東京都社会福祉協議会特定個人情報取扱規程 第1章 総則 (目的) 第1条 本 規 程 は 、行 政 手 続 に お け る 特 定 の 個 人 を 識 別 す る た め の 番 号 の 利 用 等 に 関 す る 法 律( 平 成 2 5 年 法 律 第 2 7 号 。以 下「 番 号 法 」と い う 。)、個 人 情 報 の 保 護 に 関 す る 法 律( 平 成 1 5 年 法 律 第 5 7 号 。以 下「 個 人 情 報 保 護 法 」 と い う 。) 及 び 特 定 個 人 情 報 保 護 委 員 会 が 定 め る 「 特 定 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 い に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン ( 事 業 者 編 )( 平 成 2 6 年 1 2 月 1 1 日 )」( 以 下 「 特 定 個 人 情 報 ガ イ ド ラ イ ン 」 と い う 。) に 基 づ き 、 本 会 の 取 り 扱 う 特 定 個 人情報等の適正な取扱いを確保することを目的とする。 2 本 規 程 は 、特 定 個 人 情 報 の「 取 得 」、「 利 用 」、「 保 管 」、「 提 供 」、「 削 除 ・ 廃 棄 」、 「 開 示 、訂 正 、利 用 停 止 」の 各 段 階 に お け る 取 扱 方 法 等 に つ い て 定 め る ものである。 (用語の定義等) 第2条 本規程で掲げる用語の定義は、次のとおりとする。 ( 1 )「 個 人 情 報 」 と は 、 個 人 情 報 保 護 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 す る 個 人 情 報 で あ っ て 、生 存 す る 個 人 に 関 す る 情 報 で あ り 、当 該 情 報 に 含 ま れ る 氏 名 、 生 年 月 日 、そ の 他 の 記 述 等 に よ り 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き る も の( 他 の 情 報 と 容 易 に 照 合 す る こ と が で き 、そ れ に よ り 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き る こ と と な る も の を 含 む 。) を い う 。 ( 2 )「 個 人 番 号 」 と は 、 番 号 法 第 7 条 第 1 項 又 は 第 2 項 の 規 定 に よ り 、 住 民 票 コ ー ド を 変 換 し て 得 ら れ る 番 号 で あ っ て 、当 該 住 民 票 コ ー ド が 記 載 された住民票に係る者を識別するために指定されるものをいう。 ( 3 )「 特 定 個 人 情 報 」 と は 、 個 人 番 号 を そ の 内 容 に 含 む 個 人 情 報 を い う 。 ( 4 )「 特 定 個 人 情 報 等 」 と は 、 個 人 番 号 及 び 特 定 個 人 情 報 を 併 せ た も の を いう。 ( 5 )「 個 人 情 報 フ ァ イ ル 」 と は 、 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル で あ っ て 、 行 政 機 関及び独立行政法人等以外の者が保有するものをいう。 ( 6 )「 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル 」 と は 、 個 人 番 号 を そ の 内 容 に 含 む 個 人 情 報 ファイルをいう。 (7) 「 保 有 個 人 デ ー タ 」と は 、個 人 情 報 取 扱 事 業 者( 第 2 条 第 1 2 号 )が 、 開 示 、内 容 の 訂 正 、追 加 又 は 削 除 、利 用 の 停 止 、消 去 及 び 第 三 者 へ の 提 供 の 停 止 を 行 う こ と の で き る 権 限 を 有 す る 特 定 個 人 情 報 で あ っ て 、そ の 存否が明らかになることにより公益その他の利益が害されるものとし て個人情報保護法施行令で定めるもの又は6か月以内に消去すること となるもの以外のものをいう。 ( 8 )「 個 人 番 号 利 用 事 務 」 と は 、 行 政 機 関 、 地 方 公 共 団 体 、 独 立 行 政 法 人 等その他の行政事務を処理する者が番号法第9条第1項又は第2項の 規定によりその保有する特定個人情報ファイルにおいて個人情報を効 率 的 に 検 索 し 、及 び 管 理 す る た め に 必 要 な 限 度 で 個 人 番 号 を 利 用 し て 処 理する事務をいう。 ( 9 )「 個 人 番 号 関 係 事 務 」 と は 、 番 号 法 第 9 条 第 3 項 の 規 定 に よ り 個 人 番 号利用事務に関して行われる他人の個人番号を必要な限度で利用して 行う事務をいう。 ( 1 0 )「 個 人 番 号 利 用 事 務 実 施 者 」 と は 、 個 人 番 号 利 用 事 務 を 処 理 す る 者 及び個人番号利用事務の全部又は一部の委託を受けた者をいう。 ( 1 1 )「 個 人 番 号 関 係 事 務 実 施 者 」 と は 、 個 人 番 号 関 係 事 務 を 処 理 す る 者 及び個人番号関係事務の全部又は一部の委託を受けた者をいう。 ( 1 2 )「 個 人 情 報 取 扱 事 業 者 」 と は 、 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 事 業 の 用 に 供 し て い る 者( 国 の 機 関 、地 方 公 共 団 体 、独 立 行 政 法 人 等 及 び 地 方 独 立 行 政 法 人 を 除 く 。) で あ っ て 、 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 構 成 す る 個 人 情 報 に よ っ て 識 別 さ れ る 特 定 の 個 人 の 数( 個 人 情 報 保 護 法 施 行 令 で 定 め る 者 を 除 く 。) の 合 計 が 過 去 6 か 月 以 内 の い ず れ の 日 に お い て も 五 千 を 超 えない者以外の者をいう。 ( 1 3 )「 従 業 者 」 と は 、 直 接 又 は 間 接 に 本 会 の 指 揮 監 督 を 受 け て 本 会 の 業 務 に 従 事 し て い る 者 を い い 、雇 用 関 係 に あ る 職 員( 事 務 局 規 則 第 9 条 第 1 項 に 規 定 す る 職 員 、及 び 有 期 契 約 職 員 任 用 規 則 第 2 条 第 1 項 に 規 定 す る 有 期 雇 用 契 約 職 員 )、ま た 本 会 と の 間 の 委 任 関 係 に あ る 評 議 員 、理 事 、 監 事 、会 計 監 査 人 、及 び 本 会 と の 間 の 雇 用 関 係 に な い 者( 有 期 派 遣 契 約 職員等)をいう。 ( 1 4 )「 事 務 取 扱 担 当 者 」 と は 、 本 会 内 に お い て 、 個 人 番 号 を 取 り 扱 う 事 務に従事する者をいう。 ( 1 5 )「 管 理 区 域 」 と は 、 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 取 り 扱 う 情 報 シ ス テ ム を管理する区域をいう。 ( 1 6 )「 取 扱 区 域 」 と は 、 特 定 個 人 情 報 等 を 取 り 扱 う 事 務 を 実 施 す る 区 域 をいう。 2 前項に定めのない用語については番号法その他の関係法令の定めに従う。 (適用範囲) 第3条 本規程は次の各号に適用する。 (1)従業者 (2)従業者の扶養親族 ( 3 )「 報 酬 、 料 金 、 契 約 金 及 び 賞 金 の 支 払 調 書 」 の 対 象 者 (4)第5条第4号に規定する社会福祉施設職員等退職手当共済法に基づ く退職手当金を請求する者 (5)委託業者 2 本 規 程 は 、本 会 が 取 り 扱 う 特 定 個 人 情 報 等( そ の 取 り 扱 い を 委 託 さ れ て い る 特 定 個 人 情 報 等 を 含 む 。) を 対 象 と す る 。 (個人情報保護規程との関係) 第4条 本規程と本会個人情報保護規程及び関連する本会規程での規定が異 な る 場 合 、本 規 程 で 定 め る 事 項 に つ い て は 本 規 程 が 優 先 し て 適 用 さ れ る 。こ の規程に定めのない事項については本会個人情報保護規程及び関連する本 会規程が適用される。 (個人番号を取り扱う事務の範囲) 第5条 本会が個人番号を取り扱う事務の範囲は、以下のとおりとする。 (1) 従業者(扶養親族を含む)に係る個人番号関係事務 ① 給与所得の源泉徴収票(支払報告書)の作成事務 ② 雇用保険に係る届出事務 ③ 労働者災害補償保険に係る事務 ④ 健康保険及び厚生年金に係る届出事務 ⑤ 勤 労 者 財 産 形 成 住 宅 貯 蓄 、勤 労 者 財 産 形 成 年 金 貯 蓄 に 関 す る 関 係 書 類提出事務 (2) 従業者の被扶養配偶者に係る個人番号関係事務 ① 国民年金第3号被保険者に係る届出事務 (3) 従業者以外の個人に係る個人番号関係事務 ① 「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」の作成事務 (4)独立行政法人福祉医療機構の実施する社会福祉施設職員等退職手当 共済制度における本会と独立行政法人福祉医療機構との業務委託に基 づく個人番号関係事務 (取り扱う特定個人情報等の範囲) 第6条 第 5 条 第 1 号 、第 2 号 、第 3 号 に 基 づ い て 、本 会 が 個 人 番 号 を 取 り 扱 う事務において使用する特定個人情報等は次のとおりとする ( 1 )従 業 者 の 氏 名 、生 年 月 日 、性 別 、住 所 、基 礎 年 金 番 号 、健 康 保 険 被 保 険者番号、雇用保険被保険者番号、賃金額 (2)従業者の扶養親族の氏名、生年月日、性別、続柄、住所、収入額 (3)従業者の被扶養配偶者の基礎年金番号 ( 4 )そ の 他 、第 5 条 第 1 号 、第 2 号 、第 3 号 に 定 め る 事 務 を 行 う た め に 必 要とされる特定個人情報 2 第5条第4号に基づいて本会が個人番号を取り扱う事務において使用す る 個 人 番 号 及 び 個 人 番 号 と 関 連 付 け て 管 理 す る 個 人 情 報 は 、独 立 行 政 法 人 福 祉医療機構の実施する社会福祉施設職員等退職手当共済制度退職手当金を 請求する者の氏名、生年月日、性別、住所、所属及び賃金額とする。 3 第 1 項 第 2 項 各 号 に 該 当 す る か 否 か が 定 か で な い 場 合 は 、第 7 条 第 1 項 に よる特定個人情報管理責任者が判断する。 第2章 (組織体制) 組織体制等 第7条 会 長 は 、 特 定 個 人 情 報 管 理 責 任 者 ( 以 下 「 管 理 責 任 者 」 と い う 。) を 任命する。 2 管 理 責 任 者 は 、特 定 個 人 情 報 事 務 取 扱 責 任 者( 以 下「 事 務 取 扱 責 任 者 」と い う 。)及 び 特 定 個 人 情 報 事 務 取 扱 担 当 者( 以 下「 事 務 取 扱 担 当 者 」と い う 。) を指名する。 3 管 理 責 任 者 は 、事 務 取 扱 責 任 者 及 び 事 務 取 扱 担 当 者 を 変 更 す る 場 合 、従 前 の事務取扱責任者及び事務取扱担当者から新たになる者に対して確実に引 継 ぎ を 行 わ せ る も の と す る 。管 理 責 任 者 は 係 る 引 継 ぎ が 行 わ れ た か 確 認 す る ものとする。 (管理責任者) 第8条 管 理 責 任 者 は 、特 定 個 人 情 報 等 に 関 す る 監 査 を 除 き 、本 会 に お け る 特 定個人情報の取り扱いについて総括的な責任と権限をもつ。 2 管理責任者は、以下の業務を所管する。 (1)本会における「特定個人情報保護に関する基本方針」の策定 (2)本規程及び委託先の選定基準の承認及び従業者への周知 (3)特定個人情報等に関する安全対策の策定・実施 (4)特定個人情報の利用申請の承認及び記録等の管理 ( 5 )特 定 個 人 情 報 等 の 適 正 な 取 扱 い の 維 持・推 進 な ど を 目 的 と し た 諸 施 策 の策定・実施 (6)特定個人情報の取扱担当部署及び権限についての設定及び変更の管 理 (7)事故発生時の対応策の策定・実施 (8)特定個人情報等の安全管理に関する教育・研修の企画 (9)その他本会全体における特定個人情報の安全管理に関すること 3 管 理 責 任 者 は 、第 1 2 条 に よ る 内 部 監 査 責 任 者 よ り 内 部 監 査 の 報 告 を 受 け 、 必要に応じて特定個人情報管理体制の改善を行う。 (事務取扱責任者) 第9条 事 務 取 扱 責 任 者 は 、本 規 程 に 定 め ら れ た 事 項 を 理 解 し 遵 守 す る と と も に 、本 会 に お け る 特 定 個 人 情 報 の 保 護 に つ い て 管 理 責 任 者 を 補 佐 す る と と も に、次に掲げる事項の責任と権限を有する。 ( 1 )特 定 個 人 情 報 等 が 本 規 程 に 基 づ き 適 正 に 取 り 扱 わ れ る よ う 、事 務 取 扱 担当者及び職員に対し必要かつ適切な監督を行う。 (2)管理区域及び取扱区域の設定 (3)特定個人情報の取扱状況の把握 (4)委託先における特定個人情報の取扱状況等の監督 (事務取扱担当者) 第10条 事 務 取 扱 担 当 者 は 、特 定 個 人 情 報 の「 取 得 」、 「 利 用 」、 「 保 管 」、 「提 供 」、「 削 除 ・ 廃 棄 」、「 開 示 」、「 訂 正 」、「 利 用 停 止 」、 又 は 委 託 処 理 等 、 特 定 個 人 情 報 等 を 取 り 扱 う 業 務 に 従 事 す る 際 、番 号 法 及 び 個 人 情 報 保 護 法 並 び に そ の 他 の 関 連 法 令 、特 定 個 人 情 報 ガ イ ド ラ イ ン 、本 規 程 及 び そ の 他 の 本 会 規 程 並 び に 管 理 責 任 者 及 び 事 務 取 扱 責 任 者 の 指 示 し た 事 項 に 従 い 、特 定 個 人 情 報等の保護に十分な注意を払ってその業務を行うものとする。 2 事 務 取 扱 担 当 者 は 、特 定 個 人 情 報 の 漏 え い 等 、番 号 法 も し く は 個 人 情 報 保 護 法 又 は そ の 他 の 関 連 法 令 、特 定 個 人 情 報 ガ イ ド ラ イ ン 、本 規 程 又 は そ の 他 の 規 程 に 違 反 し て い る 事 実 又 は 兆 候 を 把 握 し た 場 合 、速 や か に 管 理 責 任 者 及 び事務取扱責任者に報告するものとする。 3 各部署において個人番号が記載された書類等の受領をする事務取扱担当 者 は 、個 人 番 号 の 確 認 等 の 必 要 な 事 務 を 行 っ た 後 は で き る だ け 速 や か に そ の 書 類 を 受 け 渡 す こ と と し 、自 分 の 手 元 に 個 人 番 号 を 残 し て は な ら な い も の と する。 (特定個人情報事務取扱担当部署) 第11条 本 会 は 、次 の 担 当 ご と に 特 定 個 人 情 報 等 に 係 る 事 務 を 行 う も の と す る。 (1)総務部経理担当(第5条第1号、第2号、第3号に限る) (2)福祉振興部共済担当(第5条第4号に限る) (内部監査の実施) 第12条 会 長 は 、内 部 監 査 責 任 者 を 任 命 す る 。内 部 監 査 責 任 者 は 本 会 内 の 特 定 個 人 情 報 等 を 取 り 扱 う 業 務 に お い て 、関 係 法 令 、本 規 定 等 が 遵 守 さ れ 、適 法 か つ 適 正 に 取 り 扱 わ れ て い る か に つ い て 、定 期 的 に 内 部 監 査 を 行 い 、そ の 結果を会長及び管理責任者に報告する。 2 内 部 監 査 責 任 者 は 、特 定 個 人 情 報 の 取 り 扱 い に 関 す る 内 部 監 査 に 必 要 な 内 部監査担当者を選任することができる。 (運用状況の記録) 第13条 事 務 取 扱 担 当 者 は 、本 規 程 に 基 づ く 運 用 状 況 を 確 認 す る た め 、次 の 項目につき記録するものとする。 (1) 特定個人情報の取得の記録 (2) 特定個人情報ファイルへの入力状況の記録 (3) 特定個人情報ファイルの利用・出力状況の記録 (4) 書類・媒体等の持出しの記録 (5) 特定個人情報ファイルの削除・廃棄記録 (6) 削除・廃棄を委託した場合、これを証明する記録 (7)特定個人情報ファイルを情報システムで取り扱う場合、事務取扱担 当 者 の 情 報 シ ス テ ム の 利 用 状 況( ロ グ イ ン 実 績 、ア ク セ ス ロ グ 等 )の 記 録 (特定個人情報ファイルの取扱状況の確認手段) 第14条 事 務 取 扱 担 当 者 は 、特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル の 取 扱 状 況 を 確 認 す る た め の 手 段 と し て 、特 定 個 人 情 報 管 理 台 帳 に 以 下 の 事 項 を 記 録 す る も の と す る 。な お 、 特 定 個 人 情 報 管 理 台 帳 に は 、特 定 個 人 情 報 等 は 記 載 し な い も の とする。 (1)特定個人情報ファイルの種類、名称 (2)責任者、取扱部署 (3)利用目的 (4)削除・廃棄状況 (5)アクセス権を有する者 ( 6 )特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 取 り 扱 う 情 報 シ ス テ ム を 設 置 す る「 管 理 区 域 」 の場所 (7)特定個人情報等を取り扱う事務を実施する「取扱区域」の場所 (取扱状況の確認並びに安全管理措置の見直し) 第15条 管 理 責 任 者 は 、年 1 回 以 上 の 頻 度 又 は 臨 時 に 特 定 個 人 情 報 等 の 運 用 状況の記録及び特定個人情報ファイルの取扱状況の確認を実施しなければ ならない。 2 管 理 責 任 者 は 、前 項 の 確 認 の 結 果 及 び 第 1 2 条 の 内 部 監 査 の 結 果 に 基 づ き 、 安全管理措置の評価、見直し及び改善に取り組むものとする。 (情報漏えい事故への対応) 第16条 管 理 責 任 者 は 、特 定 個 人 情 報 の 漏 え い 、滅 失 又 は 毀 損 に よ る 事 故( 以 下 「 漏 え い 事 案 等 」 と い う 。) が 発 生 し た こ と を 知 っ た 場 合 又 は そ の 可 能 性 が高いと判断した場合は、本規程に基づき適切に対処するものとする。 2 管理責任者は、事務取扱責任者と連携して漏えい事案等に対応する。 3 管 理 責 任 者 は 、漏 え い 事 案 等 が 発 生 し た と 判 断 し た 場 合 は 、そ の 旨 及 び 調 査 結 果 を 会 長 に 報 告 し 、当 該 漏 え い 事 案 等 の 対 象 と な っ た 情 報 主 体 に 対 し て 、 事 実 関 係 の 通 知 、謝 意 の 表 明 、原 因 関 係 の 説 明 等 を 速 や か に 行 う も の と す る 。 また、その事実を必要に応じて公表する。 4 管 理 責 任 者 は 、漏 え い 事 案 等 が 発 生 し た と 判 断 し た 場 合 、特 定 個 人 情 報 保 護委員会及び所管官庁に対して必要な報告を速やかに行う。 5 管 理 責 任 者 は 、漏 え い 事 案 等 が 発 生 し た と 判 断 し た 場 合 は 、情 報 漏 え い 等 が発生した原因を分析し、再発防止に向けた対策を講じるものとする。 6 管 理 責 任 者 は 、他 に お け る 漏 え い 事 故 等 を 踏 ま え 、類 似 事 例 の 再 発 防 止 の ために必要な措置の検討を行うものとする。 第3章 取得、収集制限 (特定個人情報の適正な取得) 第17条 本 会 が 特 定 個 人 情 報 を 取 得 す る に あ た っ て は 、適 法 か つ 公 正 な 手 段 によって行うものとする。 (特定個人情報の利用目的) 第18条 本 会 が 従 業 者 又 は 第 三 者 か ら 取 得 す る 特 定 個 人 情 報 は 、第 5 条 に 掲 げた個人番号を取り扱う事務を行うために利用する。 (特定個人情報の取得時の利用目的の通知等) 第19条 本 会 は 、特 定 個 人 情 報 を 取 得 し た 場 合 は 、あ ら か じ め そ の 利 用 目 的 を 公 表 し て い る 場 合 を 除 き 、速 や か に そ の 利 用 目 的 を 情 報 主 体 に 通 知 し 、又 は公表するものとする。 2 前 項 の 場 合 に お い て 、通 知 の 方 法 に つ い て は 、原 則 と し て 書 面( 電 子 的 方 式 、磁 気 的 方 式 、そ の 他 人 の 知 覚 に よ っ て は 認 識 す る こ と が で き な い 方 式 で 作 ら れ た 記 録 を 電 子 機 器 等 で 表 示 す る 場 合 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) に よ る こ と とし、公表の方法については、本会の主たる事務所の掲示版への書面の掲 示・備 付 け 、イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の ホ ー ム ペ ー ジ で の 公 表 等 、適 切 な 方 法 に よ るものとする。 3 本 会 の 従 業 者 か ら 特 定 個 人 情 報 を 取 得 す る に は 、社 内 L A N に お け る 通 知 、 利用目的を記載した書類の提示、職員執務規則への明記等の方法を用いる。 4 本 会 は 、利 用 目 的 の 変 更 を 要 す る 場 合 、当 初 の 利 用 目 的 と 相 当 の 関 連 性 を 有すると合理的に認められる範囲内で利用目的を変更して、本人への通知、 公 表 又 は 明 示 を 行 う こ と に よ り 、変 更 後 の 利 用 目 的 の 範 囲 内 で 特 定 個 人 情 報 を利用することができる。 5 前項の規定は次に掲げる場合については適用しない。 (1)利用目的を本人に通知し、又は公表することにより本人又は第三者の 生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合 (2)利用目的を本人に通知し、又は公表することにより法人の権利又は正 当な利益を害するおそれがある場合 (3)国の機関又は地方公共団体が法令の定める事務を遂行することに対し て協力 する必 要があ る場 合であっ て、利 用 目的を本人 に通 知 し、又は公 表することにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき (4)取得の状況からみて利用目的が明らかであると認められる場合 (個人番号の提供の要求) 第20条 本 会 は 、第 5 条 に 掲 げ る 事 務 を 処 理 す る た め に 必 要 が あ る 場 合 に 限 り 、本 人 又 は 他 の 個 人 番 号 関 係 事 務 実 施 者 も し く は 個 人 番 号 利 用 事 務 実 施 者 に対して個人番号の提供を求めることができるものとする。 2 従 業 者 又 は 第 三 者 が 、本 会 か ら の 個 人 番 号 の 提 供 の 要 求 又 は 第 2 4 条 に 基 づ く 本 人 確 認 に 応 じ な い 場 合 に は 、番 号 法 に 基 づ く 制 度 の 意 義 に つ い て 説 明 をし、個人番号の提供及び本人確認に応ずるように求めるものとする。 (個人番号の提供を求める時期) 第21条 本会は、第5条に定める事務を処理するために必要があるときに、 従業者又は第三者に対して個人番号の提供を求めるものとする。 2 前 項 に か か わ ら ず 、本 会 の 発 行 す る 職 員 採 用 通 知 に 対 す る 承 諾 書 の 提 出 が ある場合には、個人番号の提供を求めることができるものとする。 (特定個人情報の提供の求めの制限) 第22条 本 会 は 、番 号 法 に 基 づ き 特 定 個 人 情 報 の 提 供 を 受 け る こ と が で き る 場合を除き、特定個人情報の提供を求めない。 2 特 定 個 人 情 報 の 提 供 と は 、法 的 な 人 格 を 超 え る 特 定 個 人 情 報 の 移 動 を 意 味 す る も の で あ り 、本 会 内 の 特 定 個 人 情 報 の 移 動 は 提 供 で は な く 利 用 に 該 当 し 、 第25条による個人番号の利用制限に従うものとする。 (特定個人情報の収集制限) 第23条 本 会 は 第 5 条 に 定 め る 事 務 の 範 囲 を 超 え て 、特 定 個 人 情 報 を 収 集 し ない。 (本人確認) 第24条 本 会 は 番 号 法 第 1 6 条 に 定 め る 各 方 法 に よ り 、従 業 者 又 は 第 三 者 の 個 人 番 号 の 確 認 及 び 当 該 人 の 身 元 確 認 を 行 う も の と す る 。ま た 、代 理 人 に つ い て は 、番 号 法 に 定 め る 各 方 法 に よ り 、当 該 代 理 人 の 身 元 確 認 、代 理 権 の 確 認及び本人の個人番号の確認を行うものとする。 第4章 利用 (個人番号の利用制限) 第25条 本 会 は 、第 1 8 条 に 掲 げ る 利 用 目 的 の 範 囲 内 で の み 個 人 番 号 を 利 用 するものとする。 2 本 会 は 、人 の 生 命 、身 体 又 は 財 産 の 保 護 の た め に 必 要 が あ る 場 合 で あ っ て 本人の同意がある場合又は本人の同意を得ることが困難である場合を除き、 本人の同意があったとしても利用目的を超えて個人番号を利用しないもの とする。 (特定個人情報ファイルの作成の制限) 第26条 本 会 が 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 作 成 す る の は 、第 5 条 に 定 め る 事 務 を 行 う た め に 必 要 な 範 囲 に 限 り 、こ れ ら の 場 合 を 除 き 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を作成しないものとする。 第5章 保管 (特定個人情報の正確性の確保) 第27条 事 務 取 扱 担 当 者 は 、第 1 8 条 に 掲 げ る 利 用 目 的 の 範 囲 に お い て 、特 定個人情報を正確かつ最新の状態で管理するよう努めるものとする。 (保有個人データに関する事項の公表等) 第28条 本 会 は 、個 人 情 報 保 護 法 第 2 4 条 に 基 づ き 、特 定 個 人 情 報 に 係 る 保 有個人データに関する事項を本人の知り得る状態に置くものとする。 (特定個人情報の保管制限) 第29条 本 会 は 、第 5 条 に 定 め る 事 務 を 行 う た め に 必 要 な 範 囲 を 超 え て 、特 定個人情報を保管しないものとする。 2 本 会 は 、所 管 法 令 で 定 め ら れ た 個 人 番 号 を 記 載 す る 書 類 等 の 保 存 期 間 を 経 過 す る ま で の 間 は 、当 該 書 類 だ け で な く 届 書 を 作 成 す る シ ス テ ム 内 に お い て も特定個人情報を保管することができる。 第6章 提供 (特定個人情報の提供制限) 第30条 本 会 は 、次 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 を 除 き 、本 人 の 事 前 同 意 が あ った場合であっても、特定個人情報を第三者に提供しないものとする。 (1)第5条に掲げる事務を行うために必要な限度で特定個人情報を提供 するとき (2)特定個人情報の取扱いの全部もしくは一部の委託又は合併その他の 事由による事業の承継に伴い特定個人情報を提供するとき (3)人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合において、 本人の同意があり又は本人の同意を得ることが困難であるとき (4)その他、番号法第19条各号のいずれかに該当する場合 (第三者提供の停止) 第31条 第30条の定めに反して特定個人情報が違法に第三者に提供され て い る と い う 理 由 に よ り 、本 会 が 本 人 か ら 第 三 者 へ の 当 該 特 定 個 人 情 報 の 提 供 の 停 止 を 求 め ら れ た 場 合 で あ っ て 、そ の 求 め に 理 由 が あ る こ と が 判 明 し た と き に は 、遅 滞 な く 当 該 特 定 個 人 情 報 の 第 三 者 へ の 提 供 を 停 止 す る も の と す る。 第7章 削除・廃棄 (特定個人情報の削除・廃棄) 第32条 本 会 は 、第 5 条 に 規 定 す る 事 務 を 行 う 必 要 が あ る 範 囲 に 限 り 、特 定 個人情報等を収集又は保管し続けるものとする。 2 書類等について所管法令によって一定期間保存が義務付けられているも の に つ い て は 、こ れ ら の 書 類 等 に 記 載 さ れ た 個 人 番 号 に つ い て は 、そ の 期 間 保 管 す る も の と し 、そ れ ら の 事 務 を 処 理 す る 必 要 が な く な っ た 場 合 で 、所 管 法 令 に お い て 定 め ら れ て い る 保 存 期 間 を 経 過 し た 場 合 に は 、個 人 番 号 を 1 年 以内に削除又は廃棄するものとする。 第8章 特定個人情報の開示、訂正、利用停止等 (特定個人情報の開示) 第33条 本 会 は 、本 人 か ら 当 該 本 人 が 識 別 さ れ る 特 定 個 人 情 報 に 係 る 保 有 個 人 デ ー タ に つ い て 開 示 を 求 め ら れ た 場 合 は 、本 規 程 に よ る 手 続 き 及 び 方 法 に よ り 、遅 滞 な く 、当 該 情 報 の 情 報 主 体 で あ る こ と を 厳 格 に 確 認 し た 上 で 、当 該 本 人 が 開 示 を 求 め て き た 範 囲 内 で こ れ に 応 ず る も の と す る 。な お 、当 該 本 人 に 法 定 調 書 の 写 し を 送 付 す る 際 、法 定 調 書 の 写 し に 本 人 以 外 の 個 人 番 号 が 含まれている場合には、その部分についてはマスキング等をするものとす る 。 2 本 会 は 、次 の 事 由 に 該 当 す る 場 合 に は 、当 該 開 示 請 求 の 全 部 又 は 一 部 を 不 開 示 と す る こ と が で き 、そ の 場 合 に は 請 求 者 に 対 し て そ の 旨 及 び 理 由 を 説 明 することとする。 (1)本人又は第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそ れがある場合 (2)本会の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合 (3)他の法令に違反することとなる場合 (保有個人データの開示請求処理手順 ) 第34条 本 規 程 に 基 づ き 本 人 又 は そ の 代 理 人( 未 成 年 者 も し く は 成 年 被 後 見 人 の 法 定 代 理 人 、 又 は 本 人 が 委 任 し た 任 意 代 理 人 を い う 。 以 下 同 じ 。) か ら 当該本人が識別される特定個人情報に係る保有個人データについて開示請 求を受けた場合は、次の手順で応ずることとする。 (1)受付時の確認 ① 所定の様式の書面(請求者の氏名・住所・電話番号、請求年月日、 請求に係る個人情報の内容が記載されているもの)による請求であ ること。 ② 予め定めた手数料の負担について請求者が応諾していること。 ③ 代理人による請求の場合は、所定の委任状によるものであること。 ④ なお、郵送による本人確認資料の受領などの場合は、事務取扱責任 者が適宜判断する。 (2)開示の可否の決定 管 理 責 任 者 は 、次 の 各 号 に 定 め る 点 に つ い て 、各 々 検 討 の 上 、開 示 の 可 否を決定する。 ① 請求された個人情報が物理的に存在するか否か。 ② 前号に相当するものが、保有個人データに該当するか否か。 ③ 第33条第2項各号に定める不開示事由に該当するか否か。 (3)不開示の場合の対応 前項に基づき保有個人データの全部又は一部を開示しない旨の決定を したときはその旨を通知し、その理由についても説明をすることとする。 (4)請求者に対する通知時期 開 示 請 求 に 対 す る 回 答( 不 開 示 の 場 合 の 通 知 も 含 む )は 書 面 に て 、遅 滞 なく郵送又はこれに代わる方法により通知する。 (保有個人データの訂正等) 第35条 本 会 は 、当 該 本 人 が 識 別 さ れ る 保 有 個 人 デ ー タ の 内 容 が 事 実 で な い こ と を 理 由 に 当 該 本 人 か ら 訂 正 、 追 加 又 は 削 除 ( 以 下 「 訂 正 等 」 と い う 。) を 求 め ら れ た 場 合 は 必 要 な 調 査 を 行 い 、そ の 結 果 に 基 づ き 遅 滞 な く こ れ に 応 ずることとする。 2 前 項 に 係 る 訂 正 等 を 行 っ た と き 、又 は 訂 正 等 を 行 わ な い 旨 の 決 定 を し た と きは、当該本人に対し、遅滞なくその旨を通知するものとする。 (保有個人データの訂正等の処理手順) 第36条 第 3 4 条 に 基 づ き 、開 示 の 結 果 、特 定 個 人 情 報 に 係 る 保 有 個 人 デ ー タ が 事 実 で は な い と し て 、訂 正 等 を 求 め ら れ た 場 合 は 、次 の 手 順 に て 応 ず る こととする。 (1)当該請求者に対し、訂正等すべき内容が事実である旨を証明できる 資料の提出を求める。 ( 2 )管 理 責 任 者 は 、提 出 さ れ た 資 料 に 基 づ き 、利 用 目 的 の 達 成 に 必 要 な 範 囲 内 に お い て 遅 滞 な く 必 要 な 調 査 を 行 い 、訂 正 等 を 行 う か ど う か を 決 定 する。 ( 3 )検 討 し た 結 果 に つ い て は 、遅 滞 な く 当 該 請 求 者 に 対 し て 書 面 に て 、郵 送又はこれに代わる方法により通知する。 2 特 定 個 人 情 報 に 係 る 保 有 個 人 デ ー タ の 訂 正 等 は 、次 に 掲 げ る 各 号 に 従 っ て 行わなければならない。 (1)管理責任者は、当該保有個人データを取り扱う事務取扱担当者を特 定し、その者以外の者に訂正等の作業を行わせてはならない。 ( 2 )事 務 取 扱 担 当 者 は 、訂 正 等 の 作 業 を 管 理 責 任 者 の 指 示 に 従 っ て 行 い 、 管理責任者が作業結果を確認する。 (3)管理責任者は、更新理由、訂正等の申請者、訂正等の日付、業務上 の管理責任者、事務取扱担当者及び訂正等の内容を記録し1年間保管 する。 (保有個人データの利用停止等) 第37条 本 会 は 、本 人 か ら 、当 該 本 人 が 識 別 さ れ る 保 有 個 人 デ ー タ が 、個 人 情 報 保 護 法 第 1 6 条 の 規 定 に 違 反 し て 取 得 さ れ て い る と い う 理 由 、同 法 第 1 7条の規定に違反して取り扱われたものであるという理由又は番号法第1 9 条 の 規 定 に 違 反 し て 第 三 者 に 提 供 さ れ て い る と い う 理 由 に よ っ て 、当 該 保 有 個 人 デ ー タ の 利 用 の 停 止 、消 去 又 は 第 三 者 へ の 提 供 の 停 止( 以 下 、本 条 に お い て 「 利 用 停 止 等 」 と い う 。) を 求 め ら れ た 場 合 で あ っ て 、 利 用 停 止 等 に 理 由 が あ る こ と が 判 明 し た と き は 、違 反 を 是 正 す る た め に 必 要 な 限 度 で 、遅 滞 な く 、当 該 特 定 個 人 情 報 の 利 用 停 止 等 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。但 し 、利 用停止等を行うことに多額の費用を要する場合その他の利用停止等を行う こ と が 困 難 な 場 合 で あ っ て 、当 該 本 人 の 権 利 利 益 を 保 護 す る た め 必 要 な こ れ に代わるべき措置をとるときは、この限りではない。 2 前項の規定に基づき求められた利用停止等の全部又は一部を行ったとき 若 し く は 行 わ な い 旨 の 決 定 を し た と き は 、本 人 に 対 し 、遅 滞 な く 、そ の 旨 を 通知しなければならない。 (開示等の申出及び手数料) 第38条 本 会 は 、第 3 4 条 に 基 づ く 特 定 個 人 情 報 に 関 す る 開 示 等 の 申 出 に つ い て は 、イ ン タ ー ネ ッ ト の ホ ー ム ペ ー ジ で の 常 時 掲 載 を 行 い 、事 務 所 の 窓 口 等での掲示・備付け等を行うこととする。 2 開示等の申出をする者が本人又は代理人であることの確認に当たっては、 十分かつ適切な確認手続とするよう留意する。 3 本 会 は 、開 示 を 求 め ら れ た と き は 、当 該 措 置 の 実 施 に 関 し 、手 数 料 を 徴 収 することができる。 4 本 会 は 、前 項 の 規 定 に よ り 手 数 料 を 徴 収 す る 場 合 は 、実 費 を 勘 案 し て 合 理 的 で あ る と 認 め ら れ る 範 囲 内 に お い て 、そ の 手 数 料 の 額 を 定 め る も の と す る 。 第9章 安全管理措置 (特定個人情報等を取り扱う区域の管理) 第39条 本会は管理区域及び取扱区域を明確にし、それぞれの区域に対し、 次の各号に従い次の措置を講じる。 (1)管理区域 入退室管理及び管理区域へ持ち込む機器及び電子媒体等の制限を行う ものとする。 (2)取扱区域 可 能 な 限 り 壁 又 は 間 仕 切 り 等 を 設 置 し 、事 務 取 扱 担 当 者 以 外 の 者 の 往 来 が少ない場所への座席配置等をするなど座席配置を工夫するものとする。 (機器及び電子媒体等の盗難等の防止) 第40条 本会は管理区域及び取扱区域における特定個人情報等を取り扱う 機 器 、電 子 媒 体 及 び 書 類 等 の 盗 難 又 は 紛 失 等 を 防 止 す る た め に 、施 錠 で き る キャビネット・書庫等に保管する。 (媒体等を持ち出す場合の漏えい等の防止) 第41条 本会は特定個人情報等が記録された電子媒体又は書類等の持出し は 、次 に 掲 げ る 場 合 を 除 き 禁 止 す る 。な お 、持 出 し と は 、特 定 個 人 情 報 等 を 、 管 理 区 域 又 は 取 扱 区 域 の 外 へ 移 動 さ せ る こ と を い い 、事 業 所 内 で の 移 動 等 も 持出しに該当するものとする。 (1)個人番号関係事務に係る外部委託先に、委託事務を実施する上で必 要と認められる範囲内でデータを提供する場合 (2)行政機関等への法定調書の提出等、本会が実施する個人番号関係事 務に関して個人番号利用事務実施者に対しデータ又は書類を提出する 場合 2 前項により特定個人情報等が記録された電子媒体又は書類等の持出しを 行 う 場 合 に は 、次 の 安 全 策 を 講 じ る も の と す る 。た だ し 、行 政 機 関 等 に 法 定 調 書 等 を デ ー タ で 提 出 す る に 当 た っ て は 、行 政 機 関 等 が 指 定 す る 提 出 方 法 に 従うものとする。 (1)特定個人情報等が記録された電子媒体を安全に持ち出す方法 ① 持出しデータの暗号化 ② 持出しデータのパスワードによる保護 ③ 施錠できる搬送容器の使用 ④ 追跡可能な移送手段の利用 (2)特定個人情報等が記載された書類等を安全に持ち出す方法 封緘又は目隠しシールの貼付(局内の事務取扱担当者から、総務部の 事務取扱担当者に特定個人情報等が記載された書類等を移送する場合を 含 む 。) (記録媒体等の削除・廃棄) 第42条 特 定 個 人 情 報 等 の 削 除・廃 棄 に お け る 記 録 媒 体 等 の 管 理 は 次 の と お りとする。 (1)事務取扱担当者は、特定個人情報等が記録された書類等を廃棄する 場合、シュ レッダ ー 等による記 載 内容が 復 元不能まで の裁 断 、焼却、溶 解等の復元不可能な手段を用いるものとする。 (2)事務取扱担当者は、特定個人情報等が記録された機器及び電子媒体 等 を 廃 棄 す る 場 合 、専 用 デ ー タ 削 除 ソ フ ト ウ ェ ア の 利 用 又 は 物 理 的 な 破 壊等により、復元不可能な手段を用いるものとする。 (3)事務取扱担当者は、特定個人情報ファイル中の個人番号又は一部の 特 定 個 人 情 報 等 を 削 除 す る 場 合 、容 易 に 復 元 で き な い 手 段 を 用 い る も の とする。 (4)特定個人情報等を取り扱う情報システムにおいては、当該関連する 法定調書の法定保存期間経過後1年以内に個人番号を削除するよう情 報システムを構築するものとする。 (5)個人番号が記載された書類等については、当該関連する法定調書の 法定保存期間経過後1年以内に廃棄をするものとする。 2 事 務 取 扱 担 当 者 は 、個 人 番 号 若 し く は 特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル を 削 除 し た 場 合 、又 は 電 子 媒 体 等 を 廃 棄 し た 場 合 に は 、削 除 又 は 廃 棄 し た 記 録 を 保 存 す る も の と す る 。削 除・廃 棄 の 記 録 と し て は 、特 定 個 人 情 報 フ ァ イ ル の 種 類・名 称 、責 任 者 ・取 扱 部 署 、削 除・廃 棄 状 況 を 記 録 す る も の と し 、個 人 番 号 自 体 は含めないものとする。 (アクセス制御) 第43条 特定個人情報へのアクセス制御は次のとおりとする。 (1)個人番号と紐付けてアクセスできる情報の範囲をアクセス制御によ り限定する。 (2)特定個人情報ファイルを取り扱う情報システムを、アクセス制御に より限定する。 (3)ユーザーIDに付与するアクセス権により、特定個人情報ファイル を取り扱う情報システムを使用できる者を事務取扱担当者に限定する。 (アクセス者の識別と認証) 第44条 特 定 個 人 情 報 等 を 取 り 扱 う 情 報 シ ス テ ム は 、ユ ー ザ ー I D 、パ ス ワ ー ド 等 の 識 別 方 法 に よ り 、事 務 取 扱 担 当 者 が 正 当 な ア ク セ ス 権 を 有 す る 者 で あることを、識別した結果に基づき認証するものとする。 (外部からの不正アクセス等の防止) 第45条 本 会 は 、次 の 各 方 法 に よ り 、情 報 シ ス テ ム を 外 部 か ら の 不 正 ア ク セ ス又は不正ソフトウェアから保護するものとする。 (1)情報システムと外部ネットワークとの接続箇所に、ファイアウォー ル等を設置し、不正アクセスを遮断する方法 (2)情報システム及び機器にセキュリティ対策ソフトウェア等(ウイル ス対策ソフトウェア等)を導入する方法 (3)導入したセキュリティ対策ソフトウェア等により、入出力データに おける不正ソフトウェアの有無を確認する方法 (4)機器やソフトウェア等に標準装備されている自動更新機能等の活用 により、ソフトウェア等を最新状態とする方法 (5)ログ等の分析を定期的に行い、不正アクセス等を検知する方法 (情報漏えい等の防止) 第46条 本 会 は 、特 定 個 人 情 報 等 を イ ン タ ー ネ ッ ト 等 に よ り 外 部 に 送 信 す る 場 合 、通 信 経 路 に お け る 情 報 漏 え い 等 及 び 情 報 シ ス テ ム に 保 存 さ れ て い る 特 定個人情報等の情報漏えい等を防止するものとする。 (1)通信経路における情報漏えい等の防止策 通信経路の暗号化 ( 2 )情 報 シ ス テ ム に 保 存 さ れ て い る 特 定 個 人 情 報 等 の 情 報 漏 え い 等 の 防 止 策 データの暗号化又はパスワードによる保護 第10章 委託の取扱い (委託先の監督) 第47条 本 会 が 、個 人 番 号 関 係 事 務 の 全 部 又 は 一 部 を 委 託 す る 場 合 は 、委 託 先 が 取 り 扱 う 特 定 個 人 情 報 の 安 全 管 理 措 置 が 適 切 に 講 じ ら れ る よ う 、委 託 先 に 対 す る 必 要 か つ 適 切 な 監 督 を 行 う も の と す る 。こ の 場 合 に お い て 、番 号 法 に基づき本会自らが果たすべき安全管理措置と同等の措置が委託先におい て講じられるよう、必要かつ適切な監督を行うものとする。 2 前 項 の 本 会 が 行 う 必 要 か つ 適 切 な 監 督 に は 、以 下 の 事 項 が 含 ま れ る も の と する。 (1)委託先の適切な選定 (2)委託先に安全管理措置を遵守させるために必要な契約の締結 (3)委託先における特定個人情報の取扱状況の把握 3 第 2 項 第 1 号 に 関 し て は 、次 の 事 項 に つ い て 特 定 個 人 情 報 の 保 護 に 関 し て 本会が定める水準を満たしているかを予め確認する。 (1)設備 (2)技術水準 (3)従業者に対する監督・教育の状況 (4)経営環境 ( 5 ) 特 定 個 人 情 報 の 安 全 管 理 の 状 況 (「 個 人 番 号 を 取 り 扱 う 事 務 の 範 囲 の 明 確 化 」「 特 定 個 人 情 報 等 の 範 囲 の 明 確 化 」「 事 務 取 扱 担 当 者 の 明 確 化 」 「個人番号の削除、機器及び電子媒体等の廃棄」等を含む) (6)自己又は自社の役員等が、次のいずれかに該当する者でないこと及 び次の①から⑦までに掲げる者が、その経営に実質的に関与している 法人、その他の団体又は個人でないこと ① 暴 力 団( 暴 力 団 員 に よ る 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 す る 法 律 に 規 定 す る 暴 力 団 を い う 。 以 下 同 じ 。) ② 暴 力 団 員( 暴 力 団 員 に よ る 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 す る 法 律 に 規 定 す る 暴 力 団 員 を い う 。 以 下 同 じ 。) ③ 暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者 ④ 自 己 、自 社 も し く は 第 三 者 の 不 正 な 利 益 を 図 る 目 的 又 は 第 三 者 に 損 害 を与える目的をもって暴力団又は暴力団員を利用している者 ⑤ 暴 力 団 又 は 暴 力 団 員 に 対 し て 資 金 等 を 提 供 し 、又 は 便 宜 を 供 与 す る 等 直 接 的 又 は 積 極 的 に 暴 力 団 の 維 持 運 営 に 協 力 し 、又 は 関 与 し て い る 者 ⑥ 暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している者 ⑦ 暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれらを利用している 者 4 第 2 項 第 2 号 に 関 し て は 、委 託 契 約 の 内 容 と し て 以 下 の 事 項 を 規 定 す る も のとする。 (1)秘密保持義務 (2)事業所内からの特定個人情報の持出しの禁止 (3)特定個人情報の目的外利用の禁止 (4)再委託における条件 (5)漏えい事案等が発生した場合の委託先の責任 (6)委託契約終了後の特定個人情報の返却又は廃棄 (7)従業者に対する監督・教育 (8)契約内容の遵守状況について報告を求める規定 (9)特定個人情報を取り扱う従業者の明確化 (10)本会が委託先に対して実地の調査を行うことができる規定 5 本 会 は 、委 託 先 に お い て 特 定 個 人 情 報 の 安 全 管 理 が 適 切 に 行 わ れ て い る こ とについて、定期的に確認し、監督を行うものとする。 6 本 会 は 、委 託 先 に お い て 情 報 漏 え い 事 故 等 が 発 生 し た 場 合 に 、適 切 な 対 応 がなされ速やかに本会に報告される体制になっていることを確認するもの とする。 7 本会は、委託先の管理については、総務部を責任部署とする。 (再委託の取扱い) 第48条 委 託 先 は 、本 会 の 許 諾 を 得 た 場 合 に 限 り 、委 託 を 受 け た 個 人 番 号 関 係 事 務 の 全 部 又 は 一 部 を 再 委 託 す る こ と が で き る も の と す る 。再 委 託 先 が 更 に再委託する場合も同様とする。 2 本 会 は 、再 委 託 先 の 適 否 の 判 断 の み な ら ず 、委 託 先 が 再 委 託 先 に 対 し て も 必要かつ適切な監督を行っているかどうかについても監督するものとする。 3 本 会 は 、委 託 先 が 再 委 託 を す る 場 合 、当 該 再 委 託 契 約 の 内 容 と し て 、前 条 第4項と同等の事項を規定させるものとする。 第11章 教育・研修 (教育・研修) 第49条 事 務 取 扱 責 任 者 は 、事 務 取 扱 担 当 者 に 本 規 程 を 遵 守 さ せ る た め の 教 育訓練、安全対策の実施並びに周知徹底等の措置を実施する責任を負う。 2 事 務 取 扱 担 当 者 は 、事 務 取 扱 責 任 者 が 主 催 す る 本 規 程 遵 守 の た め の 教 育 を 受けなければならない。 3 本 会 は 、従 業 者 に 対 し て 、本 規 程 を 遵 守 さ せ る た め に 、定 期 的 な 研 修 の 実 施及び情報提供を行い、特定個人情報等の適正な取扱いを図るものとする。 4 本 会 は 、特 定 個 人 情 報 に つ い て の 秘 密 保 持 に 関 す る 事 項 を 職 員 執 務 規 則 に 定めるものとする。 第12章 苦情への対応 (苦情への対応) 第50条 事 務 取 扱 担 当 者 は 、番 号 法 、個 人 情 報 保 護 法 、特 定 個 人 情 報 保 護 ガ イドライン又は本規程に関し、情報主体から苦情の申出を受けた場合には、 そ の 旨 を 管 理 責 任 者 に 報 告 す る 。報 告 を 受 け た 管 理 責 任 者 は 、適 切 に 対 応 す るものとする。 第13章 その他 (罰則及び損害賠償) 第51条 本 会 は 、本 規 程 に 違 反 し た 職 員 は 本 会 の 職 員 執 務 規 則 に 基 づ き 懲 戒 処 分 の 対 象 と し 、そ の 他 の 従 業 者 に 対 し て は 契 約 又 は 法 令 に 照 ら し て 処 分 を 決定する。 2 本 規 程 に 違 反 し た こ と に よ り 本 会 に 損 害 が 生 じ た 場 合 に は 、本 会 は 違 反 し た者に対して損害賠償を請求することがある。 付 則 本規程は、平成27年10月29日から施行する。
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