「ミュゼプラチナム」店舗数と売上の推移（売上） 20000 18,608 18000 売上（百万円） 16000 店舗数 115 84 12000 業界の常識を覆し成熟マーケットで革新を起こす新しいビジネスモデルで 100 12,674 80 10,452 10000 140 120 94 14000 リアルの世界でもフリーを実現！（店舗数） 65 60 8000 6000 37 40 4,626 4000 14 2000 0 では、スタッフは固定給の正社員として働いてミュゼの顧客対象は 10 代後半 ∼ 中高年数を増やすこと。しかし、複数の都市で散発 2005 2006 206 534 一方、私たちミュゼプラチナム︵以下、ミュゼ︶こしています。ないので、できる限り短期間で店舗数や顧客追加契約を勧める必要がありました。めに、強引な言葉で契約を迫ったり、しつこく︱御社は価格の面でも業界に革命を起のは、クチコミをする人数が少ないと意味がは、いくつか条件があります。中でも重要な 2007 れます。エステ業界は、歩合制、ノルマ制の契います。もミュゼが急成長できた大きな要因になってコミが大きな効果を発揮するのです。ただし、クチコミを効率良く広めるために 2008 2009 0 2011（年） 2010 ※数字はすべて8月期時点のデータ約社員がほとんど。満足のいく収入を得るた 20 1.499 6 していました。社会問題になり、業界全体のイメージが悪化ばせるという営業活動。顧客の多重債務もなどで勧誘した後、強引に高額の契約を結期投資の軽減﹂と﹁人材育成のスピード化﹂に時間がかからなくなります。こうした﹁初ないため、教育が簡素化され、技術者の育成ます。また、複数の技能を身につける必要がえられるので、店舗数の拡大がしやすくなり本能を満足させるタイプのビジネスは、クチ効果によって圧縮しました。エステのようなるようにしました。そして、広告費はクチコミに依存せず、簡単な機械操作で脱毛を行えすることで圧縮。スタッフの属人的な技術力原因は従業員の評価制度にあると考えら構造を抱えていました。たとえば、無料体験まず、１店舗あたりにかける初期投資が抑です。まず人件費は新しい脱毛方法を導入エステ業界は、お客さまにとって不合理ななメリットにつながっています。人件費や広告費などを大幅に圧縮したの︱具体的に教えてもらえますか。サロンとして展開。この脱毛への特化は、様々し、ミュゼはサービスを絞り込んで、﹁脱毛﹂の︱たのですどかう？やって大幅な低価格化を実現しという仕組みづくりを徹底したのです。るようなこと、損をすることは絶対にしない﹂らの〝逆張り戦略〟を取り、﹁お客さまが嫌が﹁化粧品販売﹂を四本柱としています。しかテサロンは、﹁フェイシャル﹂、﹁痩身﹂、﹁脱毛﹂、する大手企業の逆をいっています。多くのエスク真チのコ顧ミ客を満爆足発のさ追せ求たがは、同じやり方では太刀打ちできません。彼提供するサービスの面でも、私たちは先行ステサロンが押さえた既存市場を奪うためにテ業界︶の常識を覆したからです。大手のエ界の慣習に囚われなかったのですね。︱はなく、しっかり利益を出しています。ちろん赤字でサービスを提供しているわけで従来までのエステティック業界︵以下、エス後発のベンチャー企業だからこそ、業︵キャンペーン価格︶にまで下がりました。もとができたのですか？円を突破しました。なぜ急成長を果たすこ︱新業機界軸のを常打識ちを出打すち破り御社は設立から 10 年で年商１８０億たうる。ののでだすかがら、、お従返来はし返すさるなのいはの当が然一﹂般と的私ではし思した。﹁未使用分のサービス料金を預かっていしています。また、解約返金制度も導入しまいて、接客中に営業活動をすることを禁止１万９８００円でしたが、現在は１８００円もが手に届く料金で提供することを目指が必要とする﹁脱毛﹂というサービスを、誰のすべての女性です。私たちは、多くの女性ゼをオープンした２００３年当時の料金はしました。たとえば、ワキ脱毛の料金。ミュ後の事業展開、究極の顧客満足の実現へ向けた﹁リアルフリー戦略﹂などについて聞いた。を次々に打ち破ってきたジンコーポレーション。まずは代表の髙橋仁氏に、成長の理由、今毛サロン﹁ミュゼプラチナム﹂だ。同ブランドを展開するのは、﹁利他﹂の信念で業界の常識のが、創業から 10 年で国内１２０店舗と１２０万人の会員を抱えるまでに急成長した脱ここ数年で激変したビジネスのひとつがエステティックの世界である。その主役となった﹁すべてはお客さまのために﹂を徹底的に仕組み化エ全ス国年テ１商業２１８界００の店億チ舗円ェを超ン展！ジメ開ーすカるージンコーポレーション代表取締役社長髙橋仁たかはしじん 1968年、福島県生まれ。学生時代から不動産営業のアルバイトで好成績を記録し、社会人さながらの経験を積む。立教大学を卒業後、エステサロンの部長職に就く。採用・経理・商品開発など多くの経験を積み、2002年に福島県にて有限会社ジンコーポレーションを設立し、代表取締役社長に就任。2004年に株式会社ジンコーポレーションへ組織変更。脱毛に特化した戦略で成長を続け、現在は全国に120店舗を展開。売上181億円を誇り、設立から10 年で業界トップクラスの規模にまで上り詰めた。経営者データファイルお名前：髙橋仁生年月日：1968年12月2日出身：福島県身長：181ｃｍ体重：78ｋｇ平均睡眠時間：7.5時間平均起床時間：午前8時趣味：無趣味乗っている車：日本交通、MKタクシーおススメ本：『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット（著）、『スイッチ！』チップ・ハース、ダン・ハース（著）、『アルケミスト』パウロ・コエーリョ（著）、『君と会えたから… 』喜多川泰（著）家族：妻1人、子供4人、義母1人今までに訪れた国：32カ国座右の銘：利他心購読雑誌：GOETHE 尊敬する人：松下幸之助、稲森和夫、孫正義、 Sam Walton（サム・ウォルトン）今日の財布の中身：120万円好きな食べ物：そうめん嫌いな食べ物：レバ刺ししたのですか？︱います。なぜ自社の戦略論を書籍として出版くまでもお客さまのためになるもの﹂というパクトを与えていきたいですね。で、サービス業の基準を革新するようなインてきました。次は中国をはじめとするアジア源は既存の商品・サービスではありません。当サービスを無料で提供します。つまり、収益デルです。一方、リアルフリーはすべての商品・ら収益を得る方法を模索し、﹁リアルフリー業と進めています。そして、会員さま以外かマーケティング面での提携や協力を様々な企別組織﹁ＴＭＥＤ事業戦略室﹂を立ち上げ、サービスを生み出すため、部署横断型の特ま本手はが関私すのを、桁た。良ぬ外わるさかちはなれサはのー、い日世、競ビ本安争ス界で中心力業エどでがのス﹁こきあメテるでりイサもロまドン通す・。の用そ。イ基すうきン・準るいめジ細ャをとっパ変思たかいンえい日、﹂国の製品が評価されつつありますが、ミュゼ車や電化製品の分野では、日本製品より他﹁おもてなし﹂はものすごい財産です。自動ちの強みが明確になりました。やはり、日本の業種業態は限定していません。ただし、﹁あでいくのですか。︱げていますが、将来はすべてのサービスの無料現在は当社も有料のサービスで利益を上戦略﹂を推進していきます。どのような企業とアライアンスを結ん - 原則は守ります。提携先に利益が残りすぎ社の場合は、顧客データベースを活用した新化を目指していきます。この戦略の詳細は、･･･るビジネスではダメです。﹁お客さまに価値あしい法人向けビジネスを考えています。拙著﹃リアルフリーのビジネス戦略﹄に記してす。つまり、第三者としてお金を出してくれクホルダーはつくらないことを肝に銘じていま料サービスを買ってもらう﹂というビジネスモで提供し、興味を持った顧客に高機能な有こうした会員さまのデータを活用した新２０１０年に初めて中国に出店し、自分たなマーケティングが可能です。ても絞った数なのです。しまい、うまくいかなくなるでしょう。ビスを始める時も自分たちの都合で考えて持ちを忘れてしまいます。すると、新しいサー長する﹂という風に考えると、お客さまの気もし﹁従業員満足度を上げると、会社が成思います。考え方と比較すると、違いが分かりやすいと事業戦略です。これは﹁フリーミアム﹂という商品価格を限りなくゼロに近づける﹂という﹁顧客利益を最大化するために、すべての ∼ り 40 ま代す女。し性か﹂もと﹁、、属美性へがの明情確報な感の度でが、高効い率 10 的代ば、何千万人という膨大なデータベースとなな高い紹介率で増やし続けることができれいただいています。会員数をこれまでのようチャイズ展開を推進し、各省の都市ごとに適らいはすぐに出店できます。中国ではフランた知恵と経験がありますので、１２０店舗くです。私たちには８年で１２０店舗を展開しまた、﹁お客さま﹂と﹁従業員﹂以外のステーまずフリーミアムは﹁基本サービスを無料正な数を見込んでいますので、１０００といっ現在は約１２０万人の女性会員にご満足１０００店舗﹂は根拠のある現実的な数字ば、いつか道を踏み外します。す。何よりも先に顧客満足を追求しなけれなぜなら、﹁お客さまのためにならないことは﹁フリリアールミフアリムーを﹂越える︱﹁リアルフリー戦略﹂とは何ですか？︱コ膨ミ大ュなニ女ティ性を会創員るのための今後の事業展開を教えてください。店舗の開設を計画しています。この﹁５年で絶対にしない﹂というポリシーがあるからで中国への出店を加速し、５年で１０００せてください。︱最後に、海外展開へのビジョンを聞かしてきたことがありましたが、却下しました。力に報いたい﹂とインセンティブの導入を提案ありません。店長が﹁頑張っている部下の努はないのですか？︱を第一に考えなくなってしまうからです。個人単位の売上目標やインセンティブいません。スタッフが走りすぎると、お客さま当社は、従業員同士の競争原理は働かせてせたりしています。合が往々にしてあります。たとえば、﹁顧客満を掲げていますが、お題目で終わっている場るのは難しい。様々な企業が同じような方針さまのため﹂と言うのは簡単ですが、実践す行動するということです。口先だけで﹁お客まさ在がにもいよるまし存、、もせまに実３、﹂在とん主な際つ社せとんも。義りはめ会。いをにをが﹁がとこわ省徹ち株﹁もれれく私い社はまこ底だ主がい﹁すか﹂会﹂おすと起がでるらと全と業客、す当でい体い必をうさ。社すう﹂志利な考まず商の。しそ益らえにし売思うた構方ももの想なをわで、理基理がる追なす自想本由成と求い分だはは﹁り、すの。たたと﹁立おるでしちは三人ち客存すかに思方のさまの幸せを追求していくつもりです。発展させた﹁リアルフリー戦略﹂によって、お客くると考えていました。今後はこの考え方を役に立つことができれば、儲けは後からついて役に立ちたい﹂という純粋な想いです。誰かのもらえると期待しています。くっていこう﹂という利他の思想を理解してでいい。まずはみんながハッピーな経済圏をつするピュアな世代だからこそ、﹁儲けは後からを通じて人の役に立つ情報を積極的に発信のをシンプルに求めている世代です。ネット﹁働きがい﹂、﹁生きがい﹂という本質的なもえていません。彼らはモノよりも、﹁やりがい﹂、と揶揄されていますが、私はそんな風には捉こそ、旅行は面白いわけです。の人、そして若干のトラブルなどがあるからわりにならないからです。現地の空気、現地とに価値があり、どんな高品質な映像でも代理由は﹁旅行﹂というのはリアルに出かけるこて、当グループに加わってもらいました。その世お界ものてサなーしビのス心業でに革新を足﹂と言いながら、各従業員を売上高で競わ彼らは上の世代から﹁ゆとり世代﹂などたとえば、２０１１年に旅行会社を買収しつまり、お客さまの利益を最優先に考えて、﹁利他﹂という考え方を大切にしています。教えてください。︱経営者として大切にしていることを従業員同士で競争をさせないいう自信があります。ば、引き続き良い評判を広げてもらえる﹂ともありますが、﹁間違ったことさえやらなけれ現実に起きています。クチコミには怖い部分縄の人にミュゼを勧めてくれるということがンターネットの発達により、北海道の人が沖ただけるという好循環が生まれています。イその方々がさらに毎月会員さまを紹介してい４割が紹介で入会された方々です。そして、現在、ミュゼの会員数は１２０万人。その約に拡大の余地があります。所得には左右されませんので、今後もおおい舗展開は計画通りです。お客さまの地域や標を設定していたので、スピーディーな多店ねたえ。後え、他。最の初地か域ら﹁へ拡国内大４し０て０い店っ舗た﹂わとけいでうす目ネスにつながるし、社会に対する務めだ﹂とい彼らに﹁良くないものを良くすることはビジを強く意識して著しました。出版の目的は、この本は、大学生から 25 歳くらいまでの人思ってもらえるものがいいですね。た本能に訴えるビジネスで、リアルに欲しいと﹁心地よさ﹂、﹁うれしさ﹂、﹁感動する﹂といっに反する会社とは、絶対に組みません。また、るものを適正な価格で﹂というミュゼの趣旨まず小規模都市でブランド力を高めを得るまでに時間がかかり、失敗していたで規模の都市に出店していたら、クチコミ効果出店していくのがいいのです。最初から大きいに大きい規模の地域に﹁ドミナント戦略﹂で期間で知名度と評判を高める。その後、さらつまり、まずは小規模の地域に出店して、短に複数店舗を集中的に出店していきました。域に出店した後、もう少し大きい規模の地域めました。２店舗目も同じくらいの規模の地バーできるので、そこから始め、クチコミを広で域的ミすににュ。集店ゼ中舗のしを場た増合方や、がし１、て店ク舗チもコ効でミ果 30 がが万広低人がいのり。都や１市すつをいのの地カミュゼプラチナムの「逆張り戦略」とは？エステ業界に起こしたイノベーションミュゼ従来 ● 価格がわかりにくい ● シンプルで低価格 ● 強引で断わりにくい営業 ● 自分の意志でコースを選択 ● 紹介制度で得をする（クチコミ）うメッセージを伝えたかったからです。︱しょう。・幅広い商品ラインナップ・脱毛に特化・厳しいノルマが課されたスタッフ・複数の技術を要するサービス・ノルマなしで協力しあうスタッフ・機械操作による単一技術のサービス徹底比較従来のエステサロン VS ミュゼプラチナム価格体系複雑（返金制度なし）シンプル（返金制度あり）営業手法強引な営業紹介のみ（営業はしない）厳しいノルマのある変動給ノルマなしの固定給施術方法高度な技術簡単な機械操作のみ施術分野幅広い商品ラインナップ脱毛に特化従業員への待遇