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第
175 号
平成27年3月10日
編集 学生支援実施委員会
学生広報専門委員会
発行 大阪教育大学学務部
柏原キャンパス
レモンルーム
学生チャレンジプロジェクト
採 択 企 画「 D a n c e a n d
Arts Educational
Communication」
外国語学習支援ルーム
Co ntents
ご挨拶
学長
栗林 澄夫 ・・・・・・・2
理事・副学長
(学生担当) 入口 豊 ・・・・・・・・・3
学生サービス課長
栗山 義和 ・・・・・・・3
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
植田 佳良子 ・・・・・4
第二部 第3年次編入
宇田 正徳 ・・・・・・・4
大学院 芸術文化専攻 音楽研究コース
大森 愛弓 ・・・・・・・5
第一部 教員養成課程 教育科学専攻
小貫 琢也 ・・・・・・・5
卒業を控えて
第二部 小学校教員養成5年課程
加藤 遥 ・・・・・・・・・6
第一部 教養学科芸術専攻 美術・書道コース
北川 晴香 ・・・・・・・6
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
宮崎 充正 ・・・・・・・7
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
山白 陽久 ・・・・・・・7
退任にあたって
実践学校教育講座 教授/ 障がい学生修学支援ルーム長 木立 英行 ・・・・・・・8
教職教育研究センター
教授 関 隆晴 ・・・・・・・9
人間科学講座 教授/ 副学長・教養学科長 高橋 誠 ・・・・・・・・10
自然研究講座 教授/ 副理事・副学長 向井 康比己 ・・・・11
大阪教育大学公式キャラクター
大阪教育大学公式キャラクター
「やまお」
と
「たまごど
り」
は、平成24年度学生チャレンジプロジェクトの採
択企画
「大教キャラクター策定プロジェクト」
から誕生
大学施設&サービスの紹介
しました。
キャリア支援センターより ・・・・12
外国語学習支援ルーム Global Learning Community (GLC) ・・・・13
留学生による無料語学教室
「ランゲージテーブル」・・・・14
たまごどり
「学生よろず相談コーナー」
が
「学生なんでも相談窓口」
に名称変更します!・・・・14
学生総合支援ネットワークが発足します!・・・・14
カウンセリングルームより カウンセラー
(臨床心理士) 奥田 紗史美 ・・・・15
アメニティスペース ・・・・16
性格は明るく元気。大学のロゴマークのフォルム
であるたまごをイメージしています。今はまだ飛
べませんが、いつか大空を自由に飛びまわること
大阪教育大学キャンパスことば(33)
∼
「秋」
のイメージ∼ 国語教育講座
教授 井上 博文 ・・・・・・17
を夢見ています。
お知らせ
やまお
学生証について ・・・・・・19
平成27年度 前期分授業料免除の申請について・・・・・・ 20
平成27年度 日本学生支援機構奨学生の募集について ・・・・・・21
学生教育研究災害傷害保険・学生教育研究賠償責任保険について ・・・・・・22
車両
(四輪・二輪等)
によるキャンパス構内の入構について ・・・・裏頁
国民年金保険料学生納付特例制度について ・・・・裏頁
性格はのんびりやさん。柏原キャンパスのある金
剛生駒紀泉国定公園の自然豊かな山々をイメー
ジしています。口のトンネルから延びる線路は日
本中へと続いています。
ご 挨
拶
学生の皆さんへ
学長
栗林 澄夫
大阪教育大学の学部・大学院を卒業・修了される皆さん、
おめで
とうございます。
また、大阪教育大学へ入学あるいは進学され、新
受賞者の山中伸弥氏等幾多の俊秀を輩出してきました。
こうした豊かな教育の伝統に基づきつつ、現在の大阪教育大学
たな気持ちで学ぼうとしておられる皆さん、
心より歓迎いたします。
は、
大阪府南部柏原市の約66万平方メートルの広大な敷地に展開
皆さんがこれまで過ごしてこられた、
あるいはこれからそこで学
するメインキャンパスにおいて、
多くの種目で優秀な成績を収める
ぼうとしておられる大阪教育大学は、
140年以上の年月にわたり、
教
体育実技や特色のあるオーケストラ等の芸術分野の活動を含め学
員養成を中心とした教育によって高い評価を受けてきました。
その
部・大学院の教育を展開し、
また、大阪都心の天王寺キャンパスに
際に大阪教育大学が重視し、
注力してきたことは、
広い教養を背景
おいては、
5年制の夜間学部、
現職教員をはじめとする社会人対象
とする高度な専門知識の修得と教育現場を中心とする様々な職業
の夜間開講大学院を設置して、
「学び」
の多様なニーズにこたえて
分野における実践力の養成です。
1873年の官立大阪師範学校設
います。
立以来の歴史の中で、
大阪教育大学は社会のニーズの変化に対応
さらには、高度専門職人としての教員の新たな教育ニーズに対
しながら、
確かな人材の育成を行ってきました。
古くは、
司馬遼太郎
応するため、
4月から専門職大学院の一つとしての教職大学院を大
の
「坂の上の雲」
の主人公の一人として有名な秋山好古、
児童作家
阪教育大学が中心となって関西大学、
近畿大学の参加も得ながら
灰谷健次郎、
民俗学の巨人宮本常一等は大阪教育大学とその前身
発足します。
の出身です。
また、
附属学校からは漫画家の手塚治虫、
ノーベル賞
国をまたいだ人的交流や交易の拡大というグローバル化の時代
を迎えて、
教育の在り方について議論が活発化してきています。
大
阪教育大学は新しい教育スキルと学習法の導入に向けた活動を
行ってきました。
例えば、
外国語学習の支援のためのルームの設置
と教材の導入、
図書館での外国語自習スペースの拡大、授業方法
に関しては、
反転授業、
アクティブ・ラーニングのための工夫などを
試みてきています。
卒業・修了される皆さんには、
これまで培ってきた技量を基礎と
して、社会に出られてからも自ら学び、成長を続けていっていただ
きたいと願っています。
また、
新入生の皆さんには、
胸に抱いた希望
と夢を大阪教育大学の資源のすべてを活用することで、実現に近
づけていただきたいと期待しています。
大阪教育大学は、
「学び」
とその結果としての「成長」
を期待する
すべての学生の皆さんに門戸を開いて、
ともに活動できる喜びを
分かち合える日を待っています。
2
ご 挨
拶
平成26年度ご卒業・修了される学生の皆様へ
大教大卒業生の自信と誇りを胸に
理事・副学長
(学生担当)
入口 豊
本年3月をもって本学を卒業・修了される学生の皆様、
ご卒業・
修了おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。学部学生
いをしたことは皆無で、毎年、毎年、皆様のようないい学生に恵ま
れて本当に幸せな教員生活を続けてこられたと感謝しております。
として、又専攻科・大学院生として本学で過ごされた日々を振り
本年4月より、
ほとんどの皆様が教員、公務員、会社員等の社会人
返って、
感慨もひとしおであろうと拝察致します。
として新しいスタートを切られることと思いますが、
「大教大卒業
かく言う私自身も本学の卒業生でもあり、
30年間以上も母校で
生」の自信と誇りを胸に、
「石の上にも三年」
と言われる出だしの3
ある本学の教員の一人として皆様と関わらせて頂き、数多くの教
年間を大切にして、それぞれの夢の実現に向けて羽ばたいて頂き
え子達を見送ってきました。
私自身、
永年に亘る母校での教員生活
たいと思います。
を通して、
「最近の学生は・
・
・
・」
というような愚痴をこぼす様な思
平成27年度ご入学される新入生の皆様へ
初心を忘れず、
時間を大切に
本年4月入学の新入生の皆様、
ご入学おめでとうございます。
大学生活が2年目、3年目になってくると惰性で時が流れてしま
皆さんは、
きっと初めての大学生活にわくわくと胸を躍らせてお
い、数年前に厳しい受験勉強を送っていたことすら忘れがちにな
られることと思います。本学に是非とも進学したいと思っていた熱
ります。
どうかこの入学時の新鮮な気持ちを忘れずに時間を大切
い思い、そして合格が決まって喜びに浸った瞬間、そして夢に見た
にして、勉強、研究、課外活動、
ボランティア活動等々、大学生活で
大学生活がいよいよ始まる不安混じりの期待感等々、私は入学時
何か一つこれだけはやってきたと自信をもって言えるものをもっ
点のこの初心をいつまでも忘れないでこれからの大学生活を過
て卒業して行ってほしいと思います。そのことが確実に、あなたの
ごしてほしいと思います。
職業選択や将来にも繋がってくることでしょう。
大学サバイバル時代
学生サービス課長
栗山 義和
大学は、
有意義で満足できる学びや学生生活環境の提供が問わ
3
生サービス課までお知らせくださるようお願いします。
れ、
「国立」
の看板にすがる時代ではなくなってきています。
大学選び
大学運営において大学教員と事務系職員は、
よく
「車の両輪」
にた
は、
皆さんが街中でタクシーを選択することに似ています。
タクシー
とえられます。
両輪はしっかりとした車軸でつながっていなければなり
はどれでも同じだと思って乗る人がいるかもしれません。
でも、
評判が
ませんし、
タイヤの大きさも同じでなければまっすぐに進めません。
良くなく接客態度がわるい会社のタクシーに乗りたい人はいないで
今、
国立大学はこれまで以上に両輪がしっかりしなければならないと
しょう。
料金
(授業料、
取得可能資格等)
が同じであればサービスや乗
きです。
タイヤの大きさが同じとは何でしょうか。
それは国立大学法人
り心地の良いタクシーが選ばれるのが当然です。
学生の皆さんはま
法化による6年スパンの中期計画、
あるいは国立大学改革のための
さに
“大阪教育大学(OKU)タクシー”
に乗車中のお客様なのです。
ミッションの再定義
(大学の強み・特色・社会的役割)
に対する認識と
このたびめでたくご卒業・ご修了される皆さん、
OKUタクシーの乗
理解が教職員間で共通していることだと思います。
これらが教職員全
り心地、
乗務員
(教職員)
の接客態度はいかがでしたでしょうか。
また、
体に浸透したとき本学の進む方向が確かなものとなり、
改革が加速
四月からご乗車していただく新入生の皆さん、
OKUブランドを選ん
できるのだと考えます。
これからの大学は、
教育や研究の推進だけで
でいただきありがとうございます。
本学にとって皆さんの声はとても
はお客様を獲得できない時代です。
学生・教員・事務系職員が一丸と
大切です。
もしご不満なこと等がございましたら、
相談窓口である学
なり、
この大学サバイバル時代を勝ち抜きましょう!
卒
業 を 控 え て
大阪教育大学における学生生活について
まず最初に、私は現役・1浪2浪ではありません。人として社会還
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
植田 佳良子
する人なら、
どのような人ともうまく付き合うようであって欲しいの
元のために、
経験を無駄にしない教員にでもなろうかという安易な
です。
しかし、
自分と合わない人とは付き合わなかったりグループか
気持ちで入学しました。
教員免許をいただいて仕事に就くことがで
ら排除したりする学生が多いように感じられました。
教員になって欲
きればいいなと思いました。理科専攻でしたが、必修など専攻に関
しくないとさえ思いました。
ほんとうに残念なところです。
今後、
誰と
わる科目に関して、
単位を取ることはかなり容易でした。
出席してレ
でも集団が築けるような学生たちになるといいなぁと思います。
最
ポートを提出すれば良かった感じです。
私の思い描く勉強
「何らかを
後に、学生の間に、様々な経験を積んでほしいと思います。計画性
脳にインプット
(暗記)
して、いつでもアウトプットできるようにす
も大切ですが、
やりたいと思ったことはどんどん挑戦してみましょ
る。」
というようなことは、
ほとんどしなくても大丈夫でした。折角な
う。社会人になれば(年を取ればとるほど)、様々な制約やしがらみ
ので小学校の免許もとろうと思いました。
こちらの方は指導案を書
などにより、思い立ったが吉日的な行動ができることは少なくなる
くことが多かったことを除けば楽勝です。
小学校の教育実習
(併修)
でしょう。
思いのままに、
やりたい活動ができるのは学生の特権?で
はとても良かったです。
わずか2週間しかありませんでしたが、
子ど
す。
やり残しがないくらい、
新しいことにも突き進んでほしいと思い
もたちの思いにより、感動は間違いありません。是非、附属で実習
ます。
様々な経験がその後の人生をより深いものにしてくれること
をしてもらいたいところです。
さらに、
数学
(中・高)
の免許も取ろう
でしょう。私自身、卒業
としました。
数学こそ、
暗記してテストで点を取らないと単位が取得
後もできる限り様々な
できないので、
かなり厳しいです。大体は1回で単位が得られます
ことに挑戦し、一度し
が、中にはしんどい科目もあるため、2度目の再履修の余裕をもっ
かない人生を濃くして
て1・2回生から始められるのをお勧めします。
私は3回生から始め、
いきたいと思っていま
1つ落としたため、
数学の免許を取得できずに卒業となりそうです。
す。みなさんが、素敵
さて、
学生生活ですが、
正直、
閉鎖的な性質の学生が多かったのが
な学生生活を送られる
残念でした。
大阪教育大学生の半分ぐらいは教員になると思われま
ことを望んで…。
すが、教員になれば、
どのような子どももみんな仲良く学習できる
ように教育する必要があると思います。
だからこそ、
教員になろうと
第二部 第3年次編入
Where there's a will, there's a way.
宇田 正徳
私が教師を志すことになったきっかけは、
小学4年生だった自分の
クラスの友人に恵まれて、
授業や教育実習、
教採対策などへ楽しみな
子どもが勉強につまずき、
その面倒を見る様になったことです。
私は
がら取り組むことが出来ました。
クラスの友人
(と言っても親子くらい
大学生の時に肉体労働のアルバイトしかやったことがなく、
人に勉強
の年齢差ですが)
と教育に関する思いや夢を夜遅くまで語り合うこと
を教える様な経験がありませんでした。
また、
私自身は小学4年生の
も大変楽しいことでした。
私は自分の学生時代に何も夢を持っていま
時から勉強が分からなくなり、
落ちこぼれでした。
ですから、
子どもに
せんでした。
ですから、
よもやこの年になって、
夢を持つことになろうと
は私と同じ轍を踏ませたくないと考えて、
色々な本を読みながら勉強
は思いもしませんでした。
私の心に残っている映画のセリフに
「いつか
を教えていました。
それが不思議と楽しく、
仕事よりも面白く感じるよ
らだって、
誰だって」
というものがありま
うになりました。
子どもが中学生となり、
PTAの実行委員をさせていた
す。
人生にはいつから始めても遅過ぎる
だくようになると、
教育問題にも少しずつ関心を持つようになりまし
ということはないと考え、
24年間勤めた
た。
そして、
厳しい環境で頑張っている子どもたちの育成に、
私も何ら
会社を退職し、
今春から教育現場で働か
かの形で貢献したいと考え始めました。
そして、
教員免許を取得する
せていただけることに感謝しています。
お
方法を調べていたところ、
東北の復興ボランティアで大教大第二部を
世話になった大教大第二部の先生方や
卒業された先生や第二部の現役の学生さんと知り合いました。
ちょう
諸先輩方に御恩返しが出来るように、
学
ど私の子供も高校を受験する年齢となっていたので、
一緒に受験勉
校現場で精一杯努力したいと思います。
強をしたところ、
運よく第二部に合格することができました。
大教大の第二部では、
熱心な先生方や学務の方々と素晴らしい
4
卒
業 を 控 え て
大学院 芸術文化専攻 音楽研究コース
一生ものの出会いと経験に感謝
大学院入学より二年が経とうとしています。
振り返れば、
笑いあり涙
ありの様々な経験が思い出され、
修了を控えた今、
研究する喜びや人
との出会いの大切さを改めて感じています。
音楽、
特に専門とする
「作
大森 愛弓
の域を越えてチャレンジし得られた出会いや経験も、
自分の幅を広げ
る大きなきっかけとなりました。
こうした諸活動をしつつ、
学部時代よりも更に自己と深く向き合い、
曲」
とともに成長することの出来た環境と、
それを与えてくださった皆
自分らしい作品を生み出そうと研究した大学院では、
その研究の難し
様に感謝せざるを得ません。
さに悩み、
苦しい時期も度々ありました。
しかしその都度、
恩師のあた
この二年間、
数々の作品を学内外に出品してきました。
音楽研究
たかい言葉や、
明るく和ませてくれ時には真剣に意見してくれる仲間
コースの院生で作り上げるイヴニングコンサートをはじめ、
友人達と
に支えられました。
このような環境が無ければ、
これほど学びの上で
一緒に開催したアンサンブルコンサート、
オーケストラや吹奏楽団か
意欲を継続し、
密度の濃い時間を過ごすことは出来なかったと思いま
らの委嘱、
学生チャレンジプロジェクト
「東日本大震災復興コンサー
す。
恩師や仲間との出会いは、
私の一生の宝物です。
ト」
のテーマソングなど、
様々な舞台のために作曲を行い、
多くの方に
最後に繰り返しとなりますが、
生活面で支え続けてくれた家族、
そし
演奏していただく機会に恵まれました。
それらを通して研究を深めら
て先生方をはじめお世話になりました全ての方々へ感謝を申し上げ、
れたとともに、
人が集い真摯に音楽に向き合うことで生まれるエネル
おわりとさせてい
ギーの大きさ、
手を差し伸べてくれる方々の優しさを実感しました。
ただきます。
また、
学部で得た教員免許を活かし、
高校で講師をして現場経験を
積んだこと、
一週間の国際作曲ワークショップに参加したり、
大学生協
の短期留学プランを利用して二週間イギリスを旅したことなど、
研究
学生生活を振り返って
小貫 琢也
「小学校の先生になりたい」
「心理学を学びたい」
と思い、大阪教育大学を受験し
かったので、
ともに励ましあいながら、勉強できたこともよかったです。卒論では、
「仲
ました。入学から4年経ったと思うと、あっという間に感じます。振り返ってみると、
この
間関係」
というテーマで、進めていきました。僕は、心理学の中でも、人間関係に興味
4年間は、
自分がやりたいことに取り組めた学生生活だったと思います。
があり、
「友達や仲間って何だろう」
と思い、卒論のテーマにしました。アンケートを
1回生のころは、大学生活を楽しみたいという思いがありました。授業はもちろん
ですが、サークルに行ったり、
アルバイトをしたり、友達と遊びに行ったりと毎日を自
分がやりたいように過ごしていました。
また、電車通学や幅広い人間関係など初め
て経験するものも多くあり、
とても新鮮でした。
2回生になると、心理学専門の授業が増え、心理学のいろいろな分野について学
びました。毎回のレポートは大変でしたが、積極的に取り組めたと思います。
また、心
作ったり、データを入力したりという作業は大変でしたが、自分の興味あることだっ
たので、夢中になって取り組めたと思います。
「小学校の先生になりたい」
「心理学を学びたい」
という2大目標は、
この4年間の
大学生活で達成できたと思います。
しかし、
これだけではなく、もう一つ取り組めた
ことがあります。それは、東日本大震災の復興支援ボランティアです。
東日本大震災の復興支援ボランティアには、
2回生のときに初めて参加しました。
理学のセミナー合宿では、
ゼミ紹介があり、
自分の行きたいゼミ
(心理学の分野)
に
「サークルやアルバイトだけではなく、ちがうことにも取り組んでみたい!」
と思ったこ
ついて考える機会もありました。
2回生は、自分の専門である心理学と向き合った1
とが、参加しようとしたきっかけです。内容は、小・中学生の学習支援で、
3日間という
年間だったと思います。
短い期間でしたが、宮城県の子どもたちとの交流や先生方、他大学の学生との交流
3回生は、やはり教育実習が最も思い出に残っています。実習は4週間でしたが、
ができ、本当にいい時間を過ごすことができました。活動を通じて、今後もこのよう
あっという間に感じました。僕は、
4年生のクラスに入らせていただきました。子ども
な交流を大事にしたいという気持ちがうまれました。それが、
3回生、そして4回生の
たちはみんな明るく元気で、休み時間はいつも外で一緒に遊んでいました。担任の
ときもボランティアに参加した理由につながったと思います。
このボランティアは、
先生の指導も熱心で、授業のことだけではなく、子どもたちとの関わり方や学級経
被災地の様子や現状を自分の目で知るだけではなく、
「自分のできることは何か」
と
営などいろいろなことを教わりました。他にも、研究授業の見学や運動会のお手伝
いうような自分自身のことについても考えるいい機会になったと思います。
いなどいろいろなことを経験することができ、
とても充実した実習でした。
この実習
を通じて、
「小学校の先生になりたい」
という思いが一層強くなりました。
4回生は、教員採用試験と卒論の毎日でした。教員採用試験対策については、大
5
第一部 教員養成課程 教育科学専攻
自分のやりたいことについて考えたり、行
動したりできることが、学生生活のいいとこ
ろだと思います。
これまでに学んだことや経
学はとても充実していました。筆記対策講座やキャリア就職センターの面接指導な
験したことを活かし、小学校教師として、
ど様々な場面で対策をすることができました。
また、周りには、教師を目指す人が多
日々成長していきたいと思います。
卒
業 を 控 え て
第二部 小学校教員養成5年課程
卒業を控えて
二部での5年間を振り返ると本当にあっという間でした。
入学前は夜
加藤 遥
ていました。
大学で知識を学びながら、
学校現場で実践できるため、
と
間の大学ということや、
熊本から大阪という親元離れた土地へ行くこ
ても自分の学びが深まります。
初めて教えられる側ではなく、
教える側
とに大きな不安を抱えていました。
しかし、
大学生活が始まってからは、
として入った学校は、
分からないことだらけで戸惑うこともたくさんあ
そんな不安もすぐに忘れてしまうくらい、
充実した日々を過ごせたと感
りました。
しかし多くの先生方に話を聞き、
試行錯誤しながら自分なり
じています。
に精一杯、
子どもたちと接することができました。
日々子どもたちと関
二部の仲間は各々が勉強と共に、
学生のための行事運営やサーク
わるなかで、
「子どもの遊び文化」
について興味が湧き、
卒業論文で取
ル活動、
留学、
ボランティア、
アルバイトなど、
何か打ち込めるものを
り組むことができました。
それぞれの学校で出会った子どもたち、
先生
持っています。
学生数が少ないからこそ、
お互いが打ち込んでいるこ
方との関わりは、
これから始める教師生活の大きな糧となるでしょう。
とについて、
話をしたり応援し合ったりしていて、
そんな温かい雰囲気
あっという間の5年間。
様々な人と出会い、
様々なことに挑戦してき
の二部がわたしはとても好きでした。
わたしは、
大学での勉強以外にサークル活動とアルバイトに打ち込
ました。
これは、
わたし一人ではできませんでした。
家族、
友人、
先生方、
たくさんの人に支えられたからこそ、
この5年間を無事終えることがで
みました。
バレーボールサークルに所属し、
部長まで務めました。
先輩
きたと感じています。
そん
や後輩あわせて50名程度が所属し、
各々がバレーボールへの想いを
なたくさんの人への感謝
持っています。
異なる意見が多く、
揉めることもありましたが、
一人ひと
の気持ちを忘れずに、
こ
りの想いをしっかり受け止め、
お互いに話をしていくことで、
意見の言
れからもいろんなことに
い合える環境にしていきました。
そうすることでみんなが同じ目的をも
チャレンジして生きていき
ち、
サークル活動を行うことができました。
「何事も一人ではできない」
たいと思います。
ということを学ぶことができ、
良い経験になりました。
また、
アルバイトは夜間大学の強みを活かして、
昼間に小学校で行っ
私を成長させてくれた4年間
私の大学生活は、何もかも初めて尽くしからのスタートでした。
第一部 教養学科芸術専攻 美術・書道コース
北川 晴香
知り、内向的な自分を脱せたように思います。
専攻の美術、部活で始めたモダンダンスとストリートダンス。今ま
大阪教育大学には様々な学生がいます。教員を目指す人、就職
で憧れていた物事に思い切って飛び込んでみたものの、1回生の
希望の人、私のように教員免許を取らない人。出身も考えも夢も
頃は皆についていくのが精一杯でした。そんな私も回生が上がる
異なる仲間と目標に向かって力を合わせた経験は、私にとって大
につれ、企画に関わるようになりました。成長した自分を実感した
学で得た一番の宝物です。
これらの経験を忘れず、今後も好奇心
出来事として印象深いのは学生チャレンジプロジェクトです。
を持ちながらあらゆることにチャレンジしていきたいと思います。
3回生の時に有志で行ったWCアートプロジェクトは、
トイレの内
最後に、私が悩んだ時にいつも手を差し伸べてくださった先生
壁をデザインするという企画でした。無謀にも思われた提案でし
方や、専攻・部活の仲間、
お世話になった全ての方々に心から感謝
たが、
「学校生活に驚きを」
というコンセプトの元、何度も論議して
を申し上げます。そして、新入生や在校生のみなさんの学生生活
採択に至りました。大きな作品の制作やシートを貼る上で困難に
が希望に満ちたものになるよう祈っています。
も直面しましたが、面白いと思っていただける作品を作りたいとい
う一心で完成にこぎ着けました。
モダンダンス部主催の学外公演企画では2年間広報を担当しま
した。デザインの授業で学んだことを活かして制作したポスター
を、初めて駅や学校に掲載していただいた時の嬉しさは忘れられ
ません。
人に伝わりやすいものを構想し平面や立体物で作り上げるデザ
イン。伝えたいものを自分の身体で表すダンス。両方で得た知識
や経験を活動の中で実践できたことで、表現することの楽しさを
6
卒
業 を 控 え て
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
卒業を控えて
卒業を控えた今、
この場を借りて在学生に伝えたいことがあります。
宮崎 充正
あれば、今からでも見つけてみませんか。様々な体験を積めば積
それは大学生としての生活や今の自分の環境について考えると
むほど、
自分が本当にやりたいことが見つかる可能性は高くなりま
いう事についてです。私の大学生活は本当に一瞬の間に終わって
す。加えて大学生活は1歩踏み出す者にやさしい環境であると思
しまいました。
バイト、
サークル、部活など大学生として真剣に打ち
います。
部活・サークルも数多く存在し、
ボランティア等の情報も手
込めることはたくさんあると思います。それは大学生活が自由で、
に入れやすく、
また趣味に費やす時間も確保しやすいです。何か新
楽しいことが多くあるという事に他なりません。そして今を逃せば
たな1歩を踏み出してみませんか。
こんな生活を送ることはできないように感じています。社会人とし
長々と述べさせていただきましたが一番伝えたかったことは、
時
て真剣に、熱意をもって仕事に打ち込むことはできると思います。
間は想像以上に早く過ぎていくという事です。
大学生活の4年間を
けれどもサークルの運営で悩んだり、部活のワンプレーで涙を流
有意義に過ごすためにも、今一度自分の生活について見直してみ
したりできるのは、多くはこの大学生活で最後になってしまうので
てはいかがでしょうか。
しょう。今、
自分の生活を振り返って、毎日を何気なく過ごしてはい
ないでしょうか。今自分がしていることに対して、
真剣に取り組むこ
とができているでしょうか。
もしそう思えないのであればここで自
分の生活を振り返ってみませんか。
大学卒業時にやりきれなかった
こと、
後悔することがあるのはもったいないように思います。
今しか
できないことが大学にはあります。部活でもバイトでも、何でもい
いと思います。
「私はこれをやってきたんだ」
と胸を張って言えるこ
とが1つでもあれば、大学生活はより輝けるものとなるでしょう。そ
してもし自分が真剣になれることをまだ見つけられていないので
第一部 教員養成課程 理科教育専攻
4年間の大学生活の中で
これまでの大学生活を振り返ると、
貴重な体験をすることができ
た4年間だったと思います。
れた母校では部活動見学など小学校実習と違った体験をすること
ができました。
どちらの実習も行く前は不安でしたが、終わってみ
まず、思い出されるのがサークル活動です。私は中学・高校と続
るととても短く感じられ、少し寂しくもありました。そのため、実習
けていたソフトテニスを大学でもしたいと思い、
ソフトテニスの
後も小学校のほうには学習支援員として少しの間お邪魔させてい
サークルに入りました。そこには様々な出会いがあり、大きく成長
ただきました。
することのできる場となりました。
特にサークルでの代表経験は今
までそのような立場に立ったことがなかった私に大きな変化や
これら以外にも研究室での科学館活動やアルバイト、教師塾な
ど様々なことを体験することができた4年間だったと思います。
様々な考え方を与えてくれました。サークルの運営において悩む
本学の学生の皆さんにも様々なことに挑戦し、様々な困難と出
こともありましたが、先輩方や同期の友達、後輩が私を支えてくれ
会い、それを乗り越えてより成長した自分になってもらえればなと
たおかげで、
乗り越えることができました。
サークルによってできた
思います。
つながりは何物にも代えがたいものになりました。
7
山白 陽久
最後になりました
次に、思い出深いのは教育実習です。教育実習には子どもたち
がお世話になった
と積極的にコミュニケーションをとり、子どもたちを理解すること
皆様、
このような自
を心がけて臨みました。
実習では教師の立場から学校に関わり、
そ
分を支えていただ
の中で様々な発見がありました。
また、
担当の先生が学校現場でし
き ありがとうご ざ
か得ることのできない知識などを教えてくださいました。
実習校の
いました。来年から
子どもたちは明るく素直で、
私も楽しく実習を過ごすことができま
小学校で精一杯頑
した。4週間の小学校実習を終えて、小学校の教師になりたいとい
張っていきたいと
う気持ちを固めることができました。
また、
2週間の併修実習で訪
思います。
退
任 に あ た っ て
退職のご挨拶
実践学校教育講座 教授
障がい学生修学支援ルーム長
木立 英行
昨年6月に65歳となりましたので、今春3月末日をもって退職す
に即し、再生を繰り返し、常に盛りを維持する事は大変難しいと思
る事になりました。昭和56年(1981年)
から34年間、本学で勤めた
いますが、教育者を育てる事は未来永劫に続く社会の責務で、
こ
事に成ります。当初15年程は教員養成課程にいましたが第二部で
れを専ら担うのが我々だと思います。教職員の皆さんのご健闘を
退職された人がいたので後任となり、
10年程度はと思っていたの
祈っております。学生諸君は使命を自覚し、それぞれの長所を損な
ですが、第一部に戻る機会もないまま今まで来てしまいました。一
う事なく勉学に励んで下さい。
言退職のご挨拶を致します。
大阪教育大学は多様な専門家が集まっているところで、おかげ
今年度で退職する教員は昭和24年(1949年)生まれの者が多
で良師益友に恵まれました。既に大学を去られた方が多いのです
いと思いますが、本学をはじめとして新制大学はこの年に誕生し
が、特に芸術分野でお世話になりました諸先生方にお礼申し上げ
ていますので、我々と本学は同じ年齢という事が出来ます。
32歳
ます。私は一時、生涯学習研究教育センタ−に所属した事がありま
で勤め始めたので、その頃は私も、
また思い返せば大学もまだ若
す。市民向けの公開講座を開く事が出来たのはまったく皆様のお
かったといえましょう。
陰でした。今まで多くの市民の方々に楽しんで頂いてきました。市
私が着任した時、日本の教員はこのようなところで、
このように
民の本学に寄せる信頼は大変高いものがあります。来年からはこ
育てられているのかと驚きました。建物(我が大学は特別ひどかっ
れらの市民向けの公開講座が縮小される事は残念ですが、
この経
た)はとりわけひどかった。小学校・中学校教員養成課程に加えて
験を生かして天王寺キャンパスで新たな市民向けのサービスが
高等学校教員養成課程まで同じ授業を受けるので、教えにくかっ
展開され、本学が広く社会に開かれた大学であり続ける事が出来
たのですが、学生諸君は大変勉学に活発でした。彼らもそろそろ定
る事を期待しています。
年に近づきつつあります。建物の方はそのうち新築され他に比べ
て遜色がなくなりましたが、学生諸君の方は少しおとなしくなった
ような気もします。大学では読書を通じて自学することができなけ
れば十分な学力はつきません。本を買わなくなったこと、借りなく
なった事は生協と図書館の嘆きとなっています。その反面、共同し
て活動する事には大変長けていることには驚かされます。多分、学
校教育の仕方が変わりつつあることの成果ではないかと思います。
これは大変良い事だと思います。
この面を評価する、
また促進する
教育をもっと大学は取り入れる必要があるかも知れません。
我が国は2014年に生まれた子どもは100万人程度と言われて
います。
(昭和24年生まれは240万を越えていました。)その子ど
も育てる教員を養成する教員養成系大学には多くの課題が降り
注ぐのは当然ですが、人間と違い組織は年老い朽ちるという事は
許されません。学生数も教職員数も減少するなかで、時代の変化
8
退
任 に あ た っ て
五里霧中、
暗中模索
無我夢中の30年
教職教育研究センター 教授
関 隆晴
旧師範学校の面影残る天王寺校舎の1階。学長室で「君は研究は
やがて2000年代になると、独立行政法人化の波が押し寄せ、教
よくしているが、
これからは教育もしっかりするように」
と田中敏隆
育研究に加えて社会貢献も大学の重要な柱とされるようになりま
学長から辞令を手渡されたのは1984年10月でした。それまでの
した。科学機器共同利用センターの開かれた活動をめざし、産学連
大学で研究後継者育成教育を受けてきた私には、生命の不思議さ
携ワーキンググループを立ち上げ、共同研究規定を整備してもら
と科学的ものの見方、考え方を伝えることが教育でした。
い、地域活性事業の申請を始めたのもその頃でした。そんな中、大
職場は旧女子師範学校の平野キャンパス。黒板には「明日持って
くるもの」の文字、後ろの壁には子どもたちの垂直跳びのチョーク
催されることになり、その中から柏原市との連携事業「バーチャル
の跡が残る広い研究室。暗幕とベニヤ板で改装した赤色洸の広い
産業団地」、
「 柏原市産学官交流セミナー」そして「キッズ・ベン
暗室は、私に「昆虫の視物質発色団研究の世界のメッカ」を夢見さ
チャー」
「森林体験学習」
「スタディーアフタースクール(SAS)」等の
せる明るい実験室でした。関研のモットー「鳥の発想、石の論理、
事業を学長裁量経費で展開するようになりました。
データをして語らしめよ」を掲げ、暗黒ショウジョウバエとトンボを
始め、ありとあらゆる昆虫の複眼のレチノイド分析に励みました。
教育では公衆衛生・生理学実習、公衆衛生学、健康の授業担当。
養護教諭養成課程の学生さんたちと
「人にとって良い状態とは何
か?」
を考え始めた、楽しくも苦悩の出発でした。
やがて総合的な学習の時間の導入も始まり、地域連携型の学校
教育の大切さに目覚めた私は多くの教職員の協力を受け、
地元活性
化への貢献
(地元型)
をテーマとする文部科学省現代的教育ニーズ
取組み支援プログラム
(現代GP)
に取組み責任者として応募。
2006
年度10月からは教職教育研究開発センターに移籍して
「地域連携
縁あって米国国立保健研究所(NIH)の眼研究所で分子遺伝学と
学校教育のできる教員養成―地域に愛着を持ち地域に根差した子
タンパク質発現・精製の研究を半年余り行う機会に恵まれ、1989
どもを育成できる教員養成プロジェクト―」
の実施に携わりました。
年11月に帰国すると、教養学科健康科学講座で4回生3名、3回生5
教育大学の教育は教員を目指す学生を対象とした教育であり、
名のゼミ生と、生理学実習、生化学、免疫学、先天異常学、人類遺伝
教職教育を研究することが教育大学における研究であること、そし
学、保健生物学の講義、そして社会人対象大学院健康科学【夜間】
て教育の意義と奥深さに気付いたのは、2000年代以降の活動を
の講義が待ち受けていました。
通してでした。 学部の授業では私が面白い、大切だと思うことをストレートに話し
今始めて地球人類としての集団運営が求められるようになった、
ても通じないことを思い知らされ、学生の興味関心を引き出す実
未曽有の激しい変化の時代。2030年、2050年を生き延びるのは
習、講義を模索。新分野の講義はとても良い勉強の機会でもありま
今の若者と子どもたち。その時代を生き抜く力を持った大人を育成
した。卒業研究では学生が卒論を書き終えたときに研究の意味が
することが、世界の教育界、経済界、そして国連が取組み始めてい
理解できることに喜びを見出し、夜間大学院では多様な専門分野の
る現代の教育課題でしょう。
受講生に幅広く関心を持ってもらえるようにと
「生物学を基盤とした
9
阪府商工会連合会との連携による創業支援講座が2001年より開
大阪教育大学に赴任して30年。五里霧中、暗中模索しながら、
健康科学」の構築をめざし、
「ヒトひと論」の展開を始めました。
これ
やっと
「教育」が見えてきて卒業することになりましたが、未成就感
には養護教諭養成課程時代に出会ったルネ・デュボス著「人間と適
満載。今後は自遊人として人生の集大成を目指す集活に励みたい
応―生物学と医療」
と
「健康という幻想」
が大きな励みとなりました。
と考えています。
退
任 に あ た っ て
退職にあたって
人間科学講座 教授
副学長・教養学科長
高橋 誠
前任の大学での3年間の教員生活を経て、1999年に大阪教育
とです。着任時には、大学の教員が附属学校園長を兼務する可能
大学教育学部教養学科人間行動学講座(現人間科学講座)
に着任
性については全く念頭にありませんでした。学校長の仕事は困難
しました。それから16年の年月が経ちましたが、
この間の経験、そ
な面もありましたが、生徒たちの生活に直結する課題の解決に対
して教育学部で定年退職を迎えることについては、いろいろな意
しては全くといってよいほど苦になりませんでした。ただし、大学
味で感慨深いものがあります。
のゼミ学生に対しては十分な時間をかけることができず、申し訳
三重県南部の田舎町で高校時代まで過ごした私は、小学生の頃
ないという想いが残ってしまいました。
から、将来は小学校の先生になるという将来像を訳もわからず抱
大学生だけでなく、中学生や高校生が成長していく姿を目にす
いていたことを覚えています。恩師の姿へのあこがれといったこ
る機会を得たことで、私の小学生時代からの漠然とした夢が期せ
ともありませんので、両親の希望であったと予想されます。当然の
ずしてほぼ叶ったということになります。生徒たちは勿論のことで
ことのように教育学部に進みましたが、入学当時は大学紛争が激
すが、大学生も入学後3年目位になると驚くほど成長し頼もしい姿
しく、半年間はバリケード封鎖による休講状態が続きました。その
を見せてくれます。それが教員としての
“やりがい”
と感じます。
期間には学生同士や教養部の先生と議論したり、難解すぎて理解
短期的な学修の成果が問われる昨今ですが、教育の場でこそ長
もできない書物を読んだり、今思えば有意義な学生生活を送った
期的視野が必要です。予想できない将来の可能性を信じて、その
ように思われます。そうした経験の中で大学生としてのアイデン
可能性の扉を開けることができる力を蓄えてほしい、
と願うばかり
ティティーを見出し始めたのか、モラトリアムな状態を継続して、
です。ただし、私の場合もそうでしたが、巡り合った方々との協働
卒業間際になって教職生活に入るのを先延ばしにしようと考える
があってこそ個人の可能性が拓けるものと思います。大阪教育大
ようになりました。結局、進学のための学業のやり直しを決断しま
学において定年退職を迎えることが可能になったことに対して、
した。
それが一つ目の岐路でした。
学生や生徒たち、教職員の皆様には感謝の言葉もありません。
その後、大学院で学んだ感覚・知覚心理学の応用実践研究のた
めに、関東にある民間の研究所に勤務しました。そこでの実践的研
究には基礎研究が欠かせませんでした。研究生活15年目の1995
年、阪神淡路大震災が発生しました。
ボランティア活動を行う大学
生の姿に想うところもあり、その翌年に転職し、大学生の教育に携
わることになりました。それが二つ目の岐路であったといえます。
非常勤講師の経験はありましたが、あくまで研究が主の生活でし
た。小学校の先生になるという小学生時代からの夢は、校種は異
なるものの、教職に就くという点では叶ったことになります。
しかし、更に三つ目の岐路があるとは予想もしていませんでし
た。それは大阪教育大学に着任した9年後の2008年、図らずも附
属天王寺中学校長・高等学校校舎主任を兼務することになったこ
10
退
任 に あ た っ て
回顧、
そして懐古
自然研究講座 教授
副理事・副学長
向井 康比己
1976年9月に本学の生物学教室の助手(現在の助教)
として赴
遺伝子を目で見てみたいという夢を実現するために、その頃分
任して以来40年近くもの年月が経ち、もう定年を迎えることにな
子生物学が急速に発展しつつあり、元々の専門であった細胞遺伝
りましたが、すばらしい教職員と優秀な学生に恵まれてこの大学
学にその手法を取り入れました。
また、優秀な学生が研究室に来
に就職して非常によかったと思っています。教授会にも構成員とし
てくれたこともあり、分子細胞遺伝学という分野の新しい学問を
て出席できるなど、大学の助手ではあり得なかったことでした。助
構築することができました。学生と一緒に遺伝子やゲノムを可視
手の頃は授業や会議も少なく、教育と研究に時間が充分取れ、学
化するという技術を開発して世界でトップレベルの研究室になり、
生の卒論指導もきっちりでき、現在の私の状況から振り返ってみ
これまで多くの国内外の研究者がこの技術を学びに本学を訪れ
るととてもいい時代でありました。助手でありながら一人前の教
ています。染色体上に蛍光を発する遺伝子を見て、誰もが「あっ!
員・研究者として扱っていただき、羽曳野市にあった広大な附属高
遺伝子が見えた」
と感動の声をあげます。
アメリカの大学からも招
鷲農場ではライフワークとなるコムギの遺伝学的研究も自由にの
聘していただき、
1年間研究三昧の生活を送りました。世界の研究
びのびとさせていただきました。
コムギの交配実験のために研究
者と交流することで最新の情報の入手とともに国際的な人脈を形
室の学生も全員動員して、池田にあった研究室から2時間かけて
成することができました。そのときの経験は私の最大の宝物とな
通い、朝から日が暮れるまで畑仕事と顕微鏡観察に没頭したこと
り、その後の国際交流の仕事に入るきっかけとなりました。分子細
がとても懐かしく思います。当時の生物学教室は15人の教員がお
胞遺伝学の分野では、
10年間は先頭を走り続けることができまし
り、助手は4名でした。他の教室と違って民主的な運営で、人事等
たが、世界はすぐ追いついてきました。常に、次のアイデアと手立
の教室内委員会でも必ず助手が入りました。教授と意見が異なっ
てを考えなければなりません。決して諦めず、
やり抜く根性と信念
た場合でも、あんまり意地を張っていると君たちにプラスになら
をもって叶えた夢は、斬新な創造力と絶え間ない努力によって支
ないよと忠告されながらも、最後まで信念を貫き通したこともあ
えられるものなのです。
りました。それでも年配の先生方は寛容な態度で、温かい目で見
守ってくれました。
ほぼ10年にわたる私の助手時代は植物で言えば苗にあたる時
養学科と共に歩んできました。専門で学んだことはすぐに古くなり
ますが、教養はいつの時代にも役に立ちます。本学の教養教育は
期でした。
この間、研究ではいろいろと試行錯誤をくり返し、
しばら
それぞれの分野では一流の研究者が教えるので、
とても迫力があ
く成果のでない時期が続きました。
しかし、時間的余裕があり、学
ると思います。教員を志す学生にとっても教養は大切です。実践力
生と共に基礎的な勉強や研究に専念でき、丈夫な苗を作ったこと
ばかりが強調される時代ですが、教養豊かな先生の授業は生徒を
が今日の私を作ったと今になって思います。助手の校費は少な
より引きつけ、生徒も畏敬の念を抱くでしょう。現在では教養系の
かったのですが、幸いにも科研費が切れることなく、
また教室や大
学部が多く誕生していますが、本学は大きな変革の時期を迎えま
学からの支援もいただけたので、顕微鏡などの高価な設備は十分
した。
しかし、全学の英知を結集すれば世界のモデルとなり得る新
でした。若い時代にじっくり研究できる助手が本学ではほとんどい
しい大学に生まれ変われるものと確信しております。
なくなってしまったのが残念です。促成栽培した植物は、かならず
しも大輪の花や美味しい実を付けるとは限りません。
11
本学の教養学科の設立当初から関わり、教員生活の3/4を教
大
学
施
設 & サ ー ビ ス の 紹
介
キャリア支援センターより
キャリア支援センターは、皆さんが思い描く社会の様々なス
テージで、
それぞれの能力や個性を発揮することができるようキャ
リア形成支援を行っています。
1回生からのキャリア教育や進路・職
業選択の場面でのサポート、
そして就職活動の支援と続きます。
皆さんが3回生の4月初旬に
「キャリアサポートハンドブック
(手
帳)」が配布されます。
このハンドブックには、就職活動で必要な情
報や大教大生に大切な事柄が掲載されていますので、必ず熟読し
て活用してください。
教育委員会、学校、企業、官公庁等の様々な団体が大教大生の
採用に意欲的で、
本学には、
多数の求人情報が届いています。
その
ため、
センターでは、
就職ガイダンスや面接対策などの講座を年間
100回以上開催実施していますので、積極的に参加して活用して
ください。就職ガイダンスの内容は、Web(Moodle)
で視聴する
こともできます。
また、
進路選択での迷いや不安があるときは、
個別に相談するこ
とができます。経験豊富なキャリア
アドバイザーが、皆さんの進路・就
職などに関する様々なサポートを
行います。
皆さん!気軽にキャリア支援セン
ターを利用してください。スタッフ
キャリアサポートハンドブック
一同、
お待ちしています。
○柏原キャンパス キャリア支援センター
〔事務窓口 就職係〕
(事務局棟3階)
授業期間中
平日 午前9時∼午後6時
休業期間中
平日 午前9時∼午後5時
教員就職相談室(事務局棟3階)
平日 午前9時∼午後5時
(予約制の時期あり)
企業就職相談室(C2−408)
平日 午前9時30分∼午後5時30分(予約制)
○天王寺キャンパス 教職相談室
火・金曜日
午後6時∼午後9時
土曜日
(月2回)
午後3時∼午後9時
利用者の声
自然研究専攻
酒井 由人
初めてキャリア支援センターに訪れたのは2回生の後
見据えたキャリア相談までしていただき、相談後には
期でした。非常にアットホームな雰囲気で、
あまりの居
いつも頑張ろうという気持ちになっていました。
就職活
心地の良さに就職活動中は毎日通っていました。行き
動中の方も、将来のことで悩んでいる方も、
まずは一
詰った時には、
キャリアアドバイザーの先生方に将来を
度、
キャリア支援センターに足を運んでみてください!
12
大
学
施
設 & サ ー ビ ス の 紹
介
外国語学習支援ルーム Global Learning Community (GLC)
2014年10月1日、柏原キャンパスのA棟(共通講義棟)2階
GLCで提供される主なプログラムは以下のとおりです。
( A - 2 0 6 ) に「 外 国 語 学 習 支 援 ル ー ム G l o b a l L e a r n i n g
1.外国語学習相談
Community (GLC)」がオープンしました。
2.外部試験(TOEIC® IP、TOEFL ITP®、英語能力判定テスト)の学内実施
ここは学生・院生を中心に大学の全構成員を対象として外国語
(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)の自律学習をサ
3.外部試験対策講習会の実施(TOEIC®、TOEFL®、IELTS、英検2級・準1級)
4.外国語学習のための参考書・問題集の閲覧・貸出
ポートするところです。英語名のGLCは「日本人学生・院生、留学
5.多読のための各種リーダーズの閲覧・貸出
生、教職員および地域の人たちも含めて一緒に外国語を楽しく学
6.英会話チャットの開催
ぶ環境を創り出そう」
という願いから名づけられました。
7.アカデミック・ライティングの指導
GLCには専任スタッフが2名常駐し、非常勤職員や学生サポー
ターにも手伝ってもらいながら、みなさんの外国語学習を強力に
8.外国語による交流イベントの実施 *昨年実施したハロウィーンやクリスマス・パーティは大盛況でした!
今後GLCでは、
みなさんに
「外国語でのコミュニケーションの楽しさ」
を体
サポートしていきます。
験してもらいながら、
「どうしても留学あるいは就職のために試験のスコ
アをアップさせたい!」
というやる気にも答えるべく、多彩な活動を展開し
ていきます。
まずは一度GLCに立ち
寄ってみてください。そ
の とき から 、あ な た も
GLCのメンバーです!
*天 王 寺 キャンパ スにも
GLCの分室
「ランゲージ・
チャットルーム」
( マロン
多読コーナー
ルーム内)
がありますよ!
クリスマス・パーティの様子
GLCの仲間たちからの感想
*様々なレベルに合わせた語学の学習環境があり、みんなフレ
ンドリーで立ち寄りやすい。
*John先生はとても
気 さくで 楽しい 。英
*やさしい先生方、集まる学生もたくさん話しかけてくれるの
語を通じて、様 々な
で行くのが楽しみ。遠ざかっていた英語に触れる機会をつく
人と知り合いになれ
れるようになった。
る素晴らしい場所。
*小学校での採用が決まり、英語指導が不安だったが、楽しい
*自身の外国語スキル
イベントを通し自然と英語に触れる機会が増え、外国の方と
の高さはあまり関係
のコミュニケーションが楽しくなった。
ない。誰かと通じ合いたいという情熱を発揮できる場所。
*自分にあったレベルの本を読み楽しく英語の勉強ができる。
*テスト対策のテキストがとても豊富。語学勉強に熱心な友達
石田先生からのアドバイスやジョン先生との英語での会話
と知り合うことで、モチベーションが上がる。GLCは先生方が
は、
とても勉強になる。また、イベントでは、色々な人と交流
いつでも笑顔で迎えてくださる温かい空間!
ができ視野が広がる。
☆専任スタッフ
特任准教授 JOHN TOMECSEK Ⅲ
(ジョン・トムセック・サード)
外国語学習アドバイザー 石田雅子
ホームページ http://osaka-kyoiku.ac.jp/kaikakukyouka/GLC/top.html E-mail: [email protected]
13
左から石田アドバイザー、
ジョン先生、
赤木先生
大
学
施
設 & サ ー ビ ス の 紹
介
留学生による無料語学教室
「ランゲージテーブル」
国際センターでは、留学生が講師となって母国語を教える無
も変化して、かえって自分の勉強になったと思う。新しい言語を
料語学教室「ランゲージテーブル」を毎年前期・後期に開講して
学ぶ大変さを知る留学生として、韓国語に興味を持ってくれた受
います。それぞれ6月から7月、11月から12月までの1ヶ月間、週
講生に感謝している。短い期間だったが、自分の国の言葉につい
1回少人数制で行われる本教室は、本学学生だけでなく、教職員
て他の国の人と話し合う機会になり、すごく楽しかった。今後もラ
も受講可能で、毎回好評を博しています。平成26年度後期には、
ンゲージテーブルを通して、色々な国の人に言語の大切さを
中国語・韓国語・英語・ポルトガル語・ドイツ語・ギリシャ語の全6
知ってほしい(要約)」
と話しました。
言語、7クラスが開講されました。
普段は学ぶ立場の留学生が講師となる本教室は、無料で気軽
に外国語学習に取り組めるだけでなく、留学生にとっても、母国
語を教えるということを通して日本語とその言語との違いに改
めて気づいたり、言葉を通して自国の文化を知ってもらう機会に
なったりと貴重な経験となっています。留学生講師のひとり、韓
国出身のキムさんは「ランゲージテーブルで母国語を教えるこ
とで、言葉を教えることの意味深さ、大事さを感じた。いつもは無
意識に使っている韓国語も、他の学生に教えることは課題だった
が、授業を準備し、人に教えることで、韓国語に対する私の態度
「学生よろず相談コーナー」
が
「学生なんでも相談窓口」
に名称変更します!(平成27年4月∼)
N棟(事務局棟)
3F学生サービス課
柏原キャンパス
相談専用電話番号 072-978-3343
Email [email protected]
※電話やメールで相談するときは学籍番号・所属・氏名を明示してください。
天王寺キャンパス
各相談員の研究室
学生総合支援ネットワークが発足します!(平成27年4月∼)
学生の修学・学生生活や進路などの相談に適切に対応するためのネットワークです。
学生
なんでも相談窓口
キャリア
支援センター
教員就職相談室
教職相談室
企業就職相談室
誰に相談したらいいのか
わからない…
学生総合支援
ネットワーク
カウンセリング
ルーム
保健センター
健康に関する相談
メンタルヘルス
相談
※要予約 (P15参照)
障がい学生
修学支援ルーム
障害のある学生の
修学の支援
14
大
学
施
設 & サ ー ビ ス の 紹
カウンセリングルームより
介
カウンセラー
(臨床心理士)
学生相談の現場で働くことの“おいしい”ところのひとつは、
奥田 紗史美
ろでそれは共に体験したことではなく、ちらりと垣間見せて頂く
“その時代の若い人たちの文化がアップデートされる”
ところに
ものに過ぎない。私にはネットで出来た友達はいないし、ジャ
あると思う。自分は歳をとるのに、やってくる学生の年齢はある
ニーズと言えばSMAPだ。AKBはみんな同じ顔に見えるし、流
幅から逸脱することはほとんどない。いくら若くたって17歳はい
行の歌はみんな同じ歌に聞こえる。
ないし、30代以上の学生は珍しい。そんなキラキラした存在が
しかしそれは前の世代もたどってきたことで、今の学生達もた
アンテナになって、普段絶対に入ってこないものにアクセスして
どるに違いないことだ。時代の文化を共有していないからといっ
いる。学生に教えてもらわなければ、私にはAKBの誰がセンター
て何も分かり合えないということもない。むしろ違いというのは
なのか分からないし、ジャニーズの歴史は嵐で終わっている。進
興味深いものだし、創造的なものだ。それは世代に限った話では
撃の巨人も趣味アカも陰キャラも知らなかった。SEKAI NO
なく、セクシュアリティや育った場所や貧富や人種や障害や興味
OWARIもアオハライドも最初は聞き間違いかと思った。今は、
関心趣味志向、なにやらかにやらひっくるめて、人は色々だし、
逞しくて男臭い人より、背が高くてつるんとした顔の男の子たち
色々が色々のままいられる包容力が、大学のいいところなのだ
が人気みたいだ。それに、毛先をくるんとさせた重ための髪形が
と私は思う。もし大学が、その中にいる誰かにとってそういう風
流行っている
(ように見える)
ことも、
リュックサックが流行ってい
に感じられない場所なのだとしたら、それはとても不幸なこと
る
(ように見える)
ことも、プリクラの画像がケータイに送れるこ
だ。それは学生個人にとってだけでなく、大学にとっても同じこと
とも、意外とみんな気軽に一人カラオケに行くんだなと言うこと
だ。世の中にとってもそうだろう。
も、学生相談を通じて知った。時代が変われば人との付き合い方
また、色々違ってくるなかでも変わらないものもある。青年は
もかわる。SNS、特にTwitterとLINEは学生達の人付き合いの
ほとばしる情緒をもてあまし、かつ、分かち合いたいと願うこと。
作法を劇的に変えた。趣味の話はこの場所で、勉強の話はあの
愛する人に愛されたいと願うこと。高すぎるプライドと低すぎる
場所で。大学の内外に対人ネットワークを張り巡らせ、ほとんど
自信の狭間で身動きがとれなくなること。何者かになりたいとい
軽薄といってもよいかろやかさで、関係をサーフィンする。ひと
う野心と、何者にもなれないのではないかというあきらめが混
つのところにすべてを賭けると苦しくなる。場によって見せる自
在すること。些細なことで嫌われたのではないかと思い悩むこ
分の姿も少しずつ違う。スマホの画面は世界への窓だ。電車でま
と。孤独であること。
わりの人を見てみると、ほとんどみんな、食い入るようにここで
学生達の、時代や人によって異なる姿と、かつての自分と同じ
はないどこかを見つめ、
ここには居ない誰かに気をとられている
ような姿と、その二つのリアリティに日々触れて共に悩むこと
じゃないか。
が、私の学生相談での仕事である。
よくよく考えてみれば、私は小学校に入学して以来“学校”か
ら出たことがない。切れ目なく
“学校”に居続けているので、自
分と学生の“時代”は連続しているものだとぼんやり感じてい
た。20代の学生はついさっきまでの自分の姿であり、後輩、妹
や弟と呼べる世代であり、同じ文化を共有する世代なのだと。
だが、学生は変わらないのに私は歳をとる。ふと鏡を見ると、
さっきまで話していた学生とは肌も顔つきも服装も、良くも悪
くもぜんぜん違う。学生と私との間には、いつの間にか絶望的
な断絶ができていた。いくら学生の文化をアップデートしたとこ
○カウンセリングルーム
柏原キャンパス
(事務局棟1階)
月∼金(祝日を除く)
9:00∼17:15
072-978-3343
(学生サービス課)
天王寺キャンパス
(中央館4階)
火(祝日を除く)
17:00∼21:00
金(祝日を除く)
16:00∼20:00
06-6775-6605
(天王寺地区管理課)
◆予約制:カウンセリングルームの前に予約票と専用ポスト
(鍵付)
を設置しています。
15
大
学
施
設 & サ ー ビ ス の 紹
介
アメニティスペース
学生のみなさんが自由に使える冷暖房完備の自習室と休憩・談話室として、
レモンルーム・メロンルーム・マロンルームがあります。各
ルームのマナーを守り、
授業の妨げにならないよう気持ちよく使用しましょう。
レモンルーム(柏原キャンパス)
Q1 どんな時に来ますか?
Q2 レモンルームではどのよ
Q3 どれくらいの頻度で利用
お昼ご飯を食べるとき・友達
うなことをしていますか?
しますか?
に会いに来る・授業と授業の
ご飯を食べる・おしゃべり・勉
毎日・週1・テスト前は週3・月
間・課題をするとき
強・しゃべりながら勉強
1回
Q4 気になる点
Q5 要望など
レモンルームなのに照明が
テーブルがもう2、3台あると
貝殻なのが不思議・手前の談
いい・時計があるといい・大き
話スペースだと気にならない
なソファーを置いて欲しい
レモンルーム
(B4棟1F)
利用日:月∼金
利用時間:
が、奥の勉強スペースでは電
授業期間中<8:45∼20:00>
波が非常に悪い。
授業期間外<8:45∼17:00>
メロンルーム(柏原キャンパス)
Q1 どんな時に来ますか?
Q2 メロンルームではどのようなことをしていますか?
ゼミの打合せ・自習
勉強・お昼ご飯を食べる・サークルの会議・卒論・クリスマスパー
ティ
(飾り付けはせず、
持ち寄りで8人くらいで集まった)
Q3 どれくらいの頻度で利用
Q4 気になる点
しますか?
照明が間接照明なので暗い・
毎日・週3・年1回
(ゼミ室が使
蛍光灯と間接照明と切り替え
えなかった時)
ができるといい
メロンルーム
(C3棟1F)
利用日:月∼金
利用時間:
Q5 要望など
授業期間中<8:45∼20:00>
土日にも開けて欲しい
授業期間外<8:45∼17:00>
マロンルーム(天王寺キャンパス)
Q1 どんな時に来ますか?
Q2 マロンルームではどのよ
Q3 どれくらいの頻度で利用
誰かに会いたいとき・勉強す
うなことをしていますか?
しますか?
るとき・友達に会いに来る・課
ご飯を食べる・勉強・みんなで
毎日・週2∼3
題をするとき・ランゲージ・
作業・テレビを見る
チャット
Q4 気になる点
Q5 要望など
下の回生の人が入りにくそ
新しい掃除機がほしい・冷暖
う・部屋の使用用途が分かり
房をしっかりきかせてほしい。
利用日:月∼日
にくい
窓際が少し寒い・流しがほしい
利用時間:8:00∼23:00
マロンルーム
(中央館3∼5階)
16
大 阪 教 育 大 学 キャン パ ス こと ば 33
∼「秋」のイメージ∼
国語教育講座 教授
Ⅰ.
言葉の意味とイメージ
本稿は、大学生が
「秋」
という言葉によってイメージする風景とそ
の説明を手がかりに、若者のことばの背景にある彼らのイメージ世
界の一端を垣間見ようとする試みである注。
「春夏秋冬」
という四季
を表す4つの語から構成された循環的な意味構造を構成する
「秋」
は、
「夏」
と
「冬」
の間にあって、いったいどのようなイメージを纏って
いるのだろうか。
「秋」
という語を辞書でみると、例えば、
「暑い夏が終わり寒い冬に
なるまでの間の、
さわやかな気候の季節。木の実が実り、台風が来
る、九・十・十一の三か月。
(用例略)
(
」
『新明解国語辞典』第六版)
と
説明される。生活者である個々人は、
こうした辞書的な説明よりも
もっと具象的で個別的な
「秋」
のイメージをそれぞれが抱いている。
一方では、
同世代人としての類型的な共通のイメージも存する。
本稿で用いた資料は、平成25年度の
「国語学概論」
「国語学特論
1」
の小課題として、
A4縦の用紙に、各自がイメージする
「秋の風景」
(上半分)
を描き、
「絵の説明」
(下半分)
を書いた99枚である。
井上 博文
奈良といえば鹿だと思うから、秋の風景にも、鹿がいる方がより映
えるし、
風情があるので描いてみました。
(I.L 12年度生 F)
[画像3]
絵はイチョウ並木です。秋晴
れ の 空 に キレイに 黄 色く染
まったイチョウの葉を描こうと
しました。人通りの少ない並木
道に気持ちの良い風が吹くの
が私の秋のイメージです。私の家のすぐ近くに母校があります。そ
の小学校沿いにイチョウの木が植えられていて、毎年、真っ黄色に
色づきます。
くっきりとした黄色の葉が生い茂る木々の姿や少し白
くくすんだ色の葉が地面にうめつくされている風景。子どもたちが
銀杏の実の香りが私にいつも秋を感じさせます。
(O.M 12年度
生 M)
[画像4]
この絵はある田舎の秋の風
景をイメージして描いた。奥に
Ⅱ.
事例 −秋の風景とその説明−
ある小さな家は茅葺き屋根で
事例としていくつかを紹介する。なお、画像の説明の末尾の記号
ある。
( 中略)全体的に黄・橙・
は、名前のイニシャル、
入学年度、男女を示している。
茶・赤の色で絵を仕上げ、秋の
[画像1]
夕暮れどきをイメージして描いた。私は
「秋」
という言葉をきくと、
ま
紅葉のきれいなお寺の入り
ず橙や黄の色を思い浮かべる。やはり日本の秋は紅葉が美しいの
口をイメージして描きました。
で、その色が自分の中にイメージとして植えつけられているのだろ
秋といえば、色鮮やかな紅葉の
う。また一日の中で最も秋を感じさせる時間帯は日が沈む時刻の
お寺、お寺に続く石畳の道、雲
午後4時から6時の間だ。中学校や高校の頃、学校から帰るのはい
一つない青空。夏が終わり暑
つも部活が終わった後だったので、秋の夕暮れを見ながら帰ること
さもやわらぎ、少し肌寒くなってきます。空はなんだかとても遠いよ
が多かった。秋の夕暮れを見ると、いつも少し寂しくて、でもほっと
うな気がして、耳を澄ませば木々がざわざわ、音を立てています。こ
する。
(K.A 12年度生 F)
んな風景に秋の匂いを感じます。この絵を描くときに大切にしてい
[画像5]
たのは、秋の匂いを感じられるということです。よく、秋を連想して、
秋のイメージと聞いて、稲
読書の秋、食欲の秋、
スポーツの秋、芸術の秋などと言われますが、
穂の実った田んぼとその周り
どのような秋でも、秋の匂いを感じることにつながっていると思い
を飛び 回る赤とんぼ 、よく澄
ます。秋の匂いを感じてさまざまなものに興味を持ったり、意欲が
んだ青 空 。このようなイメー
湧くのではないのでしょうか。
(K.N 12年度生 F)
ジが湧いた。なぜ、
このような
[画像2]
イメージが湧いたのか。それは私のこれまでの生活の環境に由来
私が思い浮かぶ秋とは、地元
するからであると考えた。私の通っていた小学校、中学校、そして
の奈良の道路側から見る
「浮御
高校は田んぼに囲まれている。小学校から高校までの12年間の
堂+紅葉」。右側にある紅葉が
通学路はずっと田んぼ道であった。田ウナギやヘビなどと登校下
私的にすごくキレイで印象に
校中よく遭遇した。田んぼには思い出がいっぱいある。
(後略)
残っている木です。実際には、
(D.N 12年度生 M)
こんな大きくはないと思うけど、印象が強いので大きく描いてみま
[画像6]
した。真ん中にあるお堂が浮御堂。この浮御堂は、池の上に建って
秋といえば中秋の名月を思
いるもので、晴れた日には、いつも水に反射しているので、それをイ
い浮かべたので、お月見の様
メージして上下逆さなものを2つ描いています。そして、その後ろに
子の絵を描きました。お月見に
は紅葉など赤く染まった木がたくさんあり、さらにその後ろには若
は欠かせないお月見団子と秋
草山が、秋なのでまだ山焼きを迎えてない緑色であります。
(中略)
を象徴するすすき、空に浮か
17
ぶ大きな月を中心とした絵です。私の秋のイメージは、日没が早く
ればならない大事な時期であ
なってきて気温も低くなってくるので、少し物寂しい感じがします。
る。
(中略)
私の秋のイメージカ
また、私は食べることが大好きなので、私はやはり
「食欲の秋」
とい
ラーであるオレンジと黄、赤を
うイメージがあります。秋は栗やキノコ類などが多く収穫すること
主に使い、
できるだけ寒色は避
ができます。山芋やサツマイモ、
アケビも秋ならではの食べ物でよ
けた。
( 中略)
リスが、森の木の
く食べます。食べるだけでなく、焼き芋をするために落葉を拾った
上で木の実をかじっているとい
り、芋を畑に行って掘ってきたり、焼いている間、友達と話をするの
う図である。
(K.S 12年度生 F)
もとても楽しく、
秋の良さを実感します。
(H.A 13年度生 F)
[画像7]
Ⅲ.
若者ことばの
「秋」
のイメージ
私の通っていた高校は、校
資料画像99枚は、描かれた主たるテーマによって概して、以下の
内に自然が多くある高校で、
イ
12の内容に類型化できる。紅葉の風景、
もみじ葉、
もみじした木、銀
チョウの木も多く植えられてい
杏並木、
夕暮れの風景、稲田、
コスモス、
トンボ、月見、秋の行事、食
ます。秋になると黄色いイチョ
べ物、概念的な秋。
「概念的な秋」
とは、芸術の秋、食欲の秋といった
ウの葉でいっぱいになります。
もの。描かれた風景の時刻を見ると、
「夕方」
が16枚
(16.2%)
で冬と
だんだんイチョウの葉が地面に落ち、辺りが黄色い絨毯が敷かれ
夏 に 比 べ て 比 率 が 高く特 徴 的 で あ る。朝 は なく、夜 は 1 9 枚
たようになります。また、銀杏も多く落ちてきて、あの銀杏の匂いで
(19.2%)
でそのほとんどが月に関わるものとなっている。量的に
いっぱいになることも・・・。また、昨年紅葉狩りをしに行ったことも
は、紅葉とともに夕暮れ、
月見が秋のイメージの典型である。
思い出したので紅葉もいれてみました。秋は
「スポーツの秋」
とも
説明文から秋のイメージを構成するモチーフを抽出し整理する
言われます。私たちの体育祭も秋に行われていました。
(中略)
3年
と、
[自然・自然現象]
では、
「紅葉」
が圧倒的である。次いで、
「月、山、
生の時の体育祭は秋らしい青空のもとできたのを思いだし、青い
落ち葉、空、
夕暮れ」
と続く。このうち
「山、落ち葉」
はやはり
「紅葉」
と
空にしました。秋は
「食の秋」
「スポーツの秋」
「読書の秋」
と言われる
関係している。
「空」
は高く澄み切った青空、秋晴れの空であり、青く
ように実りが多いものだというイメージがあります。
(S.S 13年度
眩い夏空やどんよりとした灰色の冬空との違いがある。
「台風」
は1
生 F)
例もなかった。秋の自然現象であってもイメージのモチーフとなる
[画像8]
とは限らない。
[色彩]
に着目すれば、
「赤、黄、緑、
オレンジ、茶色」
が
秋から連想したのは秋刀魚
多く、紅葉に関わる彩りである。
「緑」
は紅葉と対比され、紅葉の引き
と紅葉だった。秋 刀 魚はスー
立て役の位置づけとなっている。
[出来事・行為]
を見ると、
「お月見」
パーに行けば一年中売ってい
がもっとも多い。
しかし、実際に月見団子を用意して月見をした経験
るが、秋に食べる秋刀魚が一番
は希有で、文化的なものとしての想起である。一方で
「文化祭、運動
おいしい。また、周りの風景が
会・体育祭、音楽会」
など学校行事がある。
[動植物]
では
「赤トンボ、
鮮やかで美しい秋は紅葉の赤色のおかげであると考える。秋には食
すすき、もみじ、イチョウ」
。
[ 飲食物]
では、
「 柿、栗、団子、さつまい
欲の秋や読書の秋など、
さまざまな秋が存在するが、私は食べるこ
も、秋刀魚」
がやや多い。夏や冬では
[物品]
として種々に列挙される
とが好きなため、やはり食欲の秋だった。栗やさつまいもなどがあ
が、秋では
「本、茅葺き屋根、
かかし」
の3つのみで、その頻度も低い。
るが、秋という字が入っている秋刀魚が一番ぴったりだと思う。秋の
秋は人工的なものよりも自然への注目が高いことがわかる。
イメージは赤色である。紅葉の赤色やファッションも赤色が増えて
「秋」
に対する心情的な評価は、
プラス評価がほとんどである。
[心
きて、
秋の訪れを感じることができる。
(K.Y 13年度生 F)
情・感覚]
には、
「寂しい、もの寂しい、せつない、哀愁」
といったもの
[画像9]
があるが、
これらも秋の風情とつながっている。
私は、秋と言えば読書の秋、
新しい秋のイメージとして注目すべきものは、
「ハロウィン」
であ
食欲の秋が思い浮かんだの
る。冬のイメージとしてのクリスマス関係の事物は、既に浸透して一
で、モチーフは本と柿にしまし
般的なものとなっている。まだ大学生においてハロウィンを想起す
た。秋というと時間がゆっくり
る者は少数であるが、
これから年を重ねるごとに増加していくと予
と過ぎていて、物をゆっくり考
想される。幼稚園・保育園・子供会などでハロウィンの行事をとり入
え、ゆったりとすごす落ち着いた雰囲気があるので、本を読むのを
れている所が多くなり、店舗の飾りつけもよく見かけるようになっ
やめて視線をおとした所を描きました。本の内容は
「ああ無情」
で
た。反対に、
「虫の声、稲刈り」
は2例、
「秋祭り」
は1例であり、
「萩、鹿
す。
レ・ミゼラブルのDVDをみて、原文を読みたくなったので、選ば
の音、菊」
など伝統的な秋の景物はなかった。
せてもらいました。季節の中で秋というのは、過ごしやすく、
自分の
考えをまとめやすいので好きな季節です。
(K.N 12年度生 F)
注 「夏」
と
「冬」
については、
「大阪教育大学キャンパスことば
(30)
[画像10]
−夏のイメージ−」
(『学園だより』170号 2013.7)
「
、大阪教育
秋といえば実りの秋であり、様々に木の実が実る。そして葉は黄
大学キャンパスことば
(31)
−冬のイメージ−」
(『学園だより』
や赤に鮮やかに衣替えし、林や森、山までもが温かみのある美しい
172号 2014.3)
参照。
色に染まる。また、動物たちにとっては、冬眠に向けて準備をしなけ
18
お 知 ら せ
学生証について
「学生証は常時携帯しましょう」
学生証は本学の学生であることを証明するものです。大学内で
のいろんな場面で提示が必要である上,学外でも身分を証明する
ものとなりますので常時携帯してください。
●図書館を利用する場合
●情報処理センターを利用する場合
●試験を受ける場合
【学生証表面】
●各種証明書,
申請書等の手続をする場合
●アルバイト
(家庭教師)
等の申込をする場合
●通学定期券又は学生割引乗車券を購入する場合
有効期限 2016年3月31日
●その他提示を求められた場合
「平成27年度新入生よりIC学生証に変更します」
在学生については8月頃に現学生証と引き換えを行う予定です。
(平成27年度卒業・修了予定の学生は変更しません。)
ICカードには様々な情報が格納されていますので取り扱いには
注意し,他人への貸与や譲渡は絶対に行わないようにしてください。
紛失・破損・盗難の場合は,学生サービス課奨学厚生係(天王寺
【学生証裏面】
地区管理課)
に届け出し,再交付の手続を行ってください。再交付
通学定期区間
費用は2,
000円(税抜)
です。再交付には約2週間かかります。
「在学確認兼通学区間シールの更新について」
次年度用の在学確認兼通学区間シールは毎年2月中旬以降から配布する予定ですので,新年度開始時に必ず貼り替えてください。そ
の年度のシールが貼付されていないものは,学生証として取り扱いできません。
(通学定期も購入できません。)
※住所変更・区間変更等がある場合は必ず届け出てください。また変更後は必ずシールを貼り替えてください。
「学割証自動発行機の利用について」
●学割証は自動発行機で発行しています。
設置場所
時 間
備 考
柏原キャンパス
事務局棟3階
8:30∼18:30
月∼金(祝日・年末年始を除く)
天王寺キャンパス
1階事務室内
13:00∼21:30
月∼土(祝日・年末年始を除く)
※柏原キャンパスについては, 授業・補講・集中講義期間以外の取扱時間は8
:
30∼17
:
15です。
※天王寺キャンパスについては, 授業・補講・集中講義期間以外の土曜日は発行できません。
◆旅行区間の片道が100キロを超えて旅行する場合に使用できます。
◆学割証は発行日から3か月間有効です。
19
お 知 ら せ
平成27年度 前期分授業料免除の申請について
「授業料免除」
及び
「特別選考による授業料免除」
は,
各期
(前期・後期)
の本人の申請に基づき,
学力評価及び家計評価を審査の上,
授業
料の全額又は半額を免除する制度です。
なお,
大学院生のみを対象とした
「大学院における特別授業料免除」
については,
本学のホームページをご覧ください。
1.
免除対象者
授業料免除
特別選考による授業料免除
●経 済 的 理 由によって 授 業 料 の 納 付 が 困
下記の家庭事情によって授業料の納付が極めて困難であると認められた者
難であり,
かつ,学業優秀と認められる者
●学 資 負 担 者 が 授 業 料 納 付 期 限 月 前6か
①本人が児童養護施設等を退園した者又は
里親委託等にあって大学に入学した者である場合
月( 新 入 学 者 の 前 期 申 請 の 場 合 は1年 )
②本人又は同一世帯の中に障害者がいる場合
以 内に死 亡し,又は本 人 若しくは学 資 負
③学資負担者が長期療養中で,
収入を得ることが困難な場合
担 者 が 風 水 害 等 の 被 害 を 受 けたことに
より,授 業 料 の 納 付 が 著しく困 難である
と認められる者
④申請時期の1年以内に学資負担者が自己破産している場合
⑤学資負担者が生活保護を受けている場合
⑥前各号に準ずる者であって,
学長が相当と認める事由がある場合
詳細については,申請書類「授業料の免除等について」を参照してください。
2.
申請書類
申請書類
「授業料の免除等について」
は,
学生サービス課奨学厚生係及び天王寺地区管理課学務係で交付しています。
(土曜日・日曜日・祝日は交付及び受付を行いません。)
申請に際しては,
「授業料免除願」
以外に,
市(区)町村等発行の諸証明や所得及び控除に関する各種証明書類が必要となるので,
早めに
申請書類を入手し,
準備を行ってください。
3.
受付期間等
(1)
柏原キャンパス所属の学生
◆受付期間/
できるだけ「対象別に
指 定している受 付日」
に申請してください。
受付日
対 象
4月1日
(水)
学部1回生
(留学生含)
・大学院1回生
(留学生含)
4月2日
(木)
学部2回生
(留学生含)
・大学院2・3回生
(留学生含)
4月3日
(金)
学部3回生
(留学生含)
・専攻科生
4月6日
(月)
学部4回生
(留学生含)
◆受付場所・時間/柏原キャンパス大学会館2階大ホール 9
:
00∼11
:
30,
13
:
00∼16
:
00
(2)
天王寺キャンパス所属の学生
◆受付期間/4月8日
(水)
∼4月10日
(金)
まで
◆受付場所・時間/天王寺キャンパス第二部会議室
(事務室前)
17
:
00∼21
:
00
(3)
必ず本人が直接持参すること。
(郵送による申請は認めません。)
(4)
受付期間終了後の申請は,
いかなる理由があっても一切認めません。
(5)
受付の際には,
提出書類等に不備が無いようにしておいてください。
4.
その他
授業料免除は,
本人の申請に基づき,
免除実施可能額の範囲内で選考しますので,
適格者全員を許可することはできません。前期・後期
ごとに審査しますので,
申請を忘れないようにしてください。
また,
家庭事情が変わっていなくても授業料免除の結果が前回と同じになるとは限りません。
20
お 知 ら せ
平成27年度 日本学生支援機構奨学生の募集について
1.
申込資格
学業・人物ともに優れ,
かつ,
健康であって,
経済的理由により修学に困難があると認められる者
2.
種類・貸与月額(平成27年度入学者の貸与月額の改正があった場合は,改正後の月額になります。)
貸 与 月 額
区 分
貸 与 期 間
奨学金の種類
第一種
(無利息)
教育学部
(第二部含む)
大学院
自宅外通学者
3万円・4万5千円
3万円・5万1千円
第二種
(有利息)
3万円・5万円・8万円・10万円・12万円
第一種
(無利息)
8万8千円・5万円
第二種
(有利息)
5万円・8万円・10万円・13万円・15万円
第一種
(無利息)
専攻科
自宅通学者
3万円・4万5千円
第二種
(有利息)
3万円・5万1千円
3万円・5万円・8万円・10万円・12万円
貸与開始の年月から卒
業又は修了予定の標準
年月までの期間
※第一種については,
平成
27年4月からの貸与開
始となります
※第二種については,
平成
27年4月から9月の間
で貸与開始月を選択で
きます。
3.申込書等の交付
申込書等は,
4月上旬から学生サービス課奨学厚生係及び天王
寺地区管理課学務係で交付します。
(下記掲示板参照)
ただし,
土曜日・日曜日・祝日の交付は行いません。
なお,
「 奨学金申込書」以外に,
市(区)町村発行の収入証明等が
提出書類として必要となるので,
早めに申込書等の交付を受け,
受
付までに必要書類を準備してください。
受付期間
受付場所
教育学部
決定次第,柏原キャンパ
ス学生サービス課掲示板
( 大 学 会 館2階 大ホー ル
前)
に掲示します。
大学会館2階
大ホール
大学院
(夜間)
受付期間
決定次第,
天王寺地区
管 理 課 前 掲 示 板に掲
示します。
受付場所
天王寺地区
管理課学務係
とは限りません。
◆家計基準(この金額は改正になる場合もあります。)
(1)
大学学部(4人世帯・自宅外の例)の目安
○給与所得世帯の年収(税込み)の上限
第 一 種 849万円
第 二 種 1,165万円
○給与所得以外の世帯の年収(税込み)の上限
第 一 種 417万円
第 二 種 733万円
(2)
大学院(本人及び配偶者の年収(税込み))の上限
第 一 種 299万円
第 二 種 536万円
併用貸与 284万円
※必ず本人が直接持参すること。
(郵送での申請は受付ません。)
※受付期間終了後の申込みは,
認めません。
※受付の際には,
提出書類等に不備が無いようにしておいてください。
◆学力基準
5.説 明 会
※詳しいことは,
学生サービス課奨学厚生係
(または
天王寺地区管理課学務係)
にお問い合わせください。
新入生を対象とした説明会を4月中旬に柏原キャンパスで
行うので,
学生掲示板で確認してください。
21
計に基づき,
奨学金の種類・申込条件・返還方法等
≪申込資格≫
◆天王寺キャンパス
第二部
奨学金を希望する人は,
自分の現在・将来の生活設
がありますので,
必ずしも希望者全員が採用される
対 象
対 象
再び活用される仕組みになっています。
なお,
申込資格があっても奨学生の採用数に限度
◆柏原キャンパス
専攻科
ればなりません。この返還金が後輩の奨学金として
をよく考えた上で申し込んでください。
4.申込受付期間等
大学院
◎貸与された奨学金は,
卒業及び修了後に返還しなけ
学業成績の優秀な者等
お 知 ら せ
学生教育研究災害傷害保険・学生教育研究賠償責任保険について
本学では、
学生の教育研究活動中の災害に対する全国的な補償制度である
「学生教育研究災害傷害保険・Aタイプ
(通学特約含む)
【学
研災】
」
・
「学生教育研究賠償責任保険・Aコース
【学研賠】
」
に加入登録をしており、
本学学生は全員が対象となっています。なお,
本保険の保
険料は大阪教育大学教育振興会
(柏原・天王寺)
が負担し,
大学で一括して加入手続を行っていますので,
各自の加入手続きは不要です。
*非正規学生は任意加入です。加入のお問い合わせは下記窓口まで。
◆学研災は大学の国内外における教育研究活動中及びその往復に生じた急激かつ偶然な外来の事故によって身体に傷害を被った
場合に保険金が支払われます。
(
「病気」
はこの保険の対象となりません)
◆学研賠は大学の国内外における教育研究活動中及びその往復において,
他人にケガをさせたり,
他人の財物を損壊したことにより,
法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害について保険金が支払われます。
学研災が適用される教育研究活動の範囲
学研賠が適用される教育研究活動の範囲
●正課中
●正課中
•授業中・教育実習・インターンシップ・介護等体験等
•授業中・教育実習・インターンシップ・介護等体験等
●学校行事中
●学校行事中
(教育活動の一環として大学管理下で実施される各種行事)
(教育活動の一環として大学管理下で実施される各種行事。
なお,
クラブ活動は適用外)
●学校施設内の諸活動中
●通学中・学校施設等相互間の移動中
●学校施設外の課外活動中
*自動車・バイクによる賠償事故は適用外
*公認団体の活動に限る
●通学中・学校施設等相互間の移動中
平成27年4月∼ 事前の申請により 学研災・学研賠が適用される活動の範囲が広がります!
●正課及び大学窓口から申請していないインターンシップ中
●事前の申請により学校行事と承認されたインターンシップ先への移動中
前月20日までにQRコードにACCESS!
上記の活動が学研災の適用を受けるためには,
活動の目的,
内容,
日時,
場所等を事前に大学に
届け出し,
承認を受けることが必要です。
けがや事故が発生した場合は,
すぐに下記窓口に届け出て,
手続を行ってください。
けがや事故が発生してから30日以内に保険会社に事故通知をしない場合には,
保険金が支払われないことがあります。
*詳細は入学時に配布している
「加入者のしおり」
に掲載しています。
☆お問い合わせはこちらまで☆
(柏原キャンパス)
学生サービス課学生支援係(072-978-3312)
(天王寺キャンパス)
天王寺地区管理課学務係(06-6775-6605)
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お 知 ら せ
車両
(四輪・二輪等)
によるキャンパス構内の入構について
柏原キャンパス
■ 入構許可シール貼り付け位置 ■
柏原キャンパスに車両で入構するには
「許可」
が必要です。
入構申請を受け付けのうえ
「入構許可シール」
を発行します。
※四輪車の場合
※自動二輪車/原動機付自転車の場合
受け取った
「入構許可シール」
は必ず車両に貼り付けてくださ
い。
なお、
入構許可を受けていない車両が構内で事故を起こ
した場合、事故証明書を発行できない場合があります。車両
入構の申請は必ず行ってください。
※バックミラーの裏側
等、外から確認できる
位置に貼り付けてくだ
さい。
毎年4月下旬に安全講習会を開催しています。初めて車両
での入構を希望する学生は、講習会の終了後に
「入構許可
シール」
をお渡しします。
また、毎月25日から末日まで学生
※サイドミラーの裏側、
フロントカバー等、外か
ら確認できる位置に貼
り付けてください。
(平成26年度の安全講習会の様子)
サービス課の窓口でも車両の入構申請を受け付けています
ので、
車両ナンバーを申告してください。
安全講習会は、学内外における交通安全ルール&マナー、
安全意識や危機対応能力の向上、
大学生活上の被害防止を
目的としており、
大阪府警本部と柏原警察署の協力を得て開
催しています。
新入生、
在校生の方は積極的に参加しましょう。
天王寺キャンパス
天王寺キャンパスでは、
車両の入構は原則禁止です。
やむをえず車両での入構を必要とする場合は、
天王寺地区管理課に申し出てください。
国民年金保険料学生納付特例制度について
平成27年4月∼『国民年金の学生納付特例制度』の申請が大学でもできるようになります
国民年金は、
日本に住む20歳から60歳までのすべての人が加入し、保険料を納めることが義務づけられています。収入のない
学生には学生納付特例制度があります。申請が認められたときには、病気やけがで障がいが残ったときも年金を受け取ることが
できます。
(申請は毎年必要です)
学生納付特例制度は、申請のあった月の前月から承認することとなっています。承認される前の期間は、保険料を納めなければ
未納期間となり、
その間に万が一の事故で障がいが残っても障害基礎年金は支給されません。
なお、詳しくは日本年金機構ホ−ムペ−ジをご覧ください。
☆大学での申請窓口☆ (柏原キャンパス)学生サービス課学生支援係(072-978-3312)
(天王寺キャンパス)
天王寺地区管理課学務係(06-6775-6605)
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の掲載記事について募集しています。
「こんな情報を載せてほしい!
「学内にはこん
」
なスポットがあるよ!」
など、
みなさんのご意見をお待ちしています。
ご感想等もお寄せください。
問い合わせ先:学生サービス課学生企画係
TEL:072-978-3308 Email:[email protected]