頂門の一針 - Melma!

2014/04/22発行
頂門の一針
□■■□──────────────────────────□■■□ わたなべ りやうじらうのメ ル・マガジン「頂門の一針」3283号
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2014(平成26)年4月22日(火)
朴政権に打撃深刻 韓国各紙「三流国家」:加藤達也 習の 禁じ手 でチャイナリスクが現実に:杉浦正章
まだまだ資源は石炭の時代:宮崎正弘
私の「身辺雑記」(95):平井修一
マロニエは栃の木:渡部亮次郎
話 の 福 袋
読 者 の 声
身 辺 雑 記
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第3283号
発行周期 不定期(原則日曜日発行)
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朴政権に打撃深刻 韓国各紙「三流国家」
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加藤 達也 【珍島(チンド)(韓国南西部)=加藤達也】300人を超す死者・行方
不明者を出した韓国・珍島沖の旅客船沈没事故が社会の安全重視を掲げて
いる朴槿恵(パク・クネ)政権に打撃を与えている。韓国各紙は「韓国は
『三流国家』だった」「国民が不信の烙印(らくいん)を押した じたば
た政府 」などの見出しを掲げた記事を相次いで掲載、政権の対応を批判
している。
韓国紙、朝鮮日報は、「国民は政府関係者の事故対応能力がいかに低レベ
ルかを改めて知った」などとし、朴政権が日本の総務省に近い役割とされ
る「行政安全省」を国民の安全が最優先との方針から「安全行政省」に変
更したにもかかわらず、「このざまだ」と批判した。
発表内容の相次ぐ訂正も不信を買っている。乗船者数の把握には3日ほど
かかり、船内にダイバーがまだ進入できていなかった18日には「船内で捜
索を始めた」と発表、数時間後に撤回した。
韓国メディアによると、政府への不信感を募らせた安否不明者の家族らの
一部が、「朴槿恵大統領に責任を問う」として、抗議のためソウルの大統
領府(青瓦台)行きを決行。道路を封鎖するなどした警察と対峙(たい
じ)する事態となった。
バスで移動することを阻止されたため、家族らは20日午前1時半ごろ待機
所となっている珍島室内体育館を徒歩で出発。騒動を収拾するため鄭チョ
ン首相が現場に出向き、説得を試みた。
家族らに取り囲まれる中、首相は「罪人になった気分だ」としながら、
「これまで出たすべての(捜索)方法を検討して用いる」と述べると、家
族らは「すべて嘘だ」「同じことばかり繰り返している」と反発を強めた。
鄭首相は今回の事故でソウルと現場を度々往復しており、政府の異例の対
応ぶりがうかがえる。
韓国では大規模災害時の対応や処理などにあたって、時の政権が直接、世
論の批判にさらされることが多い。
1990年代に大統領を務めた金泳三(キム・ヨンサム)氏は、500人以上が
死亡したソウル市内の百貨店崩壊事故など在任中に相次いだ大事故の記憶
と結びつけられ、韓国民の間での人気は今も低いままとされる。
折しも、韓国政府は25日からのオバマ米大統領訪韓を控え、ソウル市内で
の警戒を強め、反政府デモや政治的な騒動に神経をとがらせている。
朴大統領はオバマ大統領との米韓首脳会談など、重要な外交日程をこなす
一方で、事故の対応にも万全を尽くすことが求められている。
産経新聞 4月21日(月)7時55分配信
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習の 禁じ手 でチャイナリスクが現実に
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杉浦 正章
船舶差し押さえで日本企業の 萎縮 は確実
中国の裁判所による商船三井の大型船舶差し押さえは、共産党政権が経済
に介入する「チャイナリスク」がまざまざと姿を現したことを意味する。
明らかに中国国家主席・習近平は 禁じ手 を使って日米首脳会談への揺さ
ぶりという実力行使に出た。民間をけしかけた「訴訟ー勝訴ー差し押さ
え」の構図は、今後日本との経済関係において「負のスパイラル」として
浮上、作動し続ける危険性を帯びている。
既に日本企業の対中投資は減少の傾向をたどっているが、実力行使に対抗
するには日本企業が自由主義経済とは何かを中国政府に 教育 するしかな
い。もう中国への資本移転は当分やめることだ。
日本政府のとらえ方は至極当然である。中国は72年の日中共同声明で戦争
賠償請求権の放棄を表明した。その代わり日本側は対中経済支援を約束
し、その約束通りに政府開発援助(ODA)や技術協力を展開した。
これまでに有償資金協力(円借款)を約3兆1,331億円、無償資金協力を
1,457億円、技術協力を1,446億円など総額約3兆5000億円以上のODAを実施
した。
有償資金協力(円借款)により総延長5,200キロメートルもの鉄道が電化
され、港湾分野においては1万トン級以上の大型バースが約60か所整備さ
れた。
中国の経済成長はまさに日本の援助によって成し遂げられたものであり、
賠償放棄の元は国家全体として十分すぎるほど受け取っているのである。
官房長官・菅義偉が船舶差し押さえについて「日中国交正常化の精神を根
底から揺るがしかねない」と批判したのは当然である。さすがに中国外務
省は報道局長・秦剛が「普通の商業的な契約トラブル」との見解を示して
トーンダウンに懸命だ。日本国内にはこれをみて「司法の勇み足」などと
いう見方が生じているが、甘い。
中国における司法とは共産党独裁政権の指揮下にあるのであり、党中央の
方針に沿うことを使命とする特殊機関である。したがって明らかに習近平
指導部の方針を受けたものと解釈すべき局面だ。
つまり政権の政治的意図が十分うかがえるものである。一党独裁体制と
は、反日教育をして反日デモを操り、今度はこれまで抑えていた国民によ
る戦争賠償請求権裁判をけしかけることができる体制であり、民主主義国
の普遍的な価値観を当てはめることは出来ないのだ。
さらに重要なのはこの賠償裁判は韓国との連動している気配が濃厚だ。政
府筋によると「習と朴槿恵の暗黙の了解があり得る」という。
現に韓国でも、「戦時中に強制労働させられた」とする韓国人女性らが三
菱重工業や新日鉄住金、不二越を相手取った訴訟で、一部勝訴に持ち込ん
でいる。
今後、中国政府の 解禁 方針のもとに各地で訴訟が起こされる形勢であ
り、既に2月には「日中戦争時に強制連行された」と訴える元労働者や遺
族が、三菱マテリアルと日本コークス工業(旧三井鉱山)を賠償支払いな
どを求め提訴。
北京市の第1中級人民法院がこれを受理した。つまり中国政府は対日圧力
の新たな手段として訴訟をけしかけようとしているのである。司法に勝訴
判決を出させて差し押さえ、対日圧力に活用する。
反日教育を受けた一般大衆は日本のODA援助など全く知らないまま大喜
びをして、習の人気が上がる。一度始めたら麻薬のように続けたくなる
禁じ手 の中毒症状である。
しかしこれは経済成長がなければ破たんする中国経済からみて全くの逆
コース的な両刃の剣であることを中国指導部は分かっていない。先に発表
された国内総生産(GDP)の7.4%の数字を信用している日本の経済専
門家はゼロと言ってよい。
あまりに好都合な数字であり、その背後に 意図 が感ぜられるというの
だ。恐らく5%に乗るかどうかが実態ではないかと見られている。
電力消費量や貨物の輸送量など動かしがたい数字から計算するとそうなる
というのだ。そのGDPですら日本からの投資が冷え込めばさらに下がる
可能性が強い。
一方で安くて豊富な労働力といううまみもなくなりつつある。賃金上昇と
一人っ子政策のつけで15歳から64歳までの労働人口が減少し、活力が
失われてきているのだ。加えて中国経済は爆弾を抱えている。既にはじけ
始めている不動産バブルに加えて、ヤミ金融の約60兆円の理財商品が年
内に返済期限を迎えるとの予想があり、これが時限爆弾となっていつ爆発
するか分からない。
一方で、市場としての中国はなお魅力に満ちている。 自動車販売ひとつ
とっても年間2200万台であり、米国の倍が売れる世 界最大の市場であ
る。日本車が退けばフォルクスワーゲンの独壇場となる 構図でもある。
したがって自動車や電機など製造業の進出はリスクを抱え てのもので
あってもしかたがないだろう。しかし一般企業では東南アジア の友好国
に拠点を移すケースも増大している。
中国商務省の発表した 1∼3月期の日本から中国への直接投資実行額
が、前年同期比でなんと 47.2%減の12億900万ドル(約1233億円)にとど
まっている。習近平の 「実力行使」はこの流れに拍車をかけることは間
違いない。
さらに中国には23日からのオバマ来日に向けた日米けん制の意図も感ぜら
れる。日米首脳会談は、基本的には中国を意識した同盟再構築にあ り、
中国にとって東南アジアにおける孤立化を意味する。ここで存在感を 誇
示しておこうと考えたのであろう。しかし、中国指導部は自由主義経済
に棹さす行為の見返りは大きいと覚悟しておいた方がよい。
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まだまだ資源は石炭の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成26(2014)年4月21日(月曜日)
通巻第4211号 ∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼
中国の石炭火力発電も大気汚染の元凶だが
豪、インド、米国、そして日本が大型消費というパターンが変わった
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石炭の国際相場が値崩れを起こした。中国の発電は72%が石炭による火力
発電、だから煤煙、粉塵により大気汚染が起こる。
それでも世界の石炭消費はふくらむ一方だった。日本にはとうに炭鉱その
ものがなくなって、輸入炭に依存している。
ところが東日本大震災直後から日本の原発停止状況によって石炭が見直さ
れたため、原油を炊く火力についで石炭による発電が増えた。
それだけが原因ではない。中国の電力消費が異常なうねりを描いて上昇し
たため、石炭需要が国内炭では間に合わなくなって、中国は豪、インド、
米国、カナダ、南アなどから輸入してきた。
世界消費の50%近くが中国で消費され、日本は微増でしかない。火力発電
の新設が日本では容易ではないからである。
豪の鉱山ほか、中国は世界中の鉱山を買収してきた。
異変がおきた。米国のシェールガスである。
米国の石炭火力発電への依存度は26%から近未来には22%へ減少する。
このため米国の石炭在庫がふくらみ、価格が値崩れ、かといって炭坑から
積み出し港までに鉄道輸送などにコストがかかり、在庫を一斉に中国に売
り切れるというわけにはいかないうえ、長期契約で輸送費が設定されてい
るため、簡単に供給元を変更できないという実情もある。
シェールガスは投資を煽るブームが先行している。
シェールガス埋蔵は米国が6814億立方メートルで、以下カナダ、メキシ
コ、アルゼンチン、ブラジルと続くが、日本企業はすでに北米とブラジ
ル、メキシコなどに権益を確保した。
ロシアも埋蔵は5923億立方メートル、中国は未確認だが31兆立方と推定さ
れているが、全くの未開発。ドリル技術が後れているためだ。(数字は日
本経済新聞2014年4月21日)。
▲そして中国は南シナ海でメタンハイドレート探査をしていた
シェールガス開発に遅れる中国は逆に南シナ海へ突出した。
ベトナム、フィリピンと領有権を争う海域で資源探査活動を強化している
ことがわかり、さらに同海域での緊張が深まることになる。
一説に南シナ海でのメタンハイドレート埋蔵は680億トンと推定されてい
るが、まだ商用化できるかどうかは、まったく未知の分野。日本でも日本
海での開発が、ようやく探査段階で予算がついた程度である。
こうみてくると、まだまだ資源は石炭の時代なのである。
世界の石炭大手はBHP・ビルトン(英豪の多国籍企業)、グレンコア
(アングロ・スイス)、ピーボディ・エナージー社とアーチコール社はと
もに米国企業だ。いずれも公害対策に頭を痛めている。
米国ミシシッピー州には巨費を投じての石炭火力発電所が建設されるの
も、シェールガスは地中深く、パイプラインと掘削技術の高度化が求めら
れている。 ガス代金の半値で済むためドイツさえ一部を火力発電に切り替えている。
石炭火力発電で粉塵をほとんど出さない見本発電所は日本だけ。煙突が
200メートルで、しかも無人地帯に立っているが、中国では町中にあって
煙突の高さが30-50メートルしかない。
したがって煤煙、粉塵、発電所近くは煤と匂いもついてまわる。
中国での公害反対運動はますます燃え広がりそうだ。
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◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆
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おぞましく身の手もよだつ残虐中国と韓国の大量虐殺
戦争犯罪は巧妙に隠され、表に出ないのは何故なのか?
♪
北原淳『戦争犯罪と歴史認識 日本・中国・韓国のちがい』(花伝社。発
売=共栄書房)
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「戦争犯罪」を裁く「正義」とは、いったい何か? それは勝者の一方的
論理による復讐ではないのか。つまり法律ではなく、究極的には感情で裁
判が行われる。東京裁判の結果をみるとよく理解できる。国際法を無視
し、人類共通の正義を軽視した判決である。
本書の著者、北原氏は、右でも左でもなく、ニュートラルな立場から歴史
を追究され、「正義」が如何に困難であるかとこれまでの現代史の問題点
を淡々とえぐる。力作である。特に最近忘れがちな中国共産党の虐殺の歴
史、チベットで、ウィグルで、モンゴルで、かれらはいかなる戦争犯罪を
犯したか、具体的数字を網羅しつつ詳述している。
韓国も負けてはいない。
「真実と和解の調査会」と「ハンギョレ新聞」の週刊誌『ハンギョレ
21』が列挙した韓国の戦争犯罪は「済州島4・3事件」「保導連盟事
件」。そしてベトナム戦争中の大量虐殺と婦女子強姦殺人である。
さて。
韓国はベトナム戦争に累計32万名もの大量の兵員を送り込んだが、主目的
は「積極的に参加して金儲けをすること」だった。「派遣された韓国兵の
給与はアメリカ側が支払い、それは通常の韓国兵が受け取る給与の約2倍
であった」(本書158p)。
評者はベトナム戦争の最中におこった韓国兵の残虐行為の数々のなかで強
姦による混血児が4万人前後もいて社会問題化している事実は知っていた
が、次のような虐殺があったことを本書に指摘され改めて思い出した。
「韓国軍に殺されたベトナム人の数は公式統計だけでも41454人」だが、
「1965年12月22日に韓国軍作戦兵力二個大隊がクイニョン市に500発あま
りの大砲を撃ち込んだ。
それが終了すると韓国軍は12歳以下の子供22人、22人の女性、3名の妊産
婦、70歳以上の老人を含む、合計50名以上の民間人を虐殺した。この韓国
軍の行動の背景にあったのは『きれいに殺して、きれいに燃やして、きれ
いに破壊する』というスローガンなのである」
1966年1月23日から2月26日にかけて、タイヴィン村の15の集落で1200人
の村民が虐殺された。
1969年10月14日には、「パンランというベトナム南部の小さな街にあるリ
ンソン寺での虐殺は韓国軍兵士がベトナム女性にいやがらせをしたため僧
に注意された」ことを逆恨みして、銃を乱射し、「71歳の住職、69歳の
僧、41歳の尼僧、15歳の修行層、そして詳細不明の僧1人、合計5人が死
亡した。兵士たちは遺体に火をつけた」
「1966年2月26日に韓国の猛虎部隊はゴダイ集落を襲い、380人を虐殺し
た」。生存者がひとりも残らず、この場所にゴダイ記念館が建てられた。
近くのアンカン村でも虐殺があり、フォンニィ・ファンニャット村では韓
国の青龍師団によって69人から79人の村人が虐殺された。これはアメリカ
に報告され問題となったが、「ベトコンが韓国兵の軍服を着て行った」と
証言した。
1970年にアメリカ監察官は、この報告は嘘であると暴露した。
ハミ村では135人が殺され、アンリン郡でも韓国兵による無差別の虐殺が
あった。
これらの韓国兵の大量虐殺は戦争犯罪であることは明瞭だが、ベトナム政
府は抗議せず、首脳会談でも議題とせず、あえて外交問題としないのは韓
国財閥によるベトナムへの投資を前にして事大主義に陥っているからである。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS OPINIONS 読者
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(読者の声2)ノルウエーのノーベル委員会が、日本国憲法の9条を授賞
候補に登録したとの報道がありました。
私は4月15日付で、下記のようなメールを「ノルウエーノーベル委員会」
に送りました、英語なので、日本語訳を付けます。まったく冗談ではあり
ません。これを提案したバカ女の連絡先をご存知の方は、この投稿を送り
つけて頂けませんか。
To Members of Nobel Prize Committee of Norway
I barely refrained from bursting into laughing when I heard a
story that someone offered recommendation to the committee to
give a Nobel Prize to Article 9 of Constitution of Japan. You may
know the constitution was pressed on Japanese people by GHQ
(General Headquarters of the united nations army) against the law
of war under the situation of Japan at that moment that there did
not exist freedom of press and speech especially against the
given Constitution and also existed strict censorship. If the committee gives the prize to the Art. 9 it would be an irony or a
stand-up comedy. I expect you not to be ignorant people to give
the prize to such a hypocritical thing.
「ノルウエーノーベル賞選考委員会殿:誰かが日本国憲法9条をノーベル
賞に推薦したと聞いたとき、噴き出してしまうのをやっとこらえました。
ご存知と思いますが、日本国憲法と言うのは戦時国際法に違反し、日本人
が報道や言論の自由を持たず、特に与えられた憲法に反対する言論に厳し
い検閲が加えられていた環境の下で、GHQ(連合軍最高司令部)によって押
し付けられたものです。もし、ノーベル委員会が、このような偽善的なも
のに賞を与えれば、それは皮肉かお笑い喜劇になるでしょう。貴方方が、
そんな無知な人々ではないことを期待します」
(杉並の噛みつき亀)
♪
(読者の声3)貴誌前号にでた「西安事件の考察」に関してです。
(R生、ハノイ)様が西安に行かれるとのことですが、是非華清池の?介
石の泊まっていた賓館と出来たら裏山の?介石が捕まった洞穴を見て感想
をいただきたい。
宮崎先生が言われるように西安事件の中共の説明は出鱈目ですが、それは
中共に弱みがあるからです。
1.事件の重大性と隠蔽:先年親中の近代史の専門家の講演が偕行社で
あったので参加した。出席者が西安事件について質問すると講師はシドロ
モドロで、つまらない事件であるといって逃げた。しかし欧米の専門家は
西安事件を支那事変の発端と見ている。
西安事件こそ中共の反日歴史攻撃 の弱点なのだ。有名なエドガー・スノ
ウは、1957年の「中共雑記」の中 で、西安事件半年前、周恩来が「?介
石の対日攻撃が彼の没落の始まりに なるだろう」と述べたがオフレコを
要求したと記している。
2.この事件は、独ソ戦を控えたスターリンの東西挟撃を防ぐための、
東部国境の反共勢力を無力化するための支那事変の準備工作であった。ク
ラクラするかもしれないが、以下説明する。
3.1936.12の?介石は9年がかりの国共内戦に勝利し、支那統一の5
分前という絶好位置につけていた。それが暗転したのは西安事件だ。
1936.12.13西安で部下に延安(共産党の本拠地)総攻撃の指導を了えた?
介石は南京帰還の早朝華清池で、反乱を起こした部下の張学良と楊虎城軍
に捕らわれた。?介石の護衛隊は射殺された。しかしその後2週間して?
介石は釈放され南京に帰還した。
4.釈放条件:そこでこの間に何があったのか、?介石の釈放条件は何
だったのかが問題である。そして?介石夫人の宋美齢はなぜ西安へ行った
のか、反逆した張学良は何故帰還する?介石の飛行機に乗り込んだのか。
そして?介石は何故張学良に「お前のために支那を失った」といったの
か、である。
5.蒋介石の変身:南京に戻ると?介石は延安総攻撃を止めた。1936.4
にはソ連で12年間抑留中の?介石の長男蒋経国が釈放された。そして半
年後1937.7の盧溝橋事件だ。そしてソ連崩壊後分かったのは?介石にス
ターリンの3億ドルの巨額の援蒋軍事援助があったことだ。これだけを見
れば?介石がスターリン傀儡になり、釈放条件が対日戦争であったことが
分かるだろう。
6.対日挑発:だから盧溝橋事件は西安事件の結果に過ぎないのだ。詳
細は私のユーチューブ歴史動画講座を見て頂きたい。索引語はtkyokinken
だ。また本はアマゾン電子本「支那事変の真実」を読んで欲しい。
西安事件の解析こそが日本人の支那事変のトラウマからの解放になる。
大いに関心を持って欲しい。(東海子)
♪
(読者の声4)社の広報部に月刊誌『エルネオス』がおかれていて、最新
号を読んでいたら宮崎正弘さんの連載「チャイナ・プラス・ワンを行く」
シリーズの連載を見つけました。今月号が第十四回とあり、インド編でした。
はじめて知るインドの激変ぶりや、次期首相にモディ師が有力だというこ
ともはじめて知りました。写真が豊富なのも読みやすく為になります。
大いなる興味を引かれたのでバックナンバーを出してもらって(幸い我が
社には過去のバックナンバーが全部ありました)、アセアン10ヶ国とネ
パール、スリランカ、ドバイの分を読み終え、次のトルコ編を楽しみにし
ております。ずいぶんと短期間に、これらの国々を歩かれたのですね。そ
のフットワークの良さに感心させられました。
ところで質問です。これらを集大成して単行本にはなさらないのですか?
(商社マン、品川)
(宮崎正弘のコメント) すでに第一集は上梓されておりますよ。『世界
から嫌われる中国と韓国、感謝される日本』(徳間書店、現在7刷)。お
かげさまで大好評を得ております。続編はトルコ、モンゴル、インド、
豪、産油国を加えて八月か九月にでます。
そのために残りの豪州とモンゴルを6月までに取材する手はずです。
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私の「身辺雑記」(95)
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平井 修一
■4月19日(土)。朝は室温17度だったが、快晴で寒くはない。
夕べは孫と遊んで疲れた。孫は「ヂッチャン・バッチャン」遊びが大好き
なのだ。これは 孫の手 を杖にし、左手は腰に回し、こんなことを言いな
がら歩くもの。
ヂッチャン・バッチャン、ヂッチャン・バッチャン、こちらは粗大ごみの
回収車です、ご不要になったテレビ、冷蔵庫、洗濯機、大きなものから小
さなものまで、何でも回収いたします。お母さんの言うことを聞かない子
供はいないかな、ご飯を食べない子供はいないかな、お風呂に入らない子
供はいないかな。何でも回収いたします、壊れていても構いません。
この台詞をナマハゲのように怖い声で言うものだから、孫2人はキャー
キャー言いながら押入れに隠れ、「悪い子はいません、ちゃんとご飯も食
べてます、開けないでください」なんて言う。
去年までは5歳の孫娘は「何でも回収いたします、壊れていても構いませ
ん」のところでギャーッと泣き始め、2歳半の孫息子は「ぼ、ぼ、ぼくは
こわくない」なんて震えながら言っていたものだ。
今は大いにスリルを楽しんでいるみたいで、わが家に来ると「ヂッチャ
ン・バッチャンして」と催促するようになった。
小生夫婦が育児戦争の時には子供を眠らせるために「ほら、狼が来るよ」
などと脅かしたものだが、小生が幼いころ母は「人さらいが来るよ、サー
カスに売られるよ」と脅した。今の若い親たちは何と言って脅かしている
のだろう。
■4月20日(日)。朝は室温16度、曇、ちょっと寒かった。
Nは早朝にカミサンを迎えに成田空港へ。「ご苦労だね」と言うと、「い
つもお世話になっているから、こんな時ぐらいは恩返ししないとね」。正
午にカミサンは帰宅した。和食が恋しかろうと、かき揚げうどんで歓迎。
カミサンは戦後の物資難時代の買い出しのように、なんか手当たり次第
買ってきたような印象。ワイン、チーズ、オリーブの実、チョコレート、
塩、化粧品、ぬいぐるみ、子供服、マグカップ、皿、ランチョンマット、
名画(モネ)のレプリカ・・・ほとんど小生は気絶しそうだ。
保育士の長女は明日から3年ぶりに職場に復帰する。孫息子は2歳5か月、
孫娘は11か月。4月1日から同じ保育園で「お試し保育」が始まっていた
が、孫娘はまだまだ慣れずに泣きっぱなしで食事も拒否、「保育園で一番
の問題児」になったという。
長女はとても不安そうで、どうしよう、どうしようと孫娘を抱きしめて頬
をスリスリして心配しているが、母親としては先輩格のNから「大丈夫だ
よ、すぐに慣れるよ」と励まされていた。
長女は月に2回、23時までの会議があるので、その日はカミサンが車で孫2
人を迎えに行き、わが家で食事、風呂、添い寝をすることになった。深夜
には長女と旦那が来て泊まっていくという。
そのうち慣れて要領よくなるだろうが、しばらくはドタバタするだろう。
小生は子供が独立したから親を卒業したと思っていたが、実はゴールはま
だまだ先で、親子だから支え合うしかない。今は支える側だが、そのうち
支えられる側になるのだろう。人生は未知との遭遇だ。
夜はワインをバンバン空けて「帰朝報告会」で盛り上がった。8人でうず
ら豆入りビーフシチュー、イカと甘海老のフライ、刺身などを楽しむ。楽
しい話と美しい写真がいっぱいだったが、かなり恐ろしい話もあった。
カミサンと友達はパリではエッフェル塔が見えるノボテルパリ・トゥール
エッフェルの29階に3連泊したのだが、28階あたりでエレベーターが突然
止まり、何と隙間から救出されたというのだ。
カミサンは怒り心頭、「絶対許せない」と旅行会社に苦情を言ってホテル
に謝罪させたという。言わなければホテルは知らんぷりだったろう。多く
の国では謝罪=補償だからだ。
「おフランスの魅力」というサイトには「フランスでエレベーターを利用
すると、日本は素晴らしいなぁと思います。普及率もそうですが、速度や
機能も違います」とあった。
昨年5月の新華社の報道によると5月15日、中国・深セン市の長虹ビルのエ
レベーターで死亡事故が起きている。この事故で看護婦が上下に切断され
たという。まことに恐ろしいことだ。
そう言えば犯人が犯行現場ビルのエレベーターに閉じ込められてしまう
「死刑台のエレベーター」はフランス映画だった。
■4月21日(月)。朝は室温17度、小雨のち曇、ちょっと寒い。
菜の花が群生し、紫の藤の花、黄色のこでまりも開き始めた。柿の若芽は
実に美しい萌黄色だ。つつじは白とピンクのが咲き始めた。八重桜は散り
始めた。行く花、来る花。
NHKラヂオはキッチンでニュース番組を聴くのだが、それ以外の2、3人の
おしゃべり番組は聞くに堪えない。韓国では「泣き女」がいたそうだが、
今のNHKにはやたらと「笑い女」が目立ち、20秒に1回は笑う。まったく笑
う場面でなくても笑う。いささか狂気じみているが、どういうことだろう。
NHKラヂオで「ポエムに万歳! 」の著者・小田嶋隆が ポエム現象 につい
て話していた。小田嶋はこんな人。
<コラムニスト。1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食
品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラヂオ局AD
などを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニスト
として活躍中。主な著書に『場末の文体論』(日経BP社)、『もっと地雷を
踏む勇気 わが炎上の日々』(技術評論社)、『小田嶋隆のコラム道』(ミ
シマ社)がある>
NHKテレビ「あふれる ポエム ?!不透明な社会を覆うやさしいコトバ」
にも出ていたそうだ。こんな内容。
<居酒屋、介護士、トラックドライバーなどの業界で、「甲子園」と呼ば
れるイベントが人気だ。「夢をあきらめない」「みんなを幸せに」…どれ
だけ言葉が心を打ったかを競い合う。
震災以降、こうしたシンプルで聞き心地のいい言葉の多用が、若い世代の
みならず、広告宣伝や企業の研修、そして地方自治体の条例など公共の言
葉にも広がっているとして、社会学者や批評家らが「ポエム化」と呼んで
分析を試み始めている。
共通する特徴は、過剰とも思える優しさ・前向きな感情の強調だ。この風
潮を特に支持するのは、「年収200万時代」の低収入の若者層と言われる
が、厳しい現実を生き抜くために現状を肯定しようとする傾向が年々強
まっているとされる。「ポエム化」の現場を通し、社会で何が進行してい
るのかを考える>
小田嶋は「野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ。日本はポエムで
あふれてる」と言う。
以下は「ポエムに万歳! 」の読者による感想文。
<ニュース原稿や全国紙のコラム(具体的には朝日新聞の「天声人語」)
にまで小田嶋隆は「本来なら硬質の文体を持ちこたえていてしかるべきテ
キストが、中学生の卒業文集の如き湿った抒情をうたいあげている現状に
危機感を抱いた」と書いている。
人に見せるために感情をたっぷり盛った言説が氾濫するようになった背景
には、ひとつには一個人が不特定多数に自己アピールできるツールを手に
し、それを通じて流れ出るエゴが大海のごときポエム空間をつくってい
る、ということがある。
そこに広告や行政やメディアが乗っかり、影響力を与えるために同化して
ポエム言語で話し出した。
小田嶋は、巻末の対談で「広告の文脈の中での ポエム寄り は、あまり嫌
な感じはしない。プロレスと一緒でこっちもわかっている、わかっていて
乗っているようなところがある」と書いている。
彼が一番警戒するのは「政府がやるキャンペーンの類いの中に入ってい
る」ポエムだ。例として挙げている「今、ニッポンにはこの夢の力が必要
だ」という2020東京五輪招致キャンペーンの告知ポスター。
震災以降、「夢」「絆」という言葉にわれわれは励まされてきたことは事
実だが、あまりにそれらの言葉に頼りすぎ、使いすぎてしまったために、
いまそれらは枕詞のように耳ざわりはいいがとくに意味のないお約束言葉
に成り下がってしまっている。
そういう形骸化した空虚な言葉の羅列によって自己の存在や人との関係を
確認したりしようとする個人、そういう個人に空虚な言葉の網をかけて操
作する公権力。民主政治の言葉は説得や公約を語るものでなくてはなら
ず、報道における言葉は事実や論理を伝えるものでなくてはならないはず
だ。そこにポエム的要素の入り込む余地は本来ほとんどない。
私たちはポエムによってすきあらば感動させられそうになっている一方
で、水道水のようにメディアの蛇口を流れてくるお笑いによっていつでも
どこでも笑える状態にもおかれている。小田嶋隆はこの「お笑い過剰な日
常」に疲れたと吐露している。
お笑い番組に出てくる芸人だけでなく、サッカー番組の司会者や、NHK
の語学講座の講師までもが笑いをとろうとすることへの違和感。それに加
えて、なんでもかんでも「ゆるキャラ」を引っ張り出してくる風潮にも物
申したい。「そもそも人間はそんなに笑う必要があるんだろうか?」その
とおりだ。そもそも人間は四六時中感動したり癒されたりしている必要が
あるのだろうか>
この感想文はできがよい。そう、「そんなに笑う必要」なんてあるはずも
ない。小生にとってNHKラジオの笑いの速射砲はうるさいだけである。笑
い女を排除してくれ。(2014/4/21)
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マロニエは栃の木
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渡部 亮次郎
日本の歌で、「栃の木」は出てこない、なぜかフランス語「マロニエ」
と歌われる。「ウィキペディア」で「マロニエ」と索引したら「栃の木」
と出てきた。
なんとなくシャンソンといえば洒落ているが「栃の木」では歌になりに
くいのか。尤も、日本人は「7月14日」を「パリ祭」とはしゃぐが1789年
フランス革命: パリの民衆がバスティーユ牢獄を襲撃・占領、政治犯を解
放。フランス革命の勃発の革命記念日なのである。
私は1978年のこの日、パリのコンコルド広場に展開された軍事パレード
を観て、自分が世界の田舎者であることを痛感した。フランス人にとっ
て7月14日はギロチンの日であり、祭りだけの日ではないのだ。
だからマロニエは、はじめっから栃の木なのである。
トチノキ(栃、橡、栃の木、学名:Aesculus turbinata)とは、トチノ
キ科(APG植物分類体系ではムクロジ科とする)トチノキ属の落葉広葉樹。
近縁種でヨーロッパ産のセイヨウトチノキ (Aesculus hippocastanum)
が、フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られている。
日本では東日本を中心に分布、中でも東北地方に顕著に見られる、と
「ウィキペディア」は言うが、郷里秋田ではお目にかかったことがない。
落葉性の高木で、温帯の落葉広葉樹林の重要な構成種の一つ。水気を好
み、適度に湿気のある肥沃な土壌で育つ。谷間では、より低い標高から
出現することもある。サワグルミ(猿江公園には1本だけある)などととも
に姿を見せることが多い。
木はとても大きくなり高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない。葉
も非常に大きく、この区域では最大級の葉である。葉柄は長く、その先
に倒卵形の小葉5∼7枚を掌状につけ(掌状複葉)、全体の長さは50cmに
もなる。葉は枝先に集まって着く。
5月から6月にその葉の間から穂状の花序が顔を出す。穂は高く立ち上が
り、個々の花と花びらはさほど大きくないが、雄しべが伸び、全体とし
てはにぎやかで目立つ姿である。花は白∼薄い紅色。
江東区の猿江公園では花は未だ咲かない。
秋にツバキのものを大きくしたような丸い果実が熟すと厚い果皮が割れ
て少数の種子を落とす。種子は大きさ、艶、形ともに、クリのてっぺん
のとんがりをなくして丸くしたようなものを想像すれば、ほぼ間違いな
い。ただし、色はより黒っぽい。
日本では渋抜きをした上で「栃餅」という和菓子をつくるが、友人安宅
峯夫がパリで実を拾ったところ、ホテルのボーイが「食べられない」と
いったので捨てた。
どうも品種が違うようだ。
栃の無垢一枚板木材として家具などの材料となる。巨木になるものが多
いので、昔はくり抜いて臼を作るのにもよく使われたが、最近は乱伐が
原因で産出量が減り、主にテーブルなどに使用される。
木質は芯が黄金がかった黄色で、周辺は白色調。綺麗な杢目がでること
が多い。また真っ直ぐ伸びる木ではないので変化に飛んだ木材となりや
すい。比較的乾燥しにくい木材であるが、乾燥が進むと割れやすいのが
欠点であるが、21世紀頃にはウォールナットなどと同じ銘木級の高価な
木材となっている。
デンプンやタンパク質を多く含有する種子は栃の実として渋抜きして食
用になる。同様に渋抜きして食用になるコナラやミズナラなどの果実
(ドングリ)よりも長期間流水に浸す、大量の灰汁で煮るなど高度な技
術が必要で手間がかかるが、かつては米がほとんど取れない山村ではヒ
エやドングリと共に主食の大きな一角を成し、常食しない地域でも飢饉
の際の食料(飢救作物)として重宝された。
そのために森林の伐採の時にもトチノキは切り残す慣習を持つ地域もあ
った。私有の山であってもトチノキを勝手に伐採することを禁止してい
た藩もあったほどである。
また、各地に残る栃谷や栃ノ谷などの地名も、食用植物として重視され
ていたことの証拠と言えよう。現在では、渋抜きしたものをもち米と共
についた栃餅(とちもち)などとしてあちこちの土産物になっている。
縄文時代の遺跡からも出土しており、ドングリやクルミ同様、古くから
食用とされてきた。保存もきくので、天井裏に備蓄しておく民家もあっ
た。積雪量が多く、稲作が難しい中部地方の山岳地帯では、盛んにトチ
の実の採取、保存が行われていた。
花はミツバチが好んで吸蜜に訪れ、養蜂の蜜源植物としても重要であっ
たが、拡大造林政策などによって低山帯が一面針葉樹の人工林と化して
いき、トチノキなどが多い森林は減少し日本の養蜂に大きな打撃を与え
た。
そのほか、街路樹に用いられる。パリの街路樹のマロニエは、セイヨウ
トチノキといわれ実のさやに刺がある。また、マロニエと米国産のアカ
バナトチノキ (Aesculus pavia) を交配したベニバナトチノキ
(Aesculus x carnea) も街路樹として使用される。
日本では大正時代から街路樹として採用されるようになった。しかし湿
気のある土地を好むため、東京などの大都市とは相性が悪い。
小学校の国語の教科書にも採用されている斎藤隆介著の児童文学『モチ
モチの木』に登場する木は、このトチノキである。
トチノキは栃木県の県木であり、関連用語としてトチノキの葉を表す
「栃の葉」(とちのは)や「マロニエ」共々栃木県に関連する物象に冠
される。(「ウィキペディア」)
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話 の 福 袋
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◎三橋貴明【今週のNewsピックアップ】
●台湾は主権国家
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11825031233.html
●首相指示と政党政治
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11826024064.html
台湾の馬英九総統は、議会や「内閣」にすら図らず、一部の官僚(行政
官)と共に中国とのサービス貿易協定を推進し、署名してしまいました。
TPPでいえば、「交渉妥結」になります。
恐ろしいことに、サービス貿易協定の「内容」について、台湾国民はもち
ろんのこと、閣僚のトップである首相すら知らされていませんでした。交
渉妥結後に、はじめて中身を知らされ、政治家や台湾国民は愕然としたわ
けです。
何しろ、明らかな不平等条約であり、通信など台湾の安全保障に直接的に
かかわる分野まで「自由化(中国資本が自由に投資できる)」されること
になっており、さらに中国人労働者や投資家がこれまで以上に台湾に渡
り、住み着くことが容易になる条文になっていたのです。
中国共産党というか、中国には「洗国(せんこく)」という言葉があります。
(参考図書 西尾幹二:著「中国人に対する「労働鎖国」のすすめ」飛
鳥新社)
http://amzn.to/1ml3ebW
洗国とは、支那大陸において「他国」を乗っ取る際の手法のことで、まず
は国内の流民を数十万人規模で「対象国」に移住させます。
当初は「外国人労働者」として、いずれは「外国移民」として、膨大な支
那人を送り込み、現地に同化させていきます。やがて、支那から官僚が送
り込まれ、その国・地域を「中国(国名は色々ありますが)」支配下に置
くわけです。現在、チベットやウイグル(東トルキスタン)で行われてい
るのが、まさにこれで、チベット人男性やウイグル人男性を中国国内に散
らばらせ、現地に同化させる。
さらに漢人をチベットやウイグルに送り込み、現地の女性と結婚させ、こ
れまた同化させる。やがては、現在の満州(旧:女真族の国)同様に、国
境線を実質的に消滅させ、支那の一部として支配を始める。
これが洗国です。
今風に言えば、民族浄化(エスニック・クレンジング)でございまして、
明らかに国際犯罪です。とはいえ、現実に中国共産党はチベット人やウイ
グル人に対する洗国をほぼ完成させ、台湾にもじわじわと浸透していって
います。
恐ろしいことに、チベットやウイグルではすでに漢人の数が過半数を超え
てしまっており、先日のクリミアのように「民主主義」に訴えたとして
も、中華人民共和国への帰属が選択されてしまいます。
台中サービス貿易協定は、明らかに中国共産党が仕掛けた洗国の一手なの
ですが、そんなものを総統が「勝手に」進めていたわけですから、台湾国
民が激怒して当然です。台湾に対する洗国を、グローバリズムあるいは自
由貿易交渉という建前で、国家のリーダーが秘密裏に進めていたわけでご
ざいます。
さて、安倍総理は外国移民問題について、
「外国から移民を受け入れるのではなく、高度な能力や資質を有する外国
人に日本で働いてもらうだけ」
と、言い訳をするでしょう(もう、しているかな)。とはいえ、日本の
「高度な能力や資質を有する外国人を受け入れる制度」すなわち、「高度
人材ポイント制による出入国管理上の優遇制度」が、「どこの国の人材」
に対して最も多く適用されているかを知って欲しいのです。もちろん、ア
メリカ人でも、イギリス人でも、フランス人でも、ドイツ人でも、韓国人
ですらなく、「中国人」です。
安倍総理が外国人労働者や移民問題について「高度な能力や資質を有する
外国人を受け入れるだけ」と説明し、国民が安心をしたとしても、やって
くる「高度人材」は中国人です。そういう制度になっている以上、仕方が
ありません。
中国側が我が国の「高度人材ポイント制による出入国管理上の優遇制度」
を利用し、洗国を仕掛けている可能性が「ゼロではない」以上、三橋は安
倍政権の外国人労働者受け入れ策「全て」に反対せざるを得ないのです。
PS
月刊三橋、最新号のテーマは、「雇用崩壊」。
もし、あなたが外国人労働者受け入れによる、
日本人の雇用と社会の変質を危ぶむなら、、、この最新号はとても重要です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZK5RY5rIGs8
(情報収録 中山)
◎小保方氏が補充書提出=STAP論文、不服審査で
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユ
ニットリーダーの代理人弁護士は21日、不正行為を認定した理研側に対
し、不服申し立ての補充書を提出したことを明らかにした。20日夜に送
り、受理されたという。補充書は不正行為を認定された画像について「悪
意のない間違い」などと改めて主張している。
理研の調査委員会が再調査するかどうか審査しているが、代理人は理研か
ら資料が開示されたのは今月8日と15日で、「内容を検討する時間が必
要」と主張。小保方氏は入院中で長時間の打ち合わせができず、さらに2
週間の猶予期間を求めている。資料を追加提出する可能性もあるという。
時事通信 4月21日(月)10時56分配信
◎「日中国交正常化の精神、根底から揺るがす」 菅長官
菅義偉(すがよしひで)官房長官は21日午前の記者会見で、商船三井所有
の船舶が中国で差し押さえられたことについて「日中国交正常化の精神を
根底から揺るがしかねないものだ」と遺憾の意を表し、具体的な対策を検
討する考えを示した。
同時に「突然差し押さえを通告したことは極めて遺憾だ。日本企業の萎縮
効果を生むことになりかねない。中国に適切な対応を取るよう強く期待す
る」とも述べた。産経ニュース2014.4.21
◎港で政府高官が記念撮影 不明者家族が激怒、即刻更迭
韓国の旅客船沈没事故の行方不明者の家族が集まる南西部、珍島の港で
20日、安全行政省の宋英鉄監査官(局長級)が対策室前で記念撮影をしよ
うとして、見とがめた不明者の家族が政府に猛抗議した。同省は宋氏を即
刻更迭した。聯合ニュースが伝えた。
宋氏は李柱栄海洋水産相に同行していたとみられる。家族は「私たちは毎
日苦しみ抜いているのに、これが記念することか」と李氏の一行に詰め寄
り、身動きできなくなった李氏が「私が代わりに謝罪する」と述べた。
宋氏は次の国家記録院長の有力候補だった高官。不明者の捜索にもたつい
ていると家族の不信が高まっている朴槿恵政権への批判が高まりそうだ。
(共同)産経ニュース 2014.4.21
◎普通の主婦が頑張って護国運動をしている「そよ風」さんより、緊急
のお願いです。慰安婦プロパガンダと密接な、コリアン国家戦略の一環。
ぜひ、撤去させましょう!
皆様へ
場違いかもしれませんがやむにやまれぬお願いでございます。ご存知のよ
うに2日に亘って産経1面に群馬の朝鮮人追悼碑についての記事が載りま
した。
この碑の除幕式には慰安婦問題の2番目のキーパーソンとなる朝日新聞植
村記者の義母・韓国太平洋戦争遺族会会長ヤンスニムが主賓となりアリラ
ンを踊って盛り上げるなど、裏では原水禁、朝日新聞等が全力で支援して
建てたものです。
私達は2年前から撤去活動を始めましたが、あまりのしつこさに(笑)県
や自民党も漸く重い腰を上げてくれ政府の中枢にも声が届いていると聞い
ています。
ところがここへきて追悼碑側は猛然と抗議活動を始めました。私達はこの
碑は日本に強制連行を認めさせ、謝罪と賠償をさせるべく建てられたもの
だと考えます。
「戦時中6∼7千人の朝鮮人が強制連行され、群馬で過酷な労働につかさ
れた」と主張しながら、日韓首脳会談で決まった遺骨調査では一柱の遺骨
も出てこなかったのです。
放置すれば、捏造の歴史があたかも絶対的な事実になってしまう。いわれ
なき不当な侮辱の構造は国内外における従軍慰安婦碑騒動と同じです。
日本全国にある幾多の同様の碑の撤去をせずに、どうしてグレンデールや
パリセーズパークの慰安婦像を撤去できるのでしょうか。
国民の代表でありながら、国家意識の希薄な首長や県民代表が軽々に認め
た碑によって、先行世代が不幸にも背負い込んだ誤った歴史認識のくびき
を絶つことが現世代の役目だと考えます。
戦後レジームがそう簡単にひっくり返る等とは考えておりませんが、戦わ
ずして逃げる事は出来ません。
県や自民党の戦略が「政治集会を開かない、という設置基準に違反した」
という1点で突破しようとしているは充分理解出来ます。議会が開かれる
5月、6月にむけて今、当に正念場を迎えています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぜひ群馬県庁、群馬の自民党、特に産経土木常任委員会という、撤去を求
める請願書(提出済み)を審査する委員会の委員長、星名建市県会議員に
応援の声を挙げていただきたいのです。
特に星名議員は産経土木常任委員会という撤去を求める請願書(提出済
み)を審査する委員会の
委員長、いわばキーパーソンです。
http://www.pref.gunma.jp/gikai/z1110055.html
後援会事務所
〒377-0027 群馬県渋川市金井424-1
TEL.0279-24-0067
FAX.0279-24-0807
ーーーーーーーーーーーーー
複数の県会議員、群馬選出の国会議員が撤去に向けて動いていますが、ぜ
ひ群馬県の自民党に「頑張って下さい」「応援しています」の大きな声を
お伝えください。どうかよろしくお願いいたします!!!
自由民主党群馬県支部連合会
〒371-0026群馬県前橋市大手町一丁目13番14号(財)群馬県政会館
電話027-223-1515 FAX027-221-4721
ご意見先 https://www.jimin-gunma.jp/iken_j.htm
群馬県庁都市計画課
ご意見・ご要望窓口
ご意見・ご要望はここから E-Mail:[email protected]
お名前、ご住所、お電話番号」は
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