JAグループ北海道 「担い手確保・育成支援事業」の 概要 JAグループ北海道 新時代の北海道農業確立連絡協議会 農家後継者親元就農支援事業(H28∼H30) 事業総額 360百万円 ◇対策のポイント 既存の経営規模が小さいことにより親元就農を躊躇する農家後継者の懸念を 払しょくし、意欲ある農家後継者の親元就農を支援。 ◇環境認識・課題 ・農業従事者の減少や高齢化の進展により、地域において農業経営基盤の維持が課題と なっている。 ・円滑に経営資源を次代に継承し、持続可能な農業を実現するには、農家後継者の親元 就農を増加させることが必要。 ◇事業効果・KPI (事業効果) ・親元就農者数の増加。 (KPI) ・親元就農者 120 人/年 ◇事業内容 ・地域(JA等)が実施する助成※に対して支援。 ※一定規模以下の農業経営体において、後継者の就農をきっかけとした経営規模拡 大、高収益作物の導入等に係る資産取得等(ハウス・畜舎、農業機械および農地取 得費用等)に対する助成。 ◇助成要件 ・地域における、担い手確保目標の設定。 ・一定規模以下の農業経営体を対象。 ・地域(JA等)が実施する助成※に対して支援。 ◇助成内容 ・補助率:地域(JA等)の助成額と同額以内(1 経営体あたり 1 百万円以内かつ 地域助成額と本事業助成額との合計額が資産取得額を超えないこと) ・事業総額:360 百万円(H28∼30 年度)、助成対象:JAまたはJAを構成員とす る地域担い手協議会等の組織 - 1 - JAグループ北海道「農家後継者親元就農支援事業」 (H28∼30)(事業総額360百万円) 対策のポイント 既存の経営規模が小さいことにより親元就農を躊躇する農家後継者の懸念を払しょくし、 意欲ある農家後継者の親元就農を支援。 事業・助成内容 - 2 - ■事業内容 ・ 地域(JA等)が実施する助成※に対し て支援 ※一定規模以下の農業経営体におい て、後継者の就農をきっかけとした 経営規模拡大、高収益作物の導入 等に係る資産取得等(ハウス・畜舎、 農業機械および農地取得費用等) に対する助成。 ■助成内容 ・ 補助額:地域(JA等)の助成額と同額 (1経営体あたり1百万円以内かつ地 域助成額と本事業助成額との合計 額が資産取得額を超えないこと) ・ 事業総額:360百万円 ・ 助成対象:JAまたはJAを構成員と する組織 ・ 助成要件 ①地域における、担い手確保目標 の設定。 ②一定規模以下の農業経営体を対象 ③地域(JA等)が実施する助成※に対 して支援。 経営規模拡大 高収益作物の導入 等 所得の拡大 経営の安定 農家後継者の 親元就農 地域の支援 支援 JAグループ北海道 一定規模以下の 既存経営 農家後継者の親元就農を後押し 農家・農村・農業体験支援事業(H28∼H30) 事業総額 66百万円 ◇対策のポイント PRおよび募集活動の実施等により、潜在的な就農、農業従事希望者を掘り起こ し、農家・農村・農業を知るきっかけを提供。 地域が実施する新規参入希望者とのマッチングの取組みを支援し、就農研修への円 滑な移行を図る。 農業に興味をもつ学生等に対して農業インターンシップを実施することで、農家・ 農村・農業の現場に人を呼び込む。 ◇環境認識・課題 ・国立社会保障・人口問題研究所による調査では、北海道における人口は、2025 年には 500 万人を割り、2040 年には約 420 万人まで減少すると見込まれている。特に、農業 など一次産業を中心とした農村地帯における減少見込が顕著である。 ・現在、農業生産における労働力確保や、地域コミュニティの維持に危機感を持ち、各 JAや行政が創意工夫の下、人材確保に向けた取り組みを行っている。 ◇事業効果・KPI (事業効果) ・長期研修前に農家・農村・農業を知ることで、新規参入希望者と地域・受入農家との マッチングを図ることで、就農研修へと円滑に移行。 ・多くの方に農家・農村・農業を知る機会を提供し、魅力を発信。就農希望者の拡大を 図り、新規担い手倍増を加速。 (KPI) ・地域農業体験 200 人/年、インターンシップ 200 人/年。 ◇事業内容 ①新規参入希望者マッチング支援:新規参入希望者と地域・受入農家とのマッチングを支援。 ②農業インターンシップ支援:学生等を農業の現場に呼び込むことで農家・農村・農業 への理解を深める。 ※①∼②を実施するJA等に対して、開催経費等を参加人数に応じて助成。 ③地区企画支援:①∼②に関連する取組を実施する地区に対して助成。 ※地区とは中央会が事務を受託する組合長会の地区。 ◇助成要件 ・地域における、担い手確保目標並びに新規参入希望者等の受入計画の策定。 ・組合員とJA等が連携し新規参入希望者等の受入体制を構築。 ◇助成内容 ・補助率:①JA等に対して実施費用の 1/2 以内(参加者 1 人あたり 5 万円を上限)、 ②JA等に対して実施費用の 1/2 以内、(参加者 1 人あたり 3 万円を上限)、 ③地区に対して 150 万円以内(実費を上限、取組み内容は地区提案) ・事業総額:66 百万円(H28∼30 年度) ・助成対象:①②JAまたはJAを構成員とする地域担い手協議会等の組織、③地区組織 - 3 - JAグループ北海道 「農家・農村・農業体験支援事業」(H28∼30)(事業総額66百万円) 対策のポイント PRおよび募集活動の実施等により、潜在的な就農、農業従事希望者を掘り起こし、農家・農村・農業を知るきっか けを提供。 地域が実施する新規参入希望者とのマッチングの取組みを支援し、就農研修への円滑な移行を図る。 農業に興味をもつ学生等に対して農作業体験を実施することで、農村および農業の現場に人を呼び込む。 事業・助成内容 ■事業内容 募集・PR活動 きっかけを 提供し、 人を呼び込む ・HP作成、情報誌への広告掲載 ・新・農業人フェア等への出展 ・農業高校生向け説明会の開催 等 マッチング 受入農家負担軽減 地域で 人材を確保 地域の創意工夫によるPR・ 募集活動により、 潜在需要を掘り起こし 農家・農村・ 農業体験 新規参入希望者・ 農業に興味の ある方を 受け入れたい 地域・組合員 ■助成内容 ・ 補助額・助成対象: ①JA等に対して実施費用の1/2以内 (参加者1人あたり5万円を上限) ②JA等に対して実施費用の1/2以内 (参加者1人あたり3万円を上限) ③地区に対して150万円以内(実費を上限) ・事業総額:66百万円 ・助成要件: ・地域における、担い手確保目標並びに 新規参入希望者等の受入計画の策定。 ・組合員とJA等が連携し新規参入希望者 等の受入体制を構築。 地域で就農・農業体験希望者を受入れる体制を整備 受入 費用等 新規参入希望者・ 農業に興味の ある方 参加者負担軽減 農村・農業体験の 実施を支援 旅費 等 新規参入希望者の円滑な就農・農業理解等の醸成 地 域 ・地 区 の 取 組 み に 対 し て 支 援 - 4 - ① 新規参入希望者マッチング支援 新規参入希望者と地域・受入農家との マッチングを支援。 ② 農業インターンシップ支援 学生等を農業の現場に呼び込むことで 農家・農村・農業への理解を深める。 ※①∼②の実施するJA等に対して開催 経費等を参加人数に応じて支援。 ③ 地区企画支援 ①∼②に関連する取組を実施する地区 に対して助成 ※地区とは中央会が事務を受託する組 合長会の地区 地域の 受入体制整備 ICT導入応援事業(H28∼H30) 事業総額 150百万円 ◇対策のポイント 担い手農業者のICT導入支援に取組むJAに対して、導入費用助成を行う ことにより、担い手農業者の費用負担軽減を図る。 ① 作業の省力化による労働負担軽減 ② 経営の効率化・低コスト化・生産性向上 ◇環境認識・課題 ・我が国の農林水産業は、基幹的従事者の高齢化から、深刻な労働力不足に直面すること が懸念されている。 ・このため、ロボット技術の導入などにより、生産性の向上を図るとともに若者・女性 等、多様な人材が活躍できる環境を整えることが重要課題である。 ◇事業効果・KPI (事業効果) ・ICT導入(GPSガイダンス装置・自動操舵装置)による省力化・労働負担軽減・ 低コスト化・経営の効率化等 (KPI) ・地域農業生産額の維持 ◇事業内容 ・GPSガイダンス装置・自動操舵装置を同時に取得導入する者に対して、JAを経由し てGPSガイダンス装置・自動操舵装置の導入費用助成を行う。 ◇助成要件 ・GPSガイダンス装置・自動操舵装置を同時に取得すること ◇助成内容 ・補助率:20 万円以内(1経営体あたり1回限り) ・事業総額:150 百万円(H28∼30 年度) ※上限 20 万円×250 台/年×3 年間=150 万円 - 5 - JAグループ北海道 「ICT導入応援事業」 (H28~30)(事業総額150百万円) 対策のポイント ■ICT導入支援に取組むJAに対して、GPSガイダンス装置・自動操舵装置の導入費用助成を 行うことにより、担い手農業者の費用負担軽減を図る。 事業・助成内容 ■事業内容 ・GPSガイダンス装置・自動操舵装 置を同時に取得導入する者に対 して、JAを経由してGPSガイダン ス装置・自動操舵装置の導入費 用助成を行う。 ICT機器導入にかかる費用を助成 - 6 - ①GPSガイダンス 上限20万円 ②自動操舵装置 (①②を同時に取得する場合のみ) ■助成内容 ・助成対象機械 ①GPSガイダンス装置 ②自動操舵装置 ※①②を同時に取得する場合 のみ対象 ・対象者:農業者、農業法人等 ・助成額:20万円以内(1経営体あ たり1回限り) 1,200 980 1,000 出荷台数(台) ・事業総額:150百万円 GPSガイダンス等の出荷台数の推移(北海道) 830 780 800 480 600 0 480 350 400 200 580 100 170 130 20 80 0 10 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 GPSガイダンス システム 自動操舵装置 北海道農政部 技術普及課調べ 情報通信技術(ICT) を活用して経営を 効率化できた! 農業経営コンサルタント事業(H28∼H30) 事業総額 24百万円 ◇対策のポイント 農林中金が実施している全国相談機能(FAX相談)を活用のうえ、全国相談機能 では解決が図られない事案について、専門コンサルタントによる個別現地相談 (組合員・JA・コンサルタントによる三者協議)の仕組みを構築し、担い手農 業者の経営課題の解決を図る。 ①農業経営の発展 ②経営課題の解決 ◇環境認識・課題 ・農業を担う多様な担い手の確保・育成に向けて、事業承継や労務管理等専門知識を要 する経営課題が増加している。 ◇事業効果・KPI (事業効果) ・多様化する担い手の更なる農業経営の発展 (KPI) ・相談件数等の年次捕捉 ◇事業内容 ・担い手農業者の税務、労務に関する相談に専門コンサルタント(税理士、社会保険労 務士)を現地に派遣し対面で相談対応を実施する。 ◇助成内容 ・専門コンサルタントとの全道包括的なコンサルティング契約料へ助成し、担い手農業 者の費用負担を不要とする。 - 7 - JAグループ北海道 「農業経営コンサルタント事業」(H28∼30) 事業総額: 24百 万円 対策のポイント ■農林中金が実施している全国相談機能(FAX相談)を活用のうえ、全国相談機能では解決が図られない事案について 専門コンサルタントによる個別現地相談(組合員・JA・コンサルタントによる三者協議)の仕組みを構築し、担い手 農業者の経営課題の解決を図る。 ①農業経営の発展 ②経営課題の解決 事業・助成内容 - 8 - ■事業内容 ・担い手農業者の税務、労務に関 する相談に専門コンサルタント (税理士、社会保険労務士)を現 地に派遣し対面で相談対応を実 施する。 ■助成内容 ・事業総額:24百万円(3年間) ※個別相談に係る包括的なコン サルティング 契約料 【税務】 (1年目年2百万円+2年目年4 百万円+3年目年6百万円) =12百万円 【労務】 (1年目年2百万円+2年目年4 百万円+3年目年6百万円) =12百万円 ※担い手農業者の費用負担は 不要とする ・対象者:農業者、農業法人等 【全国相談機能】 【北海道相談機能】 ■全国相談窓口(相談票に よる紙ベースでの相談機 能) (相談項目) 税務全般、事業承継・法人化 マーケティング、財務資金調達 労務管理全般、経営全般 (相談票) <包括的なコンサルティング契約> JA北海道信連 本所 (対面相談日程等の連絡・調整) (回答) JA北海道信連 本所 (相談票) 【専門コンサ ルタント】 税理士/社会 保険労務士 中央会、連合会各支所 (回答) (対応協議) (相談内容等報告) JA北海道信連 各支所 (相談票) (回答) JA (相談) 組合員 (回答) JA ※全国相談機能では 解決が図られない 事案について現地 対面相談を利用 (詳細相談依頼) 組合員 (組合員・JA・コンサルに よる現地での対面相談)
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