9章:プロジェクト管理と品質管理 1. 開発管理の枠組み 2. プロジェクト管理 3. 品質管理 4. ソフトウェア構成管理 5. ソフトウェア開発組織能力と改善 9.1 開発管理の枠組み 開発管理の対象 •プロジェクト管理 •品質管理 •構成管理 構成管理手順 上級管理指導 顧客要求 要求変更 品質指標・目標 作業計画・再計画 プロジェクト 管理 顧客・上級管理報告 要求 改修要求 開発作業 ドラフト 生産物 品質管理 状況・進捗報告 品質計測結果(不具合報告・修正要求) 生産物 登録 生産物 構成管理 生産物(チェックアウト) 9.2 プロジェクト管理 1. 見積り 2. 計画 / 再計画 1. 開発体制・作業定義 2. プロセス定義 3. スケジュール管理 1. スケジュール計画 2. 進捗モニタ 4. 要員教育計画 5. 作業標準・作業定義 6. リスク管理 1. リスク管理計画 2. リスク制御 9.2 プロジェクト管理/プロジェクト管理 計画/再計画 要求/変更要求 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 顧客 管理判断 上級管理者 管理指導 作業体制・作業定義 プロセス定義 スケジュール計画 要因教育計画 作業標準・環境定義 リスク管理 構成管理 品質管理 開発 潜在リスク 見積もり ① 規模見積り ② 工数見積り 問題 状況と進捗報告 進捗モニター 9.2 プロジェクト管理/見積り 機能要求 ソフトウェア規模 見積り 開発工数 工数見積り ソフトウェアの複雑性 技術リスク 要求品質 実行環境制約 再利用性 要員・組織の能力・生産性 アプリケーション経験 言語・プロセス・ツールの選択と経験 9.2 プロジェクト管理/作業定義・WBS例 1.プロジェクト管理 1.1 要求管理 1.2 進捗管理 1.3 計画 2.基本設計 2.1 基本設計書作成 2.2 プロトタイピング 3.詳細設計・製造 3.1 詳細設計書作成 3.2 アルゴリズム実装設計 3.3 コーディング 4.試験 4.1 単体・結合試験 4.2 総合試験 5.環境整備 5.1 ソフトインストール 5.2 コンピュータ管理 9.2 プロジェクト管理/プロセス定義 A製品開発プロジェクト プロジェクト推進 Z部 プロジェクト管理 A課 研究開発チーム B課1チーム 品質管理 C課 製造チーム B課2チーム 外注管理 D課 チーム1 チーム2 チーム3 WP-B 当事者 情報提供 WP-C 当事者 サポート レビュー 当事者 レビュー WP-A WP-D WP-E チーム4 当事者 当事者 9.2 プロジェクト管理/スケジュール管理 ガントチャート 2010/4 2010/5 2010/6 2010/7 2010/8 1.全体スケジュール 2.詳細スケジュール 2.1 要求定義 2.2 基本設計 2.3 詳細設計 2.4 試験 作業ネットワーク図 作業C 7日 作業A 5日 作業D 4日 作業B 10日 作業G 5日 作業E 4日 作業F 3日 9.2 プロジェクト管理/リスク管理の体系と技術 リスク管理 計画 リスク識別 リスク分析 リスク管理 リスク制御 チェックリスト ステークホルダー分析 ブレンストーミング 性能モデル コストモデル ネットワーク分析 品質要因分析 リスク優先度付け リスク リスクエ影響力分析 複合リストへの整理 リスク対処計画 情報の購入 リスク回避・移転・軽減 コンティンジェンシ計画 リスク解決 リスク監視 プロトタインピング シミュレーション ベンチマーク分析 要員割当 マイルストン追跡 トップ10追加 リスク再評価 修正行動 9.3 品質管理 1. ソフトウェア製品の品 2. プロダクト品質管理の枠組み 3. 品質保証の2つのタイプ 4. 品質保証のプロセス ISO/IEC 9126品質特性 機能性・・・合目的性、正確性、相互運用性、標準的合性、セキュリティ 信頼性・・;成熟性、障害許容性、回復性 使用性・・・理解性、習得性、運用性 効率性・・・時間効率性、資源効率性 保守性・・・解析性、変更性、安定性、試験性 移植性・・・環境適用性、設置性、規格適合性、置換性 9.4 ソフトウェア構成管理(SCM) 1. 管理対象と変更管理手順の定義 ① ② ③ ④ ⑤ 誰が変更の決定に加わるか 誰が変更を行うか 誰に変更を通知されるべきか 変更にかかわる何を記録すべきか 変更管理に利用するツールとその運用方法 2. ドキュメントとプログラムの変更制御 ① ② ③ ④ ライブラリアン・・・プロジェクト生産物(構成管理対象の管理者) チェックイン・・・リポジトリへの登録 チェックアウト・・・変更のために開発者へ貸し出す 版管理ツールの利用 3. ドキュメントとプログラムの構成制御 ① ② ソースコードから実行形式ファイルまでの時間依存関係から効率的な ビルド手順を生成するツール ソース・オブジェクトコードからモジュール呼出し関係を分析して、ビルド 構成を生成するツール 9.5 ソフトウェア開発組織能力と工数見積もり 1. ソフトウェア能力成熟度モデルCMM(Capability Maturity Model) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 2. ソフトウェア開発 システム開発 プロジェクト管理 リスク管理 システム調達,情報技術サービス パーソナルマネジメント CMMI(Capability Maturity Model Integration)とISO/IEC TR15504 • • • • • 初期状態 管理された状態(反復できる,プロジェクト管理・プロセス規則) 定義された状態(制度化,プロセスが標準ビジネスプロセスとして定義) 定量的に管理された状態(様々なタスク領域を計測できる) 最適化している状態(プロセスを改善する状態,継続的に最適化・改善している) 9.5 ソフトウェア開発組織能力と工数見積もり 組織に5段階のプロセス成熟度レベルに照らして等級をつけて評価する 9.5 ソフトウェア開発組織能力と工数見積もり ソフトウェア測定法(software metrics) 成長オーダー ソースコードの行数 循環的複雑度 ファンクションポイント法 ソースコードの行当たりのバグ数 コード網羅率 顧客要求仕様の行数 クラスおよびインタフェースの個数 Robert Cecil Martin のソフトウェアパッケージ法 凝集度 結合度 FP:Function Point ソフトウェアの規模を測定する 手法(PL法) ソフトウェアがもつ機能数や 複雑さによって重みづけした 点数(ファンクションポイン ト:FP)を付け、そのソフトウェ アにおける合計点数から開発 工数を見積もる
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