3月1日(日)第49回卒業証書授与式を挙行いたしました。春雨 が降る中、本校生徒や職員の他、保護者や来賓の皆様の多数のご臨席 をいただき、厳かな雰囲気の中、卒業生14名(男子7名・女子7名)が、宇久高校を巣立っていきまし た。担任の白濱桜先生、小川雄太郎先生から名前を呼ばれた卒業生は、大きく返事をし、石川伸夫校長より 卒業証書を受け取りました。卒業生代表の栁内美咲さんの答辞では、「これから宇久高校の生徒の数は尐し ずつ尐なくなっていくでしょう。学校行事も、部活動も一人一人の責任が増えていくと思いますが、一人一 人が宇久高校の主役であることを忘れず、今まで以上に素晴らしい宇久高校を作り上げてください。」とい う後輩への思いや、「これから向かっていく先には、大きな試練が待ち受けているかも知れません。しか し、私たちは風に向かって大きな帆を張り、どんな荒波にも立ち向かいます。宇久の真っ青な海のような美 しい心を持ち続け、まっすぐにまっすぐに進んでいくことを、ここに誓います。」という強い決意、そし て、18年間育てていただいだ保護者の方への感謝が語られました。卒業式後には最後のHRが行われ、3 学年担当の教員から卒業生たちへ熱いはなむけの言葉が贈られ、保護者の方が見守る中、卒業生一人ひとり が、保護者や先生方への感謝、将来への決意を語りました。 第49回卒業証書授与式 宇久高だより 第4号 平成27年 3月24日 長崎県立宇久高等学校 私の子育ては大丈夫だったか 校長 石川 伸夫 卒業証書授与 昨年の11月15日(土)「佐世保地区公立高等学校PTA研修会」が佐世保市コミュニティーセンターホール にて開催された。私も、竹村会長さん、山田副会長さん、山村事務長とともに参加した。「実践発表」で は、佐世保中央高等学校と大崎高等学校のPTAが、発表された。大崎高校は、「同居連携型中高一貫教育」 についての報告であった。大変興味深く拝聴した。 その後、「月刊生涯学習通信」編集長の三浦誠一郎さんの講演会が実施された。演題は、「人生の予防注 射-『体力』と『耐性』はまだ間に合います 古人曰く『若いときの苦労は買ってでもさせよ』」であっ た。その中で次のような詩を紹介された。 雨にもあてず 風にもあてず 雪にも 夏の暑さにもあてず ぶよぶよの体に たくさん着込み 意欲もなく 体力もなく いつもブツブツ不満を言っている 毎日塾に追われ テレビに吸いついて遊ばず 朝からあくびをし 集会があれば貧血を起こし あらゆることを 自分のためだけ考えてかえりみず 作業はグズグズ注意散漫し すぐに飽き そしてすぐ忘れ りっぱな家の 自分の部屋に閉じこもっていて 東に病人あれば 医者が悪いと言い 西に疲れた母あれば 養老院に行けと言い 南に死にそうな人があれば 寿命だと言い 北にけんかや訴訟があれば 眺めてかかわらず ひでりのときは 冷房をつけ みんなに勉強勉強と言われ 叱られもせず 怖いものも知らず こんな現代っ子にだれがした 答辞 栁内美咲 さん 式歌斉唱 最後のHR 卒業生表彰伝達式 3年1組 詩人で作家の宮沢賢治の有名な詩「雨ニモ真ケズ」のパロディである。賢治のふるさと盛岡の小児科医・ 三浦義孝氏が小児科学会で披露したものだという。 我が子育てを振り返り、じっくりと反省する研修会となった。 「太陽は一つだけ」これは「常識」である▲宇宙空間に存在する恒星(自ら光を放つ天体)は、その周 りに惑星を従えている太陽系のような天体がほとんどと、多くの人は考えているだろう。だが、実は このような形態をもつ恒星は全体の50%に過ぎないと、最近の研究で明らかになっている▲「連星」と呼ばれる天体は、 太陽のような恒星2つが、互いの重心の周りを運動をしている天体である。それはまるで映画「スターウォーズ」に出てく る2つの太陽。中には3つ以上の恒星による連星もあり、今年新たに4つの恒星による四連星が、800光年先で発見された。 現在は六連星までが確認されている▲このSF映画のような「連星」は宇宙での「常識」であり、逆に「太陽系にはなぜ恒 星が1つしかないのか」という新たな謎が生まれ、研究が進んでいる▲このように科学は、「常識」を打ち破るような新た な発見のたびに研究が進み、発展してきたという歴史を持つ▲私たちはつい自分の常識内で物事や他人を見がちである。 しかし、その「常識」にとらわれてしまうと新たな発見はできないどころか、「常識」が自身の成長の足かせとなり、他 人の可能性を埋没させる▲もちろん人としての常識は必要であるが、物事や他人の可能性の新たな発見をし、自他共の成 長を促し、互いの人生を豊かにするために、いったん「常識の眼鏡」をはずしてみよう。教員である私としても戒めたい ところだ。 送辞 岩永悟志 君 コラム 宇久高 2月27日に行われた表彰伝達式では、以下の生徒が表彰されました。 栁内 美咲 (長崎県教育委員会表彰) 竹村 和馬 (長崎県高等学校体育連盟表彰) 菅 秋穂 (長崎県高等学校文化連盟表彰) 竹村 秋人 (全国商業高等学校協会表彰、全国商業教育研究会3種目1級合格) 下道真菜美 (全国商業教育研究会3種目1級合格) 竹村 和馬 (皆勤賞) 中島 啓滋 (皆勤賞) 安永 和広 (皆勤賞) 松本優利香 (皆勤賞) 教育(努力)目標 「授業・部活動・家庭学習」を中心にした高校生活の充実に努める。 ①学力の向上と進路指導の充実 ⑤読書指導の充実 ②生活指導の充実 ⑥小中高一貫教育の充実 ③体育・文化活動の充実 ⑦保護者・地域との連携 ④保健・環境美化の充実 (1年)…「明るく 元気に 前向きに」を学年スローガンに掲げ、1年間 頑張ってきました。部活動においては、1年生ながらも8名全員がそれぞれ の部で活躍してくれました。なかなかできないような経験もできて一回りも二回りも成長したのではない でしょうか。 2月には将来設計レポート発表会を行い、将来なりたい職業について調べ、スライドを使い発表しま した。生徒全員が緊張した面持ちでしたが、高校2年生、宇久中学校2・3年生の前で、一生懸命発表 し、観覧に来ていただいた中学校の先生方にも尐し大人になった姿を見せることができました。 この1年間を通じ、高校生としての自覚、宇久島をリードしていかなければならないという責任が、 尐しは芽生えつつあると思います。来年度は、より一層自覚を持ち、また、自らの進路と向かい合い、実 現のために行動に移してくれることを期待しています。保護者・地域の皆様、来年度もご協力よろしくお 願いいたします。1年間ありがとうございました。 学年・保健室より (2年)…2、3月は、学校行事、部活動ともに2年生がメインとなって活 躍する機会が多くなりました。生徒会活動では、生徒会誌『群雲』の発刊で企 画や構成をとりまとめ、『宇久高だより特別号』でも3年生ひとりひとりへの 思い出のことばを紡ぎ、卒業生への記念色紙と併せて互いの心に残るものとな りました。また卒業式後の『宝島』の斉唱の際、歌詞とともに上映するスライ ドショーは、使用する写真の収集から工夫を凝らしました。家庭クラブと家庭 部の合同で卒業祝いとして作ったマフィンも、文化祭の思い出であるバナナと ショコラ味で、好評でした。こうして尐しずつではありますが、来年度は最高 学年となる自覚と責任が芽生えている様子に、成長を見て取ることができま す。どうか来年度も、温かく、また厳しく見守っていただきますよう、よろし くお願いいたします。 (3年)…3月1日、多くの方々に見守られながら3年生14名は無事卒業 することができました。卒業に際し、多くのお祝いの言葉をいただき誠にあり がとうございました。この1年間、卒業後の進路選択に向けて一人ひとりが悩 み、努力しました。ずっと一緒に育ってきた生徒たちにとって自分で進む道を決めるというのは初めての 辛く厳しい経験となりました。しかし、互いに励ましあい支えあうことで乗り越え14人全員が、自分の 進む道をつかんでいきました。その辛いときを一緒に過ごしたことにより生徒たちの絆は今まで以上に深 まりました。宇久島を出て夢に向かってさらに勉強をする生徒もいれば、宇久島で社会人としての第一歩 を踏み出す生徒もいます。純粋でまっすぐな生徒たちですがまだまだ未熟ですので、卒業後も今までと変 わらぬ叱咤激励をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。これまでのご支援・ご協 力、本当にありがとうございました。 (保健室)…今年度も残りわずかとなりました。4月に入ると平成27年度の定期健康診断が始まり、 いろいろな検査や検診を行います。今年度の検査や検診で治療勧告書を受け取っているお子様は、春季休 業などを利用して、今年度中に専門医の受診を済ませるようお願いいたします。 2月27日に、3年生が将来の進路設計に向けての体験を1・2年生へ向け て発表しました。今年度は松本優利香さん、菅秋穂さん、竹村悠さん、濵田啓 介君に発表してもらいました。 自分の失敗や成功をもとに、学校選びや学科試験へ向けての学習の工夫、面接試験への対策の仕方など 様々なアドバイスが1・2年生へ向けて送られまし た。 1・2年生は、先輩の体験談から学ぶことも多 かったようです。進路意識を高め、これまでの取り 組みを振り返り、今後の目標を改めて決める機会と してもらいたいと思います。 進路体験発表会 <1・2年生の感想> ・どの先輩方も共通して、「もっと早く勉強してお けばよかった」と言われていたので、自分も3年生になって後悔しないように、今から勉強をしていきた い。 ・私は人と話すのが苦手なので、面接に向けてきちんと受け答えができるようにしないといけない。 ・早めに目標を立て、自分が今しなければならないことを考え、行動することが大切だと分かった。 ・先輩方はよく考えた上で、将来必要な知識や資格が得られるところを志望校としていた。 ・たくさんの大学を調べ、自分の学びたいこと、自分の行きたい大学と向き合って、自分と勝負していか なければならないと思いました。 ・早く志望校を決めるために、オープンキャンパスなどに積極的に行ってみようと思った。 ・先輩方も分からないところは友達や先生に質問していたので、私もしっかり先生に質問に行って、分か らないところをなくしていきたい。 平成27年度 行事予定 4月 17日~21日 夏季補習 16日~17日 センター試験 9月 22日~27日 3年後期期末考査 14日 小中高合同歓迎遠足 28日 新体力テスト 6日 第10回中高合同体育大会 19日~24日 1・2年後期期末考査 10日 PTA総会 10月 29日 同窓会入会式 30日 開校記念日 1日 終業式 6月 2日 秋季休業 3日 高総体推戴式 5日 始業式 16日 球技大会 12月 21日31日 夏季補習 24日 球技大会 24日 オープンスクール 25日 冬季補習 先生(佐世保南高校へ) 小泊 千紘 先生(山鹿市立山内小学校へ) ★ 1日 第50回卒業式 24日 終業式、離任式 6日 中高合同駅伝大会 30日~4日 修学旅行 陽子 3月 11月 7月 村田 2月 25日~30日 前期期末考査 でありがとうございました。新天地でのご活躍を心よりお祈りしております。 草野 深音 先生(豊玉高校へ) 中高合同百人一首大会 5月 20日~26日 後期中間考査 教頭(国見高校へ) 8日 全校集会、 26日~ 4日 合同体育 26日~1日 前期中間考査 雅英 6日~ 7日 冬季補習 9日~10日 課題実力テスト 今年度の人事異動によって5名の先生方が転任されることとなりました。今ま 平塚 1月 8日 始業式、新任式、入学式 6日 高総体競技 森 貴浩 先生(瓊浦高校へ) 9日 平和学習 24日~25日 課題実力テスト 5日 高総体開会式 転任・退職される先生方 8月 生徒達の日々の活動を、画像とともに発信しています。 インターネットで、「宇久高トピックス」と入力していただければ、ご覧になれます。
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