口腔カンジダ症 - たかなし歯科

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医療法人 社団 光医会
たかなし歯科
横浜市旭区鶴ヶ峰本町2-45-9
TEL953-8100
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口腔カンジダ症
●口腔カンジダ症とはどんな病気か
口腔内に常在するカンジダ菌という真菌が異常繁殖して起こる病気です。従来、お年寄りや免疫力が低下した状態の人がかかる病
気と思われてきましたが、最近では単に唾液分泌低下や、入れ歯の清掃不良といった局所の要因でも発症することがわかってきまし
た。
●原因は何か
カンジダ菌(主としてカンジダ・アルビカンスという菌)の感染で生じます。長期間の抗菌薬による菌交代現象、生体の抵抗力の低下
が感染の要因となるため、抗アレルギー薬、免疫抑制薬、抗がん薬、ステロイド薬の投与を受けている人などで生じるほか、口腔や
入れ歯の清掃不良、唾液分泌低下なども関連します。通常、高齢者や幼児に起きます。
●症状の現れ方
口腔に、ぬぐうと取れる白いこけ状のものができる場合(偽膜状)と、白苔(はくたい)がなく粘膜が赤くなる場合(赤斑状)とがありま
す。従来、カンジダ症というと偽膜性が代表でしたが、最近では赤斑状が増えています。
赤斑状は飲食時に舌にヒリヒリとした痛みがあるのが特徴です。ほかに入れ歯の下の粘膜が赤くなる、両側の口角が切れる、苦味
や違和感を感じるなどの症状があります。
●検査と診断
白苔を生じる偽膜性は、視診により診断は容易ですが、白苔がなく粘膜が発赤(ほっせき)する赤斑状は、舌痛症(ぜっつうしょう)や、
鉄、亜鉛、ビタミンB12などの欠乏による特殊な舌炎(ぜつえん)との鑑別が必要になるため、血液検査によるこれらの判定と、カンジダ
菌を証明するための培養検査や顕微鏡検査を行います。
●治療の方法
抗真菌薬であるうがい薬、塗り薬、内服薬を使用することで一般にはよく効きますが、それぞれの薬の使用方法をよく守ること、
また、日頃から舌を主体とした口腔粘膜の清掃を心がけ、入れ歯の正しい清掃や管理、口腔乾燥がある場合には唾液分泌や口腔
の保湿を促す口腔ケアが重要です。
●口腔カンジダ症に気づいたらどうする
適切な口腔ケアを行っても症状が改善しない場合は、前述の薬剤を使用する必要がありますので、口腔外科などで治療を受けてく
ださい。全身状態が悪い場合は、口腔カンジダ症を放置することで肺炎などの深部感染症を起こす危険が高まるため、注意が必要で
す。(カンジダ症の検査・治療は健康保険対象です)
症状
検査
寒天培地での培養
治療方法
頬粘膜の白いこけ状のもの
舌を滅菌綿棒でぬぐう
口腔清掃が一番で要介護者は衛生士がします
舌に白赤い斑点
寒天培地に綿棒をなすりつけ培養(37℃)
治療薬
●ファンキゾンシロップ
できるだけ長く口に含む
●フロリードゲル経口軟膏
発生部位にぬる
●イトリゾールカプセル・内服液
飲むか、口に含む
歯肉の腫れと発赤
菌の増殖数や色で判断する
診療時間: 月12時~20時 火~土9時~20時 日曜9時~17時
休診日 : 祝日 水曜日
診療科目: 一般歯科・小児歯科・障害者歯科・歯列矯正・インプラント歯科・訪問歯科
義歯にもカンジダ菌が付着 除菌洗浄剤使用
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