 回 「会社員」とは何か②(望ましい会社員,望ましくない会社員)
12 回 「憧れの働き方」を考える①(憧れの人物の人生を探る)
13 回 「憧れの働き方」を考える①(結果のプレゼンテーション:前半)
14 回 「憧れの働き方」を考える②(結果のプレゼンテーション:後半)
15 回 総括および試験
キャリアデザイン2a//丹山
美香/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自
分の人生をデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,201
2 年度の「キャリアデザイン 1a・1b」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づ
くステップとして,とくに「働くこと」について考えます。
近年,「働くこと」のあり方が変化してきているといわれます。まず,そこへの入口である就職活動
が様変わりしました。以前は一般的であった大学が就職先を紹介してくれるという慣習はほとんどなく
なり,「エントリー制」が普及した現在では,大学の仲介に頼ることなく,学生一人ひとりが自力で企
業にアプローチしなくてはならなくなりました。また,働き方も変わりしました。正社員だけではなく
て,アルバイトや派遣などの非正社員として働く人も増えました。その中には自ら望んで非正社員を続
けていく人もいれば,会社の都合等によりやむを得ず非正社員になっている人もいます。さらに,最初
に就職した企業で定年まで働かず,何度か転職する人も増える傾向にあります。加えて,男女の役割も
変わってきました。仕事だけに没頭するのではなく,積極的に育児に関わる男性「イクメン」が脚光を
浴びているのはその象徴のひとつといえるでしょう。このように「働くこと」の姿が多様にある中,あ
なたはどのように働いていきたいですか?また,どのように働くべきなのでしょうか?あるいは,“実
は働きたくない”とか…。
本講義では,最初に「なぜ働くのか?」の意味を考えます。「そりゃ,お金を稼ぐためでしょ」と思
う人もいるかもしれませんが(もちろん,それも重要なことですが),これは古代ギリシア時代から様々
266
な領域の専門家がずっと論議してきた人類の一大問題であり,そうそうすぐに断言できることではない
のです。つまり,なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,
「やりがい」
だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難
題に関心を向けつつ,あなたの「働くこと」の現時点でのイメージの明確化を試みます。次に,本講義
では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・
アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか
女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方
の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解
を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを思い描いてみま
しょう。
【学習到達目標】
①現代社会における多様な「働き方」の現状を理解し,それに対する自分なりの見解を持っている。
②企業のしくみやそこで働くにあたり必要になる資質について理解している。
③キャリアを能動的に形成していこうとする“構え”を身につけている。
【履修上の注意】
“一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求
めます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については,他の
受講生の学ぶ意欲を削ぐものであるため,厳しく指導します。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨みましょう。どうしても苦手な人は,せめて“ニコッと笑顔をみせる”“相手の
話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経
験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。ま
た,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料
に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教科書】
『自分で動く就職(2013 年版)』 雇用開発センター 雇用開発センター 2012
【評価方法】
①試験 50%,②課題提出状況 20%, ③平常点 30%を総合的に判断し評価します。ただし,①について
は,得点が平均点の半分未満であった場合は,②③の状況に関わらず,不合格とします。また,③につ
267
いては,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(キャリアとは何か?)
2 回 「働く意味」を考える(やりがいのため? v.s. お金のため?)
3 回 「お金の意味」を考える(ライフイベント表を手掛かりに)
4 回 「働き方」を考える①(雇用されて働く, 起業して働く)
5 回 「働き方」を考える②(正規で働く,非正規で働く)
6 回 「働き方」を考える③(1つの企業で働く,転職して働く)
7 回 「働き方」を考える④(男性の働き方,女性の働き方)
8 回 「企業のしくみ」を知る①(業界と職務)
9 回 「企業のしくみ」を知る②(企業組織)
10 回 「会社員」とは何か①(イメージする会社員,現実の会社員)
11 回 「会社員」とは何か②(望ましい会社員,望ましくない会社員)
12 回 「憧れの働き方」を考える①(憧れの人物の人生を探る)
13 回 「憧れの働き方」を考える①(結果のプレゼンテーション:前半)
14 回 「憧れの働き方」を考える②(結果のプレゼンテーション:後半)
15 回 総括および試験
キャリアデザイン2b//江利川
良枝/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,3 年次から始まる就職活動で求められる「筆記試験」および「面接・グループディスカッ
ション」にスムーズに対応できるための基礎的能力を養うことを目的としています。それらに関するよ
り実践的な内容は 3 年次の「キャリアデザイン 3a,3b」で学ぶことになっていますが,本講義はそこに
行く前のいわばウォーミングアップ編として,受講生同士のコミュニケーションを深めながら,なるべ
く楽しく進めていくことを予定しています。
「就職超氷河期」「就活ウツ」「ブラック企業」
「内定取り消し」等々,最近の大学生の就活をめぐっ
てはなんだか気が滅入ってしまうような言葉が付される場合が多々あります。あなたもテレビのニュー
スで「100 社に応募しましたが,全部落ちました」などと答えている就活生の映像を見たことがありま
せんか?そういうのを見て,「僕/私もあんなふうに就活で苦労するのかなぁ…」
,「就職できなかった
らどうしよう…」と早くも不安に思っている人もいるかもしれません。
例年,日本中で大学を卒業する学生は約 55 万人います。それに対して,国内の企業は約 420 万社。
非常に大雑把にいえば,卒業する大学生の 7 倍を上回る数の企業があるのですから,企業を選ばなけれ
ば,あなたもどこかには就職できるはずです。
しかし,あなたが「こんな仕事がしたい」,
「これぐらいのお給料がほしい」,
「こんな雰囲気の会社が
いい」,
「場所は○○がいい」…と思ったとき,就職の入り口はだんだん絞られてきます。つまり,あな
たが企業の「選抜」の対象になってくるということです。そして,その選抜のために,企業は筆記試験
(国語・数学中心)と面接&グループディスカッションを用いることが一般的です。あなたがどれだけ
魅力的な人物で,すぐれたスキルを持っていたとしても,とにかくこの 2 種を突破しなくては希望の仕
268
事に就ける可能性が減ってしまうのです。ちなみに,どうして企業がこれらの課題を就活生に課してい
るかというと,けっきょく,就職後に必要になるからです。たとえば,お釣りの計算もできない営業マ
ンから商品を買いたいと思うお客さんはいないでしょう?
文系学部が中心の本学では,筆記試験に数学があると聞いただけで“ビビってしまう”人が少なくあ
りません(もしかして,あなたもそうですか?)。でも,心配ご無用。
“備えあれば憂いなし”というで
はありませんか。オリンピック選手だっていきなり本番に臨むわけではなくて,その前の地道なトレー
ニングを重ねているのです。
さぁ,本講義で「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」対策の第一歩を踏み出してみま
しょう。国語・数学に苦手意識を持つ人の受講を歓迎します。
【学習到達目標】
①「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」で求められる能力を理解している。
②「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」に苦手意識を持つことなく取り組める。
③ チームの課題を達成するための個人の責任と役割の重要性を認識している。
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
グループ毎に事前準備課題を提示する予定です。「誰かがやってくれる」と手を抜かず,積極的に取り
組んでください。
【評価方法】
①グループワークへの参加態度 50%,,②提出物(含:小テスト)50%を総合的に判断し評価します。
ただし,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(主体的なキャリア形成)
2 回 就職活動の基礎知識①(筆記テストの概要)
3 回 グループによるプレゼンテーション①(コミュニケーションゲーム&役割分担)
4 回 グループによるプレゼンテーション②(漢字・語句)
5 回 グループによるプレゼンテーション③(文章理解)
6 回 グループによるプレゼンテーション④(計算)
7 回 グループによるプレゼンテーション⑤(図形)
8 回 グループによるプレゼンテーション⑥(判断推理)
9 回 就職活動の基礎知識②(面接&グループディスカッションの概要)
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10
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回
回
回
回
回
回
自己分析
面接に必要なマナー
ロールプレイ(面接)
ロールプレイ(グループディスカッション)
ミニ目標の設定
総括
キャリアデザイン2b//安藤
りか/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,3 年次から始まる就職活動で求められる「筆記試験」および「面接・グループディスカッ
ション」にスムーズに対応できるための基礎的能力を養うことを目的としています。それらに関するよ
り実践的な内容は 3 年次の「キャリアデザイン 3a,3b」で学ぶことになっていますが,本講義はそこに
行く前のいわばウォーミングアップ編として,受講生同士のコミュニケーションを深めながら,なるべ
く楽しく進めていくことを予定しています。
「就職超氷河期」「就活ウツ」「ブラック企業」
「内定取り消し」等々,最近の大学生の就活をめぐっ
てはなんだか気が滅入ってしまうような言葉が付される場合が多々あります。あなたもテレビのニュー
スで「100 社に応募しましたが,全部落ちました」などと答えている就活生の映像を見たことがありま
せんか?そういうのを見て,「僕/私もあんなふうに就活で苦労するのかなぁ…」
,「就職できなかった
らどうしよう…」と早くも不安に思っている人もいるかもしれません。
例年,日本中で大学を卒業する学生は約 55 万人います。それに対して,国内の企業は約 420 万社。
非常に大雑把にいえば,卒業する大学生の 7 倍を上回る数の企業があるのですから,企業を選ばなけれ
ば,あなたもどこかには就職できるはずです。
しかし,あなたが「こんな仕事がしたい」,
「これぐらいのお給料がほしい」,
「こんな雰囲気の会社が
いい」,
「場所は○○がいい」…と思ったとき,就職の入り口はだんだん絞られてきます。つまり,あな
たが企業の「選抜」の対象になってくるということです。そして,その選抜のために,企業は筆記試験
(国語・数学中心)と面接&グループディスカッションを用いることが一般的です。あなたがどれだけ
魅力的な人物で,すぐれたスキルを持っていたとしても,とにかくこの 2 種を突破しなくては希望の仕
事に就ける可能性が減ってしまうのです。ちなみに,どうして企業がこれらの課題を就活生に課してい
るかというと,けっきょく,就職後に必要になるからです。たとえば,お釣りの計算もできない営業マ
ンから商品を買いたいと思うお客さんはいないでしょう?
文系学部が中心の本学では,筆記試験に数学があると聞いただけで“ビビってしまう”人が少なくあ
りません(もしかして,あなたもそうですか?)。でも,心配ご無用。
“備えあれば憂いなし”というで
はありませんか。オリンピック選手だっていきなり本番に臨むわけではなくて,その前の地道なトレー
ニングを重ねているのです。
さぁ,本講義で「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」対策の第一歩を踏み出してみま
しょう。国語・数学に苦手意識を持つ人の受講を歓迎します。
【学習到達目標】
①「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」で求められる能力を理解している。
②「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」に苦手意識を持つことなく取り組める。
③ チームの課題を達成するための個人の責任と役割の重要性を認識している。
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【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
グループ毎に事前準備課題を提示する予定です。「誰かがやってくれる」と手を抜かず,積極的に取り
組んでください。
【評価方法】
①グループワークへの参加態度 50%,,②提出物(含:小テスト)50%を総合的に判断し評価します。
ただし,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(主体的なキャリア形成)
2 回 就職活動の基礎知識①(筆記テストの概要)
3 回 グループによるプレゼンテーション①(コミュニケーションゲーム&役割分担)
4 回 グループによるプレゼンテーション②(漢字・語句)
5 回 グループによるプレゼンテーション③(文章理解)
6 回 グループによるプレゼンテーション④(計算)
7 回 グループによるプレゼンテーション⑤(図形)
8 回 グループによるプレゼンテーション⑥(判断推理)
9 回 就職活動の基礎知識②(面接&グループディスカッションの概要)
10 回 自己分析
11 回 面接に必要なマナー
12 回 ロールプレイ(面接)
13 回 ロールプレイ(グループディスカッション)
14 回 ミニ目標の設定
15 回 総括
キャリアデザイン2b//丹山
美香/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は,3 年次から始まる就職活動で求められる「筆記試験」および「面接・グループディスカッ
ション」にスムーズに対応できるための基礎的能力を養うことを目的としています。それらに関するよ
271
り実践的な内容は 3 年次の「キャリアデザイン 3a,3b」で学ぶことになっていますが,本講義はそこに
行く前のいわばウォーミングアップ編として,受講生同士のコミュニケーションを深めながら,なるべ
く楽しく進めていくことを予定しています。
「就職超氷河期」「就活ウツ」「ブラック企業」
「内定取り消し」等々,最近の大学生の就活をめぐっ
てはなんだか気が滅入ってしまうような言葉が付される場合が多々あります。あなたもテレビのニュー
スで「100 社に応募しましたが,全部落ちました」などと答えている就活生の映像を見たことがありま
せんか?そういうのを見て,「僕/私もあんなふうに就活で苦労するのかなぁ…」
,「就職できなかった
らどうしよう…」と早くも不安に思っている人もいるかもしれません。
例年,日本中で大学を卒業する学生は約 55 万人います。それに対して,国内の企業は約 420 万社。
非常に大雑把にいえば,卒業する大学生の 7 倍を上回る数の企業があるのですから,企業を選ばなけれ
ば,あなたもどこかには就職できるはずです。
しかし,あなたが「こんな仕事がしたい」,
「これぐらいのお給料がほしい」,
「こんな雰囲気の会社が
いい」,
「場所は○○がいい」…と思ったとき,就職の入り口はだんだん絞られてきます。つまり,あな
たが企業の「選抜」の対象になってくるということです。そして,その選抜のために,企業は筆記試験
(国語・数学中心)と面接&グループディスカッションを用いることが一般的です。あなたがどれだけ
魅力的な人物で,すぐれたスキルを持っていたとしても,とにかくこの 2 種を突破しなくては希望の仕
事に就ける可能性が減ってしまうのです。ちなみに,どうして企業がこれらの課題を就活生に課してい
るかというと,けっきょく,就職後に必要になるからです。たとえば,お釣りの計算もできない営業マ
ンから商品を買いたいと思うお客さんはいないでしょう?
文系学部が中心の本学では,筆記試験に数学があると聞いただけで“ビビってしまう”人が少なくあ
りません(もしかして,あなたもそうですか?)。でも,心配ご無用。
“備えあれば憂いなし”というで
はありませんか。オリンピック選手だっていきなり本番に臨むわけではなくて,その前の地道なトレー
ニングを重ねているのです。
さぁ,本講義で「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」対策の第一歩を踏み出してみま
しょう。国語・数学に苦手意識を持つ人の受講を歓迎します。
【学習到達目標】
①「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」で求められる能力を理解している。
②「筆記試験」と「面接&グループディスカッション」に苦手意識を持つことなく取り組める。
③ チームの課題を達成するための個人の責任と役割の重要性を認識している。
【履修上の注意】
一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求め
ます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”
(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ)
:とくに,私語については厳しく
指導します。私語は「他の受講生の学ぶ意欲と権利を奪う行為」であることを自覚してください。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーショ
ンなどには積極的に臨んでください。そういうことがどうしても苦手な人は,
“ニコッと笑顔をみせる”
“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
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【事前準備学習】
グループ毎に事前準備課題を提示する予定です。「誰かがやってくれる」と手を抜かず,積極的に取り
組んでください。グループ毎に事前準備課題を提示する予定です。「誰かがやってくれる」と手を抜か
ず,積極的に取り組んでください。
【評価方法】
①グループワークへの参加態度 50%,,②提出物(含:小テスト)50%を総合的に判断し評価します。
ただし,受講に不適切な態度(私語,遅刻,授業途中の退室,飲食,ケータイ,グループワークの際の
非協力的態度等)があり,注意をされても改善がみられない場合は,減点の対象とします。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション(主体的なキャリア形成)
2 回 就職活動の基礎知識①(筆記テストの概要)
3 回 グループによるプレゼンテーション①(コミュニケーションゲーム&役割分担)
4 回 グループによるプレゼンテーション②(漢字・語句)
5 回 グループによるプレゼンテーション③(文章理解)
6 回 グループによるプレゼンテーション④(計算)
7 回 グループによるプレゼンテーション⑤(図形)
8 回 グループによるプレゼンテーション⑥(判断推理)
9 回 就職活動の基礎知識②(面接&グループディスカッションの概要)
10 回 自己分析
11 回 面接に必要なマナー
12 回 ロールプレイ(面接)
13 回 ロールプレイ(グループディスカッション)
14 回 ミニ目標の設定
15 回 総括
キャリアデザイン3a//十名
(インストラクター2)/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
就職活動には学生として学んできたものだけでなく、社会に直結した実践的な知識の習得とさらなるス
テップアップが必要です。また、一人ひとりの個性や適性にあった進路があり、学生の個性に応じた就
職支援が求められます。名古屋学院大学では、社会のニーズに応え、そして学年の立場に立った進路・
就職指導を徹底するために、1 年次から始まる早期の進路指導教育プログラムを行なっています。また、
進路・就職指導も重要な教育の一環として位置づけ、積極的にカリキュラムに取り入れながら内容を充
実させています。そのひとつが「キャリアデザイン」です。
この「キャリアデザイン 3a・b」は 3 年生向け進路・就職支援のための最終講座です。1 年次春・秋
学期「キャリアデザイン 1a・b」、2 年次春・秋学期「キャリアデザイン 2a・b」に続き、社会人として
必要な就職に関する基礎知識および経済・社会・国際・法律などの一般教養知識を身につけるとともに、
エントリーシートの書き方や SPI 対策など、就職活動に直結した実践的な内容が含まれています。
特にキャリアデザイン 3a では、就職活動において大多数の企業で課せられる「筆記試験対策(特に S
273
PI2 対策)」を中心に講義を展開していきます。講義では、非言語(数学的)分野と言語(国語的)分野
を学んでいきます。非言語(数学的)分野と聞くと、苦手意識を覚える方も多いかと思いますが、基本
から分かりやすく丁寧に指導をしますので、安心して講義に出席してください。
【学習到達目標】
就職活動において大多数の企業で必須である筆記試験対策(SPI2 など)を中心に学習し、就職活動に
おける筆記試験を通過できる知識習得を目標とします。
【履修上の注意】
毎回の講義時に小テストを実施致します。出欠は小テストの提出/未提出にてとりますので、必ず小テス
トは提出するようにしてください。また、教科書の内容に沿って講義展開をしていくため、教科書は必
ず購入するようにしてください。講義については非言語分野中心に実施をしていきますが、言語分野も
毎回の小テストで答案練習をするなど対策をしていきます。
分からない部分はなるべく早めに解決しましょう。講義前でも講義後でも担当講師に何でも質問してく
ださい。
※講義カリキュラムは都合により前後する場合があります。
※テキスト名は変更になる可能性があります。
【事前準備学習】
具体的な就職活動は 12 月より始まります。就職活動に向けて、キャリアデザイン 2b までに学習した
内容をしっかりと自分の中で整理しておいてください。
このキャリアデザイン 3a では筆記試験対策を中心に学んでいきます。事前の学習は特段必要ありま
せんが、授業で学んだ内容を復習することが必要不可欠です。分からないことは必ずそのままにせず、
講義前でも講義後でも構いませんので、講師まで気軽に質問をしてください。
【教科書】
『キャリアデザイン 3a (非言語分野)』 TAC 株式会社 TAC 株式会社 2013 年
『キャリアデザイン 3a (言語分野)』 TAC 株式会社 TAC 株式会社 2013 年
【評価方法】
評価は平常点、授業態度、期末試験を総合的に評価して判定します。特に平常点は小テスト提出が大き
なウェイトを占めていますので、必ず提出するようにしてください。
【講義テーマ】
1 回 授業概要説明及び模擬試験
2 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅰ (言語分野)反意語、同意語
3 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅱ (言語分野)同音異義語
4 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅲ (言語分野)外来語
5 回 (非言語分野)2 種類の切手を購入したときの合計金額 (言語分野)四字熟語
6 回 (非言語分野)リンゴとバナナを比率で購入しよう「比・比の文章題」 (言語分野)故事成語
7 回 (非言語分野)クラスの男子と女子の人数を考える「x と y を使った計算」 (言語分野)ことわ
ざ
8 回 (非言語分野)算数のクイズ「ブラックボックス」 (言語分野)二語の関係 前半
9 回 (非言語分野)駅から学校までの距離は何 m だろうか 「PERT 法・物流」 (言語分野)二語
の関係 後半
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10
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12
13
14
15
回
回
回
回
回
回
(非言語分野)食塩水の濃度を求めてみる「速さ・濃度」 (言語分野)敬語
(非言語分野)グラフを考える「グラフと領域」 (言語分野)複数の意味
総まとめⅠ (これまでの全体像を再確認)
総まとめⅡ (弱点を克服する)
総まとめⅢ (本番形式で問題を解いてみる)
授業総括及び試験
キャリアデザイン3a//十名
(インストラクター3)/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
就職活動には学生として学んできたものだけでなく、社会に直結した実践的な知識の習得とさらなるス
テップアップが必要です。また、一人ひとりの個性や適性にあった進路があり、学生の個性に応じた就
職支援が求められます。名古屋学院大学では、社会のニーズに応え、そして学年の立場に立った進路・
就職指導を徹底するために、1 年次から始まる早期の進路指導教育プログラムを行なっています。また、
進路・就職指導も重要な教育の一環として位置づけ、積極的にカリキュラムに取り入れながら内容を充
実させています。そのひとつが「キャリアデザイン」です。
この「キャリアデザイン 3a・b」は 3 年生向け進路・就職支援のための最終講座です。1 年次春・秋
学期「キャリアデザイン 1a・b」、2 年次春・秋学期「キャリアデザイン 2a・b」に続き、社会人として
必要な就職に関する基礎知識および経済・社会・国際・法律などの一般教養知識を身につけるとともに、
エントリーシートの書き方や SPI 対策など、就職活動に直結した実践的な内容が含まれています。
特にキャリアデザイン 3a では、就職活動において大多数の企業で課せられる「筆記試験対策(特に S
PI2 対策)」を中心に講義を展開していきます。講義では、非言語(数学的)分野と言語(国語的)分野
を学んでいきます。非言語(数学的)分野と聞くと、苦手意識を覚える方も多いかと思いますが、基本
から分かりやすく丁寧に指導をしますので、安心して講義に出席してください。
【学習到達目標】
就職活動において大多数の企業で必須である筆記試験対策(SPI2 など)を中心に学習し、就職活動に
おける筆記試験を通過できる知識習得を目標とします。
【履修上の注意】
毎回の講義時に小テストを実施致します。出欠は小テストの提出/未提出にてとりますので、必ず小テス
トは提出するようにしてください。また、教科書の内容に沿って講義展開をしていくため、教科書は必
ず購入するようにしてください。講義については非言語分野中心に実施をしていきますが、言語分野も
毎回の小テストで答案練習をするなど対策をしていきます。
分からない部分はなるべく早めに解決しましょう。講義前でも講義後でも担当講師に何でも質問してく
ださい。
※講義カリキュラムは都合により前後する場合があります。
※テキスト名は変更になる可能性があります。
【事前準備学習】
具体的な就職活動は 12 月より始まります。就職活動に向けて、キャリアデザイン 2b までに学習した
内容をしっかりと自分の中で整理しておいてください。
このキャリアデザイン 3a では筆記試験対策を中心に学んでいきます。事前の学習は特段必要ありま
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せんが、授業で学んだ内容を復習することが必要不可欠です。分からないことは必ずそのままにせず、
講義前でも講義後でも構いませんので、講師まで気軽に質問をしてください。
【教科書】
『キャリアデザイン 3a (非言語分野)』 TAC 株式会社 TAC 株式会社 2013 年
『キャリアデザイン 3a (言語分野)』 TAC 株式会社 TAC 株式会社 2013 年
【評価方法】
評価は平常点、授業態度、期末試験を総合的に評価して判定します。特に平常点は小テスト提出が大き
なウェイトを占めていますので、必ず提出するようにしてください。
【講義テーマ】
1 回 授業概要説明及び模擬試験
2 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅰ (言語分野)反意語、同意語
3 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅱ (言語分野)同音異義語
4 回 (非言語分野)数学の基礎Ⅲ (言語分野)外来語
5 回 (非言語分野)2 種類の切手を購入したときの合計金額 (言語分野)四字熟語
6 回 (非言語分野)リンゴとバナナを比率で購入しよう「比・比の文章題」 (言語分野)故事成語
7 回 (非言語分野)クラスの男子と女子の人数を考える「x と y を使った計算」 (言語分野)ことわ
ざ
8 回 (非言語分野)算数のクイズ「ブラックボックス」 (言語分野)二語の関係 前半
9 回 (非言語分野)駅から学校までの距離は何 m だろうか 「PERT 法・物流」 (言語分野)二語
の関係 後半
10 回 (非言語分野)食塩水の濃度を求めてみる「速さ・濃度」 (言語分野)敬語
11 回 (非言語分野)グラフを考える「グラフと領域」 (言語分野)複数の意味
12 回 総まとめⅠ (これまでの全体像を再確認)
13 回 総まとめⅡ (弱点を克服する)
14 回 総まとめⅢ (本番形式で問題を解いてみる)
15 回 授業総括及び試験
キャリアデザイン3b//十名
(インストラクター2)/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
就職活動には学生として学んできたものだけでなく、社会に直結した実践的な知識の習得とさらなるス
テップアップが必要です。また、一人ひとりの個性や適性にあった進路があり、学生の個性に応じた就
職支援が求められます。名古屋学院大学では、社会のニーズに応え、かつ、学年の立場に立った進路・
就職指導を徹底するため、1年次から始まる早期の進路指導教育プログラムを行っています。また、進
路・就職指導も重要な教育の一環として位置づけ、積極的にカリキュラムに取り入れながら内容を充実
させています。そのひとつが「キャリアデザイン」です。
この「キャリアデザイン3a・b」は3年生向け進路・就職支援のための最終講座です。1年次春・
秋学期「キャリアデザイン1a・b」、2年次春・秋学期「キャリアデザイン2a・b」に続き、社会
人として必要な就職に関する基礎知識および経済・社会・国際・法律などの一般教養知識を身につける
とともに、エントリーシートの書き方やSPI対策など、就職活動に直結した実践的な内容が含まれて
276
います。
特にキャリアデザイン3bでは、社会人として自立できる基盤と精神力を身につけ、自分のキャリア全
体を考えられる人材を育てることを目的とします。単なる就職活動に必要なテクニックを身につけるの
ではなく、学生自身で就職活動を行っていける基盤づくりをめざします。
具体的には以下の4点の強化を軸に指導を行います。
1.
【学習到達目標】
就職活動に実際に必要な知識、表現力を習得する。具体的には、社会人として必要と言われている会話
力、文章力、思考力を磨くことから始め、社会で必要とされる人材となるための「働く意味」を考えさ
せることを目標とします。
【履修上の注意】
本講義本講義の評価は平常点(授業態度、出欠情報など)の比重が高く、グループワークでの発言内容
も重要視されます。出欠はカードリーダーに学生証を通す方法ではなく、グループワーク時に出欠を講
師が確認します。必要に応じて学生証の提示を求めますので、忘れないようにしてください。座席は指
定席となります。また、期末テストはないので、追試は実施しません。授業は、ほぼ教科書の内容に沿
って行われるため、テキストの購入が必須となります。
【事前準備学習】
具体的な就職活動は実際に12月から始まります。その活動をスムーズに始めるためには、キャリア
3aまでに学習した内容をしっかりと自分の中で整理することが重要となります。特に夏季休暇中のS
PIを含めた準備やインターンシップへの参加、キャリアセンターが実施するイベントなどへの積極的
な参加が望まれます。また、社会の情勢にも興味を持つなどの意識を持って就職活動に臨んで下さい。
講義の中で提出してもらう「自己PR」や「大学時代に打ち込んだこと」は、今までの実体験が豊かで
ないと、しっかりした内容が書けませんので三年生の夏までの自分磨きを積極的に体験していただきた
いと思います。また、わからないことがあれば講師に質問して下さい。もちろん、講座後でも構いませ
ん。
【教科書】
『キャリアデザイン
3b』 オリジナルテキスト
2013
【評価方法】
平常点、提出書類、小テストなどを総合的に評価して判定します。グループワークの時間を設けますの
で、
その中での積極的な発言も重要視することにします。
【講義テーマ】
1 回 就職活動本番に向けて - キャリアセンターを活用しよう
2 回 就職活動本番に向けて- 社会の仕組みと働く意味を考える
3 回 仕事について考える
4 回 自己分析
5 回 履歴書を書く ― 自己PRを完成させる
6 回 履歴書を書く - 大学時代に打ち込んだことを完成させる
7 回 企業研究の基礎
277
8 回 企業研究実践編
9 回 12月の活動開始を前に
10 回 エントリーシートを書く
11 回 面接対策 基礎
12 回 面接対策 実践 - グループディスカッション
13 回 面接対策 実践 - 集団面接対策
14 回 面接対策 実践 - 個人面接対策
15 回 就職活動の総括
キャリアデザイン3b//十名
対策と実践
(インストラクター3)/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
就職活動には学生として学んできたものだけでなく、社会に直結した実践的な知識の習得とさらなるス
テップアップが必要です。また、一人ひとりの個性や適性にあった進路があり、学生の個性に応じた就
職支援が求められます。名古屋学院大学では、社会のニーズに応え、かつ、学年の立場に立った進路・
就職指導を徹底するため、1年次から始まる早期の進路指導教育プログラムを行っています。また、進
路・就職指導も重要な教育の一環として位置づけ、積極的にカリキュラムに取り入れながら内容を充実
させています。そのひとつが「キャリアデザイン」です。
この「キャリアデザイン3a・b」は3年生向け進路・就職支援のための最終講座です。1年次春・
秋学期「キャリアデザイン1a・b」、2年次春・秋学期「キャリアデザイン2a・b」に続き、社会
人として必要な就職に関する基礎知識および経済・社会・国際・法律などの一般教養知識を身につける
とともに、エントリーシートの書き方やSPI対策など、就職活動に直結した実践的な内容が含まれて
います。
特にキャリアデザイン3bでは、社会人として自立できる基盤と精神力を身につけ、自分のキャリア全
体を考えられる人材を育てることを目的とします。単なる就職活動に必要なテクニックを身につけるの
ではなく、学生自身で就職活動を行っていける基盤づくりをめざします。
具体的には以下の4点の強化を軸に指導を行います。
1.
【学習到達目標】
就職活動に実際に必要な知識、表現力を習得する。具体的には、社会人として必要と言われている会話
力、文章力、思考力を磨くことから始め、社会で必要とされる人材となるための「働く意味」を考えさ
せることを目標とします。
【履修上の注意】
本講義本講義の評価は平常点(授業態度、出欠情報など)の比重が高く、グループワークでの発言内容
も重要視されます。出欠はカードリーダーに学生証を通す方法ではなく、グループワーク時に出欠を講
師が確認します。必要に応じて学生証の提示を求めますので、忘れないようにしてください。座席は指
定席となります。また、期末テストはないので、追試は実施しません。授業は、ほぼ教科書の内容に沿
って行われるため、テキストの購入が必須となります。
【事前準備学習】
具体的な就職活動は実際に12月から始まります。その活動をスムーズに始めるためには、キャリア
278
3aまでに学習した内容をしっかりと自分の中で整理することが重要となります。特に夏季休暇中のS
PIを含めた準備やインターンシップへの参加、キャリアセンターが実施するイベントなどへの積極的
な参加が望まれます。また、社会の情勢にも興味を持つなどの意識を持って就職活動に臨んで下さい。
講義の中で提出してもらう「自己PR」や「大学時代に打ち込んだこと」は、今までの実体験が豊かで
ないと、しっかりした内容が書けませんので三年生の夏までの自分磨きを積極的に体験していただきた
いと思います。また、わからないことがあれば講師に質問して下さい。もちろん、講座後でも構いませ
ん。
【教科書】
『キャリアデザイン
3b』 オリジナルテキスト
2013
【評価方法】
平常点、提出書類、小テストなどを総合的に評価して判定します。グループワークの時間を設けますの
で、
その中での積極的な発言も重要視することにします。
【講義テーマ】
1 回 就職活動本番に向けて - キャリアセンターを活用しよう
2 回 就職活動本番に向けて- 社会の仕組みと働く意味を考える
3 回 仕事について考える
4 回 自己分析
5 回 履歴書を書く ― 自己PRを完成させる
6 回 履歴書を書く - 大学時代に打ち込んだことを完成させる
7 回 企業研究の基礎
8 回 企業研究実践編
9 回 12月の活動開始を前に
10 回 エントリーシートを書く
11 回 面接対策 基礎
12 回 面接対策 実践 - グループディスカッション 対策と実践
13 回 面接対策 実践 - 集団面接対策
14 回 面接対策 実践 - 個人面接対策
15 回 就職活動の総括
OA実習//児島
(インストラクター4)/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ノートパソコンを学習ツールとして十分に使いこなすには、実習科目での基本トレーニングが重要で
す。将来、仕事でパソコンやネットワークを利用する機会はますます多くなるので、大学 4 年間で学習
や研究での多彩な活用が求められます。
本講義では「情報処理基礎」をベースにして、より実践的な情報処理能力を身につけることを目標と
します。また、経済学部の専門科目なので、経済学を学習する上で必要となる基礎的スキルにターゲッ
トを絞ります。経済学を学習すると数値やグラフに遭遇します。これらを苦手にしていると理解が進み
ません。そこで、データをグラフとして表現する手法を学習すれば、専門科目の講義内容も理解が容易
279
になります。さらに、ゼミナールでの研究発表で適切なグラフを用いれば、発表内容の説得力が著しく
増すはずです。このように経済学の学習とパソコン実習を組み合わせることで、学習の相乗(シナジー)
効果が得られるでしょう。
講義は「情報処理基礎」修了程度の技能や知識を持つ学生を対象としています。実践的な内容によっ
て、個々人の技術をさらにレベルアップさせることを狙いとします。具体的内容としては、経済学部で
必要となるデータ処理・表現方法を例題による実習形式で学びます。表計算ソフト(Microsoft Excel)
による簡単なデータの集計とグラフの適切な描画方法などをマスターします。データ処理の基本テクニ
ックを学び、専門科目の「統計学」
、さらに上級科目「計量経済学」などへつなげます。また、現実の
経済データやグラフに関する知識は「日本経済入門」などの経済学部の講義科目を聴講する上で必要と
なります。
実習形式ですが、単なる Excel の操作だけに終始せず、表計算ソフトの仕組みを理解すること、さら
に効率的な操作法を考えることを狙いとしています。そこで CCS の自学自習に多くの例題を用意し、
基礎的知識の確認をいつでもできるようにしています。また、CCS で理解度を調査したり、小テストで
受講生の到達度を確認します。このように本学の CCS を利用して、ますます進展するネットワーク社
会への対応準備をします。ネットワークを前提とした例題演習を行い、効率的な作業方法を体験します。
本講義で修得した技術や知識を完全に自分の「力」にするため、講義修了後からが重要です。日常の
生活で遭遇する情報処理や、他の授業の課題などにパソコンを積極的に利用するよう心がけるとよいで
しょう。これらのスキルをもとに研究レポートや卒業論文に役立てます。また、CCS には「コア 6」と
いう教材が用意されています。さらに、経済学部の科目「能力開発」でパソコン関連の資格取得を奨励
していますので、これを目標に学習の継続が望まれます。
【学習到達目標】
パソコン操作能力・情報処理の知識に関して、講義開始時よりも相当なレベルアップを目指します。特
に、経済学部の学習で必要となる適切なグラフ描画をマスターするとともに、グラフ表現として必要な
知識(データ系列・軸ラベル・凡例など)もあわせて修得します。また、将来の仕事の場面でも遭遇す
るであろうデータ処理を、Excel で効率的にできるようにします。
【履修上の注意】
本科目は、経済学部のクラス指定科目であり、
「情報処理基礎」と同様、少人数で構成されます。イン
ストラクターによる丁寧な指導のもと、ノートパソコンによる実習を行います。毎回 CCS の教育支援
システム(出席・MinutePaper・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用するので LAN
ケーブルを持参のこと。実習なので、遅刻・欠席は厳禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」
し、それでも改善がみられない場合には「失格」とします。
また、日頃からの学習習慣をを確認するために、「経済学コア 6」の一斉テストを実施します。
【事前準備学習】
前回までの内容をしっかり復習し、自分でグラフ作成ができるようにしておくこと。
その月までの「経済学コア 6」はすべて終えておくこと。
【教科書】
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版社 2010 年 12 月
『経済学部生のための基礎知識 300 題』 教育GP推進委員会 2012
280
【参考書】
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン 日経 BP 2012.9
【評価方法】
1.授業態度(出席状況、授業への取り組み姿勢、課題の出来栄えなど)
2.CCS による自学自習と小テスト
3.・コア 6 演習の取組状況とコア 6 コンペの成績
4.総合演習課題
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスおよび情報処理基礎の復習, コア 6 演習
2 回 グラフ作成の基本(1) 元データとデータ系列
3 回 グラフ作成の基本(2) オブジェクト操作
4 回 グラフ作成の基本(3) グラフの編集
5 回 いろいろなグラフ(1) 円グラフ
6 回 いろいろなグラフ(2) 棒グラフ
7 回 いろいろなグラフ(3) 折れ線グラフ
8 回 いろいろなグラフ(4) 3Dグラフ
9 回 いろいろなグラフ(5) 複合グラフ
10 回 テンプレートの保存, 「経済学コア6」コンペ
11 回 到達度チェック:グラフ印刷, CCS 小テスト
12 回 経済データグラフ(1) 株価, CSV データダウンロード http://www2.ngu.ac.jp/economic300
/index.html
13 回 経済データグラフ(2) 為替 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
14 回 経済データグラフ(3) 物価指数 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
15 回 経済データグラフ(4) 失業率, 基準割引率/まとめ http://www2.ngu.ac.jp/economic300/in
dex.html
OA実習//児島
(インストラクター2)/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ノートパソコンを学習ツールとして十分に使いこなすには、実習科目での基本トレーニングが重要で
す。将来、仕事でパソコンやネットワークを利用する機会はますます多くなるので、大学 4 年間で学習
や研究での多彩な活用が求められます。
本講義では「情報処理基礎」をベースにして、より実践的な情報処理能力を身につけることを目標と
します。また、経済学部の専門科目なので、経済学を学習する上で必要となる基礎的スキルにターゲッ
トを絞ります。経済学を学習すると数値やグラフに遭遇します。これらを苦手にしていると理解が進み
ません。そこで、データをグラフとして表現する手法を学習すれば、専門科目の講義内容も理解が容易
になります。さらに、ゼミナールでの研究発表で適切なグラフを用いれば、発表内容の説得力が著しく
増すはずです。このように経済学の学習とパソコン実習を組み合わせることで、学習の相乗(シナジー)
効果が得られるでしょう。
講義は「情報処理基礎」修了程度の技能や知識を持つ学生を対象としています。実践的な内容によっ
281
て、個々人の技術をさらにレベルアップさせることを狙いとします。具体的内容としては、経済学部で
必要となるデータ処理・表現方法を例題による実習形式で学びます。表計算ソフト(Microsoft Excel)
による簡単なデータの集計とグラフの適切な描画方法などをマスターします。データ処理の基本テクニ
ックを学び、専門科目の「統計学」
、さらに上級科目「計量経済学」などへつなげます。また、現実の
経済データやグラフに関する知識は「日本経済入門」などの経済学部の講義科目を聴講する上で必要と
なります。
実習形式ですが、単なる Excel の操作だけに終始せず、表計算ソフトの仕組みを理解すること、さら
に効率的な操作法を考えることを狙いとしています。そこで CCS の自学自習に多くの例題を用意し、
基礎的知識の確認をいつでもできるようにしています。また、CCS で理解度を調査したり、小テストで
受講生の到達度を確認します。このように本学の CCS を利用して、ますます進展するネットワーク社
会への対応準備をします。ネットワークを前提とした例題演習を行い、効率的な作業方法を体験します。
本講義で修得した技術や知識を完全に自分の「力」にするため、講義修了後からが重要です。日常の
生活で遭遇する情報処理や、他の授業の課題などにパソコンを積極的に利用するよう心がけるとよいで
しょう。これらのスキルをもとに研究レポートや卒業論文に役立てます。また、CCS には「コア 6」と
いう教材が用意されています。さらに、経済学部の科目「能力開発」でパソコン関連の資格取得を奨励
していますので、これを目標に学習の継続が望まれます。
【学習到達目標】
パソコン操作能力・情報処理の知識に関して、講義開始時よりも相当なレベルアップを目指します。特
に、経済学部の学習で必要となる適切なグラフ描画をマスターするとともに、グラフ表現として必要な
知識(データ系列・軸ラベル・凡例など)もあわせて修得します。また、将来の仕事の場面でも遭遇す
るであろうデータ処理を、Excel で効率的にできるようにします。
【履修上の注意】
本科目は、経済学部のクラス指定科目であり、
「情報処理基礎」と同様、少人数で構成されます。イン
ストラクターによる丁寧な指導のもと、ノートパソコンによる実習を行います。毎回 CCS の教育支援
システム(出席・MinutePaper・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用するので LAN
ケーブルを持参のこと。実習なので、遅刻・欠席は厳禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」
し、それでも改善がみられない場合には「失格」とします。
また、日頃からの学習習慣をを確認するために、「経済学コア 6」の一斉テストを実施します。
【事前準備学習】
前回までの内容をしっかり復習し、自分でグラフ作成ができるようにしておくこと。
その月までの「経済学コア 6」はすべて終えておくこと。
【教科書】
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版社 2010 年 12 月
『経済学部生のための基礎知識 300 題』 教育GP推進委員会 2012
【参考書】
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン 日経 BP 2012.9
282
【評価方法】
1.授業態度(出席状況、授業への取り組み姿勢、課題の出来栄えなど)
2.CCS による自学自習と小テスト
3.・コア 6 演習の取組状況とコア 6 コンペの成績
4.総合演習課題
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスおよび情報処理基礎の復習, コア 6 演習
2 回 グラフ作成の基本(1) 元データとデータ系列
3 回 グラフ作成の基本(2) オブジェクト操作
4 回 グラフ作成の基本(3) グラフの編集
5 回 いろいろなグラフ(1) 円グラフ
6 回 いろいろなグラフ(2) 棒グラフ
7 回 いろいろなグラフ(3) 折れ線グラフ
8 回 いろいろなグラフ(4) 3Dグラフ
9 回 いろいろなグラフ(5) 複合グラフ
10 回 テンプレートの保存, 「経済学コア6」コンペ
11 回 到達度チェック:グラフ印刷, CCS 小テスト
12 回 経済データグラフ(1) 株価, CSV データダウンロード http://www2.ngu.ac.jp/economic300
/index.html
13 回 経済データグラフ(2) 為替 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
14 回 経済データグラフ(3) 物価指数 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
15 回 経済データグラフ(4) 失業率, 基準割引率/まとめ http://www2.ngu.ac.jp/economic300/in
dex.html
OA実習//児島
(インストラクター3)/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
ノートパソコンを学習ツールとして十分に使いこなすには、実習科目での基本トレーニングが重要で
す。将来、仕事でパソコンやネットワークを利用する機会はますます多くなるので、大学 4 年間で学習
や研究での多彩な活用が求められます。
本講義では「情報処理基礎」をベースにして、より実践的な情報処理能力を身につけることを目標と
します。また、経済学部の専門科目なので、経済学を学習する上で必要となる基礎的スキルにターゲッ
トを絞ります。経済学を学習すると数値やグラフに遭遇します。これらを苦手にしていると理解が進み
ません。そこで、データをグラフとして表現する手法を学習すれば、専門科目の講義内容も理解が容易
になります。さらに、ゼミナールでの研究発表で適切なグラフを用いれば、発表内容の説得力が著しく
増すはずです。このように経済学の学習とパソコン実習を組み合わせることで、学習の相乗(シナジー)
効果が得られるでしょう。
講義は「情報処理基礎」修了程度の技能や知識を持つ学生を対象としています。実践的な内容によっ
て、個々人の技術をさらにレベルアップさせることを狙いとします。具体的内容としては、経済学部で
必要となるデータ処理・表現方法を例題による実習形式で学びます。表計算ソフト(Microsoft Excel)
による簡単なデータの集計とグラフの適切な描画方法などをマスターします。データ処理の基本テクニ
ックを学び、専門科目の「統計学」
、さらに上級科目「計量経済学」などへつなげます。また、現実の
283
経済データやグラフに関する知識は「日本経済入門」などの経済学部の講義科目を聴講する上で必要と
なります。
実習形式ですが、単なる Excel の操作だけに終始せず、表計算ソフトの仕組みを理解すること、さら
に効率的な操作法を考えることを狙いとしています。そこで CCS の自学自習に多くの例題を用意し、
基礎的知識の確認をいつでもできるようにしています。また、CCS で理解度を調査したり、小テストで
受講生の到達度を確認します。このように本学の CCS を利用して、ますます進展するネットワーク社
会への対応準備をします。ネットワークを前提とした例題演習を行い、効率的な作業方法を体験します。
本講義で修得した技術や知識を完全に自分の「力」にするため、講義修了後からが重要です。日常の
生活で遭遇する情報処理や、他の授業の課題などにパソコンを積極的に利用するよう心がけるとよいで
しょう。これらのスキルをもとに研究レポートや卒業論文に役立てます。また、CCS には「コア 6」と
いう教材が用意されています。さらに、経済学部の科目「能力開発」でパソコン関連の資格取得を奨励
していますので、これを目標に学習の継続が望まれます。
【学習到達目標】
パソコン操作能力・情報処理の知識に関して、講義開始時よりも相当なレベルアップを目指します。特
に、経済学部の学習で必要となる適切なグラフ描画をマスターするとともに、グラフ表現として必要な
知識(データ系列・軸ラベル・凡例など)もあわせて修得します。また、将来の仕事の場面でも遭遇す
るであろうデータ処理を、Excel で効率的にできるようにします。
【履修上の注意】
本科目は、経済学部のクラス指定科目であり、
「情報処理基礎」と同様、少人数で構成されます。イン
ストラクターによる丁寧な指導のもと、ノートパソコンによる実習を行います。毎回 CCS の教育支援
システム(出席・MinutePaper・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用するので LAN
ケーブルを持参のこと。実習なので、遅刻・欠席は厳禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」
し、それでも改善がみられない場合には「失格」とします。
また、日頃からの学習習慣をを確認するために、「経済学コア 6」の一斉テストを実施します。
【事前準備学習】
前回までの内容をしっかり復習し、自分でグラフ作成ができるようにしておくこと。
その月までの「経済学コア 6」はすべて終えておくこと。
【教科書】
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版社 2010 年 12 月
『経済学部生のための基礎知識 300 題』 教育GP推進委員会 2012
【参考書】
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン 日経 BP 2012.9
【評価方法】
1.授業態度(出席状況、授業への取り組み姿勢、課題の出来栄えなど)
2.CCS による自学自習と小テスト
3.・コア 6 演習の取組状況とコア 6 コンペの成績
4.総合演習課題
284
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスおよび情報処理基礎の復習, コア 6 演習
2 回 グラフ作成の基本(1) 元データとデータ系列
3 回 グラフ作成の基本(2) オブジェクト操作
4 回 グラフ作成の基本(3) グラフの編集
5 回 いろいろなグラフ(1) 円グラフ
6 回 いろいろなグラフ(2) 棒グラフ
7 回 いろいろなグラフ(3) 折れ線グラフ
8 回 いろいろなグラフ(4) 3Dグラフ
9 回 いろいろなグラフ(5) 複合グラフ
10 回 テンプレートの保存, 「経済学コア6」コンペ
11 回 到達度チェック:グラフ印刷, CCS 小テスト
12 回 経済データグラフ(1) 株価, CSV データダウンロード http://www2.ngu.ac.jp/economic300
/index.html
13 回 経済データグラフ(2) 為替 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
14 回 経済データグラフ(3) 物価指数 http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
15 回 経済データグラフ(4) 失業率, 基準割引率/まとめ http://www2.ngu.ac.jp/economic300/in
dex.html
デジタル・プレゼンテーション//児島
(インストラクター4)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
実社会において、学生に最も求められる能力は「コミュニケーション能力」です。実際に仕事をする
時に極めて重要なので、就職の面接時に、この能力はかなりチェックされます。
「コミュニケーション能力」には、相手の立場を慮りながら自分の考えを正確に伝える能力も含まれ
ます。これを伸ばすためのひとつのアプローチは、プレゼンテーション技術の習得です。そこで、経済
学部ではプレゼンのスキルの習得・向上を目指して、「デジタル・プレゼンテーション」をクラス指定
科目としています。パソコンを使ったプレゼンテーションの基本スキルをマスターします。
具体的には、新入生全員に配付されたノートパソコン(PowerPoint)を利用し、受講生がスライドを
作成・編集できるようにします。次に、プレゼンテーションにはどのような準備が必要であるかを学習
し、実際の発表までの手順を覚えます。そして、他人の発表を評価(相互評価)することから自分の発
表を改善してゆきます。最終的に説得力のあるスライドを完成させ、効果的なプレゼンテーションをで
きるようにします。
実習形式ですが、単なる PowerPoint の作業だけに終始せず、プレゼンテーションに関わる基礎的知
識(著作権を含む)や効果的な発表方法を習得することを狙いとします。あわせて、第1セメスターの
配当科目なので、パソコン操作を円滑に行えるようキーボードの練習をします。タイピングサイトを活
用し、目標スコアをクリアできるよう指導します。
本講義でマスターした技術や知識を完全に自分の「能力」とするためには、講義終了後からが重要で
す。プレゼン能力を上達させるには、大学4年間の継続的な実践トレーニングが必要です。大学ではゼ
ミを中心に発表する機会は多く、「デジタル・プレゼンテーション」で学んだスキルをもとに研究発表
を行います。このような実践を通じて、プレゼンテーション力に磨きをかけます。経済学部では「卒業
論文発表会」を実施しています。この場でプレゼンの成果を披露できるように各自が到達目標を設定す
285
るとよいでしょう。また、学部科目「能力開発」でPC関連の資格取得を奨励していますので、これを
目標としてもよいでしょう。
【学習到達目標】
実習や小テストにおいて PowerPoint の基礎的内容(技術・知識)を完全にマスターします。ノートパ
ソコンを使った実際のプレゼンテーションを体験します。また、他人の発表を注意深く見聞きし、よい
点を積極的に取り入れることができるようにします。その他、タイピング技術の能力を向上させてパソ
コン操作に自信が持てるようにします。この科目から達成感と満足感が得られることが究極の目標です。
また、経済学部の科目なので、経済学を 4 年間学習する上で必要となる技術・知識の基礎を身につけま
す。知識に関しては「経済学コア6」での学習でフォローしますが、進捗状況はこの科目でチェックし
ます。
【履修上の注意】
本科目は、ノートパソコンによる実習科目ですので、毎回、ノートパソコン一式(本体・アダプタ・L
AN ケーブルなど)を持参すること。経済学部のクラス指定科目で「情報処理基礎」と同様に少人数で
構成されます。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCS の教育支援システム(出席・授業ア
ンケート・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用します。実習なので、遅刻・欠席は厳
禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」し、それでも改善がみられない場合には、
「失格」を
通知します。
【事前準備学習】
前回の授業で扱った内容(技術・知識)をしっかり確認して授業に臨むこと。
その月までの「経済学コア 6」は終えておくこと。
【教科書】
『情報利用活用プレゼンテーション』 山崎紅 日経 BP 社 2011
【参考書】
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン編 日経 BP 社 2012.9
『説得できるプレゼン・図解200の鉄則』 永山・真次・黒田 日経BP社
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版 2010
【評価方法】
1.出席状況および授業態度(CCSの利用状況を含む)
2.CCSによる自学自習と複数回の小テスト, コア 6 コンペの成績
3.タイピング能力(最低基準のクリア)
4.自分のプレゼンテーション
5.プレゼンテーションの相互評価
【講義テーマ】
1 回 講義ガイダンス(プレゼンの必要性と活用事例, タイピング練習)
2 回 PowerPoint 基礎(1) スライド作成・追加・レイアウト・ファイルの保存
3 回 PowerPoint 基礎(2) デザイン設定・文字の装飾・箇条書き
4 回 PowerPoint 基礎(3) オブジェクト処理・アニメーション設定
286
5 回 PowerPoint 基礎(4) スライドの切り替え・スライドショー
6 回 確認テスト:タイピング・CCS小テスト(PowerPoint)、ネット素材と著作権
7 回 著作権への意識とプレゼン練習:ミニプレ(1)
8 回 情報倫理の学習とプレゼン練習:ミニプレ(2)
9 回 プレゼンの準備(1) チャート化、表とグラフ活用
10 回 プレゼンの準備(2) 配布資料と印刷
11 回 プレゼンの準備(3) リハーサル(プロジェクタ操作), コア 6 コンペ
12 回 仕上げ:チェックリスト、時間配分、ノートペインの活用
13 回 発表実習(1) 講評
14 回 発表実習(2) 相互評価
15 回 発表実習(3) 総評、まとめ
デジタル・プレゼンテーション//児島
(インストラクター2)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
実社会において、学生に最も求められる能力は「コミュニケーション能力」です。実際に仕事をする
時に極めて重要なので、就職の面接時に、この能力はかなりチェックされます。
「コミュニケーション能力」には、相手の立場を慮りながら自分の考えを正確に伝える能力も含まれ
ます。これを伸ばすためのひとつのアプローチは、プレゼンテーション技術の習得です。そこで、経済
学部ではプレゼンのスキルの習得・向上を目指して、「デジタル・プレゼンテーション」をクラス指定
科目としています。パソコンを使ったプレゼンテーションの基本スキルをマスターします。
具体的には、新入生全員に配付されたノートパソコン(PowerPoint)を利用し、受講生がスライドを
作成・編集できるようにします。次に、プレゼンテーションにはどのような準備が必要であるかを学習
し、実際の発表までの手順を覚えます。そして、他人の発表を評価(相互評価)することから自分の発
表を改善してゆきます。最終的に説得力のあるスライドを完成させ、効果的なプレゼンテーションをで
きるようにします。
実習形式ですが、単なる PowerPoint の作業だけに終始せず、プレゼンテーションに関わる基礎的知
識(著作権を含む)や効果的な発表方法を習得することを狙いとします。あわせて、第1セメスターの
配当科目なので、パソコン操作を円滑に行えるようキーボードの練習をします。タイピングサイトを活
用し、目標スコアをクリアできるよう指導します。
本講義でマスターした技術や知識を完全に自分の「能力」とするためには、講義終了後からが重要で
す。プレゼン能力を上達させるには、大学4年間の継続的な実践トレーニングが必要です。大学ではゼ
ミを中心に発表する機会は多く、「デジタル・プレゼンテーション」で学んだスキルをもとに研究発表
を行います。このような実践を通じて、プレゼンテーション力に磨きをかけます。経済学部では「卒業
論文発表会」を実施しています。この場でプレゼンの成果を披露できるように各自が到達目標を設定す
るとよいでしょう。また、学部科目「能力開発」でPC関連の資格取得を奨励していますので、これを
目標としてもよいでしょう。
【学習到達目標】
実習や小テストにおいて PowerPoint の基礎的内容(技術・知識)を完全にマスターします。ノートパ
ソコンを使った実際のプレゼンテーションを体験します。また、他人の発表を注意深く見聞きし、よい
点を積極的に取り入れることができるようにします。その他、タイピング技術の能力を向上させてパソ
コン操作に自信が持てるようにします。この科目から達成感と満足感が得られることが究極の目標です。
287
また、経済学部の科目なので、経済学を 4 年間学習する上で必要となる技術・知識の基礎を身につけま
す。知識に関しては「経済学コア6」での学習でフォローしますが、進捗状況はこの科目でチェックし
ます。
【履修上の注意】
本科目は、ノートパソコンによる実習科目ですので、毎回、ノートパソコン一式(本体・アダプタ・L
AN ケーブルなど)を持参すること。経済学部のクラス指定科目で「情報処理基礎」と同様に少人数で
構成されます。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCS の教育支援システム(出席・授業ア
ンケート・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用します。実習なので、遅刻・欠席は厳
禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」し、それでも改善がみられない場合には、
「失格」を
通知します。
【事前準備学習】
前回の授業で扱った内容(技術・知識)をしっかり確認して授業に臨むこと。
その月までの「経済学コア 6」は終えておくこと。
【教科書】
『情報利用活用プレゼンテーション』 山崎紅 日経 BP 社 2011
【参考書】
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン編 日経 BP 社 2012.9
『説得できるプレゼン・図解200の鉄則』 永山・真次・黒田 日経BP社
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版 2010
【評価方法】
1.出席状況および授業態度(CCSの利用状況を含む)
2.CCSによる自学自習と複数回の小テスト, コア 6 コンペの成績
3.タイピング能力(最低基準のクリア)
4.自分のプレゼンテーション
5.プレゼンテーションの相互評価
【講義テーマ】
1 回 講義ガイダンス(プレゼンの必要性と活用事例, タイピング練習)
2 回 PowerPoint 基礎(1) スライド作成・追加・レイアウト・ファイルの保存
3 回 PowerPoint 基礎(2) デザイン設定・文字の装飾・箇条書き
4 回 PowerPoint 基礎(3) オブジェクト処理・アニメーション設定
5 回 PowerPoint 基礎(4) スライドの切り替え・スライドショー
6 回 確認テスト:タイピング・CCS小テスト(PowerPoint)、ネット素材と著作権
7 回 著作権への意識とプレゼン練習:ミニプレ(1)
8 回 情報倫理の学習とプレゼン練習:ミニプレ(2)
9 回 プレゼンの準備(1) チャート化、表とグラフ活用
10 回 プレゼンの準備(2) 配布資料と印刷
11 回 プレゼンの準備(3) リハーサル(プロジェクタ操作), コア 6 コンペ
12 回 仕上げ:チェックリスト、時間配分、ノートペインの活用
288
13 回 発表実習(1) 講評
14 回 発表実習(2) 相互評価
15 回 発表実習(3) 総評、まとめ
デジタル・プレゼンテーション//児島
(インストラクター3)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
実社会において、学生に最も求められる能力は「コミュニケーション能力」です。実際に仕事をする
時に極めて重要なので、就職の面接時に、この能力はかなりチェックされます。
「コミュニケーション能力」には、相手の立場を慮りながら自分の考えを正確に伝える能力も含まれ
ます。これを伸ばすためのひとつのアプローチは、プレゼンテーション技術の習得です。そこで、経済
学部ではプレゼンのスキルの習得・向上を目指して、「デジタル・プレゼンテーション」をクラス指定
科目としています。パソコンを使ったプレゼンテーションの基本スキルをマスターします。
具体的には、新入生全員に配付されたノートパソコン(PowerPoint)を利用し、受講生がスライドを
作成・編集できるようにします。次に、プレゼンテーションにはどのような準備が必要であるかを学習
し、実際の発表までの手順を覚えます。そして、他人の発表を評価(相互評価)することから自分の発
表を改善してゆきます。最終的に説得力のあるスライドを完成させ、効果的なプレゼンテーションをで
きるようにします。
実習形式ですが、単なる PowerPoint の作業だけに終始せず、プレゼンテーションに関わる基礎的知
識(著作権を含む)や効果的な発表方法を習得することを狙いとします。あわせて、第1セメスターの
配当科目なので、パソコン操作を円滑に行えるようキーボードの練習をします。タイピングサイトを活
用し、目標スコアをクリアできるよう指導します。
本講義でマスターした技術や知識を完全に自分の「能力」とするためには、講義終了後からが重要で
す。プレゼン能力を上達させるには、大学4年間の継続的な実践トレーニングが必要です。大学ではゼ
ミを中心に発表する機会は多く、「デジタル・プレゼンテーション」で学んだスキルをもとに研究発表
を行います。このような実践を通じて、プレゼンテーション力に磨きをかけます。経済学部では「卒業
論文発表会」を実施しています。この場でプレゼンの成果を披露できるように各自が到達目標を設定す
るとよいでしょう。また、学部科目「能力開発」でPC関連の資格取得を奨励していますので、これを
目標としてもよいでしょう。
【学習到達目標】
実習や小テストにおいて PowerPoint の基礎的内容(技術・知識)を完全にマスターします。ノートパ
ソコンを使った実際のプレゼンテーションを体験します。また、他人の発表を注意深く見聞きし、よい
点を積極的に取り入れることができるようにします。その他、タイピング技術の能力を向上させてパソ
コン操作に自信が持てるようにします。この科目から達成感と満足感が得られることが究極の目標です。
また、経済学部の科目なので、経済学を 4 年間学習する上で必要となる技術・知識の基礎を身につけま
す。知識に関しては「経済学コア6」での学習でフォローしますが、進捗状況はこの科目でチェックし
ます。
【履修上の注意】
本科目は、ノートパソコンによる実習科目ですので、毎回、ノートパソコン一式(本体・アダプタ・L
AN ケーブルなど)を持参すること。経済学部のクラス指定科目で「情報処理基礎」と同様に少人数で
構成されます。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCS の教育支援システム(出席・授業ア
289
ンケート・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用します。実習なので、遅刻・欠席は厳
禁です。出席状況が悪くなれば CCS から「警告」し、それでも改善がみられない場合には、
「失格」を
通知します。
【事前準備学習】
前回の授業で扱った内容(技術・知識)をしっかり確認して授業に臨むこと。
その月までの「経済学コア 6」は終えておくこと。
【教科書】
『情報利用活用プレゼンテーション』 山崎紅 日経 BP 社 2011
【参考書】
『日経パソコン デジタル・IT用語事典』 日経パソコン編 日経 BP 社 2012.9
『説得できるプレゼン・図解200の鉄則』 永山・真次・黒田 日経BP社
『ひと目でわかる最新情報モラル』 大橋真也、森夏節、立田ルミほか 日経 BP ソフトプレス 2009
『30 時間でマスターWord & Excel 2010』 実教出版編修部 実教出版 2010
【評価方法】
1.出席状況および授業態度(CCSの利用状況を含む)
2.CCSによる自学自習と複数回の小テスト, コア 6 コンペの成績
3.タイピング能力(最低基準のクリア)
4.自分のプレゼンテーション
5.プレゼンテーションの相互評価
【講義テーマ】
1 回 講義ガイダンス(プレゼンの必要性と活用事例, タイピング練習)
2 回 PowerPoint 基礎(1) スライド作成・追加・レイアウト・ファイルの保存
3 回 PowerPoint 基礎(2) デザイン設定・文字の装飾・箇条書き
4 回 PowerPoint 基礎(3) オブジェクト処理・アニメーション設定
5 回 PowerPoint 基礎(4) スライドの切り替え・スライドショー
6 回 確認テスト:タイピング・CCS小テスト(PowerPoint)、ネット素材と著作権
7 回 著作権への意識とプレゼン練習:ミニプレ(1)
8 回 情報倫理の学習とプレゼン練習:ミニプレ(2)
9 回 プレゼンの準備(1) チャート化、表とグラフ活用
10 回 プレゼンの準備(2) 配布資料と印刷
11 回 プレゼンの準備(3) リハーサル(プロジェクタ操作), コア 6 コンペ
12 回 仕上げ:チェックリスト、時間配分、ノートペインの活用
13 回 発表実習(1) 講評
14 回 発表実習(2) 相互評価
15 回 発表実習(3) 総評、まとめ
290
公共政策演習1//大石
(インストラクター1)/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
公務員(国家・地方上級)試験においては行政職の専門試験において民法が必須科目であり、しかも
合否を分ける重要な科目である。だだ、民法の学習をひとたび始めたとしてもその範囲の膨大さから全
範囲の理解はおろか学習さえも進まない事態が起こりかねず学生を悩ます一因となっている。
しかしながら、公務員試験における民法は扱われる範囲に一定の傾向があり、頻出の分野を学ぶこと
で民法を体系的に理解しつつ合格レベルの知識を養うことは難しいことではない。
本講座ではこれまで民法にふれたことのない学生を対象に、難解な用語の解説から有名な判例の事例
を用いつつ民法独特の思考回路を教示する。
これにより、民法の基本理念、事例の分析、あてはめといった体系的な理解が身に付くであろう。また
この基本的な思考回路により公務員試験における民法の基本的な問題を解くことができる。
教材についても民法だけでなく法律そのものを初めて学ぶ者にとっても理解しやすくかつ自学にお
いても使い勝手の良い「基礎民法」を利用することによって法律アレルギーをなくし、全範囲をスピー
ディに復習することができるようになる。これを読み進めることによって寧ろより難解な理論や判例の
理解が進むことになるだけでなく、そういった難解な理論へのチャレンジ精神が養われることもあり得
よう。
最終的には本講座を受講することによって、公務員試験合格に必須な基本的問題を正答に導く民法の
思考回路を身につけ、難関論点へのチャレンジ精神やその理論の理解の礎が構築できる。
【学習到達目標】
基礎理論の理解から公務員試験の出題問題(基礎問題レベル)の対応が可能なところを目標とする。
【履修上の注意】
特別な事前準備は不要。
教科書及び『六法全書』は必携。なお、六法は民法の全条文が分かればよいので、公務員六法、司法
試験択一対策用の民法などでも良い。所持していない者は、受講を認められない。
カリキュラムの構成上、民法の全範囲の学習はできないため、公務員試験を目指す者については本講
座履修以降も継続的に学習することを勧める。
【事前準備学習】
特に必要はないが、事前に「民法とは何か」ということについて基本書を読んでおくことを強く勧め
る。『3日でわかる法律入門シリーズ』などが良い。
【教科書】
『基礎民法』 東京リーガルマインド
教室で日時を決めて販売する。
【参考書】
『六法全書』
『択一六法 民法』
上記のような民法の全条文が掲載されていること。出版社などは問わない。
291
【評価方法】
宿題と講義内での小テスト及び期末試験によって評価を行う。
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス・民法の基本原則
2 回 総則① 意思表示・能力
3 回 総則② 代理Ⅰ 代理制度の基本原則
4 回 総則③ 代理Ⅱ 無権代理
5 回 総則④ 時効制度
6 回 物権① 物権変動 当事者と第三者
7 回 物権② 物権変動 第三者と登記
8 回 債権① 債権の基本
9 回 債権② 債務不履行・解除
10 回 債権③ 弁済・相殺・契約
11 回 担保と保全① 抵当権の基本理論 物上代位
12 回 担保と保全② 第三取得者の保護、法定地上権
13 回 担保と保全③ 保証・責任財産の保全
14 回 法定債権 不法行為・不当利得
15 回 親族法・相続法
公共政策演習2//飯島
滋明/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
公務員、特に自治体の公務員試験対策として欠かすことのできない知識を得ることを目的としています。
そのため、講義形式ではなく、授業でも問題集などを解いてもらい、解説をするという形式になります。
【学習到達目標】
公務員試験に合格できるような勉強方法を身につけること
【履修上の注意】
授業は真剣に受講して下さい。また、予習・復習を欠かさないようにしてください。
【事前準備学習】
目標とする試験に合格するため、予習・復習を欠かさないようにしてください。
【評価方法】
授業の平常点と最終テストを勘案して評価します。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 政治思想
3 回 各国の政治体制
4 回 選挙制度
292
5 回 憲法の基本原理
6 回 自由権
7 回 社会権
8 回 国務請求権
9 回 国会
10 回 内閣
11 回 裁判所
12 回 地方自治
13 回 国際政治
14 回 国際法
15 回 テスト
公共政策特別演習1//児島
完二/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
公共政策特別演習は、経済学部の3つの教育プログラムのひとつである「公務員特別プログラム」の
科目である。当該プログラムは2年次配当の公共政策演習1,2が基礎科目となり、当該科目はこれを
さらに実践的にしたものである。専門科目での内容を関連付けて学習の補充・強化し、公務員になるた
めに役に立つ実践的な講義を狙いとする。
公共政策特別演習では、公共政策演習1,2での学習内容をふまえ、特に社会科についての実力強化
を目指す。大学での講義において社会科の基礎知識がなければ、それだけつまづきも多い。また、公務
員として将来活躍しようと思っても、試験に合格できなければ、その夢も絶たれてしまう。そこで、あ
えて一般知識(歴史・政治関連)の詰め込みを行う。
幸い、本学経済学部には『経済学部生のための基礎知識 300 題』という共通教材がある。これをしっ
かりこなすと相当な力がつく。また、自学自習には関連の設問が数多く用意されている。加えて、「経
済学コア6」もあるので、これらを使って学習時間を確保する。
第1回目の講義「ガイダンス」時に、具体的な進め方をアナウンスする。
【学習到達目標】
公務員に要求される幅広い教養知識、特に社会科(歴史・経済事情)に関する知識の充実を目的とす
る。
【履修上の注意】
履修制限が設けられており、公共政策演習1・2を履修した学生を対象とする。また、経済学部の教育
プログラムは主旨に賛同する学生に履修してもらいたい。この講座が想定する受講生は以下のような学
生である。
1. すでに宅建・行政書士の資格を有している(もしくは勉強中の)学生
2. 学内外の公務員講座を受講している学生
3. 資格センターや教育支援センターを活用している学生
一方、相応しくない学生は以下のとおり。
1. 4年生以上(受験に間に合わないので)
ただし、卒業後にも受験するという特別な理由があれば、応相談。
293
2. 単位取得が主たる目的の学生(中間・期末テストあり、目的達成は難しいので)
【事前準備学習】
毎回、自学自習で指定された範囲を必ずこなして授業に臨むこと。
【教科書】
『経済学部生のための基礎知識 300 題』 経済学部
教育 GP 推進委員会
2012
【参考書】
『昭和史 (上)』 中村 隆英 東洋経済新報社 2012
『昭和史 (下)』 中村 隆英 東洋経済新報社 2012
『昭和経済史』 中村 隆英 岩波現代文庫 2007
【評価方法】
宿題・授業内テスト:40%
期末試験:60%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス 基礎学力判定テスト
2 回 日本史の復習:室町から戦国時代
3 回 日本史の復習:江戸時代
4 回 日本史の復習:幕末
5 回 日本史の復習:明治維新
6 回 日本史の復習:大正から昭和
7 回 歴代内閣:戦前
8 回 歴代内閣:戦後
9 回 内閣と経済政策:55 年体制
10 回 内閣と経済政策:連立時代
11 回 内閣と経済政策:小泉内閣
12 回 内閣と経済政策:小泉内閣後
13 回 内閣と経済政策:民主党政権時代
14 回 内閣と経済政策:アベノミクス
15 回 まとめおよびテスト
公共政策特別演習2//児島
完二/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
公共政策特別演習は、経済学部の3つの教育プログラムのひとつである「公務員特別プログラム」の
上級科目である。公務員特別プログラムは1年次配当の公共政策演習1,2が基礎科目となり、この科
目を履修した学生を対象に上級科目(公共政策特別演習1~4)を開講している。
周知のように、公務員を志望する大学生は多く、公務員試験は競争倍率の分だけ、難しくなっている。
学習範囲は教養科目から専門科目までかなり広いだけに、早い時期からの試験対策が求められる。本気
294
で公務員を志願する学生は、本学の資格センターで具体的な職種をもとに相談してもらいたい。日頃か
らの学習習慣を身につけることから始まり、関連する資格(宅建・行政書士など)にチャレンジするの
が良い。資格試験の合格という成功体験とともに、学内でも用意される有料セミナーを受講する必要も
あろう。
当該科目は、公務員試験の専門科目のひとつである「経済学」と大学の専門教育内容との有機的な結
合を図る。全国にあるどの大学の経済学部カリキュラムでも、公務員試験の経済学と完全に一致してい
るわけではない。学部の授業では基本的な経済学の考え方(フレームワーク)を扱うが、現実の経済課
題に対して議論されている理論・政策などにも言及される。最新の話題や考え方は一般的でないために、
公務員試験などには不向きである。そのために大学の授業で扱う範囲と出題内容が重ならない部分が多
くなる。公共政策特別演習2では、マクロ経済学の範囲を取り扱う。まず、必修科目「マクロ経済学入
門」で扱った内容と公務員試験の出題範囲の差異を理解する。そして、体系を示すことで、これから必
要な学習内容を示す。
そこで、当該科目ではそのギャップを埋め合わせることを目標とする。まず、専門科目での内容を大
学の授業と関連付ける。そして、大学授業が試験に役立つこと、公務員試験の学習が授業の理解度を高
めることを実感してもらうのが狙いである。幅広い専門教養を身につけ、公務員になるために役に立つ
ようにできることを目指す。
毎回、演習問題を解きながら、少しでも自分で解く訓練を積んでもらう。特に、計算問題やグラフの
解法ができることを目的とする。受講生には必修科目やクラス指定科目以外に「経済数学入門」「マク
ロ経済学」「ミクロ経済学」「経済政策論」「金融論」「財政学」「国際経済学」の履修を勧める。なお、
理解度・到達度を確認するために、中間テスト・学期末テストを実施する。
【学習到達目標】
公務員に要求される幅広い教養知識、特に、マクロ経済学分野における知識の充実を目的とする。あわ
せて、マクロ経済分野の計算問題への解法に習熟することをも目的とする。
【履修上の注意】
履修制限が設けられており、公共政策演習1・2を履修した学生を対象とする。また、経済学部の教育
プログラムは主旨に賛同する学生に履修してもらいたい。この講座が想定する受講生は以下のような学
生である。
1. すでに宅建・行政書士の資格を有している(もしくは勉強中の)学生
2. 学内外の公務員講座を受講している学生
3. 資格センターや教育支援センターを活用している学生
一方、相応しくない学生は以下のとおり。
1. 4年生以上(受験に間に合わないので)
ただし、卒業後にも受験するという特別な理由があれば、応相談。
2. 単位取得が主たる目的の学生(中間・期末テストあり、目的達成は難しいので)
【事前準備学習】
マクロ経済学で合格した学力レベルを維持したうえで、授業に臨んでくるように。
教科書は、必ず購入するように、保有していない場合は、受講が認められないことがある。
【教科書】
『経済学部生のための基礎知識 300 題』
2012
295
『らくらくミクロ・マクロ経済学入門
計算問題編』 茂木喜久雄 週刊住宅新聞社 2011
【参考書】
『らくらくマクロ経済学入門(改定版)』 茂木喜久雄 週刊住宅新聞社 2011
『公務員試験新スーパー過去問ゼミ 2 社会科学』 実務教育出版 2007
『マンキュー入門経済学』 N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2008
【評価方法】
1. 中間テスト・学期末テスト 60%
2. 授業での理解度(演習や口頭質問など)
40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンス/学習計画と到達目標、学習準備
2 回 国民経済計算と GDP/フローとストック
3 回 GDP の三面等価
4 回 消費関数/計算問題
5 回 均衡国民所得の計算
6 回 乗数プロセス/無限等比級数の計算
7 回 政府部門と政策効果
8 回 インフレとデフレ
9 回 これまでのまとめと中間テスト
10 回 貨幣需要と金融政策
11 回 信用創造/無限等比級数の計算
12 回 貨幣市場の均衡
13 回 IS-LM 分析
14 回 クラウディング・アウト
15 回 総括と今後の学習計画/学期末テスト
公共政策特別演習3//大石
邦弘/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は、公務員特別プログラムのコアとなる科目である。公共政策演習での学習をふまえ、公務員
試験の教養試験における数的処理分野を補充・強化し、公務員になるために役に立つ実践的な講義を行
う。
なお、数的処理分野の充実を図るため、毎回の講義は演習形式であり、自主的に学生が勉学するよう
指導する。
最初の講義時に、具体的な進め方をアナウンスする。
【学習到達目標】
公務員に要求される幅広い教養知識、特に、数的処理分野における技能向上が達成される。
【履修上の注意】
以下の講義を修得した学生のみ履修するように。
296
公共政策演習1または2
【事前準備学習】
公務員試験の概要を知っておくように。
【教科書】
指定しません。
【評価方法】
平常点30%、期末試験70%
【講義テーマ】
1 回 数的推理1
2 回 数的推理2
3 回 数的推理3
4 回 数的推理4
5 回 数的推理5
6 回 数的推理6
7 回 判断推理1
8 回 判断推理2
9 回 判断推理3
10 回 判断推理4
11 回 判断推理5
12 回 判断推理6
13 回 資料解釈1
14 回 資料解釈2
15 回 資料解釈3
速度① 追越し算・出会い算・通過算
速度② 流水算・時計算
整数① 素因数分解など
整数② 最小公倍数・最大公約数など
濃度① 基礎
濃度② 応用
論理・命題
暗号
対応関係
真偽問題
順序関係
位置関係
増減率
構成比
指数
公共政策特別演習4//大石
邦弘/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義は、公務員特別プログラムのコアとなる科目である。公共政策演習1や2での学習をふまえ、
経済学の特にミクロ分野について、公務員になるたに役立つ演習形式の授業を行う。
必須科目のミクロ経済学入門、展開科目のミクロ経済学などでミクロ経済学の知識はえられたとして
も、公務員試験で出題される問題には即座に対応できるものではない。それは、計算問題をはじめとし
た解法に不慣れというだけではなく、公務員試験独特の特徴に慣れていないためでもある。本講義では、
公務員試験対策のための計算問題に慣れることを最大の目的としている。
毎回は演習形式で行い、自主的に学生自らが勉学できるように指導する。各回、小テストを行う予定
であり、学期の中間時点で中間テストを実施することもありえる。詳細な授業計画は、受講者の理解度
を把握したうえで、授業内で改めて告知する。
297
【学習到達目標】
公務員に求められる幅広い教養知識、特にミクロ経済分野の知識充実を目的としている。あわせて、
ミクロ経済分野の色々な計算問題への解法に習熟することも目的である。
【履修上の注意】
履修制限が設けられており、公共政策演習1・2を履修した学生を対象とする。また、経済学部の教育
プログラムは主旨に賛同する学生に履修してもらいたい。この講座が想定する受講生は以下のような学
生である。
1. すでに宅建・行政書士の資格を有している(もしくは勉強中の)学生
2. 学内外の公務員講座を受講している学生
3. 資格センターや教育支援センターを活用している学生
一方、相応しくない学生は以下のとおり。
1. 4年生以上(受験に間に合わないので)
ただし、卒業後にも受験するという特別な理由があれば、応相談。
2. 単位取得が主たる目的の学生(中間・期末テストあり、目的達成は難しいので)
【事前準備学習】
公共政策演習 2 でミクロ経済学を受講し、合格した学力レベルを維持したうえで、授業に臨んでくる
ように。
教科書は、必ず購入するように、保有していない場合は、受講が認められないことがある。
【教科書】
『らくらくミクロ・マクロ経済学入門 計算問題編』 茂木喜久雄 週刊住宅新聞社 2006
『経済学部生のための基礎知識 300 題(改訂版)』 名古屋学院大学経済学部 2012
教科書は必携である。必ず購入するように。
上記の教科書は、公共政策特別演習2でも使用される。
【参考書】
『らくらくミクロ経済学入門(改訂版)』 茂木喜久雄 週刊住宅新聞社 2011
上に掲示した本は、1 年次「公共政策演習2」で使用された教科書である。授業内で適宜指示するので、
復習や予習に用いるように。
【評価方法】
宿題・授業内テスト 40%、期末試験 60%
【講義テーマ】
1 回 消費者行動①
2 回 消費者行動②
3 回 消費者行動③
4 回 消費者行動④
5 回 消費者行動⑤
6 回 生産者行動①
7 回 生産者行動②
最適消費計画
異時点間の消費理論
労働供給量の決定
期待効用仮説
需要の価格弾力性
価格と生産量
最適生産計画
298
8 回 租税の効果
9 回 独占企業の行動
10 回 複占市場
11 回 ゲーム理論
12 回 市場の失敗① 公共財
13 回 市場の失敗② 外部不経済
14 回 市場の失敗③ 費用逓減産業
15 回 国際貿易
マーケティング論//酒井
博章/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本科目はマーケティングの概論を行う
マーケティングとは「商品・サービスを買い続けてもらうために行うこと」であり、その特徴は次の
3 点に集約される。
①目的はコスト削減で無く、売上を上げることである。
②売り手視点でモノを売るのでは無く、買い手視点でソリューションを提供する。
③スケールメリットを重視せず、顧客の絞り込みを行い、顧客ニーズに対応する。
本科目の目的は、上記の特徴を理解し、ビジネスにおける様々な意思決定において判断の拠り所となる
マーケティング理論を学ぶことである。ビジネスは人との協働が欠かせない。その際、コミュニケーシ
ョンを円滑にするために、マーケティング理論を利用することができる。
ビジネスでの企画等において自分の意見を伝えるとき、相手を説得するために、意見の根拠を伝えなけ
ればならない。なぜなら根拠のない直観のみに基づく意見であれば、相手に信用されず、動いてもらえ
ないからである。しかし、マーケティング理論を根拠に意見を述べれば、幾分かは説得力が増し、相手
に動いてもらえる可能性が上がる。
例えば、あるメーカーにおいて、新商品を企画する際にただ直観に基づく企画を出しても、周囲の納得
には至らず、開発は行われないだろう。しかし、そのメーカーの対象顧客のニーズに合致した商品であ
ることを根拠に企画すれば、開発まで進むかもしれない。本科目では、この「対象顧客」「ニーズ」と
は何か、そして、なぜ合致させなければならないのか、等のマーケティング理論を一通り学ぶ。マーケ
ティングの基本理論は数々のビジネスマンの経験を集め、分析されたものであり、このように根拠とな
り得る。社会人になる前に一通り学んでおくと、きっと役に立つだろう。
本科目は初学者を対象としているため、講義内容は深く掘り下げたものではない。基本的な用語の解説
を具体例とともに説明していく。
進め方としては、パワーポイントを使って講義を進めていく。また、虫食いレジュメを配布する。そし
て説明を聞きながら、書き込みを行ってもらう。
本科目では授業の補完として自学自習をやってもらう。自学自習では解答解説を行っていないので、あ
くまで補完として使ってほしい。配布したレジュメプリントを参考にすれば、解ける問題ばかりである。
自学自習の問題を本講義中に演習として行ってもらうこともある。その際は、講義中に解答解説を加え
る。
【目標】
マーケティングの基本的な概要、そして個別の理論やトピックスを理解することである。特に、マーケ
ティングに関する専門用語の概念を正しく理解し、識別できるようになること(記号問題で正しく答え
られるようになること)である。
299
【学習到達目標】
マーケティングの基本的な概要、そして個別の理論やトピックスを理解することでである。特に、マー
ケティングに関する専門用語の概念を正しく理解し、識別できるようになること(記号問題で正しく答
えられるようになること)である。
【履修上の注意】
特になし
【事前準備学習】
推薦書の中から、自分に合った参考書を選んで予習しておくと、授業内容の理解が促進する。
【教科書】
テキストの指定はありません。
【参考書】
『マーケティング・ビジネス実務検定』 国際実務マーケティング協会 税務経理協会 2005
『マーケティングを学ぶ人が最初に読む本』 重田修治 総合法令 2004
『マーケティング原理 第 9 版』 フィリップ・コトラー ゲイリー・アームストロング ダイヤモンド
社 2003
【評価方法】
受講態度、学期末試験より総合的に判断する。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 マーケティング・コンセプト
3 回 戦略的マーケティングの概要
4 回 戦略的マーケティングで使う分析ツール(環境分析から企業全体戦略まで)
5 回 戦略的マーケティングで使う分析ツール(事業部別戦略)
6 回 マーケティング・マネジメント
7 回 標的市場の設定
8 回 製品戦略(製品の概念と製品ライフサイクル)
9 回 製品戦略(ブランドとパッケージング)
10 回 価格戦略
11 回 流通戦略
12 回 プロモーション戦略(プロモーション・ミックス)
13 回 プロモーション戦略(消費者の反応とプロモーション)
14 回 関係性のマーケティング
15 回 授業総括及び試験
300
会計学//豊岡
博/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義の目的は、『会計』とはどのようなものであるのかについて学習することにある。
これがなければ会計とは言えないもの、すなわち会計の根本は何かといえば、損益計算書と貸借対照
表の作成と公表であると考える。そのため本講義では、損益計算書と貸借対照表はいかなるもので、ど
ういう機能を果たすのかということに焦点を当て、展開していく。すなわち会計の本質である、①ある
期間中に発生する収益と費用との差額としての利益と、②その期間の初めと終わりに存在する純財産
(資産?負債)の増減としての利益、の両面から利益を計算し、その両者の一致をもって利益計算の正
確性を検証するシステムを理解しょうというものである。
【学習到達目標】
簿記の一巡サイクルを理解すること
損益計算書と貸借対照表の基本構造を理解すること
【履修上の注意】
①しっかり復習すること(簿記の技術を修得するためには、自分で問題を解き、反復練習することが重
要なため)
②学習状況に応じて講義計画を変更する場合がある。
【事前準備学習】
電卓の用意をすること(新しく購入する場合は、12ケタのものが望ましい)
【教科書】
『会計学の基本 ―基礎から現代の会計―』 加藤盛弘・志賀理・上田幸則・川本和則・山内高太郎著
森山書店 2009 年
【参考書】
『段階式日商簿記ワークブック 4 級商業簿記[改訂版]』 加古宜士・片山覚監修 税務経理協会 2011 年
【評価方法】
期末テスト 60%
平常点(受講態度、小テスト等)40%
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 会計とは
3 回 財務諸表とは
4 回 財務諸表の構成要素
5 回 損益計算書と貸借対照表の関係
6 回 利益とは
7 回 複式簿記の仕組み
8 回 仕訳とは
9 回 仕訳・勘定
10 回 試算表
301
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
精算表
発生主義とは
収益費用の対応
財務分析
まとめ
経営学//酒井
博章/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
【概要及び目的】
絶えず変化し続ける環境の下で、企業やその経営者はどのように企業を存続させていくべきか?経営
学の基本的な考え方はそこにある。つまり、どのような戦略を立案するか、どのように利益を挙げてい
くか、などである。本科目では経営学の概論として、経営学とはどんな学問であるか、という内容から
スタートし、過去の経営者であるフォードなどの経営におけるポイントや、企業とはどのようなものか、
会社とはどのようなものか、などを学ぶ。
初学者を対象としているため、講義内容は深く掘り下げたものではない。基本的な用語の解説にとどめ
ている。本講義は経営学の専門知識を基本として、ある会社の経営分析を行ったり、経営状況を引き起
こした原因を考えるものというよりは、それを行うための前提となる知識を習得するための講義である。
進め方として、パワーポイントを使った授業を講義形式で行う。また、虫食いレジュメプリントを配布
する。そして、説明を聞いて、書き込みを行ってもらう。
本科目では授業の補完として自学自習をやってもらう。自学自習では解答解説を行っていないので、あ
くまで補完として使ってほしい。配布したレジュメプリントを参考にすれば、解ける問題ばかりである。
自学自習の問題を本講義中に演習として行ってもらうこともある。その際は、講義中に解答解説を加え
る。
【目標】
経営学の基本的な概要、そして個別の理論やトピックスを理解することである。特に、専門用語の概
念を正しく理解し、識別できるようになること(記号問題で正しく答えられるようになること)である。
【学習到達目標】
経営学の基本的な理論、そして専門用語について正しく理解し、識別できるようになること(記号問題
で正しく答えられるようになること)
【履修上の注意】
特になし
【事前準備学習】
参考書を予習しておくと、授業内容の理解が促進する。
【教科書】
テキストの指定はありません
302
【参考書】
『経営学検定試験公式テキスト 1 経営学の基本』
中央経済社 2006
【評価方法】
受講態度、学期末試験より総合的に判断する。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 企業・会社の概念と諸形態
3 回 株式会社、所有と経営の分離
4 回 コーポレート・ガバナンス
5 回 日本型企業システム
6 回 企業の社会的責任
7 回 企業倫理、環境経営
8 回 科学的管理法、フォードシステム
9 回 管理過程論
10 回 人間関係論、統合の哲学
11 回 近代官僚制、近代組織論
12 回 人間の仮説モデル
13 回 経営戦略の概要
14 回 経営戦略の策定に用いる分析
15 回 授業総括及び試験
国際経営論//有賀
敏之/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
決して易しくない内容を、専門用語をいちいちかみくだきながら、学生目線で分かりやすく説明します。
※ ただし受講者側に「聴く姿勢」が必要です。
過去 3 年間に担当者自身が中国各地で実際に見学して回った調査結果を踏まえ、現実の国際経営の面白
さ・難しさについて詳しく紹介する。
実際に現地の日本企業の社長(中国語で「総経理」)から直接うかがった、生々しい話を散りばめなが
ら授業を進めてゆきます。
【学習到達目標】
本講義においてはビジネスマンとして必要な海外での経営の実際に関する知識・認識を習得するととも
に、日本経済新聞に何が書かれているか分かるようになることを目標とする。
【履修上の注意】
・注意されても私語を止めない者、小テスト終了後に勝手に退室する者は成績を大幅に減点します。自
分が他者に迷惑をかけていることが自覚できない人は、登録しないでください。
・就職活動で出席日数に不安がある人は、開講当初に相談のこと。定期試験の頃になって、この科目の
単位がないと卒業できない等と申し出るのは先生の印象も悪く、一番良くありません(これはどの先生
303
のどの科目でも同じことです)。
・会社説明会と定期試験が重なることが増えているようですが、いかなる理由があっても定期試験を受
験しない場合には成績認定はできません(これもどの先生のどの科目でも同じことです)。
【事前準備学習】
多少なりとも、新聞やテレビのニュース、ネットのニュースをながめて、最近の日本企業の海外での活
動はどのようになっているのか、注意を払っておいてください。
その結果、まったく意味が分からなかったとしても、それはそれでよい。3 ヶ月も講義に付き合ってく
れれば、分からなかったことが分かるようにしてあげます。
【教科書】
『中国日系企業の産業集積』 有賀敏之 同文舘 2012 年
【参考書】
『グローバリゼーションの政治経済学
第三版』 有賀敏之 同文舘 2005 年
【評価方法】
平常点(授業の受講態度を含む)を特に重視する。随時行われる小テスト 60%、定期試験 40%程度。
この科目はふだん講義に出ずに、定期試験のみで挽回することは不可能であるので、承知のこと。
【講義テーマ】
1 回 1.1 中国と日本のビジネス環境の違い
2 回 1.2 戦前から戦後にかけての中国の経済・社会の変動
3 回 2.1 上海の都市経済
4 回 2.2 上海の経済開発区
5 回 2.3 上海に進出している日系企業
6 回 3.3 杭州の都市経済
7 回 3.4 杭州に進出している日系企業
8 回 3.5 無錫の都市経済
9 回 3.6 無錫に進出している日系企業
10 回 3.7 南通の都市経済
11 回 3.8 南通に進出している日系企業
12 回 4.1 天津の都市経済
13 回 4.2 天津に進出している日系企業
14 回 まとめおよび試験
15 回 総括および試験
証券論//都島
忠比古/春A・秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
グローバル化の中で起こった世界金融危機(リーマン・ショック)では金融市場の混乱のみにとどまら
ず、多くの先進諸国では景気後退に見舞われています。EU諸国では南欧各国の財政危機からユーロの
信認問題に揺れています。
304
我が国でも円高の進行とともに企業の海外進出が進み、深刻な雇用不足となっています。さらに一般政
府部門の負債がGDPの 2 倍に達する中でデフレからの脱却が課題となっています。
その一方、日本版ビッグバン後、金融市場では大きな構造変革が進んできました。授業では証券市場が
経済の大きな動きの中でどのような機能を果たしているのか、その背景、経緯も見ながら証券市場を具
体的に論ずるとともに、金融システムや市場の変化の中でこれからどう変わっていくべきか、その方向
性についても考察します。昨年末誕生した新政権のもとでこれから展開されるであろう諸施策(いわゆ
るアベノミクス)についても論じたい。
【学習到達目標】
①近年の日本経済は予算収入の過半が国債発行に頼るような脆弱さの中に埋没しています。今後の日本
経済の成長力を高めるためには家計部門の豊富な金融資産をいかに活用するのかが重要なポイントに
なってきました。貯蓄から投資への流れがなぜ必要なのか、理解を深めたい。②閉そく感が漂う経済環
境の中で企業は生き残りをかけて様々な戦略を打ち出していますが、金融面で企業戦略を支える直接金
融に大きな関心が集まり始めている。特に新政権の打ち出した円高・デフレ脱却の試行策はマーケット
からの大きな期待を集めているがその成果は如何?③証券ビジネスの世界では投資家保護、ディスクロ
ージャー制度の強化等、多くの義務も負います、企業の社会的責任(CSR)等、企業社会の新たなテ
ーマについても考察する力を養いたい。
【履修上の注意】
この授業では毎回、学生諸君の意見を求めるようにしています。次回の授業テーマについてシラバスで
確認して、予習をしてください。
【事前準備学習】
証券市場では「明日の経済を読む」目が必要です。日々実社会で起こっていることがそのまま、明日の
世の中を変化させていきます。新聞・TV ニュース等に目を通してください。
【教科書】
特に教科書は指定しません。授業はプリントによります。
【参考書】
『ベーシック証券市場論』 福光實・高橋元編著 同文館出版 平成 16 年
授業の中で理解を深めるために多くの本を紹介します。(なるべく廉価な文庫、新書版)諸君が将来経
験する様々な出来事に対処するための参考になることを期待します。
【評価方法】
小テスト(20%) 課題・レポート(70%) 授業中の質疑応答への参加度(10%)
【講義テーマ】
1 回 株式会社の成立と証券市場
2 回 発行市場と上場制度
3 回 上場審査制度(形式審査と実質審査)
4 回 新規上場会社の横顔と上場準備の実際
5 回 ディスクロージャー制度と IR
6 回 株価評価と証券投資
305
7 回 ベンチャーキャピタルと IPO
8 回 企業再編と M&A(Ⅰ)
9 回 M&A(Ⅱ)(M&Aの実務)
10 回 MBO と企業再生
11 回 CSR と SRI
12 回 証券ビジネスとビッグバン
13 回 IOSCO と証券行政
14 回 金融危機と証券市場
15 回 これからの証券市場
保険経済論//小林
毅/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
本講義では、主として
・保険の経済学的基礎
・日本における保険市場の現状、保険会社規制、消費者保護
・代表的な民間保険商品
について解説する。
講義ではおもに民間保険会社や民間保険商品について説明する。
公的健康保険や公的年金等の社会保険については概説にとどめる。
【学習到達目標】
保険の基礎知識を身につけることが本講義の目的である。具体的には、以下の知識を習得することを目
指している。
・保険についての経済学的基礎
・保険に関する制度・規制等について
・生命保険、損害保険の代表的な商品についての基本的な知識
今後のみなさんの人生にとっても役立つ知識を得ることを目指している。
【履修上の注意】
受講に当たって特別な予備知識は必要ないが、ミクロ経済学や金融論の基礎的な知識に不安がある学生
は復習しておくとよい。
【事前準備学習】
事前に教科書を読んでおくことを勧める。ミクロ経済学および金融分野の諸講義を受講し知識を得るこ
とは本講義の理解に非常に有用である。受講生は必要に応じてこれらの科目を履修することを勧める。
【教科書】
『はじめて学ぶ保険のしくみ』 家森信善編著 中央経済社 2009
306
【評価方法】
定期試験の成績による(100%)
【講義テーマ】
1 回 保険の原理 NO FIELD
2 回 保険の分類
3 回 保険の歴史
4 回 現在の保険制度
5 回 保険契約者の保護
6 回 金融機関としての保険会社
7 回 保険会社の経営課題
8 回 生命保険商品
9 回 火災保険
10 回 自動車保険
11 回 その他の保険
12 回 社会保険
13 回 年金
14 回 新しい保険の登場
15 回 家計の生活設計と保険
社会科内容学(日本史)1//曽我
良成/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
社会科・地歴科教員として「日本史」を教えるために必要な歴史的事項の理解を深めます。ともすれば、
歴史の学習は単純な事項の羅列による暗記学習におちいりがちですが、教える側の教師が因果が関係と
して政治史を理解できていないことに、その原因があります。そこで、本講義は教師を志す学生のため
に、とくに政治史に重点をおき、体制や政権の成立・展開・衰退を歴史の流れに重点を置いて講義して
いきます。出席が規定に満たない場合、失格となります。
【学習到達目標】
社会科系教員としてふさわしい日本史の知識を獲得すること。
【履修上の注意】
教員免許のための科目ですので、一般科目以上に出欠席・遅刻・課題などについて厳しい態度で臨みま
す。
【事前準備学習】
次回講義テーマ関係分の教科書コピーを配布するので
事前に予習をしてくること。
【教科書】
『詳説日本史図録』 山川出版社
同書を高校で使用していた人はそれを使用しても可です。
307
【評価方法】
レポート 30%
平常点 70%(課題作成 30%
授業態度 40%)
【講義テーマ】
1 回 歴史を学ぶこと・教えること
2 回 邪馬台国と大和政権
3 回 律令国家の成立と発展
4 回 摂関時代の政治
5 回 鎌倉幕府の成立と展開
6 回 南北朝の動乱
7 回 室町幕府の成立と展開
8 回 戦国時代と織豊政権の成立
9 回 江戸幕府の成立と発展
10 回 幕藩体制の動揺と列強の接近
11 回 明治維新と近代国家の成立
12 回 大正デモクラシーの時代
13 回 太平洋戦争と日本
14 回 戦後の日本
15 回 授業総括及び試験
社会科内容学(日本史)2//曽我
良成/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
社会科内容学(日本史)1では、政治の流れを中心にした通史を解説しますが、本講義では、日本史学
会で論争になっているテーマ、長い時代にわたってその変化を理解しておかなくてはならないテーマな
どについて、より詳しい専門的な内容の講義を行います。あわせて、そのテーマに関する基本的史料の
購読も行い、高校地歴科・社会科教員として必要な日本史の知識・技術の習得を目的としています。出
席が規定に満たない場合、失格となります。
【学習到達目標】
社会科系教員としてふさわしい日本史の知識を獲得すること。
【履修上の注意】
教員免許のための科目ですから、一般科目以上に出欠席・遅刻・課題などには厳しい姿勢で臨みます。
【事前準備学習】
次回講義関係分の教科書コピーを必ず予習してきてください。
【教科書】
『詳説日本史図録』 山川出版社
同書を高校時代に使用していた人はそれを使用しても可です。
308
【評価方法】
レポート 30%
平常点 70%(課題作成 30%
授業態度 40%)
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 日本古代史の論点(1)縄文と弥生
3 回
〃
(2)律令国家と天皇
4 回
〃
(3)摂関政治と貴族
5 回 日本中世史の論点(1)平氏政権と鎌倉幕府
6 回
〃
(2)元寇と東アジア情勢
7 回
〃
(3)守護大名と戦国大名
8 回 日本近世史の論点(1)織豊政権
9 回
〃
(2)三大改革と田沼政治
10 回
〃
(3)公武合体と尊皇攘夷
11 回 日本近代史の論点(1)明治政府と近代化
12 回
〃
(2)大正デモクラシーと政党政治
13 回
〃
(3)戦争と経済
14 回 歴史を教える意識について
15 回 授業総括及び試験
社会科内容学(外国史)1//名城
邦夫/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
15 世紀 20 年代にポルトガルによって大航海時代が開始され,ヨーロッパは世界規模の市場経済を生み
出すことになった。ポルトガル、スペインの世界帝国は 16 世紀中に後退し、新たに北西ヨーロッパの
主権国民国家オランダの台頭によって近代社会は始まりを迎えた。オランダの早熟な市民社会の形成は
アムステルダムを中心とする資本主義世界経済体制を生み出すことになった。オランダは独特の国家体
制と強大な海軍力と商業上の支配力によって世界経済の中心に位置し、アムステルダム銀行を頂点とす
る近代資本主義経済を生み出し、海外植民地を建設していった。しかしながら、国家体制の脆弱性と人
口規模の少なさ等の問題から 17 世紀末から 18 世紀に初めにかけて世界経済の中心から後退し、イギリ
スの台頭を見ることになった。イギリスはそれまでの年手工業中心の経済から農村手工業による世界的
需要の獲得に成功し、国内資源の豊富さによる製鉄業の発達さらには海運業の発達によってオランダの
支配を覆し、世界帝国を築くこととなった。
以上を前提に講義においてはアメリカ史に関する講義を行う。その際以下の視点から講義する。現代
アメリカ社会を歴史的に形成されたアメリカ特有の「文化構造」によって説明する。ヨーロッパ、とり
わけイギリス・ピューリタリズムを基盤として成立したアメリカの価値体系は新大陸植民地として社会
を形成していく過程でその性格を大きく変えていき、植民期末期、独立戦争当時にはヨーロッパとは非
常に異なる「文化構造」を形成していた。さらにその後の西部開拓による独立農民の意識が加わり、非
人間的市場における競争にさらされた結果、プラグマティズム=功利主義へと発展した。こうしてアメ
リカ的「文化構造」は事業的成功、機動性、競争、変化、大胆さ、大規模性を価値とし、個人的努力に
よる職業的成功と高い生活水準の追求を特有の行動様式とするようになった。このような文化構造は独
立戦争から南北戦争にかけて形成され、これが歴史的過程を経て変容していった。以下、アメリカ史の
重要事象の「文化構造」による規定と、その事象自体によって「文化構造」が変容し、いかにして現代
309
アメリカ社会が形成されていったかを社会経済史と「文化構造」論の総合によって検討する。講義計画・
テーマに掲げる中から各自一つのテーマを選んでレポートを作成し、報告してもらう予定である。教職
科目なので、少人数教育の実を挙げるために討論を中心に進め、受講者の報告と講義を交互に行ってい
きたい。
【学習到達目標】
16 世紀ヨーロッパにおける資本主義世界経済の成立と主権国民国家の確立による世界史の構造転換
に注目し、オランダ中心の資本主義世界経済がイギリス中心に移行する過程でのちに世界帝国を築くこ
とになるアメリカの成立と発展を概観する。それぞれの時代、世界経済の中心の地位を巡ってオランダ、
フランス、イギリス、ドイツ、アメリカが覇を競い、それぞれの主権国家形成の相違による内的発展の
性格によりその位置が決定された。オランダ、イギリスと比較し、現代世界経済を特徴付けることにな
るアメリカ社会の特質を解明することによって現代社会の特徴を理解することを目指している。
【履修上の注意】
授業における発表を重視し、課題レポートの内容も加えて評価する。
【事前準備学習】
ヨーロッパ列強の世界進出とアメリカ国家の成立、宗教と資本主義経済の関係等を学習するので植民地
支配、アメリカ独立戦争、南北戦争、セクトについてあらかじめ調べておくこと。
【参考書】
『アメリカ経済史 Ⅰ』 鈴木圭介編 東京大学出版会 1988 年
『アメリカ経済史 Ⅱ』 鈴木圭介 東京大学出版会 1988 年
『図説大航海時代』 増田義郎 河出書房新社 2008 年
『植民地時代アメリカの宗教思想』 増井志津代 上智大学出版会 2006 年
【評価方法】
報告、レポート、出席によって評価する。
【講義テーマ】
1 回 大航海時代、ポルトガル、スペインの植民活動
2 回 オランダ、フランスの植民活動
3 回 イギリスの植民活動とピューリタン
4 回 植民期アメリカの経済発展とアメリカ的人間類型の形成
5 回 西漸運動とアメリカ憲法
6 回 アメリカ資本主義と南北戦争
7 回 アメリカ産業革命期におけるボストン・ニューヨーク企業家類型の意義
8 回 アメリカの経済発展と宗教
9 回 アメリカ独占形成期の人間類型 カーネギーとモルガン
10 回 20 世紀初頭アメリカンシステム(大量生産大量販売)の形成とフォード
11 回 アメリカ独占資本主義の確立
12 回 現代資本主義とアメリカ人―市場経済信仰の行方
13 回 学生による報告:「アメリカ植民地の発展と宗教思想」と討論
14 回 学生による報告:「南北戦争後の南部の状況」と討論
15 回 学生による報告:「20 世紀アメリカと宗教」と討論
310
社会科内容学(外国史)2//名城
邦夫/秋A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
近世以降のヨーロッパ史をドイツ史中心に講義する。
ルネッサンスと宗教改革はヨーロッパ近代社会形成に大きな影響を及ぼしたが、ドイツでは宗教改革
が激しくたたかわれ、その結果、その国家統一に常に問題を残し、その後の発展で波錠をきたすことと
なった。ドイツは近代になって大きく 3 回の国家統合の時期があった。まず、19 世紀初頭のナポレオ
ン戦争後の国家体制の再編成期である。これは、それまでの 300 の主権国家からなっていたドイツが 3
0 の諸侯国に整理されたものである。その後 1871 年にプロイセンの主導のもとに 1000 万人オーストリ
ア・ドイツ人の排除によって国家統一が達成された。この時点では、中世以来の東部国境線の問題は未
解決のままであった。第一次世界大戦後、ポーランドの建国による一部東部領土の割譲によって旧プロ
イセンは東西に分断された。第二次世界大戦後、再度、領土は四分の三に縮小され、さらに東西に分割
された。ドイツ人にとって最も困難な時代であり、ドイツ人に反米反ロシア感情を増幅させる結果とな
った。1990 年東西ドイツの統一は、歴史上初めて民族問題と国家統一の問題が曲がりなりにも解決さ
れることとなった。しかしながら、東部地域に対する潜在的な拡大欲求が根強く、ドイツが近代以降、
国家統一と民族問題の解決のために常に追求しつづけた中欧帝国建設の意志との矛盾が問題をはらむ
こととなる。以上の視点から、以下に掲げた講義計画・テーマの中から各自に一つのテーマを選んでレ
ポートを作成し、報告してもらう予定である。
【学習到達目標】
ドイツを中心とするヨーロッパにおける近代社会の成立、
とりわけ EU の成立発展を学ぶことによって、
ヨーロッパ民主主義の特徴を理解し、現代社会に生きる世界観を身に着けることを目指す。
【履修上の注意】
授業での報告とレポートを重視する。
【事前準備学習】
ルネッサンス、宗教改革、三十年戦争、2 月革命、3 月革命、主権国民、中欧帝国、第一次世界大戦、
ハイパーインフレーション、ワイマール共和国、ナチズム、東西ドイツの分裂、1990 年ドイツ再統一
の用語を事前に調べること。
【参考書】
『神聖ローマ帝国』 ピーター・ウイルソン著山本文彦訳 岩波書店 2005 年
『世界歴史 16 主権国家と啓蒙』 近藤和彦 岩波書店 1999 年
『ドイツ史』 木村靖二 山川出版社 2001 年
【評価方法】
出席と報告、レポートを総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 ヨーロッパ封建社会と都市の発展
2 回 ルネッサンス
311
3 回 宗教改革
4 回 オスマントルコの台頭
5 回 30 年戦争とドイツ国家統一の歴史的背景
6 回 ナポレオン戦争とドイツ国家統一
7 回 ドイツ産業革命と資本主義の発展
8 回 ワイマール共和国とドイツ資本主義
9 回 ナチスとドイツ資本主義
10 回 第二次世界大戦後のドイツ
11 回 1990 年ドイツ再統一と EU
12 回 中欧帝国思想とドイツナショナリズム
13 回 学生の報告:「ドイツにおける国民国家形成の問題」と討論
14 回 学生の報告:「ドイツ国民主義と保守主義」と討論
15 回 学生の報告:「1848 年ドイツ市民革命の意義」と討論
日本経済史//笠井
雅直/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本の工業化について、企業経営に焦点をあてて検討したい。日本型の企業経営の原型は、明治期の企
業経営にあった。明治期の代表的な形態である国家資本型および財閥資本型をとりあげる。その発展要
因として、対外的な軍事的対応に起因する政府の産業政策の先導性、そして企業経営レベルにおける外
国企業の情報・技術・資本への依存性をとりあげ、戦前期を通して、企業経営の発展の支柱であったこ
とを明らかにしたい。
【学習到達目標】
日本の工業化が可能となった諸条件について習得し、説明できることが目標。
【履修上の注意】
講義については、常に、疑問をもって、聴くこと。
【事前準備学習】
前回の範囲を、テキスト、ノートなどによって確認すること。
【教科書】
『日本の産業革命』 石井寛治 講談社〔講談社学術文庫〕 2012 年
【評価方法】
毎回の小テストと期末の試験の結果から評価
【講義テーマ】
1 回 日本経済史の問題領域
312
2 回 ペリー来航の世界史的意味
3 回 幕末貿易の特徴と外国貿易商社
4 回 明治維新の過程
5 回 明治政府の工業化政策
6 回 松方財政と軍拡
7 回 産業革命と貿易構成
8 回 日清戦争の経済史的意味
9 回 東アジアの帝国主義と日本
10 回 日露戦争の経済史的意味
11 回 日露戦後の日本経済
12 回 国家資本の事業経営
13 回 第一次世界大戦と日本経済
14 回 戦時下の日本経済
15 回 戦前日本資本主義の段階と特徴について
西洋経済史//名城
邦夫/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
産業革命以降のヨーロッパの経済発展を概観し、イギリスとドイツの産業革命の比較を行う。さらにそ
の後のドイツ社会の発展とヨーロッパ統合の過程を説明し、通貨統合に至る経済社会の発展を概観する。
続いてドイツ史における民族問題について概要を説明し、スラブ人、ユダヤ人、トルコ人を中心とする
アラブ人を巡る問題をドイツ経済史との関連で説明する。イスラム世界の変革とヨーロッパ統合の関係
についても考察する。
【学習到達目標】
ヨーロッパの近代以降の経済発展について、近隣諸民族との関連で理解することを目指す。近代ヨーロ
ッパが、現代において統合を実現した過程で近隣諸民族との関係をどのように展開したかについても理
解するように務める。さらに、21 世紀の諸問題についての理解に役立つような見解についても、経済史
の立場から提供することを目指す。
【履修上の注意】
毎回出席を取り、小テストも行う予定である。
【事前準備学習】
イギリス産業革命、三十年戦争、ナポレオン戦争、ドイツ三月革命、1871 年ドイツ国家統一、第一次
世界大戦、ナチス、ヨーロッパ統合について調べておくこと。
【教科書】
コピーして渡す予定である。
【参考書】
『西洋経済史』 岡田康男 八千代出版 1995 年
『現代ヨーロッパ経済史』 原輝史・工藤章 有斐閣 1996 年
313
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%(出席状況 20%
小テスト 20%)
【講義テーマ】
1 回 イギリス産業革命の意義
2 回 工業化の各国比較
3 回 ドイツ産業革命の特質
4 回 20 世紀前半のドイツ経済
5 回 ナチスの台頭とドイツの敗退
6 回 第二次世界大戦後のドイツ
7 回 奇跡の復興と独仏の提携
8 回 ヨーロッパ共同体とドイツ
9 回 統一後のドイツ経済
10 回 通貨統合後のヨーロッパ
11 回 ドイツにおける民族問題:スラブ人
12 回 ユダヤ人問題とヨーロッパ
13 回 ドイツ史におけるトルコ人問題
14 回 ドイツ統一の精神史
15 回 ヨーロッパとイスラム 21 世紀のゆくえ
社会科内容学(人文地理)1//林
上/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
人文地理学は,人間の営みを地域や空間の視点から総合的に明らかにする学問である。20 世紀から 2
1 世紀にかけて,世界の諸地域では社会や経済の仕組みに大きな変化があった。こうした変化の背景と
なる要因や変化の過程について考えてみたい。具体的に取り上げるのは,高度に発展した資本主義とい
う経済システム,資本主義のもとで行われる生産,交換,消費のメカニズム,資本主義社会の基盤をな
す国家や国境,それに個人のアイデンティティ,民族,ナショナリズムなどである。現代を生きるわれ
われの存在そのものについて根源的な問いかけをしてみたい。
【学習到達目標】
人文地理学を学ぶのは,われわれが生活している社会や経済の仕組みを地域や空間の視点から理解し,
その成り立ちを知ることにある。こうした能力を養うには,まず人文活動の歴史的発展と現状に関する
知識を習得する必要がある。そのうえで,習得した知識をもとに,望ましい社会や経済のあり方につて
考える。人文社会についての知識と応用力を獲得することが,この科目の学習到達目標である。
【履修上の注意】
テキストを使用するので,必ず手に入れて講義ののぞむこと。
【事前準備学習】
テキストを事前によく読んでおくこと。
314
【教科書】
『現代都市地理学』 林
上 原書房 2012
【参考書】
『現代都市地域論』 林
『都市経済地理学』 林
上 原書房 2005
上 原書房 2004
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%
【講義テーマ】
1 回 都市地理学の成り立ちと都市のとらえ方
2 回 経済,社会,文化,政治の都市的影響
3 回 環境論から構造主義までの都市地理学
4 回 ポストモダニズム以降の都市地理学
5 回 都市の発生・成立と初期の都市発展
6 回 産業革命から始まる近代都市の発展
7 回 低経済成長期以降の都市の多様化
8 回 世界における経済発展と都市化
9 回 都市人口変化の周期性と発展モデル
10 回 都市の空間的形態と都市地域の類型
11 回 都市システムのスケールと類型
12 回 都市の機能・類型と都市次元分析
13 回 都市システムの立地と説明理論
14 回 都市内部の土地利用と形態の意味
15 回 社会生態的接近と都市構造モデル
社会科内容学(人文地理)2//林
上/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
人文地理学は,人間の営みを地域や空間の視点から総合的に明らかにする学問である。20 世紀から 2
1 世紀にかけて,世界の諸地域では社会や経済の仕組みに大きな変化があった。こうした変化の背景と
なる要因や変化の過程について考えてみたい。具体的に取り上げるのは,高度に発展した資本主義とい
う経済システム,資本主義のもとで行われる生産,交換,消費のメカニズム,資本主義社会の基盤をな
す国家や国境,それに個人のアイデンティティ,民族,ナショナリズムなどである。現代を生きるわれ
われの存在そのものについて根源的な問いかけをしてみたい。
【学習到達目標】
人文地理学を学ぶのは,われわれが生活している社会や経済の仕組みを地域や空間の視点から理解し,
その成り立ちを知ることにある。こうした能力を養うには,まず人文活動の歴史的発展と現状に関する
知識を習得する必要がある。そのうえで,習得した知識をもとに,望ましい社会や経済のあり方につて
考える。人文社会についての知識と応用力を獲得することが,この科目の学習到達目標である。
315
【履修上の注意】
テキストを使用するので,必ず手に入れて講義ののぞむこと。
【事前準備学習】
エキスとを事前によく読んでおくこと。
【教科書】
『社会経済地域論』 林
上 未定 2008(見込み)
【参考書】
『現代都市地理学』 林
『都市経済地理学』 林
上 原書房 2012
上 原書房 2004
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%
【講義テーマ】
1 回 都市政策の役割と展開の方向
2 回 資本主義社会と欧米の都市計画
3 回 日本の都市計画の歩みと持続性
4 回 交通基盤の成り立ちと都市の発展
5 回 都市の交通問題とその対応方法
6 回 情報通信システムの発展と都市
7 回 経済グローバル化と都市産業空間
8 回 経済グローバル化と新たな産業空間
9 回 産業構造の高度化と労働の階層化
10 回 グローバル経済を管理する世界都市
11 回 社会経済の変化と都市地域の再生
12 回 社会経済の変化と都市地域再生の試み
13 回 イギリスにおける都市地域の再生
14 回 アメリカの都市再生政策の変化
15 回 現代都市の小売・サービス空間
経済史//名城
邦夫/春A/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
世界史をグローバルヒストリーの視点から再検討し、16 世紀以降の世界を一つの世界として捉え、ユー
ラシア大陸の東と西で大きな変革が行われた点に注目する。ヨーロッパでは資本主義市場経済が成立し、
日本でも一定の市場経済を伴う経済社会が形成された。その後のグローバリゼーションを経て、段階的
に世界は一つの市場経済体制に編成されていった過程をヨーロッパと日本に注目して検討する。近代資
本主義社会の本質を土地から離脱した資本の行動の全面的解放と捉え、資本の行動を国民国家が促進す
ると同時に公的に規制し、近代的民主主義社会が形成されたと考えられる。21 世紀には一層のグローバ
リゼーションが進展する中で、国際的に行動する資本とそれを規制する国家の連合体がどのように行動
316
するかが最大の課題である。大衆社会の形成と国家さらには国際資本の行動の三つ巴の関係がどのよう
な 21 世紀社会を形成するか学生自身に考えてもらう授業を行っていきたい。
【学習到達目標】
西ヨーロッパにおける市場経済の成立と発展過程の概要を理解し、さらに日本の江戸時代以降の経済発
展との比較を通じて、資本主義市場経済の基本的特徴と現代資本主義の特徴について理解するように努
める。さらに、近世以降のグローバリゼーションの意義について探求し、現代社会を転換期ととらえる
世界史認識を共有できるように促す。
【履修上の注意】
毎回アンケートを取り、テーマごとに小テストを行う予定である。講義の予習、基礎学力を養うため
に自学自習を行ってもらう予定である。
【事前準備学習】
地理上の発見、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスの世界進出について事前に調べておいてく
ださい。近世日本の「出島」
「対馬」琉球」
「松前」の交易の性格を幕藩体制とアジア、ヨーロッパの関
係の中で確認しておくこと。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
『オランダ東インド会社の歴史』 科野浩蔵 同文館 1988 年
『オランダ風説書』 科野浩蔵 中公新書 2010 年
『流通経済史』 山川出版社 2008 年
『日本経済史1』 速水融 岩波書店 1988 年
『日本経済史 2』 新保博 岩波書店 1988 年
講義中に指示する
【評価方法】
試験 50% 平常点 40%(アンケート内容 20%
小テスト 20%)、自学自習による評価 10%
【講義テーマ】
1 回 16 世紀世界の転換
2 回 日本における近世社会の成立
3 回 江戸時代前期の経済社会
4 回 日本における市場経済の成立
5 回 江戸時代後期の経済社会
6 回 日本における国民国家の成立と明治維新
7 回 日本における産業革命
8 回 日本資本主義の海外進出
9 回 1873 年「大不況」と資本主義の構造転換
10 回 資本主義の発展と独占形成
11 回 戦間期の資本主義の動揺
12 回 戦後資本主義の発展とフォーディズム
317
13 回 冷戦の崩壊と世界資本主義の構造転換
14 回 産業資本主義から高度技術情報資本主義への転換
15 回 21 世紀世界のゆくえ
社会科内容学(地誌)1//林
上/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
現代の都市地域は社会経済の変化にともなって大きく変わっている。日本の場合,バブル経済の形成
とその崩壊,さらにその後の不況と回復といった激しい変化を受けながら,都市の地域構造が再編され
てきている。こうした地域再編の実態に対してグローバル化,サービス経済化,環境問題,都市政策な
ど幅広い視点から検討を加える。
【学習到達目標】
地誌学は人文地理学の一部を構成するが,基本的には地域地理学であり,一般地理学での研究成果を
都市という地域を対象として総合的に結び合わせたものである。それゆえ,都市という地域に限定して
はいるが,地理学一般の考え方や概念を取り入れながら考察している点に総合性がある。こうした総合
性が理解できる能力を習得することが,この科目の学習到達目標である。
【履修上の注意】
テキストを使用するので,必ず手に入れて講義にのぞむこと。
【事前準備学習】
テキストを事前によく読んでおくこと。
【教科書】
『現代都市地域の構造再編』 林
【参考書】
『現代都市地域論』 林
『都市経済地理学』 林
上 原書房 2007
上 原書房 2005
上 原書房 2004
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%
【講義テーマ】
1 回 現代都市地域のとらえ方
2 回 経済のグローバル化と都市地域の再編
3 回 市場の多様化と商業立地の多極化
4 回 専門分化するサービス業の新展開
5 回 技術革新の進展と交通・通信の新動向
6 回 居住パターンの変化と就業の多様化
7 回 少子高齢化と地域社会の変質・再編
8 回 都市中心部における生活拠点の再生
318
9 回 少数民族集団の都市流入と地域再編
10 回 行政域再編による都市存立基盤の維持
11 回 持続可能・循環型都市地域への志向
12 回 都市地域構造の課題と解決に向けての取り組
13 回 都市地域構造の将来
14 回 学期のまとめ
15 回 期末試験及び総評
社会科内容学(地誌)2//林
上/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
現代の都市地域は社会経済の変化にともなって大きく変わっている。日本の場合,バブル経済の形成
とその崩壊,さらにその後の不況と回復といった激しい変化を受けながら,都市の地域構造が再編され
てきている。こうした地域再編の実態に対してグローバル化,サービス経済化,環境問題,都市政策な
ど幅広い視点から検討を加える。
【学習到達目標】
地誌学は人文地理学の一部を構成するが,基本的には地域地理学であり,一般地理学での研究成果を
都市という地域を対象として総合的に結び合わせたものである。それゆえ,都市という地域に限定して
はいるが,地理学一般の考え方や概念を取り入れながら考察している点に総合性がある。こうした総合
性が理解できる能力を習得することが,この科目の学習到達目標である。
【履修上の注意】
テキストを使用するので,必ず手に入れて講義にのぞむこと。
【事前準備学習】
テキストを事前によく読んでおくこと。
【教科書】
『現代都市地域の構造再編』 林
【参考書】
『現代都市地域論』 林
『都市経済地理学』 林
上 原書房 2007
上 原書房 2005
上 原書房 2004
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%
【講義テーマ】
1 回 現代都市地域のとらえ方
2 回 経済のグローバル化と都市地域の再編
3 回 市場の多様化と商業立地の多極化
4 回 専門分化するサービス業の新展開
319
5 回 技術革新の進展と交通・通信の新動向
6 回 居住パターンの変化と就業の多様化
7 回 少子高齢化と地域社会の変質・再編
8 回 都市中心部における生活拠点の再生
9 回 少数民族集団の都市流入と地域再編
10 回 行政域再編による都市存立基盤の維持
11 回 持続可能・循環型都市地域への志向
12 回 都市地域構造の課題と解決に向けての取り組
13 回 都市地域構造の将来
14 回 学期のまとめ
15 回 期末試験及び総評
社会科内容学(自然地理)1//石川
輝海/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
日本列島はアジア大陸と太平洋の間に位置する弧状列島で、太平洋側の深い海溝地形と陸上に分布す
る多数の火山・山地・盆地は世界でも有数の起伏の大きな地形を形成している。さらに、現在の日本列
島は地殻変動・地震活動・火山活動が活発で、地球上でもっとも活動的な変動帯の一つである。日本列
島の地形形成はこのような変動帯としての特性に深く関与している。地形の形成と発達は基本的には地
殻変動に規制されている。しかし個々の地形のあらわれ方はその地域の気候や植生などに由来する侵
食・堆積作用による、また地表を構成する岩石や土壌などの性質によっても異なる。したがって、ある
地形が主として地殻変動に起因する地形であることを判定するためには、地形の成因と形成過程につい
ての広い知識を必要とするし、さらに地殻変動のあらわれ方や原因についての理解がなければならない。
ある地形が変動地形であることが解れば、地形に表現されて地殻変動の様式や量を地形から読み取るこ
とができる。最近の研究は活断層、活褶曲、海岸段丘による旧汀線の波状変形など、最近に形成された
段丘面などの地形面の変位から、第四紀後期における地殻変動の累積性、等速性を経験則として導きだ
し、地殻変動速度を定量化した。しかし、その研究対象は第四紀後期の新しい地形面の変位であり、等
速性を第四紀中期や初期まで外捜しても現在の山地や丘陵地の地形を説明しきれていない。
日本列島は変動帯として活動期である。そのため見事な自然景観を形成している。それらについて論
文を紹介しながら授業を進める。論文を読み、まとめる力を養う。主にレポート試験とする。
【学習到達目標】
自然地理学の論文を読み、内容の解析を行う。不明な点を自己で調査研究する能力を養う。教育の現場
で使用する教材を選択する能力を付ける。
【履修上の注意】
自然地理学の論文を多数読み、まとめる力を養うため、毎時間レポートを書いていただきます。授業に
は必ず出席すること。
【事前準備学習】
指定された論文を事前に読み、要約する。わからないことは調べる。
320
【教科書】
使用しない。
【参考書】
『変動する日本列島』 藤田和夫著 岩波書店 1985.6
『日本列島の誕生』 平朝彦著 岩波書店 1990.11
『日本の地形 : 特質と由来』 貝塚爽平著 岩波書店 1991.4
『日本の自然』 中野尊正著,小林国夫著 中野尊正著,小林国夫著 1962
【評価方法】
提出物、試験の結果による。
レポート・試験 100%
【講義テーマ】
1 回 自然環境と諸要素
2 回 大気の大循環
3 回 海流の大循環
4 回 世界の地形と地形の形成
5 回 地形の類型
6 回 山地の地形
7 回 氷河地形
8 回 世界の植生帯と土壌帯
9 回 世界の土壌
10 回 熱帯地域
11 回 熱帯雨林の特性
12 回 熱帯の風土病
13 回 地形景観の読み方
14 回 熱帯の農業
15 回 緑の革命、コメ造り
社会科内容学(自然地理)2//石川
輝海/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
地形解析として地形断面図、水系図、切峰面図の作成を行う。これらの作図は山地の地図を各人に1枚
を決めて行う。地形断面図は現地形の起伏の状態、谷浸食の様子など、日本の山岳地域の浸食程度、浸
食作用のすすみ方を読みとる。水系図は浸食作用のすすみ方によってその地域の地質、地質構造および
気候条件などを読みとることができる。特に気候によって風化作用のすすみ方が異なるため、流路のパ
ターンに現れる。切峰面図は原地形の復原である。浸食作用を最も受けていない所を使用して浸食作用
を受ける以前の地形を描き出し、その地域の構造運動および浸食作用の大きさを解析して、地形形成の
プロセスを読みとる。以上の作業を行うことによって地形図を読む能力を養う。地形図は見る物ではあ
りません。読む物です。どこに何があり、どのような地形になっているか、描き出せれば、成功です。
地形断面図、水系図、切峰面図とそのレポートを提出していただきます。
321
【学習到達目標】
地形図を利用して、地形の発達を解析する。堆積作用、浸食作用、造山作用による地形の変容を読み取
る。地形図より情報を読み取ることを目的とする。
【履修上の注意】
5万/1、地形図を1枚購入していただきます。作図が中心です。
【事前準備学習】
講義をしません。遅れると遅れを取りなおすのに大変です。欠席した場合は家で学習し、必ず遅れない
ようにすること、忘れ物をしないことです。
【教科書】
使用しない。
【参考書】
『変動する日本列島』 藤田和夫著 岩波書店 1985.6
『日本列島の誕生』 平朝彦著 岩波書店 1990.11
『日本の地形 : 特質と由来』 貝塚爽平著 岩波書店 1991.4
『日本の自然』 中野尊正著,小林国夫著 岩波書店 1962
【評価方法】
提出物により評価する、地形断面図、水系図、切峰面図
【講義テーマ】
1 回 地形の発達について
2 回 地形図とその読み方
3 回 地形解析の方法
4 回 地形解析レポートの書き方
5 回 水系図について
6 回 水系図の作成
7 回 地形断面図について
8 回 地形断面図の作成
9 回 切峰面図の目的について、
10 回 切峰面図の作成、高度の読み方
11 回 切峰面図の作成、等高線の引き方
12 回 切峰面図の作成
13 回 地形解析の方法
14 回 地形の理論考察
15 回 地形図から自然環境を読み取る
322
及びレポート 100%
国際法概論1//長尾
良子/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この科目は、教員免許法における「教科に関する科目」(教科専門科目)に該当する。したがって、国際
法学の一般的学術的な説明、専門性を高める内容だけでなく、小中高校の教育現場で活用できる国際法
関連の学習方法についても提示していきたい。
国際法学一般の講義の部分においては、国際法の基本事項について説明する。今日の国際社会は、様々
な対立や摩擦を伴いつつもグローバリゼーションの中でより一層相互依存関係を深めている。この現代
国際社会を規律する法が国際法(国際公法)であり、授業では国際法の歴史や基本的概念、理論(学説や判
例)を説明する。国際法の成立形式や成立過程および国際法主体の考察を出発点として、国際社会で問題
になっている時事問題などもとりあげて説明していく。
「国際法」は高等学校「公民」の免許状取得に必要な科目であるが(教員免許法施行規則 5 条)、内容的に
は、国際連合など小学校から扱われる分野である。学習指導要領によれば(小学校‐平成 23 年 4 月~、
中学校‐平成 24 年 4 月~、高等学校‐平成 25 年度入学生以降実施)、
①小学校社会科第 6 学年の学習内容(1~3)の(3)世界の中の日本の役割のイ. で、国際連合の働きについ
て
②中学校社会科公民的分野の学習内容(1~4)の「(4)私たちと国際社会の諸課題」の「ア 世界平和と人類
の福祉の増大」で、
国連はじめ国際協調の観点から、国際社会の諸課題、日本の役割等々について
③高等学校公民科の「現代社会」の学習内容(1~3)の「(2)現代社会と人間としての在り方生き方」((ア~
オ)の「オ 国際社
会の動向と日本の果たすべき役割」で、人権、国際法の意義、国際社会の諸課題、国際協力、日本
の役割等々について
④高等学校公民科の「政治・経済」の学習内容は、「(1)現代の政治」、「(2)現代の経済」、「(3)現代社会の諸
課題」から構成さ
れており、(1)の「イ 現代の国際政治」で、人権、国際法の意義、国連をはじめとする国際機構の役
割、国際紛争の諸
要因、日本の役割等々が学習される。また(2)の「イ 国民経済と国際経済」で学習される貿易、国際
経済機関や(3)の「イ
国際社会の政治や経済の諸課題」で学習される地球環境と資源・エネルギー問題、人種・民族問題
等々も国際法に関連
する分野である。
以上の点をふまえ、国際法の基本事項の説明と合わせて、国際法や国際連合についての指導例や国際理
解教育の実例なども紹介していく。
授業の進め方としては、教科書を中心に説明した後、必要に応じて、ビデオ、DVD の映像や国際機
関などのサイトを見たり、グループ・ディスカッションや、人権教育のゲームなどの参加型学習を体験
する。
【学習到達目標】
① 国際法の基本的枠組みや基本原理を理解する。
② 国際法と日本とのかかわり、私たちの日常生活との関連性について理解する。
323
③
将来の社会系教員として、国際的な時事問題を説明できるようになる。
【履修上の注意】
1.教員免許のための科目なので、遅刻・欠席は原則しないように。(やむを得ない場合は除く、代替措
置あり)
2.最初の授業、およびその後数回の授業にはノートパソコンを持参すること。
3.「国際法概論1」(基礎編)と「国際法概論2」(応用編)は内容が連動しているので、「国際法概論1」を
履修した学生は
「国際法概論2」も履修することを薦める。(同一の教科書の前半と後半)
4.関連科目として、「国際関係論入門」、「国際政治学」、「国際社会入門」、「国際社会問題」、「平和学
入門」、「人権と社会」、
「環境科学」、「現代社会と法律」などを複数履修することによって理解が一層深まる。
【事前準備学習】
1.これまでのふりかえり(復習)をした上で、次回講義内容の教科書の該当部分をあらかじめ読んでお
く。
2.時事問題についての理解を深めるため、ニュースや新聞の国際面に目を通し、国際情勢に関心をも
つ。
3.CCSで紹介している、次回講義内容に関連するサイトを確認しておく。
【教科書】
『よくわかる国際法』 大森正仁編著 ミネルヴァ書房 2008
【参考書】
『コンパクト学習条約集』 芹田健太郎編集代表 信山社 2010
【評価方法】
アサイメント・ペーパー(課題1-5%・課題2-5% 課題未提出者は期末試験の受験資格無し)の提出と3.
定期試験-40%(1・2・3の合計 50%)と
平常点(授業参加度、コメント用紙の提出状況など 50%)を総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 国際法とは何か:国内法との違い
2 回 国際法の歴史:国際連合の成立
3 回 国際法の成立形式:国際慣習法、条約、決議等
4 回 国際法の主体:国家、国際機構、NGO、個人等
5 回 空間と国際法・陸の国際法(1):領土・領海・領空
6 回 陸の国際法(2):パレスチナ問題
7 回 陸の国際法(3):日本の領土問題
8 回 海の国際法(1):国連海洋法条約
9 回 海の国際法(2):深海底、境界画定問題
10 回 空と宇宙の国際法:国際航空法、宇宙条約
324
11
12
13
14
15
回
回
回
回
回
国際紛争の平和的解決:国際司法裁判所
国際人権法:人権の国際的保障
国際経済法:南北問題、貧困、環境との関連
国際環境法、国際民主主義の可能性
まとめおよび試験
国際法概論2//長尾
良子/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この科目は、教員免許法における「教科に関する科目」(教科専門科目)に該当する。したがって、「国際
法概論1」の応用編としての専門的な説明だけでなく、小中高校の教育現場で活用できる国際法関連の
学習方法についても提示していきたい。
国際法学の講義の部分においては応用編として、「安全及び平和」に関する国際法について説明する。
今日の国際社会は、様々な対立や摩擦を伴いつつもグローバリゼーションの中でより一層相互依存関係
を深めている。授業では、現代国際社会における「安全及び平和」について、国際法の各分野から多面的
に考察していく。国際テロリズムや日中朝の極東情勢、中東情勢等々の具体的な問題をとりあげて説明
する。
「国際法」は高等学校「公民」の免許状取得に必要な科目であるが(教員免許法施行規則 5 条)、内容的に
は、国際連合など小学校から扱われる分野である。学習指導要領によれば(小学校‐平成 23 年 4 月~、
中学校‐平成 24 年 4 月~、高等学校‐平成 25 年度入学生以降実施)、国際の平和及び安全にかかわる
部分としては、
①小学校社会科第 6 学年の学習内容(1~3)の(3)世界の中の日本の役割で、異文化理解、世界平和の大切
さ、平和な国際
社会の実現に努力している国際連合の働きについて
②中学校社会科公民的分野の学習内容(1~4)の「(4)私たちと国際社会の諸課題」の「ア 世界平和と人類
の福祉の増大」で、
世界平和実現のための国際協調の観点、国家主権の相互尊重、日本国憲法の平和主義、日本の安全
と防衛、国際
貢献等々について
③高等学校公民科の「現代社会」の学習内容(1~3)の「(2)現代社会と人間としての在り方生き方」(ア~オ)
の「オ 国際社会
の動向と日本の果たすべき役割」で、国際法の意義、核兵器と軍縮問題、日本の安全保障と防衛、
国際貢献、
国際平和、国際協力、日本の役割等々について
④高等学校公民科の「政治・経済」の学習内容は、「(1)現代の政治」、「(2)現代の経済」、「(3)現代社会の諸
課題」から構成さ
れており、(1)の「イ 現代の国際政治」で、国際法の意義、国連をはじめとする国際機構の役割、日
本の安全保障と防衛、
国際貢献、国際紛争の諸要因、国際平和に寄与する日本の役割等々がある。また(3)の「イ 国際社
会の政治や経済の
諸課題」で学習される人種・民族問題と地域紛争なども国際の平和及び安全にかかわる問題である。
325
以上の点をふまえ、関連する国際法の説明と合わせて、国際平和や国際連合についての指導例や国際理
解教育の実例なども紹介していく。
授業の進め方としては、教科書を中心に説明した後、必要に応じて、ビデオ、DVD の映像や国際機
関などのサイトを見たり、グループ・ディスカッションや、人権教育のゲームなどの参加型学習を体験
する。
【学習到達目標】
① 国際的な諸問題を時間的経緯や空間的広がりの中で、国際法を通して多角的に理解する視点を養う。
② 将来の社会系教員として、国際的な時事問題を説明できるようになる。
【履修上の注意】
1.教員免許のための科目なので、遅刻・欠席は原則しないように。(やむを得ない場合は除く、代替措
置あり)
2.授業でパソコンを使用することもある。
3.「国際法概論1」(基礎編)と「国際法概論2」(応用編)は内容が連動しているので、事前に「国際法概論
1」(基礎編)を履修し
ておくことが望ましいが、基本事項を復習しながら授業をすすめるので、「国際法概論2」(応用編)
からでも履修できる。
(教科書のⅠ~Ⅴ章・Ⅸ章の国際法の基本事項をふまえた講義内容である)
4.関連科目として、「国際関係論入門」、「国際政治学」、「国際社会入門」、「国際社会問題」、「平和学
入門」、「人権と社会」、
「環境科学」、「現代社会と法律」などを複数履修することによって理解が一層深まる。
【事前準備学習】
1.これまでのふりかえり(復習)をした上で、次回講義内容の教科書の該当部分をあらかじめ読んでお
く。
2.時事問題についての理解を深めるため、ニュースや新聞の国際面に目を通し、国際情勢に関心をも
つ。
3.CCSで紹介している、次回講義内容に関連するサイトを確認しておく。
【教科書】
『よくわかる国際法』 大森正仁編著 ミネルヴァ書房 2008
【参考書】
『コンパクト学習条約集』 芹田健太郎編集代表 信山社 2010
【評価方法】
アサイメント・ペーパー(課題1-10%・課題2-10% 課題未提出者は期末レポートの提出資格無し)の提
出と3.期末レポート-10%(1・2・3の合計30%)と
326
平常点(授業参加度、コメント用紙の提出状況など70%)を総合的に評価する。
【講義テーマ】
1 回 国際社会における安全・平和を脅かす諸問題
2 回 国際テロリズム:国際テロ行為に関する諸条約
3 回 国際犯罪:国際法と国内法の関係
4 回 国際刑事裁判所:国際司法裁判所との違い
5 回 国際の平和と安全の維持(1):国連の集団安全保障
6 回 国際の平和と安全の維持(2):国際法における自衛権
7 回 武力紛争法(1):国際人道法の展開-イラク戦争
8 回 武力紛争法(2):大量破壊兵器-ABC兵器
9 回 国連の平和維持活動(PKO):日本のPKO参加
10 回 平和構築:破綻国家の再建、難民、真実和解委員会
11 回 人権の国際的保障:国連子どもの権利条約
12 回 国連人権教育の10年:ゲームによる人権教育の実例
13 回 国際法各分野の相互の関連性:人間の安全保障
14 回 文明間の対話か衝突か:国連文明間の対話年、世界遺産条約
15 回 まとめと期末レポート提出
国際経済学//伊沢
俊泰/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
国際経済学はヒト,モノ,カネの国際的な流れに注目した学問です.
扱われるトピック(国際経済問題)もとても幅が広くなります.
現代では多くの新聞記事の中にこうした問題を見つける事ができるでしょう.
国際経済学で扱うべき主要な問題(分野)をいくつかに類型化するならば,
(1)自由な交換・取引からの利益は?
(2)貿易パターンの決定は何によって決まるか?
(3)保護主義と貿易政策の効果
(4)国際収支の決まり方と不均衡
(5)為替の相場制度と相場の決定
(6)財政金融政策,国際政策協調
(7)国際的な資本の流れ
のようにまとめられるでしょう.
これらの問題を扱う為に,国際経済学には2つのアプローチ:
・財やサービスの実物取引を扱う,国際貿易理論
・資本取引を含む対外マクロ経済を扱う,国際マクロ(金融)理論
が用意されています.
講義の前提科目である,国際経済学入門においては,既に国際経済問題とはどのような問題か,また
は世界の貿易はどのように行われているか,を見てきた筈です.
327
国際経済学は,それらの現実に対して理論的な裏付けを提供します.
本講義では国際貿易理論の方にやや重点を置いて進めていきます.
ミクロ経済学でも説明される一般均衡分析の基礎を丁寧に説明した上で,
・貿易がなぜおこるのか
という根源的な問題に対していくつかの側面から深く考えていきます.
そこでは比較優位という概念について
・リカードの比較優位という考え方
・ヘクシャー=オーリンの定理
という 2 つの重要な理論が紹介されます.
また,様々な貿易政策が経済に与える効果については,ミクロ経済学入門で学んだ余剰分析を応用し
て,
・自由貿易からの利益
・貿易政策のもたらす効果
を確認したうえで,政策導入の目的に対して,どのような政策が望ましいのか,という点まで踏み込み
ます.
国際マクロ経済学の範囲では,前提となるいくつかの概念:
・国民総所得(GNI)の概念,国際収支表の見方
・政府の赤字(財政赤字)と国の赤字(対外債務)の違い
・為替レートと為替制度
・経常収支黒字(赤字)と貯蓄投資バランス
を丁寧に学習してから,中央銀行の金融政策や為替介入の効果について,説明する予定です.
【学習到達目標】
・ミクロ・マクロ経済学入門で学んだ分析ツールを開放経済に応用できるよう修得する.
・国際経済の概況を知るためにどのようなデータが有益か、そしてそのデータをどのように入手できる
かを知る.
・国際経済問題の背後にどのようなメカニズムが作用しているかを理解する.
・各国で生じる国際通商摩擦(貿易紛争)に対して根拠のない感覚や感情ではなく、理論に基づいた客観
的な評価を与えられるように経済学的判断基準を学ぶ.
【履修上の注意】
1.授業中の私語に対しては厳格な態度で注意する.
2.授業中の教室からの中途退出は認めない.
3.説明を聞かず,ノートを取らず,出席目的だけの学生は単位が取れない.
4.CCSの機能(Minute Paper,教材ダウンロード、クリッカーなど)を頻繁に利用するので準備
しておくこと。
5.履修前提科目: 「ミクロ経済学入門」,「マクロ経済学入門」,「国際経済学入門」を履修しているこ
とを前提に講義を進めます.
6.並行履修推奨科目: 「ミクロ経済学 1・2」, 「マクロ経済学 1・2」, 「経済政策論」, 「国際金融
論」, 「開発経済学」を併せて履修することを薦めます。
7.学んだ理論は時事的な国際経済現象の理解には欠かせない.実際の国際経済から目を離さない為にも、
新聞を読み,現実の経済問題と国際経済学との関係について考えるよう.
328
【事前準備学習】
・ 「ミクロ経済学入門」,「マクロ経済学入門」の内容を事前に復習して授業に臨むこと.特に「消費者
余剰」
「生産者余剰」などの余剰分析の手法や「GDP(国内総生産)」の構成要素について基本的な理解
がないと修得は困難である。
・
「国際経済学入門」で展開した部分均衡による国際経済の分析手法について事前に復習しておくこと。
・毎回の講義で配布されるハンドアウトや資料を講義後すぐに復習し、次回授業に臨む習慣をつけるこ
と。
【教科書】
「国際経済学入門」のテキストとして使用した、石川他『国際経済学をつかむ』
(有斐閣)を適宜参照
しつつ、併せて講義ノートのスライドのコピーを教科書代わりに配布する。
【参考書】
『国際経済学をつかむ』 石川城太・菊地徹・椋寛 有斐閣 2007
『基礎コース 国際経済学』 澤田康幸 新世社 2004
『国際経済学(第 3 版)
』 若杉隆平 岩波書店 2009
『国際経済学』 阿部 顕三・遠藤 正寛 有斐閣アルマ 2012
『通商白書』 経済産業省 経済産業省 各年版
そのほか有益な文献の紹介のため、講義開始時点でリーディングリストを提示します。
【評価方法】
期末試験(持込不可)成績 70%,平常点(Minute Paper 提出などに基づく)30%のウェイトで合計得
点を評価する。
【講義テーマ】
1 回 [I](Sources of Trade) --- 自給自足から開放経済へ(日本の経験)
2 回 --- 一般均衡モデル(2部門経済)の基礎 ~相対価格、部分均衡との違い~
3 回 --- アダム・スミス の間接交換の利益
4 回 --- デヴィッド・ リカード の比較優位理論
5 回 --- 貿易の利益(一般均衡分析)
6 回 --- ヘクシャー=オリーン=サミュエルソン・モデル の要素賦存比率命題
7 回 --- 要素賦存量と産業構造(リプチンスキー定理)
8 回 --- 価格変化と所得分配(ストルパー=サミュエルソン定理)
9 回 [II](Trade Policy) --- 余剰分析の復習(関税)
10 回 --- 政府の貿易介入の経済効果(輸入割当・補助金)
11 回 --- 戦略的貿易政策
12 回 [III](Open Macroeconomics) --- 国際通貨制度と為替レート
13 回 --- 為替レートと経常収支
14 回 --- 為替レートと資産市場
15 回 --- 講義まとめ
329
国際経済学//黒田
知宏/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
国際経済学はヒト,モノ,カネの国際的な流れに注目した学問です.
扱われるトピック(国際経済問題)もとても幅が広くなります.
現代では多くの新聞記事の中にこうした問題を見つける事ができるでしょう.
国際経済学で扱うべき主要な問題(分野)をいくつかに類型化するならば,
(1)自由な交換・取引からの利益は?
(2)貿易パターンの決定は何によって決まるか?
(3)保護主義と貿易政策の効果
(4)国際収支の決まり方と不均衡
(5)為替の相場制度と相場の決定
(6)財政金融政策,国際政策協調
(7)国際的な資本の流れ
のようにまとめられるでしょう.
これらの問題を扱う為に,国際経済学には2つのアプローチ:
・財やサービスの実物取引を扱う,国際貿易理論
・資本取引を含む対外マクロ経済を扱う,国際マクロ(金融)理論
が用意されています.
講義の前提科目である,国際経済学入門においては,既に国際経済問題とはどのような問題か,また
は世界の貿易はどのように行われているか,を見てきた筈です.
国際経済学は,それらの現実に対して理論的な裏付けを提供します.
本講義では国際貿易理論の方にやや重点を置いて進めていきます.
ミクロ経済学でも説明される一般均衡分析の基礎を丁寧に説明した上で,
・貿易がなぜおこるのか
という根源的な問題に対していくつかの側面から深く考えていきます.
そこでは比較優位という概念について
・リカードの比較優位という考え方
・ヘクシャー=オーリンの定理
という 2 つの重要な理論が紹介されます.
また,様々な貿易政策が経済に与える効果については,ミクロ経済学入門で学んだ余剰分析を応用し
て,
・自由貿易からの利益
・貿易政策のもたらす効果
を確認したうえで,政策導入の目的に対して,どのような政策が望ましいのか,という点まで踏み込み
ます.
国際マクロ経済学の範囲では,前提となるいくつかの概念:
・国民総所得(GNI)の概念,国際収支表の見方
・政府の赤字(財政赤字)と国の赤字(対外債務)の違い
330
・為替レートと為替制度
・経常収支黒字(赤字)と貯蓄投資バランス
を丁寧に学習してから,中央銀行の金融政策や為替介入の効果について,説明する予定です.
【学習到達目標】
ミクロ・マクロ経済学入門で学んだツールを開放経済に応用する.
国際経済問題の背後にあるメカニズムを理解する.
各国で生じる国際通商摩擦(貿易紛争)に対して理論的な評価を与えられる為の基準を学ぶ.
【履修上の注意】
授業中の私語に対しては厳格な態度で注意する.
説明を聞かず,ノートを取らず,出席目的だけの学生は単位が取れない.
授業アンケートを利用した宿題を毎回出題するので,
翌週までに提出できた学生のみを出席扱いとする.
並行履修推奨科目:ミクロ経済学,マクロ経済学,経済政策論,現代経済学,経済学史
関連科目: 国際金融論,金融論,欧米経済論
現実の国際経済から目を離さない為にも、新聞を読むこと.
現実の経済問題と国際経済学との関係について考えること.
【事前準備学習】
新聞の1面を欠かさず読むこと。
為替と株の値動きに注目すること。
【教科書】
『国際経済学をつかむ』 石川城太,菊池徹,椋寛 有斐閣 2007.10
【参考書】
『入門・国際経済学』 石井安憲,清野一治他 有斐閣 1999
『サクッとわかる図解国際経済のしくみ』 清野一治 監修 PHP 文庫 2005
『ゼミナール国際経済入門 改訂第 3 版』 伊藤元重 日本経済新聞社 2005
『グローバルエコノミー【新版】』 岩本武和,他 有斐閣アルマ 2007
『2008年度版不公正貿易報告書』 経済産業省 通商政策局 財団法人 経済産業調査会 2008
【評価方法】
(1)試験100点
(2)平常点
(3)場合によってはレポート点
最終成績は
(1)+(2)+(3)の合計点数で評価します。
合計点数が 60 点未満は無条件で不可(D)とします。
331
【講義テーマ】
1 回 講義ガイダンス(入門との違い),部分均衡と一般均衡(相対価格とは?)
2 回 【Ⅰ.貿易の源泉】 --- リカードの数値例と PPF, 生産性の違いと貿易パターン
3 回 --- 国際相対価格の決定(相対需要と相対供給)
4 回 --- 自由貿易と相対賃金,国際相対価格と国際相対賃金
5 回 --- 多数財の貿易パターン,相対賃金と相対的生産性と貿易パターン
6 回 --- 比較優位と競争力,採算為替レートと貿易パターン
7 回 【Ⅱ.貿易政策】 --- 自由貿易の利益(輸入国、輸出国の場合),小国の特定産業への政策介入の背
景
8 回 --- 輸入関税の効果(余剰分析の応用)
9 回 --- 輸入数量割当の効果(余剰分析の応用)
10 回 --- 生産補助金の効果(余剰分析の応用)
,バグワティの政策割当定理
11 回 --- 【Ⅲ.国際マクロ経済】 ---購買力平価と為替相場,ビッグマック指数
12 回 金利平価と裁定条件,オーバー・シューティング
13 回 実質為替レートと実質実効為替レート
14 回 為替安定化政策,金融政策,為替介入
15 回 これまでの総括及び期末試験
金融論//小林
礼実/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
金融とは、私たちに預金をはじめとする貯蓄手段を提供するとともに、企業などに対しては資金を調
達する手段を提供する。こうした金融活動は、国内総生産や雇用量および物価などといったマクロ経済
変数への影響を通じて、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼす。
金融論は、カネの流れに関わるあらゆる経済現象を分析の対象とした学問である。テレビや新聞では、
株価や為替レートのことを報じた金融ニュースが毎日報道されているが、ほとんどの経済活動がカネの
流れと不可分であるため、金融の問題は私たちの身近な問題といえよう。金融論を理解するためには、
実際の金融制度と金融市場の仕組みに関する知識が不可欠である。
そこで、本講義では、入門レベルの金融論として理解してもらいたい、「ミクロ金融」および「金融
システム」に関連したテーマを概説する。
●将来金融機関に就職を希望する学生は本講義を履修することを推奨する。
【学習到達目標】
本講義の目標は、現実の金融諸問題についての理解を深めるために、実際的金融知識と金融理論、特に、
「ミクロ金融」および「金融システム」に関連したテーマ、を習得すること。
【履修上の注意】
●受講に当っての注意事項を説明するので 1 回目の授業には必ず出席すること。
①履修に際して、高校程度の数学の知識を有していることを前提とする。
②毎日、金融に関連した記事に着目しながら日経新聞(あるいは、朝日新聞や中日新聞といったその他
一般紙でもかまわない)を読み、議論(着目した理由、記事の要約、記事が日米の株価などといった金
332
融ニュースや実体経済に及ぼす影響など)できるよう準備して下さい。
【事前準備学習】
高校程度の数学の復習をしておいてください。
【教科書】
『はじめて学ぶ金融のしくみ(第 3 版)』 家森信善 中央経済社 2012 年
【参考書】
『日本経済新聞』
『金融論をつかむ』 前多康男等 有斐閣 2006 年
【評価方法】
①平常点(受講態度など)・小テスト(持込み可)45%
②学期末試験(持込み不可)55%
【講義テーマ】
1 回 講義ガイダンス、金融論とは
2 回 貨幣(貨幣の役割、定義、貨幣の内訳)
3 回 金利①(金利の基本概念:利子率)
4 回 金利②(金利の基本概念:単利、複利、実質利子率、名目利子率)
5 回 金利③(利子率と債券の関係:貨幣の時間的価値、CF 評価)
6 回 金利④(債券の評価)
7 回 金利⑤(利子率の決定要因、金利の期間構造)
8 回 金融システム
9 回 金融仲介機関の役割
10 回 日本の金融機関
11 回 金融システム安定化のための政策
12 回 金融商品
13 回 金融市場
14 回 見直し及び質問受付日
15 回 授業総括及び学期末試験
金融論//松原
克正/秋A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
金融に関連するニュースは毎日のように新聞やテレビなどで報じられているが、それが私たちの生活に
どのような影響を及ぼすのかを考えるとき、金融論の知識は理解を助ける一つの手がかりを提供してく
れる。この講義を通じて経済現象の見方・考え方を学んでほしい。特に、将来銀行などの金融機関に就
職しようと考えている学生には受講を勧める。
【学習到達目標】
金融に関する知識を習得し、日々の経済現象に対する理解を深める。
333
【履修上の注意】
内容が連続的であり継続して受講する必要があるため、欠席等に対するペナルティーは意識的に重くし
てある。また、一部ではあるが高校程度の数学の知識を必要とするため、苦手意識がある者はあらかじ
め復習しておくこと。 なお、いくつかの重要な話をするので1回目の授業には必ず出席すること。
【事前準備学習】
適宜、指示する
【教科書】
『使用しない。』
【参考書】
『適宜指示する。』
【評価方法】
定期試験(60点)+平常点(40点)
平常点は持ち点40点から始まり、遅刻、欠席、居眠りなどによって1回につき10点ずつ減点する。
【講義テーマ】
1 回 基礎的諸概念
2 回 金融仲介
3 回 金利
4 回 割引率と現在価値
5 回 貯蓄計画
6 回 効用最大化
7 回 異時点間消費計画
8 回 最適現金保有額
9 回 不確実性
10 回 リスクの評価
11 回 安全資産と危険資産
12 回 資産選択
13 回 分散投資
14 回 演習問題
15 回 まとめと確認
社会教育論//松本
浩司/春A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
本科目は、教職課程科目における「教科又は教職に関する科目」です。本科目では、文献やフィールド
ワークを通して、学校外で行われる多様な教育・学習の姿を知り、学校教育における教育・学習の在り
方を見つめ直すことを目指します。
「見渡すとこの世には学びが満ち溢れている」―この言葉がこの科
目のキャッチフレーズです。(ちなみに、この言葉は、映画「ラブ・アクチュアリー」の「見渡すとこ
334
の世には愛が満ち溢れている」のオマージュです。人が関わり合うところに、愛と同じくらい、学びが
生まれるということを伝えたいのです。)
授業においては、主体的な調べ学習や、個人およびグループのワークを積極的に行います。また、授
業外の課題としても、主体的な調べ学習を課すことがあります。従って、受講生は、インターネットを
用いた図書館の蔵書検索や資料収集ができる必要があります。これらの技能に不安のある人は、この授
業を履修する前に、関係する授業や図書館などが行う各種のガイダンスに参加することを強く勧めます。
なお、フィールドワークを行う場所については、原則として受講生各自が見つけてくる必要がありま
す。担当教員は斡旋しません。
【学習到達目標】
1.社会教育および生涯学習の概念と理論を理解する。
2.社会教育および生涯学習のさまざまな姿を理解する。
3.フィールドワークを通して、社会教育および生涯学習の実際を理解する。
4.以上を踏まえて、学校教育における教育・学習の在り方を相対化して見つめ直すことができる。
【履修上の注意】
1.授業は、教科書に沿って進めます。受講生は、あらかじめ指定された教科書の該当部分を予習した
うえで、事前に配付される「予習ワーク」に取り組んで、授業に臨んでください。ここで言う「予習」
とは、
(1)分からない言葉にマークし、その意味を辞書・辞典で調べる、
(2)筆者の主張として大事
だと思う箇所に線を引く、(3)よくわからない箇所にマークし、その疑問を書き入れる、ことです。
2.受講に際し、「ポートフォリオ」に使用するA4タテ版2穴フラットファイル(色は自由)を1冊
購入し、持参してください。また、ポートフォリオに綴じられるように、ノートはA4版のルーズリー
フを推奨します。ポートフォリオは、毎回持参してください。このことについては、第1回目の授業で
詳しく説明します。
3.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の入手は、受講生本人の責任におい
て行ってください。授業担当者は一切関知しません。
4.この授業のポリシーは学生が主体的に学習することです。したがって、わからないことは、まず自
分で考え、続いて自分で調べ、さらにチームメンバー・クラスメイトと相談して、それでもわからない
ことは、グループワーク中の教員巡回時(離席して教員を呼んでも構わない)や授業後に担当教員へ質
問してください。わからないことをあいまいのままにしておかないでください。また、学生が主体の授
業ですから、教員が講義する時間は限られています。それで物足りない学生については、授業後に聴き
に来てください。時間の許す限り答えます。
5.授業を妨害する行為(特に教員やクラスメイトを侮辱・中傷する行為)は認めません。単位不認定
など、厳正な処置を講じます。
6.学校教員の専門性は、日々の実践に対する内省と絶え間ない学習によって培われるものです。その
ような態度について、本科目において明示的に評価することはしませんが、授業での学習における様々
な局面で求められることになりますし、成績にも反映されるものと考えています。
【事前準備学習】
履修上の注意1を参照。
【教科書】
『生涯学習論―大人のための教育入門』 久田邦明 現代書館 2010
335
【参考書】
『生涯学習の基礎』 倉内史郎・鈴木眞理編 学文社 1998
『レポートの組み立て方(ちくま学芸文庫)』 木下是雄 筑摩書房 1994
その他は、必要に応じて、授業中に適宜紹介します。
【評価方法】
論述式の筆記試験(100%)によります。なお、フィールドワークの報告書を提出した者に限り、筆
記試験の受験資格を与えます。他者によるノート・メモ(複写含む)を除いて、持ち込みを許可します。
なお、試験問題は、第 1 回目の授業で発表されます。
【講義テーマ】
1 回 イントロダクション
2 回 生涯学習から見た学校教育の特質(pp.5-26)
3 回 「生涯学習」概念の意義(pp.26-38)
4 回 生涯学習と学校教育の違い(pp.38-52)
5 回 若者の居場所づくり(pp.53-75)
6 回 通過儀礼の意義(pp.75-98)
7 回 若者の就労支援(pp.99-117)
8 回 地域社会に子どもの居場所をつくる(pp.118-128)、「世間話」の力(pp.129-140)
9 回 子どものための防犯活動から見る大人の役割(pp.141-149)、子どもが地域での体験学習を行う意
義
10 回 子ども会の社会的役割(pp.158-165)、高齢者が活躍する地域社会(pp.165-175)
11 回 「コミュニケーションとしての教育」の創造―教科書の確認―(pp.176-248)
12 回 「コミュニケーションとしての教育」の創造―社会教育のビジョンを創る―
13 回 「コミュニケーションとしての教育」の創造―ビジョンを批評し合う―
14 回 フィールドワーク
15 回 まとめ・試験
実践福祉論//手嶋
雅史/集春/2 単位/1 年次配当
【講義概要】
新学習指導要領では、総合的な学習の時間をはじめ、各教科・領域において福祉に関する内容が重視さ
れている。また、文部科学省調査で LD・ADHD・高機能自閉症により学習や生活について特別な支援
が必要な児童生徒は約6%程度通常の学級に在籍し、さらに特殊教育・特別支援教育が必要な児童生徒
は全体の約8.5~9.5%と推計している。そうした背景のもと障害者基本法改正において発達障害
や難病が障害に含まれることとなった。これからの教員志望者にとって、「健常児生徒への福祉教育」
だけでなく「特別支援児生徒への福祉支援」についても基礎的な理解は不可欠といえる。実践福祉論で
は、学生自身が福祉の課題を身近な問題としてとらえなおし、実際に自分はどのような役割を果たせる
かを考える事をテーマとする。
講義は「介護等体験」に必要な視点や基本理念、概念、制度、政策、サービス内容などを概観し、障害
者権利条約等の時代を背景に、高齢者・児・障害者をめぐる環境(家族・地域・教育・労働・保健・医
療・住宅など)の現状を明らかにしていく。主としてパワーポイントを利用した講義と演習・小グルー
プでのディスカッションなど学生が体験や共感を通じて学ぶことができるように構成する。
336
【学習到達目標】
初級レベル(障害・介護ヘルパー3級レベルの知識)の福祉用語の理解をもって障害児(者)・老人福
祉分野に関する入門書ならびに新聞雑誌の関連記事の趣旨が理解できる水準に到達すること
【履修上の注意】
教員免許取得希望者は介護等体験に出かける前にこの授業を履修する必要がある。
準備学習:各自の課題やテーマを予め整理しておくこと。授業後は気付きをキーワードとして書き出し
ておくこと。
【事前準備学習】
教職を履修するにあたり、介護等体験の意味やねらいを整理しておくこと。
【教科書】
指定しません
【参考書】
指定しません
【評価方法】
試験70%(テスト持ち込みはコピー禁止)
平常点30%
【講義テーマ】
1 回 実践福祉論を学ぶにあたって
実践福祉論受講のガイダンス
2 回 基本的視点の整理
福祉の概念を理解するのに必要な視点について学ぶ
3 回 ノーマライゼーションの理念
4 回 福祉の史的展開 世紀転換期の動向と課題を含めて
5 回 日本の福祉基礎構造改革
介護保険・自立支援法を中心に
等
6 回 福祉需要の把握方法とその具体的内容
7 回 障害者の抱える問題
8 回 高齢社会の抱える問題
9 回 児童の福祉課題
10 回 障害者福祉の役割と意義 スウェーデンの脱施設化から
11 回 障害者の生活支援サービス 雇用・就労におけるジョブコーチ制度に学ぶ住宅生活環境への対応
を中心に 等
12 回 現代社会の福祉問題
社会実態を過去数年の関連記事から読み取る
13 回 ボランティアを通じて ヘンリーランドワースに学ぶ
14 回 福祉実践演習
障害者からの相談(ロールプレイにて体験)
15 回 まとめ及び試験
337
教育問題特別研究//矢澤
他/集秋/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
教育に関わる問題は、教員をめざす学生のみならずすべての人々にとっていつの時代においても多く
の関心を集めてきた。なぜならば、教育は次の世代の人間を育てる人類に共通の普遍的な活動であるか
らである。しかし教育は他方において、我々の社会生活に深く関わる分野であるから社会情勢の影響を
常に受けるばかりでなく社会の要請に対応していかなくてはならないという側面もある。教育は、人間
を育てる活動であると同時に次の社会、ひいては未来永劫に続くであろう世界を創る営みであるのだが
こうした教育には固有の問題が存在し、我々は現在に至るまでその解決に不断の努力を継続してきた。
今日、子供たちを取り巻く社会環境は大きく変化しつつある、我々はすでに大人になってしまってい
るので、二度とそのような環境で育つことは無く、子供たちが現在どのように考え、そのことが将来の
我々の社会にどのような影響をもたらすのか知ることは難しい。しかしそれでもなお、特に教員を目指
す学生はそれらの変化に目を向け、あるべき教育活動はどのようなものであるのかを考えていかなくて
はならない。
この授業では、教育に関わる問題を取り上げ、その根底にある教育の基本的な事項を解説していく。
このことによって、併せて各都道府県、政令指定都市の教員採用試験の準備を行う。特に、教員採用試
験の仕組みや合格への道筋も解説し、これから教員試験に臨む学生に有益な情報を提供したい。また、
教育に関するニュースなど、さまざまな問題について随時取り上げて、その背景を説明していく。
【学習到達目標】
教育に関わる普遍的問題や時事的問題を取り上げ、その根底にある教育の基本的な原理や原則及び知
識事項についての理解を深める。併せて教員採用試験のための基礎的知識について習得する。
【履修上の注意】
教員を目指す学生はぜひ受講してほしい
【事前準備学習】
事前に指示された事柄については必ずやっておくようにしてください
【教科書】
『プリント教材他』
最初の授業時に指示する
【参考書】
最初の授業時に指示する
【評価方法】
テスト(70%)と平常点(30%)により評価する。出席が8割に満たない者は失格とする。15分以上の遅
刻は認めない。
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション、教育原理・教育史(1)教育の目的・思想、学習指導、西洋教育史(古代
~近世)
2 回 教育原理・教育史(2)人権・同和教育、生徒指導、西洋教育史(近代~現代)
3 回 教育原理・教育史(3)生涯学習、学校・学級経営、日本教育史(古代~近世)
338
4 回 教育原理・教育史(4)特別活動、道徳教育、日本教育史(近代~現代)
5 回 一般教養(1)人文科学分野
6 回 一般教養(2)社会科学分野
7 回 一般教養(3)自然科学分野
8 回 一般教養(4)時事問題他
9 回 教育心理(1)発達と教育の基礎
10 回 教育心理(2)教授学習過程、学級集団
11 回 教育心理(3)障害児の心理と教育相談
12 回 教育法規・教育時事(1)教育基本法、学校教育法
13 回 教育法規・教育時事(2)教育職員免許法、教育公務員特例法
14 回 教育法規・教育時事(3)中央教育審議会答申等
15 回 教育法規・教育時事(4)学習指導要領、授業総括
教育課程論//矢澤
雅/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
この授業は人間形成を促す教育課程はどのようなものかということについて探究することが主題で
ある。教育課程の問題は、学校教育において、児童・生徒に何を教え何を学ばせるかという問題につい
て研究することであるが、その問題はつきつめると子どものニーズと社会の要求の2つの要素をどのよ
うに統一していくかという問題になる。この授業では、そのような視点から教育課程について考えると
ともに基礎的・基本的事項についての理解を深めることをめざす。
【学習到達目標】
この授業では、わが国の戦前と戦後の教育課程の歩みを理解すること、学習指導要領の役割と性格に
ついて理解すること、教育課程編成の基本的原則について理解すること、教育課程の評価について理解
すること、教育課程の今日的課題について理解することなどを目標とする。
【履修上の注意】
板書の文字をノートにただ写すだけでなくノートの取り方を工夫すること
授業で紹介した図書について可能な限り読んでみること
【事前準備学習】
教科書を使って予習をすること
【教科書】
『第3版 新しい時代の教育課程』 田中耕治他著 有斐閣アルマ 2011 年
『中学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 ぎょうせい 2008 年
『高等学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 東山書房 2009 年
【参考書】
『中学校学習指導要領』 文部科学省 東山書房 2008 年
『高等学校学習指導要領』 文部科学省 東山書房 2009 年
339
【評価方法】
試験の結果を主要な評価対象とし授業態度を加味して評価する
15 分以上の遅刻は欠席にする
【講義テーマ】
1 回 教育課程(カリキュラム)の意義
2 回 近代日本の教育課程
3 回 戦後「新教育」のカリキュラム改革
4 回 系統性重視の教育課程
5 回 「新しい学力観」と教育課程
6 回 「生きる力」と教育課程
7 回 教育課程と学習指導要領の関係
8 回 教育課程における分化と統合(総合的な学習の時間)
9 回 教育課程編成の原則(教育内容の選択)
10 回 教育課程編成の原則(教育内容の組織)
11 回 単元構成と教材研究
12 回 教育課程評価とは何か
13 回 社会システムと教育課程
14 回 教育課程の今日的課題
15 回 授業総括および試験
社会科・地理歴史科教育法1//林
上/集春/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
地理歴史科教育法は、学校教育の現場において地理歴史科の授業を行う方法について学ぶ科目である。
この世界の事象は、すべてある時代のある場所で生起したことがらであり、そうしたことがらの集まり
を体系的に整理し解釈を加えたものが地理学や歴史学を構成している。体系的に整理するには何らかの
方法が必要であり、また解釈を加えるには価値観が前提となる。地理歴史科教育法では、学問的な方法
論を学ぶとともに、人間が空間という次元を通してものごとを理解する意味について学習を行う。具体
的には、空間を認識するために人間が考え出した種々の道具や機器、あるいは測定方法や表現方法とい
ったものからはじまり、現象相互間の通時的な因果関係すなわち時間的推移・発展の発見に至るまで、
空間と時間をキーワードに地理学と歴史学の方法・概念について学ぶ。本年度は、近代の都市空間を対
象として、そこで行われた種々の人間活動、とりわけ近代化における交通基盤づくりに注目し、都市が
時間を経て発展し、空間的構造をもつに至る過程を追究する。こうした課題を研究することを通して、
われわれは空間をどのように認識したらよいのか、また時間的変化をどのように理解したらよいかを学
ぶ。地理学と歴史学は一見するとまったく別の学問のように思われるが、空間と時間、地域と時代とい
う対応関係で多くの類似性を持っている。両学問に共通する概念・理論・実証について理解を深めるこ
とが地理歴史科教育法の目的である。
【学習到達目標】
社会科教授のうち,歴史と地理の両分野において,世界を幅広く理解し,学んだことがらを第三者に,
わかりやすく伝える能力が身につくようにする。
340
【履修上の注意】
社会科は,文字通り社会の中で起こっていることがらを対象に調査・分析・表現する科目である。かな
り幅広い知識が求められるので,歴史,地理に限定せず,社会,経済,文化などに関連する分野の文献・
資料などにも目を向けるようにしてほしい。
【事前準備学習】
テキストをよく読んでおくこと。
【教科書】
林 上著「近代都市の交通と地域発展」大明堂
【参考書】
『経済発展と都市構造の再編』 林
上著 大明堂 1995
【評価方法】
試験 60% 平常点 40%
【講義テーマ】
1 回 都市の発展と立地類型および交通
2 回 鉄道開通前後の交通と市街地構造
3 回 港湾の建設と港湾業務の地域的展開
4 回 鉄道・電車網と都市基盤の構築
5 回 港湾の拡張と後背地域の産業発展
6 回 電車網の展開と都市基盤の拡充
7 回 港湾基盤の拡充と電車事業の発展
8 回 自動車交通の発展と都市構造の形成
9 回 交通の発展・統合化と交通流動
10 回 交通と地域発展の相互関係
11 回 地理学と歴史学の類似点と相違点
12 回 地理学と歴史学の研究方法
13 回 地理歴史科教育法のまとめ
14 回 学期のまとめ
15 回 期末試験及び総評
社会科・地理歴史科教育法2//曽我
良成/春A/2 単位/2 年次配当
【講義概要】
高校の地理・歴史の教員となるために必要な知識や授業技術の修得をめざします。自分たちの高校時代
の地理・歴史の授業は暗記中心でつまらなかったという人が多いはずなのに、自分が教師になるとそう
いったつまらない授業をしてしまうものです。地理や歴史という教材の内容は実は驚きやおもしろさの
かたまりのはずです。いかにして、その驚きやおもしろさを授業として展開すればよいのか「日本史」
を素材にして、一緒に考えていきましょう。ただし、教員免許のための時間ですから、遅刻・欠席には
厳しい態度で臨みます。各自その自覚をもって受講してください。
341
【学習到達目標】
地理歴史科の教材研究と授業構成の方法を理解する。
【履修上の注意】
教職を目指すという意識で講義に取り組むこと。
無断欠席は一切認めない。
やむを無い事情がある場合は考慮するので申し出ること。
【事前準備学習】
前回終了時に、次回の課題を設定するので、
自分のできる範囲でよいので取り組んでおくこと。
【教科書】
『地理歴史科教育』
【評価方法】
レポート 30%
学術図書出版社 2010
平常点 70%(出席 30%
授業態度 40%)
【講義テーマ】
1 回 オリエンテーション
2 回 楽しい歴史の授業とは
3 回 「講義」と「授業」の違い
4 回 学習指導要領とは何か
5 回 高校日本史授業研究-古代
6 回
〃
-中世
7 回
〃
-近世
8 回
〃
-近代
9 回 指導案とは何か
10 回 指導案作成準備
11 回 指導案作成作業
12 回 指導案にもとづく授業実践
13 回 授業実践の反省と課題の発見
14 回 教育実習に向けての準備
15 回 授業総括及び試験
社会科・公民科教育法//立川
義政/通年/4 単位/2 年次配当
【講義概要】
わが国の戦前における社会科教育に関わる歴史について学ぶとともに、戦後の社会科教育の誕生や変
遷を学習内容や指導方法という観点から学びことにより社会科教育の意義について理解する。
現行の中学校学習指導要領の社会科「公民的分野」や、高等学校学習指導要領の公民科「現代社会」
「倫
342
理」
「政治・経済」の趣旨を理解するとともに、平成 20 年(中学校)、21 年(高等学校)に告示された
学習指導要領についても現行と比較しながらそれらの意図することを学び、具体的な実践例を通して理
解する。
現代の社会で生じてきている論点・争点(環境やエネルギー、人権、国際関係、等々)を取り上げ、
そのような論点・争点に関わる問題・課題について、生徒一人ひとりが、主体的に考察し、人間として
の在り方や生き方についての自覚を育て良識ある公民として必要な能力と態度を育てるための具体的
で実践的な指導のあり方について、教材研究をするとともに、学習指導案を作成し、模擬授業をする。
【学習到達目標】
○ 社会科学習指導案の作成に関する基礎的な知識・技能等を修得し、学習指導案を立案することがで
きる。
○ 作成した学習指導案をもとに模擬授業を実践することを通して、発問の仕方、個人・集団に対する
支援のあり方、板書のあり方、情報機器等の活用の仕方等を習得することができる。
【履修上の注意】
1、日ごろから社会情勢、特に教育に関する時事問題については関心をもって生活し、テレビや新聞等
における関連するそれらの情報内容は、理解しておくことが望ましい。
2、授業ごとに教育に関わる現在問題になっている事柄について、自分の考え、意見、疑問点、質問等
を記述して提出する。
3、公民的資質を育成するための指導案作成過程において、現在生じている日本や世界の論点・争点に
関する問題・課題を取り上げ、その問題・課題を追求し、解決するための教材内容を構造化していくこ
とが、この授業における主な課題研究となる。
【事前準備学習】
社会科教育公民科の学習活動のあり方を計画し、実践していくための授業なので、日々国内外で生じ
る政治経済、社会問題について関心を持ち、 自己の意見・考えを持って授業に臨むこと。
【教科書】
資料は作成して配布する。
【参考書】
『社会・地歴・公民科教育法』 白井 嘉一 柴田 義松 編着 学文社 2009
『21 世紀「社会科」への招待』 魚住 忠久 山根 栄次 共編 学術図書出版 2010
【評価方法】
課題レポート・学習指導案・模擬授業60%、授業毎に授業内容に対する自分の考えや意見等40%
【講義テーマ】
1 回 ガイダンスと現代の教育課題Ⅰ(教育基本法の改正)
2 回 DVD「地球でイチバン子どもにやさしい教育」の視聴(オランダの教育の考察)
3 回 社会科の歴史Ⅰ(奈良・平安・鎌倉・室町時代)
4 回 社会科の歴史Ⅱ(江戸時代【藩校教育】)
5 回 戦前の社会科教育Ⅰ(明治・大正・昭和 20 年までの地理・歴史・公民教育)
6 回 戦前の社会科教育Ⅱ(教育勅語と修身教育)
7 回 戦後の社会科教育Ⅰ(社会科の誕生・教育基本法と学習指導要領)
343
8 回 戦後の社会科教育Ⅱ(社会科の教育課程の変遷①)
9 回 戦後の社会科教育Ⅲ(社会科の教育課程の変遷②)
10 回 社会科の学習過程(問題解決学習と系統学習)
11 回 中学校社会科公民的分野の現行と新教育課程(主旨と比較)実践事例を通して指導案作成の基
礎・基本を学習
12 回 高等学校公民科の現行と新教育課程Ⅰ(現代社会:主旨と比較)実践事例を通して指導案作成の
基礎・基本を学
13 回 高等学校公民科の現行と新教育課程Ⅱ(倫理:主旨と比較)実践事例を通して指導案作成の基礎・
基本を学習
14 回 高等学校公民科の現行と新教育課程Ⅱ(政・経:主旨と比較)実践事例を通して指導案作成の基
礎・基本を学習
15 回 社会科公民科社会科学習指導案を作成・発表
16 回 現代の教育課題Ⅱ(社会状況と学校社会で生じている問題)
17 回 社会科(中)・公民科(高)と総合的な学習の時間との関連
18 回 中学校社会科公民的分野における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅰ、教材の構造化
19 回 中学校社会科公民的分野における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅱ、指導案の作成・発表
20 回 中学校社会科公民的分野における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅲ、模擬授業・分析
21 回 高等学校公民科(現代社会)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅰ、教材の構造化
22 回 高等学校公民科(現代社会)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅱ、指導案の作成・発
表
23 回 高等学校公民科(現代社会)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅲ、模擬授業・分析
24 回 高等学校公民科(倫理)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅰ、教材の構造化
25 回 高等学校公民科(倫理)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅱ、指導案の作成・発表
26 回 高等学校公民科(倫理)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅲ、模擬授業・分析
27 回 高等学校公民科(政治・経済)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅰ、教材の構造化
28 回 高等学校公民科(政治・経済)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅱ、指導案の作成・
発表
29 回 高等学校公民科(政治・経済)における教材開発・研究・学習指導案の作成Ⅲ、模擬授業・分析
30 回 社会科、公民科の教師に求められている力量について考察
教育方法論//矢澤
雅/秋A/2 単位/3 年次配当
【講義概要】
教育方法は、生徒や学習者の気持ちを察しながら、人間形成的意図をもって彼らの生活や学習に働き
かける実践活動であると考えられている。その実践活動は、人間形成の観点から一定の目的を立て、そ
こにいたる道を熟慮し、どれか一つの道を選択する。目的地にいたる道は一つだけではない。どの道を
選択するか意思決定するする際にその背後には合理的根拠がなければならない。ここに教育方法の理論
が位置づいている。この授業では、教育方法の実践活動の背後にある理論について理解を深める。
【学習到達目標】
この授業の到達目標は次のものである。近代・現代の教育方法理論について理解を深めること、生徒
理解と指導の関係について理解すること、カリキュラム編成について理解すること、単元構成や教材研
344
究について理解すること、学習指導と人格形成の関係について理解を深めること、教育技術や教育メデ
ィアについて理解を深めること、情報機器の操作について理解を深めること、学習集団の活用について
理解を深めることなどである。
【履修上の注意】
板書した文字をただ写すだけでなくノートの取り方を工夫すること
授業で紹介した参考図書をできるだけ読むこと
【事前準備学習】
テキストを使って予習すること
【教科書】
『教育の方法と技術』 平沢茂 図書文化社 2009
【参考書】
『教育方法の探究』 天野正輝著 晃洋書房 1995.8
『教育方法学』 井上弘著 協同出版 1978.4
【評価方法】
試験結果を主要な評価対象とし授業態度を加味して評価する
15 分以上の遅刻は欠席とする
【講義テーマ】
1 回 教育方法に関わる諸概念
2 回 ヘルバルトの教育的教授論
3 回 デューイの経験主義的教授論
4 回 ブルーナーの構造重視の教授論
5 回 教師と生徒との教育的関係
6 回 生徒理解と指導の関係
7 回 カリキュラム編成(教育内容の選択について)
8 回 カリキュラム編成(教育内容の配列とその系統性について)
9 回 単元構成について
10 回 教材と教材研究の方法
11 回 学習指導の目標と学力観および人格形成の契機
12 回 教師の指導技術
13 回 教育メディアとその活用
14 回 情報機器の操作(パワーポイントの操作法)
15 回 授業総括及び試験
教育実習事前事後指導//矢澤
他/集春/1 単位/4 年次配当
【講義概要】
平成元年に改正された教育職員免許法施行規則の第6条備考8に「教育実習の単位数には、教育実習
345
に係わる事前及び事後の指導の1単位を含むものとする。
」とある。この改正にともない教育実習事前
事後指導は、単位認定の対象として必修の授業となり出席が義務づけられることになった。
①、教育実習事前指導
事前指導は、これまでに受講した教職課程の科目の授業内容を、直前に迫った教育実習を想定して総
括するという性格のものである。教育実習は、学生個々人が実習校の教育活動に参加するという形をと
るが、教育実習校への派遣は、大学の責任の下で行われる。したがって大学は、個々の実習生が所期の
目的を達成できるように、できるかぎりの準備を行うばかりでなく、実習校の学校運営に支障を来たす
ことなく、また指導に当たる教員に必要以上の負担をかけることのないように、さらに実習の対象とな
る生徒諸君の学習活動に遅滞や混乱を引き起こすことがないように細かな配慮をしなければならない。
このような目的で開講されるのが事前指導である。
<事前指導の内容>
・第 1 日目(09:10~16:45)
教育実習の歴史とその意義、教育実習に関する VTR の視聴とその検討(一般編)、教育実習に関する
VTR の視聴とその検討(教科編)、特別活動の内容とその指導、生徒指導の進め方
・第 2 日目(09:10~16:45)
免許教科別指導(学習指導案の作成指導)、マイクロ・ティーチング、全体指導、諸注意
<直前指導の内容>(15:00~18:00)
全般的心構え、観察・参加・本実習の要点、学習指導のあり方、本学のキリスト教主義、具体的注意
②、教育実習事後指導
原則的には、教育実習そして教員採用試験が終わり、やがて教育職員として就職することを前提にし
て行われるものである。つまり学生の身分から、一人前の教員になっていくための心構えを養うための
授業である。ここでは教育実習という貴重な体験をふまえて、教育とは何か、教員はどうあるべきかを
突き詰めていくことが目的になる。そういう意味で事後指導は教育研究という性格を持つものであり、
単なる教育実習反省会以上の重みのある内容を設定して行われる。
<事後指導の内容>(15:30~18:20)
教育実習事後指導の意義、教育実習の体験発表とアンケート調査(3年次生も参加)、3年次生と4
年次生の間での質疑応答、教育実習を参観した教員の評価
【学習到達目標】
この授業では、教育実習前においては、学習指導及び生徒指導の基礎的・基本的知識と技能を再確認
しその不十分な点を補充するとともに教育実習に臨む心構えを確立することをめざす。また、教育実習
終了後には、その経験を反省し学んだことを相互に共有し将来の教職への礎を築くことを目的とする。
【履修上の注意】
教育実習事前指導、教育実習直前指導のいずれかを欠席した人は教育実習に行くことはできません。
また、教育実習事後指導に欠席した人は教育実習の単位が出ませんので注意してください。
【事前準備学習】
教育実習事前指導・直前指導の前までに大学で学んだ教職課程関連科目の内容を復習しておくこと
教育実習事後指導の前までに自分の教育実習で学んだことや反省点をまとめておくこと
【教科書】
『教職課程ハンドブック』 名古屋学院大学教職課程委員会
346
【参考書】
『教職課程ハンドブックに掲載』
【評価方法】
受講態度、学習意欲を中心として教育実習校の評価等を含めての総合評価
【講義テーマ】
1 回 教育実習事前指導:教育実習事前指導の意義
2 回 教育実習事前指導:教育実習に関する VTR の視聴とその検討(1)・(2)
3 回 教育実習事前指導:特別活動の内容とその指導、生徒指導の進め方
4 回 教育実習事前指導:学習指導案の作成指導、マイクロ・ティーチング、全体指導、諸注意
5 回 教育実習直前指導:全般的心構え、観察・参加・本実習の要点
6 回 教育実習直前指導:学習指導のあり方、本学のキリスト教主義、具体的な注意
7 回 教育実習事後指導:教育実習事後指導の意義、教育実習の体験発表とアンケート調査
8 回 教育実習事後指導:3年次生と4年次生の間での質疑応答、教員の評価
9 回
-
10 回
-
11 回
-
12 回
-
13 回
-
14 回
-
15 回
-
教育実習A//矢澤
他/集春/2 単位/4 年次配当
【講義概要】
教育実習は、学生諸君がこれまで大学で学んできた一般教養、専門教養、教職教養の成果を実習校で
の教育活動に参加することによって、とりわけ実際に教壇に立って授業を行う本実習によって実証研究
することが目的である。将来教員として生きようとする学生諸君にとって、教育実習は、教師の仕事の
難しさや責任の重大さを自覚し、生徒の純粋さや教育のすばらしさを実感し、自分の知識や力量の不足
を痛感するなどの経験を通して新たな研究への関心と意欲を生む貴重な機会となる。
さて、教育実習は観察、参加、本実習に分けられる。観察においては、観察項目は多岐にわたるが、
ただ単に漫然と眺めているのではなく、授業の導入の仕方はどうか、発問の仕方と生徒の反応はどうか、
板書をどう工夫しているかなど、あらかじめ観点を定めて観察する必要がある。参加は、指導教諭の教
育活動に助手的な立場で参加し、指導教諭の教育的意図を推測し生徒に対する教員のかかわり方を内側
から理解することが目的であり、実際に授業をする準備段階としての実践的認識を深めることがねらい
である。本実習は、実際に授業を担当する段階であるが、ここで忘れてならないことは、この授業は実
習生にとっては練習であるという側面もあるかもしれないが、生徒は成長途上のかけがえのない存在だ
という事実である。それ故、教材研究を徹底して行うとともに自己の持つ力量のすべてを出しきって真
剣に取り組むことが重要である。本実習の準備に当たっては、免許教科の授業だけでなく、他教科の実
習生や教員の授業を見ることも大切である。
教育実習は、大学の教室で授業を受けるのとは違い、これまで経験したことのない出来事が待ち受け
ている。それ故、不安と期待が錯綜していることであろう。しかし、真剣に取り組めば取り組むほど得
347
る内容も大きく精神的財産となるので精一杯がんばってほしい。
ところで、高等学校での教育実習を希望する者は、出身高等学校で教育実習を受け入れてもらうよう
に事前に許可を得なければならない。なお、高等学校免許状取得のための教育実習の単位数は、事前・
事後指導の1単位を含めて3単位であり実習期間は2週間である。
また、多くの県では、教育実習を受け入れるに当たって、原則として実習を行う年度の教員採用試験
を受験することを前提にしている。実習生としての心がまえができていれば、すでに教員になることを
心に決めており、その実現のために教員採用試験に向けて着々と準備をしているはずだ、との考えがあ
るからであろう。
【学習到達目標】
この教育実習の経験を通して、教員の使命とは何か、生徒の個性を理解するとはどのようなことか、
生徒の成長・発達を支援するとはどのようなことか、また自分の教師としての適性の有無はどうかとい
うことなどについて主体的に理解することを目標とする。
【履修上の注意】
教育実習事前・直前指導において詳しく説明する
【事前準備学習】
教育実習において自分が担当する単元について事前に十分に勉強をしておくこと
学習指導要領の「総則」、
「担当教科」、
「総合的な学習の時間」、
「特別活動」の箇所を事前によく読ん
でおくこと
また、これらの「学習指導要領解説」についても事前によく読んでおくこと
【参考書】
『『名古屋学院大学教職課程ハンドブック』およびハンドブックに記載してある参考書』
【評価方法】
教育実習校の成績報告を踏まえて教職課程委員会の議を経て決定する
【講義テーマ】
1 回 観察(学校の教育目標、教職員の組織と職務等々)
2 回 観察(生徒数と学級編成、諸規則等々)
3 回 観察(学級目標、学級経営、生徒の活動の様子等々)
4 回 観察(教師の授業の様子、指導計画の立て方等々)
5 回 観察(クラブ活動・部活動等々)
6 回 観察・参加(学級経営への参加等々)
7 回 観察・参加(授業への参加等々)
8 回 観察・参加(授業への参加等々)
9 回 観察・参加(生徒指導への参加等々)
10 回 観察・参加(部活動、生徒会活動への参加等々)
11 回 観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
12 回 観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
13 回 観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
14 回 観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
15 回 観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
348
教育実習B//矢澤
他/集春/4 単位/4 年次配当
【講義概要】
教育実習Bは、中学校免許状を取得しようとする者あるいは中学校免許状と高等学校免許状をあわせ
て取得しようとする者が選択するかもくである。高等学校免許状のみの取得を希望する者は教育実習A
を選択すること。
教育実習は、学生諸君がこれまで大学で学んできた一般教養、専門教養、教職教養の成果を実習校で
の教育活動に参加することによって、とりわけ実際に教壇に立って授業を行う本実習によって実証研究
することが目的である。将来教員として生きようとする学生諸君にとって、教育実習は、教師の仕事の
難しさや責任の重大さを自覚し、生徒の純粋さに触れ教育のすばらしさを実感し、自分の知識や力量の
不足を痛感するという経験を通して新たな研究への関心と意欲を生む貴重な機会となるであろう。
さて、教育実習は観察、参加、本実習に分けられる。観察においては、観察項目は多岐にわたるが、
ただ漫然と眺めているのではなく、授業の導入の仕方はどうか、発問の仕方と生徒の反応はどうか、板
書をどう工夫しているかなど、あらかじめ観点を定めて観察することが大切である。参加は、指導教諭
の教育活動に助手的な立場で参加し、指導教諭の教育的意図を推測し生徒に対する教員のかかわり方を
内側から理解することが目的であり、実際に授業をする準備段階としての実践的認識を深めることがね
らいである。本実習は、実際に授業を担当することであるが、ここで忘れてならないことは、授業を受
ける生徒は成長途上のかけがえのない存在であるという事実である。それ故、教材研究を徹底して行う
とともに1時間の授業の一こま一こまをゆるがせにせず、自己の持つ力量のすべてを出しきって真剣に
取り組むことが重要である。本実習の準備に当たっては、免許教科の授業だけでなく、できるだけ多く
の教員の授業を見ることも大切である。
教育実習は、大学の教室で授業を受けるのとは違い、これまでに経験したことのない出来事が待ち受
けている。それ故、不安と期待が錯綜していることであろう。しかし、真剣に取り組めば取り組むほど
得る内容も大きく精神的財産となることは間違いないので精一杯がんばってほしい。
なお、中学校免許状取得のための教育実習の単位数は、事前・事後指導の1単位を含めて5単位であ
り実習期間は3週間ないし4週間である。
また、多くの県では、教育実習を受け入れるに当たって、原則として実習を行う年度の教員採用試験
を受験することを前提としている。教育実習に真剣に取り組むという心がまえができていれば、すでに
教員になることを心に決めており、その実現のために教員採用試験に向けて着々と準備をしているはず
だ、との考えがあるからであろう。
【学習到達目標】
この教育実習の経験を通して、教員の使命とは何か、生徒の個性を理解するとはどのようなことか、
生徒の成長・発達を支援するとはどのようなことか、また自分の教師としての適性の有無はどうかとい
うことなどについて主体的に理解することを目標とする。
【履修上の注意】
教育実習事前、直前指導において詳しく説明する
【事前準備学習】
教育実習において自分が担当する単元について事前に十分に勉強をしておくこと
学習指導要領の「総則」、
「担当教科」、
「総合的な学習の時間」、
「特別活動」及び「道徳」の箇所を事
349
前によく読んでおくこと
また、これらの「学習指導要領解説」についても事前によく読んでおくこと
【参考書】
『『名古屋学院大学教職課程ハンドブック』およびハンドブックに記載されている参考書』
【評価方法】
教育実習校の評価を踏まえて教職課程委員会において決定する。
【講義テーマ】
1 回 第 1・2 回:観察(学校の教育目標、教職員の組織と職務等々)
2 回 第 3・4 回:観察(生徒数と学級編成、諸規則等々)
3 回 第 5・6 回:観察(学級目標、学級経営、生徒の活動の様子等々)
4 回 第 7・8 回:観察(教師の授業の様子、指導計画の立て方等々)
5 回 第 9・10 回:観察(クラブ活動・部活動等々)
6 回 第 11・12 回:観察・参加(学級経営への参加等々)
7 回 第 13・14 回:観察・参加(授業への参加等々)
8 回 第 15・16 回:観察・参加(授業への参加等々)
9 回 第 17・18 回:観察・参加(生徒指導への参加等々)
10 回 第 19・20 回:観察・参加(部活動、生徒会活動への参加等々)
11 回 第 21・22 回:観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
12 回 第 23・24 回:観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
13 回 第 25・26 回:観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
14 回 第 27・28 回:観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
15 回 第 29・30 回:観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする)
350